Tumgik
#ひつじ村の兄弟
kyoto4 · 2 months
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『 貨物列車で行こう!』長田 昭二 緒 (文藝春秋)
わたしも乗りたい。
第一章 ついに貨物列車に乗る! 貨物線を歩く/乗れないから乗りたい――そこにロマンがある/人知れず日本の物流を支える駅/極限までのスリム化/「拳一つ分」の隙間/動力車の拠点「機関区」/ついに貨物列車に乗る!/突然の鉄道無線/いよいよ「貨物専用線」に進入/東京で貨物列車を見ない理由 第二章 ルポ・東京貨物ターミナル 鉄道貨物の全容を見るべく「東京タ」へ/貨物列車に乗って貨物駅に向かう/「新鶴見信号場」とは/梯子段を上る「垂直乗車」/「ブレーキ、ゆるめーゆるめー!」/心躍る〝短絡線〟/「いよいよ来たか……」貨物列車は地下へ/羽田空港の下を通る点線=東京港トンネルへの憧れ/昭和で見た夢が令和に実現/添乗区間が延長した!/「東京タ」の構内をほぼ二往復/輸送量は毎年約一〇三%の伸び/高まる大型コンテナのニーズ/変わりゆく物流の仕組み/日本最大の貨物駅にある「中央研修センター」に潜入/異常生時の対応を学ぶシミュレーター/ここに座った以上は定時運行遂行の義務がある/「輸送指令」は〝二度呼び〟が基本/懐中電灯一つで長大な列車を点検 第三章 経営再建と未来の貨物輸送――JR貨物トップインタビュー 「変えるをよし」の企業風土が自信をもたらした/さらなる被害が予想される南海トラフ地震への対策/経営が厳しいJR旅客会社が増えた現状/貨物輸送の新提案・新幹線による鉄道輸送は?/総合的な輸送体系「モーダルコンビネーション」という概念/「安全」のための人材確保と労働環境の整備が不可欠/あらゆる物流の集積地点「東京レールゲートWEST」/銀行員、ハウステンボス……様々な経験から生まれた経営軸/「企業として安全はすべての基盤である」/原風景は「貨物列車のある情景」/「ベテランから若手へ」鉄道を支える、技術を受け継ぐ仕組み/運転士によるリレー方式――確立された輸送体系が強み/鉄道貨物が抱える問題をテクノロジーで解決できるか/従来の設備を有効活用「積替ステーション」/「空荷」を解消した「ビール列車」 第四章 広島車両所探訪記 重要拠点・広島/迂回運転を実現した「匠の技」/歴史を刻む広島車両所/「日本一」の車両所/全般検査と重要部検査奈々枝歴史ゆえの「使いにくさ」/「走って磨かれて輝く」車輪/時に親子、時に兄弟/機関車にはトイレがない/憧れの〝車掌車〟の現実/ベテランから若手へ「技の伝承」/車両所は「大きな家族」 第五章 「セノハチ」貨物列車添乗ルポ――広島貨物ターミナル駅‐西条駅 フィーダー輸送の拠点/数字に出てこない忙しさ/日本一のフォークリフトドライバー/営業面の司令塔/もし列車が遅れたら……信号扱い所の修羅場/〝途中下車〟できない貨物は……/鉄道マンにとっての〝難所〟はマニアにとっての〝名所〟/九州と首都圏を結ぶ物流の大動脈/居住性に優れた運転室/無線の通信に沸き上がる感動/普段乗れない貨物線を走行/本格的な上り坂へ――補機本来の業務開始/上り線には架線が二本/「ノッチオフお願いします。どうぞ」/登りきって連結を外す/「ポウッ!」遠ざかる本務機/待ち時間も切らさない集中力/「発車!」「進行!」一人ぽっちで走り始める/視界も広く、軽快に走る/帰りのほうが忙しい/シカ、イノシシ……夜に遭遇する動物たち/登りと同じ十三分で「瀬野八」を下り終える/列車は貨物専用線へ。時速八十キロで快走/廃車を待つ〝もみじ色〟の機関車/物流を支えるプロの技と知恵 第六章 「文藝春秋」を北に追え!――青函トンネル貨物列車添乗ルポ 大きなミッションを持って貨物列車に乗り込む/「文藝春秋」十月号の積み込みを見学/貨物の積み下ろしや旅客の乗降は行わない「青森信号所」へ/貨物列車でなければ通れない区間に感じるロマン/中村さんが席を譲ってくれた理由が判明/トンボが乱舞する田園地帯を疾走/青函トンネル五十三キロを貨物列車はひた走る/世界第四位、長大トンネルの入口/しばらくすると飽きてくる……運転士の眠気対策は/地上に出たと思ったら次々とトンネルが……/津軽海峡と函館山を望む〝絶景路線〟/急に無数の線路と並走するようになり……/三〇五九列車は定刻より二分遅れで到着/「北斗9号」で三〇五九列車を追跡/コンテナ貨物取扱量全国二位の「札幌タ」/十七時間五十分の鉄路の旅/「盛りだくさん」にもほどがある一日の終わり/一日半ぶりの対面/「イクラ丼」か「混載丼」か/「あとがき」に代えて
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nyantria · 3 months
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「Can You Catch A Cold?」サンプル5
字幕大王2024.06.25
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水俣病の混乱
細菌論に夢中だったために伝染病と間違われた病気は栄養不足だけではない。1956年5月のこと、5歳の少女が日本の水俣市の病院に入院した。水俣は八代海に面した人口約5万人の小さな漁村だった。その少女は、けいれん、歩行困難、言語障害などの異常な神経症状を呈し、急速に体調を崩していた。数日後、彼女の妹と町内の他の3人もまったく同じ症状で病院を訪れた[45,46]。
その後、数週間から数ヶ月で、村の人々が病気になるケースが急増したが、罹患したのは村人だけではなかった。大量の魚が奇妙な泳ぎ方になり、やがて死んで陸に打ち上げられた。海鳥は飛べなくなり、異常な行動をとるようになった。これらの動物を捕食する猫も具合が悪くなり、口からよだれを垂らし、気が狂ったかのようにぐるぐる走り回った[47]。動物と人間の間で何らかの病原体が伝播したのだろうか。誰も確かなことはわからないが、この大流行は伝染病の特徴をすべて備えているように思われた。最初の患者が出た後、村に住む人々が次々と同じ症状で倒れ始めたのだ。そのため、ある種の「奇妙な伝染病」が発生したという噂が広まった[48]。やがて、この病気は伝染性髄膜炎であるという未確認の報道が出始め、地域社会は大きなパニックに陥ったのである[49]。
謎の病気への恐怖は極めて大きく、近隣の町の人々は水俣人を排斥し始め、長い間築かれてきた密接なコミュニティの絆は急速に失われていった[50]。伝染病まん延を抑えるため、家屋は消毒され、病人は隔離された[49]。この対策にもかかわらず、伝染病が地域住民を襲い続けた。初期の報道によれば、少なくとも55人が感染し、17人が死亡した[45]。
しかし、約3年後、研究グループはついに病気の原因が地元の肥料製造会社であると突き止めた。同社が、合成肥料製造の廃棄物であるメチル水銀27トンを水俣湾に投棄していたのだ[51]。この水銀が地元の水路を汚し、何百平方キロメートルもの海を汚染した。かつては美しく肥沃な自然の珊瑚礁であった水俣湾は、有毒な荒れ地となり、かつては豊かであったその恵みを不運にも口にした人間や動物を毒した。
1963年2月、水俣病の発生原因を調査していた研究グループから正式な発表があっ��。誰もが落胆したが、水俣病の原因は感染性微生物ではなく、メチル水銀に汚染された水俣湾の魚介類の摂取によるものだった[49]。長年にわたって、この環境破壊の犠牲者たちは、日常生活で出会う人々に伝染性ではないと安心させねばならなかった[52]。この災害によって900人以上が死亡し、200万人が慢性的な健康被害に苦しんだ[51]。
水銀中毒の混乱
水俣で起きた出来事にもかかわらず、医療関係者は今日に至るまで、水銀中毒を感染症として誤って診断している。2018年8月のこと、15歳女性、13歳女性、11歳男性の3人兄弟が救急外来を受診した。彼らには、発熱、筋肉痛、皮疹、倦怠感など、非特異的な症状が進行していた。検査は���性の連続であり、その結果、「ウイルス性症候群」と診断された。子供たちは休ませるために家に帰らせられたが、その3日後、兄弟はさらに悪化した状態で救急部に戻ってきた。うち一人は神経障害を起こしていた。子供たちは溶連菌性咽頭炎(連鎖球菌性咽頭炎)と猩紅熱(しょうこうねつ)と診断された。彼らには抗生物質が投与されて退院した[53]。
その数日後、子供たちはセカンドオピニオンのために別の救急外来を受診した。この時までに、症状はかなり悪化しており、激しい頭痛、息切れ、手足のしびれ、全身の脱力感などが生じていた。結論に飛びついてウイルスやバクテリアのせいにするのではなく、救急医たちはさらに詳しく調べた。すると、子供たちが自宅で水銀の瓶で遊んでいて、それがカーペットにこぼれていたことがわかった。母親はこぼれた水銀を掃除しようとして掃除機を使った。母親はそうとは知らず、これが水銀を加熱・気化させて、子供たちはうっかり吸い込んでしまったのだ。不思議なことに、母親には何の症状も現れなかったので、この病気は小児感染症のように思われたのだ。
子供たちが水銀中毒であることを知った医師たちは、水銀除去のためにキレーション療法を開始した。二人の子供は完全に回復したが、1人は関節、背中、筋肉の痛みが続き、歩行器が必要になった。この出来事はケーススタディとして記録され、2020年2月の医学雑誌に掲載された。著者の結論としては、水銀中毒が感染症に似ている可能性があることだ[53]。子供たちは同じ家で暮らしており、似たような症状を呈していたため、最初の病院の医師は、小児期の伝染病が兄弟間で広がったに違いないと誤って考えたのだ。ここでもまた、一面的なレンズを通して世界を見ることが誤った思い込みを招き、正しい診断と治療を遅らせたのである。
なぜこれが重要なのか?
壊血病、ペラグラ、水銀中毒といった病気の原因を正しく特定することが重要だったことは明らかだ。しかし、いずれの場合も、細菌論というレンズが真実を邪魔し、調査者を無益な捜索に向かわせ、一般大衆を無用なパニックに陥れた。これらの事例だけを見ても、間違った説明モデルを適用したことによる影響を定量化するのは難しい。数え切れないほどの資源、時間、人命が、存在もしない敵と戦い、追いかけて失われたのだ。また、どれだけの人々が仲間はずれにされ、孤立し、非人道的な扱いを受け、タイムリーで効果的な医療を拒否されたかを考えると胸が痛む。それは伝染病だからではなく、伝染病であることを恐れたからである。このように、我々が世界を見るレンズは強力だ。良くも悪くも、レンズは我々のあらゆる知覚を彩り、我々の見方に一致する結果をもたらす。
もちろん、今では良くわかっており、これらの病気を伝染病と見なすことはない。壊血病、ペラグラ、水俣病のような病気を振り返り、その過ちに気づくのは簡単なことだ。現在の我々から見れば、人間がハンセン病患者のような烙印を押され、治療を拒否され、檻に入れられた動物のように閉じ込められていたのは野蛮なことのように思える。後知恵とはおかしなものだ。我々は今、すべての答えを持っていると思い込んでいる。しかし、我々がいまだに伝染病だと考えているが、そうでない病気が他にもあるとしたらどうだろう?ここまで来たと誇らしげに振り返っても、まだ同じ過ちを犯しているかもしれない。プライドと甘さに目がくらみ、過ちを犯し続けていることに気づかないまま、我々は突き進むのだ。
今にして思えば、過去の研究者の一部が傲慢でなく、型にはまっていなかったのは幸運だった。彼らは謙虚であり続け、心をオープンにし、勇気を持って行動した。もし彼らが、受け入れられているパラダイムに挑戦しようと思わなかったら、今日の世界はどうなっていただろう?我々はまだそれらの病気を伝染病とみなし、かつてと同じ非効率的で非人道的な治療法を続けていたかもしれない。単純な食生活改善の代わりに、重金属を注射し、ペラグラのために隔離されることを想像してみてほしい。壊血病や脚気、くる病に他人から感染することを恐れて暮らすことを想像してみてほしい。おそらく我々は、ワクチン接種、手洗い、社会的距離、抗生物質、抗ウイルス薬、マスク、ロックダウンといった現代的な方法で、これらの(存在しない)細菌から身を守ろうとするだろう。そのあいだ、人々はライフスタイルや環境によって不必要に死に続けるのだ。そういった想像は難しくはない。例えば風邪やインフルエンザなど、他多くの病気についても、今日の世界はこのような方法で対処しているからだ。ただひとつ違うのは、現代の研究者たちが、伝染病モデルによってこれらの病気を正確に説明できると信じてこんでいることだ。この信念は現在、集団心理に深く刻み込まれており、間違いの可能性を受け入れるのは難しい。文化もまた変化しており、受け入れられているパラダイムに異議を唱える者は、狂った陰謀論者のレッテルを貼られる。
我々はあまりに自身を確信しすぎてしまっている。しかし、本章で示すことは、結果を観察して原因を誤って帰することが、いかに物事を間違えやすいかである。また、結論を急ぐのではなく、厳密に管理された(controlled)科学実験によって因果関係を確認することがいかに重要であるかを強調している。我々は過去にも過ちを犯したし、因果関係を正しく理解しなければ、我々自身がどれほど進歩していると考えていようと、過ちを犯し続けるだろう。誤った例が強調しているように、病気を伝染病と誤って診断することは、あらゆる種類の悪影響をもたらす。病人にとっては、適切な診断や治療へのアクセスが遅れ、より深刻な機能障害や身体障害につながる可能性がある。総合的には、これは広範囲に及ぶ影響をもたらす。実際、病気の原因を伝染病と混同してしまえば、より恐れを抱く回避的な社会が培われ、資源の配分を誤り(研究助成金など)、誤った経済(医薬品など)を支え、組織(政府など)に権力を譲り渡し、誤った道を進む間に、より多くの人々が病気になり、命を落とすという機会損失を最終的には被ることになる。
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「Can You Catch A Cold?」サンプル5 | 字幕大王
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bearbench-3bun4 · 2 months
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「虚無への供物」中井英夫 0041
序章
4蛇神伝説
バア「アラビク」で、 久生と亜利夫、そして藍ちゃんの会話のつづきです。
この東京で、アイヌを見かけたという藍ちゃんに 久生と亜利夫は、それぞれ、サンドイッチマンや花やしきでの出し物を疑います。
日本堤を藍紋様の晴着をきたアイヌが闊歩しているのは、想像できないのでしょう。 たしかに滑稽な感じはしますね。
ところで、戦前あった日本堤が、戦後、台東区に含まれたそうで、 まさに、バア「アラビク」は、日本堤にあるということのようです。
藍紋様の晴着とは、あの独特のアイヌ紋様を指しているのでしょうが、 晴着という表現がピンときません。 一般的に、ふだんとは違うハレの日に切る服を言うのだと思いますが、 それを着ているということは、例のアイヌ人にとって、 まさにハレの日だと言うことを言いたいのでしょうか?
