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#ナノ技術と組み合わせた研究
lucyusan · 5 months
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低分子キトサンの多角的利用と効果
骨子 低分子キトサンとは キトサンと低分子キトサンの違い 低分子キトサンの生成プロセス 低分子キトサンの基本特性 医療分野における応用 創傷治癒を促進する働き 抗菌作用としての使用 薬剤のデリバリーシステムとして 美容産業での活用 スキンケア製品への応用 育毛剤としての可能性 アンチエイジングに対する効果 食品業界での利用 食品の保存料としての利用 健康サプリメントとしての摂取 低カロリー甘味料への展望 農業での利用とメリット 植物生育促進への応用 土壌改良剤としての役割 環境にやさしい農業を支援 経済的な側面と市場発展 低分子キトサンの市場潜在性 コストパフォーマンスと産業展開 新製品開発への投資機会 研究最前線と未来展望 最新研究事例の紹介 潜在的な新たな用途の探求 ナノ技術と組み合わせた研究 安全性と規制について 低分子キトサンの安全性評価 国際的な規制状況と基準 製品の安全使用に…
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ari0921 · 9 months
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「宮崎正弘の国際情勢解題」 
令和六年(2024)1月7日(日曜日)
   通巻第8083号 
 昨年のウォール街上場で新記録8兆円はエヌビディア
  中国向け半導体製造装置の輸出が不許可。株式下落
*************************
 2023年10月にエヌビディアは高度AI用半導体の中国向け輸出規制について、対象となるのはAI用半導体「A800」と「H800」が含まれるとしていた。米商務省の新規制ではゲーム用半導体「RTX4090」も禁輸対象となった。
 11月にエヌビディアは「AI用半導体は商業向けであり、中国にAI用半導体を販売することは合法、販売する予定である」と楽観的だった。
これらのAI用半導体は中国のアリババ、TikTokの親会社バイトダンス、百度(バイドゥ)などが、すでに2024年分として50億ドルを発注していた。この大商いが政治の風圧で飛ばされた。
 エヌビディアは、「画像処理半導体(GPU)を使用した先端AIコンピューティングシステムが不許可となったため、他の顧客に振り向ける必要があるのだが、(バイデン政権の政策により)米国産業の競争機会を永久に奪われる。将来の悪影響は避けられない」と不満を表明した。
 米商務省は輸出不許可理由を「当該品は最も洗練された、最も処理能力の高い半導体だからだ。こうした最先端の半導体を輸出してしまうと中国は最先端モデルの訓練が可能になる」との懸念を表明した。
 一方、米アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)は12月6日に人工知能(AI)向けのアクセラレーター新製品(MI300)を発表した。エヌビディアが席巻していた市場にライバル製品の登場となった。CEOのリサ・スー女史(彼女は台湾人)は「AI半導体業界は今後4年間で4000億ドルを超える」と大胆な予想を展開した。
MI300の採用を予定しているのはマイクロソフトやオラクル、メタ・プラットフォームズが含まれる。
余談だが、人工知能(AI)と「人間の知能」とが「偶会」した。AMDのリサ・スーはシリコンバレーで伝説化した才女だが、日本の将棋のチャンピオン藤井聡太がスー女史との会見を望んでいた。
「?」。じつは藤井叡王はAMDの新型パソコンを自作し、「AI将棋ソフト」によって勝負局面の解析や対局シミュレーションを行ない、勝負能力強化を図ってきたのだ。AMD製品の活用で次々とタイトルに挑戦し続けてきたわけで、2022年にはAMDのブランド広告に藤井が起用された。スー女史は来日時に、藤井の誕生日に合わせて会談を設定した。
▼なぜアメリカは台湾半導体企業を警戒するのか
日本でも波乱の一幕があった。西村産業相は「エヌビディアCEOの黄仁勲(「ジェンスン・フアン=台湾人)から、日本における研究開発拠点の設置の意向が示された」と記者会見で披露した。大規模言語モデルに加えて、ロボティクスの分野でエヌビディアはモデル開発に期待しているという。
エヌビディアが日本と組みたいのはスパコンなど日本が優位を誇る技術との連携で、とくに産業技術総合研究所との連携強化に狙いがある。産総研はエヌビディアからGPU(画像処理半導体)の供給を受けてきた。
 米大手のインテルやマイクロンはバイデン政権の意向に逆らって中国国内で半導体生産を継続している。そのうえラボを設営しており、米商務省の規制には反対の声をあげてきた。
 またTSMCはアリゾナ州に進出するものの、次世代AIは、「台湾で製造する」と言明しており、エヌビディアも先端ラボは台湾で設立するなどの動きをみせている。これらの動きは米国の神経を逆撫でしている。
 懸念する理由ははっきりしている。
 第一にハイテク情報、とくに台湾から中国へ最先端技術の機密漏洩が連続していること。中国のSMICはそもそも台湾TSMCにいた台湾人エンジニア数百人が大陸に渡って仕上げたのだ。
 第二に台湾軍人の軍事機密漏洩がつぎつぎの明るみに出たことだ。
中国は台湾総統選挙に向けてスパイ気球を1月6日までに17個も飛翔させ、武威、威嚇をしめしつつ、裏面では破壊工作に余念が無い。米国は台湾軍高官等の機密売買の実態を把握しており、このため高性能武器の台湾供与を遅らせてきた。
 第三にファーウェイのL540ノートブックがSMIC製造の半導体使用ではなく、TSMCの5ナノ半導体「Kirin 9006Cプロセッサ」だったことがカナダの研究所のモデル解体解析調査で判明した。
 ただしファーウェイのスマートフォン「Mate 60」は、中国製の7ナノ相当の半導体だった。これらは台湾人エンジニアが協力し、中国の技術的独立推進に貢献していた。
 第四に中国に工場を持つ台湾企業の従業員らの心理と背信である。また眼に見えないスパイ工作が台湾で進んでいることも米国に疑念を抱かせる。
 台湾当局は5日、暗号資産を利用して中国から資金提供を受け、選挙活動を行っていた女性候補を反浸透法違反容疑で拘束した。この女性候補は桃園から立候補した馬治薇。彼女は23年に中国の対台湾工作部門の人物から選挙に立候補して選挙関連の情報を渡す見返りに暗号通貨などで470万円を受け取った。
馬は台湾民衆党からの立候補を目論んだものの中国との関係に問題があるとして、同党は推薦せず、無所属での出馬となっていた。
 ▼中国SMICが大量生産に突入する
 2024年の世界の半導体市場を展望すると、6%以上の成長が見込まれている。とくに中国の飛躍が予測されている。
現在も世界の半導体の30%は中国が買っている。
半導体生産は80%がアジア、それも中国、台湾、韓国、日本に集中している。米国の生産は世界の10%、欧州は9%。だから欧米の焦りは並大抵ではなく、WTOが規制する政府補助金をつけて、半導体企業の誘致に余念が無い。ドイツも99億ユーロを補助して半導体企業の誘致をきめた。
 インテルはインドとイスラエル、とくに後者には250億ドルを投資し、イスラエル政府は32億ドルの補助金支出をきめた。
 TSMCはアリゾナに新工場を建設中だが、建設労働者不足と労組の反対運動のため、工期が大幅に遅れている。日本のラピダスは千歳で工場建設は予定通り、TSMCの熊本工場も建設は順調という。
 中国のSMICは24年度中に新工場を42ヶ所つくると豪語している。SMICは汎用28ナノ半導体の大量生産をはかり、EVならびにAI向けとする。
 業界がおそれるのは、いきなりの大量生産により中国のダンピング攻勢で世界の半導体市場が攪乱されかねない懼れである。
なぜなら中国は国内消費者に中国製を買えとキャンペーンを張るうえに補助金をつけるからだ。
風力発電、太陽光パネル、そして現在のEV自動車の世界への殴り込み、その遣り方、その世界市場独占への道のりを考察すれば、中国の次の一手がみえてくる。
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kennak · 1 year
