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#コロナ対策はしっかりと
gu4 · 11 months
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何度も書きすぎて飽きてしまったけど、 ・COVID-19は呼吸器系疾患ではなくて全身性血液疾患で自己免疫疾患 ・SARS-COV-2は変異し続ける ・完全無欠の予防手段はない ・完全に治癒する特効薬はない ・感冒様症状は初期症状で後遺症からが本番 ・どんな後遺症が当たるのかはガチャ運次第 ・自衛が個人判断になり、早期投与薬は感染者の自己負担になったが、別に確実に完治することが確約されてはいない ・感冒様症状の発症二日前、感冒様症状が出ないうちから、感染力のあるウイルスの放出を始める ・初期症状である感冒様症状が治まる発症4~5日目辺りが最もウイルス放出量が多く、同居家族及び接近した他者に感染させやすい ・発症から二週間経過すると呼気混じりのウイルス放出はほぼ終息するが、体内深部の内臓などに持続感染が起きている場合がある ・感染時無自覚無症状でも持続感染が起きる場合がある ・発症から2~3カ月経過しても感染前の状態に戻らない罹患後症状は、そのまま一生回復せず状態が固定する場合がある。これを後遺症と呼ぶ ・三ヶ月過ぎて変わらない場合、一年過ぎても二年過ぎても回復しない(自然には再生しない細胞が毀損した場合など) ・血管内梗塞を引き起こすことで高齢者、基礎疾患持ちの元々持ってる病気の予後を悪化させるなど、「その他の重大な疾病のブースター」として機能する ・COVID-19の感染でそれ以外の病気が発症しやすくなる ・定期検診の習慣がまだない若い世代や子供などは、自身が掛かっていた病気の存在に気づかないままCOVID-19に感染し、著しく体調を悪化させる場合がある ・ワクチンの早期接種で、子供の重症化、後遺症を二桁%緩和できる(CDC他からの啓発。対策しなければ、子供でもそれだけ重くなりやすいということ) ・感染者の1~4割に何らかの後遺症雅残る(比率は研究によってばらつきがあるが、最小限でも十人に一人は後遺症が残る) ・ワクチンなし+自然感染、ワクチン+自然感染のハイブリッド免疫は、そこまで長期的に抗体を保持できない ・ワクチン接種による抗体は6カ月くらいまで維持され、7カ月目くらいでほぼなくなる ・ワクチン接種による心筋症発症リスクは百万人に2~3人くらいで、接種による重症化・後遺症の症状低減メリットのほうが大きい ・2023年秋の接種は「XBB系対応一価ワクチン」「最後の無料接種」「調達数は現状で3500万人分」 ・2024年からの接種はインフルエンザ同様自己負担、「個人の判断で各自自衛してください」となり、「何もしなくても行政が勝手に助けてくれる」期間は終わり、命の選別を個人の判断で行うシフトに とりあえず「コロナ禍を経てCOVID-19について分かってることのまとめ」。 同じようなこと何度も書きすぎて飽きた。
Xユーザーの加藤AZUKIさん: 「何度も書きすぎて飽きてしまったけど、 ・COVID-19は呼吸器系疾患ではなくて全身性血液疾患で自己免疫疾患 ・SARS-COV-2は変異し続ける ・完全無欠の予防手段はない ・完全に治癒する特効薬はない ・感冒様症状は初期症状で後遺症からが本番 ・どんな後遺症が当たるのかはガチャ運次第…」 / X
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wwwwwwwwwwww123 · 24 days
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水曜日のダウンタウンで、コロナ対策の揶揄が話題になっているみたい。 僕が当時も今も「おかしいやろ」と思ってるのは、テレビでよく使われてた謎の透明なマウスガードなので、これだけは思う存分ネタにしてもらって構わない(個人の感想) 日本の多くの人たちにとって、大変だった感染対策を「済んだ話」としてネタにできるようになった、というのはある意味喜ばしいことではある。 けど今でも施設や病院など、弱った人の居場所では追い討ちをかけないように、対策が取られ続けているし、基礎疾患を持つ人たちは自分を守るのに必死だ。 「あの時は大変だった」という気持ちを笑いに変えたい気持ちも分からんでもないんだけど、多くの人たちから見えない所で問題は依然残っている。 多くの人たちが何かのきっかけで医療を必要とする時、こういう対策の恩恵をダイレクトに受けることになるし、今も間接的に恩恵を受けている。 笑いには色んな形があるし、物事には色んな捉え方がある。 だからこそ、「そうじゃない人たち」のことも同時に思いやれると良いよね。どの立場にも言えることだけどね
Xユーザーのばりすた☕️脳神経内科医さん: 「水曜日のダウンタウンで、コロナ対策の揶揄が話題になっているみたい。 僕が当時も今も「おかしいやろ」と思ってるのは、テレビでよく使われてた謎の透明なマウスガードなので、これだけは思う存分ネタにしてもらって構わない(個人の感想)」 / X
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ari0921 · 16 days
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「宮崎正弘の国際情勢解題」 
  令和六年(2024年)9月10日(火曜日)
  通巻第8402号  <前日発行>
 テレグラムCEO逮捕、フランス情報機関との密約に違反したか 
  逆にロシアは西側の検閲を外交問題に 欧州の次の狙いはXだろう
*************************
 グーグルの発明家はふたりのロシア人である。セルゲイ・ブリンとラリー・ペイジだ。
 米司法省から独禁法違反と問われ、解体論の話まで進んでいる。グーグルばかりか、司法省はアップル、エヌビディアも提訴しており、FTCはアマゾン、メタ、マイクロソフトを提訴もしくは調査している。
 マグニフィシエントセブンのもうひとつ、イーロンマスクのXはブラジル政府と禁止か否かで争っている。ドイツの極左政権はつぎにXの封じ込めを画策している。
 暗号通信の新興企業テレグラムの発明もふたりのロシア人。ニコライ・ドゥロフとハベル・ドゥロフ兄弟である。
最初はロシアを中心に、西欧から香港、中東に拡がり、とくに反政府の民主活動家達が利用したので十億人のアクティブ・ユーザーがいた。「いた」と過去形で書くのは、CEO逮捕以来、利用が急減したからだ。
香港では当局の弾圧に抗した民主活動家たちが暗号による連絡網として駆使し、とくに米国からの支援、資金の受け皿の通信に使った。イランの反体制派もテレグラムを愛用した。
 2024年8月24日、テレグラムCEOのハベル・ドゥロフはプライベートジェット機でパリに着陸したところ、突然、フランス官憲に逮捕され、プラットフォームの杜撰な管理が犯罪者との共謀を含むとされ、起訴された。
これは児童性的虐待コンテンツの配布を可能にするなどの犯罪への共犯、麻薬密売と詐欺、そして法執行機関への協力の拒否を含む容疑だ。
逮捕から三日後にドゥロフは500万ユーロ(8億円)の保釈金を支払い、フランスからの出国禁止と週に2回警察署に出頭することを条件に釈放された。
 背後に何があるか。世界の諜報機関も利用していたプラットフォームゆえに、様々な憶測、それこそロシアとの秘密の関係、アメリカの妨害、世界の民主活動家は何か一連の暗い密約があるとみて、利用を止めた団体が多い。
 もともとロシア連邦政府はテレグラムに規制をかけたのだ。
2018年4月、ロシア当局はテレグラムの使用を禁止した。するとモスクワで大規模な抗議デモが起きた。対抗手段を講じたテレグラムはロシア向けサービスを継続し、ロシア政府のネット検閲に抵抗する象徴的存在とみなされた。コロナ禍がおこり、むしろ国民への情報提供ツールとして利用する公的機関があらわれ、規制は形骸化した。
 ▼ドゥロフはロシア生まれ。プーチン政権の監視に嫌気してドバイに移住した。
フランスで唐突に逮捕されたハベル・ドゥロフはメッセージを寄せた。
「フランス検察側の立場は驚くべきものだ。国がインターネットサービスに不満を持っている場合、そのサービス自体に対して訴訟を起こすのが慣例となっているが『スマートフォン以前の法律』を使って当該プラットフォーム上で第三者が犯した犯罪で我々を訴えるのは誤ったアプローチだ」
 ドゥロフは、こう続けた。
「テクノロジーを構築することは非常に困難です。ツールの潜在的な悪用に対して個人的に責任を問われる可能性があるとわかっている場合、革新者は新しいツールを開発することはありません」
このドゥロフはロシア生まれだが、2010年代後半にプーチン政権の監視とデータ提供の強要に嫌気してドバイに移住した。フランス、アラブ首長国連邦、カリブ海諸国のセントクリストファー・ネイビスの国籍も持つ。フランス国籍はマクロン大統領との昼飯会で特例が認められた。
ところでドゥロフとともにフランスの飛行場で拘束されていた謎の美女の正体が分かった。ドバイ在住のユリア・ヴァビロヴァは、プライベートジェットに同乗していた。彼女も3日後に釈放された。
 
 9月5日に彼女はインスタグラムにメッセージを寄せ、「私は多くの人から支援されました。多くの誤った情報が流通していますが、それは今後の話題です」と曖昧な言葉を並べた。
ヴァビロヴァ女史はドゥロフとカザフスタン、キルギスタン、アゼルバイジャンなどに同行していた。
 そこでヴァビロヴァは「ハニーポット」タイプの諜報員であり、ドゥロフをフランスに連れ出す任務を負っていたのではないかという憶測が広がった。最も有力な陰謀説の一つは、彼女がイスラエルのモサドのために働いていたというものだった。漫画的な発想の飛躍だが、スパイ小説ではよくあることだろう。
 このテレグラムの創設者は独身だが、精子提供によって100人以上の子どもをもうけたと主張しており、フランス警察に対しは、エマニュエル・マクロン大統領と夕食をとる予定だったと話した。マクロン大統領はこれを否定している。
虚言症なのか、誇大妄想型の人間なのか、つかみどころがない。
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ak794itomugi · 9 months
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はやいもので年末です。黙ってタグなしで只管絵をお届けていているだけのtumblerで毎年恒例の文字の記事です 最終回のノッポさん現象かな?