単にそう表現したとも考えられますが、 やはり、何か、ハレの日にふさわしい出来事でもやったという意味にも取れますね。
しかし、藍ちゃんは、見かけたのは2度めだというし、ホヤウカムイの使いだといいます。 久生は多少興味があるようにホヤウカムイについて訪ねます。 ホヤウカムイは、洞爺湖の蛇神で、それは現実の恐怖から生まれたものでアイヌの伝説の一つだそうです。
アイヌ語でシャック・ショモ・アエップ(“夏、口にだしてはいけない”)が“怖い蛇の神様”と同じ意味に使われるくらい、 蛇を恐れているそうです。
ちょっと調べたところアイヌ語では、 シャックは“夏” ショモは“~しない” アエップは“食べ物や餌(エ)”なんかだそうです。 間違っているかもしれませんが、 大雑把に訳せば、「夏、食べない」「夏、口にしない」というところでしょうか? “夏、口にだしてはいけない”とは、少しニュアンスが違う気がしますが、そういう言い回しもあるのだと言われればそうかもしれません。
蛇の出てくるユーカラは、夏場に頼んでも、決して歌ってくれない。 ユーカラは、アイヌ語では叙事詩を指すそうですが、単に歌を指す言葉でも使われるみたいです。 蛇の出てくる歌(そんな歌があるんですね)は、決して歌わないということでしょう。
久生も興味が湧いてきたのか、北海道旅行に言ったときの友人に聞いた話をします。
夏になると、洞爺湖の饅頭(まんじゅう)島から中島へ蛇が群れになって泳いで渡る。 調べてみると、饅頭島はヘビ島と呼ばれるほどに蛇が多い島だそうです。 実際に、中���へ蛇が渡るのかどうかは知りませんが、想像すると確かに怖い光景かもしれません。
純粋なアイヌが残っているとしても、 ホヤウカムイという蛇神は、 五弦琴(トンコリ)をならし、氓び(ほろび)の歌の中にでてくる話なのだろうといいます。
アイヌと氷沼家に 因縁があると思わせてますね。
ところで、 五弦琴(トンコリ)は、樺太アイヌ起源の楽器だそうです。 ハープ等と同じく基本的には弦の数(つまり五音)しか音が出ない。 かなりシンプルな音なんでしょうね。
氓び(ほろび)の歌はアイヌの歌にあるのでしょうが、 この氓びの意味がよくわかりません。
滅びるや亡びると同じような意味だと見て取れますが、 実際に、検索してみると民としての意味合いが強いようです。
つまり、民が亡びるというような解釈すればいいのでしょうか? それは、すなわちアイヌが消滅するということに繋がつのかもしれません。
アイヌを恐れているのは、 藍ちゃんの従兄弟同士であり、 亜利夫の学校の先輩後輩に当たる氷沼蒼司の弟、紅司(こうじ)であると。
それを引き取って、久生は、氷沼家とアイヌの因縁を探ろうとします。
アイちゃんの曽お祖父ちゃんの誠太郎(せいたろう)が、開拓使の役人で、クラーク博士の通訳をしていた。 氷沼家は曾お祖母さんの実家だとのこと。
なんと、 ここでw.s.クラーク博士の名前が出てきます。 そうです。あの“ボーイズ・ビー・アンビシャス”の人です。
明治三年(1870年)以降、アーマスト州立農業学校時代に、クラーク博士と誠太郎が知り合ったことになっています。 アーマスト州立農業学校は、厳密には、マサチューセッツ大学アマースト校のようですね。
で、同行帰朝したと『クラーク先生とその弟子たち』(大島正健著)にあるが、 これは間違いで、明治七年(1874年)に誠太郎が先に帰国し、 北海道・サハリン(樺太)の開拓のために設けられた開拓使に、出仕しています。 青山試験場勤務から、明治九年の博士の来日とともに、札幌勤務となっています。
『クラーク先生とその弟子たち』の中身までわかりませんが、同行帰朝ということは、 国命によって外国に使者として出かけたものが帰国するということなので、誠太郎は、国の仕事をしていたことになります。
そのクラーク博士が翌年明治十年(1877年)帰米したあとも、内村鑑三(うちむらかんぞう)や新渡戸稲造(にとべいなぞう)を北海道に送り込んだりと勢力的に働いていたはずなのに、 誠太郎によるアイヌ狩りともういうべき残虐な行為が、黒田清隆(くろだきよたか)の耳に届き、 長崎出張申シ付ケ候事と明治六年(1873年)に官営となった高島炭鉱へ追いやられてしまいます。
その後、誠太郎は、失踪。最後は、狂死したと言う連絡が、函館の実家に入ります。
と、 ここまで、実在の人物名を挙げて詳細に述べられると、現実の話のような気にさせられます。 うまく現実と絡めて盛り上げていますね。
その後、藍ちゃんのお祖父ちゃんの光太郎が昭和9年3月21日の函館大火でなくなったり、 長女の朱美(あけみ)が広島の原爆で、 洞爺丸の事件で長男の紫司郎と三男の薫三郎が亡くなったりと、 氷沼家では、ろくな死に方をしないと言われるようになります。
結局、目白にいるには、蒼司とその弟の紅司それに藍ちゃん それから同居人の叔父橙次郎(とうじろう)夫妻ということになります。
ここまでで、アイヌとの因縁が匂わされると、 ミスリードさせようとしてる感じがプンプンです。
あとは、主な登場人物が出てきましたね。
氷沼蒼司(ひぬまそうじ) 氷沼紅司(ひぬまこうじ) 氷沼藍司(ひぬまあいじ) 橙次郎(とうじろう)夫妻
光田亜利夫(みつだありお) 奈々村久生(ななむらひさお)
つづく。
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kennak · 1 year
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https://anond.hatelabo.jp/20230503204955この増田も言及しているが、富山から若い女性が流出しているというニュースで地元が炎上している。ネット上で憶測が憶測を呼びとんでもないことになってやがるので、当事者として事実を書こうと思う。以下、大変不名誉なことに例の記事で「問題のある層」として紹介されてしまった「富山から出た20代女」として書きます。とりあえず、自分の実体験を踏まえて誤解は誤解、合っている部分は合っていると説明する。0歳から18歳になるまで富山の中心地富山市で見聞きしたことですが、地域によって違いはあると思う。富山を出た理由はい、まずこれですね。ご期待に沿った回答でなくて申し訳ないが、私の場合は「都会の企業より待遇・条件のいい企業がないから」です。私は大学進学で富山を出て、そこから新卒で就職した。国内外でそれなりに知名度のある大企業の専門職で働いており、ハッキリ言って内定が出た都会の企業以上の待遇が期待できる会社は富山にはなかった。海外赴任したいし。仮に私が男性でも、それは変わらなかったと思う。「女はお洒落でキラキラした都会に憧れるから」とか「いい男を捕まえるために都会で遊びたいんだろ」とか的外れな女性蔑視考察をしていた方々!超地味〜な理由で申し訳ない!と私の場合はそうなんですが、実際に皆様が指摘されている「若い女性の扱いが酷いから」「陰湿な県民性だから」というのも正直富山を出る理由の一つにはなると思います。それについてこれから書きますね。男尊女卑についてこれは間違いなくある。あちこちで言われている「富山は共働き率が高いが家事・育児は全て女負担」「専業主婦は遊んでいると言われる」は残念ながら私の周りでは事実です。冬は雪かきもあるけど、それも女の仕事。【捕捉】私の周りでは女が雪かきしていたが、冒頭にも書いたように地域によって違いはあると思う。あと、富山市の場合は、余程狭い道じゃない限り除雪車がまとめて雪をどけて道を作っていた。うちの家庭の話をする。私の母は富山では珍しく管理職で社会的地位が高い。収入も父より上だ。しかし家庭内での家事や育児は、ほぼ全て母か私が負担していた。私は小学生の頃から事あるごとに父から家事労働や弟の面倒を見ること、祖母(父の母)の介護をすることを求められてきた。理由を聞くと毎回「女の子なんだから」「長女として」という言葉が出てきた。今問題視されている「ヤングケアラー」扱いされてきた。そして母より稼ぎが少なく家事・育児をしない父は、仕事以外では家でゴロゴロしているか遊び歩くかしていた。それでも一族の扱いは「一家の大黒柱」。このように、女性であることを理由に理不尽に家庭内労働を押し付けられる文化は今でも根強くある。でも男性は男性で、一人立ち後や結婚後も仕送りして親や兄弟を養って当然という空気もあるため、問題は「男尊女卑」というより「性差別的な価値観」「性的役割の押し付け」な気もする。県民性について県民性をまとめるなら下記の3つだと思う。年齢や性別、職業に関係なく、富山では下記が「普通の人」として扱われていた。無論まともな富山県民もいるが、あくまでも富山のマジョリティは下記なのだと思う。⚫︎差別意識が強い⚫︎集団で束になり個人を虐げる⚫︎嘘をつく⚫︎差別意識が強い地方だから…と一括りにするつもりはないが、全体的に差別意識が強い。また、息をするように人権侵害レベルのことをする人がかなり多い。陰湿な村社会のようなコミュニティがあちこちにある感じ。これは性差別だけでない。県外から来た人や外国人等、周りとは違う人に対する差別が本当にひどい。実際、国外や県外から来た人が口を揃えてそれを指摘し「富山にはもう2度と住みたくない」「陰湿な人が多すぎて暮らせない」と言っている。⚫︎集団で束になり個人を虐げる学校や会社で束になり村ぐるみで追い込んで組織から追い出した、という話は頻繁に聞く。また驚くことに、ほとんどの人がそれを酷い事、恥ずかしい事だと思っていないため、加害者側の人たちが笑いながら話しているのをよく見る。「集団とは違う存在を皆で一致団結して追い出す。」彼らはそれこそが「正義」だと疑ってない空気すらある。法律や倫理観なんぞより、自分たちの村の平穏を維持することが大事なのだ。⚫︎嘘をつく「嘘も方便」のような嘘ではなく、自分の利益のため息をするように人を騙す詐欺師タイプの人が当たり前にいた。というより、富山ではそういう人が「普通の大人」だった。医者・歯科医が患者に「ここを治す必要がある」と嘘をつき多額の金を巻き上げる。営業や店員が商品の説明の際に「こんな機能がある(実際にはない)」と客を騙して買わせる。中学や高校の教職員が生徒に「個人スマホからのネットの閲覧履歴や書き込み履歴は全て学校側が把握しているから余計なことをすれば分かる」等の嘘を教え従わせる。全て身近で目にしたことだ。富山市の進学校付近でこれなので、自分の周りが特別治安が悪かったわけではないと思う。都会に出てみると、自分にメリットがあろうがなかろうが関係なく嘘をつかず誠実に対応するのが当たり前という人ばかりで本当に驚いた。個人的には一番富山とのギャップがあり驚いたことである。【余談】「少子化対策のため未婚化を阻止」のグロさスルーしてる人が多いのだが、個人的にこのニュースで一番問題だと思ったのはここ。つい最近、国連が下記の提言をしたにもかかわらず、真逆のことを当然のように行っていて頭を抱えた。富山県民はあまりにも人権意識が低すぎると言われても、私は反論できない。「出生率押し上げより男女平等を」 国連人口基金が提言国連人口基金(UNFPA)は19日、2023年の世界人口白書を公表した。人口が減少に転じる国もあるなか、出生率を政策で操作しようとする国が増えており、女性に悪影響が及ぶと懸念を示した。出生率にこだわらず、男女平等で社会や経済の発展を目指すべきだと提言した。(2023年4月19日 日本経済新聞の記事より)●少子化対策まず、富山県民に限らずこれを言う人は「健康で生活保護等を受ける事なく働いて納税し社会を支える人がほしい」という意味で言ってるんだと思う。逆に言えば、その「増やすべき人間」に中に納税奴隷にならない人や障害者年金を得て暮らす障害者、生活保護を受けなければ生きられない人は入っていない。また、病気や性的指向等で子供を作れない、またはなから作る気のない人たちもその中には入らない。つまるところ、「少子化対策」とは優生思想に基づいて、人間を生産性だけで見ているからこそ出る言葉だと思う。そもそも、妊娠・出産は女性の体や脳にとんでもない負荷をかけ、最悪後遺症が残っ���り死ぬこともある重大事項だ。それをやる・やらないを決める権利は本人にしかない。「妊娠から出産後に至るまで死ぬほど苦しむし、マミーブレインで頭悪くなるし、結構な確率で後遺症残ったり死ぬけど子供産んでくれない?」と他人が推奨できる類のものではない。子作りを推奨する側は、男女問わず子供さえ作ってくれれば相手の体なんぞどうでも良いと言わんばかりにそのマイナスな医学的事実を伏せたまま妊娠・出産は「幸福なこと」だと喧伝する。また、Twitterで散々言われていたように子供を本人の同意をなくこの世に生み出し、義務だからと強制的に労働させるのは倫理的に考えても利己的でグロテスクだと反出生主義的な指摘をされても仕方ないだろう。●未婚化を阻止はい、言うまでもなく人権侵害の極みですね。男女を結婚させ出生率を上げるという発想自体、女性を産む機械、男性を産ませる機械として見ている。人間には結婚する・しない、子供を作る・作らないを決める権利がある。また、結婚するにしてもその性別は当然異性である必要はない。長々と批判ばかりしてないで富山のいいところも言え・魚が美味い!・米が美味い!・家賃が安い!以上、今絶賛問題児扱いされてる富山を出た20代女でした!
