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#うさぎ林檎
cyunley · 2 years
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なう(2022/09/28 20:47:00) 今日の晩ごはん!冷蔵庫一掃Dinner😀 作り置きサラダに使った庭産の南瓜は コレで最後🎃他の野菜もえー感になくなった😊 お弁当用の作り置きインゲンもオワタし 明日は冷蔵庫内を気にせずひ週末向けの 買い物をする事ができる😄 #野菜炒め🥬 #温野菜と林檎の辛子マヨサラダ🍎 #インゲンの胡麻和え #玉子豆腐 #うさぎ林檎とパイナップル🍍 #サッポロゴールドスター🍺 #家呑み #おうち居酒屋 #おうちごはん #おうちごはん部 #おうちごはんlover #今日の晩ごはん #TodaysDinner #晩ごはん記録 #献立記録 #てづくりごはん #てづくりごはん365 #cooking #cook365 #タベリー #フーディーテーブル #クッキングラム #キッチングラム #夫婦ごはん #ふたりごはん #豊かな食卓 #cyuley作ディナー #cyuley そして今日も早よ寝るでしかし😪💤 https://www.instagram.com/p/CjDLrKbP206/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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papatomom · 4 months
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2024.06.02(日)
ハイキングカフェ「MAGNOLI」(マグノリ)
土日祝日、ときどき金曜のみ営業しているカフェ。
加賀市の九谷ダムの先にある山間集落「杉水」(すぎのみず)にある。
「ここまでお客さんて来るの?」と思うような僻地で営業していたが、杞憂であった。11時の開店と同時に車が次から次へとやってきた。知る人ぞ知る人気店のようだ。
ランチは予約制らしいので、それぞれ「苺とレアチーズマフィン」と自家製赤じそジュース、「林檎とクリームチーズマフィン」と柚子サイダーを注文。
マフィンも飲み物も美味しかったので、次はランチを食べたいねと話して店を出た。
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rosysnow · 22 days
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魔法じかけの林檎
誰もがその林檎を欲しいと思ったけど
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 千鈴は林檎しか食べない。どんな食事を用意しても食べないのに、林檎を切ってあげると、それは食べる。だから、お見舞いのときは、私は必ず林檎を持っていく。
 精神病棟だから病室には行けない。けれど、看護師さんに手を取られて、千鈴は面会室には現れる。精彩のない無表情でソファに座る。待っているあいだに切り分けた林檎を並べたお皿を、私は千鈴の前に置く。
 その甘い香りか、お皿を置いた音か、それは分からないけど、千鈴は林檎に目を落とし、ひと切れ、手に取る。そして、言葉はなく、しゃり、しゃり、とゆっくり林檎を食べていく。
 姉の千鈴。妹の五鈴。私たちは、十三年前に一卵性のふたごとして生まれた。
 幼い頃は、ふわふわのカールの髪に結ぶ、色違いのリボンが見分けるコツだった。それと、泣いているのはたいてい私で、褒められているのはたいてい千鈴。
 千鈴は泣き虫の私を揶揄ったりもしたけど、けして意地悪ではなかったし、優しい姉だった。私は、よく千鈴のあとを追いかけて走っていた。私たちの毎日が壊れた、あの日もそうだった。
 ふたごって何かかわいいねと言われながら、同じ小学校に上がった春だった。私たちは一緒に下校していた。
 にぶくて泣き虫な私をまた揶揄って、千鈴は駆け足で先を走っていた。春風に、千鈴の髪を結う白いリボンがひるがえった。ひと気が減ってきた角を曲がり、「千鈴、待って」と息を切らす青いリボンの私は顔を上げ、はっと立ち止まった。
 こちらを振り返って笑っている千鈴のすぐ背後に、知らない男の人が立っていた。私は千鈴の名前を叫ぼうとした。遅かった。男の人は、強引に千鈴を抱え上げ、そのまま路地に駆けこんでしまった。
 茫然とする私の耳に届いたのは、服を引き裂く音、千鈴の泣き声、男の人の荒い息──
 そのとき、偶然同じクラスの男の子たちが通りかかって、私は泣きながら千鈴が引きこまれた路地を指さした。私は何もできなくて、男の子たちが声を上げたり、大人を呼んだりしてくれた。
 けれど、千鈴の心にはすべてが手遅れだった。その日から千鈴は、感情も記憶も喪失した、息をしているだけの人形のようになった。外出はもちろん、家庭で過ごすことさえ困難と診断され、精神病棟で過ごしていくことになった。
 しばらく、千鈴は何も食べなかった。点滴で栄養を摂っていても、見る見る痩せていった。ふっくらした薔薇色の頬は蒼くこけて、腕も脚も折れそうになって、しっとり白かった肌もぱさぱさになっていった。
 そんな千鈴を見るのをつらいと言い出したのは、私より両親が先だった。何かと言い訳をつけ、千鈴のお見舞いに行かなくなった。私が千鈴に会いたいとせがむと、「病気が伝染って人形になるから」とおとうさんは目をそらした。おかあさんは「千鈴のぶんまで、いい子にしてね」と虚ろな瞳で私の頭を撫でた。
 それでも私は、千鈴に会いたかったから、そばにいたかったから、お小遣いを全部交通費に当て、両親には「友達と遊んでくる」と言って、こっそり千鈴のお見舞いに行った。
 私と千鈴が幼稚園の頃に読んだ、子供向けにした神話の絵本の中に、こんな話があった。どんな病も傷も治す、魔法の林檎を果樹園で守る女の子がいた。彼女は、林檎を盗みにきた泥棒に殺されてしまった。その死を哀しんだ女神様によって、彼女は花のすがたとして生まれ変わった──
 魔法の林檎は、半分食べれば、どんな病気も癒える。全部食べれば、永遠に若く生きられる。そんな、不思議な黄金の林檎。
 ひとりになってしまった部屋で、その絵本を読み返した私は、その林檎が欲しいと思った。林檎が心まで癒すかは分からなかったけど、そんな魔法に頼らないと、千鈴は壊れてしまうのではないかと怖かった。
「ねえ、千鈴」
 季節はあっという間に巡り、着こんだコートのポケットに、懐炉を入れておく冬になっていた。吐く息が白く、雪が舞う日も多かった。
 家から駅まで歩いて、病院の送迎バスが来る駅までふた駅。ありがたいことに、マイクロバスの利用は無料だった。私はその日、お年玉をもらってお金があったので、千鈴のお見舞いに差し入れを持ってきていた。
「お花に生まれ変わった女の子のお話、憶えてる? もしあの子が魔法の林檎を食べてたら、殺されても死ななかったよねって一緒に話したよね。だからね、千鈴も林檎を食べたらつらくても咲えるかもしれないって、今日は林檎を持ってきたの」