今年の振り返りの時期となりました! 今年は頭からなんとリアルで仕事で成功して、私が想定してる以上にすごいラッキーな感じでした。 難病の身の私自身ですが配慮の上、仕事環境としても周囲の人とすごく仲良く、楽しく仕事させていただいていて本当に感謝感激です。 マジでこの仕事に昨年転職して本当に良かったです。 とはいえこれはリアルじゃなくてオタクとしての振り返りなので、そのあたりはほどほどに、 今年はオタクとしても本当にハッピーなことが多かったので、細かく分類した上で振り返っていきます。
■同人誌 今年出した本は表紙のギミック多めの本となりました。 全てがもこもこの顔料箔を使った本と、透明な表紙の本は一回作ってみたかったので実現できてハッピーです。 どちらも無事完売しておりますが、数的に圧倒的に人の手に届かなかったという事もなくて一安心です。
あとはオンデマンドでも、ほぼほぼトナーがテカらず、オフセットと遜色がないと言う話を聞いて、プリキュアの無配の本で試してみましたが、本当に感動ものです。 オンデマンドだからこそできるものもあるので、来年はこれを活かした本を作る予定です。
また今年でおおよその漫画在庫は全てはけました。 数年前のなどがいっぱいあったのをここらでちゃんと綺麗にしとこ!ってサークルの方針なので、最終回とかではないです。 来年は2冊すでに予定ありなので年始からもちもち作っていきます! とりあえずとても可愛い本と、可読性を維持した多層型の本の設計図を組んでいきます
あとこっちでは全く言ってなかったんですが、サークルのtumblerできました。 実はこの記事を投稿したとほぼ同時にリンクも、これまでほぼ機能してなかった告知系のタグの所に代わりに接続しちゃってます 実はここのtumbler��投稿物も一部見えるロジックにしてるので、軽く見たい人は向こうに切り替える事もできます。
作った経緯としては、今年一年でSNSの事情も不穏な影が入りつつあるのですが、いくら趣味でも金銭のやり取りが発生する活動をしている以上、 告知の場所となるSNSの所を移動する戻るを繰り返すのは混乱を招くと考え、 安定性のあるかつ、活動履歴がちゃんと残るwebサイト的な形式のものを作ろうと提案してあんな感じになりました。 サークル活動が今年で5年になる節目の年なので、ここまでくると妖怪同人趣味みたいなものですし丁度良いかと思います。
■二次もしてるジャンル関連 東方は新作でましたね。 去年から畜生のおやすみシリーズを描いてたのも含めて、ものすごく久々にピンポイントなものが来て笑いました。 新キャラは基本一年待ってからと思ってたんすけど、流石に回避ができなかったので全員何らか漫画を作成して年末を迎えてます(残無だけ公開来年ですが)
あとは以前からのpixivのまとめなどを昨年の末に見返す機会があった時、近年高カロリーな排出の仕方をしすぎているのでは?って事で、緩急をつけるために、今年からキャラメインの横型のイラストで全キャラリレーも発射しました。 見てる方はどう思ってるのかアレなんですが、改めてキャラのパーツを知る、考える重要な機会なのと、 何よりコストの低さから休まるから大変良いです。 横型終わったら縦型で続ける予定です。
今年1番触れ合ったキャラとしては畜生界のおともだちと久侘歌は今年の8割くらいの期間ずっと描いてた気がするんですが、 流石にここまでくると慣れてくるものの、新作きたので、畜生界の方はタイミングが遅れていますですが一年待機、 そして元々完結してからは久侘歌は元々原作から結びつけて考えられる、彼岸組との組み合わせメインに戻す形をとっています。 ていうか、単純にもうこの組み合わせマジで6作品くらい結構なボリュームで出してるので、流石にネタが豊富なわけではない為単純に一旦休みたいです。私がバケーションする番です。 その間にきっと各々で素敵だったりメジャーな組み合わせもできるでしょうから、皆さんはそれを楽しむのよ!
あとはプリキュアですね。私の事を前々からご存知の方だと有名なのかアレなんですが、 そもそも私はプリキュア大好きで、二次創作せずオタ活していたジャンルです。初代から全部見てるよ! たまーに描いてはいたんですが、本当にちょろっとなので、こういう場や、ファンボの雑記で度々映画みたよ!とかの形で話題に出ていた感じです。 ただ今年はなんかサークルメンバーみんなどハマりして、なんか気づいたら再集合してたので、今年は珍しく描きました。
経緯としては私はそもそもプリキュア摂取してない日がないので、ひろプリを見る前に時間があったから、まほプリ見ちゃお!ってなったのに、主宰も見よ!!!って誘ったら、ノ��て見た向こうが超加速でどハマりした感じです。こわい この2ヶ月後に続編の報せが来るとは露知らずで あれは私もマジでビックリしてます。本当にガチで偶然です。
そこから平日は過去作鑑賞会をサークルメンバーみんなで、休日はひろプリやオトナプリキュア みたいな、みんなも私と同じような生活してる?!?!?!って感じになってます。 サークルメンバーとは初代〜5GoGo、ドキドキ、魔法、HUG、デパ、ひろ(リアタイ)を見ました。 今はトロを見ている感じです。トロ良いよね好き
主宰とまぁ3年ほど久々に共通ジャンルで活動できるようになったので、2ジャンル継続で来年も作って行く予定です。 いよいよ昔から好きな作品を描いている状態になってます。いつか幻想水滸伝とかポップンもきたら笑うしかない奴です。 今年の5月と11月に設けた、ジャンルのまともな絵と落書きのバランス反転をさせるのは個人的な気持ちの換気にもなったし、すごく楽しかったので、これも来年2、3回実施を予定してます。
■普通の生活とかオタ活とか 原稿とか以外だとひたすらポケモンしてた気がします。 元々プリキュアメインにオタ活してたんですが今年上の項目になったんですよね、これが。 なのでプリティストアとかそれ以外ってなると、ポケモンセンターでツンベアーぬい買ったり、 レイドに潜り込んだり、DLCではしゃいだりとかとか。 他にもマッドラットデッドをやっと買ったので楽しんでたりとかちょいちょいしてます。 アニメはこれも遅れてですが王様ランキング見ました!!!!とても良い!!!!!!単行本気になってたんですが、アニメと違うと聞いたので、先にアニメを見た感じです。えがっだ こう書くと摂取量ほんと少なくて笑う
映画はゴジラ見ました!!!良!!!! オールスターズFを試写会含めて6回ほど見てたのですが、ある時一緒の日に見たら気持ちの乱高下が凄かったです あと君生きも見に行きました この時例大祭の時期からその日まで本当に仕事忙しすぎてやばかったので、開放感と共に見て すげぇ世界観じゃん(小並感)ってなりました
それから三重旅行にもいきました。 これは結構事細やかにレポをファンボックスに書いてるので、気になる方はそっちでよろしく!
みたいな感じで、6月以外は月のどっかに必ず何かイベントが挟まるような生活だったんですが、仕事に追われてました!!!! 畜ではなく楽しくやってますし、量やばい分お金はたくさん頂いてますが、こう見ると本当に仕事の記憶しかないです!!!!
急に小並感すごい項目になったな
■総括 色々ありましたが今年はいつもよりサブカルも楽しい一年になりました。 とはいえ、例年より体調不良が多い年でもあり、特に後半以降は寝込んでる日がちょいちょいあったなぁとなります。 昨年にコロナに罹って以降はかなり気をつけていたものの、寒暖差がえげつなすぎて負けました。 もはや私がどうってより地球がどうって話な気がしますが、もっとしっかり対策しないとなとなります。
来年は色々リアルが忙しいのと、背骨をやってしまったので、今年よりも低カロリーでいく予定ですが、 オタクはやめれない(人間の業)ので、のんびり楽しくしていると思います。
それではよいお年を!