富山を出た20代女だけど、地元の炎上について言いたいことがある
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mlyzvt-no2157 · 1 year
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男性ホルモン注射にハマったFさん
大学院修了後、新卒から約10年間程勤めていた会社の営業部は何かと個性的な人(変な人とも言う)の巣窟だった。当時は、会社という所は、面白いネタを落としてくれるものだと思い込んでいたが、夫や友人、親兄弟から、こんなに面白い人の巣窟は私が勤めている会社だけだと言われたし、転職した今は、本当にその通りだったんだとつくづく思う。元々は私が所属していた部署から営業部に異動したFさんもユニークで変わった人だった。
Fさんはバツイチの独身で二人の子供と元奥さんがいた。何故か分からないが容姿に恵まれた人が非常に多い営業部の中で、Fさんはお世辞にもいい男と言えない容姿だった。こう言っては失礼だが、世の中の男性の美形指数から判断すると、中の下か、下の上ぐらいだった。だが、本人は自分を男前だと思っているようだった。本人は、海外のハイブランドのスーツをカッコよく着こなしているつもりだろうが、短い手足でスーツと身体のサイズが合っておらず、ズボンは引きずっているし、ジャケットからは指先しか出ていなかった。そのくせ、ウエストはキツそうでベルトの上にお肉がぷよぷよ乗っていた。
信じられない事だったが、Fさんの元奥様は女優の石田ゆり子さん似の美人で、娘さんも有村架純さん似の美人だった。ちなみにFさんの息子さんはFさんそっくりだった。
またFさんは女性と二人で飲みに行き、解散時刻が深夜11時を過ぎていたらホテルに誘わないと失礼だ、という変なポリシーを持っていた(ホテルに誘わないと失礼どころか、ホテルに誘ったらセクハラで訴えられる恐れがあるというリスクにどうして頭が回らないのだろうと、私はいつも疑問に思っていた)。
そんなかなり自意識過剰気味のFさんは、あるとき、自信満々に自分の容姿をうちの部署の新入社員に自慢していたが、その新入社員の子は竹を割ったようにハッキリとモノを言うタイプの人間だったので、「Fさん、あなたは普通、いや、普通よりダサいオッサンですよ。誰もあなたの事をカッコイイなんて思ってませんよ。みんな優しいからあなたに合わせてカッコイイって言ってあげてるだけです。あなたは背も低いし、脚も短いし、顔も痛いじゃないですか。そのくせ、目下の人間に態度がでかくて、偉そうな口を聞いて、話の9割は自慢話か自分より恵まれている人への妬み話じゃないですか。そんなんだから離婚されるんですよ」とFさんをメッタ刺しに切りつけた。事実、後輩の言った事は真実であり、誰もが皆、同じ思いを抱いていたが、誰もそれをFさん本人に言う事は無かった。
プライドを傷付けられたFさんは自暴自棄になり、暴飲暴食に明け暮れ、3ヶ月程で30kg以上太ってしまった。更にFさんは勤務時間中でも事務所にいる時は常にポテトチップスを食べながら仕事をしており、Fさんの体重は増え続け、もともとスタイルが良いと言えない体型は坂を転げるように崩れていった。
さすがに見かねたFさんの上司のTさんは、Fさんに30kg減量のダイエットができたら30万円あげると言い、Fさんにハッパをかけた。
あの生意気な新入社員を見返してやりたいと燃え上がったFさんは40kg減量のダイエットに見事に成功し、スリムになった。スリムになったFさんは自信に満ち溢れていた。
日焼けサロンに通い、肌を小麦色に焼き、口髭を生やし、髪は金髪になり(これは営業マンとしては如何なものかと思うが…)、全身を若者の間で人気の高級ブランドのクロムハーツで身を固めて出社するようになった。
だが、Fさんのクロムハーツは、クロムハーツの直営店で購入した衣装やネックレス、指輪ではなく、某大陸の偽物市場から並行輸入した安物なので、こう言っては失礼だが、カッコイイどころか、タダの痛いオッサンにしか見えなかった。しかも、クロムハーツは若者向きのブランドなので、50代半ば過ぎのFさんが身に付けているのはどう見てもヘンテコリンだった。だが、そんか事を言えばFさんは何をしでかすか分からないので、誰も何も言わなかった。あるとき、Fさんの上司のTさん(営業部で唯一と言っていいほどのマトモな人)が、「はぁ~、F君のあの服装とファッション、何とかしてくれんかなぁ」と嘆いていたので、「Tさんが上司なんですから、Tさんが注意すれば、やめるんじゃないですか?」と言ったら、Tさんは「オレの言う事を素直に聞いてくれたら苦労はせんよ」と言っていたので、誰もFさんの暴走を止められなかったようだ。
ダイエットに成功し、自分ではオシャレで、格好良くダンディなオジサマになったと思い込んでいるFさんは、お菓子を食べるのを辞めた代わりに、何か娯楽を見つけたいと思ったらしい。そして、何処から情報を得てきたのか謎だが、『男性ホルモン注射を打つと若々しくなり、格好良くなる』と思い込んでしまったようだ。
数か月間の海外出張を経て、帰国したら、Fさんは、更に自信満々な態度になっていた。ファッションは相変わらず偽クロムハーツで固められており、腕時計は偽ロレックスで、両耳は、偽クロムハーツのピアスが鈍い光を放っていた。髪の毛は完全な金髪に染めており、両目にはブルーのカラーコンタクトが嵌められていた。そして、両腕には何重にも数珠か紐か何か分からない得体の知れない物が巻かれており、『痛いオジサン度』は私の出張前よりも何倍にも膨れ上がっていた。
私は、決してFさんと仲良しでは無かったが、Fさんは逆に、私の事を同僚で友達だと思っているようだった。
ある日、忙しく執筆しているとき、Fさんがやってきて隣の机に座ってきた。
Fさん「なぁなぁ、みずほちゃん、オレ、格好良さに磨きがかかったと思わん?」
私「そうですね(嘘)」
Fさん「どうして、こんなに格好良くなれたと思う?」
私「さぁ...分かりません」
Fさん「内緒だけどな、実は今男性ホルモン注射を1週間に1回打ってもらってるんだ♪」
私「えっ?男性ホルモン注射ですか?そんなモノ、自費医療になるからめちゃくちゃ高いんじゃないですか?」
Fさん「総合病院に行って、不妊治療の名目で男性ホルモン注射を打ってもらってるから、保険適用になるから、金はかからんよ」
私は思わずひっくり返りそうになった。
不妊治療って...
Fさんは孫が居てもおかしくない年齢である。その前に、Fさんには配偶者がおらず、独身である。不妊治療なんぞ、天地がひっくり返ってもFさんには必要無いモノである。それを信じた医者も医者だが、世の中、こんな事がまかり通っていいんだろうか?私は何度も自問自答した。
やっぱり、この会社の営業部は変な人の巣窟だ...
このエピソードを書きながら、私は改めてそう思った。
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kuribayashisachi · 1 year
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勉強メモ 野口良平『幕末的思考』 第2部「内戦」 第四章「未成の第二極」1~3 細かいメモ
野口良平『幕末的思考』みすず書房 第2部「内戦」第4章「未成の第二極」1~3 
きのう大まかに書いたことの、さらに書き留めておきたい細かいことどもをメモします。
【目次】
■中江兆民とルソー
■西郷に希望を託した若者たち
■会津藩士たち
■増田栄太郎と福沢諭吉
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■中江兆民とルソー
 中江兆民は、大久保に直談判して(司馬遼太郎『翔ぶが如く』で、中江青年が大久保の馬車を追いかけて、乗せてもらいながら売り込みをするシーン、印象的ですね。なんか、長い小説の中に、二回くらい、この同じシーンが出てきたような)岩倉使節団に随行する留学生としてフランスに学ぶ。
 ルソーの『社会契約論』に目を拓かれ、これを訳して日本に紹介するが……
まず、ルソーの思想とは。
ルソーの最初の著書『人間不平等起源論』では、「すべての人間が本来平等である」という。
我々をつないでいる身分制度の鎖を解き放て! と。
(高校生の時、これを聞いてときめいた。平等だったのか! しらんかった! 生まれつき高級な人と、わたしのようなどうしようもないのがいて、そういうことは運命的に決められているのだと思っていた! 民主主義の時代に生きてる私でさえそう思うのに、身分制度の時代に生まれてそんなことを考えたルソーって天才だ! と。うれしかった。平等なんだ!! わーいと思った)
だけど、どうだろう。どこまでも自由だとしたら、力が強かったり悪知恵が働いて良心のかけらもない人が、気の弱い人や体の弱い人を押しのけて、奴隷にしたり餌食にしたりするのも自由、ってことになる。そしたら弱い者には勝ち目のない地獄になる(今の日本のようですね)。
 この状態を、ホッブスは「自然状態」といって指摘した。
『人間不平等起源論』の七年後、ルソーはこれに答えるべく?『社会契約論』を書く。
強くて悪い者が好き放題する自由は、やっぱ困る。
で、こうまとめたそうだ。p176
《人間は、ルール(鎖)なしには自分を自由にする力を持たない。ルールには、正当化しうるもの(鎖)と、そうでないものとがある。》
その正当化しうる鎖とは、力ではなく約束。(じーん)
《正当化しうるルールの源泉とは、各人が自己保存と自己への顧慮を手放すことなしに、すべての人と利益を共有しうる結社の創設への合意(convention)すなわち「社会契約」である。》
しかし、難問が!
「えー。おれ強くて頭いいいから、好き放題してても困らない。ルールなんか従いたくないんだけど。自由がいい」という横暴な人たち(往々にして世の中の主流になる)を、どうやって約束の席につかせうるか。
ルソーは「立法者」というスーパーマンの存在を考え出して、この人になんとかさせようとしている。
中江も自分で考えた。
やっぱり答えは出ないけど、
徳が高くて強い立法者と、その補佐役がいたらいい!
とこのとき考えたそうだ。
そして、この立法者が西郷さんで、補佐役がオレ!
でも、中江の「フランスすばらしい!」は、航海中のベトナムでかげる。人権に目覚めたはずのフランス人が、ベトナム人に酷いあしらいをしている!
「人権を考え出したのはヨーロッパ人だが、実行するのはアジア人だ!」
しかしさあ、どうやって実現する? (むずい)
■西郷に希望を托した若者たち。
大久保たちの裏技を使ったやり方に敗れ、野に降った西郷。 (私としては、やめんでほしかった)
大久保たちのごり押し近代化(武士の禄を奪い、藩をなくし、誇りだった刀を強制的にやめさせ……)に異議申し立てせんという旧士族たちが、方々で叛乱を起こす。
(江藤新平のことももう少し知りたいなあ)
西郷は、慕ってきた子分たちと共に鹿児島で私学校を開いていた。
西郷自身は、ことを起こすことに対して慎重だったようだけど、 結局、大軍を率いて、東京へ押しかけ政府のやり方をあらためさせようと「挙兵」。
鹿児島を出発。
でも熊本で負けてしまい……。 明治10年9月、よくドラマに出てくる最期をとげる。
この節で、私が胸を衝かれたのは、
中江兆民世代の、ほんとに有望な人(小倉処平、宮崎八郎)、 迷える青年(増田栄太郎)らの戦死だ。
小倉処平は、 日向飫肥藩の仲間たちをひきいて西郷軍に参じた人望ある人。 かつては藩主に留学制度を進言し、選抜した青年たちを率いて長崎に学ぶ。のちロンドンにも留学。《英国仕込みの自由主義者であり、中央政府による急進的な近代化とは異なる、もう一つの近代化の可能性を探っていた人物だった。》p183 (滂沱)
宮崎八郎は、熊本荒尾村の庄屋の次男(実質長男)。 《人民の擁護者を任じる家風の中で育てられた》p179 (中岡慎太郎みたいね)
八郎は、はじめは、列強の理不尽への怒りや、政府の強引さへの不満から、征韓論に熱中し、征台義勇軍を組織するなど、物騒な感じだったが、中江訳『社会契約論』に目を拓かれる。
それがどうして、西郷の武装蜂起に参加?
→「キミの考えは西郷とは違うじゃないか、どうして西郷軍へ?」と聞かれて、 「西郷を助けて政府を倒してから、西郷を倒すんじゃ」 (西郷軍に身を投じた若者には、こういう人が多かったようだ)
けれどもどちらもならぬまま、戦死。
その克明な日記は、預かった人が川の徒渉に失敗して永遠に喪失してしまったと。 ……このシーン、小説のよう。 川の畔に立ち尽くしたような気持ちに。
■会津藩士たち
また、西郷軍を熊本で果敢に防いだ政府軍には、多くの有能な旧会津藩士が加わっていたことも記される。
極寒不毛の斗南藩へ送られたのち、一族を率いて新政府の警視庁に出仕した、元会津藩家老の佐川官兵衛は、阿蘇山麓で戦死。(呆然)
同じく元家老の山川浩は、西郷軍に囲まれた熊本城を後巻きして救出する。
いっぽうで、同じく会津藩士だった長岡久茂は、政府打倒を試みて、獄死していた。
両極に別れたように見える彼らの行動を 著者は、「同じ動機」によるものと記す。
《彼らが目指していたのは(略)──戊辰戦争が勝者のためだけに戦われたものではなかったことを自力で証明してみせることだった。》p179
■増田栄太郎と福沢諭吉
増田栄太郎は、福沢の又従兄弟にあたるという。
増田は遅れてきた攘夷青年。それだけに、「攘夷に落とし前をつけなくていいのか」という答えを求めていた。 殺してやろうと思っていた福沢から「敵である列強の良いところを学べ」といわれて、一時は慶応大学にはいるが、すぐに退学。郷里で結社を作ったり、新聞を発行したりする。 これらの手当たり次第のような闇雲なガッツは、《内心の葛藤の受け皿を手探りで構想する作業だった。》p186
(個人的には激しく共感;; むしろ出来ブツの小倉処平さんより。ああ、この人、もっと長く生きていればなあ、生き方は見つかったに違いないのに)
そんな「迷走」のさなか、増田栄太郎は、西郷軍が田原坂で敗退してから、わざわざ敗軍の鹿児島勢に加わる。
何を思って?