 かたわらに置いていたビニールぶくろから、駅前のスーパーで買ってきた林檎を取り出した。千鈴がめずらしく、ゆっくりとだけど視線を動かし、それを見た。私は精一杯咲って、「ちょっとでも食べよう」と千鈴の手に林檎を持たせた。
「林檎を食べたら、千鈴にも治る魔法がかかるから」
 千鈴は何も言わなかった。でも、それから、林檎だけは食べてくれるようになった。
 それが、千鈴の必死の声だったのだと思う。本当は千鈴も、食べたいし、しゃべりたいし、咲いたいのだ。でも、できない。あの体験がおぞましく焼きついて、自分を思い通りに動かせない。
 いつか心が癒えるように、掠奪された自分を取り返して傷を乗り越えられるように、千鈴は願いをこめて林檎を食べた。
「……千鈴だったら、こんな間違いしないのに」
 一方、千鈴が欠けた家庭で、おかあさんの態度がおかしくなりはじめたのは、事件から一年が過ぎた頃だった。
 私のテストの答案を見ていたおかあさんが、ふとそんなことをつぶやいた。「えっ」と私がちゃんと聞き取れずに問い返すと、おかあさんは突然、答案用紙をびりっと音を立てて破った。
「千鈴なら、こんなテストぐらい百点が取れるでしょう!」
 言われていることがとっさに分からず、ぽかんとおかあさんを見た。おかあさんはゆがんだ顔を覆って、フローリングにくずおれて、わっと泣き出した。どくどくとあふれる涙で、床に散らばった不正解だった私の字がふやけていった。
 私はしばし突っ立ってしまったけど、「おかあさん」とこわごわその肩に手を置いた。おかあさんはその手を振りはらって、「あんたなんかいらない!」と金切り声で叫んだ。
「千鈴! 千鈴を返して‼ 私のかわいかった千鈴はどこなの、ねえ、どこに行ってしまったの!」
 私ははたかれた右手を握りしめ、視線をとまどわせた。おかあさんは、砕けたガラスみたいに床に這いつくばって泣いている。その嗚咽に、千鈴の名前が混じる。
 私なんかいなかったみたいに。自分の娘は千鈴だけであるみたいに。
 ああ、おかあさんは千鈴に会いたいんだ。いつでも会える私なんか、どうでもいいんだ。おかあさんに必要なのは、一年前まで、無邪気に咲って、当たり前に私たちの中にいた、健やかな千鈴──
「ほ……ほんとに、五鈴は、ダメだよね」
 何で、そんなことを言ってしまったのか分からない。
「私からも、五鈴にこれくらいできないとって、しかっておくから」
 それが幼い頭でやっと考えついた、発狂しそうなおかあさんのなだめ方だったのかもしれない。
「おかあさん、泣かないで」
 おかあさんが震えながら泣きやんで、鼻をすすって顔を上げた。
「私はここにいるよ」
 おかあさんが手を伸ばし、私の頬に触れた。
「千鈴……?」
 私はおかあさんに向かって微笑み、うなずいた。その拍子、おかあさんは私を抱きしめて、また泣き出した。
 でも、耳にきりきりする、痛ましい泣き方ではなかった。安堵で声をつまらせ、やっと家にたどりついた子供のような慟哭だった。
 こんなに、おかあさんは千鈴を探していたのか。傷ついてしまう前の千鈴を求めていたのか。
 だったら、私にできることはひとつだ。おかあさんの前では、私は千鈴を演じる。千鈴のふたごの片割れである私にしか、それはできない。
 千鈴がいなくては、おかあさんが壊れてしまう。だから、千鈴が治るまでは、帰ってくるまでは、おかあさんの前では私が千鈴になる。
「五鈴は……つらいかもしれないけど」
 その夜、おとうさんが帰宅する頃にはおかあさんは泣き疲れて、リビングのソファで眠っていた。「『千���だよ』って言ったら、おかあさん、すごくほっとしてくれたの」と私がつたなく説明すると、おとうさんは言葉を失くしたものの、私の頭に大きな手を置いて言った。
「おかあさんの前では、千鈴でいてくれるかな」
「うん。おとうさんも、私のこと五鈴って呼んじゃダメだよ」
「……ごめんな、五鈴」
「千鈴、だよ」
「ごめん、……ごめん千鈴。守ってやれなくて、本当にごめん──」
 おとうさんにぎゅっとされて、スーツの糊の匂いの中で、「大丈夫だよ」と私は言った。
 その言葉が、五鈴としてだったのか、千鈴としてだったのかは、分からない。おとうさんの腕に力がこもったのも、五鈴に対してだったのか、千鈴に対してだったのか、分からなかった。
 それから、私は家庭では千鈴を演じるようになった。千鈴のように勉強も運動も、口調も身だしなみも頑張った。「五鈴」はいなくなったわけではなく、いつも偶然その場にいないかのように振る舞われた。私だけでは修復しなかった家庭が、私が千鈴になることで、少しずつ明るくなっていった。
 もちろん、私を「千鈴」と呼んで、買い物に行けるようにもなったおかあさんについて、近所の人は怪訝そうにひそひそ話をした。私がひとりのとき、「無事だったのは五鈴ちゃんよね?」と心配そうに声をかけられることもあった。私はあやふやに咲ってかわし、家に駆けこんで、おかあさんに百点を取ったテストを見せた。おかあさんの穏やかな笑顔が、私のきしみそうになる心を支えた。
 本物の千鈴のお見舞いに行くのは、相変わらず私だけだった。家のことを、千鈴には話したほうがいいのかと思ったけど、刺激を与える話は先生を通してからと看護師さんに言われていた。
 近所の人の訝る目を思い出し、あんまりお医者さんには言いたくないなと思った。やっと見つけた落ち着く手段を、やめたほうがいいとか言われたくない。
 千鈴は事切れた瞳のまま、静かに林檎を食べている。私たちは、いつ千鈴が帰ってきてもいいようにしているだけ。だけど、千鈴が戻ってきたら、私はどうなるのだろう。
 どんどん希薄になっていく五鈴という私は、まだあの家に存在しているのだろうか。帰ってきてほしいと思って、私だけがこうして本物の千鈴を見捨てていないのに、千鈴が帰ってきたら、きっと私が一番報われない。
 私が演じる千鈴は、周りの理想を裏切らないように、美しく築かれていった。言葉ひとつ、仕草ひとつ、細心の注意で千鈴らしくした。千鈴以上に千鈴だったかもしれない。
 おかあさんが外では私を「千鈴」と呼ぶし、家に来たクラスメイトたちは、「あれ……五鈴ちゃんだっけ? 千鈴ちゃんだっけ?」と混乱して、いつのまにか「えーっと、千鈴ちゃんだよね!」と思いこんでいった。
 テストや教科書に名前を書くときも「千鈴」と書いた。さすがに本名を把握している先生たちは、最初は「え?」という顔をするものの、私もクラスメイトも──何より親が「あの子は千鈴ですよ」と言うので、触れてはいけない、あるいは関わりたくないと思うらしく、次第に何も言わなくなった。
 私は人前では淑やかに咲う反面、部屋でひとりになると、自分の鼓動がうるさくて過呼吸になるときがあった。
 私は綺麗。私はいい子。私は──違う、全部千鈴だ。綺麗なのは千鈴。いい子なのは千鈴。じゃあ私は? 私は何なの? 私はどこに行ったの?
 千鈴の偽物として生活していて、私自身の価値はどうなってしまったの?
 どんなに演じても、千鈴本人になれることもないのに、なぜ私は不毛な嘘をまとっているの?