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kennak · 2 months
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筆者の友人の女性との話題で、女友達が妊活に苦労していて大変そうみたいな話をよく聞く。身の回りの男性もすでに既婚者となるなか独身を貫く筆者にはおおよそ無縁な話であるが、女性の子供が欲しいながら恵まれなかったという話に相槌を打つのである。  しかし教養として知る話として、不妊の原因の半分は男性にあると言われている。子供ができないことにヒステリックになる背景に、男性が他人事になって検査もしてくれないと聞く。プライドはわかるが検査はした方がいいと思った。  それはそうとして、そもそも諸君は自身の精子を見たことがあるだろうか。毎日出している白いやつと言えば半分は合っているのだが、実は精子は白くないのを知っているだろうか。そもそも毎日向き合っているものを知らずして他人に押し付けてよいものなのだろうか。  「精子は青い」そう教えてくれたのは、高校の保健の先生だった。高校生とはいえ筆者の性の目覚めは遅めだったので、当時はフーンというくらいに聞いていたが、大人になって不妊治療だとか性教育とかそんな単語が現れると、ふと思い出すのであった。  そんな中、あるネットニュースで「精子観察キット」というものが紹介されていた。スマホのカメラに顕微鏡のようなレンズを取り付けて精子を可視化できるのだという。興味が湧いたが、それを読んだ当時はそんなものを買う度胸はなかった。  転機が訪れたのは2020年、新型コロナウイルスのワクチン接種が始まった頃。 「ワクチンを接種すると精子の質が落ちて不妊になる」という噂話がSNSを駆け巡った。今後これを読む人のために補足をすると、今でこそワクチンデマと一蹴されるこうした根拠のない医療情報が、当時は社会問題になったのである。そんな中、コロナ対策チームはよく頑張ってくれたと思う。  人類の新たな危機と言える新型コロナに対抗すべく、一個人としてできることをやらなくてはならない。そんな使命感に駆られた筆者は、自らの精子を精子検査キットで観察し、ワクチン接種の前後で精子がどう変わるのかを調べてみることにした。  まずはキットの選定が重要だ。童貞の筆者は知らなかったのでここで啓発しておくと、コンドームや精子検査キットはアダルトショップで買うものではなく、妊娠検査薬などと一緒にドラッグストアに普通に並んでいる。当時はリクルートが発売していたSeemというサービス(サービス終了)と、TENGAが提供していたメンズルーペという商品があった。試しに両方買ってみることにした。レジに持っていくとスッと茶封筒にしまってくれ、こんな配慮サービスがあるのかと驚いた。化粧品の充実したドラッグストアだとレジ前に女性が多いので少し勇気がいるが、気になるならペットボトルでも買ってカゴに混ぜておけば良いのだ。  いずれも箱の中には精液採取用の道具とレンズが付いている。これをスマホカメラに装着し、レンズに精液を垂らすと、カメラに精子が映る。この動画をサーバーに送ると、精子を画像認識し、精子の数と、よく泳ぐ精子の割合を示してくれるのである。  性教育をあまり受けてこなかった人のために補足すると、精液は精子のほかに前立腺など様々な液が合わさってできていて、射精直後は粘り気の強い塊になっていて、一丸となって送り込まれる。そして時間が経過すると透明でサラサラになり、卵子めがけて泳ぐ精子を助ける潤滑剤となるのである。つまり、活発に泳ぐ精子を見るためには、精液を30分ほど放置してサラサラにしなくてはならない。  ところが実家暮らしの筆者にとってこの作業は困難を極めた。筆者の部屋にはわりと気軽に家族が会話しに来訪するので、普段はトイレでこっそり致している。ということで、部屋で致そうとすると緊張して奮い立たないし、隠しておくにしてもビクビクしている。ビクビクしているゆとりもないのだ。偶然もらったお菓子の空缶があったので、そこに隠して放置する。サラサラになった精液をスポイトでレンズに注入すると、精子が見える。測定上の注意事項として、最近のスマホのレンズは大きいので、ここに傷がついていても飛蚊症のようになり綺麗に映らないので注意が必要だ。そしてLED照明など点滅する照明を顕微鏡のライトにするとチカチカしてとても見るに耐えないので、ライトにも気を配る必要がある。  ドキドキの対面である。精子の姿がスマホに映った。Seemのレンズで見た精子は、確かに青かった……。  早速精子を動画に撮り、サーバーに送ると、しばらくしてその結果が送られてくる。筆者の精液には1mlあたり2400万の精子がいて、そのうち活きているのは6割という結果だった。TENGAメンズルーペには精液採取のカップに目盛がついていて、量を測ることができた。測ってみると5〜6mlの範囲に収まっている。これも保険の教科書通りだった。基準はWHOが定めているので気になった人はググってみて欲しい。  ワクチン接種は筆者にとって地獄であった。腕はパンパンになり、高熱が出て1週間寝込んだ。精子は熱に弱いので、この熱では死んでしまうのかもしれないと思った。しかし少し落ち着いてから測定してみると、4200万匹、運動率は6割でほぼ倍増である。減るどころか増えているではないか。色々考察してみたが、夏の筆者は繁忙期で、寝ても覚めても仕事していた。これがワクチンの熱で1週間寝たきりになったことで、睡眠不足が改善されて精子が増えたのではないかという仮説に至った。  2回目の接種でもためしたが、寝込んだ後に精子を調べると精子の濃度が高くなることがわかった。そして年末の繁忙期にも試してみたところ、この時期になると精子の運動量が2割程度に落ち込むのである。主観的な意見と言わざるを得ないが、精子が疲労のバロメーターになっているように感じられた。  つまり、我々は日常的に精液を放出しているつもりでも、その中にいる精子は健康状態……たかが寝不足程度でも、日々増減したり、中身がほぼ死滅していたりするのである。女性は月に一度しか妊活のチャンスがないと言われるが、一方で男性にも毎日チャンスがあるわけではないということをこの実験は示した。  自分の身体にこんな秘密が隠されていたとは思わず、外出自粛の間、メンズルーペを使って精子を調べることに没頭した。画面の中で精子たちは、腕時計の中で動く歯車のようにピコピコと機敏に動いている。そうやって頭を振りながら泳ぐ精子たちを観察しているうちに考えたことがある。それは 「女性だけが命を宿すことができるというが、男性だって命を宿している」ということだ。  精子は人体で最も小さい細胞であるが、父親の遺伝子を母親に届けるという役割のために泳ぎ回っている。確かに赤ん坊��女性から生まれるが、この精子たちもその命の構成要素の一つだ。精子は生きていた。この目ではっきり見たのだ。  顕微鏡に注いだ精液は、スマホで観察するために照明に照らされ、蒸発しやすくなる。その中を泳いでいる精子がどうなるか知っているだろうか。だんだん身動きが取れなくなり、必死に尻尾を振りながら息絶えていき、やがてレンズにはさっきまで活発だった精子たちの死骸が映るのである。いくら単細胞とはいえ、ふだんトイレに流していた命の源を直視すると、少し堪えるものがある。  卵子が受精する瞬間を奇跡とか神秘とか称する教育ビデオは学校でも見てきた。確かに命は尊いものだ。ただ精子を一人称とすれば、彼らは生きた状態で放たれるとも限らず、その行先もゴミ箱やトイレやゴムの中かもしれない。生涯に1兆匹生み出されながら、ヒトとして生を受けるのは数匹である。1匹や、0匹かもしれない。生存競争にすら立てなかった精子の生き様を見て、掴んだ命に��りを持って生きていこうと思った。本当は身近な人にこそこういう話をしたいが、頭のおかしい人だと思われたらどうしようという思いで二の足を踏む。誰かに届くことを願って、ネットに垂れ流しておこうと思った。  さて、それぞれのサービスの違いだが、Seemは1回3000円という結構お高い装置だったが、鮮明に精子が泳ぐ様子を眺めることができた。いっぽうTENGAメンズルーペは1500円で4回分というお買得な商品だが、そのせいか鮮明さでは少し劣るところがあると思う。しかし安いので、定期的に精液チェックをするにはもってこいである。  それとは別に、ロートが精子観察用のレンズを売っているそうで、ピント調節もできる高性能なものらしく、大いに興味を抱いている。しかしこれが通販でしか買えないらしいので、家族にバレないように買う方法を探している。  最近はスマホのカメラがAIで画像を補完するようになり、精子の動きがカメラの古典的な画像処理なのかAIの補完なのかわからなくなってしまったようで、いい映像が撮れない。この影響か、テンガもついに解析サービスをやめてしまって、目視で精子を見るアプリと化した。なのでこの手法で手軽に判定することはもう叶わず、定量的な評価をするには泌尿器科に行かなくてはならない。だが1500円ほどで精子が見れるので、一度は自分の目で我が子の泳ぐ姿を見る経験をしてもいいのではないかと思う。  というか、妊活する男性にとってはこれこそがチントレであろう。精子は簡単に弱る。せっかくなら自分の精子の動きから戦闘力とか算出して遊ぶゲームとか作ったら楽しそうだなんて妄想すらする。流石にゲームは難しいかもしれないが、少なくともただ排泄する粘液と思わず、自分の生み出す命と気軽に向き合ってみてもいいじゃないか、という気がした。
精子観察キットを使ってみて感じたこと
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nyantria · 2 months
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投資家に蹂躙される日本
2024年7月21日 01:19
40代女性
「先生が以前書かれた『粉末ワクチン』の記事の中で、「リニューアルした商品に気を付けて」とありました。私もこれについて、思うところがあります。
https://note.com/nakamuraclinic/n/n21ec27aaf126
国産のサプリをいくつか飲んでいるのですが、最近やたらとリニューアルされていて、おかしいなと思っていました。調べてみると、ほとんどすべてのメーカーで、投資家が関連した動きがあることに気づきました。
たとえば、私、小林製薬のナットウキナーゼを飲んでいるのですが、これ、今月リニューアルされました。ほら、パッケージが変わったのは見ての通りですが、原材料を比べても何も変わってない。それで、相談窓口に電話すると、「成分に変更はありません。パッケージだけの変更です」と。なぜこんなことするのかな、妙だなと思いました。
ご存知の通り、小林製薬は紅麹問題でメディアから散々叩かれました。その理由としては、いろいろ言われていることは先生もご存知の通りです。
「本当はワクチンが原因の死亡を紅麹のせいにすることで小林製薬叩きのネタに使ったのではないか」とか「日本文化である発酵食品全般のイメージ低下を狙ったのではないか」とか「ヨウ素とか本当にコロナに効く商品開発に取り組む不都合な企業なので攻撃されたのではないか」とか「小林一族とその財団の持ち株比率が高くて外資から見てコントロールしにくい会社だから狙われたのではないか」とか。
どれもありそうな説ですが、私としては、最後の『外資系による攻撃説』に一番説得力を感じます。この記事を見てください。
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ものすごいことがさらっと書いてあるんですが、分かりますか?
