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#褐色の白ワイン
moko1590m · 3 months
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スペイン南部の古代ローマ人の墓から、2000年前のワインが発見されたそうだ。  民家の工事中、偶然発見されたという遺骨が納められた骨壷を満たしていたワインは、赤褐色をしていたが、それが注がれた当時は白ワインだったようだ。  液体の状態で見つかったものとしてこれまで最古だったワインは、1867年にシュパイヤー(ドイツ)近郊にあるローマ時代の墓から発掘されたもので、325年頃に作られたと考えられている。  それよりさらに300年も古いこの白ワインは世界最古の液体ワインの発見となる。その味は、アンダルシア地方で有名なシェリー酒に似たワインであるそうだ。
(古代ローマ人の墓から2000年前の液体のワインが発見される : カラパイアから)
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ayakifilm · 10 months
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二千二十三年十一月の短歌
仮の空に暖かく黄緑色に吹く風が噛み合わぬ霜月
下校中の学生の群れから外れた少年に我の面影
珈琲の立つ香りから「私は果物ですよ」と暗褐色の語り
ワイン瓶の窒息する泡に手が止まりシンクに音だけが残る
「白さは雪だけのものではないよ」と山茶花は咲く紅葉の影
アラビアの香りを纏う人の大きな瞳に秘めた歌がある
冷え込むと紅くなるのは木の熱情かもしれない…ふと思う朝
「本当はね、ここには何もないのだよ」と風の思想が教えてくれる
小春日和に飛ぶ蟲たちも夜には冬の星に成ろうとする
何故に月はあれほど輝くのでしょうか 我は無色に溶けゆくか
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wineeveryscene · 2 years
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Champagne maison G.H.Martel 訪問
2022年10月8日、フランスのシャンパーニュメゾン、G.H.Martel社を訪問。G.H.Martel社は1869年エペルネ創業の古い歴史を持つメゾンで、シャンパーニュの家族経営生産者としては最大規模。自社畑を200ha、契約農家畑を700ha所有し、売上はなんと世界第6位!
当日朝、オーナーファミリーのJEAN-REMY RAPENEAU氏が自ら運転する車に乗り込みスタート。午前中、JEAN-REMY氏はランスからエペルネへ、Montagne de Reims、Vallee de la Marne、Cote des Blancs地区に車を走らせ、シャンパーニュの最高格“グラン・クリュ”や一級格“プルミエ・クリュ”のブドウ畑を見せてくれました。
シャンパーニュ地方には約300の村があり、そのうち“グラン・クリュ”を名乗れるのはたった17で、“プルミエ・クリュ”も42のみ。既に収穫後というのにまだ果実が残っているブドウの樹があり、その理由を質問してみると、今年は春に霜が降りたため生育が遅れた樹があったからだそうです。
そして、午後はランスにあるG.H.Martel社のセラー&テイスティングルームへ。そのセラー(カーヴ)は2015年ユネスコ世界遺産に登録された、地下22メートルにある石灰質土壌の白壁面の大きな地下道でした。ローマ人が掘ったことから始まったというその歴史的地下道は、有名メゾンのPommery, Ruinart, Veuve-Clicquot、 Charles Heidsieck、Taittinger、Martel と長く繋がり、ランスの街の地下に張り巡らされています。(現在は所有地ごとに仕切られています)Martel社はその地下道を博物館として一般公開しています。
テイスティングルームに戻って試飲したのは以下の4アイテム。
1) Victoire Brut NV 法的熟成期間15カ月だが、こちらは36カ月の長期熟成。ピノ・ノワール60%、ピノ・ムニエ30%、シャルドネ10%。芳醇なブリオッシュ香とフレッシュな味わい。
2) Victoire Celebration 2012 元々は家族でクリスマスを祝うために造ったワインで、2012はベストな年。ピノ・ノワール60%、シャルドネ40%。ブリオッシュ香に微かにイースト香が混じり、複雑なアロマ。果実味と酸味のバランスが良く、フレッシュさを保っている。
3)Victoire Blanc de Blancs 1992 オールドヴィンテージ!2000本だけ造られた貴重なワイン。色は褐色を帯び、微かにマッシュルームをローストした香りがするが、味わいにはしっかりと酸味を感じ、いまだに溌剌さを残している。
4)Coteax Champenois Blanc NV 2016年のリザーブワインを基調とし、2年前にリリースしたスティルワイン。生産本数が限られているので、国内消費のみ。シャルドネ100%。活き活きとしたアタックとしっかりした酸味が全体を引きしめている。
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log2 · 1 year
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【中央木材市売株式会社】木質系羽目板など7点が登録されました!
中央木材市売株式会社は、創業から60年以上の経験と市場という位置を生かし、日本全国、さらには海外からの木材を扱っています。主に杉・桧を中心とした「構造用製材品」「羽柄用製材品」「造作・内装用製材品」を販売しています。
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今回は、オリジナルブランド「For Wood」の木質系羽目板など7点をご登録いただきました。
Arch-LOG  中央木材市売  検索ページ
▼針葉樹羽目板 レッドシダー<米杉> 色調が均一でないのが特徴で、軽軟で加工が容易です。
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▼広葉樹羽目板 ホワイトオーク 国産のミズナラよりも全体的に木目が荒く、白が多いのが特徴。辺材は淡黄白色で、心材は淡黄褐色で柾目面に虎斑が現れます。ウイスキーやワインの樽材としてもよく知られている木材です。
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▼焼杉 うすずみ 加工した杉板を焼いた後、縦回転のブラシで表面の炭を落としています。冬目は黒く残り、夏目は薄く炭が残って全体が薄い炭色の仕上がりです。
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木材を通して人と自然の調和を追求し、豊かな生活を創造する中央木材市売の製品をぜひご確認ください。
Arch-LOG  中央木材市売  検索ページ
※文章中の表現/画像は一部を中央木材市売株式会社のホームページより引用しています。
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genkidesuka2022 · 2 years
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言わずと知れた! 発酵食品のパワー
味噌・醤油・酢・キムチ・納豆・日本酒・ウーロン茶などに共通している事。
それは、すべて発酵食品なんです。
まだまだ一例しか過ぎませんが、発酵食品の数は世界に数億個と言われ、私��ちの食生活にも古くからとり入れられてきました。
食品は発酵することで、もとの素材より栄養価や味の風味が増したり、保存性が高まったりして、昨今では健康食材として注目を浴びています。
そんな発酵食品のパワーを知り、上手にとり入れてみませんか?目次
そもそも発酵食品とは
身近な発酵食品の種類
身近な発酵食品の種類1・お酒
日本酒
ワイン
ビール
身近な発酵食品の種類2・調味料
味噌
醤油
豆板醤・コチュジャン
身近な発酵食品の種類3・野菜・豆
ぬか漬け
キムチ
納豆
身近な発酵食品の種類4・肉・魚
ドライソーセージ
生ハム
くさや
身近な発酵食品の種類5・身近な発酵食品の種類お茶
烏龍茶
紅茶
碁石茶
身近な発酵食品の種類6・デザート
ヨーグルト
くずもち
ナタデココ
発酵食品の効果
うま味・甘味が増して風味がワンランクアップ
発酵前と比べて、格段に栄養価がアップ
食品の保存性が高まる
腸の善玉菌のバランスを整えて、腸内環境を正常化
たくさんある!腸にうれしい菌の種類
発酵食品を効果的にとり入れる方法
味噌(麹菌)×しめじ・ブナピー・エリンギなど(菌)
納豆+キムチ
ヨーグルト+果物+蜂蜜
最後に
関連
そもそも発酵食品とは
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発酵とは、微生物の働きにより食品の中のでんぷんやタンパク質が分解されることで、カラダに良い働きのある新しい成分が作りだされることです。
食品を発酵させた発酵食品は、発酵することによりさまざまな良いことが起こります。
身近な発酵食品の種類
ここでは、身近な発酵食品について解説紹介します。
身近な発酵食品の種類1・お酒
日本酒
日本酒は、米を使った日本の伝統的な発酵食品です。
10世紀の初めに、日本酒の作り方が記された書物が刊行されています。米に清酒酵母や麹を加え、発酵させて作ります。
ワイン
世界中で愛されているワインは、原料のブドウにワイン酵母を加えて作ります。
とくに、赤ワインは、ブドウの皮まで丸ごと使うため、ポリフェノールがたくさん含まれています。
ポリフェノールには、抗酸化作用や活性酸素などの有害物質を無害化する効果があります。
ビール
ビールは、ウィスキーと同様、麦を原料にして作られています。
麦芽のデンプンを糖化し、ビール酵母を加えて発酵させます。
作り方によって、さまざまな味の違いを楽しめます。
身近な発酵食品の種類2・調味料
味噌
味噌は、大豆、麹、塩が原料です。
米麹を使う米味噌、豆麹を使う豆味噌、麦麹を使う麦味噌など、さまざまな種類があります。
常温で10カ月から1年ほど熟成させるのが一般的です。
醤油
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醤油は���大豆、小麦、麹、塩が原料です。
大豆のタンパク質を、麹菌の酵素で分解して作られており、醤油乳酸菌や酵母などのはたらきで、熟成が進みます。
原料や製法の違いにより、濃い口醤油、薄口醤油、白醤油、溜醤油など、バリエーションが豊富です。
豆板醤・コチュジャン
豆板醤は、空豆、唐辛子、麹、塩を混ぜて発酵させる、中国の味噌です。
原料として唐辛子が使われているため、日本の味噌に比べると、辛味が強いのが大きな特徴です。
また、韓国の調味料であるコチュジャンは、もち米麹と唐辛子を発酵させて作ります。
酢は、酒に酢酸菌を加えて作ります。
使う原料によって、米酢、黒酢、リンゴ酢、ワインビネガーなど、さまざまな種類があります。
ドレッシングに使ったり、そのまま飲んだりと、さまざまな摂り方ができます。
身近な発酵食品の種類3・野菜・豆
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ぬか漬け
米ぬかと塩を混ぜ、そのなかに野菜を漬けて発酵させたものが「ぬか漬け」です。
野菜に乳酸菌や酵母が付着し、発酵が進み、少しずつ風味がついていきます。
キムチ
キムチは、主に白菜を使った、韓国の辛い漬物です。
一度、塩で漬け込んだ白菜に、唐辛子などを混ぜて発酵させます。独特の味わいが人気で、日本でも好んで食べられています。
納豆
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大豆と納豆菌により、粘りのある納豆が生み出されます。
納豆を稲わらに包むのは、稲わらに納豆菌が生息しているからです。納豆菌で作る納豆以外に、麹菌と乳酸菌で作る、塩辛納豆もあります。
身近な発酵食品の種類4・肉・魚
ドライソーセージ
ドライソーセージは、豚肉、アルコール、塩を混ぜ、腸詰めにして、乳酸菌による発酵を促した食品です。
ペパロニやセミドライソーセージも作り方は同じです。腐敗菌の増殖が抑えられるため、長期保存に適しています。
生ハム
ハムには、豚肉を塩水や塩で塩漬けして乾燥させ、燻製などの加工をしたものと、加工せずにそのまま熟成したものがあります。
ハムのなかでは、生ハムが発酵食品に該当します。 生ハムは、燻製をせずに塩漬けした後に乾燥させ、発酵による熟成を経て作られます。
乾燥、発酵というシンプルな工程が、生ハムの独特の風味を引き出すのです。加熱などの調理を必要とせず、そのままおつまみなどとして食べるのが一般的です。
くさや
くさやは、トビウオやアオムロなどの魚を、「くさや液」という発酵液に浸した後、天日干しした干物です。
さまざまな菌によって発酵させた食品で、強烈なにおいが大きな特徴です。
身近な発酵食品の種類5・身近な発酵食品の種類お茶
烏龍茶
烏龍茶は、中国の伝統的なお茶で、時間をかけて茶葉を発酵させて作ります。
発酵を途中で止める半発酵茶の代表的な存在で、優雅な香りが魅力的です。
紅茶
世界的に人気のあるお茶です。茶葉を酸化発酵させて作っており、発酵茶に分類されます。
赤褐色の色味で、香り高いお茶として親しまれています。
半発酵茶との違いは、最後まで発酵させることです。
碁石茶
高知県で、年に一度だけ出荷されている貴重なお茶です。
蒸した茶葉にカビをつけ、乳酸菌により発酵を促します。
お茶にはたくさんの乳酸菌が含まれており、風邪や動脈硬化の予防にも役立つとされています。
身近な発酵食品の種類6・デザート
ヨーグルト
乳に乳酸菌を混ぜて、発酵させたものがヨーグルトです。
原材料は、牛乳、馬乳、山羊乳などのほか、植物性の豆乳を使ってヨーグルトを作ることもできます。
くずもち
小麦粉に乳酸菌を混ぜ、発酵させて作ります。
長い時間をかけて発酵させたくずもちは、数日かけて水洗いしたうえで仕上げています。
ナタデココ
ナタデココは洋菓子だけではなく、和菓子にも使われています。
ナタデココの原料は、ココナッツの果汁で、酢酸菌を混ぜて発酵させて作ります。
発酵食品の効果
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うま味・甘味が増して風味がワンランクアップ
食品の中のでんぷんがブドウ糖に、タンパク質がアミノ酸に分解されることで、発酵食品独特のうま味や甘みが生まれ、味に深みが出ます。
発酵前と比べて、格段に栄養価がアップ
発酵中に微生物(発酵菌)の働きが加わることで、栄養素がカラダで消化・吸収しやすい形に変化します。
この微生物の代謝活動によりビタミンなどの有効成分が加わって、栄養価が高まります。
大豆の発酵食品である納豆は、ビタミンB2は約7倍、ビタミンKは約86倍に増します。
食品の保存性が高まる
食べ物はカビや雑菌が食品に付着して繁殖することで傷みますが、発酵を担う微生物(発酵菌)が、腐敗の原因物質の繁殖を抑え、食品の保存性が高まります。
腸の善玉菌のバランスを整えて、腸内環境を正常化
発酵食品に含まれる乳酸菌は、腸内の善玉菌の活動を促進させて悪玉菌の繁殖を防ぎます。
腸内のバランスが整うことで、カラダの免疫機能が高まったり、便秘の改善に繋がったりします。
たくさんある!腸にうれしい菌の種類
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普段食べている食品の中には、カラダにうれしい菌がつまったものがさまざまあります。
きのこ:しめじ・エリンギ・まいたけ・ブナピーなど
麹菌:清酒・味噌・醤油・甘酒など
納豆菌:納豆
乳酸菌:ヨーグルト・チーズ・ぬか漬けなど
酢酸菌:お酢
酵母菌:ワイン・日本酒・パン・味噌・醤油
発酵食品を効果的にとり入れる方法
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発酵食品を数種類組合せたり、他の菌活食材と一緒に摂取することで、栄養価がさらにアップし、健康増進に役立ちます。
味噌(麹菌)×しめじ・ブナピー・エリンギなど(菌)
お味噌汁の具材にさまざまなきのこを入れると、味噌の麹菌ときのこの相乗効果が得られます。
生活習慣病の改善、美白効果や腸内環境のバランスを整える効果が期待できます。
納豆+キムチ
キムチの乳酸菌が納豆菌をエサにすることで、腸内の善玉菌が増え、腸内環境が整います。
またキムチに含まれるカプサイシンは、脂肪燃焼にも効果を発揮します。
ヨーグルト+果物+蜂蜜
ヨーグルトの乳酸菌、果物とはちみつに含まれるビタミン・食物繊維を合わせると、便秘改善や美肌効果が期待できます。
はちみつに含まれるオリゴ糖は、善玉菌のエサになるため、腸内環境改善にも効果的です。
最後に
食べ物からとり入れた菌は数日で体外へ排出されるため、腸内環境を正常に保つためには、日々こまめにとり入れることが大切なんです。
昨日食べたから今日はいいや、今日食べたから明日はいいかでは、ないんですね。
健康と美容に役立つ”菌”を積極的にとり入れ、腸内バランスを整えると、健康で元気な体づくりに繋がります。
ぜひ、毎日積極的に取り入れてみてはいかがでしょうか。
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aina-makana · 4 years
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ワインを頂いて、せっかくなので美味しい物を食卓に❣️ 毎度おなじみ✨ 元亀商店の唐揚げは家族皆んな大好き❤ 魚亀さんのタコと帆立でカルパッチョ❗️ ビーツを購入していたのでお手製ドレッシングを掛けて… 魚亀さんのハモ❗️ 煮凍り‼️めっちゃ味付けが良いです💕😍 浦農園さんで購入していたピーナツかぼちゃでかぼちゃとクリームチーズと海老のサラダ←相方作❤️ 頂き物のキュウリとみょうがでビタミンたっぷり✨🥒✨ なんと‼️ 白ワインなのに褐色✨ イタリア産で大好きな辛口😍 豊潤な香りが口いっぱいに広がります❣ 美味し〜い️🥰 今日は飲みすぎても良いかな〜😋🍷🍾 電動ワインオープナー使ったら手放せない💦 充電中はライトアップするのでオシャレじゃないですかー⤴️😍 @genkisyouten #元亀商店 #魚亀 #埼玉県蕨市錦町 #ワインに合う #褐色の白ワイン #電動ワインオープナー #ライトアップ #ライトアップワインオープナー #ビーツドレッシング #ピーナツかぼちゃ #ハモの煮凍り #唐揚げは元亀商店 #台湾唐揚げジーパイ #台湾唐揚げ (豊洲直送 魚亀) https://www.instagram.com/p/CDWEy8XnrPL/?igshid=1e1wi9w7tzlwf
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yfukuoka · 3 years
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【3311目】2022-02-09 東京ボンベイのカレースタンドへ。原点に返ってカシミールを。 SANZOU TOKYO@下北沢・東北沢 ‪____________________________________ *Kashmir Curry SANZOUカシミール 第一級の名店であり日本を代表する老舗「デリー」から受け継いだ「カシミールカレー」ですが、「ボンベイ」ならではこだわりで強烈にアップデートされています。 前回は、「カシミール」を挽き肉で表現した「ウルル」をいただきました。「ウルル」は、辛みと共鳴し合うように甘さや旨みが一緒に飛び込んでくる、合奏のようなカレーでしたが、スープ状の「カシミール」は完全なる独奏。ひとくち味わうだけで、舌を切り裂くような鋭い辛みで僕の心肺機能はバクバク音を鳴らし始めました。か、、、からい。 ライスと一緒に食べてみる。。。 「あ…そうだ。これ、カシミールだった」 そう…このカレーはライスなしでは完結しない、あのデリーのカシミールの延長線上にあるのです。 誤解を恐れずに言うならば、ライスを美味しくいただくための激辛カレーと言ってもよいかもしれません。 そういえばこの鶏肉…表面は赤ワインのような赤褐色で中は真っ白。独特の風味があります。どんな仕込みをしているのかな。 旨い。でも辛い。でも痛い。辛い。でも美味しい。 こんな感じ。 僕は激辛が苦手なので、食べている間に、後悔と幸福が行ったり来たり揺さぶられます。 そして、また食べに来るんだろうな。。。 人間を揺さぶる恐ろしいカレーでした。 ‪‪____________________________________ #foodpic #foodstagram #instafood #tasty #foodstagram #lunch #spice #sanzoutokyo #tokyo #Bombay #curry ‪#reload #インド #下北沢 #リロード #東京ボンベイ #ボンベイ #カレー #カレー部 #カレー好きな人と繋がりたい #フクドローン #ふくすたぐらむ ↓sanzou tokyo @sanzoutokyo (reload) https://www.instagram.com/p/CZyw5CzlASq/?utm_medium=tumblr
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jgfiles · 6 years
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Joker Game Novel Translations: Book 4, Chapter 1 "Valkyrie" - Part 2 of 13
And here we’re back to the second appointment in which I allow translator engines to try to make sense of @great-blaster transcription of the Japanese text of Valkyrie (you can find the link in the notes of this message if you’re interested).