 千鈴として咲うほど、私は咲えなくなっていく。千鈴として振る舞うほど、私は何も感じなくなっていく。
 自分を切り崩していく中で、中学生になった。最近の公立中学は物騒だからと私立に進んだ。私を千鈴としてあつかうことは、ご家庭の事情があるから、と小学校の先生が伝えたらしい。生徒証などの公的な書類になるもの以外では、私は千鈴として通った。
 葉桜の緑が鮮やかな五月、一年生の中間考査では首席を取れた。ほっとして貼り出しから教室に戻ろうとしたとき、「あ、おいっ」という声がして肩をつかまれた。
 私は立ち止まって振り返り、そこにいたブレザーの男の子に首をかしげた。黒いさらさらとした髪、まだ童顔の大きな瞳、誰なのか心当たりはなかった。けど、「千鈴なのか?」と声変わりもしていない声が言う。私は貼り出しにある名前が、千鈴であるのを一瞥した。
「……そう、だけど」
「えっと……元気にしてたか」
「ええと、あなた──」
「洋介だよ。谷村洋介。その、……あのとき、妹のほうが俺とか和義を呼び止めて。俺は、学校まで先生を呼びに行ったんだけど」
 私はその男の子を見つめた���引っかかる記憶はなかった。
 あのとき、どんな男の子たちに声をかけたかもよく憶えていない。クラスメイトではあったはずだけど、特に彼に印象はない。
「ちゃんと、学校にも来れるようになったんだな」
「……もうずいぶん経ったから」
「そうか。あ、千鈴は何組なんだ?」
「A組よ」
「すげ、進学クラスじゃん。俺は一般のC組だけど、また今度、ゆっくり話でもできたら」
「そうね」
「よかった、ちゃんと生活できるようになったなら。ずっと心配してたんだ」
 洋介くんは優しく微笑むと、「じゃあ」とそばにあった階段を降りていった。妹のほう。五鈴のことは、名前さえ出てこないのだろうか。
 それから、ときおり洋介くんが声をかけてきて、私たちは話をするときがあった。この人、千鈴が好きなのかな。そう気づくまでに、時間はかからなかった。
 幼い頃からの想いなのだろうか。再会して始まった恋心だろうか。
 後者だとしたら、君が好きになったのは千鈴じゃなくて五鈴なんだよ、と伝えたい心がふくれあがってきた。幼い頃からの気持ちだったとしても、それなら彼には、本物の千鈴のことを言っておきたかった。
 どうして、本当のことを知ってもらいたいと思うのだろう。知られたところで、状況をかき乱すだけなのに。
 梅雨の合間に晴れた日、雨粒が芝生できらきらする中庭のベンチで、洋介くんとお昼を過ごしていた。洋介くんはお弁当を食べはじめていたけど、私はお弁当ぶくろを膝に置き、躊躇っていた。「食べないのか?」と言われて、曖昧にうなずいた私は、気を引き締めて洋介くんを向いた。
「あのね、洋介くんに知っていてほしいことがあるの」
「ん、何だよ」
「……これ、なんだけど」
 私は胸ポケットから生徒手帳を取り出し、生徒証のページを開いて、洋介くんに渡した。洋介くんはそれを受け取り、怪訝そうにページを見つめた。
「これが?」
「名前を見てほしいの」
「名前──」
 洋介くんの目が、そこに記される私の名前をたどった。まぶたが押し上げられる。
「え……これ、五鈴って」
「私ね、ほんとは五鈴なの」
「は?」
「みんな千鈴だって思いこんでるけど、私もそう思われるように千鈴を演じてるけど、違うの。私は五鈴──」
「え……ちょっと、待てよ。演じてるって、じゃあ、ほんとの千鈴は?」
「千鈴、は──」
「てか、わけ分かんねえし。何でそんな演技してんだよ」
「ち、千鈴を演じないと、誰も私なんか見ない、し」
「はあっ? 千鈴はあんなことがあったんだぞ⁉ お前なんかどうでもよくなるのが普通だろ。……くそっ、最低じゃないか」
 最低? 私が? 何で?
 ぽかんとしてしまうと、洋介くんは忌ま忌ましそうに立ち上がって、中庭を出ていってしまった。私はそれを見送り、本当にわけが分からなくて、洋介くんの反応が正常なのか異常なのかさえ判断できなかった。
 だって、私が千鈴にならないと、大人たちはまるで歯車が合わなかったじゃない。なのに、私が間違いだったの?
 そのとき、突然気づいた。魔法の林檎になっているのは、私なのだ。おかあさんにとって。おとうさんにとって。あの事件から目をそらしたい人、すべてにとって。
 私という林檎が、麻薬のようにみんなの意識をごまかし、ひととき忘れさせて、麻痺させている。私が千鈴になることで、千鈴が傷つけられた事実はゆがめられ、偽りの安心をみんなに与えている。
 やがて、太陽が白光する夏が来た。季節外れでちょっと高い林檎を買って、私はまた千鈴のお見舞いに行った。
 千鈴は林檎を食べる。しゃく、と噛み砕く音と共にこぼれる甘酸っぱい香りに、私は涙が出てくる。
 このままでは、私が壊れてしまう。私が見せる幻覚は、薬でなく毒だ。そんな調和は、今すぐやめないといけない。
 ふと、口元に冷たい酸味が触れた。はっとすると、虚ろな表情のままだったけど、千鈴が私の口に林檎を分けようとしていた。私は千鈴の瞳を見つめ、久しぶりに、五鈴として咲った。
 林檎を受け取り、さわやかな味を頬張った。口の中に、新鮮な味がふわりと広がる。
 林檎を食べていたら、女の子は死ななかった。でも、もう死んでしまった。だけど、女神様によって花に生まれ変わった。
 千鈴もきっと生まれ変われる。綺麗な花としていつかまた咲える。私も弱い大人の犠牲になり、千鈴が花になれたすがたを演じてみせなくていい。そんなことをしなくても、千鈴は咲けるから。その千鈴の生きる力を信じることが、魔法じかけの林檎になって、五鈴としての私を癒やしてくれる。
 千鈴じゃなくていい。弱い心に見せる幻にはならなくていい。そんなことをしていても、今度は私が死ぬだけだ。
 再び咲えるようになる千鈴と共に、私は私のまま、嘘偽りなく生きていっていいんだ。
 私がこくんと林檎を飲みこむのを見た瞬間、確かに千鈴の瞳が、ほころぶようにほのかにやわらいだ。
 FIN
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kennak · 2 months
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「「こんな人間はいないからさすがにロールプレイだろう」と思っていると、中から本当にそのままの人格が出てくるケースは意外とあるからだ。人間やVTuberの多様性をなめてはいけない」マジか…
[B! VTuber] 人気絶頂のVTuberを突然の活動休止に追い込む「喰われ」現象とは 活動歴5年の九条林檎が解説する2つの“高リスク要素”「人間もVTuberも追い詰めすぎると壊れるものだ」 | 文春オンライン
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mori-mori-chan · 3 months
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『マッドマックス:フュリオサ』を観てきました
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ヒャッハーーーー!!!観てまいりましたよ『マッドマックス:フュリオサ』をwith姉!!マジありがとうジョージ・ミラー監督。
余談ですが退館後高架下にある自転車置き場に行ったら橋脚にスプレーでこんな落書きがしてあって姉と「いやちょっと待てwww!!!」と大笑いしました。こんな落書きです↓
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もしかして名古屋、はぐれウォーボーイズおるか(撮影して載せたかったのですが人目を気にしてしまいました。撮るべきだった……)???
映画の感想はというと……激熱でしたね。色々語りたいことがありすぎて逆に語れないのと、本当は日付を超えてでも視聴したその日である昨日に書くべきだったのですが寝落ちして記憶が少し飛んでいます(最悪)。本当すいません!6/30に書くべきでした本当に!!
ここから先、がっつりネタバレを含みますのでご注意ください。
☆前作のオマージュ
今作は『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(以下MMFR)の続編であり、大隊長・フュリオサの若き日を描いた前日譚でもあります。今作だけいきなり観に行るのは、個人的にはあまりお勧めしません。恐らく世界観等が理解しづらいであろうことと、純粋に前作視聴後に観た方が間違いなく楽しいであろうことからです。ネトフリのリンクを貼るので俺を見ろ!!
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頭蓋骨から蜥蜴が這い出てきた瞬間「これは……!!」と思ったら期待通りの展開(※別に蜥蜴が嫌いで死んでほしいとかではない)になったのでにっこりです。そして【俺を見ろ特攻】も!やはりマッドマックスと言ったらウォーボーイズによる高空からの自爆特攻ですよね(※すいません当方シリーズ中2作しか鑑賞しておりません)!今作は前作以上に"高さ"を感じられる演出が多く、思わずアガりました。
あと生体メカニックの彼は最初はディメンタス軍団所属だったんですね……。
☆ラストについて
ラストでフュリオサがディメンタスを鎖で拘束した時、私はてっきりフュリオサは意趣返しとしてジャックがされたことをするのだとばかり思っておりましたが、全然違いましたね。まぁバイクで引きずり回すのと車で引きずり回すのは手応えが全然異なるでしょうしね……。ディメンタスによるフュリオサへのご高説、まーーー鬱陶しいこと笑!!その場で殺さなかったフュリオサの忍耐強さと執念よ……。
その後いきなりお笑い漫画道場で富永一郎が描きそうなカット(今時の若者が絶対分からない比喩やめろ)が出てきて私はかなり動揺したんですが、周囲の誰もが特に反応していなかったのでますます動揺しました。え、あれ笑っていい場面じゃないんですか!?不意打ちであの絵面出てきたら絶対笑うんだが!?
