Tumgik
#雄臭ェ!!
mayudog · 5 months
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「あーあ♡ゴメンナサイする手が無くなっちゃったね??www」
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onegaishimasu-u · 4 years
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人物像の考察(みちる)
趣味でまとめたのを記録しています。(基本的にモバエム版のみ) 随時アップデート予定 感謝→ https://wikiwiki.jp/sidem/
◼︎ 基本性格
性格1:兄貴分
対、ほかのメンバー
性格2:弟子
対、プロデューサー(師匠)
大まかにこのふたつに分けられるような気がする。 性格1と2は明らかに正反対であり、考察するうえで面白い部分のひとつ。 ファンに対しては「ファン」または「お客さん」
◼︎ ぱっと見の印象
カードを見た人が初見でどんな印象を抱くか
笑顔
恒常N, N+, R, R+は笑顔。他も笑顔のカードが多い
兄貴分
THE虎牙道でのポジション
がっしりしている、筋肉
頼りがいがありそう
◼︎ 他人から見た印象
行動・履歴書情報・みんなに向けて話す内容といった、表面からわかること
面倒見がいい
喧嘩ばかりの虎牙の間に立つクッション、まとめ役
おおらかで、めったな事では動じない
上記まとめ役を苦とせず、楽しんでいる
覇気があり、ジムリーダーのよう
「リベンジならいつでも受けて立つぞ!」
真面目で勤勉
趣味が資格取得。しかも「たくさんありすぎて書けない」
サービス精神旺盛
miniの台詞まで「味玉サービス!」
人あたりが良い
海外でもすぐ人と打ち解けられる
タケルと漣という二人に信頼されているあたり、打ち解けにくいオーラは基本的にないと思われる
接客業ゆえのもの?
あみぐるみなど、かわいいに寄った特技を持っている
わかりやすい意外性のひとつ
◼︎ 内面(自己認識)
関わっていてわかってくることのうち、本人が自覚しているっぽいことなど
>大切なもの、嬉しいこと
「守りたい」気持ちが強い
「ビルの仲間を救うため頑張るッス!」
「(略)みんなの居場所を守りたいって気持ちは、痛いほどわかります。」
これは基本の要素のように思える。
みんながいると思うと心強い。一人よりも楽しい
「自分、揃いのユニフォーム、好きなんス!辛いときでも、一人で戦ってるわけじゃないって思い出せるッスから!!」
「お客さんが一緒に歌ってくれたんで、いつもよりイイ声が出たッスよ!」
お客さんの反応を見るのが好き
「やっぱお客さんの顔が見える仕事はアドレナリン、バンバン出るッスね。」
「やっぱ自分、お客さんの反応が直に見られる仕事が好きみたいッス!」
「やっぱり、お客さんの顔が見えるとめちゃくちゃ気合いはいるッスよね!」
他者を喜ばせたい気持ちが強い
「アイドルもラ-メン屋も、お客さんに喜んでもらえるのが1番ッス!」
「うちの店にドリンクバーを置いたら、お客さん喜ぶッスかね?」
「見に来てくれたお客さんが、喜んでくれたらサイコーの気分ッスね!!」
「今、あみぐるみを作ってたッス。店にあると、小さなお客さんが喜んでくれるんで…」
他者の存在への感謝
「これ着て映画に出られるなんて、自分、ホント沢山の人に感謝ッス。」
「今のスタッフさん、親切だったッスね。おかげでいい仕事ができたッス!」
「ラーメンやどんぶりなら自分ひとりでも作れるが、最高のステージにするのにはファンの声が必要だ!」
「今の自分には、タケルや漣、それに師匠と力を合わせてやるほうが、ひとりで黙々と励むよりも楽しいッス!!」
「頼もしい味方と手強いライバルの存在が、きっと信玄の強さを作ったんッスね!」
「仕事の質をあげるには チームワークが重要ッスよね。だったらばっちりッス!」
「(略)アイドルとして頂点に立つには多くの人の力とファンの応援が必要だって。師匠がくれたこの縁を、ずっと大事にしたいッス!」
…など、自分ひとりでは成し遂げられないことも皆となら実現できると感じている。
タケルと漣が大好きで、とても支えられている
「タケルと漣がいないと、静かすぎてなんだか物足りないんスよね。」
「最近はタケルと漣に教わることも多くて… 持ちつ持たれつうまくやってるッスよ!!」
笑顔は大事
「ラーメン屋でもアイドルでも、やっぱり笑顔は大事だと思うッス。」
仕事への気持ち
「らーめん屋の仕事も楽しいッスけど、今は師匠と仕事できるのが、1番嬉しくてたまんないッス!!」
「自分、今は帳簿が黒字になった時と、師匠に仕事をほめてもらえた時が、なによりうれしい瞬間ッスよ!!」
「信頼できる仲間たちと、やりがいのある仕事で金を稼ぐってのが1番の幸せッスねー。自分、毎日楽しいッス!」
過去への感謝
「これまで色々あったからこそ、師匠に出会って、今の自分がいる。それって、最高に幸せなことッスよ!!」
>性質的なこと
世話焼き
「師匠、元気足りてないぽいッスね?ちゃんとメシ食ってきたんスか!」
「世話焼きは自分の性分ッス。師匠、何かあったら遠慮なく言ってください!」
「…ああ、師匠。寝てても平気ッスよ。タケルと漣の面倒は自分が見ておくんで。」
困っている人には手を貸したいほう
「機材運んでるスタッフさん見ると、つい手伝っちゃうんスよね…」
「近くでうちのおやっさんが海の家やってるんスよ!リハ終わったらちょっと手伝ってくるッス!!」
…など、誰かを助けることを呼吸するようにやっている。
負けず嫌い
戦国映画村のあと、「負けられない」というワードが格段に増えた。
「男・円城寺道流、負けは嫌いぜよ!」
「同じ年長者としてドラマの中の登場人物には負けられないッス!」
「盛り上がってるな!自分も、簡単には負けないぞ。正々堂々と勝負だ!」
「おー、格好いいなあ、3人とも!これは自分たちも負けていられないぞ!」
「いよいよ自分たちのステージだ。FRAMEにも、タケルや漣にも負けられない。」
やるからには全力を出したい
「師匠、ありがとうございます!自分、どんな仕事でも、全力で頑張るッスよ!」
「今の自分の全力を出し切りました!悔いはないッス!!」
「よし、やったぞ!全力で挑んだかいがあった!はっはっはっは!」
「だって師匠、参加するからには全力でやんなきゃ楽しくないッス!絶対、勝つッスよ~!?」
「どうせなら、この手形で入れる温泉全制覇したいッス!あ、ちゃんと調べてきてるんで、自分に任せてください!!」
正々堂々、真剣勝負
「手加減はいらん、全力でかかってこい!」
「お互い全力で頑張ってるのは知ってるが、今日は譲れない!」
「試合前の緊張感と高揚感は、何ものにも代えがたいッスね。さあ、真剣勝負!」
にぎやかなのが好き
「やっぱクリスマスの夜はにぎやかなのが一番ッスよね!!盛り上げていくんで、師匠にも楽しんで欲しいッス!!」
「自分、玉入れはけっこう好きッス!にぎやかで、個人の頑張りも団体の協力も必要不可欠ってカンジが…」
ある程度の負荷があるほうが燃える
「テレビ番組の企画に雑誌のグラビア…やることがたくさんで嬉しいッスよ!忙しい方が気合い入りますから!」
「緊張してないか…ッスか?その緊張ごと楽しんでるんで大丈夫ッスよ!」
見かけと中身とのギャップを感じている
「自分、こんなガタイで恥ずかしいんッスけど、家事はわりと得意なんです。」
ピンクは自分には似合わないと思っている
「ピンクのスーツ…ちょっと気取ってるみたいで恥ずかしいッスね、あはは…(略)」
「ソファにかけるカバーを編んできたんッスけど…やっぱピンクは微妙ッスかねー?」
(ピンク自体はけっこう好きなのかな?)
>得意なこと
家事、メシ作り
「(略)家事はわりと得意なんです。一家に一台いると、便利だと思うッスよ?」
「(略)自分のメシ、食ってってください!ハラペコじゃリキ出ねえッスから!」
「師匠、腹減ってないスか?言ってくれれば何か作りますよ!」
恒常雑誌4話でもひとりぶんの朝食を自分で作り、「我ながらうまい…」
暗記、記憶力
「実は自分、暗記もわりと得意なんで、どんどん仕事回してイイッスよ!」
「セリフッスか?問題ないッスよ、自分記憶力には自信があるんで!」
体力勝負や、身体を使う仕事
「身体を使う仕事だったら、ドドーンと任せてくれて構わないッスよ!!」
「ふっふっふ~。体力勝負なら相手が誰でも、負ける気がしないッスよ!!」
体調管理
「体調管理は昔っから得意ッス。もちろん、今日もバッチリッスよ!!」
面倒見
「師匠、リーダーなら任せてほしいッス!自分、面倒見は良い方なんで、お役に立てると思うッスよ!」
子供の相手
「小さなお客さんッスか?自分、子どもの相手は慣れてるんで、大丈夫ッスよ!」
英会話
ハワイでネイティブに会話していた。現役時代の賜物か
サバイバル力にも自信がある
「ガチの無人島サバイバルになったッスけど、大丈夫ッスよ!自分たち5人と1匹を頼ってほしいッス!!」
手を動かして何かを制作すること
「こうやって手を動かしてモノづくりするのは案外性に合ってるッス。頑張るッスよ!」
>苦手なこと、もっと頑張りたいこと
芝居
「セリフは暗記できても、芝居はカンタンにはいかないッスね…精進するッス!」
人に見られること
「人に見られる仕事は、何回やっても緊張するなあ…試合前の気分だ。」
威厳を出すこと
「自分には王の威厳ってヤツは難しいッスけど…」
師匠に頼ってもらうこと
支えたいけど、支えられてばかり…という気持ちがある
「師匠には支えられてばかりッスね。けど、それじゃ不公平ッスから、自分にも師匠を支えさせてください!」
「自分、師匠に頼りすぎッスね…でも、いつか師匠に頼ってもらえるような最高の漢になってみせるッスよ!!」
人に相談すること
「恥ずかしながら、タケルと漣がいないと、相談する相手がいなくて…」(GoSのイベントストーリー)
人の相談にはよく乗っているほうに見えるけど、自分が相談するのは苦手?一歩踏み込んだ相談をできる相手がいないのかもしれない。
恋愛ものや甘いイベントの魅せ方
「…えっ、ダメッスか。元気ありあまりすぎ?…うおぉ、思った以上に難しいッスねぇ…」(2018VD)
「はは、男世帯だからッスかね。こうしたロマンチックな言葉は言い慣れないッス。」(2018VD)
「自分もアクションなら自信があるが、恋愛が絡むとなると未知数だな。」(2020WD)
>その他
筋トレが日課(恒常雑誌4話)
アイドルは別世界の話だと思っていた
「アイドルなんて別世界の話だと思ってたッスけど…今ッスか?今は毎日、退屈する暇もなくて楽しいッス!!」
動物ではとくにラクダが好き
気合いを込めてダイスを投げると、いい目が出るような気がする
自分なりの集中法を持っている
「精神を研ぎ澄まし成功をイメージする…気持ちを落ち着かせる方法ッス。このステージ、必ず成功させてみせるッスよ!」
「編み物は集中力を使うので精神統一にも向いているッスね。黙々とできるのも魅力の1つッス。」
演技の仕事の面白さは、別の自分になるこ��にあると感じている
「芝居の仕事、面白いッスね!別の自分になるのは、いつもワクワクするッス!!」
◼︎ 内面(他者から)
道流を関わっていてわかってくることのうち、自覚しているかどうかは不明なことや、読み手の想像にすぎないことなど
>性格的なこと
働き者
多くの台詞で、店のことを常に気にかけていることがわかる。
とても気がきく
「師匠、事務所の掃除、終わったッス。ちょっと早いけど出ます?」
「大根のハチミツ漬けがのどにイイって聞いて作ってみたッス…どうッスかね?」
など、周囲の力になれるようなことを率先して行なっている
めちゃくちゃ謙虚
「住職さんは毎日毎日修行してるんスよね…自分ももっともっと修行して最高のアイドルになってみせるッスよ!」
「師匠あっての自分ッスから!」
「師匠~!この前の試験、通ったッスよ!!これも師匠のおかげッスね!!」
…など、本人の努力のたまものなのだが、成し遂げられた事は決して自分ひとりの力ではないと感じている
ものごとを俯瞰して、一歩下がって考えられる
英雄「道流の助言のおかげだよ。ああして一歩引いた考え方ができて、すごいな。」
道流「そうだな…普段一緒にいるタケルや漣が、個性の塊みたいな存在だからか…自然と、一歩引いた目線で物事を見て考える癖がついているのかもな。」
※上記のセリフだけでは、前から自覚していたのかどうか怪しいためここに記述する(漣とタケルに出会ってから一歩引いた目線で物事を考える癖がついたのではなく、本来の性格がそうなのでは…?)
パフォーマンスにおいては、盛り上がることを心がけている
「羽織袴でアクションしたら、盛り上がるかもしれないなあ…」
怒らせると怖い
「らーめん屋を怒らせると怖いぜェ?オレ様のほうが、もっと怖いけどなァ!」
ときどき世話焼きすぎる?
「自分も何か力になれればいいんスけど…そうだ、マッサージしましょうか?首肩腰、なんなら全身コースでも。腕のいいマッサージ店も紹介できるッスよ。腹が減ってるなら、メシも作るッス。師匠の好物をたっぷり入れて!あ、よければ明日から弁当を持ってきましょうか?味には自信あるッス!」
「…う~ん、漣の好き嫌いを治すには、どんな資格が役に立つんスかね?野菜ソムリエ…それともパティシエ…?」
「タケルと漣と会わない日もあるッスけど…ちゃんとメシ食ってるかなぁ。」
しかし聞かれたくないであろうこと、踏み込まれたくないであろうことは深くつっこまない
各イベントストーリー
ここらへんはかなり大人な部分。自分も容易く聞かれたくない部分を持っているのかもしれない
自分の行動や自分自身を、あまり面白いと評価してない。自己評価が低い面がある(あった)
「ははっ、選挙かぁ~。自分には縁がないッス。それでも応援してくれる師匠の為に、全力で頑張るッスよ!」
「自分の休日ッスか?う~ん、特に面白いことはしてないんスけどね。」
一歩踏み出せなかったり、押そうとして押すのをやめたりすることがある。どこか遠慮がちな面がある
「おはようございます、師匠!初日の出を見に、海まで行ってきたッス。キレーだったなぁ…来年は師匠と一緒に行きたいッス!!」
「…師匠はプレゼントにDIYでログハウスを贈られたりしたら…なんでもないッス、忘れてください。」
どこか奥ゆかしい面がある
「自分も、師匠に時間をかけて丁寧にみがいてもらえてるって、少しくらい自惚れてみてもいいッスかね…?」
形式や伝統を重んじる
「いやいや、結婚するということは新しい家族を作るということなんだ。」
「それなりの覚悟を見せるのは必要なことだと思うぞ。」
男女関係や恋愛についてある程度の興味があり、本人に言ったり、冗談を言うときがある
「あやしいな 女でもできたか?」(タケル恒常雑誌 3話)
「タケルの嫁さんはきっと…(略)」(ハッピーブライダルパーク雑誌 タケル)
「で?タケルはどんな人がタイプなんだ?」(ハッピーブライダルパーク雑誌 タケル)
「師匠が結婚するときは、うちの店で盛大に祝福するッス!!ウェディング餃子とウェディングタンメンで…あれ?NGッスか?」
「はは、ホワイトデーも近い。もしかしてデートか?」(ホワイトデーデート2019 イベスト)
わりとゲンかつぎをするタイプ
「師匠!この祈願しゃもじ、自分たちにぴったりじゃないッスか?よし、タケルと漣のお土産にしよう!4本買うんで、師匠にももらって欲しいッス!」
わりと雰囲気が大事なタイプ?
「おぉ、やっぱり衣装を着ると気持ちも入ってくるッスね!!!獣人の王ジョウエン、演じ切ってみせるッス!!」
→ 道流のメンタル管理のために、雰囲気づくりも大事な気がしてくる
実は照れ屋さん?
2019年ごろから、主に師匠に対して「照れる」と口にすることが多くなった。
「デートっていうとちょっと照れくさいッスけど、大事な人と過ごすならやっぱり温泉でのんびり癒されたいッスね。」
「みんなずぶ濡れッスね。今タオルを…はは、自分を拭いてくれるんスか?少し照れるッスけど、ありがとうございます!」
「師匠、どうしたんスか?自分の顔になんかついて…歯が白くて綺麗?はは、そんなに見られると照れるッスよ。」
「気迫が伝わってくるいい写真だ…って自分で言うのはおかしいか。誰かに見せるのは、ちょっと照れ臭いな。」
>性質的なこと
発想が天然
「師匠!このサンタ衣装、ヒゲ入ってないんスけど…ヒゲいらないんスか!?へぇ~!いまどきのサンタはオシャレッスねぇ!」
「途中で新人かばって殉職しそうな役ッスね!死ぬ気でやらせてもらうッス!!」
「ハワイで正月って芸能人みたいッスね!いや、アイドルなんスけど。芸能人なんスけど…うおぉ、ワクワクしてきたッス!」
「(略)ウェディング餃子とウェディングタンメンで…あれ?NGッスか?」
ネーミングセンスが天然
バイト神フレセム道
THE虎牙ホワ道!
想像力が豊か
戦国の道流の雑誌
うかつにしゃべりすぎるときがある
「高価なもんじゃないッスけど、自分の贔屓にしてるバンダナがあって…っと中身は開けてのお楽しみで!」
「…師匠はプレゼントにDIYでログハウスを贈られたりしたら…なんでもないッス、忘れてください。」
少年のようにベタなものにわくわくしたり、はしゃいだりする
「やあ、怖いなー!廃墟探検なんて、ホラー物の定番じゃないッスか!タケル、漣、番組のために自分たちも気合入れて怖がっていこうな!!」
「うおおおおおっ!!憧れの二挺拳銃、めちゃくちゃテンションあがってるッスよ!魅せるガンアクション、心がけるッス!!」
「ははは、この水鉄砲はさすがによけきれないだろう?もう1回いくぞ、それ!」
これに関しては虎牙のほうが冷めていることもある。
好奇心旺盛で、気になることは確認したい
「師匠!向こうの路地に八百屋発見!ちょっとだけのぞいていいッスか?」
用意周到、事前準備は入念にしておくタイプ
「…本気で海外進出を考えたら、何語を勉強するのが1番いいッスかね?」
「メンバーが腹を空かせたときのために、オヤツの準備は欠かせないッスね!」
トレーナーのような一面を持っている
機械仕掛けの反逆者イベントストーリーにて、漣の肉体言語を解説してみせた。
「適度な運動と水分補給は、負けない体を作るための基本ッスよ!無理して本番で実力が出せないってんじゃ、勝負にならないッスもんね!!」
…など、自分の知る知識は存分に教えてくれる。
結構な完璧主義かもしれない
「今回の仕事は大役だからな、本番前に殺陣を完璧にしておかないと…」
バレンタインライ���2017のときの、自分が生成した失敗作に対する扱い
※かといって何でも完璧なように見せてるわけじゃないので注意
「うおおぉ…緊張したッス。試合とはまた違った熱気を感じるッスね!」
「師匠、自分、ちょっとアイドルの仕事が楽しくなってきたッス。歌もダンスもまだまだッスけど、頑張るんで!」
「師匠のために鍼灸師の資格取ろうと思ったんスけど、時間かかりそうで。」
「新しい振り付けの稽古中なんスけど、ちょっと見てもらえないッスか?」
◼︎ 道流がやりたいこと
大前提として、金のため=みんなを救うためにアイドルをやっている
>願望・夢
「ラーメンスープみたいに、じっくりゆっくりコクのある人間になりたいッス。」
「自分、全国のラーメンを食べ比べたいと思ってたんスけど、ここでかなうとは予想外だったッス!感動ッス!」
「いつか電車に乗って日本列島一周、してみたいッスね~」
「自分がトップアイドルになれたら、ぜひとも師匠の手料理をごちそうになりたいッス!」
「自分の出身地もここから近いッスよ!いつか仕事で、凱旋できたらうれしいッスね!」
「THE 虎牙道がトップアイドルになれたら、自分たちと師匠と4人で世界旅行もいいッスね!どこでも連れてくッスよ!!」
「歴史に名を残すアイドルになる…なんて、大袈裟ッスかね?でも、師匠と一緒なら本当にできる気がしてくるんス!」
>プロデュース方針のヒント
安心できる場所を届けたい
「自分にとっておやっさんの店がそうだったように、安心できる場所をファンのみんなに届けたいッス!!」
これはラーメン屋を志したときのスタンスと同じなのではないか。
お客さんを喜ばせたい
「自分のパフォーマンスを見て笑顔になってくれたら、すっごく嬉しいッス!!」
フィジカル系は得意分野なので、自信があるし、究めたい
「魅せるアクションってヤツは奥が深いッスね。自分、いつか究めてみせるッスよ!!」
「フィジカル系はTHE 虎牙道の得意分野ッスからね、師匠、期待して待っててほしいッス!!」
FRAMEはライバルで、負けたくない(系統が似てるからか?)
「話も合うし好きなんスけど、やっぱFRAMEはライバルなんス…師匠。自分、アイドルとして負けたくないッス!」
特技を活かしたい
「そうだ師匠、資格取得を目指す企画の仕事なんてないッスかね!?」
>対師匠
「師匠」という呼び名から想起できるように、師匠-弟子 の関係を強調することがある。また、普段の発言からも一番弟子のような印象を受けるものが多い
とにかく恩返しをしたい
「師匠に覚えていてもらえたなんて…感激ッス!!ますますアイドルにもリキ入れて、師匠に受けたご恩は、いつか仕事で返します!」
「師匠にはたくさんのものをもらってるんで、必ずトップアイドルになって10倍…いや100倍のお返しをしたいッス!!」
…など、節目節目で恩を返したいという気持ちを強く伝えてくれる。
頼ってほしい/仕事を手伝いたい/支えたい/任せてほしい/力になりたい
2015WDのプレゼントが「使用回数無制限のお手伝い券(24時間いつでも対応可能)」。
「困ったら自分を頼ってください!自分、師匠が隣にいればいつだって無敵の百人力なんスから!!」
「自分、もっともっと頑張るッス!だから師匠も自分を頼ってください!」
「自分、簿記の資格持ってるんで、事務仕事なら手伝えるッスよ?」
「自分、両利きでよかったッス。師匠を左右どっちの腕でも支えられるッス!」
「歩き疲れたら言ってください。肩なら貸せますし、なんなら担ぎますから!」
「自分はどこまでも師匠についていく覚悟なんで、どんな仕事でも、自分を信じてどーんと任せてほしいッス!」
見守ってほしい/隣にいてほしい
「師匠、見ててください!!」
「師匠、最後まで見届けてください!!」
「いつものように見守ってください!」
「自分、絶対に師匠にとって自慢のアイドルになってみせるッスよ!だから、これからも目を離さないでください!」
「困ったら自分を頼ってください!自分、師匠が隣にいればいつだって無敵の百人力なんスから!!」
夢を一緒に実現したい/全力でぶつかりあいたい
「師匠の目指すアイドル業界のてっぺん、いつか必ず自分が連れていくッス!」
「師匠の投げた玉は何があっても受け取めるッス!もちろん、自分も本気でいくッスよ!」
「まず自分が目指すのは…師匠からのベストチョコの称号ッス!」
「師匠、また個人練習に付き合ってください!!厳しくしごいてほしいッス!!」
店に来てほしい/メシを食わせたい
「押忍。師匠、顔色よくないッスね。自分のメシ、食ってってください!ハラペコじゃリキ出ねえッスから!」
「師匠、元気足りてないぽいッスね?ちゃんとメシ食ってきたんスか!」
「あ、あとでラーメンも差し入れします?全然いいッスよ!」
「また店に来てください。新作ラーメンと餃子セット、ごちそうするッスよ!」(2016WDお手紙)
2017ホワイトデーのプレゼントが、とにかく店に来させるレパートリー
一緒に何かしたい/一緒に考えたい
「師匠、今度ラーメン激戦区に一緒に行きませんか!?」
「初日の出を見に、海まで行ってきたッス。キレーだったなぁ…来年は師匠と一緒に行きたいッス!!」
「師匠、自分は準備万全ッスよ!!メシでも営業でも、喜んでお供するッス!!」
「あっ、そうだ!師匠も一緒に雑巾がけやらないッスか?」
「店で出せる新しい餃子を研究中ッス!師匠、いいアイデアないッスかね?」
「魚介と南国フルーツをたっぷり使った、無人島ラーメンなんてどうッスか?完成したら試食お願いするッス!!」
「最近、晴れるとみんなで屋上でサッカーしてるんス。師匠も参戦どうッスか?」
「今日これからみんなでゲームするッス。よかったら師匠も一緒にどうッスか?」
「仕事も遊びも、師匠が一緒だと倍楽しいッス!!またお願いします!!」
手作りのものをあげたい
師匠へのプレゼントはほとんど手作りのもの。
「手袋とマフラーとセーター、どれがいいッスか?師匠が欲しい物を編んでくるッスよ。」
◼︎ 過去について
SideM・Mステに共通して【柔道家→怪我で引退】という情報はあるものの、本人の口から語られることは少ない。また他のキャラクターと比べると、家族に関しての情報もゼロという極端さがある
柔道家時代は一人で黙々とやっていた?
「今の自分には、タケルや漣、それに師匠と力を合わせてやるほうが、ひとりで黙々と励むよりも楽しいッス!!」
ただし編み物イベントのセリフから分かるように、黙々とやること自体は得意なほうである
家族構成についてはある程度の推理が可能
「タケルも漣も、ケンカばっかで、たまに店のものを壊したりしてるのは、困りものッスけど…やんちゃなところも含めて、弟ができたみたいでうれしいッス!」
…恐らく弟はおらず、一人っ子か、上にきょうだいがいた可能性が高い
リメンバーショットでの情報
写真は中学時代のもの
男らしくなりたいという思いから始めた
決勝まで進めるのは自分でも意外だった(「なにがなんでも優勝したい」という貪欲な気持ちは大会が始まる前は持っていなかった?)
幼い頃から自分の現状を変えたいと感じ、己を高め続けるというストイックな心を持っているということがわかる。それは趣味の資格取得にも通じている…。
「これまで色々あったからこそ、師匠に出会って、今の自分がいる。それって、最高に幸せなことッスよ!!」
「色々あった」ことはまだ深く語られていない。 ゲーム中のPがどこまで知っているかも不明だが、こう言ってくれるだけで十分だろう。
◼︎ 台詞の裏を読む
想像が強い部分なので注意!
>悩みが解決してから、今の楽しさを報告することが多い
「この衣装、初めはちょっと恥ずかしかったッスけど、今はエプロンと同じぐらい、ピッタリきてるッスよ!師匠にはホントに感謝ッス!」
「正直最初は一歩引いてたところがあったんですけど、今は仲間と一緒に本気でぶつかり合ってます!」(2018VD)
→当時悩んでいるそぶりは一切感じられなかったが…。 例)「衣装チェーンジ! どうッスか?���うッスか自分のアイドル姿! これは一攫千金、イケるぞね!」
>悩みはするが、必要を感じなければ他人に言うことはない?
以下のセリフ等も、前は悩んでいたのか?と想像できる余地がある気がする。
「アイドルの仕事は日々鍛錬、新しいことが目白押しで、悩んでるヒマもないッス!」
「自分、今はなにをやっても楽しいッス。コツがわかって来たからッスかねー?」
つまり、ネガティブなことは言わないが、 ポジティブというわけではなく、ただ人に言わないだけなのかもしれない。 ただ、ごく明るいムードでなにかを言うときにぽろっとこぼれることがある。
「敵」の存在を感じている言葉
「自分、師匠が隣にいてくれたら、敵がなんだろうと負ける気がしないッス!」
この「敵」という表現は、道流にしてはけっこうめずらしい。トップアイドルを目指すうえで立ちはだかるものなのか、自分自身の弱さの可能性もある。
退屈の時間を勉強にあてていたのかも?の言葉
「アイドルなんて別世界の話だと思ってたッスけど…今ッスか?今は毎日、退屈する暇もなくて楽しいッス!!」
柔道時代の辛さ・乗り越え方を感じる言葉
「自分、揃いのユニフォーム、好きなんス!辛いときでも、一人で戦ってるわけじゃないって思い出せるッスから!!」
道流が弱さを抱えながら乗り越えてきた強い人間だということを気づかされる言葉たちだ。
◼︎ おまけ
>師匠の人物像
用意がいい
「ライブのチラシ…さすが師匠、商売についでに宣伝もできて一石二鳥ッスね!」
デザインセンスがある
「やっと、この衣装にも慣れてきた。アンタが俺用にデザインしてくれたって聞いたんだが、本当か?やっぱりそうなのか…ありがとよ。」   - ※タケルの台詞だが、同ユニットのため
あまり頻繁にみちるのラーメンは食べにいっていない様子(昔だけ?)
「師匠、たまにはうちのラ-メン、食いに来てください! 自分、おごるッス!」
行動がダブることがあり、以心伝心している
「師匠!リーダー役を探してるって本当ッスか?だったら自分に…え、お願いしようとしてた?はは…うれしいッス!!」
ドン底から救った
「師匠のアドバイスで、自分、どん底から浮上したッス!2度と諦めないんでこれからもご指導お願いします!!」
アイドル道の師であり、人生の師(らしい)
「自分、いつか師匠みたいに人の力になれる人間になりたいッス。今後ともそばで勉強させてくださいっ!!」
師匠との仕事は、いつも絶対に激アツ(らしい)
基本的にTHE虎牙道にかなりマッチングした仕事を持ってきている。
基本見守るスタンスである
「師匠、自分、全力で楽しんでくるんでいつものように見守ってください!」
ヘンなところで抜けている
「師匠ってヘンなところでヌケてるから、放っとけないんスよねえ…」
アドバイスがいつもわかりやすい。柔道にからめた事を言う時もある。(2017~)
「…負けられない大会の決勝戦に挑むつもりで演じる…師匠のアドバイスは、いつもわかりやすくて助かるッス!!」
机は綺麗らしい
「師匠の机、綺麗ッスよね…あみぐるみを置いてみてもいいッスか?」
冗談のような天然のような事を言うこともある
「…いやいや、食べ歩きの旅じゃなくて全国ツアーッスよ!!」
音楽や映画の趣味が道流とは少し異なっている。※これは師匠じゃなくて仕事の影響かも
「師匠と出会ってから、映画や音楽の好みが広がった気がするッス!こういうの、嬉しい変化ッスね!!」
落ち着ける存在
「師匠の声は耳になじんで落ち着いて…ついつい眠くなるッス…」
「事務所にいると気持ちが落ち着くッス。師匠がいるからッスかね?」
10 notes · View notes
micoshi-kd · 5 years
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僕の死ねない理由を教えてあげる
ちょっと長い
 独りでずっと生きてきた。  物心がついてから今まで、仲間はいなかった。気づいたら、いつの間にか雪が降ってきていて、周りには誰もいなかった。  もちろん、親の顔は覚えていない。唯一、私に想像できたことは、親は自分に似ていたのだろうということ。ただそれだけだった。  毎日、魚屋の人間の男の魚を盗んで食う。人間には隙が多くあるから、盗むことくらいは簡単なのだ。魚に飽きると、人間の生ゴミを漁った。たまに何も食えないこともある。  今までそれが当たり前だった。  人間の物を盗んだら、人間は気づいたときだけ追い掛けてくる。捕まると、人間に蹴られたり、殴られたりする。それでも生きることに必死だった。そうしないと、私は生きていくことができないのだから。  あるとき、雄が私に近づいてきた。そういえば、季節も私達が盛る頃だ。でも、する気にはなれず、私はその雄を追い返した。  この季節が嫌いだ。所々に目をやると、そこら中で雄と雌がしている。その光景を見ているのがとても辛い。  あまりにも嫌になって、私は街を抜け出した。  私がいなくなっても誰も悲しみはしない。誰かに食われててしまっても泣く奴はいない。私を愛してくれるものなどはいない。きっと。  街を出て、しばらく歩くと、深い森につく。あまり私達は近寄らない薄暗い森だ。  ごくたまに何かの遠吠えが聞こえてくることがある。馬鹿みたいな犬共に似た声だが、どこか犬よりも力強い。人間の言いなりの犬共とは違う遠吠え。その遠吠えに私達はいつも怯えていた。  でも、今日はなぜか怖くなかった。まるで死を覚悟したかのように、私は進んでいった。 恐れることなく進むと大きな身体が目の前に現れた。犬よりもずっと大きい。剥き出しになっている牙はとても鋭そうに見える。目つきにも馬鹿みたいな犬の雰囲気がない。その姿を見て、私は遠吠えの主が誰なのかを直感した。 「なんだ、雌か。
 そいつがニヤリとして言う。  そうか。こいつが噂に聞く狼ってやつだ。とても凶暴で私達などパクリと食べてしまうって噂の。 「悪いかい。私は散歩してるんだ。そこを退きな。
 狼がけらけらと笑い出す。 「何がおかしいってんだ。
「雌猫が狼に向かってその口の利き方か!あの世に逝きたいか!
 狼は笑いが止まらないらしく、しばらく笑っていた。その笑い声に怒りを覚える。  猫だからなんだっていうんだ。雌だからなんだっていうんだ。私はここまで生きてこれた、力は弱くても。 「おい雌猫。俺にかかっちゃあ、一口なのはわかってるのか?
 狼と目が合う。やはり、犬とはとても違う。比べられない。野獣のような目をしている。そのまま食われると直感した。逃げなければ生きられないとすぐに悟った。  けれど、身体が動かなかった。  狼が口を大きく開けて、私に飛びかかろうとする。あの尖った牙に噛み付かれたらひとたまりもない。きっとすぐにあの世逝きだ。私は思わず身体をぎゅっと縮ませた。目もぎゅっと瞑る。  少しだけ風が流れても、私に痛みはなかった。血の臭いもしない。恐る恐る目を開くと、目の前にはにやにやした顔の狼がいた。 「俺は雌は食わない主義だ。雌でよかったな。
「お、お前。
 騙されたような感覚だった。意味がわからない。  なぜこいつは私を食わなかった?こいつだってそんなに飯にありつけてるわけはない。こんな森で狩りなどして三日食べれないのは普通だ。それに、こいつ、すごく痩せている。「お前、騙したのか…。
「どうとでも受け取れ。
 森がざわめく。木の葉が擦れる。 「おい、雌猫、毛、逆立ってるぞ。
「うるさい!
  ◆
 あの狼の態度には苛立ったが、それからも私は森へと足を運び続けた。理由はよくわからないの。あのときに出会った狼に興味があったのかもしれない。  会っては、ただ黙ったまま、狼の傍にちょこんと座る。会話をすることは滅多にない。彼が立ち上がり、どこかへ行こうとすると、私もついていく。狩りの様子を遠くから眺めていることもあった。  どうせ私には帰る場所がない。どこかでのたれ死んでも誰も気づくことはない。  狼も黙って傍にいてくれるが、私の中ではそんな思いがよぎっていた。 「おい、雌猫。いい加減、主人の元に帰ったらどうだ。
「主人?
 月がきれいなある夜のことだった。そのとき、私は狼から少し離れたところで星を見つめていた。そのところを彼に話しかけられたのだ。  主人。そんなこと考えたことなかった。 「いない。そんなもの。
 私は立ち上がり、近くの木に登った。猫である私は軽々と枝の上へと登る。  冬の冷たい風が私達を襲った。思わず、身震いしてしまう。  人間達が騒ぎだすこの季節。街にいても、温かそうにしている人間達にイライラするだけだ。そんな思いをするよりはここにいる方がずっとマシなのだ。  狼が私を見上げたので、私は見下すようにして彼をじっと見つめた。 「そこは寒いんじゃないのか。
「だから何だって言うんだ。私の勝手だろう。
「こっちに来い。食わないから。
 私は目をまんまるにして狼を見る。狼は変わらぬ様子で私の方を見上げる。  確かに狼は私を食べないだろう。先ほど、獲物を食べたばかりだ。何日かぶりの獲物だったらしく、とても嬉しそうに食べていた。その狩りの様子を枝の上から見ていた。 「そんな気遣いいらないよ。わたしは月が見たいんだ。
「月の何が珍しいんだ?街からでも見えただろう。
「私が何も感じずに月を見ることができる。それに意味があるんだ。
「理解できないな。
 狼の唸り声が聞こえたから、私はスッと枝から飛び降りた。飛び降りたすぐ隣に彼がいる。  狼の傍まで近寄り、その場にうずくまった。 「月はいいのか。
「十分に見た。お前がいてほしそうだからいてやる。
 本当は寒かった。温かみが欲しかった。誰かに傍にいてほしかった。そんなことは言えない。私のプライドが許さない。  狼が月を見上げる。上弦の月がそこには上がっている。  わたしがぶるっと震えると、彼はそのわたしに寄り添ってくれた。 「月がきれいだ。
「知ってる。
 街にいても、傍にいてくれるものがいない。この森にいれば、このように傍にいても私を傷つけることがない。  私はいつまで狼の傍にいれる��だろう。  ふと、そんなことを思った。
  ◆
「…おい、狼。
 初めて狼の巣に訪れた。いつもは森を歩いていると彼と出会う。街にいても周りの猫がうざったいのでまた森へと出て来たのだ。途中で出会った鼠に怖がられながら道を聞き、この洞穴までやっと辿り着いた。 「ここまでよく来れたな。臭いを追ったのか。
「そこら辺の奴らに聞いた。
 私はその場に立ったまま、狼を見る。狼は立ち上がって、自分の脚で私を迎え入れてくれない。  思えば、血の臭いが洞穴に隠っている。雪で少し臭いがかき消されいて気づかなかった。辺りの雪を脚で掻き、地面の臭いを嗅いでみた。  本当に血の臭いなんだろうか。やはり、雪が臭いをかき消していて、よくわからない。 「お前、怪我をしたのか?
「怪我などするもんか。何もない。
 狼に近づいていくと、血の臭いが強くなっていった。それと比例して、狼の唸り声が大きくなっていく。 「近づくな!
