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#ぴっちりスーツ
dummy-dot-exe · 2 years
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ぴっちりスーツ by ベルム
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chaukachawan · 1 month
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がんばった
かいた
みそ
36期へ
次の公演始まってから役者紹介書くような先輩にはなるなよ
みそかです。遅れちゃいました。でも書きます。えらいです。
※皆さんのたのしいやりとりは下の方にちゃんと残してあります
わたしは数字に性別が見えるほか、ひらがなに色が見えます。
ということで今回は、みなさんがひらがな1文字になるとしたら何になるか、そしてその色を考えてみました。
それではどうぞ。
縦縞コリー
なんだか最近同期に甘えている姿をよく見る気がします。35期の弟ポジになりつつあるのでしょうか。でもわたしにとっては頼れる演劇の先輩です。特に動きが大きいのに自然で尊敬。ダンスも上手いしね。これからもいろいろ教えてほしいです
ひらがな:つ(黄色)
緒田舞里
3日会わないと動悸がし、1週間会わないと禁断症状が起こります。それくらい大好きで、支えてもらっています。今回の役も悩んでましたねえ。正解を見つけようとするんじゃなくて、いつもベターを求めている感じが、なんだか大人で。やっぱりかっこいい人だなって思い直すんです
ひらがな:ひ(レモンイエロー)
帝京魂
表情、もともといいなと思ってたけど今回特に最高だったね。間近で見れて嬉しいです。新歓公演のことでもなんでもないんですが、体験稽古でわたしが演出したとき、新入生にたくさん指導してくれて、頼りないわたしにも助言くれて、あーこの人は絶対いい先輩になるなって思いました
ひらがな:か(空色)
水琴冬雪
ベガさんの演技をちゃんと見るのは初めてでした。向上心と演劇に対する愛を感じられて、この人が演技が上手いのは才能だけじゃないんだなって思いました。中年モンスター楽しかったですね。超絶シリアスな演技も見てみたいです。…書くかあ……
ひらがな:さ(青)
七枚目
いつも思うんですが、キャスト決定のときには「えーこの人がこの役やるんだ」ってびっくりしても、実際公演すると「あーこの役にはこの人しかいないわ」ってなるの、ほんとすごいですよね。わたしもそうなれていたら嬉しいです
ひらがな:よ(深緑)
苔丸
もちろん役としてもすごくハマっていたと思うけど、わたし的には村上って名前が苔丸に合いすぎると思うんですね。今は苗字が苔で名前が丸なのかわからないけれど、もし苗字をつけるならぜひ村上にしてほしいところ。最近真面目なんだか真面目じゃないんだかよくわからなくなってきました
↑だろー
ひらがな:も(青紫)
岡崎仁美
オムニのときも思ってたけど、ツインが似合う。発声で悩んでるときには、たくさんアドバイスをくれました。おかげで伸びた、気がします!あと、ハイキュー映画一緒に行けたのはすごくいい思い出です。あれは絶対に映画館で観るべきですよね。かぬぴの人望と趣味の広さには脱帽です
ひらがな:に(ベビーピンク)
西峰ケイ
漫才良かった!!居酒屋のシーンは舞台裏でうるうるしてました。今公演でらびらびが1番伸びたんじゃないかと勝手に思っております。そして勝手にらびらびと呼び始めています。そろそろチュウが追加されるかもしれません。今度スカート揃えて写真撮ろうな
ひらがな:れ(みかん色)
あろハム権左衛門
長ゼリたくさんお疲れさま。しょっちゅう自主練してて、努力家だなって尊敬してます。そしてはむはむは最近の生きる希望です。なのに会えてなくて寂しいです。なんかちゃうか吹田支部の長になったらしい話を聞きました。後期からよろしく頼みます
ひらがな:て(朱色と白混ぜた色 名前わかんない)
大福小餅
お弁当の民のこふくちゃんとは、今回たくさんピクニックできて嬉しかったです。変な話をしてもにこにこ聞いてくれてありがとう。個人的にはもっと本の話をしたいなとか思ってます。裁判長役では、イントネーション矯正頑張ったね。すごく自然になってました
ひらがな:ふ(薄紫)
肆桜逸
こう言われるの嫌だったらごめんなさいそのときはすぐ消します、でも言います。くしゃみがかわいい!!!女子なのに負けたと思いました。今回のスーツもよかったけど、怖い話のときのスチルさんのビジュが1番好き。こちらは本人の合意(?)を得ているので一生言います
ひらがな:す(コーラルピンク)
たぴおか太郎
最近ちょびちょびとですがおしゃべりできるようになってうれしい!!今までびっくりするほど脚本が被らず、今回が初共演だったんですよね。ダサパワポをすべて写真に収めるくらいにはなすかさんのセンスが好きなので、これからもいろんな話がしたいです
ひらがな:め(マゼンタ)
ミル鍋
ゆにちゃの「わ」は、わんこの「わ」。コロコロ変わる表情も、時折見せる謎のしなやかさも大好きです。吹田で製図にとらわれている姿を見ると、ちょっと心配になりますが、それでもやっぱり好きなことやってていきいきしてるなっていうのはわかるんですよね。がんばれ!!
ひらがな:わ(黄緑)
園堂香莉
なぽちゃんの、「ん」って感じの笑い方が好きです。でもひらがなは「ん」じゃありません。ちょっと近いけどね。今回ちょこちょこα役の代役させてもらって、むずっ!!と思いました。特にエレガ。あのキュートさと不気味さはなぽりにしか出せないものだと思います
ひらがな:む(紫)
海泥波波美
大道具チとしてもだけど、新歓隊副隊長をめちゃめちゃ頑張っていた印象が強いです。お疲れさま。そして新しく始めたバイトが楽しいようで何よりです。頭の回転が早くて、あまりにも引き出しが多すぎるところ、実は尊敬してる、なんて言わない
ひらがな:た(赤)
衿君
ひらがなエリックの「え」だろなんて言わないでください。本当に似合うと思ったんです。歯を見せないで笑うところとかそっくり!写真撮影のときのボーダーを見せつけてくるエリちゃんはお腹抱えて笑いました。無人島にもあの写真は持っていきます
ひらがな:え(にんじん色)
近未来ミイラ
なんかもう、演出としてのみーらもだけど、生き物として好きです。たぶんわたしにとっては好条件すぎる観察対象なんだと思います。今公演も楽しかったよ。ありがとう。みーらがぽろって呟いて、周りのみんながにこにこできる世界を守りたいなって思います
ひらがな:い(白)
唯端楽生
今回染みたのは、深山パートですね。「なにもない」人は、少なくともわたしの「周り」にはいない気がするんですが、そんな人たちでも仕事を事務的にこなすようになったらそう感じる時が来るのかなって思います。「過去と他人は変えられない、変えられるのは未来と自分」なんて名言くさくていやだけど、そうやって考えて生きていくしかないのかな(肯定的な意味で)。少なくとも人生は、事務的には送りたくないものですね。ひらがなは、ごめんなさい。あなたの脚本しかわたしには知っているところがないので、それだけで1文字に決めてしまうのは強引すぎるかなって思います。近未来ミイラくんに考えてもらってくださいな
以下、謎
よやく
がんばる
かく
みそ
えらい!!
↑まりおさんが書いたに1票
↑違うんですよ実は...でもえらい!!!
↑違うんですか!?
↑まりおだと思ってた…
↑お前ら全員誰なんだよ…
↑みーらが書いたと思ってた
↑これ全部おみその自演なんだぜ...
↑さあおみそ以外に書いたやつ手をあげろ!
↑はーい
↑ここが自演の終わり。the・end、ってね……
↑うるせえよ
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mtosak · 2 months
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式典03
 私は、悠々と式典の壇上に足を踏み入れる。  すると、アドミラルはその精悍な眼差しを私に向けて、まるで軍人のようにきびきびした所作で、力強く敬礼してみせた。
「ヒーロー一同、正装への『変身』を開始しましたッ!」
 報告に頷きながら、私は指先を下に向ける。アドミラルは、私の意図をすぐさま察して、四つ這いになる。私は彼の肉付きのいい背中に腰を下ろした。  壇上から見るヒーローたちの『変身』はきっと圧巻だろう。  この『席』は、特等席だ。  腿の間からアドミラルの男としての象徴を握る。柔らかな揉み応え。その感触は、手慰みにぴったりだった。
 さて、ブレスレットが暴走してピンチに陥っているであろうヒーローたちだが、まず彼らに起きるのはアウタースーツの消失だ。彼らの逞しい肉体を守っていたスーツは、光の粒子となって消える。そして晒されるのは、ホールを埋め尽くす筋肉と男性器の膨らみ。彼らのヒーローパワーを制御するナノテクノロジーの結晶、ヒーローが持つ第二の皮膚とも言えるインナースーツが剥き出しになる。そういう意味では、彼らは全裸を晒していると言えるのかもしれない。
「うおっ」
 次に起こるのは、インナースーツの尿道への侵入だ。  敏感な尿道をこじ開けられて、その中に押し入られたのだから、屈強なヒーローとはいえ思わず声が上がってしまうのも仕方ない。
 伸縮自在を超えて、液状に変化することが可能なナノテクノロジーの結晶は、ヒーローたちの持つパワーの根源に目掛けて突き進む。ヒーローたちのパワーの根源とは、もちろん彼らの陰嚢、睾丸、精巣、精管。彼らを男性たらしめるアイデンティティとも言えるパワフルな部位だ。
 彼らは、自分の陰嚢から生まれてから今までに一度も感じたことのない熱さを知覚して、戸惑いを感じているはずだ。それは、彼らの男性機能が強制的に活性化させられ、過酷なまでの造精体制を確立したからに他ならない。大切な男の象徴の中にまで入り込まれ、その象徴の我が物顔で支配される感覚は、それなりに屈辱的だろう。
 男性器の奥深くに侵入したインナースーツは、彼らの男性機能を乗っ取り、大量のヒーローパワーを生成する。それは無尽蔵に増殖し、彼らの精管を膨張させていく。
 その結果、起きるのは強い射精感だ。
 ペニスに刺激をしたわけでも、性的な想像をしたわけでもない。にも関わらず、彼らは今にも射精しそうな感覚を知覚し、それが膨れ上がっていく。思わずペニスを掴み、抑え込もうとするヒーロー。しかし、ペニスは所有者の意思に逆らい、力強く勃起し、射精を渇望してしまう。男性の身体というのはそういう仕組みなのだ。
 そして、ヒーローたちが強い精神力で、射精を抑え込もうとすればするほどに、皮肉にも内圧は高まっていく。強靭な精神で抑え込もうとも、彼らの男性機能はすでに完全に支配されている。耐えれば耐えるほど、次から次に造精されてしまうのだ。
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kinemekoudon · 2 years
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【9話】 弁護士に言われたとおり取調べで黙秘してみたときのレポ・後編【大麻取り締まられレポ】
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朝8時になると、200冊ほどの書籍が並んでいるキャスター付きの本棚が運ばれてくる。この本は官本と呼ばれ、収容者が借りることのできる本なのだが、借りられる機会は1日1回、1人3冊までなので、慎重に選ぶ必要があるらしい。
留置官は先に隣のベトナム人を居室から出すと、ベトナム人は『世界の絶景』みたいなタイトルの大型本を1冊手に取り、居室の中へ戻っていく。
続いて僕の番になる。官本のラインナップは、東野圭吾や筒井康隆などの著名なエンタメ小説をメインに、歴史小説や純文学、学習まんがなども置いてあり、案外退屈しなさそうであった。
僕がどの本にしようか悩んでいると、留置官が「あ、5番はこのあとすぐ新件だから、借りてもすぐに回収することになるよ」と言うので、結局何も借りずに檻の中に戻ると、本当にその後すぐに点呼がかかった。ちなみに新件とは、最初の検事調べのことである。
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僕は初めての検事調べにまだ心の準備ができていなかったが、点呼からすぐに居室から出され、手錠と腰縄をかけられると、地下の駐車場に連れて行かれたのち、ワゴン車の後部座席の中央に、留置官2人に挟まれた状態で座らされる。ワゴン車は、運転席との間に金網のフェンスがあり、運転席と後部座席は完全に区切られていた。
僕はてっきり護送車で送致されると思っていたのだが、今回は近辺で検察に送致される被疑者が少なかったため、護送車を出すほどではないという判断になったそうだ。
ワゴン車が出発すると、僕は次第に不安になってきたので、隣の留置官に「大麻は持っていたんですけど、黙秘すれば不起訴いけるかなあと思ってるんですが、どう思います?」などと、留置官が捜査には関与しないのをいいことに、正直な悩みを打ち明けてみる。