……真面目に書きますと、フュリオサから日常を、母を、恋人を奪った挙句彼女の希望を否定しひたすらに絶望しかないと唱え続けた男が最後(最期?)「希望(※)」の苗床として生かされる痛快なオチに感動しましたね。林檎又はそれに似た果実を取りに行った結果彼女は攫われディメンタスとその一味に目の前で母を殺されたのですが、最後は彼女がディメンタスを果実のなる樹の苗床として利用し、いずれ母となるであろう前作でいう「子産み女」の女性達に実を分け与えるのです。ディメンタスはフュリオサに最早希望などないと散々喚き散らしておりましたが、前作……時系列では後日なんですが(ややこしいな)、フュリオサは自身と同じように攫われ砦(シタデル)へ連れてこられた、或いはそこで生まれ育った子産み女達を解放し、自身の生まれ育った「実りの大地」へ戻る為にウォー・タンクを率いて離反します。これは彼女の中に希望が残っていたからこそ成せたことでしょう……ディメンタスの完全なる敗北ですね。実りの為に母を殺した男の最後が母(子産み女)の為の実りを生み出す苗床なんて、流れが美しすぎますよ。 ※個人的な解釈ですが最後に出てくる林檎の果実は母を失い絶望を味わったフュリオサが地獄の日々を乗り越えた果てに母(子産み女)を守る為に育てている希望の象徴みたいなものかな、と勝手に思っています
※林檎の実についての興味深い資料がありましたのでよろしければどうぞ 出典:敬和学園大学 
「表象としてのりんご 」
☆イモータン・ジョー
以下イモータンと表記します。ディメンタスが言ったように、彼の行いは「搾取と奴隷労働」ではありますが、ディメンタスと異なり余興や見世物の様に仲間の命を奪ったりすることは決してありませんし、何なら前作で描かれていたように水もちゃんと分け与えています。もっといい配り方してやれよとも思いますが
ノブレス・オブ・リージュ……ではないのですが、支配者としてきちんと統治してはいるんですよね、イモータンは。実際ガスタウンや弾薬畑も施設としてかなり立派でしたし、だからこそあそこまでウォーボーイズ達に盲信されているのでしょうね。なんだかんだでディメンタスの煽りを受けても乗っからずにうまく返して撤退させていましたし、終盤の再襲撃に逸る配下達の意見ではなくフュリオサの案を採用しましたし、状況判断に長けていますよね……うっかり装置の誤作動で殺す予定ではなかった人質を殺めてしまったディメンタスとはわけが違いまさぁよ!!
ディメンタス軍団は全員ガチムチ!殺し合い上等!な感じでしたが(冒頭でバイク軍団に選ばれた女性、終盤まで終始前線で奮闘していてすごかったですね)、イモータン達やシタデルにいる人間達はディメンタス軍団の様に元気な体!って感じではないんですよね。MMFRで水の配給を待っていた人達は高齢者や体のどこかに障害や疾病を抱えている(ように見える)人達ばかりでした。リクタスは大型で筋肉質で肉体こそ元気ですが知能がちょっと怪しいですし、スクロータスは顔つきが一般的な人間とはやや異なっており皮膚が独特の様相を呈しています。ウォーボーイズは短命ですし、その中でもボミーノッカー係だった赤ちゃんは完全に奇形児でしたしね……これ、もしかしたらディメンタス軍団は肉体が健康でない者はもしかしたら処刑なり何かしらの手段で選別されている可能性も出てきましたよ……ざわ……ざわ……。もしかしたら流れてきた"そういう者達"を、シタデルが受け入れているのかもしれません。知らんけど
……こう書くとイモータンがまるで人格者のように思えてきますが、ディメンタスよりはマシというだけであって別にいい人ではないので気を付けてください!本当に!!
☆フュリオサ
シャーリーズ・セロンに較べるとどうしても華奢さが目立つアニャ・テイラー=ジョイですが、悪くはなかったのではないでしょうか。フュリオサ、ここからMMFRの間に体躯をめっちゃマッチョに鍛えたのかもしれませんしね!
☆ディメンタス
お前の事誰が好きなん?
いやーーー本当にこいつは……こいつは本当に……キャスティング良すぎィ~~!!クリヘムことクリストファー・ヘムズワースを持ってきた人にもうあげちゃうわッ…あたしの銀のスプレー!
ガタイのいい俳優は履いて捨てるほどいますが、ディメンタスという悪辣で愚かで豪快な脳筋人格破綻者を演じるにはクリヘムのそこはかとなく漂う陽キャ感が必要だったように感じます。もしこれがステイサムだったら首尾一貫スマートに片づけそうな気がしません?少なくとも乳首を吹き飛ばすような真似はしないでしょう
あの腰につけているぬいぐるみは息子の形見と言っていましたがあれ本当なんですかね。本当のような、攫ってきたばかりのフュリオサに心を開かせるためについたその場しのぎの出まかせのような……うーん。
ディメンタスは随所に余り賢くない描写が挟まれており、「シタデル」と聞いて「何デル?」みたいなことを言う、乳首を吹き飛ばす、生き字引として常に「賢者」を伴っている、はぐれウォーボーイズの発煙筒を自分で被る、等。もし彼が賢かったならきっとフュリオサを傷つけることなくうまく彼女のいた土地を陥落できたのでしょうが、彼は暴力と殺戮と支配を選んでしまったので、結果的に実りの大地への道は閉ざされてしまったわけです。有能な№2でもいたらきっともっとうまく様々な土地を手中に収められたのでしょうが、彼の周りにいるのは支配によってイエスマンと成り果てた者ばかりでしたね……その点イモータンは一応人食い男爵達に(採用するかは置いておいて)発言権は与えていたりするので、やはり格が違うんですよねぇ。仲間をウォーボーイズに仕立て突撃するために撃ち殺したり、或いは死体を自らの身を守るための盾として使ったり、気に入らないものは首を吊らせたり……この点でも、喜んで自ら命を捨てるウォーボーイズの育成に成功しているイモータントの対比を感じます。小物感!
すいません眠くてまともな文章が書けなくなってきてしまったため、ここらでクローズといたします。ジャックについても書きたかったのですが……。海外版山田孝之!なルックスで「あんまりシュッとした感じの人じゃないな」などと思っていたら処刑シーンでブタ野郎呼ばわりされていてちょっと申し訳ない気持ちになりました(最悪)。しかし本当にあの処刑シーンは余りにも人の心がなかったですね。邦画だったら逃げ切りそうなところを……。
最近ちゃんとした長文を書けていない為、リハビリ目的で頑張りましたが全然ダメでした、さーせん!でも映画はめっちゃよかったです!!!
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violettranslations · 4 months
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Monochrome Shangri-La (モノクロームシャングリラ)
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「こんばんは」銀河のお祭り 望遠鏡で眺めて 星巡りの口笛は 銀河を繋ぐ合言葉
"Good evening." As I gaze out at the Galaxy Festival through a telescope, this star-hopping whistle is the keyword that connects me to the galaxy.