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大阪大学は26日、レーザー金属3Dプリンティング技術と電気化学的表面処理を組み合わせることで、金属製の自己触媒反応器(SCR)を作製することに成功したそうだ。このSCRは、ほぼ100%の選択性で二酸化炭素(CO2)をメタン(CH4)に変換できるという(大阪大学、TECH+)。 CO2のメタン化は、エネルギーを高密度で貯蔵する方法として注目されているが、CO2のメタン化は通常、大量のエネルギーと信頼性の高い触媒が必要とされる。現在は粉末状の金属ナノ粒子担持触媒を充填した反応器が使用されているが、省エネルギー化を進めるためには新しい触媒が必要とされてきた。 今回の研究では、高温強度、耐酸化性、熱伝導性に優れた合金である「Hastelloy X」を使用。レーザー金属3Dプリンティングと電気化学的表面処理によって、触媒機能を持つ活性金属を表面に露出させることで、SCRとしての機能と触媒機能を持つ金属製の反応器を作製することができという。CO2の資源化反応による触媒性能の評価では、ほぼ100%の選択性でCH4が生成されたとのこと。また、このSCRは400℃で数日間使用しても活性が変化せず、非常に高い耐久性を示しているそうだ。
阪大、ほぼ100%の選択性でCO2をメタンに変換可能な自己触媒反応器を開発 | スラド
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ayukoitakura · 1 month
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La Quinta Columnaによる新知見-マイクロチップはタバコ溶液で分解し、さらにニコチン単独使用者の暗視野ライブ血液分析-他のデトックス分子が推奨される
アナ・マリア・ミハルチェア医学博士 Ana Maria Mihalcea, MD, PhD
2024年8月24日
https://anamihalceamdphd.substack.com/p/new-findings-by-la-quinta-columna?publication_id=956088&post_id=148080574&isFreemail=true&r=2so89e&triedRedirect=true
(詳しい内容と分析画像ははリンク内の記事を自動翻訳機能を使い読んでください)
ニコチンは歯科麻酔薬のナノテクノロジーを破壊する
https://odysee.com/@laquintacolumnainternational:7/NICOTINE-DESTROYS-INJECTABLE-NANOTECHNOLOGY:7
La Quinta Columnaは昨日、局所麻酔薬にタバコの溶液を混ぜたビデオ映像を掲載した。彼らはマイクロチップの分解を示した。
以下はその記録である:
「グラムのタバコから蒸留水で直接抽出したニコチンを、歯科用麻酔薬(局所用)のサンプルに加えた。
最初に蒸留水5ccとタバコ1グラムを加える。その混合物をオブジェクト・ホルダーの中央に置く。
歯科用麻酔薬30日乾燥。
100倍の倍率で何百ものマイクロテックが観察できる。
さて、これは何なのかと聞かれた方のために少し説明しておこう。確かに、ラ・キンタ・コルムナでは2021年から2022年、そして現在に至るまで、まだ多くの研究が残されている。私たちが見ているのは、局所麻酔下で導入される体腔内バイオセンサー・ネットワークです。
過去3年間の臨床における私自身の観察によれば、ニコチンは補助剤として優れているが、自己組織化ナノテクノロジー、ポリマーフィラメントを防ぐことはできず、多くの患者の症状を改善することはない。しかし、明らかに多くの患者には役立っている。私の患者は、EDTA、ビタミンC、メチレンブルー、その他のサプリメントに加え、ニコチンパッチを使用しています。
以下は、EDTAやその他の解毒分子を使用する前の例である。私は、血液から技術をクリアにすることの臨床効果について、さらなる研究を行うことを勧める。マイクロチップは、WIFIへの暴露やファラデーケージなど、さまざまな条件下でのデビッド・ニクソン博士の研究からわかっているように、組み立てたり分解したりする。まだ復活する可能性があるのだ。ヨンミ・リー博士もまた、長い培養期間中に技術が組み立てられたり分解されたりすることを示した。
以下はニコチンを使用していた患者の生きた血液分析症例である。
症例1:COVID19ワクチン未接種の男性、約30-60分ごとにパイプタバコを喫煙、最後のEDTAキレーションは1ヶ月前、維持EDTAなし。
自己組織化ナノテクノロジーを血液中で目撃
症例2:COVID19ワクチン未接種の女性、ニコチンパッチ7mgを慢性的に使用中
症例3:COVID19ワクチン未接種の男性、約1時間おきにパイプたばこを喫煙
症例4:COVID19ワクチン未接種女性、ニコチンパッチ7mg服用
症例5:ニコチンパッチ7mgを貼付したCOVID19ワクチン未接種女性
ケース6 ニコチンパッチ7mgを6ヶ月以上貼付したCOVID19ワクチン未接種の女性におけるメソジェンマイクロチップのナノとマイクロロボットの自己組織化
以下は、自己組織化ポリマーと広範なルーロー形成を示す血液分析結果である。
要約:
私はニコチンパッチを使用したりパイプタバコを吸ったりしている人の血液を観察した経験が豊富であり、生きた血液を観察した結果、ニコチンだけでは血液は浄化されず、ゴムのような血栓の形成も防げないことがわかっています。私は、EDTA、ビタミンC、メチレンブルー、NAC、活性炭、その他の分子のような他の解毒戦略に加えて、ニコチンに耐えられる人には重要な補助としてニコチンを勧める。タバコの葉に含まれる放射性セシウムなど、吸入する必要のない金属が大量に含まれてしまうため、タバコを吸ったり電子タバコを吸っ���りすることはお勧めしません。そのため、パッチやトローチが望ましいでしょう。
アーディス博士は、この薬にまつわる広範で優れた教育を行っており、私は臨床の現場で、7mgのパッチがよく耐容されることを目の当たりにしている。
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takahashicleaning · 2 months
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TEDにて
ジョージ・トゥレヴスキ: ナノテクノロジーの次の一歩
(詳しくご覧になりたい場合は上記リンクからどうぞ)
コンピューターのシリコンチップは、毎年縮小して能力は倍増し、機器は携帯性を増し身近になっていきます。しかし、これ以上チップを小さくすることができなくなったら何が起きるでしょうか?
ジョージ・トゥレヴスキは、見たこともないような前人未到のナノマテリアルの世界を研究しています。
現在の研究は、自然の生命体が複雑で多様。そして、エレガントな構造を構築するのと同じ方法を用いて、何十億ものカーボンナノチューブを回路の構築に必要なパターンを描く化学プロセスを開発することです。
これは次世代コンピューティングの切り札となりえるでしょうか?
ここまで到達するための前段階ではグラフェンという素材が、回路の構築に必要なことが知られています。
ナノテクノロジーといわれるもので・・・
ナノテクノロジーは、物質をナノメートル (nm)の領域すなわち原子や分子のスケールで、自在にコントロールする技術のことである。
この技術によって、原子や分子の一個一個を単独でつまみ上げ、移動し、築き上げることも可能になっています。現在は、新素材やコンピューターのCPUの製造過程で現実に応用されています。
電子回路のトランジスタは、だいたい数十nm程度の大きさで、カーボンナノチューブなども同様です。物質を数ナノメートルの大きさにすると、量子効果と呼ばれる特殊な現象が発現する。
例えば、電子の閉じこめによるエネルギー準位の離散化があらわれる大きさや、トンネル効果など。量子力学を応用することでコントロールが可能になっています。
彫刻家が、のみだけを使って、彫像を彫っていくのを想像してみましょう。
ミケランジェロは、こんなエレガントな例えをしています「どんな石にもその内側に彫像があって、彫刻家の使命とは、それを発見することだ」
でも、彼が反対方向から作業したらどうでしょうか?石の塊からではなくて、埃の山から、この何百万もの粒子を固めて彫像を作ったとしたらどうでしょうか?
