Tumgik
#2億年前のように静かだね
nakamorijuan · 4 months
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金子美香 - 2億年前のように静かだね Mika Kaneko - Ni Okunen Mae No You Ni Shizuka Da Ne MACROSS II - Opening Theme
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kennak · 8 months
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水星の魔女の炎上を快く思っている節があり、自己分析のためにも。予防線張っておきますが、一個人のお気持ちと憶測のオンパレードです。一般化しないでね。あと、創作物と現実世界は切り離せないのスタンスです。ここらへんは思想強めなので相入れないと読み辛いかも。私はパートナー持ちのレズビアンです。カムアウトは一部の親しい人たちと、必要に迫られた場合のみ。同僚には小さい嘘をつくことが多く、隠れるのがちょっとしんどい。最近は、彼女におるふぇんちゅを見せられた後、オルフェンズ本編を見せられようとしています。助けてください。百合に釣られて見始めて後半はみんなの成長に、大きくなったねぇッ〜〜;;マルタン〜〜〜;;とキモオタの涙を流しながら毎週二人で楽しんでいました。満足の最終回、ガンダムエースでの結婚明言で祝砲挙げられているのも何を今更と思っていましたが、その後の電子版修正→小火→お詫び, 解釈の余地→炎上で、なかなか芸術点高いなと思い知らされました。納得の炎上で、私自身も腹が立ちました。Twitter上で炎上の経緯を追っていたこともあり、モヤモヤがエコーチェンバー的に怒りの方向に向かっていった節もあります。====自分が何故こんなにキレているか分けますと、以下が理由。 1)現実で同性婚ができないのに、公式の表明で作品での結婚の表現が没収された 2)お詫びが由緒正しい同性愛差別の文脈に乗ってしまい、これを出してしまう無神経さ 3)超大型IPで同性婚・同性愛を扱ってくれるという期待からの失望1)現実で同性婚ができないのに、公式の表明で作品での結婚の表現が没収されたフィクションでくらい結婚のお祝いさせてくださいよ〜〜〜!そっちじゃ全然アリなんでしょ?きっと、男女カプだとここまで燃えていないですよね。この一因には同性同士で現実で結婚できないからがあると思います。そもそも男女カプだとここまで明確な結婚表現をすれば、雑誌での文言修正もなかったのでは?憶測にすぎませんが。同性愛者・両性愛者の中でも同性婚については意見分かれるかと思いますが、私は同性婚認められてほしい派です。なぜそこまで結婚にこだわるのか。結婚が分かりやすく祝福される関係であることに加え、強い社会保障のセットであり、それが社会生活を送る上で信頼の源になっているからです。その有無は差別を増長させる元と思っています。彼女と大きな共有財産を持とうとしたとき、結婚してないと法定相続人になれないんです。良識的で娘を愛する親御さんが、娘の幸せを願っても同性パートナーと一緒になることを渋るには、そんな法的な立場の不確かさがあるんじゃなかろうか。現実には少なくない人が合理的かつ愛情深い判断で、男女カップルと同性カップルの祝福のハードルを分けている、それが差別につながっているのだと感じています。2)お詫びが由緒正しい同性愛差別の文脈に乗ってしまい、これを出してしまう無神経さ雑誌の文言で加熱したスレミオ結婚おめでとうムードへの訂正が同性愛差別の文脈にガッツリ載ってしまったために爆炎あげとるんかなと思います。炎上前、作品内でスレッタとミオリネはすっかり家族になっていたと解釈していました。作品自体はそうであると今も信じています。お詫び文から、彼女らの関係を匂わせだけで売り出そうとしていた!?→クィアベイティングだ!と爆発した次第だと。正直、マイノリティでなければ・マイノリティの問題に関心がなければ、匂わせが火種になるとの考えには至らないかも。クィアベイティング批判自体も、ものによっては言いがかりでは?という立場です。でも、女同士が花嫁花婿というセンセーショナルさで売りながらこんな脇の甘さ、これが燃えないとお出しすること自体、ほんと当事者には興味ないんだなと思わされたのがイライラポイントです。そもそも、狂ったオタクどもは何をせずとも推しカプを醸造できるのだから、他カプで商売したかったら結婚は撤回せずに、何食わぬ顔で全カプに媚び売っとったらよかったんや。なんでそこ変に誠実になってるの?その誠実さは怖いんよ。3)超大型IPで同性婚・同性愛を扱ってくれるという期待からの失望大袈裟ですが、ガンダムで堂々と同性カップルハッピーエンドを扱うことで、世界が変わると信じていたんです。あわよくば他のエンタメに波及して、悲恋や考えさせられる止まりの作品だけじゃなく、しっかり同性でハッピーエンド、ハッピー小話が増えてほしい。(アニメに詳しくないので、今どき全然アリますよってのならごめんね)頭お花畑ですが、エンタメの力を信じているので娯楽作品全体での雰囲気が変われば、現実世界の同性愛者もほんの少し生きやすくなると信じているんです。この3番目は逆恨みっぽくて怖いなと思いますが。それほど水星の魔女のラストは最高でしたし、ガンダムの威を借りたかった。====以上、感情的に書いてしまいました。稚拙な文章で伝わったか不安です。ピンと来てない方はそもそも差別じゃないでしょと思うかもしれませんが、一当事者としては差別的な流れだと、根底にホモフォビアあるでしょと受け取っています。同性愛差別関連の話題を見るとひどい話だと思いつつ、声をあげても社会は変わらないし、これだから声の大きいLGBTはと思われて終了。虹やピンクのフラッグなんてダサくて掲げたくない等々思いもします。実際にはほぼ声上げずに、楽しくひっそり生きています。でも、静かにしていることで、10年後も若い同性愛者が同じようなモヤつき、同じような肩身の狭さを感じていると嫌だし、申し訳ないとも思います。私、ネット弁慶、怒りの投稿しました。正直溜飲を下げるためですが、願わくば、喉に刺さる小骨のような生きづらさを少なくしたい。怒ったところでこの先生きやすさを獲得できるのか、不安ではありますが。今回の炎上に私も乗っかりましたが、たくさんの人が差別的だと怒ってくれるとは思っていなかったです。SNSの特性上都合の良い意見が見えがちでしょうけど、心強かったです。====一オタクとして「もしかして、”配慮”から表現が抑制されているのでは?」という疑念が芽生えてしまったのが残念でならないです。だから現実世界の差別がなくなって欲しいんよ。めっちゃドラミングしちゃった。ほんと、この炎上がある前は1000億点満点に楽しめて、作品自体は今も最強です。機体はシュバルゼッテが好き。造形が悪っぽくエッチなので。オタクのレズとしてすっごく嬉しかったのが、ミオリネとエリクトとの関係が良好だったこと。パートナーの家族に家族として受け入れられるのが、どんなに心強くて嬉しいことか。制作者はそれを分かって表現していたんじゃないかと思っています。====追記火も落ち着いたかと思ったら、乾いた松ぼっくりがくべられましたね。パートナー呼びはそれ単体だと、あら〜〜〜!!お幸せに!なんですが、完全に公式がまいた「解釈の余地」で悪い方にも捉えられるのが残念。まきびしかな。その後、アニメーターの大野勉氏が「結婚に固執」「【結婚】という表現じゃなくて【パートナー】」とツイートしてパチパチと爆ぜていました。大野氏自身は、公式スタッフの同人誌に対する反応に苦言を呈しているだけのつもりと思うのですが、言葉選びがやばいですわ。黒人主人公の映画制作スタッフが、文脈を知らずにAll lives matterを掲げちゃうようなアホさだろうか。無頓着すぎる。狙ったのなら、言葉を使うのが上手すぎる。大人数で仕事していれば、悪意の有無に関わらず差別的な表現をお出ししてしまう人は発生するでしょう。会社なりが建前でも”政治的に正しい”姿勢をとっていることで、作品・スタッフが差別に加担のレッテルから守られるのですが。そもそも、今回の騒ぎは順序が逆ですね。ほんと、なんでこんなに脇が甘いんだ…これ脇が甘いんじゃなくて、作品を売り出す側の芯が無いのかな?
水星の魔女炎上してまえと思っているレズビアンのお気持ち
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chaukachawan · 9 days
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みなさんおはようございます。
本日も私みーらが、皆さんの背中をそっと後押しいたします。
えーまず初めのお便りから。ラジオネーム「縦縞コリー」さんです。
お風呂で疲れを取るコツは、お湯を入れすぎないことだと思います。お湯は浅めに入れて、熱き温度に設定すれば、体調不良からすぐに回復するはずです。湯浅熱きってな。
ということなのですが、ハンシン浴ってのはそういうことじゃないと思いますねー。
続きましてラジオネーム「緒田舞里」さんです。
後輩に「36期が入ってきてもそうやって後輩に甘えるんですか?」と言われました。何がダメなのでしょうか。
ということなのですが、少なくとも私はニコニコ見ておりますので、問題ないと思います。撫でて撫でなられての関係にいる人たちを眺めることにも、ある種のプラシー的な効果があると思うんですよね。いや、思い込みかな。やっぱりセラピーボ効果かもしれません。
どんどんいきましょう。ラジオネーム「帝京魂」さん。
今のままでいいのかなぁと悩むことがよくあります。周りから何か言われたわけでもないですが、何かが違う感じがします。何が違うと思いますか?
ということなんですがね、多分芸名が違うんだと思います。
続いてラジオネーム「水琴冬雪」さん。
高校の頃の思い出が忘れられません。失って初めて気づく尊い日々に目を奪われて、日々が薄れて見えます。
ということですが、それな。私も生徒会室で働いていた日々が忘れられません。忘れる必要などありません。一生思い出しましょう。
もうなんかここにつける語のネタが切れたので、ちょっと簡略化します。ラジオネーム「七枚目」さん。
ここ数ヶ月、不幸に見舞われすぎています。パソコンは壊れるし、家に蜂の巣はできるし。でもそんな生活をなんだかんだ楽しく過ごす自分もいて、なんだか不思議な気持ちです。これが人生なんですか?
ということですが、それを人生だとしてしまうと、不幸を感じない生活=死になってしまう気がして、それはそれで嫌ですね。
ラジオネーム「苔丸」さん。
気持ちの良い日を過ごすコツは、健康的で優雅な朝食を摂ることだと思うのですが、忙しいとどうしても朝食作りが億劫になってしまいます。何か朝食作りに困らないオススメの方法はありますか?
ということですが、そんな時にはカフェテリアかさねの朝食営業!平日の8:00〜9:00で朝食を販売しているぞ!おかずとご飯と味噌汁も小鉢の栄養バッチリなセットで396円!
あ、すみませんコマーシャルが挟まってしまいました。申し訳ありません。
ラジオネーム「岡崎仁美」さん。
ここ数年の制作チーフが全然他劇団への宣伝訪問や挟み込みをしません。した方がいいと再三言っているので、「耳聞こえねぇのかよ」って思います。いやこれ私のセリフじゃないわ。
ということなのですが、ごめんなさい。制作チーフがアサギだったら、こうはならなかったと思います。
ラジオネーム「西峰ケイ」さん。
芸名変え合戦でみそかに負けたくありません。なんかもう、変えなかったら負けかなって思ってます。とはいえ考えれば考えるほど負けた気がするのもまた事実です。私は一体どうすれば良いのでしょうか。
ということなのですが、そういうときは芸名じゃなくて、語尾で攻めるブビよ〜!