香港の投資会社(オアシス)が「株主還元の向上、非上場化、ガバナンス改善に向けたオアシスとの協力���という3つの選択肢を提示した。
どういうことかというと、「株価が低迷して困っているようだから、助けてやろう。ただし条件がある。取締役会にうちから送り込む外部役員を迎え入れろ。そして、もっと俺ら(株主)の言うことを聞け」要するに、小林一族の影響力を排除してもっと儲けたいと思っている。究極的には、小林製薬の乗っ取りを狙っているわけです。
オアシス・マネジメントという投資会社は、グローバルハゲタカファンドの代表格です。こういう外資系ファンドがその気になれば、一私企業を潰すことなんて簡単ですよ。なんといっても、アジア通貨危機のように、国家をデフォルトに追い込むことさえできる連中ですから。
自分で騒動を仕掛けておいて、評判が低下してダメージを受けたところで、「助けてあげましょう」とやる。彼らの常套手段です。
オアシスの提案に対して、小林製薬がどのような応答をしたのか。それは分かりません。突っぱねたかもしれない。あるいは、飲んだかもしれない。飲んだとして、具体的にどんな条件を飲んだのか。たとえば「このサプリの製品工程でこの物質を混入させろ」といった指示が出たとすれば、、、
私としては、まったく意味のないパッケージのみのリニューアルが不気味です。何かの合図かな、と思ってしまう。だから怖くて、買えなくて、飲めない。リニューアル前に買い溜めたストックがなくなったら、もう飲むのはやめようって思っています。
最近あった別の事例としては、こんなのがあります。
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北越コーポレーションは、紙とかパルプ製品の製造販売をしている会社で、この会社に対してオアシスが社長解任を要求した。「社長のワンマン経営のせいでこの会社が本来持っている企業価値を実現できていないから」とい��理由だけど、実態は、単なる乗っ取り工作です。外資ファンドによる敵対的買収です。日経新聞が普通に報じてるけど、大問題ですよ。本来は。
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幸いこの一件については、北越コーポのバックに大王製紙がついたことで、外資に飲み込まれずに済みました。でも、これからもこの手の攻撃は続きますよ。北越コーポだけではありません。日本の優良中小企業のすべてが彼らの攻撃対象です。
日本人社長の優良企業に対して、攻撃を仕掛け、弱体化したところで、ファンドが「助けますよ」と手を差し伸べる。「ただし条件を聞いてくださいね」と。オファーを受けると、確かに売り上げは急上昇、株価も上がる。ビルは大きくなり、資産も増える。しかしやがて、役員がすげ替えられ、最後は社長解任。乗っ取り完了。
北越コーポは、ひとまずしのいだ。でも小林製薬は、よくない方向に持っていかれた可能性がある。そこの安全性が不安だと、サプリは飲めません。
投資会社は、まず最初、国営企業を狙います。実際、国鉄もやられたし郵政もやられました。その次は、民間の大企業で、あとは中小企業。特に、独自の技術を持っている優良な個人経営者を潰します。最後は、個々の国民。「はい、せーの」の号令で、一斉に全員にワクチンを打たせて、殺すなり病気の種を仕込むなりする。まもなくみんな死ぬから、葬儀場や火葬場にしっかり投資しておく。ハゲタカファンドが日本の富を吸い上げるための構造が、すでに着々と準備されているわけです。
先生、コロナの犯人は誰だと思いますか?いったい誰が何の目的でこのコロナ騒動を起こしたのでしょう?
私、小学生の娘がいるのですが、学校でいまだにマスク着用を求められたり体温を測られたりするので、学校に抗議の意味で電話しました。「いったい誰の指示でこういうことをしているのですか」と聞くと、もごもごと口ごもって要領を得ない答えが返ってくる。「特に誰ということはありませんが、、、」私が厳しく問い詰めると、電話口の担当者は、何かの資料を見たのか、「感染対策協会です」と急に明瞭な返答があった。それで、さっそく感染対策協会に同様の質問をしましたが、やはりよく分からない回答が返ってくるばかりでした。
コロナを仕掛けたのは誰なのか?誰も分からない。一番知りたいところが、見えない構造になっているんです。
私としては、犯人は「グローバル投資家」だと思っています。「ロスチャイルド」とか「ビル・ゲイツ」という答えではピントがボケています。結局のところ、暴力を使って人を脅したり盗んだり詐欺をしたり、というのは投資家がやっています。企業の裏、政府の裏にあるのは、すべて投資家です。彼らが私たちの税金を奪って大儲けしています。
本当のことをいうと、日本はもはや国の体をなしていない。株式会社日本なんです。株式会社であるということは、株主がいます。つまり、この国は、海外投資家のものです。日本だけれども、日本人のものではありません。
そのことを典型的に示すエピソードがあります。たとえば、日本国内でコロナワクチンについて研究することはできません。それで、日本政府はイタリアに研究依頼を出した。ネズミにルシフェラーゼで標識したコロナワクチンを注入する実験がありましたが、あの実験は日本国内で行われたのではありません。なぜなら、日本は株式会社だからです。株主の反感を買うような研究は許されないのです。
もっというと、日本人の労働の成果は日本人には還元されません。株主に還元されます。我々日本人は、海外投資家のために労働し生活しています。
メディアはこれを指摘しません。だから、この構造に誰も気付かない。
いえ、正確には、団塊ジュニア世代(1971~1974年生)、あるいは、ポスト団塊ジュニア世代(1975~1981年生)あたりまでは、かつての豊かな日本を知っています。投資家に蹂躙される前の、日本の富がきちんと日本人により享受されていたのを知っている最後の世代です。
しかしこの世代以降の日本人は、豊かな日本を知りません。日本が今後ますます貧困化していくことはほぼ確実で、かつての豊かな日本を知る人もどんどん亡くなっていきます。すると、貧乏であることが当たり前であり、海外投資家の奴隷であることを当然のように受け入れるようになります。
生まれながらの奴隷は、もはや、反抗のために立ち上がることはできません。
だから、今、声をあげるべきは、私のような団塊ジュニア、先生のようなポスト団塊ジュニアです。今、投資家によってどんどん日本が壊されている、買われていることに対して、しっかり反発しないといけません。でないと、この国は本当に終わってしまいます」
投資家に蹂躙される日本|中村 篤史/ナカムラクリニック
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matchart-travel · 8 months
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“島はお年寄りも多くて、病院はないから、コロナ対策を、めちゃがんばっとるよ! みんなも協力してね!”
©️ matchart.tumblr.com
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80236 · 6 months
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0004 アフターコロナの名無しさん 2024/03/20(水) 14:20:20.05
>>1
いま物価高なのは��メリカや欧州などがコロナ禍の補助金をやりすぎて
異常なインフレになっているのが日本にまで波及しているせい。
日本以外の要因が原因なので日本だけではインフレは止められない。
輸入大国日本の物価は輸入物価に引きずられいずれ物価は最終的に一点に収束していくが、
(欧米と同じような物価に収まるが)
それに至るまでに上からアプローチするか下からアプローチするかでしかない。
日本はデフレで欧米に比べて物価上昇が抑制的だっただけで、
トータルでの物価上昇率では欧米には届いていない。
そしていま円安なのはアメリカが自国のインフレを退治しようと金利を上げ、
その金利高を受けてドルが買われているから。
アメリカのインフレが収まればアメリカも利下げに転じ円安は解消される。
デフレの日本が金利を上げれば、消費減速による不景気と物価上昇のダブルパンチを浴びるだけ。
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shinjihi · 1 year
Quote
さあ、自民党の 「責任ある積極財政を 推進する議員連盟」が、 消費税減税を中心とする 経済対策の提言を出してきました。  提言の全文は、こちら。 【令和五年十月四日 責任ある積極財政を推進する 議員連盟 提言】 http://mtdata.jp/data_86.html#teigen PDFをダウンロードできます。  タイトルは、 「我が国が 「明日は今日よりよくなると 誰もが感じられる国」となるための 総合経済対策・補正予算編成に向けての提言 ~真水20兆円規模の補正予算を求める~」  となっています。(長いですが)  提言は七つあり、具体的には、  一、消費税や所得税の減税措置及び、  社会保険料の減免措置を行うこと。  二、事業者に対し、  柔軟な資金繰り・経営支援を継続すると共に、  コロナ融資返済の猶予・減免策を講じること。  三、「地方創生臨時交付金」の  引き続きの交付と、  「地方交付税交付金」の安定的増額を  実現すること。  四、食料安全保障関連予算を  別枠で確保し、  農林畜産水産関連予算全体を  大幅に増額すること。  五、サプライチェーンの強靱化を図るため、  国内における生産拠点の設備投資を  支援すること。  六、子育て支援金の継続給付や  児童手当の対象拡大、  奨学金の返済免除や減免策など、  子育て世代の負担を減らす  抜本的な支援を行うこと。  七、国土強靭化5カ年加速化対策を  早期に改定し、  次期法定計画の総額を18兆円に拡大し、  インフラ老朽化対策を加速すること  消費税や所得税の減税 (高所得者の所得税は 別に減税しなくていいです。 と、所得税率45%の私が 言っておきます)、 社会保険料の減免、 ゼロゼロ融資の猶予・減免措置、 地方交付税交付金の「安定的な増額」、 食料安全保障強化、 国内への資本移動の支援、 奨学金返済免除、 国土強靭化などなど、 わたくしどもが 必要と主張していた政策が、 あらかた含まれております。  欲を言えば、真の意味の少子化対策 (子育て支援は、少子化対策にはならない。 別に反対しませんが)、 エネルギー安全保障強化が 欠けているかな。  もっとも、 「消費税減税」 「(低所得者層から中間層の) 所得税減税」 「社会保険料減免」は、 結婚適齢期世代の可処分所得を モロに増やすため、 立派な非婚化対策 =少子化対策ではあります。  また、エネルギー安全保障強化は、 どうしても長期の投資が必要になるため、 補正予算で提言するのは難しいです。  というわけで、現状、政策の方向性としては パーフェクトに近い提言が 「積極財政議連」から出されました。
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kyoto4 · 1 month
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20240809 長崎、イスラエル、南海トラフ
 ずっと暑い。暑いのでひと足はやく夏休みに入った。平日でなければできない用事をすませる。  今日は長崎にアメリカが原爆を落とした日である。6日の広島につづいて、多くの民間人を殺傷した。広島で14万人以上、長崎でも7万人以上。たった2発の新型爆弾が大勢の人間の命をうばった。  これはアメリカが反省すべき大きな罪である。すでにほとんど交戦能力を失っていた敵国の一般市民の虐殺は、どうあっても許されるようなものではない。また、人類が受け入れられるべき種類のものではない。すべての核保有国は即座に所持している大量破壊兵���を廃棄すべきである。持つこと自体が犯罪である。  どのような宗教であれ、人ごろしは罪であるとされる。イスラエルに住むひとにも、そのようにかんがえているひとはすくなくないと想像する。そし���もちろん、個人の人ごろしは裁かれているはずである。現在、イスラエルという国がガザでおこなっていることは誰がみてもただの虐殺である。  無論、戦時に虐殺はかならず発生する。でももちろん、それは正当化できるものではない。そして、長崎での平和祈念式典は、そういうものがこの世からなくなることを望む、そういう決意をしめすセレモニーである。冗談でやっているのではない。そこで7万人の一般人が焼き殺されたのだ。  イスラエルを招待しなかったことによって、G7各国が同様に不参加をしめした。日本国の立場もずいぶんとあいまいである。不見識もはなはだしい。そこは「大人の事情」をもちこむような場所ではない。大人が大人として責任を果たすべく、死者にたいして頭をたれ、戦争回避を誓う場所である。われわれは反省する。コロナや地震とたたかうのに忙しいのだ。  8日に、長崎と同じ九州エリアで大きな地震が発生した。震度6弱。これによって、南海トラフ地震臨時情報として、「巨大地震注意」がはじめて喚起された。そして9日夜、南海トラフ地震防災対策推進地域に指定されている神奈川県で震度5弱の地震が発生した。これは震源は南海トラフ地震の想定震源域の外、ということらしいが、1月の能登の大地震もあり、いろいろと不安がましてくる。  台風もお盆めがけて日本に接近してくるようである。あまり素敵ではないお盆やすみになりそうだ。