夜空に溢した宝石の山は 小さな世界を包み込む。 金色の林檎 宝石の河原 君と白い闇 カシオペア
A mountain of jewels spilling out from the night sky envelops this small world. A golden apple, a riverbed of jewels, you and the white dark, Cassiopeia.
いつか読んだ世界は 二人同じ夢だと おとぎ話のような 「二人の名前はなんだっけ?」
That world I'd once read about was almost like a fairy tale, a dream that two people shared. "What were their names, again?"
月夜の野原に身体を投げ出し 約束の唄を口ずさむ 緑の瞳に シグナルの灯り オリオンの右手 北十字
I fling my body into the plain on a moonlit night, humming the promised song. The signal lamp is reflected in those green eyes. The right hand of Orion, the Northern Cross.
水晶で燃える炎と 夢から薫りだした花は 空の旅のお供達 あればいいのにね、と笑った
Flames that burn up quartz and flowers with scents spilling over from dreams are my companions on this stellar journey. "I wish," I laughed.
思い出せない君と夢 銀河に想いを寄せたのさ 何処かから声が聞こえる 「銀河ステーション 銀河ステーション」
Though I can't remember you or that dream, I've given my all to the galaxy. I can hear a voice calling from somewhere: "Galaxy Station, Galaxy Station."
夜空に響いた汽笛の音色は 銀河を優しく彩り 旅人は居ないけれど 君 夢 星 私だけだね
The timbre of the steam whistle that echoed through the night sky gently adorns the galaxy. There are no other travelers, it's just you, a dream, the stars, and me.
宝石みたいな七色の空は 悲しく美しくもあり 「ねぇ?空の果てには…」 あぁ、何色の世界
The sky, studded with seven colors like jewels, has its sad parts, and its beautiful ones, as well. "You know what? Far beyond the sky..." Aah, what color is that world?
「こんばんは」銀河の旅人 切符を見せて訊ねた 銀河の果ての停車場は かつての約束の場所だと
"Good evening," I displayed my ticket to the travelers of the galaxy and asked if the stop at the end of the galaxy is where we'd promised to meet long ago.
何処までも進む銀河鉄道は 小さな世界を包み込む。 十字架の停車場 鳥の群れ達 「僕を許して、カムパネルラ」
This galactic railroad that stretches on endlessly envelops that small world. When we stop at the cross, the birds gather. "Forgive me, Campanella."
忘れかけた記憶の欠片が 物語の最後を閉めた 夢の続きは見れると 私の手を握ったんだ
The fragments of a memory that had begun to slip away drew the end of the story to a close. In order to see the next chapter of our dream, you grasped my hand.
思い出した 君と夢 銀河に想いを寄せたのさ 何処からか声が聞こえる 「銀河ステーション 銀河ステーション」
I remember, both you and that dream, I've given my all to the galaxy. I can hear a voice calling from somewhere: "Galaxy Station, Galaxy Station."
夜空の旅に悲しみは無いのさ そんな顔しないでおくれ 旅人は少しだけど それはきっとうれしい事だ
There is no sorrow on a journey through the night sky. So please, don't make that face. We may have few traveling with us, but that is surely a wonderful thing.
宝石みたいな七色の空は 悲しく美しくもあり 「ねぇ?空の果てには…」 あぁ、何色の世界
The sky, studded with seven colors like jewels, has its sad parts, and its beautiful ones, as well. "You know what? Far beyond the sky..." Aah, what color is that world?
旅の終わりは切なくて 涙浮かべた君の笑顔 優しく霞む世界は 君が居ない事に気付いた
The conclusion of our journey was bittersweet, and tears surfaced in your eyes as you smiled. I realized that, in this world, gently misting over, you no longer exist.
思い出せない 君と夢 銀河に想いを寄せたのさ 何処からか声が聞こえる 「次は、終点。銀河ステーション」
Though I can't remember you or that dream, I've given my all to the galaxy. I can hear a voice calling from somewhere: "Next stop, end of the line. Galaxy Station."
真夜中野原に身体を投げ出し 涙が頬を流れてく 一人きり天気輪は 空 夢 星 私だけだね
I fling my body into the plain in the dead of night, tears flowing down my cheeks. A lone headstone stands among the sky, a dream, the stars, and me.
バイバイを言った君のお墓はね 悲しく美しくもあり 「ねぇ?銀河の果てには…」 あぁ、天の川の唄
You told me goodbye, and your grave has its sad parts, and its beautiful ones, as well. "You know what? Far beyond the galaxy..." Aah, the song of the Milky Way.
夜空に響いた汽笛の音色は 銀河を優しく彩り 旅人は居ないけれど 君 夢 星 私だけだね
The timbre of the steam whistle that echoed through the night sky gently adorns the galaxy. There are no other travelers, it is just you, a dream, the stars, and me.
宝石みたいな七色の空は 悲しく美しくもあり 「ねぇ、ずっと友達だよ。君に幸せを」
The sky, studded with seven colors like jewels, has its sad parts, and its beautiful ones, as well. "You know, we'll be friends forever. I wish you happiness."
*While I'm not entirely unfamiliar with Night on the Galactic Railroad, my knowledge of the plot and main characters is very general, so it's entirely possible that I've missed some references here. I do, however, have a copy of the novel, so once I get around to reading that, I'll review this translation for anything that slipped through the cracks.
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chat-noir25 · 5 months