ラジオネーム「あろハム権左衛門」さん。
お昼ご飯のカップヌードルトマトチリ味と、おやつのポッキー抹茶味を一緒に買ったら、どんな食べ合わせだよと言われました。一緒に食べるわけないですよね。カップヌードルトマトチリ味と合わせるのであれば、せめてじゃがりこチーズ味とかだと思います。
ということですが、失敗から生まれた料理ってのも数多くありますよね。
ラジオネーム「大福小餅」さん。
公演情報入力中に漢字を変換しようとすると、大福子持ちになってしまいます。ししゃもじゃないんだから、と思います。ということで、次回公演では「ししゃも子持ち」に改名したいと思います。
ということですが、これを変換してみたら「死者も子持ち」になって、たいそう意味深になってしまったので、大福のままでもちもちしていればいいと思います。
ラジオネーム「肆桜逸」さん。
後輩が僕の足を避けません。避けなかったくせに蹴られたとか言って騒いでます。うるさいです。早急に口をつぐんで欲しいです。かくなる上はポケカで黙らせたいと思います。
ということですが、きっとスチルさんに怒鳴られたりなんかした日には、多分普通に大人しくなると思います。笑顔でいてくれるのが嬉しいです。
ラジオネーム「たぴおか太郎」さん。
「たぴおか太郎」に一文字足して、もっと腹と心を満たす方法を思いつきました。「たぴお肩ロース」です。タピオが何なのかはよくわかりませんが、多分柔らかいと思います。
ということですが、他に考えることないんですかねーこの人。
ラジオネーム「ミル鍋」さん。
これからどんどん暑い季節が近づき、次第にミル鍋という芸名が暑苦しくなるような気がします。先日、別の劇団で活動している「フィーユ」の方からも連絡があり、曰くこっちもいい加減芸名を変えたいとのこと。どんな芸名がいいと思いますか?
ということですが、「冷やし中華」と「はじめました」にすればいいと思います。
ラジオネーム「園堂香莉」さん。
同じ授業を受けている同じサークルの人が、やけに他人行儀というか、よそよそしい感じがします。照明チーフとして2公演もお世話をしてやっているというのにこの態度とは、一体どういう神経をしているんでしょうか。もっと予めドリンクを買ってきて差し出すとか、それくらいのことをするべきだと思います。
ということなのですが、多分普通にまだ恐れ多いだけだと思います。嫌じゃなければ仲良くしてやってください。
ラジオネーム「海泥波波美」さん。
舞台のイメージもないまま脚本を書かないでほしいです。舞台のイメージのない脚本なんて、夏休みのない8月のようです。あるいは、耳のないミッフィーみたいなものです。脚本書いてから舞台を考えるから、僕達みたいに苦労する人が生まれるんです。だからやっぱり、日本は9月入学にするべきだと思います。
ということなのですが、確かに「保湿」って漢字は見れば見るほど難読漢字みたいですよね。
ラジオネーム「衿君」さん。
本当は私がこの形式の役者紹介をするべきなはずなのに、演出にパクられました。こんなのただのネタ潰しだと思います。散々色んな役やらせといて、最終的にやりたいネタはやらせてもらえないなんて、許せません。どうしてやりましょうか。
ということなのですが、その筋肉があればいとも簡単に勝てると思います。
ラジオネーム「大門宙羽」さん。
みなが寝静まった夜に限って、ワクワクして眠れません。どうすればよく眠れますか?
ということなのですが、朝は朝食をしっかり食べて、夜はしっかりお風呂に入りましょう。
ラジオネーム「テキストを入力」さん。
別にある特定のものに限った話ではありませんが、〆切ギリギリにならないとやる気が出ません。やる気を出すにはどうすればいいですか?
ということなのですが、これ本当に共感。結局追い込まれた方が強いんですよね、人って。
ラジオネーム「黒井白子」さん。
こっそり作ったXアカウントの使い道が決まっていません。別に投稿したいこともないので、このままROMアカウントになりそうですが、それでいいのでしょうか。
ということですが、これは大問題ですね。Xなんて呟いてなんぼですからね。Xで呟かないなんて、魚市場で財布無いみたいなもんですからね。
いやお前の名前が一番ラジオネームっぽいだろ
近未来ミイラ
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ari0921 · 2 months
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「宮崎正弘の国際情勢解題」 
令和六年(2024)2月28日(水曜日)弐
   通巻第8154号
 「借金の罠」を仕掛け、結局は自らも「借金の罠」に嵌まった中国
   BRI(一体一路)は汚職の伏魔殿、不良債権の山となっていた
*************************
「債務の罠」とは中国が展開した海外プロジェクトで、「新興国など債務国が中国から借りたカネの返済ができなくなり、国際機関から有形無形の拘束を受ける状態」を意味する。債務の代償として中国は合法的に権利を取得することになる。たとえばスリランカのハンバントタ港、パキスタンのグアダール港などがそうである。
この「債務の罠」というタームは、インドの地政学者ブラーマ・チェラニーが「中国のBRI(一体一路)プロジェクト外交と搦めて提議したのが最初だった。
債務国は返済計画もずさんで、放漫な財政政策や経済運営など「モラル・ハザード」がおこる。債権国は相手国の過剰債務を梃子として政治武器化し、債務国を経済的支配下に置く戦略が隠されていた。ジブチがその典型だろう。同国は一万人の中国軍基地の造成を認めざるを得なくなった。
 しかし債務国が罠に落ちることもさりながら、あまりに肥大化し、膨張した中国の債権は、債務国に返済能力がないわけだから、事実上の「不良債権」である。むしろ中国自身が逆ブーメランのごとく「債務の罠」に陥没する。この諧謔的な結末を最初に言い出したのは筆者ではないかと思っている。
さて中国の官吏の特徴は文豪の林悟堂が言ったように「賄賂賄賂賄賂賄賂賄賂」である。海外プロジェクトほど、賄賂と汚職が蔓延しているのに誤魔化せる分野はない。政府の交渉人、窓口の役人、融資する銀行、資材企業、労働者斡旋起業、運送会社などなど。海外の実情を当局はすぐに把握できないため、「汚職の伏魔殿」と言われた。
 不良債権の山とは汚職の積み重ねの結果でもある。
 習近平が2013年から開始した「一帯一路(BRI)」ではアジア・アフリカから中南米、南太平洋の島嶼国家にいたるまで、インフラ建設が目白押しになった。どの国の山奥へ行っても中国企業の看板があった。
たとえばパブアニューギニアの国際会議場は中国が建てた。東チモールの山奥でも中国企業の旗、橋梁工事をしていた。「JICAが金を出し、中国企業が請け負う」という定番である。対外宣伝で中国はBRIに1兆ドルを注ぎ込んだとしているが、実質上7000億ドル前後をBRIに投じた。そして大規模な汚職が進行していた。
 ▼汚職腐敗をとりしまれと習近平が大号令をかけたのだが。。。。。。。。
中国の汚職摘発機関(中国共産党中央紀律検査委員会=CCDI)は『BRI汚職』の捜査を開始することになった。
2月25日に公表されたCCDI報告で「BRI構想下のインフラ建設プロジェクトを捜査対象に挙げた」とインド、香港のメディアが報じた。腐敗の防止・対策・摘発に重点が置かれている。
 これまでのCCDIの捜査実績は国内が対象で、「長江公司事件」では当時北京市党委書記で、大規模な汚職事件に密接に関わった陳希同を政治局委員から解任、中央紀委書記だった尉健行が北京市の党委書記を兼任した。陳希同は江沢民最大のライバルだった。
 「遠華密輸事件」ではCCDI副書記だった何勇が陣頭に立って捜査にあたった。主犯はカナダに逃亡したが、十年後に中国に送還された。この間に関係者の多くが不在となって、真相はいまも謎のままである。
 CCDIの歴代書記は、朱徳、董必武、陳雲、喬石ら党の大物が務めてきた。1992年頃から党の序列人事となって、尉健行、呉官正、賀国強らがポストに就いた。
習近平時代には、このポストを政治の武器として活用することが露骨になった。辣腕家の王岐山が登板し、江沢民派、団派という敵対派閥、ライバル派閥の汚職にメスを入れた。これは同時に習近平派が利権を手に入れたことを意味する。
その後、趙楽際は自らも多くの汚職に手を染めていたため辣腕を振るえず、2022年からは李希が中央紀律検査委員会を率いている。
これまで李希CCDI書記は国内の汚職の温床を捜査対象としてきたが、海外プロジェクトが絡むと外国の���治家や国際金融尉官が絡んでくるため、対外的な対応ができる権限をもった新組織が必要となると提議してきた。
そこで、習近平は2024年1月9日に「中国共産党20期中央紀律検査委員会第3回全体会議」を召集し、次を強調した。
「反腐敗闘争は強力な腐敗撲滅キャンペーンを経て、圧倒的な勝利と全面的な強化を得た」。しかしながら「情勢は依然として厳しく複雑である。われわれは反腐敗闘争の新たな状況と動向に対する冷静な認識、腐敗問題が生まれた土壌と条件に対する冷静な認識を持つ必要がある」
 つまり同委員会の改革を示唆したのである。
 ▼汚職捜査の責任者、李希とは何者か?
 さて中央紀律検査委員会書紀は、政治局常務委員で序列七位の李希である。
 この人物は、福建閥でも清華大学閥でもない。ほかの政治局常務委員はなんらかの腐れ縁があって習ファミリーにおける習の子分たちだ。
 ところが、李希は習のミウチではないのに、どうしてこうも大出世が可能となったのか?
 李希は甘粛省生まれ、蘭州市の秘書長になるまで地味な、まるで目立たない地方官吏でしかなかった。
陝西省に飛ばされ延安市書記になった頃、突如、ツキがまわった。
 
李希が陝西省延安市トップの党委書記を務めていた頃に、習近平がやって来たのである。
 共産革命のメッカといわれる延安は毛沢東の「長征」の終着駅。革命の聖地と言われる。実態は毛沢東らは穴蔵に籠もり、共産革命の美名に酔って馳せ参じた女たちをハーレムとしていた。
 その延安のはずれ、梁家河村は、文化大革命のころの「下放運動」で習が15歳から7年間過ごした場所なのである。
洞穴のような横穴式住居に暮らし、農民になり、苦しさに耐えた青春時代を、習近平は懐かしむ。延安市党書記だった李希は「全力を挙げて梁家河村を『模範村』とし、党中央や習近平同志に安心してもらおう」と呼びかけたのだった。
 その後、李はとんとん拍子の出世階段を驀進し、2011年に上海市副秘書長、2014年に遼寧省長、17年に政治局員となって広東省書紀(上海、広東は出世コースのひとつ)、そして2022年にトップセブンにのぼった。
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rioarai · 2 months
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第5回 現代社会のおかしさ ゲスト講演:さんかくさん
こっほん。地球の皆さんこんにちは。WORLDからきた、さんかくと申します。
ひとことで申し上げますと、現代の地球はもう崩壊しかけてます。とくに近代の資本主義、あいつはけっこうアグレッシブなやつですよ。だって、古来から僕たち生物は、もう何億年と、すでに幸せに暮らすことができていた。そこに、お金と競争によるヒエラルキーの価値観を押し込んできたのがアイツですよ。っていうかねえ、現代社会おかしいところだらけなんですよ。
たとえば、年齢を上下で考えること。日本これ強すぎだよ。年齢が1つ上なだけで敬う対象。1つ下なだけでタメ口でちょっとぱしりにしてもいい。えっとね、意味わからないよ。赤ちゃんにだって敬いは持つべきだし、自分が欲しいものは自分で買いに行きなさい、何歳になっても。
あと一般常識とかいうもの。きみがでかく居座りすぎて、僕自身の常識を保てる面積が狭いです。もっと、どいてください。
あと新卒なんとかいっかつ制度。人間が22歳前後でいっせいに就職したくなるわけありません。そんなの人それぞれです。
ぼくはもはや、採用って言葉が憎いです。ぼくらは生まれた瞬間から、今世の主人公に採用されたすでに素晴らしい人材ですよ?え、なに?ほうれんそう?うん、栄養あって旨いよね。あ、そうだパイセン、ぜんぶ事後報告でいい?
あと残業文化。あんたのせいで夕焼けを楽しめる時間が台無しです。
あと資本主義。働く日と休む日の、5と2が逆になってますよ?なんでこんなにも大切な私の時間を、御社だか弊社だか貴社だかに差し上げなければならないのでしょうか。これ毎回調べなきゃぼくは違いがわからないんですよ?
そうそうこの前も、情けない使い方しかされないゼイキンの徴収票が届きました。あんなのね、もうぼくにとっては、一緒に投函されてた新しいパチンコ屋オープンのチラシと同価値です。あ、パチンコ好きな人ごめんね。ぼくうるさいのむりで。海物語って良い話?