その死には諸説あるが、曙新聞は「不敵な笑いを浮かべて処刑された」と報じた。 最期に披���したといわれる増田の言葉は、「西郷先生バンザーイ」というかんじのもの。 探していた思想はどこへ……。(余計に悲しい)
西郷の死と、救えなかった増田の刑死報道に衝撃を受けた福沢諭吉は、『丁丑公論』を窃かに書く。 西郷の敗北ののち、世論がいっきに「西郷=賊」視したことへの激しい疑問から。
福沢は言う。
政府が専横になることは仕方ないことだが、あまり野放しにするととんでもないことに。これを防ぐためにも抵抗は必要だ。と。
かつて『文明論之概略』で、“難題を抱えていながらそれで乱れない(戦争したりしない)のが文明というものだ”と喝破した福沢だが、この文明論は、何の役にも立たなかった。
西郷の死は、福沢の思想に深みを与えたと、著者は言う。
これまでの『学問のすすめ』『文明論之概略』では、 眠りから覚めている自分が、眠りこけているみんな(愚民)へ呼びかけていた。
『丁丑公論』では、 眠りから覚めるのが「速かった人」と「遅い人」の差があるだけだと、福沢は気付く。
このことに福沢は
《おそらくサイゴンの中江篤介よりも、城山の増田栄太郎よりも、遅れて気づいたのである。》p189
心がどよめいた。
どうしてだろう。
すっきりしたような、著者の福沢評にようやく合点がいった、ような。
いやちがう。 利口者の福沢の真摯な“愕然"が胸を打ってくる。
利口で視野が広いがために、低い苦しみの地平からものがみえなかった。 凡百の利口者なら死ぬまでそれに気づかないだろう。
だがやっぱり福沢は本物だったのだ。
私はまことに直感的に、福沢は信用できなかった。 なんだってこう上から目線なのか。何を持って自分は上から見てるつもりになっているのか。と。
でも、福沢も、その不思議な「特権階級」にあぐらをかくような人ではなかったのだ。
西郷の死と、フラフラしているかに見えた若い増田の問い掛けを、心と頭脳を駆動して受けとめたのだ。
そこを(これまで福沢をすごくひいき?にしてるように見えた)著者にとかれて、
こういう利口者が、真摯にがっくり「膝を折った」音に、心を叩かれたのかもしれない。
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ari0921 · 1 year
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「宮崎正弘の国際情勢解題」 
令和五年(2023)9月28日(木曜日)弐
   通巻第7928号 
萩生田光一政調会長は「現代の新井白石」になれるか
安定的な皇位継承策議論をすすめると明言
****************************************
萩生田光一政調会長は「安定的な皇位継承策議論をめぐって自ら責任者として党内議論を進める」と産経新聞のインタビューに答えた。
 岸田首相は令和3年9月の党総裁選で「旧宮家の男系男子が皇籍に復帰する案も含め、女系天皇以外の方法を検討すべきだ」としていた。
政府は令和四年1月に、皇族数の確保策として、旧宮家の男系男子が養子縁組などで皇籍復帰する案、女性皇族が婚姻後も皇室に残る案などを盛り込んだ有識者会議の報告書を国会に提出している。
 
小泉政権の有識者会議から議論は一歩も進んでいなかったが、萩生田の主導で、この重要な政治課題が前へ進むのか、彼は現代の新井白石になれるのか。
 下記拙文は『月刊日本』(令和五年十月号)からの再録である。
~~~~~~~~~~
 ▼「新井白石 皇統断絶の危機を予知」
 皇統が断絶の危機に瀕したことは神武天皇の御代から幾度かある。
 また後継皇位を争った政争、謀殺も何回かあった。 
 古代史最大の謎は応神天皇と継体天皇の正当性である。ほかにも雄略天皇が謀殺したイチノヘオシハ(履中天皇の皇子、雄略天皇の従兄弟)の遺児が播磨と吉備の境に二十年隠れ住んでいて、雄略の皇子・清寧天皇が亡くなると名乗り出た。
 この間、イチノヘオシハの妹の称制(天皇臨時代行)だった。
 新井白石は自伝ともとれる『折たく柴の記』のなかで、皇室の後継が不在となる危機の到来を認識し、東山天皇の祖孫をして閑院宮家を立てられるよう将軍に建言した。
 その皇統を維持させた経緯を次のように回想した。
 「議し申すべき一事の候は天亨・建武の間、皇統すでに南北にわかれ、南朝はいくほどなくて絶させ給ひぬ。北朝はもとこれ武家のためにたてられ給ひぬれば、武家の代の栄えも衰えをも、ともにせさせ給ふべき御事なるに、応仁の後、世の乱れ打ち続て、武家すでに衰給ひにし上は、朝家のことは申すに及ばず当家(徳川)神祖天下の事をしろしめされしに及びてこそ、朝家(皇室)にも絶たるをもつなぎ、廃れしをも興させ給ふ御事共はあるなれ。しかはあれど儲君(皇太子)の外は、皇子、皇女皆々御出家の事においては、いまもなほおとろへし代のさまに、
かはり給はず。凡そ匹夫匹婦の賤しさも子を産みては其室家あらむ事を思ふ。これ天下古今の情也。(中略)これより後、代々の皇子、皇女、其数多くおはしまさむに至りては天下の富も、つがせ給はぬ所ありぬべしなど申す事も候はんか。古より皇子、皇女、数十人おはしませし代々もすくなかれねど、それらの御後、今に至り給ふは、いくばくもおはしまさず。『天地の間には大算数といふもののある也』と古人は申したりき。これらの事は人の智力の推し測るべき所にあらず。ただ理の当否をこそ論じもうすべけれ」(松村明校注、岩波文庫。138~140p)
 新井白石は後継皇統の候補者がたくさんおられた時代ではなく、いずれ後継候補が不在となる危機にそなえ、別に宮家を建てて費用をまかなうべきと建言したのだ。
 将軍家宣は白石の建言を受けいれ直仁親王を閑院宮と称し、禄千石を進上した。はたして白石が危惧した通り第113代東山天皇の系統は第118代後桃園天皇で絶えた。
 そこで東山の皇子、直人親王の孫にあたる光格天皇が第119代天皇として即位された。光格天皇は閑院宮典仁親王の第六王子。誕生の翌年に聖護院に入寺し将来は出家して聖護院門跡を継ぐ予定だった。
 ところが後桃園天皇が崩御し、直系は内親王だけだったため、安永八年(1789)十一月二十五日、践祚された。今上陛下はこの光格天皇の系統である。
 ゆえに令和の時代の皇室論議に臣籍降下された旧宮家の復活が急がれる所以である。
 白石が冒頭にのべた「建武の間、皇統すでに南北にわかれ、南朝はいくほどなくて絶させ給ひぬ。北朝はもとこれ武家のためにたてられ給ひぬれば」という意味は、建武の中興の後醍醐天皇の南朝が99代の後亀山天皇で世継ぎなく北朝五代の後円融天皇の皇子が、第百代の後小松天皇、101代称光天皇のあと、五代遡って北朝一代の光嚴天皇の祖々孫にあたる後花園天皇となられたことを指している。
 皇位が空位となったケースは幾つかあるが、未亡人か独身の内親王が称制(臨時天皇)として正式な後継皇子が成人するのを待った。たとえば持統天皇、皇極・齊明、元正、元明がそうだ。孝謙・称徳天皇の場合は後継淳仁天皇を廃帝とし、次の光仁天皇を指名したとする遺書は藤原百川がでっち上げた。
 第二十一代雄略天皇の子、清寧には皇子がおらず三代遡って履中天皇の皇子イチノヘオシハの遺児(顕宗、仁賢)が継いだことはみたが、その間の飯豊天皇は明治三年に皇統譜から削除された。ところが葛城の麓へいくと宮内庁管轄の飯豊天皇陵がある。
 その後、第二十五代武烈天皇にも後継皇子は不在で、こんどは五代遡り、応神天皇の五代孫と言われた継体天皇が践祚された。継体天皇は越前からやってきたが二十年間も奈良へ入らず、この謎は解明されていない。
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konoano · 1 year
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チビにいちゃんとOちゃん
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Ҩ……本日、新刊が発売されました......✍︎
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ラルソン家の7人兄妹の下から2番目、チビにいちゃんが主人公の楽しいお話です。 周りの大人や兄弟は、チビにいちゃんに、いつもドキドキハラハラさせられますが、本人はいたってマイペース。毎日を謳歌しています! もちろん、Oちゃんも出てきますよ!
✼••┈┈┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈┈┈••✼
『すえっこOちゃん』(フェリシモ出版)をご存知ですか? 日本では、1971年に、石井桃子先生たちによって紹介され、今も愛されているスウェーデンの児童文学です。私も大好きな本なのですが、この本は、その続編で、日本では初めて紹介される作品です。
続編と書きましたが、スウェーデンでは、この本の方が、先に出版されていているので、正確に言うと『すえっこOちゃん』の方が続編なのです(『すえっこOちゃん』では、Oちゃんは、5歳ですが、本作では3歳)。もともと原作は、4冊シリーズで、日本で紹介されていた『すえっこOちゃん』は、シリーズの一番最後の4巻目、この本は、3巻目にあたります。
ともあれ、とっても楽しいお話です!「テディ・ロビンソン」シリーズや「メリーメリー」シリーズが好きな方なら、絶対、気に入ってもらえるはず。日常の子どもの姿が、生き生きと描かれていて、周りの大人が温かくて、清々しい。息が詰まりがちな現代の子育ての中で、きっと一服の清涼剤となってくれるでしょう。
読んでやるなら年長さんから、自分で読むなら小学校中学年くらいから楽しめると思います。さこももみさんの、温かみがあって、ユーモアのある挿絵も、どうぞお楽しみ下さい!
この本は、秋に続刊が出ます。原作は、1冊なのですが、日本語版では、全10話を5話ずつにして、2冊に分けました。どうぞお楽しみに。
あ、いま、松岡享子先生の『ランプシェード』を読んでいるのですが、P123にちょうど「私は、日常の暮らしの中で、子どもの無邪気がひきおこすおかしな出来事をあたたかく描いた作品がとくに好きです。『やかまし村の子どもたち』『小さい牛追い』『ふくろ小路一番地』『すえっ子Oちゃん』そして「ゆかいなヘンリーくん」など。」と書いてありました。
「ほら〜!」
って、何が、ほら〜なのかわかりませんが😄 私も「日常の暮らしの中で、子どもの無邪気がひきおこすおかしな出来事をあたたかく描いた作品が」大好きなのです。
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もくじ 1 チビにいちゃんとOちゃん 2 チビにいちゃん 買い物にいく 3 チビにいちゃん アヒルをさがしにいく 4 チビにいちゃんと時計やのリリヤさん 5 チビにいちゃん にわとりをほしがる 訳者あとがき
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#チビにいちゃんとOちゃん #エディスウンネルスタッド /作 #さこももみ /絵 #小宮由 /訳 #瑞雲舎
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#絵本 #読み聞かせ #読み物 #児童文学 #児童書 #幼年童話 #幼年文学 #絵本のある暮らし #絵本のある子育て #こみやゆう
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tanakadntt · 1 year
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三輪と嵐山さんと迅の小説(二次創作)
ザ ランドスケープ
ビロウ ザ ボックス
彼を見つけたければ、屋上に行くといい。たいてい、決まった場所に座って、眼下を眺めている。そこに広がるのは、廃墟の街だけなのだが。彼は、この街の住人たる死者の守護者なのだ。
「弱い子は嫌いよ。早くいなくなればいいのに」
いとこの小南桐絵の言い分は冷たかったが、的は得ていた。
この場所には強くないといられないのだ。強くなければ、街を守ることはできない。本来ならば、彼は守られるべき市民のひとりであった。
嵐山准は、先日ボーダーに入隊した。三門市を襲った災厄から半年以上経ったあとのことだ。市民からの志願入隊第一号とのことだったが、小南からの推薦が大きかったように思う。同期入隊を果たした柿崎国治は選別を勝ち抜いただけあって、運動神経もよく、また頭脳も性格も申し分ない少年だった。
メディア対策開発室長の根付栄蔵から依頼があったのは入隊して少し経ってからのことだった。
「記者会見ですか?」
「俺たちふたりで?」
できたばかりの本部建物の公開と併せて、新入隊員の記者会見を開くのだという。
柿崎と戸惑う視線が交差した。彼らは、まだ十五才であった。
「もちろん、進行は私達で行うよ。君たちはメディアの前で挨拶をして、これからの抱負を語ればいい」
根付はなんでもないことのように言う。
「月見さんや沢村さんもですか?」
同時入隊と言えば、月見蓮や沢村響子がいる。
「月見くんは太刀川くんの推薦、沢村くんは東くんの推薦だからね、ちょっと違うんだよ」
だから、同席しないのだと言う。
「俺も桐絵の推薦じゃあ」
「それは違うよ。自信を持って会見に臨むといい」
それに柿崎くんひとりでは可哀想だろうと続ける根付に嵐山はもう一つ疑問を投げた。
「じゃあ、あの子は?」
「あの子?」
「時々、太刀川さんや迅くんと訓練してる…」
「ああ、三輪くん?」
ガランとした巨大な箱のような真新しい建物のなかを子どもがフラフラとしているのを時折見かける。
年の離れた弟妹よりも少し上だろうか。
「あの子は一緒に出ないんですか? 同期と聞いたんですが…」
小南は最近入ってきたばかりと言っていた。
意表をつかれたように、根付は眼をぐるりとさせて上を見た。考えもしなかったようだ。
「うーん、彼は君たちみたいに選抜されたわけではないから」
年齢も低いしとつけ加えたあと、言った。
「それに…もうすぐ、いなくなるかもしれないしね」
彼とは話したことはない。よく屋上にいて、ひとりで鍛錬していると思えば、時折、昏い目で下の景色を見渡していた。そこからは、彼の失った街を眺めることができるのだ。
近界民侵攻の遺族だと聞いた。どういった事情で、ここにいるのかと思ったが、入隊志願者だという。嵐山や柿崎と違うのは、手順を踏んでいないだけでなく、他に行くあてもないらしい。
「あの子? 迅にひどい態度をとるんだもの。助けてもらったのに!」
先輩であるはずの小南の、彼に対する悪印象の理由はこれにつきた。小南は仲間を大切にする。
迅悠一は災厄の日以前からのボーダー隊員である。嵐山と同い年で同じ高校に入学しているはずだが、会うのはいつもボーダー本部の建物の中だった。飄々としていて、大人びた少年だ。模擬戦をすれば、驚くほど強い。戦闘経験の豊富さをうかがわせた。
一方で、従兄妹である小南とは本部では会えない。来れないのだ。近界民侵攻からあと、小南の両親はボーダーから距離を置かせたいようだった。それが原因で娘とぶつかっている姿をしばしば見かけた。
あたしは大丈夫、強いからと小南は言う。両親は引き下がらない。だって、桐絵。あの子もあの人も、もういないじゃないの。
「三輪くんがいなくなるかもしれないって聞いたんだけど」
迅に聞いてみると、え、なんで?と彼は不思議そうな顔をした。
「うーん、それを言ったの、根付さんあたり?」
「うん」
「そんなことにはならないよ」
「そうなんだ」
「人は増やさなきゃいけないだろう? 経験のあるものだけ集めても限度がある。何のためにこんなデカい箱を作ったんだ。これからは、隊員を育てて行かないと」
大人びた考えに素直に感心する。
「すごく色々考えているんだね」
「師匠の受け売りかな」
迅は照れくさそうにへらりと笑った。
この、師弟の関係もよくわからない。根付はそういうのはもう見つけなくて良いシステムにすると言っている。そのためか、嵐山と柿崎は講師を順繰りにトリオン体での戦い方を学んでいる。おかげで、ボーダーの様々な人と接することができるメリットがあった。
「師匠って忍田さん?」
確か太刀川の師匠が忍田本部長のはずだ。迅は気障っぽく方目をつぶった。
「ハズレ」
柿崎が食堂で、三輪とふた言み言、言葉を交わしている。遠くに座って眺めている嵐山はいまだに彼と会話をしたことがなかった。
「柿崎、お前、何を話してたんだ?」
「え? 食器の返し方がわからなくて聞いてたんだ」
納豆パックどうすんのかわかんなくてさという。
「お前、すごいな」
「へ? なんで? 今度、手合わせしてもらう約束もしたよ?」
「ほんとにすごいな」
嵐山には彼はいつも刺々しい雰囲気をまとっていて何もかも拒んでいるように見える。
訓練室の前である。
「秀次、ここを追い出されないように強くならないと」
口調は軽いが、重いことを迅が三輪に告げていた。
「……」
三輪は黙ったまま、迅を睨むと、何も言い返さずに、消えていく。いつもそうだ。三輪は迅をひどく嫌っているようだった。
思わず、声をかけた
「この前、大丈夫って言ってたじゃないか?」
「強くなるチャンスは逃さないほうがいいからね」
迅の言葉はいつも正しいように思える。
「それも君のお師匠さんの言葉なのかい?」
「ハハ、バレた?」
にこにこしながら、頬をかく。その笑顔から師を深く慕っている様子が伝わってきて、つられて微笑んでしまう。
「君のお師匠さんに会ってみたいな」
迅は笑みはそのままに一度目を閉じたあと、視線を遠くにうつした。
「うん、ぜひ。そのうちにね」
遠い場所で暮らしているのだろうか。嵐山はそう思った。
屋上に出ると果たして彼はそこにいた。
「いつもここにいるんだね」
「……」
三輪は返事をせず、嫌そうに視線を寄越した。何か嫌われるようなことをしたかと思うほどだ。
いや、したのかもしれない。彼を見ていると、家族を失った自分を考えてしまう。自分を失った家族を考えてしまう。小南を失った自分を考えてしまう。自分を失った小南を考えてしまう。
想像の話だ。
嵐山はまだ何も失っていない。三輪は失っている。もう失うものなどない。根付は三輪はもうすぐいなくなるかもと言った。そうかもしれない。守るものなどなくて、彼はなぜここにいるのだろう。
「きみが追い出されることはないそうだよ。迅が言ってた。安心していい」
「そんなの、信用できない」
「俺は迅を信じるよ」
「あんたは、信じればいい。俺は、信じない。話はそれだけか?」
三輪は振り向いて、嵐山をにらんだ。
「ほっといてくれ」
「君はどうして迅にそんな態度をとるんだ?」
「は? なんで、あんたにそんなこと…」
三輪の言葉が途切れた。嵐山の背後を見る。いっそう、視線が鋭くなった。
「迅」
三輪が不愉快そうに屋上から去ってしまったあと、ふたりはすっかり黙ってしまって、眼下の荒涼とした景色を眺めている。見えるのは、廃墟の街だ。不意に嵐山は三輪が守っているものがわかった気がした。
迅が嵐山に向き直った。
「記者会見、明日だろう?」
忘れていた。
「そうだった。やばい。進行表をもう一度、確認しないと」
「君ならできるよ」
「どうしてそう言えるんだい?」
迅は得意気に笑った。
「俺のサイドエフェクトがそう言ってる」
嵐山は何も失わない。これからも失うつもりはない。最後まで、彼は何も失わないつもりだ。
終わり
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motu-memo · 14 hours
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2024/08/31 和階堂真の事件簿
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ピクセルアートがめちゃくちゃいい感じ!