As usual I remember you all translators engine don’t really do a great work in regard to translating things perfectly, and that even if I tried to at least smooth the English a bit and to fix the sentences that were really impossible to understand, my knowledge of Japanese is really so low it’s not worth mentioning so I might have messed up more often than not…
Still, if you feel like meeting up Itsumi Gorō and Yukimura Kōichi in the Germany of December 1939 (yes, the one in which Miyoshi was working as well!) please enjoy this chapter and, please, if you spot mistakes you’re free to come hit me in the head with the right translation. I don’t mind.
Again a lot of thanks to @great-blaster who provided the original transcription and to @unnagi whose summary helped me to figure where this was going when Google translate was being particularly uncooperative.
1 ベルリン中心部、ヴィルヘルム街。 Center of Berlin, Wilhelmstraße [1]. 老舗のホテル、カイザーホーフの大広間で開かれた日独共催パーティーは、なかなかの盛況ぶりだった。 A Japanese-German co-organized party held in the hall of a well-established hotel, the Kaiserhof [2], was being quite a success. 新作映画のお披露目も兼ねるとあってフロアには大勢の招待客がつめかけ、存分に提供された食べ物や飲み物を楽しんでいる。会場の隅で生演奏される弦楽四重奏、さらにはホステス役として駆り出された映画女優たちがパーティーに華を添えていた。 As the party also worked as an exhibition for the new movie there were a lot of invited guests on the floor, enjoying the food and drinks provided to their fullest. A string quartet was performing in the corner of the hall, and movie actresses who were cast out as a hostess appeared at the party making it even more beautiful. 逸見五郎(いつみごろう)は会場を見回し、満足げに軽く目を細めた。 Itsumi Gorō looked around the venue and narrowed his eyes lighted by satisfaction. パーティーに参加しているご婦人方の多くが大きく胸を刳った鮮やかな色のドレスを身にまとっている。対して、男性陣の服装は冴えない褐色の背広――陰で〝ビトラー服″と呼ばれている―――とナチスの灰色の制服姿が目立つ。そのせいで雰囲気がいくらか堅くなっているが、時局柄、この程度はやむを得まい。 Many of the ladies who were participating at the party had big breasts and were wearing brilliant coloured dresses. On the other hand, the men 's clothes were dark brown suits - the shade was called "Vittor clothes" [3] - and the gray uniform of the Nazis stood out. The atmosphere was somewhat stiff due to that, but in view of the present situation, this was unavoidable. 何と言っても、この国(ドイツ)は戦争中なのだ。 Anyway, this country (Germany) was at war. 今年九月の開戦以来、首都ベルリンだけでなく、ドイツの主要都���では厳重な灯火管制が敷かれている。陽が落ちた後は、表通りは真っ暗だ。建物の窓には、外に明かりが漏れないよう分厚いカーテンが二重にかけられている。アルコール類はむろん、日常の食料品までもが配給制となったいま、華やかなパーティーが行われているホテルのこの空間だけが、まるで時空の異なる別世界のようだ。 Since the war had started in September of that year [4], strict lighting control had been imposed, not only in the capital city of Berlin but also in major German cities. After the sun set, the main streets were pitch black. Thick curtains are applied twice to to the windows of the buildings so that the light won’t leak outside. Of course there is a distribution system not only for alcohol, but also for everyday grocery so that only this space of the hotel where colorful parties are held seems to be a different world with different space-time. 顔を上げ、傍らの壁を斜に見上げた。 He raised his face and looked up at the wall at his side. パーティー会場正面の一番目立つ場所に、巨大な日章旗とナチス・ドイツの国旗であるハーケンクロイツ旗が麗々しく掲げられて���る―――。 In the most prominent place in the front of the party venue, a huge Japanese flag and the Nazi Germany national flag, the Hakenkreuz flag [5], were nicely raised. 「ハイル、ヒトラー」 "Heil, Hitler [6]." 逸見はグラスを顔の前に掲げ、口の中で冗談めかして呟いた。次の瞬間、背後から突然日本語で声をかけられた。 Itsumi muttered jokingly as he raised a glass in front of his face. The next moment, he was suddenly called out in Japanese by a voice behind him. 「トーゴーさん?ゼン・トーゴーさんですよね?」 "Togo-san? Aren’t you Zen Togo-san?" ぎょっとして振り返ると、日本人の青年が立っていた。中肉中背。地味な灰色の背広。整ってはいるが、これといって特徴のない印象の薄い顔だ。色白の頬が興奮のせいで薄く上気している。 When he turned around to look back, he saw that a Japanese young man was standing there. Medium built. Sober gray suit. Although pleasant, his face was thin with no particular characteristics. The fair white cheeks are flushed with excitement. 「申し訳ないが、人違いだ」 "I am sorry, but you’re mistaken." 逸見はそっけなく答えた。 Itsumi responded flatly. 「えっ?あっ、すみません。僕はまたてっきり……」 "Eh? Ah, I am sorry. I was so sure... " 気の毒なほど動揺した様子で口ごもる青年に、逸見は片目をつむってみせた。 Itsumi winked to the young man who was obviously pitifully upset. 「〝ゼン・トーゴー″は新作映画の中の役名でね。スクリーンの外では逸見五郎だよ」 "‘Zen Togo’ is my name in the new movie. Outside of the screen I’m Itsumi Gorō." そう言って、豪快に笑い飛ばした。 Saying that, he smiled wildly. 青年は一瞬呆気にとられたように目をしばたたかせた。が、すぐに合点がいった顔付きで「あっ、なるほど。そういうことか」と呟くと、改めて逸見にむかって色紙を差し出した。 The young man blinked as though he had been astounded for a moment. But, immediately, with the expression of one who had connected the dots murmured, "Ah, I see. That’s it." then again pushed toward Itsumi a colored paper. 「サインをお願いできないでしょうか」 "Can you please give me an autograph?" 「いいよ」 "Okay." 逸見は無造作に色紙を受け取り、タキシードの内ポケットから愛用の万年筆を取り出した。 Itsumi took colored paper in a casual way, taking out his favorite fountain pen from the inner pocket of his tuxedo. 「宛て名はどうする?」 "Who do I address it to?" 「名前を入れて頂けるんですか?うれしいな。それじゃ〝雪村幸一(ゆきむらこういち)さんへ″とお願いします。空から降る〝雪″に、村役場の〝村″、〝幸い″〝一つ″です」 "Can you address it to me? I'm so happy. I'd like it to say "To Yukimura Kōichi-san". It’s written with the kanji "雪" (Yuki) of the snow falling from the sky, "村" (mura) of the village hall, "幸" (Kō) of happiness and "一" of one." 「雪村さん、今回の新作映画は気に入ってくれたかな」 "Yukimura-san, I wonder if you liked this new movie." 「もちろんです!素晴らしい映画でした!」 "Of course! It was a wonderful movie!" 「どこが一番気に入った?」 "What did you like the most?" そうですね、と首を傾げた雪村は、考え考え答えた。 Well, tilting his head Yukimura, replied thoughtfully. 「何といっても、脚本が良かったと思います。例えば、映画の冒頭でトーゴーが銀のフラスクから酒を注ごうとして苦笑する場面がありますよね。いつも持ち歩いているフラスクが実はスパイの小道具の一つ―――小型爆弾だった、というあのエピソードが、最後の最後であんな形で物語に関わってくるだなんて!観ていて、思わずなるほどと膝を打ちました」 "Anyway, I think that the script was good. For example, at the beginning of the movie there is a scene where Togo smiles bitterly at a silver flask trying to pour sake from it. The flak he always carry around is actually one of the props of a spy --- a small bomb, that episode, at the very end was relevant to the story in such a way! When I was watching I instinctively hit my knee. " 逸見はサインした色紙を返しながら、意外な気がして相手を見直した。あの伏線に気づくとは、まんざら馬鹿ではない。目を細めた逸見の表情の意味を勘違いしたのだろう、雪村が慌てた様子で早口に付け足した。 While returning the signed paper, Itsumi felt surprise and reconsidered his companion. Since he noticed the hints he wasn’t a stupid. Perhaps misunderstanding the meaning of Itsumi’s narrowed eyes, Yukimura added in panic. 「もちろん、ニヒルさを漂わせる日本のスパイ、ゼン・トーゴーを演じた逸見さんの演技は文句なく素晴らしかったです。ほかにも……」 "Of course, the performance of Itsumi who played the nihilistic Japanese spy, Zen Togo, was unquestionably fabulous. Besides ..." 逸見は軽く手を振り、雪村の追従を遮った。 Itsumi gently waved his hand, interrupting Yukimura's follow-up. 気がつくと、いつの間にか周囲に人の輪ができていた。その中の何人かが、参加者に配られた映画のパンフレット見本を差し出して、逸見にサインを求めた。 They realized a circle of people had formed around them without them noticing. Some of them pushed out a pamphlet of the movie given to the participants and asked Itsumi to sign it. 気軽にサインに応じながら、逸見は人々が好き勝手に口にする映画の感想にそれとなく耳をすまし、おおむね好意的な感想ばかりなのを確認して、ほっと息をついた。 While casually accepting to sign, Itsumi implicitly listened to the impression of the movie people talk about, confirming there were only favorable impressions, and grew relaxed. 日独共同製作となった新作映画『二人のスパイ』―――ドイツ語タイトルは『ディー・ツヴァイ・シュピオーネ』―――の筋書きはこうだ。 This is the scenario of the new movie co-produced by Japan and Germany "Futari no spy" ("The Two Spies") -German title "Die Zwei Spionen" -. 主人公は日本帝国陸軍のスパイ、ゼン・トーゴーと、やはりドイツ陸軍から派遣された若きスパイ、シュテファン・シュバルツ。敵国に潜入した二人は、ふとしたことからお互いが日本軍とドイツ軍から派遣されたスパイだと気づく。最初、二人は反目する。金髪碧眼、非の打ち所のないドイツ人青年シュテファンの目には、はるばる海を越えて派遣されてきた東洋人のトーゴーが、任務を忘れ、女遊びにうつつを抜かしている〝怠け者″のように見えたからだ。案の定、トーゴーは敵の女スパイがしかけた罠にひっかかり、危うく命を落としかける。その危機を救ったのが、シュテファンだ。その過程でシュテファンは、トーゴーの女遊びが実は情報を得るための偽装であることを聞かされる。誤解は解けた。二人は協力して、敵国の巨大な陰謀をついに突き止める。だが、その直後、今度はシュテファンが敵の手に落ちる。厳しい拷問を受けるシュテファン。トーゴーは敵の裏をかいて、シュテファンを救出する。夜の街を疾走る二人。もう少しで国境というところまで来て、二人は敵に包囲される。このままでは二人とも捕まることを悟ったトーゴーは、シュテファンにすべてを託して自ら死地に逝く―――。 The heroes are a spy of the Japanese Imperial Army, Zen Togo, and a young spy sent from the German Army, Stefan Schwartz. The two, who had infiltrated in an enemy country, suddenly realized that each of them was a spy dispatched one from the Japanese army and the other from the German army. At first, the two antagonized. In the eyes of the blond haired blue eyed, impeccable German youth Stefan, the Asian Togo who had been sent all the way across the sea, had forgotten his mission and seemed like a "lazy fellow" and also a playboy. Sure enough, Togo got caught in a trap brought by an enemy woman spy, and put his life at risk. It was Stefan who saved him. During this Stefan was told that Togo's playboy act is, actually, a camouflage to get information. The misunderstanding was solved. The two worked together to finally discover a huge conspiracy from the enemy country. But shortly afterwards, this time it was Stefan who fell into the enemy 's hands. Stephan was subjected to severe torture. Togo, behind the enemy’s back, rescued Stefan. The two people ran in the streets at night. Coming up close to the border line, the two were surrounded by enemies. Togo, who realized that both of them would be caught if nothing were to change, entrusted everything to Stefan and died alone-. 「わたくし、二人とも死んでしまうんじゃないかと思って、ずっとハラハラしながら観ていましたわ」 "I thought that both of you would die and I was staring at you all the way." 深紅のドレスを着た大柄な中年のドイツ人女性が声高に言った。 A large middle-aged German woman wearing a crimson dress shouted loudly. 「手に汗を握るというのは、まさにあのことを言うのですわね」 "I mean I was sitting on the edge of my seat in suspense, exactly as you said." そう言いながら興奮した様で大きく手を動かすので、手にしたグラスからいまにもワインがこぼれ出しそうだ。 As she excitedly said so she moved his hands a lot, so that it was likely the wine would spill out from the glass she got. 「私はむしろ、トーゴーのような男は何があっても生き延びると思っていたのだがね」 "I thought that a man like Togo survives anything, no matter what." かっぷくの良い実業家風のドイツ人男性がそう言って眉を寄せた。くわえていた葉巻を口から離して逸見に尋ねた。 A good, businessman-like German male said so while furrowing his eyebrows. He pulled out from his the mouth of the cigar that he was holding and questioned Itsumi. 「ミツコ、と言ったかな?トーゴーの婚約者だったあの日本の娘は、あの後どうなるのだ?シュテファンと結婚することになるのかね?」 "Wasn’t she called Mitsuko? What will happen to that Japanese girl who was Togo’s fiancée, will she marry Stefan?" 「そうかもしれません。あるいは、そうでないかも」 "Maybe so, or maybe not." 逸見は慇懃に答えた。 Itsumi answered in a hurry. 「何?どういう意味かね?」 "What? What do you mean?" 「映画の続きは、観客の皆様、それぞれの胸の内にあるのです」 "The continuation of the movie is in the heart of the audience." 逸見はグラスを上げ、奇麗に並んだ白い歯を見せて、にこりと笑って答えた。 Itsumi raised his glass and smiled showing beautiful straight white teeth as he answered. 「続きがどうなるのか。お好きな物語を、どうぞご自由に想像して下さい。それも映画の楽しみのひとつです」 "What will happen next? Please feel free to imagine your favorite story. That is one of the pleasure of movies." 「フム、そんなものかね」 "Hm, is that it?" 実業家風の男性は何だか騙されたような納得のいかない顔でふたたび葉巻をくわえた。 The businessman-like man resumed smoking his cigar with an unconvinced expression, as if he felt as if they were deceiving him. 男の連れの瘦せたご婦人が、逸見をじろじろと眺めて訊ねた。 The lady who had accompanied that man looked at Itsumi carefully before making her question. 「貴方、映画の中より年上に見えるわね。本当はおいくつなの?」 "You look older than in the movie, how old are you?" 「二十八、と言っておきましょうか」 "Shall I tell you? I’m twenty eight." 「それは今回の映画の主人公、ゼン・トーゴーの設定でしょう?わたしが訊いているのは、貴方の本当の年齢よ」 "Isn’t it the set age for the main character of this movie, Zen Togo? It’s your true age what I am asking you." 「弱りましたね」 "I’m hurt." 逸見は苦笑しながら、左右を見回した。 Itsumi smiled bitterly, looked around at his left and right. 周囲に集まった者たち全員が答えを待っている顔付きだ。 All the people gathered around him had the expression of being waiting for an answer. 「では、みなさん。ここだけの秘密ですよ」 "Well, everyone. This is a secret that will remain between us here." 逸見は手招きをして人の輪を狭め、額を寄せて小声で囁いた。 Itsumi invited the circle of people to come closer, furrowing his brows and whispering in a low voice. 「じつは、もうすぐ三十五になります」 "Well, I’m almost thirty-five." 「ほんとうに?」 "Really?" 「なるほどね」 "I see." 「やっぱり、映画俳優は若く見えるものだ」 "After all, movie actors look young." 「それとも日本人はみんなそうなのかしら?」 "Or are all Japanese people like that?" 〝ここだけの秘密″を教えてもらった者たちはすっかり御満悦の様子で、口々に好きなことを喋っている。 Those who learnt "the secret that will remain between us" were totally satisfied and started talking about their favourite things. 