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北村匡平氏が2022年に書いて下さった「椎名林檎論 乱調の音楽」を拝読させて頂いた。本当は刊行後直ぐにでも読みたかったのだが、照れが勝ってこの機まで眠らせていた。率直な感想を申し上げると、「よくぞ、まあここまで掘り下げて下さった、アッパレ!」 そんな想いが残る。今の私に至るまでの過程で経た壁と、その当時の心境と、その当時の音。こんなにも深く、丁寧に解剖されると、最早清々しいまであるな。と。いつでも私の根幹に眠るのは最高の音を創り、それを届けることであり、その意思とは反して、私自身が商品化され、更にはそのイメージだけが先行し、独り歩きし、絶望を見た、何時ぞやの学舎エクスタシー。響きや語呂を意識するが故に、複雑化させ過ぎたリリックと、余りに曲解の過ぎる解釈合戦。歌詞を無碍にしてきた当時の私への報復とも言える現象だったよなあ、なんて当時を懐古してしまう。そして、事変結成当時にぶつかった音楽性の壁。浮雲と一葉ちゃんに言われた「おたくがやりたいものは、事変で出来てるの?正直事変は格好悪い。」と言う台詞とその衝撃。腸が煮えくり返る想いではあった訳だが、やはり彼等は凄い。的を得ている。分かり易い音楽を意識し過ぎた自覚はあるのだ。そんな彼らとは今でも、大いに衝突し、壮絶な口論になるが、互いに根底にあるのは良い音楽への妥協を許さない姿勢。ギターの音をクリアに保ちたい浮雲、多様なアレンジで魅せてくれる一葉ちゃん、音に遊びを入れたい師匠こと亀田さん、バックバンドのドラムではなく、きちんとメインで輝かせたいとキメてくれる刄田。彼等無しでは今の事変は成立しないし、今後も良い物は生み出せない。メンバー間で、ビジネスライクな関係性を打破できなかった第一期の反省を、今は上手く活かせているのではなかろうか。と、まあ何やら長うなってしまったのだけれど、何を申し上げたいかと言いますとね。是非機会があれば読んで頂きたい、という事です。私がこの四半世紀の間に創造してきた音楽の形を丸裸にされている様で、恥ずかしさもあるのだけれど。誕生と栄華からの衰弱、低迷、そして衝突、再生までの物語をご覧あれ。
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sakanafromhell · 5 months
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微生物がいたからってなんなの(1999字)
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 亜沙子が生身のまま宇宙に旅立ったというのは人づてに聞いていた。戻っていたのは知らなかった。  何が起きてもたいして話題にならない時代だ。愛もお金も才能も、今では人類の共有財産。働かなくても生きていけるし、生きていなくても死んでない。格差はあっても怨嗟はないし、英雄もいなければ悪漢もいない。人類は対立せず、疑問を持たず、我関せず、ただ綿毛のように漂っている。
 亜沙子は林檎ひとつを左手に持って、ふらりと私のもとを訪れた。会うのはいつ以来だろう。以前と変わらない神秘的な瞳でじっと私を見つめると、挨拶もそこそこに妙なことを口走った。 「これ、ニュートンが ** を発見したときに見ていた、あの日の林檎。宇宙で見つけた。宇宙には失われたすべてのものが置いてある。地球だって宇宙の一部だが? みたいなのは今はやめてね」 「へえ~」とだけ私は言う。「で、宇宙どうだった?」 「まあまあ退屈かな。踊れないし。文脈もないし」 「友達できた?」 「友達の定義を持っていない」 「じゃあ私って何なんだろ」 「忘れたんだ?」 「勝手に宇宙なんか行くから……。でもさ、宇宙広いでしょ? 友達じゃなくても、知的生命体とかいなかったの」 「ぜんぜん。微生物みたいなのは見つけたけど」 「えっ。大発見じゃないの、それ」 「微生物が?」 「昔よく話題になってなかった? NASAとかが凄い時間とお金をかけてさ。遠い星に微生物の痕跡を発見しました、ってのが大ニュースになったりして」 「微生物がいたからってなんなの」 「なんなんだろ」 「なんでもないでしょ」 「いやいや。人類はどこから来てどこへ行くのか? とかそういうね、昔からある問答の役に立つんじゃない? いずれ。微生物が」 「気の長いこと」亜沙子はせせら笑う。「人類はどこからも来てないし、どこにも行きゃあしない。せいぜいが子宮から来てイオンモール行く程度。だろ?」 「宇宙でパンクとか聞いてた? 初期の」 「遅すぎるんだよね、何もかも。ニュートンは一瞬で世界を変えたのに。この林檎を見た瞬間にすべてを思いついた。ニュートンが創作するまで、 ** なんてこの世には存在しなかったんだよ」 亜沙子は左手に持っていた林檎をかじった。   白い歯に咀嚼され、   舌の上で蹂躙され、   喉の暗闇を通って、   亜沙子の体内に落ちていく、   真っ赤な林檎。
 **なんてこの世には存在しなかったんだよ。
     重
 力
   だ。
 私は重力を再発見する。
 重力。  最近では流行らない、どころかすっかり忘れ去られたアイデアだ。何しろ今はあらゆるものが宙にぷかぷか浮いている。綿毛のように。  そういえば、宇宙から帰った亜沙子はずっと地面に足をつけている。私は浮かんでいることが急に恥ずかしくなって、なんとか着地しようともがくのだけど上手くいかない。  見かねた亜沙子が腕を伸ばして私の手首をつかむ。それで私の手首の骨は粉々に砕けてしまった。皮膚の中で、たぶん星みたいに散っている。  激しい痛み。  でも、ぞっとするほど懐かしい感覚だ。自分の輪郭がくっきり濃くなったような。  亜沙子に手を引いてもらって、私はようやく地面に降り立つことに成功した。  偉大なる一歩。  地面に足をつけると、私と地面がまったく別のものだってことがよくわかる。そんなことすら忘れていたのだ。接することで距離を感じる。別々の物体だからこそ、反発したり引きあったりしてしまう。  亜沙子が私を抱き寄せた。  亜沙子の質量。  押し返してくる肌の弾力。  息づかい。  まつ毛のたわみ。  発する言葉。  あらゆるものに重力を感じる。亜沙子の肩に落ちる髪にも。においにも。視線にも。初夏の日射しにも。戦争とか貧困にも。愛とか平和にも。怒りとか憎しみにも。虚勢とか汚辱にも。金儲けとか陰謀論にも。エヴァンゲリオンとかフロイト式の精神分析にも。二時間後の流星群とか古びたミサンガにも。神とか悪魔にも。砂漠にも。森にも。スタジアムにも。失われていた重さが宿る。 「久しぶり」亜沙子は私の頬に手を置いた。  触れられた部分がたちまち焼け爛れる。 「あれ?」焼け爛れながら私は言った。「私、なんか……幸せかも?」 「不幸になったんだよ」亜沙子は笑いながら言う。「私たちは思い出してしまった。本当はどんな些細なものも共有できない生き物だってことを」 「これって不幸なの?」 「不幸の典型だね。空にぷかぷか浮かんで、みんなでひとつの夢を見ていたほうが幸せに決まってる。人類が進むべき方向はそっちだよ。事実そうなりつつある。でも進化の道からはぐれてしまうのも悪くない。二人きりなら。そう思わない?」  私たちは地面に立っている。この星で私たちだけが重力を感じている。  だけどそれは何のニュースにもならないだろう。  ロケットの燃料みたいに世界から切り離されて、ただ燃え落ちてゆくだけの私たち。  恋愛感情を万有引力に喩えてきた、古今東西の凡庸な詩の群れ。  その残骸の山。  私と亜沙子は新たにそこに加わった、珍しくもない屍のひとつだ。
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no3udou · 1 year
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またフェスいってしもてすいません。何がやばいって今から仕事辞めて何するか決まってないのに部屋も借りて金押さえてないのがやばい、まあでも楽しいからおっけー坂本さんのステップで画角に写ってないけど8人くらい湧いとったそれがまたおもろい奢ってもらった灯りちゃんとうまかったゆいさん酒1口でぶっ倒れてゲロ撒き散らしたけどノーダメでくるり流れた瞬間元気になってよかった、、初生林檎でちゃんと脳イキしました足りないんで絶対ちゃんとワンマン行かせて、あざした
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新しい僕らの家
小川沿いでなんと窓から桜見えます。日本酒キメようや
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寝過ぎだろいろんなとこで、落語家みたいなおじいちゃんになんかいじられとって宮川起きてブチギレんかソワソワした
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ナンパしに行ったらしょうまの弟の友達で写真撮らされるけいわ草
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mementoboni · 9 months
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踊り子(Odoriko) - 村下孝蔵(Murashita Kozo)
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12/20 Die在他的生日音樂會上演奏了〈踊り子〉 我非常非常喜歡這首歌 (好吧其實Die的選曲都深得我心,滿滿昭和感) 好羨慕在現場的人啊
Die played "Odoriko" at his birthday concert I can't tell how much I love this song (well, actually I love all the songs Die chose, it's full of Showa feeling) I envy those who were there!