積立ニイサとかもね、ぼく完全に興味がない。みんなもあれ、気が乗らなければやらなくていいんだよ。ああいうのって、好きな人だけやればいいの。たぶん興味ない人がそこにたくさん時間使っても増えるお金って限られてるから。何も手をつけずに精神的にスッキリしている状態のほうが、ぼくにとっては100万円。
で、もっとワクワクできる個人的な物語に全力でのめり込んで、5年とか10年かけていいか��さ、だれかを幸せにできるパワーを、自分の体の内側にちゃんと身につけさせた方が、精神的にもケーザイ的にも、ぜったい良いと思うよ。だってお金って、君の外側の世界の話だよ?
…しつれい、ワタクシさんかく、ちょっと言いすぎちゃいました。ぼくはね、地球との思い出というと、夜になると真空みたいに静かになる夜空に浮かぶ星をただ眺めているだけの時間が大好きでした。眩しいんだよ夜空って本当は。
あ、さいごに政治家たち。シャキッとしなさい。こんなになりたくない大人の姿あるかしら。自分の頭で生み出した言葉だけ口から発しなさい。
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false-songstress · 6 months
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2億年前のように静かだね (2 okunen mae no you ni shizuka da ne) - "Quiet as 200 Million Years Ago" Mika Kaneko
うるさい シャイな憂鬱 ノイズの向こう側に 耳を澄ませば 愛が こんなに近く 2億年前のように静かだね Ah 言葉なんて何もいらないから It's noisy, so I go into a shy depression… But if I listen carefully Across all the noise Love gets so much closer It's as quiet as it was 200 million years ago Ah, because we don't need such things as words
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manganjiiji · 2 years
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胸ときめかすようなページにしたい
手帳とか、ノートとか、なにか書くもの。可変的なもの。一瞬で過ぎ去るもの。その時だけ楽しいもの。楽しいページを作りたい。たくさんスクラップしたりしてかわいいjournalを作っている人がいたりして憧れるが、私にはそのような余力がない。けれどもtumblrを見ていると、みんなかわいいページをノートに作っていて、ここで俺がやらんでどうすんねん。みたいな気持ちになる。
寒の走り。朝晩冷えて日中は30℃になるからなのか、毎日体がだるく、やる事はあっても明確な期限がないものばかりなので結局何もやらない、という日々を繰り返している。つまり、寝ている。どうしようもない、何もできない時は積極的に寝ている。34年分の不眠、とは言わずとも、ここ2年ほどの不眠を考えれば、まだまだまだ睡眠のほうが足りないと思う。やりたいことがないな、と毎日思っている。のだが、今いきなり日本史の教科書の解説書を最後まで読もうと思えた。英検の勉強、もうやりたくないな。頭が上手く働かないというか、全然単語を覚えられないし、冷静に解けないし、速読の訓練なんてできていないし、何もかも億劫。しかし突然同人サイト用のサーバーを月300円で���ンタルするサービスの告知が来て、最高じゃんと思いその方の技術書まで買ってしまい(明日届く)、いきなり個人サイトを作ることに決めた。これでpixivに上げるかとかぷらいべったーに上げるかとかあまり悩まなくてもいい。pixivでは酷いセクハラが明るみに出、その後の対応も釈明文?も杜撰だったことから、利用したくないと思う方が増えている。私は11年ほど前からpixivにはお世話になっているので、まあ一応使い続けるか(金を落としていないし)と思っているが、読む方への配慮としてプラットフォームがpixivだけではだめだなと思っていたし、ぷらいべったーも個人の運営だからなにか事件が今後起こらないとも限らないし(最近プチ騒動もあったし)、やはり個人サイトを作るのがいいかなと思っていた。ここで奮起してまたタグを打ったりcssを書いたりしようと思う。ファイトーー!!デザインは高校時代から勘でやっていたし、今回も勘でどうにかなると思う。テンプレートも本に付属しているし。
12月のイベント、フィガファウの短編集を出したかったが、今の体調の成績を鑑みるに、到底無理であろうという判断を下した。サークル参加したかったけれど、残念ながらそこまで回復できなかった。ただ、短編は書いていきたいし、本はどこかのウェブオンリーとかで出したいと思うので、12月は見送りという感じです。会場に行くことも出来ないと思う。8〜9月でかなり体力が落ち、状態も悪化してしまった。特に何があった訳でもないが、このように私の療養は常に一進一退なので、珍しいことではない。相変わらずかっちゃんの小説も止まっている。今日原作の7巻を読んでいたらかっちゃんが触れるものみな傷つけるガラスの刃すぎて心が痛んだ。そりゃ「爆豪勝己 オリジン」という副題なのだからそうだが、ここから出久とかっちゃんはまた次のステージへとその関係を変えることになる、と思うとどきどきひゅうひゅうしてしまい、8巻に進めなかった。フィガファウについては往時よりは熱が冷めたとはいえ、まほやく全体が好きだし応援したいという気持ちが健在なので、自分の愉しみとして静かに文を書いていこうと思う。かっちゃんについてはちょっとどうなるかわからない。今一応ひとつだけネタができたので書いてみているが、この一編で終わる気がする。数年前から出勝読み専だったのに突然書き始めてしまった自分に困惑している。吸血鬼すぐ死ぬも相変わらず好きだが、原作は2巻までしか持っていない(アニメ2期おめでとう)。
今日はリケの誕生日(10/2)。最近毎日誰かの誕生日をお祝いしている気がします。人をお祝いするのは楽しいことだ。リケの短編小説とかも書いてみたいな。リケの凄まじさについて。私はまほやく世界を多分に捏造するきらいがありますが、やはりその小説も舞台を捏造すると思います。画は頭に浮かんでいるんだけど。
疲れたからといってこの人生を降りられない。思い通りにならないからといってもう辞められるものではない。みんな色んな物事をやり過ごして見過ごしてなんとか運転していっている。すごいなあと思う。私はちょっと、しばらく、道の端でぐったりしていようと思う。
2022.10.1
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tokaya11 · 1 year
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「dolls」について
こんにちは、Tokayaです。
先日のボーマス49では沢山の人にお会いできて良かったです、 ありがとうございました。
さて、1st EP以降やってなかったんですが、 久しぶりに、アルバムについての自分の所感みたいなものを残しておこうと思います。
●まず、3rdアルバム制作経緯について。 前回の2ndアルバムから2年程経ち、そろそろ新しいアルバムを作らないとなぁと考えてはいたのですが、なかなか手がつけられず。 2ndアルバムくらいから、モチベーションの問題でかなり曲を作るのが億劫になっていて。 それに加えて、ちょうど大学が忙しかったり 、 体調・精神がかなり不安定だったのもあり、もう音楽を辞めようかなくらいに思っていました。そんな状態ですが、少しずつ曲が貯まってきて、かつ、数ヶ月後にたまたまボーマスがあったため、「もうこれで最後にしようかな」くらいの気持ちでアルバム制作を開始しました。 普段は割とコンセプトを決めてからアルバムを作っていくのですが、 今回はまるで思い付かず、、、 とにかく思いついた曲を作るだけ作って最後に曲を厳選した結果、女性目線の恋愛曲(悲哀だが)が多くなったため、"dolls"(人形達)というアルバムになった次第です。 (決して私がぬいぐるみ大好きだからdollsなのではない) まぁ、というわけで生まれたアルバムなのですが、 入れられなかった曲が、実はあと3曲くらいあって、、、いつか公開したい。 (バラード多過ぎるかなぁとか、今回はギターロックは合わないなぁとか、まぁ色んな理由で入らなかった)  3rdアルバムはボーマス49にて新譜として頒布させて頂いたのですが、正直10枚売れりゃ御の字だろうという安易な予測から、CDを20枚しか作らず 、、、予想よりずっと多くの方に手に取って頂いたため、数時間で完売してしまいました。。。 欲しかったという方には大変ご迷惑をおかけ致しました。(現在通販やってます、またいつかイベントでも頒布します。。。)
 ●dolls各曲について
1曲目:滔々
実はたぶん初めてリリースカットピアノをまともに使用した曲です。比較的シンプルな構成なので編曲には苦労しました。 少し不協和音になりつつある二人の曲。あなたを繋ぎ止める手段を探している。
 2曲目:愛に触れている
アルバムのコンセプトを決めた曲で、投稿予定は無かったんですが、たまたま無色透名祭が開催されていて、せっかくなのでこの曲を投稿させて頂きました。ボーマスにて 、「この曲で知りました」という方が結構多くて,うれしかったです。 不協和音になった二人の曲。返事の無い君の愛に縋り付くにはこれしか無いの。
 3曲目:Easy over(Album ver)
前のEPでも収録した曲をLoFiっぽくアレンジして再録しました。珍しくケロケロボイスの曲です。 普段自分では書かないような歌詞をあえて書きました。 一人でも生きていける、強い人の曲。自分が特別だったなんて思わないでよね。人生の中で別れなんて意外と重い事じゃ無いのかも。      Easy over (気楽に終わろう)
 4曲目:リップサービス
ピアノの打ち込み頑張った。 最近めっきり使わなくなっていたIAに歌ってもらいました。 「綺麗にあなたを諦められるように」というフレーズ一つから書いた曲。そんな簡単な恋じゃ無かったくせに。でもどう足掻いたって諦めるしか無いのだ。ちなみに歌詞にライターとかありますが、私はタバコ吸いません。
 5曲目:ナイト・トークン
初めて知声を使ったんですが、調声しなくても人みたいに歌ってくれてびっくりしました。ミドルテンポのロック。 一人で寝るのは寂しいから、少し悪い事をする曲。代わりの代わりでいいからさ。
 6曲目:5年と2ヶ月の映画
前のEPから再録。2年くらい前の曲なので本当はアレンジ等かなり変えるつもりだったのですが、結局何も変えずに収録しました。自分の中でとても気に入っている、自分の指針みたいな曲で。これ以上の編曲は思い付かなかった。 映画みたいな恋をした、という曲です。あなたを嫌いで終わるような恋になんてしたくないの。 あなたが居なくても案外普通に生きていけてしまうのも少し寂しい。
 7曲目:散乱と杪夏
夏の曲。あんまり覚えてないんですが、波が攫っていくような静かな波みたいな曲を書きたくて出来た曲です。実はいなかったんじゃないかみたいな。遠い昔の恋の記憶ってこんな感じですよね。
 8曲目:Skirt
コンピアルバム「nina vol.4」に収録して頂いた曲。シンプルにギター、ベース、ドラムのみの構成(だったはず)。若さに対するレッテルや幻想を、少女というテーマにそって書いたような曲です。 変な意味ではなく 、若いって価値だと思います。若いからできること 、後先考えずできることの価値を最近身に染みて感じます。(まだ自分は若いですが)
 9曲目:違う誰かと来たよ
こちらも知声に歌ってもらった曲で、サビで三拍子になるのが気に入ってます。実は詞先で書いた曲で、今年夏祭りに行ったときに色々とイメージを膨らませて書きました。(ちなみに一人でかき氷食べて帰りました。) 夏祭りに行くたびに思い出すんだろうなという誰かの事。 冷静に考えると普通に最低な男の歌詞。
 10曲目:初雪葛
コンピアルバム「OMOIBANA」に収録して頂いた曲。花がテーマ(文字通り)になっています。コンピの段階で、このメンツ的にバラード出すべきではないのかな、とは一瞬思ったのですが、自分の色はこれしか無いなと思い、あえて好きなようにバラードで作らせて頂きました。思いの外このコンピから好きになって頂いた方も多いみたいで、作って良かったなぁと思います。 置いていかれた私と花の曲です。