逸見はドイツ特産の甘い白ワインをひとくち口に含み、〝クラーク・ゲーブル似″とも称される美しい口髭の下で苦笑を押し殺した。 Itsumi drank a sweet white wine, which was a German special product and hid a bitter smile under his beautiful moustaches, whose style was also known as "Clark Gable" [7]. 本当は今年で四十だ。 Actually, he’ll be forty that year. だが、本当の年齢などいったい何の意味がある? However, what is exactly the meaning of his real age? 映画は嘘の芸術だ。スクリーンに映る光と影を観て、観客がどう思うか、何を感じるかがすべてだ。スクリーンの外での〝本当のこと″など、何の意味も待たない―――。 A movie is an artistic lie. Watching the light and shadows on the screen, all that matter is what the audience thinks and feel. Such things as "real thing" had no meaning outside the screen ---. それが逸見のポリシーであり、信念だった。例えばシュテファン役のクルト・フィッシャーなど、スクリーンの中ではあれほど見栄えのする役者もいない。が、頭の悪さはおよそ人前に出せた代物ではない。 It was Itsumi’s policy and belief. Take Kurt Fischer who had the role of Stefan; not many actors can look so good on the screen. But his stupidity is not something that can be showed to the public. 「スパイか。憧れるな……」 "A spy? Wouldn’t you like to be one..." 親衛隊(SS)の灰色の制服を着たドイツ人の青年が、思わず、といったように呟いた。顔を上げ、まわりに聞かれたことに気づいて、慌てた様子で手を振った。 A German young man wearing a gray uniform of the Schutzstaffel (SS) [8] misunderstood what he muttered unintentionally. Raising his face as he realized what he was being asked about he waved his hands in panic. 「冗談ですよ、冗談。僕なんかにスパイが務まるはずがない。僕は、その、何というか、映画に出てきたシュテファンみたいに美男子じゃないですからね」 "It’s a joke, a joke. I can’t work as a spy. I… Well… how to put it… I’m not a beautiful boy like Stefan who appeared in the movie." ヒトラー少年隊(��ーゲント)から上がってきたばかりだろう、年の割に骨太のがっしりした体格、にきび痕の目立つ幼さを残した顔は、たしかに女性の気をひく〝二枚目″とは言い難い―――。 That person should have just left the Hitler Youth (Hitlerjugend) [9], he had a strong physical structure and a face that had been left with conspicuous acne scars from his youth and certainly considering the attention he was getting from the ladies it was hard to say he was "handsome" ---. 「おいおい、それじゃきみは、映画に出てくるような人物が本物のスパイだと思っているのかい?」 "C’mon, then, would you think that a person who appears in a movie is a real spy?" 逸見は冗談めかした口調で青年に尋ねた。 Itsumi asked the young man in a joking tone. 「えっ、違うのですか?」 "Er, is he not?" 「自分で演じておいて、こんなことを言うのも何なんだがね」 "I prepared myself for the role, and I can say it with confidence." 逸見は頭を掻いて言った。 Itsumi scratched his head and continued. 「今回の映画の役作りのために色んなところで、あれこれ聞いてまわったんだが、本物のスパイはどうやらあんな風じゃないらしい。実際のスパイはシュテファンのような美男子ではない―――というか、スパイになる人物はそもそも魅力的な人物であってはいけないらしいんだ」 "I’ve heard it in various places when I was preparing myself for the role in this movie but apparently the real spy seems not to be like that. A real spy is not a beautiful boy like Stefan ---, I mean, it seems that the person who becomes a person must not be a glamorous person in the first place. " 「スパイが?」 "A spy can’t be as such? " 「美男子であってはいけない?」 "It can’t be a beautiful boy? " 周囲の聴衆は、逸見が何を言い出したのかと訝しむように顔を見合わせた。 The people in the surrounding audience looked at each other as if to say what in the world Itsumi was saying. 「いいですか、みなさん」 "All right, everyone?" 逸見はぐるりと周囲を見回し、大袈裟な身振りで手をあげて、聴衆の注意を集めた。 Itsumi looked around, raised his hand with an exaggerated gesture and gathered the attention of the audience. 「スパイの仕事とはなんです?第一に、敵が秘密にしている機密情報を、相手に気づかれないようこっそり探り出し、密かに自国に持ち帰ることです。だとしたら、本物のスパイは目立っちゃいけない。どこにいても人目をひく二枚目には、そもそも向いていないのです。〝闇から闇へ″〝人知れず行動する″〝誰にも疑われない″。それが本物のスパイの鉄則です。だがしかし……だとしても、しかしです……」 "What is a spy’s job? First of all, it is to secretly search confidential information that the enemy is keeping secret and secretly bring them back home without being noticed by the other person. Therefore, real spies shouldn’t stand out. It wouldn’t suit it in the first place, to be an eye catching beautiful man who draw attention wherever he is. "They come from darkness and go back to darkness" "Acting in an unnoticeable manner" "Someone beyond suspicions." Those are the real rules of the real spy. But... even so ... however .... " 逸見は声の音量を徐々に下げ、言葉を切って難しい顔で黙り込んだ。 Itsumi gradually lowered the volume of his voice slowly, silencing his words with a complicated expression. 周囲の者たちが自然と身を乗り出し、固唾を呑んで話の続きを待っている―――上目づかいにそのことを確認して、詰めていた息をふうと吐き出した。 The surrounding people spontaneously began to lean forward, waiting for the continuation of the story with breathlessly --- he confirmed that raising his eyes and then breathed out his next words. 「しかし、それでは映画としては面白くならない」 "But then it will not be fun as a movie."[10] 肩をすくめて言った。 He shrugged as he said it. 「いくら本物のスパイが目立たない人物だからといって、目立たない人物が、目立たないように行動している様子を映画にしても仕方がない。そんな映画を、わざわざお金を払って誰が観に来るというのです?だから、映画の中ではスパイはあくまで命知らずで、喧嘩に強く、当然女性にももてる。そうでなくちゃならない。なぜか?観客の皆様が、スパイに魅力的であってほしいと望むからです。そう、映画はあなたたちの物なのです。みなさん、御清聴、ありがとうございました」 "Because even though real genuine spies aren’t noticeable, inconspicuous figures, there is no point in making a movie in which you act so as to be inconspicuous. Why would one bother to pay for such a movie and who would come to see it? So, in the movies, spies are daredevils, strong during fights and also naturally popular with women. They have to be. Why? It is because everyone in the audience wants a spy to be attractive. Yes, the movie is made for you. Everyone, thank you for listening. " おどけたように右手をくるりと回して一礼すると、聴衆の中から軽い笑い声があがった。何人かは拍手をして寄越した。 At his humorous brief bow done rotating his right hand, a light laugh erupted from the audience. Some applauded. そんな中、さっき〝スパイに憧れる″と言った親衛隊の制服を着た青年だけは、相変わらず首を傾げていた。 Meanwhile, only the young man who was wearing the uniform of the uniform of the Schutzstaffel and that had asked him if "he would like to be a spy" was tilting his head as usual. 「それじゃ、僕もスパイになれるってことですか?」 "Well then, does that mean I can be a spy?" 「私に訊かれても困るがね」 "If you ask to me, I can’t really tell." 逸見は目を眇め、相手の姿をじろじろと眺めて言った。 Itsumi looked in his eyes, staring carefully at the other’s face. 「少なくともその制服を着ているかぎりは無理なんじゃないかな?その制服は、何というか、ちょっと目立ちすぎる。もちろん、きみには良く似合っているがね」 "At least as long as you wear that uniform I guess it's impossible? That uniform, well, is somewhat outstanding. Of course, it looks good on you." 「似合っている?そう、ですか?」 "Who would match the description? Well, who?" 相手の青年は目をしばたたいて呟いた。言葉の意味をはかりかね、喜んでいいのか怒った方がいいのか決めかねている様子だ。 That young man muttered squeezing his eyes. It seems that he was unsure whether to be pleased or angry due to the meaning of his words. 「そうだな、本物のスパイということであれば……」 "Yeah, if there’s a genuine spy here...." 逸見は周囲を見回し、聴衆の中の一人の人物に目を留めた。 Itsumi looked around and gazed at one person in the audience. 彼がまだいたとは、驚きだ。 It was surprising that that person was still there. 「案外、彼なんかが本物のスパイなのかもしれない」 "Unexpectedly, he could be a real spy" 逸見はそう言って、最初にサインを貰いに来た日本人の青年―――雪村幸一―――をぴたりと指し示した。 Itsumi said so, pointing at the Japanese youth --- Yukimura Kōichi --- who asked his autograph at the beginning. 皆の視線がいっせいに雪村に集まった。 Everyone's eyes turned on Yukimura at the same time. 「僕?僕が、スパイ?」 "Me? I could be a spy?" 雪村は唖然としたように目を白黒させ、慌てた様子で体の前で両手を振った。 Yukimura’s eyes widened, as if he were stunned and shook his hands in front of his body in panic. 「いやいや、待ってください。僕は日本から来たただの内装屋で……新しく建築中の日本大使館の内装を請け負っているだけですよ。嘘だと思うなら、日本大使館に問い合わせてもらえば……」 "No, please, wait. I am only an interior clerk from Japan ...... I am only undertaking the interior decoration of the new Japanese embassy under construction. If you think that it is a lie, ask the Japanese embassy…" 逸見はぷっとふきだした。 Itsumi immediately spoke up. 「冗談だよ、ちょっとした冗談。雪村さんがあまりおとなしくて、目立たないものだから、ちょっとからかってみただけだ。目立たない者こそがスパイだというなら、まさに雪村さん、あなたこそスパイに相応しい」 "It's a joke, a little joke. Since Yukimura-san is not very conspicuous and noticeable, I just tried to tease him. If one were to say that someone inconspicuous is a spy, Yukimura-san, you’re exactly like one." 「……勘弁してくださいよ」 “…Give me a break.” 雪村はげんなりしたように顔をしかめた。 Yukimura frowns as if he had just received a blown. 逸見は顔を上げ、周囲の者たちを見回すようにして、もう一度声をあげた。 Itsumi raised his face, looked around the surrounding people, and raised his voice again. 「それでは、みなさん。この後もパーティーを楽しんでください」 "Well then, everyone, please enjoy the party even after this!" その場を離れぎわ、逸見は傍らにいた若い共演女優の腰にそっと手を回した。 As he left that spot, Itsumi gently wrapped his arm around the thin waist of the young female costar who was next to him. NOTES: [1] Wilhelmstrasse is a major thoroughfare in the central Mitte and Kreuzberg districts of Berlin, Germany. Until 1945, it was recognised as the centre of the government, first of the Kingdom of Prussia, later of the unified German Reich, housing in particular the Reich Chancellery and the Foreign Office. [2] Hotel Kaiserhof was a luxury hotel in Wilhelmplatz, Berlin, Germany. It opened in October 1875. It was located next to the Reich Chancellery in what was at the time the city's "government quarter". [3] Vittor clothes (ビトラー服). Sorry I couldn’t find info on this one. [4] September 1, 1939: World War II begins when the Germans invade Poland with a three-front Blitzkrieg. [5] Hakenkreuz flag, better known as the swastika flag. The swastika was adopted by several organizations in pre–World War I Europe and later, and most notably, by the Nazi Party and Nazi Germany prior to World War II. It was used by the Nazi Party to symbolize German nationalistic pride. [6] Heil, Hitler (“Hail Hitler!”) was the famous line said when doing the Hitler salute (Hitlergruß), a gesture that was used as a greeting in Nazi Germany. The salute was performed by extending the right arm from the neck into the air with a straightened hand. It was adopted in the 1930s by the Nazi Party to signal obedience to the party's leader, Adolf Hitler, and to glorify the German nation (and later the German war effort). The salute was mandatory for civilians, but was mostly optional for military personnel who retained the traditional military salute until shortly after the failed assassination attempt on Hitler on July 20, 1944, by Claus von Stauffenberg and co-conspirators. [7] William Clark Gable (February 1, 1901 – November 16, 1960) was an American film actor and military officer, often referred to as "The King of Hollywood" or just simply as "The King". His moustache began so famous that people, to refer to moustaches styled like his, says Clark Gable moustache… which it’s funny since he didn’t want one to begin with. He had to grow one for 1930’s play "Love, Honor and Betray" but cut it immediately afterward… but was forced to grow it back in 1933 for his role in "The White Sister" and by the time he filmed "It Happened One Night" (1934) which made his fame soar and his moustache copied by millions of fans. [8] The Schutzstaffel (SS) was a major paramilitary organization under Adolf Hitler and the Nazi Party (NSDAP) in Nazi Germany, and later throughout German-occupied Europe during World War II. From 1929 until the regime's collapse in 1945, the SS was the foremost agency of security, surveillance, and terror within Germany and German-occupied Europe. The two main constituent groups were the Allgemeine SS (General SS) and Waffen-SS (Armed SS). The Allgemeine SS was responsible for enforcing the racial policy of Nazi Germany and general policing, whereas the Waffen-SS consisted of combat units within Nazi Germany's military. A third component of the SS, the SS-Totenkopfverbände (SS-TV), ran the concentration camps and extermination camps. Additional subdivisions of the SS included the Gestapo and the Sicherheitsdienst (SD) organizations. They were tasked with the detection of actual or potential enemies of the Nazi state, the neutralization of any opposition, policing the German people for their commitment to Nazi ideology, and providing domestic and foreign intelligence. [9] The Hitler Youth (Hitlerjugend) was the youth organisation of the Nazi Party in Germany. Its origins dated back to 1922 and from 1933 until 1945, it was the sole official youth organisation in Germany and was partially a paramilitary organisation; it was composed of the Hitler Youth proper for male youths aged 14 to 18, the German Youngsters in the Hitler Youth (Deutsches Jungvolk in der Hitler Jugend or "DJ", also "DJV") for younger boys aged 10 to 14, and the League of German Girls (Bund Deutsche Mädel or "BDM"). [10] It’s speculated that this story is Yanagi Koji’s answer to the ‘Joker Game’ movie in which the novels were adapted so as to get a much more action oriented story with a beautiful male character playing in the role of the spy.