処刑人の楔
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↑もうこのタイトル画面がクソかっこいい
おじいさんが自分の刑事時代を孫らしき子供に言い伝える形の導入
「未解決事件は終わらせないといけないから」を思い出すなど
カルト宗教×推理たまらんなあ
これが「和階堂真」と疑わずに進めていたけど実は聞いていた子供(孫?)が「真」!
おじいちゃんの昔話から、ミスリードを見抜いて真実へ…
構成好き~~~~~~~
胸糞カルト殺人と見せかけて、被害者と加害者が逆だったパターン
とはいえアイダさんが幸せで、老人の今でも続く仲なのはよかった…
一応正式に殺された扱い(生命保険)で、えぐい治療費かかる大病を完治させて夫婦でこの年まで生きられたのは流石に都合のよさは感じたけども……w
BGMも好み!
隠し神の森
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宗教の次は因果村!!!!最高
ここから「和階堂真」が主人公か
因果村あるある:気の強い姉×気の弱い弟
黙々と進めて、第四章で真が「私はタバコを嗜みません」でひっくり返った
章の間に、証拠は集まらないけど証言だけ聞くパートがあるなータバコの煙フーッで場面転換するのオシャレだなーと思ってたアレ
アレ、おじいちゃんパートだったんだ!!
ドット絵だからこそできるギミックでもあるな~
一回目の神隠しを祖父が、そしておとぎ話化されて続いている神隠しの真実をついに孫が明かそうとしている
激アツじゃん
現代と同一人物いない?と思ったけど、あれは祖先とかって解釈でいいのかな
「犯人概ねの推理だとみことっぽいけど、ここで引き上げるわ」はちょっと危なくない!?ww
橋の上で最後の推理を仕上げるのアツい
やっぱりみことはミスリードだなーではあるけど
みことは、不倫のことがあるから話せることが少なくて余計ミスリードなんだな(不倫すな)
女性陣の立ち位置が把握できてなかったので改めて整理
さえこは目撃されている
姫子も三雄との会合でアリバイあり
消去法で正世……!
お面とミノは猫ちゃん持ち出し、なるほどな~
因習をなくそうと奮闘した一太郎、対立した次彦
その一太郎の孫の正世が次彦を殺して、復讐を果たしたのだなあ
正世好き~
和階堂「次はあなたの猫の話をしましょう。」
めっちゃいい
エンドロールで、「和階堂(祖父)」!!
影法師の足
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和階堂の目の前に死人、手には血みどろナイフ、記憶喪失
これまた王道のピンチ展開!!!
逆裁を思い出した
最初は人身売買グループに和階堂が潜入捜査してるのかと思ったけど、思ってるよりむちゃくちゃ組織に属しちゃってないか?
「人身売買グループ」ってのが別の何かで、渋川に手を貸していたのか
第一話のおじいちゃん編の展開と近すぎるか
「身の潔白を示す証拠を探そう 0/7」で、自分が怪しい証拠ばかり出てくるの怖い演出
キャラ濃いわりに探偵の出番全然ないなーと思ってたらまさかの!!!
入れ替わりか~~~~これもこの粒度のドット絵ならでは……あっぱれ……
渋川に妙に気に入られていたのもの、和階堂はそんな性格に見えない違和感があったけど、安養寺のキャラだと納得だなあ
そういや「潜入捜査のプロ」ってどこかで言ってたな
構成がウメェ~
ああー!!!和階堂の「自宅」なんで真っ先に警察の捜査が入らないんだと思っていたけど、それも安養寺の自己暗示×記憶喪失による思い込みか…
元々は和階堂・安養寺の捜査用オフィス
安養寺が自己暗示による変装のプロ、ってのをめちゃくちゃ活かしたストーリーだ…
安養寺探偵事務所で一本新作くれ~
指切館の殺人
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館もの!!本当にいい王道を網羅している
そして冒頭さっそく 嵐・跳ね橋が壊れて町に出られない・幽霊のウワサ
王道過ぎてワクワクが止まらん
指二本切られてるってエグイ
あきらかヤク中の宿泊客(常連)いて草
オーナー売人?
新キャラ、高身長のロングコート
ロングコートは主人公しかいないのでは…
その怪しいロングコートを特定する前に、22時10分再びの停電
二人目フラグ過ぎる
常連ヤク中が死んでいる!?
和階堂、警察という立場であの様子の常連見た上で「なんだこの甘い匂いは?」止まりなの天然なの?
もしかしてオーナーが刃物預かってるのは、ヤク中が自殺しないため?(もしくは他人を刺すとかも)
サトグチが妙に張り切っていたのは、「そっち」目的?
停電後の変化→井戸に新しい血
一旦登場人物整理
イズミ:兄が行方不明、サトグチの付き添い
サトグチ:指切られた、サークル活動の発案者
イケダ:もう一人の女子
ヌマタ:イケダと一緒にいる、噂を調べるのに積極的なメガネ、「井戸は死者と交流できる」ウワサの源流
カワベ:スペアキーの件でハブられている帽子
オーナー:コーヒーを入れてくれる
オオクマ:ライター、殺人の第一発見者
ヤギ:オオクマの相方、幸が薄そう
常連:ヤク中?二度目の停電で死ぬ
ミタライ:ヤク中その②?ずっと部屋にいた
明らかに怪しい停電前後のオーナーの動き
カワベ、イケダ、ヌマタにコーヒーを振る舞う→その間、ライターコンビもいたけど途中退席→サトグチが「水をくれ」と言いに来る、持っていこうか、と言うが断わられる→サトグチと同時に常連も食堂から出ていく→オーナーも同時に(本人はトイレに行ったとのこと)→その後、停電が起きてオーナーはボイラー室へ
オーナーはサトグチに何かを隠れて渡すために外へ?
その際、誰かとすれ違ってはいないとのこと
カワベが部屋に入れなかったのは嘘!
サトグチの家族が「殉教者の光」の信者
ここで第一話と繋げるのアチィ…………………………
オーナーが売人説、当たってて嬉しい!
オーナーは売人として動いていたところに、死者との交信!と言って訪れた大学生は予想外の動きってことか
ミタライさんの背負い投げ!?
サトグチが麻薬常習者…と安直に至ってしまってたけど、「殉教者の光」信者であることを思い返す
であれば、指を切ったのはメインの犯行を隠すための自作自演…
ヒエ~
ただ、イズミの兄と会わせる=イズミを殺すは思い至らなかった…
その結論を踏まえて振り返ると、トランクにそれっぽい粉があったけど、それはミスリードで
その後にネズミが死んでいた=薬はイズミを殺す手段のひとつであった ってことか~~~~
まんまとミスリードにハマってしまって悔しい&嬉しい
常連はオーバードーズ的な死因かと思ってたけど、これを照らし合わせると
サトグチがイズミに飲ませる予定だったコップを、麻薬と勘違いして奪い、飲んでしまったのか………
なんと、宗教信者とヤク中がうまいこと絡みあってしまった………
ミタライ、なんか予感はしてたけど安養寺かい!
ヤク中その②とか言ってごめんよ
イズミさんの本名、「泉川あかね」…?
え?助手の!?!?!???
だからこの回だけヒントシステム無いの!??!?!?
熱すぎて動揺した
お馴染みクリア後の「事件解決への協力、感謝する」のワンカット良すぎた
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touch196 · 19 hours
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どうもー!
「石橋は叩き壊す派☆ミ
しかも、自力で泳いで渡ってから金槌(泳げない)だったと気づいて、溺れて、助けてもいない亀に拾われて…
竜宮城へ来てみれば…
(童謡:浦島太郎の歌詞を5番まで読んだら、あまりの報われなさぶりに、
I can't stop the loneliness !
どうしてなの 悲しみがーとまらなーいぃ…♪
長嶋さんなの? 同じ意味のこと2回だね……略)
または、
「予防線クリエイター」
の…、名乗らないね、そういえばね。
一応、イラスト活動やってた時に、
決めたけどね、あってないものとして取り扱っていますね。
やあ、どうも。
適当人間です。
AIによる概要
泳げない人を「カナヅチ」と表現するのは、木槌は水に浮くのに対し、金槌は水に入れると沈み浮かび上がらないことに由来しています。
泳げない原因としては、次のようなことが考えられます。
水に浮くことがうまくできない
・体に力が入り過ぎている
・水中で正しい姿勢が取れていない
・泳げるようになるには、次のような方法が考えられます。
・全身の力を抜いて浮く練習をする
・怖ければ、すぐに立てる深さのところで練習する
・水慣れをするためにも、顔を水につける練習をする
・息を止めて顔に水をつけるが、水を飲み込まないよう注意する
・水から顔を上げた際、息をパッと吐き出すように吐く
・体を真っすぐ伸ばして、水面と体が水平になるように意識する
・肘をしっかりと伸ばして手のひらを重ね、頭を腕の下まで下げる姿勢(ストリームライン)を作る
親切心が行き届きすぎてやしないか、AI…。
私も泳ぐの苦手なんだけど、
いつか“推しの子“として、生まれ変わったら実践してみるね!
感謝!!
(推しとか特定の人が居ないけど…)
えっと、なんか面白い自分のキャッチコピー?
思い付いたかもって、勢いで書き始めたから、脈絡もない、出オチだけの投稿になってしまいました。
たまには短くていいじゃんと思ったら、本当に中身なくてすいませんね。
売れる前から、
「もしめっちゃ売れて、サイン色紙頼まれたらどうしよう!
サインの練習しとこう♪」
て、引き寄せの法則的な、
狸の皮算用(妄想)をする、
上京したてのキャッキャウフフが止まらない、何かのタマゴを想像しといてください。
売れたい?
いや、伸び代があるなら、
遊びでも良いから、
試したもん勝ちだろうという。
それなら、オーディエンス(受け手)がいると過程して、
ユーモアをきかせて……
説明したとたんにつまんなくなるから。
もー、やだーー。
※そもそもが出オチてます。
***
あと、ふと疑問なんですけど。
「AIによる概要」って誰に著作権があるのかと?
・いろんなWEBサイトなりブログから引っ張ってあるんだろうけど。
・それ(AIの概要)を更に引用した場合、
引用元の引用元のページのプライバシーポリシーに乗っ取って、
転載元をいちいち、
リンク貼るのが礼儀というか、
守らなかったら私は捕まるのか?
とか、思ったら、夜も眠れないし(完徹中)、
安易に引用しない方が良いのか悩むし。
でも、一度WEBに上げた情報って、
言葉間違ってるかもだけど、
なんか公共の利益となりますようにって、願いみたいな、気持ちもあったりなかったりするから。
ガチガチに法律とかで責められてもなぁとか、
そもそも言葉は誰の所有物なのよ…て、答えのない問いとか。
「借り物の言葉」と、
「自分のフレーズ(自分しか辿り着かない…と思い込んでく程の、自画自賛できる表現)」
の境目はどこなんだよ?