番外編  :陽炎 (ムラタシユウと共作,ムラタさんの「創作」に収録)
ムラタシユウさんに声をかけて頂いて、共作した曲になります。ベースはムラタさんが作り、二人であーだこーだ言いながら作っていきました。自分は他人と共作した経験がなかったので、正直すごく難しかった。。。でも二人でデモを送り合う日々はとても楽しくて、また良い経験にもなりました。僕は主に、一部の編曲とミクのVoとメロ 、アコギなどをやってます。
●最後に
2ndアルバムくらいから迷走し続けて辿り着いた3rdアルバム。 まだまだ迷走していますが、1曲でもあなたの心に残った曲があったら良いなぁと思います。一生愛してくれとは言えないけど、ひと時でもあなたの心に居る曲が作れたら御の字。 来年は自分の環境が大きく変わってしまい、なかなか曲を作れないかもしれないけれど、音楽は続けていくつもりなので、気長にお待ち頂けると。 勢いで書いているのでひどい文章だとは思いますが、、、まぁただの書き置きとして残しておきます。ありがとう、これからもよしなに。
 2022年11月18日 Tokaya
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shintani24 · 8 days
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2024年4月20日
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2024 明治安田J1リーグ 第9節 北海道コンサドーレ札幌 1-1 サンフレッチェ広島@札幌ドーム 11512人/10分 スパチョーク、50分 中野 就斗
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中野就斗選手/失点を取り返したかった
……失点シーンについて。
中野●自分がもっと寄せられればとか思いますが、全ては結果なので。
……同点ゴールは簡単じゃなかったと思う。
中野●そうです。おーちゃん(大橋)と目があって、要求したらいいボールが来たので。意外に冷静にシュートを打てたのかなと思ってます。
……本当に冷静だったね。
中野●何か力が抜けて。
……それまでチームのみんながチャンスを決めきれなくて、焦れて焦れていう感じだった。あそこは力みそうなところでした。
中野●そうだと思うんです。自分のミスで失点してしまったので。取り返したいっていう気持ちもあった。でもなぜか、自然に力が抜けていいシュートが打てたと思います。
……この勝点1ですが、勝点3を取れたって思いもある。
中野●引き分けが多い。失点も2試合続いてしまっている。守備陣は耐えているとは思いますが、まず失点ゼロに抑えて、前が1点でも取ったら勝てるゲームを作っていきたいなと思います。
……結果論ではあるんだけど、5失点のうち4失点はアウェイ。
中野●なんていうんすかね……。
……失点0に抑える難しさみたいなのはありますか。
中野●やるからにはゼロで抑えたいこともありますけど、いろいろな状況があって、難しい部分もある。失点したとしても勝てるようなチームにならないと。失点しないことに越したことはないんですけど、しっかり得点を取っていく。やり続けることで得点を取れると思うので、そこはチームとしてやっていければいいなと思います。
……失点してしまったけれど、後ろからするとしょうがない感じはある。
中野●しょうがないゴールではあると思うんですけど、そこでいい予測をして、プレッシャーにいけてればとか、いろいろな見方もできると思う。自分が成長するために、ああいう状況での守り方っていうのを学んでいければいいなと思います。
松本泰志選手/シュートを決める力
……決めたかった。
松本泰●はい、決めたかったです。
……前半も後半もいいチャンスがあったと思うんだけど、どのシュートが一番悔しいですか。
松本泰●後半(55分)のポストにら当たったシュートですね。GKが触ったんですけど……、いやあれは決めたかった。
……ただ、松本選手のストロングが出たシーンだったとは思う。動き出しは完璧だったかな。
松本泰●動き出しとボールを置く位置は良かったんすけど、最後がね……。やっぱり、決定力が足りなかった。
……前半のヘディング(35分)かな。ああいうシーンを決めれるようになったら。
松本泰●数字に繋がってくれば、なんかポンポンって(ゴールも)いきそうな感じはしますけど。次に向けていい準備だけはしたいです。
……ロスタイムで後ろから押されたと思うんだけど。
松本��●いやあ、押された感覚はあったんですけどね。(PKを)もらいに行った感もあったんで、何とも言えないですね。
……川村拓夢選手がケガをして交代になって、満田誠選手との2ボランチになったけど、その関係性はどうだった。
松本泰●監督からは、マコがアンカーで俺が前っていうふうに言われてたんで、僕自身やることはそんなに変わんなかったかな。ただ、マコだとより攻撃的になります。タクムだとボールを奪っての回収とかもしてくれるし、前にも出てくる選手なんでね。一本、決定機もありました。ただ、マコのときも、あんまり後ろを気にせず、自発的にいっぱい前に出ていました。
……形は良かったと思うんで、あとは決めるだけ。
松本泰●はい、頑張ります。
小原基樹選手/チャンスを決めきれる選手に
……アクシデントでの交代となったんだけど、スッとゲームには入れたような気がする。
小原●常にいい準備はできてると思うんです。だから、いい対応ができると思います。
……75分、大橋選手が右から切れ込んでのパス、あれをうまく打てなかったっていう悔しさはありますか。
小原●そうですね。あそこはかなりチャンスだった。ただ、少し(パスの)タイミングがずれて、うまくミートできなかった。ああいうところをしっかり決めきれる選手にならないと駄目だなと思います。
……あれは考え方としては、ボールを左足でダイレクトに合わせようと。
小原●(相手との)タイミングをずらして自分は入っていたつもりだったんですけど、(大橋選手と)うまく合わず、タイミングがずれてしまったと思います。次、決めるようにしっかり準備します。
……次はもしかしたら頭から行くかも知れない。
小原●次はルヴァンカップになるかもしれないんですけど、しっかりと結果を残せるようにまた準備します。本当に総力戦ですけど、誰かがケをして出れなくなっても、常にいい準備はしているつもり。チャンスをもらったときにどれだけ自分のパフォーマンス出して、ゴールに迫って得点できるか。その部分はさらに突き詰めてやっていきます。
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塩谷司選手/自分がもっと寄せたかった
……失点シーンについて。
塩谷●ショウの足に当たったボールが相手の方に行った。あそこで僕がもうちょっと寄せていきたかった。シュートを打った時に中野が触るのではなく、僕が触らなきゃいけなかった。
……試合を通してみた守備は。
塩谷●点に入りそうだったのは、失点シーンの他は後半に1本、菅選手のシュートとかありましたけど、そこまで危ないシーンを作らせないようにできたんじゃないかなと思います。
加藤陸次樹選手/入るまで、迷わず打つしかない
……いやもう、悔しすぎる。
加藤●そうですね。チャンスはあったんで。
……27分のシーン、シュートに持ち込むまですごくアイディアもあって、よかった。
加藤●ここまでシュートが入らないんで、ただ思い切ってやろうと思って打ったんですけど、それも入らなかった。次はもう、どうしようかなって。
……考えずに打てばいいって言っていましたね。
加藤●それで今回入らなかった。でも、迷わずまた打とうかなって。いつか入るまで。
……監督が「ビールでも飲んで寝た方がいい」って言っていたよ。
加藤●いや、連戦なんでビールは(苦笑)。しっかりリカバリーして寝ます。
……広島に帰ってリフレッシュするしかないね。
加藤●そうっすね。もう深く考えても、いい方向へ行かないんで。いいことだけを考えて寝ます。
井上愛簾選手/泥くさく追う。
……今日は比較的長い時間をもらったと思う。
井上●引き分けの状況で自分が出させてもらったので、泥臭く追っていこうと。僕はそういう選手ですしゴールも狙っていける。今日、ああいう時間帯で使ってもらえたので、これからもそこを前面に出してやろうっていう気持ちで入りました。
ミヒャエル スキッベ監督/チャンスの数と得点数が釣り合っていない
スキッベ監督●広島に1ポイントしか持って帰れないということは残念です。自分たちは勝利のために全てを出し切った。よりアクティブなチームだったと思います。
でも、最終的にはチャンスの数を生かしきれなかった。チャンスの数に対する得点が少なかったということだと思います。
パフォーマンスに関しては本当にトップだった。ただ結果に関しては納得のいくところまで行きませんでした。
……川村選手が途中で交代しましたけど、どういう状態だったか。
スキッベ監督●右の脇腹の筋肉に問題が起きた。最初に傷んだ時からしばらくは続けていたんですけど、これはもうできないっていうことでの交代。それ以降のことは。今後わかると思います。
……セカンドボールの回収が川村がいなくなって難しくなってしまいましたが。
スキッベ監督●まず(交代で入った)小原に関して言えば、非常に良いプレーを見せたと思います。彼自身も自分のよさ、ドリブルのところは試合の中では十分に示すことができました。
0-1の状況だでの交代だったので、よりオフェンシブにいこうという決断をしました。ただ後半の真ん中の2人、(満田)マコと(松本)泰志に関しても、完全にゲームを支配する十分な活躍を見せたと思います。
……ビッグチャンスを決めていればというゲームだったと思いますが、特に加藤選手はたくさんのチャンスがあった。彼はとても悩んでいるようですが、どういう方法で過ごせばいいのでしょうか。
スキッベ監督●広島ら帰ったらすぐビールを飲みに行けばいいんじゃないかな(苦笑)。そうすると、落ち着くんじゃないですか(苦笑)。ただ、もちろん彼自身のパフォーマンスには非常に満足しています。本当にいいプレーをしていますすからね。ただ、もっと良くなるっていう部分に関して言えば、やっぱり点が欲しいですね。
……井上選手を途中で投入して、彼のプレッシングでまた持ち直したと思いますが。
スキッベ監督●彼自身、非常に伸びている選手ですし、Jリーグでのプレッシャーの中でも、技術の高さも含め、自分の良さを示すことができたと思います。これからも彼の出場時間というのはどんどん伸びていくんじゃないかと思いますね。
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地方書店はどうなる? 今後消滅する全国の自治体約40%の試算 心配なのはインフラと小売業の存続(リアルサウンド 文=元城健)2024年4月20日
2024年3月21日に総務省統計局の人口推計が公表され、日本の総人口は1億2435万2000人であり、前年同月に比べて59万5000人が減少していると示された(2023年10月1日現在の確定値)。なお、人口全体に占める日本人は83万7000人の減少で、対して外国人は24万3000の増加となっている。
また、15歳未���の人口は1417万3000人で、前年同月に比べ32万9000人が減少している。これに対し、75歳以上の人口は2007万8000人で、前年同月に比べ71万3000人の増加となった。改めて深刻な人口減少と少子高齢化の実態が浮き彫りになった。また、人口が増加しているのは47都道府県中、東京都のみ。東京一極集中の傾向がますます強まっていることがわかる。
地方は深刻な人口減少に直面している。4月19日の共同通信などの報道によると、民間組織の人口戦略会議がまとめた報告書で、日本の全体の40%超の744自治体が“消滅可能性”にあると分析されているという。消滅可能性に該当するのは、2020~50年の30年間で、子どもを産む中心の年代となる20~39歳の女性が半数以下となる自治体を指す。
こうした実情から、地方では既に小売業が成り立たなくなり、深刻な買い物難民が急激に発生している。特に深刻な業種の一つが書店である。出版文化産業振興財団(JPIC)の調査によると、書店が一つもない“書店ゼロ”の市区町村は全国1741市区町村のうち456市町村に及び、約26・2%にも達する。これは2022年9月の調査データなので、現在はさらに拡大している可能性がある。