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rakkanoyukue · 10 months
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アメリカとロシア、2つの例を紹介しましょう。 9・11の後、ブッシュ政権が「落ちこぼれゼロ法」という法律をスピード導入しました。 「全国テストで学校同士を競わせ、成績の悪い生徒の個人情報を軍に提供させる」 これで、かなりの公立校が淘汰され、入隊率もアップする一石二鳥でしたが、多くの親や教師がこのカラクリに気づいたのはずっと後でした。
貧しい落ちこぼれ組を狙い、入隊特典の健康保険やボーナスをちらつかせて自主的に入隊させるこの「経済徴兵制」は、国の強制にならないよう、個人情報を巧妙に利用した9・11ショック・ドクトリンだったからです。 もう一つの例は、ウクライナ戦争中のロシアです。
反戦デモが拡大する中、紙の召集令状を受け取らずに逃げる国民が増えてきたので、プーチン大統領は法改正して「デジタル赤紙」を導入しました。
これが公共サービスのマイページに送信された瞬間に「受領」とみなされ、即出国禁止です。よくある「メールに気づきませんでした」は通用しません。 もしも無視して徴兵事務所に出向かなければ、運転免許停止など、次々に社会生活を止められ追い詰められていくという、まさに「おそロシア」な世界。 アメリカとロシアのこの事例は、果たして日本の私たちにとって他人事でしょうか? 台湾有事が緊迫するこのタイミングで、政府がやたらにカード作成を急かし、利用拡大のスピード法改正。立ち止まってよく考えてみてください。 もはや9条改正も徴兵制も不要、マイナンバーがあればピンポイントで勧誘できるでしょう。スマホという、閉じられた仮想空間の中で。
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kijitora3 · 1 year
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アメリカは当然の自国の国益でしか動かないから 日本や台湾など東アジアの安全保障は、むしろアメリカ企業の経済的利益に反する
日本の防衛は米��抜きでは考えられないが、アメリカは突如中国と手を結んで日本の防衛義務を反故にする可能性は常にあるから、独自防衛が可能な制度、軍備を日本は整備するしかない
ニクソンショック、キッシンジャー外交、クリントンのジャパンバッシング、ジャパンパッシング これらの最近のアメリカの日本への態度を忘れたわけじゃないだろうね
日米同盟は最重要だが、アメリカを子供みたいに無邪気に信じて国家の防衛を託しっぱなしなのは、独立国ではない ただのバカな幼児だ
日米同盟を絶えず検証し運用しつつ、アメリカの裏切りに備えることが日本の防衛政策なはず
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seafood-33 · 2 years
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2022-06-02
Yuzuru hanyu x Javier Fernandez special dialogue in FaOI 2022 pamphlets. Yuzuru asked current situation in Spain after Javier saying he didn't skate in ice show for almost 3 years, the difference between competion and profession, and thought he couldn't do Javier's style of comedy, like making audiences laughing. Javier talked about he like "Parisienne Walkways" in whole black costume and "Haru Yo, Koi".
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新型コロナウイルス感染拡大で、2年間中止になっていたファンタ ジー・オン・アイス。 3年ぶりに実現した今回の公演は、5月27日の幕張から始まってこの神戸が3公演目。 このファンタジーでは長年要出演者として参加し、選手としては2012年の夏からはチームメイ トとなり、切磋琢磨しながら世界で戦ってきた羽生結弦とハビエル・フェルナンデスに、アイスショーへの思いを語り合ってもらった。
取材・文/ 折山淑美。このインタビューは、6月2日に日本ガイシホールにて実施しました。
Fantasy on Ice had been canceled for 2 years due to the spread of the new coronavirus. This performance, which has been realized for the first time in 3 years, started in Makuhari on May 27th, and this Kobe is the 3rd performance. Yuzuru Hanyu and Javier Fernandez, who have participated in this fantasy as key performers for many years and have been teammates since the summer of 2012 as skaters, discussed their thoughts on the ice show.
Interview and text by Yoshimi Oriyama. This interview was held on June 2 at Nippon Gaishi Hall.
<Part I, pamphlet of Kobe>
——3年ぶりのファンタジー・オン・アイス。 すでに幕張公演を終えていますが、今回のショーのスタートはどんな印象でしたか。
-- Fantasy on Ice for the first time in 3 years. You have already finished the Makuhari show. What was your impression of the start of this show?
羽生
ファンタジー・オン・アイスは初演から最終日まで、 すごく日数もあってツアーという感じでやっていますが、今回は最初から「もう最終日?」 というくらいの熱量を感じられたのでそれが嬉しかったですね。 何か、僕の演技がどうのこうのとか、みんながどうのこうのではなくて、すごいファンタジーとしての・・・・ファンタジー・オン・アイスならで はの一体感みたいなものが、観客の皆さんとのコネクションの中で感じられたなと思いました。
Hanyu:
From the premiere to the final day of Fantasy on Ice, we have a lot of days, so we are doing it like a tour, this time, from the very beginning, I was so happy that I was able to feel the intensity of "It's already the last day?" It was not about my performance, or about everyone else's, but about the connection with the audience that I could feel a sense of unity that is unique to... Fantasy on Ice as a great fantasy.
フェルナンデス(以下ハビ)
Fernandez (Javi hereafter)
ユヅルが言ってくれたことと同じことだけど、他のスケーター、そして観客の皆さんから 来るエネルギーというのは素晴らしいものがあったと思います。またこれまで長い間、お客さんの前で滑るチャンスがな かったのと、ファンタジー・オン・アイスも開催できていな かったということで、いつも以上のエキサイティングな気持 ちがみんなの中にあると思いました。そして本当に多くのス ケーターにとって、 今回はある意味チャレンジングなところもあると思います。 ほぼ3年間やっていなかったので、僕もな かなか感覚などが戻ってくるまで時間がかかっていて、 当然 疲れも出ます。 でもいい経験だと思うし、いいカムバックに なったなと思います。
I agree with what Yuzuru said, the energy from the other skaters and the audience was amazing. Also, we haven't had a chance to skate in front of an audience for a long time, and we haven't had Fantasy on Ice for a long time, so there was more excitement than usual in everyone's hearts. And for many skaters, this time will be a challenge in a sense. I have not skated in ice show for almost 3 years, so it has taken some time for me to get back to my senses, and of course I am tired. But I think it was a good experience and a good comeback for me.
羽生
スペインはコロナの状況がすごく厳しくて大変だったと聞いているけど、ハビの生活はどうでしたか。
Hanyu:
I heard that the corona situation in Spain was very tough and difficult, how was life for Javi?
ハビ
やっぱりスペインの状況はずっと良くなくて、スケート自体もなかなか出来なかったし、感染対策もいろんなことをしなければいけなくて・・・・。日常生活をすることや、練習 に行ったりする中でも非常に複雑なことをやっていかなけれ ばいけなかったので、すごく大変でした。 でも段々、世の中が普通の生活に戻りつつあるので非常に嬉しくて、今はエキサイティングな気持ちになっています。やっと自分の人生や生活が戻ってきたな、という感じになっています。
Javi:
The situation in Spain was not good for a long time, and it was not easy to skate, and we had to do a lot of things to prevent infections. It was very difficult because we had to deal with very complicated things in our daily lives and even when we went to practice. However, I am very happy that life is gradually returning to normal, and I am now feeling excited.
——今回はアイスショーでの振り付けや、演技に対してのこだわりということを聞きたいのですが、お互いにどんなこ とを大切に考えてショーに臨んでいますか。
-- This time, I would like to ask you about the choreography for the ice show and your commitment to acting. What kind of things do you consider important to each other when you go to a show?
羽生
僕のこだわりはやっぱり音楽だったり・・・・。 もちろん 世界観も大事にしているんですけど、音楽との調和だったり。 あとは自分が、どういう風にその音楽に対して物語を持って いったり、どういうテーマだったりということを常に明確に していくことを大切にしています。
ただそれが、なにか「自分の中でこうやりたい」 みたいな感じで完結してしまうのではなくて、ちゃんと皆さんの中に、自自分の思っていたものが100%「ボン」と伝わるわけではなかっ たとしても、何かしらが伝わるような演技にしたいなという のはいつも思っています。
Hanyu:
My focus is on the music and... of course, the worldview is important, but it is also important to be in harmony with the music. I also place importance on how I bring a story or theme to the music, and always make it clear.