 狼の隣に立つと血の臭いは確かとなった。  自分の鼻を使って、彼の毛をかきあげる。そこから血の臭いが流れていた。人間の銃か何かで撃たれたような傷だ。 「怪我をしたんだな。どうしたんだ、これは。
「…人間に撃たれた。
 先日、人間に銃で撃たれ、それ以来動けなくなったようだ。動けなかったら狩りも何もできないので、何も食べていない。ただでさえ痩せている狼が更に痩せて見えた。 「何も食ってないんだろ。
「動けないからな。
 弱った狼の身体に寄り添う。息づかいも荒く、身体が骨張っている。自分の毛ももちろん血に塗れる。彼の毛を舐めつつ、何が自分にできるのかを考えた。  狼は猫から離れたそうだが動けないなぜだか心配そうに猫のことを見つめる。 「汚れるぞ。
「構わないからここにいるんだ。居させろ。
「せっかくの雌猫が血の臭いしたら台無しだろうが。
「性別の話、今は関係ないだろ。
 狼の怪我をしていない部分を軽く引っ掻いた。それでやっと狼が黙る。 「お前、何も食ってないんだよな。
 この狼を生かすために私はどうすればいいのか。 「私を食っても構わない。
 私は声を出さずに狼を見つめた。もちろんその言葉の意味を覚悟して私は口にした。 「何を言ってるんだ。俺は雌は食わないぞ。
「お前は私の食うもんは食わないだろ。
「それはそうだが。
「だったら、それしか
 その瞬間、狼が自分の脚で猫の頭をポンと叩いた。それ以上喋るなとでも言うようで、思わず黙り込んでしまった。 「もし、食ったとしよう。
 狼が話し始めた。  彼の言葉を長々と聞くのは初めてだった。今までただ黙って傍にいただけで、何も話してこなかった。 「後に残るのはお前の血と屍だけだ。話し相手がいなくなる。
 冬の地面の冷たさが腹に刺さる。それを察した狼が自分の尾で私を包む。 「お前しか俺の傍には居ない。そいつを食うことなんかできるはずない。
「…そんな。
 何も喋ることができなくなった。 「俺に、お前を殺せと言うのか。
 私の身体を更に狼に寄せた。彼の体温をいつかと同じように感じる。  いつの間にか私の頭の上に乗っていた脚もどかされていた。 「私はお前を救いたい。
「そうか。
「なんか食う物を取ってくる。待ってろ。
 私は立ち上がった。素早く洞穴の入り口まで走り出す。 「死ぬなよ。
 そう呟いて、また街へと走って行った。
  ◆
 長い間、森や草原を走り抜け、久々に街へと戻ってきた。  私の身体は血まみれで街の猫達はその姿に引いている。その周りの目を気にせずに、道の端を足早に進む。  早く食べる物を奪って帰らないと、狼が死んでしまう。  いつの間にか、狼の元を帰る場所として認識していた。だが、今そのことについて考えている余裕はない。 「久しぶりに面ァ見たな。どうした?」  いつぞやに私に声をかけた雄猫だった。彼も捨て猫で、私と同じような境遇で生きてきた仲だ。ここらでは有名なビビリ猫でもあり、少しでも強い猫に喧嘩を挑まれようものならすぐ逃げてしまう。誇りも意思も何もない、ただの屑だ。そのくせ、なぜか雌猫が耐えないという不思議な奴でもある。  急いでいるときに面倒な奴に絡まれてしまった。私が彼を避けて進もうとすると、回り込まれてしまう。ただでさえ気が立っているというのに。 「他の奴の血か。臭ェわけだ。」 「退け。」 「せっかくご自慢の毛も汚れちまって。綺麗にしてやろうか。」  雄猫が近づいてくる。  気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い。消えてくれ。今すぐ目の前からいなくなってくれ。 「気高さも誇りも忘れた奴なんかに興味は無い。近寄るな。」  彼に構わず、私は前へと進んだ。その反応が意外だったようで、彼はきょとんと黙ったままだ。振り返らずに狼にあげる食べ物を探しにいく。 「お前、なぜそんなに必死になってるんだ。」  彼の声が聞こえる。 「昔ならそこまで必死にならなかった。何かあったのか。」 「何もない。」 「ならなんで?」  確かに私達という生き物は何かに執着することはあまりない。好きな物で遊び、��して、飽きたら捨てる。昔なら私も狼のことをそのように扱っていただろう。  でも今の私にはなぜかそのようなことができなくて、ただ必死に行動している。狼に生きていてほしいと思っていて、ずっと傍にいてほしいと思っていて。その一心で私はこの街に戻ってきている。  この雄猫に構っていられるほどの暇はない。今、この一瞬も、狼は痛みに耐えている。 「あんたに話してもわからないだろうよ。私はあんたとは違うんだ。」  そう。もう昔の私とは違う。場所を見つけた。その場所を失わないために、私はここまで来たんだ。 「じゃあな。」  雄猫は唖然としているようで、追い掛けてくることはなかった。前々から私を付け狙っている奴だった。  猫にまともな奴はいない。多くのものを猫に求めてはいけない。求めたらその時点で終わりであり、敗者となる。猫である私達は一時の快楽しか求めていない。求めたら最後、飽きて捨てられる。永遠の安息など、求めてはいけないのだ。  猫として生まれなければよかったのかもしれない。  そうふと思ったこともある。私が求めているものは、この小さな世界で得ることはできない。 「お前、もう猫じゃないな。」  後ろから声が聞こえた。ぽつりと呟かれたようで、私はそれを無視して進んでいく。 「達者で。」  その言葉を聞いて、私は心底驚いた。彼からそんな言葉が出るとは想像すらしていなかったのだ。もっと皮肉や嫌味を言われるとばかり思っていた。  鎖が千切れたような気がした。私をこの小さな世界に捕らえる丈夫な鎖。  走り出し始め、食べ物の匂いを鼻で追う。  振り返ったら、彼はどのような顔をしているのだろう。けれども、振り返ったらまた鎖に捕らわれてしまう気がした。  鎖はボロボロと崩れていく。私が走れば走るほど、鎖は砂や灰となり風に流されていく。 私は、今…。
  ◆
 口に人間から奪った肉をくわえて、森まで戻ってきた。追い掛け回されたり、子どもに蹴り飛ばされたり、それでも戻ってこようと必死だった。  私が戻らなければ、あいつは助からない。  周りの野犬達に肉を狙われたが、必死で守ろうとした。唸っても雌猫だからと甘く見られてしまう。命がけで相手に噛み付き、引っ掻き、追っ払う。 「戻ったぞ!」  狼は答えてくれなかった。腹が膨らまない。心臓も動いていない。私が来たというのに、いつものように頭にポンと前足を置いてくれない。 「おい、答えろ!肉持ってきたぞ!」  狼の鼻の前に肉を置いてみた。もし生きているのであれば、匂いに誘われて起きてくれるかもしれない。血の匂いが穴蔵にこもっている。彼の息が聞こえてくるわけもなかった。  目の前で大事なものを失っている。…最後の言葉すら聞けなかった。 「…遅かったか。」  私を置いて、先に逝ってしまった。  彼の前に置いた肉を引っ張ってどかし、冷たい身体に寄り添うようにして寝そべった。もう二度と身体を舐めてはくれない。話を聞いてくれなければ、口も利いてくれない。  私の死ねない理由は今、いなくなってしまった。彼がいたから、私は死を選べなかった。自ら野犬に身体を差し出せば、簡単に死ぬことができたのだ。だが、一人でも生きようとしていた彼を見ていると、できなかった。けれど、彼はもう動きはしない。  そうだ。先に彼は眠ってしまったんだ。だから、 「おやすみ。」
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kataiyatsuhashi · 3 years
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11月になりました。
数日前に、ブログを書いたのですが、勇気が出ずに、まだ下書き状態であります。
誰かを後押しさせてもらう日々なのに、自分のこととなると、こんなにも弱っちい。ちょっと、頭の中を整頓する必要があるみたいです。
蠍座、冥王星、変革。死と再生、破壊。ねっとり、じっとり。エロい話もしたかったけど、私にはこれが限界。 関係ないけどタイ語でアロイは「おいしい」
11月5日の新月のホロスコープ。その辺りの話です。
11月は私にとって毎年、大きな変革がある月になります。
私のホロスコープを見ると、破壊と再生をあらわす冥王星が蠍座にあるので、毎年太陽が蠍座に入る10月の半ばから11月の半ばの蠍月間は、私にとっては痛みを伴うような変革が起きて来るのです。配置されるハウスの関係も相まって。
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[ 蠍座新月どうする?の話・私と占いについての話 ]
11月5日の蠍座新月、経度と緯度は 東京都で出したホロスコープです。
変革の星、天王星は牡牛座に、それと、蠍座の月が真反対(オポジション)に位置してます。12という数字が見えると思うんですが、ほぼ同じ角度で、引っ張り合ってます。(赤い線)壊れるもの、壊されるもの。2年後、数年単位を見越した目標を掲げるのにいい新月みたい。太陽星座のサビアンシンボルは蠍座13度「実験をしている発明家」。読んでアップしたので、リンク貼りました。作戦、策略、戦略的に背後から人を動かす、、そんな感じのエネルギー。慎重に取り組んで、じっくり研究していく、という感じでもある。
このブログで、星の話はたびたびしてきているけど、ホロスコープの画像まで載っけたのは初めてじゃない?!わー!結構、私にとっては挑戦です。だって、「占い」に嫌悪感を示す人が多いのも知っているし。そもそも、そこらへんの「占い」は信じる対象ではないし。。笑
たまに聞かれるので、はっきり言っちゃいますけど、テレビとか雑誌の裏にあるあれって「占い風の詐欺スレスレもの」もしくは「”商売”占い」だと思ってます。でも、それらが悪いってんじゃないですよ。「エンターテイメント」として楽しむのは私もいいと思います。友達との話題にもなるし、楽しい部分もある。でも、ああいうものに自分の人生を左右されるのは私は嫌ですし、それはバカ丸出しだと思います。(蠍座月間ですもの、このくらいの毒は吐く)
参考にしたり、アドバイスを聞くことはあっても、主軸は自分じゃないですか。原宿にある塔里木という占い館の、プアラニ先生という方が仰っていて 非常に納得した言葉があります。「占いは結果は持ってこない、動くのは自分、それで結果が来る。占いが持ってくるのはあくまで”きっかけ”。」であると。
占い師、心理カウンセラー、ライフ・コーチ、専門家、詐欺師(まがい)の言うことや、、あと、医師や看護師も同様のことが言えますけど、「主導権」はあなたや私、つまり当事者である私たちにあるのだということを 常に頭に入れておく必要があると思います。アドバイスを受ける側、そして、コーチングをしたり、カウンセリングをする側にも、その認識がまず必要だと思います。言っちゃえば、弱みを見せて頂く訳じゃないですか。自分の言う通りに動かそうとするのはコントロールであり、それが酷くなると洗脳になる訳です。コントロールは暴力、というのを最近聞きました。彼氏が彼女の行動をコントロールする。母親が子供を型にはめてコントロールする。医者が患者の命を握っているかのように思わせ、コントロールする。政府が国民の意思を無視してコントロールする。…自由意志を奪うものは、暴力。少々厳しい言葉ではあるけれど、そう考えたらどうでしょう??…私は暴力なんて振るわれたくないし、もちろん何に対しても暴力なんて振るいたくないです。
楽しんだり、苦を楽にするアドバイスとして、使う。
問題を解決するため、自分では見えなかった違う視野を手にいれる。 
言うは易し、ですが、そんな風な付き合い方をしていこうと改めて思い直す今日この頃。
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[ 蠍座の話 ]
蠍座の本質は変容、守護��(ルーラー)は冥王星です。
英語でいうと、Plute。プルート。.... U^ェ^U 犬ちゃう。
冥王星は「破壊と再生」の星。結構、怖そう。うん、実際、怖い部分も大いにあります。
冥王星は火星と共通する部分もあります。蠍座は「水星座」なのに、「火星♂」的でもある。簡単に言えば、心の奥底が、地下が、ファイヤー!灼熱の砂漠の砂の中で、じいっと、獲物を待つ。隠れた情熱、隠れた炎。一度サソリの標的にされたら、じっくりと なぶり殺して 全てを食い尽く��まで、徹底的に諦めず、執着し続けられる。
…ひゃー、くっそ怖い。書いといて ゾッとする笑
蠍座さんって、味方にしたら最高。でもしかし。蠍座は簡単に人も、モノも信用しない。猜疑心がマジでヤベぇの。。(好きなポイント)
ホロスコープ上の下半分(前半)の星座(おひつじ座 おうし座 ふたご座 かに座 しし座 (ほんとは乙女座までだけど、乙女座は複雑だから特別扱いさせてくださいね) )ほど単純な精神構造ではありません。単純ってより、上半分に比べると、子供で素直。
蠍は、深くて暗くて重い。じっとり、ねっとり。
だからよく「エロい」とか「セクシー」と形容される訳です。
実際、蠍座をパートナーにすると、大変な夜を過ごすことになる(…だろう。蠍座との経験無しなので誰か教えて 笑)
蠍の色気は、妖艶な色気。蠍に星を持ってる人って、、雄感、雌感が凄い。なんて言うんだろ、、カラッとしてなくて、暗くて、深くて、ヌメッとしてて、、ほら、その、濃い感じ。どろっとしてて。ね?分かるっしょ。書いていて、恥ずかしくなってきた。。あの、まあ、セックスなんです。キーワードは せっくすです、せっくすせっくす!!ハイ。セックスやエロス、 で 誤解する人、多そうですけど 本気なんです、性に対して。誰とでもセックスしたり、体を重ねるなんてこと、蠍座さんはしないと思う。(勿論人によるけど)「全身性器」と表現されているサイトがあったけれど、もし全身性器だとしたら、そりゃ、本気になるし、命を懸ける。全身性器か、、すげえな(遠い目)
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長くなってきたので、ブレイクタイム。
最近のドローイングがちょっとさそり感あったので。
模写したドローイングです。
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シャーペンで模写するのが好き。
ピアスたくさん女、好き。パーカー男、好き。はんなり顔ショートカット、彼氏に借りたのか!?ビッグTシャツ、そして白いおふとん、、、ヤバイ、ってなって描いたやつ。
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はい、戻ります。
蠍座エネルギーは
プラスに働けば、自己を変革させられる。何度も何度も、再生させられる。不死鳥、フェニックスだとかも言われます。毒を持って、毒を制す。他者と交じり合い(エロい)、溶け合い(エロい)、一つになって(エロい)、変容を遂げる。痛みを伴うけど、死を分かつほどの深い感情の共有が出来る。
ネガティヴに働くと、人の弱みに付け込んで、コントロール下に置いたり。ストーキングしたり しがみついて 誰かを支配し破壊し、人生をめちゃくちゃにする。とか。頑固で猜疑心が強い。
蠍座月間に みなさんに言えることは、
自分の中のトラウマ、闇、執着、嫉妬、きったない部分、沼の底のヘドロといった闇の深層心理が、心の水面上に浮かんで来る。どん深闇、、そういう事柄が図らずも浮上して、向き合うしかない状況に追い込まれる。多分、そんな感じの人が多いんじゃないかな。
それをどうするかは、自分次第、と思います。
くっせーくっせーくっせーわー、と歌って誤魔化すのもアリでしょう。(私はいつも生ゴミのゴミ箱を開けるとき、これを歌う)
徹底的に、向き合って、心の湖をクリーンにしたい人はそれもアリでしょう。
生まれ変わりたいのなら、後者を選べばいい。痛みは伴うだろうけど。
今じゃないわ〜、と思うなら、クッセェ腐臭漂わしながら生きましょう。
毎年12ヶ月に1回はチャンスは来ます。それを、どう使わせてもらうのか。
星を学んできて思うことは、どんなエネルギーにも「良い」「悪い」も無いということ。それを生かすも殺すも、それを受け取る人間次第、もっと言えば、その人の心の状態次第、だということです。
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[ 私個人としては... ]
私は、2年前からの、とある執着し続けてきたこと、「呪い」とまで思っている事に、精神的な意味で、カタをつけてやろう、としてます。呪いとかいうのが蠍っぽいねと書きながら思ってる。広範囲で見たら、この5年間くらい、ぎゅう、と 握りしめてきたもの。
正直、しんどいし、もう無理…ってなり続けてます。笑 
今、ここで書けることはそれくらい。気軽には書けない。し、言わなくてもいい。秘密でいいの。
執着して、強く握った拳からダラダラと 血が流れ続けてきた数年間に、終止符を打ってやろう、そう思ってます。このまま 握り締めたままだと 2年後もっと辛いし、今やらなかったら 未来の自分が 怒ると思う。
変容してやる!!と意気込んでも すぐには無理なんだろうけど。2年くらいはかかるんだろうけど。。うぅ、、書いておいて、苦しい。
ま、息が詰まったら、時には力を抜きましょうね〜。
私は蠍座のつんく♂さんの嫉妬と愛憎にまみれた闇深い曲を狂ったように聴いて癒してます♡
では、また。
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y24klogs · 4 years
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フロストガルド戦記_第二章
アズちゃん、ディードさん、ヤクト君といっしょ
クエストを開始します。 -------------------------------------------------------- あらすじ
山賊の護送依頼を受けた君は、神殿騎士ベイオウルフ、 君と同じく依頼を受けたグレンデルと共にフロストガルドへ向かう。 道中、野盗に遭遇し戦闘となる。 劣勢となった野盗は逃走を企てるも、 そこに敵対種族【血族】が乱入。野盗は全滅。 君は血族を討伐し、フロストガルドへ到着した。 予定外の戦闘もあり、報酬の引き上げを要求する冒険者たち。 城にて王と謁見する機会を得、血族についての情報を得る。 新たなる強大な血族【柱】の出現を予期する王は、 君へ【柱の出現調査】を依頼する...。
-------------------------------------------------------- ... アズ : 柱の……出現調査……? ガーランド 「さて、報酬の支払いは終わったな。」 ガーランド 「貴公の力を是非、我が国に役立てて欲しい!  【柱の出現調査】を引き受けてくれるな?」 君は依頼を受ける事にした。
ブラッド : ここまで来たらもう乗りかかった船ですからな!! ヤクト : と、ともかく新しい依頼ってコトでイイんだよな! ディード : 報酬次第っつってやりてートコだが ディード : まあ、こんだけ金払いもいいなら受けてやってもいいかね アズ : さすがに報酬は期待できるでしょう ガーランド 「おお!引き受けてくれるか!  国を挙げて貴公への支援を約束しよう。」
アズ : まずは先の飲食代を経費にですね…… ヤクト : で、出ると嬉しいよな~… ディード : (ヒュウ、と軽い調子の口笛を広間に響かせ) ブラッド : 大分食べましたからね~わはは ガーランドは大臣のトリトットから羊皮紙を受け取ると、 力強くそれにサインした。
ガーランド 「さあ受け取れ!  これがあれば城下の店で支援を受けられる。」 ディード : お、まじか。 アズ : ふふふ、やりましたね、言ってみるものです ヤクト : やったぜ…! …たすかったとも言うケド… ブラッド : ありがとうございます!やった~! ガーランド 「後は、軍資金が必要だろう。取っておけ。」
ガーランドから金の入った小袋を渡された。 アズ : さすが王様、太っ腹です ディード : …話の解る大将さんで助かるね(その小袋を受け取れば) ガーランド 「個人的な物だ。報酬とは別にしておくぞ。」 50ルド手に入れた。 ヤクト : すげ~…! 流石王様だ…! 大臣補佐のオロウードは妬ましいと言った表情でこちらを睨む。 自分の想定外に事が進み、気に入らないのだろう。 ブラッド : わお……なんかすっごい良くしてもらっちゃいましたね アズ : これは気合を入れなければいけませんね ディード : …そんだけ危険も付くってこったな… ヤクト : (大臣補佐の表情に気づけばぺろっと舌を出した) ディード : まあ、どんだけやべーかはさっきの戦闘で大方察しが付くぜ ヤクト : ま、そーだな…気合は入れねーと。 アズ : 相手はアレの親玉ですもんね ブラッド : ええ、そうですな。激戦になりそうです ディード : (ヤクトの行動にはにししと笑い返してやり) ガーランド 「準備が終わり次第、  城門前の運び屋から【ラレン砦】へ向かえ!  期待しているぞ!リーンの冒険者よ。」 ブラッド : 頑張らせていただきますとも! アズ : 腕が鳴りますね、えいえいおー! ヤクト : 任せといてくれよ! 期待は裏切らねーぜ! ディード : 応。前金の期待に応えられるくらいには、な。 ヤクト : (おー!とノリノリで拳を合わせた) ディード : …賑やかなこったィ 君は城から城下町へと出た。 ベイオウルフ 「依頼を受けて下さった事、感謝します。」 ベイオウルフ 「【柱】は血族の範疇を超えた化け物です。  発見次第、すぐにラレン砦へ戻る事をお勧めします。」 ベイオウルフ 「ただ、貴方の力ならばあるいは...。  いいえ、無理は禁物でしょう。どうかお気を付けて。」
ディード : 出発は運び屋に頼むことになるっつーこたあ… アズ : さて、準備を整えて出発、ということでしたが ディード : ぶら下がりながら空中散歩か ヤクト : 砦があるってのは頼もしいよな、敵も強いだろーけど…行きがけとは違って集中できそうだぜ。 ディード : 肩が凝りそうだぜ… ブラッド : 何か買っておきましょうか 店主 「はい、特製のアイスだよ!買った買った!」 アズ : そういえば……結構腕とか疲れそうですね 店主 「おっと、もう品切れだぜ。」 目利きのホークマンはオレンジを頬張っている。 魔術師のナイトエルフ 「よし、買い付けは終わりだな。」 ヤクト : 行く道も楽しみだな! 店主 「スクロールは売り切れちまったよ。  欲しいならカトリーヌさんのお店に行きな。」 "カトリーヌ魔法雑貨店"と書かれた看板だ。 薬やスクロールを扱っている様だ。 ディード : (お店増えてるーーーー!! ブラッド : (最高じゃん!! アズ : ここはマジックアイテムのお店ですか ディード : 魔法雑貨店か、寄ってくか? ヤクト : みたいだな! 何か役に立つかも! アズ : 個人的趣味としても外せません、寄っていきましょう ブラッド : 外の店では売り切れみたいでしたし、此方で見ていきましょうか ディード : ほいほい…っと 店内は香が焚かれているのか、強い薬品の香り等は無く、 不思議と心が落ち着くような気がした。 奥でスクロールに書き込んで居るのが店主だろうか。 黒のローブに白髪が印象的な老魔女だった。 老魔女 「アンタが調査依頼を受けた子だね?  一応、王の書状を見せて貰おうか。」 君は王の書状を見せた。 魔女は一目見やると、確認を終えたらしく視線を外した。 アズ : (だっと一人駆け込んで、声をかけられて立ち止まった) ディード : …もう話が通ってやがるのか ヤクト : へへ、流石だぜ! ディード : 手がはえーなァ アズ : そうみたいです、必要そうなものは借りていきましょう ブラッド : 確かに物凄い速さですね、びっくり 老魔女 「カトリーヌ魔法雑貨店にようこそ、旅の者。  ま、入用なのは薬かスクロールだろうね。」 ヤクト : そゆこと、スクロールって…やっぱこっちの術式があったりすんのかな。 ブラッド : そーです!薬とか!無いと困りますから! ディード : 魔法の類にゃ不慣れだが、薬は揃えといてもいいかね… "温もり小袋"と書かれた巾着袋だ。 カトリーヌ 「発火トカゲの鱗が入っていてね、揉めば熱くなるよ。  揉みすぎると火傷するから気を付ける事さね。」 かご一杯に羊皮紙が丸めてある。 アズ : 火吹き飴だそうですよ、火が吹けるんでしょうか ディード : (めちゃくちゃアズちゃがすきそうなのいっぱいある ブラッド : めちゃくちゃ辛そうですな。火を吹くとなると コウモリの羽だ。触媒になるのだろう、多分。 ヤクト : …これ、どうすんだ…?(カエルの干物をぷらぷらとしては 様々なスクロールが置いてある。 戦闘用に使える物もありそうだ。 カトリーヌ 「前に、テレポートのスクロールで盗みを働こうとした奴が居てね。  あれから売り物には"まじない"をかける様にしたのさ。」 カトリーヌ 「"まじない"を解除しないと効果を発揮しないからね、  買う時はちゃーんと私を通しておくれよ。」 "惚れ薬"と書かれた瓶だ。本当に効くのだろうか。 カトリーヌ 「踏ん切りの付かない奴が買っていくのさ。  アンタも必要なのかい?」 カトリーヌ 「言っとくけど、私にゃ効かないよ。  ひっひっひ。」 君は瓶を棚に戻した。 "火吹きアメ"と書かれている。 火を吹けるのか、火を吹く程辛いのだろうか。 ディード : 魔術は俺ァ専門外だ カエルの干物だろうか。何に使うかはよくわからない。 アズ : 魔法を使うときの触媒にするんですよ、鶏肉なんかを使う事もありますが カトリーヌ 「何か入用かい。」 ブラッドは何も入力しませんでした。 アズ : ふふ、うきうきしますね ヤクト : へえ…! 全然知らなかったぜ…! 取引をしました。 5ルド失った。 [【魔女の回復薬】] を手に入れた。 二つ目の【柱】 【復讐者ウェヴェ】 血族で最も復讐心に満ちた者。 八面六臂で剣と棍棒を握った異形。 その身に余る復讐心は、留まる事無く 北国へ単独で攻め込み、死亡した。 討伐者はガーランド王。 ディード : (スィと金色の瞳を見渡すように動かして。) ブラッド : 惚れ薬なんかも置いてますよ!本当に効くんですかね ヤクト : マ、マジ!? アズ : ほ、惚れ薬……! ディード : (興味がなさそうに頭を掻いた) "惚れ薬"と書かれた瓶だ。本当に効くのだろうか。 カトリーヌ 「踏ん切りの付かない奴が買っていくのさ。  アンタも必要なのかい?」 カトリーヌ 「言っとくけど、私にゃ効かないよ。  ひっひっひ。」 君は瓶を棚に戻した。 ディード : …やめとけよ胡散臭ェ ディード : (そう言えば店に並んでいる本棚の方へと歩を進め) ブラッド : (面白がって見ていたが、普通のポーションを買って面白げなものはすべて棚に戻した) ディード : (一つ本を手に取ればぱらぱらと頁を捲る) アズ : 店主さん店主さん、あの惚れ薬を一つ……(こそこそと) ヤクト : (うーん、と食い気味に視ていたが、棚に戻し) ディード : (国家問題であるのならば何か依頼に関する生物の話でも書かれていないかと言うつもりのようだ) ヤクト : ("温もり小袋"だけを手元に、カウンターを覗き込んだ) アズ : (惚れ薬を隠すようにどっさりとポーションを買って) ディード : 復讐心の強い化け物ねぇ… ヤクト : す、すげー買ったな! ブラッド : アズ様、物凄い数買いますね!? ヤクト : (ぎょっとする様にアズの手元を二度見しては…) アズ : 強敵ですからね、準備は万端にしておかないと ディード : もう死んでるヤツなら用はねえか…ん? ディード : おいおい、そんなに買ってたら運び屋が悲鳴あげそうだな… ブラッド : 落さないように気を付けて下さいね アズ : 運び屋もプロですから、気合を入れて頑張ってくれるでしょう、きっと ヤクト : でも確かに備えあれば… …何だっけ。 買っとくに越したこたねーか。 ブラッド : さ!行きましょう! ヤクト : (幾つかの薬瓶とスクロールを買い込み) アズ : はい
"ブラッド・チャリス"と書かれた看板だ。 それ以外には何も書かれていない...。 労働者のドワーフ 「そろそろ作業場に戻るとすっかねえ。」 ブラッド : おや、ここは? ヤクト : 何の店だあ…? アズ : 怪しい店ですよ!入るしかありません! ヤクト : 怪しい店…! そりゃ入るしかねえな! ディード : ……ここは…(通りを抜け、名前だけが書かれた看板の店を見上げると) ブラッド : あっお二人とも待って~! ディード : っておい、入るのかよ ブラッド : 仕方ありません、行きましょう。ええ ヤクト : (一足先にと駆けこんだ) 店内は整然としており、店主の几帳面さが感じられる。 奥に一人ナイトエルフが居り、彼女が店主だろう。 ナイトエルフ 「何用か?」 君は王の書状を見せた。 ナイトエルフ 「確認した。  我はミルウード。宜しく。」 ミルウード 「必要な物を貸し出してやろう。見ていけ。」 ヤクト : お、おう…よろしく。 案外店の中はフツーな感じだな。(コソコソ ブラッド : ありがとうございます! ディード : ……書状は通るようだが、何の店なんだ? アズ : 結局なんのお店なんでしょう……(すたすたと店内へ入っていって) ここはエンチャント済の物が置かれている様だ。 ミルウード 「強力な祝福には貴重な原料が必要になる。」 アズ : ……装備品、といったところでしょうか どうにも禍々しい雰囲気を纏った装飾品だ。 ミルウード 「血族を原料にしたエンチャントを施した物だ。  少なくとも害は無いが、効果にクセが有るな。」 フロストガルドの勇士。 【紅蓮、アズラ】 北国には珍しい【炎魔法】の使い手であり、 血族を屠るため、数々の術を編み出した。 不死者を葬る【炎浄】、火竜を焼き切る【獄炎】 いずれも彼が生み出した魔法だ。 ヤクト : みたいだな…! 【掃討戦】にて尽力していたが、 現在は隠居し、後進の育成に励んでいると聞く。 宝石が施されたチョーカーだ。 ディード : ……物騒なもんまで置いてんな。 ミルウード 「イスペルと呼ばれる固有の宝石だ。  観光客向けだから何の効果も無いぞ。」 結婚指輪、エンゲージリングとも言われる物だ。 何かエンチャントされているのだろうか。 ミルウード 「不貞を働けば、指が飛ぶように出来ている。」 ...。 アズ : け、結婚指輪…… ヤクト : ……(ごくり) ブラッド : 凄まじい結婚指輪ですな…… ミルウード 「必要な物は?」 アズ : リーンには何人か差し上げたい人がいるような気がしますね ヤクト : マジかよ… ディード : いや、この指輪はやめとけよ…? ヤクト : (ふるふると首を横に振っては離れ、カウンターを覗き込んだ) ブラッド : 絶対何か迂闊な事した瞬間指が吹っ飛びますよ。 ミルウード 「必要な物は?」 ディード : (ヒッチとノックバック!?つっよ ブラッド : (フロガル魔法が使えるの良すぎる ブラッドは、ポーションを使った。    ブラッドは9回復した。  ([6]+3) ミルウード 「必要な物は?」 取引をしました。 10ルド失った。 [【北国のペンダント】] を手に入れた。 ブラッド : (所持品制限に引っかかりしものになった アズ : なるほど、これまた興味深い…… ディード : (旧ヒールウォーターみたいなのがある アズは、ポーションを使った。    アズは4回復した。  ([1]+3) ブラッド : (やったー!!回復魔法だ!! ヤクト : へえ…土産になりそ。 …じゃなくて! アズ : むう……これ以上は持てませんか…… ディード : 俺は、こういった類のは使わねえな… ブラッド : 僕もこれ以上持てませんな(しれっと持ち込んだポーションを1個飲んだ) アズ ((アイテム整理してから来ないとだったという顔)) ブラッド : (わかる ヤクト : コレは相性イイ気がするな。(チョーカーとペンダントを購入しては、チョーカーだけを身に着け) ヤクト (ご当地アイテム、欲しくなってしまう~~~~~~~~) ヤクト (無限にお土産買いたい) ディード : (既にめちゃくちゃ楽しいですね… アズ (MATK+1dの半分、めちゃくちゃ回復する) ディード : (ある程度品を見て回ったが、やはり使い慣れた装備のほうが好ましい、と棚から手を引いて) アズ (エン……ご当地スキル全部欲しいよ……意味もなく……) ブラッド : そろそろ行きますか? ヤクト (わかってしまう) ディード : (各々の買い物が終わるまで入口付近に佇んでいるだろう) ヤクト : そーだな! アズ : そうですね、いきましょう ヤクト : わりー、お待たせディード。 ディード : おう、じゃあ運び屋ンとこだな 運び屋 「ん?何処か行きたいトコがあんのかい?」 ディード : …お、他にも向かえる場所があるのかい アズ : あのなんか、お店にあった英雄の武器とかって借りていけないんですかね ヤクト : みてーだな。 オミロ村って確か… ディード : オミロ村ってぇと…グレンが向かったトコだな アズ : ……ふむ? ヤクト : あれ、あったら強そーだけど確かに… アズ : グレンさんの故郷、でしたっけ ブラッド : 少し気になる所ですな。 ヤクト : でもビーム出せないからな… っと、そいやそっか ヤクト : 声でもかけたら手伝っては~…くんねーかなあ? アズ : 国の危機だから目覚めたり……はしないですね、で、ええと、ふむ、そうですね ブラッド : どうでしょうな。彼にも仕事はありそうですし。 ディード : 時間も費用もあるし、寄ってくくらいならいいぜ アズ : 何かしら知っているかもしれませんしね、せっかくこの辺り出身の冒険者、ですし ブラッド : そうですね!それじゃ行きましょう ヤクト : 確かに、話くらい聞いといてもイイかもな! 運び屋 「ん?何処か行きたいトコがあんのかい?」 ヤクト : (…内心、見慣れぬ土地が楽しい気持ちが八割程ではあったのだが…) 運び屋 「あいよ!しっかり掴まっててくれよ。」
君はオミロ村に到着した。 北部は森林が多く、豊かな土地だ。 村には羊の毛を生やした牛が幾つか居た。
ディード : お、見たことねえ生きモンだな アズ : わ、あれなんですか!?キメラ!? ヤクト : 昨日の肉だったりして! ブラッド : この地方特有の奴でしょうな ブラッド : ああ~!ムールーでしたっけ? アズ : なるほど……羊より大型ですし、毛をかるにはいいのかもしれません ディード : へぇ…俺の故郷にもこういった固有のは居たが… ディード : なかなか機能的な家畜だな ヤクト : 遠出するとこーゆーのが新鮮だからイイよな…! アズ : ディードさんの故郷ってどちらでしたっけ? ディード : 友好国じゃねぇのが惜しかったな…(と独り言を吐いて) ディード : ん?…おお アズ : ………?(首をかしげる) ディード : ……仕事に支障が出るので教えねえよ ヤクト : …? なんだそりゃ…?(不思議そうに、倣って首を傾げ) ブラッド : ええ~!そんなヤバい場所生まれなんですか!? ディード : っせーな!出身ってのは時に弱みにもなんだよ! アズ : なるほど、地域によってはたまに爆発する種族もいるとききます アズ : そういった偏見と闘っているのですね…… ヤクト : そ、そりゃ確かにヤベー… ヤクト : 爆発する羊の中で育ったならディードの強さも納得だぜ… ブラッド : ディード様……ご苦労なされたのですね…… ディード : …ンン……(微妙に違うが、と言いかけたが口を噤み) ディード : エエ まあ そうだな ディード : (雑に頷いて会話を流していった…) アズ : 爆風の中で育った冒険者、味方にするのにここまで心強い相手はおりますまい…… ムールー 「ムウー。」 アズ : ……べうー ブラッド : 可愛いですな~(撫でている) アズ : …………べうー ディード : (「あらぬ誤解を受けたぞ…」) 酪農家のヒューマン 「最近ベウが生まれたんだわ。  ベウってのは子供のムールーの事だぜ。」 ヤクト : …(目と目が合う…先に目を逸らした) 運び屋のホークマン 「ん?もう帰るかい?」 能天気なドワーフ 「ヴォリッドのドラ息子が帰ってきたってよー。」 能天気なドワーフ 「鍛冶屋を継ぐ気になったんかねえ。」 不安なヒューマン 「最近、【血族】の動きが活発らしいんだ。」 不安なヒューマン 「戦神の地に行くだって!?  放浪者は勇気があるなあ...。」 ブラッド : あ!!グレンデル様ーー!! アズ : ムォォォウ~ グレンデル 「あん?【柱の調査依頼】だと?  また面倒なモンに首突っ込んでんな...。」 ディード : っと、やっぱ居たか アズ : (しゃがみこんでムールーの顔を覗き込んでいる) ヤクト : おおっ 意外と早く会っちまったな! グレンデル 「ジジイがうるせぇから、一緒には行けねえ。  だが、頼みゃあ何か貸してくれるかもしれねえぜ。」 グレンデル 「俺は野暮用があるんでな。死ぬんじゃねえぞ。」 ブラッド : フフフ、ご心配なく! ディード : そうかい、なら仕方ねえな ヤクト : ま、折角の里帰り…だもんな! ディード : ま、あんたもせっかく帰郷したんだ。 ディード : 堪能していけよ ディード : (めちゃくちゃブーメランで草生えてます ヤクト : グレンが心配しねーように、サクっとぶっ飛ばしてくるぜ!(からからと笑い アズ : (爆発する種族がいる故郷だと、帰りにくいでしょうからね……きっと思う所があるのでしょう……) そう言うと、彼は墓地の方へ向かって行った。 アズ : それで、グレンデルさんはなんと? ブラッド : お手伝いは出来ないそうなんですが、親父さんかな?に頼めば何か貸してくれるかも!とのことです! ディード : (グレンデルが去った後に適当に住民から話を聞き込み始め、その会話内容に首を傾げ)…しかもアイツ実家鍛冶屋なのかよ アズ : なるほど、では早速言ってみましょうか ヤクト : そーだな!あの建物か~? 「鍛冶屋デラーク」と書かれている。 アズ : 鍛冶屋デラーク、ここですね ディード : …小さい鍛冶屋だな。まあ辺境なら当然か? 鍛冶技術に関する本が並んでいる。 読み込まれたためか、端が切れている。 古い日記だ。 表紙には"グレン・デラーク・ノース"と書かれている。 アズ : これは鍛冶関係の本ですか 神話の本だ。 【堕とされた戦神】 傲慢な戦の神グレンは四神と対立し、争った。 長き戦いの末、痛み分けとなり、 グレン神は巨人へと身を堕とされ、 女神は神核を戦神の竜に奪われ、精霊となった。 ある時、放浪者ガーランドがこの地を訪れる。 他の三神は男に女神の神格を取り戻して欲しいと依頼した。 かくしてガーランドは竜狩りへと赴く。 竜は洞窟にて眠りについていた。 男は「俺は放浪者。訳合って貴様の首を狙っている。」と 告げ、起こす。