書店以外には、コロナ騒動の過剰な自粛ムードによってダメージを受けた飲食店のほか、八百屋や青果店などの個人経営の商店なども消滅している。とにかく、地方の農村などは人口が少なくなりすぎて、商売が成り立たないことが多い。地元の住民が共同で出資して、店を開いても、あっけなく閉店する事例も見られる。
書店や小売店に対し、いわゆる2024年問題や労働者不足や燃料の高騰などによって、商品を扱う問屋(書店の場合は取次)の配送が困難になる問題も指摘されている。書店の場合は、発売日が1~2日遅れる可能性があるとも言われる。現在、地方で当たり前に手に入っていたものが、10年先に手に入るかどうか未知数な状況にある。
医療の問題も深刻だ。家の近くに医療機関がない、病院や診療所まで車で1時間以上かかる、といった例も当たり前に出ている。人口減少による税収難によって、行政サービスが行き届かなくなるケースも出てくるだろう。人口減少の問題を意識し、いかに対策を行っていくか。いよいよ待ったなしの状況にあるといえる。
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whiteroom7 · 30 days
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少子高齢化の進展により明るい話題の少ない今の日本において、米大リーグで活躍する大谷選手の話題は、やはり頼もしい。若者にとっても、大きな夢と希望を与えてくれる存在ではないかと感じる。
そんな大谷選手に突然のように降ってわいた元通訳・水原一平の違法スポーツ賭博事件。大谷選手自身は、事件への関与を否定しているが、不明な点もある。単に違法賭博というだけではなく、日本円にして6億円とも7億円とも言われる巨額の金額が水原通訳ではなく大谷選手の口座から送金されている模様だ。現時点では、事件の全貌や真相は判明しておらず、今後の捜査が待たれるところだ。
過去には、大王製紙の元会長がカジノで100億円を超える損失を出したとする事件もあった。ギャンブルとは、そこまで人を引き摺り込む魅力があるらしい。
冒頭の画像は、茂木健一郎の書籍からで、「ギャンブルの依存症」について記されていた部分である。「ハマる」という状態から、さらに繰り返し強い刺激を求めるようになり「止めたくても止められない」状態になると「依存症」であり、元に戻るのが困難になるとのことだ。この「依存症」は、よく知られているように、ギャンブルだけではなくアルコールや薬物でも起こる。
私自身はギャンブルにはほとんど興味はなく、近いところとしては、宝くじとサッカーくじ(toto)を購入したことがある程度だ。私の知人には、宝くじでいわゆる高額当選者が複数いる。興味深いのは、さらに宝くじを買い続ける人がいる一方で、運を使い果たしたということで宝くじの購入をやめてしまう人もいることだ。冷静に考えれば、当たったところで止めるのがいいのかなと思う。私も、ナンバーズとtotoで約2万円と8000円程度が当選した時点で止めた。20年ほど前だろうか。ナンバーズとtotoの当選時期も不思議なほど接近していて、半年程度の違いだった記憶がある。ナンバーズは、換金に行ったところ、少額にも関わらず窓口のおばさんに驚かれ「誕生日ですか」と尋ねられた。私は「いえ、適当な数字です」と答えた。実際、そうだった。おばさんの驚き方を見て、この程度の金額であっても当選する人は少ないんだなと感じた。それと、誕生日のように、毎回数字を固定し、いつかあたりが来る日を待つという手法を取る人が多いとも感じた。くじ自体は独立事象で、前後や未来に影響を与えることがない。毎回ランダムな数字と固定数字でも、確率的には同じである。頭では分かっていても、過去に出たことのない数字が出る確率が高そうに思える。これも心理学で解明されている現象である。
サッカーくじ、totoについては、当初は気合が入っていた。当時は、テレビで試合をよく見ていたしクラブや選手についてもある程度の知識があった。各クラブには明らかに実力差がある。それは主に、母体の資金力によるものかもしれない。これはひょっとするとひょっとするかも、そんな気持ちすらあった。だが、いうまでもなく現実はそんなに甘くはなかった。Excelでデータの分析をしながら予想した。toto開始と同時に導入された「引き分け」。これも厄介だった。結局、リーグ優勝チームでさえ、勝率は6割強でしかなく、チームの実力差はもちろんだが、試合のあやや偶然性や運の入り込む余地が想像以上に大きいことに気がついたのだ。これで、急速に熱が冷めた。幸いだったのは、ここまでそれほど時間がかからなかったことである。
今、改めてtotoのサイトを確認すると、当時よりもくじの種類が増えている。当選金額が小さく、より当たりやすいくじが追加されてきているようだ。射倖心を煽るような部分は薄まってきているようだ。ひょっとして、機械学習のようなAI的な手法を活用すると効果があるのだろうか。だが、AIでtotoを次から次へと当てていく、そんな世界は考えづらい。AIといえども、確率を支配することは不可能だ。実現確率が小さくそれに伴う期待値も小さい事象に対しては、AIの効果は限定的だろう。人間より優れた結果を残すことは期待できるが、1度の当たりが極めて大きくない限り、トータルあるいは一定期間でプラスになることは難しいだろう。それは、仮に人間の10倍の確率で当選するとしても、元々の確率が小さいため、その10倍も有意に当選できる確率とはならないからだ。詳しくは知らないが、おそらくは競馬についても同様のことが言えるだろう。いずれにしても、くじはくじでしかない。大半の人は損をして終わるに違いがないのだ。税金の一部だと思えば気休めになるかもしれない。くじをやるなら、賭ける方ではなく胴元をやる、これが永遠の真実であることは変わりがない。
ともあれ、現在では大谷選手は違法賭博への関与を否定している。水原元通訳は、大谷選手にとって最も重要なコミュニケーション手段の一つを担ってきており、大谷選手の信頼も厚かったと想像される。大谷選手に無断で巨額資金の送金だけではなく、その信頼すらも失ってしまった。水原元通訳にとっては、自らの裏切り行為により失ってしまった信頼の大きさにも気づくべきだろう。信頼は、一朝一夕には築けないが、失うのは一瞬である。
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nvi143 · 2 months
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不燃愛
ぽたり、と鼻から血が垂れる。外に出るのが億劫だね、と家でポップコーンを食べながら映画を見ていた。ちょうどラブシーンで鼻血が垂れた。それがあまりにも単純なエロで興奮する男子中学生みたいで、馬鹿馬鹿しくて、2人して肩を震わせて思い切り笑った。君が丁寧に、優しくテッシュでそれを拭った。「今日はキスできないんだね」と眉を下げたぼくに対して、君は額に唇を落とした。鼻にティッシュを詰めてるとこ「見ないで」というと、「そういうところも可愛いよ」と微笑んだ。じくりと肺の横が痛んだ。これが、ときめきか、と思った。そうして眠った。
朝が来た。ピクニックに出かける予定だった。カーテンから溢れる日差しは眩しく、目を突き刺した。鼻血のせいだろうか、貧血のように体が重かった。隣で眠る君が額に手を当てると、自分の温度の高さに驚いた。試しに体温を測ると体温計は38.2を表示した。ピクニックは今度行こうか、と眉を下げる君に今日行きたかったのに、と怒鳴り拳で彼を叩き、ベットの上で泣き叫んだ。君は眉を下げながら「君のためだよ」と謝った。僕は泣いても涙が止まらなかった。最近不安定みたいだ。体調も、感情も、何一つとしてコントロールできない。情けなくてさらに泣いた。シーツがべちょべちょになった。泣いている間に君は落ち着きなね、と1人でどこかに行ってしまった。僕のことを置いていくなんて、大嫌いだと、叫びながら泣いた。そのうち涙も枯れて、だるさが襲い眠りについた。暫くして目が覚めると、君がキッチンに立っていた。きみはあたたかいお粥を僕に作っていた。ベットに運ばれたそれをゆっくり食べた。味はおいしいとは言えなかったけれど、君の優しい味がした。そのあとみかんゼリーを食べて、歯を磨いて、君に頭を撫でられながら寝た。不甲斐ない自分すら愛されている気がして、またじくりと肺の上が痛んだ。
朝が来た。お互いそれぞれ仕事をこなし、やり過ごす毎日が続いた。パターン化された毎日でも、君と過ごす時間があればそれは幸福になった。少しのスパイスで格段と味が上がるカレーのように、僕にとって君は特別だった。ただ一つ、変わったことがある。よく体調を崩すようになった。心ではなく、体が。鼻血を出した時から段々と体が蝕まれる感覚がする。前より呼吸が浅くなり、足首が誰かに掴まれてるのではないかというほど体が重くなった。ただの風邪だろうと流していたが、君の心配もあり病院に行った。風邪薬を貰うだけのはずが、アルコールの匂いを嗅ぎながら、多くの検査をした。医者に告げられた結果は、悪いものだった。病名は長すぎて頭に入ってこなかった。愛の病だと言われた。最愛の人と一緒にいることで寿命が縮まるらしい。所謂、末期癌のようなものだった。彼との生活を続けると三日ほどで君は死ぬと、そう言われた。治療薬はなく、彼と離れることで長生きできると言われた。その日は家に帰り、君が帰ってくるのを待った。帰ってきた君には開口一番に具合を問われた。「大丈夫だった?」「薬は飲んだ?」「ちゃんと食べないと」と。僕は、「ただの風邪だったよ」と笑った。心配する君の姿が母親みたいで、それがまた愛おしく、苦しくて、すぐにトイレに駆け込んで、君に見られないように涙をこぼした。思わず出てしまう声を必死で殺した。僕は選択を迫られている。君と居れば死んで一緒にいられないし、君と居なかったら生きれるけど君は居ない。どちらも地獄だと、そう思った。その夜、僕たちはシーツの中で深く深く交わった。冷たいシーツと、君の温かい体に挟まれ、君の熱いそれを受け止めた。僕の中でどくりと脈打つそれから、君の心臓を感じた。何度も奥が抉られ、息が上がる。心臓がじくりと痛い。君にこうやって近づく度に、死ぬんだと、それが実感としてあった。君の背中の皮膚に爪を立てて激しくしがみついた。君を離したくない、離れたくない、離れていかないで。涙が溢れるのは、快感のせいにして誤魔化した。君の生温い性液を腹の中で感じるのすら、尊くて、虚しかった。僕を忘れないでという気持ちで、君の首筋に沢山のキスマークを残した。
朝が来た。今日は仕事を休むと君に言い、部屋を出ていく背中を見送った。君がいない時間に、僕は決断を下した。全ての荷物をまとめた。君との思い出のCDや、本、日記帳はゴミ袋に入れた。一冊だけ、君にあげた本だけを本棚に残した。最後の悪あがきだったんだろうか。君に僕を覚えて欲しい、なんて、呪いをかけるような気持ちで残したのかもしれない。夜、君が帰ってくる前に家を出た。僕の痕跡をできるだけ残さずに、僕は君の前から消えた。さようならという言葉も残さずに、温かい場所から自分で去った。飛行機の窓から小さくなる街を指でなぞった。僕の体温が冷たくなる感覚がして、静かな機内で涙を落とした。
何度か朝が来た。君の側から去って、1ヶ月ほど過ぎた。肌にはまだじっとりと、君の温かい感触が残っているのが辛かった。君から離れた場所で、君のことをなんとか忘れようと必死だった。昼間は仕事に追われて平気だった。それなのに夜になると、毛布にくるまっているのに寒くて仕方なかった。医者には離れた時の副作用として、低体温になっていると言われた。耐えるしかないと、そう告げられた。君に会いたい。会いたくて、仕方がない。数少ない君の痕跡を辿った。電話帳から消したはずの連絡先がメモに残っていた。衝動的に10円を握りしめて外に出た。数が減った公衆電話を探し出し、10円を数枚入れて君の番号を打った。ちゃんと君にお別れを言って忘れられれば、僕の体温も戻るんじゃないかと、安易にそう思った。呼び出し音の後に君の声が聞こえる。「もしもし」と僕が口にしただけで、君は僕が誰か分かったようだった。「ちゃんと、さよならを言えてなかったから」というと、君は「そういうの辞めてよ」と怒った。僕はその言葉に動揺して、「また君に愛されたい」と呟いてしまった。君は、苦痛を搾り出すように僕に言った。「僕は、君との恋や思い出をやっと仕舞ったんだ」と。その言葉を聞いて僕は受話器を下ろした。まだ時間は余っていたようで、10円玉がカランと音を立てて数枚返却された。君との物語はもう終わったのだ、というのを理解した。