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hananien · 4 years
Text
【/D】テーブルクロスの下で
AU、モブ×ディーン、モブ視点。8500字くらい
兄弟は少年(S10/D14くらい)。ジョンがいなくなり、里親に引き取られている。わるいソーシャルワーカーとわるい里親に搾取されるディーン。気づかないサム。
以前「誰にもいわないで」という話をアップしましたがあの設定で書きたかったのがコレです。でももう別物です。。
気味の悪い話です。
 人の家に招待されるのは慣れているが今回は特別だった。イドリスは今にも吐きそうな気分で塗装のはげたインターフ��ンに指を伸ばした。何十年も前に取り換え工事をしたのか古い配線がスイッチのすぐ側にぶら下がっている。その黒ずんだスイッチを見ていると腹の具合がますます悪くなる気がする。普段の彼ならこれに触れるくらいなら一晩の飯くらい喜んでキャンセルするだろう。今回は特別なのだ。  ベルが鳴ってすぐに見知った顔が彼を迎えた。この家の家主ではないがイドリスを招待した男だ。人好きのする丸顔。清潔そうな金褐色の口ひげを蓄えた、評判のいいソーシャルワーカーだ。イドリスは常々、恵まれない少年たちに対する彼の情熱と行動力に感心していた。今ではその感心は尊敬の念にまで達している。  「ようこそ。よく来てくれました」 ニックというその男はにこやかに挨拶をして、イドリスの上着と帽子を預かった。コートハンガーにはすでに重そうな上着が数枚かかっていた。イドリスは自分が最後の訪問者になったことに怯んだが、少しほっとした。というのも家の内装が外見といくらも変わらない古ぼけて汚らしいものだったからだ。ドアの前に敷かれたマットなど、うっかり踏もうものなら何百年もの間蓄えた埃と靴裏の糞を巻き上げそうだ。なかなか立派なシャンデリアや装飾額の絵画などもあるが、どれも埃のかぶった蜘蛛の巣に覆われている。長居はしたくない家だ。  ところがダイニングルームに入ると景色が一変した。部屋が明るい。広さはそれほどなく、八人掛けの長テーブルが置かれていてそれででいっぱいの印象だ。着席していた三人の男たちが一斉にこちらを見たので、イドリスはいつも通りの愛想笑いで会釈をして、ニックに示された席に腰を下ろした。清潔でシミひとつ見えない白いテーブルクロスと同じ刺繍をされたカーテンが、通りに面している六角形の窓を外界の視線から守っている。床は椅子が滑りやすい板張りで、埃ひとつ落ちていなかった。まるでここだけが他の家のように美しい。  「ようこそ、校長先生」 上座の男がいった。「アンドリュー・リックスです。あなたをご招待できて光栄です。こちらはアデリ保安官」 左手に座る男が小さく手をあげた。「こちらはキンツル医師」 右手の男が頷いた。  「こちらこそ、ご招待に預かりまことに光栄です」 イドリスは椅子を引き直した。滑りがよくてテーブルに腹がくっつきそうになり、足を踏ん張って少し戻す。向かいの席に座ったニックが自分に声をかけたことを後悔していたらどうしようと思ったが、ちらりと見た彼の顔には、新参者に対する期待と、これからの楽しい時を想像させるような高揚感の色があるだけで、ほっとする。「わ、私は、ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、この地区の学校の校長をしていまして……」  とつぜん、みんなが笑いだした。イドリスはぎくっとしたが、それは緊張がほどけるような和やかな笑いだった。「いや、いや。あなたのことはよく知っていますよ」 グレーの髪を短く刈った、おそらくはもう六十代になるだろうに、若々しい印象のキンツル医師が手を伸ばしてきた。「イドリス・ウエイクリング校長。私の孫が来年転入予定です。よかったら目をかけていただきたいね」  「ああ、それは、ぜひとも」 あわてて手をつかみ、握手をする。  「私も先生のことはよく存じ上げています。一緒にコンビニ強盗を追いかけたでしょう? 忘れてしまった?」 アデリ保安官にも握手を求められる。ぱりっとしたクリーム色のシャツの肩がはち切れそうな体格の良い男だ。イドリスは日に焼けて皺の深い彼の顔をまじまじと見つめ、もうすいぶんと昔の記憶がよみがえってくるのを感じた。「――ああ! あの時の! あれはあなたでしたか、保安官!」  遠い未知の世界に飛び込んでいくものとばかり思っていたのが、あんがい近しいコミュニティの男たちに歓迎されていると実感し、イドリスの腹の具合はとてもよくなった。  「さて、そろそろ始めましょうか。お互いのことを知るのは食事をしながらでもできますしね」 家主のリックスが手を一度叩いた。「さあ、おいで」  暖炉の影からゆらりと人が現れて初めて、イドリスは少年がずっとそこにいたことに気が付いた。  少年のことは、当然イドリスは知っていた。彼の学校に通う問題児として有名な子だ。イドリスがこの集まりに参加する気になったのも、彼の学校以外の態度に興味があったからだ。  しかし、当の彼を見るまでは、信じられなかった。ソーシャルワーカーのニックは彼を”とても従順”だと評したが、イドリスはそれは自分を不道徳な会へ引きずり込むための方便だとすら思った。学校での彼を見るに、とても”従順に”扱えるとは思えなかった。ニックは彼の舌のテクニックの上手さを声高にセールスしたけれど、イドリスは自分の大事な持ち物を咥えさせるのは不安だった。部下の教員が暴れる彼を抑えようとして二の腕を噛まれ、一か月も包帯を巻いて出勤したことを思うと震えが走る。それでも断らなかったのはこの少年が非常に端整な見目をしているからで、よしんば暴れる彼を押さえつける役として抜擢されたのだとしても、そうして嫌がる彼が弄ばれるのを見ることができれば上々と思ったからだ。  それがどうだ。ここにいる少年は、学校での彼とは別人のようだった。高い襟のボタンを上まで留めてまっすぐに立つ彼は若木の天使のように静かだ。  「ディーン、お前ももう腹がぺこぺこだろう。今日は先生もいらしてる。ご挨拶して、準備にかかりなさい」  「はい、おとうさん」  リックスの言葉に従順に頷くと、なんと彼はそのまま、”おとうさん”と呼んだ者の唇にキスをした。それが終わると、きちんとアイロンのかかったハンカチをズボンのポケットから出して、ていねいに口をぬぐった。そしてまた、今度はリックスの隣に座る保安官に「こんばんは、ようこそ、アデリ保安官」とあいさつすると、白い手で保安官の頬を包み、ちゅっとキスをしたのだった。  唐突に始まったショーに、イドリスはすっかり動揺し、その動揺を表に出さないよう必死に尻の穴を引き締めた。少年ディーンは、順当に隣のニックにもキスしたあと、やはりていねいに口をぬぐい、イドリスの横に立った。  「こんばんは、ようこそ、ウエイクリング校長先生」  「こんばんは」 だれも返事をしなかったのに、とっさに挨拶を返してしまい、まずいのかと思ったが、慌てて周りをみると、みな微笑ましい様子で見守っているだけだった。  「エヘン――」 気恥ずかしさに咳をしていると、するりと手が伸びてきて、頬を少年の手で包まれた。くるなと思った時には、もう柔らかい唇が触れていた。  小さなリップ音とともに唇は離れた。手が離れていくときに親指がやさしくもみあげを撫でていった気がした。イドリスがぼうっとしているあいだにディーンは自分の唇の始末を終え、最後のキンツル医師にも挨拶とキスをした。  最後にディーンは、それまで口をぬぐってきたハンカチで自分の目を覆い、頭の後ろで結んだ。  「さ、それではお楽しみください」 リックスの言葉が合図だったかのように、さっとしゃがむと、ディーンの姿はそれきり消えた。  キンツル医師が親切そうにほほ笑んで家主とイドリスの顔を交互に伺い見る。「アンドリュー、今日は彼は初めてだから……」  「ああ、そうか! ルールを説明しておりませんでしたな。先生、これは実に紳士的でシンプルな約束です。ディーンを呼ぶ時は足を使ってください。届かないからといって、靴を脱いで飛ばすのはなし。ディーンが怪我をしてしまうし、誰かが準備万端のアソコをむき出しにしてたら大変なことになるでしょう?」 ハッハッハッと、陽気に笑う。「基本的には終わるまでディーンはやめませんが、あまり長いと他のみなさんが不満になるので、私のほうで様子を見てやめさせることもあります。今まであったかな、そういうの?」  「ないよ、ない。だって十分だってもたない」 ニックが自分のことのように誇らしげに、自信たっぷりにいう。「ディーンはすごい。今までの子で一番だ。僕らはいまや、彼にすっかり飼いならされてるよ」  「その通りだ」  「たいした子だよ」 医師も保安官も笑い合って頷く。  「だれにもついていないのに、呼んでもすぐに来ないこともある。そういう時、彼は休憩中だから、少し待ってやってくれ」  「あとはサムだ」  「そう、サムだ。校長先生、サムのことは知っていますよね?」  「ああ、ええ。ディーンの弟でしょう。四歳下の。知っていますよ、教員が言っていました。学校でも二人はいつも一緒だそうです」  「サムがこの部屋にいる時は、最中だったらいいんだが、そうでなければサムがいなくなるまで待ってあげたほうがいい」  「サムがこの部屋に?」  イドリスは驚いた。この会合のあいだ、この部屋へは不道徳な合意を果たした者だけしか入れないものだと思っていた。  しかし、リックスは平然とした顔で頷いた。「ええ、彼には給仕を任せていますから」  「大丈夫ですよ、難しく考えなくとも」 キンツル医師がイドリスのほうへ首を傾けてささやく。「皿が空く直前に呼んでしまえばいいんです。サムが給仕しているあいだは特に良くてね。タイミングを教えてあげますよ」  リックスがみなに確認する。「では?」  三人の客がダン、と一斉に床で足を鳴らした。それと一息空けて、リックスが手元のベルを鳴らす。イドリスは少し様子をみることにした。テーブルクロスは床まで長さがあり、その中でディーンがどのような動きをしているか、まったくわからない。そもそも、ほんとうに彼はいるのだろうか? 男たちはテーブルの端に手をついて上半身をゆらゆら揺らしている。顔だけは澄ましてテーブルの上の蝋燭や果物を見つめているのが気色がわるく、たまらなく愉快だ。ここにいるのはいずれも地元の名士たちで、その彼らがダイニングルームで食事を待ちながら、クロスの中で足をバタバタと動かして少年を自分のほうへ引き寄せようとしているなんて。  イドリスは興奮しすぎて足を床から離せなかった。何とか自分もと、震える膝を持ち上げたとき、その膝にするりと手が置かれた。  「あっ」 と思わず声を上げてしまい、慌てて同士たちを見回す。彼らの顔に理解が浮かんだ。おそらくは、ルールの中に”クロスの下で行われていることなどないような顔をすること”も含まれているんだとイドリスは想像したが、彼が新参者だから大目にみてくれているのか、不届き者を見る目つきの者はいなかった。ただ少し残念そうな表情を浮かべて、みな背もたれに背を預けた。  こうなれば自分は見世物だ。イドリスはもう必死に尻の穴に力を込めて、みっともない声をあげないよう努力した。ディーンの手はゆっくりと太ももの内側を辿り、ズボンの上からふくらみを確認すると、ベルトに手をかけたまま、開いた足の間に膝をついて座ったようだった。イドリスは改めて、なぜこの部屋の床がよく磨かれ、埃一つ落ちていなかったのかわかった気がした。  ベルトを解かれ、ジッパーを外す音はよく響いた。これが食事中ならここまで音は目立たないのだろうと思った。もはやみなの目線は遠慮なくイドリスに当てられている。彼の表情の変化で、いまディーンがどのような技で彼を喜ばせているのか推測しようというのだ。全員が目と耳が澄ませているなか、ディーンの手��布の層をかき分けて熱い肉に触れた時、彼が漏らしたであろう吐息がはっきりと聞こえた。イドリスは視線を上げないようにした。少年にそんな声を出させた自分が誇らしかったが、まだそれを表に出すのは早すぎる気がした。  ディーンは広げたジッパーの間から出して垂らしたペニスを、指の腹を使って根本から丹念にしごいていった。すでに興奮で立っていたイドリスのペニスはすぐに天を向いた。裏筋を濡れた何かが辿っていき、それが彼の指でなく唇であると気づいたとき、彼はそれだけで絶頂するところだった。  ディーンの唇はゆるく閉じたり開いたりしながら上へ登って、ついに先端に到着すると、鬼頭だけを飲み込んだ。きゅっと絞るように吸い付かれ、時々力の加減を変えながら、そのまま先の部分だけをねぶられる。イドリスは目を見開いて、膝の上のテーブルクロスを握りしめた。それをめくって、ディーンが――学校一の問題児が――自分を――つまり、校長のペニスを――咥えている姿を見てみたい衝動を抑え込むのは大変な苦労だった。  「失礼します!」 明るく元気な声がダイニングルームに飛び込んできた。ディーンが口の力を緩めて息を吐いたのがわかった。イドリスはとっさに、テーブルクロスの下に手を入れて、彼が逃げないように髪の毛を掴んだ。  「サム、待ちくたびれたよ」 リックスがいう。  「ごめんなさい。ピンチーさんが遅刻したんです。オーブンの調子も悪いみたいで……」  トレー台のカートを引いたサムが現れた。兄にくらべて体が小さく、病気しがちという話は聞いていたが、実際、その通りの見た目だった。  「言い訳はいい。早く配って。その前にご挨拶なさい」  「はい。こんばんは、アデリ保安官、キンツル先生。ようこそいらっしゃいました、ウエイクリング校長先生」  「や、やあ、サム――」 ディーンに動くよう指示するのに、髪を掴むのはルール違反のはずだ。乱暴なやり方が他の同士にばれる前に、イドリスは手を放して、かわりに膝を揺らした。ディーンはためらいがちに舌でカリをこすったあと、顎を上下しはじめ、動きを大きくしていった。  「校長先生は君のために来てくれたんだよ、サム」 リックスが何をうそぶくのかと、驚きながら聞くイドリスだったが、何のことはない、それはニックからも聞いていた、この会合に招待される代わりの”寄付”のことだった。  「僕のためですか?」  「数学の勉強がしたいといっていただろう。これから週に一度、校長先生が家まで教えにきて下さる」  サムはびっくりして目が飛び出しそうな顔をしていた。当然だ、ふつう校長がそんなことしない。イドリスだって初耳だったが、週に一度というのは、この会合の後ということだろうか? それならば、特に断る理由もない。週に一度、彼の兄と遊ばせてもらう代わりに、数学を教えてやるくらい、どうってことない。むしろ、このテクニック。イドリスは根本まで唇に包み込まれ、舌の上下運動だけでしごかれている今の状態に、非常に満足していた。このテクニックと、背徳感を味わうためなら、もっと犠牲を払わなくては、恐ろしい気すらする。  「ああ、君のような、勉強熱心な子には、特別授業をしてあげなければと、そう思っていたんだ……」  「そんな……でも……本当に……?」  「ああ、本当だよ」  イドリスは、衝動にしたがい、右足の靴を脱いで、爪先でディーンの体に触れた。それが体のどの部分なのかもわからないが、シャツ越しに感じるやわらかでハリのある若い肉の感触に、たまらない気持ちになった。  サムは、養父のほうを見て、それからもう一度イドリスを見た、イドリスは、深い呼吸をしながら、これは、麻薬よりもクセになりそうだと感じた。サムもまた、可愛らしい見た目をしていた。兄のような、暴力的な裏面を持つがゆえの、脆さや、はかなさはなかったが、天真爛漫な、無垢な愛らしさがあった。それに、とても賢い子だ。  「ありがとうございます、ウエイクリング先生!」  自分は今、ディーンの口を使って快楽を得、それとは知らぬサムを喜ばせている。同時に二人を犯しているようで、言葉では言い尽くせないほどの興奮を覚えた。  イドリスのこめかみに伝う汗に気づいたキンツル医師が席を立ち、サムの給仕を手伝った。医師が大きな長テーブルに前菜とスープを並べているうちに、サムが一度キッチンに戻ってパンを運んできた。