「不意を打たぬは武人の誉かただの阿呆か、試してやろう。」 竜はそう言い、二人の戦いが始まった。 神格を喰らった竜の力は凄まじいものだったが、 地神から与えらえた神器は 竜の岩の様な鱗を貫くには十分だった。 竜は息絶える前に「駒となるな、人となれ」と告げ、崩れ落ちた。 神格を取り戻した女神は彼の妻となり、 ガーランドはここに 己の国【フロストガルド】を建国する事を宣言した。 ヤクト : こっちは…んーと、神話だってよ。 アズ : 建国神話、と ブラッド : なかなか面白い事が書いてありますな(覗き込みながら) ディード : 神話…つってもここの歴史を見る限りじゃ実話も混ざってそうだな ディード : 内容は頭に留めておいてもいいだろう アズ : 竜と、巨人 アズ : どこにでも、似たような物語があるのでしょうね。 ヴォリッド 「何じゃい、今日はやっとらんぞ。」 ヴォリッド 「【柱の調査依頼】じゃと?  フン、戦神の地に行くならそう言わんか。」 ヴォリッド 「そこに置いてある武具を持っていけ、  勿論、事が終わったら返して貰うがな。」 そう言うと、ヴォリッドは武具達を指さした。 ヤクト : たしかになー…けっこーよく視るかも。 アズ : この人がグレンデルさんのええと……おじいさん……? ヴォリッド 「今更【柱】なんぞ生まれても、  彼の地はとうに腐っておるわ...。」 ヴォリッドは呟いた。 ディード : ……親父さんじゃないか? アズ : ジジイって言ったのに…… ブラッド : どうでしょう、グレンデル様意外とお若いですし。どっちとも取れますな ヴォリッド 「何じゃい、今日はやっとらんぞ。」 ヴォリッド 「親の墓参りじゃろ。」 ヴォリッド 「あん?ワシぁあいつの曾爺じゃ。  ガキの頃にユヴァンとノーラスが死んで、  それから面倒を見て来た。」 ヴォリッド 「デラークの者は代々鍛冶屋をやっておる。」 ディード : それもそうか ヴォリッド 「幼少から鍛冶を仕込んで来たと言うのに、  あのバカは戦士なぞ目指しおって...。」 ヴォリッド 「...お前さんには関係の無い話じゃな。 グレンの事は気にせんでいい。」 ブラッド : お爺様らしいです ディード : そういやアイツ、両親に関して何か言ってたっけな… アズ : 確か両親は、ええと、前線に出ていた、とかでしたっけ ヤクト : … アズ : それで、故郷に帰ったグレンデルさんが歩いて行ったのはお墓、と ヤクト : (ヴォリッドの話の内容と合点がいき、何とも言えない表情をした) ディード : (あーーーーー耳の痛てぇ話!と思いながら頭を搔いて) ブラッド : 借りて言っても良い、とのことでしたが僕には使えなさそうな物でした……(ちょっと残念そうに) ディード : 跡継ぎの問題はどこにでもあるもんだな… アズ : そうですね、せっかくですから借りてみたかったですが ヤクト : 俺もだな、式を通してる武器じゃねーと術が使えねーんだ。 アズ : ディードさんはどうです?(竈の近くで暖まり) ヤクト : (少し名残惜しそうに並んだ武器を眺めたが、やがて離れ) ディード : …んー… ディード : いや、俺もねえな。そもそも俺の得物は火器だしな ディード : そうそう補充できるもんじゃねえさ アズ : それもそうですか…… ブラッド : なんだかちょっと残念……ですが色々聞けましたし! ヤクト : 気持ちだけもらっとこーぜ アズ : そうですね、頑張ろうって気持ちになりました ディード : ……だな。 ディード : さて、店には用がねえなら出ちまうか ブラッド : 竈の前から動けなくなる前に行きましょうか! アズ : そうですね、足に根が生える前に行きましょう ヤクト : おうっ! んじゃ今度こそ出発だな! ヤクト : (少し思うところがあったのか少し無理に笑顔を作っては) ディード : 今日はやってねえってんなら迷惑になっちまうしな 不安なヒューマン 「最近、【血族】の動きが活発らしいんだ。」 不安なヒューマン 「戦神の地に行くだって!?  放浪者は勇気があるなあ...。」 運び屋のホークマン 「ん?もう帰るかい?」 運び屋のホークマン 「あいよ!」 ディード : (すごい…まだ探索パートなのにこの充実感 アズ : さて、準備は全て整いましたか ヤクト : バッチシだぜ! ブラッド : ええ!行きましょう!! 運び屋 「ん?何処か行きたいトコがあんのかい?」 運び屋 「ああ、あんた達が依頼を受けたのか!」 運び屋 「準備は大丈夫かい?」 運び屋 「んじゃ行こうか。  しっかり掴まっててくれよ!」 ディード : おっし、じゃあ向かうか…(首の辺りを揉みながら、銃を背負い直し)
君は運び屋によって、【ラレン砦】へ到着した。 砦は所々に老朽化しているが、 長年に渡りここを守ってきた頑強さが見て取れる。 駐屯兵の一人が君達に近付く。 兵士 「何用ですか?北国の方ではありませんね。」 君は王の書状を見せ、依頼を受けたと説明する。 ヤクト : っと、流石にこっちまで話は通ってねーか ディード : ま、軽く説明すりゃいいだろ アズ : さすがに電信技術なんかは発達していなさそうですからね アズ : ……ある国の方が稀ですが ブラッド : むしろ城下町の方が早すぎて驚いたくらいですしな 兵士はそれを確認すると、表情を一層固くする。 兵士 「...隊長のもとへ案内致します。」 ディード : …ま、そうだな 二層ほど上り、隊長室へ案内された。 皺と傷痕に覆われた壮年の戦士、 彼がこの砦の隊長だろうか。 アズ : 結構広いんですね 隊長 「【柱の出現調査】を受けたのは君か。  感謝する。私は隊長のティレルだ。」 ティレル隊長 「あれを見たまえ。」 砦から見えるのは黒き大地だった。 積雪により、白と黒が印象深くなっている。 ブラッド : おお………… ヤクト : …? アズ : ……真っ白と、真っ黒の大地 ヤクト : (覗き込んでは) ディード : 変わった地質だな 大地には奇妙な建造物も有った。 血族達が作り上げたのだろうか。 ティレル隊長 「【戦神の地】。  かつてこの北国にあった戦神の遺体が在るとされる場所だ。」 ティレル隊長 「黒き大地の奥底から【血族】は生まれる。」 ヤクト : あっ! …さっき本で読んだヤツ…(コソコソと ヤクト : 戦神ってアレだよな… ティレル隊長 「忌まわしき神の遺児を押し留める事が、  このラレン砦の使命なのだよ。」 あの地から、【柱】とされる強大な血族を見付けるのか...。 ティレル隊長 「長き戦いの戦果と言うべきか、  あの地には結界を張った場所がある。」 ティレル隊長 「三ヵ所の内、最も深層に近い結界が破壊されている。」 ティレル隊長 「血族を退けるそれを破壊する様な存在...。  【柱】は恐らく、其処に居るはずだ。」 ディード : ………なるほど アズ : ある程度目星がついているようで良かったですね ディード : 目星はついてはいるか アズ : あの中から探すのは骨が折れそうですから ブラッド : あの広い場所を全部、となると無茶ですしな ヤクト : んだな… ティレル隊長 「"はぐれ"の血族を倒せる���であれば、  あの結界までは難無く辿り着けるだろう。」
ティレル隊長 「存在を確認するだけで構わない。  戦う必要は無い、無事に帰ってきてくれ。」
アズ : 調査、ですからね、無理はしないように、と ヤクト : oO(…そーだった、ぶっ飛ばすとか言っちゃったぜ…ヤベー…) ブラッド : ま、無理せずさくっと帰って来ましょう!ええ ディード : ま、想定外が無いことを祈るぜ 君はラレン砦で一泊し、疲れを癒した後、 戦神の地へ向かう事にした。 アズ : そうですね、こそっと行ってこそっと帰ってきましょう ティレル隊長 「依頼を終えたばかりだったか、ゆっくり休むと良い。」 翌日、準備を終えた君は 運び屋によって、戦神の地へ到着した。 黒々とした地面は意外にも普通の土を踏みしめる感触だった。 雪を踏み抜くより安全かもしれない。 ディード : …寝床も用意してくれるたぁな… ヤクト : お陰でゆっくり休めたぜ…! アズ : よく眠れたなら良かったです(足元の感触を確かめながら) ヤクト : …んお、この土意外と… ブラッド : 雪よりはまともに歩けそうですな アズ : それでも雪はところどころにありますし、気を付けましょう ディード : …この分なら前回みたいな動き辛さはなさそうだな 運び屋 「俺の仕事はここまでだ。  後は其処に居る斥候に話を聞きな。」 運び屋 「じゃ、待ってるぜ。」 血族を屠り、進むも 無用な戦闘を避けるも君の自由だ。 ホークマンの斥候 「依頼を受けたって言う冒険者はアンタか。」 ホークマンの斥候 「破壊された結界はここから数えて三番目。  掃討戦で確保出来た場所では最奥だ。」 ホークマンの斥候 「"はぐれ"を倒したってんなら、  道中の血族ぐらいは何とかなるだろう。」 ホークマンの斥候 「ただ、ここから真っ直ぐに進むのは止めておいた方が良い。」 ホークマンの斥候 「"巨人の監視者"って呼ばれてる、イカれた血族が居てな。  そりゃあ近道は出来るだろうが、命の保証は無いぜ。」 ディード : …ふむ、なるほどな ブラッド : 近道は避けた方が良さそうですな アズ : 遠回りとはいえ、避けていくしかないですね ヤクト : …んじゃどーする? 左右に通れそうな路があるけど… ディード : 無理に押し通って体力を使うと、戻れる確率はどっと落ちるしなァ アズ : 迷った時は右です!! ホークマンの斥候 「とにかく次の結界までは"迂回"だ。  そうすりゃ辿り着けるだろうよ。」 ヤクト : んじゃ右だな! ブラッド : では右に! ディード : 安直だな… アズ : こういう時はどっちに行く?って悩んでも仕方ないですもん ディード : だがどっちでも構わねえか。運任せなのは変わらんだろう ブラッド : 先に何があるのかもわかんないですしね ディード : そうだなー アズ : その通りです 焚き火だ。 その温かさは心が安らぐ。 "多くの戦士によって、結界は成された。  ここに戦士の遺した道に敬意を表する。" 戦士の手記だろうか。 "グローレインは実在する。" 嫌な予感がする。 アズ : な、なんかいますよ ヤクト : …ッ 早速かよ! ディード : っと、 ブラッド : 血族、でしょうか! 何か、歌声が聞こえる気がする。 見れば、向こうに血族が見える...。 あれが歌っているのだろうか。 ディード : 抜けてく事もできそうだが…どうする? アズ : あえて戦う必要もないでしょう、あっちはそうもいかなそうですが…… ブラッド : 歌は避けられないでしょうし、避けていきたいところですが…… ヤクト : 正面はな…! ヤクト : (やるしかないかと短剣を抜き、指を切った) ヤクト : ブラッドスペル! ヤクトが大鎌に血を与える…! ヤクトは[ネクロカウンター]を2つ獲得した。 ヤクト : ブラッドスペル! ディード : OKんじゃ、ソイツだけ止めて走るぞ ヤクトが大鎌に血を与える…! ヤクトは[ネクロカウンター]を2つ獲得した。 ヤクト : …ッ ブラッドスペル! ヤクトが大鎌に血を与える…!([4,4,4]+7) ヤクトのクリティカル! ヤクトは[ネクロカウンター]を2つ獲得した。 ヤクト (おもしろクリティカルやめろお!) ディード : ハイドステップ! ディードは気配を消し、装填を開始した。    ディードは[ステルス]になった アズ : 竜翼形態《ウィング・フォーム》! アズは大空へ舞い上がる―――! ブラッド : では、行きましょうか! アズ : えいえいです! 誰かの遺した手記だ。 "あの女の歌声を聞いた奴等は  半狂乱になりながら倒れちまった。" "他の血族もアレに近寄ろうとはしない、  世界を呪うために生まれてきたような化け物だ。" "とにかく、歌声を聞くな、近付くな。  この手記を残しておく。"
筆者:ガザン 人型の結晶だ。 黒々としており、鈍く輝いている。 これは何なのだろうか? うっすらと、旋律が聞こえてくる。 ディード : (毒弱点とな !! 突如、悍ましい気配が君を襲う。 これは何だ...。 心の奥底から不安が溢れてくる。 この歌声のせいなのか...? ディード : (あ、待ってください 固まりました ブラッド : (アイ!! ヤクト : (ハーイ! アズ : (アイ!!! アズ : (私もなぜか変なところに移動してた…… もうこれ以上近付くべきではない。 君はそう思った。 ディード : ……泥っぽいのは反応がねえな ヤクト : し…仕掛けてこねえ…? アズ : やっぱりあの唄っている奴には近寄らない方がいいみたいです ブラッド : そのようですな。 ヤクト : それにコレ…(人型の結晶を横目に眺め…) ディード : …抜けられるなら進んじまおう ディード : 行くぞ ヤクト : …おう アズ : そうですね 唸り声がする。 ブラッド : ……!何か声がしませんか アズ : 獣の、唸り声、でしょうか ヤクト : 今度はさっきみたいにいかなそーだな… アズ : そうですね、さすがにそうはいかないでしょう ディード : …仕方ねえな ブラッド : ええ、気を付けましょう 血族 「mohi!」 血族が居る。このまま進めば戦闘になるだろう。 血族 「liixp!!」 ブラッド : !! 血族 「vjoep!!」 血族達が巣穴から這い出て来た! Round 1 アズ : って、大量に降ってきました ディード : 数が…クッ、構えろ! アズ : なるほど、ここはあれの巣だったんですね…… ブラッド : そのようで!! ヤクト : 如何にもって感じだぜ… けど…! ヤクト : ブラッドスペル! ヤクトが大鎌に血を与える…! ヤクトは[ネクロカウンター]を1つ獲得した。 アズは移動した。    アズは[5,7]へ移動した。 アズ : 今日はポーションがいっぱいありますからね、出し惜しみは無し、です ディード : チャージ! ディードは力をためた!    ディードは[チャージ]になった 飢える獣の血族は移動した。    飢える獣の血族は[4,8]へ移動した。 飢える獣の血族は移動した。    飢える獣の血族は[7,5]へ移動した。 飢える獣の血族は移動した。    飢える獣の血族は[6,6]へ移動した。 飢える獣の血族は移動した。    飢える獣の血族は[3,5]へ移動した。 ブラッドは移動した。    ブラッドは[4,8]へ移動した。 ヤクト : …ッ ブラッドスペル! ヤクトが大鎌に血を与える…! ディードのインベナムは距離が合わず失敗した。 アズ : リリース・リストリクション! 魔力を解放、広範囲に向けて術式を展開する。 飢える獣の血族は攻撃した。  達成値:19 ([2,2,6,1,4]+4)    ヤクトは防御した。        ダメージを8軽減!  ([]+13)    ヤクトに2のダメージ  ([3]+18) 飢える獣の血族 : 雷撃! 飢える獣の血族は雷を放った!  達成値:22 ([3,3,5,2,5]+4) ブラッド : 儚く散るは赤き花!    幻影が攻撃を惑わせる。        ヤクトは回避した。  達成値:29 ([3,6,5,1]+14) 飢える獣の血族 : 雷撃! 飢える獣の血族は雷を放った!  達成値:22 ([3,3,6,2,4]+4) ブラッド : 儚く散るは赤き花!    幻影が攻撃を惑わせる。        ヤクトは回避した。  達成値:30 ([6,2,5,3]+14) ヤクト : ブラッドスペル! ヤクトが大鎌に血を与える…! アズ : 爆炎魔法《イクスプローシブ・フラム》! 全てを焼く爆炎が舞い踊る!  達成値:30 ([6,6,2,5]+11)    飢える獣の血族は回避に失敗した。  達成値:17 ([6,4,6]+1)    ブラッドは1のSPを回復した。      飢える獣の血族は回避に失敗した。  達成値:7 ([1,3,2]+1)    飢える獣の血族は回避に失敗した。  達成値:17 ([5,5,6]+1)    飢える獣の血族は回避に失敗した。  達成値:11 ([2,3,5]+1)    飢える獣の血族に36のダメージ  ([4,3,5,4]+24)        飢える獣の血族は[重傷]になった        飢える獣の血族は[気絶]になった ヤクトのブラッドイーターはAPが足りず失敗した。 ディードは移動した。    ディードは[4,9]へ移動した。 ヤクトは[ネクロカウンター]を1つ失った。    ディードは[チャージ]でなくなった Round 2 ブラッド : っと思いのほか素早い!! ヤクト : 抜けてきやがった…! アズ : とと…… ディード : …近すぎるな、ソイツの足止め頼むぜヤクト! ブラッド : お守りします!アズ様! アズ : 任せました……! ヤクト : 一匹はどーにか! 飢える獣の血族 : 雷撃! 飢える獣の血族は雷を放った!  達成値:23 ([5,5,2,3,4]+4) ブラッド : 儚く散るは赤き花!    幻影が攻撃を惑わせる。        ディードは回避した。  達成値:23 ([2,2,1,4]+14)    ブラッドは1のSPを回復した。   飢える獣の血族は移動した。    飢える獣の血族は[4,6]へ移動した。 飢える獣の血族 : インベナム! ディードに猛毒の一撃が襲う!  達成値:19 ([4,1,4,2,4]+4) ブラッド : 儚く散るは赤き花!    幻影が攻撃を惑わせる。        ディードは回避した。  達成値:26 ([1,3,3,5]+14) ヤクト : ブラッドイーター! 大鎌が血潮を狩り獲る──!  達成値:16 ([2,3,3]+8)    飢える獣の血族は抵抗しようとした。        飢える獣の血族は抵抗に失敗した。  達成値:13 ([2,3,4]+4)    ブラッドは1のSPを回復した。      飢える獣の血族に18のダメージ  ([4,3,3]+12)    ヤクトは18回復した。   アズ : 爆炎魔法《イクスプローシブ・フラム》! 全てを焼く爆炎が舞い踊る!  達成値:19 ([2,3,6]+8)    飢える獣の血族は抵抗しようとした。        飢える獣の血族は抵抗に失敗した。  達成値:15 ([1,5,5]+4)    ブラッドは1のSPを回復した。      飢える獣の血族に30のダメージ  ([1,5,1,3]+24)        飢える獣の血族は[重傷]になった ディード : チャージ! ディードは力をためた!    ディードは[チャージ]になった ディード : インベナム! 飢える獣の血族に猛毒の一撃が襲う!  達成値:29 ([5,6,3]+15)    飢える獣の血族は回避しようとした。        飢える獣の血族は回避に失敗した。  達成値:21 ([3,2,5,2,5]+4)    飢える獣の血族に34のダメージ  ([6,6,5,2]+19)    飢える獣の血族は[毒]になった        飢える獣の血族は[重傷]になった        飢える獣の血族は[気絶]になった 飢える獣の血族は攻撃した。  達成値:21 ([4,4,2,1,6]+4) ブラッド : 儚く散るは赤き花!    幻影が攻撃を惑わせる。        アズは回避した。  達成値:25 ([2,2,3,4]+14) ヤクト : ブラッドイーター! 大鎌が血潮を狩り獲る──!  達成値:18 ([4,5,1]+8)    飢える獣の血族は抵抗しようとした。        飢える獣の血族は抵抗に失敗した。  達成値:15 ([1,1,6]+7)    ブラッドは1のSPを回復した。      飢える獣の血族に18のダメージ  ([4,5,4]+12)    ヤクトは18回復した。          飢える獣の血族は[重傷]になった        飢える獣の血族は[気絶]になった ヤクトは[ネクロカウンター]を1つ失った。    ディードは[チャージ]でなくなった Round 3 ディード : おーし、ナイスだ。 ブラッド : いい感じ!ですね! アズ : 撃ち漏らしましたか……ディードさん、とどめを……! ヤクト : 残りは…あいつだけか! 虫の息だぜ! ディード : おう、任しときな 飢える獣の血族 : 雷撃! 飢える獣の血族は雷を放った!  達成値:21 ([2,2,4,5,4]+4) ブラッド : 儚く散るは赤き花!    幻影が攻撃を惑わせる。([1,1,1]-4)    ブラッドのファンブル!        ディードは回避に失敗した。    ブラッドは1のSPを回復した。      ディードに15のダメージ  ([4]+13) ディードは攻撃した。  達成値:27 ([6,3,3]+15)    飢える獣の血族は回避しようとした。        飢える獣の血族は回避に失敗した。  達成値:14 ([1,3,2,3,1]+4) ブラッド : ああ!?    飢える獣の血族に19のダメージ  ([4,3]+19)        飢える獣の血族は[気絶]になった アズは移動した。    アズは[5,9]へ移動した。 アズ : はいはい…… 魔弾の射手《マジックアロー》! 魔力の矢が敵に向かって飛んでいく!  達成値:23 ([3,5,5]+10)    ブラッドは1のSPを回復した。      飢える獣の血族に20のダメージ  ([1]+26)        飢える獣の血族は[昏睡]になった ヤクトは[ネクロカウンター]を1つ失った。 ディード : (ふふwwwwwwwww Round 4 ブラッド : うわーっ!申し訳ございませんディード様!! ディード : ってェ… ヤクト : さ、最後すげー音したぞ!? 大丈夫か…!? アズ : だ、大丈夫ですか!? ディード : いや、まあこのくらいなら平気だが… ヤクト : (姿は見えないが…恐らくディードが居る方向へと眼を向け) ディード : 悪あがきしやがって… アズ : え、ええと…… アズ : 施し! ディードに回復の施しが与えられる!  達成値:18 ([4,1,5]+8)    ブラッドは1のSPを回復した。      ディードは14回復した。  (([5,1]+22))/2 ディード : おう、ありがとさん! ディード : (やばい回復しますね!? ヤクト : うおっ 早速さっきの… アズ : おお、使ったことない術式ですけど上手くいきましたか ディード : ……っとと、 ブラッド : おお~!流石はアズ様! ヤクト : 使いこなしてるなー!すげえや! ディード : ちと不安があったが、意外と癒えるもんだな… ディードは、SPポーションを使った。 ディードはSPポーションを飲んだ。    ディードは6のSPを回復した。  ([3]+3) アズ : そうですね、私もびっくりです アズ : しかし、血族というのは色々な種類がいるのですね ブラッド : 人のような形の物だけかと思って居ました アズ : ですね、てっきり前に戦ったようなのばかりかと ヤクト : 行きがけに視たやつらはそーだったもんな。 ディード : だな、俺ァオーガとかみてーなモンかと思ってたぜ ブラッド : さて、先に行きましょうか。あまりとどまってもまた囲まれてしまいそうですし アズ : ……(なんとなく死体を避けつつ先に進み) ヤクト : っと、そーだな、急がないと。 眼前には淡い光を放つ結界が有った。 敵地の中なだけあって、 置かれているのは非常用のアイテムと、 石碑のみだ。 柱が居るとされる次の結界までに、 ここで体力を回復させておこう。 雪と土に埋もれたスクロールを発見した。 魔術的祝福を受けているのか、濡れていない。 [【炎浄のスクロール】] を手に入れた。 非常用のアイテムが置かれている。回復しておこう。 ブラッドは50回復した。   ブラッドは50のSPを回復した。   アズは50回復した。   アズは50のSPを回復した。   ヤクトは50回復した。   ヤクトは50のSPを回復した。   ディードは50回復した。   ディードは50のSPを回復した。   ブラッド : 少し休んだら、また出発しましょうか! 簡素な石碑に、文字が彫られている。 "紅蓮"アズラが切り拓いたこの道を、絶やす事なかれ。 いつの日か、この地に平穏を。 ヤクト : そーだな! 助かるぜ…! アズ : そうですね、本当に助かります ブラッド : 今回も道が二手のようですが…… ヤクト : 迷ったら… ディード : そうだな、こういう対策があるとはいえ…あんま戦地に留まってられねえや アズ : 右です ブラッド : じゃ!右で! ディード : …とことん迂回か…・ 黒い土を踏むと、土埃が立った。 ディード : こりゃ大回りになりそうだ ヤクト : そー言われたしな! 眼前には崖がある。 そして、その脇には洞窟が。 この先を進むのであれば、どちらかを選択する事になるだろう。 ヤクト : …? ブラッド : 洞窟のようですが…… 先へ進むには崖を登る必要がある。 君は登攣に自信があるだろうか。 アズ : ここを通っていく、と言う事もできるということですか ヤクト : 崖を登れば上がれそうだけど… ヤクト : どーする? ブラッド : 僕はあまり身軽さには自信がないんですよね。背の分重たいので ディード : 崖か…帰りもそこ通るってなるとあんま気が乗らねえが アズ : ……おそらく、あまり身軽さには自信があるとはいいがたいメンバーですね アズ : 一応飛翔の呪文は使えますが、魔力は温存したいところです ヤクト : それもそーだな! 素直にこっち行っとくか! ブラッド : そうですね! ディード : …ほいよ 洞窟の中は比較的明るい。 整備されたのか、それとも自然的な要因だろうか。 この瘴気は"下層"から流れて来ている。
今まで、戦神の遺体は奥地にあるのだとされて来た。
歳月を経て、最初に在った遺体は沈んだのか?
もしそうならば、この瘴気は克服する必要がある。
筆者:アルディーン・W・イース アズ : なんでしょう、あれ 洞窟内には光を放つ煙が蔓延していた。 その煙の下には、何かの骨が。 あれは瘴気だろうか。 進むのであれば、覚悟する必要があるだろう。 ブラッド : 瘴気、だそうです ヤクト : …通るしかなさそーだな… ディード : ……うげ、まじかよ アズ : 頑張って息を止めたらなんとかなりますかね ブラッド : そのようで。一気に行く方が被害は少ないかもですね ヤクト : (大きく息を吸い) ディード : 仕方ねえな… アズ : (頑張って口をおさえて) ブラッド : (布で口を覆った) ブラッドに3のダメージ  ([3]) ブラッドは5のSPを失った  ([5]) ヤクトに6のダメージ  ([6]) ヤクトは5のSPを失った  ([5]) アズに3のダメージ  ([3]) アズは2のSPを失った  ([2]) ヤクトに2のダメージ  ([2]) ヤクトは2のSPを失った  ([2]) ブラッドに4のダメージ  ([4]) ブラッドは4のSPを失った  ([4]) アズに3のダメージ  ([3]) アズは5のSPを失った  ([5]) ヤクトに3のダメージ  ([3]) ヤクトは5のSPを失った  ([5]) アズに5のダメージ  ([5]) アズは6のSPを失った  ([6]) ブラッドに2のダメージ  ([2]) ブラッドは6のSPを失った  ([6]) ディードに2のダメージ  ([2]) ディードは3のSPを失った  ([3]) ディードに3のダメージ  ([3]) ディードは1のSPを失った  ([1]) ヤクト : っはぁ…っ ディードに3のダメージ  ([3]) ディードは1のSPを失った  ([1]) ブラッド : 結構堪えますなこれは ブラッドは、ポーションを使った。    ブラッドは9回復した。  ([6]+3) ヤクト : いってえ…息がどーって話じゃなかったぜ… アズ : ですね(新鮮な空気を吸って) ブラッドは、SPポーションを使った。 ブラッドはSPポーションを飲んだ。    ブラッドは8のSPを回復した。  ([5]+3) ヤクトは、ポーションを使った。    ヤクトは7回復した。  ([4]+3) ディード : …これもまた通って帰るのか… ブラッド : そう考えるとや~ですね アズ : 帰りは崖の方にしましょうか…… アズ : 降りるならディードさんが受け止めてくれるでしょう ヤクト : そ、そーするかあ 下りなら、まあ… ディード : ま、皆息があるみてーで安心したぜ 話し声がする。 アズ : 施し! アズに回復の施しが与えられる!  達成値:17 ([3,1,5]+8)    ブラッドは1のSPを回復した。      アズは14回復した。  (([6,1]+21))/2 ディード : ……話し声がするな ブラッド : 施し! ディードに回復の施しが与えられる!  達成値:9 ([5,5,3]-4)    ディードは5回復した。  (([5]+5))/2 ディード : おう、ありがとさん! ブラッド : 確実に交戦になるでしょうなこれは ヤクト : 流石に万全でいかねーとな… アズ : どうみてもやる気のようですしね ヤクト : ブラッドスペル! ヤクトが大鎌に血を与える…! ヤクトは[ネクロカウンター]を2つ獲得した。 ディード : …しゃあねえ、覚悟してたことだ ヤクト : …ッ ブラッドスペル! ヤクトが大鎌に血を与える…! ヤクトは[ネクロカウンター]を2つ獲得した。 ヤクト : …ッ ブラッドスペル! ヤクトが大鎌に血を与える…! ヤクトは[ネクロカウンター]を2つ獲得した。 ヤクト : ブラッドスペル! ヤクトが大鎌に血を与える…! ヤクトは[ネクロカウンター]を1つ獲得した。 アズは、【魔女の精神薬】を使った。    アズは6のSPを回復した。  ([1]+5)    アズは2のAPを回復した。   ヤクトは、【魔女の精神薬】を使った。    ヤクトは8のSPを回復した。  ([3]+5)    ヤクトは2のAPを回復した。   ディード : 左から狙わせてもらうぜ アズ : では私は右から ブラッド : 了解です!僕は皆さまをお守りします! ディード : ハイドステップ! ディードは気配を消し、装填を開始した。    ディードは[ステルス]になった ヤクト : っと…んじゃ、正面…か? 異形の血族達がこちらを睨んでいる。 血族達は陣形を取り、整列していた。 奇妙な光景だ。 血族の小隊 「オまエ!ハシらヲ探しニキタのカ?」 ディード : …おお、こいつらは喋ってるな アズ : 血族たちも柱と呼ぶんですね、同じく神だからでしょうか ブラッド : 向こうが柱と呼び始めたからこちらもそうしてるのかもしれませんな ヤクト : その通りだ、だったらどーした!(律儀に言葉を返して応じ 人間の言葉を喋る様だが、 イントネーションに著しい違和感がある。 血族の小隊 「ダメ!ダムェー!  キタの民だロウが、ホウローシャダろうガ、  ここハ通セまシェーン!」 アズ : ………なんかイラっときますね、わざとじゃないんでしょうけど ヤクト : 同じこと思ってたトコだぜ…! わざとじゃなくても手加減できねー! 血族の小隊 「ソウ員、せんとんジュンび!!」 アズ : 私達もせんとんジュンビです、シェーーーー ディード : …あっちも来るんだぜ、気を引き締めな… ブラッド : やってやりましょう! 血族達は戦闘態勢を取った! Round 1 アズ : さすがに気合を入れないとまずそうですね 血族の小隊 : 地神の大盾! 血族の小隊が味方の周囲に障壁を作り出す!  達成値:19 ([1,1,5,6]+6) 血族の小隊は[障壁カウンター]を10つ獲得した。 血族の小隊は[障壁カウンター]を10つ獲得した。 血族の小隊は[障壁カウンター]を10つ獲得した。 血族の小隊は[障壁カウンター]を10つ獲得した。 血族の小隊は[障壁カウンター]を10つ獲得した。 ディード : シャドウムーブ! ディードが身を潜めつつ移動する!    ディードは[5,9]へ移動した。 アズは移動した。    アズは[8,10]へ移動した。 ヤクトは移動した。    ヤクトは[7,11]へ移動した。 血族の小隊は移動した。    血族の小隊は[5,7]へ移動した。 血族の小隊は移動した。    血族の小隊は[9,7]へ移動した。 血族の小隊は移動した。    血族の小隊は[8,4]へ移動した。 血族の小隊は移動した。    血族の小隊は[4,4]へ移動した。 ブラッドは移動した。    ブラッドは[7,10]へ移動した。 ディード : インベナム! 血族の小隊に猛毒の一撃が襲う!  達成値:23 ([4,2,2]+15)    血族の小隊は防御した。 血族の小隊は[障壁カウンター]を2つ失った。        ダメージを15軽減!  ([]+19)    ディードは[ステルス]でなくなった    血族の小隊に0のダメージ  ([2,1]+19) アズ : リリース・リストリクション! 魔力を解放、広範囲に向けて術式を展開する。 ヤクトは移動した。    ヤクトは[7,9]へ移動した。 ブラッドは移動した。    ブラッドは[7,8]へ移動した。 アズ : 爆炎魔法《イクスプローシブ・フラム》! 全てを焼く爆炎が舞い踊る!  達成値:22 ([5,5,4]+8)    血族の小隊は回避に失敗した。  達成値:6 ([2,2,1]+1)    血族の小隊は回避に失敗した。  達成値:17 ([6,4,6]+1)    血族の小隊は回避に失敗した。  達成値:7 ([3,2,1]+1)    血族の小隊は回避に失敗した。  達成値:11 ([4,1,5]+1)    血族の小隊は回避に失敗した。  達成値:10 ([4,4,1]+1)    ブラッドは1のSPを回復した。      血族の小隊に29のダメージ  ([5,1,3,1]+24) ディードは移動した。    ディードは[7,11]へ移動した。 ヤクトのダークネビュラは距離が合わず失敗した。 ヤクトは[ネクロカウンター]を1つ失った。 Round 2 ヤクト : くそっ あいつ踏み止まりやがった! ディード : っと、マジか 攻撃弾きやがった ブラッド : 何やら障壁のようなものかと! アズ : 障壁魔術ですか、厄介な…… 血族の小隊は移動した。    血族の小隊は[7,6]へ移動した。 血族の小隊 : 水神の血槍! ヤクトに強力な血の槍が放たれる!  達成値:17 ([2,3,2,4]+6) ブラッド : 儚く散るは赤き花!    ディードは防御した。    幻影が攻撃を惑わせる。        ヤクトは回避した。  達成値:25 ([1,1,6,3]+14)    ブラッドは1のSPを回復した。   血族の小隊 : 水神の血槍! ヤクトに強力な血の槍が放たれる!  達成値:23 ([6,6,2,3]+6) ブラッド : 儚く散るは赤き花!    ディードは防御した。    幻影が攻撃を惑わせる。        ヤクトは回避した。  達成値:27 ([1,2,6,4]+14)    ブラッドは1のSPを回復した。   血族の小隊 : 水神の血槍! ブラッドに強力な血の槍が放たれる!  達成値:24 ([3,5,5,5]+6) ブラッド : 儚く散るは赤き花!    ディードは防御した。    幻影が攻撃を惑わせる。        ブラッドは回避した。  達成値:28 ([4,6,1,3]+14) 血族の小隊は移動した。    血族の小隊は[8,6]へ移動した。 ディードのチャージはAPが足りず失敗した。 ヤクト : …ッ ブラッドスペル! ヤクトが大鎌に血を与える…!([5,5,5]+8) ヤクトのクリティカル! ヤクトは[ネクロカウンター]を1つ獲得した。 アズ : リリース・リストリクション! 魔力を解放、広範囲に向けて術式を展開する。 ディードのインベナムはAPが足りず失敗した。 ヤクト : クエーサー! 周囲が一点に向けて収束する…!  達成値:19 ([4,1,4,1]+9)    血族の小隊は抵抗しようとした。    血族の小隊は抵抗しようとした。 血族の小隊は[障壁カウンター]を2つ失った。        血族の小隊は抵抗に失敗した。  達成値:13 ([1,2,4,1]+5) 血族の小隊は[障壁カウンター]を2つ失った。        血族の小隊は抵抗した。  達成値:19 ([5,3,5,1]+5)    ブラッドは1のSPを回復した。      血族の小隊は[8,6]へ引き寄せられた。    血族の小隊は[8,6]へ引き寄せられた。    血族の小隊に15のダメージ  ([2,6]+12)    血族の小隊は[移動禁止]になった    血族の小隊に12のダメージ  ([6,2]+12)    血族の小隊は[移動禁止]になった        血族の小隊は[重傷]になった アズは待機した。 血族の小隊 : ピアース! 血族の小隊が俊敏な一刺しを放つ!  達成値:17 ([2,1,6,2]+6) ブラッド : 儚く散るは赤き花!    幻影が攻撃を惑わせる。        ブラッドは回避した。  達成値:29 ([6,2,1,6]+14) アズ : 我誘うは紅蓮の終末、震え炎腕、舐めよ炎舌、凡てを喰らえ…… 爆炎魔法《イクスプローシブ・フラム》! 全てを焼く爆炎が舞い踊る!  達成値:17 ([3,2,4]+8)    血族の小隊は抵抗しようとした。([4,4,4,6]+6)    血族の小隊のクリティカル! 血族の小隊は[障壁カウンター]を2つ失った。        血族の小隊はクリティカルで抵抗した。    血族の小隊は回避に失敗した。  達成値:14 ([4,6,3]+1)    血族の小隊は回避に失敗した。  達成値:9 ([2,4,2]+1)    血族の小隊は回避した。  達成値:17 ([5,5,6]+1)    血族の小隊は回避に失敗した。  達成値:11 ([6,2,2]+1)    血族の小隊は回避に失敗した。  達成値:16 ([6,5,4]+1)    ブラッドは1のSPを回復した。      血族の小隊に33のダメージ  ([6,4,4,1]+24)    血族の小隊に34のダメージ  ([6,4,5,3]+24)        血族の小隊は[重傷]になった        血族の小隊は[気絶]になった ヤクトは[ネクロカウンター]を1つ失った。    血族の小隊は[移動禁止]でなくなった Round 3 アズ : よし、もう1発……! ヤクト : 右の奴、しぶといな…! ディード : 何か通りが悪いな…(うへ、とため息を零して) 血族の小隊は移動した。    血族の小隊は[6,7]へ移動した。 血族の小隊は移動した。    血族の小隊は[6,6]へ移動した。 血族の小隊 : 治癒の光! 血族の小隊に治癒の光が与えられる!  達成値:25 ([5,4,4,6]+6)    ブラッドは1のSPを回復した。      血族の小隊は18回復した。  ([1]+17) ブラッド : 障壁が攻撃を阻んでいるのでしょう 血族の小隊 : 水神の血槍! ブラッドに強力な血の槍が放たれる!  達成値:18 ([1,1,4,6]+6) ブラッド : 儚く散るは赤き花!    