ばかげた考えだと分かっています。恐らく不可能でしょう。埃の山から彫像を作るだなんて、もし、彫像が自ら何とか何百万もの粒子を集めて、設計通りにデザインされた上で、自らを形作りでもしない限り。
奇妙に聞こえるでしょうが、これこそが、私の研究室で手掛けている問題なんです。私は、石ではなくてナノマテリアルで作成します。これはあり得ないほど小さく、素晴らしい小さな物質です。このコントローラーが、ナノ粒子だとするとヒト髪の毛はこの部屋全体位の大きさになり��す。
そして、これは、ナノテクノロジーと呼ばれる分野の中心であり、皆さんも聞いたことがあると思います。すべてに変化をもたらすということも聞いたことがあるでしょう。
私が大学院生だった頃は、ナノテクノロジー研究には最もエキサイティングな時代でした。科学的なブレークスルーが、常に起こっていました。会議は、熱気に満ち、資金はファンドから続々と提供されました。その理由は、物体が非常に小さい場合、私たちが目にするような通常の物体を司る物理とはまったく異なる物理が働くからです。
この物理学を量子力学と呼んでいます!!
例えば、いくつかの原子を加えたり除去したり物質をひねるといった比較的些細な変更で、これらの振る舞いをきっちりと精密に調整できるわけです。いわば、究極のツールキットなんです。本当に力を感じ、何でもできるような気がしました。
私たちが行っていたことは、私たちとは、同世代の大学院生全員のことですが、ナノマテリアルで超高速のコンピューターを作ろうとしていたのです。私たちは、量子ドットを構築して、いつの日か体内で病気を見つけ出し闘おうとしていました。私たちは、これが計算処理から医学に至るまで、科学や技術のあらゆる分野に影響を与えるだろうと考えていました。
ここで認めなくてはなりませんが、私は何でも鵜呑みにしていました。何もかもです。しかし、それは15年前のことで、そして 本当に素晴らしい科学の研究がなされました。私たちは、多くのことを学びました。この科学を新たな技術へと転換すること。本当にインパクトのある技術にはできなかったのです。
その理由は、これらのナノマテリアルが両刃の剣のような物だからです。ナノマテリアルはその大きさにより、興味深い一方で、その大きさゆえに扱うのが極めて困難だったのです。文字どおり埃の山から彫像を作成するようなものでした。そして、その作業に使える本当に細かいツールがありませんでした。
もしあったとしても、さして変わらなかったでしょう。技術を構築するために何百万もの粒子をひとつずつ組み立てるなんて、できなかったからです。そのため、どの約束や期待も果たされない約束や期待でしかありませんでした。病気と闘うナノボットは、存在せず、私が最も関心を寄せていた新種のコンピューティングもありません。
最後に、これが一番大切なことですが、私たちはコンピューティングの進歩の速度は、永遠に維持されると期待するようになりました。この考え方に基づいた経済システムが出来ました。そして、コンピューターチップに、より多くの素子を詰め込む能力のおかげでこの速度が決まります。
ニュートン物理学のようにではなく、一定の条件では、機器が小さくなっていくにつれて、より速く、より省電力になり、価格が下がっていきます。この指数関数的な相乗効果で素晴らしい速度で進歩したのです。
一例として挙げると、3人の宇宙飛行士を月面に送った部屋位の大きさのコンピューターを何とか圧縮して、当時、最高だったコンピューターを圧縮してスマホと同じぐらいの大きさに例えばできたとしましょう。でも、お持ちのスマートフォン300ドルで買って2年ごとに捨ててしまう物には、歯がたたない?このレベルの速度では、スマホならできる機能を何もできないでしょう。速度は遅いしコンテンツも追加できません。
ここでのポイントは進歩です。
徐々に進むものではなく、進歩は容赦ないものです。この条件では、指数関数的です。毎年、累積していき、ある技術をその次世代の技術と比べても識別できないぐらいにまで行きつくのです。この進化の速度を維持するのは、他ならぬ私たちです。私たちは、10、20、30年後にもこう言いたいと願います「この30年で実現したことを振り返ってください」
しかし、この進歩は、永遠に続くわけではないでしょう。事実、パーティーの熱は冷めつつあります「ラストオーダーの時間です」という感じですね。速度や性能などの多くの指標で細かく見てみると既に進歩はほとんど停止しています。このパーティーを続けたければ自分たちでできる事をしなくてはなりません。
つまり、革新です。
私たちのグループの役割と使命は、カーボンナノチューブを使って革新していくことです。この技術で進歩のペースを維持する道が開けると考えるからです。これは、その名の通りのものです。小さくて穴のあいた炭素原子のチューブです。このナノスケールサイズという大きさが素晴らしい電子状態を生み出します。
もし、コンピューティングにこれを導入できれば、性能が最大10倍に上昇します。たった一歩で数世代分の技術を飛び越えるようなものです。それがこれです。非常に重要な問題があり、基本的に理想的な解決策です。科学が、私たちに向かって声を張り上げています
「これをやって問題を解決するんだ」そういういうことなら始めましょうか。やりましょう。しかし、ここで両刃の剣が再登場してきます。この「理想的な解決策」は、取り扱いの困難な物質を含んでいます。コンピューターチップ1つを作るには、それを何十億個も並べなければなりません。またもや同じ難問です。ここでもあの問題にぶつかるのです。
「ここで止まるんだ。同じことを繰り返すのはやめよう。何が欠けているのかを考えるんだ。私たちは何をしていないのか。やるべきことは何だろう?」と問いました。
その答えとは、彫像が自らを形作るというものでした。
私たちは何十億もの粒子が、自律的にナノ分子構造を組み立てる方法を何とか見出して技術にしなければなりません。私たちにはできないので自分たちで行うようにするのです。非常に難しく容易なことではありませんが、この場合、唯一の方法でした。そして、これは何も特殊な問題ではないとわかりました。私たちは、こんな方法でモノを組み立てたりはしません。誰もこんな方法は使いません。
でも、見回してみると至るところにお手本がありました。母なる自然はあらゆるものをこうして作ります。
どんな物でもボトムアップで作られています。浜辺へ行けば、シンプルな生命体が、タンパク質を使って基本的に分子です。砂をテンプレートとして、海から���れを汲み上げることで実に多様な構造を構築しています。
自然は、私たちのように乱暴ではなく、ただ利用するのです。自然はエレガントでスマートです。手に入るもので、分子をひとつずつ組み立てて、私たちが近づくことすらできない複雑さと多様性のある構造を作り上げるのです。
自然は、既に、ナノの世界でした。何億年も前から存在していました。
私たちも自然と同じツールを使うことに決めました。それが、化学だったのです。化学こそが、失われたツールでした。このケースでは、化学がうまく作用しました。ナノスケールの物質と同じぐらいの大きさの分子をツールとして用いることで、物質を操作できます。
これがまさに私たちの研究室で行っていることです。私たちは埃の山。ナノ粒子に作用する化学を開発して、必要なものを取り出します。化学を使って文字どおり何十億もの粒子を回路の構築に必要なパターンへと並べます。これが実現できれば、ナノマテリアルを使う前の何倍もの速度の回路を構築できるのです。
化学こそ、失われたツールであり、日に日に私たちのツールはシャープで的確になっていきます。そして、ついに、あと数年でこれまでの約束のいずれかを実現できると見込んでいます。コンピューティングは、ほんの一例で私が興味を持ちグループが注力しているものです。
その他にも、再生可能なエネルギー、医学、構造材料があり、それらがナノに向かっていくということを科学が示唆しています。そこに最大の利益があります。でも、それを行うには科学者には新しいツールが必要です。私が今説明したようなツールです。化学が必要になります。
これがポイントです。科学の美点は、この新しいツールをひとたび開発すれば、そこに存在し続けることです。永遠に存在し続けて誰でもどこででもそれを手にして使うことができ、ナノテクノロジー実現の手助けができることです。
こういう新産業でイノベーションが起きるとゲーム理論でいうところのプラスサムになるから既存の産業との
戦争に発展しないため共存関係を構築できるメリットがあります。デフレスパイラルも予防できる?人間の限界を超えてることが前提だけど
しかし、独占禁止法を軽視してるわけではありませんので、既存産業の戦争を避けるため新産業だけの限定で限界を超えてください!