左隣のニューヨーク嶋佐似の留置官は「持ってたなら正直に話すべきだろ。自分から正直に話したら心証がよくなって罪も軽くなるだろうし」などと想定通りのことを言うので、僕は「でも黙秘してたらそもそも無罪で済むかもしれないんですよ」と反論すると、嶋佐は「それで上手くいったとしても、一生、嘘をついたっていう罪の意識を抱えて生きていくことになるんだぞ」などと感情論で反論してくる。
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僕は「嘘はついてないですよ。何も喋っていませんから」と揚げ足をとると、嶋佐はムキになって「本当はやったのに何も言わないのは、嘘をついてるのと一緒だろう」などと言ってくるので、僕は「勝手に質問しといて、答えなかったら嘘つき呼ばわりされるのは意味が分からないです」などと屁理屈を言う。
僕は続けて「そもそも大麻を所持していたこと自体罪だと思ってないんですよ。むしろこうして拘束されていることに被害者意識を持ってるくらいなんで、黙秘をするっていうのは、大麻取締法違反で罰を与えてようとしてくる検察に対しての正当防衛だと思ってます」などともっともらしいことを言う。
嶋佐は平静を装っているが本心は苛立っている感じで「でも人を殺した人がそれと同じこと言ってたらおかしいだろ?」などと反論してくるが、僕は「殺人は被害者がいるんで、殺人だったら罪の意識を持つと思いますけど、大麻所持は被害者がいないんで罪の意識を持ちようがないです」と応える。
嶋佐は「いや…」ととりあえず口に出してから熟考して、「大麻は身体に悪影響だから犯罪になってるんだろ」と少し論点をずらして反論してくる。僕は嶋佐を言い負かすのがおもしろくなって「たとえ悪影響だとしても、自分の身体は自分のものですから、究極、自殺しようと自分の勝手だと思いますけど」などとわざと憎たらしく言ってみる。
すると嶋佐は「まあ5番が黙秘しても、これから証拠は出てくるだろうし、今のうちに自白しといた方が楽になると思うぞ」などと半ギレで議論を放棄してきたので、僕は「確実な証拠が出たら自白するか考えますけど、今は黙秘でいかせてもらいます」などと勝ち誇った感じで、留置官に言っても意味のない宣言をした。
留置官はこの議論に辟易とした様子で「まあ5番の人生だから5番の好きにしたら」と投げやりに言うので、僕は心中(その思想がまさに、自分の好きに大麻を吸わせてほしいという発想の根源なんだが)と思ったが、口に出すとさすがに空気が悪くなりそうだったので、口をつぐんでおいた。
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僕は留置官相手に自分を正当化し、言語化する中で、黙秘がいかに賢明な選択であるかという理論を確立できたので、断固たる気持ちで黙秘しようと踏ん切りがつき、不安がなくなっていた。
そうこうしている内に地方検察庁に着き、留置官に連行されながら、被疑者用の出入り口から入って、迷路のようなルートを進んでいくと、待合室がいくつもある広い空間に出る。
待合室と事務室の間の廊下には、都内のいろんな留置場から集結した被疑者たちが30人くらい並んでいて、僕もその列に並ばされ、何分か経つと、地検に勤務している警備役の警官が点呼をとり、各被疑者を各待合室に振り分けていく。
留置場も異様な光景であったが、地検の待合室のある空間は、より緊張感が張り詰めていて、警官の態度や点呼の仕方は軍人のように厳格で威圧感があり、集められた被疑者たちは、容貌からいかにも半グレな人や大人しそうなおじさんから外国人までが全員グレーの上下スウェットを身につけているので、危うさとカオス感がある。
待合室は、鉄格子と金網の扉が一面についた、5人掛けの硬い木のベンチが部屋の両サイドにある、奥には衝立があるだけで隠れることのできないトイレと洗面が付いているだけの殺風景極まりない部屋で、入室前に警官に「他の人と会話をするな」とか「足を組むな」など厳しく注意された後、僕はキツく両手錠をされたまま待合室に入れられる。
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待合室の定員は10名で、混んでいるときは満員になるそうだが、今回は運良く、詐欺で捕まってそうなチンピラ風の若者と、傷害で捕まってそうな腕を組んで足を広げて座る低身長ガチムチの若者2人のみだった。
10時頃から待機していて、おそらく1時間は経過したであろうが、時計がないので今何時かわからず、やることもなく、自由もなく、呼ばれる気配もないので、本当に時間が長く感じる。ガチムチの若者はイライラして貧乏ゆすりをし出し、僕はそれを見て苛立ちそうだったので、目を瞑って瞑想をする。
しかし、待合室のベンチは壁にぴったり取り付けられており、背もたれは90度に近く、硬く滑りやすい材質の木でできているので、浅く腰掛けて背もたれに寄りかかることができず、姿勢正しく座るのが最も疲れない造りになっていて、リラックスすることができないようになっているので、瞑想に集中するのも難しい。
待機から体感1時間半ほどが経過し、チンピラ風の若者が警官に呼ばれ、待合室を出て行ったが、それからは何も音沙汰がなく、ついに2時間が経過し、12時の昼食の時間になった。警官によって手錠を片側だけ外され、コッペパン2つと使い切りの個包装されたジャム2つにマーガリン1つ、棒状のチーズ1本、小さい紙パックのりんごジュースが支給される。
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質素な食事ではあるが、僕は待つことに体力と精神力を奪われて疲弊していたので、夢中になって食べてしまう。それに、なにかやることがあるというのが嬉しい。
食べ終わったゴミが回収されると、再び両腕にきつく手錠がかけられ、地獄の待機時間が始まる。ガチムチの若者は食後に小便をするのだが、見ようと思えば見えるし、放尿の音は聞きたくなくても聞こえてくる。それはそうとさすがに腰が痛いし、この仕打ちは人権侵害だと思う。
1時30分頃、ようやく警官に呼ばれ、待合室を後にする。待機時間は人生で最も時間が長く感じた。腰縄をつけられ、留置官に連れられてエレベーターに乗り、担当検事のいる執務室に入る。
執務室は待合室の4倍くらいはある広い部屋で、検事と検察補佐官がそれぞれ大きい机の前に座っていて、その前にパイプ椅子が置いてある。検事は50代後半くらいの男で、上等な眼鏡とスーツを着用し、姿勢がよく余裕のある雰囲気で、おもしろいくらいにエリート感が漂っており、先程まで見ていたワルたちとはちがう威圧感がある。
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僕は執務室に入り挨拶をし、指示されるがままにパイプ椅子に腰掛けると、留置官によって手錠をパイプ椅子に繋がれる。検事は柔和な表情で「取調べの内容は録音させていただきますが、よろしいですか?」と聞いてくるので、僕は「はい」と応える。検察補佐官はノートPCで会話の内容を記録している。
検事は続けて、僕の口から自分の名前や生年月日などを言うよう指示してくるので、僕がそれに応えると、「被疑者〇〇は、大麻成分を含有する植物片13.8gをみだりに所持した疑いで…」などと僕が犯した罪状を読み上げたのち、「あなたには黙秘権があり、言いたくないことは言わなくていい権利があります」と告知してくるので、僕は元気に「わかりました」と応える。
検事は柔和な表情のまま「こちらの罪状を犯したことについては間違いないですか?」などと質問してきたので、僕は一呼吸を置いて「黙秘します」と言う。すると、検事は急に真顔になり、「わかりました」とだけ応える。
検事は真顔のまま「現場ではあなたも乗車していた車の中で大麻成分を含有する植物片が見つかっていますが、これはあなたのものですか?」と質問してくるが、僕は変わらず「黙秘します」と応えると、検事は少し怒ったように目を開いて「わかりました」と言う。
検事は続けて「一緒に同乗していた人はあなたとどうゆう関係ですか?」と質問してくるが、僕は頑なに「黙秘します」と応える。すると検事は再び柔和な表情に戻り、「わかりました。それでは取調べは以上になります。こちらの調書に問題がなければ捺印をお願いします」などと言って、白紙同等の調書を差し出してくる。
僕は「捺印はできません」と応えると、検事は再び真顔になり「わかりました。それではこれで終わりとなります。お疲れ様でした」と言い、補佐官とともに立ち上がって頭を下げていた。
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つづく
この物語はフィクションです。また、あらゆる薬物犯罪の防止・軽減を目的としています( ΦωΦ )
#フィクション#エッセイ#大麻#大麻取り締まられレポ
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hotelinfernoll · 1 year
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実りある人生
fanfic(円満期 - 貘ハル貘)
昼休み 公園にて
「本当は海にでも行きたかったんだけどね」
ビル街の真ん中にある公園。昼食帰りの会社員たちがおのおの好きなように過ごしている。街中で際立つ彼も芝の上に寝転んで人々の視線から逃れている。真昼間のオフィス街にはまったく不似合いないつもの白スーツに白い革靴。上から溢れる木漏れ日が彼の髪の波間でまたたいていた。
昼休みが始まる時間ぴったりに内調前に現れ、僕の顔を見るなり「どっか行こうよ」と言った。どうやら“お屋形様”業に退屈して抜け出してきたらしい。だったら一人で遊びに行けばいいのに、どうして僕を誘うんだろう。 「わかってるくせに」 彼は僕の顔から頭の中を読んで、僕が言葉を発する前に会話を続ける。 「ハルも退屈してると思って」 「だからと言って抜け出せないよ。勤め人なんだから」 「つまんないね〜」 言葉とは裏腹に彼は笑っている。最近はいつも機嫌が良い。以前の彼とは大違いだ。 「じゃあ一緒にランチしよ。天気もいいし外で食べるのはどう?」 「いいよ」
昼時になるとどこからともなく現れる移動販売の車からサンドイッチとコーヒーを買って公園まで歩いた。ベンチはどこもいっぱいで大きな木の陰の下に見当をつけた。彼はポケットから真っ赤なハンカチを取り出すと「どーぞ」と僕を促した。 「君のそういうところが嫌い」 「お姫様扱いがお気に召さなかった?」 「誰も座らないとは言ってない」 そう言ってハンカチをしまおうとした手を払いのけた。午後も仕事があるんだ。おしりが芝だらけになるのは困る。僕が座ったのを見てから彼も芝生の上に直接腰を下ろした。 「ずるい」 すべては彼のお膳立て通り。本当は彼と同じようにしたいのに、彼はそれを分かってて僕から文句を引き出す事をして余計なやりとりを増やす。めんどくさい彼の流儀には慣れたつもりでも、時々それがすごく嫌だ。 「ハハッ」 不機嫌を隠さない僕の顔を見て彼は笑う。たとえ僕が怒っても泣いても笑っても、彼の前で感情を隠さない僕を見ると彼はいつでも機嫌がいい。知ってる。そういう僕を見るのが楽しいんだろう。そしてそういう勝手な彼を見て、僕は呆れて、つい笑ってしまう。
ランチを食べて、コーヒーを飲んで、昼休憩は残り20分。
1998年 ある男の顛末
男は都心にある大手銀行に勤めていた。地方出身の彼は国立大学入学を機に上京し、大学生活はサークルにも入らず、残り少ないモラトリアムを楽しむ浮ついた学生たちを尻目に真面目に講義を受け、地道な努力をして氷河期と言われた中で就職戦争を勝ち抜いた。結婚をして、家庭を持って、家を買って、そういうぼんやりとした��来に向けて、就職と同時に貯金も始めた。しかし貯金の額が増えるほどに彼自身が疲弊している事に彼自身が気づいたのは、日本で冬季五輪が開催された時期だった。
仕事を終えた帰りに、駅近くの繁華街で声をかけられた。相手は自分の名前を知っていたが、彼はその男の名前を最後まで思い出す事はできなかった。男は大学時代に同じ講義を取っていたと言い、このあとの予定を聞いてきた。普段なら同僚からの飲みの誘いも断っていたが、その日は大口の顧客から担当を外され、ムシャクシャしていたので覚えのない同級生の誘いを受けた。
元同級生は陽気でよく喋り、彼は相槌を打つだけで済んだので一緒にいるのは楽だった。2軒目を誘われた時も断らなかったのは、断る理由を思いつかなかったというだけだった。男に連れられて入った繁華街の外れのバーが闇カジノだと気がついた時も、ちょっと遊んでみないかと誘われた時も、男は同じ理由で断らなかった。
翌朝目を覚ました時、男は自宅のリビングのソファーにいた。そこまでの記憶は途切れ途切れだったが、カジノを出て大通りでタクシーを拾って乗り込み、窓の外から元同級生が「また遊ぼうぜ」と笑っていたのを見た。リビングのテーブルに置いてあった彼のブリーフケースには札束が詰まっていた。
それから彼は闇カジノに通うようになった。そこからあとは簡単だ。勝ちと負けを繰り返しながら、それでも彼は社会人になって以来感じた事がなかった「生きている」という実感を感じ、その顔に正気が戻っていた。そして、そのうち負けが続くようになった時には彼自身の意思ではもうその蟻地獄から抜け出せなくなっていた。ぼんやりとした未来への貯金はすぐに底をつき、よりハイリスク・ハイリターンな勝負を求めて闇の奥へと飲み込まれた。
