Tumgik
#照月(艦これ)
mochi-mako · 1 year
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myscrap · 4 months
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Xユーザーのかすみさん: 「#見た人もなにか無言で駆逐艦をあげる https://t.co/Wgd36srM6h」 / X
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ari0921 · 6 months
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「平和的」という欺瞞に騙されるな 麗澤大学特別教授、元空将・織田邦男
台湾を巡る中国の思惑
11月の米中首脳会談で習近平国家主席は、バイデン大統領に「台湾との平和的な統一を望んでいる」とした上で「米国は台湾の武装を中断し、中国と台湾の平和な統一を支持すべきだ」と述べた。
昨年10月の第20回中国共産党大会では、習氏は台湾に関し「祖国の完全統一を実現することは党の揺るぎない歴史的任務」と断じ、「最大の誠意と努力を尽くして平和的統一を実現しようとしている」と述べた。だが「武力行使の放棄を約束せず、あらゆる必要な措置を取る」と付け加えることも忘れなかった。
台湾有事は日本有事である。だが日本では「平和的」と言った途端、警戒心を解き思考停止してしまう傾向がある。「平和的」の意味するところを正確に捉え、日本の国益に照らし、いかなる影響があるか見極めなければならない。
習氏の言う「平和的統一」とは「不戦屈敵」、つまり戦わずして勝つ「流血なき併合」を意味する。その手段は、台湾住民に対する「認知戦」である。「認知戦」とは心理戦の延長にあり、敵の認知・思考・決定をコントロールする作戦であり日常行われている。
中国では2003年、政治工作条例で「三戦」が正式に取り上げられた。「三戦」とは世論戦、心理戦、法律戦からなり、心理的側面に政治工作からアプローチする情報戦争である。15年には「戦略支援部隊」が創設され、党内に中央統一戦線工作領導小組を設立し宇宙、サイバー、電磁領域のみならず、情報、ネットワーク攻防、心理戦など認知領域の戦いに深く関与するようになった。14年の認知戦、ハイブリッド戦を巧みに利用したロシアによる「クリミア半島無血併合」の影響が大きい。
台湾総統選への工作活動
人民解放軍は伝統的に政治工作を重視する。民心を混乱、動揺させる影響力工作は既に始まっている。偽情報の拡散、演習の活発化、海軍艦艇による接続水域内の航行、戦闘機による接近飛行、周辺海域への弾道ミサイル発射など軍事的威嚇・恫喝(どうかつ)により、戦っても無駄という敗北主義を民心に植え付けることを目的とする。報道によると今年になって中国軍用機による台湾接近飛行は、月平均350機以上にも上る。台湾のメディアに対する買収や報道介入なども公然と行われているという。年明けの総統選挙に対する工作活動は、今まさに絶頂期にある。
平和的であろうが軍事的であろうが、台湾併合は日本の国益を大きく毀損(きそん)する。2022年8月に公表された「台湾白書」で明確になった。白書は江沢民国家主席時代の1993年、2000年に公表され、22年ぶり3回目で、習氏の統治下では初めてだ。
ナンシー・ペロシ米下院議長(当時)の訪台直後に公表され、日本ではあまり話題にならなかったが、台湾政策に大きな転換があった。
これまでの白書では、統一後においても、中国は台湾に人民解放軍を進駐させず、台湾は自前の軍隊が持てるとされていた。だが、今回これが抜け落ちた。香港と同様に、台湾についても「一国二制度」を放棄したということだ。
「平和的」「軍事的」を問わず「中台併合」の暁には、人民解放軍が台湾に進駐する。それは台湾周辺の制空権、制海権が中国の手に落ちることを意味する。日本にとっては座視できぬ死活的事態である。日本のエネルギーの約9割、食料の約6割は、台湾周辺海域を通るシーレーンによって支えられる。この生命線が中国の支配下に置かれるわけだ。
台湾に寄り添う日本の国益
米海軍のプレゼンスも大幅に後退せざるを得なくなり、安全保障上のインパクトは大きい。第一列島線(九州―沖縄―台湾―フィリピン)以西は、既に中国の内海化した感があるが、第二列島線(東京―小笠原―グアム―ニューギニア)まで中国海軍の勢力圏が拡大する。東アジアの米中軍事バランスは崩れ、中国はさらに権威主義的傾向を強めるだろう。東アジア情勢の不安定化は避けられない。
台湾周辺が中国の支配下に落ちても、マラッカ海峡を迂回(うかい)し、ロンボク海峡、マカッサル海峡を通って太平洋南方からシーレーンを確保すればよいという意見もある。だが、某研究所の試算では、1隻当たり約3000万円の迂回費用がかかり、国民の負担は1人当たり年間約4万円弱になるという。人件費や保険料高騰を加味すれば、日本経済に深刻なダメージとなる。
平和的、軍事的を問わず、台湾併合は日本の国益に合致しない。世論調査によれば、台湾住民の9割は「現状維持」を希望しており、日本の国益と合致する。
習氏に誤算させないよう日米で防衛力を強化し、台湾有事の統合抑止を図らねばならないのは論をまたない。同時に台湾が認知戦に負け、敗北主義に陥らぬよう、台湾住民に寄り添う「日本版影響力工作」が求められる。「平和的」という欺瞞(ぎまん)に騙(だま)されることなく、「流血なき併合」も阻止しなければならない。
(おりた くにお)
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kennak · 30 days
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防衛省は4月26日、海上自衛隊で発生した特定秘密情報の漏えいについて発表した。  これは海上自衛隊の護衛艦いなづまの当時の艦長が、特定秘密の情報を取り扱う資格のない隊員1名を特定秘密取扱職員に指名し、戦闘指揮所(CIC)で特定秘密の情報を取り扱わせていたことが判明したというもの。2024年2月に同艦に所属する隊員1名の特定秘密の適性評価の実施状況について海上幕僚監部に照会があったことを契機として、発覚した。  調査結果によると、同艦の当時の艦長が2022年6月20日に、人事異動で配属された当該隊員を特定秘密の適性評価を経ていないにもかかわらず特定秘密取扱職員に指名し、2023年1月10日に山口県周防大島沖で事故を起こすまでの間に行われた約2ヶ月の任務行動の際に戦闘指揮所(CIC)で特定秘密の情報を取り扱わせ、特定秘密の保護に関する法律(平成25年法律第108号)及び特定秘密の保護に関する訓令(平成26年防衛省訓令第64号)に違反したこと、同艦の艦長等が定期検査に際して所要の確認を行わず、同訓令に違反したこと等で認知が遅れたことが判明している。  漏えいしたのは船舶の航跡情報で、当該隊員から第三者への更なる漏えいは確認されていない。  同省では、事案発生の要因及び事案認知が遅れた要因として下記を挙げている。 ○事案発生の要因 ・護衛艦いなづまの当時の艦長は、人事異動の際に特定秘密を取り扱わせるべき隊員の適性評価の実施の有無を確認し、未実施の場合は直ちに適性評価を実施させるべきところ、これを怠っていた。 ・同艦で当時、特定秘密関係職員指名簿を管理していた担当者が、指名簿に当該隊員の氏名を新たに記載するにあたり、適性評価の実施の有無について確認を怠っていた。 ・艦長が当該隊員の適性評価の実施の有無について確認することなく当該指名簿の決裁を行っていた。 ○事案認知が遅れた要因 ・護衛艦いなづまの艦長及び同艦で特定秘密の保護に従事する者が、年に2回の秘密事項定期検査の実施時等に際して適性評価の実施状況の確認を行うべきところ、これを怠っていた。 ・同艦で特定秘密の保護に従事する担当者が、2022年8月及び2023年5月に当該隊員は適性評価を未実施であるにもかかわらず特定秘密を取り扱っていることを把握するも、当該事実の重要性について理解が及ばず、必要な措置を講じなかった。  同省では4月26日付で下記の懲戒処分を実施している。 ・海上幕僚監部 1等海佐(40歳代):停職6日 情報保全に関する違反、情報管理者等義務違反 ・海上自衛隊幹部学校 2等海佐(40歳代):減給2月1/6 情報保全に関する違反、情報管理者等義務違反 ・海上自衛隊幹部学校 3等海佐(30歳代):停職6日 情報保全に関する違反、情報管理者等義務違反 ・第1輸送隊 2等海尉(30歳代):停職6日 情報保全に関する違反、情報管理者等義務違反  同省では再発防止策として、適性評価実施済みの隊員を一括管理し、適性評価の手続未実施の隊員を特定秘密取扱職員に指名できないシステムを構築するとともに、当面の間は、特定秘密取扱職員の指名にあたって適性評価の有無の確認を徹底するとのこと。
護衛艦いなづまの艦長、資格のない隊員を特定秘密取扱職員に指名し懲戒処分 | ScanNetSecurity
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reportsofawartime · 6 months
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米国は、ロシアの軍事的優位性を認めた。 米軍事専門誌『ミリタリー・ウォッチ・マガジン』(MWM)の記者によれば、米国が大陸間弾道ミサイルの能力喪失の可能性に直面している一方で、ロシアの核軍は新しいミサイル連隊を就役させたという。同誌の新しい記事で、彼らはロシアのRS-24ヤース地上配備型ミサイル・システムの主要な特質について述べている。http://Pravda.RuはMWMの記事の翻訳を掲載している。 ロシアの戦略ミサイル軍に新しいミサイル連隊が配備されたと、同軍司令官のセルゲイ・カラカエフ大佐が声明で発表した。 「ミサイル連隊は、RS-24ヤース移動式陸上ミサイル・システムを装備したボロゴヴォ・ミサイル施設の一部として戦闘任務に就いている」と12月16 日に述べ、これによって各編隊の能力が強化さ れると明言した。 ヤールスICBMは、ロシア軍に並行して配備されている2つのシステムのうちの1つで、はるかに大型のサルマート・ミサイルと並んで、約4倍重く、かなり大きな弾頭を大量に搭載できる。最初のサルマト師団は10月末に警戒態勢に入ったが、ヤールスは2010年7月に運用が開始され、現在8師団で最大150基のミサイルが運用されている。 ヤース」は、1997年に就役した「トポルM」の後継として秘密裏に開発されたもので、新型ミサイルの主な違いは、複数の独立誘導弾頭を搭載できることで、火力が大幅に向上し、迎撃に対する脆弱性が軽減されている。 ヤース・ミサイル連隊の就役数が増え続けるのと並行して、計画の大幅な遅れにもかかわらず、サルマート・ミサイル部隊の数が急増し続けるだけでなく、ソ連から受け継いだ既存のRS-18Aサイロ・ベースのミサイルが、極超音速計画ビークル「アバンガルド」に対応するよう改良されることも予想される。中国人民解放軍は、自国の戦略部隊のために、同様の、潜在的にはるかに強力な計画ビークルの開発に近づいていると疑われているが、これらは外国の軍隊の追随を許さない攻撃能力を提供する。 アバンガルドの飛行プロファイルと高い機動性は迎撃を極めて困難にし、旧式のミサイルを配備している連隊のブースターとしての役割を果たすことができる。 ロシアの陸上ICBM戦力は、中国のはるかに小規模な兵器庫の大幅な拡張と近代化にもかかわらず、圧倒的に世界で最も能力が高いと考えられている。対照的に、アメリカは、世界で最も古いICBMのクラスである半世紀前のミニットマンIIIに依存している。 後継ミサイルの開発は深刻な困難を極め、アメリカは陸上配備型の大陸間弾道ミサイルの配備を全面的に断念し、後継ミサイルなしでミニットマンIIIを退役させる可能性が高まった。ロシアが戦略核攻撃能力の大部分をICBMに依存しているのに対し、アメリカは潜水艦発射弾道ミサイルと核爆撃機に大きく依存していることが、かつての2つの超大国間の乖離の理由の1つであった。 https://military.pravda.ru/1924998-raketa/
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lvdbbooks · 10 months
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2023年8月26日
【新入荷・新本】
A Magazine Curated By Sacai, A Magazine Curated By, 2023
Softcover. 200 pages. 230 x 295 mm. Color, black and white.