(個人的なアイデア)
2020年後半くらいから様々な占いで出てきてた時代の変わり目。それが、西洋占星術で具体的に「風」の時代という形で出てきました。
私が、感じとってたインスピレーションは、たぶんこれかな?
兆しは、世界的な金融ビックバンの1970年代、IT革命のミレニアムの前から出ていたけど。
これは、これまでの約200年間。物質やリアリティの影響力優位「土」の属性の時代から、量子コンピューター、ビットやインターネットなどといった物質ではないものに影響力が増していく「風」の属性の時代に。
そして、本格的に軌道にのっていく属性は、今後200年程続くことになるのです(2020年12月22日から、2100年当たりをピークに少しずつ衰退していく2220年まで)
直前に!
Appleも何かを感じてたのか?Appleシリコン搭載Macの方は、「Mシリーズ」チップに移行してるし、符号してる。
Googleは、量子超越性を達成してきてるし、Facebookも脳波を読み取る機械の開発を発表してますし、符号してる。
イーロンマスクもブレイン・マシン・インターフェース(Brain-machine Interface : BMI)を具体的に発表。これも、符号してる。
ここから予想できることは、バリーシュワルツが言うように、労働の概念が変わり、地球に居ながら映画アバターのように!その惑星にある資源を使い。
月や火星、土星や衛星などに無人ロボット部品を送り、ゲームのように自宅にいながら共同作業しつつ仕事をすることで高額な賃金が手に入る可能性も高い。
火星や土星や衛星に関しては、有人宇宙船内を無重力工場にして惑星移動期間に3Dプリンター製造、組立を効率的に行うことが実現すれば良いが無人ならベスト。
光速で惑星間通信できるようになったとしても、火星や土星や衛星への通信は、地球からでもリアルタイムで遅延が起きるため、月面のみ、この可能性が開けます!
無重力でもあるため、洞窟に工場を建築して人間の暮らせる環境を作り出すこともできそうです。可能性は無限!この領域に限界はありません!国家や行政府の範囲外なので極端な自由もあります。命の保障はないけど!
このアイデアは、今後数十年、人間の限界を遥かに超える新産業なのでプラスサムになり、地球環境は汚染されず資源エネルギー問題も起こりません。
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2012年のノーベル物理学賞(量子コンピューター)について
量子コンピューターの基本素子である超電導磁束量子ビットについて2019
<提供>
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tocchiclub · 4 years
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プラズマは、より小さく、より強力なNMC-811カソードを可能にします 電池は、カソードの結晶が小さいとさらに収縮する可能性があります。電気自動車や消費財のバッテリーパックは、高性能を維持しながら、さらに小型化される可能性があります。 より小さく、より強力なカソードは、バッテリーの寿命を延ばすことができます。 画像:ロブ・ナン 米国に本社を置くプラズマテクノロジー企業の6Kは、幅がわずか1〜3ミクロンの新しいNMC-811カソードで電池材料を進歩させたと主張しています。 より正確には、同社は自社のプラズマ技術を使用して単結晶NMC-811粒子を溶融できると述べています。カソード材料はニッケルマンガンコバルトを表し、ニッケル含有量はマンガンとコバルトの8倍です。NMC-811カソードはコバルトが少ないため安価であり、高い出力とエネルギー密度を提供します。 6Kのバッテリー製品担当バイスプレジデントであるリチャードホルマンは、次のように述べています。「3か月足らずで、私たちのチームはNMC-622プロセスを適応させて200 mAh / gを超えるNMC-811を製造し、1〜3ミクロンのサイズでダイヤルできました。標準的な共沈の課題は6Kエナジーにとって比較的容易であり、これはUniMelt生産プロセスの力を強調しています。」 以前のNMC-622カソードは、独立した検証研究所によってテストされたと報告されています。この試験では、180 mAh / gに近い可逆容量と92%の初回サイクル効率が示されました。当時、メーカーは、結果は顧客が期待するパフォーマンスの向上と一致していると述べました。 UniMeltプロセスは6Kによって開発されました。会社名は6,000 Kを表します。これは、おおよそ、マイクロ波プラズマがNMC結晶の形成を含むさまざまな反応を示す温度です。業界は、電池メーカーが充電時間を改善し、電力を増加させ、電池容量を拡張するのを助けることができるので、NMC結晶を好むと伝えられています。さらに、6Kは、NMC結晶を製造するそのプロセスは、従来の方法と比較して、複数の材料の省略とエネルギー集約的なステップを可能にすると主張しています。 「当社のNMC 811の開発は、電池の化学で何が可能かという点でも、氷山の一角にすぎませんが、ビジネスモデルと市場の実現へのプラスの影響でもあります」と6KのCEOであるアーロンベントは述べています。「私たちは数ヶ月や数年ではなく、数日や数週間でイノベーションを起こしています。私たちは、製品設計に対してインテリジェントな閉ループ、ほぼ組み合わせのアプローチをとっています。さらに、1時間あたりのグラム数で革新するために使用されたものと同じプラットフォームがUniMeltプラットフォームで年間100トンのスケール生産に使用され、市場投入までの時間を短縮します。UniMeltテクノロジーを使用すると、開発パラダイムを完全に変えるエコシステム/パートナーモデルを構築できるため、他のテクノロジーでは得られない細胞性能を強化する化学を顧客が利用できるようになります。」 プラズマで作成されたカソードは、電池材料市場ではまったく新しいものではありません。6Kはこれまで、UniMeltプロセスを使用して、LTO、NMC-333、NMC-532、NMC-622、およびナノ構造の発泡体と金属間複合材のパワーを特徴とするシリコンアノードを作成していました。 #太陽光発電 #飛花落葉 #hikarakuyho https://www.instagram.com/p/CFQ3LIOA4wm/?igshid=1nzyvcw9zg7nv
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benediktine · 5 years
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【ロードバイク向け携帯ポンプの未来を考える】 - 東京⇔大阪 キャノンボール研究 : https://cannonball24.com/future-of-portable-pumps-for-road-bikes/ : https://archive.ph/KYo9Y 2020年2月14日
私は携帯ポンプを沢山持っています。
 {{ 画像 1 }}
今までに買った本数は20本以上。現在、家にあるだけでも15本はあります。別にコレクションしているわけではないのですが、ロングライド使用時に最適なポンプを探すうちに、自然と数が集まってしまいました。
メーカーが鎬を削るフレームや、LED・電池の進化と共に急速に明るく長持ちになっているライトのような急速な進化はありませんが、携帯ポンプも緩やかに進化を続けていると思っています。
この記事では、ロードバイク向け携帯ポンプの未来を考えてみようと思います。
なお、私が自転車趣味を始めたのは2008年なので、それ以前の話は書籍・ネット記事の調査に基づくものです。誤りがあればご指摘をお願いします。
 {{ 画像 2 }}
携帯ポンプの時代考証に関しては、八重洲出版発行のサイクルパーツカタログの1987年版と2002年版を参考にしました。 ■《スチールフレーム時代の携帯ポンプ》
未来を考えるには、まずは過去から。
スチールフレームの時代には、フレームに直接取り付ける「フレームポンプ」が一般的でした。下記ブログで取り上げられているようなポンプです。