I always want to make sure that the performance conveys something to the audience, even if it does not convey 100% of what I had in mind.
ハビ
僕もユヅルと同じですが、 氷上でいろんな小さなストーリーを、もしくは音楽を表現することによってお客さん が自分たちのやっていることを・・・・、 そして氷上で繰り広げていることを少しでも感じてもらいたいなと思っています。 だから、できるだけお客さんをこちらに引き寄せたいなというように感じています。
今は神戸からの公演をすごく楽しみにしています。 そこでは、 非常に面白い時間が過ごせるのではないかなと期待している んです。 というのはこれまでの2公演とは違ってコラボレー ションプログラムを用意しているのですけど、それは五輪で メダルを獲った時の曲をアーティストの方に実際に歌っても らって滑るものです。 実はあの曲を生の歌で滑るのは自分にとっても初めてのことなのですごく楽しみですし、お客さんにも気に入ってもらい、それを観ることによって五輪のことを思い出してくれたら嬉しいなと思っているんです。
Javi:
Like Yuzuru, I want the audience to feel what we are doing at... and what we are doing on the ice by expressing various small stories or music on the ice. That's why I feel like I want to attract customers here as much as possible.
I'm really looking forward to the performances from Kobe now. I'm looking forward a very interesting time there. That's because, unlike the previous two performances, we have prepared a collaboration program.
Actually, it's the first time for me to skate that song live, so I'm really looking forward to it, and I hope the audience will like it, where the artist actually sings the song that won the medal at the Olympics and skates.
羽生
ちょっとまた僕から質問したいんだけど、競技をする選手とプロスケーターの違いはどう感じていますか。
Hanyu:
I would like to ask you a question again. What do you feel is the difference between a competitive skater and a professional skater?
ハビ
とてもいい質問だよね (笑)。 競技をやっていた時からプロになるというのは、1日で生活がガラッと変わってしま う感覚がありました。 「競技を辞める」と決めた瞬間から、「新しい人生が始まったな」と感じました。 毎日毎日、厳しいト レーニングをしなくてもよくなる。 もちろんアイスショーへ 向けての練習はするけど、 競技をやっている時とはまったく 違う世界です。 それまでは自分でスケジュールをきっちり決 めて、しっかり自分のことを管理してやり続けるのがとても 大変でした。 朝起きてトレーニングをして、 氷上練習をして 家に帰って休んでから寝て、という暮らしだったけど、それ がすべて違ってきました。 今ではもう、 本当にいろんなこと が1日のうちに起きています。 まるで扉を開けて、新しい世界 に一歩踏み出していく感覚です。 それはとても面白いけど、 それと同時にいろいろなことで、競技をやっていた時とは違 う忍耐力が必要かなとも思います。
Javi:
That's a very good question (laughs). From the time I was competing, becoming a professional had the feeling that my life would completely change in a day. From the moment I decided to quit competing, I felt that a new life had begun. I don't have to train hard every day. Of course, I practice for the ice show, but it's a completely different world than when I'm competing. Until then, it was very difficult for me to set my own schedule, manage myself well, and keep going. I used to wake up in the morning, train, practice on the ice, go home to rest, and then go to bed. Now, so many things happen in a day. It is like opening a door and stepping into a new world. It is very interesting, but at the same time, I think it requires a different kind of patience than when I was competing.
——フェルナンデスさんがコラボのことを話しましたが、 アーティストとのコラボレーションはファンタジー・オン・アイスならではのものですが、その場合の選曲はどういう基準でしていますか。またコラボレーションの面白さ、難しさも教えてください。
-- Fernandez-san, you talked about collaborations, but collaborations with artists are unique to Fantasy on Ice. Also, please tell us about the fun and difficulty of collaboration.
羽生
僕はそうですね、 自分の得意な曲調でやることももち ろんありますし、 逆に何か、「あっ、こういうものもやりたい な」とか、「こういうこともできるよな」 みたいな、 自分の幅を広げるという意味でも曲を選んだりしてきました。 だから何 というか、今までやったことがないようなジャンルをやって ・みたり・・・・、というのももちろんあります。
ただ、コラボレーションというのはやっぱり、アーティスト の方がそこにいらっしゃって、それで自分が演技をするので、 通常よりもプレッシャーがかかるんです。 アーティストさん に迷惑をかけたくないというか、一緒にやってより完璧なも のを作りたいというプレッシャーはすごく強くあります。そ ういう意味ではすごく冒険でもあるし、また逆にそのプレッ シャーがすごくいいパフォーマンスを生み出してくれること もあったりもするので。毎回すごい勉強をしながらやってい るという感じは強いですね。
Hanyu:
For me, of course, there are times when I do songs that I'm good at, but on the other hand, I'm like, "Oh, I want to do something like this," or, "I can do this, too." I've been choosing songs in a meaningful way. That's why, of course, there's also the fact that I try and try genres that I've never tried before...
However, in a collaboration, the artist is there, and I act with them, so there is more pressure than usual. I don't want to bother the artist, or rather, the pressure to create something more perfect by working together is very strong. In that sense, it's a great adventure, and on the other hand, there are times when the pressure gives a very good performance. I have a strong feeling that I am studying hard every time.
ハビ
ユヅルの言う通りだと思いますね。 やはりプレッシャー は、他の自分のプログラムを滑る時より多くかかるというの は同じ感覚ですけど、共演者の方とのチームワークというも のも必要になってくるというのは強く感じます。ただ自分た ちにとっては、いつもと違ったことを、 新しいことをやると いう面では非常にいい機会だとも思います。 より特別な瞬間 というか、特別な時間を過ごすことができると思います。
やはり生の歌というのはすごく美しいですし・・・。 普通に練習をしている時には同じ曲をただ繰り返してかけるだけだったのですが、アーティストが生で歌う曲に合わせて滑るというのは貴重なことだし、とても新鮮でいいことだと思います。 だから、そのために使う曲を選ぶときには、僕はまず自分に合う曲調のイメージというものを考えています。
Javi:
I think Yuzuru is right. I feel the same pressure as when I skate my own programs, but I also strongly feel that I need to work as a team with my co-stars. However, I think it is a great opportunity for us to do something new and different from what we usually do. I think we will be able to spend more special moments, or rather special time.
After all, live singing is so beautiful... When I was practicing normally, I would just play the same song over and over, but skating to the song that the artist sings live is a precious thing, and I think it's a very fresh and good thing. So, when I choose the songs to use for that purpose, I first think about the image of the tune that suits me.
——ふたりはこのファンタジー・オン・アイスでも長年共 演していますし、他のアイスショーや大会後のエキシビショ ンにも一緒に出演していると思いますが、これまでお互いに 相手のプログラムや演技を見て「すごいな」と思ったものは ありますか。 それとともに、 「自分にはできないな」と思っ たこともありますか。
-- The two of you have worked together for many years in Fantasy on Ice, and I believe you have also performed together in other ice shows and post-competition exhibitions. Have there been any programs or performances that you have seen each other do that you thought "wow" and "I can't do that"?
羽生
何だろう、やっぱり彼にしかできないコミカルなプログラムというのはあるんですね。 僕にはそういった、ちょっと力が抜けた感じというか・・・・。ただそれは、単に笑いを取りにいっているわけではなくて。チャップリンもそうだけど、 お客さんに対して気持ちを飛ばしつつ、 でも何か自然体でありながら、でもちょっとコミカルな感じ。そのバランスというのは、お笑いになってはいけないからすごく難しいと思うんです。だから彼のやっている、 お客さんたちとコネクトしながら「クスッ」と笑えるようなところとか、なにか気持ちがほぐれてくるようなものというのは、僕にはできない彼ならではの演技や動きだなと思います。
その理由となるとすごく表現が難しいんですけど、僕のス ケートってなにかフワッとしているタイプじゃなくて、もつ とガッチリお客さんの気持ちをつかみにいったりとか、逆に すごく美しく見せたりとかはできるんですけど、そういうな にかは・・・・。ちょっと技術的に詳しく言うと、ブレードを前後に揺らした感じとか、動きの止め感などというのは、彼な らではのものでもあるんです。 そういったものがやっぱりうまいなと思います。
I guess there is a kind of comical program that only he can do. For me, it's that kind of relaxed feeling, or... But I am not just trying to get laughs. Like Chaplin, I want to be able to express my feelings to the audience, but at the same time be naturalistic, but still a little comical. I think it is very difficult to find a balance between these two, because it should not become a comedy. So, I think that the way he connects with the audience and makes them laugh or relax is something that only he can do, something that I cannot.
The reason for this is very difficult to express, but my skating isn't the type that is kind of airy, I try to grasp the audience's feelings more firmly, and on the contrary, I can make it look very beautiful. But that kind of thing is... Technically speaking, the feeling of swinging the blade back and forth, the feeling of stopping the movement, etc. is something that is unique to him. I think that kind of thing is really good.
ハビ
ユヅルのプログラムで「すごいな!」と思ったものは いっぱいあるから、選ぶのは大変ですね(笑)。 でも強いて言えば、ひとつ思い出したのは、名前は出てこないのですけど、 黒い衣装でロック調の曲ですごくかっこいい��つ。 僕の 『ブラック・ベティ』 にちょっと似た感じのプログラムですね。
Javi:
There are a lot of Yuzuru's programs that made me think, "That's amazing!", so it's hard to choose one (laughs). But if I had to say it, I remember one that I can't name it, but it was a very cool one with a black costume and rock music. It's a bit like my "Black Betty" program.
羽生
何だろう、「マスカレード」かな?
Hanyu:
What is it, "Masquerade"?
ハビ
いや、もっと以前のプログラムだったね。
Javi:
No, it was an earlier program.
羽生
それなら、ドアーズの「ハロー・アイ・ラブ・ユー」かな。 それとも、 ゲイリー・ムーアの「パリの散歩道」かな?
Hanyu:
Then it's "Hello I Love You" by The Doors. Or maybe Gary Moore's "Parisienne Walkways"?