価格:6,600円(税込)
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『A Magazine Curated By』は、sacaiの創設者兼デザイナー、阿部千登勢を第25号のゲストキュレーターとして迎える。
家族や友人、アーティスティック・コラボレーター、ファッションブランドなど、作者と親しい様々な面々に寄稿を呼びかけ、200ページに渡り文化的かつ創造的なコンテンツを展開する。
ウルトラマリンブルーが彩る先駆的なイメージを表現したカバーと、英語・日本語の両方でコンテンツを紹介する本誌は、 #sacaiTHEpeople を用いて東京からロサンゼルスまで国際色豊かに見せるポートレートシリーズから、シェフ、工業デザイナー、建築家、アーティスト、ライター、ビジネスアナリストによるコミッション・プロジェクトまで、sacaiの背景にあるそのコミュニティとハイ・コンセプトの世界に迫る。ミニマリスト建築やアップサイクル工業デザインといった物質的な問題から、CGI製品やAI(人工知能)によるファッションルポといった無体の可能性まで、阿部はsacaiのコラボレーション精神を、ハイブリッドや「安心と裏切り」というブランドの柱に様々な方法でアプローチする、きわめて現代的なドキュメントへと注ぎ込んでいる。
主な収録内容:sacaiの著名な友人やコミュニティが私物コレクションを身にまとい、一流のフォトグラファーたちによって彼らの本拠地で撮影された国際的なポートフォリオのページでは、ラシダ・ジョーンズ(Rashida Jones)、忽那汐里、エディソン・チャン(Edison Chen)、チン・シューペイ(秦舒培 / Qin Shupei)、ドクター・ウー(Dr Woo)、窪塚洋介、ミシェル・ゴベール(Michel Gaubert)、カール・テンプラー(Karl Templer)、サラ・アンデルマン(Sarah Andelman)、ザ・ルーツのブラック・ソートことタリク・トロッター(Tariq ‘Black Thought’ Trotter)などの著名人が登場。
カール・テンプラーがスタイリングを担当し、ファッションフォトグラファーのクレイグ・マクディーン(Craig McDean)がオーストラリア人モデルのジュリア・ノビス(Julia Nobis)をニューヨークの街中で撮影。2023年秋冬コレクションとカルティエ(Cartier)、阿部千登勢により誕生した限定ジュエリーコレクション CARTIER TRINITY FOR CHITOSE ABE of sacaiをフィーチャーし、写真家エドワード・マイブリッジ(Eadweard Muybridge)にインスパイアされたファッションストーリー。
アート、建築の話題を中心とした東京発のインディペンデントマガジン『TOO MUCH Magazine』とのコラボレーションでは、sacai の旗艦店 sacai Aoyamaの大規模な改装をそれぞれ手がけた日本の著名な建築家、藤本壮介と関祐介への詳細なインタビューを通じて、sacaiと建築とのつながりを探る。
アメリカ人コンセプチュアル・アーティスト、ローレンス・ウェイナー(Lawrence Weiner)へのオマージュとしてキュレーターのハンス・ウルリッヒ・オブリスト(Hans Ulrich Obrist)との新たなインタビューと、ウェイナーとの歴史的な対談を収録。ウェイナーとは、 sacai の2018年春夏メンズ・コレクションでコラボレーションを果たしている。
「食」のストーリーの三部作『saCOOKBOOK』では、京都の老舗和菓子屋である とらや、ミシュラン二つ星シェフ成澤由浩、ニューヨーク・ブロンクスを拠点にす��3人組のフードコレクティブ・ゲットー・ガストロ(Ghetto Gastro)が本号のために制作した、コンセプトと料理で構成されている。
巻頭では、阿部千登勢とsacaiのクリエイティブ・アドバイザーを務める源馬大輔に、東京を拠点にするカウンセラー、ジョセフィン・クレイトン(Josephine Creighton)が前代未聞のインタビューを実施。2人のクリエイティブ・コラボレーションを心理学の観点からアプローチする。
ハーバード・ビジネス・スクールの大学院生ショーン・ホーヴァ���(Shawn Horvath)とステファニー・フェイ(Stephanie Fei)が実施した、ナイキとのアパレル&フットウェアのコラボレーションの進化に関する詳細なビジネスケーススタディと市場分析も掲載。
ダンスとファッションの世界を融合させ、数々の受賞歴を持つビートダンサーのソラキ(The D Soraki)が、カーハート(Carhartt WIP)やモンクレール(Moncler)とのコラボレーションを含むsacaiのボリューム感のあるデザインを身にまとい、東京・新宿のストリートで踊る姿をフォトグラファー、ROLLSWYZEが撮影している。
また、本書には、イギリス人ファッションフォトグラファー、クレイグ・マクディーンによるプリントが1枚差し込まれている。
コントリビューター: 鈴木親、クレイグ・マクディーン、源馬大輔、ダニエル・アーノルド、ドクター・ウー、エディソン・チャン、ゲルチョップ、ゲットー・ガストロ、ハンク・ウィリス・トーマス、ハンス・ウルリッヒ・オブリスト、ジャック・ピアソン、ジャン・トゥイトゥ、ホアキン・ラギンジ、カール・テンパー、内藤カツ、キース・オシロ、川谷光平、ローレンス・ウェイナー、マーヴィン・ルーヴェイ、ミシェル・ゴベール、ヌーア・ウヌ・スタジオ、パブロ・ズレト・ザール、ピクゾー、ラシダ・ジョーンズ、ROLLSWYZE 、ローリー・ファン・ミリンゲン、サラ・アンデルマン、忽那汐里、秦舒培、藤本壮介、ホンマタカシ、ブラック・ソートことタリク・トロッター、ソラキ、とらや、ヴィンス・アウン、辻村慶人、成澤由浩、窪塚洋介、関祐介 他
sacai: ハイブリッドの発想を組み込み、ニットと繊細な織素材など、対照的なテクスチャーのファブリックを組み合わせ、パターンを再解釈し、予想外のフォルムとシルエットに洋服を変化させる。コレクションがフェミニンな様相を呈する一方、阿部の関心は、独特でありながら普遍的、そして革新的で実験的な服作りに傾倒し続けている。自身をとりまく日々の生活や、周囲の人々を観察することからインスピレーションを受け作られるコレクションは、ベーシックでクラシカルなアイテムを崩し変化させながら、独特のエレガンスを放つ。ある特定の機会だけでなく、様々なシーンにおいて成立するアイテムに仕上がっている。
2009年春夏よりsacaiのメンズコレクションをスタート。ウィメンズコレクションと同様の哲学とアプローチに基づいて、綿密さとさりげないエレガンスを併せ持つ、定番アイテムを展開する。
2009年10月より、パリファッションウィークでウィメンズコレクションのショーをスタート。現在はウィメンズ、メンズともに各シーズンの最新コレクションをパリで発表している。
2011年9月に東京・南青山に初の旗艦店をオープン。阿部は、自然と人工物、外と内、新しいものと古いものなど、相反する要素を統合した作品で知られる建築家、藤本壮介に強く共感し、タッグを組んだ。2022年に改装され、2023年4月、日本人建築デザイナーの関祐介による新たなコンセプトでリニューアルオープン。
sacaiは、東京以外でも、香港、北京、ソウルに店舗を展開し、世界各地のセレクトショップや百貨店などで取り扱われている。
(twelvebooksによる本書紹介文)
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takahashicleaning · 1 month
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TEDにて
ジェームス・キャメロン: 「アバター」を生み出した好奇心
(表示されない場合は上記リンクからどうぞ)
ジェームス・キャメロンの大予算な(そしてそれ以上に利益をあげる)映画は、それぞれが独自の世界を作り出します。
彼はこの私的な話の中で、子供の頃に感じたSFやダイビングの魅力が、いかに彼を「エイリアン」「ターミネーター」「タイタニック」や「アバター」の成功に導いたかを明かします。
私はSFで育ちました。高校時代は片道一時間の道をバスで通いましたが、いつも本に没頭していました。SFの本です。心は別世界に飛び物語という形で飽くことのない好奇心を満たしてくれました。
好奇心は別の形でも顔を出し、学校がないときはいつも森にハイキングに出かけ標本集めをしていました。カエル、ヘビ、虫や池の水など持ち帰っては顕微鏡で覗きました。科学オタクだったんですね。それらは全て世界を理解したい可能性の限界を知りたいがためでした。
そして、私のSFに対する愛情は、現実世界にも反映されているようでした。この60年代後半の時代は、人類は月を目指し、深海を探索していました。
ジャック・クストーの特別番組が放映され、私たちがそれまで想像もしなかった驚異的な生物や光景を見せてくれた時代でもあります。それらのSF的な側面が、私の心に響いたのでしょう。
また、私は芸術家でもありました。スケッチや絵が描けました。当時はテレビゲームもありませんでしたし、今日のように映画やメディアがCGで溢れかえってもいなかったので自分で訓練して想像するしか無かったのです。
私たちは皆そうでしたよね。本を読んでその記述から頭の中のスクリーンに想い描いたのです。私が想い描いたのは、エイリアンや異世界、ロボットに宇宙船などでした、授業では、教科書に落書きしているのを見つかる度に怒られていました。
つまるところ、想像力には外部へ書き出す訓練が必要なんでしょうね。
興味深いことにジャック・クストーが、この地球上に「異世界」があるという事実を伝え、私はすごく興奮しました。私が宇宙船で異世界に行くことはまずないでしょう。あり得ない事でした。
でも、本を読んで想像したのと同じくらい豊かで魅惑的な世界がこの地球に存在する事が分かったのです。なのでダイバーになろうと決めました。
15歳の時です。唯一の問題は、私がカナダの片田舎に住んでいて海から1000キロ離れている事でした。でも、くじけませんでした。親父にせがんで国境を越えてすぐのニューヨーク州バッファローにあるダイビングスクールを探してもらいました。