なるほどこれをサム一人がやろうとすれば、給仕に十分以上はかかったかもしれない。  「それでは何がご用があれば――」  「ベルを鳴らすよ。ありがとう、サム」 リックスが手を振り、サムはもう一度イドリスに向かってうれしそうに会釈をした。出ていこうとしたが、振り返り、こういった。「どうせなら、ディーンも一緒にみてくれませんか、校長先生? ディーンも本当は数学が好きなんです」  リックスはもう一度うるさそうに手を振った。「ディーンはバイトで忙しいから無理だ」  「でもおとうさん、週に一度くらい休んだって」  「ディーンは君のために頑張ってるんだよ」 ニックが自然と口をはさんだ。「知ってるだろ? 兄弟で同じ里親のもとにいられるのは幸運なんだよ。ディーンは学校とバイトをちゃんと両立させて、いい子だってことをアピールして、君と一緒にいるほうがいい影響があるって証明しようとしてるんだ。ソーシャルワーカーの僕や、ここにいる偉い人たちにね」  みんな、しようのない冗談をいわれたように笑った。サムもすねたように笑って、肩をすくめたが、すぐにまた真面目な顔に戻る。  「でもディーン、最近疲れてるみたいなんです。夜もあんまり眠れてなくて、何度も寝返りを打つんだ」  それでイドリスは、この兄弟がいまだ一緒のベッドで寝ていることに気づいた。興奮はいよいよ高まり、もう数秒も我慢がならないほどだった。  「ディーンに今のバイト先を紹介したのは僕だ。僕から言っておくよ、あまり彼をこき使わないでくれって」 ニックの声はやわらかく、有無を言わせない力があった。サムは会話が終わったことを受け入れ、いたずらっ子らしい仕草で唇の片方を上げると、空になったカートを押して出ていった。  「……お、オオオッ!」  サムが出ていった瞬間、イドリスは堪えていたものを吐き出した。  親切でよく気がつく医師がスープ皿を��ーブルの中央へ遠ざけてくれなかったら、胸元がカボチャ色に染まっていただろう。今までに体験したことはおろか、想像すらしたことのない、すさまじい絶頂感だった。  目の裏がチカチカした。どうにか正気が戻ってくると、自分がとんでもない失態を犯してしまった気がした。これでは普通にしゃぶられてふつうにイッたのと変わりない。ここはバーの二階のソファでもホテルでもないんだぞ。秘密の会合。澄ました顔はどこにいった? ”テーブルクロスの下”のルールは。  その上、最初に出したものを飲み込んだディーンが、残りを搾り取るようにチュっと吸ったので、そこでも声が出てしまった。穴があったら入りたいという気持ちになったのはこれが初めてだった。不正入試がばれかけて両親にさらなる出費を強いたときも、こんなに恥ずかしい気持ちにはならなかった。  さぞやニックは自分を引き入れたことを後悔しているだろうと思ったが、ここでも彼は同士の寛容さに感動することになる。まずは保安官のアデリが快活に、気持ちのよい笑い声を上げて場の空気を明るくした。  「先生、若いですね!」 ボトルからワインを注ぎ、グラスをイドリスに差し出した。イドリスはまだ震える手を伸ばし、なんとかそれを受け取って、下でディーンがていねいな手つきで後始末をしているのを感じないようにして、一口飲み下した。たった一口で酔いが全身に回りそうだ。  「最初は誰だってそうなる」 医師の手が肩を撫でた。「慣れてくれば、サムがいるときに絶頂を合わせることもできるようになる。兄弟が同じ部屋にいる時にイくのはとんでもないですよ。どうしても声が出そうな時は、ナプキンを使うんです」  「……なるほど」 イドリスはそう返すのが精いっぱいだ。  「いや、でも、今日のシチュエーションは初めてにしてはハードでしたね。初めてで、サムと一緒の時間があって、しかもサムがお兄ちゃんを気遣うような言葉を使うなんてね。ラッキーだ。僕だってそんな条件の揃った状況でやったことないですよ、いいなあ」  ニックがそういってくれたことで、ほっとする。彼とイドリスとの付き合いは長く、ずっと昔、彼の担当する少年が不慮の事故で亡くなったことがあり、ともに処理をした。彼との絆は絶ってはいけない。それに、人見知りの強いイドリスが本音で話せる唯一の友でもある。  「うちの子はどうでしたと、野暮なことは聞きません」 リックスもむしろ満足そうだった。「あなたの態度が証明してくれましたからね。ようこそ、これで本当の仲間だ、先生」  その後もかわるがわる、イドリスが気をやまないよう声をかけてくれた面々だった。イドリスはスープを飲んだ。勧められたときにはワインを飲み、その味がわかるほど回復した。いつの間にかベルトはもとの通り閉められ、足の間からディーンの気配はなくなっていた。  気づくと、また男たちの上半身がゆらゆらと揺れていた。
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20kitan · 4 years
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猛獣主従/ステカーの水蜜
「いくらわたしが美しいからといって気負うことはないぞ、気軽にミツ様と呼ぶがいい♡」 「時よ止まれ、わたしは美しい!」 「戦でずっと蛇化していたのでこちらのほうが楽なのだ、美しかろう?」 「美しいものを苦労して手に入れたとき、人間はそれをなんとも手放しがたくなる生き物だ。それにときには他の金持ちに自慢したがる。まさにわたしの飼い主にぴったりだな」 「わたし自身が最も美しい宝飾品だが、飾り物を与えられるのもとびきり好きだぞ」 「豪奢な靴はいい。歩くにはとても向かない靴。それがまさにこの世の贅沢というものだ」 「ええい、やかましいっ」 「あれがわたしに似合うと思わないか?」 「手に入れた宝石を愛でるのも主人の役目。さっ、存分にわたしを可愛がるとよい」 「まさか!欲に果てなどあるものか」 「美しい服、輝く宝石、美味しい食事。いくらでも欲しいとも。わたしはすべて欲しい。好きなだけ注いでくれ!」
水蜜 身上調査書 
姓名、略称:水蜜(スイミツ)/愛称はミツ/研究所時代は558 年齢:?歳 けっこう古株のステカー 性別:男性 血液型:B型 誕生日:1月8日 星座:山羊座 身長:187-320cm(人型-半人型時)/約15m(蛇型) 体重:75kg-210kg(人型-半人型時)/約230kg(蛇型) 髪色:銀色 やや青~ピンク系に光る 瞳の色:赤褐色 視力:右1.0 左1.0 きき腕:右きき 声の質:よく通る声、わざと掠れさせて喋ることも 手術経験や虫歯、病気:戦時中何度か治療手術を受けた 身体の傷、アザ、刺青:体に目立つ傷はないが、腹や腕などなど柔らかい場所にはうっすらと傷跡が残る。 その他の身体的特徴(鼻や目の形、姿勢、乳房、足、ホクロなど):下半身が蛇でいることが多い 尊敬する人:自分 恨んでる人:戦争を始めたやつ 所属:シェリー・クーが所有 役職:ステカー 収入:自分用のクレジットカードを保持 出身:スイスのステカー研究所 母国語、言語:ドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語(忘れかけ)、広東語、英語、中国語 将来の夢:長い豪遊生活 恐怖:戦争でドロドロに汚れること 嫌悪:服や体が汚れること 口癖:美しかろう! 酒癖:悪い 機嫌よく絡んでくる
*交流向け マスター:シェリー・クー(古 雪) 一人称:わたし 二人称:おまえ、きさま 呼び方:名前呼び捨て
*概要  蛇のステカー。戦争時はその能力の高さのために紛争地帯の前線で戦っていた。その際はずっと蛇化して戦っていたため、完全な人型より下半身は蛇状態のほうが動きやすくなってしまった。この形態だと非常に早く動けるが、二本足になると遅い。通常の首輪を嫌い、パールの首飾りのような首輪を渋々つけている。
*性格
 唯我独尊、わがままで酷薄、派手好きで贅沢好き。刹那主義らしく振る舞っているが計算高い。なにか楽しそうだったり得られそうなら即現れ、自分が損を被りそうな場面からはスルリと逃げる。愛され褒めそやされ大事にされるのを何より好む。  二度と戦争にいってみじめな思いをしたくないため、自分を美術品のように手放すのを惜しんで傷つけることを恐れる主人を望んでいる。贅沢で優雅な生活をさせてくれるなら多頭でもなんでも構わない。  戦争が終わったら綺麗な靴をたくさん買って毎日違うのを履きたかった。が、下半身が蛇の状態で馴染んでしまったので、こっそりリハビリをしつつ靴をコレクションしている。
*主従関係について
 忠誠心が低く、愛情は薄く、人間性はとても強い。そのため飼い主を欲する本能は他のステカーよりも希薄であり、落札されるのを楽しんでいる節がある。見た目が良いので何度か買い手がついたが、あまりの浪費ぶりに一気に家計を傾け破産させて出戻りしている。  わがままで贅沢を好み、装飾品や美食を欲しがり、身体の手入れも頻繁に要求してくるためかなりの人手と資産が必要。購入した際には根気よく躾をするか、本人が満足するほど物を与えて満足させるしかない。暮らしぶりに満足していれば機嫌が良く扱いやすくなる。躾に不用意に暴力を使うと非常に執念深く覚えており、彼が感じた苦痛の重さだけ何かの形で報いさせようとする。  
*能力
 完全に蛇の姿に変わると成人男性の2〜3倍はある大蛇になる。動きは非常に素早く、靱性があり力も強い。また器用に身体を部分的に蛇に変え、両手を使って人間用の武器を扱うこともできる。  単一種ではなく複数の種類をかけあわせた複合モデル。アオダイショウ、メキシカンブラッキングスネークのように柄はなく青白いウロコが整列しており、角度によって虹色に光る。体躯はブラックマンバに似た姿で、強力な神経毒も同様にコブラ科のもの。微量ですぐさま動けなくなり未治療であれば致死率は100%近い。  戦場や戦闘時の汚れをとても嫌うが、戦うこと自体に嫌悪はなく本能のまま行う。相手を甚振る残虐性も持ち合わせる。
*好きなもの
食べ物:卵料理、若鶏や子牛など柔らかい肉 飲み物:ワイン 煙草:花の香りのする煙草 嗜む程度 香水:香油 花と果実の香りが好き 好みで変える 異性:特になし 興味が薄い 書籍:あまり読まない 映像作品や音楽の方が好き 動物:蛇 ファッション:白基調 滑らかで肌にひっかからない布をたっぷりつかった服が好き  場所:華やかな場所 愛用:パールの首輪 趣味:買い物 靴コレクション 飼い主マッサージ
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fruit-sake · 4 years
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あらごしもも
梅乃宿酒造
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会社名 梅乃宿酒造株式会社 原料酒 醸造アルコール、日本酒 原材料名 もも、糖類 アルコール度数 8% 容量(ml) 1800ml、720ml 製造方法 醸造アルコールと日本酒を桃の甘味が活かされるよう最適な比率でブレンドし、糖類と丁寧に裏ごしされた白桃をまるごと使用した桃ピューレを混合する。桃ピューレは日本全国から厳選し、ピューレの風味はもちろん、とろみや色調までこだわって選別している。毎年風味や色調が変化するため、年ごとに配合比を検討している。桃ピューレは加熱によって褐変するため、高度な殺菌技術によって褐変を極力抑制している。 使用果実、野菜 もも 原産地 和歌山県、山梨県、長野県、岡山県、茨城県、その他 使用果実、野菜の特徴 桃の花は春を表す季語として用いられ、夏に実をつける日本を代表する果実です。主に、山梨県や長野県、和歌山県などで栽培されている。日本では少し赤みのかかった白色の薄い皮で、水分を多く含んだ甘い白桃が主流で、痛みやすく収穫後すぐに柔らかくなり生食がほとんどです。 テイスティング・コメント 色調は、落ち着いた少し赤みのある白色で、とろっとした濃縮感の強い粘性がある。香りは、華やかで白桃そのものよりも力強く、口当たりはスムーズできめ細かい。豊かな甘味とやさしい酸味がアルコールの苦味を抑え、豊潤で長い余韻を与えています。 推薦飲用温度 5~10℃ 推薦飲用方法 ロック、ソーダ割り。白ワインに数滴入れる。 保存方法 冷暗所。開栓後は要冷蔵。 地元や地域で相性の良い料理、食材 クリームチーズやモッツアレラなど塩味の少ないチーズ。バニラアイスやシャーベット。
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arara1212 · 5 years
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長野市「永楽 」牡蠣についてのあれやこれや 場所 長野県長野市川中島町原1293-1 電話 026-284-6544 駐車場 あり  「牡蠣ってものには、もともと毒があるものなんだ」 伯母が土産に持ってきた大量の生牡蠣を、家族中で貪り喰ったあと、ただ一人腹を壊して治療をうけた母が、主治医であるH先生に言われた言葉だ。 「だから傷んでいる、いないの別なくアタるときはアタるんだよ」 なぜか傍にいた私は、内容よりも先生の発する昔風なインテリ言葉、…40年も前だから本当に"昔"の事だが、そのイントネーションに酔いしれていた。 以来、母は牡蠣をみるとふたことめには 「牡蠣には毒がある」「牡蠣には毒がある」 「牡蠣には毒がある」「牡蠣には毒がある」 「牡蠣には毒がある」「牡蠣には毒がある」 「牡蠣には毒がある」「牡蠣には毒がある」 と、判じ物のように言ってまわっていた。たぶん現在でも変わらずにペラペラやっているだろう。  ちょっと調べてみたら、"貝毒"というものがあるらしい。そしめ牡蠣だけでなく貝類全般が持ち得るものだそうだ。ただそれは、貝そのものが毒素を持っているわけではなく、海水中の有毒プランクトンを捕食した貝が毒を蓄えたための毒化、という事らしい。その後母は、取ってきたキノコでも一人アタった経験がある。胃腸が悪い方ではなかったので体調不良だったのか、単に行いが悪かっただけなのか。   コージーコーナーといえば、街場のちょっとよいケーキ屋さんという風情だが、昭和40年代後半くらいまではかなり気合いの入ったフレンチレストランでもあった。わが家の近く、それもよく遊びに行く公園のすぐ脇に出店があってショーケースに美味そうなものが並んでいた。…高級店でショーケースって昭和とは大らかな時代だった。ビーフステーキ2000円、ビーフシチュー1500円、ストロベリーシャンテリー800円など小学生には想像もつかないような高額料理ばかり、時折季節メニューも登場したりする。  ある冬の日、仕事帰りの父と通りかかったときに"生牡蠣あります"の短冊が出ている。 「お父さん生牡蠣あるってよ!」 といったら、機嫌がよかったのか懐具合が暖かかったのか 「おお!じゃ喰ってくか」 と気まぐれもよいところだが、父は白ワインで気持ちよく、私は銀の盆と氷で冷やされた殻つき生牡蠣を食べてご満悦。ちなみに父は作業服、私はポコポコ長靴はいていた姿であった。ドレスコードなんてなかったのだろうなぁ、きっと   「永楽」 川中島の老舗中華料理店。長野に移住した当時から知っていたが、なかなかこちらに立ち至れずら行っても大混雑で入れない。火事もあった、また混雑と足が向かないまま今日となってしまった。こちらでどうしても食べたいものが出来たので、午前の仕事をちゃっちゃと片づけ赴いたというわけだ。  「カキチャーハン」 茶褐色はオイスターソースを用いられているためらしい。私好みのしっとりタイプチャーハン。好みといえばレタスがシャキシャキで美味い。そして大粒のカキがたくさん。表面がカリッと、中はぷりっぷりのジューシーに仕上げられており美味い美味い。   冒頭に登場したH先生にはずいぶん世話になったし可愛がってももらった。赤ん坊のころから診てもらっていたし、息子は私と同級生だし。といっても、息子さんとは同じクラスになった事はない、話したことも2度ばかりでほとんど関係がなかった。お父さんともども、今はどうされているのか。気にはなるが、調べようもない。   #長野  #長野市ランチ  #川中島  #永楽  #中華  #中華料理  #中華料理店  #ラーメン  #ラーメン屋  #牡蠣  #カキ  #炒飯  #チャーハン  #牡蠣チャーハン  #餃子  #ギョウザ  #焼餃子  #インスタグルメアワード2020  #美味しい #美味しい料理 #グルメな人と繋がりたい  #グルメ好きな人と繋がりたい  #食べるの好きな人と繋がりたい  #飯 #飯スタグラム  #麺スタグラム_japan  #飯テロ #飯テログラム #좋아요_한국 #좋아요_일본 http://araralunch.work (永楽) https://www.instagram.com/p/B8hFpkJg9DW/?igshid=1qko0pa6wi9q0