もちろん、商標登録だとか、意匠登録? ってのもあるのは知ってるけども。
この情報が飽和している社会の、
もはや出所不明
(詠み人知らず=歌をよんだ人が誰かわからないこと。それから転じて、それをした者が誰かわからないこと@コトバンク)
みたいな有益情報とか、感動エピソード(体験談)とか、面白い都市伝説(作り話)とか、
絶対あって、逆に「あんた最高だよ!」って、伝えたいのに相手がわかんない…。
みたいな、謎の残念さが生まれたり、忘れたり。
うん、まぁ、
過去に創作活動とかしてたんだったら、
著作権法くらい理解してた方が、いろんな意味で良かったかな、て、思うけどね。。
どんだけの分量かはわからないけど、
著作権法の本、未来の積ん読のスペースを、
予約しておきますね。。
AI による概要
意匠登録とは、物品や建築物、画像などのデザインに対して与えられる権利で、登録が認められることでそのデザインの独占的な生産や販売が可能です。意匠登録には、次のような特徴があります。
・維持にかかる費用が、3年を超えると特許や実用新案より安価になる
・特許と異なり出願審査請求が不要で、新規性をクリアできれば審査通過の難易度は比較的低め
・意匠登録出願は、特許事務所に依頼するか、自分で書類を作成してダイレクトに提出するかの2つの方法がある
意匠登録のメリットは、次のような場合に得られます。
・製品のデザインや部品の形状で差別化したい場合
・他社にデザインをまねした模倣品を販売されると困る場合
・ソフトウェアなどの画像デザインについて自社オリジナルのデザインを独占したい場合
意匠登録の手続きは、次のとおりです。
1. 特許庁に所定の様式に基づいた書類を提出(「出願」)する
2. 様式のチェック(方式審査)と、意匠審査官による審査(実体審査)が行われる
3. 審査を通過した場合、登録査定を受けることができる
4. 登録料を納付してから意匠の登録証が発行される
意匠登録にかかる期間は、出願から審査結果の最初の通知が届くまで平均8~10ヶ月程度、登録料を納付してから登録証が発行されるまでは約1ヶ月程度です。
引用:
■浦島太郎(うらしまたろう)/ゆめある
https://www.yumearu-ehon.com/rhymes/3376/
浦島太郎(うらしまたろう)
海の世界に行った浦島太郎の、不思議で楽しい童謡。
歌詞
むかしむかし浦島は
助けた亀に連れられて
龍宮城へ来て見れば
絵にもかけない美しさ
乙姫様のごちそうに
鯛やひらめの舞踊り
ただ珍しく面白く
月日のたつのも夢のうち
遊びにあきて気がついて
おいとまごいも そこそこに
帰る途中の楽しみは
みやげにもらった玉手箱
帰って見れば こはいかに
元いた家も村も無く
みちに行きあう人々は
顔も知らない者ばかり
心細さにふた取れば
あけてくやしき玉手箱
中からぱっと白けむり
たちまち太郎はおじいさん
■杏里 悲しみがとまらない 歌詞
https://g.co/kgs/SC7pcjb
*******
編集後記?:
ここは、自学(学習)ノート的に、
あわよくば、文章力=伝える力を鍛えるための場にする!
とか言ったけども、
なんでそう、
文語っぽい雅さとかを目指さないわけ?
とか聞かれたらば、
だって、話し言葉(LINEやTwitt●r=X)の方が言葉や考えが、するっと出てきやすいし。
受けとる側も、大体そういうのに慣れてるよね?
っていう半分は甘えだねぇ。
でも、伝わらない言葉に、意味はあるのかい?
そこに、ダムはあるのかい?
あ、心の方のやつですよ(昭和ネタ)。
そもそも、
純文学と親しむ学生時代ではなかったから、知らないもの、わからない言葉は使えないっていう。。
池上彰さん監修の、語彙力の本(うろ覚え)を今こそポチる時なのかい?
どうなんだい?!
「心にダムはあるのかい」は、
1997年の連続ドラマ『ひとつ屋根の下2』で、江口洋介さん演じる6人兄弟の長男・達也のセリフ。
シリーズ第1作での「そこに愛はあるのかい」という問いかけから転じた? 熱いメッセージ、ハートで感じて(解釈して)ください。
たぶん、優しさや思いやりがあるのか? 的なことかと思われ。
※文字列間違えたら、ひとりで6役みたくも読めるけど、違うよ。。
引用元
■ひとつ屋根の下2(ドラマ) | WEBザテレビジョン
https://thetv.jp/program/0000003526/
ひとつ屋根の下で暮らす柏木家兄弟たちの物語、続編。長男・達也が出した“ぜいたく禁止令”の撤回を求める声が兄弟からあがる。しかし、達也は大学進学を目指す小梅の学費もあり、これまでどおり倹約を徹底させる。さらに達也は、小雪への見合い話を勝手に決めていた。小雪は怒るが、雅也は小雪に見合いを勧めるのだった。
↓ 正しくは、
「ひとつ屋根の下2」(前半の概要文中)
AI による概要
「心にダムはあるのかい」は、ドラマ「ひとつ屋根の下」のセリフで、心に潤いがある人は、周りに悲しかったり辛くて心が枯れそうな人がいれば、自分のココロの水を分けてあげられるという意味です。
「ひとつ屋根の下」は、7年前の両親を亡くして以来バラバラになっていた柏木家6人兄弟がクリーニング店を営む長男・達也のもとで暮らし、様々な困難や葛藤を乗り越えて懸命に生きる家族の姿を描いたドラマです。
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takahashicleaning · 2 days
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TEDにて
ファリダ・ナブレマ:独裁体制化の危険性があるかを判断する方法
(詳しくご覧になりたい場合は上記リンクからどうぞ)
ファリダ・ナブレマは、アフリカで最も長期にわたる独裁体制を敷くトーゴの軍事政権と戦うことに命を捧げています。
戦いの中で、彼女は「圧政を運命づけられた国はない」「しかし、独裁体制の危険性が皆無の国もない」という2つの事実を学びました。
しかし、どうしたら独裁体制になる危険性の有無を判断できるでしょうか?
ナブレマはこの心を揺さぶるトークで独裁体制の4つの特徴について話し、圧政下に住む人々が反対を訴える際の秘訣について話します。
低収入者に貨幣の再分配や事前分配を積極的に行わない大企業や国家システムが、独占、独裁体制になると非常に危険ですが、小さな会社なら規模が小さいので問題ありません。他の小さい会社もたくさんあります。
規模の大きさが、諸刃の剣とも言えます。慎重に取り扱わないと自らも傷つけてしまいます。
まだまだ、イノベーションの余地がある貨幣の再分配や事前分配をベンチャー企業が、究極まで強欲に追求すれば、確実に人工知能の時代、人類への貢献として、世界史に刻まれる可能性は高い。
前提として
資本主義の定義を簡単に言うと商業と産業、資本と労働のような生産要素が国家ではなく、ある程度、民間の手に委ねられているということです。
マクロ経済学でいう行政府の失敗、市場の失敗です。
公共経済学の分野で言われる「行政府の失敗」とは「市場の失敗」に対し、これらを改善するために行政府の介入が正当化されることになる口実に使用される。
理論的には、産業政策で「市場の失敗」が回避できたことによる経済メリットが政策推進で生じる「行政府の失敗」のデメリットを上回る時に産業政策は正当化されます。
しかし、「市場の失敗」が生じる形態は、個別の具体事例により大きく異なることから、ここの事例に対して市場の機能不全がどれほどの弊害を引き起こし得るかを評価することが出発点になります。
「市場の失敗」の程度を指標化できれば良いが、最先端の経済学を持ってしても、そこまで信頼性に足る指標は存在しませんのでクリエイトする必要があります。
日本もかつては、高度経済成長からバブル経済までの中で発展したような開発独裁特有の自民党55年体制の環境にも似ています。ジャパンミラクルと言われる経済体制とも現在では呼ばれています。
開発独裁は、ある水準以上の経済発展(ポール•ローマー教授が提唱する内生的成長理論が想定した「規模効果」のこと)の為には「政治的安定」が必要であるとして、国民の政治参加を著しく制限し、独裁を正当化すること。
また、そのような政治運営を通して達成した経済発展の成果を国民に分配することによって、支配の正当性を担保としている政治体制を「開発独裁体制」といいます。
政治研究者として初めて「開発独裁」という用語を用いたのはカリフォルニア大学バークレー校のジェームス・グレガー。日本の戦後復興時代の自民党の55年体制も該当するかもしれません。
2018年時の中国は、このジャパンミラクルと言われる経済体制を学び、取り入れています。人口が日本の10倍はあるので規模の効果は10倍になることが予想できます。
国家レベル規模では、開発独裁。しかし、透明性の高い民間レベル規模になるとトップダウンと良い意味で使われるが本質は変わらず性質が変わる。
人口規模をテコに中国が日本の成功モデルを拡張しているシステム。
アメリカの大統領システム。物理学でいうラグランジュ点(トリレンマ)があるならば両方正解かもしれません。
サンデルのいう功利主義。ドラッカーのポスト資本主義。ネクストソサエティー。
数週間前、誰かがアメリカ中間選挙中に「投票日を休日にすべきだ」とツイートしてました。そこでリツーイトしました「じゃあ私の国に来て投票してみて下さい。軍隊が票を数えるために、まる一週間休日になるでしょう」
ところで、私はトーゴ出身です。西アフリカにある美しい国です。私の国にはクールで面白い事実があります。トーゴは51年間同じ一族に支配されています。アフリカで一番長い独裁体制です。これは記録ですね。2番目のすごい記録とは、地球上で最も不幸な国として3回もランクインしたことです。皆さんを歓迎しますよ。
ただ知っておいてください。独裁体制の下で暮らすのは、楽ではないということです。
私の活動を通し国籍の異なる多くの人々に会いましたが、興味深いことにトーゴのことを彼らに話すといつも「一体どうして51年間も同じ一族の恐怖政治を許しているのですか?トーゴ人はすごく我慢強い」という反応をします。
これは「バカだな」のそつのない言い方です。
自由な国に住む人々は、圧政下にいる人々が、それを黙認しているか馴染んでおり、民主主義を進歩した統治形態だとみなした上で非民主主義国の国民は、他の国民と比べて知的もしくは道徳的に劣っていると決めつける傾向があります。
しかし事実は違います。
人々がそのように誤解する理由は、独裁体制の報道のされ方にあるに違いありません。活動家としての経歴で多くのニュース・メディアにインタビューを受けました。大抵、出だしは「きっかけは?」とか「何から刺激を?」です。
「刺激を受けたのではありません。挑発されたのです」そして、こう続きます「では何に挑発されたのですか?」そして13歳の時、父親が逮捕され拷問を受けたことや現在に至る歴史を話します。今回は詳細について話したくありません。
退屈でしょうから。しかし、結局、彼らが興味を持っているのは、どんな拷問だったのか?何日間?何人が死亡したか?という事柄です。彼らは虐待や殺人に興味があるのです。注目を集め同情を得るだろうと信じるからです。
しかし、実際は、このような報道は、独裁者の思惑通りです。独裁者の残虐さを宣伝することになります。
2011年に私は「Faure、Must、Go(フォールは去れ)」という運動を共同設立しました。フォールはトーゴの大統領の名前です。ところで、トーゴでは、フランス語が使われています。しかし、フランスには不満があったので私は英語を選びました。
しかし「Faure、Must、Go」を発起した時、私はビデオを作成しこう言いました「フォール・ニャシンベ。60日以内に大統領を辞任しなさい。辞任しないなら、我々トーゴの若者が一丸となって、あなたを失脚させます。
あなたは父親が死去した後、権力を握るために500人以上もの国民を殺害したからです。選挙で選出してはいません。私たちは詐欺師のあなたを解任させます」ところで、私だけが、顔を知られていました。なぜか?間抜けは私だけだったからです。
そして、反撃が始まりました。家族は脅しを受け始めました。ある朝兄弟達に呼ばれました「聞きなさい。政府がお前を殺しにここに来た時、一緒に死にたくない家を出なさい」そこで家を出ました。以来彼らに怒っているので5年間音信不通です。
とにかく先に進みます。過去9年間私は他の国々が関心を高め、トーゴの人々が恐怖に打ち勝ち変革を要求することを支援するよう働きかけています。
私は公表できない多くの迫害を受けました。多くの精神的な脅し、虐待。でも、その話はしたくありません。なぜなら私の活動家としての使命は、トーゴの全国民を結集させることであり組織を作ることであり、私たちが権力を持ち私たちがリーダーで決定権を持っていることを国民に理解させることだからです。
そして、独裁者が国民を脅すために使う刑罰が、私たちが目的を達成するのを妨げてはなりません。
だから人々を怖気づかせるような報道をして圧政への従属を強化するのではなく
人々が結集するのを促すように活動家の話を報道することは、重要だと言ったのです。
活動家としての年月でたびたび耐えることができず、あきらめかけることがありました。ではなぜ続けたのでしょうか。理由のひとつをお話しします。私が覚えているのは、祖父の話。
祖父は独立を訴えるために自分の村から街まで750km歩きました。そして、父が払った犠牲。父は、政権に勇敢に抗議したため幾度となく拷問を受けました。
70年代、活動家は、独裁体制への注意を喚起するパンフレットを書きましたが、コピーを作るお金がなかったので毎回パンフレットを手書きで500回も複製し、配布しました。
その結果、軍隊は筆跡を覚え、それを発見したとたん。筆跡の持ち主を逮捕するまでになりました。
しかし、それと比べ現在、私たちにはブログがあります。同じ事を500回も写す必要はありません。ブログを投稿すれば何千もの人々が閲覧します。ところで、トーゴで私は「WhatsApp」ガールと呼ばれてます。いつも「WhatsApp」で政府を攻撃しているからです。
ずっと簡単になりました。政府に対して怒っているとき、ただ怒りの一文を書き投稿すれば何千人もの人々がシェアします。でも、こんなに平静なことは殆どありません。いつも怒っています。
私たちの話を公表する必要性を話しました。なぜならこれまでに払われた犠牲について考えることで運動を続けてこられたからです「Faure、Must、Go」の初期活動の一つは、請願書を作成し、憲法が定める新しい選挙を要求する署名を国民から募ることでした。
人々は署名することを恐れました。トラブルに巻き込まれたくないと言いました。外国に居住する人でさえ恐れました「私たちには国に家族がいる」
しかし、ある60代の女性がいました。この方は活動のことを聞いて請願書を家に持ち帰り、その後1000以上もの署名を彼女ひとりで集めました。私はすごく刺激を受けました。この政権からは、もう得るものもない。
60歳の方が、私たち若者のために、ここまでできるのに若い私がやめられるでしょうか。抵抗の物語、反抗の物語、負けずにいることの物語こそが人々の参加を促すものであって虐待や殺人、痛みの物語ではありません。なぜなら人間としておびえるのは、自然なことだからです。
日本の自民党でも同様に・・・
独裁体制のいくつかの特徴についてお話ししたいと思います。自分自身の国を評価して、私たちに加わる覚悟が、必要かどうかがわかるでしょう。
第1に注意することは権力の集中です。
国家の権力が少数の人間や1人のエリートの手に集中していないか?