そして本当に免許を取りました。真冬のニューヨークのYMCAにあるプールでね。しかもその後2年間、カリフォルニアに引っ越すまで本物の海を見る事すらなかったんです。
それからというもの40年間で、およそ3000時間を水中で過ごしました。そのうち500時間は潜水艇です。私が学んだのは、深海や浅い海でさえ私たちの想像を超える驚くべき生物に満ちている事です。
自然界の創造力というのは、人類の貧相な想像力と比べ、本当に無限大です。私は今でも水中で目にする光景に畏敬の念を禁じ得ません。私の海への情熱は昔も今も変わる事がありません。
しかし大人になって選んだ職業は、映画制作でした。それは、物語を伝えたいという衝動と映像を生み出したいという欲求をうまく調和できると思ったのです。子供の頃はいつも漫画を描いていましたしね。映画制作なら映像とストーリーを一緒にできます。
理想的でした。そして、もちろん私が選んだストーリーは、SFものでした「ターミネーター」に「エイリアン」そして「アビス」。
「アビス」では、私の海とダイビングに対する愛情を映画制作に注ぎました。二つの情熱を組み合わせたんですね。「アビス」では面白い収穫がありました。
あるシーンの映像を作る上で解決策が必要でした。水のような生き物を作る必要があったんです。そこでコンピュータによるCGを利用しました。結果的にそれは、映画界初のソフトサーフェスCGアニメーションを使ったキャラクターになりました。
全くお金にならない映画でしたが、かろうじてトントンと言っておきましょうか。とても興味深い発見をしたんです。世界中の観客が、この目に見える魔法に魅了されたのです。
まさにアーサー・クラークの法則:「充分に発達した科学技術は、魔法と区別が付かない」です。観客は魔法を見ているかのようでした。その反応に私は興奮したんです。「これは映像表現の手法として取り入れなければ!」
そう思いました。そこで、次の作品「ターミネーター2」では、それを更に推し進めました。ILMと組んで液状金属のキャラクターを生み出しました。映画の成功は、その特殊効果が当たるかどうかにかかっていました。
そして成功したんです。再び魔法が生まれました。観客の反応も前回同様でした。前よりはお金になりましたけどね。
異なる二つの経験を組み合わせることにより全く新しい世界。映画制作者にとって今までにない想像の世界が、もたらされると思いました。��こで当時一流のクリーチャーデザイナー兼、メイクアップアーティストだったスタン・ウィンストンとデジタル・ドメインという会社を始めたのです。
会社のコンセプトは、光学式プリンタのようなアナログのプロセスを過去のものにし、デジタルプロダクションに一気に移行しようというものでした。
私たちはそれをやり遂げしばらくは業界をリードしましたが90年代半ばには、怪物やキャラクターデザインにおいて後れを取りました。
その為の会社であったにも関わらずです。そこで「アバター」を書きました。特殊効果やCGの限界を圧倒的に押し広げ、人間のように情感豊かなキャラクターが、CGで登場するものでした。主要なキャラクターは全てCGで世界もまたCGで出来ています。
でも限界はすぐ押し戻されました。この作品はまだしばらく無理だと会社のスタッフに言われたんです。なので一旦保留にして、でかい船が沈む映画を作りました。
映画会社には「これは船上のロミオとジュリエットだ」、「壮大なラブロマンスなんだ」と売り込みました。でも密かに私が企んでいたのは、実物のタイタニック号を潜って見る事でした。その為にこの映画を作ったんです。本当です。
でも制作会社には言えません。そこでこう言って説得しました「本物のタイタニックを撮影しましょう」「それを映画のオープニングで使うんです」「もの凄い宣伝効果がありますよ」そして探索の経費まで話をつけました。
どうかしてますよね。でもこれが、想像力が現実を生み出すというテーマに戻ってくるんです。なぜなら半年後私たちは、実際にロシアの潜水艇に乗り、深度4000メートルの北大西洋で本物のタイタニック号を見ていたんです。
映画でもテレビでもなく現実にです。何もかも圧倒的でした。準備からして大変でした。カメラから照明から全部作りました。驚いたのは、深海への潜水が、まるで宇宙での活動のように。感じられる事でした。
極めて専門的な分野であり、膨大な準備を必要とします。小さなカプセルに閉じこもって自力で戻れなければ、絶体絶命な暗黒の世界へ向かうんです。こう思いました「まるでSF映画の中にいるみたいだ」「これは凄いぞ」
そして深海探索の虜になりました。その奇妙さと科学的な側面に魅了されたんです。全てが揃っていました。冒険であり、好奇心を満たし、想像力を掻き立て、それはハリウッドでも得られない体験だったんです。
私は生き物を想像し、特殊効果で作り出せますが、窓の向こうのそれは想像すら出来ないものでした。その後も探索を続けるにつれ、熱水噴出孔に住む生き物を見たり、私がそれまで見た事のないものや、さらには誰一人見た事のないもの。当時の科学では説明されていない事象を発見し撮影しました。
私はすっかり夢中になってしま��もう止められませんでした。そこで私は奇妙な決断をしたんです「タイタニック」の成功の後で言いました「ハリウッドの映画制作者という仕事は、一時休業だ。しばらく探検家になるんだ」
そして、探査計画を練り始めました。その成果として戦艦ビスマルク号をロボット潜水艇で探索しました。その後タイタニック号に戻り、今度は、光ファイバーを積んだ小型ロボットを作り持ち込んだのです。当時まだ謎に包まれていた船内の調査をするためです。それまで手段が無く、誰も入れなかったので私たちはその為の技術を開発したんです。
私は潜水艇に乗ってタイタニック号のデッキにいました。ちょうどこんな感じのステージがあり、そこはあのバンドが演奏していた場所でした。私は小型ロボット潜水艇を操縦し、船内の通路を進んでいました。操縦していると言いましたが、私の心はそのロボットの中にありました。
難破したタイタニック号の船内に本当に自分が潜入しているようでした。そして私は、かつてない超現実的なデジャヴ、既視感を体験したんです。ロボット潜水艇のライトが、通路の先を照らし出す前に私には何が見えるかが分かったんです。なぜなら、映画を撮影している時にセットの中を何ヶ月も歩いていたんですね。そのセットはタイタニック号の設計図を完全に再現していたんです。
これは本当に驚くべき体験でした。
このようなロボットアバターを使い、遠隔地の臨場感を経験すると意識はそのアバターに乗り移り、形を変えて存続出来るのだと気がついたのです。
もの凄く深い体験でした。ひょっとすると何十年後かに人類が探検などの目的でサイボーグの体を持つようになってもたらされる世界を私がSFファンとして想像する「人類後の世界」を垣間見たのかも知れません。
これらの探索を行う事で深海の素晴らしさを理解するようになりました。海底の熱水孔やそこに生きる不思議な生物の事です。彼らは地球に住むエイリアンのようなものです。化学合成によって生きているんです。
光合成ベースの生態系では生きていけないのです。摂氏500度もの水柱の側で生きる動物を目の当たりにしているんです。ありえないと思いませんか。
同時に私は、宇宙科学にも強い興味を持ちました。これもまた子供の頃のSFの影響でした。結局私は、宇宙関係のコミュニティーとつながりを持ち、NASAとも関わるようになり諮問委員会に参加し、実際の宇宙計画を立てロシアで宇宙飛行前の生体検査やいろいろなものに参加し、私たちの3Dカメラシステムと一緒に実際に宇宙ステーションに乗り込む計画もありました。
とても魅力的でした。でも気がつくと宇宙科学者達を深海に案内していました。宇宙生物学者や惑星学者など極限の環境に興味を持つ人々ですね。彼らを熱水孔まで連れて行きサンプルの採取や機材のテストなどを行ってもらいました。
それはドキュメンタリーの撮影でありながら実際には宇宙科学に取り組んでいたのです。私は完全に輪を閉じました。子供の頃にSFファンだった少年が、それを現実のものにしているのです。
そしてこの発見の旅の途中で多くを学びました。科学についてもたくさん学びましたが、リーダーシップについても学びました。皆さんは監督というのはリーダーであり船の船長のようなものだと思うでしょう。
私はこれらの探査活動を行うまでリーダーシップについて理解していませんでした。ある時点でこう思ってしまったのです「自分はここで何をしているんだ?なぜやっているんだ?何を得られるんだ?」
この手の見せ物はお金になりません。利益にならず、名声も得られない。人々は、私が「タイタニック」と「アバター」の間、どこかのリゾートで爪でも磨いていると思っていました。これらのドキュメンタリーを撮りましたが、とても限られた観客向けのものです。
名声も栄誉もお金もない。自分は何をしているんだ?まさにその任務のため、その挑戦のためなのです。海ほど挑戦的な環境は無いでしょう。そして発見のスリルとチームが結束したときに出来る奇妙な「絆」のために行動するのです。
これらの仕事は10人ほどのチームで何年間にも及びます。時には洋上で2、3ヶ月も過ごします。
この絆の中で最も重要な事は、お互いに対する敬意であり、それぞれが、他の誰にも説明不可能な課題を克服しているんだという尊敬の念だと気づきました。
陸に上がっては、言うんです。光ファイバーがどうだの減衰がどうだのあれやらこれやら、その技術的側面と難しさ、洋上で働く事による人間的側面、うまく説明出来ないのですが、警官か、戦場で共に戦い抜いた仲間ならこの意味が分かると思います。尊敬の絆が生まれるのです。
次の映画を撮るために戻ったとき「アバター」だったのですが、同じリーダーシップ論を持ち込みチームを尊敬し、彼らからも尊敬を得られるよう努めました。これは本当に原動力を変えました。
私は再び小さなチームと共に未開拓の分野でそれまで存在しなかった技術を使い「アバター」の制作にかかりました。もの凄くエキサイティングでとてつもない挑戦でした。そして4年半の歳月を経て家族になりました。
私の映画制作は完全に変わりました。人々は、私がうまい事、海の生物を惑星パンドラに当てはめたと言いますが、私にとっては変わったのは、基本的な仕事の進め方であり結果的にこうなったのです。
さて、ここから何を導き出せるでしょうか?