日文歌詞 / Japanese Lyrics 👇
答えを出さずにいつまでも暮らせない バス通り裏の路地 行き止まりの恋だから 何処かに行きたい 林檎の花が咲いてる 暖かい所なら 何処へでも行く つまさきで立ったまま 君を愛してきた 南向きの窓から 見ていた空が 踊り出す くるくると 軽いめまいの後 写真をばらまいたように 心が乱れる 表紙のとれてる愛だからかくしあい ボロボロの台詞だけ 語り合う日々が続き 坂道を駆ける子供達のようだった 倒れそうなまま二人走っていたね つまさきで立ったまま 僕を愛してきた 狭い舞台の上で ふらつく踊り子 愛してる 愛せない 言葉をかえながら かけひきだけの愛は 見えなくなってゆく つまさきで立ったまま 二人愛してきた 狭い舞台の上で ふらつく踊り子 若すぎたそれだけが すべての答えだと 涙をこらえたまま つまさき立ちの恋
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singosblog · 9 months
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【浅井健一🎸の音楽性について♪】
浅井健一は、1980sのストレイ・キャッツに多大な影響を受けており、ブランキージェットシティ初期の、浅井健一の、ヘアスタイルのトレードマークでもあった、ブロンドリーゼントヘアはストレイ・キャッツのボーカルの髪型を真似したものと思われる。しかし、本人がどう考えているのか、知らないが、顔の彫りの深さから、ストレイ・キャッツより、ボブ・ディランの方に、似ているのである。勿論、個人的な考察に過ぎないのだが。1990年代後期より、リーゼントヘアから、西海岸の海辺にいる、若者サーファーのような、長髪にゆるいまき髪ヘアスタイルに変更されており、それは、今の時代 ( 2023年12月 )まで、継続されていることから、本人に、定着したヘアスタイルと考えても、無論、間違いではない。他には、多機の洋楽を中心に音楽を聴いて、影響を受けており、主なバンドは、カーペンターズ、パートリッジファミリー、ショッキングブルー、ジョン・レノン、井上陽水などから影響を受けたと、公言している。本は、JDサリンジャー著『ライ麦畑でつかまえて』、村上春樹著『羊をめぐる冒険』、ジャック・ケルアック著『路上』である。曲のタイトルが、歌詞にも出てくる、「メリールウ」という主人公の名前を使った曲も楽曲している。映画に関しては、浅井健一の曲自身のタイトルでもある、『小さな恋のメロディー』、『イージーライダー』などが上げられる。他にも、観ていたり、読んだりしてはいるが、公に公言しているのは上記のものだ。音楽性は、ブランキージェットシティ以外、静かめな曲を収録した『SHERBETS』や『JUDE』などがある。ほかは、忘れてしまった。あ、あと、歌手のUAと組んだバンド『AJICO』。浅井健一の書く、詩の歌詞は、社会の片隅で暮らすアウトサイダーたちや、野生動物、『神様』が頻繁に登場する。そこが、私の惚れ込んだ理由の一つでもある。そして、『幸せの鐘が鳴り響くとき、ただ悲しいふりをする』という、曲には、『動物愛護団体』まで、詩に盛り込まれている。アウトサイダーたちで、言えば、売春婦、麻薬常用者、浮浪者、インディアン、精神病者、ヒッピーだ。そして、あと、忘れてはならないのは、『無垢な少年』だ。『綺麗な首飾り』という曲には、『子供の見る夢は、純粋で残酷』というフレーズもある。そして、『狼たちが、綺麗な足音を響かせ、森を駆け抜ける』という歌詞も好きだ。『don't kiss my tail』という歌詞には、『ヒッピーに憧れて、旅立ったくせに、多分、彼らの最終系は自殺だなんて言うし』という、とんでもなく、切なく、カッコいい歌詞を書いている。『ひまわり』という、曲では、歌詞の始まりが、『目の前に舞い降りた、小鳥の仕草を、見つめていたのは、倒れたヒマワリ』という、専業作家、顔負けの『擬人法』を盛り込んでいる。そして、『パイナップルサンド』という、曲には、『バナナを一つもぎ取った、お前のその動作、神様が、気にすると思うのかい?』、『明るく生きることが、すべてだから』という、非常に、楽観的な気持ちになれる歌詞も書いている。そして、『寝る前に、ブルーのジェット機に乗る夢を見たいって願う、神様お願い僕に見させて、ブルーのジェット機に乗る夢を』という、無垢な少年の、切実な思いを歌詞にしていると同時に、人間には、日々の、『祈り🛐』が必要なことを、それとなく、歌詞の中で、サラッと匂わせている。浅井健一が、イエス・キリストに選ばれた理由は、以上の功績により、【仏様】、【イエス・キリスト】より、適任と認められ、選ばれるべくして選ばれたのであるから、他の者は、浅井健一を妬んではいけない。きちんと、今までの、功績があって、選ばれているのであるから。少なくとも、浅井健一がテレビや動画、LIVE会場で歌ったことにより、救われた人類は大勢いるのだから。逆に、歯向かう考えを持っている者は、神の道と反れて進んでしまっていると考えていい。最近の浅井健一の活動状況は、ラジオ番組に出演したり、画家としても、活動をはじめ、個展を開いたり、画集を出版したりしている。勿論、音楽活動も続けながら。そして、忘れてはならないのが、『Sexy Stornes』というブランド名の、ブランド服を立ち上げ、代表取締役社長をつとめている。自身のインスタグラムを通じて、販売活動にも積極的にいそしんでいる。そして、少し前の、浅井健一のYou Tubeラジオによると、趣味でサーフィンをやっているとのことも公言している。そして、今年、もうじき、LIVE活動で、地方をまわるという、ネットニュースの記事を読んだ。つまり、浅井健一は、今日も、妹の林檎🍎と違って、頑張っているのである。以上が、浅井健一の音楽性、ないしは、活動状況の報告とする。
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kenrow51 · 9 months
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ブルーオーシャン
どうやら世の中は飽和状態らしいです
人気の食べ物が出来ると同じ様なお店ができ
人気の商品が出来るとコピーとトレースが始まり
YouTuber なんかもまさに
つまりは現在はレッドオーシャン時代です
そして
メガネもまた然り
生き残るには
ライバル争い熾烈なレッドオーシャンの
頂点に立つか
ニッチなブルーオーシャンを開拓するか
9割以上の眼鏡店が扱わない
レンズと眼鏡をご案内しているお陰で
自分は小さなブルーオーシャンに幸運にも
辿り着くことができました
少量販売ですがお一人お一人の特別なお品を
ご案内できる事に日々感謝してます
3年前
ブルーオーシャンを目指し
荒波に筏をくり出してよかったです
youtube
今年の紅白楽しみです
ゲスナーの神である有吉さんが司会で
Adoと新しい学校のリーダーズ 出ます
さらにパヒュームと椎名林檎
レッドーオシャン組は楽しみです
周りや時代に合わせるではなくて
ブレる事なく皆さん自分流に突き進んでいて
とても尊敬しています
リーダーズは個人的に
レッチリぐらいの衝撃度で
ファーストテイクのオトナブルー
めちゃくちゃ素晴しい。。
唯一無二のオリジナリティとパワーが有ります
8年前から丸眼鏡を
掛け続けるってセンス鋼すぎる
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tokyomariegold · 1 year
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2023/6/19〜
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6月19日 夏至までのカウントダウンの引き算で、今日の日付を思い出す日々。
先週末、自転車で転倒した上司は、痛みがひどくて全く眠れず仕事にならないためお休みだった。 先週末発熱でお休みだった上司は、全く本調子ではない!という感じで出勤していた。 2期下の方はお腹を痛めてお休み。 先週1週間お休みされていた職員さんは今日から復活して、でも明日から病院と職場半分ずつの日々とのこと。 私は昨晩久しぶりにお腹を下してしまい、クーラーで冷やしたのか、風邪をひいている時以外の腹痛が久しぶり過ぎてショックだった。 今日もそれを引きずりながらなんとなく痛いお腹にたくさん薬を飲んでしまった。
昨晩はお腹を丸めながら、NHK +でマティス展の日曜美術館を観ながら、できない音声編集をした(できなかった)。
1期下の方から実家に帰省したお土産のお菓子をいただく。なんだかその方の帰省のお話を私はよく覚えていて「久しぶりの帰省ですね!」とお菓子をいただいた。
早くお腹が良くなりますように。 そういえば誰もアド街の話をしていなかった。
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6月20日 久しぶりにサンタクロース村の様子をライブカメラで確認。 夏至を目前に白夜。気温も30度まで上がっていた!