何度か朝が来た。あれからまた数ヶ月経った。時々病院の検診に行った。レントゲンを見せてもらった。「病気の進行は完全に止まった」と医者に言われた。レントゲンには、心臓や肺に白いツタのような物が巻き付いているのが写っていた。医者曰く、これは骨のような物で、最愛の人の近くにいるとこれを育ててしまい、これが育ち花のように咲く頃には、心臓や肺を締めて止めてしまうと言われた。死ぬ寸前だと言われたのがよく理解できた。僕は君を完全に忘れるために努力をした。夜の街に繰り出しては、孤独を埋めるための恋をして、お酒を飲んで、冷たいベットで肌を寄せ合った。「君は、すごく冷たいね」とその子たちは肌を撫でた。僕の体温は君といた頃の体温には戻らなかった。心臓が高鳴る、痛くなるあの感覚が、恋だったとは思いたくなかった。
朝が来た。朝が来るのが怖かった。何も楽しくなかった。映画を見るのも、ご飯を食べるのも、音楽を聴くのも。自分の中の大事なピースが欠けて、そこの空白がどうしても埋まらない。そんな毎日が続いた。たまたま用事があり、君の住む街に行くことになった。半年だと、何も変わってはいなかった。君と住んでいた街は、温かかった。というより、君との思い出が温かった。気が緩んだ。君を捨てて、僕は傷つかないことを選んだのに、その温かさに許された心地になった。用事を済ませた僕は、自然に君とよく行っていたカフェに足を運んだ。日曜日、いつもの窓際の席。そこに君はいた。君はまだそこに座って、僕があげた、本棚に閉まったはずの詩集のページをめくっていた。横顔を見詰めるだけで、涙が溢れた。声を掛けたい気持ちを抑えて、僕は君が見える離れた席に座った。机にあった紙ナプキンに、ぎっしりと君への手紙を書いた。もし、君がこれを受け入れてくれるのなら、僕は死んでもいいから君に会いたいと、そう思いながら言葉を綴った。謝罪と、君の思い出がどんなに尊いかということ、そして、君への愛。それを一心不乱に綴った。それを君に渡して欲しいとウエイターに渡し、僕はカフェを出た。あの日、ピクニックをするはずだった公園に行った。これで、君が現れなかったら、もう諦めようと、そう思いながらベンチで君を待った。しばらくして、僕の隣に君は座った。僕たちは何も言葉は交わさなかった。ただお互いの手を握り合って、指先で気持ちを伝えた。久々の暖かさに、溶けてなくなりそうだった。
朝が来た。君の腕に包まれながら、僕は目覚めた。「君はあたたかいね、」と笑った。あんなに冷たかった肌は、一晩にして戻ったようだった。帰りのフライトはキャンセルした。君の腕の中で死のうと、そう覚悟した。僕は、彼に逃避行がしたいと懇願した。旅行に行きたいと、君にワガママを言った。近場なら、と君は頷いて、僕たちは昼過ぎから出かけた。車を山奥に走らせて、僕らは現実から逃げた。君の助手席で、思い出の曲をかけて、窓を開けて息を吸い込んだ。心臓と肺が押し潰されて体は苦しいけれど、生きている、という心地がした。僕らはその夜、山奥のペンションに泊まった。焚火をして、思い出や、空白の期間何をしていたかを話し合った。君も君で、僕じゃない人を愛そうとして涙を溢したこと、僕は君じゃないと日常が埋められないと気付いた日のこと、色々語りながら、時に涙を溢した。夜空を見上げると、星が煌めいていた。僕は君に言った。「いつかあの星に、楽園に、2人で行こうね」と。君は優しく微笑んで頷いた。そうして、僕らは社会から離れた小屋で2人で眠った。僕は君の心臓の音を忘れないように、耳に刻むように、聴きながら眠った。
朝が来た。起き上がるのも、指一本動かすのも、辛くなってきた。息も上手くできず、視界が霞んだ。死が近づく気配がした。顔が青白い僕を見て、君は心配して帰ろうと諭した。僕は行きたいところがあるんだ、と君に頼み込んだ。どうしても最後に君と、最初に出会った場所に行きたかった。君はまた困った顔をした。僕は、一生のお願いだからと、君の手を握った。そうして、僕らは、僕らが出会ったキャンパスに向かった。ここで初めて、彼に出会った。卒業して暫く経ったキャンパスは、少しだけ変わっていた。僕らがよく逢瀬していた秘密基地は、綺麗に整理整頓されていた。授業を受けていた教室に行くと、あの頃の気持ちに戻れた。初めて、振り返って、後ろにいた君と言葉を交わした日を思い出した。君の前の席に座れたことは、僕の人生において1番の幸運だった。そして、屋上に向かった。今にでも倒れそうな僕に帰ろうと、不安そうに諭す君を振り切って、なんとか階段を登った。あの日、ここで、君のことが好きだと気づいた。カメラのシャッターを君に向けて切った時。僕の臓器に埋められた種は、この時に芽を出したのだと思う。ここで、きみとこうして手を繋げていることが、本当に幸せだと思った。そう思った瞬間、心臓が何かに突き刺される心地がして、血を吐き、鋭い痛みに耐えきれず、僕は倒れた。君は「駄目だ」と泣きながら僕を抱いた。朧げな視界の中で、君を目に映そうとして、僕は君の頬に手を伸ばす。暖かい涙が頬に落ちる。この暖かさが僕の拠り所だった。最後に言いたい言葉はたくさんあった。だけど、不思議と、この言葉しか出てこなかった。シンプルでありふれた言葉だけれど、この言葉だけを言いたかった。「愛してる」きみを、世界でいちばん愛してる。急激な眠りに襲われ、僕は瞼を閉じた。幸せだと、心から思った。
君には朝が来て、僕には朝が来なかった。僕の体は燃やされた。けれど、僕の中で育ち、僕を殺した花は綺麗に咲いて、燃えなかった。遺骨のように、その花も残った。僕が死んでも、僕の愛は燃えなかったらしい。生まれ変わっても、この愛は燃えない。僕は、君への遺書にこう書いた。「もし、生まれ変わったら、どんな形であれ、君に会いたい」
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kennak · 3 months
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警察側の証人から「捏造ですね」という異例の発言が飛び出した、大川原化工機冤罪事件を巡る国賠訴訟。東京地裁(桃崎剛裁判長)は12月27日、検察と警視庁の捜査の違法性を認め、国と東京都にあわせて1億6200万円余りの賠償を命じた。 公安警察の強引な捜査や人質司法の問題を浮き彫りにした事件で、国賠訴訟の原告代理人を務めた高田剛弁護士に話を聞いた(ライター・梶原麻衣子) ●「警察が会社にたくさんやってきたんですが」 ――企業法務の専門家である高田弁護士が、企業が絡むとはいえ刑事事件である大川原化工機の事件に関わることになった理由を教えてください。 10年以上前ですが、一度、大川原化工機の金融系の案件を担当したことがありました。その時のご縁がもとで顧問のような関係性が続いていました。 ある時、突然電話がかかってきて、「警察が会社にたくさんやってきたんですが、どうしたらいいですか」と相談を受けたのです。つまり、警察がガサ入れ(捜索)にやってきたところから関わることになったのです。 ガサ入れ後、大川原化工機の役職員に対する任意の取調べが始まりました。これに対し、大川原化工機側は、自社の製品が生物化学兵器製造に転用できるような性能を持っていない、輸出規制に関する経産省の省令にも違反していないとの自信があり、きちんと話して理解してもらえれば嫌疑は晴れると考えていました。 そこで私も警察には全面的に協力すると方針を決め、大川原化工機にもそうアドバイスしました。大川原化工機側は聴取に全面的に協力し、50人の役職員が延べ300回近く聴取を受けています。 他方で、私は同時並行的に、将来の輸出にかかわる部分の基準作りをするために、経産省と協議を行いました。今問われている事件はともかく、大川原化工機は今後も噴霧乾燥機を扱っていくことになりますから。 しかしその時の経産省の動きがかなり悪く、どうしてこれほど対応が遅れるのか疑問に思っていました。その時は背景が分かりませんでしたが、蓋を開けてみればまさに経産省が訳した輸出規制の文言のあやふやさが事件の発端で、既に警視庁公安部との間で、数カ月にわたる打合せを経て手を握っていたというわけです。 ●人質司法「これほど根深い問題だとは」 ――今回は、警視庁公安部が噴霧乾燥機や細菌兵器の専門家らの「当該の噴霧乾燥機では生物兵器は生成不可能」という証言を捻じ曲げて輸出規制事件に仕立て上げるなど、かなり悪辣な事例だったほか、逮捕して長期勾留し、自白に持ち込もうとする「人質司法」の問題も明るみに出ています。 一般論として「人質司法」の問題は認識してはいましたが、まさか自分がこの問題にかかわり、しかもこれほど根深い問題だと知ることになるとは、思ってもみませんでした。 逮捕されたうちの一人で技術者である相嶋静夫さんは、勾留中に体調不良に見舞われました。保釈を訴えましたが認められないので、勾留執行停止という一時的なもので対応せざるを得ませんでした。最初の勾留執行停止はわずか8時間しかもらえませんでした。その間に大学病院で診察を受けたところ、進行胃がんだと発覚したのです。 そうと分かれば治療を受けなければならないし、その方針を決めるための精密検査も必要です。本来は入院する必要がある状態だということで再度保釈を請求しましたが、これも認められませんでした。裁判所の判断としては「2週間の勾留執行停止で対処すればいいじゃないか」という感覚だったようです。 しかし、勾留執行停止というのは時限的なもので、いわば不安定な状況です。ある大学病院からはアンオフィシャルな形ですが、入院を断られてしまい、別の病院を探さなければならなくなりました。時間に追われて、本来必要な医療を十分受けさせることができないというのは、病院にとっても負担だったのかもしれません。 ――相嶋さんの例は最たるものですが、大川原正明社長、島田順司さん、ともに5度の保釈請求が却下されています。なぜ裁判所は保釈を認めなかったのでしょうか。 私たちも本当に不思議でした。 2020年3月末に起訴されて、4月末から公判前手続きに入っており、公判担当部の裁判官と検察官を交えての話し合いが行われていました。この年の10月の段階で裁判所に「全然保釈されないんですが」と言ったら、公判担当の裁判官が「この件で長期保釈されないのはおかしいと思う」と言ってくれて、その旨を記載した詳細な期日メモを作成してくれました。そこで、その期日メモを添付して改めて保釈請求したのですが、令状部はそれでも保釈を認めませんでした。 ●「食事を床に置かれ、排泄しているところが独房から丸見え」 ――保釈請求却下の理由は、「口裏合わせの恐れがある」からだ、と。 これもおかしな話で、「口裏合わせの可能性」自体が、机上の話でしかないのです。そもそも大川原化工機側は、警視庁公安部による任意の取調べに1年間以上も全面的に協力していて、50名の役職員が自らの認識を供述し、求められた供述調書に署名をしていました。 さらに、大川原社長らの逮捕後、検事自ら、多数の従業員の取調べを行い、検察官面前調書に署名させていました。すなわち、捜査機関は、起訴の時点で大川原化工機の関係者の認識について、必要な証拠化を終えていました。また、この事件では故意や共謀の成否以前に、噴霧乾燥機の殺菌性能という客観的要件が主要な争点となっていました。したがって、保釈による口裏合わせのリスクが現実的にはほとんど問題にならない事件でした。 もっとも、この事件では検察官が証拠請求をした供述調書には、大川原社長や島田さん、大川原化工機の社員らが話してもいない内容が書かれていました。そのため、弁護人としてはそれらの供述調書の証拠請求に同意することはできませんでした。 これを検察官の立場からみれば、弁護人が証拠請求に同意しないため証人として法廷で証言してもらわなければならなくなり、保釈を許すと、大川原社長らが他の役職員に働きかけることで、「証言が汚染される可能性がある」と主張しやすくなります。そしてまた、裁判所としても検察官からそういわれると強く出られなかったのでしょう。 ――驚いたのは、大川原社長ら3名が勾留の時点でほとんど刑務所と同じような扱いを受けていたことです。 外国特派員協会での会見で大川原社長も述べていましたが、食事を床に置かれ、排泄しているところが独房から丸見えになってしまうような施設に勾留されました。今回は2020年3月11日に逮捕されてから、東京拘置所に移る同年7月半ばまで、約4ヶ月間もこうした「代用監獄」に勾留されていたのです。 警察の手の内にあるこうした施設に閉じ込められ、屈辱的な扱いを受けるという精神的な負荷は、想像を絶します。普段の生活との落差が大きすぎて、心が折れてしまう。しかも、何も悪いことをしていないうえに、警察にもあれだけ協力的に対応していたのですから、その失望感はなおさらです。もしも自分だったらと想像すると、「嘘でも自白すれば解放されるのではないか」と思って「僕がやりました」と言ってしまうかもしれません。 否認するために黙秘を貫く方針を取ったので、それによって勾留が長引いたことは確かです。