幻影が攻撃を惑わせる。        ブラッドは回避した。  達成値:28 ([2,1,6,5]+14)    ブラッドは1のSPを回復した。   アズ : リリース・リストリクション! 魔力を解放、広範囲に向けて術式を展開する。 ヤクト : クエーサー! 周囲が一点に向けて収束する…!  達成値:16 ([2,3,2,1]+8)    血族の小隊は抵抗しようとした。 血族の小隊は[障壁カウンター]を2つ失った。        血族の小隊は抵抗した。  達成値:16 ([3,3,4,1]+5)    ブラッドは1のSPを回復した。      血族の小隊は[6,6]へ引き寄せられた。    血族の小隊は[6,6]へ引き寄せられた。    血族の小隊に12のダメージ  ([3,5]+12)    血族の小隊は[移動禁止]になった    血族の小隊に13のダメージ  ([4,2]+12)    血族の小隊は[移動禁止]になった ディードは移動した。    ディードは[6,9]へ移動した。 アズ : 我誘うは紅蓮の終末、震え炎腕、舐めよ炎舌、凡てを喰らえ…… 爆炎魔法《イクスプローシブ・フラム》! 全てを焼く爆炎が舞い踊る!  達成値:17 ([3,1,5]+8) ブラッド : 泉に揺らぐ落ち葉!    血族の小隊は抵抗しようとした。    泉の精の加護([2,2,2]-4)    ブラッドはWillを使用した! 血族の小隊は[障壁カウンター]を2つ失った。        血族の小隊は抵抗に失敗した。  達成値:16 ([2,5,3,1]+5)    ブラッドのファンブル!    血族の小隊は回避に失敗した。  達成値:9 ([5,2,1]+1)    血族の小隊は回避に失敗した。  達成値:6 ([1,3,1]+1)    血族の小隊は回避に失敗した。  達成値:10 ([4,2,3]+1)    血族の小隊は回避に失敗した。  達成値:14 ([4,3,6]+1)    ブラッドは1のSPを回復した。      血族の小隊に29のダメージ  ([2,4,5,2]+24)    血族の小隊に29のダメージ  ([1,2,5,2]+24)    血族の小隊に30のダメージ  ([3,4,1,4]+24)        血族の小隊は[重傷]になった        血族の小隊は[気絶]になった 血族の小隊 : ピアース! 血族の小隊が俊敏な一刺しを放つ!  達成値:22 ([4,1,5,6]+6) ブラッド : 儚く散るは赤き花!    幻影が攻撃を惑わせる。        ブラッドは回避した。  達成値:29 ([5,5,4,1]+14) ブラッド : (うそお!!!) 血族の小隊は攻撃した。  達成値:21 ([4,4,5,2]+6) ブラッド : 儚く散るは赤き花!    幻影が攻撃を惑わせる。        ブラッドは回避した。  達成値:27 ([6,4,2,1]+14) ディード : インベナム! 血族の小隊に猛毒の一撃が襲う!  達成値:24 ([2,1,6]+15)    血族の小隊の回避はAPが足りず失敗した。    血族の小隊に12のダメージ  ([1,4]+19)    血族の小隊は[毒]になった        血族の小隊は[気絶]になった ヤクト : ダークネビュラ! ヤクトが闇を撃ち放つ──!  達成値:19 ([4,2,5]+8)    血族の小隊は抵抗しようとした。 血族の小隊は[障壁カウンター]を2つ失った。        血族の小隊は抵抗に失敗した。  達成値:16 ([2,4,1,4]+5)    ブラッドは1のSPを回復した。      血族の小隊に21のダメージ  ([3,5,6]+12)    血族の小隊は[覆影]になった ヤクトは[ネクロカウンター]を1つ失った。 Round 4 血族の小隊 : 治癒の光! 血族の小隊に治癒の光が与えられる!  達成値:23 ([3,5,5,4]+6)    ブラッドは1のSPを回復した。      血族の小隊は21回復した。  ([4]+17) 血族の小隊 : 治癒の光! 血族の小隊に治癒の光が与えられる!  達成値:22 ([4,5,4,3]+6)    ブラッドは1のSPを回復した。      血族の小隊は22回復した。  ([5]+17) ヤクト : クエーサー! 周囲が一点に向けて収束する…!  達成値:30 ([6,4,6,6]+8)    血族の小隊は抵抗しようとした。    血族の小隊は抵抗しようとした。 血族の小隊は[障壁カウンター]を2つ失った。        血族の小隊は抵抗に失敗した。  達成値:17 ([1,3,4,3]+6) 血族の小隊は[障壁カウンター]を2つ失った。        血族の小隊は抵抗に失敗した。  達成値:23 ([2,5,5,6]+5)    ブラッドは1のSPを回復した。      血族の小隊は[7,6]へ引き寄せられた。    血族の小隊は[7,6]へ引き寄せられた。    血族の小隊は[7,6]へ引き寄せられた。    血族の小隊は[7,6]へ引き寄せられた。    血族の小隊に11のダメージ  ([3,4]+12)    血族の小隊は[移動禁止]になった    血族の小隊に16のダメージ  ([5,5]+12)    血族の小隊は[移動禁止]になった    血族の小隊に17のダメージ  ([5,3]+12)    血族の小隊は[移動禁止]になった    血族の小隊に11のダメージ  ([6,1]+12)    血族の小隊は[移動禁止]になった ディードは攻撃した。  達成値:29 ([3,6,5]+15)    血族の小隊は回避しようとした。 血族の小隊は[障壁カウンター]を2つ失った。        血族の小隊は回避に失敗した。  達成値:22 ([6,2,3,1]+10)    血族の小隊に10のダメージ  ([1,2]+19) アズ : リリース・リストリクション! 魔力を解放、広範囲に向けて術式を展開する。 アズ : 爆炎魔法《イクスプローシブ・フラム》! 全てを焼く爆炎が舞い踊る!  達成値:22 ([6,5,3]+8)    血族の小隊は回避に失敗した。  達成値:15 ([4,5,5]+1)    血族の小隊は回避に失敗した。  達成値:19 ([6,6,6]+1)    ブラッドは1のSPを回復した。      血族の小隊に36のダメージ  ([6,6,6,2]+24)    血族の小隊に30のダメージ  ([4,2,2,6]+24)    血族の小隊に30のダメージ  ([1,6,2,1]+24)    血族の小隊に20のダメージ  ([1,1,1,1]+24)        血族の小隊は[重傷]になった        血族の小隊は[重傷]になった        血族の小隊は[気絶]になった        血族の小隊は[昏睡]になった ヤクトは[ネクロカウンター]を1つ失った。    血族の小隊は[移動禁止]でなくなった Round 5 ヤクト : あと一匹…! アズ : ……ッ……後は任せますね ディード : ……了解だ、よくやったぞ アズ : (大規模の魔法を連発したせいか、息が上がっている) 血族の小隊 : 治癒の光! 血族の小隊に治癒の光が与えられる!  達成値:16 ([2,1,4,3]+6)    ブラッドは1のSPを回復した。      血族の小隊は23回復した。  ([6]+17) ディードは攻撃した。  達成値:23 ([2,5,1]+15)    血族の小隊は回避しようとした。 血族の小隊は[障壁カウンター]を失った        血族の小隊は回避した。  達成値:25 ([4,6,2,3]+10) ヤクト : ダークネビュラ! ヤクトが闇を撃ち放つ──!  達成値:23 ([6,5,5]+7)    血族の小隊は抵抗しようとした。        血族の小隊は抵抗に失敗した。  達成値:22 ([2,3,4,5]+8)    ブラッドは1のSPを回復した。      血族の小隊に14のダメージ  ([2,3,3]+12)    血族の小隊は[覆影]になった ブラッド : 施し! ヤクトに回復の施しが与えられる!  達成値:7 ([3,2,6]-4)    ヤクトは6回復した。  (([6]+5))/2 ヤクト : やるじゃねーか! ヤクトは[ネクロカウンター]を1つ失った。 Round 6 ブラッド : ううむ、しぶといですな…… 血族の小隊 : 水神の血槍! ブラッドに強力な血の槍が放たれる!  達成値:18 ([2,6,1,3]+6) ブラッド : 儚く散るは赤き花!    幻影が攻撃を惑わせる。        ブラッドは回避した。  達成値:27 ([4,1,6,2]+14)    ブラッドは1のSPを回復した。   ヤクト : ダークネビュラ! ヤクトが闇を撃ち放つ──!  達成値:18 ([5,4,2]+7)    血族の小隊は抵抗しようとした。        血族の小隊は抵抗した。  達成値:21 ([5,3,1,4]+8)    ブラッドは1のSPを回復した。      血族の小隊に6のダメージ  ([2,1,4]+12) ディード : デッドエンド! 血族の小隊に止めの一撃を与える!  達成値:22 ([5,1,1]+15)    血族の小隊は回避しようとした。([3,3,3,5]+6)    血族の小隊のファンブル!        血族の小隊は回避に失敗した。    血族の小隊に42のダメージ  ([4,6]+19)        血族の小隊は[気絶]になった ブラッド : 夜を這い擦る茨! 血族の小隊の足元に絡みつく茨が現れる!  達成値:10 ([6,5,2,1]-4)    血族の小隊に1のダメージ  ([2]+5)    血族の小隊は[束縛]になった ヤクト : くらえ…! ダークネビュラ! ヤクトが闇を撃ち放つ──!  達成値:17 ([3,2,5]+7)    ブラッドは1のSPを回復した。      血族の小隊に13のダメージ  ([2,1,4]+12)    血族の小隊は[覆影]になった        血族の小隊は[昏睡]になった 血族の小隊 「アヒーーーーー!!」 ヤクト : こんだけ撃てば…! 血族の小隊 「コンどハ負ケナイからナぁーーー!!」 血族達は塵となり、消え去った。 アズ : ………さすがに数が多いと消耗はしますね ヤクトは、【魔女の精神薬】を使った。    ヤクトは8のSPを回復した。  ([3]+5)    ヤクトは2のAPを回復した。   アズは、【魔女の精神薬】を使った。    アズは7のSPを回復した。  ([2]+5)    アズは2のAPを回復した。   ヤクト : 薬、買っといて正解だったな… ブラッド : 申し訳ありません、異教の地ですし、神に祈りが届かなかったようで。 ディード : しぶといもんだ…瘴気で消耗してたから余計響いたぜ ブラッドは、【魔女の回復薬】を使った。    ブラッドは11回復した。  ([6]+5)    ブラッドは2のAPを回復した。   ブラッド : ああいった手合いが出て来るという事はそろそろ柱のもとなのでしょうかね アズ : そうですね、少なくとも、深部には近づいているのかと ヤクト : んじゃ、もうちょいか…! 気張ってこーぜ! 黒土へ刻む様に言葉が書かれている。 オれタチはステゴマ? ブラッド : ……急ぎましょう!ええ! 敵の気配は無い ここが最奥の結界だ。 ディード : …ここは… ディード : さっきと様子がだいぶちげーな アズ : そうですね、術式が乱れているようです ヤクト : …んだな…ココが一番奥みたいだけど… ブラッド : 先程の場所とは雰囲気が違いますな 【柱】が暴れたのか、 地面は陥没し、結界は効力を発揮していない。 この奥に、居るのだろうか。 アズ は全回復しました。 ディード : そろそろか。…様子見るにしたって休憩はしっかりしてかねーとな これより先は"深層"との境目。 進むのであれば、覚悟して欲しい。 神の遺した忌むべき血が、滴っている。
筆者:アルディーン・W・イース 手記の横には聖別された器に、 澄んだ水が湧いていた。 流石の【柱】もこれは破壊出来なかったのだろうか? 有難く使わせて貰おう。 ブラッド は全回復しました。 ディード は全回復しました。 ヤクト は全回復しました。 アズ : 良かった、魔力もばっちり補充できました ディード : 先人が命がけで残したモンに救われたな こりゃ ブラッド : 一安心ですな。これで万全です! ヤクト : 英雄に感謝しねーとな…! アズ : ですね、英雄と、先に散っていった人達に アズ : とはいえ、私達の仕事は顔を見るだけですから アズ : 正面切っての戦闘には……なりませんよね? ディード : …そうだな。 ブラッド : 多分、多分大丈夫ですよ。ハハ…… ディード : ま、準備はいいだろう。先に進もうや この先に【柱】が居るだろう。 準備は出来ただろうか...? ヤクト : …おう…! ブラッド : ええ! アズ : いきましょう ディードが[進む]を選択しました ディード : こりゃまた派手なのが… アズ : そうですね、随分と派手です ブラッド : 騒いでいるようですし…… アズ : しかし、発している力は相当なものです、戦闘にはならないといいんですが ヤクト : だな…でもここからだとよく… ブラッド : どれが柱に当たるのかもわかりませんし…… それは異様だった。 血族 「eshs,o ep dsdshr,sdi!!」 騒ぐ血族に93のダメージ      騒ぐ血族は[重傷]になった    騒ぐ血族は[気絶]になった    騒ぐ血族は[昏睡]になった アズ : そうですね、もう少し近づいてみないと……? 同族を"喰って"いる。 ディード : ……おいおい ブラッド : ………… ヤクト : あいつ、仲間を食いやがった…! アズ : ………柱がどれかはわかりましたね * 「オッポ、クウ!  クッテ、デカクナル!」 * 「オッポ、ツヨイ!  "ハシラ"、ぐろーれいんヨリツヨイ!」 妙なのは、喰われている同族も、 さして抵抗が無い事だった。 彼等は望んでそうしているのだろうか? ともかく、アレが【柱】だろう。 戻って報告するべきか、それとも...。 ディード : …さて、どうする? アズ : どうするもなにも…… ヤクト : …… ブラッド : ……依頼では戻れとのことでしたが。 ブラッド : このまま放っておけば他の血族を喰らい、強化されるやもしれません ディード : 俺だったらこのまま帰るトコだが、パーティー組んでる以上は一応な ヤクト : 今、止められんなら、止めないとやべーんじゃねえか… アズ : ………私は正直怖いので帰りたいですが ディード : 柱が居ると、血族は活気づく…か ディード : 今の異様な光景こそが、まさにそれだろうな ディード : ほっとくと何が起こるかわからんのは事実だろうね アズ : ふむ…… アズ : それじゃあ、少し焼いてみて、ダメそうだったら帰りましょう ブラッド : それもそうですな。走って逃げれば案外逃げられるやも ヤクト : おっけー…! ヤクト : …ッ ブラッドスペル! ヤクトが大鎌に血を与える…! ヤクトは[ネクロカウンター]を2つ獲得した。 ヤクト : ブラッドスペル! ヤクトが大鎌に血を与える…! ヤクトは[ネクロカウンター]を2つ獲得した。 ヤクト : ブラッドスペル! ヤクトが大鎌に血を与える…! ヤクトは[ネクロカウンター]を2つ獲得した。 ヤクト : ブラッドスペル! ヤクトが大鎌に血を与える…! ヤクトは[ネクロカウンター]を1つ獲得した。 アズ : 少しでも痛手を与えられれば、あれが強くなるのを邪魔できるかもしれませんし アズ : 幸い今は食事中、不意くらいはつけるでしょう ブラッド : ええ、奇襲ならば或いは…… アズ : ついでに神とやらが燃やせるか試せる良い機会です ディード : チャージ! ディードは力をためた!    ディードは[チャージ]になった ヤクト : 足止めなら得意なんだ! とんずらする時は力になれる筈… ブラッド : では、行きますよ……! 【柱】が此方に気付いた。 ディード : このまま討ち取れたら報酬増額、って感じならいいんだがね オッポ 「アレ、ナカマ ジャナイナ?」 オッポ 「オッポ ヲ ジャマシニキタノカ!?」 オッポは動揺しているのか、 身体を振るわせている。 それは怒りか、それとも...。 オッポ 「ジャマスルヤツハ ゼンブ クウ!」
オッポは雄叫びを上げた! ...血族達が集まってくる! 尋常でない威圧感...。 君は戦闘態勢を取った。 Round 1 ブラッド : うわーっ!いっぱい出てきた!! ヤクト : 気づきやがった…! それでも今なら未だ…! ディード : (ステルスしてなかったので攻撃なしにします!申し訳ない… アズ : (アァイ! ブラッド : (了解! ヤクト (ハーイ!) ディード : っげ、増えてもまだ食うってか ブラッド : 大食いにもほどがありますな!? アズは移動した。    アズは[8,8]へ移動した。 【オッポ】 : 丸呑み! 【オッポ】は味方を喰らう!  達成値:27 ([6,5,4,3,5]+4)    騒ぐ血族に99のダメージ   【オッポ】は[丸呑みカウンター]を1つ獲得した。    【オッポ】は50回復した。      【オッポ】は50のSPを回復した。          騒ぐ血族は[重傷]になった        騒ぐ血族は[気絶]になった        騒ぐ血族は[昏睡]になった ヤクトは移動した。    ヤクトは[8,9]へ移動した。 ディードは移動した。    ディードは[8,8]へ移動した。 浮つく血族は移動した。    浮つく血族は[2,1]へ移動した。 騒ぐ血族は移動した。    騒ぐ血族は[4,2]へ移動した。 蕩ける血族は移動した。    蕩ける血族は[4,2]へ移動した。 騒ぐ血族 : 風の壁! 【オッポ】に風の鎧が与えられる!  達成値:15 ([5,1,1]+8)    【オッポ】は[風殺]になった 蕩ける血族は移動した。    蕩ける血族は[1,4]へ移動した。 ブラッドは移動した。    ブラッドは[7,7]へ移動した。 アズの爆炎魔法《イクスプローシブ・フラム》は距離が合わず失敗した。 ヤクトは移動した。    ヤクトは[6,7]へ移動した。 ディードは移動した。    ディードは[6,9]へ移動した。 【オッポ】 : 獲物を定める! 【オッポ】は舌なめずりした。  達成値:25 ([4,5,6,4,1]+5)    ブラッドは抵抗しようとした。    ヤクトは抵抗しようとした。    ディードは抵抗しようとした。    アズは抵抗しようとした。        ブラッドは抵抗した。  達成値:28 ([4,6,4]+14)        ディードは抵抗に失敗した。  達成値:15 ([5,5,2]+3)        アズは抵抗に失敗した。  達成値:14 ([2,6,1]+5)        ヤクトは抵抗に失敗した。  達成値:16 ([3,4,5]+4) ブラッドは移動した。    ブラッドは[5,5]へ移動した。 【オッポ】は移動した。    【オッポ】は[6,6]へ移動した。 ヤクトは移動した。    ヤクトは[5,5]へ移動した。 ヤクトは[ネクロカウンター]を1つ失った。    ディードは[チャージ]でなくなった Round 2 ディード : …まずいな、あんま食わせすぎるとどんどん手に負えなくなるぞ アズ (イベント中って出たのでリログ……) ブラッド (アイ!) 騒ぐ血族は移動した。    騒ぐ血族は[2,5]へ移動した。 浮つく血族 : 順風! 浮つく血族に風神の加護が与えられる!  達成値:18 ([2,3,2]+11)    浮つく血族は[順風]になった ディード : チャージ! ディードは力をためた!    ディードは[チャージ]になった 騒ぐ血族は移動した。    騒ぐ血族は[4,4]へ移動した。 【オッポ】 : 消化液! 【オッポ】は消化液を吐いた!  達成値:27 ([6,6,1,4,5]+5) ブラッド : 儚く散るは赤き花!    幻影が攻撃を惑わせる。        ブラッドは回避に失敗した。  達成値:23 ([3,4,1,1]+14)    ブラッドに12のダメージ  ([3,5,1,5,2,6]+1)    ブラッドは[弱体]になった ヤクトは移動した。    ヤクトは[6,7]へ移動した。 蕩ける血族は移動した。    蕩ける血族は[2,4]へ移動した。 アズ : 爆炎魔法《イクスプローシブ・フラム》! 全てを焼く爆炎が舞い踊る!  達成値:18 ([4,3,3]+8)    【オッポ】は抵抗しようとした。        【オッポ】は抵抗した。  達成値:19 ([4,2,5,2,3]+3)    【オッポ】は[風殺]でなくなった    ブラッドは1のSPを回復した。      【オッポ】に0のダメージ  ([5,5,2,5]+24) 蕩ける血族の血槍は距離が合わず失敗した。 ディード : インベナム! 【オッポ】に猛毒の一撃が襲う!  達成値:30 ([5,4,6]+15)    【オッポ】は防御した。        ダメージを4軽減!  ([]+8)    【オッポ】に17のダメージ  ([1,4,2,3]+19)    【オッポ】は[毒]になった 騒ぐ血族の攻撃は距離が合わず失敗した。 ヤクト : ブラッドイーター! 大鎌が血潮を狩り獲る──!  達成値:18 ([4,3,3]+8)    【オッポ】は抵抗しようとした。        【オッポ】は抵抗した。  達成値:27 ([4,6,3,5,6]+3)    ブラッドは1のSPを回復した。      【オッポ】に10のダメージ  ([5,4,6]+12) 蕩ける血族の吸血は距離が合わず失敗した。    【オッポ】に4のダメージ   ヤクトは[ネクロカウンター]を1つ失った。    ディードは[チャージ]でなくなった Round 3 ブラッド : っ!と、抜けて来ますか……! ヤクト : くっそ、全然通らねえ…! アズ ((……イベント中!)) ヤクト (あ、私も決定できない…ちょっとリログです。) ディード (かなしい) 浮つく血族 : 順風! 蕩ける血族に風神の加護が与えられる!  達成値:20 ([3,4,2]+11)    蕩ける血族は[順風]になった 騒ぐ血族 : 風の壁! 【オッポ】に風の鎧が与えられる!  達成値:17 ([4,4,1]+8)    ブラッドは1のSPを回復した。      【オッポ】は[風殺]になった 蕩ける血族 : 吸血! ブラッドの生命力を奪い取る!  達成値:18 ([5,4,3]+6)    ブラッドは抵抗しようとした。        ブラッドは抵抗した。  達成値:28 ([6,3,5]+14)    ブラッドは1のSPを回復した。      ブラッドに5のダメージ  ([3,4]+11) 騒ぐ血族は攻撃した。  達成値:18 ([1,3,6]+8) ブラッド : 儚く散るは赤き花!    幻影が攻撃を惑わせる。        ブラッドは回避した。  達成値:22 ([1,5,1,1]+14) ディード : チャージ! ディードは力をためた!    ディードは[チャージ]になった アズ : 爆炎魔法《イクスプローシブ・フラム》! 全てを焼く爆炎が舞い踊る!  達成値:16 ([2,3,3]+8)    【オッポ】は抵抗しようとした。        【オッポ】は抵抗した。  達成値:18 ([1,5,5,2,2]+3)    【オッポ】は[風殺]でなくなった    ブラッドは1のSPを回復した。      【オッポ】に0のダメージ  ([6,4,6,4]+24) ヤクト : ブラッドイーター! 大鎌が血潮を狩り獲る──!  達成値:15 ([5,1,1]+8)    【オッポ】は抵抗しようとした。        【オッポ】は抵抗した。  達成値:25 ([6,2,5,6,3]+3)    ブラッドは1のSPを回復した。      【オッポ】に6のダメージ  ([2,1,3]+12) 蕩ける血族は移動した。    蕩ける血族は[4,2]へ移動した。 【オッポ】 : 地響き! 【オッポ】が辺りを踏み鳴らす!  達成値:19 ([2,5,4,3,4]+1) ディード : ブレイクスルー!    ブラッドは抵抗しようとした。    ヤクトは抵抗しようとした。    ディードは勢いを止めずに回避する!    ヤクトはWillを使用した!    ディードはWillを使用した!        ブラッドは抵抗した。  達成値:21 ([4,1,2]+14)        ヤクトは抵抗に失敗した。  達成値:18 ([2,1,5,6]+4)        ディードは回避した。  達成値:26 ([2,6,6,6]+6)        ディードは1のAPを回復した。      ブラッドに2のダメージ  ([3,5]+4)    ヤクトに1のダメージ  ([4,4]+4)    ヤクトは[スタン]になった    アズは[スタン]になった    ヤクトは[スタン]になった ブラッドは、【炎浄のスクロール】を使った。    騒ぐ血族は防御した。    蕩ける血族は防御した。    浮つく血族は防御した。    騒ぐ血族は防御した。        ダメージを2軽減!  ([]+4)        ダメージを4軽減!  ([]+8)        ダメージを2軽減!  ([]+3)        ダメージを4軽減!  ([]+8)    【オッポ】に6のダメージ  ([1,6,6])    浮つく血族に4のダメージ  ([5,4,1])    蕩ける血族に1のダメージ  ([1,2,1])    蕩ける血族に4のダメージ  ([3,5,1])    騒ぐ血族に0のダメージ  ([3,1,6])    騒ぐ血族に2のダメージ  ([3,5,6]) ディードは攻撃した。  達成値:28 ([1,6,6]+15)    【オッポ】は回避しようとした。        【オッポ】は回避に失敗した。  達成値:21 ([2,3,3,5,5]+3)    【オッポ】に25のダメージ  ([4,2,4,5]+19) 蕩ける血族の吸血はAPが足りず失敗した。 ヤクトのブラッドイーターは状態によって失敗した。 【オッポ】は攻撃した。  達成値:24 ([2,6,3,6,2]+5) ブラッド : 儚く散るは赤き花!    幻影が攻撃を惑わせる。        ブラッドは回避した。  達成値:30 ([6,5,2,3]+14) ディードは攻撃した。  達成値:27 ([5,4,3]+15) ディードはWillを使用した!    【オッポ】は防御した。        ダメージを5軽減!  ([]+9)    【オッポ】に0のダメージ  ([3,5,6,5]+19)    【オッポ】に4のダメージ   ヤクトは[ネクロカウンター]を1つ失った。    ディードは[チャージ]でなくなった    アズは[スタン]でなくなった    ヤクトは[スタン]でなくなった Round 4 浮つく血族 : 順風! 蕩ける血族に風神の加護が与えられる!  達成値:25 ([6,4,4]+11)    蕩ける血族は[順風]になった 【オッポ】 : 消化液! 【オッポ】は消化液を吐いた!  達成値:27 ([3,4,6,5,4]+5) ブラッド : 儚く散るは赤き花!    幻影が攻撃を惑わせる。    ブラッドはWillを使用した!        ヤクトは回避した。  達成値:29 ([4,3,4,4]+14) 騒ぐ血族は移動した。    騒ぐ血族は[4,5]へ移動した。 騒ぐ血族は攻撃した。  達成値:19 ([3,4,4]+8) ブラッド : 儚く散るは赤き花!    幻影が攻撃を惑わせる。        ブラッドは回避した。  達成値:29 ([6,2,3,4]+14) ディードは移動した。    ディードは[4,8]へ移動した。 アズ : 我誘うは紅蓮の終末、震え炎腕、舐めよ炎舌、凡てを喰らえ…… 爆炎魔法《イクスプローシブ・フラム》! 全てを焼く爆炎が舞い踊る!  達成値:18 ([3,3,4]+8)    【オッポ】は抵抗しようとした。        【オッポ】は抵抗した。  達成値:23 ([1,6,1,5,6]+4)    ブラッドは1のSPを回復した。      【オッポ】に16のダメージ  ([3,5,2,6]+24) 蕩ける血族 : 吸血! ブラッドの生命力を奪い取る!  達成値:14 ([2,4,2]+6)    ブラッドは抵抗しようとした。        ブラッドは抵抗した。  達成値:23 ([3,1,5]+14)    ブラッドは1のSPを回復した。      ブラッドに5のダメージ  ([4,3]+11) 蕩ける血族 : 吸血! ブラッドの生命力を奪い取る!  達成値:17 ([1,6,4]+6)    ブラッドは抵抗しようとした。        ブラッドは抵抗した。  達成値:22 ([2,4,2]+14)    ブラッドは1のSPを回復した。      ブラッドに7のダメージ  ([5,5]+12)        ブラッドは[重傷]になっ��� ブラッド : 馬鹿なッ ヤクトは、【血槍のスクロール】を使った。    【オッポ】は抵抗しようとした。        【オッポ】は抵抗した。  達成値:23 ([1,4,2,6,6]+4)    ヤクトは1のAPを回復した。      【オッポ】に5のダメージ  ([5,4]+8)    【オッポ】に4のダメージ  ([4,4]+8) ブラッドは、ポーションを使った。    ブラッドは6回復した。  ([3]+3) 騒ぐ血族は攻撃した。  達成値:16 ([2,3,3]+8) ブラッド : 儚く散るは赤き花!    幻影が攻撃を惑わせる。        ブラッドは回避した。  達成値:25 ([2,3,2,4]+14) ディード : インベナム! 騒ぐ血族に猛毒の一撃が襲う!([4,4,4]+15) ディードのクリティカル!    騒ぐ血族の防御はAPが足りず失敗した。    騒ぐ血族に28のダメージ  ([6,6]+19)    騒ぐ血族は[毒]になった ヤクト : ブラッドスペル! ヤクトが大鎌に血を与える…! ヤクトは[ネクロカウンター]を2つ獲得した。 ヤクト : …ッ ブラッドスペル! ヤクトが大鎌に血を与える…! ヤクトは[ネクロカウンター]を1つ獲得した。    【オッポ】に4のダメージ      騒ぐ血族に4のダメージ          騒ぐ血族は[重傷]になった ヤクトは[ネクロカウンター]を1つ失った。 Round 5 ディード : 俺ァ数減らす方に回る。 大物は任せたぜ。 ブラッド : 躱せない物ばかり来ますな……!了解です アズ : そうですね、まずは数を減らした方が良さそうです ヤクト : あいつまた食う気か…!? ブラッド : 妨害してみます! 【オッポ】 : 丸呑み! 【オッポ】は味方を喰らう!  達成値:28 ([6,4,5,4,4]+5) ブラッド : 儚く散るは赤き花!    幻影が攻撃を惑わせる。        騒ぐ血族は回避に失敗した。  達成値:25 ([3,1,5,2]+14)    騒ぐ血族に99のダメージ   【オッポ】は[丸呑みカウンター]を1つ獲得した。    【オッポ】は50回復した。      【オッポ】は50のSPを回復した。          騒ぐ血族は[気絶]になった        騒ぐ血族は[昏睡]になった アズは、【生命のスクロール】を使った。 アズはWillを使用した!    ディードは12回復した。      ブラッドは12回復した。      アズは12回復した。      ヤクトは12回復した。   ディード : おう、ありがとさん! ヤクト : やるじゃねーか! 浮つく血族 : 順風! 騒ぐ血族に風神の加護が与えられる!  達成値:21 ([2,2,6]+11)    騒ぐ血族は[順風]になった 騒ぐ血族は攻撃した。  達成値:24 ([5,5,6]+8) ブラッド : 儚く散るは赤き花!    幻影が攻撃を惑わせる。        ブラッドは回避に失敗した。  達成値:23 ([3,3,2,1]+14)    ブラッドに13のダメージ  ([3,2,3]+12) ブラッド : くっ、足りないか……! ヤクト : 大技いくぜ…! クエーサー! 周囲が一点に向けて収束する…!  達成値:18 ([1,6,2,1]+8)    騒ぐ血族は抵抗しようとした。    蕩ける血族は抵抗しようとした。        蕩ける血族は抵抗した。  達成値:19 ([6,6,4]+3)        騒ぐ血族は抵抗に失敗した。  達成値:15 ([1,3,3]+8)    ブラッドは1のSPを回復した。      騒ぐ血族は[3,4]へ引き寄せられた。    騒ぐ血族は[3,4]へ引き寄せられた。    騒ぐ血族は[3,4]へ引き寄せられた。    騒ぐ血族に5のダメージ  ([1,3]+12)    騒ぐ血族は[移動禁止]になった    騒ぐ血族に4のダメージ  ([2,1]+12)    騒ぐ血族は[移動禁止]になった    騒ぐ血族に12のダメージ  ([6,2]+12)    騒ぐ血族は[移動禁止]になった 蕩ける血族 : 吸血! ブラッドの生命力を奪い取る!  達成値:14 ([2,5,1]+6)    ブラッドは抵抗しようとした。        ブラッドは抵抗した。  達成値:26 ([3,5,4]+14)    ブラッドは1のSPを回復した。      ブラッドに5のダメージ  ([4,2]+12) 蕩ける血族 : 吸血! ブラッドの生命力を奪い取る!  達成値:15 ([4,4,1]+6)    ブラッドは抵抗しようとした。        ブラッドは抵抗した。  達成値:25 ([6,3,2]+14)    ブラッドは1のSPを回復した。      ブラッドに5のダメージ  ([2,4]+11) ブラッド : 施し! ブラッドに回復の施しが与えられる!  達成値:9 ([4,3,6]-4)    ブラッドは5回復した。  (([4]+5))/2 【オッポ】 : 獲物を定める! 【オッポ】は舌なめずりした。  達成値:24 ([3,3,5,2,5]+6)    ディードは抵抗しようとした。    ブラッドは抵抗しようとした。    ヤクトは抵抗しようとした。        ブラッドは抵抗に失敗した。  達成値:23 ([5,2,2]+14)        ヤクトは抵抗に失敗した。  達成値:11 ([2,3,2]+4)        ディードは抵抗に失敗した。  達成値:16 ([6,5,2]+3)    ブラッドは[捕食対象]になった アズは移動した。    アズは[8,6]へ移動した。 【オッポ】は攻撃した。  達成値:24 ([4,2,4,4,4]+6) ブラッド : 儚く散るは赤き花!    幻影が攻撃を惑わせる。    ブラッドはWillを使用した!        ブラッドは回避した。  達成値:30 ([3,1,6,6]+14) ヤクト : いくぜ…! ブラッドイーター! 大鎌が血潮を狩り獲る──!  達成値:16 ([1,2,5]+8)    【オッポ】は抵抗しようとした。        【オッポ】は抵抗した。  達成値:27 ([6,6,5,2,3]+5)    ブラッドは1のSPを回復した。      【オッポ】に7のダメージ  ([5,2,4]+12)    【オッポ】に4のダメージ   ヤクトは[ネクロカウンター]を1つ失った。    【オッポ】は[毒]でなくなった    ブラッドは[弱体]でなくなった    浮つく血族は[順風]でなくなった    騒ぐ血族は[移動禁止]でなくなった Round 6 ブラッド : 間に合えばよいのですが……! 騒ぐ血族は移動した。    騒ぐ血族は[4,4]へ移動した。 【オッポ】 : 魔眼! 【オッポ】はブラッドに死の魔眼を放つ!  達成値:27 ([6,3,4,6,2]+6)    ブラッドは抵抗しようとした。    ブラッドはWillを使用した!        ブラッドは抵抗した。  達成値:34 ([4,6,4,6]+14)    ブラッドに4のダメージ  ([3,3,2])    ブラッドは0のWillを失った   浮つく血族 : 順風! 浮つく血族に風神の加護が与えられる!  達成値:19 ([5,1,2]+11)    浮つく血族は[順風]になった 蕩ける血族 : 吸血! 【オッポ】の生命力を奪い取る!  達成値:16 ([6,3,1]+6) アズ : リフレクション!    魔法を反射する!        ブラッドは1のSPを回復した。   対象を 【オッポ】 に変更した。    ブラッドは1のSPを回復した。      【オッポ】に10のダメージ  ([3,5]+12)    蕩ける血族は10回復した。   ヤクト : …ッ ブラッドスペル! ヤクトが大鎌に血を与える…! ヤクトは[ネクロカウンター]を2つ獲得した。 ブラッド : 若葉を濡らす朝露! ブラッドは瞑想を始めた。 ディードは移動した。    ディードは[2,7]へ移動した。 蕩ける血族 : 吸血! ブラッドの生命力を奪い取る!  達成値:16 ([4,1,5]+6)    ブラッドは抵抗しようとした。        ブラッドは抵抗した。  達成値:29 ([4,2,6,1,2]+14)    ブラッドは1のSPを回復した。      ブラッドに5のダメージ  ([6,6]+11)        ブラッドは[気絶]になった ブラッド : ハハ……そうか アズ : 我誘うは紅蓮の終末、震え炎腕、舐めよ炎舌、凡てを喰らえ…… 爆炎魔法《イクスプローシブ・フラム》! 全てを焼く爆炎が舞い踊る!  達成値:19 ([3,6,2]+8)    蕩ける血族は抵抗しようとした。        蕩ける血族は抵抗に失敗した。  達成値:14 ([4,3,4]+3)    蕩ける血族に30のダメージ  ([3,2,1,3]+24)        蕩ける血族は[重傷]になった        蕩ける血族は[気絶]になった ヤクト : ブラッドイーター! 大鎌が血潮を狩り獲る──!  達成値:22 ([6,4,3]+9)    【オッポ】は抵抗しようとした。        【オッポ】は抵抗した。  達成値:25 ([3,5,5,3,4]+5)    【オッポ】に5のダメージ  ([1,4,1]+12) 騒ぐ血族 : バッシュ! 騒ぐ血族は武器を力強く叩きつけた!  達成値:17 ([1,2,6]+8)    ブラッドに23のダメージ  ([5,6,5,6]+13) ディード : インベナム! 蕩ける血族に猛毒の一撃が襲う!  達成値:24 ([1,6,2]+15)    蕩ける血族は防御した。        ダメージを4軽減!  ([]+8)    蕩ける血族に14のダメージ  ([4,3]+19)    蕩ける血族は[毒]になった 【オッポ】 : 消化液! 【オッポ】は消化液を吐いた!  達成値:22 ([4,3,5,2,2]+6)    ブラッドに8のダメージ  ([2,2,1,5,2,4]+3)    ブラッドは[弱体]になった    蕩ける血族に4のダメージ          蕩ける血族は[重傷]になった ヤクトは[ネクロカウンター]を1つ失った。 アズ : ぶ、ブラッドさん    蕩ける血族は[順風]でなくなった Round 7 ヤクト : ブラッド!! ディード : …まずいなこりゃ ディード : (昏睡…するのでは…!? ブラッド : ッ、僕の事は置いて逃げて……!! アズ : そうしたいところですけど…… 浮つく血族 : 順風! 蕩ける血族に風神の加護が与えられる!  達成値:20 ([4,2,3]+11)    蕩ける血族は[順風]になった 騒ぐ血族 : 風の壁! 【オッポ】に風の鎧が与えられる!  達成値:20 ([6,5,1]+8)    【オッポ】は[風殺]になった ヤクトは移動した。    ヤクトは[5,5]へ移動した。 ディードは攻撃した。  達成値:27 ([5,5,2]+15)    蕩ける血族に11のダメージ  ([1,2]+19)        蕩ける血族は[気絶]になった アズは移動した。    アズは[6,4]へ移動した。 【オッポ】 : 地響き! 【オッポ】が辺りを踏み鳴らす!  達成値:19 ([1,4,6,5,1]+2) ディード : ブレイクスルー!    ヤクトは抵抗しようとした。    ディードは勢いを止めずに回避する!    ヤクトはWillを使用した!    ディードはWillを使用した!        ヤクトは抵抗した。  達成値:25 ([1,3,5,6,6]+4)        ディードは回避した。  達成値:24 ([5,1,6,6]+6)        ディードは1のAPを回復した。      アズに10のダメージ  ([1,6]+5)    ヤクトに0のダメージ  ([5,2]+5)    アズは[スタン]になった    アズは[スタン]になった ヤクト : クエーサー! 周囲が一点に向けて収束する…!  達成値:23 ([3,5,3,4]+8)    浮つく血族は抵抗しようとした。        浮つく血族は抵抗に失敗した。  達成値:17 ([6,5,2]+4)    騒ぐ血族は[3,2]へ引き寄せられた。    浮つく血族は[3,2]へ引き寄せられた。    蕩ける血族は[3,2]へ引き寄せられた。    騒ぐ血族に11のダメージ  ([4,6]+12)    騒ぐ血族は[移動禁止]になった    浮つく血族に11のダメージ  ([1,2]+12)    浮つく血族は[移動禁止]になった    蕩ける血族に13のダメージ  ([1,6]+12)    蕩ける血族は[移動禁止]になった アズの爆炎魔法《イクスプローシブ・フラム》は状態によって失敗した。 ディードの攻撃はWillが足りず失敗した。 【オッポ】は移動した。    【オッポ】は[3,6]へ移動した。 【オッポ】 : 喰らう! 【オッポ】はディードに食らいつこうとした!  達成値:26 ([3,4,2,6,5]+6)    ディードに27のダメージ  ([5,3,3,1,4,5]+13)        ディードは[重傷]になった ディード : クソッ… ヤクトは[ネクロカウンター]を1つ失った。    浮つく血族は[移動禁止]でなくなった    アズは[スタン]でなくなった Round 8 浮つく血族は移動した。    浮つく血族は[3,3]へ移動した。 【オッポ】 : 喰らう! 【オッポ】はディードに食らいつこうとした!  達成値:26 ([6,2,6,5,1]+6) ディード : ……っ流石に冗談キツイな… ブレイクスルー!    ディードは勢いを止めずに回避する!        ディードは回避に失敗した。  達成値:15 ([1,2,6]+6)    ディードに22のダメージ  ([5,4,1,2,1,3]+13)        ディードは[気絶]になった ディード : っとに…割に合ってねェな…… 騒ぐ血族 : バッシュ! 騒ぐ血族は武器を力強く叩きつけた!  達成値:16 ([2,1,5]+8)    ヤクトは防御した。        ダメージを8軽減!  ([]+13)    ヤクトに4のダメージ  ([4,3,2,1]+13) アズは、【魔女の回復薬】を使った。    アズは8回復した。  ([3]+5)    アズは2のAPを回復した。   ヤクト : クエーサー! 周囲が一点に向けて収束する…!  達成値:16 ([4,1,2,1]+8)    浮つく血族は抵抗しようとした。        浮つく血族は抵抗した。  達成値:16 ([4,1,4]+7)    騒ぐ血族は[3,3]へ引き寄せられた。    騒ぐ血族は[3,3]へ引き寄せられた。    蕩ける血族は[3,3]へ引き寄せられた。    蕩ける血族は[3,3]へ引き寄せられた。    騒ぐ血族は[3,3]へ引き寄せられた。    騒ぐ血族に5のダメージ  ([2,2]+12)    騒ぐ血族は[移動禁止]になった    騒ぐ血族に7のダメージ  ([1,5]+12)    騒ぐ血族は[移動禁止]になった    蕩ける血族に15のダメージ  ([5,4]+12)    蕩ける血族は[移動禁止]になった    蕩ける血族に14のダメージ  ([2,6]+12)    蕩ける血族は[移動禁止]になった    騒ぐ血族に10のダメージ  ([1,6]+12)    騒ぐ血族は[移動禁止]になった        蕩ける血族は[昏睡]になった 浮つく血族 : 順風! 【オッポ】に風神の加護が与えられる!  達成値:26 ([6,5,4]+11)    【オッポ】は回避しようとした。        【オッポ】は回避に失敗した。  達成値:17 ([2,1,6,3,1]+4)    【オッポ】は[順風]になった アズ : 爆炎魔法《イクスプローシブ・フラム》! 全てを焼く爆炎が舞い踊る!  達成値:21 ([5,2,6]+8)    浮つく血族は抵抗しようとした。        浮つく血族は抵抗に失敗した。  達成値:17 ([2,5,3]+7)    浮つく血族に32のダメージ  ([4,3,6,4]+22)        浮つく血族は[重傷]になった        浮つく血族は[気絶]になった ヤクトのブラッドスペルはAPが足りず失敗した。 ヤクトのブラッドスペルはAPが足りず失敗した。 ヤクトは[ネクロカウンター]を1つ失った。    騒ぐ血族は[順風]でなくなった    騒ぐ血族は[移動禁止]でなくなった Round 9 アズ : これはちょっと……どうしようもないですね…… ディード : …っく、しくじったな… ヤクト : ディード…! くそッ 【オッポ】 : 消化液�� 【オッポ】は消化液を吐いた!  達成値:14 ([1,2,2,2,1]+6)    ヤクトは回避しようとした。        ヤクトは回避に失敗した。  達成値:11 ([2,4,6]-1)    ヤクトに22のダメージ  ([6,1,6,3,1,6]+3)    ヤクトは[弱体]になった        ヤクトは[重傷]になった ヤクト : いってえな…! 騒ぐ血族は攻撃した。  達成値:13 ([1,3,1]+8)    ヤクトは防御した。        ダメージを5軽減!  ([]+8)    ヤクトに11のダメージ  ([4,2,1]+15)        ヤクトは[気絶]になった ヤクト : 嘘だろ…ッ! アズは移動した。    アズは[8,4]へ移動した。 アズ : 爆炎魔法《イクスプローシブ・フラム》! 全てを焼く爆炎が舞い踊る!  達成値:18 ([5,4,1]+8)    騒ぐ血族は抵抗しようとした。        騒ぐ血族は抵抗した。  達成値:21 ([2,5,3]+11)    騒ぐ血族に14のダメージ  ([4,3,5,6]+22)        騒ぐ血族は[重傷]になった Round 10 ヤクト : っ…ぐう… アズ : や、ヤクトさんまで ディード : …殲滅が遅れすぎたな…、……っ 騒ぐ血族は移動した。    騒ぐ血族は[6,4]へ移動した。 アズ : 爆炎魔法《イクスプローシブ・フラム》! 全てを焼く爆炎が舞い踊る!  達成値:13 ([3,1,1]+8)    騒ぐ血族は抵抗しようとした。        騒ぐ血族は抵抗した。  達成値:17 ([1,1,4]+11)    騒ぐ血族に11のダメージ  ([6,1,2,3]+22)        騒ぐ血族は[気絶]になった 【オッポ】 : 地響き! 【オッポ】が辺りを踏み鳴らす!  達成値:14 ([3,1,2,1,5]+2)    アズは[スタン]になった アズの移動は状態によって失敗した。 【オッポ】は移動した。    【オッポ】は[7,5]へ移動した。 【オッポ】は攻撃した。  達成値:24 ([4,6,1,2,5]+6)    アズに34のダメージ  ([4,5,1,6,4,3]+13)        アズは[重傷]になった        アズは[気絶]になった オッポ 「オレ ツヨスギ!」 パーティー全員が戦闘不能になりました・・・。 クエストに失敗しました。
パーティー全員が戦闘不能になりました・・・。 クエストに失敗しました。 【オッポ】 は全回復しました。 騒ぐ血族 は全回復しました。 浮つく血族 は全回復しました。 蕩ける血族 は全回復しました。 蕩ける血族 は全回復しました。 騒ぐ血族 は全回復しました。 騒ぐ血族 は全回復しました。 ディード は全回復しました。 ヤクト は全回復しました。 アズ は全回復しました。 ブラッド は全回復しました。 ブラッド (ヨシ!!) ディード (安心のリトライ機能ー!) アズ (ヨシ!!!) ブラッド (自分だけ砂時計が見えないので何かしらイベントを受けそびれている気がする) ディード (出かける予定があったが、時間が思ったよりもだったので申し訳の電話をしていた) ブラッド (アアッ……!ごめんな……!!) アズ (とくにイベントは出てないみたいです……!) ヤクト (なんと…すまぬ…) ブラッド (なるほど……!なら良かった多分表示の不具合だ) アズ (私が遅れたからーーー!!すみませんすみません……!!!) ディード (なので時間が大丈夫になりました) ディード (いいえーーーー楽しいから…) ディード (楽しいから良いんだ…(幸)) ブラッド : さて、どうしますか?このまま報告に戻っても良いのですが…… ヤクト : なんか一瞬すげえ嫌なもん視えた…ような気が… ブラッド : フフ、奇遇ですね。僕もです。 アズ : 相手の殺気が見せる幻、それだけの強敵、ということですね ディード : ……(面倒くさそうに頭を搔いて) ディード : 正直これで依頼は達成ってとこだがな アズ : このまま進めば死ぬかもしれませんね、それこそ、幻の通りに ブラッド : では、戻りますか?僕も正直な所、まだ首と胴がつながったままで居たいんですよね。 ヤクト : ぐ…ぐ…悔しいけど遠出先でくたばるのは勘弁だぜ… アズ : そうですね、それもいいかもしれません ディード : ……そんじゃ、決まりだな。 アズ : ええ、戻って報告しましょう ヤクト : (警戒しつつ、後ずさる様に… 最初の結界まで戻りますか? 【柱】に挑むのは危険過ぎる。 君は当初の目的を果たすため、 フロストガルド城へ戻る事にした。 ブラッド : 戻りましょう。ええ(なるべく声を抑えつつ) 君は【柱】を無事に発見し、 戦神の地からフロストガルド城へ帰還した。 ディード : ……あの道を戻るだけでも正直堪えるぜ… ブラッド : 寒かったですね……、道も長かったですし アズ : そうですね、帰りは瘴気の中は通らずに済みましたが…… ディード : (深い溜め息を付きながら空を仰いで) ヤクト : くっそ~…まさか崖を踏み外すなんて… アズ : 巻き込まれて私まで落ちましたよ ヤクト : わ、悪かったって…! ディード : ま、なんとか戻ってこれたんだ 良かっただろ ブラッド : フフフ、ですが命は無事でしたし!良かった! アズ : ですね、命あっての物種ともいいますし ディード : しかしこういう肝心な仕事の時に限って、俺の仕事の相方は居ねえんだよな…ったく ディード : アイツがいたらまたちょっと違ってた気はするんだが… ブラッド : おや、普段は別の方と?それは残念ですな アズ : お役に立てず申し訳ありません…… ディード : 一応はな。 ヤクト : へえ、ディードと組むくらいなんだ、凄腕なんだろーな… アズ : そうですね、相当な凄腕の方なのでしょう ヤクト : 俺も並べる様に頑張らねーと…! ディード : いや、お前さんはよくやってくれたさ。殆どの殲滅はお前のおかげだろう ディード : ま、魔法の腕だけは確かだな… ディード : 魔法だけだがな… ブラッド : ……ご苦労なさってるようで アズ : むむむ……同じ魔法使いとして対抗意識ですね アズ : ���もさらに火炎魔法に磨きをかけなければ ディード : はは、そりゃァまた仕事する日が楽しみだな ブラッド : アズ様の魔法とっても頼りになりましたとも! ヤクト : 俺はアズに対抗イシキ、だったけどなー! 十分すげーと思うけど… アズ : ふふ、負けられない戦いがそこにあるんですよ……魔法使い同士には…… ディード : ヤクトもな、良い連携だった。 アズ : そうですね、足止めをしてくれたおかげで魔法の狙いがつけやすかったです ブラッド : っと!喜ぶのはまだ早いですよ!王様に報告しなくては!です! ヤクト : へへ…そーなら嬉しいぜ(照れくさそうに笑い) 強大な血族は結界の先に居り、 そして"同族喰らい"を行っていた事。 血族達は抵抗する事なく、【柱】に喰われていた。 君はそれらを王へ報告した。 アズ : ……(かくかくしがじか) ガーランド 「"同族喰らい"か...。」 トリトット 「こ、これまでの報告書には、  その様な行動は見られませんでした...。」 ガーランド 「【柱】を肥え太らせる事に、  何か意味が有るのだろうな。」 ガーランド 「今回の調査では、  【柱】の行動の意図までは分からんな。」 ガーランド 「だが、存在を確認出来ただけでも上出来!  感謝するぞ、冒険者達よ。」 ディード : ついでで倒せりゃ良かったんだが、そこまではな… アズ : ええ、さすがにフロストガルドの英雄たちには及びませんでした トリトット 「やはり、血族達は  "北の民で無い者"には好戦的では無い様です。」 ヤクト : …(少し苦みを含めた笑顔で、それでも胸を張った) トリトット 「勿論、例外も居ますが...。  我が国のみで戦うのは限界なのかもしれません。」 ブラッド : 確かに、此方に対してすぐさま襲い掛かって来る、というよりは邪魔をしてくるだけのように感じました ディード : ふむ…? アズ : そうですね、何もしてこなかった血族もいましたし…… ヤクト : うーん、なんか理由があるのかあ…? ガーランド 「うむ...世界の"放浪者"に協力を求める必要が有る。」 ガーランド 「貴公にも、また依頼するやもしれんな!」 ヤクト : …! アズ : その時には力になれるように努めます ヤクト : 次があったらって思ってたんだ…望むトコだ…! ブラッド : フフフ、その時もお力になれるよう頑張りますよ! ディード : また今回みてーに報酬が弾むんなら、話には乗るさ ガーランド 「強き放浪者は何時でも歓迎する!」 トリトット 「此方が今回の報酬になります。  また、我が国に来る際の通行証もお渡ししますね。」 アズ : どうかご贔屓に、ということで ディード : …ほー通行証ね アズ : 観光に来やすくなるのは嬉しいですね ブラッド : そうですな!ごはんも美味しかったですし! ヤクト : ん…依頼じゃなくても来れるのか!? そりゃいいや…! 君は報酬を受け取り、 今回の依頼を終えるのだった。 ヤクト : …んま、次はもうちょっと厚着してくるかな… ディード : また、機会がありゃあ足を運ばせてもらうとするかね アズ : 思った以上に寒かったですからね…… ディード : はは、たしかにな… 新たなる【柱】、【戦神の地】の全容...。 神の遺物と名誉。 それを解き明かし、手に入れるかは、君の自由だ。 ただ、 今は、身体を休める必要が有るだろう。 フロストガルド戦記_第二章 【戦神と新たなる柱】
おわり 次章、 【戦神の思惑】につづく...? クエストをクリアしました。 50ルド 手に入れた。 95経験点 を手に入れた。 初見ボーナス 1名誉点 手に入れた。 ブラッド : お疲れ様でございます ディード : ちったァ足しになりゃいいがねェ… ヤクト : 楽勝だったな! アズ : なんとかクリアできましたね。 ディード : (レビューを 5経験点 を手に入れた。 1名誉点 を手に入れた。 レビューを送信しました。 [報酬袋] を手に入れた。 ブラッド (めちゃくちゃ良かった・・・・・・・・) アズ (よきでした・・・かんこうたのし・・・・・) ヤクト (たのしかった・・・・・・・・・) ディード (夢中になっちゃった すごい時間経ってる) ヤクト (2~3作くらいぶっ通しでやったような気持ち) ヤクト (ほんとだwwww) ヤクト (すごい時間になってる…) アズ (ですね もう!!夜!!!) アズ (4時間くらいか………) ディード (驚きのボリュームで余韻がすごいですね…) ブラッド (えっ!?!?本当だ) アズ (デスエ……大作………これで1章分………おそるべし………) アズ (メンバーも良かったので……お付き合いありがとうございました……!) ブラッド (色々ネタに出来る事多くて良かった……また3章もよろしくしたい……!!) ヤクト (ほんと、ありがとうございました……次作も是非……) ディード (本当に良い構成でしたし、RPのバランスもよくて楽しかったです!) アズ (ぜひぜひ……!) ディード : …さて、宿に戻って早々だが俺ァ早速休ませてもらうぜ アズ : 早々もなにも、きっと皆同じ気持ちですよ、さすがに疲れました ヤクト : 長旅だったもんな… ブラッド : 寒かったですし……!温まっておきましょう! ヤクト : んじゃ解散…かな、また良かったら組んでくれよ! アズ : はい、またご一緒する機会がありましたら ディード : おう、お疲れさん アズ : (宿の階段を上っていき) ブラッド : では!また! パーティーから離脱しました。 ヤクト : またな!(得物を担いで宿を後にした) ディード : (その様子を眺め、軽く息をついて) ディード : (自身も階段を上がって自室へと向かうのだった) ディードからフォローされました。 フォローしました。
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マフィアパロ パーヴェ
1.
 あらゆる贅を尽くした室内に無機質な機械音が響いている。まさしく豪華絢爛な部屋にふさわしい大きなサイズのベッドの横には硬質な医療器械がずらりと並んでおり、無機質な機械音はそこから発せられていた。
機械から伸びた無数のチューブは、ベッドの上に横たわる人物と繋がっていた。
黒いスーツを身に付けた赤髪の美丈夫はひとり静かにベッドのそばに佇んで、無数の管に繋がれ浅く呼吸をして横たわる男を見下ろしていた。
「――……パーシヴァル、…そこに、いる…のか…」
 薄らとベッドに横たわる男の目が開き、掠れたいまにも掻き消えてしまいそうな声を洩らした。
「…はい、ボス」
 パーシヴァル、とは赤髪の美丈夫の名だ。うめき声のようなちいさな声を漏らさず聞き届けたパーシヴァルは顔を近づけるように蹲み、しかと返事をする。
男の薄らと開かれている虚ろげな瞳にはパーシヴァルの顔どころかすでにほとんど何も映ってはいないことも、耳もあまり聞こえていないことも、パーシヴァルは知っていた。
微かに聞こえたのであろうパーシヴァルの声を辿って弱々しい腕が上がりすっかり細く骨のようになってしまった指先がパーシヴァルの頬をなぞる。
 男は――ファミリーを束ねるボスであり、ファミリーの構成員は彼を父として慕っている。もちろんそれはパーシヴァルにとっても同じで、父のような存在だった。マフィアという世界だけではなく、この世界で生きる術を教えてくれた、今のパーシヴァルがあるのはすべて彼のおかげと言っても決して過言ではなかった。
 彼は、病にかかるより前は岩のような大男だった。
面白がってよくパーシヴァルの頬をつついたり撫ぜてきた優しい指先もこんなに細くなかったし、さまざまな表情を彩っていた頬もこんなに痩けていなかった。声だっていつも少々ボリュームを落としてほしい正直思ったことがあるほどであったし、笑うときなんかそれはもう豪快に笑う人だった。
――それが、数年前に思い病を患ったことで彼はこんなにもやつれてしまった。
抗争で銃弾の雨を浴びても、暗殺まがいのことをされて腹に派手な風穴が空いても、しばらくすればひょっこり戻ってきて、やっちまったわ、とげらげら笑って心配していたパーシヴァルを笑い飛ばしていたような豪胆な男だった。“何度殺しても死なない男”と、別のファミリーからも恐れられていた。そんな彼が、病に負けるなんてこうなった今でもパーシヴァルは信じられなかった――信じたくなかった――。
 もはやかつての面影は薄れおよそ威厳というものは感じられず、そうなっては下にいる構成員――ソルジャー――の不安を招き最悪内乱にだってなりかねない。それゆえほとんど表舞台に立つことはできなくなり、彼に会うことが叶っているのはそういった心配のない信用がおけるパーシヴァルと、幹部であるカポレジームの面々くらいだ。
「……俺ァ、もう長くはねェ……、ファミリーを、…ココを、…頼んだわ…」
「! ボス、それは――」
「…アンダーボス、の、おまえの……務めだろうがァ……、務めを果たせ、…パーシヴァル…」
 パーシヴァルはその言葉に、途端に顔を強張らせる。
――アンダーボス。次期ボス。それが、パーシヴァルの、このファミリーにおいての役目だ。だから、ボスに何かあれば己がこのファミリーを束ねるのだという自覚はずっと前からあった。そのために様々学んできたつもりだった。
しかし、現実を目の前にすると途端にずしりとパーシヴァルの肩に重圧がのし掛かる。
そして、病に伏せりやつれはじめた頃から本当は薄ら感じてきた、彼の死という現実に血の気が引く。
「ハ、…かてえ、かてえ……、ああ…、おめえは頭はいい、が…ちいとばかり…かてえんだよなァ……」
 彼の漏らした薄い呼気は、呼吸だったのか笑ったつもりだったのか判然としなかった。
けれど、呼気を洩らした唇はゆっくりコマ送りのように弧を描いた。
そして、パーシヴァルの頬に触れていた手はぽとんとベッドの上に落ち、薄ら開いていた瞳が瞼で覆われてしまった。…チューブを通して注がれる薬の副作用で、あまりボスは目を覚ますことはなく、ほとんど眠っている。深い、深い眠り。
ボスの病は治らない、もう手を尽くしてしまった。現状は…ただただ、細い糸のような命を繋ぎとめているのだ。
 パーシヴァルはベッドの上に無造作に落ちた手をベッドの中に戻し、布団を整えて立ち上がった。
真面目すぎる、頭が硬い、甘い、とは彼からは言われ慣れた言葉の数々ではあったが、今この時言われることとは重みが違う。
今一度、彼を見下ろしてからパーシヴァルは踵を返した。
   静かに部屋から出て扉を閉め、パーシヴァルは険しい顔でその場に立ち止まりつるりとよく磨かれている床の上に立つ、己の革靴の爪先を見つめた。
「ジークフリート」
 おもむろに名を口にして半ば睨み付けるように見つめていた床から視線を動かすと、いつの間にか音もなく、離れた場所にパーシヴァルと同じようにスーツを着た男が立っていた。
 まるで、気付かれたことが意外だとでもいうように、男――ジークフリートは、ひとつに結び横に流した緩やかにうねる茶髪を揺らし眼鏡の薄いレンズ越しの鼈甲色の瞳を丸めた。
「おまえに頼みたいことがある」
「俺に、か? 珍しい」
「コンシリエーレ、ジークフリート。おまえに相談がある」
 そう呼ぶと、笑みさえ浮かべていたジークフリートは、穏やかに弧を描いていた唇を何か言いたげにわずかに開き、それからすぐに引き結び瞳を細めた。
“コンシリエーレ”、それがこのファミリーの中でのジークフリートという男に与えられた役割。
顧問とも呼ばれるコンシリエーレは主にソルジャーたちの相談役ではあるが、その存在はファミリーにとってはなくてはならない存在だ。他に誰もその役割につくこともなく、ジークフリートただひとりだけコンシリエーレという立場にいる。間違いなくファミリー内でのトップはボスただひとりだ。しかし、その次は誰なのかと言われれば、パーシヴァルはきっとジークフリートなのだと言う。アンダーボスである自分よりも、表だって出てくるわけではないがジークフリートはこのファミリーの中心にいる人物であろう、とそう思っている。
 パーシヴァルがこのファミリーに入ったときには既に、ジークフリートはその位置にいた。ボスは、付き合いは長い、と言っていたが具体的にどういう繋がりなのか、どうしてこのファミリーにいるのか、彼が何をなしてきたのかは知らない。知る者も多くはないはずだ。
ジークフリートも無口なわけではないが決して雄弁なほうではないので、あまり語らない。パーシヴァルも進んで問うこともしない。この男の底知れぬ何かを、本能的に察しているのだ。
「暫く不在にする。その間、適当に繕っておいてほしい」
「…構わないが、知られたくない場所へ行くのか?」
「……今の、ファミリーを見たい。俺が普段、目の届いていないところに」
 ――いずれ、…いや、近いうちにボスは死んでしまう。そうなったときに、新たなボスとなるのはパーシヴァルなのだ。それを、先程ボスと言葉を交わして改めて自覚した。
肩にのしかかる重圧も、迫りくる彼の死という現実も、全てを乗り越えなければならない。彼が作り上げたこの大きなファミリーを、束ねなければならないのだ。
だからこれは、パーシヴァルの決意だ。
「では、それも俺の方でなんとかしよう。当てがある」
 ジークフリートは更に問うでもなく、あっさりと承諾した。ボスがあのような状態になってから、裏で代わりをしていたのはほとんどパーシヴァルだ。もちろんジークフリートやカポレジームたちも動いてはいたが、次期ボスとしての責務として主はパーシヴァルに任されていた。ファミリーのためとはいえ…そのパーシヴァルが長く不在にするということは特にジークフリートへ負荷がかかってしまう。
それゆえ、反対のひとつやお小言でも飛んでくるものと思っていたから――あまりジークフリートらしい行動とは思えないが――、少々拍子抜けではある。
「――もう然程、時間はないだろうからな」
 ぽつり、と扉を見つめ呟いたジークフリートの横顔は、普段となんら変わりないもののようでいて、少しさびしげであったように思えた。
パーシヴァルもその横顔を見つめ、それから同じように扉を見つめた。
 2.
(……案外変わるものだな)
 パーシヴァルは鏡に映る、少しだけ見慣れない自身の姿を眺めていた。
赤く綺麗だった髪は黒がかりくすみ、同じように赤い色だった瞳も変色している。パーシヴァルのようにはっきりとした赤い色の髪や瞳はこの辺りではあまり見ないから、という理由でジークフリートに毛染めと色のついているコンタクトを渡されたのだ。
はじめはたったこれだけで、と思ったが…髪の色や瞳の色が変わるだけでもこんなにも印象というものは変わるものか、と今ではいっそ関心さえ覚えている。
 体躯を包んでいるのは普段身に着けている質の良い艶のある黒いスーツではなく、パーシヴァルのギリギリ許容範囲程度の質素な服だ。布も薄く、心もとなさに顔を顰めながら服を摘まむ。
ファミリーに入るより以前はこういう服を身に着けているのがふつうだったというのに、それが今では違和感を覚えてしまうようになったというのはなんとも皮肉な気がして、ちいさく自嘲ぎみに笑みを零す。
 アンダーボスとなってから、ボスにスーツをもらった。全てフルオーダーなのだというそれの値段はパーシヴァルとて知らぬわけではなく、こんな高価なものをボス手ずからいただくなど、とパーシヴァルは焦ったものだが、ボスはアンダーボスになったからこそこういう服を着るべきなのだと言っていた。外見を着飾ることも、重要なことなのだと。
特にパーシヴァルは年若く、なかなかこの年齢で今のポストにいる人間というのはごく一握りであり、それ故古びた考えも持つ人間にはなめられやすいのだ。だから、スーツは防具であり、武具だった。
(そろそろ行くか…)
 本邸ではなく、この潜入のために用意した街外れにある小さな家に付けられた時計を見上げる。
ジークフリートの言う当て、とやらが何を指しているのか知らないが、時間と場所を指定されたのだ。何故、と聞き返したら、行けばわかるさ、とだけ言われた。
パーシヴァルは今日から、ファミリーの新入りとして身分を隠し潜入することになる。下の者たちが今どのようにしてファミリーを支えているのか、――あるいはファミリーの規律を乱しているのか、パーシヴァルはそれをしっかり見定め、これから己がトップとなったときファミリーのためになる舵取りを考えなければならない。
 「え、えーっと…今日から世話係になったヴェインだ! よろしくな!」
 ジークフリートに指定された場所にいたのは、なんとも呑気な顔付きの男だった。明るい金色のふわふわしている毛がひよこか犬かのようで余計にその呑気さを増していて、パーシヴァルは思わず顔を顰めそうになったが、ぐっと堪えて笑みを張りつける。初日から自分の世話係とやらに噛み付く新入りはまずいないだろう。
 だがそれにしたってこの男…ヴェインは、とても裏社会であるマフィアの一員にはあまり見えない。街中のどこにでもいる、平穏な陽の当たる生活をしていそうなごくごく普通の青年だ。
ボスやジークフリート、カポレジームや彼らが率いるソルジャー…みな、そういう雰囲気を持っている。みな性根が腐っているとまでは言わないが、良い人間とは言えないし汚いことに手を染めたこともある――陽のあたる場所にはいけない、そういう存在だ。……もちろん、パーシヴァルも。
「…パルツィです、よろしくお願いします」
 きれいに張りつけた笑みのまま、差し出されたヴェインのごつごつしている無骨な手を握り返す。
 本名でそのままいくわけにはいかないと思い、偽名を考えてはいたけれど…パーシヴァルの顔を見てピンとも怪しむでもなくにこにこ阿呆のように笑っていたこの男にそこまで警戒する必要はあるのだろうか、とも正直考えてしまう。それほどまでに、ヴェインからはおよそ警戒や疑心を感じなかった。この男は、純粋すぎるように思えてならない。その純粋さは普通の生活では然程問題にはならないだろうが、ことこの社会においてはその気質は食い物にしかされないだろう。
「わ、いや、敬語とかいいって、ほんとに…。たぶんそっちのほうが年上だろうしなあ……あと俺も入ったばっかで、ほとんど新入りみたいなもんだしさ…。なのに、急にコンシリエーレ? っていう役職の…ジークフリート、さん? に頼むって言われて……あんなすげー人が何で頼んできたのかわかんないんだけど、そもそももしかしてパルツィってジークフリートさんと知り合いなのか?」
 何なんだ、この男は。パーシヴァルは張りつけた笑みのまま口元を僅かにひきつらせた。
初見から能天気そうな男だとは思ったが、妙に慣れ慣れしい上に先程からべらべらと怒涛の勢いで喋ってくるものだから、パーシヴァルは若干引いた。喧しい、とついいつものように言ってしまいそうなのをなんとか堪える。
 ――ヴェインと己の相性はともかく。ジークフリートの当てとやらがヴェインだとはどういう意図なのかわかりかねたが、ほとんど新入りなのだということでようやく納得した。
 パーシヴァルが潜入したのは、カポレジームが率いる構成員であるソルジャーのところではなくそれより更に下の準構成員であるアソシエーテのところだ。
大きなファミリー故、ソルジャーでさえもすべてを把握しているわけではないが、それ以上にアソシエーテは更に未知数だ。人種もなにもかもごちゃまぜになっていて、それ故一番所属している人間が多いので、パーシヴァルは今まで接したことさえない。
その中で更に新入りともなれば、アンダーボスであるパーシヴァルの顔や容姿、その存在さえもあまり知らなくて当然と言えば当然かもしれない。
「……コンシリエーレとは、偶然拾っていただいたというそれだけだ」
 当然これも嘘だ。そうでも言わないと、ファミリーのトップに近いジークフリートと入ったばかりの新入りが繋がっているのは怪しい。
拾われたという理由ならば多少は現実味がある。ファミリーには拾われたという人間も決して多いわけではないが、いることにはいる。拾われた、というのは正真正銘文字のまま拾われた者のことだ。街の中心部やその周辺はとても裕福でにぎわうこの街も、街外れに向かえば向かうほど治安が悪く、所謂スラムになっており、そこには家も何もかもを失った者たちが、限りなく死に近い状態で暮らしている。
そこから、ファミリーの者が気まぐれで目を付けて拾ってくることがあるのだ。だが、ただただ拾ってそれで終わりなのではなく、拾われた者の不始末は拾った者の責任となり同じように、血の掟により制裁を受けることになるのだ。だからあまり拾いたがる人間もいないのだが、ごく稀に情を移して拾ってくる人間もいる。
 ジークフリートは、適当に言いつくろっておいてくれ、となんとも無責任なことを言ってきたので、唯一現実味がある嘘をついてしまったが、さすがのヴェインもこれは怪しむのではないだろうか…と、パーシヴァルはヴェインが怪しんできて発する言葉をいくつか脳内で浮かべ、その返答を何通りも思考しながらヴェインを見つめる。
「ふーん、そうなのかあ」
 ひく、とパーシヴァルの顔が引きつる。……この男、能天気なだけではなく実はただの馬鹿なのだろう、そうはっきり確信した。へらへら笑って、すんなりパーシヴァルの言葉を一部も疑うこともなく受け入れてしまったのだ。ここまでくるといっそ末恐ろしささえ感じる。
「…コンシリエーレとの繋がりは、他の者へ余計な気をもたせてしまう。他言無用でお願いしたいのだが」
「おっけー」
 またもヴェインは浮かべた笑顔を崩すこともなく即答だ。……軽い。果てしなく軽すぎる。パーシヴァルであれば、こんなふうに言われたら間違いなくその者をまず疑うだろう。ただ、その時にはヴェインのように了承はするだろうが、内心は疑心に満ちさてこいつをどう調べてやろうかと思考を巡らせる。――しかし、ヴェインからはやはり疑心を感じないのだ。
「おまえは俺のことを怪しいと思わないのか」
 ヴェインがあまりにも能天気で、苛立ちさえ覚えてつい口走ってしまったことをパーシヴァルは口にしてから後悔した。ヴェインが能天気で人を疑う事を知らないのであれば尚の事、身分を隠したいパーシヴァルにとっては非常に扱いやすく都合が良いというのに、だ。これでは、ボスに甘いと言われるのも道理だ。
「え? なんで? だってパルツィって悪い人には見えねえし、ジークフリートさんもそう言ってたし。俺だって、信じていい奴と信じちゃいけない奴くらい区別つくんだぜ」
 きょとんとしたヴェインは、言葉を躊躇するでもなくやはりすんなりと答え、むしろ胸さえ張るのだから、どうしようもない。
真っ直ぐに信頼を向けてもらえることに胸を躍らせるほど、パーシヴァルは純粋な心根は既になく、どこか冷えた心地でこいつはきっとこの社会では生きてはいけまい、と思った。騙し合いなど当たり前のようにあって、人を信じれば、なんて理論は通用しないし、善悪の判断など不要だった。周りも自分も、結局悪でしかないのだから。それをわからなければ、やはりこの男は食い物にされるだけだ。
 “悪い人”ではない、などとよくも言えたもので、そもそもこのような場所に身を置く時点で“良い人”ではなくなるというのに。いっそこのまま、己の手を汚したすべてをぶちまけてしまおうか、そんな事さえ思う。やれることならばなんでもやった、人を手に掛けた事も何度もある。抵抗さえその内なくなって、気が付けばこんなところにいる。――腹の奥がぐるぐる気分が悪い。汚い言葉を遣ってしまえば、胸糞が悪い、ということなのだろう。
 パーシヴァルは小さく舌打ちを零し、握ったままだったヴェインの手を振り払った。
「…パルツィ?」
 どうかしたのか、とヴェインが気遣わしげに覗きこんでくる。
まだ染まりきっていない、真っ直ぐな瞳に己の姿が映っていることが耐えがたく、パーシヴァルはふいと視線を逸らした。
「おなかすいた?」
 ……やはりこいつとはウマが合わない、とパーシヴァルは深く溜息を零す。何をどう考えたらお腹が空いているのだと思うのか。いかにもな態度を取ったのはパーシヴァル自身ではあるが、あまりの度し難さに半分睨み付けるようにヴェインを再び見遣る。
すると、一瞬ヴェインの瞳が揺らいだ。怯え、かあるいは。…ただ、パーシヴァルはそういう瞳を見たことがあった。――他でもない、スラムで。
 徴収でスラム街付近を通ったとき、パーシヴァルはいくつもの同じような瞳で見つめられた。風格が出てきたということだ、と周囲には言われたがパーシヴァルの胸中には釈然としない何かがあった。
スラムの人間を助けることはパーシヴァルの仕事でも、マフィアの仕事でもない。同情をしても、仕方がないことではある。けれど、パーシヴァルは――
「…これから世話になる身でありながら失礼な態度を取ったこと、許してほしい」
 血が上った頭をゆっくり冷やす。パーシヴァルは何も新入りをいびりにきたわけでも威圧しにきたわけでもない。次期のボスになるために、このファミリーの実情を見に来たのだ。そして、ヴェインはいくらどうしようもなく能天気で阿呆だとしても、パーシヴァルにとっては貴重な協力者なのだから――もちろんヴェインはそんなことになっているとは微塵もおもっていないだろうが――、事を荒げず上手くやっていかなくてはならない。だから今は剣を収めるべきだ。
「いや俺のほうこそ、何か気障ることしたんだよな、ごめん」
 謝る必要がないだろうがおまえには、と言いそうになる口をつぐむ。
街角のどこにでもいそうな青年に見えていたヴェインに、何か歪みのようなものを感じるのは何故だろう。
(……こんな世界に入るくらいだ、こいつにも何かがあるのだろう)
 みな訳アリなのは当然のことだ。ただ、ほんの一瞬でも弱者の瞳を見せたこの男はこの弱肉強食の世界には向いていないと思った。
「…よし! じゃあ飯でも食おうぜ、俺の家すぐ近くなんだ」
「おい、仕事は――」
「んなの飯の後! 腹が減ってはなんとやらって言うだろ!」
 わははは、と笑いすっかり明るい調子に戻ったヴェインはそう言ってさっさと歩いていってしまう。能天気なくせに度胸はある奴だ。仕事をさっさと熟さないで怒られるのはヴェインだろうに。
はあ、と今一度溜息を零しパーシヴァルはヴェインの後を追った。
 3.