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ibkuroneko · 5 years
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NightMenu アルコール
■ビール
トラピストビール(赤)
色は赤みがかったブラウンで、アンズのようなフルーティな香り。 甘みと苦みがバランスよく、飲みやすいお酒です。
トラピストビール(青)
色は赤みがかっダークブラウン。 カラメルの香ばしさとフルーティな甘み、そして後に残るスパイシーな辛みと苦みの濃厚なお酒です。
トラピストビール(白)
色はオレンジの入ったゴールドで、白ワインのような柑橘系のフルーティな香り。 くどさのないドライな口当たりのお酒です。
ゴールデンエール
色は輝きのある明るいゴールド、スパイシーな香りと熟した果物の香り。 しっかりとした苦みと濃厚な旨味のずっしりとしたアルコール度数高めのお酒です。
ヴァイツェン
オレンジがかったブラウン色、絹のようななめらかな口当たりの泡に甘い麦の香り。 フルーティな甘みと酸味をかすかな苦みが後味を引き締める、すっと飲めてしまうお酒です。
ヴァイツェン シャンビア
スパークリングワインの酵母を使用したお酒。 やや赤みがった山吹色で、青リンゴや洋ナシのようなフルーティな香り。 シャンパンに近い風味の、程よい酸味と甘さの華やかなお酒です。
IPA
銅のような色、強いホップの香り。 ガツンと殴られたような強烈な苦み。 苦みになれるとその奥にある複雑な味わいを楽しめる、そんなお酒です。
ピルスナー
淡い黄金色にきめ細やかな泡、爽やかな麦の香り。 切れ良くあっさりと消える鋭い苦みで爽快なお酒です。
アルト
濃い銅褐色、麦芽の香ばしい焙煎香。 口当たり良くじんわりとした苦みのゆっくりと味わいたいお酒です。
ドライスタウト
深い色合いの黒ビール。 泡は密度が濃くてクリーミー、焙煎のロースト香。 まろやかな口当たりで、口の奥でコーヒーのような苦みを感じるお酒です。
ペールエール
濃い目のブラウン色、かすかに蜂蜜の香り。 生クリームのような泡は、口の中ではらりと溶けて。 泡にまったりとやさしく苦みが包み込まれた、穏やかな味わいのお酒です。
ラガー
薄い黄金色、控えめなホップの香り。 苦みが薄く刺激的な炭酸の、爽快で軽やかなお酒です。
チョコレートスタウト
ビターチョコレートのような色の黒ビール。 チョコレート麦芽と呼ばれるモルトをしようして、 アルコール度数が高く濃厚で、チョコレートやコーヒーのようなほろ苦さを味わえるお酒です。
■イバラクラフトビール
セゾン
オレンジがかった金色、ほんのりと漂う柚子の香り。 セゾン酵母と米麹で醸造した、爽やかな酸味と心地よい甘さのお酒です。
ライスビア
淡い薄紅色、吟醸香に近いフルーティな香り。 古代赤米と吟醸酵母を使用した、程よい酸味の華やかなお酒です。
ペルジャンスタイルゴールデンエール
輝くような黄金色、柑橘系の甘い香り。 芳醇なモルトの甘みに鮮烈なホップの苦み、深い味わいのお酒です。
ペルジャンホワイト
薄く濁った淡い黄金色、ハーブの爽やかな香り。 苦みがなく柔らかな味わいの、すっと飲めるお酒です。
コーヒーフレーバードビール
深い黒色、エスプレッソのような深い香り。 コーヒー豆を加えて醸造された、芳醇な深みと酸味のお酒です。
■フルーツビール
チェリー
美しいルビー色。 酸味と甘さが調和した、甘酸っぱく爽やかなお酒です。
フランポワーズ
濃い赤色に、ピンクに色づいた泡。 ラズベリーの香りの中にキャラメルのような甘い香り。 強めの甘みを酸味が引き締めるお味のお酒です。
カシス
オレンジの入った濃いルビー色に紫色の泡。 甘さは控えめの程よい酸味のお酒です。
ピーチ
透き通ったゴールド色、ピーチの優しい香り。 フルーティで濃厚な甘みのお酒です。
パイナップル
淡い黄金色、はっきりとしたパイナップルの香り。 甘みと柔らかな酸味を感じられるトロピカルな風味のお酒です。
蜂蜜
オレンジがかったゴールド色、花のように華やかな香り。 やわらかな甘みとほのかな苦みのバランスの良いお酒です。
■ウィスキー
シングルモルト 12年
シェリー樽で熟成された華やかな香り。 ドライフルーツを思わせる甘みとほのかなスパイシーさ。 こだわり抜かれた製法の、舌の上で重厚感を感じられるお酒です。
シングルモルト 10年
バーボン樽で熟成された、磯の香りとスモーキーな風味。 バニラの滑らかな甘みに、ハーブやスモーキーな味わいがレイヤード。 しっかりとした味わいの飲みごたえがあるお酒です。
シングルモルト ザ・クラシック
オーク樽で熟成され、淡い磯の香りとなしや青リンゴのような爽やかな香り。 爽やかな酸味と甘み、うっすらとスモーキーな飲みやすいお酒です。
ブレンデッド バレルスムース
オーク樽で熟成、かすかなスモーキーさを感じる青リンゴのようなフルーティな香り。 赤リンゴやはちみつの甘い味わい、バニラのような余韻の口当たり滑らかなお酒です。
ブレンデッド ブラックラベル
シェリー樽で熟成され、スモーキーな香りの奥に熟した果実の香り。 ビターな味わいをベースにバニラのような甘さ、オレンジやレーズンのようなフルーティな味わい、かすかなスパイシーさを感じる多様な味のお酒です。
ブレンデッド ミズナラ
シェリー樽で熟成し、ミズナラ樽で後熟。 白檀のような甘く柔らかな香り。 熟した洋ナシに蜂蜜、オレンジの砂糖菓子のような味わいの甘く華やかなお酒です。
コーンウィスキー ブラック
ホワイトオーク樽で熟成。 チェリーのような香りにエステル香。 甘みが強くアルコールの刺激をあまり感じさせない、スッと入ってくるようなお酒です。
コーンウィスキー ブラウンラベル
オーク樽で熟成し、二重濾過。 バナナようなトピカルな香り。 まろやかでふくよかな甘みの、気軽に飲めるお酒です。
ライウィスキー
オーク樽で熟成。 華やかさの中にバニラの甘い香り。 くせのない甘さと滑らかな口当たりでスムーズに飲めるお酒です。
■ワイン
赤 フルボディ モンテプルチアーノ
完熟したブルーベリーとバニラのような甘い香り。 ジューシーでふくよかな果実味をくっきりさせる酸味、ソフトな口当たりと滑らかな飲み心地のお酒です。
赤 フルボディ メルロー
チェリーやバニラ、リコリスなどの複雑な香り。 凝縮された果実味でシルキーな口当たりのお酒です。
赤 ミディアムボディ グルナッシュ
控えめなベリー系の香りとほんのりスパイシーな香り。 クセの無い苦みと柔らかな味わい、余韻がスッと薄れて消えていく飲みやすいお酒です。
赤 ミディアムボディ ガルナッチャ・ティントレラ
ドライフルーツを思わせる香り。 凝縮された果実味に、まろやかな酸味にコクのある味わいのバランスがとれたお酒です。
赤 ライトボディ ピノノワール
さくらんぼや野イチゴのようあ爽やかな香り。 まろやかなタンニンで済んだ繊細な切れ味のお酒です。
赤 ライトボディ タランゴ
クランベリーを思わせるフルーティな香り。 口当たり柔らかく、軽やかでさわやかなお酒です。
白 辛口 ゴデーリョ
豊かなな青リンゴの香り。 味わいも青リンゴを思わせる引き締まった酸味を持つ、清涼感のあるお酒です。
白 甘口 ミュラー・トゥルガウ
ナシやリンゴの爽やかな香り。 口当たり滑らかでアルコールを感じさせない甘みのお酒です。
白 甘口 リースリング
桃や柑橘系の豊かな香り。 自然な果実の甘みと心地よい酸味の、黒猫ラベルのかわいらしいお酒です。
スパークリング 辛口
青リンゴと蜂蜜の香り。 フレッシュな酸味と豊かな果実味、まろやかな甘みが感じられるお酒です。
スパークリング 甘口
洋ナシやほしたアンズを思わせる香り。 爽やかな酸味と蜂蜜のような自然な甘さのお酒です。
スパークリング ロゼ 辛口
桜のような美しい色合い、フレッシュな柑橘系の香り。 爽やかな飲み口で料理にも合わせやすく、吹き抜けるような余韻のお酒です。
スパークリング ロゼ 甘口
甘いベリーの香り。 フルーティで軽快、上品な甘みのお酒です。
シャンパン
白い花が咲いたような華やかな香り。 濃厚な果実味でしなやかな口当たりのエレガントなお酒です。
デザートワイン 貴腐ワイン
黄金の輝きと、アカシアの蜜を凝縮したかのような香り。 濃厚な果実味と甘みの中に爽やかな酸味、とろっとした口当たりのお酒です。
デザートワイン アイスワイン
ふわりと広がる華やかな香り。 氷点下で濃縮された果実の甘みを引き立てるしっかりとした酸味、口当たり柔らかなお酒です。
■清酒
純米大吟醸 辛口
マスカットを思わせる澄んだ香り。 優しい酸味とふっくらとした甘み、口当たり良く水のようにスッと飲めてしまうお酒です。
純米大吟醸 甘口
軽やかなリンゴの香り。 とろり濃厚なコクと甘みの酸味が少なくまろやかな口当たり、じっくりと時間をかけて楽しみたいお酒です。
純米吟醸 辛口
フレッシュなイチゴのような爽やかな香り 透き通るような上品な旨味、軽快な味わいのお酒です。
純米吟醸 甘口
穏やかな砂糖とすだちの香り。 桃のような控えめの甘みと旨味の、トロトロで極上の滑らかさなお酒です。
スパークリング
爽やかな微発砲。 柔らかな味わい、上品な甘酸っぱさのお酒です。
■焼酎
芋焼酎
透明感のある飲み口にフルーティな香り。 芋のクセが抑えられてしっかりとしたコクの、味わい深いお酒です。
麦焼酎
ウィスキーを思わせる深い熟成の味わい。 麦の甘みと香ばしさをたっぷりと楽しめるお酒です。
米焼酎
吟醸香りに近いフルーティな香り。 華やかで飲みやすいお酒です。
黒糖焼酎
ほんのり漂う黒糖の香り。 黒糖ならではのほんのり甘いやさしい味わいのお酒です。
■果実酒
梅酒
選りすぐりの青梅の濃厚な香り。 奥深いブランデーにはちみつと黒糖のコクと甘み。 とろりとした口当たりの、複雑で重厚な味わいのお酒です。
ゆず酒
柚子の爽やかな香りがふんだんに香る。 癖も苦みもなく、すっきりと爽快なお酒です。
サングリア 赤
控えめな渋みの赤ワインにオレンジ、イチゴ、ブルーベリーにラズベリー。 シナモンスティックを添えた、華やかな味わいのお酒です。
サングリア 白
柔らかな甘さの白ワインにりんごとキウイ、レモンにライムとパイナップル。 ミントを添えた、爽やかな味わいのお酒です。
リモンチェッロ
漬け込まれたレモンピールの爽やかな香り。 柔らかなシロップの甘みをビールの苦みがピリリと引き締める、すっきりした飲み口のお酒です。
シードル
豊かなリンゴの香り。 爽やかな酸味とみずみずしい味わいの、後味すっきりなお酒です。
ミード
濃厚な蜂蜜の香り。 蜂蜜のまろやかな甘さが口に広がる、お酒が得意じゃなくても飲みやすいお酒です。
■各種スピリッツ/リキュール/カクテル 各種取り揃え・ご用意させていただきます。
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mashiroyami · 6 years
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Page 93 : 刹那
 穏やかだけれど、たどたどしい緊張感も透けているホテルの一室。丸テーブルの上には赤ワインの入ったボトルと、部屋に備え付けられていたグラスとコップが一つずつ、それに麦茶入りのペットボトルが置かれていた。その脇に斜めに向き合うようにしてガストンとラルフォの二人は座っている。いくらか他愛も無い会話を交わし、ガストンはラルフォの持ってきたワインを丁寧に少量ずつ飲みながら、優しい顔つきで舌触りを確かめた。 「ヒストライトさんも飲まれればいいのに」 「すいません、ひどい下戸なもので。ちょっと呷っただけですぐに倒れてしまうんですよ」  それならばどうして酒に誘ったのか不自然に思わないでもなかったが、苦笑して丁重に断る人物に無理矢理押しつけるほどガストンは押しの強い人間ではない。そうですか、と肩を竦めながら、少々申し訳ない気分を拭いきれずにまた一口含む。鮮やかな味わいで、少量口をつけただけでも香り高い甘みが広がっていく。彼の好みとしてはもう少し渋みがあっても良いのだが、非常に飲みやすく、後味も伸びすぎることなくさっぱりと溶けていく。 「オーバンさんは今は町の薬局を経営されているんですよね」  ラルフォは尋ねる。 「まあ……妻が引っ張ってくれているようなものです」 「ご謙遜を。漢方に強いと存じています。僕は分野が違いますし詳しくはないのですが、ポケモンの治療にも応用されていますし、奧が深そうだと」 「ううん、まあ、難しいですが面白いですかね」ガストンは苦笑した。「こう言うと怒られるでしょうが、仕事ですが、趣味でもあるような感覚で。アラン……さっきの子には、何故か格好良く見えたらしいんですけどね。地味で解りづらいし、町医者には煙たがられているでしょう」 「周りにとっては羨ましいのでは?」 「只の薬屋ですよ。有り得ません」 「いいや。あの少年は、見る目がある」  ラルフォはテーブルで手を組み前のめりになると、探るような視線でガストンを見る。 「あなたは謙遜が過ぎる。正直、トレアスのような小さな町の薬屋としておくのは惜しいですよ」  ゆるやかに空気が変容する。 「……何故そんなことを?」  ガストンは不思議そうに尋ねる。  ラルフォは微笑んで、酒などを入れた紙袋とは別に持ってきていた黒い革の鞄を開き、中から褐色の硝子アンプルを出した。中には液体が入っており、手の動きに合わせて細やかに動く。彼はそれをテーブルの上に静かに置いて、ガストンに差し出した。  不可解だと言いたげな顔でガストンはアンプルを手に取る。彼の大きな掌にすっぽりと収まる大きさで見た目には一般的なものと変わらない。何のラベルもない。やはりラルフォの意図が彼には理解できなかった。 「見覚え、ありませんか?」 「いえ……これだけ見せられても」 「そう、無理です。しかしあなたは名前を当てるまではしなくとも、解析をし、自分の専門分野である薬草で組み合わせて、そこからほぼ同様の効力の薬を作りました」  ガストンは顔を顰める。まだ殆ど量を飲んでおらず強いアルコール感もないのに、どことなくいつもより酒の回りが早い感覚がする。しかし思考は十分正常だ。それでも思い至る節がすぐには出てこない。 「……まあ、あなたには特別ではないことのように考えられるのかもしれませんが、私は本当に驚いたんですよ。専門外ですが、そう簡単に成功させられるものではない。特にこれは、強い発作を抑えるためのかなり強力な薬ですから」  抽象的なことばかりを述べるので余計にあやふやとしているように考えられたが、発作という言葉でガストンの記憶に一つ引っかかる。そういえば、と以前似た物を彼の鞄から探りあてた覚えが薄ら浮かびあがる。しかしそれは更に不信感を深めさせた。回りくどい言い方は、無理矢理誘導させているような雰囲気を醸し出している。 「もしかして……藤波黒を知っているんですか?」  満足げにラルフォは笑う。 