教訓は何でしょうか。まず第一に、好奇心です。あなたが持つ最もパワフルなものです。想像力は実際に、現実を呼び起こす力があります。そして、チームからの尊敬は世界中のどんな栄誉よりも重要なのです。
若い映画制作者が、アドバイスが欲しいと言ってきました。こう言いました「自分に限界を設けるな。それは周りがやる事だ。自分じゃない。自分で出来ないと思うな進んでリスクを取れ」と。
NASAの好きなこんな文句があります「失敗は選択肢にない」でも、芸術や探求においては、選択肢であるべきです。信じて飛び込むべきなんです。
革新的な試みは全てリスクを承知で実行されてきたのです。このリスクは、自ら引き受けるべきです。最後に申し上げたいのは、何をするにしても失敗は選択肢であり選択肢にないのは「恐れ」なんです。
ありがとう。
(個人的なアイデア)
日本では、西遊記の物語にでてくる天竺(てんじく)に行く三蔵法師が有名だが、アビダンマは、根本経典である三蔵(経・律・論)の一部。
阿毘達磨とも。
サンスクリット語から、漢字に翻訳するとこう書かれる。
武道の達人でもあった達磨大師。ダルマ様とも呼ばれる。
数十年単位では、悪性でも数百年単位では善性という事象は多数ある!
なぜ?一神教に比べて、多神教や漢字などに概念が多いのは、お釈迦さまが膨大に構築し、先人達の蓄積したアビダンマが根本だから!
原本は、ものすごくパワー(「パワーかフォースか?」の本でのパワー)の高い状態であることが確認されている。
ここで言われる「Powerパワー」は(スターウォーズでのライトサイドのForceフォース)そして、「Forceフォース」は(ダークサイトの方)という前提です。
しかし、宗教概念が、二元的であればあるほど(例えば、「神と悪魔」や「法律で暴力装置をがんじがらめにしたテロリスト集団が警察機構なのに絶対に善のような先入観を強調する構造」など)
つまり、ゼロサムになると誤訳される危険性も大きくなるように思います。
ロジェカイヨワの戦争論にある「いけにえ」も似ている。
あれこれと姿は変わっても、それらは常に存在し続けてきました。
上があれば下があるように、光と闇があります。人間の心理への探求、そして、高い精神的レベルに達しようとするコミットメントは、宗教として社会的に組織化されます。
逆に、そうなることによって、最も低いエネルギーフィールドに落ちていくのです。
よく組織に入ると優秀な人が無能化するのもこの構造原理にあるためです。
なぜなら、組織化されると言う偽りが最初から伴っているからです!!
だから、マスメディアを通すと意味が反転して届き易くなる傾向があります。
世界中のさまざまな宗教の創始者たちの概念上の教えが言うように、慈愛と言うエネルギーフィールドは、一神教でいう神の恩恵への入り口です。
多神教の仏教では慈悲とも言う「悟りへの入り口」とも呼びます。「ラーマ」「道(タオ)」バージョンもあります。
これらのキャパシティを増やすことで、私たちは、誰であり、なぜ?ここにいるのかと言う最終的な気づきに導かれ。
さらに、このアトラクタフィールドの光の中では溶かされ、すべての存在の究極の源へと導かれます。
これが、この世界で自らのパワーを高める唯一の方法なのです!!
そして
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の三大宗教って、すべて一神教。数学の群論、トポロジーの圏論で多神教の仏教の視点で俯瞰すると、ある意味、多神教の一形態とも言えるんだよな。
インドでも似たようなのあるからね。ブラフマー神、ヴィシュヌ神、シヴァ神など。
なお、日本では、あまり知られていないヴィシュヌ神は、日々、時空を超越して、同時に姿を変えて人々を救っていたという場の量子論的な特徴があります。
その時のそれぞれの姿は化身を意味する「アヴァターラ」と定義されており、オンラインゲームなどで呼ばれる自分の分身となるキャラクター「アバター」の由来ともされています。
日本では、観自在菩薩に似ていますが、シヴァ神よりも強くて最強。宇宙を維持する役割もあるので、最新物理学では、イメージ的に不確定性原理に近く、スーパーストリング理論や陰陽五行理論も含まれています。
日本人は皆、神社にいくでしょ!
あれ神道で神社庁も公的にありますよ。
お寺にいくでしょ!あれ仏教ですよ。
お盆やお祭りや年中行事に参加するでしょ!あれ仏教ですよ。
これらに関わらない人も・・・
数%の大企業を中心にしたマスメディアやテレビなどもナショナリズムと言うカルトの定義になるんだけどね。
カルトの定義「中立的なバランスの欠けた極端な思想を対象にする少人数の狂信的な崇拝を持つ教団」に当てはまる?
カルトを論じる前にカルトの定義をしないと風評被害になります!
ご注意下さい。
お金に色がつかないように、量子にも色はつきません(数学の言葉で裏付)人間が色を定義していく。
お金に色がつかないように、量子にも色はつきません(数学の言葉で裏付)人間が色を定義していく。
お金に色がつかないように、量子にも色はつきません(数学の言葉で裏付)人間が色を定義していく。
テーラワーダ仏教では「色」も定義されていて、「色」とは「五蘊(ごうん)」の一部であり「存在する物や事を視覚で認識」すること。
「色即是空」の「色」です。
「五蘊(ごうん)」は「五根(ごこん)」という身体の感覚器官から執着が生じていると論じています。
偶然の一致か否か?不思議なことに・・・
「量子力学」という分野を開拓し、発展させた三人の物理学者「ニールス・ボーア」「ヴェルナー・ハイゼンベルグ」「エルヴィン・シュレーディンガー」たちは
とても奇妙なことに気がつきました。
素粒子の物理学を究極まで追求していくと、驚いたことに、はるか昔の東洋の賢者たちが説いた哲学に
どんどん接近してしまうのです。
これは何を意味するのでしょうか?
次に
老子の道教の徳(テー)とアリストテレスのニコマコス倫理学の徳(アリテー)が似ていることから・・・
どちらの起源が先か?調べるととても面白い仮説が出てきた。
中国の道教は紀元前750年位。古代ギリシャ末期のアリストテレスは紀元前350年位。
共に多神教。この時代の情報の伝達速度を考えるとシルクロードで相互的に交流して伝わった可能性も高い。
プラスサムな概念だから。道(タオ)が先で、アリストテレスのニコマコス倫理学の徳(アリテー)が変化して
老子の道教の徳(テー)となり、神仏習合みたいな道徳になった?アリストテレスのニコマコス倫理学の徳(アリテー)は具体的だが、道徳経ではあいまい。
当時は、西洋と東洋の最先端を統合?古代中国では、老子は仙人とも言われていたし、始皇帝もこの頃の激動の時代。
どうなのか?
バラモン教に対して創始した仏教もブッダにより誕生し、アリストテレスの時代に近い年代であることは偶然の一致だろうか?
ニコマコス倫理学に似ている仏教最高レベルの奥義が「中道」ということ。チベット経由で中国にも伝わります。そして、日本にも。
その後、古代ギリシャは300年後、多神教の古代エジプト文明を滅ぼしてローマ帝国になっています。キリスト教も誕生。
その後、国教へ。一神教が広まり紀元後が始まります。
現在のEUは、NATOがウクライナ侵攻でクローズアップされたこと。さらに、13の暦がひと回りして2000年前位の状況も含めて考えると
トルコまで領土にしたローマ帝国の民主主義版をフランス、ドイツは構築しようとしてる?
イギリスがブレグジット(Brexit)で離脱したのは、かつてのローマ帝国の過ちを回避した可能性も?