 {{ フレームポンプは、こーでねーと - Bicicletta Shonan : http://bici-shonan.com/2014/12/08/%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%83%9D%E3%83%B3%E3%83%97%E3%81%AF%E3%80%81%E3%81%93%E3%83%BC%E3%81%A7%E3%81%AD%E3%83%BC%E3%81%A8/ : https://archive.ph/wip/uI1QR }}
JISで定められているフレームポンプは、携帯ポンプ全てを包含する言葉なのですが、ここでは「トップチューブまたはシートチューブに突っ張って持ち運ぶタイプの携帯ポンプ」を指すこととします。
1987年のサイクルパーツカタログを見ると、1本を除いて全てがフレームポンプでした。ブリヂストンだけが、フロントバッグ用の携帯ポンプを出していたようです。
◆《フレームポンプの特徴》
実はフレームポンプって、携帯ポンプとしては理に適った作りだと思っています。少ないポンピング回数で指定空気圧まで入れられ、高圧にも強い構造だからです。
基本的に、携帯ポンプの性能(一回のポンピングで何cc入るか)は、長さに比例します。長く太い携帯ポンプほど、ポンプ内部の容積が大きくなり、一回のポンピングで入る空気の量は大きくなります。当たり前のことですね。トップチューブの長さは50cm前後ありますから、ポンプの長さは45cm前後になります。これはよくある携帯ポンプの倍以上の長さです。
ただ、太い携帯ポンプはロードバイクには向きません。ロードバイクのタイヤが高圧運用を前提としているからです。
高圧運用の場合は、細い方が有利となります。気になる人は「パスカルの原理」を検索してみてください。最近流行りの油圧ブレーキもこの仕組みを応用しています。
つまり、「長くて細い」フレームポンプは、高圧で細いタイヤ(エアボリュームが少ない)を使うロードバイクには理想的であると言えます。
一方で、短所ももちろんあります。ずばり、重いことだと思います。
サイズが大きいので、どうしても重量がかさみます。現在売っているアルミ製のものでも250~300g程度の重量があります。現在の携帯ポンプは100-150gがボリュームゾーンなので、倍近くの重さがありますね。
やはりロード乗りは軽量化が大好きなので、出番の少ない携帯ポンプは真っ先にリストラを要求される部分です。
◆《消えたフレームポンプ》
現在でもフレームポンプを作っているメーカーはあります(TOPEAK、Zefalなど)。しかし、街で見かける機会は多くありません。
 {{ ゼファール(Zefal) フレームポンプ 自転車 HPX/size1 シートチューブ360-410mmに適合 米式(アメリカン)/仏式(フレンチ)対応 工具不要 12bar/174psi 7342 : http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00RN48K6C/ }}
先の重量も原因の一つだとは思いますが、アルミ・カーボンフレーム時代の到来によって、取り付けにくくなったのが主要因かな、と私は考えています。
フレームポンプは端がパイプ形状にフィットするように作られています。スチールフレームのパイプは太さが規格化されており、ほぼ同一です(大体1インチか1-1/8インチ)。しかし、アルミ・カーボンフレームのパイプ径はバラバラな上に、真円ではありません。扁平なものもありますからね。フィットしないわけです。スローピングフレームが増えたことも要因かもしれません。
2002年のサイクルパーツカタログを見ると、1987年とは逆にフレームポンプはほとんど残っていません。今でも残っているTOPEAK、Zefalに加えてBLACKBURNが作っているのみでした。ほぼ全てが、フレームに付けないタイプの携帯ポンプに切り替わっています。
■《アルミ・カーボンフレーム時代の携帯ポンプ》
2000年代に入り、ロードバイクのフレームはアルミ製・カーボン製が当たり前になりました。
フレームポンプは廃れ、ボトルケージ台座に共締めするブラケットや、バックポケットに入れて携帯するケースが増えたように思います。
◆《2000年代前半》
 {{ TOPEAK(トピーク) ピーク DX 2 マスターブラスター シルバー : http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004BUI7A0/ }}
過去の文献をあさってみると、2000年代前半はTOPEAKのこちらのポンプのような、持ち手がハンドルになるタイプのものが主流だったようです。上記のポンプは「DX2」という後継モデルですが、「DX」は2002年のカタログには既に記載されています。
 {{ TOPEAK(トピーク) ロード モーフ : http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004BUI4BC/ }}
また、フロアポンプを小さくしたような、いわゆるミニフロアポンプもこの頃からあります。現在でも根強い人気を誇るタイプですね。こちらのロードモーフは2002年には既に存在しており、約20年間に渡ってラインナップされているロングセラー製品です。
重量的には、200g前後が主流だったようです。
◆《2000年代後半》
携帯電話がどんどん小さくなっていった2000年代後半、携帯ポンプも小型化・軽量化が進みます。
 {{ 【製品レビュー】 airbone 「ZT-702 SUPERNOVA PUMP」 : https://cannonball24.com/review-airbone-zt-702-supernova-pump/ : https://archive.ph/3rAh6 }}
代表的なのは、「airbone ミニポンプ」でしょう。99mm・58gという極めて小さいサイズで、ツール缶や小さなサドルバッグにも入ります。性能はそこまで高くありませんが、回数さえこなせれば確実に空気圧を増やせることから人気を博しました。airbone本国サイトを見ると、発売は2007年のようです。 {{ シルベストサイクルのブログ : http://clubsilbest.blog61.fc2.com/blog-entry-1432.html : https://archive.ph/I1yWd }} にも紹介がありますね。
 {{ TOPEAK(トピーク) マイクロ ロケット ALT マスター ブラスター : http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004BUEPQK/ }}
携帯ポンプ界の覇者たるTOPEAKも、次々に小さい携帯ポンプをリリース。2006年には現在も販売されている人気商品「マイクロロケット」シリーズがリリースされました。私が最初に買ったのもこれでした。
 {{ UNICO(ユニコ) BARBIERI(バルビエリ) ナノ 携帯用 超軽量 35g ミニポンプ : http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003GSL110/ }}
2009年には、軽量ブームの一つの到達点たる携帯ポンプ「バルビエリ ナノ」がリリースされます。重量なんと35g。カーボンを贅沢に使った超軽量仕様でした。長さも155mmとコンパクトでしたが、性能はお察しだったようです。
重量的には、100-150gが主流となり、現在の水準に近くなりました。
◆《2010年代前半》
2010年代の前半は特にコレと言った携帯ポンプ界隈の動きは無かったように記憶しています。
 {{ アイポンプ・マイクロ | iPump Micro - iPump Japan : https://ipump.jp/jp/store/ipump-micro : https://archive.ph/DvwOo }}
一つ書いておくとすれば、クラウドファンディングから誕生した超軽量ポンプ「iPump」でしょうか。日本に住むモリス・オストロウという人がkickstarterで5万ドル以上を集めたことでも有名ですが、 {{ 既に2012年にはサイスポで紹介されていました : https://old.cyclesports.jp/depot/detail/40643 : https://archive.ph/8mahd }} (この段階では試作だったようです)。
特徴は何といってもその軽さで、なんと19g(現在は改良されて21g)。先に紹介した「バルビエリ ナノ」の更に半分近い重量です。恐らく2020年現在でも世界最軽量の携帯ポンプだと思われます。
◆《2010年代後半》
2010年代後半もしばらくは大きな変化が見えませんでしたが、2018年に一つの転機が訪れます。「例のポンプ」の登場です。