「藤波黒、と名乗る者ではありませんが、この薬を使い、同じ発作を抑制していました」 「同じ、発作……」 「藤波黒のことも存じていますよ」 「……どうして」  何故、目の前にいる嘗ての一端の研究者と、未だに経歴不詳のあの少年が結びついているのか。 「あなたとクロには、なんの関わりが」 「昔に少し」  昔、という単語が、妖しく光る。あの少年が頑なに話そうとしなかった、彼の謎が隠された秘密の部分だ。思いがけず霧が晴れて鮮やかに風景が広がっていくかのようで、浮ついたような感覚が胸からせりあがる。 「では、あなたは藤波黒のあの発作がいったい何が原因であるかも知っているのですか?」 「はっきりとは。しかし、いくつかの可能性は考えています」 「……彼は、一体何者なんですか」  ずっと気になっていながら、本人には今更きちんと訊けなくなった疑問を問いかける。 「以前知り合いに彼について血液検査をしてもらったことがありますが、全てエラーが出た……それだけじゃない。クロは……普通じゃない」 「たとえば、火閃とか」  決定的な単語に、ガストンは酔いが飛びそうになった。 「……あなたは、一体」 「只の研究者ですよ。今も」  何気ないふりで眼鏡をかけ直した。 「オーバンさん、あなたは優秀な方です」念を押すようにラルフォは強調する。「私は嘗て、ポケモンの、所謂技のメカニズムについて研究を進めていました。ポケモンの秘めている力は底知れず、自分の身を用いて攻撃したり強化したりするだけではなく、別の生体に関与したり、環境に作用する場合もある。技に限らず、進化も奧が深い。あれほど急速に身体を変容させる生き物は他にいません。それは、昔から我々の常識とは別次元にあり、しかし未だ詳細は不明です。しかし、ポケモンには他の生体には無いエネルギーやその代謝機構があると解ってきました。それを内部や外部に作用させ、技の発動、あるいは進化に関わっていると考えています。この、ポケモン独自のエネルギーのことを普段は生命エネルギーと呼んでいるのですが、今、この生命エネルギーの動きの原理、そしてこれを人へ応用できないかを中心に研究を進めています。しかし、研究に人材が足りていないということも事実です。あなたの能力は、もっと必要なところで使われるべきです。共にやってみませんか。それは、あの少年を救うことにも繋がるかもしれない」  よく回る舌から雪��のように溢れてきた情報を飲み込んでいくのにガストンは時間を要した。熱弁を奮うラルフォの瞳は、まるで純粋な少年の輝きのように爛々としていた。その姿が印象的でありながら、しかし冷たい気配もある。胸騒ぎがする。人の良さそうな笑顔の裏側にある考えが読めない。どうにも底が見えてこないのだ。���う、と、聞こえの良い言葉を使うけれど、彼は誰かを救うという言葉の重みを人より少しだけ理解しているつもりだった。滑らかに出てくる程に、疑いが広がる。  返事を待っているのだろうたっぷりとした時間を使って、ガストンはなんと答えるべきかを考え、緩く首を振った。 「なぜポケモンにそう詳しくもないただの薬屋にそこまでおっしゃるのかわかりませんが……」  忍び足をするように慎重に、ガストンはラルフォを窺う。 「私はそう大した者ではありません。今の生活で満足していますし、すぐに乗れるような立場でもありません」  冷静に、もっともらしい答えを差し出す。ガストンからしてみれば、得体の知れない誘いだ。生活に不満を抱いているわけでもない。何よりも、厭な予感がした。返事を延ばすこともなく、その予感に忠実に従った。  それから重い沈黙が伸びていった間に、ガストンの喉はひりひりと渇いていった。 「藤波黒のことも、お教えしますよ」  冷めた声。息を巻くように自分の話を広げていたラルフォの表情は、つまらなさげだ。  ガストンは口を開こうとして、刹那、視界が一瞬明滅したような感覚に襲われた。まだグラス一杯分も飲んでいない。それほど度数も高くない。酒には強い方だと自覚しているぐらいである。この量で酔うのは珍しいことだった。 「いえ……彼のことは気になります、が」  急に、ぐるりと視界が回転する。頭が振り回されたような目眩。  違和感は留まらなかった。  急に手先が痺れたように痙攣すると、腹の中が暴れる感覚がして、咽までむかむかとした轟きのような嘔気がせりあがってきた。耳が遠のいて、幾度かの咳を経て、急速に身体状態がおかしくなっていることを自覚せざるを得なかった。目眩が一層ひどくなっていき、平衡感覚を失いテーブルにしがみつくようになだれていた腕が滑る。グラスの倒れる鋭い音。それを掻き消すほどに激しく噎せる。胴体を駆けめぐる吐き気に耐えきれずに嘔吐した。淡い色をした吐瀉物は異臭を放ち、テーブルの端から滴り落ちていく。全身に強い硬直が襲いかかり、グラスを巻き込み頭から床に落ち、身体がみるみるうちに自由を失うのが解った。せめて空気を求めるように何度も咳込んだが、口からは止めどなく残滓のような胃の内容物が出て行くばかりで、まともに呼吸ができない。やがて、身動きどころか、身体の中が痺れていき、至る場所の感覚が失われていく。細胞が酸素を失い、平衡を失い、戦慄くような身体の抵抗があっという間に収束していく。  ラルフォは一切の動揺もせず、黙って立ち上がり、少し距離を置いてガストンの様子を観察していた。生物が壊れていく様は、劇的で、他では得がたい空虚と興奮を抱く。  約二年前、笹波白がアーレイスのリマに住んでいるオーバン家に潜伏しているとの情報が入り、団から刺客を送ったことがある。結果として返り討ちにされたが、笹波白の消息は再び失われ、オーバン家はリマを去った。暫くはオーバン家も観察対象となったが、笹波白が現れる気配はなく、探りを入れる限り黒の団のことは何も知らない様子で、完全に関係を絶ったとして見送っていた。しかしその後、バハロにて、ウォルタで逃がしたラーナー・クレアライトに笹波白が同行していたと、バジルの証言から判明。すぐに、トレアスに引っ越していたオーバン家に身を寄せていることが判った。あの事件を経ても尚、彼等はクロに手を差し出したのだ。衝撃的ではあった。身を引いていれば、殺害までは至らない未来もあっただろう。一層深く笹波白と繋がり、しかし発作抑制薬を独自に調製し笹波白を援助しているという内事情を知ってから、ラルフォはガストン・オーバンの手腕に少し興味を寄せていた。団の基本規則としては、黒の団を知る虫は叩いておかなければならない。元は李国の二大組織の片割れ、アーレイスでも裏で幅を利かせられるようになったとはいえ、力を維持するのに油断はできない。 「来てくださる雰囲気があれば、無理にでもお招きしたいと思っていたんですけどね」  話しかけながらも、既に気を失っているのか、倒れ込んだガストンからは返事がない。抵抗もみられなかった。  駒になりそうな気配が無ければ、処理するのみ。  机に置いたアンプルをポケットにしまう。テーブルの端から赤黒いワインの滴が落ちて、ガストンの服に染み付いた。  不穏な動きにはとうに気付いている。牙を剥く前に、持ち駒も居場所も奪ってあげよう。そうして気付くだろう。逃げ場など何処にも無いということに。
 *
 住宅街を寄せ集めているこの北区は、セントラルとはいえ中心地を逸れれば人気があまり無い。そんな中、更に人のいない狭い路地を曲がりくねり、水たまりを走り抜ける音が夜に響く。北区の地理にはまったく明るくないが、なるべく人目に付きづらい場所を選んでいるつもりである。しかし、あの仄暗く追う気配が拭いきれない。一方、無理矢理引いているアランの体力は限界に達していた。息切れは擦り切れ、足取りは重く精彩を欠いている。どこか隠れられる場所が必要だ。圭は走りながら建物を模索し、やがて一件の、青いビニールシートで囲まれたビルが目についた。足を止め、見た目よりずっと重く丈夫なシートを全身で担ぐように一気に押し上げると、直上遥か高くまで組まれた鉄骨と、その奥に建物の壁が現れる。渇いた鉄の臭い。工事現場のようだ。捲った所からアランも内側に呼び込み、ブルーシートと鉄骨の間を沿って歩いて行く。僅かな夜の光すらも閉ざされ内部は穴の中に飛び込んだように真っ暗で、目の前すら満足に見えなかった。アランは足下に気をつけながら後を追う。やがて、鉄の骨組みが空いて、その奥に、裏口と考えられる簡素な扉の前で止まる。新しく作った建物というより、古いものを取り壊そうとしている雰囲気が漂っていた。アランの腕を離してドアノブを捻るが、当然のように鍵が閉まっている。丁度頭上に位置するところに透明な板が張ってあるが、そこから光は漏れていない。  激しく肩を上下させて胸が痛いほどに呼吸困難に陥っているアランは、思わず鉄棒にもたれかかった。頭に血が回る。熱と汗が噴き出した。水溜まりなどで身体が汚れていたが最早気にもしていない。むしろ、身体の内側から沸き上がってくる熱を冷やすために水に飛び込みたいくらいである。ようやく訪れた休憩に安堵するのも束の間、突然傍から強烈な音がして、弾かれるように顔を上げた。圭が背中から扉に体当たりした音だった。さすがに扉は固く、すぐに彼は跳ね返される。 「クソッ」  焦りを露わにしてもう一度彼は扉に飛び込んだ。激しい音の中、相手は年期の入っているもののようで、扉は軋むように悲鳴をあげている。  何を無茶なと信じられない心持ちでいたアランも、一心不乱な圭の姿に酔ったように突き動かされた。乱れた呼吸のまま、ふらりと立ち上がる。 「俺も、っ手伝う」  気負いとは裏腹に、疲れ切った声は擦り切れていて頼りなかった。圭は驚いた顔をしたが、すぐに引き締め黙って頷く。  圭の隣にアランが並んで、扉を睨みつける。 「せーの!」  圭の張り上げた合図に従って、同時に扉に体当たりした。全身の骨まで響くような衝撃が襲ってきたが、それと同時に扉が部屋の中へと倒れ込み、圭とアラン諸共、床に突っ伏した。  痺れる痛みを堪えるのに必死なアランだったが、三度もその痛みを味わったはずの圭は素早く立ち上がり、またアランの腕を掴んだ。 「早く行くぞ! ぼけっとすんな!」  アランの目が回る。肺がいくつあってもこいつにはついていけない。  現在は使われていない廃ビルのようで、まだ殆ど工事は進んでおらず、全く人気が無い。床には埃が敷き詰められており、走り抜くとそのたびに塵が舞う。夜目が利くのだろうか、疾走する圭の足取りに迷いは無い。廊下を走り抜くと突き当たりに階段があり、迷うことなく圭は階段を選択する。アランには階段など地獄でしかなくぎょっとする思いだったが、文句を言える状況ではない。  三階まで一気に駆け上がると、階段はまだ続いているようだったが上には行かず、廊下に入った。やがて、奥まで行った適当な部屋の扉に手をかけると、鍵はかかっておらず、そのまま入ることができた。  部屋の中は物は殆ど全て撤去されているせいかだだ広くぽっかりとした印象の部屋で、暗闇も相まって随分と寒々しい。部屋の端に机のようなものが設置されていたが、その他には特に何も見当たらないシンプルなものだった。圭はアランを放り投げるように部屋に入れたので、そのままアランは床を滑るように転がっていった。圭は素早く扉を閉めてその場にうずくまり、扉の向こうに耳を澄ませる。  床に打たれた埃だらけの身体をいたわるように、アランは荒い息をしてゆっくりと動く。圭の人扱いは荒々しく多少の腹立たしさもあるが、脳が沸騰したように熱く、言葉が出てこなかった。必死なアランとは対照的に、圭は至って冷静だ。額から汗は流れているし多少は息もあがっているが、疲れ果てぼろぼろになっているアランとは雲泥の差である。  緊張していた圭だが、暫くしてもなんの音も聞こえてこないことを確認して、小さく安堵の息をついた。 「助かったのか?」  アランが怯えながら問うと、圭は即座に首を横に振った。 「まだ安心できない。静かにしていよう」 「……解った」  そのまま圭は壁に背を委ね、そこから遠慮がちに距離をとって、アランも同じ壁沿いに縮こまるように座った。  沈黙が長く続いた。重い沈黙だった。耳を立てる。訪問者の気配を少しでも早く察知しようと聴感を研ぎ澄ませる。荒い息は整ってきても、土砂降りのような脈音が一番大きい。走行中はある種夢中になっていたが、こうして止まって息を殺していると、足の鈍い恐怖感が追いつき、暗闇と一体化して纏わり付いてくる。自分の中に押し込めて耐えるように、アランは服を握りしめた。 「怖いか」  心臓が飛び跳ねた。アランは俯かせていた顔を上げ、右へ視線を向けた。圭がじっと見つめている。静かにしようと言ったのは自分の方なのに。不思議に思いながら、素直に頷いた。 「このままやりすごせたらいいんだけど、流石にそううまく行かないよなあ」  そうやって話す声も外に聞こえてしまうのではないかと不安になり、アランは忍び足で近付き、隣に座る。  目は順応してきたが、相変わらず絶望的なまでに暗い。ひとかけらの音も、深いような、浅いような、遠くから聞こえているのか、近くから聞こえているのか、よくわからなくなる。 「……どうして、こんなことになったんだろう」  からっぽな声。囁きも相手の耳に届いてしまう、沈黙と距離。影に包み込まれて、気も随分弱って、しかしどこか開けっぴろげな心持ちでもあった。非日常的な温度差。どこまでも深い暗闇にたったふたり。心の間をあやふやにし、繋げてひとまとめにしてしまうような空気感が秘められている。 「クロに……俺たちに関わってるから」 「関わってるっていっても」 「前にも襲撃があったんだろ。話は聞いてる」 「でもあれは……師匠達や俺というよりクロを狙ってたってあいつは言ってた」 「クロとお前等同時だろ。発作抑えてること、所詮その程度ってさっきは言ってたけど、クロの命助けてやってるってことだからな。……俺たち、奴らにとっては標的対象だ。殺さなきゃいけない。そんな奴と関わってしかも匿ってたとなれば奴らには十分すぎる理由になる。それがたとえ直接的には団と関係のない奴であっても。それに……」 「それに?」 「クロを一気に追い込もうとしてるのかもしれない。もしもいなくなれば、クロは発作を抑えられなくなる」  アランは押し黙る。言葉が浮かんでこなかった。 「お前、さっきまで東区にいたんだよな」 「……うん」 「どこから見張られてたんだろうな……それか、俺の方がつけられていたか。昼間も突然だったし、首都は危険だって正直よく理解していなかったかも。こういうことなのかな。どこにいても黒の団の目があるみたいだ。お前の師匠も不安だけど、それより今、これからどうするかを考えないと」  長い息を吐き、五月雨を握りしめた。  落ち着き払った雰囲気が、逆に異様だった。アランの心はずっと震えていて立ち上がることすら勇気がいりそうなものだというのに、圭はむしろ冴え渡っていくような気配すらあった。 「怖くないのか?」  思わず、尋ねていた。圭は不思議そうで、まるでどうしてそんな当たり前のことを、とでも言いたげな顔だった。 「……どうだろう」  自嘲気味に笑った。 「昔はもっと怖かった気がする。慣れかな」 「慣れって……」 「もっと酷い殺し合いをしてた」  息を呑む気配。強過ぎる言葉に対してというよりも、強過ぎる言葉を平然と使いこなす圭に対して言葉を失った。 「その時のことが、今この時を支えてる。黒の団にも立ち向かえる」 「……でも、死ぬかもしれないんだろ」  圭は微笑んだ。擦り切れても壊れても決して表情の変わることのない人形のような痛ましい笑い方をする。 「優しいな」  懐かしげに枯れた声。夜に、さびしげに溶けていく。 「俺、そういう優しい人達が傷つく方がよっぽど辛い。お前は全然解ってないだろうけどさ、自分のためだけに生きてて、生きるためなら何をしても構わないって疑わなかった奴がこんなこと思うようになったなんて、奇跡中の奇跡なんだぜ。……巻き込んだのは俺たちの方。俺たちが犠牲になって済むのなら、傷ついたって汚れたって構わない」  細く、渇いた風が、圭の強ばった唇の隙間から過ぎていった。 「否定しないで、俺達にだって少しくらい、かっこつけさせてくれよ」  決して逃げ道のない距離で、切実な懇願がアランを掴んだ。  