もし、以前、機運が高まった時にロシアがEUに加盟していれば、古代ローマ帝国2.0(民主主義版)が建国していたかもしれない。
大西洋を超えてアメリカ大陸からロシアを含めて、北半球に巨大なモンゴル帝国を超えた人類史上最大の領域が誕生するので・・・
今からでもロシアは遅くないので加盟したほうがいいような気がします。
真実はわからないが、そんな仮説がインスピレーションとして出てきた。
仏教最高レベルの奥義が「中道」と言葉で言うのは簡単だけど、体得して実践するのは至難の業。
ピータードラッカーも言っている。
それを可能にする方法を段階を踏んで導いた最初の人が釈迦です。
初心者向けとして、アビダンマや八正道がそれに当たります。具体的な方法を体系化しています。
極端な見解にとらわれない(顚倒夢想:てんとうむそう)よう人が心の苦しみから逃れるには、八つの道を守れば良い。
正しい見かた、正しい思い、正しいことば、正しい行い、正しい生活、正しい努力、正しい判断。そして、正しい考えかたである。
ところで「正しい」とは、何をもってそう言うのだろうか?
ここでは、アリストテレス(サンデルの正義)の定義ではありません。
この場合の定義は、ブッダの説いている「中道」が「正しい」という意味です。両極端にとらわれない正しい立場(中道)が悟りへと導く唯一の道なのです。
悟りから始まり、この世は、様々な概念が重なり合うため、概念の機微や均衡点を決断できるのは、人間の倫理観が最も重要!
最初は大変だが、ドラゴンボールに登場するスーパーサイヤ人みたいに、これを大変なレベルじゃなくなるくらいに習慣化することがコツです。
参考として、フランスの哲学者であり啓蒙思想家のモンテスキュー。
法の原理として、三権分立論を提唱。フランス革命(立憲君主制とは異なり王様は処刑されました)の理念やアメリカ独立の思想に大きな影響を与え、現代においても、言葉の定義を決めつつも、再解釈されながら議論されています。
また、ジョン・ロックの「統治二論」を基礎において修正を加え、権力分立、法の規範、奴隷制度の廃止や市民的自由の保持などの提案もしています。現代では権力分立のアイデアは「トリレンマ」「ゲーム理論の均衡状態」に似ています。概念を数値化できるかもしれません。
続きは、後ほど。倫理は強制ではなく一定のプロトコルに基づく自由権なので
アリストテレスのニコマコス倫理学には、快楽的生活、社会的生活、真理を追求する生活がある。
思考の知的な徳は、形式知の根本?
もう一つ、性格の徳は、暗黙知の根本?
アリストテレスのいう定義である悪徳の反対は、有徳。有徳に転換する努力が必要。
悪徳に似た概念として、仏教でも、具体的に邪道四つと定義されている。
テーラワーダ仏教に似ている。顚倒夢想(てんとうむそう)になるため悪行為を段階的に最小限する努力が善行為。
こうすることで「パワーか?フォースか?」の書籍でいうパワーが人類全体で平等に底上げされる。
ここで言われる「Powerパワー」は(スターウォーズでのライトサイドのForceフォース)そして、「Forceフォース」は(ダークサイドの方)という前提です
そして、ブッダの説いている「中道」は、「パワーか?フォースか?」の書籍でいう「意識のマップ」内の「中立」レベルに当たるかもしれない。
アビダンマとは異なる領域なので、うつ病、ADHD、自律神経失調症、発達障害などは、精神科医や心療内科へどうぞ。
もう少し、テーラワーダ仏教で教え伝えられている経験則を初心者向けから二、三歩、歩みを進めると「預流道心」と言われる悟りの最初の心が生まれる瞬間があります。
自力で到達するのは危険なので、お寺のお坊さんに詳しくは聞いてください。
自分の解釈では、ここに到達する感覚としては、量子力学の本質である「場の量子論」を本当に理解した瞬間が一番近い感覚です。しかし、検証できないので本当に到達したかわかりません。
テーラワーダ仏教のアビダンマでは、「預流道心」に到達すると自然と悟りの道に自動的に回帰できるようになるそうです。次に、七回生まれ変わるまでに完全に悟りの流れに乗れる。
前世で「預流道心」に到達してると子供の頃から、桁の違う天才になりやすい傾向が発現してくるそうです。
そして、六道輪廻するのは、人間界か天界のみだそうです(一神教では、天国に近い領域に似ている)他にいくつか特徴があります。
「預流道心」に到達すると「第一禅定(ぜんじょう)」状態に自動的になります。
一神教では「天国」に相当することですが、テーラワーダ仏教には、この先がありますが、ここまでにします。
厳密には違うけど、わかりやすく言うと精神領域がスーパーサイヤ人に到達するような��メージ。しかし、すぐ心の状態は普通になります。
漫画のイメージのように身体は強くなりません。
言葉の定義として「禅(Zen)」は、ブッダが伝授された「第一禅定(ぜんじょう)」が起源。
言葉の定義として、ここでの「定」は、サマーディとも「梵天」の「梵」とも呼ばれます。
日本語ではわかりずらいけどサンスクリット語などにすると全て関連してることがわかります。
サマーディ瞑想とも深く関連していて、瞑想しすぎると「あの世」の人になってしまうので、ほどほどの八正道で「この世」の状態を維持しないと危険です。
戻ってこれなくなります。
再起不能になる可能性が高いため、本当に詳しくは、歴史あるお寺でお坊さんに聞いて下さい。
再起不能になる可能性が高いため、本当に詳しくは、歴史あるお寺でお坊さんに聞いて下さい。
再起不能になる可能性が高いため、本当に詳しくは、歴史あるお寺でお坊さんに聞いて下さい。
歴史に耐え抜いた哲学の基盤がない権力者が最も危険な存在です。
<おすすめサイト>
Apple Vision Pro 2023
ビラワル・シドゥ:あなたの想像力をスーパーチャージするAI搭載ツール
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taketea44 · 7 months
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『夏目漱石風のつぶや記』
2023年11月18日
日本の排他的経済水域において、豪州のダイバーが不慮の事故に見舞われたとの報。これには深い憂慮を禁じ得ぬ。中国の艦船がその音波照射の原因とされており、国際の波乱が続く。安寧の時代、果たして訪れるのか。
#日本EEZ #豪ダイバー #夏目漱石風
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monthly-ambigram · 9 months
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2023-9月号
アンビグラム作家の皆様に同じテーマでアンビグラムを作っていただく「月刊アンビグラム」、主宰のigatoxin(アンビグラム研究室 室長)です。
『アンビグラム』とは「複数の異なる見方を一つの図形にしたもの」であり、逆さにしたり裏返したりしても読めてしまう楽しいカラクリ文字です。 詳しくはコチラをご参照ください⇒アンビグラムの作り方/Frog96
◆今月のお題は「日本史」です◆
今月は参加者の皆様に「日本史」のお題でアンビグラムを制作していただいております。  日本の歴史をめぐる逆さ文字の数々をご覧ください。
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「空白の4世紀」回転型:douse氏
西暦266年から413年までの147年間のこと。この147年間の飛躍的な文化的進歩について文字的な史料も考古学上の発見も乏しく、大きなミステリーになっているとのこと。
絶妙な省略がされていますがノートへの走り書き風にすることで自然に見せています。
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「天皇」回転型:いんふぃにてぃ氏
「天皇」の称号が使われ始めたのは7世紀ごろといわれていますが、皇室の起源は紀元前660年ころの神武天皇までさかのぼります。
エンブレムのようなデザインがカッコイイです。
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「梅花歌三十二首并序」回転型:mishima氏
奈良時代に成立したといわれる「万葉集」より。「令和」は万葉集五巻 「梅花の歌三十二首并せて序」の詩序に由来するそうです。
明朝体の力を生かした大胆な字形の解釈が見所です。
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「日ノ丸/日本」振動型:kawahar氏
日本の国旗は日ノ丸ですが、白地に赤丸の由来は���平合戦の結果が影響しているとも言われています。
うまく分解できるものですね。とても面白い発見です。
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「公家」回転型:peanuts氏
朝廷に仕える貴族・上級官人の総称。鎌倉時代以降、「武家」に対して「公家」という呼び方ができました。
とても大胆な解釈をしていますね。規則的な字画配置によりロゴとしての魅力が高まっていると思います。
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「平家物語」図地反転回転型:オルドビス紀氏
鎌倉時代に成立したとされる日本の軍記物語。
作者が初めてツイートしたアンビグラムがこの作品でしたが非常に衝撃を受けました。傑作です。
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「夜討強盗謀綸旨」回転重畳型:螺旋氏
「建武年間記」に収録されている文である「二条河原の落書」の一節。
きれいな作字で統一感があり、読みやすくて素晴らしいです。
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「譜代/外様」鏡像型:Σ氏
1600年の関ヶ原の戦い以前から徳川家の家臣だったのが譜代大名、それ以外が外様大名と出自の違いを表しています。
角度をつけることで90度(+鏡像)回転の対応関係にある文字同士を単純な鏡像に落とし込む、氏お得意のテクニックです。
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「鎖国」 図地反転鏡像型:いとうさとし氏