政治的または思想的なエリートの場合もあります。そして、力を誇示する独裁者です。なぜなら独裁者はいつもひどい世の中から救ってくれる救世主として登場するからです(日本では、マクロ経済学を根拠にしない小池百合子?小泉進次郎?ほかもろもろ)
第2の特徴はプロパガンダです。
独裁者はプロパガンダによって増長します。彼らは自分たちが救世主であり、彼ら抜きには、国が崩壊するという印象を与えようとします(日本のテレビ局も同じことをしています)
そして、彼らは常に外部の勢力と戦っています「キリスト教徒、ユダヤ人、イスラム教徒、そして、ブードゥー教の呪い師が襲ってくる。共産党がやってきたら誰もが財産を失う(日本でもこの言い回しをテレビがよく使用します。あれっ独裁?)」このような感じです。
そして、私たちの大統領はとりわけ海賊と戦っています。
真面目に言ってるのです。昨年彼は海賊と戦うために1300万ドルの船舶を購入しました。一方60%の国民が、飢えに苦しんでいます。彼らは常に外部の悪者からは、守ってくれているのですね。
そして第3の特徴へと続きます。軍国化です(ウクライナ侵攻���かこつけて日本でも防衛費増やす。権力者を縛る憲法改正などとほざいています!危険ですね)
独裁者は恐怖を惹起することで生き延びます。そして、軍隊は、国家を守るためのものだと見せかけて実際には軍隊を使って反対意見を圧制します(日本は警察機構を使い庶民弱者に圧力をかけてきます)
また、政権の行いに対する責任から逃れるため、いろいろな社会機関を抑圧、破壊します。
あなたたちの国は、軍国化が進んでいますか?(ウクライナ侵攻にかこつけて日本でも防衛費増やす。権力者を縛る憲法改正などとほざいています!危険ですね)
そして、続く第4の特徴は、人間への残酷な行為です。
動物の場合なら虐待されていたら残虐行為だと言います。なぜなら国連が承認した動物の権利に関する憲章などないからです。そもそも、全ての動物は平等です。だから、憲章などないのです、だから、動物が虐待されるとき動物への残虐行為と言います。
しかし、これが人間の場合は、人権侵害と呼ばれます。全人類は人権を持っているとみなすからです。しかし、私たち一部の人間は、未だ人権を求めて戦っています。
このような状況では、「人権」侵害は語れません
ある国に住んでいて、大統領に不満がある場合に最悪の事態が大統領になる権利をはく奪されるだけならラッキーです。私の国に来て大統領に不満がある時、あなたは逃亡するかこの世から姿を消すかです。
トルコに逃げても捕まるでしょう。だから、私のような人間は、トーゴにはもはや住めません。私のような人間は、同じ場所に1ヶ月以上、住むことはできません。居所を突き止められるからです。
独裁体制の下で何をしても免責される状況で行われる残虐行為は、人間の想像を超えます(また、法人には、独占禁止法で優越的地位の乱用やカルテル行為を禁止しています)
殺害され遺体を海に遺棄された活動家の話や聴覚や視覚を失うほど拷問を受けた活動家の話は、私を苛みます。
活動家として時折、死ぬことよりもどのように死ぬかの方が心配になります(古代日本には新渡戸稲造が元にした「葉隠」と言う文献にも似たことが書いてあります)
時折ただ座ってあらゆるシナリオを想像します。彼らは何をするだろう?耳を最初に切られるだろうか?それとも、私はいつも侮辱しているから舌を切られるだろうか残酷に聞こえますが、これが真実です。
私達はひどい世界に住んでいます。
独裁者達は残酷な怪物です(戦前の日本は治安維持法という悪法で同じことを行いました)
率直に言ってるのです。
そして、これが最後の特徴です。リストは続きます。しかし、これが独裁体制について終わりに話したいことです。自分の国のリスクを顧みてください。現在あなた方が持っている自由を認識することは重要です。自分の命を投げ打った人がいて、あなたが自由を獲得したのです。
当然のものだとは思わないでください。しかし、同時に知っておかないといけません。
初めから圧政がしかれる運命の国などありません。同時に、圧政や独裁制の危険性が皆無の国や人々も存在しません。
ありがとうございます。
政治に関しては
日本の場合。
議院内閣制は、大統領制と並ぶ、議会と行政府との関係から議会と行政府(内閣)とが分立することで存在する政治制度
立法権を有する議会と行政権を有する行政府(内閣)が一応分立している18世紀から19世紀にかけてイギリスで王権と民権との拮抗関係の中で自然発生的に誕生。
その後、慣習として確立されるに至った制度で日本も採用している。
スウェーデンやドイツも同様だが日本独自の問題点はいまだに解消されていない。ドイツは共和国型。イギリス、スウェーデンと日本は立憲君主型。
日本での法律案は議員からでるものを議員提出法案。行政府(内閣)から出てくるものを行政府(内閣)案。主に官僚がすべてを司っている。
国会に上がる前には、各部会を通過して、委員会という場所で承認を得ないといけないが、過半数であるか?全会一致ルールか?は不明。本来は、全会一致ルールを原則にした方が良いかもしれない。
内閣総理大臣、大臣で構成される閣議などは全会一致ルールを原則としている。
この根本は、先駆的なスウェーデンの経済学者ヴィクセル、ブキャナン、タロックの「公共選択の理論」です。
ヴィクセルは、全員一致ルールが経済学の「パレート最適化」という効率的な状態を実現させることを見出したとされている。
ノーベル賞を受賞したロナルド・コースの「コースの定理」にも通じます。
さらに、国家によっても異なりますが、日本の国家システムを簡単に説明はできないが、あえて簡単に説明してみると・・・
世の中は不公平が当たり前?ここから出発しないと自由資本主義が成り立たない?お金は当然、強い法人に資本が集まり、弱い法人は傘下に入るか、合併して対抗するような欲に目のくらんだ弱肉強食な最低の世の中になっていく。
新自由主義と呼ばれます。
マルクスも資本論で論じています。現代では、「21世紀の資本論」を書いてるピケティかな?
マイケル・サンデル:なぜ、株式市場に市民生活を託すべきではないのか?
すると、ほんとうの弱いお店、市民生活にまで弱肉強食となり、世の中がおかしくなるので、行政府をつくり法律をつくり税金でとり、セーフティーネット。みんなに再分配する。
人間の限界を超えるような大規模な共同作業を行うために、マクロ経済学に沿った地道な毎年の世界経済の成長のため、ある程度は法人として貨幣の集中を行う方がいいのかもしれません。しかし、独占禁止法を軽視しているわけではありません。
法律は行政府、政治家が創るので、弱いものはされるがままなのか?というとそうでもなくて、選挙の一票がその分強い権利をもつようになる。これは誰もが平等に持てる権利。
日本国憲法で保障されている国民主権。インターネットのようにみんなの票が集まるとみんなのチカラが弱者に結集します。ジャンジャックルソー、カント、自由民主主義です。
ほんとうの弱いお店に役に立つ法律を作ってくれる一大政党をみんなの一票でクリエイティブにクリエイトしてかないと日本はヤバいな〜親亀が転んでも平気な国になるよう祈ります。たぶん、こんなことは現実的には不可能でしょ。
実際は、国会という場で戦ってもらう議員を選ぶだけしか私たちにはできません。それは、議員でしか、法律を開発、変更、削除できない議員内閣制という法が運用されてるから!
つまり、議員は法律を創ることが仕事だからです。だから、きちんと法を開発→法案可決できる議員を選んだ方が良いです。善と悪は時代によって変わるもの!
選挙に通過したいだけの法案可決能力のない口先だけの議員は庶民が選挙で投票せずに間引びいていけば自動的に議員は良くなります。(個人別法案可決実績の履歴を公表してくれば可能かも!)
ですから、みんなで見極める目を養いましょう。それが結局自分のためになるのだから!権力に固執する人種が議員になる人だと前もって覚悟してればそんなに政治には失望しませんよ。
その前提で全住民がチェックすればいいのだから!
また、それには、競馬のパドックを見るように一頭一頭の法案可決能力を見極める必要があります。誰が一番、法案可決させたか?を!
でも、その多数のグループのきめた方向が、太平洋戦争の東條総理のようにドイツのヒットラーのように、間違っていたら?おそろしい未来がまってます。
過去の歴史では、ポピュリズムという、モデルのオンリーは失敗している現実があります。ハンナアーレントの書籍「全体主義の起源(The Origins of Totalitarianism)」「イエルサレムのアイヒマン- 悪の陳腐さについての報告」にもあります。
昔は、マスメディアが情報を独占して弱者はされるがままでしたが、現代では、分散システムであるインターネットがあるので、みんなの票が集まるとみんなのチカラが弱者に結集します。
今は法案可決能力のない少数のグループでも良い法案を出してる所は将来を見込んで投票し議員を当選させて育ててみるということもおもしろいかもしれませんよ。
さらに良い議員がまったくいなければ、無名の人に投票することもおもしろいかもしれません一人一人よく考えて今、選択して投票しないと未来は・・・
政治家を見極める目が必要です。
最後に、政治にはまったく興味はありません。テクノロジーに興味が有ります。
マクロ経済学の大目標には、「長期的に生活水準を高め、今日のこども達がおじいさん達よりも良い暮らしを送れるようにする!!」という目標があります。
経済成長を「パーセント」という指数関数的な指標で数値化します。経験則的に毎年、経済成長2%くらいで巡航速度にて上昇すれば良いことがわかっています。
たった、経済成長2%のように見えますが、毎年、積み重ねるとムーアの法則みたいに膨大な量になって行きます。
また、経済学は、大前提としてある個人、法人モデルを扱う。それは、身勝手で自己中心的な欲望を満たしていく人間の部類としては最低クズというハードルの高い個人、法人。
たとえば、生産性、利益という欲だけを追求する人間。地球を救うという欲だけを追求する人間。利益と真逆なぐうたらしたい時間を最大化したいという欲を追求する人間。などの最低生活を保護、向上しつつお金の循環を通じて個人同士の相互作用も考えていく(また、憎しみの連鎖も解消する)
多様性はあるが、欲という側面では皆平等。つまり、利益以外からも解決策を見出しお金儲けだけの話だけではないのが経済学(カントの「永遠平和のために」思想も含めて国家や権力者は透明性を究極にして個人のプライバシーも考慮)
(合成の誤謬について)
合成の誤謬とは、ミクロの視点では正しいことでも、それが、合成されたマクロ(集計量)の世界では、必ずしも意図しない結果が生じること。物理学では、相転移みたいな現象です。性質が変わってしまうということ。
ミクロのメカニズムが個人同士の経済における仕組みであるのに対して、マクロのメカニズムは、国家間や経済全体の循環における仕組みだからである。
例えば、家計の貯蓄などがよく登場するが悪い例えです。前提条件が、所得が一定の場合!!所得が一定じゃない増加する場合は?これは、論じていませんので参考になりません!!(法人が提供する製品やサービスの価格も一定の場合も前提条件です)
1930年代のアメリカ経済が金融危機2008と似たような状態に陥った時、ケインズは、「倹約のパラドックス」というケインズ経済学の法則を発見しています。
それは、ポール・A・サミュエルソン(1915-2009)が、近代経済学の教科書「経済学」の冒頭で「個人を富裕にする貯金は、経済全体を貧困にする!(所得が一定の場合)」というわかりやすい言葉で表現しました。しかし、庶民の所得が増加し、貯蓄が投資、消費に回る場合には、「倹約のパラドックス」は生じません。
その後、この「倹約のパラドックス」は、アメリカの経済学者・ケネス・J・アロー(1921- )が「合成の誤謬」を数学的論理に基づいて「個人個人がそれぞれ合理的選択をしても、社会システム全体は合理的選択をするとは限らない」を検証してみせた。 要するに、部分最適ではなく、全体最適させていくということ。
つまり、新産業でイノベーションが起きるとゲーム理論でいうところのプラスサムになるから既存の産業との 戦争に発展しないため共存関係を構築できるメリットがあります。デフレスパイラルも予防できる?人間の限界を超えてることが前提だけど
しかし、独占禁止法を軽視してるわけではありませんので、既存産業の戦争を避けるため新産業だけの限定で限界を超えてください!ということに集約していきます。
なお、金融危機2008では、マイケル・メトカルフェも言うように、「特別資金引出権(SDR)」は、2008年に行われた緊急対策で、一国だけで行われたのではなく、驚くほど足並みの揃った協調の下に国際通貨基金(IMF)を構成する188ヶ国が各国通貨で総額2500億ドル相当を「特別資金引出権(SDR)」を用いて世界中の準備通貨を潤沢にする目的で増刷してます。
このアイデアの根本は、元FRB議長であったベンバーナンキの書籍「大恐慌論」です。この研究がなければ、誰一人として、変動相場制での当時の状況を改善し解決できなかったと言われています。
それ以前では、固定相場制でのマーシャルプランが有名です。
続いて、トリクルダウンと新自由主義
インターネットの情報爆発により隠れていた価値観も言葉となり爆発していくことになった。
しかし、法定通貨の方が、その価値、概念に対する通貨量拡大として価格で応じることができず、圧倒的に通貨量が足りない状況が生まれていたのが、2010年代の問題点のひとつでした。
リーマンショックの後に、新自由主義が誤りであることが、ピケティやサンデルによって指摘され、当時のFRBバーナンキ議長が、通貨供給量を大幅に増やした対策により、ベースマネーの金融、銀行間の相互不信を解消して収束した。
それでも、まだ足りないが、適正水準に収まったことで、さらに価値も増幅され、マネーストックの財政政策から再分配、事前分配を大規模に行い、さらなる通貨供給量が重要となっている現在の日本国内。
例えば
Googleがしようとしてた事は、まだ新産業として、基礎研究から発展できない機械学習の先端の成果をすべて持ち込んだ社会実験に近いこと。
シュンペーターの創造的破壊は、一定数の創造の基礎を蓄積後に、未来を高密度なアイデアで練り上げてから破壊をするのが本質です。
こうして、憎しみの連鎖や混乱を最小限にする。
アルビン・トフラーの言うように、法人と行政府とのスピードの違いが縮まらないのは、構造上の違いであって、それを補うためにプラスサムな連携するということが、必要になってくることを説いています。
三権分立が、規制のないGAFAMを非政府部門としてMMT(現代貨幣理論)からプラスサムに連携したらどこで均衡するのか?という社会実験も兼ねています。
このような前提で、あらゆるインターネット企業が、創業時、貢献するためコンセプトの中心であったものが、今では、悪性に変質して違う目的に成り下がっています。
再分配、事前分配の強化がスッポリ抜けてる欠点があり、ここに明かしたくないイノベーションの余地があります!!
2021年には、新自由主義のような弱肉強食では自然とトリクルダウンは生じないことは明らかになる。
確かに、トリクルダウンは発生しないが、法律で人工的に同じ効果は、貨幣の再分配、事前分配という形にできる可能性は高い。
再分配や事前分配をケムにまく「金持ちを貧乏にしても、貧乏人は金持ちにならない」「価値を生み出している人を罰するつもりがないのであれば税に差をつけないほうがいい」(サッチャー)
とあるが、新自由主義は誤りで、ピケティやサンデルによると違うみたいだ。
<おすすめサイト>
ホルヘ・ラモス: なぜ?ジャーナリストには警察権力に挑む義務があるか!