闇カジノに通うようになって10ヶ月もした頃には、抱えた負債は彼の生涯収入を上回った。そして彼は今夜、一世一代の大勝負に出る。
その夜、男が用意したのは昼間に顧客から預金として渡されたカネだった。テーブルの向かいに座っているのは、自分をこの蟻地獄に誘った元同級生だった。「助けてやろう」彼はそう言った。「ただし、俺に勝ったらな」。男はその誘いに乗った。どちらにしろ翌朝になれば会社に横領がバレる。負けたらそのまま道路に飛び込むか、海に身を投げるか、いちばん楽な方法で死のう。そう思っていた。
勝負はセブンブリッジ。カジノの一角の異様な雰囲気を察して他の客達も集まってきた。転落はあっという間だった。カードを持つ手も冷たくなって、視界も霞んでくると、まわりのギャラリーの囁く声だけが直接脳内に届くような感覚になった。その時頭の中で声がした。
「死んでもいいと思ってる奴は絶対に勝てない」
男か女か若いのか年寄りなのかわからない声だったが、その声は男の心臓を掴んだ。顔を上げて周囲を見渡しすと、テーブルの向こうの相手から「キョロキョロするな」と制されて、正面を向いた。さっきまで大きく見えた相手が今は自分と同じくらいに見えた。もう大丈夫だ。迷いも恐れも消えた。男は口元を歪めて笑った。さっきの声は、きっとギャンブルの悪魔だと男は思った。
そこから男は勝ち続けた。勝負が始まる前にあった負債と同じだけ元同級生の男から巻き上げた。元金が無くなった瞬間、元同級生は周囲のギャラリーの後ろから現れた黒服の男達に連れて行かれた。ギャンブルに勝った興奮に男は震えていた。その時視界の済みにこの場にひどく不似合いな二人連れが見えた。格好は若いがひとりは目深にキャップをかぶっていて、もうひとりも白い髪が目までかかって二人の顔はよく見えなかった。白い方がキャップに耳打ちをして、くすくす笑った。 「地獄はこれからだよ」
その声を聴いたあとの記憶は無い。男は翌朝、自宅に戻ったところを逮捕された。 塀の中で男はどうして自分がここにいるのかを考えた。 (俺は悪魔にそそのかされたんだ)
塀の外に出てからも、男はカジノ通いを止めることができなかった。あの夜、死ぬ気で勝負して勝利を掴んだ高揚感。全身が、脳が、命が痺れるあの感覚を味わうためなら全てを失ってもいいと、男は自ら再び闇の中に呑まれた。あの日死んだ方がマシだったと気付いた時には、もう出口はとっくに見えなくなっていた。
昼休みのおわり
木陰のランチを終えた二人の後ろから近づく影があった。男の手の中のものが木漏れ日を反射した瞬間鈍い音とともに影が倒れて、近くの茂みに引き摺り込まれた。昼休憩も終わりに近づき、足早に職場に戻る人たちは誰もその短い出来事に気を止めなかった。
腰を上げようとしたハルに向かって、貘が横になったまま声を掛けた。 「ねえ、海行かない?」 「…いいよ」 何を言っても最後は貘の思い通りになるから、ハルは面倒臭いやりとりをスキップして答えた。 「車を呼ぼうか?」 「たまには電車もいーんじゃない?」 「そうだね」 ふたりは立ち上がって、スーツについた芝を払いながらハルが「今の誰?」と訊ねた。 「あ〜…覚えてない? 昔カジノにいたの。10年物だったから、正直もっと楽しませて欲しかったんだけどね〜」 「…ふーん。僕じゃ足りないんだ」 「お楽しみは多い方がいいでしょ。で、ハルは俺を楽しませてくれんの?」 「君次第だ」 優等生な答えに貘は満足そうに笑った。
(230528)
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ekimemo-blog · 7 months
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【9周年】ラッピングの裏話を大公開!
いつも駅メモ!をご利用いただきありがとうございます。 制作チームのコンノです。
前回「駅メモ!9周年ブログ  歴代周年衣装を振り返ろう!」で各周年衣装のラフを公開しましたが、今回は2023年に公開されたいくつかの過去のラッピングの裏話やラフを公開したいと思います。
でんこっとといっしょ♪
まずは2023年4月に登場しました「でんこっとといっしょ♪」です! エイプリルフールに突如現れたもちっとしたでんこたちによく似たぬいぐるみたち。でんこたちもころころとしたでんこっとたちに目を奪われていましたね♪
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4月に現代にきてくれたももなも早速メイのでんこっとと仲良しになれたようでとっても嬉しそう…… 普段見れないようなちょっぴり面白い表情も見せてくれたのは印象的でした。
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でんこっとの秘密を特別に大公開! でんこっとになる前(?)の姿です。このような三面図をもとに でんこっとたちが作られていたんですね……。 いろはの特大でんこっとにめろめろななほ。抱きしめている表情にとってもほっこりしてしまいます♪
美子さんロボに搭乗せよ!でんこパイロットスーツ
次は、2023年5月に登場した「美子さんロボに搭乗せよ!でんこパイロットスーツ」のラッピング! 美子さんAIが管理する宇宙船を操縦しながら、宇宙の大航海を楽しんでいるでんこたちの姿はいかがでしたでしょうか。
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まりかとよしのが見せてくれた仕事終わりの一時の休息の姿。やはり宇宙での作業は緊張するのでしょうか。疲れていながらもちょっぴりホッとしているような表情もとても印象的です。
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こちらはぼたんのカラーリング違いのスーツ。どちらの色もぼたんらしい色合いで……より似合っているのはどっちか……選ぶのも一苦労です。このように、いくつかカラーリングパターンを出してラッピングの制作は進められていきます。
サマーリゾート2023
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今年のちとせは、鮮やかなオレンジの浮き輪で夏を満喫したようです♪ みなさまに披露した浮き輪に腰をかけるポーズとはまた別に、プカプカと浮いているポーズも……。とっても気持ちよさそうですね♪ そして、実はもう1パターンあった水着が……! ブルーのグラデーションで大人っぽい印象です。どちらもとても良く似合っています。
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こちらはおとめが特別にポーズをとってくれました。ちょっぴり恥ずかしそうに見せつつも、可愛い水着を披露してくれています。見ているこちらがドキドキしてしまいそうです!
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いつものコンテナを巨大アヒルにかえて、くまさんタオルを被ったにころも夏を目一杯楽しんだようですね!日差しが強いときはくまさんタオルで日除けをしつつ、儲け話に目を光らせていたんだとか……? どんなときでも相変わらずのようです♪
【番外編】おでかけカメラの可能性は無限大!
今年のバレンタインデート2023に登場したチコとマコのおでかけカメラで撮った写真を覚えていますでしょうか! 仲睦まじい姿で映る二人の笑顔がとっても素敵でしたね♪ おでかけカメラを使うとでんこたちとのおでかけがますます楽しくなっちゃうかも! ぜひ、おでかけのお供に「おでカメ」を使ってみて下さいね!
過去SNSでご紹介したおでかけカメラで撮ったでんこたちを再放送いたします!
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終わりに
ここまでお読み頂きありがとうございました。
今回は今年出たラッピングを中心にラフイラスト、普段見られないような設定画などを公開しました。ここだけのラッピングの裏話などお楽しみいただけたら幸いです。これからも新しいラッピングが登場してきますので、どうぞご期待ください!
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littlesallywalker · 1 year
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日記
そんなにあからさまにしなくてもいいんにな。
籠り日が2日。ちょうど雨の予報日となった。
真夜中零時に起きてふがし、
四時に起きて頭もみもみ、
今に至る八時すぎ作業場。
里芋をそだてています。
「干された経験」は一度だけ。
稀に「くすぶっている写真家」に間違われるけど、
ありがたくも申し訳なくもそうではないので、
もうちょっと社会の窓の綴じたところにいる。
ずっと長い間いますよね。素人だてらの話。
松本人志さんの展がおもしろそうです。
はじめ絵かかれるんだ、と思ったら違うくて余計。
松本さんにあこがれたわけではないんだけど以前たまたま、
「すごく昔に松本人志さんが愛用したブランドのスカジャン」
をわたしもよく着ていたことがあって、今も着ていて、
そしてさいきんルイスレザーに立ち寄った際に、
一目でイギー・ポップモデルを買われたなど、
なぜか洋服のことで松本さんとちょくちょく被るのです。
直近はスーツにクロックスとかね。友の葬式の際そのまま。
ずっとヘンな作業ぴこぴこしていました。
これでおしまい、なんだか他愛ない日記をつづけてみました。
きやきやとしたものがなにもない。ひどい���われよう。
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bonnie-yt · 1 year
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「アットホームな会社です」VS「ぴっちりくるぶし出しスーツが多い会社でです」 ファイッ
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ophelia333k-k-k · 2 years
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2022年12月13日
暗闇 見つめている二重らせん 週刊誌の最後のページ 孵化する 孵化させる 目が覚める からっぽのまま 赤ん坊の手を握る 哲学ニュース 強度 占星術師 と打ったら変換される 性占術師 学生時代 最も力を入れたこと 死は幻想である 愛、あ、あ、あ、名前を教えて なりたいもの わたしが 明るい世界 明るい未来 クビになったドラッグストア 礼拝 お好み焼き チューニングの狂った 歌 聴こえなくなるまで 聴こえなくなるまで featuring あなたのこと 声 死について って誰も知らない経験していない から 駆け込み乗車 禁止 お兄ちゃん お兄ちゃん 扉を開けて 機内モードで延命する アジテーション はやくしたい 遅く 結婚 まん防 イデア的には ずっと一緒がいい よね 今だけ無料 アジテーション テナント募集 の 看板 らすとくりすます とぽろじー 言葉で考えるのをやめる あ、あ、あ、 図式化 ズキズキする 監視されていた 白い部屋 女衒 パッチワーク フランケンシュタイン みたいに 愛と幻想と 愛と幻想と 糸 ほどけていく ことを想像する ジャスミンを銃口に 営業系総合職 死んだ瞬間の聴覚について 死んだ瞬間の聴覚について のように のように さようなら 魔法少女 ハートフィールド 歌う メヌエット ピーチ姫の テトラポット アストラル界 あなたの 吸い込まれる ダム 死体画像 すぐ会いたい女子が急増中 アカツクシガモ 京都市植物園 振り回す キャリアチェンジ された アルバイト する このサイトにアクセスできません と 声が して振り向く 昨日 のことを覚えていない 迷宮 のようだと うわさのベーコン クルトン コーラ・パール ゾラ ほら、と 初音ミクの額から垂れる汗 花園神社で 迷い込む 見世物小屋よ 一生バイト ポケットモンスター 正解を引き当てるまで やる気が出ないな 英単語帳 ランボーを読んでしまったなら ロックンロールはそう ホテル暮らし 空調の音 Jアラート 星座を結ぶ ロックマンエグゼ lain rain ruin  ビスク・ドール 野良犬 奈良へ向かう列車 アーレント 現実感 人生攻略サイト 灰と は 意図 思考 回路の中を むさぼり食う 吸う 空気 止まった ままの 子宮的な エリア 嘘をついたまま死ぬ のね ルビンの壺 12ポイント stray sheep と 動詞動詞動詞動詞 同時的に 田中角栄 魔人ブウ 犯す 壊す 作る 波打つ わたしは 殺す 生かす 咲く 咲かす ライフハック 死 冷蔵庫 咲かす 飛び立つ やわらかく もやもやと ばたばたと 解毒する 夏休み 向日葵 消滅した 蝉が鳴く なく 無く 咲く さ さ さ 教育する アナイス・ニン 逃げ出す 逃走する 闘争? 