江戸時代の外交制限などの政策のことですが実情は諸説あるようです。
上下鏡像(水平軸対称)の図地反転対応です。作者の いとうさとし氏は日本語の図地反転アンビグラム(ネガポ字)における最大の功労者です。
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「厩戸王とは?/聖徳太子」 回転共存型:兼吉共心堂氏
様々な伝説とともに虚構説も複数唱えられているようです。600年頃に活躍した人物ではありますが、現在に至る後世にわたって大きな影響を与え続けています。
「厩戸王とは?」を180°回転させると「聖徳太子」と読めるアンビグラムです。このようにある文字を回転させると別の読みになるデザインはアンビグラムの醍醐味です。「書」としてかっこいいです。
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「黑船来航」 図地反転型:いとうさとし氏
ペリー率いる艦船4隻が日本に来航した事件。幕末の始まりです。
黑/来、船/航、で図地反転アンビグラムになっています。字を観察すると同じ区画から「舟」を2つ切り出していたり 「灬」を巧みに設計するなど 本作は図地反転アンビグラムの良いお手本になっています。
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「散切り頭」回転型:ヨウヘイ氏
明治初期の文明開化の象徴。1871年(明治2年)の「散髪脱刀令」から2年後の1873に明治天皇が断髪し、庶民の間でもちょんまげ離れが進んでいったといわれています。
配置の工夫で字画がうまくやりくりされています。解読が楽しいです。
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「明治維新」 図地反転回転型:いとうさとし氏
幕末から明治時代初期の日本において行われた一連の近代化改革のこと。諸説ありますがおおむね明治20年ごろまでに完了していたとされます。
明/治、維/新、の180度回転+図地反転対応です。複雑な字形を極めて上手く切り分けていてとても読みやすいです。
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「二千円札発行」鏡像型:.38氏
二千円札は2000年に発行されましたが現在は沖縄以外ではほとんど流通していない不遇の紙幣となってしまっている模様。
円形配置により自然に角度を変えていくことで自然に読めるようになっているのが素晴らしいテクニックです。
 最後に私の作品を。
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「律令制」回転型:igatoxin
日本では7世紀後期から10世紀頃まで実施されたとされます。
日本史がお題のアンビグラム祭、いかがでしたでしょう。空白の4世紀から二千円札発行まで 日本史をめぐる機知に富んだカラクリ文字が集まり私自身とても眼福でした。 お忙しい中 御参加いただいた作家の皆様には深く感謝申し上げます。
さて次回のお題は『ヒーロー』です。締切は9/30、発行は10/8の予定です。それでは皆様 来月またお会いしましょう。
——————————–index——————————————
2023年 1月{フリー}   2月{TV}        3月{クイズ}        4月{健康}   5月{回文}    6月{本}               7月{神話}   8月{ジャングル}
※これ以前のindexはこちら→《index:2017年~》
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mochi-mako · 1 year
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myscrap · 9 months
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Xユーザーのフジヤマイチハ◇イラストレーターさん: 「#過去に伸びた1枚を載せてまた伸びるのかチャレンジ 秋越えのフロントホック照月 https://t.co/Mcz81Pk4U0」 / X
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kennak · 7 months
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オリンピック公式サプライブランド「バウアーファインド」などを扱うパシフィックサプライ株式会社は2023年10月20日、キャンペーンメールを誤送信しメールアドレス320件が流出したと明らかにしました。 パシフィックサプライ社によると2023年10月17日、東京都にて展開するバウアーファインド旗艦店「フラッグシップ東京」が「秋のハロウィンキャンペーン」案内メールを外部一斉送信しました。ところが、送信時に受信者間でメールアドレスが表示されてしまう 形式でメール送信していたため、送信対象者のメールアドレスが流出したとのこと。 発覚後、パシフィックサプライ社は流出を謝罪し、誤送信メールの削除を依頼。今後はメールによる案内を停止し、SNSやウェブサイトでの案内に切替、再発を防止するとしています。 参照メール誤送信・メールアドレス漏洩のお詫び/パシフィックサプライ株式会社
バウアーファインドの「フラッグシップ東京」が誤送信でアドレス320件流出|サイバーセキュリティ.com
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library-europa · 10 months
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Farewell, My Last Sea
【収録作品】
See you in 3,600,000,000 years.  青い人魚の海 浜に打ち上げられた鯨の話  古妖草子 morris 20,000 miles away  生命未満
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>Sample
ヨサリは、毎晩、水槽の底で眠る。 水槽は古く、脆い。表面のひびは少しずつ広がり、ほろほろと欠けていく。 目を閉じ、想像する。 眠っている間に水槽が崩れ、呼吸を失う瞬間を。 呼吸を失ったヨサリは、二度と目を覚まさない。 身体は冷たくなり、微生物の餌になる。骨となり、化石となり、 何億年も、何十億年も、ある地層のある場所に、そっと居続ける。 この膨大な年月をひもとく、誰かが現れるまで。
そういう想像を、する。 そういう想像の中で、毎晩、幾億年という、長い眠りにつく。
See you in 3,600,000,000 years.
そういう想像を、する。 そういう想像の中で、毎晩、幾億年という、長い眠りにつく
     §
 ユウは、まるい小さな窓から、じっと外を見ている。  潜水艦は、ゆっくりと下降しているらしい。窓の外は真っ暗で、本当に下降しているのか、それとも浮上しているのか、同じ場所を漂っているのか、感覚としてはよく分からない。  ときおり、何かが分厚いガラスを叩く。その一瞬だけ、艦内の明かりに照らされて、その異様な姿が浮かび上がる。この潜水艦の外側に存在する、真っ暗な世界の住人だ。 (異様? いや、違うか)  ここが、地上とは異なる秩序で成り��っているという、ただそれだけのことだ。その秩序に適応した最も美しい形状を、ユウは一瞬恐怖し、嫌悪し、そしてやはり美しいのだと理解する。その美しさを見せるために、その生き物はほんの一瞬、こちら側に迷い込んだふりをしたのだ。 「わかば先生、まだ?」  ユウは、後ろで書き物をしている指導教官に声をかける。いい加減、外の風景も見飽きていた。 「まだですか、な。……そろそろ見えてこない?」 「真っ暗で、何も見えねえよ」  窓から、心もち下方に目をやる。見えるのは、ヘッドライトの光さえどろりと飲み込むような、粘度の高い暗闇ばかりだった。 「あんたの図体じゃ窮屈だろうけど、もう少し我慢しな」 「小柄アピールですか」 「なんで、そういうのだけ敬語なの?」  そのときちょうど、操縦室と繋がる電話が鳴り、窮屈な師弟喧嘩は中断した。 「あと五分ほどで目標を視認できそうだ、とさ。向こうとも連絡が取れたらしい」
       §
 その施設は、日本海溝の底にある。  三十年ほど前、文明の痕跡と思われる巨大な建造物が、ここで発見された。場所が場所だけに、調査は困難なものになった。それでも、入れ替わり立ち替わり、考古学者たちが訪れた。彼らは、様々な方向から写真を撮り、材質を調べ、年代を推定し、在りし日の姿を思い描いた。  そうして調査が一段落したのが、十年ほど前のこと。成果は地上に持ち去られ、彼らが再びこの遺跡を訪れることはなかった。ここは深く、暗く、遠すぎる。  代わって訪れるようになったのが、海洋学者だった。  新しい訪問者たちは、木と石の建造物を、強化ガラスと特殊セラミックで補強した。自立した生活を営めるよう、発電設備や浄水設備を置いた。また、研究に必要な様々な機材を持ち込み、ここを訪れるすべての研究者が自由に使えることにした。今ではすっかり、深海研究の拠点となっている。  ただ、通信だけは技術的な問題があり、未だに地上と安定的に交信することは困難だった。そのため、実際には長く滞在する研究者は少ないという。 「……今は、誰もいないんじゃなかったっけ?」 「ああ、言ってなかったか。ひとりいるんだ。数年前から住み着いている変わり者が」  そりゃあ変わり者だろう、とユウは思う。 「誰もいないのと、ひとりいるのとでは、だいぶ違うだろ」 「誤差だ」 「無と有を誤差で済ますなよ」 「生まれることなく終わるのと、永遠を生きるのとでは、何が違う?」 「同じか」 「そうだよ。我々は常に、その間のどこかにいる」  機関音が、変わった。ドックに入ろうとしているらしい。 「実を言うとな、幽霊だ」  唐突に、わかばはそんなことを言った。 「は?」 「古い遺跡に、よくいるだろう?」 「いるけどさ……海の中だぞ? さすがに無理じゃね?」 「無理じゃない。捕獲するぞ」 「捕獲?」  わかばはすでに、降りる準備にかかっていた。
     §
 その幽霊は、ヨサリといった。