しかし相手が自白を取りに来ている以上、被疑者は黙秘をするしかないんですね。警察官や検察官はプロですから、とにかくしゃべらせれば、徐々に自白と取れる発言を導き出すことができるという頭で来ています。誤った自白を防ぐには、黙秘するしかないのが現実なのです。 ●「ここまで行政側が“真っ黒”な事件だとは」 ――大川原化工機を巡る事件、国賠訴訟では、信じられないような警察の捜査のずさんさ、無理にでも事件化しようとする強引な姿勢、そして自白ありきの人質司法の実態が明るみになりました。この事件をきっかけに、警察組織、捜査機関が変わることは期待できるのでしょうか。 大川原社長や、島田さんが強く主張しているのがまさにその点で、特に取り調べの透明化です。最初の取り調べの段階で弁護士を立ち会わせるとか、録音録画を双方で行うとか、取り調べを受ける側のメモ取りを許可するなど、これらを認めてほしいと。 取り調べを行う警察側はたくさんの資料や、「専門家」の見解を持参して議論をしてきますが、取り調べを受ける側はメモすら取れません。そのため、取り調べ時の質問にどう答えたかさえ、後から確認できませんし、回答内容が混乱してしまっても無理はありません。その状態で生じた矛盾を突かれているうちに、いつの間にか警察のストーリーに乗せられていた、ということもあり得るでしょう。 本来は弁護士が立ち会うのが一番だと思います。「それは話を誘導しすぎだ」「前と言っていることが違う」などと指摘するだけでも、警察側にとってはプレッシャーになるでしょうから、もう少し節度ある取り調べになるのではないかと思います。 図らずも刑事事件、しかも警視庁公安部主導の外事事件と見なされる事件から国賠訴訟となった本件ですが、率直に言ってここまで警視庁側のやり方が「真っ黒」な事件だとは、当初は思いもよりませんでした。 今回の損害賠償請求では、慰謝料の部分と実費を合わせての5億数千万円という数字を出していますが、会社が受けた営業上の損害については一切、考慮していません。あくまでも実費と慰謝料です。 慰謝料については、相嶋さんにつき1億円、大川原さんらは1人あたり5000万円を請求していますが、日本の裁判実務では高額の慰謝料は認められにくいと思っています。ただ、相嶋さんが勾留中に十分な医療を受けることができずにお亡くなりになったという事実を、裁判所がどう判断するのかに注目しています。 少なくとも、警視庁公安部の捜査幹部の過失は認定を受けることができると期待しています。故意・重過失まで認められるかは分かりませんが、いずれにしましても、注目も集まっている事件ですから、将来の冤罪防止のために踏み込んだ事実認定と評価が述べられるものと思います。 (編注:インタビューは判決前の12月22日に実施しました) ●判決は インタビュー後の12月27日、東京地裁(桃崎剛裁判長)は検察と警視庁の捜査の違法性を認め、国と東京都にあわせて1億6200万円余りの賠償を命じた。 判決後、大川原正明社長は「警視庁、検察庁にはしっかりと検証をしていただいて、できることなら謝罪をしていただきたい」と述べた。また高田弁護士も「警視庁の捜査だけでなく、検事の起訴まで違法と認定された。非常にいい判決だ」との評価を示した。 【取材協力弁護士】 高田 剛 (たかだ・つよし)弁護士 1995年東京大学薬学部卒業。2000年に弁護士登録し、2016年に和田倉門法律事務所を設立。専門は民事・商事訴訟全般、刑事弁護、インターネット関連法務、医薬関係法規の他多数。著書に『取締役・執行役ハンドブック』(商事法務)『論点体系会社法補巻』(第一法規)など。 事務所名 :和田倉門法律事務所 事務所URL:https://wadakura.jp/
食事が床に置かれ、排泄も丸見えの「代用監獄」に閉じ込められる苦痛 大川原化工機事件「人質司法」の闇 - 弁護士ドットコム
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takahashicleaning · 2 months
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TEDにて
リーナス・トーバルズ:Linuxの背後にある精神
(詳しくご覧になりたい場合は上記リンクからどうぞ)
リーナス・トーバルズは、テクノロジーを2度変革しました。
インターネットを支えるLinuxカーネルで1度、そして、世界中の開発者が使うソースコード管理システムのGitによってもう1度。
TEDのキュレーターであるクリス・アンダーソンとのこの珍しいインタビューで、トーバルズは仕事や技術や人生に対する彼独特の考えの元になっている性格的特徴について驚くほどオープンに話しています。トーバルズは言います。
「私はビジョナリーではなく、エンジニアです。歩き回って雲ばかり眺めている人々と一緒にいるのは、まったく問題ありません。でも、私の方は地面を見ていて、目の前にある穴をどうにかしたいと思っています— 落っこちる前に」
奇妙な話です。あなたのソフトウェアであるLinuxは、何百万というコンピュータの中にあり、インターネットのかなりの部分を動かしています。さらに、実際に使われているAndroid端末が、15億台くらいあって、その1台1台にもあなたのソフトウェアが入っています。
これはすごいことでその開発本部ともなれば、さぞ大層な施設なんだろうなと思っていたので、この写真を見たときは、びっくりしましたよ。これが、その、Linux世界本部なんですよね?
質素で大したものには、見えませんよね。この写真の中で最も興味深く多くの人が反応する部分は、あのトレッドミル・デスクです。私の仕事場で一番興味深いものですが、私はもう使っていません。この2つは関連していると思います。
ここにコンピュータ本体は写ってなくてディスプレイしかありませんが、私が自分のコンピュータについて主に気にかけるのは、そんなにパワフルでなくとも良く、それはそれでいいんですが、まったく静音である必要があります。
Googleで働いている知人がいて彼らは自宅に小さなデータセンターを持っていたりしますが、私はやりません。私の仕事場は、およそ退屈なものです。私はそこに独り静かに座っています。
驚きですね。そのような働き方をしながら、この巨大な技術の帝国とも呼ぶべきものを運営できるというのは、オープンソースの持つパワーの見事な証明と言えるでしょう。
Linuxを始めたのもそうです。Linuxは共同プロジェクトとして始めたわけではありません。自分のためにやっていた沢山のプロジェクトの1つとして始めたものです。
欲しいものを作ろうとしてのことですが、それ以上にプログラミング自体を楽しんでいました。道のりの最後の目的地には、25年経ってもまだたどり着いていませんが、私は自分自身のためのプロジェクトを探していたのであって、オープンソースというのは私の視野には入っていませんでした。
そのうちにプロジェクトが大きくなって、人に見せたくなりました。それは 「ねぇ 僕の作ったもの見てよ!」 というのに近く、当時は本当に大したものではありませんでした。公開はしましたが、その時点ではオープンソースではありませんでした。
ソースは公開していても、現在のような改良していくためにオープンソース手法を取るという意図はありませんでした。それは、むしろ 「半年これに取り組んできたんだけど意見を聞かせてほしい」 というものでした。
すると他の人たちが寄ってきました。ヘルシンキ大学で当時は主に「フリーソフトウェア」 と呼ばれていた。オープンソースをやっている友人がいて彼が教えてくれました。
オープンソースライセンスを使うといいよと。そういうのが既にありましたから、私はしばらく考えていました。商業的な利害が出てくることを懸念していたんです。
始めようとする人の多くが抱く、不安の1つは、自分の成果を誰かに食い物にされるんじゃないかということです。
私が話した技術畑の人は、みんな仕事の仕方を大きく変えたとあなたのことを高く評価しています。それにはLinuxばかりでなく、「Git」というのもあります。ソフトウェア開発管理のためのシステムです。
それに関して、あなたの果たした役割を教えてください。
「Git」は、私にとって2番目の大プロジェクトですが、それはただ自分の最初の大プロジェクトを維持管理するために作ったんです。それが私の仕事の仕方なんです。
ただ楽しみのためにプログラムを書くこともありますが、私は役に立つプログラムを作りたいんです。だから、私のプロジェクトはどれも私自身が必要としていたものでした。
私はシリコンバレーに7年住んでいて、その間ずっとシリコンバレーの同じ会社で働いています。そんなの聞いたことがない。シリコンバレーはそういう所ではありません。シリコンバレーの要点は、人が職から職へと跳び回ってまぜこぜになることでしょう。でも、私はそういうタイプの人間ではないんです。
さっき、自分の成果を食い物にする営利的な人々への怖れという話をしましたが、すぐに分かったのは、そういう商業的な人たちが、実に感じの良い人たちだということです。私がまったくやろうとも思わない様々なことをやり、私とはまったく違う目的を持っています。
彼らが、オープンソースを使おうとするやり方は気に入りませんでしたが、オープンソースなので、彼らはやることができて実はその組み合わせが見事に機能するんです。同じ仕組みなんだと思います。そういう人たちも時と場合によっては、必要なんです。
テスラ対エジソンというのは、テクノロジー分野では言い古された感がありますが、テスラはビジョンを持った科学者。すごいアイデア・マンとして見られていて、みんなテスラが大好きです。その名を会社名にしている人たちもいます。
もう一方のエジソンは、もっと凡俗で悪く言われることが多いです。そして、彼の最も有名な言葉というのが、あの 「天才とは1%のひらめきと99%の努���」です。私はエジソンの側なんです。
��んなはあまり好きでないかもしれませんが、2人を比べたとき、テスラは近頃の人の心を掴んでいますが、実際に世界を変えたのはどちらでしょう?
エジソンは、いい奴ではなかったかもしれません。いろいろやっています。そんなに知的でなく、ビジョナリーではないかもしれません。でも、私はテスラよりはエジソンに近いと思います。
(個人的なアイデア)
日本で先進的にGoogle Glass、EMOTIV EPOCを使用して国会、都道府県議会、市議会、役所の全員が装着、五感と脳波を透明化。fMRIでイメージも共有すれば透明な心を持つ真の素晴らしいリーダーがお金がなくても誕生するかもしれません。
GitHub型でリアルタイムに管理。市民に全部公開したら、もしかして世界初になる革命的なことになるかもしれませんね。これで政治面から
調整なしの自動的な共同が最速で可能になります。ディープラーニングの人工知能で自動的な統合も将来的には光速まで可能になります。
日本の警察は、2020年3月から防犯カメラやSNSの画像を顔認証システムで本人の許可なく照合していた!
憲法に完全違反!即刻停止措置をみんなで要求せよ。
日本の警察の悪用が酷いので、EUに合わせてストーカーアルゴリズムを規制���ろ!
2021年に、EU、警察への初のAI規制案!公共空間の顔認証「原則禁止」
EUのAI規制は、リスクを四段階に分類制限!
前提として、公人、有名人、俳優、著名人は知名度と言う概念での優越的地位の乱用を防止するため徹底追跡可能にしておくこと。
禁止項目は、行動や人格的特性に基づき警察や政府が弱者個人の信頼性をスコア化や法執行を目的とする公共空間での顔認識を含む生体認証。
人間の行動、意思決定、または意見を有害な方向へ操るために設計されたAIシステム(ダークパターン設計のUIなど)も禁止対象にしている。
禁止対象の根拠は「人工知能が、特別に有害な新たな操作的、中毒的、社会統制的、および、無差別な監視プラクティスを生みかねないことは、一般に認知されるべきことである」
「これらのプラクティスは、人間の尊厳、自由、民主主義、法の支配、そして、基本的人権の尊重を重視する基準と矛盾しており、禁止されるべきである」
具体的には、人とやり取りをする目的で使用されるAIシステム(ボイスAI、チャットボットなど)
さらには、画像、オーディオ、または動画コンテンツを生成または操作する目的で使用されるAIシステム(ディープフェイク)について「透明性確保のための調和的な規定」を提案している。
高リスク項目は、法人の採用活動での利用など違反は刑事罰の罰金を売上高にかける。
など。他、多数で警察の規制を強化しています。
人間自体を、追跡すると基本的人権からプライバシーの侵害やセキュリティ上の問題から絶対に不可能です!!