領域を広げていく 閉じる 閉じこめる 閉じ込められた 布団の中 宇宙のように 宇宙そのもの 高橋まつり 滅びた 100年後のことを考えて 文章を書く 脳みそから溢れ出した 白い水着 黒いタイツ 道化のように 大天使のように 借りる 回帰する アカツクシガモ 成長すること 天秤のことを考える by  this river ラブ&ポップ 脳破壊 快楽 シャドウ・ワーク 子宮口から この世界の果てまで 共同体 忙しい 忙しさ exclusive みんなのレビュー 連帯 証明するために ランキング もっと欲しい あなたらしい 瞬間に 祈る手 summer 上映する ロングヘアー 偏差値 ピアス 18個  生き延びる ラリる 刺さった 反射した 発射した 家畜人 ホワイトノイズ 空間 依存症 白い 微分不可能な やわらかい その曲線 エゴサーチ バーモント・カレー 姦淫する 階段 聖書 夢の中に出てくる 中島らも 他人の日記 読む 話す 歌う ような気がする そんな感覚が 一時間天気予報 ペヨーテ ぐるぐる回る 永久に 永久的に 結びつけた 途端に壊れる ぱりん、と ふらっと 消えちゃいそうな気がする 意識が高い 高低差 風圧 やさしい言葉 インターネットのグロサイト 巡る 再度 巡る 繰り返していた クリスマス サンタさん 産道 乱視のまま 今日も生きている 息をする あらゆる 虹色の 永久に理解されることのない強度 氷点 貯金やダイエット レポ漫画 面白くなる 国語辞典 解剖する やまい、だれ 芽殖孤虫 ひらひらと 眠る ゴミ出し 擬音一覧 シーシュポス 間違った注文 集める 女性が一生で排卵する卵子の数は400個~500個と推定され 細胞膜 ずきずきと 痛む手 うつらうつらと その指で 欺瞞 マッサージ されたまま死ぬ アイライナー いつかは終わる 旅 続いていく 気持ち悪い、 と少女 折りたたみ傘 出会う 解剖学の教科書 ホーリー・マウンテン もやし 食物繊維 的な ひらく 伸びる 匂いがする 恥丘 裏切る 一本の木 待ち続けている 市民会館 明かしえぬ共同体 ムーミンたち ムーミン谷へ 向かっている ヤツメウナギ もし仮にそれが ハッとする 気がつく 失う 海のそばで グランドメニュー 幽霊 ピアスの穴 カッターナイフで切る 舌を 下へと 血が出る 地が出る前に ここからいなくなる 踊る 大雨の中 浴びる 天高く 土砂降り もっと 濡れてしまいたい 溶ける あらゆる種類の動詞 固着した エディプス・コンプレックス 身体を売る 眠りにつく べたべたした くすぐる 太もものうぶ毛 のように 行こうね ずっと一緒に 逆にする 黒板に描かれた 天使と怪物 流れとよどみと 恋と革命 そのままの 君でいてね イデオロギー それとも 触れる 手に 手のひらに その温度を そっと撫でる ように見える 青ざめた 顔 目で 浮き上がる 物流倉庫会社 キスをする どこにも行けない どこにも行けない 憂鬱な夫婦 中絶用の 願いを書く 七夕 永遠に落ち続ける夢 人生ゲーム 青いピン そのように 性行為のやり方 鍵付き完全個室 運動会 発熱 保健室 はつなつ 人生経験 終わりゆく 肉の厚さ 海馬 言語野の 衰退 ダウンロード数 数えていた 新しい生活様式 リズム 物語ること 豊かな 再生回数 氷 覆われる 世界すべて 素数のように 感じる 解体 怒らない? 起こらない、何も 可能性が失われていく 研ぎ澄まされていく 失われていくことで 何者かになった その平らな牧場 忘れてきた お持ち帰り する 立派な 飛び降りて 刻まれた 胎児のように さえぎられる 海岸には小屋があって 喧嘩をする 白鳥 食べられる 汚い 穢れてしまった 純粋なもの 銃を撃つ 一発 チェーホフ、どこへ行ったの? と母親が階段を上がってくる 切符をなくしてしまったままで 生き続けている気がする 少女には 晴れ 絵日記は かすれてしまった とうに 音楽にはならない 寒天培地の上で 有性生殖する していた した方がいい 人生経験 ペットボトル HPVウイルス 頭のない 風邪総合 目をさます 神経系 ポーチの中で 白い粉になった 睡眠薬 遠くの方へ、遠くの方へ 並べられている 全校集会 鳴らされて 走る 望遠鏡を 覗き込む もうすっかり 子宮頸がん 夢中になって 標本にする どうやって? 悟りについて 五億年ボタン 走馬灯 一週間くらい考えてもいい? 愛妻弁当 ぷっちょ の容器でオナニーする カンブリア紀の 海中生物やわらかく モニターの奥 夏の��� ぴったりと 豊かに 遅延しながら 本間ひまわり いま、を指差す指の先 爪の長さ 変わって 一括見積もり ふざけているのではなく 頭痛 左側 ありがとう こんにちは おはようございます それは愛ではなく の ような 夜行バス 棺 出生外傷 の あなたは ロビンソン トリップした 虹色の女 devenir ひだ 開く 一枚一枚 めくっていく 匂いがする 工場の赤ん坊が コンクリート 嘘だった あてのない 意味のない 海 潜り続ける 潜水艦の中で 夢を見ている 象徴的に もっと速く 飛び立つ 自壊したい 鯛 平らな 館内における密を避けるため 破れた 四つん這いになって するだろう 想像 するだろう 未完のままの もはや戦後ではない 未亡人 ぷろ、ぱかんだ 重量と恩寵 根を 肉体が壊れていくのは かもめ 肉塊 台風が来る前の夜 アオカビ もっとたくさんの地獄 天国は通り 過ぎては消えていく スーツの人が通り過ぎていったあとの 匂い 大人の匂い 食器返却口 この席の使用はお控えください アルコール消毒 セーブポイント 豚 のような女 と 猿の ような 男が出会う 死体ごっこ バラバラに 組み合わせる 英単語帳の例文みたいに 死に近い コンクリート 裂け目 洗浄液 メリークリスマスの Yahoo知恵袋 真理があると言われている そこにある 死んだあと魂はどうなるの? と子どもが尋ねる 何グラムの 前世の記憶 当たり前の事 トンネル 潜り抜ける音 夢の中の休憩所 自動販売機 光 光 夜の闇に飲み込まれないように コンビニエンスストアは灯台として 鳴りやまない 崩れていく 昨日 来ない 来ている すでに いま 冬の ま、ふゆ ま 電気ストーブ あたたかく すりつぶす 通勤・通学 するための列車 眠る 折りたたまれたヒダ 予言する 1999年 産まれ た 朝 ねむる ねむる もっとよくなる 地方都市
夢の中では 現実的な 現実的なもの 親ガチャ 100年後の 2000万年後の 想像していてね 空っぽの脳 おばさんが入ってくる大量に 魚 飛び跳ねる 誰も見ていないところで 老人の声はデカい 無が無限に膨らんで 恒星たちは爆発し きっと届かないまま ゲーム実況見ていた 二年間 だった気がする だった気がする この区域で路上喫煙をすると 一千円の過料が科されます と どこかに書いてあった 教科書に落書きをしている間に 終わっていた もっと濡れたい 雨に 幼形成熟 恋と革命のために 太郎 花子 由香 香織 紗耶 話題のツイート 温泉むすめ 逃れてゆけ 逃れてゆけ 自撮りしているふたりを 見つめる 目 目玉 浜辺で 白く 白く 白く 白く 境界線はほどけた もう一度 あまい 糖衣錠 統一的な 像 増殖する お支払い方法 まとめサイト この世界の秘密 ねじれたソーセージ 青い 白い 脆い イオン・モール 迷子になる 歌を歌う 歌っていた 冗談でした あらゆる 情報商材のために すべて ひとつの 自己啓発 は はいいろの ノイズで 
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moshimobokuga · 1 year
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突然春は跳ねる #02
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 桜の花が満開に咲く中、新入生とその保護者でお屋敷みたいな立派な校門の周囲はごった返している。私は人にぶつからないように校舎に続く桜並木を真っ直ぐ歩いていた。  あと数十分で入学式が始まる。まるで実感がない。中学の卒業式だってまだ残っている気がする。高校生かぁ。しっくりこない気持ちのまま桜並木を抜けた時だった。 「イワイさん!!!」  雑踏から私を呼ぶ声が飛んできた。驚いて振り返ると女の子が倒れてくる。 「え!?」 「わあ!!!」  思わず受け止めた。自分の反射神経にびっくりだ。巻き添えを食らって倒れなくて良かった。新品の制服をこんな早くに汚したくない。 「…大丈夫?」 「ごめん!こけちゃった!助けてくれてありがとう!」 「えっと」  名前が思い出せない。同じ高校に進むって言ってた同じ中学の子。今日もきれいに髪の毛を二つに結んでいる。胸には新一年生の紺色の、美術科のクロスタイを付けていた。 「イワイさん!もう教室に行くの?」 「そのつもり」 「写真撮らない?おうちの人は一緒?」 「いや、両親忙しくて入学式来れないんだ」 「そうなの!?あたしも!だからね──あ!二人とも!こっちこっち!」  人混みからスーツの男の人たちが慌ててこちらへやってきた。人の年齢ってよくわからないけど両方とも二十から三十歳くらいに見える。 「お前なんで先に行っちゃうんだよ!」 「高校生になってまで迷子か」 「ごめん~!知ってる子発見したから!この子!同じ中学のイワイさん!体育科!」  紹介されてつい会釈をした。 「イワイさんも写真撮らない?」 「ほら、あっちの桜!人少ないし二人並んで!」 「はーい!」  三人の勢いに飲まれて少し奥まったところに立っている桜の木の前まで来た。 「もうちょいイワイさんこっちに寄って!そう!ぴったり!位置最高!撮るよー!」  ちらっと横を見ると女の子がピースをしていたので私も真似して写真を撮ってもらっ��。 「それじゃあ二人とも入学式頑張って!ちゃんと起きてるんだよ!」 「イワイさん、この子のことよろしくね!」  男性たちは保護者待機所へ向かっていった。 「あの人たちお兄さん?」 「おじさん!一人がお母さんの弟で、もう一人がお父さんの弟。今日はお仕事ない日だから来てくれたんだ~」 「そうなんだ…」
 この学校には普通科と体育科、美術科、音楽科があって渡り廊下で繋がっているけど校舎はそれぞれ分かれている。 「じゃあ、私はこっちなんで」 「イワイさん!」  体育科の校舎に向かおうとするとこの子はまた私を呼んだ。 「入学おめでとう!」 「え?」  その瞬間、風がぶわっと吹いた。すぐに目をつぶったけど自分のスカートと彼女の二つ結びの髪が大きく揺れたのがわかった。  目を開けると女の子は髪を抑えて笑っている。その顔を見てなぜだか胸がすっとした。部屋の隅に少し溜まった細かい埃が掃き出されたような。 「はぁ。びっくりしたね!ふぅ…本当はね、卒業式の時にも卒業おめでとうって言いたかったんだ。でも一組の子に聞いたらもうイワイさん帰っちゃったって」 「そっか…えっと…」  このままごまかそうと思ったけどやめた。 「ごめんね。何さんだっけ?人の名前覚えるの苦手で…」 「あたしは長山!ロングマウンテン!永遠じゃなくて長野県のナガ!」  覚えてないの?って言われるかと思った。長山、長山、長山…。 「長山さんも入学おめでとう」 「わー!ありがとう!」  長山さんは嬉しそうに笑っている。 「イワイさん、これから部活とかで忙しいと思うけど予定が合ったら一緒に帰ろうよ!最寄り駅同じだし寄り道とかしたい!」 「…うん」  私がそう答えるとブンブン手を振りながら長山さんは美術科の校舎へ歩いて行った。前を向いた方がいい。また転んじゃいそうだって思ったけど言えなかった。
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kiyomumibu · 2 months
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信州ぶらり旅上田編2️⃣
【2日目】
出来事をだらだら書くのはエッセイとしておもしろみがないぞ、という心の編集者の声はおいておいて……
翌日は頭のマッサージに行きました!
旅先でマッサージをしてもらうのにハマっており、何なら旅先で髪を切ったり染めたりもすることもあるのですが、美容院に行くのはけっこう時間がかかるので余裕があるときだけ。
今回はヘッドスパを申し込んで、ふたたび借りた電動自転車で(気に入った)坂道をスイスイ登って行きました。
途中であさごはん。地元のパン屋さん(イートインコーナーがあるとなおよし)だいすき。
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ホットストーンで目の周りをぐりぐりやってもらうオプションもつけて(旅先なので気がおおきい)、常連にはなれないとお店の人もわかっていながらも、親切にしてもらってうれしかったなー
帰りは頭スッキリでした!
あと、わたしはもう年なので、ここ最近ずっと、振り返ったときに左の首~肩の間らへんが痛かったのですがそれが治って(?)いるぞ!
ありがとうございました! ドライヘッドスパかと思っていたけどシャンプーもしてもらって髪がふわふわになりました!
きつねくんもごきげんでぴくぴく動いておりかわいいな
自転車で走ると、車では気づかない色々なものに気づいて楽しいですね。
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たとえばこれはファミマを守っているモアイ像。
上田市らしく六銭紋柄(?)