毎年4 月 2 日は、国際ファクトチェックデー。
エピソード9 Episode9 - 各宗教と政治のチェックと指標について「パワーか、フォースか 改訂版―人間のレベルを測る科学 - デヴィッド・R・ホーキンズ Amazon」
ジャミラ・ラキーブ:実効性のある非暴力抵抗運動の秘訣
警察比例の原則 - Wikipedia
ダンビザ・モヨ:経済成長の行き詰まりを打破するには
ロジェカイヨワ戦争論と日本の神仏習合との偶然の一致について2019
個人賃金→年収保障、ベーシックインカムは、労働市場に対する破壊的イノベーションということ?2022(人間の限界を遥かに超えることが前提条件)
世界の通貨供給量は、幸福の最低ライン人間ひとりで年収6万ドルに到達しているのか?2017
<提供>
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reallypaleninja · 8 days
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見よ、主なる神が助けてくださる。
イザヤ50・5-9a
見よ、主なる神が助けてくださる。
イザヤの預言
50・5主なる神はわたしの耳を開かれた。 わたしは逆らわず、退かなかった。 6打とうとする者には背中をまかせ ひげを抜こうとする者には頬をまかせた。 顔を隠さずに、嘲りと唾を受けた。 7主なる神が助けてくださるから わたしはそれを嘲りとは思わない。 わたしは顔を硬い石のようにする。 わたしは知っている わたしが辱められることはない、と。 8わたしの正しさを認める方は近くいます。 誰がわたしと共に争ってくれるのかわれわれは共に立とう。 誰がわたしを訴えるのかわたしに向かって来るがよい。 9a見よ、主なる神が助けてくださる。 誰がわたしを罪に定めえよう。
答唱詩編
詩編116・1+2+3+4、5+6a+7b、8ab+9
荒れ地のかわき果てた土のように、神よ、わたしはあなたを慕う。
詩編116
116・1わたしは神を愛する。2神はわたしの声を聞き、 日々、祈り求めるわたしに心を留めてくださる。 3死とその苦しみが迫り、苦悩の中にあったとき、 わたしは神の名を求めて叫んだ。4「神よ、わたしを助けてください。」
5神は恵みといつくしみに満ち、 わたしの神はあわれみ深い。 6a神は素朴な人の支え、 7b神は恵みを注いでくださった。
8ab神はわたしを死から救い、 足がつまずかないように支えられた。 9わたしは神の前を歩む、 神に生きる人々の中で。
第二朗読
ヤコブ2・14-18
わたしは行いによって、自分の信仰を見せましょう。
使徒ヤコブの手紙
2・14わたしの兄弟たち、自分は信仰を持っていると言う者がいても、行いが伴わなければ、何の役に立つでしょうか。そのような信仰が、彼を救うことができるでしょうか。15もし、兄弟あるいは姉妹が、着る物もなく、その日の食べ物にも事欠いているとき、16あなたがたのだれかが、彼らに、「安心して行きなさい。温まりなさい。満腹するまで食べなさい」と言うだけで、体に必要なものを何一つ与えないなら、何の役に立つでしょう。17信仰もこれと同じです。行いが伴わないなら、信仰はそれだけでは死んだものです。
18しかし、「あなたには信仰があり、わたしには行いがある」と言う人がいるかもしれません。行いの伴わないあなたの信仰を見せなさい。そ��すれば、わたしは行いによって、自分の信仰を見せましょう。
福音朗読
マルコ8・27-35
アレルヤ、アレルヤ。わたしには主の十字架のほかに誇るものはない。世はわたしにとって、わたしも世にとって十字架に付けられている。アレルヤ、アレルヤ。
マルコによる福音
そのとき、8・27イエスは、弟子たちとフィリポ・カイサリア地方の方々の村にお出かけになった。その途中、弟子たちに、「人々は、わたしのことを何者だと言っているか」と言われた。28弟子たちは言った。「『洗礼者ヨハネだ』と言っています。ほかに、『エリヤだ』と言う人も、『預言者の一人だ』と言う人もいます。」29そこでイエスがお尋ねになった。「それでは、あなたがたはわたしを何者だと言うのか。」ペトロが答えた。「あなたは、メシアです。」30するとイエスは、御自分のことをだれにも話さないようにと弟子たちを戒められた。
31それからイエスは、人の子は必ず多くの苦しみを受け���長老、祭司長���律法学者たちから排斥されて殺され、三日の後に復活することになっている、と弟子たちに教え始められた。32しかも、そのことをはっきりとお話しになった。すると、ペトロはイエスをわきへお連れして、いさめ始めた。33イエスは振り返って、弟子たちを見ながら、ペトロを叱って言われた。「サタン、引き下がれ。あなたは神のことを思わず、人間のことを思っている。」34それから、群衆を弟子たちと共に呼び寄せて言われた。「わたしの後に従いたい者は、自分を捨て、自分の十字架を背負って、わたしに従いなさい。35自分の命を救いたいと思う者は、それを失うが、わたしのため、また福音のために命を失う者は、それを救うのである。」
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purplekittennight · 14 days
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いっさいの思い煩いを 神にお任せしなさい。 神が心にかけていてくださるからです。         Ⅰペトロ5:7(9/8の週の聖句)  
幸いな者。 主を頼みとする人。詩40:5 (アンデレは) 自分の兄弟シモンにあって、 「私はメシアに出会った」と言った。           ヨハネ1:41  フィリピ書4:8~14 
   ―――― α&ω  ――――
 聖書を通しご自身を啓示している方、 天の神、【主】、 「『わたしはある(I am)』という者」と 名乗られる神(出エジプト3:14)は、 私たち、ひとり一人を心にかけていてくださる方。 それゆえに、私たちもこの方に信頼し, この方に思い煩いのいっさいをお話しし、 見ていただき、知っていただいて、 この方にお任せしていくのですね。  
それで、この方を頼みとしていく者は 幸いな者と言われるのですね。 あのナザレ出身のイエスをキリスト、メシアと認めて。
 それで、パウロはピリピの人たちにあてた手紙で 書き送っています。 「最後に、兄弟たち。 すべて真実なこと、すべて尊ぶべきこと、 すべて正しいこと、すべて清いこと、 すべて愛すべきこと、すべて評判の良いことに、 また、何か徳とされることや 称賛に値することがあれば、 そのようなことに心を留めなさい。 あなたがたが私から学んだこと、受けたこと、 聞いたこと、見たことを行いなさい。 そうすれば、平和の神が あなたがたとともにいてくださいます。 私を案じてくれるあなたがたの心が、 今ついによみがえってきたことを、 私は主にあって大いに喜んでいます。 あなたがたは案じてくれていたのですが、 それを示す機会がなかったのです。 乏しいからこう言うのではありません。 私は、どんな境遇にあっても 満足することを学びました。 私は、貧しくあることも知っており、 富むことも知っています。 満ち足りることにも飢えることにも、 富むことにも乏しいことにも、 ありとあらゆる境遇に対処する秘訣を心得ています。 私を強くしてくださる方によって、 私はどんなことでもできるのです。 それにしても、あなたがたは、 よく私と苦難を分け合ってくれました」と。         (ピリピ4:8~14)
 
 イエスを自分の救い主、 キリスト(メシア)として受け入れ、 この方に信頼し、思い煩いの一つひとつ、 心の思いの一つひとつをお話しし、 聞いていただき、知っていただきながら、 自分の思いではなく、 この方の思われることが成るようにと願いながら、 この方と思いを通じ合わせながら生きていく者は、 使徒パウロのように、この世のことにあっても、 真実なこと、尊ぶべきこと、正しいこと、清いこと、 愛すべきこと、評判の良いこと、徳とされること、 称賛に値することを心の留めていくのですね。 この世のことだからと切り捨てていくのではなく。
そして、貧しいこと、富むこと、 満ち足りること、飢えること、乏しいこと、 ありとあらゆる境遇に対処していけるのですね。 自由に。 私の信頼するこの方によって、私たちは、 この方が私を通してしようと思われることは、 どんなことでもしていけるのですから。
「岩もあり、木の根もあれど、さらさらと、 たださらさらと水の流るる」と歌われているように。
 私たちの身代わりとなって 十字架刑での死刑を受け、墓に納められ、 三日目、新しい霊のからだに復活し、 天の【父である神】の右の座に復帰されたイエス。 そのイエスを通して私たちに来てくださる 【聖である霊】と呼ばれる方。 この方が、私たちのうちに【父である神】の 私に関わる御思いを置いてくださり、 私たちのうちに【父である神】の御思いが あるようにしてくださるので、 私たちはこの【父である神】の御思いによって 行動していくようにしていただけるのですから。 信頼し、心を通じ合わせながら。 自由な、水の心で。
この新しい週も。
      ~~~~~~~~~~~~~~
(聖書のことばへの疑問やご意見、 近くの教会を知りたい等の方、 また、婚活で広く出会いを求めたい 教会に行っていないけれど 葬儀をキリスト教でしたい、等の方、 お問い合わせは、 [email protected]へどうぞ。)
 
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(株)ブレス・ ユア・ ホーム https://christ-sougi.com/所属〉)
 
〈日本仲人協会 https://www.omiaink.com/ 認定
 
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ありとあらゆる境遇に対処する秘訣を得て
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kennak · 16 days
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細菌兵器などの製造を行い、拘束した中国人らを「マルタ」と呼んで人体実験を繰り返していた旧日本陸軍の通称・731部隊。軍医の石井四郎中将の下、各地から集められた優秀な軍医や研究者らは非人道的な研究を繰り返していた。 太平洋戦争末期になると年端もいかない少年少女を集め、何も知らされぬまま研究に加担させられていた。今年94歳になった元少年隊員はその「地獄」を語る。 研修者らによる悪魔の所業 「731部隊は殺人部隊。あそこにいた人たちは人間を人間として見ていなかった……」 長野県の清水英男さん(94歳)はしっかりした声で吐き捨てるよ���にして語った。 元731部隊の少年隊員だった清水さん元731部隊の少年隊員だった清水さん あそこにいた人――。細菌兵器の製造を行い、中国人ら捕虜などを「マルタ」と称し、人体実験を繰り返していた、通称「731部隊」の軍医や研究者たちのことを指す。 当時14歳だった清水さんをはじめ、集められた10代の少年たちは何も知らされぬまま細菌兵器の研究や製造などに従事させられていた。 昭和20年――硫黄島は玉砕。沖縄には連合軍の艦隊が迫り、東京・大阪など全国各地で空襲が激しさを増し、多くの被害を出していた。敗戦の色が濃厚になった日本は圧倒的な人手不足だった。それは731部隊も同様だった。 731部隊。正式名称は「関東軍防疫給水部」といい、軍医だった石井四郎中将が率いた陸軍の研究機関のひとつ。旧満州国(現・中国東北部)のハルビン郊外に研究施設が設置され、兵士の感染症予防のため、給水を目的とした研究が行われていた。同時に細菌戦に使用するための生物兵器の研究・開発していたことでも知られている。 実験や研究は多岐にわたっていた。細菌研究のほか凍傷、被弾などで極限まで破壊された人体はどのくらい耐えられるのか、またその治療法の研究。強制的に血液を抜いて、失血死させる。日本軍で蔓延していた性病の治療法を研究するため、無理やり性病に感染させられた女性もいた。まさに悪魔の所業の数々が行われていたのだ。 隊員たちが優秀な子どもたちをスカウト 被験者たちは捕虜やスパイとしてとらえられた中国人や朝鮮人らが中心だった。しかし、中には一般人や女性、子どももいたとの証言も残されている。彼ら、彼女らは「マルタ」との隠語で呼ばれ、人間扱いされていなかったのだ。2000~3000人が人体実験で死亡したとされているが、正確な数字はわかっていない。 非人道的なむごたらしい研究をしていたのは、全国のから集められた優秀な軍医や研究者らだった。 そして次に目をつけられたのは、年端もいかない優秀な若者たち。清水さんもその一人だ。 「国民学校・高等科8年生の時でした。担任の林先生から推薦されたんです。技術者として中国にいかないか、と」(清水さん、以下「」も) 清水さんは5人兄弟の4番目。受け継ぐ土地も財産もない農家の長男以外は当時、家を出るほかなかった。断る理由はなく、清水さんは「口減らし」と言って笑った。 「年齢が来れば男はみんな戦争に行く。早く行けばその分、手柄をたてられる。当時はそういう気持ちでした。中国で何をするかは親にも伝えられなかった。私は手先が器用で工作が得意だっただけ」 後になって731部隊の隊員が全国の小学校を訪れて、生活が困窮している優秀な子どもたちをスカウトして回っていたことを知った。 広大な敷地内には飛行場も 1945(昭和20)年3月末、小学校を卒業したばかりの清水さんは同級生らに見送られ、故郷を旅立った。万歳三唱、まるで出征する兵隊を送り出すような光景だったという。 同じ村からは、清水さんのほかにも3人の男性と2人の女性が一緒だった。 「女子は新京(現・中国吉林省)で測量部隊に入ったと思います。多分、彼女たちも731部隊だったはず。細菌戦をするにあたっては地図が必要です。彼女たちはその地図を書く役割だったんだと思います」 女性2人とは途中の新京で別れ、地元を出て数日後、731部隊の本部施設に到着した。 約5キロ四方の広大な敷地内の中には、飛行場が併設され、列車の引き込み線も設けられていた。細菌研究や製造が行われていた研究施設のほか、本部、畜舎、研究員やその家族が暮らす官舎。清水さんら少年隊員たちの宿舎や教育棟もあった。最盛期には3000人以上の人々がいたとされる。主要な建物の周囲は高圧電流が流れる有刺鉄線が張り巡らされており、厳重な警備が行われていた。 人体実験の被験者とされた「マルタ」たちは脱走を防ぐため、ロの字型をした実験施設の中庭に2棟建てられた捕虜収容棟、通称「マルタ小屋」の中に収容されていた。 贅沢の限りが尽くされていた暮らし 「軍医や研究者ら隊員たちが暮らす官舎はオール電化。セントラルヒーティングで、当時は珍しかった冷蔵庫もあった。食事も刺身が出たりして、豪華なものだったと聞いています」 清水さんが持ち帰った旧満州国の通貨清水さんが持ち帰った旧満州国の通貨 贅沢の限りが尽くされた隊員たちの一方で、清水さんたちには暖房設備もろくにない2段ベッドが立ち並ぶ一室が、居室としてあてがわれていた。 「食事は白米、煮物、漬物、汁物などでした」 2~3年前に比べると質素なものだったとはいえ、食糧難だった国内の食糧事情に比べればかなりの高待遇だった。 「『マルタ』の食生活ほうが、私たちより良かったそうです」 当然だが人道的な配慮などではない。人体実験で綿密なデータをとるために、健康を維持する必要があったからだ。人々は実験のためだけに生かされていた。 何も知らされぬまま業務にあたることになった清水さん。少年隊員の立ち入りが禁じられた部屋で目撃したものに戦後79年間苛まされている――。
「731は殺人部隊」94歳の元少年隊員が語る、79年目の真実…「凍傷や被弾で極限まで身体を破壊」「強制的に血液を抜いて失血死」おぞましい人体実験の数々(週刊現代) | 現代ビジネス | 講談社(1/8)
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abbackyne · 26 days
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