これは、基本的人権がないと権力者が悪逆非道の限りを尽くしてしまうことは、先の第二次大戦で白日の元にさらされたのは、記憶に新しいことです。
マンハッタン計画、ヒットラーのテクノロジー、拷問、奴隷や人体実験など、権力者の思うままに任せるとこうなるという真の男女平等弱肉強食の究極が白日の元にさらされ、戦争の負の遺産に。
基本的人権がないがしろにされたことを教訓に、人権に対して厳しく権力者を監視したり、カントの思想などを源流にした国際連合を創設します。他にもあります。
参考として、フランスの哲学者であり啓蒙思想家のモンテスキュー。
法の原理として、三権分立論を提唱。フランス革命(立憲君主制とは異なり王様は処刑されました)の理念やアメリカ独立の思想に大きな影響を与え、現代においても、言葉の定義を決めつつも、再解釈されながら議論されています。
また、ジョン・ロックの「統治二論」を基礎において修正を加え、権力分立、法の規範、奴隷制度の廃止や市民的自由の保持などの提案もしています。現代では権力分立のアイデアは「トリレンマ」「ゲーム理論の均衡状態」に似ています。概念を数値化できるかもしれません。
権限が分離されていても、各権力を実行する人間が、同一人物であれば権力分立は意味をなさない。
そのため、権力の分離の一つの要素として兼職の禁止が挙げられるが、その他、法律上、日本ではどうなのか?権力者を縛るための日本国憲法側には書いてない。
モンテスキューの「法の精神」からのバランス上、法律側なのか不明。
立法と行政の関係においては、アメリカ型の限定的な独裁である大統領制において、相互の抑制均衡を重視し、厳格な分立をとるのに対し、イギリス、日本などの議院内閣制は、相互の協働関係を重んじるため、ゆるい権力分立にとどまる。
アメリカ型の限定的な独裁である大統領制は、立法権と行政権を厳格に独立させるもので、行政権をつかさどる大統領選挙と立法権をつかさどる議員選挙を、別々に選出する政治制度となっている。
通常の「プロトコル」の定義は、独占禁止法の優越的地位の乱用、基本的人権の尊重に深く関わってきます。
通信に特化した通信プロトコルとは違います。言葉に特化した言葉プロトコル。またの名を、言論の自由ともいわれますがこれとも異なります。
基本的人権がないと科学者やエンジニア(ここでは、サイエンスプロトコルと定義します)はどうなるかは、歴史が証明している!独占独裁君主に口封じに形を変えつつ処刑される!確実に!これでも人権に無関係といえますか?だから、マスメディアも含めた権力者を厳しくファクトチェックし説明責任、透明性を高めて監視しないといけない。
今回、未知のウイルス。新型コロナウイルス2020では、様々な概念が重なり合うため、均衡点を決断できるのは、人間の倫理観が最も重要!人間の概念を数値化できないストーカー人工知能では、不可能!と判明した。
複数概念をざっくりと瞬時に数値化できるのは、人間の倫理観だ。
そして、サンデルやマルクスガブリエルも言うように、哲学の善悪を判別し、格差原理、功利主義も考慮した善性側に相対的にでかい影響力を持たせるため、弱者側の視点で、XAI(説明可能なAI)、インターネット、マスメディアができるだけ透明な議論をしてコンピューターのアルゴリズムをファクトチェックする必要があります。
<おすすめサイト>
グレッグ・ブロックマン:ChatGPTの驚くべき可能性の裏話
マット・カッツ:シリコンバレーの技術屋が行政府で働くとどうなるか?
ヘイリー・ヴァン・ダイク:政府支出を年に何百万ドルも節約している技術者集団
クレイ・シャーキー:インターネットが (いつの日か) 政治を変える
個人賃金→年収保障、ベーシックインカムは、労働市場に対する破壊的イノベーションということ?2022(人間の限界を遥かに超えることが前提条件)
世界の通貨供給量は、幸福の最低ライン人間ひとりで年収6万ドルに到達しているのか?2017
<提供>
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ari0921 · 8 months
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「宮崎正弘の国際情勢解題」 
令和五年(2023)8月26日(土曜日)弐
    通巻第7882号
ロシアによるウクライナ侵攻で、「BRICS銀行」はいまや「ゾンビ銀行」に
中国が粗製濫造のAIIB(アジアインフラ投資銀行)よりも知名度は低い
************************
グローバルサウスなどと騒いで、BRICS首脳会議の報道は過剰気味だった。
通称「BRICS銀行」とは、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの五ケ国で、2015年に設立された。正式名称は「国際開発銀行」もしくは「新開発銀行」(NDB)と呼ばれ、上海市に本部がある。総裁は各国の輪番制で初代はインドのカマトだった。
しかしウォールストリート・ジャーナルがこの銀行を酷評した(23年6月10日)。
「ロシアによるウクライナ侵攻で、「BRICS銀行」はいまや「ゾンビ銀行」に変容する危機に直面した。設立から8年が経過した。財務分析や銀行関係者を取材したが、新規融資はほぼ停止している。債務返済のためのドル資金の調達も困難になっている。中国に本部を置く多国間の金融機関として「NDB」は「AIIB」(アジアインフラ投資銀行)よりも知名度は低い」。
とはいうものの当事者たちは強気であ��。新開発銀行は「現在、約15カ国からの加盟申請を検討している」とジルマ・ルセフ総裁は英紙「フィナンシャル・タイムズ」(8月22日)のインタビューに答えた。
 「今年は80億ドルから100億ドルの融資を見込んでいる。目標は、融資額の約 30% を現地通貨で達成することだ」
 この意味は米ドルへの依存を減らし、たとえば南アフリカとブラジルの通貨での融資を行う。原資には南アフリカランド建ての債券を発行し、「ブラジルでもレアルを使って同じことをする」構想だという。
 BRICS五カ国に、バングラデシュ、アラブ首長国連邦、エジプト、ウルグアイも加わっており、南アのマシャティル副大統領は「世界がこのブロックに注目しているのは、ドルへの依存を抑制する議論の最前線にあるからだ。我々は西側諸国と競争するためではなく、グローバルビジネスに自分たちの空間を確保したいのである」としている。
或るIMF元幹部は「米ドルはもはや信頼できない。BRICSが拡大し、2040年までに世界の生産高の約半分に相当し、世界の先進7カ国(G7)のシェアの2倍となる」
もし、そうなればどっと新興国は雪崩れ込むことになりそうだが、現時点でいえば、そうした展望は望み薄だろう。
ヨハネスブルグのBRICS首脳会議には50ヶ国から首脳陣が集まったが、20カ国以上が加盟を正式に申請していた。イラン、サウジなど六カ国が24年中に正式メンバーとなる。
▼加盟国はどこまで本気なのか?
BRICSの共通通貨の確立は長期にわたって議論されてきたが、ブラジルやアルゼンチンが共通のブロック通貨を打ち上げたように構想をかたるだけのジェスチャーが多い。IMF世銀体制との兼ね合いを諄々と説いた構想とは認められず、単なる思いつきかと思うほど青写真は杜撰である。
たしかにドル基軸体制に挑戦するというのは野心的な課題だが、加盟国内貿易のための共同決済システムていどは近いうちに簡単に導入できる可能性がある。
中国は人民元スワップを積極的に実践してきた。
なにしろBRICSが直面する根本的な課題は、外貨で行われる国際貿易で、早急にBRICS決済システムを構築する必要があるのだが、ならば最後の決済の裏付けをどうするのか。
一部西側のエコノミストのなかには「BRICS共通通貨は、西側諸国に拠点を置く特定の権力集団から世界の財政を奪う可能性がある」と脅威視するが大げさである。
サウジアラビアのような経済的に成功した国は、BRICS銀行への参加に関心を持っている。もしサウジが加盟し、かつ大口出資となれば、BRICS銀行が世界の金融システムにおいて強力かつ重要になる可能性があるが、その場合はサウジ主導となる。
金(ゴールド)を裏付けとする可能性のある共通通貨のアイデアは「検討中」とだけ言及された。
現時点で冷静な分析をすれば、BRICS銀行は懸念するに及ばない。
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y0mud · 3 months
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なんでもいいから覚えていてね
先週の土曜日に、今月下旬に行われる予定だった大統領選挙の延期が大統領から告げられた。市民は困惑し、政府に反対するメディアは配信や放送停止に追い込まれた。先週は数日インターネットの使用もできなくなった。
幸運にも、先週は街の中心地に行く用事があったので、ついでに日本人の家でWi-Fiを貸してもらった。日本に提出しないといけない書類や課題がたまっていた。
昨日は、大統領選延期が交付されてから初めての金曜日で、至るところでデモが起こった。無実の市民が政府軍によって暴行される画像。2人の若者が死亡。
私が調査をしているアーティストもじきに動き出すかもしれない。そんなことを思って、アトリエに行きたいけれどいかんせん情勢が情勢で外に出るのが億劫だ。
新聞屋と仲良くなった。彼はプラールで、プラール語を教えてくれる。ラジオは報道規制がかかっている。言論が制限されている代わりに、反政府的音楽、あるいはレゲエなどメッセージ性の強い音楽がずっと流れている。こういうときに、こうして力強い音楽を聴いていると「まだ大丈夫だ」と思える。人間の持つ善性は、まだ捨てたもんじゃないと感じる。
一方で、今までリズムが好きでよく聞いていた音楽ジャンルが、果たしてどれだけ政治的なものであったのかを、こういった状況で初めて知ることになった。歴史的な音楽ルーツは知っていても、生活にこうして埋め込まれていること、そしてそれを自分が身をもって体験しないとこうも音楽に対する(あるいは実生活に対する)解像度が稚拙なままなのかと自分にあきれてしまう。
とはいえ、今知ることができてよかったと思う。まだまだいくらだって、私たちは成長できるのだし。というか、成長していかなければならない。これ以上権力者の暴政に沈黙を決めてはいけない。我々はNONを突き付けるのだ。
だとしてもアジア人は攻撃の対象になりかねないので、外に出ることも難しい。
昨晩ベッドから落ちた。ベッドの横には鉄製の小さなローテーブルが置いてあって、そこに強かに後頭部を打った。昨晩はそのままベッドに戻って眠ったのだけど、今日は朝から後頭部から背中、そしてこめかみに鈍痛があって何もできなかった。なんだか怖いよね。ここで循環器系とか大きなけがや病気をしたら本当に大変だから恐ろしいよ。もう若くはないし、健康第一で調査を続けないと。体のどこかが痛いと、悲しい気持ちになりがちで参ってしまう。そう思って今日久しぶりに化粧をしたらかわいくできてよかった。
そして、しばらくしていたコーンロウをほどいた。コーンロウをほどいた直後のスパイラルパーマみたいな髪型が一番好きだなと思う。また頭皮を休めてから、来月くらいに髪を編んでもらう。前髪が赤茶色になっていた。このまま白髪になるのかなと考える。
この国で知り合った日本人が、私の研究科を受験して無事合格した。つまり、私の後輩になった。少しの予感があって、おそらく彼は私に好意を持ってくれていた。それとは別に、私は元カレとどうすればいいのかわからない状態で(彼の中では私たちは元サヤなのかもしれない。元サヤという言葉は今はもう使わないのだろうな)、同じ時期に別の男性と少し親密になりつつある。愚かしいなと思う。後頭部が痛い。命の価値は平等ではない。催涙ガスがまかれる、そこから遠く離れていないカルチエで肌を重ねる男女がいる。今日の新聞でホモセクシュアルの男性が逮捕されたという記事があった。この国では愛する人を選べない。内面化された差別が至る所に散らばっている。そして、その権化のような軍、憲兵、警察たち。
明日は日曜日。ラインにバムとケロのスタンプがあったから、自分の分を買って、それから母にプレゼントをした。
郊外は安全だけど、静かでさみしい。中心地にいる友人たちに会いたいと思うけれど、道路が使用できる状況かわからないからどこにも行けない。そんな日々。けれど、必要な時間だと思う。
2024年2月10日
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sakumakou · 3 months
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20240205
0205 きままなTV・メディア情報です
「『2024年度のテレビ、ラジオ営業収入見通し』を発表」(民放連:添付あり)
https://j-ba.or.jp/category/topics/jba106183
「AMラジオ34局、1日から順次運用休止。FM転換目指す」(Impress)
「日テレHD株ストップ高 名簿外の外国人株主に配当で」(日経)
「出川哲朗『TXと結構もめた』と告白 『充電…』G帯進出時にルール変更めぐり」(ニッカン)
「日本シナリオ作家協会、原作者と脚本家の関係語った動画について謝罪、釈明も」(デイリー)
「『セクシー田中さん』作者急死 原作改変絶えぬトラブル、過去にも日テレで異例の事態」(産経/フジ)
「『ブス』『ケツバット』…昭和の死語が令和親子に大ウケのドラマ『不適切にも…』」(産経/フジ)
「テレ朝『関ジャム』名称変更検討中 CXはすでに新名称”SUPER EIGHT”に変更」(ニッカン)
「NHK、受信料を経営悪化のローカル局救済に投入か…二元体制維持に600億円」(BJ)
「リニア:川勝静岡県知事にJR東海が異例の反論…政治家なのに人の話を聞く気がない」(新潮)
「KDDI、個人向けスターリンクを国内販売 今春以降」(日経)https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC021O70S4A200C2000000/
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