 {{ 【製品レビュー】 Oture 「携帯ポンプ(例のポンプ)」 : https://cannonball24.com/review-oture-portable-pump/ : https://archive.ph/pltwF }}
例のポンプとは、このポンプのことです。このポンプの製造元は「PRO STAR」という中国のメーカーで、さまざまなブランドのOEM生産を手掛けています。色々なブランドで販売されているため特定のブランドで呼びようがなく、「例のポンプ」と呼ばれるようになりました。
例のポンプがエポックメイキングだったのは、内部で加圧するデュアルチャンバー方式を取っていたことです。詳しくは上記レビューで構造を解説していますが、簡単に言えば「内部に2本のポンプがマトリョーシカのように入っている」構造です。このため、見た目は結構太さがあるのですが、高圧状態(5気圧以上)でも楽に空気が入ります。
実はこの機構自体はそこまで目新しいものではなく、過去に採用していたメーカーもあります。ただ、「例のポンプ」は筒の太さと長さを最適化し、「ポンピング回数の少なさ」と「高圧での押しの軽さ」を両立する設計になっていました。
スペック上、ほとんどの携帯ポンプは5気圧以上入ることになっていますが、実際に5気圧以上入れられるポンプってかなり少ないんですよね。5気圧を超えても女性の力で加圧出来る押しの軽さは衝撃的でした。
2010年代後半のもう一つの大きなトピックは、「タイヤとリムのワイド化」です。
それまでは23Cタイヤが主流でしたが、「太いタイヤの方が転がり抵抗が低い」「エアボリュームが大きいので乗り心地が良い」ということで、あっという間に25Cタイヤが広まりました。更に、「リムが太い方がエアロ」「安定性も高まる」という理由で、リムも太くなりました。
そうなると困るのがパンク時です。「エアボリュームが大きい」と言う事は取りも直さず、「入れなければならない空気量が多い」と言う事です。
タイヤが23Cから25Cになると、エアボリュームは1.2~1.3倍になります。つまり、同じ携帯ポンプを使う場合、ある空気圧に達するまでのポンピング回数は1.2~1.3倍になります(★)。これまで23Cのタイヤに7気圧入れるのに300回のポンピングで済んでいたのに、25Cタイヤになると360~390回ポンピングする必要があります。出先でのパンク修理の時間は確実に伸びます。
★ 容積から行くと1.2~1.3倍になるはずなのですが、実際に空気を入れてみると25Cのポンピング回数は1.4~1.5倍になります。理由は不明。
もっとも、タイヤが太くなると空気圧を下げる人がほとんどなので、実際にはここまで回数は増えません。それでも、ポンピング回数自体は23C時代より確実に増えます。
■《ディスクロード時代の携帯ポンプ》
さて、ここからは未来の話です。
2020年のツアーダウンアンダー、半分以上のプロチームがディスクロードを選択しました。これからはディスクロードの時代になっていくと思われるので、その視点で携帯ポンプの未来を考えてみます。
◆《さらなる太タイヤ化》
ディスクブレーキ化することで得られる最大の恩恵は制動性が上がることですが、もう一つ、タイヤの太さの制限が大幅に緩和されるということが挙げられます。
これまで存在していたリムブレーキのキャリパーが無くなることで、ロードバイクでもシクロクロス並みの太さのタイヤを履くことが可能になりました。しばらく25Cが普通だったロード界隈ですが、近い将来には28Cが普通になるだろうと言われています。
……となると、当然エアボリュームが増えます。もうお分かりかと思いますが、携帯ポンプでのポンピング回数は25C時代の更に1.2~1.3倍、23Cから比べると1.4~1.7倍の回数が必要になるわけです。当然、その分の進化がポンプ側に必要になると思っています。
◆《電動携帯ポンプ》
ここからは私の想像ですが、今後は「電動携帯ポンプ」の時代が来るのではないかと思っています。「例のポンプ」を見つけてきたチャリモさんも似たようなことを言ってました。
どんどん太くなってエアボリュームが増えるタイヤに人力で空気を入れるのは、もはや難しくなってくるはず。となると、電気の力を使うことになるのではないかな?と。
2010年代後半から電動携帯ポンプは出てきましたが、初登場時は重量500g程度と、スチールロード時代のフレームポンプより重いものでした。ただ、徐々に小型化が進んでいます。
 {{ わずか20秒で空気充填が完了するコンパクト電動エアポンプ Fumpa Pumps - 製品��ンプレッション - cyclowired : https://www.cyclowired.jp/news/node/289922 : https://archive.ph/lULqe }}
現状、世界最小で最軽量と思われるのが、「Mini Fumpa」です。重量は190g。シクロワイヤードの計測によれば、26Cタイヤに50秒で7気圧まで充填出来たと言う事で、十分な性能を持っています。
ただ、バッテリーの容量があまり大きくないためか、使用できるのはロード用タイヤで2回までという制限が付きます。パンクって割と連続して起こるものなので、2回制限はちょっと心もとないですね。
サイズもまだまだ大きく、ツール缶に入るサイズにはなっていません。エアーコンプレッサーの機構を考えると、細長い形状にするのは難しいのかもしれませんが。
そして値段。定価は25000円ほどと、普通の携帯ポンプが10本前後買えてしまいます。さすがに買うには至っていません。
◆《こんな携帯ポンプが欲しい》
具体的に今後出てきて欲しいと思うのは、
「モバイルバッテリーからの給電で動作する電動携帯ポンプ」
です。今時、スマホ用にモバイルバッテリーは普通に持ち歩いていますし、大容量なモバイルバッテリーを使えば空気を入れる回数制限も緩和されるはずです。ポンプ本体からバッテリーを省けば、小型化も可能でしょう。
これに近いものは既にAliexpressでは販売されています。「モバイルバッテリーと別体」ではなく「モバイルバッテリーとしても使うことが出来る」電動携帯ポンプですが。例によって、新しい携帯ポンプをすぐに見つけてくるチャリモさんが購入して試していました。サイズは大きいですが、実用に足る性能は持っているようです(23Cタイヤに6.9気圧で14回充填可能)。
 {{ US $11.29 34% OFF|ポータブル空気自転車ポンプミニ電動インフレータ充電式エアーポンプ自動車インフレータブル 12 12v 多機能ミニ空気コンプレッサー - AliExpress | Alibaba : https://ja.aliexpress.com/item/4000125010074.html : https://archive.ph/8Nm9c }}
もしかしたら、コンプレッサーを動かすには汎用モバイルバッテリーの電源では力不足なのかもしれません。その辺りの技術的課題が解決されれば、「モバイルバッテリーで動く電動携帯ポンプ」が実用される日が来るでしょう。発売されたら真っ先に買います。
■《まとめ》
携帯ポンプの歴史と、未来の携帯ポンプについての私見を述べました。
Mini Fumpaはもう少し流行るかなと思っていたのですが、発売から2年経つ今でも周りで使っている人は見かけません。回数制限があるならばCO2ボンベでも同じなので、25000円を出そうという人は少数派なのでしょう。ただ、もう少し参入してくる会社が増えて電動携帯ポンプ市場が活性化すれば、値段も下がってくるとは思うのですが。
今後も我が家の携帯ポンプは増え続けそうです。
(完)
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machineryjapanese · 5 years