その他、野の感じが自分が生まれ育ったところににているなあと思ったりしました。
田舎具合?で言ったら今の家のあるところも似たようなかんじなんだけど、今のとこはちらちら茶畑が目に入ってそれがちょっと違うなあと。
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そして、地元で評判のラーメン屋さん。肉は別添え。このお店に、私がほしいなーと思って(たぶんガチャガチャの景品)見つけられなかった立体コーネリアスが!!!
※コーネリアスとは → たってあるいたわに
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そんで、上田に行きたいと思った最初の目的がこのバリューブックスさんが運営している本屋さんだったのでした。
今、独立型書店が増えてきたような気がしているのですが、当時(まだ前の仕事をしていたときなので、5年くらい前?)はまだこういう本屋さんがあまりなく、そしてカフェも併設している(当時は確かモーニングをやっていた)ということで、すごくとても行きたかった!
その後営業時間などの形態は変わってしまったようですが、とうとう行けました! タルホの本買いました! 並んでた古本全部買ったけど(5冊くらい)、多分持ってるのもあるんだよなあ。
他の本屋でも売っているし、通販で買えばわざわざここで買わなくても、ただしここで買わなければわざわざ買わない本を買いまくりました。
その後、迷った挙句に
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名物のじまんやきを食べ、みすずあめ本店でできたてみすずあめを買いました!
地方の銘菓の本店に行くと百貨店とか富士屋ホテルのフロントみたいに、お菓子屋さんなのにめちゃきっちりした(そしてかわいい!)スーツを着て接客してもらえていいですよね。
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じまんやきあんことカスタード1個ずつ食べ、晩御飯食べれるかなーと思っていたものの、ホテルのバイキングで時間いっぱいまで食べ続けたわたしである
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真ん中に謎の通路があるバイキング
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chaukachawan · 2 months
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どうも〜!!役者紹介で〜〜す!!!
こんにちは。らびです🐰
今回は役者の皆さんを独断と偏見でボケとツッコミに分けてみました。私が見てみたいだけです。みんなの秋公コントも見てみたいな〜( ◜ᴗ◝)
あ、決して本編とは関係ないですよ。私の出るシーンとも関係ないです。ほんとにね
縦縞コリー:ツッコミ
標準語の役ばっかりだからたまにはゴリゴリ関西弁のツッコミが見たい
今回の若い役は新鮮ですが素のピュアさが前面に出てて良いよね
緒田舞里:ボケ
ラランドのネタみたいにボケを連発してツッコミを困惑させたり振り回したりしてほしいですね
まりおさんの天真爛漫元気いっぱいに見えてどこかに影がある感じの役が非常に好きですねぇ
帝京魂:ボケ 
なんかどっちもいけそう でも個人的な好みとしてはクソデカ声でボケ側に回ってる方かな
今回の役は「感情4種盛りプレート」といったところでしょうか…?
水琴冬雪:ボケ 
こちらもどっちもいけそうですが普段結構ヌルッとボケ挟んできたりするのでこっちで
例のシーン、ゲネでセリフ変わってましたね。ああいうの、”良い”ですよねぇ…
七枚目:ボケ
定期的に唐突にズレた事言い出すもんね…みそかちゃん、自分と遠い役をやりたいから変人役やりたいって言ってたけど十分変な所あるよ…
もっとぶりっ子して〜!!!!!
苔丸:ボケ
当たり前の顔して変なこと言ってそう ……なんか見たことあるな
先日ちょっとだけ苔丸の代役したのですがあんな重労働してたんですね…
岡崎仁美:ボケ
ダウ90000みたいな大人数のコントにいそう
今回のどこか様子がおかしい純粋な子ども、ああいうのめっちゃ好きなんですよね
西峰ケイ:ボケ
本当はボケたい。
今年の消費者コントは”権力”行使しちゃいましょうかね〜
あろハム権左衛門:ボケ
とぼけた感じの顔でズレたことを言ったりぶっ飛んだ行動してほしい …それはいつものアローか
相変わらず声も立ち姿もスタイリッシュでカッケー!!
大福小餅:ボケ
当たり前の顔してぶっ飛んだこと言ってほしい。……それはいつものこふくちゃんか
ふわふわ裁判長かわいいね〜〜
肆桜逸:ボケ
めっちゃキザな役とか見てみたいんですけど、どうですかね?
あまりにもスーツ姿が似合いすぎている
たぴおか太郎:ツッコミ
不条理な現状にブチギレしてるとことか見てみたいですね
いつも声にハリがあってめっちゃ好きです
ミル鍋:ボケ
定期的にやってくれる令和ロマンのネタ再現が好きすぎる
あの…自分施設長めっちゃすきでェ……短い出番ながらもあんなにインパクト残せるなんてゆにちゃんだからこそ出来る事なんですよね…本当に憧れ
園堂香莉:ボケ
綺麗な声でキレッキレの悪口とか言ってるとこ見てみたいですね…
綺麗と可愛いを反復横跳びしてる
海泥波波美:ツッコミ
普段は破天荒な言動をしがちですが個人的には怖い話でのツッコミがかなり好きなので
でも今回の適当なあの商人感も面白い
衿君:ボケ
パワー系ゴリ押しボケではっちゃけてる所がもっと見てみたいです
今回も生き生きしてる姿が見られて良いよね
黒井白子:ボケ
定期的に色んな芸人のネタを再現してくれるけどめっちゃキレッキレでおもろすぎるんだよな
諸々の演技指導では大変お世話になりました………漫才劇場はぜひ行きましょう!!!
近未来ミイラ:ツッコミ
みーらのブチギレクソデカツッコミめっちゃ好きなんですよね、ボソッと言った小ボケをみーらが拾ってくれると嬉しくなっちゃう
……ボケ多いな
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yuupsychedelic · 6 months
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詩集『ELECTROCITY』
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詩集『ELECTROCITY』目次
1.「あるいは恋人のように」 2.「非労働讃歌」 3.「二十一世紀生まれのペシミスト」 4.「We Are Night Generation 2000/2046」 5.「人間という名の跳べない鳥」 6.「藍し哀しあって愛されなくて」 7.「私は孤児だった」 8.「あたたかいコンクリートジェイル」 9.「ほんとうに信じられる人」 10.「恋人は冷笑主義者」 11.「私も実存主義者」 12.「たとえば隣人のように」
1.あるいは恋人のように
喩えば…… あなたが非現実的な存在だとしても 私は何も気にしない お互いに愛し合えるなら それで良いんだよ
この国は変わった 二度の五輪と万博を経て かつて誰も気に留めなかったことが 政治すらも動かす
この世界は変わった 三度の戦争を経て 今や誰も互いの事など 信用してはいない
隣人の笑顔が無性に怖くなる 無条件で誰かを好きになれた 十代の頃に還りたい
私が生きる街に希望などない あるのは不信と絶望だけ 変わりゆく時代の果て 未来はどんな夢を見るのか
喩えば…… あなたが明日連れていかれるとしても 私は後悔しない 何度も言葉を重ね合って 決めたことだから
あの国は変わった 戦争は終わった しかし何も変わらなかった 世界は変わらなかった
あの時代は変わった 公正に変わった しかし何も変わらなかった 生きづらさは変わらなかった
長く付き合っている親友の事さえも いつか裏切られるんじゃないかと 不安になってしまう私が嫌いだ
私が生きる街に絶望などない あるのは信頼と希望だけ 変わりゆく心情の果て ふたりはどんな愛を描くのか
突然カットアップされた日常 誰も保証してくれない恒常 私たちはまるで社会という名の墓場 未だ醒めないままの臨場
すべてが癒えない傷になる 私という名の人生になる
私が生きる街に失望などない あるのは歴史と歓喜だけ 変わりゆく私の果て いつか老人になる日まで
この街には私がいて あの街にはあなたがいる すれ違う瞬間 あるいは恋人のように
2.非労働讃歌
ふと見えた後ろ姿が 無性に切なく見えた こんな風になるもんかと いつか誓ったのに
銀色の箱に揺られ 次の駅へと輸送される 僕らがかつて見ていた夢を 目の前の少年も見るだろう
職場で上司に怒られた その上司も社長に怒られている 繰り返される日常の果てに 私は会社を辞めた
働くな 働くな 会社のために働くな それなら自分のために やりたいことをやればいい
働くな 働くな 家族のために働くな 無責任な言葉を拾い集めて 人は人じゃなくなる
なぜ僕らは嘘をつき 希望を語るのだろう スーツ姿の学生街に 楔を打つ勇気もなく
金色の星を見つめ 明日なき今日を生き抜け 誰の理想でもなく己の理想を 素直に貫いていこう
自由への長い旅を 嫌いな上司もしている 長く生きてるだけで中身がない 大嫌いなアイツを蔑みながら
働くな 働くな そんなに無理して働くな まだ見ぬ世界を見つめて すべてを変える勇気を持て
働くな 働くな かつての夢に囚われるな 君はもう歳をとった 時代の海に溺れ死ぬ前に
この街は何度も生まれ変わり 明日を見つめていく 民家がビルに スタジアムがモールへ 誰かの青春を犠牲にしながら やさしさのせいにして 理想を貫く
働くな 働くな 会社のために働くな それなら自分のために やりたいことをやればいい
働くな 働くな 家族のために働くな 無責任な言葉を拾い集めて 人は人じゃなくなる
求めるな 求めるな 世界に何も求めるな 裸足で駆け出してく 無垢な理想を抱きしめたい
3.二十一世紀生まれのペシミスト
他人のウォッカをひたすら流し込むように 犬を愛人だと思い込むように せめて純情でありたかったけれども すっかり汚されちまったよ
涙に暮れながら 生きる気持ちはどうだい? 心の中の紳士が 静かに問いかける
厭世家と呼ばれても 私は笑わない 作り笑いで死んでく 感性を笑えない
真夜中の暗黒街で 女の歌声が聞こえる そこに佇む人の影には 見知らぬ獣の匂いがした
走り出す影に 気を囚われぬように 駆け出す私の右手を握る 何者かの差金!
せめぎ合う光に 惑わされぬように そっと私の左手を握る 何者かの誘惑!
厭世家と呼ばれても 私は笑わない 女の長い黒髪は 本音を取り繕うベールだ
真昼のカジノ街で 男の怒声が聞こえる そこに移ろう人の傍に 愛を確かめあった夜の気配がした
飼い猫が静かに駆け寄る 最近動悸が止まらない 溶けない流星 消えていく惑星 突然ニュース速報の音がした
二十一世紀の厭世家と呼ばれて 私は大人になった 世代をラベリングして 私は自由になった
自己責任から他己責任の季節へ 時には怒りを隠さずに
獣になれ 星空になれ 理想郷になれ
4.We Are Night Generation 2000/2046
私たちは夜の時代に生まれた 明日の希望もないまま大人になってく 私たちは夜の世代を生きてる 誰かに蔑まれることも慣れてしまったよ
大切なものなんて何もないさ 星空を埋め尽くす懺悔の涙に 怒りの矢を放つ勇気もない
摩天楼見下ろし 来世への祈り込めて 恋人たちはふたり 命を手放した
悲惨な戦争 未だ終わる気配もなく 人間の愚かさに 絶望する親友
もう振り向くな それでも行くんだ 私たちのジェネレーション 夜の世代のままで
私たちは毎日が死と隣り合わせ 嘘と真実のタイトロープに惑わされたまま 私たちに本音を話せる友はいない すべてが欺瞞だらけの世に本音など言えない
ミレニアム生まれの私は夜空を見上げ 見えないものを見ようとして 本当に大切な何かを見失う
電車に飛び込んだ 舌打ちする群衆 明日は我が身と思えない 無邪気な愚民よ
広がりゆく格差 貧困は個人のせい? 政治家の演説に 絶望する市民よ
もう頼るな それでもやるんだ 私たちのジェネレーション 夜の世代のままで
藍に生きていけ 私たちのジェネレーション 夜の世代として
ミレニアム・ベイビーと呼ばれ 希望の鐘が聞こえる あの頃はまだ夜明けが見えていたけれど
大人になる頃には 数十年後に人口が半減する そう知った時 何かを変えなければいけない そんな気がしたのさ
やさしさと厳しさ そして愛情 たとえ涙に包まれても 私は私のやり方で
自由になるために 今を諦めるな 希望を捨てないために 夢を諦めるな
摩天楼見下ろし 来世への祈り込めて 恋人たちはふたり 命を手放した
絶望した友のため 失望した君のため 私たちのジェネレーション 夜の世代のままで
瞳に映る涙は誰のせいでもない 踏み躙られたままで良いのか? 藍に生きていけ!