ハビ
アッ、ゲイリームーアだ。 『Parisienne Walkways」 だね。 ロック調ですごくかっこよかったんだ。 それにもうひ とつよく覚えていて印象的だったのは、 「春よ、来い」 ですね。 日本の曲というので 『Parisienne Walkways」 とはまった く���ったスタイルの演技だけど、 スケーターとして自分の国 の曲で演技をするのは特別な思いがあると思っています。 あ のプログラムはすごく滑りが素晴らしいだけではなくて、ユ ヅルのプログラムに込めている気持ちが伝わって来るよう な演技だったので、もう芸術作品だと思って見ていました。
Javi:
Ah, Gary Moore. 'Parisienne Walkways'. It was rock-style and really cool. Another thing I remembered very well was "Haru Yo, Koi" It's a Japanese song, so it's style is completely different from "Parisienne Walkways", but as a skater, I think it's a special feeling to perform to your own country's song. Ah, his program was not only amazingly slick, but it was his acting that conveyed the feelings that Yuzuru put into his program, so I thought it was a work of art when I was watching it.
Ps. Yuzuru black-top costume Parisienne Walkways 2012 video and photos.
<Part II, pamphlet of Shizuoka>
——そんな状況も経験しているからこそ、3年ぶりのファンタジー・オン・アイスはふたりともすごく楽しみにしていた と思いますが、今回はアイスショーに対する思いを聞いてみ たいと思います。 おふたりともこのファンタジーに限らず、 初めてアイスショーに出演した時に、 競技会との違いをどう感じましたか。 そして経験を積んできた中で、 その印象はどう変化し、 どう自分の成長につながってきたと感じていますか。
--I think that's why both of you were really looking forward to the first Fantasy on Ice show in 3 years, and I would like to ask you about your thoughts on ice shows. How did you both feel the difference from competitions when you performed in ice shows for the first time, not only this fantasy show? How have your impressions changed as you have gained experience, and how do you feel they have led to your personal growth?
羽生
僕は正直、最初から競技会よりアイスショーの方が好きだったので、「見てもらえる!」という嬉しさが強かったですね。やっぱり僕自身の中でもアイスショーに憧れていた気持ちが強かったので、自分が初めてスポットライトを浴びて滑った時は緊張感などよりも、 楽しかった思い出の方が強烈に記憶に残っています。
ただ、段々、段々経験を積むにつれて、やっぱり「いい演技をしなければいけない」とか、コラボレーションだったら「完璧 にしなくてはいけない」などという気持ちがドンドン湧いてくるので。 そういう意味では、昔より楽しめなくなっているなとも思います。 でもそれがいい演技につながったというの もあるし。ただ楽しんで、自分のために滑っているのではな くちゃんとお客さんとコネクティングしたり、また自分の表現したいものにちゃんと責任を持ってスケートをしなくて はいけないとか。 今では何か、自分がアイスショーに出演すあるスケーターとしての責任みたいなものを、しっかり感じながら滑れているなと感じます。
Hanyu:
To be honest, I liked the ice show more than the competition from the beginning, "You can see it!" I was very happy to be able to do this. After all, I had a strong desire to go to an ice show myself, so when I skated in the spotlight for the first time, I remember the fun memories more than the nervousness.
However, as I gain more and more experience, I feel that I have to give a good performance, or if it is a collaboration, I feel that I have to make it perfect. In that sense, I think I don't enjoy it as much as I used to. But that also leads to good performances. I have to skate not only for my own sake, but also to connect with the audience, and to be responsible for what I want to express. Now I feel that I can skate with a sense of responsibility as a skater who performs in ice shows.
——そういう気持ちや技術、 表現などは、 競技会にも還元 できているのではないですか。
-- I think that such feelings, techniques, and expressions are also being reflected in the competitions.
羽生
それはもちろんあります。 でもなにか、やっぱり競技の時の緊張感とアイスショーの時の緊張感はけっこう違うんですよね。 リンクが狭かったり、 という制約ももちろんあるんですけど、それよりも「お客さんたちにどう伝えるか」というのが大切なので。競技会だとジャッジに向けてど���伝える かというのがメインなので、その違いは大きいですね。 だからバーッと360度、 全方向に対して気持ちを飛ばすということは意識しています。 もちろん昔は、そこまで考えていませんでしたけど(笑)。
Hanyu:
Of course there is. But the tension during a competition is quite different from the tension during an ice show. Of course, there are restrictions, such as the narrowness of the rink, but more important is "how to communicate to the audience". In competitions, the main focus is on how to communicate to the judges, so there is a big difference. So, I am conscious of flying my feelings 360 degrees in all directions. Of course, in the past, I didn't think that far ahead (laughs).
ハビ
僕は最初のアイスショーのことは覚えていないんで す。スペインの小さなショーだったかもしれないな もしかしたら初めてのアイスショーは、今もスケートクラブの子供たちが小さなショーをやっているからそれだったかもしれ ない。でも今、ユヅルが言ったことに付け加えると、やっぱりショーは試合とは違う雰囲気だったので、それがすごく楽しみでした。照明もあったりして特別感もあるから、それを楽しめるのがいいかなと思います。
ただ、どうしてもショーになると照明がチカチカしたりする ので、それに慣れなければいけないこともあったり、自分が学んでいかなければいけないこともたくさんあります。でもすべてのスケーターにとって、ショーに出るということはすごくいい経験になることだと思います。 誰でもみんな、たくさんのお客さんに観てもらいたいと思っている。世界のお客さんたちに見てもらって、 フィギュアスケートを好きになってもらいたいと思います。
Javi:
I don't remember my first ice show. Maybe it was a small show in Spain. Maybe it was my first ice show, because the kids in my skating club still do small shows. But to add to what Yuzuru just said, I knew the show had a different atmosphere from the competition, so I was really looking forward to that. There were lights and a special atmosphere, so I thought it would be good to enjoy it.
However, when it comes to shows, the lights flicker, so there are things I have to get used to, and there are many things I have to learn. But I think for all skaters, going to a show is a great experience. Everyone wants to see as many people as possible. I hope that people from all over the world will see it and fall in love with figure skating.
羽生
あとは、アイスショーだと自分のオリジナリティを出さなければいけないと思いますね。 自分が滑るからこそ喜んでもらえるものだったり、 自分にしか滑れないものだったり。 そういうものがすごく必要になるのがアイスショーだなと思っています。 僕はそういうことを、アイスショーを通じて学んだなと思っているけどハビはどう思っている?
Hanyu:
Also, in an ice show, I think I have to show my originality. I can be happy because I can skate, or something that only I can skate. I think ice shows require such things. I think I have learned that through ice shows, but what does Javi think?
ハビ
僕がアイスショーのいい部分だと思うところは、いろんな遊び心を持って自分たちの演技ができるというところだと思っています。 例えば音楽の選曲だったり、 どういうスタイルのプログラムを選ぶかというところでも、普段ではできない色々なことを試すこともできます。そのうえに競技会とは違い、すごく難しいテクニカルなことをやる必要も無い。 ステップを複雑にする必要も無いし、すごいスピンを入れる必要も無くて、本当にオープンに「お客さんを楽しませる」ということに重きを置いてやることができる。
それで音楽も「自分が滑りたいな」とか、「これをやったらすごく自分が盛り上がるな」という曲を選ぶことができる。ショーというのは観てくれる人のため、お客さんのためというのもあるんですけど、もちろんそれ以外にも「自分たちのためにも役に立つ」ところもあると思います。
Javi:
I think one of the best parts of ice shows is that we can perform with a playful spirit. For example, we can try various things that we normally cannot do, such as music selection or what style of program to choose. Moreover, unlike competitions, we don't have to do very difficult technical things. We don't have to complicate our steps or put in amazing spins, and we can really focus on "entertaining the audience" in an open manner.
And then, as for the music, we can choose songs that we "want to skate to," or songs that we "get really excited when we do this" . Of course, a show is for the audience, but it is also "useful for us" in other ways.
——そういうアイスショーに向けて羽生選手は、以前にも「練習ではかなり追い込んでいる」と話していましたが、その追い込み方は競技会へ向けてとの違いは心を追い込むとか、気持ちを高めるという、精神的なものが多くなるのですか。
-- Hanyu, you have said in the past that you are "pushing hard in practice" for such ice shows, but is the way you push yourself differently from competitions, in that you push your mind or raise your spirits?
羽生
これは今回のファンタジーへ向けてのことですけど。 今回もかなり追い込んだ練習をやってきて、 実際に体重が3 キログラムくらい減って、すごく体力もついたと思っていま す。でも、練習している時は・・・ 普通の競技会へ向けた練習 だったら、さっき「ジャッジに向けてどう伝えるかを考える」 と話したように、いつも同じパターンでしかやらないんです ね。 同じ方向を正面にしてしかやらないんです。
でも今回のファンタジーに向けて練習をした時には裏側で やってみて、それが本当にどういう風に見えているかという のもちょっと考えながらやっていました。 その時に、「本当にこれがちゃんと表現できているかな?」と考えて。 正面から見た時に表現できているのは当たり前なんですけど、そうじゃなくて裏側から見た時にカッコいいかどうか。ちゃんとシルエットがきれいかどうか、というのはすごく考えてやました。そういう意味では、一つひとつのディテールを、細かく、細かく砕いていって練習をするというのがアイスショーには必要だと思うので、それだけ時間はかかります。
それにもちろんジャンプもしっかり跳ばないと意味が無いので、そういう面では競技会の時に学んだ、 「ジャンプをどれだけ正確に跳んでいけるか」という練習をしつつ、それにプラスアルファで、 反対側の位置でやってみたりとか、細かいディ テールをやっているという感じですね。
Hanyu:
This is for this fantasy. This time too, I practiced quite hard, and I actually lost about 3 kilograms, and I think I gained a lot of physical strength. But when I'm practicing... When I'm practicing for a normal competition, I always follow the same pattern, just like I said before, "I think about how to tell the judges." . I only do it with the same direction facing the front.