『どうだ、調子は』
 影になっている建物の壁に背を預け、耳に当てた携帯から聞こえる久方ぶりのジークフリートの声に顔を顰める。
「……どうもこうも…」
 振り返り、背を預けていた壁から顔をわずかばかり覗かせると、少し離れた場所にヴェインがソルジャーのひとりと話しているのが見える。
いつもパーシヴァルの前ではおしゃべりな口を噤ませ、眉を垂らし顔色があまり良くないことから察するに、おおかた説教か鬱憤を晴らすように言いがかりでも食らっているのだろう。
 ソルジャーがやって来たのを察知して、パーシヴァルはうまいことヴェインに理由を言って――何を言ってもヴェインは許容するだろうが――その場から逃げおおせたのだが、ちょうどジークフリートから電話がかかってきたのだ。
 パーシヴァルが潜入を始めて三日が経った。一番下のアソシエーテとだけあり渡される仕事はあまり緊張感のない、汗臭いものだった。みかじめ料や貸した金の徴収やらに方々街中歩き回ったりが主だ。時折密輸やら密造に関わることもあったが、それも結局力仕事をさせられるだけだ。
 汗をぬぐいながら、アソシエーテに任せられる仕事は確かにこのくらいだろうなとパーシヴァルは思う。しかし、こういったものは異国では縁の下の力持ちと言ったか。やはりファミリーにとってなくてはならないものと言えよう。しかし、アソシエーテは人種が様々なせいか、非常に良い扱いを受けていないようだ。
今のヴェインのようにソルジャーに突っかかられるのは最早どうしようもないが、アソシエーテの面々にはこれからも励んでもらうために何か考えるのもいいかもしれない。鬱憤を晴らしたいのもわかるが、やはり素行がやや目立つ。今すぐ血の掟で粛清するほどのことでもないが、今後も監視は続けるべきだろう。
「――…それなりに成果はある、が……おまえの手配したあのヴェインとかいう男はなんとかならんのか」
『ヴェインか? ああ……良い青年じゃないか』
「…正気か? アレにはこの世界で生きることなど到底無理だ、誰だあんな男を拾ってきた阿呆は」
 再び背を預けた壁を後ろ手にこつこつちいさな音を立て苛立たしげに指先で小突く。すると、暫しの沈黙の後電話越しに小さく笑う声が聞こえ、パーシヴァルは眉間にしわを寄せる。
「何がおかしい」
『…いいや、心配をしているようで…随分ヴェインと仲が良くなったようだと思ってな』
「な……」
 心配している? あの男を? 何故俺が。そんな文句とも疑問とも言える言葉が一気に溢れだして、なんだと、という言葉は正確には吐き出せなかった。
 ヴェインとの関係性は���段変わったことはない。ヴェインは相変わらず馴れ馴れしく、騒がしい。しかも、どんなに疲れ果てた日でも変わらず喧しいのだ、あの男は。
それと、どうしようもないくらい致命的に方向音痴ということも判明した――しかも本人は認めようとしない――。そのせいで徴収がまるで捗らず、単純計算で課された仕事を今日一日で終わるかどうか…と、とうとう耐えられなくなったパーシヴァルが逆方向へ歩いていくのを首根っこひっつかんで引き戻し、そのたびに溜息を洩らしたものだ。
 正直、ヴェインといると平和ボケというべきか、調子が狂う。アンダーボスになり、ボスが病に伏せてからずっとパーシヴァルは息の詰まるような重圧と隣り合わせの日々を続けていたから、余計にヴェインといると気が抜けて嫌になる。
それに、ファミリーに入る前も後もあまりパーシヴァルの周囲にヴェインのような男がいなかったということもあり、接する度に疲労感さえ正直覚える。…ヴェインのような男がほいほいそこら中にいても困るだろうが――想像するだけで鼓膜が破れ頭が爆発しそうだ――。
 敢えて言うのであれば。ヴェインは時折、あの時見せた顔色を窺うような弱々しい視線をこちらに向けてくるときがある。意識的にそうしているのか無意識なのか知ったことではないが、余程あのときのパーシヴァルの態度が響いたらしかった。ある種、恐怖を植え付けられて服従するという点では御しやすく組織的には一向に構わないのだが、パーシヴァルはヴェインのそういうところは気に入らなかった。
「っ、そんなことはどうでもいいだろう! そんなことを言うためにわざわざ電話をしたのか!」
 自分でこの話題を振っておきながらこの言い方はないだろう、と恥じながら、しかしパーシヴァルはこれ以上何か言われることも、誤解されることもごめんだった。
『……そうだな、本題に入るが…例のファミリーに妙な動きがみられたと、つい今しがた報告があった』
 途端に真剣な声音になりジークフリートが告げた内容に、パーシヴァルは眉を顰める。
「…ボスのことが勘付かれたか」
『可能性は否定できないが、少なくとも好機とは思われているだろうな。近いうちに仕掛けてくるのは間違いない』
 よりにもよってこんなときに、とパーシヴァルは舌打ちを思わず零した。
“例のファミリー”とは、この都市に根付くパーシヴァルたちのファミリーとは別のもうひとつのファミリーだ。普通、ひとつの都市にファミリーが複数存在することは通常ありえないことだが、この都市には昔からふたつのファミリーが存在していた。
 いままで、大きな争いもなくお互いの縄張りを守ってきたが…ボスが不在の今を狙ってくる可能性も考え、周辺を探らせ見張らせ警戒していた。長いこと何も諍いもなくやってきたから、まさかとは思うが念のため…と慎重になったのが功を奏したようだ。
 ボスが健在であればこんな事態どうということもなかったかもしれないが…いいや、ボスがいても、これほどの規模になっているファミリー同士がぶつかる抗争となれば被害は相当なものになるはずだ。小競り合い程度ならば被害は最小限にとどめられるだろうが、総力戦となった場合は――。
「……わかった。引き続き見張らせ、また動きがあればすぐに知らせろ、いざと言うときは俺が指示を出す」
『ああ。俺のほうでもやれることはやっておく』
「! おい、ひとりで突っ走るなよ、ジークフリート。今回ばかりはおまえひとり動いてどうにかなるものでもあるまい」
『わかっている、情報収集をするだけだ。…それにしても……ふむ、ボスに似てきたなパーシヴァル』
 妙にうれしそうなジークフリートの声音に、パーシヴァルは咄嗟に言葉を��えせず唸る。
たしかにボスは��く茶化すような声音で同じような事を言っていた。それというのも、ジークフリートは単独行動をするきらいがあり、裏で手を回しなんやかんや解決してしまうということがままあったからだ。
ジークフリートならばひとりでも問題はないのだろうが、それは絶対ではない。不測の事態が必ず起きないという保証だってないのだ。そして、ジークフリートはファミリーにかえがいない重要な人間で、ボスがいなくなろうかというこの時期に失うわけにはいかない。
それに、ボスだけではなくジークフリートまでいなくなってしまったら――と考えパーシヴァルはハッとする。
「っ茶化すな、ジークフリート」
『茶化したつもりはないが、すまなかった』
「くそ、謝っているように聞こえん! そろそろ切るが、何かあればすぐ連絡しろ、いいな」
『もちろんだ』
 電話を切ると、遠くのほうでヴェインがパーシヴァルを呼ぶ声がちょうど聞こえてきた。
先程を同じようにこっそり振り返ると既にソルジャーの姿はなく、ヴェインが噴水を中心にした円形の広間の周囲をうろうろひとりで歩き回っていた。
このまま放置すれば、パーシヴァルをさがして当てもなく歩き出し、またどこぞかで迷子にでもなりそうな勢いだ。今日も方々歩き回りコキ使われたので、さっさと休みたいというのに更にヴェインをさがしまわるなんて御免こうむる。
「ここだ」
「あ、パーさん! どこまで行ってたんだよ、先に帰っちまったかと思っただろ」
 呼ばれたその名で、パーシヴァルは眉間に皺を寄せる。当然ヴェインにもわかるよう露骨にそういう表情をしたのだが、ここ最近ではパーシヴァルのその表情には反応しなくなってきた。
パーシヴァルとて本気で怒りを覚えているわけでも苛立ちもしていないのだが、それを見ぬきだしてきたヴェインという男の抜け目のなさのようなものがやはり気に入らない。
能天気そうに見えて、ヴェインは存外人の機微に敏い男だ。顔色を窺っているように思えるが、どちらにしても見抜かれているような気分は心地よくはない。
 しかしながらヴェインの気に入らない点などこのように上げ始めたらキリがないのだが、その中で一番パーシヴァルが気に入らないのは“パーさん”などという不名誉極まりないその呼び名だ。
「“パーさん”ではない。いい加減その間抜けな呼び方をやめろ」
 なんとも腹立たしいことに、このやりとりはもう数えきれないほど繰り返しており初日からずっと続けているのだ。最早“パーさんではない”と“パーさんと呼ぶな”はまるでパーシヴァルの口癖のようになってしまっている。
 はじめてヴェインと顔を合わせたあの日、結局郊外にあるヴェインの自宅で食事をしたのだが、そのときに“決めた!”とヴェインが突然声を上げ、“パーさんでいこう!”とこれまた突然言い出したのだ。
ヴェイン曰く、これからふたりで色々仕事をするんだから俺たちペアじゃんバディじゃん、とのことらしい。……意味がわからない。
そしてパーシヴァルが何度言ってもやめようとしないという謎のメンタルの強さに、パーシヴァルは苦戦を強いられているのだった。
「いいじゃん、友だちみたいで!」
「――友だと? おまえが俺の? ハッ、ごめんだな」
 そもそもこの男は、マフィアがなんたるか正しく理解しているのだろうか。そんな友だのなんだの仲良しごっこをしていること自体おかしいのだと、何故わからない。
それを差し引いてもヴェインと友など考えられないが。
 えー、といかにも納得がいっていなそうな声を上げたヴェインが不満げに唇を尖らせる。
「友などとのんきな奴だな、おまえには友人のひとりもいないのか」
「――…え、…あー…うん、まあ…そう、なるかな」
「なんだ、その他人事のような言い方は。自分のことだろうが?」
 わかりやすくヴェインは困惑したような表情を見せ、返答に困ったのか歯切れの悪い言葉を返してきた。だが、何かを隠しているという風でもなく、どちらかと言えば自分のことであるはずなのに、誰か別の人間のことでも言っているかのようだ。
「……ま、まあいいだろ…。そんなこと、どうでも。パーさんと俺が友だちっていうのが今ジューヨーなことだろ!」
「だから友では……」
「よっしゃパーさん、今日も夕飯食べに来てくれよ! な! ほら行こうぜ!」
 有無も言わさずがしりと肩に腕を回され、早々にヴェインが歩き出してしまったため、パーシヴァルはほとんど引きずられているのに近しい形で連行されていく。
ヴェインは見かけに相応しく馬鹿力で、さしものパーシヴァルもこれを振り払うのにはそれなりの体力を必要となる。それに、振り払ったら振り払ったでまたヴェインとまた延々とやり取りをすることになるだけなので、ここは素直にヴェインに合せてやっているのだ。
 事あるごと…毎食ごとにパーシヴァルはヴェインの家に連行され、何故か食事を振る舞われていた。
これが最高にまずいのであればパーシヴァルは何が何でも抜け出すのだが、これは見かけに反してヴェインの料理は美味いので満更でもない……いや、美味な食事に罪はない、そういうことだ。それだけだ。
あとは食事中にヴェインが黙っていてくれさえすれば、郊外のボロ家の食事でもそれなりに楽しめるのだが。
(……しかしこいつに友人のひとりもいないとは)
 パーシヴァルが素直についてくるのがわかったからかようやっと回されていた腕が外れて、やれやれと肩を回しつつ鼻歌をうたい上機嫌のヴェインの横顔を眺め、パーシヴァルはなんともなしにおもう。
 パーシヴァルからすればウマの合わない男ではあるが、一般的に見てヴェインは“良い性格”なのだろう。性格に裏表がなく、優しい部類で面倒見も良い。人に対する共感性も、感受性も強い。誰かを率いるリーダーの資質があるわけではないだろうが――本人の性格的にも――、人の輪の中心にいるのが似合うような男だ。だから、そんなヴェインに友人がひとりもいないというのも不思議な話だった。
それに、先程の妙な態度……。友人が出来ない、もしくは、いない理由でもあるというのか。
(――いや、俺はなにを)
 つい思考をまわし考え込むのは悪い癖か。だとしても、よりにもよって考えるのがヴェインのこととは。なんたる不覚、とパーシヴァルはひとり渋い顔をする。
 パーシヴァルがいまなにより今一番考えなければならないのは、ジークフリートから連絡を受けた例のファミリーのことだ。
もし万が一、予想通りこちらを潰そうともくろみ準備を着々と進めているのであればどうするべきか。
パーシヴァルとしては、慎重になるべきだと思っている。抗争を避けられるのであれば避けるべきだ。たしかにもうひとつが潰れれば、ファミリーもさらに大きくなるかもしれないがその代償はあまりにも重い。むやみやたらと構成員たちの命を散らすことになる。
だが、これはあくまでもパーシヴァル一個人としての意見であり、実際ジークフリートや幹部であるカポレジームの面々の意見は違ってくるだろう。
特にカポレジームは古参も多く、いまだ若輩であるパーシヴァルが次期ボスであることに納得していない者もいる。そしてそういう者に限って、好戦的であったりするからまた厄介なのだ。
どうせ、パーシヴァルが抗争を避けるべき、と言えば、聞くに堪えない罵りが飛んでくるに違いない。
(…問題は山積みだな)
 しかし、パーシヴァルにはやらねばならない、という強い意思がある。これしきで立ち止まってなどいたら、パーシヴァルに託すと言ってくれたボスに顔向けが出来ない。
だからヴェインに傾ける思考などパーシヴァルにはないはずなのに、それでも思考の片隅にちらつくこの男がひどく憎らしかった。
  「うわ、すごい雨降ってきたなぁ。パーさん今日は泊まっていったら? 時間も結構遅くなっちまったし」
 ちょうど食事を終えたところで、外からものすごい音が聞こえだしたので何かと思えばどうやら大雨が降ってきたらしい。
ヴェインが引いたカーテンの隙間から見える外はいつの間にか暗くなっており、雨粒は良く見えなかった。
「……��…ああ、そうさせてもらおう。だが俺はパーさんでは」
「パーさん律儀だなあ、それもしかして毎回言う気かよ」
「…………」
 ヴェインの家に泊まるなど、夜は果たして静かに寝かせてもらえるのだろうかと少々不安ではあるが、たしかにこの暗闇と大雨の中走るのは少々堪える。
「とりあえず、俺は風呂と部屋の準備してくるからパーさんはここでゆっくりしててくれ」
 それじゃあ、とヴェインは言いたいことだけ言ってさっさと部屋の奥に消えて行った。
(……そういうところだけは妙に気が利くんだがな…)
 ならばもう少し他のところも気が利いてほしいものだが。パーシヴァルは食後に出された温かいハーブティー――これもヴェインが自ら育てたハーブで淹れたものらしい。すっかりパーシヴァルのお気に入りになったもの――を飲みながら、ゆるゆると一息漏らす。
家人として客人をもてなすのは当然だと言わんばかりに、パーシヴァルが家にやってくるとヴェインはあれこれ気を利かせてくる。パーシヴァルはいつも、ただ椅子に座っているだけだ。
「パーさん、あんま背丈変わんないし俺のパジャマでもいけるよな?」
 準備が終わったのか、ヴェインが手に何やら持って戻ってきた。
 背丈はたしかにヴェインとパーシヴァルはあまり変わらない。ヴェインのほうが一、二センチ高いくらいだ。しかし、体の厚みやなにやらを比べるとあまり同じくらい、とは言い難いような気もする……というところまで考えると強烈に悔しいので、パーシヴァルは気を落ち着かせるためにひとまずもう一度ハーブティーを飲んでから、改めてヴェインの手元を見る。
「!? 貴様なんだその幼児が着るような柄は!」
 ヴェインの手に乗っていたパジャマは、とてもヴェインのような成人もとっくに過ぎた筋肉盛りの男が着るとは思えぬ愛らしくデフォルメされた犬がまるで布の上をはしりまわっているようにあちこちにプリントされたなんとも可愛らしいもので、パーシヴァルは危うくふきだしそうになった。そしてそれをこれから自分が着るのだと思い、その姿を想像するだけでゾッとする。
「ん? ああでも確かにパーさんが着ると……っく、ぷ…ふ…」
「おい、今笑ったな!」
「パーさん顔いいから何でも似合うって! 」
 ほらほらと言ってヴェインは手元に畳んであったパジャマを拡げ、目の前のパーシヴァルに当ててみせてくるのでパーシヴァルは椅子から立ち上がってそれを避ける。避けるとヴェインがまたパジャマをパーシヴァルのシルエットに当ててこようとするので、それをまた避けて――と狭い室内でふたり
「いや待ってくれよパーさん、ほら似合っ………、ッあー! だめだやっぱおかしい! すげえかわいいもん!」
「な…貴様ァ!」
 とうとう堪えきれなくなったのか、ヴェインはひいひい笑いながら覚束ない足元でふらついて机に伏してばんばん叩きはじめた。
避けるパーシヴァルを追ってくるくる回っているときから、ハムスターか何かのように頬をパンパンに膨らませて今すぐにでも噴きだしそうな勢いではあったが、いざ実際ここまで大笑いされるとパーシヴァルも黙ってはいられない。
「そんなもの着るか! 裸で寝る!」
「ええ~…パーさん裸族かよ、えっちだなぁ~」
「…………」
 ひく、と口元が引き攣り眉間に濃く皺が寄る。裸で寝ている人間などそこら中ごろごろいる。ヴェインはそれら全員を“えっち”であると言うつもりなのか。
そしてパーシヴァルは本来普段寝るときは、ナイトローブを着るか上半身だけ何も身に着けていないか全裸の三択だ。ヴェインのこの感覚からすると、その三択はすべて“えっち”と言われそうな気がしてならないのは何故だ。
 しかしここ最近は、簡素なものではあるが上下共に着て寝ている。何故かといえば、まさしく今パーシヴァルの目の前でにやついた顔を向けてきているこの男のせいだ。
ヴェインは頼んでもいないのに朝は必ずパーシヴァルの家まで迎えに来るわけで、そんなときにうっかりとてもこの生活層に似つかわしくない上質な素材を使った肌触りの良いナイトローブなど着ているところなら見られた日には、さしものヴェインにも何か勘付かれてしまいそうだからそうせざるえなかった。
「冗談だって、ふつうの無地のやつもあるから」
「なんだと!? はじめからそちらを出せ!」
「だって面白いだろ」
「知るか!」
 すっかりヴェインの調子に乗せられていたことに気付き、パーシヴァルは舌打ちをもらしながらどすりと再び椅子に腰を下ろす。
残っていたすこし冷えてしまったハーブティーを喉に流し込みティーカップを置くと、机の傍にしゃがみ机上に置いた腕の上に顎を乗せ、へらへらというよりゆるゆるにとろけた顔でヴェインがパーシヴァルを見上げてきていた。
「…なんだ、気味の悪い」
「ひでえなぁ、俺これでも先輩なんだけど」
「おまえが自分との間では上下関係を気にするなと言ったんだろうが」
「まあそうなんだけどさ。……へへ、なんか…いいなあって、こういうのすげー友だちみたいだな、って思って。俺、ずっと同じくらいの歳の友だちほしかったんだ」
 先程の馬鹿笑いと違い、頬をほんのりと染めほどけるように零された吐息のようなほほえみは、嘘偽りがないことをわかりやすく示していた。ヴェインは本当にパーシヴァルを友だと思っていて、こんな些細なことに幸せを感じているのだ。――こんな、人の表情を見て偽りか否かから考えるような男であると知っても尚、それでもヴェインは友であってよかったのだと、幸福なのだと言えるだろうか。…そんなことを考える自分に辟易とする。
「……フン、知るか」
 ばかばかしい、そう言うようにパーシヴァルは椅子から立ち上がって先程ヴェインが消えて行ったほうへと歩みを進める。
背から、お風呂右手側~、とヴェインの相変わらずゆるっゆるな声が投げかけられた。
  今日も相変わらずヴェインに振り回されて疲れた。労働よりもよっぽどそちらのほうが疲れるかもしれない。はやいところ疲れを流して眠ってしまいたい。明日もどうせ同じような感じなのだろうし。
 パーシヴァルは深く溜息を零しながらシャツを脱いでいく。しゅる、と音を立ててシャツがパーシヴァルの肩から滑り落ち、鏡にパーシヴァルの白めのすべらかな背の素肌が映る。
「――……」
 鏡に映ったパーシヴァルの背――肩のあたりにはタトゥーが刻まれている。タトゥーにしては控えめな模様、ワンポイントのようなそれをパーシヴァルはちいさく振り返り見つめた。
「パーさんタオル渡すの忘れて――…あ、悪い」
 どたどた扉の前までくる足音にハッと我に返り、ちょうどヴェインが扉を開けた瞬間パーシヴァルは肩からずり落ちていたシャツを手繰り寄せ背を隠した。
タイミングよく、パーシヴァルが脱いでいたシャツを着こんだのを目にしたヴェインはパーシヴァルが着替えを見られたくないのだと思ったようで、タオルを傍に置いてすぐに顔を逸らした。
「――早く出て行け」
「! ごめん」
 低く唸るようなパーシヴァルの声に、肩をすくませたヴェインはちらりとパーシヴァルをうかがうように見つめる。はじめて会った日に見せた、弱者の瞳に苛立ちを覚える。――やめろ、俺をそんな目で見るな、と。
「…それとも。そんなに俺の裸体にでも興味があるのか、人のことを“えっち”などと言っておきながら、おまえのほうがよっぽど――」
 嘲りというよりはからかうようにつらつら言葉を吐き出しながら、もう一度ヴェインを見やる。
元に戻ってかみついてくるかと思ったヴェインは、何故か顔を青ざめ強張らせて黙り込んでいた。まさか本当に俺の裸体に興味を持っているのか、などという考えは一瞬にして霧散する。そうであればヴェインは顔を赤らめるはずである。ヴェインはそういう男だ。
しかし、ヴェインは顔を青ざめさせている。何か、おそろしいことが気づかれてしまったかのような、顔。
実は同性愛者だとか? そういう趣味であるとか? さまざまな考えが浮かんではくるが、そのどれもヴェインの凍った表情の理由づけにはならないような気がした。
 そうしてパーシヴァルが何も言葉を次げずにいると、ヴェインはまたちいさな声で“ごめん”と呟いて、ふらふらとした足取りで廊下に出て行ってしまった。
 4.
 「パーさん! パーさんってば、起きろって!」
「…っ…、なんだ、朝から……さわがしい…」
 翌朝のことだ。ソファで寝ると言ったがヴェインが頑として聞かなかったのでヴェインが普段使っているというベッドで就寝していたパーシヴァルは、ヴェインに慌ただしく突然叩き起こされた。カーテンの隙間から見える外は、まだ薄暗く陽も上っていなかった。
いまだ重い瞼を持ち上げのっそり起き上がると、起こしてきたヴェインも余程焦っているのかまだ寝間着のままだ。
 ――ふと、昨晩風呂の前でのことを思い出し、パーシヴァルは心地悪い気まずさにヴェインから目を逸らした。
あの後もヴェインとは一言二言言葉を交わしたものの、ヴェインは気もそぞろといった様子で、こちらを見ようともしなかったのだ。
 いや待てよ、とパーシヴァルは自身の咄嗟の行動に思考停止する。何故、パーシヴァルのほうが気まずさなど感じなければならないのか。そもそも、何の確認もせずに中に入ってきたヴェインのほうにも非は充分あるはず。それに、パーシヴァルは多少機嫌の悪さを見せたが、怒鳴ったわけでも威圧したつもりもなかった。ヴェインの反応は聊か大袈裟すぎたのだ。
しかも、そのヴェインが何故かいつも通りに戻って何事もなかったかのように接してきているのだから、パーシヴァルが気まずさを感じる必要など微塵もないのだろう。
 はあ、と溜息を零し、寝起きで乱れている前髪を掻き上げながら改めて落ち着きのない様子のヴェインを見遣る。
「――こんな時間に起こしたんだ、余程の理由があるんだろうな?」
「お、おうそれはもちろん…! 今さっき連絡があって、ここのすぐ近くの街外れで喧嘩になってるみたいで…」
「……喧嘩? そんなもの好きにやらせてやればいいだろうが…」
 どんな理由かと思えば、“喧嘩”。郊外の治安が悪いこの近辺では喧嘩などしょっちゅうだ。また、連絡があったということはファミリーの中でのことだろう。規律はあるがわけありな人間が集まった、ガラが良いとは言えない集団だ。喧嘩など起こるのも日常茶飯事ではある。しかしそれを諌めるのも、止めるのも、新入りのヴェインやパーシヴァルの役割ではない。無論、アンダーボスのパーシヴァルの役割でもない。トップであるパーシヴァルには内輪の揉めごとや喧嘩を禁ずる規律を作ることは出来るが、現場に毎度赴くことは役割ではない。そういったことは、どちらかと言えばソルジャーを直接まとめ上げているカポレジームの役割だろう。
 第一新入りが止めに行ったところで、更に騒動が大きくなるだけだ。パーシヴァルは馬鹿らしい、とベッドにあげかけていた腰を下ろした。
「それが…内輪もめならいいんだけど、…俺たちのところと…もうひとつのとこが、喧嘩してるらしくって…。しかも最初は本当にただの喧嘩だったのに、どんどん人が集まってきてちょっとした小競り合いになってる、って…。これ、やばいよな」
「…なんだと?」
 ヴェインの次の強張った固い声音で告げられた言葉に、もう一度寝るかとさえ考えていたパーシヴァルは目を瞠る。
ヴェインの言う“もうひとつのとこ”はこの街に存在するもうひとつのマフィアのファミリーのことで間違いない。一瞬、おそれていた事態は既に起こってしまったかと背中に冷たいものが伝う。しかし、情報収集にもたけているジークフリートがそんな危機的状況に陥るまで見逃すとは思えない。であれば、偶然的に誘発されたものとみていいだろう。
だが、当然このまま放っ���おくわけにもいかない。このことをきっかけに一気に事が進んでしまうのだけはなんとしてでも阻止しなければ。
 ヴェインがどれだけのことを把握して“やばい”と言っているのかは定かでないが、存外敏い男のことだ、同じ街にあるファミリー同士が小競り合いとはいえ暴力沙汰の喧嘩になっているということがどれだけ危険であるかを正しく理解しているようだ���た。
こいつのそういうところはなかなか見どころがある、とパーシヴァルは感心する。
「すぐに行くぞ」
「ああ! じゃあ俺着替えてくるから、パーさんも早めにな!」
 パーシヴァルが腰をあげると、ヴェインはぱっと顔を輝かせ力強く頷くと部屋を飛び出して行った。
 どたどたとヴェインの慌ただしい足音が遠くなったのを小耳に挟み、パーシヴァルは携帯を取り出した。既に画面にはジークフリートからの着信履歴とメッセージが入っている。
さすが情報は早いな、と遅れてしまったことを悔いる。しかし己の未熟さを見直し恥じ入るのは後からでもいい、今は一刻も早く事態をおさめなければならない。
 着替えの準備をしながら、パーシヴァルは電話でジークフリートにこれから自分が直接現場に行くことを伝えておいた。
  「よし、じゃあ行くぜパーさん!」
「おい待て、その前になんだこの車は! 本当に動くのか!」
「え? 動く動く! たぶん!」
 狭い車内の助手席でパーシヴァルは顔を青ざめさせ、アシストグリップに掴まり声を上げた。
運転席に座るヴェインがいかにも気合十分、みたいな顔をしているのが余計にパーシヴァルの不安を煽る。しかも、“たぶん”とまで言い出す始末だ。
 着替えを終えてまだ陽も上っていない薄暗い街に出たふたりは、連絡のあった場所を確認した。徒歩でも行けることには行けそうではあるが、時間がかかってしまいそうだった。
一分一秒でも早く辿りつきたい、という意見が一致したところでヴェインは車で行こう、と言い出したのだ。
これにはさすがのパーシヴァルも驚いた。もちろんパーシヴァルは自身の車を持っているが、当たり前のように高級車なので持ち出してくることは不可能だ。
しかし、ヴェインのように郊外にひっそりとちいさな家で暮らしているような男が、金のかかる車というものを持っていることは珍しい。持っているのか、と聞くと、もらった、と言っていた。……車をもらう? と不審を抱いたものの、さっさと行けるのならばそれで、と承諾したのだ。
――そして、現在に至る。家から少し離れたところに停めてあった車はもう何年も前に出たような型落ちとなったようなボロ車だった。これにはパーシヴァルもドン引きだ。
本当に走るのか怪しいし、走ったとしても途中でタイヤが破裂したり操作不能になったりする可能性だってある。現場に着く前にこっちが病院送りになってしまいそうだ。
「俺を信じろよ、パルツィ!」
 渾身のキメ顔である。何をかっこいい台詞決まった、みたいな顔をしているのか、とパーシヴァルは胸を熱くするどころか冷えた面持ちの白い目でその顔を見返す。
しかしヴェインはそんなこと知らないと言った様子で、早々に車のエンジンを掛けた。まるで安心も信頼もしていないパーシヴァルが思わず止めようと、“待て”と言おうと口を開きかけた瞬間、がくんと車が揺れあろうことか急発進し、そのままのスピードで走り始めたのだ。
アシストグリップを掴んでいて本当によかった、そしてこんなボロ車でもアシストグリップがついていてよかった、と普段であれば然程その存在におもうことがないだろうに、パーシヴァルは深くその存在に感謝したのだった。
 「着いたぜ、パーさん! 車停められそうなのここしかなかったから、ここからちょっと歩いて……ってパーさんすげー顔色! 生きてるか!?」
「…っく…ふざけるな貴様……もっとまともな運転技術を身に付けんか馬鹿者…」
「急いでたんだからしょうがないだろ、ほら早く!」
 目的地に到着した頃には、パーシヴァルは顔面蒼白になっていた。
ヴェインは料理やその他家事が得意なようで、なかなか手先が器用な男だ。だから、こんなボロ車でも運転は上手ければ問題なかろう、とほんの僅か思っていたが大間違いだった。急いでいるから、という理由が通用しないほどヴェインの運転はまるで遊園地のジェットコースターのように壮絶に荒かったのだ。ボロ車のひどい走行具合と相まって車内で激しく揺られながらパーシヴァルはあまりのひどさに途中から怒号を飛ばすことさえままらなくなった。パーシヴァルにとって人生で初めての車酔いだった。
 ヴェインに急かされるようにふらふら車からパーシヴァルが出ると、近くでつんざくような音が鳴り響いた。
「! 今の、って……銃声、だよな?」
「……そのようだな」
 静かな街外れということもあり、余計にその音は大きく響いた。ふたりの間にも緊張が走る。
 音がした方角はこれからふたりが向かおうとしているほうからだ。喧嘩、とは聞いていたがどうやら銃までもちだすところまで事は大きくなっているらしい。
下手をすれば命を落としている者もいるかもしれない。今の銃声だって、どちらのファミリーの者が撃ったか定かではないが、誰かを殺した音だったかもしれない――おそらくヴェインもそのことまで考えたのだろう、強張った顔に微かに緊張と共に恐怖を滲ませていた。
(…銃まで持ちだされてくるようなところには行ったことがないようだな)
 先程までパーシヴァルを急かすほどだったヴェインはその場に固まってしまっているのを見て、当然のことを考える。アソシエーテの仕事はパーシヴァルの体験してきた通り、雑用的なことが多い印象な上、ここ最近目立った抗争もなく落ち着いていたので入ったばかりと言っていたヴェインがこういった場がはじめてなのは当然だろう。
 いまでこそアンダーボスにまで上り詰めたパーシヴァルだが、ファミリーに入ったばかりのころ――ソルジャーであった頃には、銃が持ち出されたのを幾度か遭遇したことがある。それこそ別の街のマフィアと抗争になったときなどは、撃たれて相当な負傷もした。
しかし初めてのときは、パーシヴァルも内心相当恐怖したものだ。なにせ、死に直結しかねないものだ。恐怖を覚えるのは当然のことと言える。……そう考えると、銃弾の雨を浴びて尚笑っていられるボスはやはりとんでもない人なのだと、改めて思う。
「やめるか?」
 どうあれパーシヴァルは行かなくてはならないが、ヴェインは何も無理をして行く必要はないのだ。それに、緊張や恐怖で強張った体ではまともな動きが出来まい。命をむざむざ捨てさせるようなことは、パーシヴァルも許容できない。
 パーシヴァルが声をかけると、ヴェインはハッとした様子を見せ、呆然としていた己を叱咤するように両頬を叩きふるりと頭を振った。
「――大丈夫、行ける」
 深く息を吸い吐き出してから顔を上げたヴェインには、既に先程までの恐怖や緊張はなくなっていた。
ようやくのぼりはじめてきた朝日に照られ輝く新緑色の瞳は真っ直ぐに前を向いており、強い意思を宿したその瞳をパーシヴァルはただただ、うつくしいと思った。
まさかこんな男にそのようなことをおもうとは、と内心笑えてはくるのだけれど、いまはその色を己の瞳に焼き付けておきたかった。
  (――…あらかた落ち着いてきたか)
 周囲を見回したパーシヴァルは深く吐息を吐き出した。
どのくらい時間が経ったかわからないが、なんとか事態は収束したようだ。パーシヴァルとヴェインが到着して暫くしてカポレジームの数人がやって来たということと、こちらと同じくして、あちらのファミリーも事態の収拾のためにやってきたと思われるメンバーが集まってきたおかげで、あまり被害を出さずに事は済んだ。騒動を起こした者もパーシヴァルやヴェインも含めた仲裁に入った者も、軽傷から重傷まで怪我をした者はそれなりの数だが、命を落とした者がいなかったことが唯一の救いか。
 聞けば、事の始まりは酔っぱらい同士の諍いというなんとも間の抜けたもので、偶然にも同じ街にふたつファミリーがいるということに不満のようなものを持っていた者たちがその場に集まっていたというのも、ここまで大騒動に発展した要因だったようだ。
 ――始まりこそ、単純な酔っぱらい同士の暴走かもしれないが、実のところその根は深い。
今回、あちらのファミリーが本当に仕掛けてくる準備をしているにせよ、そうではなかったにせよ、パーシヴァルは少しずつ平穏が軋んできているように思えてならなかった。
今はどうであれ、近いうちに必ずこの均衡は崩れる。そのときパーシヴァルは、新たなボスとしてこのファミリーを必ず生き残らせなければならない。恩人であるボスのため、そして――己の目的のために。
(……、ヴェインはどこに)
 ふと、騒動の渦中に飛び込んでからいつの間にか離れてしまった男の存在を思い出す。
死んでいる者はいないというのは確かな情報であるはずなので、怪我の有無はともかくにしてヴェインもとりあえずは無事だろうが……その姿をさがすべく、パーシヴァルはその場から歩き出した。
 中心街から一番遠くの街外れにあたるこの一帯は、以前までは他と変わらず生活をする住民がいたはずなのだが、治安や生活環境などさまざまな理由から人が離れていき、気が付けばすっかり空家だらけになり、いまでは崩れかけた塀や家ばかりで人の気配もなくほとんど廃墟群のような状態になってしまったのだ。
 既にこの辺りからはどちらのファミリーも引き上げていった後のようで、先程までの騒々しさから一転して再びもとの静けさを取り戻していた。
 そんな廃墟と廃墟の隙間の壁にまるで隠れるように力なく座り込んで寄り掛かっている姿が視界に入る。金色のふわふわした髪はヴェインで間違いない。
「! ヴェイン、おい、大丈夫か」
 一瞬見逃しそうになりパーシヴァルは数歩戻ってすぐに駆け寄り、どういう怪我をしているのかもわからないのであまり揺すらぬようにその肩にそっと手をやった。
「……ぱー、さん」
 ゆるゆると気だるげにあげられた顔にはかすり傷や殴られたような痕があるものの、大した怪我ではないようで、ほっと安堵する。しかし妙にヴェインから力が感じられないので、目に見えないがどこか怪我をしているのかもしれない。早いところ診てもらったほうがいいだろう。
「肩を貸す、立てるか」
「…うん」
 ひとまず車まで戻るためには、ヴェインに動いてもらわなくてはならない。パーシヴァルも力がないわけではないのだが、さすがに自分と同じくらいの背丈でがっしりとした体格のヴェインひとりを持ち上げて歩けるほどの力はない。
自身で歩けるようになるまで待ってやればいいのかもしれないが、今は暴れていた者たちをまとめているのか周囲に姿は見られないもののカポレジームの面々がいる関係上、パーシヴァルはなるべく早くこの場を去りたいのだ。
必ず正体を見抜かれる、というわけではないだろうが可能性は非常に高い。今日この現場に姿を見せたカポレジームの数名は比較的表だってパーシヴァルに噛み付いてくるわけではない穏健な面々だったことは幸いだが。
 ヴェインは問いかけにうつろながらも、かくん、と首を揺らし、パーシヴァルに合せてその場から立ち上がり覚束ない足元でゆっくり歩きだした。
立ち上がったその姿を横目に見るが、やはりどこかほかに怪我をしている様子もない。簡素な白いTシャツに血らしきものが飛び散っているものの、ヴェインの傷の様子からそれはほとんど返り血でヴェイン自身の血ではなさそうだが……、何故こんなにぐったりしているのだこの男は。
(…気でも抜けたか?)