 皮膚が白く、骨ばった細い体つきの、物静かな青年だった。三年ほど前から、ここで暮らしているという。彼はまるでこの施設の管理人のように、ユウとわかばにひと通りのことを説明した。いつの間にか、そういう役割になっていたらしい。  施設には、実験室や資料室といった研究のための区画と、寝泊まりするためのゲストルームや共有スペースが並ぶ区画がある。その範囲は、遺跡全体から見ればほんの一部だという。あとの領域は、水が入らないよう補強され、安全は確保されているけれども、それ以上の設備はないと説明された。  ゲストルームはどの部屋も綺麗にととのえられていて、ユウは、ヨサリという青年が、本当に幽霊かもしれないと思い始めた。
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2018年9月発行 文庫/120P/600円 購入:BOOTH
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soranisasuhana · 10 months
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   1  「これ捨てなかったんだ?」 『玄関』と書かれた段ボールから靴や折り畳み傘などを取り出していた時、早音はそれを見つけた。彼女はそれを、今までに何度も見たことがあったが、手に取ったのは初めてだった。四角形のアルミの枠に、潜水艦のような形をした白い陶器がぶら下がっている。上部に一円玉ほどの大きさの穴を開けており、中は空洞のようだった。風貌どおり、持ってみると重みがあった。 「ねえ、これ」 早音は持ち主のところにそれを持って行った。用途も名称も見当がつかないので、直接見せるしかなかった。 「ああ、それ」持ち主は汗をぬぐいながら、ほほ笑んで言った。「それ、なんだと思う」 「え、なんだろう」 まず思い浮かんだのは、ビートルズのイエローサブマリンであった。さっきまでレコードの荷解きをしていたからかもしれない。しかしそれにしては、どうにも風格があった。ポップスバンドのファングッズには到底見えなかったし、もちろんイエローでもない。つまりそれくらい潜水艦のような形をしていた。 「それはね、人生だよ」 「なにそれ」  持ち主は来月、私の旦那になる予定の男だ。彼は得意げに「人の一生」と言ってまた笑った。こういう極端なことを言ってのけるユーモアが、彼にはあった。理屈っぽいところがたまにキズだが、それでもそんな彼が早音は好きだった。 「それは、捨てられないね」 早音もあえて、意地の悪い返答をした。 「実を言うと、俺もよく分からないんだ」 「何かの、記念品?」 「二十歳の誕生日に父親にもらったんだよ」 「これを?」 しかし納得はできた。なるほど、この引っ越しの前に彼が住んでいたワンルームにも、ずっと飾ってあったのはそういうわけか。 「親父そのとき、酔っぱらってそれを人生だって言ったのよ」 意味分からないよなと、彼は呆れた様子で荷解きを再開した。 「ふうん」  早音は先月、彼からプロポーズを受けた。そして二人はおよそ三年の交際期間を経て、結婚することになった。ところで早音の両親はというと、少し古風なところがあった。結婚するまでは同棲など認めてなるものかと、父親の方はいつも背中で二人を睨みつけた。しかし早音の婚約者は、そのような思想をまったく純粋に尊重した。とはいえ実際には、早音は彼のワンルームに入り浸っていたのだから、結局は同じことだったのだが。とにかく婚約を機に、早音たちは新居に引っ越してきたのである。  早音はその『人生』とやらを丁寧に持ち直して玄関に戻ると、まだ綺麗な靴棚の上に、そっと置いた。    2  「いいのよ早ちゃん、ゆっくりして」 早音が夕食の後片付けを手伝おうとすると、彼の母親に柔らかく遮られた。 「じゃあこれだけ」早音はテーブルの中央に置かれた丸い大皿を持って台所に運んだ。その大皿は立派な作りをしていた。描かれた花木は、先ほどまで盛られてあったご馳走に引けを取らないほど、鮮やかに彩っていた。「これ、すごいですね」 「重いでしょう。このお皿も昔は、スタメンだったのだけれど」 彼女はありがとうと言って受け取ると、手際よくシンクの中に重ねていく。 「今は違うんですか」 「だって私たち二人で、どうするのよ」 居間でくつろぐ自分の旦那を振り返りながら、彼女は笑った。 「確かに」 しかし、二人でどうすると言ってしまえば、この家にある全てがそうである気もした。二人で住むには広すぎるこの家での暮らしを、早音は想像する。昨日まで、そして明日からの彼女たちの暮らしは、どのようなものなのだろうか。 「でもその絵柄、すごくきれいです」 「いる?あげようか」 「やめとけやめとけ」割って入ってきたのは彼の父親だ。呑んでいた瓶ビールが空になったらしい。「古臭いよ」 「そんなこと、ないわよねえ」  早音はこの二人を見ていると、気持ちが穏やかになるのだった。こんな夫婦になれたらいいなと、いつも憧れた。そして同時に、この家で育った婚約者のことを羨ましく思った。花柄の大皿を古臭いと一蹴する心の余裕が、自分の父親にも備わっていてほしかった。  その時ガタンと物音がして、三人がそれぞれ、合わない目を見合わせた。それは二階から聞こえてきた。 「ほらお父さん、手伝ってあげなさいよ」 洗い物で手がふさがっていた彼の母親は、顎で音の鳴った方向を示した。  二階では、彼が雨戸の修繕をしていた。先の台風の影響で、その立て付けが悪くなったという。被害はそれくらいで済んだと彼の母親は言ったが、近隣の土砂崩れが夕方のニュースで取り上げられるほど、雨風は強力なものだった。それの過ぎた朝方に、両親を心配した彼が電話をかけたところ、雨戸の一部が歪んでしまい開かなくなったと報告を受けたのだ。結婚の挨拶からいくつも経っていなかったが、二人はまた足を運ぶことにした。早音たちは彼の実家に来ていたのだった。  「そしたら、りんごを剥いてくれる?」 手伝いを制され逡巡する早音を見かねてか、彼の母親は提案した。かえって気を遣わせたかとも思ったが、その優しさを早音は素直に受け入れた。 「剥きます」 「でも良かった。新しい住まいの写真も見られたし」 「お義母さんたちも、無事で良かったです」 「来てくれて、ありがとうね」 早音はこの台所で初めて手伝いをしたときの、その情けなさを思い出していた。今ではりんごの皮はなめらかな一本の帯となって、静かにたたまれていく。早音はそれがこの家族との繋がりのように思えて、なんだか嬉しかった。 「古臭いなんて言ってたけどね、あの人。これ大事にしてたのよ」彼女は洗いものを一通り終えると、例の大皿についた水滴を丁寧に拭きながら言った。「子供たちが小さかったときまでは、和室に飾ってあったの」 「そうだったんですか」 「男って意味が分からないわよねえ」 早音は手元の作業をいったん中断して、彼女を見つめた。 「どうして?」 「だってそうでしょ、食べ物を乗せなきゃ。お皿なんだから」 それはどうにも拍子の抜けた台詞だったが、早音は妙に納得してしまった。ここは大げさに彼女の味方をすることにした。 「言われてみれば、意味が分からないですね」 二人は女学生のように、顔を寄せ合って、そして笑った。 彼の母親は大皿を食器棚の奥の方にしまい込みながら、こうも続けた。 「何のためにあるか分からなくても、なんとなく置いておくのもいいじゃないかって、変なことを言ってたわ」 「なんか深いですね」 「しまいには『これは人生だ』なんて、大げさよ」 早音は驚いた。つい最近、全く同じ言葉の並びを聞いたばかりだった。  ここまで順調に一本の帯を成していたりんごの皮は、あっけなく途切れてしまった。    3  玄関のベルが来客を知らせたのは、よく晴れた土曜日の昼下がりのことだ。新居に越して来てからというもの、訪ねてくるのは業者ばかりであったため、次はなんだろうと、早音たちは顔を見合わせた。そして今回の来客も予想通り、一箱の段ボールであった。ところがその送り主は意外にも、早音の母親であった。 「なんだろう」 大きさの割に軽いその段ボールをテーブルの上に置くと、二人は並んで座った。そしてかしこまったように、姿勢を正した。ゆっくりと中を開くと、そこに入っていたのはなんとも豪勢な花の束であった。 「すごいね」 「すごい」 早音はその美しい造形を崩さぬよう、丁寧に持ち上げた。優しい香りが、部屋の空気に溶けていく。花々は凛とし、それぞれが自分の役目を知っているかのように、朗らかに咲いていた。 「挨拶に行ったときに話した今日のこと、お義母さんたち覚えてたんだね」 「そうみたい」 その今日が、まさしく今日であった。とうとうこの日が来てしまった。『しまった』という言葉が、相応しくないことは分かっていたが、早音はやはり、この日について『来てしまった』と表現する自分を認めるしかなかった。  「この真ん中の赤い花、きれいだね」 そう言われて早音は、その中央にひと際目立つ花があることに気付いた。彼女はこの花のことをよく知っていた。そしてそれは父親の思い出と共に、早音の心の中にあった。まだ小さい頃、実家の庭にそれは咲いた。早音はなぜかその赤い色に惹かれて、来る日もただ眺めていた。その姿を不憫に思ったのか、父親がそれを鉢に植え替えてくれた。無言で土を掘り起こす父の背中が、やけに小さく見えたことを早音はよく覚えていた。 「帰りに花瓶を買おうね」 「うん」 「それじゃあ、行こうか」  今日は役所に婚姻届けを出しに行く日だ。しかし早音は、自分がなぜこんな気持ちになるのか分からなかった。彼の両親たちのような、あるいは自分の親でも、あんなふうに、二人で生きていけるのだろうか。不安の原因が彼にあるわけではないことも、それ以外の全てもまた無関係であることも、分かっていた。早音のこのような気持ちは、決して彼に悟られてはいけなかった。きっと彼の優しさは、何か気の利いた冗談で早音を慰めるに違いない。でもそれでは駄目だった。玄関を開けると、澄んだ風が部屋の中へ流れ込んだ。その眩しさに目が慣れると、空は澄んで輝いていた。 「そうだ」 彼がそう言ったのはその時だった。そして靴棚の上に飾られた白い陶器を手に取ると、ちょっ��待って、と言いながら部屋の方へ戻っていく。 「忘れ物?」 早音は、差し込んだ光に照らされたその床や壁を見つめた。ここが帰る場所なのだ。外の方に向き直ると、秋の空を深く吸い込んだ。 「ほら見て」彼が戻ってきた。その手には、白い陶器に挿された一輪の赤い花があった。彼は笑って言った。「なんのためにあるか分からなかったけど、やっと意味が生まれたよ」  早音に先ほどまでの不安はもう無かった。涙が出ただろうか。しかしこれもまた、決して彼に悟られるわけにはいかなかった。 ...