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自動車メーカーは、優れた品質の印象を伝える車内の設計に努めています。プラスチック表面のテクスチャが細かいほど、革やその他の高品質の素材の外観に近くなります。この種の表面を製造するには、自動車サプライヤーに数分かかります。たとえば、射出成形によるインストルメントパネルの製造には60秒しかかかりません。 この目的に必要な金属工具の製造には、工具自体の構造化に最大4週間かかります。三次元テクスチャリングは、数十の個別のステップでツールにエッチングされるか、約1 mm3 / minの領域のアブレーションレートでレーザー構造化プロセスによって作成されます。 ドイツ連邦教育研究省(BMBF)が資金を提供するeVerest研究プロジェクトは、5つの企業と3つの研究機関に参加して、マイクロメートル体制の解像度でレーザー構造化技術を根本的に改善します。 プロセスを最適化するために、研究者は、凸型ピエゾミラーを使用した非常に動的な焦点合わせの概念を評価しました。最終的に彼らは、Scanlab(Puchheim、Germany)によって開発された革新的なスキャナー技術を使用してスループットを3倍にすることに成功しました。 Fraunhofer Institute for Laser Technology(Fraunhofer ILT; Aachen、Germany)プロセスエンジニアは、Amphos(Herzogenrath、Germany)の特に強力でアクティブに冷却されるファイバー結合超短パルス(USP)レーザーを使用して、ワットあたりの同じアブレーションレートを取得しました。ナノ秒レーザーによって提供されます。 USPレーザーを使用すると、表面粗さを0.5 µm未満に抑えることができます。 この目的のために、品質保証のために、チームはPrecitec Optronik(ドイツ、ニューイーゼンブルク)の2つのファイバー結合光コヒーレンストモグラフィー(OCT)システムを評価しました。インラインシステムは5 µmの分解能を実現し、後処理では1 µmの低さを実現しています。 個々のコンポーネントは、DMG Mori(Bielefeld、Germany)のLasertec 125に基づくマシンに組み込まれました。開発者には2つの目標がありました。マシンは操作が簡単で、プロセスの数を最小限に抑える必要があります。 このソフトウェアは、完全自動の8軸機械を使いやすくする上で重要な役割を果たします。同じくアーヘンにあるRWTHアーヘン大学のチームは、ユーザーが表面上の目的の構造を正確にシミュレートし、その外観をリアルタイムで視覚化できる特別なソフトウェアツールを開発しました。 構造生成後のUSPレーザークリーニングとUSP研磨の連続プロセスによる、再加工の削減と選択的研磨効果の作成が��されています。 (著作権:Fraunhofer ILT、アーヘン、ドイツ/ Volker Lannert) Fraunhofer ILTのエンジニアは、eVerestプロジェクトの一部として開発されたUSPレーザー研磨技術の特許出願を行っています。このプロセスは現在、フォルクスワーゲン(ドイツ、ウォルフスブルク)のパートナーと共同でテストされていますが、コア技術の潜在的な用途は、印刷業界のエンボスローラー、風力タービンのローターシャフトの大型ベアリング、必要な構造化された機能面にまで及びます多種多様なセクターにわたって。 プロジェクト管理機関カールスルーエ(PTKA)が調整するeVerestプロジェクトには、プロジェクトパートナーのザウアー(ドイツ、スティプスハウゼン、コーディネーター)、アンフォス、スキャンラボ、プレシテックオプトロニック、フォルクスワーゲン、フラウンホーファーILT、ミュンスター応用科学大学フォトニクス研究所(ミュンスター、ドイツ)が含まれます)、およびRWTHアーヘン大学のComputer Graphics and Multimediaグループ。 詳細については、ilt.fraunhofer.deをご覧ください。
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room-n-blog · 6 years
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虫の世界
川沿いをジョギングで走っていると、羽虫が飛んでいる姿を目にするようになってきました。もうすぐ3月、いろんな生き物が動き出す時期です。
ところで、ご存じの方も居るかもしれませんが、1年と少し前の2017年10月、名古屋大学大学院生命農学研究科の後藤寛貴特任助教らのグループが、興味深い論文を発表しました。カブトムシの角(つの)が、幼虫から蛹(さなぎ)になる際の2時間足らずの間に現れるしくみを実証した、というものです。
名古屋大学 研究教育成果情報 -プレスリリース- http://www.nagoya-u.ac.jp/about-nu/public-relations/researchinfo/index.html
2017/10/27 なぜカブトムシの角は蛹で突然出現できるのか~三次元構造の形態形成における 「折り畳みと展開」の重要性を提唱~ http://www.nagoya-u.ac.jp/about-nu/public-relations/researchinfo/upload_images/20171027_agr_1.pdf
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詳しくは上記PDFファイルを参照してもらいたいのですが、おおまかな内容は、
カブトムシ幼虫は、角(つの)の立体形を「小さく折り畳んだ状態」であらかじめ体内に持っていて、脱皮して蛹になる2時間ほどの間に、それを一気に膨らませていた
というものです。柔らかく薄いふにゃふにゃの皮膜状態で折りたたまれていた角に、2時間ほどかけて体液を注入して立体的な角の形へと展開している、と言い換えることもできるでしょう。これは当時、様々なメディアで報道されており、例えば大学ジャーナルから抜粋すると次のとおりです。
2017年11月8日(大学ジャーナルオンライン編集部) 名古屋大学、カブトムシの角が突然出現するしくみを実証
https://univ-journal.jp/16708/
名古屋大学大学院生命農学研究科の後藤寛貴特任助教らのグループは、カブトムシの角が幼虫から蛹(さなぎ)になる際、2時間足らずの間に現れるしくみを実証した。
多くの昆虫において、幼虫期の間は一回の脱皮ごとの形態変化が小さいが、幼虫から蛹(または幼虫から成虫)への脱皮の際には、一回の脱皮で異なる姿へと大きく変化を遂げる。カブトムシの突出した「角(ツノ)」はその典型的な例であり、幼虫から蛹になる際に大きな角が突然現れる。これは、幼虫が頭の中に折りたたまれた「角原基(角の前駆体)」を持っているためである。カブトムシの角原基は、蛹時に体液が送り込まれることで膨らんで展開し、細長く先端に分岐構造を持つ「角」になるが、この発生原理や仕組みについてはほとんど分かっていなかった。
そこで同グループは、しわしわの袋状構造を持つ角原基をコンピューター内に再構築し、それを計算により膨らませるだけで、ちゃんとした角になることを証明した。つまり、前駆体のしわしわ構造の中には既に完全な角の立体構造情報が存在しているのだ。カブトムシは角の立体構造を幼虫期には「小さく折り畳んだ状態」で有しており、脱皮時にそれを「一気に展開」するという二段階のステップを踏み、角を作っていることがシミュレーションにより示された。
この研究は、昆虫に興味・関心がある人はもちろんですが、必ずしも昆虫に関心をそれほど持っていない人でも、様々な可能性を感じさせてくれる研究の一つかもしれません。昆虫は、その生態をはじめとして知れば知るほど、人間の様々な活動に対して示唆を与えてくれるものでもあるからです。
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例えば、多くの人がご存じと思いますが、クモの糸はその典型の一つで、次のような論文での指摘をはじめとして、様々な言及があります。
◆繊維学会誌(繊維と工業) Vol.62,No2(2006),p42-47
大崎 茂芳 (奈良県立医科大学) クモの糸の秘密 https://www.jstage.jst.go.jp/article/fiber/62/2/62_2_P_42/_pdf
クモの秘密を探るべく、クモの牽引糸の性質を調べてみたところ、非晶性で柔軟性があり、弾性率が高く、耐熱性にすぐれた素材であることが判ってきた。その特徴ある牽引糸の秘密を覗いてみると、4億年という長い進化の歴史の間に、”安全”と”信頼”の原点が秘められていることがわかってきた。
空中で死と直面しているクモが俊敏に行動できるのは、二本のフィラメントからなる牽引糸を安心して信頼できるもっとも効率的なシステムを作り上げていることに起因している。また、重要なことは、クモが牽引糸に命を預ける際に、確実に信頼できるのは、あくまでも張力-伸び曲線における線形領域なのである。・・・(中略)・・・このように、クモの牽引糸の弾性限界点までの線形領域は安全性と信頼性の原点として極めて重要な役割を担っている。4億年の長い進化の歴史の間に、死と直面してきたクモが生き延びてきた原点がわかったように思われる。