 途中までは、ヴェインの動きはパーシヴァルからも見えていた。目に見えて気合の入りすぎであったので、その反動か何かだろうか。
 姿を見失うまでのパーシヴァルが見ていたヴェインの動きを思い出す。その体格からもわかるように、相当鍛えている様子のヴェインはやはり身体能力は人並みより上だ。筋肉で盛り上がり重たそうに見える体は存外しなやかに軽やかで、それでいて力強い。
やや己の身を顧みないような突出や動きが見られはしたが、それ以外はおおむねパーシヴァルをうならせるには充分な腕だった。正直、アソシエーテにとどめるには勿体ないとさえ思うほどに。
この社会にはふさわしくない、生きてはいけない――初めて会ったときはそんな風にパーシヴァルは思ったが、性格やら考え方、思考はともかくにして…純粋な“力”という点においては、ヴェインを倒せる人間はそういないだろう。
 自分がボスになったときに、ソルジャーか…いや、いっそ自分の傍付きにでもしてやるのもいいかもしれない。喧しいのが少々玉にきずではあるが…番犬くらいにはなるだろうし、争いごとが嫌ならば給仕係にしてもいい。何せヴェインの作る料理はあらゆる高級なものを口にしてきて舌を肥えらせてしまったパーシヴァルさえ虜になるほど美味いのだ。
共にいることが疲れる、とまで思い不満を漏らしていたはずなのに、自然と己の傍に置くような選択ばかり浮かべていることに、パーシヴァル自身気づきもせず己の良案にひどく満足げだ。
 ――そんなことを考えている内に、停めてあった車まで戻ってきた。
ヴェインは一言もしゃべらずやはり変わらずぐったりしているような様子なので、運転は難しいだろう。後部座席に寝かせておき、自分がヴェインの家まで運転してやるか、とヴェインのズボンのポケットを漁って車のキーを探る。
「んっ……、ぁ」
 ヴェインを支えながらの片手のためなかなか見つけにくく、ポケットに手を突っ込んで中を弄っているせいか、ヴェインがぴくりと反応を示しちいさな声をもらした。
 ヴェインの履いているズボンのポケットは、左右と後ろで合わせて四つだ。
ここに到着したときはパーシヴァルは車酔いでふらふらだったので、ヴェインが車から鍵を抜いてどこに入れていたかなんて見てもいなかったのだ。もちろん他に鞄などは持っていないし、上半身はTシャツだけなのでポケットもないから、消去法的にズボンのポケットに入れたのは間違いないだろう。ヴェインに聞けば早いが、どうせ四つしかないのだし。
「っ、…ぱーさん…、…」
「待て、今鍵を……」
 余程体調が悪いのか、それかまさか催したか、と思うほどヴェインは妙にじれったそうな…急かすような声音でパーシヴァルの名前を呼ぶ。
くすぐったさもあるかもしれないが、そのように急かされても見つからないものは見つからないわけで――と、漁っているとついに後ろ側の最後のポケットにようやっと鍵を発見した。
 ようやっと取り出せた目的の鍵は何もストラップなどついておらず、これでは見つけづらいわけだ、とパーシヴァルの己の手のひらの上に乗るちいさな鍵を見て眉間に皺を寄せる。
しかも、古い車ゆえの本当の過去の遺産のような鍵。今となっては、キーレスキーやスマートキーといった鍵を差さずに車を開けられるのが主流で…そうであったならばヴェインに肩を貸した状態でもすんなり開けられるというのに……どこまでもこの車はパーシヴァルを苛立たせる。
「……よし、おまえは後部座席で寝ていろ、すぐに着く」
 なんとか鍵を差して開け、先にヴェインを後部座席になんとか押しこむ。
ごろりとされるがまま転がったヴェインの瞳にはなぜか涙が浮かんでおり、相変わらず息も荒く頬もほんのりと赤い。晒された首筋には汗も滴っている。
 まさか…熱でも出しているんじゃなかろうか。ここに到着したときには何ともなさそうだったのに、何故こんなに急に…。まさか変な菌でも移ったか。たしかにおかしな菌のひとつでも漂っていてもおかしくないような雰囲気ではあるが、この辺りは。
「おい、ヴェイ――」
 ともあれさしものパーシヴァルも気遣うような声音で、どれ熱でも測ってやるかと狭苦しい後部座席に入り近づくと、先程まで動かすことさえ億劫であるようにだらんとしていたのが嘘かのように、突然ヴェインの腕がパーシヴァルに向かって伸びてきた。
伸ばされたヴェインの腕は、熱を額に触れることではかろうと屈んでいたパーシヴァルの後頭部を捉え、節くれたった指はパーシヴァルの髪をも掴みぐんと一気に引き寄せてみせた。
当然、まさかそんなことをされるとは考えもしておらず、すっかり油断していたパーシヴァルの体はいとも簡単に何の抵抗もなく倒れるようにぐらりと傾く。
 危ない、と反射的にヴェインの身体を避けて座席シートに手を付き、それからもう片方の手でシートの背を掴み倒れ込むことを回避したパーシヴァルではあったが――まるで時が止まってしまったかのようにその場に硬直してしまっていた。
何が起こっているのかわからず、目を見開いたままパーシヴァルは目の前の光景を呆然と見つめる。すぐ間近に、ヴェインの顔があり己のくちびるにはあたたかで柔らかい感触……、パーシヴァルはヴェインに唇を奪われたのだ。
「っ、お…い…、っ、…」
 触れたくちびるが離れた合間になんとか抗議の声を上げるが、ヴェインの腕の力は強くなかなか引きはがすことが出来ず、また引き寄せられてすぐにその声もヴェインのくちびるに吸われる。
 はむ、と食まれた唇の合間から肉厚な舌が無遠慮に入り込んできて、パーシヴァルの舌を絡め取った。
もぞもぞヴェインの舌が口内を蠢くと徐々に口内に血の味が広がり、パーシヴァルは鉄くさいそれに顔を顰める。おそらく、ヴェインの口内から送り込まれてきた唾液によるものだ。ヴェインの頬には殴られたような痕もあったので、口の中を切ったんだろう。
 ――それにしても、なんと色気のないキスか。パーシヴァルは嗜み的にそれなりに場数を踏んでこういう経験も少なくはないが…断トツで最悪のキスだ。最早“キス”とも呼びたくもない。こんなものを“キス”と呼んでたまるものか。
腕をまわされ抱きこまれるような格好ながら、パーシヴァルが離れようとしているせいで髪ごと後頭部を鷲掴みされて痛いし、埃くさく狭い車内……そもそも、一方的に攻められるのはパーシヴァルの性ではない。
 瞬間、かちん、とパーシヴァルの中で火がついた。なにせ、パーシヴァルという男は実に負けず嫌いな性格だった。
(おまえが俺を好き勝手しようなど、何千何百、幾年かけようとも早いわ)
 パーシヴァルの口内で好き勝手動き回っていたヴェインの厚い舌を、むしろこちらから絡め返してやる。抵抗されることは想定外だったのか、それとも気持ちいのかわからないが、ヴェインが瞳を細め間近で見れば存外長く繊細そうな睫毛を震わせた。
絡め取りかえせたのならばもう主導権はこちらのものだ。ざらついた舌の表面をぬるぬる擦りあわせながら、少しずつ自身の口内からヴェインの舌を押し返していく。じりじり押し返し、パーシヴァルはとうとう形勢逆転してみせた。
正直あまりにも簡単すぎて、まさか何かたくらんでいるのか、ともパーシヴァルは考えたがヴェインは抵抗する気配すらなくむしろ受け入れているような――逃げなければそれでいい、そんな感じだ。
こちらが優位に立ったというのに、まるでヴェインの思惑にのせられてしまったようでなんとも腹立たしい。
 パーシヴァルは鬱憤を晴らすようにヴェインの口内を思う存分荒らしてやった。女性相手ならば丁寧さが求められようが、所詮相手はヴェインだ。しかも、強引に荒っぽく始めたのだってヴェインからなのだから、敢えてパーシヴァルが懇切丁寧にキスをしてやる義理はないだろう。
「ん、っ…、ん…ぅ、く…」
 されるがまま。先程までの強引さはどこへいったのか、ヴェインはとんと大人しくなった。パーシヴァルの配慮が一切ない荒っぽいキスにさえうれしそうに喉を鳴らし、くちびるの合間から漏れる吐息は満足げで甘くなんともうっとりとしたものだった。
何なんだ、こいつは。一体何がしたかったんだ、とパーシヴァルは内心舌打ちを洩らす。
やはりヴェインは同性愛者なのだろうか。――とすれば、昨晩のことはパーシヴァルが考えていたよりもずっと単純なことだったのかもしれない。
(――こいつがあまりにも大袈裟な反応をするものだから、俺もつられたか)
 それにしても顔まで青ざめさせ、足取りもふらふらにまでなるほどのことなのか――、一瞬また再び深く考えそうになった己を叱咤し、パーシヴァルは余程バレたくなかったとかそういうことだろう、と早々に思考を打ち切るように結論づけた。
 パーシヴァルのキスですっかりとろりとしたヴェインはようやっと腕の力���弱めた。やれやれやっと解放された、とパーシヴァルは唇を離して、深く溜息を零し���がらヴェインの腕を振りほどいて体を起こした。変な格好で身を屈めていたせいで腰が痛いではないか。腰の痛みを感じるなど、年寄にでもなった気分で最悪だ。
 ふう、とパーシヴァルが扉に背を寄り掛からせた瞬間。先程まで、キスではあはあ荒い吐息を洩らしながら溶けて座席に沈んでいたヴェインはのっそり体を起こすと、その起き上がる速度とは比にならない手早さで今度はパーシヴァルのズボンをがしりと掴んだ。
「…!? 貴様ッ」
 ずる、とパーシヴァルのズボンが僅かに腰から僅かにずれて下着がのぞく。
もちろんこのまま見過ごせるはずもなく、パーシヴァルはヴェインの手首を掴んで我慢ならず怒声を浴びせる。
 キスくらいならば、まあ…戯れとして多少は許せる。しかし、ここから先はどう考えてもありえない。
世界は広いもので、男同士でセックスをする輩もいるそうだが――無論他人の趣味嗜好を否定するつもりはないにしても――、パーシヴァルは男に抱かれる趣味も、抱く趣味も一切ない。いくらなんでもそこまで悪食になれないだろう、さすがに。
 パーシヴァルの怒声を浴びたヴェインはびくりと肩を竦めほんの一瞬だけ手を止めたものの、なおも力を緩めない。まったくこれだから馬鹿力は困る、怪我をしている可能性もあるからなるべく強引な手は打ちたくないのだけれど、最終手段は蹴り飛ばす他ないか。
パーシヴァルの腕力よりヴェインの腕力のほうが上であり、徐々にパーシヴァルのズボンはずり落ちていく見える下着の範囲が徐々に広がっていく。そろそろ蹴り飛ばすか、とパーシヴァルが足を動かすと、ヴェインはズボンを掴んだ手をそのままに身を屈めた。
「な、」
 先程パーシヴァルが唾液塗れにしてやった艶めく唇が、下着に包まれているパーシヴァルのやわらかい陰茎を食んだ。なんとも形容しがたい唇の感触――。
「――…おさまら、なくて」
 終始言葉を発しなかったヴェインが、ようやく口を開いた。その拍子に、はあ、と湿った吐息が股間部を撫で、パーシヴァルは眉間に皺を寄せヴェインを見下ろした。
「…興、奮して…………」
 吐息混じりにぽろぽろ言葉を零しながら、何をいまさら恥じているのか眉を八の字にした弱々しい顔をこれでもかと赤らめたヴェインは、もぞりと己の下半身を揺らめかした。見るまでもなく、ソコは勃起でもしているのだろう。
 ……呆れた。なんて奴だ。先程のキスで、ということならばよかっただろうが…ヴェインの様子がおかしかったのは、つい先刻騒動が終わった後に座り込んでいるのを見つけたときからだ。思えばあの発熱のようなぐったりしたような状態は、ただ発情し興奮していただけだったのだ。
パーシヴァルには到底理解できぬことだが、殴り合いにせよ銃撃戦にせよ、そういったことで気が昂ぶってしまう者は一定数いる。そして、それが終わった後にも収まらないというのも、ままあることだろう。特に今回のような本気のものではなく、ただ止めるためだけに入った、力を加減したようなものでは余計だろう。
しかしまさかヴェインがその類の人間だったとは。嗜虐よりむしろ被虐のほうが納得できるし似合っていそうな――いや、その可能性もあるのか。幾らか殴られているようだし。
どちらにせよ、度し難いのは変わらないのだけれど。
「俺はおまえなぞに抱かれる趣味はないわけだが���」
 襲いかかってきたものだからてっきりパーシヴァルを抱こうとしているのかとも思ったが、どうやらヴェインはそうではないらしい。パーシヴァルの言葉に、ヴェインはふるふる首を振った。
「…まあ当然男を抱く趣味もないが…、それは見ればわかるな」
 現に、パーシヴァルの下半身は下着越しでもわかるようにまったく一切反応をしておらず、芯もなく柔らかい状態だ。ヴェインもさすがにわかっているようでちいさく頷く。
「――俺をその気にさせてみろ」
 そうしたら抱いてやってもいい、そう言うと半ばあきらめていたヴェインは驚いたように目を丸めた顔をパーシヴァルに向けた。――いやまったく気でも狂ったか、と己の言葉にパーシヴァルは内心笑いさえ込み上げてくる。男を抱くにしても、ヴェインのように筋肉隆々とした男ではなく肉付きの薄い少々中性的な男のほうがまだマシというものだ。であれば、さっさと蹴り飛ばしてシートに沈めなおしてやればいいというのに、猶予をやるなどさすがに寛大すぎただろうか。
(まあ…その気になるかどうかはこいつ次第だが)
 ある意味、その気にさせろ、というのは“その気になる可能性は低いが”、という意味合いも実のところ含んでいる。必ず向かない、という絶対的な自信ではないが、気が向く、というのもなかなか想像しがたい。
 ヴェインは視線を泳がせ少々困惑したようであったが、決意は固まったようで再びパーシヴァルの股間に顔を埋めた。
パーシヴァルは阻止しようと掴んでいたヴェインの手首を離してやり、シートに片肘をついて己の足の間でもぞもぞ動くその様を眺める。
手を離してやったというのに、そこから更にズボンや下着をずり下げるでもなくヴェインはそのまま下着ごとパーシヴァルの陰茎を舐めはじめた。おかげで下着はヴェインの唾液で濡れ始め、既にパーシヴァルは気持ちが萎えている。するならするでさっさと直で舐めればいいだろうが、と溜息さえつきたい気分だ。まさかこの期に及んで直接舐めるのはちょっと…とでも言いたいのか。直接だろうが下着越しだろうが、同じ性である男の陰茎をくちびるで触れるなどパーシヴァルからすればどちらも正気の沙汰ではないと思うのだが。
 じゅるじゅる唾液の音を立てながら、先程浮かべた困惑はどこへやらで夢中で舐めしゃぶっているその姿は抵抗感など皆無どころか、まるで大層な馳走にでもありつけたような喜色さえ見られる。……慣れている、そう感じるには充分すぎた。一体今まで何人の男の陰茎を同じようにくわえてきたのだ、と思うと不快感がこみあげてくる。しかしそれがヴェイン本人に対してなのか、それともそうさせた現実になのか…パーシヴァルも判然としなかった。そんな曖昧な己の感情さえ不快極まりなく、腹の奥底が煮えくり返る。
 当然、そんな気分の中で陰茎が勃起するはずもなく、物理的な刺激でやや芯を持ったもののいまだ柔らかいまま下着の中に納まっている。
パーシヴァルが退屈そうに溜息を洩らすと、びくりと肩を竦めたヴェインの動きが止まった。しかしそれは一瞬のことで、すぐに動き出したヴェインによりようやっと下着がずり下ろされる。中途半端な膝あたりでとまっていたズボンと共に下着がシートの下に落とされた。
下着が取り払われ陰茎が外気に晒されて、車内とはいえまだ朝も早いので肌寒さにふる、と震えパーシヴァルの肌が粟立つ。
 思っていた通り、パーシヴァルの陰茎は縮んで力なく垂れている。他者の前にそのような姿の陰茎を晒すなど男としては恥でしかないが、これは決してパーシヴァルが男として不能なのではなく、気分でないからというだけだ。
 さあこれを見てヴェインはどう動くか。下着越しではあるが口で奉仕したにも関わらずこの萎えっぷりは、心が折れても仕方がないものだが――。
ヴェインは再び顔を寄せると、重く垂れる陰嚢に舌先をちょんと付け舐めはじめた。
…やはりヴェインは手馴れている。陰茎にせよフェラをするときにはそれなりに加減が必要であることに違いはないが、陰嚢は男の直接的な急所でありほんの少しの衝撃であろうとかなり痛いので更に慎重に扱ってもわねば困る場所だ――もちろん陰茎も歯を立てられるとかなり痛いが――。女性でもあまり、陰嚢を舐めるという行為をすすんでやる者はいないだろうと思う。現にパーシヴァルはそこを舐められたことは今まで一度もない。なにせ、下手だった場合はかなりの痛みを伴うわけで、余程信頼できる相手ではないと任せられないので、してほしいと望んだこともないわけで。
 しかし、ヴェインは舐めるだけではなく唇で食んだり、吸ったり、手でやわやわ揉んだり――するのもあくまでもやさしく絶妙な力加減で、責める場所も迷いなく的確に選んでいる。
フェラだけならまだしも、陰嚢を舐めることまで会得しているとなると、やはりそれなりに経験があるのだろう。
「っ……、ふ、…、くそ…」
 不快感は変わらないはずであるのに、ヴェインから与えられる刺激にパーシヴァルの唇から思わず乱れた吐息が洩れる。そのような趣味は皆無であるはずなのに、たしかに性的興奮を引き出されはじめていることは認めざるを得ず、パーシヴァルはちいさく悪態も零した。
 重くだらんと脚の間に垂れ下がっていた陰嚢も徐々にきゅうと締まり持ち上がっていき、それに伴い先程まで微塵も反応を示さなかったはずの陰茎がぴくりと反応し上向きはじめた。――そうして気が付けば、すっかり陰茎は立派に勃起していた。
こんなことであっさり勃起してしまったことに悔しさのようなものを感じ顔を苦々しく顰めたパーシヴァルを、顔を上げたヴェインがしてやったりとにんまりいやらしくわらう。
本当に、この男はヴェインなのか…そう思ってしまうほど、虚ろ気味に揺蕩う緑の色も、そそりたつ陰茎に涎を垂らす口元も、これまで数日間見てきたヴェインとはあまりにもかけ離れている。
「んく、…む……、ん、は…ぁ…」
 ぱくりとヴェインのおおきな口に陰茎がのまれる。肌寒い外気に晒されていた陰茎が生温かい肉に包み込まれ、温度差に腰がぶるりと震える。生温かい口内に招かれて歓喜するようにカウパーを垂れ流し、それがヴェインの唾液と空気とで混じってじゅぽじゅぽ不格好な水音が立つ。
「…、…ッ…ク、」
 ふうふう堪えきれない吐息がパーシヴァルの唇から零れ落ち、じわりじわりと追い詰められるようにして射精欲がこみあげてくる。生温かい口内も、丁寧に舐めしゃぶる肉厚な舌も、存外柔らかい唇も、すべてが丁寧にパーシヴァルの陰茎を愛撫する。
 思えば、ボスが病に伏してから何かと忙しく肉体的にも精神的にも余裕がなかったためこうした行為は随分久しい。そのせいだ、と言い訳をしなければならないほどパーシヴァルの高揚感はとめどなく高まっていく。
 ぐしゃりと己の前髪を掻き上げたパーシヴァルがふと見下ろすと、ヴェインはパーシヴァルのモノを舐めしゃぶりながら己のズボンに手を突っ込んでいた。しかも、今尚勃起したままの前ではなく、尻に。
驚くべきことに、ヴェインは己の尻の穴に自らの指を入れていたのだ。
――パーシヴァルはその光景に、思わず見入っていた。男の陰茎を咥え、己の尻を弄るその姿のなんといやらしいこと。
 やがて、ヴェインはゆっくり己の口の中から今にも弾けそうなパーシヴァルの陰茎をゆっくり取り出し、ゆらりと体を起こした。ヴェインの口の端から垂れるそれは唾液とパーシヴァルのカウパーだが、車窓から差し込んだ朝日で透けきらきら光りまるで繊細な糸のようだった。
 微かな金属音を立て外されたヴェインのズボンが、シートの下に落ちているパーシヴァルのズボンの上に重なる。
眼前に晒されたその素肌にパーシヴァルは目を丸める。
(――タトゥー)
 パーシヴァルの上に跨ったその脚には、大きなタトゥーが大胆に深く刻まれていた。太腿から腰のあたりまで伸びるそれは、まるで肌の上を這いずりまわっているようだ。曲線が組み合わさった黒一色のタトゥーは実にシンプルで、種類としてはトライバルタトゥーに近いだろうか。
 タトゥーを身に刻むことなど、今となっては普通のことだ。ファミリーに属している人間もそのほとんどがどこかしらにタトゥーを入れている。パーシヴァル自身もそうであるし、あのジークフリートだって入れているらしい。
しかし――ヴェインが、タトゥーを入れているという事実はパーシヴァルにとっては衝撃だったのだ。
「ぁ、ふ…っ、ぁあ……」
 パーシヴァルが衝撃を受け固まっている間にヴェインは腰を沈め、己の指でほぐしたアナルにカウパーを垂らすパーシヴァルのそそり立つ陰茎を埋めた。
「! ぅ…ッ」
 口内とは比にならず、また女性の膣内とも違う内部の熱と締め付けにようやっとパーシヴァルは我に返り、呻く。
 ヴェインが腰を揺らめかす度にふたりの体重分、ボロ車がぎしりと揺れ傾く。
パーシヴァルが動くまでもなく、ヴェインは快楽を追って好き勝手腰を振り己の陰茎をも扱いて感じいっている。潤む瞳は変わらず虚ろげで、間違いなくパーシヴァルとセックスをしているはずなのに、パーシヴァルをまるで見ていない。
(――ふざけるな)
 怒りで頭に血が上る。パーシヴァルは快楽を上回る感情の奔流のまま、己の上でなおも体をくねらせるヴェインの胸倉を掴みシートに半ば突き飛ばすように押し倒した。
どすん、とも、ぎしり、とも、車が悲鳴を上げる。ちいさなこの車では、体格の良い成人男子の体重が一気に片側に偏るだけであっさり傾いてしまう。
押し倒されたヴェインが、パーシヴァルを見上げる。それでも緑の瞳に輝きは戻らない。パーシヴァルの網膜に焼き付いた、うつくしい翠はどこにもない。パーシヴァルの姿さえ、映らない。
「――……パルツィ」
 パーシヴァルの偽りの名が、ほろりとヴェインの唇から零れ落ちる。
ヴェインはあの晩のように徐々に顔色を青くし、ちいさく震えた。正気に返り、己のしでかしたことの大きさに気付きでもしたというのか。それとも、これがヴェインの気づかれたくない“おそろしいこと”だったのか。
「ぉ、おれ…っ、ァ…!? ぁ、待っ…!」
 しかし、正気を失っていたにせよそうでなかったにせよここまで散々煽り好き放題人のモノを使ってほとんど自慰のような行為に付き合ってやったのだ、パーシヴァルはヴェインの言葉を待たずタトゥーの這う足をがっしりと抱きかかえ、ずん、と奥を突き上げた。
「っ、…ッ…! んんンッ、んく、ぅぅ…っ!」
 ビク、と震えたヴェインはぱたた、と己の割れた腹に白濁を飛び散らした。たったひとつきでヴェインの高まった体はいとも簡単に達してしまったのだ。
本来であればさぞ高く啼いたであろう声は、すべてヴェインの宛がった手に吸われてしまった。
「ふ、…っ」
 達した余韻でぎゅうぎゅうと中に締め付けられ、パーシヴァルも腰を震わせ白濁をヴェインの中に放った。
久方ぶりの快楽にずきずきと頭が痛む。眩暈のような心地の中、ゆっくりと瞬きをし見下ろすとヴェインは瞳を閉じぐったりと気を失っていた。
5.
 「よ! おはよ、パーさん!」
「…………」
 翌朝。今日は珍しくヴェインが家まで押しかけてこなかったので、本当だったらいつもの場所であるはず――初日に待ち合わせた場所だが翌日から毎日ヴェインが家に押しかけてきたのでここで待ち合わせるのは初日以来――の広間に行くと、ドン引きするほどいつも通りのヴェインに朗らかな笑顔で迎えられた。
 すん、と無表情になったパーシヴァルは内心“は?”である。
昨日は、結局ヴェインは気を失ったまま起きなかったので、パーシヴァルは後始末をしヴェインにしっかり服を着せ、それから車を運転しヴェインを家まで送りベッドに寝かせた。
――そうだ、昨日は正真正銘パーシヴァルとヴェインはセックスをしたはずなのだ。ヴェインも途中まではどうだか知らないが最後は正気に戻ってパーシヴァルを認識していた。
 これでもパーシヴァルは、翌日ヴェインがどんな反応をしてくるのかと結構考えたのだ。あんなことがあったのだ、さぞ気まずかろう…そんな風に思ったというのに。先日の風呂場の件のときといい、この男いくらなんでも神経が図太すぎやしないだろうか。そしていつもいつも、何故パーシヴァルばかり気まずい思いをしなければならないのか。
そもそも、今回に至ってはどう考えてもヴェインに100%非がある。どんな事情があるのか知ったことではないが、ヴェインがパーシヴァルを襲ったという点においては間違いがないのだから。
「どうしたんだよパーさん! 顔色悪いぞ~? あ、さては朝飯食ってないんだろ!」
 ……馬鹿だ。こいつはやはり筋金入りの馬鹿なのだ。人が決して良いとは言えない顔をしているときは必ず腹が減っているとなぜ思えるのかいまだに不思議で仕方がない。パーシヴァルにはヴェインの思考は到底理解できるものではなかった。
(…馬鹿らしい)
 理解しえない人間のことを気にするのも、正直ばかばかしくなってきた。パーシヴァルもまあ、昨日のことは犬にかまれたとでも思って流すことにしようと決める。常々、ヴェインは動物で例えるのならば犬であろうと思っていたのである意味ちょうどいい。しかも躾がされていない、吠えて煩い駄犬だ。我ながら良い例えだと内心得意げに頷く。
「この近くに、モーニングが美味しい店があるんだ。そこ行こうぜ!」
「――店?」
「うん、そう。あ、すげえ安いから安心しろよ! なんだったら俺のおごりでもいいし」
 俺先輩だからな、とふふんと胸を張る姿に、馬鹿か、と素直な言葉を溜息と共に吐くとヴェインはむうと頬を膨らませた。こいつ俺が実はアンダーボスなのだと知ったら今までの己の発言と行動を振り返って卒倒するのではないか、となんともなしに思い、それはそれで面白そうだといずれ来る日のヴェインの反応にほくそ笑む。
 それにしても、珍しいこともあるものだ。朝昼晩全てヴェインは自分の家までパーシヴァルを引きずり込んであれよこれよと振る舞ってきていたが、今日は店の気分のようだ。
微かな違和感を覚えながら、そういう日もあるのだろうと思い、あれほど美味い料理を作るヴェインが“美味い”と評する店へ期待に胸を膨らませるのだった。
   ――違和感は何日も続いた。ヴェインは朝昼必ずどこかしらの店に行こうとパーシヴァルを誘い、仕事が終わった夜はさっさとひとりで家へ足早に帰ってしまう。
(わかりやすく露骨に避けているな)
 最早ここまで来ると、パーシヴァルもだいたいのことを察した。ヴェインはなんでもない振りをしていつも通りを装っているが、その実パーシヴァルを避けている。…いや、正確に言えばパーシヴァルとふたりきりになるのを避けているのだろう。
何故か、などというヴェインの心理など詳しくは察しようもないが、セックスをしてしまったことが原因であることだけは間違いない。
 チ、と薄暗い自室に苛立たしげなパーシヴァルの舌打ちが虚しく響く。
何を苛立っているのかも今となってはわかりようもない。ヴェインがパーシヴァルとセックスしたことをなんてことのないようにしていることなのか、今までしつこい程にべたべたしてきたくせに今さら露骨に避けられどこかよそよそしくされていることなのか、確かに美味いはずの店の料理を口にしてヴェインの作った料理のほうが美味いと無意識に考えてしまった己になのか。
(――どうでもいい、そんなことは)
 ばさりと布団をかけなおし、目がさえているが瞳を閉じて無理矢理寝入ることにした。
 「――、――」
 ――誰かに呼ばれている。吐息をそっと吐き出すように囁くその声音にパーシヴァルは、ようやく眠れたというのに…と不満げに薄ら瞳を開ける。
「ぱーさん」
「……ヴェ、イン…?」
 ぼやける視界に映るその姿は――ヴェインだった。衣服を何も身に着けていない全裸のヴェインがパーシヴァルの上に跨っていたのだ。
 あまりにも突然のことで状況が理解できず呆然とした声を洩らし強張ったパーシヴァルの頬を、ヴェインの太い指が撫ぜる。
意味がわからず丸めた瞳で見上げると、ヴェインはうっそりと微笑みを返した。まさかまた発情でもしているのかと思ったが、その瞳は先日見た虚ろげなものではなくパーシヴァルがいっとううつくしいと思った爛々と輝く翠を宿していた。
ああそうだその瞳がほしかった――パーシヴァルが思わず手を伸ばすと、ぐちゅり、と下半身から鈍い水音が響いた。
「んあっ…ぁは……、ぱーさんの…っおっきくなった、ぁっ…」
「ッ…! き、さま…っ」
 跨っている時点で疑うべきだったのだが…、まさかそんなことをされてはいまいと思っていた。しかし、ヴェインはいつも通りパーシヴァルの想像の斜め上をいくもので、パーシヴァルの陰茎はヴェインのナカにずっぷりと埋め込まれていた。
そして、興奮で膨れた陰茎にうっとりとした声を洩らし恍惚とした表情を浮かべるヴェインは己の腹をいとおしそうに撫ぜた。明け透けなその仕草にもあっさり質量を��した素直すぎる己の陰茎にも、パーシヴァルはカッと顔を赤くする。
「くそっ…、貴様は…!」
「ぅあッ…! ァ、ッ…あ、だめ、ぱぁさん、もっとゆっくり、ぃっ…!」
 好き勝手されるのはやはり性に合わないのだ。くねるヴェインの腰を鷲掴みにすると思い切り腰を突き上げ、そのままがつがつと幾度も突き上げてやるとヴェインは根をあげるような言葉を喘ぎまじりに言うが、その声音は甘ったるくて、むしろもっとしてほしいと言っているようだった。
「くぅ、ンッ…! あうっ、ひ、ああ、やさしくして、っ、ね、ぱ、さんっ…」
 とうとう膝を立てることさえ困難になったらしいヴェインは倒れ込むようにぺたりと上半身をパーシヴァルにくっつけて、うるうる潤んだ瞳で訴えかけてきた。ぱーさん、ぱーさん、と甘えるように何度も何度もパーシヴァルの名を呼ぶそのくちびるはいやらしく濡れて艶めいており、なんだかとても美味しそうに見えた。
ふらふらと吸い寄せられるようにしてパーシヴァルはヴェインの頭に手を回し、そのくちびるにかぶりついた。普段かさついているくちびるもこの時ばかりふにふに柔らかく、心地よくて馬鹿みたいに夢中になってくちびるをむさぼりながら、パーシヴァルは膝を立て緩めることなくヴェインの身体をゆさぶるように突き上げた。
「ん、ふっ…んン…あふ…」
 くちびるの隙間からヴェインの吐息が洩れる。パーシヴァルが薄ら瞳を開くと、同じくらいのタイミングでヴェインも瞳を開いた。ヴェインの瞳には涙が滲んでおり、ほんの僅かに翠が薄くなって甘い色になっていた。ああ、その色もいいなと思うと下腹が痛いほど疼いた。
「ぁ、もぅ…っ、も、だめ…」
「ああ…っ、ク、おれも…」
 くちびるを離すと、ヴェインは限界のようでふるりと首を振る。その兆しのようにきゅうきゅう締め付けるナカに絞られるパーシヴァルもそろそろ限界が近い。一緒に、とヴェインが囁くように耳元にくちびるを寄せていやらしくねだってきたので、パーシヴァルはヴェインのびくつく腰を撫でながら抱き寄せ、お互いの汗ばむ額をくっつけてこれ以上ないほど密着した。
そしてふたりは――、
 「……。……! …!」
 がば、とパーシヴァルは文字通り飛び起きた。――今、…今自分は何を見ていた? 動揺しながらパーシヴァルはぱさりと垂れ下がってきた己の前髪を、ざわつく己の胸中を落ち着かせるようにかき上げる。
何も身に着けていない裸体の上半身には僅かに汗が滴り、心臓はドクドクと全身に響く程高鳴っていた。そして、嫌な予感がしておそるおそる下半身を覆い隠している布団を捲りあげると、身に着けているズボンが僅かに変色しこんもりと盛り上がっている。
(――最悪だ……)
 ひどい夢を見た。気分は最悪だ。よりにもよってヴェインとセックスをする夢を見るなどと……しかもその夢で、現実でも勃起してしまうなど。
いやらしい夢を見て興奮してしまうなど青臭い童貞のすることだ。とうの昔に欲求を暴走させることもなくあっさりとそんなものを捨てるようにして卒業したパーシヴァルは、腹の内でぐるぐる渦巻き暴れまわり落ち着かない己の欲求とはじめての経験に顔を苦々しく顰めさせた。
「…ッくそ…」
 ひとり悪態を洩らしても、一度膨れ上がった股間が静まってくれる気配はない。そして、こんな現状で眠りにつくことも不可能だ。
何故俺がこんなことをしなければならんのだ、と苛立たしく舌打ちを零しながらズボンを下着ごと荒っぽくずり下ろす。すると、パーシヴァルの最悪な気分とは裏腹に陰茎はカウパーを漏らしながら元気にぶるりとまろび出た。
己の肉体の一部がこんなにも憎らしく思える日が来ようとは、と自嘲気味な笑みを零しながらパーシヴァルは手を伸ばし萎えることなく血管の筋を浮かばせる陰茎を握り込んだ。
「ク…、ッ…は、」
 早く終わらせてしまおうと性急に上下に扱き上げる度、にちゃにちゃといやらしい水音が余計大きく立ち、パーシヴァルの羞恥が煽られる。
 日頃自慰をまるでしない、というのはいくら欲求が薄かろうと男である以上無理なものだ。生理的な反応故、一般的かつ平均的な回数今までもしてきたが、あくまでも生理的な反応と割り切って事務処理のように淡々とこなしてきた。快楽に耽ったことも皆無――のはずだった。
ふわふわおかしな心地で腰が浮つく。擦り上げる度に痺れるような快楽が頭のてっぺんまで突き抜け、だしたくもない声と吐息が止めようもなく洩れる。
 下ろした瞼の裏側に映るのは、パーシヴァルが過去にセックスの相手をした大層な美女たちのいずれでもなく、先程の夢に出てきたヴェインだった。
 いくら強く握り込んでも、ヴェインのナカの締め付けや熱は再現できようもないが、まるで突き上げるように腰が勝手に揺らめく。熱で浮ついて麻痺する頭はたったそれだけで愉快な勘違いをしてしまう。
「ぅ…、ぁ、ハ…ッ」
 どぷ、と精液が噴き出し溢れる。数度扱き上げ、残滓も残らず漏らしたところでパーシヴァルはゆっくりと瞳を開いた。
当然眼前には誰の姿もなく、静寂と暗闇に包まれた自室にパーシヴァルの荒い吐息だけが響いている。
射精後の冷めた心地で己の股間を見下ろすと、とろとろと白濁とした体液を零しながらも少しずつ擡げていた頭を垂らしていく。――終わったはずであるのに、パーシヴァルは動くでも眠るでもなく己の手に纏わりついた欲望の証である白濁をただただ見下ろしていた。
  「…お、…パーさん…今日は一段と顔色悪いな…?」
 あれから一睡も出来ぬまま朝を迎え、気分も体調も最悪のままヴェインと顔を合わせた。
待ち合わせ場所にパーシヴァルが現れると、いつも通りぱっと笑顔を浮かべて手を上げたヴェインもパーシヴァルの顔色の悪さに気付いたようで、怪訝そうな表情を浮かべた。
「……黙れ」
「――…あのさぁ……、いや別にいいけど…。じゃあ朝ご飯食べに行こうぜ」
 今は正直ヴェインの顔を見ても苛々するだけだ。完全に八つ当たりでしかないこともパーシヴァル自身わかっていたが、それでも割り切れない部分があり唸るような声で吐き捨て、顔を逸らした。
 ヴェインは不満そうに何か言いかけていたようだが、パーシヴァルの態度を見て結局何を言うでもなく口を噤み、会話を切り上げ踵を返してさっさと歩きだした。
何か文句でも言いたそうな感じではあったが、そんなこと知ったことではない。文句を言いたいのはこちらのほうだ、とパーシヴァルは歩き出したヴェインの背を睨み付けた。
  結局、朝から一日険悪な雰囲気がふたりの間に流れ一言も言葉を交わすことなく、黙々と言いつけられた仕事をこなした。ヴェインが静かな分、パーシヴァルの本来の目的である調査に集中出来たのでよかったと言えばよかったけれど。
こういう時に限ってヴェインは道を間違えないので、もしかしてこいつ方向音痴なのは嘘なのではあるまいなと疑いそうになったものの、そんな器用なことをヴェインが出来るとは思えない。だが、こうしてみるといつも喋り出すのはヴェインからで、パーシヴァルから喋りかけたことは少なかったのだと気付かされる。ヴェインがとんと無口になると、ふたりから一切会話がなくなるのだということにも。
 そうして夜になった。どうせこの後もヴェインはさっさと帰るのだろうと思いながら、街の中心部からお互いの家がある郊外への帰路を辿る。
「……あの、パーさん」
 ふたりの家はほとんど真反対の方向にある。ちょうど分かれるところである丁字路を曲がろうとすると、背後からヴェインに声を掛けられる。
朝ぶりに聞いたヴェインの声に、パーシヴァルは足を止め返事をするでもなく振り返った。
「……これ」
 気まずそうに顔を逸らしたヴェインが鞄から何やら取り出して、ずいと差しだしてきた。
何かと思い近づき、その手に乗っているものを受け取って見下ろす。ちいさな個包装に入っているのは花のようだった。黄色の中心部から細い白の花弁――乾燥されているカモミールだ。ヴェインがなんともなしに始めて続けていると言っていた家で栽培しているハーブティーになるひとつで、パーシヴァルも何度かヴェインの家で馳走になったことがある。
ヴェインの意図がわからず、パーシヴァルは何も言わずに視線を上げヴェインを見つめた。
「…あんま、寝れてないっぽかったから……それ、寝る前に飲むとよく寝れるから、だから……その」
 そういえば昼間、ヴェインはほんの数十分程どこかへ姿を消していたが……これを自宅に取りに帰っていたのか。パーシヴァルがいかにも睡眠不足の顔をしていたから、わざわざこれを。
 ――何なんだ、この男は。ヴェインと出会ってからもう幾度も同じことを思った。しかしそれ以上に、説明のつかない何かが胸中に満ちパーシヴァルは何も言えずただその場に立ちすくんだ。
「っ~、そんだけ! じゃあな!」
 沈黙が耐え切れなくなったのか、ヴェインは強引に切り上げると背を向けてずんずんと大股で歩いていってしまう。
 パーシヴァルは掌に乗ったハーブティー用のカモミールが入った包装をもう一度見下ろす。中にはカモミールとは別に、ちいさなメモが入っており、少し袋を振って重なっているカモミールを端に寄せて書かれた文字を見る。どうやらメモはヴェインの手書きのようで、ハーブティーの淹れかたが事細かに書かれていた。
「……」
 もう一度顔を上げると、大股で足早に歩くヴェインの背はいくらも遠くにあった。もうあといくらかすれば角を曲がって見えなくなるその背を、パーシヴァルはじっと見つめる。
 ――別に、ハーブティーをもらっただけだ。パーシヴァルは立場であり、容姿であり、それらからいくらだって他者から贈り物をされたこともある。そして、その中でヴェインからのものは一番地味で全く一切金銭価値がないものと言えるだろう。それに、ヴェインはパーシヴァルの本来の立場を知らないし、容姿が好みだというわけでもないはずだ。
 ふと、ヴェインがよく口にしている“ともだち”という言葉が浮かぶ。そう、ヴェインは結局のところパーシヴァルを勝手に友だと思っているのだ。だから心配して、贈り物をした。ただ、それだけだ。
それだけなのに、どうしてか手の中のちいさな贈り物がパーシヴァルには何よりも尊く思えた。
――気が付けば、パーシヴァルは足早に自身の家とは真反対になる道を歩き出しヴェインの背を追っていた。何をやっているんだ俺は、と思いながら。
「おいヴェイン」
「! うわびっくりした! な、何だよパーさん道間違えんなよ、パーさん家反対だろいつも俺に道間違えんなとか言ってるくせに」
 背に少し追いついたところで声を掛けると、ヴェインはビクと肩を揺らし少し振り返ると大袈裟な程大声を上げた。静かな夜にヴェインの大声はなかなかに響く上、散々な言われようにパーシヴァルは顔を顰める。
「貴様と一緒にするな、誰が間違えるか」
「へ、へー、あっそ」
 じゃあ何故こっちに向かって歩いているのか、ということを尋ねない辺り、ヴェインはパーシヴァルが自分に着いてきているのだと気付いているはずだ。
何も問いはしないが、明らかに着いてきてほしくはないというように更に歩く速度を上げる。やはり、どうあってもヴェインはパーシヴァルに家に来てほしくはないらしい。歩く速度を上げたのはパーシヴァルを撒くためではなく、その来てほしくないということをアピールするためだろう。しかしわざと気づかないふりをしてパーシヴァルは黙々とヴェインの後ろをついて歩いた。夜も遅いため、周囲にはひと気がないが傍目に見れば男ふたりが縦に並んで足早に歩いている様は随分おかしいものであろう。
 「じゃ、じゃあ、おやすみパーさん!」
「おい待て」
 早足だったせいか普段よりも幾分か早くヴェインの自宅に着いた。ヴェインは扉の鍵を開けさっさと中に入ると、パーシヴァルの目の前で堂々と扉を閉めようとするのでその隙間に足を差し入れ阻止すると、ぎゃあ! とヴェインが喚いた。うるさい。
「人が家まで来てよくも扉を目の前で閉められるな、貴様」
「え、ええ…だってパーさんいつも俺の家くんの嫌そうにしたじゃん、渋々って感じだったし……」
「……」
 そんなことはない、と言い切れないのはたしかだ。ヴェインは貴重な協力者だったがため仕方がなしに付き合ってやるか、と思っていたのでまさしく渋々だったのだ。
「ご、ごめん……今は、本当に無理なんだ……」
 図星に他ならず黙り込んだパーシヴァルをなんだと思ったのか、ヴェインはちいさい声でぽつりとそう呟いて顔を逸らした。
「――俺と、セックスをしたのがそんなに気になるものか」
「……!」
 はっきりと遠慮なしにパーシヴァルが核心をつくことを口にすると、ヴェインはびっくりしたように目を瞠ってパーシヴァルを、信じられないとでかでかと書かれたような顔で見た。パーシヴァルも避ける話題だとでも思っていたのだろうか。
特に表情を変えるでもなく真っ直ぐに見つめると、ヴェインはさっと再び顔を逸らした。
「そ、そうだよ! それ以外ないだろ! お、俺っ変で…、でも、そういうことしない限りは平気なはずなのにっ…パーさんと、ふたりっきりになるの、考えただけでまたおかしくなっちまいそうで…、パーさんだってあんなの二度とごめんだろ、だからっ!」
 ヴェインが顔を上げた瞬間、パーシヴァルは開きかけている扉に手を掛け強引に押し開けると、そのままヴェインの言葉を遮り口を塞ぐようにしてキスをした。
あまりに突然のことだったせいか、ヴェインは目を見開いたままかちんこちんに固まってしまい、閉めようと掴んでいたドアノブからも手をぽろりと外してしまっている。これ幸いと、キスをしたままパーシヴァルはその身体を押しやり家の中に滑り込んだ。
 背後で扉の閉まる音がするのと同時に、そっと唇を離す。大して長い間塞いでいたわけでもないのに、妙に荒いヴェインの吐息が静寂に満ちた空間に響く。
「だ、だめ、…だって……ぱーさん…はう」
 たじろぐヴェインの腰に手を回し抱き寄せると、その身体はとっくに熱を帯びていて指先で撫ぜるだけで蕩けそうな声が上がる。
だが、パーシヴァルは気をやったヴェインを抱く気は毛頭ない。あのくすみ淀んだ瞳に用はないのだ。
パーシヴァルが何も言わず瞳を覗き込むと、まるで射竦められたようにヴェインがハッと息を呑んで瞳を瞠る。淀みかけていた瞳が再び正気に戻る。
車の中でしたときも、ヴェインは途中でたしかに我を取り戻したのだから、セックスをしている間中トんでいるわけではないのだろう。どうすれば戻ってくるかなどわかったことではないが、こうして今戻ってきたことが全てな気がしてパーシヴァルは褒美を与えるようにまた唇にかぶりついて、舌を絡めとってやった。
 「――ぅ…やっぱむ、むり、どうしていいか、わか、んねえし……」
「…あの時散々してただろうが」
「あ、あれは! あれは…俺も、わかんない内に勝手にやってるっつーか、…ほら…酔っぱらってるときって、よく覚えてないだろ…そういう、感じなんだよ…」
 玄関先からベッドルームに移動して、たんまりキスを堪能したあと服を脱がせ合ったふたりであったが……ヴェインはパーシヴァルへの口淫を渋っていた。
 ヴェインは自分の尻のほぐしかたもよくわからなくなっているようなので、パーシヴァルも決して詳しいわけではないがあの時のヴェインの様子からしてそこまで困難ではなさそうなので、見よう見まねでやってやることにしたのだ。その間、口淫でもしてもらおうと寝転んだパーシヴァルの上に頭の位置を逆に四つん這いにさせたのだが、どうやらトんでいる状態の技術は正気のままのヴェインでは出来ないらしい。
酔っぱらっているときの状態を覚えていないというそれ自体がパーシヴァル自身にはまるでわからないが、酔っぱらって記憶を飛ばしている人間ならば確かに見たことはある。だとしてもあれが酔っぱらっている状態と同じと言われてもピンとこないが。
「…わかった、ならしなくていい」
 下手にやらせて歯を立てられても正直困る。以前食事中にちらりと見えたヴェインの尖り気味の歯を思い出し、あれで齧られなどしたら――と考えると縮みそうだ、色々と。
しなくてもいいと珍しく優しい言葉を掛けてやったというのにヴェインはいまだううと諦め悪く唸っている。そんなヴェインを放っておき、パーシヴァルはヴェインの家に何故かあったローションを自身の手の上と眼前に晒されているヴェインの尻に垂らし早速準備をはじめることにした。
「んッ…」
 尻にローションがかかり、ヴェインはびくりと肩を竦める。パーシヴァルも己の手にかかったローションのひんやりとした感触に、たしかにこれを尻にかけられたら冷たいだろうなと思う。
 やはり最初は、小指辺りからいれるべきなのだろうか。女性とのセックスでは指でほぐすということもするにはするが、女性の膣は基本濡れるので余程のことでない限り実際に膣に指を入れて丹念にひろげるということはしない。前戯としてするだけで、必須事項ではないだろう。
しかし元々そういった行為のためにあるわけではない男の尻が濡れるわけがないので――むしろ濡れたら一大事だ――、指を入れてナカをローションで濡らすということは必要だ。
「ぁ、っ…ン…」
 考えた結果、とりあえず中指を宛がう。すると、見る見るうちにパーシヴァルの細長い中指はヴェインのナカにのまれていくではないか。パーシヴァルの指を食んだナカの肉壁はうねうねとうねり懸命に縋りつき、入口の輪は健気にぴっちりと吸いついてくる。
しかも、ヴェインは痛がるどころか腰をぶるりと震わせ善がっている。
 この男の身体は一体どうなってしまっているのだ、といっそ探究心が煽られる。
そもそもが、同じ状況に陥ると自身ではどうしようもなくなってしまう“パブロフの犬”のような状態になるほどなのだから、体もそうなっているのかもしれない。
「は、…ハ、は、ぅ…ぁ、…あ…」
 パーシヴァルは好奇心のまま一本、また一本と指を次々とヴェインの中に収めていく。どこかで痛がればやめようと思ったのに、指を増やしてぎちぎちになった肉壁に指が触れる度にヴェインは体をよじらせ、嬌声をあげる。そしてその度に、陰茎を握っていたヴェインの手が力んできゅうと窄まり、湿った吐息がかかりパーシヴァルも僅かに息を詰める。
「ん、ん…っ、んむ…」
 とうとう意を決したのか、ヴェインはパーシヴァルの指に翻弄されながらもおそるおそるといった様子ではあるがパーシヴァルの陰茎をくちびるでくわえた。
 懸命に舐めているようだが…本人も言っていた通り、あの状態のときと違って舌使いはかなり拙い。ぺろぺろと幼児がアイスキャンデーでも舐めるような単調なそれに技術もへったくれも��いが、むしろそれがパーシヴァルの劣情を煽るようだった。
(俺も焼きが回ったものだな)
 すっかり下半身に熱を溜めたパーシヴァルは内心自身を笑いながら、ヴェインが苦しくなったのかぷはと陰茎から口を離した隙にするりと下から抜け出し、無防備な背を押してベッドに寝かせる。
「あ、ぱーさん…」
 大人しくベッドに半身を埋め、そろりと肩ごしに振り返ったヴェインの顔には困惑と不安が浮かんでいるが、その奥にはありありと隠しきれない期待が滲んでいる。淀みもなく潤んだ瞳にパーシヴァルはうっそり微笑みかけながら、勃起した自身をヴェインのアナルに押しつけた。
「んっ…ん、く、ぅぅ…ッ!」
 指がもう何本もあっさり飲みこんだアナルはパーシヴァルの陰茎もすぐに飲みこんだ。ずぷずぷと焦らすようにゆっくり押しこんでいくと、ヴェインは時折腰をへこませながらベッドシーツに皺が寄るほどしがみつき枕に顔を埋めた。
そのせいでヴェインの嬌声らしきものは全て枕に吸いこまれてしまった。車内でシたときといい……トんでるときはこれでもかといやらしく啼いてみせるくせ、どうやら正気のヴェインは声を何が何でも聞かせたくないらしい。
 ――ほうなるほど。パーシヴァルは、かわいそうなくらいぷるぷる震えながら枕に顔を埋めるヴェインを静かに見下ろす。
当然そんなことを許すパーシヴァルではなく、がしりと枕を鷲掴んでヴェインから強引に奪うと部屋の隅まで放り飛ばした。
「あっ! やだ、や、ぱーさッ…ぁあ…!」
「くぐもった声を聞かされるこちらの身にもなれ、馬鹿者」
「ひ、ぁ、ンッ…だ、だって…っ、ぱーさん、おんなの、ひとと、ハぅ、んく、いっぱいっ…えっちしてるだろぉ…っ!」
「…………は?」
 以前のように手で口を塞がれぬように手首を掴んでベッドに押しつけ、ようやくこれで始められると満足して腰を動かし始めたパーシヴァルだったが、ヴェインの意味不明な発言に急激に力が抜けていくのを感じ、動きを止めてしまった。
…今、この男何を言ったのか?