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saginoya · 10 months
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   1  「これ捨てなかったんだ?」 『玄関』と書かれた段ボールから靴や折り畳み傘などを取り出していた時、早音はそれを見つけた。彼女はそれを、今までに何度も見たことがあったが、手に取ったのは初めてだった。四角形のアルミの枠に、潜水艦のような形をした白い陶器がぶら下がっている。上部に一円玉ほどの大きさの穴を開けており、中は空洞のようだった。風貌どおり、持ってみると重みがあった。 「ねえ、これ」 早音は持ち主のところにそれを持って行った。用途も名称も見当がつかないので、直接見せるしかなかった。 「ああ、それ」持ち主は汗をぬぐいながら、ほほ笑んで言った。「それ、なんだと思う」 「え、なんだろう」 まず思い浮かんだのは、ビートルズのイエローサブマリンであった。さっきまでレコードの荷解きをしていたからかもしれない。しかしそれにしては、どうにも風格があった。ポップスバンドのファングッズには到底見えなかったし、もちろんイエローでもない。つまりそれくらい潜水艦のような形をしていた。 「それはね、人生だよ」 「なにそれ」  持ち主は来月、私の旦那になる予定の男だ。彼は得意げに「人の一生」と言ってまた笑った。こういう極端なことを言ってのけるユーモアが、彼にはあった。理屈っぽいところがたまにキズだが、それでもそんな彼が早音は好きだった。 「それは、捨てられないね」 早音もあえて、意地の悪い返答をした。 「実を言うと、俺もよく分からないんだ」 「何かの、記念品?」 「二十歳の誕生日に父親にもらったんだよ」 「これを?」 しかし納得はできた。なるほど、この引っ越しの前に彼が住んでいたワンルームにも、ずっと飾ってあったのはそういうわけか。 「親父そのとき、酔っぱらってそれを人生だって言ったのよ」 意味分からないよなと、彼は呆れた様子で荷解きを再開した。 「ふうん」  早音は先月、彼からプロポーズを受けた。そして二人はおよそ三年の交際期間を経て、結婚することになった。ところで早音の両親はというと、少し古風なところがあった。結婚するまでは同棲など認めてなるものかと、父親の方はいつも背中で二人を睨みつけた。しかし早音の婚約者は、そのような思想をまったく純粋に尊重した。とはいえ実際には、早音は彼のワンルームに入り浸っていたのだから、結局は同じことだったのだが。とにかく婚約を機に、早音たちは新居に引っ越してきたのである。  早音はその『人生』とやらを丁寧に持ち直して玄関に戻ると、まだ綺麗な靴棚の上に、そっと置いた。    2  「いいのよ早ちゃん、ゆっくりして」 早音が夕食の後片付けを手伝おうとすると、彼の母親に柔らかく遮られた。 「じゃあこれだけ」早音はテーブルの中央に置かれた丸い大皿を持って台所に運んだ。その大皿は立派な作りをしていた。描かれた花木は、先ほどまで盛られてあったご馳走に引けを取らないほど、鮮やかに彩っていた。「これ、すごいですね」 「重いでしょう。このお皿も昔は、スタメンだったのだけれど」 彼女はありがとうと言って受け取ると、手際よくシンクの中に重ねていく。 「今は違うんですか」 「だって私たち二人で、どうするのよ」 居間でくつろぐ自分の旦那を振り返りながら、彼女は笑った。 「確かに」 しかし、二人でどうすると言ってしまえば、この家にある全てがそうである気もした。二人で住むには広すぎるこの家での暮らしを、早音は想像する。昨日まで、そして明日からの彼女たちの暮らしは、どのようなものなのだろうか。 「でもその絵柄、すごくきれいです」 「いる?あげようか」 「やめとけやめとけ」割って入ってきたのは彼の父親だ。呑んでいた瓶ビールが空になったらしい。「古臭いよ」 「そんなこと、ないわよねえ」  早音はこの二人を見ていると、気持ちが穏やかになるのだった。こんな夫婦になれたらいいなと、いつも憧れた。そして同時に、この家で育った婚約者のことを羨ましく思った。花柄の大皿を古臭いと一蹴する心の余裕が、自分の父親にも備わっていてほしかった。  その時ガタンと物音がして、三人がそれぞれ、合わない目を見合わせた。それは二階から聞こえてきた。 「ほらお父さん、手伝ってあげなさいよ」 洗い物で手がふさがっていた彼の母親は、顎で音の鳴った方向を示した。  二階では、彼が雨戸の修繕をしていた。先の台風の影響で、その立て付けが悪くなったという。被害はそれくらいで済んだと彼の母親は言ったが、近隣の土砂崩れが夕方のニュースで取り上げられるほど、雨風は強力なものだった。それの過ぎた朝方に、両親を心配した彼が電話をかけたところ、雨戸の一部が歪んでしまい開かなくなったと報告を受けたのだ。結婚の挨拶からいくつも経っていなかったが、二人はまた足を運ぶことにした。早音たちは彼の実家に来ていたのだった。  「そしたら、りんごを剥いてくれる?」 手伝いを制され逡巡する早音を見かねてか、彼の母親は提案した。かえって気を遣わせたかとも思ったが、その優しさを早音は素直に受け入れた。 「剥きます」 「でも良かった。新しい住まいの写真も見られたし」 「お義母さんたちも、無事で良かったです」 「来てくれて、ありがとうね」 早音はこの台所で初めて手伝いをしたときの、その情けなさを思い出していた。今ではりんごの皮はなめらかな一本の帯となって、静かにたたまれていく。早音はそれがこの家族との繋がりのように思えて、なんだか嬉しかった。 「古臭いなんて言ってたけどね、あの人。これ大事にしてたのよ」彼女は洗いものを一通り終えると、例の大皿についた水滴を丁寧に拭きながら言った。「子供たちが小さかったときまでは、和室に飾ってあったの」 「そうだったんですか」 「男って意味が分からないわよねえ」 早音は手元の作業をいったん中断して、彼女を見つめた。 「どうして?」 「だってそうでしょ、食べ物を乗せなきゃ。お皿なんだから」 それはどうにも拍子の抜けた台詞だったが、早音は妙に納得してしまった。ここは大げさに彼女の味方をすることにした。 「言われてみれば、意味が分からないですね」 二人は女学生のように、顔を寄せ合って、そして笑った。 彼の母親は大皿を食器棚の奥の方にしまい込みながら、こうも続けた。 「何のためにあるか分からなくても、なんとなく置いておくのもいいじゃないかって、変なことを言ってたわ」 「なんか深いですね」 「しまいには『これは人生だ』なんて、大げさよ」 早音は驚いた。つい最近、全く同じ言葉の並びを聞いたばかりだった。  ここまで順調に一本の帯を成していたりんごの皮は、あっけなく途切れてしまった。    3  玄関のベルが来客を知らせたのは、よく晴れた土曜日の昼下がりのことだ。新居に越して来てからというもの、訪ねてくるのは業者ばかりであったため、次はなんだろうと、早音たちは顔を見合わせた。そして今回の来客も予想通り、一箱の段ボールであった。ところがその送り主は意外にも、早音の母親であった。 「なんだろう」 大きさの割に軽いその段ボールをテーブルの上に置くと、二人は並んで座った。そしてかしこまったように、姿勢を正した。ゆっくりと中を開くと、そこに入っていたのはなんとも豪勢な花の束であった。 「すごいね」 「すごい」 早音はその美しい造形を崩さぬよう、丁寧に持ち上げた。優しい香りが、部屋の空気に溶けていく。花々は凛とし、それぞれが自分の役目を知っているかのように、朗らかに咲いていた。 「挨拶に行ったときに話した今日のこと、お義母さんたち覚えてたんだね」 「そうみたい」 その今日が、まさしく今日であった。とうとうこの日が来てしまった。『しまった』という言葉が、相応しくないことは分かっていたが、早音はやはり、この日について『来てしまった』と表現する自分を認めるしかなかった。  「この真ん中の赤い花、きれいだね」 そう言われて早音は、その中央にひと際目立つ花があることに気付いた。彼女はこの花のことをよく知っていた。そしてそれは父親の思い出と共に、早音の心の中にあった。まだ小さい頃、実家の庭にそれは咲いた。早音はなぜかその赤い色に惹かれて、来る日もただ眺めていた。その姿を不憫に思ったのか、父親がそれを鉢に植え替えてくれた。無言で土を掘り起こす父の背中が、やけに小さく見えたことを早音はよく覚えていた。 「帰りに花瓶を買おうね」 「うん」 「それじゃあ、行こうか」  今日は役所に婚姻届けを出しに行く日だ。しかし早音は、自分がなぜこんな気持ちになるのか分からなかった。彼の両親たちのような、あるいは自分の親でも、あんなふうに、二人で生きていけるのだろうか。不安の原因が彼にあるわけではないことも、それ以外の全てもまた無関係であることも、分かっていた。早音のこのような気持ちは、決して彼に悟られてはいけなかった。きっと彼の優しさは、何か気の利いた冗談で早音を慰めるに違いない。でもそれでは駄目だった。玄関を開けると、澄んだ風が部屋の中へ流れ込んだ。その眩しさに目が慣れると、空は澄んで輝いていた。 「そうだ」 彼がそう言ったのはその時だった。そして靴棚の上に飾られた白い陶器を手に取ると、ちょっと待って、と言いながら部屋の方へ戻っていく。 「忘れ物?」 早音は、差し込んだ光に照らされたその床や壁を見つめた。ここが帰る場所なのだ。外の方に向き直ると、秋の空を深く吸い込んだ。 「ほら見て」彼が戻ってきた。その手には、白い陶器に挿された一輪の赤い花があった。彼は笑って言った。「なんのためにあるか分からなかったけど、やっと意味が生まれたよ」  早音に先ほどまでの不安はもう無かった。涙が出ただろうか。しかしこれもまた、決して彼に悟られるわけにはいかなかった。 ...
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774 · 11 months
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日米修好通商条約の批准書を交換するために、万延元年(1860年)に正使新見正興、副使村垣範正、監察小栗忠順を代表とする万延元年遣米使節がポーハタン号でアメリカに派遣され、その護衛の名目で木村喜毅を副使として咸臨丸も派遣された。咸臨丸には勝海舟が艦長格として乗船し、木村の従者として福澤諭吉も渡米した。しかし条約締結は日本に大きな政争を引き起こし、勅許の無いまま締結したことと同時期に問題となっていた将軍継嗣問題などが絡まり、直弼は派閥抗争鎮定のため反対派の幕臣や志士、朝廷の公家衆を大量に処罰(安政の大獄)、正睦や忠固、清直・忠震など条約関係者を排除した。結果、政局は不穏となり使節団のアメリカ訪問中に桜田門外の変が発生、直弼は暗殺され幕府の威信は低下した。 朝廷は直弼暗殺後も一向にこれらの条約を認めず、尊王攘夷運動においては条約の廃棄が要求された(破約攘夷論)。幕府も国内情勢の困難さから、開市・開港の延期(ロンドン覚書)や、再鎖港を求める外交交渉(横浜鎖港談判使節団)に尽力せざるを得なかった。しかし、アメリカ・イギリス・フランス・オランダの四カ国艦隊が兵庫沖に侵入して条約勅許を強硬に要求するに至り(兵庫開港要求事件を参照)、慶応元年9月16日(1865年11月4日)にこれを勅許した。この時、朝廷は兵庫開港は行わない旨の留保を付けたが、第15代将軍・徳川慶喜の圧力のもと慶応3年5月にはこれも勅許され、日本の開国体制への本格的な移行が確定した。
日米修好通商条約 - Wikipedia
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