5.人間という名の跳べない鳥
「死にたい」と思わない夜が珍しかった 「生きたい」と思えない朝が当たり前だった
この街に生まれ育ち 今日まで生きてきたけれども 家族も友達も みんな傍にいたって いつも何故だか淋しかった
鳥になりたかった 自由になりたかった
アイドルになった友人が微笑んでいる 夢を叶えた親友が叫んでいる 僕はまだここで現実を嘆いている 君はそんな姿を見て笑い狂っている
ピアノの音が和音から不協へと移ろう ギターのぴんと張られた弦が切れる
マスメディアは誰かのプライベートを覗く カメラマンは秘密をストーキングする オーディエンスはありもしない正義を謳う
夜になると 平穏という名の仮面を外し 布団の中で 名もなき歌を口ずさむ 僕は明日もこの暮らしを続けながら 今日の不遇を嘆くのだろう
鳥になりたかった 自由になりたかった
君という存在に恋をしてからも ひとつも変わらない日常の中で 街と街を結ぶ銀色の鳥籠に乗り 神経質な言葉で誰かを傷つける
時代は変わった 季節は移った 世界は終わった 平穏は失われた
これから始まる何らかの物語に 僕は「くそったれだ」と嘲笑しそうになる でも止めてくれたのは 他でもない君だった
鳥になりたいなら 自由になりたいなら 今を抱きしめるしかないんだ そうなんだって
6.藍し哀しあって愛されなくて
恋人が別の女と浮気しているのを見た夜 私は思わず裸足で駆け出した すべてが壊れる音がする 次第に雨も降り出して
雨が染み込んだ服はあなたに貰ったもの 今やそんなのどうでもいい 何件も溜まったTinderの通知だって どうせ取り繕いでしょ?
人間なんて誰も同じさ 作り笑いと出まかせで生きている おべんちゃらじゃ何も変わらないのに 今日も心は泣いている
お金なんていらない 名誉だって程々でいい あなたがいればそれで十分 そう思い込んだ時期を返してよ
藍の季節を共に過ごした関係 なのに、何故あなたは簡単に捨ててしまえるの? 私が奥手だから? 人は週三度のセックスのために生きてるわけじゃない 何度言っても上の空だったよね
突然あなたが私を抱きしめて 哀しい顔で泣き出した夜を思い出す 言葉にならない言葉を発する恋人の真相(すがた)に ただ受け止めるしかなかった
もうすぐ二十五になる まだ夢も仕事もない 理想ばかりが膨らんで 中身は所詮空っぽ
あなたが求めたセックスは見知らぬ誰かに変わり 何度も流した結晶が人格を壊していく 死にたいなんて言えない ただ必要とされることに溺れたかった
こんなことで泣きたくはなかったよ こんなことで悩みたくはなかったよ こんなことで笑いたくはなかったよ こんなことで生きたくはなかったよ
表情を隠すための長髪と どんどん隙間が空いていく服に あの日壊れたままの私が詰め込まれている 返してよ……
藍し哀しあって愛されなくて 私はひとりになった 最後まであなたを怒れなかった 全部私が背負い込んだ
何を言っても聞かないだろうから 何かを始める気もないだろうから 最後まで話し合えないままだった 全部私のせいにした
もう、こんな私が嫌になって 乱雑に切り刻まれた髪 誰のものとも思えない表情 サヨナラすら言う勇気もない
あたたかい雨が冷たい青空に代わり 憂鬱さえも洗い流していく 夜明けなんて来なくたっていいのに 今日も空はなんて美しいんだろう
次の人生はもっと倖せになれるよね? ホームドアを飛び越えて 見えた景色はドローンの腕だった また死ねなかったよ
7.私は孤児だった
幼い頃から誰も頼れる人がいなくて 気づけばこの街を独り彷徨ってた 友達すら信じられない 恋人もいつ裏切るんだろう 大切な人をがっかりさせながら 私は大人になってしまった
孤独には慣れている ずっと独りだったから 虐めにも慣れている ずっと独りだったから
ハイスクールを飛び出し 見知らぬ路地へ行こう 何があってもいい 使い捨ての命だから 何時になったっていい 所詮独りだから
真夏の太陽に憧れ 明るくなってみても 真冬の月に付き纏われ そちらの方が似合うと悟った
ハイスクールを飛び出し 知らない人に恋しよう 何処へ行ってもいい その日限りの関係だから 何故だかわからなくてもいい 所詮小芝居だから
青春の風がいつか私にも吹くのかな 幾度も願うたびに裏切られ 碌でもない恋に恵まれ いつかのロマンスを思い出す 
やさしくあるために 私を捨てたんだ せつなくあるために 私を欲したんだ
もう戻れなくたっていい あの教室には帰りたくない もう生きられなくたっていい あの家には帰りたくない
顔も知らない親の子供になり ある夜に捨てられた そんな私の未来は真っ白
何もない 何もできない 何も知らないまま 何かを始めようとする
暴力的な涙と 理性的な怒りで すべてが変わる気がした あの日の私を 星空で覆い尽くしたい
8.あたたかいコンクリートジェイル
何かを始めようとする勇気などなく 誰かを愛そうという気力さえもない
私はまるでマリオネット 社会の操り人形 学校という名のレールは ひとりの少女を廃人にする
付かず離れずのネットワーク 人生という名のシャドーワーク 何かのせいにして 誰かを傷つけた
それでも生きる理由は この街の冷たさが 私にはぬくもりだったから
幼い頃から街をひとり彷徨い 誰かに助けられて生きてきた ここまで大きくなれたのは 誰かの優しさがあったからだ
いつしか忘れてしまっていたけれど 都会は余所者には優しい 大人になってからわかったのは 若さが臭いものに蓋をさせていたこと
私はまるでトイレットペーパー 社会のはぐれもの 現代という名の季節は ひとりの少女を自由にする
付かず離れずのネットワーク 私と��う名のギグワーク 気まぐれのせいにして 自分を見失う
付かず離れずのネットワーク 人生という名のシャドーワーク ふとした瞬間に我に帰る 夜空を見つめながら
消費された後の真夜中 名もなき鋪道に跪く 涙が止まらない 私は何をしていたんだろう 何のために生きていたんだろう
付かず離れずのネットワーク 人生という名のシャドーワーク 親も友達も恋人も誰も信じられない それでも生きているのは 私を諦められないから
涙が私の道標になる 本当に愛したいのは私自身だった この街の冷たさが 私にはぬくもりになる
信じられなくても 愛せなくても 私は生きるんだ
9.ほんとうに信じられる人
手を繋げば 繋ぎ返してくれる 抱きしめたら 抱きしめ返してくれる
ほんとうに信じられる人が この世界にいたなんて 数ヶ月前の私に言ったところで 信じようとはしないだろう
言葉ではなく行動で 理性ではなく感性で
時代が変わっても あなたは変わらないで 歳を重ねても あなたは変わらないで
泣きたい時は ずっと泣かせてくれる 話したい時は ずっと聞いてくれる
ほんとうに愛し合える人が この世界にいたなんて 幼少期の私に伝えたところで 信じようとはしないだろう
共感ではなく沈黙で 対話ではなく傾聴で
時代が変わっても あなたは変わらないで 歳を重ねても あなたは変わらないで
もう裏切りはごめんだ あなたの傍で生きたい
一瞬ではなく人生で 恋愛ではなく日常で
時代が変わっても あなたは変わらないで 歳を重ねても あなたは変わらないで
この街に来てから やっと出逢えた人 繋いだ手はもう離さない 生まれ変わっても愛し合おう
時代が変わっても あなたは変わらないで 歳を重ねても あなたは変わらないで
あなただけは変わらないで 私がずっと傍にいるから
10.恋人は冷笑主義者
世界のどこかで戦争が起きても 僕にはどうでもいい 誰かがいつ命を落とそうが 僕らには関係のないことだから
この街のどこかで誰かが傷ついても 僕にはどうでもいい 男も女も若者も老人も 僕らには興味のないことだから
ニュースで子どもが映し出されるたびに お涙頂戴は嫌いだと激怒する恋人 私はいつも反論する これは現実に起きていることだと
それでも何も変わらない 生きものの記録 私があなたに恋したのは 優しさに惹かれたからなのに
あなたは冷笑主義者 誰に対してもそう いつか私も笑われるのかと ずっと怯えてる
それでも捨てられない あなたへの純情 親友も別れろというけど 今でも愛してる
格差も性差別も戦争も 僕は素通りする そんなもの気持ちの問題だ 僕らの問題ですらない
沈黙は加担だと言われたって 僕には聞こえない 涙を流すたびに嘲笑いたい 僕らには意味のないことだから
ニュースでハラスメントが取り上げられるたびに だから駄目になるんだと喚く恋人 私はいつも反論する いつだって駄目なものは駄目なんだと
それでも世界は変わってく 過去から未来へ 私があなたに恋したのは 知的さに惹かれたからなのに
あなたは冷笑主義者 知ってたら付き合わなかった いつもはあんな優しいのに どれがあなたなの?
それでも別れられない あなたへの慕情 言葉を交わすたびに もっと愛が深くなる
いつでもどこでも それでも離れられない 言葉を交わすたびに もっと愛が深くなる
たとえあなたが冷笑主義者でも 私が好きならそれでいい 誰に笑われてもいい これが青春と呼べるなら
ほんとうは変わってほしいけど 人はそんな簡単に変われない 今のあなたも嫌えないから きっと本気で愛してる
この時代に生まれて この国で生きるということ
それでも私は冷笑しない 私は人間だから 理性ある生き物だから
11.私も実存主義者
自分で断ち切ってしまえるならそれでいい そうじゃないから人生なんだ 最初に何者かわかってるなら楽だろう でもそうじゃないから人生なんだ
十代の頃にはわからなかった 二十代になってもわからない 三十代になったって変わらないだろうし 八十代になっても見えないかもしれない
百年経っても 私たちは私たち 生きる意味を自分で見つけるしかない そんなふうに生きていけばいい 死ぬ理由が生まれるまでは
あなたに決めてもらえるならそれでいい そうじゃないから楽しいんだ 最初から運命が決められているなら楽だろう でもそうじゃないから面白いんだ
十代の頃には見えなかった 二十代になっても見えない 三十代になってもつまらないだろうし 八十代になってもつまらないかもしれない
千年経っても 私たちは私たち 楽しい意味を自分で見つけるしかない そんなふうに面白がっていけばいい 生きる理由が死ぬまでは
目に見えないものだっていい 見えるものでもいい 人を愛することだっていい 愛せなくたっていい
自由に考えていけばいい 考えなくたっていい おもしろがって出来ることを 他の誰かがつまらなくたっていい
十代の頃にはわからなかった 二十代になってもわからない 三十代になったって変わらないだろうし 八十代になっても見えないかもしれない
百年経っても 私たちは私たち 人生の価値を自分で見つけるしかない そんなふうに生きていけばいい 実存しない日が来るまでは
わからないからおもしろい わかるからたのしい 人の価値は何者にも決められはしない
12.たとえば隣人のように
星空が見えない街に 引っ越してきた 最初は淋しくても 少しずつ慣れていった
大学生になって 出逢った友達 これまでとは違う関係性に 少しずつ馴染んでいった
運命に導かれるように ここまで歩んできた 何も見えない聞こえない 都会の静寂の中で
ひとりにな���たいと思ってみたり みんなといたいと言ってみたり 気まぐれな私だけど その日々が青春へと変わるうちに すべて輝いていった
たとえば隣人のように この街で大人になっていく
青空が見えない街で 日々を駆け抜けた どんなにつらくても なんとか生き延びてきた
仮想彼女も 生成ツールも それよりもリアルな関係で ひとつずつ乗り越えていった
宿命に誘われるように ここまで走ってきた もうすぐ終わってしまう 都会の日常の中で
今が終わるなと思ってみたり 明日が来いと願ってみたり さすらう私だけど この日々が青春へと変わるうちに すべて思い出になった
たとえば隣人のように つまらない大人になっても
二十世紀に生まれたあなたと暮らした 地元での日々が時に懐かしくなる 初恋のあなたや親しかった友達が 今も元気であることを冬空に願う
無性に逢いたくなったり 無性に淋しくなったり わがままな私だけど あの日々が青春へと変わるうちに すべて愛おしくなった
たとえば隣人のような 何処にでもいる私になっても
ひとりになりたいと思ってみたり みんなといたいと言ってみたり 気まぐれな私だけど その日々が青春へと変わるうちに すべて輝いていった
たとえば隣人のように 何者でもない私になる どんなことをしたって 私は私にしかなれない
詩集『ELECTROCITY』クレジット
Produced / All the words were written by 坂岡 優
Drafted by Koharu Takamoto(「二十一世紀生まれのペシミスト」「恋人は冷笑主義者」) Sakura Ogawa(「ほんとうに信じられる人」) TORIMOMO(「人間という名の跳べない鳥」)
Written at Yuu Sakaoka House Studio, JR West Japan Series 223 Train
Demo Track Created by Yuu Sakaoka Music Assisted by Koharu Takamoto(「二十一世紀生まれのペシミスト」) TORIMOMO(「人間という名の跳べない鳥」)
Designed & Edited by Yuu Sakaoka Special Thanks by Yurine
Dedicated to YUKIHIRO TAKAHASHI, KEIICHI SUZUKI
Management by SAKAOKA PROJECT
Very very very thanks to my friend, my family, and all my fan!!