「だ、だって、俺男だし! 女の人みたいにかわいい声だせねえもん! それで萎えたとか言われても、ヤだし…っ!」
「待てそれ以前に“いっぱい”しているという発言を訂正しろ」
「ううっ…だってパーさん顔いいし、ち、ちんこ強いし…女の人放っておけねえじゃん絶対!」
「ぐ…貴様と話していると頭が痛くなる!」
 同時にパーシヴァルの知能まで同じように急激に下がっていくような気分になる。いちいち発言が馬鹿っぽいのだ、ヴェインは。しかしわざわざこんな時にまでその馬鹿っぽい発言はやめてほしいものだ。
 ついでに言えば、断じて“いっぱい”しているわけではない。“ちんこが強い”というのは意味不明だが、実際パーシヴァルはその容姿から女性が放っておかないのは本当で、そういう誘いが多いのも確かだった。けれどその誘いに乗るかどうかはパーシヴァルのそのときの気分次第なわけで、大概が気分ではない。そこまで派手な夜遊びをするような性格ではないパーシヴァルは、嗜み程度にしかしてきていない。
「なんで!? 俺なんか間違ったこと言ったかよ?! パーさんのばか! ずる剥けちんこ!」
「なんだと!? 貴様は幼児か!」
 よくもまあそんなことが言えたものだ。ヴェインはパーシヴァルのことばかり言うが、ヴェインのモノもなかなかに凶悪な大きさと太さだ。並の女性では勃起したそれを目の前にすれば一瞬怯むはずだ。
「っ…いいから大人しく俺の下で啼いていればいいんだ、貴様は」
「なにそれ横暴っ――…ひぁ、やあ…っ!」
 逃がさぬようにベッドに押しつけていた両手を掴みあげヴェインの上半身を起こし上げながら、パーシヴァルが思い切り奥を突き上げると思いのほか大きな喘ぎ声が響く。
「あっぁ゛あ! うッや、ぁ、やあ、ぱーさ、ぱぁさん、も、ゆっく、んハ、り、ぃ…っ!」
 膝立ちと手綱のように両手を引っ張られ逃げられない状態で、硬い陰茎に激しく貫き犯され、ヴェインはほろほろ涙を流しながら一生懸命パーシヴァルに訴えかけてくる。
「ハ、ッ…、はは…、もっとやさしく、か?」
 ――ああなんだかどこかで聞いたような言葉だ。まるで正夢のようでおかしくて、パーシヴァルは吐息と一緒に笑い声を零しながらヴェインの耳元に舐めるように囁きかける。
「ん! ん…ッ! おねが、おねがい、だから、ぁっ…ぱーさ、ぁんっ…」
 こくこくと夢中に頷き懇願するその姿に満足して、許すように囁きかけた耳元をぞろりと舐めあげるとぶる、とヴェインが震え甘ったるい声を漏らした。同時に、ずっと放置されていたはずのヴェインの陰茎から精液が噴き出した。
「ふ、――……、ハ、…ああ…」
 リクエストにこたえてゆっくりとした速度で何度か肉筒の中を行き来すると、パーシヴァルも深く息を吐き出しながら精液をヴェインのナカに放った。
   「――俺さ、はじめてヤったのってスラムにいたころなんだよな」
 ――あれから数度交わり行為が終わり、後始末もシャワーも済ませ、再び寝室に戻り一息ついたころ――パーシヴァルの隣で寝転んでいたヴェインは天井を見上げぽろりと突然そう切り出した。
「……スラム出身だったのか」
「そう。…とか言って、パーさんの事だからなんとなく察してたんだろ、そんなこと」
「――それは…」
 確信があったわけではない。ヴェインの弱々しい瞳をスラムにいる人間と重ねあわせてしまったのは事実だ。だが、それを除いてはヴェインはやはり普通のどこにでもいる青年で…、だから確信がなかったが、やはりヴェインはスラムの出身だったのだ。
「ハハ、だよなぁ……。まあ、それでさ…スラムで俺を育ててくれたじーちゃんが死んで、俺ひとりになって…天国のじーちゃんを心配させないためにも俺はひとりでもちゃんと生きてくぞー!って新しい明日に向かって踏み出したらあっさり。ボッコボコにされて何人かに押さえつけられて。朝にポイ捨てみたいに放っておかれたとき、ああ俺何してんだろって思った」
 つらつらと明かされる話にパーシヴァルは顔を顰めるが、当の本人であるヴェインは
「スラムではその一回だけ。そっから暫くしてこのファミリーのひとに偶然拾われて、頑張って働くぞって気合入れた初日でまた、されて。喧嘩の鬱憤晴らしだなんだって言われて、毎回、毎回、何度もされた。んで、気付いたら喧嘩とかあーいうことすると、わけわかんないくらい身体が熱くなって気が遠くなっちまうようになって」
 何と言葉をかけていいかわからず、パーシヴァルが口を噤んでヴェインを見下ろしているとヴェインは、よっとちいさく声に出して起き上がるとパーシヴァルの肩からずり落ちていたシャツを恭しくそっと直してまたごろんとベッドに寝転がった。
「――それも、無理矢理入れられたのか」
 何の恥じらいもなく大胆に全裸で寝転んだつい先刻まで抱いていたその姿を見下ろすと、やはり脚に這うタトゥーが異質のように思えてならず、パーシヴァルは思わず言葉を零した。
「ん? あー、これ。タトゥー?これは俺の意思。スラムで色々開き直って“やんちゃ”してたからさ、そのときに入れちゃえーって」
 タトゥーが刻まれた素足を行儀悪くぷらぷら上げてヴェインはにひりと笑う。
 なんとなくではあるが、自身の意思で入れたというのはおそらくは事実なのだろう。無理矢理入れられたのだとしたら、輪姦に強姦とそれ以上に非道なことをされてきたことをあっさりと話したくらいだ、わざわざ隠す必要もない。
しかし、“やんちゃ”することを楽観的に語るのは嘘らしく思えた。スラム――あの世界で生きるためには、なりふり構っていられないのがふつうで、自分を育ててくれたひとのためにもひとりで強く生きなければと、強く願ったヴェインが生きるために何をしてきたのかは――
「パーさん?」
 ヴェインが逞しく生きてきた証なのだと思うと、このタトゥーもそう悪いものではないのかもしれない――パーシヴァルはタトゥーの刻まれたヴェインの太腿を慈しむように手を這わせながらきょとんと間抜けな顔のヴェインを見下ろし、ぽっかり半開きの唇にキスを落とす。
「ぱーさ、んっ…ふふ、なに…どーしたんだよ」
 数度そうして唇を触れあわせると、ヴェインはくすぐったそうにわらいながら身をよじながらパーシヴァルの頬を両手で包むように摩った。
 どうした、などと言われても、そんなことパーシヴァルが一番知りたかった。何故だか、むしょうにこの男にキスをしたくなったのだ。
「…パーさんの髪って、光にあたると少しあかくて、綺麗だな」
 頬を包み込んでいたヴェインの手が撫でるように滑り、パーシヴァルの少し長い髪を梳く。今は髪染めでくすんだ色をしているはずなのに、綺麗などとこの男の審美眼はどうやら狂っているらしい……なのに、心底そう思って眩しいものをみつめるように瞳を細めるヴェインにパーシヴァルは言葉を失う。
そして、ふと先刻己の上に跨っていたヴェインの姿を思い出し、カーテンの隙間から洩れた光に透けてきらきら陽の光のようにきらめいていたこの男の金糸こそうつくしい――、そう思ってしまった自分もどううやら審美眼が狂ってしまったらしかった。
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hiyamgitune-blog · 6 years
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七章 二話『青春は既に番外地』
二話『青春は既に番外地』
「おかえりアリス」
 暗い部屋の電気をつける前に、玄関ホールのソファに居る何者かから声を掛けられた。
 一瞬警戒したが、暗闇の中で橙色が一つ光っていた、煙草の火種。それと周囲に広がる燐の臭いがそれを誰かと雄弁に語る。私はそれに合鍵を持たせていたから、居ておかしい者では無かった。
「誘わなかったの拗ねてるの?まず鍵を渡すのは在宅中に鍵を開けに行くのもこの家の広さだと面倒だからって意味だ、あからさまに留守なのをこんな所で……」
「バカ、携帯持ってろって何時も言っているのに」
 叔父さん……?と後から入って来た心が、電気のスイッチを入れてから驚いたような、かつ訝しむような声を上げる。だだっ広いとは言えど、人の家の玄関のソファに寝転んで長い腕を床にだらけさせながら、煙草を咥える、ソファの前に置かれたテーブルの灰皿に、既にかなりの量の吸い殻積もらせる男。という露骨な不審者なのだから。誰でも訝しむ、私は暗がりだったから怠惰的な風貌の不審者ではなくて、唯の不審者であったが。
「あのさあ、携帯持ってって言ったじゃん……心もなんか違和感を感じてよ……今時に、通信機器も持ってないひとに」
「ぼく学校に所持禁止されてるから気にならないんだよ。何かあったの」
 叔父さんが怒ってるなんて珍しいねェ。と言う心を隣に革靴を脱いで、玄関に脱ぎ散らかされるスリッパに爪先を通せば、下駄箱の上に置いていた筈のどうでも良い靴が数個、床に散らばって居るのに気が付いた。いや、本当、花瓶やら壺やらは皆して接着シールで固定していて良かったけれど。
「結構揺れたみたいだが、心配して来てくれたのか?私のコレクションは大体、余程で無ければ無事になるよう細工してあるから良いのに」
 基本、アンティークモノであるしな。と言えば隣で心は首を傾げ、龍司郎はまたあからさまに苛立った様子で煙を機関車のように鼻を通して吐き出した、美人が台無しだと揶揄うと、ほんとう珍しく彼は舌打ちなんかをする。
「心の学校から連絡が鳴り止まなかったんだよ。老人はこぞって寺に避難に来るから中々対応できなかったし、ウチは避難所にされてるからな、五度如きでさあ。ああ、そう、瑠璃ちゃんから連絡が来てね、あの子凄く心配していたよ」
「地震?」
「うん、結構局地的だったから道楽中のキミ達は気が付かなかったろうけどさ。高々五度で、学院への道が潰れたから暫く瑠璃ちゃんは缶詰だそうだ。ヘリが無ければ通学も出来ないと」
 龍がじり。と音を立てて来客用の、磁器に湖畔の古城の描かれている筈の灰皿に積まれた吸い殻の上に、もう一つ吸い殻を追加しながら答えた。
「ああ、あの雨だ。そうもなるか……」
 心の表情に、不安げな様子は無かった、彼にもこれは、五度如きだろう。
「もう二十二時だしなぁ……明日連絡しておくよ。怪我人は?」
「萩野さんが側溝に落ちて足挫いたって」
「……あの婆さんは地面が揺れても揺れなくても転ける」
「ま、そりゃそうだ」
 もう一本と青く小さな、オリーブを咥えた鳥の描かれた煙草の箱から取り出した太いシガレットに口付けてマッチを擦った彼を見て、私はそこに近付いて火の付いたそれを奪い取り自ら咥えた。
「何をするの……」
「コレは私のだと何時も言っているだろ」
「伝言代」
「はァ。カートン半分は空けておいて、何をバカ言う、どれだけ高い伝言代だ。それに寺の僧侶が吸うには聖書の柄は似合わん」
 この不審者は般若心経しか読めないが聖書は覚えているんだ。とわけのわからない言い訳を幾らかし、煙草を強請った。
「先生?」
「何……」
 龍の口から奪ったソレから啜った紫煙を吐き出しながら、首を傾げた。
「カートン半分なら百本になってしまうけど、精々が五十だから許してやってくれ。叔父さんにしては我慢した方だ」
 心のまたわけのわからない擁護に頭痛がする、燐の臭いと副流煙が充満している所為だろうが。だが心労の所為にしたい時。というのもある。
「そうだよ、留守番するには暇で暇で、二百本消費しないよう頑張った」
「そのまま血圧が無限に上がって、脳の血管詰まって死んでも知らないからな」
「上が87」
「叔父さん、僕は85だったよ」
 何だこの一家は。と何時も思う。血圧で争うな。とだけ言い残し、私は取り敢えず茶器の棚を整理する為ダイニングへと向かった。
「たかだか、高々か」
 独り言を言いながら、年代モノも混じる茶器の、揺れても飛び出さないよう細工された棚から茶器を取り出して、一つ一つ欠けが無いか確認する。特に問題は無さそうだった。
 水音がする、という事は心は勝手に風呂へ行ったかとぼんやり考えた。
「全然、普通に震災だろうに」
 だった。か。と思った。過去形だ、過去形なのだ。技術の進歩は素晴らしいよ、ほんとう。五度で捻挫が一人とはなァ、愉快になってくる。
 昔、子も残せない身で何を残すかと考えた時期がある。出た結論としては、人一人産む産ますよりも、もっと大規模に、私を残す。つまり勉学に夢中になって、研究に熱を上げた、大概人に変人だと言われる道を歩んだ物だ。言葉通り、死ぬような生き方をして。
 だけれど、勿論当時の私が研究し続けた死に至る病は、もう簡単に治る病で、人はそれを生死に関わるモノだとは一つも思って居ないだろう。そして昔より増えたこの地面の揺れる現象に、一つも人が危機を覚えなくなる迄に。文字通り死ぬ程の生き方をした人が居るのだろう。
「人の生き様なんて誰も評価なんてしないって、ンなもの承知の上だと思って居たが、今になれば釈然としない物だなア」
 一つだけ、四分の一程度に割れたたデミタスカップを見ながらそう思い独りボヤく。さて今時、金継ぎ職人等、居るだろ��かねえ?
 珈琲のカップと言えば、お祖父様が亡くなってからの物だろう。お祖父様珈琲は嫌いだったからなァ。
 これはまあ、安物だろうが、何だろうな、使い続けて居ると時代だとか、値段だとか、気にならなくなって来る。ヴィクトリア朝の前半、とかは、もう昔から骨董扱いで別だったけれど。
「それ割れちゃったの」
 暗いダイニングのラグに座り込み、時代遅れのランタンと射し込んでくる月明かりを頼りに調べて居れば、背後から電気を付ける事も無く、子供のような言い草で彼が足音も無く近寄って居て声を掛けて来た。
「まあ、安物だからな。ごめんなあ、心配掛けて」
「心配なんてしてないよ」
「ならどうして拗ねているんだよ」
 そう問えば彼は自分でも理解しがたい。と言いたげな表情を浮かべ、首を横に倒し数秒思考して居た。
「おかしいね、ウチの寺は天城のモノで、君は霊崎だ。なのに当たり前に手伝ってくれると思って、頼りにして居たら居なかったし、連絡も付かないしで腹が立った」
 そう、自分の感情を述べる彼は何時もと違い理性的なふうだった。そう、昔の、自分の因業さに気が付く前のように、満月だからか、かぐや姫か何かだろうか。
「だけれど、連絡手段は持って」
「わかったよ。何処にあるのか忘れたけどね」
 なら無駄な事を言うのはやめたよ。と、他の磁気を触ろうとする彼の手首を引っ捕まえて、割れてない物まで割るな。と咎める。
「酷いな、信用が無い」
「お前はウチの食器を幾つヤワにしたのか覚えているか、数えるのをやめたから覚えていないんだ」
「……そうだね。でも、なんでこうも暗い所で?」
「相変わらず、お前はシリメツレツ?と言えば良いのか何というかなぁ。いいや、月が綺麗だと思ったら電気を付けるのが勿体無く思った。それだけだ」
 私は月が好きだ。と言えば、彼は窓から満月を見て、そうして綺麗ではあるけどさと、頭に置いて問うて来た。
「そこまで魅力的かな、何度も僕は月が綺麗だと言う為にだけ満月に連れ出されたけれど、色々な人に。陳腐で、下心ばっかりで、月ほど僕にぞっとしない物は、そうも無いんだよ」
 窓の枠に腰掛けるようにして月光に照らされた彼は、まあ、多分美しい部類に入るだろう、暗い中じゃあ、そうも白髪も目立たない。ただ彼の魔性に浮かされる人達に、理解はしかねる。心は解る、恐れられない為、それを過剰に利用するのだから当たり前の事だ。
「まあ、私は月に愛されなかったという事もあろうか。無い物に妙に惹かれる心理ってモンは人にはある」
「月は人を愛すると?惑星だぞ?しかも太陽光を反射しているに過ぎない……」
「……やっぱり、お前作家は向いてない。だが解けたら今度褒めてやるよかぐや姫様」
 カップをある程度整理して、服の上から、心にしたのと同じように手首を引っ掴んで無理矢理に身体に掌を滑らせて、私も風呂に入る。と告げ部屋を出た。
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potrebleniyes · 6 years
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2018-4-29〜5-7
・映像
アニメをたくさん見た
LUPIN the Third -峰不二子という女- : 1〜5話
音楽担当が菊地成孔さんなのでシリーズ。
OPが死ぬほどカッコいい。ペペの『嵐が丘』はもともと好きな曲だったので、『 新・嵐が丘 』とバージョン違いでも最高~~となる。
従来のシリーズと異なり、峰不二子を主人公とし、ルパン、次元、五ェ門、銭形警部ら5人の若いころ(時系列上はTV第1シリーズ・第1話以前が該当)の活躍を描いている。
『ルパン三世』のアニメシリーズでは初めてルパンが登場しないエピソードも存在する。 
LUPIN the Third -峰不二子という女- - Wikipedia 
ということらしく、皆さん初対面っぽくかかれていてほほ~となった。
今作オリジナルキャラの オスカー警部補さんがかわいいお顔なので今後の活躍に期待。
全体的にスタイリッシュアニメ全開という感じなので、見ていて素直にカッコいいな~となる。ルパンのまつ毛がすごいときだけ笑っちゃうけど。
銀河英雄伝説 本伝 : 8  ,9話
いろいろたいへんだな~
銀河英雄伝説 Die Neue These:2〜4 話
人間の感情の話が多くてア。
説明回を前の方にババンともってくるというのはわかりやすさが増して便利。
ヤンのおニューのハウス住みやすそうでいいな。
ヨルムンガンド : 1,2,20,21話
漫画を何回も読んでるからセリフもぼんやり覚えていた自分に感動していた。
というか漫画をそのまま綺麗にアニメ化しているな~という印象。
ココがラジオドラマっぽすぎるのはどうしたもんかなと思うが、うさん臭さアップでそれはそれでいいのかも。
それにしてもよくできてるよなあ。
・食
半田そうめんをいただいたので早速食べた。
そうめんとひやむぎの間みたいなかんじなのだれど、バランスがよく、かつすだち酢をつゆに入れて食べるというのがポイントらしい。
配偶者が以前からゴリ押ししていたのでずっと気になっていたので、今回食べられて大満足。ベリーおいしい。
もう一種類あるので食べ比べるのが楽しみ。
・音楽
かれこれ一週間近く『銀河旋風ブライガー』が頭から離れない……。
ずっと歌ってる、ほんとに気が付いたら歌ってしまっている。
youtube
・本
『敵は海賊・海賊版 』 神林 長平 
  を読み進めた。今50ページ目くらいなのでトイレで15ページくらい読んだ。
匋冥・シャローム・ツザッキィさんがかっこいい。
小学校からの友人の母親から借りているもので、「最近SF小説を読んだりしています」といったらオススメしてくれたのだ。すると配偶者も推しの作品で、友人の母親のことを「良い~」と言っていた。
昨年末その友人たちと遊ぶことがあったので、配偶者も連れて行った。謎の会だったけれど楽しかったし、楽しんでくれたようでよかった。みんなでレジスタンスを使って別のゲームをしたりした。
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第一話「請負人、山猫」
いやいや、しかし…」
「なかなか、どうして」
「泥を啜る下層の回収業者共の持ち込んだメモリーからこんな技術が見つかるとは夢にも思いませんでしたな」
「ふふっ…人間の持つ強い感情と血肉を受けて際限なく肥大化していく素体… これは紛れも無く神の製法だよ。私ったらついはしゃいで教典いっぱい刷ってしまった全部捌けるかな?」
「ははっ、それは余計な心配でございましょう。信者の数くらいでしか計れなかった結果がこうも目に見える形となって存在する。それだけで言葉を並べて祈るだけだった従来の宗派とは訳が違います」
「じゃあ、私の割と面倒臭い考えを書き並べて力強く押し付けてたこの教典もしっかり読んで貰えるという事かね!?」
「…光あれ(知るか)」
全てが一度崩壊し、世界の砕片が堆積した瓦礫の海からとある記憶が出土した
それは、深き信仰と信仰無き物達の血肉を捧げ現世に受肉する神の製法だった―
その日を境に、第7区画の人間達が次々と蒸発するという事件が頻発するようになる
教団の見せる偽りの太陽に親を奪われ、取り残された子供達はとある噂を思い出す
その日の気分と報酬次第で何でもこなす腕の立つ請負人の話、その男の名は―
―GROUND ZERO― 第一話【請負人、山猫】 ①
「腹ァ、減ったなぁ…」
下着一枚のみずぼらしい男がみすぼらしい寝床にみすぼらしく突き刺さっていたその様はとてもみすぼらしい
「俺ってやっぱり、自分のペースで仕事受けちゃいけないタイプだったんだな…デカい山を引き請けて余裕ぶっこいてたらこのザマだ。繋ぎの仕事もちゃんと請けとくんだったぜ…」
「将来性の無い男は嫌いよ」
透き通った女の声がごちる男を後ろから容赦無く突き刺す
「腕(かいな)か、別にお前さんに好かれた所でね…何の用だよ?」
「貴方に客が来てるわよ」
「客ねぇ…煮込み触手蕎麦とかのデリバリーサービスとかが良かったな、俺」
「別に今直ぐに帰してしまってもいいのだけれど?」
「…取り敢えず、お話だけでも伺いましょ」
力の通ってない身体を気だるそうに動かして、無造作に掛かっている服を近いものから順にたぐり寄せ部屋を出る
「何だい…客っていうから来てみれば、子供じゃないの」
そこには山猫の期待を裏切るような不相応な客が椅子にぽつんと掛けていた
「あなたが、請負人の山猫―」
「そーだが。木に引っかかった風船を取って欲しいってんなら他所を当たって欲しいね」
「第七区画で物凄い勢いで信者を増やしている教団の事―知っていますか?」
「…知らねえな」
子供らしからぬ張りつめた声だった。その囲気を察して山猫も軽口を叩くのを止めた
「父さんも、母さんも…みんな教団の白服共に奪られてしまった…第7区画は今、僕と同じような子達で溢れかえっています。山猫さん…貴方は何でもやる請負人だって聞いて僕はここまで来た。貴方に、第7区画の教団を叩き潰して欲しいんです―」
「成程ね…確かに俺は人助けから人殺しまでやる請負人だが、慈善業はやってねえ。お前が一番大切にしてる物を出しな」
少年は背負っていた荷物をひっくり返して、その中身を机の上に広げてみせた
「ふーん、食べ物に食い物に…おっとこれは食糧か。世知辛い世の中になったもんだ」
「少ないけど区画に残っている食料を集めてきたん��す…こんなんじゃ、とても依頼なんて受けて貰えませんか?」
少年の真っ直ぐな瞳に山猫は自分の鋭い目つきを被せた。そして僅かな笑みを浮かべた
「いや―十分過ぎる。」
手放しに美味いとは言い難い固形食糧に齧り付きながら山猫はそう返した
「ちょっと…そんな話を本気で請け負うつもりなの?貴方1人で教団を相手にするなんて見返りに対してのリスクがあまりにも大き過ぎるわ」
脇で話を聞いていた腕が服を引っ掴んで言う。この話は割に合わない、請けるべきではないと
「教団ね…そういう歪んだ心の拠り所をブッ壊して石を投げられてみたいって子供の頃から思ってたんだ」
何が損で何が得だなんて冷静に考えなくても分かる、他の請負人ならばこんなお飯事には到底付き合わない
ただ、この場だけでは計り知れない見返りが、捉え所の無い気まぐれな納得が彼の中には在った
「あの子が言った事が本当だとしたら、第7区画の人間の大半が信者と化してるコミュニティを潰すんでしょ…?とてもじゃないけど一筋縄ではいかないわよ」
「…そうだな、死にそうな時は代わってくれ」
黒塗りの長剣を取り出して準備運動がてらに走らせながら、山猫は返した
(ああ、この馬鹿何時も通りの調子で真っ正面から突っ切るつもりなのね…)
薄暗い洞穴の中に仕立てられた厳かな祭壇に火が灯る
神の製法が出土したあの日から幾度となく繰り返された儀式が今日もまた―
「さあ、我々の神に強く、強く何度も祈りを捧げましょう!貴方達の祈りが強ければ強いほどこの世界はより良く正しい形に生まれ変わっ…ああん?」
だが、今日は昨日の続きには成り得なかった。気まぐれに吹いた風が燭台の火を揺らした
辺りのざわめきを汲み取らずに、その身を黒で塗り固めた男がマフラーをはためかせながら無作法に歩く
絶対多数の白の中に撃ち込まれた楔。唯一つの黒が、互いの思想のコンストラストを浮き彫りにしていた
「おい、ちょっと待て、何だそこの今入ってきた黒服!お前だよ…お前ッ!我々の会合に参加したいのならば定められた礼服を直ちに購入しろ!今ならセットで教典もお安くなってるぞ!!」
「どうも、請負人の山猫です―へえ、感情に呼応して質量を高める素体の技術があるってのはメモリーの切れ端で見たことあるがこんな醜悪な大きさになるんだな。こりゃ興味深い」
祭壇の中央には神像の代わりにゆうに10メートルはある赤黒い巨人が鎮座していた
「おい、貴様ッ…名乗ればいいってもんじゃあない!止まれッ!!ここは長年住んでる古き良き我が家なんですよって具合ですたすた歩くな!」
少しも足を止める素振りを見せない山猫を見かねて、近くの信者達が掴みかかる
「どういうつもりだ貴様!我々の高潔なる神への信仰を愚弄する気か…」
「そうだ、貴様の様な無法者に我々の聖域を穢されてたまるかッ!!」
「へっ…少し前まで瓦礫の下で明日の心配だけしてた奴等が覚えたての言葉を振り回すんじゃねえよ…!手前ェら全員お目覚めの時間だ。子供が腹を空かせて待ってんだ。下らねえ言葉遊びを演ってる暇があるならしっかりとしたまともな大人を演りやがれ」
「―それが嫌だからこうしてるんじゃない」
諦めで満ちた女の冷たい声が降りる―
「あ?」
「私達はもうこんな世界で生きていたくないから��うして祈りを捧げているのよ…もっと、もっと信仰を捧げれば、神様がその手でこの世界を全て滅ぼしてくれる―」
「そうだ!今までの言葉だけに縋っていた脆弱な信仰とは違う。我々は世界に変革をもたらす意味のある事をやっているんだ!!」
「ははっ、状況を理解したかね請負人?この全てが振り切れてしまった世界を壊す為に我々は行動を起こしているのだ!!おおっと、そんな目で見るなよぉ?私は正々堂々と真正面から神の教えを説いただけで、つまらん小細工等で彼らの選択権を剥奪するような真似をした覚えはないぞ。ここに居る人間達が自らが選んで望んでやっている事だ」
「……」
「その表情から察するにどうやら下層の請負人なんぞには我々の高尚な考えは理解出来ないようだな―深き信仰と信仰無き者を捧げ、我々の神はここまでになった。さあ、君も神の一部となれ―」
「はっ、全くよ、笑っちまうぜ…塵も積もれば粗大ゴミだなァッ!!」
教主は高みから勝ち誇ったように手を掲げた。請負人はそれを引き摺り下ろす為に長剣を構えた―
「さあ、我らが神が信仰無き無法者に裁きを与えられる。祈りを捧げて神の手助けをするのです!!」
教祖に扇動された信者達から歓声が上がり、幾重にも重なる
「奴は我々の聖域を暴き、滅ぼしに来た敵だ」という共通の認識からなる漆黒の感情
それは最早、信仰という殻を被った呪詛でしかなかった。それを受けて、神の形を象る赤黒い血肉が沸き立ち踊り狂う
(ふはは、凄い…凄いぞ!!ただ祈るだけでは素体にここまでの成長は見られなかった…共通の敵というのはこうも人間の感情のエネルギーを肥大化させるものかッ!?)
「フシュウゥゥ……」
眠りから目覚めたばかりの神は、目の前の男を本能的に信仰無き生贄だと認識した
「手前ェらの揃いも揃った根暗な思考なんざ何の足しにもなりゃあしねえよ」
(さーてと、啖呵を切ってみせたものの…俺の獲物じゃああんな分厚い肉は多分ブッ断斬れねえ。どーすっかね?どうしよう俺)
「ガォオァァンッ!!」
雄叫びを上げながら神は容赦なくその巨大な拳を敵に向けて振り下ろす
(とてもじゃねぇが、これを受けるって択はありえねーな…)
その強大なパワーで深く抉れた地面を見て諦める。間もなく次々と繰り出される質量の弾丸を山猫は紙一重で躱していく
(チッ…見掛け倒しでは無しに野郎の狙いは速く正確か)
壁を背にするのは好ましくないが、このまま避け続けるのにも限度があると感じた山猫は素早く飛び退いて一度間合いを外した
(狙いはブレず、俺の頭一点のみで絡め手は一切抜き…基本的には俺を確実に殺す攻撃しか振ってこねえ…)
山猫は考える。相手の定める焦点、採っている戦略、それを実行するペース等から敵の性質を計る―
(だがな、こうも露骨だとよ―裏を返せばコイツには戦いが長引けば長引くだけ不利になる要素があるって事なんじゃねーのか…)
「ゴォオオオァァ…」
剥きだしの食欲が動きに鈍りを見せ始めた山猫との距離を一歩、また一歩とゆっくり詰めて寄る
しかし、それは先程までに見せていたと機敏な動きとは打って変わって何処か拙く、不自然な挙動であった
「へっ、さっきからよ、腕ばかりがよーく動くじゃねぇか…賭けにはなるがしゃあねぇッ!!」
山猫は長剣を持ち直して、体勢を整える
「…ファ?」
(ある程度やり取りを交わしてどういう相手なのか、俺なりの仮説を立てた。当たれば読みで外れりゃ憶測さ)
「来な。俺が手前ェに喰らわせるか、手前ェが俺を喰らうかだ―」
「ガオオォォァァァンッ!!!」
「神様に博打の相手をして貰えるとはなァッ!!」
血気有り余って勢い良く振り下ろされる拳と対になるような形で山猫が飛び込む
巨大な力の衝突による轟音と共に、巻き上がった煙が辺りを覆う
不思議と先程までにあった熱気は薄れ、辺りには長い静寂が広がった―
「…ッアァォオァァ…!?」
それを切り裂く第七区画の無数の信者たちが心酔し、崇拝していたシンボルの悲痛な叫び声
「へははっ…まあ、そうだよな、そうなるよなァ…?その身体ァ、まだ出来上がってねえ部分があるって事だよなァ…!!」
カーテンの上がったその先では無残にも脚を斬り落とされ、鮮血を噴き上げながら崩れ落ちる神の姿があった…
山猫はよろめきながらも立ち上がって、血に染まった長剣を容赦なく神の頭に何度も突き立てた
周りから「やめろ!」だとか「なんて事を…」といった類の声が上がったような気がしたが、彼は目の前の肉塊が動きを止めるまで一途に続けた
そしてすっかり動かなくなった事を確認すると、長剣を這わせて無言で教主へと迫った
「ですから、親子共々我が教団へ入信したのです、此処に居るのは分かっています。匿うと貴方の為になりませんよ?」
「……」
「何だこの野郎!!さっきからずっと黙りこくりやがって、それにその目つき気に入らねえな!?」
「止しなさい。貴方は神にその身を捧げた割には何時までも喧嘩早くっていけない―どうです?素直に教えてくれれば貴方に手を出さない事を約束しましょう」
「……」
「いいですか?まともな頭で考えてください。親と子が離れて暮らさなければならないだなんてそんな馬鹿げた話がありますか?血を分けた肉親同士、我が教団の下で一緒に暮らすべきなのです。私の言ってる事、何処か間違っていますか?」
「……あの子は、ソレを望んでいないわ」
腕は目の前の信者二人に対して初めて口を開いた。それと同時に何処かでほんの小さく何かが軋む音がした―
ギチッ…
「成る程。では、少々痛めつけてやれば貴方から話してくれますかね…なあに、痛いのは最初だけで済みますよ」
「へへっ最初っからそうすりゃいいんだよ、どれ、下層の請負人の女にしては中々上玉じゃねーか」
ギチギチッ…
二度目の音。次第に大きくなってはいってるがまだ誰も気付くものは居ない
「それにしてもあの山猫とかいう請負人、可哀想に。今頃殺されている事でしょうね…」
「……」
「たった一人の子供のためにその身を捧げる、全く泣かせる話です。事が済んだら我々の教典にでも載せるべきだ」
「どういう勘違いしてるか知らないけれど可哀想なのは貴方達よ」
「…何だとこのガキッ!!」
「ここら一帯に広まっている請負人山猫の噂話だなんて、子供達がでっち上げた都合の良いヒーロー像でしかないわ」
「―何ですって?」
…ギチギチギチギチッ‥!! 何かの堰を切るようにその音は突然大きくなった
「…!?、おい?こりゃあ、一体、なんの音だッ…?」
「貴方のその下品なナニが軋む音でしょうよ。全く、こういう話の流れになる度に貴方ったら何時もこうだ。いい加減私も聞き飽―」
鈍い音が一つ…それは、肉を抉り、引き裂き、貫く音だった
「あ、あっ…?なに?なんだ、この…これ?」
「かはっ…巨大なッ…一体…ッ?」
不意に走り抜けていった惨状に彼らの理解は追い付けない
腕の足元から伸る巨大な貫手。それが信者二人を漏らす事なく完全に貫いていた
「貴方はさっき言ってくれたわよね?痛いのは最初だけだと。全く勘違いも甚だしいわ―痛いのは、最後までよ」
腕がそう言い放つと共に貫手からは鋸歯を走らせた金属の突起が何本も飛び出した
それは串刺しにしていた二つの血袋を瞬く間に決壊させ、辺り一面を赤黒く塗り潰した
「私がよく知っている彼はね、同業者達の間で〝首攫い〟と呼ばれているのよ―」
「ひっ、ひい、わわわ、私が悪かったよ。請負人!!君とはこんな形で出会いたくなかった!!もしかしたら私達は友達になれたかもしれないんじゃないかなッ…うんッ!」
「神様にお祈りでもするんだな―」
綺麗に切り離されて転げ落ちた教主が静まり返った祭壇に鈍い音を響かせた
「それでたっぷり石を投げられて来たって訳?」
仕事を終えて帰ってきた山猫に呆れたような口調で腕が話しかけた
「ああ、掴んで投げ返してやったよ。まああんくらい騒げる元気があれば次第に元通りになんだろ」
オーバー気味に石を投げつける動作をやって見せながら応える
「顔が広くなって良かったじゃない…横に身長の高い男よりは好みよ」
「ったく、好き勝手言いやがら」
「…気持ちが傷んだりとかはしなかった?」
「こういう仕事でそういう依頼だったからな―」
山猫は冷たく切り上げる。深い所までは喋りたくはないようだった
「さて、と…あいつも両親とは無事再会出来たようだしこれにて一件落着だ。明日報酬を貰いに行くとするかね」
「は?報酬って何を言ってるのよ…あの子からはもう貰ったじゃない。後先考えずにその日に全部食べたじゃない。私には1個もくれなかったじゃない」
「あいつが来る前に元々第7区画を取り仕切っていた別の教団からそういう依頼を請けていたんだよ。これで連中にとっての邪魔者は居なくなったって訳だ」
                                                  
―END―
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