However, when I practiced for this fantasy, I tried to do it on the back side and thought about how it would really look like. I was thinking, "Am I really expressing this properly? I wondered if I was really expressing it correctly. It is a given that it is expressed when seen from the front, but I also wondered if it looked cool when seen from the back. I really thought about whether or not the silhouette is beautiful. In that sense, I think it is necessary for an ice show to practice each and every detail in detail, so it takes a lot of time.
And of course, there's no meaning in jumping unless you do it well, so in that respect, while practicing "how accurately you can jump", which I learned at the competition, I also added something to the position on the other side. It feels like I'm doing fine details, such as trying it out.
ハビ
ショーへ向けたトレーニングプログラムの話だったよね?
Javi:
We were talking about a training program for the show, right?
羽生
そうだよ。
Hanyu:
Yes, it is.
ハビ
ユヅルは試合の時もアイスショーの時も、とにかく周到に準備をするタイプなんですよね (笑)。 僕はそこまでではないですけど、ただショーというのは試合よりお客さんたち が近くにいて、そのお客さんの目の前で演技をします。その点で非常にいい面としては、自分のキャラクターであったり、 自分自身をお客さんに売り込めるというか、わかってもらう ことができることです。 ただそれはいいんですけど、ひとつ 怖いというかマイナス点というのは、目の前にいるので逆にお客さんの反応がしっかり見えてしまうことです。もしそこでお客さんたちの反応があまり良くないときには、非常に怖いというのがあります(笑)。 試合もアイスショーもとにかく全力でやるだけですけど、そういう点は違っているので、 楽しくもあり怖くもあるのは、 アイスショー独特のものなんです。
Javi:
Yuzuru is the type of skater who prepares very carefully for both competitions and ice shows (laughs). I am not that much, but in a show, I am closer to the audience than in a competition, and I perform in front of them. The good thing about this is that I can sell my character and myself to the audience, or at least have them understand me. The downside is that I an right in front of the audience, so I can see their reactions. If the reaction of the audience is not so good, I am very scared (laugh). I just do my best in competition and ice shows, but that's the difference, so it's fun and scary, It is unique to ice shows.
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ari0921 · 2 months
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「宮崎正弘の国際情勢解題」 
令和六年(2024年)8月8日(木曜日)
    通巻第8360号
 ウォルツ知事がハリスの副大統領候補に
  トランプ前大統領が批判。「人々の暮らしの安全を脅かす極左だ」
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 トランプ前大統領はハリス副大統領が次期大統領候補として指名されたあと、「副大統領候補」に極左のティム・ウォルツ知事を選んだことにコメントした。8月7日、「フォックス」テレビに出演し、「このような(酷い)組み合わせはかつてなかった」と述べた。
 トランプはウォルツ知事を「極左、社会主義のサンダースと変わらない。民主党が大統領候補として進歩的な政治家を選んだことに感激している」と皮肉った。民主党は選挙対策で中西部の票の掘り起こしを狙っており、農業生産で中国との軋轢を抱えるミネソタ州など、ウォルツのようは反中派をあてれば激戦州でも勝てるのではという計算がある。
トランプは吠えた。「(ウォルツ知事は)不法移民を予防する壁も警備もなく、誰でもアメリカに入れるという政策を支持している。彼の知事としての実績を見れば、彼が(政治家として)まったくなっていないことは明瞭、彼はおそらくバーニー・サンダースと同程度だ」。
サンダース上院議員は自ら社会主義者をなのる風変わりな左翼政治家として知られる。
トランプ前大統領は、移民やトランスジェンダー問題からコロナ禍、ブラック・ライブズ・マター暴動まで、あらゆる問題に対する「中西部の知事」(ウォルツ)の極左的な“実績”をひとまとめにして、激しく非難した。
 MAKE AMERICA GREAT AGAINではなく、かれらの目標は
MAKE AMERICA COMMUNISM STATEだ
「ウォルツ知事はトランスジェンダーに非常に熱心で、素晴らしいと思っている。また発言の数々から、安全で平安なくらしを求める人々に対して非常に侮辱的だ。これはアメリカを再び偉大にするという目的に対して、まったく侮辱的だ」
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omiznewsviews · 7 months
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米国でインフルエンザの予防接種に使われるワクチンが、過去10年間使われてきた4価ワクチンに代わり、この秋から3価ワクチンに変更される。 今年秋から米国内で流通するのは全て3価ワクチンになる予定。この変更の一因は新型コロナウイルスだった。 これまでの10年間は、インフルエンザA型2種とB型2種に対して効果のある4価ワクチンが使われていた。しかし米食品医薬品局(FDA)の諮問員会は5日に行った投票で、B型の「山形系統」を除いた3価ワクチンを全会一致で推奨した。 山形系統は新型コロナが流行する以前から減少していたが、コロナ禍のマスク着用や外出自粛、換気の徹底といった対策によって消滅した様子で、2020年3月以降の検査では検出されていない。
インフルB型「山形系統」コロナ禍で消滅か、米で3価ワクチンに切り替え - CNN.co.jp
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kennak · 3 days
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Q.氷河期世代の「生涯子どもなし」、韓国の2倍 なぜ? A.「就職時に不景気で、既存社員の雇用を守るために私たちの採用枠が減らされ」 「不本意ながら非正規雇用を選ばざるを得ず、キャリア形成機会を逃し」 「『非正規は自己責任!』『仕事があるだけ幸せと思え!』『お前の代わりなんていくらでもいる!』とパワハラで使い潰され」 「結果的に給与アップは見込めないのに、高齢化社会を支えるために搾取はされ続け」 「自分たちが高齢者になる頃には年金や医療も充分な恩恵を受けられそうになく」 「少子化で介護してくれる人もおらず、野垂れ死にするイメージしか持てない」ため、子供を持つ余裕なんて全然ないからじゃないですか。 また、その被害が「氷河期世代自体」のみならず、「会社組織」、そして「社会全体」と広範に及んでいることも根深い問題です。どういうことなのか、氷河期世代ど真ん中、1999年大学卒の私が説明しますね。 (1)「氷河期世代自体」の被害 彼らの新卒当時は正社員の求人が乏しく、不本意ながら非正規雇用を選ぶ人も大勢いました。彼らは「頑張って働いていれば、景気が回復した暁には正社員として雇ってもらえる」と期待して不安定��状況に耐え続けましたが、結果的に景気回復期となっても、正社員への転職はなかなか進みませんでした。 なぜなら、雇用が安定している会社の多くは「年功序列制度」をとっており、そういった会社で中途採用の対象となるのは、「会社から折に触れて教育研修を施され、将来の幹部候補としてのキャリアを積んできた正社員」が中心。社会人スタート時点で非正規雇用の人や無職期間が長かった人は、採用対象とは見なされなかったからです。 そういった就業環境や社会構造も非正規化の要因であることが当時はあまり理解されておらず、氷河期世代は世間からは「就職できなかったのは自己責任!」「選り好みしなければ仕事などいくらでもある!」などと批判され、厳しい環境でも本人にとっては「やっとの思いで得た職」でもあるため転職にも踏み切れず、求人を出していた所もブラック企業が多かったりするなど、辛い立場に置かれました。 (2)「会社組織」の被害 氷河期世代の就職時点で正社員の求人が乏しかった理由は、景気後退期と重なり、各企業が雇用調整手段として「新卒採用を極端に絞り込んでしまった」からです。結果として、その時点では確かに既存社員の雇用は守られました。しかし年を経るにつれて組織の年齢構成はいびつになり、氷河期から約20年後には「次世代を担うべき中間管理職の層が薄い/空洞化している!」と危機感を抱くハメになってしまいました。 また氷河期世代は劣悪な労働環境下でも低賃金でもよく働いたので、一部の経営者や管理職は当時の非正規労働者の働きぶりがいまだに一定の基準となっており、彼らと引き比べて「最近の非正規の若者は働きが悪い!」「打たれ弱い!」などという不満に繋がっているケースもあります。 (3)「社会全体」の被害 我が国では構造上、非正規雇用のままではいくら経験実績を積んでも給与アップは見込めません。一方で当時はまだ「結婚して所帯を持って一人前」といった価値観も一般的でしたので、家族を養えるだけの余裕が持てない以上、結果として氷河期世代の非婚化、晩婚化にも繋がってしまいました。 タイミングが悪いことに、この就職氷河期は人口ボリュームゾーンである団塊ジュニア(第二次ベビーブーム)世代がちょうど社会に出る時期と一致しました。彼らが滞りなく安定した正社員として就職でき、相応の金銭的余裕が確保できていれば、「第三次ベビーブーム」が訪れ、今ほど少子化対策で右往左往することもなかったかもしれません。 氷河期世代に対しては「自分たちの苦境をなんでも社会とか時代のせいにするな!」「他責が過ぎる!」といった批判が寄せられることがあります。たしかにどんな世代にもそれぞれの苦労があったことと思いますが、氷河期世代はとくに「身近に前例がない状態で、心の準備が間に合わないまま、不遇と冷遇に押し流されてしまった世代」と言えるのではないでしょうか。 先般のコロナ禍中における採用抑制も同様ですが、新卒就職時の景気次第で特定の年代が理不尽を押し付けられ、職業人生が左右されてしまい、単なる雇用形態の違いが、将来の社会保障を脅かす問題になるなんておかしいのです。幅広い年代で雇用調整を請け負えるような仕組みが必要ですね。
Xユーザーの新田 龍さん: 「Q.氷河期世代の「生涯子どもなし」、韓国の2倍 なぜ? A.「就職時に不景気で、既存社員の雇用を守るために私たちの採用枠が減らされ」 「不本意ながら非正規雇用を選ばざるを得ず、キャリア形成機会を逃し」 https://t.co/WKSjhPIAbM」 / X
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