それすらも許されないのなら、認められないのなら、否定されるのなら、ここにいる意味を失って、ぬくもりを知った故に得た喪失感にいつか堪えきれなくなるかもしれない。汚れた手にも染み付いたと思い込んだ穏やかな光は跡形もなく、皺だらけになった千代紙はその事実を物語った。もう海に飛び込んでしまったのだ。泳ぐほどに、遠ざかっていく。創りあげたかたちは荒波に砕けて、殻の中にある生々しい血と暴力が正体を現し、残る。それでも。鮮やかな記憶が淘汰されていくとしても、底にある誓いまでも見失いたくはないのだ。 「お前みたいに頭がいい奴は、頭で誰かを救うことができる。だけど、俺は、俺やクロみたいなのは、こういう形でしか誰かを守れない。これしかできない。これは俺の恩返しでもあるんだ」 「そんなことない」  即座にアランは言い切った。幾分辛い顔をしていた。 「できることなんて山ほどあるんだからもっとまともな方法で恩を返せよ……傷つくことは望んでないそうまでして守ってほしいなんて思ってない」 「お前なあ、今自分がまさに殺されようとしてるって解ってるのか? すげえお人好しな上に、理想ばっかり言うのな」 「理想論でいいだろ。そういう自己犠牲精神がムカつくんだよどいつもこいつも全部自分だけでなんとかしようとする顔しやがって……なんでだよなんでそうなるんだよ。ふざけんな。犠牲ってなんだよ。死んでもいいわけねえだろ」 「おい、泣くなよ」圭は肩を揺らした。「変な奴だな、ほんとに」  でもな、と落とす。 「俺は死んでもいいなんて思ってない。……絶対に帰りたい場所があるから」  アランの顔が上がる。まっすぐとしてぶれないオレンジ色の瞳を見据えた。  すぐ傍。だからこそ強い意志が見える。直接触れているように伝わってくる。深淵にあるのは、覚悟の重みか、修羅場を潜り抜けてきた経験の重みか。ああ、そうか、生きてきた場所が違うんだ。生きることに文字通り必死な場所で生きてきて、誰かを殺すことも躊躇わない。だから、彼等は刃を突き立てることを疑わない。それが普通だった。日常だった。だとすれば。それはおかしいと。間違っていると。こちらの常識で頭ごなしに否定しても、通じ合えるはずがなかったのだ。本当の意味では信じていないなんて、お互い様じゃないか。 「お前さ」感嘆混じりに呟く。「十分かっこいいよ」 「だろ?」  真面目な調子で褒めたのに、即座の返事は冗談めいた風。調子のいい奴。そう言っては台無しだ。不意打ちで、アランの中心あたりが緩くほぐれ、呆れたような、毒気の抜けたような息を吐いて、虚空を眺めた。 「……クロは、生きたいって思ってくれているのかな」  自嘲を含めて、自分をまったく顧みない存在を想う。 「……さあな」  と、圭の目つきが変わる。座り込んでいた腰をあげて、扉に耳を当てる。不意に高まった緊張感にアランもつられて動こうとしたが、圭は即座に手を上げて制する。  アランも神経を研ぎ澄ませて耳を立てるが、殆ど何も音は聞こえてこない。 「足音がする」  圭はぼそりと呟き、アランの背筋に寒気が走る。  五月雨に指を添えながら、逆の手で鞄をまさぐりポケギアを取り出す。 「俺が引きつけて時間を稼ぐ。なんとか遠くへ誘導するから、頃合いを見て逃げろ。そのポケギアに、真弥って人の電話番号が入ってる。その人がなんとかしてくれるはずだ」 「圭は」 「言っただろ。俺は死なないよ。絶対に」  笑った。  有無を言わさずポケギアを押しつけると、圭は扉に手をかけ、最後にもう一度アランを見やってから、一回り大きくなったような背を向け飛び出した。  外に出ても、相変わらずの黒い空間。足下のざらつき。闇と同一化しながら、雪の肌は透けるように浮き上がる。彼の予想した通り、先ほどの黒の団の女性は階段を上がって廊下まで来ていた。殆ど足音は消していたが、間一髪察知できたようだ。昔馴染の鋭さと比べれば足下にも及ばないが、自分の五感も捨てたものではない。  彼女は初めて合間見えた時から少しも変わらない表情で、両手にナイフを携え、圭に焦点をあてる。圭も扉を閉めると、刀を抜き、その名を紡ぐ。暗闇に揺らめく、蒼白い光が手元を照らし、波紋のような影が落ちる。  クロとの組み手、昼間のバジルとの戦闘、半殺しにあったクロ、そして先程彼女と交えた一瞬、現実を物語る。強くはないのだ。しかしここを退く理由にはならない。怖くはなかった。五月雨のつめたさが全身の隅々まで透き通っていく。水の幻影が脳裏に映り視界と交わり、そのままなぞるように力を放出する感覚を思い描く。正面に構え、彼女の前に立った。  走り出した瞬間と、どちらが先だったか。  先ほどまで圭が入っていた部屋の中で何かがけたたましく割れる音が弾け、沈黙が続いていた建物に必要以上に響き渡る。驚愕した圭は身動きを止め咄嗟に振り返った。衝撃からの長い余韻がコンクリートの隙間まで澄んでいく、その間にアランの悲鳴が聞こえて、耳が凍り付いた。  再度圭は扉を荒々しく開けて、その部屋の光景を前にした。  正面の窓は破られ、部屋の内側には硝子が力なく散らばっている。破片ばかりできらめく床に立ち、腕を前にかざしている、バジル。窓の外から伸びた木の幹、枝。歪に曲がりながらいくつにも分かれ、しかし、それぞれまっすぐに、突き刺さる先は。  圭は生唾を呑んだ。写真のように網膜に焼き付く。  壁に張りつけられ項垂れながら痙攣しているアラン。口から流れる血。戦慄く瞳をぐわんと開けて、呆然と立ち尽くす圭を、視た。 「……け、……、……」  最早言葉ともとれないようなひっくり返った僅かな声で、名前を呼んだ気がした。  バジルは伸ばした腕を引く。アランの身体を刺す木がざわつくように動き、刺した隙間から鮮血が零れる。串刺しにされたまま、アランの身体が浮かびあがった。 「やめろ!!」  圭は悲痛な叫びをあげて、同時にアランも呻く。バジルは上げた腕を叩き付けるように動かして、そうすれば枝がしなりその先に掴んだままの獲物を床へ背中から叩き付けた。轟音と共に膨れあがる埃。枝達はずるり彼の胸から抜けて、飽き足らないように、一つの剣を形成するように集まると、崩れ落ちるアランにまた襲いかかる。やめろ、叫ぶ声も出ず息を止めたまま圭は走りだしたけれど、とどめを刺さんとするその一撃は速度を落とさない。やめろ。声にならない声の裏側、ひん剥くようなオレンジに映る、垂直に落ちる枝、再び胴体を貫く様。切り取り線。暗闇の中で蠢くアランの影。突き刺さった枝を圭は切り裂いた。先端を失った枝は勢いを失い、動きを止める。五月雨を片手に携え、ぐったりとしたアランを抱え込んだ。  嫌だの代わりに、名を呼んだ。  太いまざまざとした枝が胸に深く刺さっていた。身体の至る所を抉るいくつもの穴から血溜まりが広がり、あっという間に圭の足下まで浸食する。躊躇せずに胸の傷口を抑え込んだが、手には荒々しい心臓の脈動が伝わってくるばかりで指の隙間からは血が溢れる。まるで止まる気配が無い。血は背中からも流れだしているのがわかった。バジルの放った攻撃は、背中まで貫通していた。時折鋭い痛みに身体が戦慄いて、跳ねるように肉が動く。鼻には目が回るような鉄の匂いが膨れ上がって、身体中を汚染していく感覚がした。塞がっていく。目の前が真っ赤になって、真っ黒になっていく。ぼたぼたぼたと。どろどろと。動脈と静脈の断線、破裂。ひとの内側は外に溢れ激動する。いのちの炎が燃え盛っている。轟々と、死に物狂いで燃えている。 「バジル」  激しい静寂に満ちた部屋に凛とした少女の声がして、圭は視線を上げた。廊下と部屋を繋ぐ出入り口に、あの黒髪の女性が立っている。 「疾風」 「先生から連絡、あった」 「わかっている。俺も向かう」  疾風と呼ばれた彼女は踵を返し、何事も無かったかのようにその場を立ち去った。危うく挟み撃ちとなるところだったが、存外あっけない退場である。決して顔色を変えなかった彼女の意図は読めない。が、今はアランだ。時間は相手が死にかけていようと平等に確実に進んでいく。  場に残ったバジルに圭と戦う意志は無いのか、発動を解いた。暴力的に動き回った木は、何事も無かったかのように沈黙し、二人の様子をじっと眺めた。 「惨めだな」  バジルが軽蔑の視線を送りながら言い放つと、圭は彼を厳しく睨みつける。互いに、激しい非難の色をぶつけ合った。  視線を先に逸らしたバジルは圭に背を向け、割れた窓枠へと足をかける。かん、と鉄を踏む音は、ビルを垂直に囲む鉄骨を示す。気付かれないように気配を消して外から近付いていたのか。  足音が遠くなっていくほど、部屋の静けさが濃厚に強調されていく。 「う……」  囁く声が呻くように漏れる。その声は己の傷をますます開く。圭は慌てて腕の中に視線を落とした。 「い……っ」 「何も言うな」  震える声をかける。血を吸って重たくなった長い上着を、アランの指は朧げな動きで掴んだ。  切れた喉から掠れる呼吸は断続的だ。膨れあがろうと肺や腹が動いてもそのたびに痛みが走るのだろう。必死に痛みを抑えようとしているかのようにゆっくりゆっくりと掠れた息遣いをする。  どうして。  つい先程まで、この壁に沿って、不思議な暗闇の心地良さに抱かれ、手を差し出し合うような話をしていたはずだ。その手を離した刹那に、血は乱暴に全てを塗り尽くしてしまった。影を潜めていた暴力に抵抗する間もなく薙ぎ払われていった。途方も無くなって、圭の目の前は呆然と霞んでいく。その視界の中、アランの口が仄かに動く。 「……し、しょ……、……おば、さん、……らな……く……ろ……」  泡のような譫言を、今度は圭は止めなかった。波紋のように焦点の揺らめく目に圭がどれだけ映っても、彼はきっと別のなにかを見ている。細切れの息と雑音が交じり、口許で落ちる。 「……………………も……と……、……――……」  水底のような深い静寂で耳を必死にそばだてる。身体を貫く痛みか、感情的なものか、アランの瞳に膜が張る。まばたきのすぐ後に、出なくなった言葉に代わるように溢れ、血と混ざって歪む。冷めていくのを止めるように圭は自分の体温を押し付けるけれど、彼から零れるものばかり熱く、腕の中で身体が急速に衰弱していく過程が伝わってくる。無音の中を進んでいく。この感覚を知っている。覚えている。遠のいていく感覚がする。すり抜けていく感覚がする。どんなに引き留めようとしても。容赦なく彼方の静寂に吸い込まれる。  どうして。  引っかかっている指が。  どうして。  どうして。  どうしてこんなにも。  どうしてこんなにも無力で。  静かに。  脈動する。闇の中、彼の温度はしろくなっていく。
 *
 ――速報です。今夜二十時頃、トレアスにおいて火災が発生しました。……トレアス郊外における住宅街にて、近隣住民から、住宅から爆発のような音がし、火がでていると消防に通報がありました。現在も激しく炎上しており、消防隊による消火活動が行われています。火元はガストン・オーバンさんの自宅とみられ、併設している薬局の他、隣接する住宅にも燃え移っている模様です。繰り返します―― < index >
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chokazakifurniture · 7 years
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アルカリで変色した木材を直してみた
壁に取り付けたブラックチェリーの板がタイルとの境目で変色した!!!と連絡がありました。
調べてみると、木材の種類によって反応する程度に違いはあるものの、木の成分がアルカリ性の物質と触れる事によって変色してしまう事があるそうです。
タイル目地はセメントでアルカリ性なので、木に触れた部分が変色したそうです。
そこで早速色々実験してみました。
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まずは、変色させてみました。
重曹、漂白剤、それぞれを直接木に付けます。
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重曹の方はしっかり変色。5分ほどで黒褐色になりました。
アルカリ性分が変色の原因ですので、酸性の液で中和すれば良いそう。ネットを探すと「木の変色戻し」という商品もありますが、今回は家庭にありそうなもので試します。
①レモン果汁
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一番下の変色した部分から。
100%レモン果汁を直接木に付けてみます。
②削る
以前は削ったこともあったので試しました。
少し表面を削ればとれます。(一番上の横線)
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③酢
ホワイトビネガーが無色で良いそうですが、なかなか売っていません。市内のスーパーや酒屋などに聞きましたが、どこも置いていませんでした。
諦めてお馴染みの穀物酢を使いました。
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レモン果汁と同じ様に約10分直接浸しました。
●結果
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この通りです!!!感動しました。きっとプロもびっくり。
レモン果汁、お酢は他の部分が変色することなく、見事さっぱり綺麗になりました。
削った部分ももちろん、このあと塗装すれば綺麗になると思いますが、年月が経って色付いた木材の場合、そこだけ色が明るくなってしまうのでなるべく全面を削った方が良いと思います。
左の縦線(漂白剤)は白くなってしまったので、中和させても戻りませんでした。ここから直す場合はしっかり削らないとダメですね。
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★豆知識(?)
お酢の場合、どうしてもにおいが気になる時はハッカ油を少し垂らすと良いと聞いたので試しました。ツンとくる臭いは和らぎましたが両者が混ざって変な臭いにはなります。
たまたま店に来てたイラン人に「失敗したワインのにおいダネ」と言われました。
※ご注意事項
今回はブラックチェリーというもともと赤褐色の木材でした。和室などで使用する白木の場合はお酢の色が付くかもしれません。(そうするとホワイトビネガーや薬局で酢酸を探す方が良いのかも)
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aina-makana · 4 years
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ワインを頂いて、せっかくなので美味しい物を食卓に❣️ 毎度おなじみ✨ 元亀商店の唐揚げは家族皆んな大好き❤ 魚亀さんのタコと帆立でカルパッチョ❗️ ビーツを購入していたのでお手製ドレッシングを掛けて… 魚亀さんのハモ❗️ 煮凍り‼️めっちゃ味付けが良いです💕😍 浦農園さんで購入していたピーナツかぼちゃでかぼちゃとクリームチーズと海老のサラダ←相方作❤️ 頂き物のキュウリとみょうがでビタミンたっぷり✨🥒✨ なんと‼️ 白ワインなのに褐色✨ イタリア産で大好きな辛口😍 豊潤な香りが口いっぱいに広がります❣ 美味し〜い️🥰 今日は飲みすぎても良いかな〜😋🍷🍾 電動ワインオープナー使ったら手放せない💦 充電中はライトアップするのでオシャレじゃないですかー⤴️😍 @genkisyouten #元亀商店 #魚亀 #埼玉県蕨市錦町 #ワインに合う #褐色の白ワイン #電動ワインオープナー #ライトアップ #ライトアップワインオープナー #ビーツドレッシング #ピーナツかぼちゃ #ハモの煮凍り #唐揚げは元亀商店 #台湾唐揚げジーパイ #台湾唐揚げ (豊洲直送 魚亀) https://www.instagram.com/p/CDWEeA2ndwB/?igshid=1ovrx1h620adx
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