2023.12.25 坂岡 優
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shukiiflog · 8 months
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ある画家の手記if.76 名廊誠人視点 告白
眠たいなぁ…
正面玄関 石畳 黒い門扉 …うちの人間は妙に背だけ伸びるからサイズ感としては…間違いでもないのかもね 僕は大仰なのは好きじゃない いくら由緒正しかろうとね…不必要に広い庭だとか、屋敷だとか、高級車だとか、あんまり馬鹿が露呈するようでかえって下品だろうに 世の中というのはそんな僕の趣味では回っていない いつも広い庭をみて整えてもらっている庭師さんはあちらも家を辿れば伝統芸に関してくるから、技を継承するためには突然仕事がなくなってはいけないしね… あちこちに忖度しているほうだ… 多分ね
本当に由緒正しいのなら粛々と時代に合わせて変わりなさい…一目でわかるような見目のこだわりなんてもう必要ないでしょう…そういう主張や威圧感がいまだに必要なら名廊はもうその辺のやくざと変わりない… ���ってふうなことをご長老がたに進言申し上げたところ、反応は大激怒 …だからやくざだというんですよ… いい機会だから病院におしこんだ まあそれもかなり強引に進めたから…品格ある判断とはいえないのだろうけど、僕が個人的に、そろそろあの人たちを視界に入れ続けることの不快さに耐えがたくなって 勝手に決めた…
家の前で待機した車、の後部座席に乗り込む 直人さんの家まで四十五分程度かな 腕を組んで目を閉じた 眠たいなぁ…  寝よう
僕は予定を確認しないから…今日が約束した正確な日にちなのかは知らない でもなんとなく、今日だった気がする スケジュール帳の一冊も持たない 執事のような役割の人も持たない そもそも今日が何日かも数字ではよく覚えていないし… これで医者と多忙な当主の真似事がつとまるのか…昔から、こうな気がするな…と思ったことは外れない 時間とかね…日付とか なんとなくこうじゃないかなと 思って行動すれば確実に正確なのだからそれでいい だからまあ、約束した日も、今日なんでしょう そして絢人は、いないだろう 分かっていますよ…
ゆっくり眠っていた瞼をあげて覚醒した瞬間に、車が止まって、直人さんのご自宅の前に到着した 体内時計通り 四十五分間、しっかり熟睡した
付き人が僕の代わりに車のドアを開ける 「ここからは 僕一人で大丈夫です…」 そう一言告げて、車内で待機してもらった 黒に近い濃紺のスーツの上からシンプルな白いコートだけ羽織って 手土産は用意しなかったから、手ぶらでインターホンを押す 『誠人くん、時間ぴったりだね。どうぞ』 直人さんが鍵を開けてくれた エレベーターに乗る 正面に鏡
部屋へくると直人さんがもうドアを開けて腕を組んで、ドアに寄りかかって待っていた 「…誠人です。ずいぶんご無沙汰しております、直人さん」 「誠人くんも、大きくなったね。とにかく上がって。大したものは出せないけど」 「お気遣いなく…。では、お邪魔しましょうか…」 外観のイメージとブレのない、広い室内空間、大きな窓に、日のさす明るい部屋 リビングの応接用らしい暗色のソファに座るよう言われたので、座る 僕の前のソファに、向かい合って直人さんが座る 斜め前には、明るい髪の色の青年が座っていた 「申し訳ありません…脚を組まなければ落ち着かない性分で…   そう畏まる仲でもありませんし、よろしいですか…?」 直人さんは穏やかに笑って許諾してくださった 「好きなように過ごすといいよ。本家ではなかなかそうもいかないだろうから」 足を組んで、ソファの肘掛けに腕をおいて、頭をもたせかけて、目を閉じる   いつもの体勢 「…そうでもありませんよ…   おっしゃるとおり、過ごしにくかったので、…色々変えました」 「変えた? 名廊本家を?」 「ええ… 模様替え程度に」 うっすら目を開けると直人さんは少しびっくりされているようだったけれど、すぐにまた元の顔に戻った 「髪を、伸ばしておいでなんですね…。よくお似合いです…」 「そう? 本家ではこういうのさんざんに言われるでしょう。君の感性にも合わないかと思った」 ーーー”名廊家の幽霊” 僕の、あだ名 というか、古い友人が勝手にそう呼ぶのだけど 僕は名廊本家の柱から産み落とされでもしたように見えるらしい   家と癒着している、そのさまがそう感じさせるのだ、とも言われたけれど…   実態は、そうでもありませんよ… 視線を斜め前の青年に向ける 「ご挨拶が遅れましたね…失礼しました。僕は、名廊誠人といいます。あの家を、預かる者の一人です。あなたのことは不躾ながらほうぼうから伺っていましたよ、香澄さん…。艶やかな髪と目の色をしておいでだ。あなたを名廊家の一員としてお迎えできたことを、大変うれしく思っていますよ…」 彼が、綾瀬香澄さん 「初めまして…。ご足労いただいて…すみません…」 少し恥じらわれたような笑みを浮かべていらっしゃる そのまま席を立ってどこかに行ってしまった 「ごめんね、あの子は少し人見知りするから。多分お茶を淹れに行ってくれたんだと思うよ」 直人さんが軽いフォローを入れる 養子縁組の話が耳に入っても、僕は特に綾瀬香澄について身辺調査などはさせなかった したがる馬鹿者が本家にいたのをなだめて控えさせた どういう人間か 会って見れば一目瞭然なのだから、手間を惜しまずこうすればいいんです…    こそこそと嗅ぎ回るような品のない行動は許さない 名廊はいつからそんなに何もかもに怯えるようになったのか だから僕は絢人とも定期的に顔を合わせ、話しをした あの子はどこへもいかず、家の名を貶めることもなく、静かに約束をまっとうする そう思っていたけれど…… 言及せずに泳がせたほうが分かりやすい あの子は本心をまあまあうまくごまかすほうだから でも人間の内面の変化というのは、ごまかしのきかないものだ  直人さんと会うのも 病院を受診するのも 好きにすればいいよ…    他の者の意見は知らないけれど、僕はそんなことで気を揉むほど狭量ではない  ただ…    ああ、このままではおとなしく本家に生涯じっとさせることは 無理だなと なんとなくそう感じた日にガソリンをかけた  だってかわいそうでしょう…   あの子の体は、極度の緊張状態の持続で本来の痛みや苦しみから守られていた、のだろうから …そうでもなければ、あのように不自由なく動けるはずなど、ない体だ 発狂していておかしくないけれど、あの子は正気を保っている なら どこでどう暮らしても 待っているのは地獄だからね… 「お口に合うか分かりませんが…  どうぞ…」 遠慮がちにテーブルの上に三つの日本茶が出された 「…見たことのない焼きですね…。釜本はどちらですか?」 「そんな日用品にまでこだわらないよ。僕の友人が手びねりで作って焼いてくれた貰い物。高級品じゃなくてもかわいくて僕は気に入ってるよ」 「そうでしたか…失礼しました。良い品です。窯元を教えていただければ、ご支援しますが…」 「まぁ本人はそこまで自分の名を大きくしたいわけじゃないし、困窮してもいないと思うから。申し出は嬉しいけど、名廊はこれまで通り伝統芸能を存続させる方に財を費やすべきなんじゃないかな。誰にでもできることではないしね」 「……ごもっともです…」 また斜め前に静かに座った香澄さんは、少し緊張しておられる 僕となかなか目が合わないな… 身のこなしも、態度も、風貌も、粗野ではない、見たところ髪や目も染めたりしているのではない、なら良しとしておきましょう…  名廊を知る者なら、姓がどうであろうと血を継いでいないことはすぐ理解するだろうから
さて   どうしたものか…   
「……これから僕の言うことは、まあ窓の外で鳥が囀っている程度のつもりで、てきとうに流してください…」
そう言って僕は、ひとりごとのようなかたちで話しはじめた
「辟易しています…。ここに絢人がいないことなど分かりきっているのに、疑わしい場所へは足を運ばなければ納得しない人間がいる…   ほとんどは僕が片付けましたが、家の錆はどこからでも出てくる…    ここへ僕が直接足を運ぶことにも顔を顰める人間がいるものだから…煩わしくて少々内密にここへもきました。それで手土産のひとつも包めませんでした…。まぁ、家の車を使ったので帰れば露見するでしょうが…出がけに邪魔が入らなかっただけでもいいほうでしょうかね… 絢人はかわいそうな子でした…狂った父親の隔離された部屋へ一緒に閉じ込められて、あの子はいい慰み者だった…。理人さんは絢人のことを、ぬいぐるみだとも、雅人さんだとも、直人さん、あなたのことだとも、思っていた。記憶は後退しては戻るのを繰り返していた…気が触れているというより、認知症に近い症状だと思って見ていましたが…絢人の献身はただただ痛々しい結末に終わった あの子の背があんなに低いのは、おそらく幼児期からの理人さんとの性交渉の結果でしょう…  顔つきも年齢にそぐわず幼げでしょう…?  体が未成熟なうちからそういう経験を積みすぎると、あのような歪な外見にとどまってしまう症例は多いんです…    醜く愚かな子だけれど、僕は嫌ってなどいませんでしたよ… …困ったものです   絢人にあの名前で醜聞を撒かれては困る   というのは僕の言い分ではありませんが…本家全体の方針としては、つまりそういうことです …直人さんは長く画家をしてらっしゃいましたが、僕もよく作品を拝見していましたよ   あなたの描く絵を見て、深く納得したものです…  やはりあなたは生粋の名廊の人間だ …あなたのご両親について、ご長老がたはあなたの出自を大層嫌っていましたが、裏を返せば誰よりも濃く名廊の血を継いでいるということでもあるわけですし…   一昔前は家の中での婚姻も多かったのですから、繰り返しすぎなければそう忌み嫌うものでもないのですけれどね…      僕はあなたでいくつかの確信を得ました、あなたの絵で…   感謝していますよ、僕もずっと、気になっていましたから… 香澄さんの処遇については、僕から本家全体に口添えしておきましょう。…香澄さん」
ほとんど眠りかけて閉じていた瞼をあげて、香澄さんのほうを向いて呼びかける 「…はい。」 「今後も本家には関わらないことです…   勝手に調査したがる者を僕がおさえていますが、あなたが積極的にこちらに出向かれるとなると、それも難しい…。僕は大した権限を持ちませんからね…   お支えでき���ことはしますが、その場合は僕個人にご相談ください…   僕の番号です。仕事中は切っていますが、直通で繋がります」 懐から名刺の裏に僕の携帯電話の番号を手書きした紙切れを、一枚とりだして、テーブルの上に置いた。 直人さんではなく香澄さんのほうへさし向けると、香澄さんは「ありがとうございます」と言って、裏の名刺にも目を通された 「…お医者さん…」 小さく呟かれた言葉に、応える 「ええ…医者です。大昔には名廊にも家の中で怠ける目的の手医者なんてものもいましたが、僕はそういう時代錯誤なものを好みませんし…   家に財産があろうと自分の生活費は自分で持ちますから …そうでない者も、いますけれど、僕はそうだ というだけです…」 家の財だけで遊び暮らせるとしても、普通に働いているほうが 僕の品格を落とさない と、僕は思う これにも反対者はいまだに多い 賎民にまじってせわしなく外を駆け回るなど許せないとね…   ここまでくると、失笑にしたってあまり笑えない…
くあ、と出てきたあくびを手のひらで覆い隠して言う 「…そろそろ お暇します。…横柄な態度が身にしみついたところがあり、ご不快な思いをされたかと存じますが…  ご容赦ください」 ソファから立ち上がった僕の顔を、直人さんが眉を下げて伺ってきた 「君がよければ僕のベッドを貸すけど。来客用の寝室がなくて。」 「……と、いうと?」 「様子を見ていて思い出したけど、誠人くん、幼い頃から過眠症の傾向があったから。少し眠っていったら?」 思い出した、か… 直人さんは随分変わられた…   ということは、やはり不治の病や逃れられない性質などというものでもない、と 「………いえ、帰りの車で充分です。お気遣いいただき、ありがとうございます。…では直人さん、香澄さんも、また機会があれば…お会いしましょう。御用の際には、…いつでもご連絡を」
二人して玄関先まで見送ってくださった
エントランスに出たあたりで僕のケータイが鳴った 発信者ーーー”冷泉慧清” 「ーーーはい」 『よぉ~誠人。声を聞くのも久方ぶりだが、元気かね?』 「元気ですよ…   久方ぶりのお電話の真意をお伺いしましょうか…」 『お前さんなら見当くらい付くだろう。まぁそれだと思ったもので間違いないさね』 「……正直、心当たりが多すぎて閉口しますが…」 『どれだっていいのさ、お家騒動も結構だが、女と子供は大事にしな。俺からはそれだけだ』 「女と子供……ですか」 『今度そっちに顔ォ出すぜ。隠居爺いの世間話に付き合うのがテメェみてぇな若者の義務ってもんだ』 「…幽霊相手ならなにを話しても支障ない、と…」 『そういうこった』
また連絡するとだけ告げられて電話は切れた 相変わらず食えないご老人だ   直人さんのご学友に冷泉家の人がいらっしゃいましたね…そういえば 何を言われることやら まあ どうとでもなるでしょう
香澄視点 続き
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rewfr · 9 months
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パープル・イズ・ミー コーチ・タビーのパープルのバッグは美しい色。 とてもソフトでシック! デザインはとても実用的で、たくさんの荷物を入れることができます! キーレザーの手触りもとても良いです。 そして定番のCロゴ。 同じくパープルが使われています 手持ちでも脇の下に入れてもOK 長いショルダーストラップも付いているので、クロスボディにも肩掛けにもできます。 実に実用的でファッショナブル! 持ち方はいろいろ。 パープルのジャンパーとワイドパンツと合わせて。 ちょっと少女のようなオーラが漂います。 いつも自信を持っていれば、いつでも素敵に見えるはず! 最近の天気が好き! 歩いているだけで春を感じる ますます感じます 自信のある女の子は本当に輝いています。 自立心があり、努力家。 それだけで十分輝ける。 今日の #マイタビー のように 彩度の高いパープルは明るくカラフル。 クラシックなバッグの形も 爽やかなひねりを効かせている。 クロスボディでも肩掛けでも、素敵に決まります! アンサンブルで自分を表現 それは春の優しいエネルギー いつまでも自信と勇気のある女の子でいられます! デートにもぴったり! 普段はカジュアルなスラックスや通勤用のスーツにもマッチします。
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hatohonoka · 9 months
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不夜城が如くネオン煌めく繁華街。煌びやかな様子とは裏腹に、一歩道を外れれば影色濃く腐臭漂う裏道へたどり着く。
男は一心不乱に走り続ける。何故自分が追われているのか皆目見当がつかない。ただちょっと扇動されて、「小包」を公園に置いただけ。最近思い当たる節と言えばその程度。たかだかその程度しか思いつかない。俺のせいじゃない、悪いのはあいつだ!