出勤して始業前に向かいのデスクの方から長野のお土産をいただく。戸隠神社へお参りに巡ってきたとのことで、大黒ドーナツ?(とても立派な感じの名前のドーナツ)をいただいた。 長野はいいよね〜、と、話をしていたら「いつでも車出しますよ!」と嬉しい頼もしいことを��ってくださった。「上高地に行きたいな」と本当に連れて行ってもらう気も無いけれどおすすめ(?)してしまった。 確かに長野とか行きたいかも。
上司から水戸の芸術館の前に伊東豊雄が設計した市民会館ができたことを教えてもらって、久しぶりに水戸芸にも行きたい。 どこか地方の美術館に展示を見に行ったりしたい。
展示用の天板をインターネットで探しているけれど、なかなかちょうど良いものがなくて、出勤途中の学生宿舎の粗大ゴミ置き場のゲートが気になる。
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6月21日 夏至です。 そしてナインチェのお誕生日!
今までの統計上、夏至の日が晴れる確率は16%らしい。
朝向かいのデスクの方とまた始業前までお話をする。京都の聴竹居という住宅を設計した建築家を教えてもらう。それと谷口吉生の設計したコンサートホールの入っている施設が職場の近くにあることも教えてもらった!
出勤の時、昨年度までの上司に会って「最近はどんな音楽を聴いているの?」と訊かれる。最近は原点回帰で田中ヤスタカを聴き、真部修一を聴き、今は椎名林檎と東京事変を聴いている。
明後日は屋外で一日中いなくてはいけない出張があるのでへろへろになってしまいそうだし、またお昼ご飯の恐怖があって、でも今日の天気が良いからか、今日のところは何とかなるのでは?と軽んじています。
富山の発電所をリノベーションした美術館へ行ってみたくなり7月のどこかで行こうかな、とふと思った。テートモダンみたい。
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6月22日 一期下の方と帰りが一緒になり、お話ししながら帰ってきた。 彼女は明日から大阪へ行くとのことで、ちょうど旅行へ行きたい気持ちで過ごしていたのと、昨日NHKで大阪万博へ向けて大阪の街の特番を見たところだったので、とても羨ましくなる。
私は明日朝早くから東京出張で、しかも汚れても良い服を職場に忘れてきてしまったのでレインコートを買って帰らなくてはいけない。 晴れの日にレインコートで屋外一日いたら暑くて倒れてしまうかも。
一期下のその方は、先週久しぶりに実家へ帰ったらバイト先がなくなっていた、と言っていた。 私はちょうど今朝ギンレイホールがなくなってしまったことを思い出して、改めて、信じられない!と思っていたところだった。
やっぱり誰かと話できた日があると、日記に書くことがなくなる。 自分をはがして、自分がひとりで生きていることを確かめなくて良くなって、いろいろずるずるしてしまう。 今日何があったっけ、って頑張って絞り出している。
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6月23日 一日中お外で、地面が掘られて土が出されてそこに水やいろいろが投入されている様子を、ずっと、ずっと見守った日だった。 ほんとうに、朝から夕方まで、ただそれだけ。
夏至は、適当に6/21と決められただけで、実質その前後いつでもOKとちーちゃんが教えてくれたので、今日は疲れすぎて本当に悲しいので、今日も夏至にしてしまおうと思う。
頼りにしていた上司が先に帰ってしまい、1人残されることがわかった瞬間から不安と悲しさとお外の蒸し暑さで、ずっと吐き気が止まらなくなってしまった。
今日は頑張ってぎりぎりのところ生きてしまった。
お昼ご飯はもちろん、水すらまともに飲めない1日だった。
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w3sxi6 · 1 year
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RE:2022-2
シャク...
「お前、ちょーぜつビックな夢とかないん?」
シャク...
「進路希望に何描こうかな、揃える?」
シャク...
「荒波に揉まれて死ぬか。勿論一緒にな!」
日焼けして映画の小道具のように古びた世界地図の上をなぞり、大航海していた指は、決めゼリフと同時に名前も知らない大地に辿り付いた。
『そこが墓?』
珍しく俺が構ってやったと言うのにキョトンとしているその顔が何となく腹立たしくて視線を戻す。__あと作業場、飲食禁止だって言ってたんすけど。ため息混じりに伝えると林檎を噛む口も、喋る口も止まった。あー、言い過ぎたかな。反省した面は隠せる程度に様子を盗み見ると、その方角には有り得ない距離に青みがかった瞳が有った。
『おま、近っ...』
「親友よ。一緒の墓入る気満々やんけ!」
流石、なんて肩を抱こうとする動きを制するように身を捩った。どうしてこうも暑苦しいんやろうか、この人は。あのなぁ...と現実に引き戻す呪文を唱える。
『俺は爺ちゃんが残した縫製業を継ぐ、俺はここで波になった布を縫う。妄想に乗っかってあげただけやし、独りで行って独りで逝ってくれ。』
シャクを測っていた定規で浮かれ野郎の胸元を一突きすれば、海と波掛けてんの?なんてヘラヘラ笑うから俺も気が抜けてしまった。
其れが現実になるとも知らずに。
呑気だった高校生は歳を重ね、数枚の写真ハガキで近況が勝手に報告されるだけの関係になった。肌の色が違う子供と(やっと肩を組ませて貰えた)彼の達成感に満ちた顔の写真。派手な色の飲み物片手に調子に乗った彼の写真。シャカイの教科書で見たような世界遺産にお辞儀をしたり、青い眼を上手に反映して貰っている似顔絵とか、本当に色々。久しぶりに届いた便りには壮大な海を見渡す彼が逆光で写っていた。
その最後の写真が届いた丁度3時間前かな、大荒れの天気だったと報道で耳に入ってきていた。此方へ帰ってくる途中の事だったらしい。
『ほんま、最後まで調子狂うわ。』
印象的なその青に似たボタンを手に入れて俺は、1着拵えている最中だった。作業に当たろうにも思い出して仕方がない。針ってサビるもんだって彼奴に教えてやればよかったよ。
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foucault · 1 year
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今の催事とは関係ないのですが、林檎の発泡酒・シードルが入荷しています。豚肉や揚げものと合うとの話だったので、豚肉の揚げものならなお良かろうと思い、とんかつにしてみました。素晴らしかったです。ドライ過ぎもせず、甘さも含みつつ甘すぎず、酵母の香りも残すノルマンディの新酒、ただいま店に並べてます。お声掛けください。
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cyunley · 2 years
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なう(2023/03/02 18:24:32) バナメイ海老が特売してたので、皮が柔らかく 剥かずに食べれるバナメイの特徴から ガーリックシュリンプにした🦐🧄✨ 今日のワインはスペインのシャルドネ🍾 ☆プロデクスポ金賞 ☆ジルベール&ガイヤール・ワインガイド金賞 と2冠のコスパ最強ワイン - ̗̀🥂 ̖́- 何やろ?新感覚の白ワイン🤩 林檎の様な残り香に少しシングルモルトを 思わせる様な樽香もあって超フルーティーでフレッシュなピチピチの白でした🥰 エチケットも綺麗しナッツ類とペアリング したいなーとも思えるトロピカル感も良き😊 また買お😚 #ガーリックシュリンプ #アボカドカプレーゼ #ジャーマンポテト #奈良県産いちご古都華 #costadelriochardonnay #ワインスタグラム #家呑み #おうち居酒屋 #おうちごはん #おうちごはん部 #おうちごはんlover #今日の晩ごはん #TodaysDinner #晩ごはん #晩ごはん記録 #献立記録 #自炊記録 #てづくりごはん #手作りごはん #てづくりごはん365 #cooking #cook365 #タベリー #フーディーテーブル #クッキングラム #キッチングラム #いいね返し #夫婦ごはん #ふたりごはん #豊かな食卓 昨日は春を思わせる天気で気持ちよかったのに 今日は雨がシトシト☔️寒いし寒暖差が大きくて 体調おかしくなりそー🥺 今朝はうさぎちゃん2羽が亡くなる夢もみて 寝起きが悪かったから、正夢にならん様に みんなに言いふらしとこ🐰🗯 https://www.instagram.com/p/CpSCRmqSKmU/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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