足がもつれ、運悪くごみ溜めにダイブする。走り続けた足は疲労でだるく、絶え絶えの息は腐臭を吸い込みむせる。
追跡者の影が、煌めく繁華街への出口を背におもむろに得物を取り出す。人生の終点に突っ込んでしまった男は喚き散らし、笑う膝で懸命にもがく。カチリと音がする。
男の顔に落ちた通りからさす光が、追跡者の姿で陰る。
男が最期に見たのは、銃を突きつける少女だった。
​───────​───────​───────
ー入学ー
横浜駅。世界でも5本の指に入るとか入らないとか言われてる程の駅。掲示板と手元の地図とを眺め続けてどれくらいたっただろうか。完全に迷子である。
わたし望月愛衣は齢12…もうすぐ13だが、冷や汗出るほどに迷子になったのはいつぶりだろうか。フィーリングで目的地を目指しても今までなんとかなっていただけに地図の見方すら分からない。完全な詰み。
「うわぁ、ちょっとま��いかも…」
もしかしてなんか試験的なものなのだろうか?入口を探し当てられなければ入学すら認められないとか
そんなはずない、こんなにウェルカムな入学式の案内を送り付けておいて試験なわけが無い。てかこの地図分かりにくい、簡略化しすぎでほぼ一本道しか書いてない。
途方に暮れても仕方がない、目印のお店を探し当てるしかなさそうだ。などと再起したのはこれで3度目ぐらいか
そろそろ足が疲れてきた。近くにあったベンチに腰掛ける。
行き交う雑踏を探しても、自分と同じような制服を着た子は見当たらない。平日の昼間だというのにどこから湧いて出てくるのか分からないぐらいには人が行き交っている。
仕事に行く人だろうか、あの人は観光?あの子たちはショッピングかな?
平和そのものである。よきことよきこと。こんな日常に一人立ちしたいが為に施設から『孤児院』という学校施設がある横浜まで来たっていうのに、入学出来ませんでした〜で帰るのは格好が悪すぎる。
「どうしたもんかぁ〜」
背もたれに仰々しく身を預け伸びをする。
「どうしたの?」
見上げた先、顔を覗き込む女の子、いや見た感じ年上のお姉さんがいた。落ち着いた雰囲気、これが大人びたという表現でいいのか分からないけども。まじまじと見られている。いや、顔近。まつ毛なが。
また着慣れた感じにわたしと同じ白の制服を身にまとっている。ということは
「助かったぁ、やっと同じ制服着てる人見つかったぁ」
上級生であろう彼女がふふっと笑う。上品だ。
「きみ、新入生?駅迷いやすいよね。私もよく迷う。今もそう」
上級生でも迷うってんだ、じゃあ新入生のわたしなんかたどり着くつけないわけだ…って
「ちょっと待ってください?今も迷ってるんです?」
キョトンとした彼女は短く「そう」とだけ返した。
あぁ、完全に終了のお知らせってやつだ。
​───────​───────​───────
と、まあ入学式の会場にはなんとか間に合ったというわけで。
あの後、彼女の寮の同室の方が怒りながら迎えに来たおかげで『孤児院』の施設、更には会場にまでたどり着けたって訳だ。
別れ際、頑張ってねと言われたが入学式に何を頑張るのだろう。長時間椅子座り耐久があるという事だろうか?
純白の制服の群れが体育館のような会場に集まっている。水銀灯が照らす会場はやや薄暗く、傍から見たらお嬢様学校もかくやあらむだろうか。近くの椅子に腰をかける。
ざっと見渡して自分含め100人?ぐらい居るだろうか。規則正しく等間隔に机付きの椅子に座って近くの子達同士でソワソワと話し合っている。
さらに数人、様子を伺っているのかコンクリ打ちっぱなしの壁際でたむろしている。
どのグループに混ざろうか吟味でもしているのだろう。当たり前だ、ここにいる子達はわたし含め孤児。12,3歳の子達が集められている。
『孤児院』からの招待状を配られた子達だ。今つるむ相手を見誤れば今後どうなるかわかったもんじゃない。
…というかみんな迷わず来れたんだね、どうやらわたしが一番最後の到着だった様だ。出入口の扉が施錠される音がした。
「どもども、隣いい?」
活発そうな、ショートヘアの子に声をかけられる。バスケとかやってそう、女子にモテる女子だ。
「あ、どうぞ」
断る理由もなく、快諾。
「あたし幸 亜���沙、ちょっとギャグっぽい名前でしょ?亜里沙って呼んでいいよ、あなたは?」
「自分で言っちゃうんだ…望月愛衣よろしくね」
「ねぇ!愛衣はどこから来たの?あたし青森から来たんだけど横浜駅めっちゃ人いすぎじゃね〜?」
ガハハと言わんばかりにはしゃいでいる。てかいきなり名前呼びか、カルチャーショックを受ける。
「おかげで人酔いしちゃったよ。わたしは埼玉から」
「埼玉か!うん、埼玉。埼玉って何があるの?」
この話題はあまり広げない方が良さそうだ。
ふと、椅子の下に箱が置いてあるのに気付く。ちらっと足元を見ると自分の椅子の下にも箱がある。
「あ、っと〜。あれ?亜里沙その足元にある箱って?」
これでも緊張していたのか、今まで気付かなかったそれを手に取る。30cm四方の箱。シルバーのケース?ジュラルミンでできた箱には開けられそうな蓋が付いているが鍵がかかっていてビクともしない。持った感じずしりと重みを感じる。他の子も箱に気付いたのか各々手に取っている。
「なにこれ?新入生へのプレゼント的な?」
中身を確かめるように亜里沙が箱を振る。蓋と本体がカタカタと鳴る以外、中から音はしない。
キーンとマイクがハウる音が響く。ありがちな。
「失礼。諸君着席を」
正面の壇上、舞台袖からツカツカと長く綺麗な黒髪に鋭い目つき真っ黒なスーツを来た大人の女の人が現れた。マイクはインカム型なのだろうか、手には鎖のようなものを持っている。その鎖の先、遅れて舞台袖から現れたのは、手錠をはめられ目隠し、さらにヘッドホンで耳栓までされたツナギの男の人が引っ張られて現れた。
会場がどよめく、これが大人の世界なのだろうか?
「静粛に。この男の説明については後ほど。まずはようこそ『孤児院』へ。諸君らはここで一般常識から外れた存在になっていただく。座席の下にケースがある、確認がまだの者は早急に確認を。」
会場が不安げにざわめく。
「もしかしてコロシアイさせられちゃう?なんちって」
亜里沙が冗談めかしく囁く。
「そんな訳ないでしょうに、映画の見すぎ」
「これよりケースの電子ロックを解除する。各自内容物を確認するように。中身の取り出しは指示があるまで待つように、ケースは落とさぬように」
『先生』?が軽く手を挙げ合図の様な仕草をする。
ガチャリ!会場に電子ロックが解錠された音が響く。
わたしの手元の箱も、大きな音をたてた。
亜里沙と顔を見合わせる。互いに箱の中身を確認する。
恐る恐る、ケースの蓋を開ける。ビクともしなかった蓋がすんなりと開く。
中には、拳銃が収められていた。
「これから諸君らとその銃は一心同体。我々の必需品となる。紛失、破損のないようしっかりと整備すること。」
「どういうことだてめぇ!ふざけるのも大概にしろ!」
前の方に座っていた如何にも不良な感じの子が、銃を手に壇上へ飛び上がる。
「席へ戻りなさい」
「うるせぇ!なんだこれはよぉ?映画の撮影かぁ?あぁ?いいからさっさとセンコーをだせやセンコーをよォ!」
不良生徒が『先生』?へ銃を突きつける。
あまりにも血気盛んすぎる。怖くないのだろうか?万が一これが本物の銃であったら、まずいのではないか?舞台まで止めに入る?いやこの距離じゃ間に合わないか?
マイクがハァとため息を拾う。
「なんだてめぇなにk」
ズダン!
あれは柔術?だろうか、綺麗な動作で『先生』?は不良生徒を床に叩きつけ、同時に銃まで奪ってしまっていた。不良生徒はぴくりとも動かない。気絶でもしたのだろうか?
「今年は血の気が多いですねぇ…静粛に。まだ説明の途中です。」
何事も無かったかのように説明を続け始めた。
やっぱり映画の撮影なんじゃ…?逃げるか?亜里沙だけでも連れ出せそうだけど、他の子は?唖然としてる。出口は一つだけ?会場がざわめき始める。何人かが立ち上がり
パンッ
会場に破裂音がこだまする。遅れて悲鳴。
壇上。男が倒れる。壁に赤が跳ねる。
「いいでしょう、もう面倒だ。この方が効率がいい。そこ!席を離れるな!ったく面倒臭い!」
逃げ出そうとする生徒を一蹴する。
「いいですか?聞いてください。説明します。この男は今日死刑執行の死刑囚です。国家転覆を企て捕まった犯罪者だ。今日から君たちは国家に仇なす犯罪者どもを消し去る存在になってもらいます人事担当がどう説明したかは分かりませんがつまるところ公務員になりますただ公には姿は見せずあくまでも影としてこの国を支えてもらいますそのための『孤児院』でありそのための場所になります​───────​」
おそらく決まっていただろう口上をめちゃくちゃ早口で垂れ流している。その間、どうすることも出来なくなってしまった会場は、すすり泣く声が聞こえ始めていた。あの男は本当に死んでしまったのだろうか?遠くからでははっきりとは分からない、前の方では吐いてる子も居る。ってことはやはりそうなのだろう。
「亜里沙?大丈夫です?」
ちらっと隣の亜里沙を確認すると、泣きはしてはいないが血の気が引いた顔でケースを抱え固まっている。
「…えっ、えぇ。あぁうん。だ、大丈夫。じゃないよ。愛衣は?逃げる?」
「いえ、下手に動くよりあの先生?の指示に従ってた方がいいかも。立ち向かったりしなければ問題なさそうだし」
落ち着かせようと話しかけるが反応が鈍い。大丈夫じゃなさそうだ。かと言って逃げ出せそうにもない。『先生』?の話は聞かざるを得ない。
「​───────​─ということです。ふぅ、諸君落ち着きましたか?よろしい。では、諸君。その銃で隣の人を撃ってください。」
つづく
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