また、人工衛星の太陽光発電パネルの折り畳み・展開などに活用されている技術に「ミウラ折り」というものがありますが、これに対して、ハサミムシの羽の折り畳み構造を応用することで、ミウラ折りに匹敵する技術を開発できるのではという指摘がされています。これは、欧州のスイス連邦工科大学チューリヒ校の研究チームが見い出した成果です。
ミウラ折り https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%82%A6%E3%83%A9%E6%8A%98%E3%82%8A
2018.4.14 11:15 ハサミムシの羽、「ミウラ折り」を超え人工衛星に応用!? 驚異の折り畳み法を解明 https://www.iza.ne.jp/kiji/life/news/180414/lif18041410030004-n1.html
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このハサミムシの羽が持つ機能の理由について調べたところ、羽全体にわたって分布するタンパク質に秘密があった。折り目の内側にレシリンと呼ばれる弾性タンパク質が多く集まっており、これによって、山折りが重なる結合部を一気に谷折り側にカチッと反転させるなどの芸当をなしとげることができる。羽を広げたり、折り畳んだり自由にできる状態と、固定の状態を切り替えるスイッチとして使うのだ。
ハサミムシは硬い羽の下にしまい込んだ軟らかい羽を広げて飛ぶ。普段は、広げたときの約10分の1のサイズにまで折り畳んでいる。研究チームが、もしもこの弾性タンパク質がなく通常の折り紙であったと仮定し、同じ時間でどれだけ折り畳めるかを実験したところ、3分の1程度にとどまり、弾性タンパク質の役割が大きいことが分かった。
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昆虫の生態や特徴をヒントに人間社会への応用を試みる、というのは様々な取り組みがなされており、セミの羽の構造に抗菌作用があるというのを発見した研究もその一つです。ご存じの方も居ると思いますが、2013年11月に、オーストラリアの研究チームが発表したもので、セミの羽が強力な殺菌作用を及ぼすことを発見しました。
殺菌のメカニズムはどのようなものなのか。これが羽の「化学的な性質」ではなく、羽の「物理的な性質」に依る、というのが面白いところで、セミの羽の表面に等間隔に並ぶ「ナノピラー(極微細突起)」の上に細菌が付着すると、細菌の細胞膜がズタズタに切り裂かれて死滅するのです。
ナノ表面構造に強力な抗菌効果、トンボの羽から着想 豪研究
http://www.afpbb.com/articles/-/3004075
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その殺菌能力は非常に強力で、上記記事から抜粋すると次のとおりです。
今回の実験対象となった細菌は、緑膿菌、悪名高い黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)、広範囲に生息する土壌細菌で炭疽菌の仲間の枯草菌(Bacillus subtilis)の極めて丈夫な芽胞の3種だ。
細菌を付着させてから3時間経過後の表面1平方センチ当たりの殺傷率は、1分当たり細菌細胞45万個ほどだった。これは、黄色ブドウ球菌を人間に感染させるのに必要な最小量の810倍で、緑膿菌では7万7400倍に相当する。
記事にもあるとおり、ナノピラー構造自体は1990年代に偶然発見された「ブラックシリコン」に見られるものです。ブラックシリコンは太陽電池パネルに用いられる半導体の一種なのですが、このブラックシリコンの表面が、たとえるならば微細な剣山になっているのです。
電子顕微鏡で見ると、高さ500ナノメートル(1ナノメートルは、10億分の1メートルに相当)の先が鋭くとがった突起が林立する構造になっている。この構造に細菌が触れると、細菌の細胞膜が破れることを研究チームは発見した。撥水性を持つ表面はどれも、このような殺菌剤としての物理的性質を持つことが明らかになったのは、今回が初めてだ。
研究チームは2012年、人間にも感染し、抗生物質への耐性を持つようになる「日和見菌」の1種の緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa)に対して、セミの羽が強力な殺菌作用を及ぼすことを発見して驚嘆した。詳細な調査の結果、答えは羽の生化学的な性質ではなく、羽の表面に等間隔に並ぶ「ナノピラー(極微細突起)」にあることが分かった。細菌は、この表面に付着すると粉々に切り裂かれてしまう。
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日本においても、関西大学の研究チームが2018年8月に、クマゼミの羽に着目した抗菌材の開発につながる研究を発表しています。
2018年08月27日 17時33分 NHK NEWS WEB セミの羽の構造に抗菌作用
クマゼミなどセミの透明な羽の表面に、薬剤を使わなくても細菌を殺す抗菌作用を持った特殊な構造があることを、関西大学などのグループが突き止めました。 人工的に再現することも可能だということで、今後、家庭用品や医療関係などさまざまな分野への応用が期待されています。
研究を行ったのは、関西大学システム理工学部の伊藤健教授らのグループです。 クマゼミやミンミンゼミなどのセミの透明な羽には抗菌作用があることが知られていましたが、これまで詳しい仕組みは分かっていませんでした。 グループではクマゼミの羽を詳しく観察したところ、羽の表面に直径5000分の1ミリ以下の、極めて細かい突起が規則正しく並んでいることに注目しました。 そこで、セミの羽をまねて表面に同じようなごく小さな突起が並んだシートを作り、表面に大腸菌が含まれた液体を加えたところ、菌は10分から20分ほどで細胞膜が壊れて死んでしまったということです。 突起の構造が鍵だということで、グループでは家庭の台所から医療関係まで、さまざまな分野に応用が期待できるとしています。 研究を行った伊藤教授は「身近な生き物であるセミにこんな力があるのかと驚いた。薬剤を使わずに抗菌作用を持たせられるメリットは大きい。実用化に向けた研究を進めていきたい」と話していました。
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思い返してみると、子どもの頃のことです。
夏の終わりに、セミの死骸を運んでいくアリを見かけたことがありました。アリ達は、セミの本体は引っ張っていくのですが、なぜか羽はその場に残されていたのを記憶しています。それは単に、セミが死んで羽がぽろりと取れて落ちていただけ、なのかもしれません。
一方で、上記の研究を知ると、ひょっとするとアリ達は、セミの羽を巣に持ち帰ることでもたらされる殺菌作用を避けていたのではないか…などと想像してしまいます。
人間の身体には、皮膚表面にも体内にも、様々な常在菌が存在していて共存しているというのは、皆さんご承知のとおりだと思います。もしこの常在菌が居なくなるとどうなるか。例えば皮膚表面の常在菌は、肌の���るおいを保ち、アレルギーの発生を阻止する働きを担っているため、肌荒れを起こしたり、ひどい時には皮膚疾患が生じてくることになります。いきすぎた過度な除菌・殺菌は、逆に人間の抵抗力を削いでしまうと指摘されるのは、例えばこのような場合に相当するでしょう。
アリの場合も同様のことが考えられるのかもしれません。アリの巣の中に存在し、アリと共存しているであろう様々な細菌類が、持ち込んだセミの羽により死滅すると、アリの巣の維持に致命的なマイナス効果をもたらすとしたら…というのは単なる想像ですが、自然の営みや仕組みは奥深いものがあるわけで、ひょっとしたらとも考えてしまいます。
ともあれ、生き物が動き出す3月はもうすぐです。暖かくもなるので、植物にせよ昆虫にせよ、外に出て触れてみたいところです。
(野村)
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eshoji2525 · 7 years
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材料、IT、メカトロニクスの統合がロボット技術を革新する話題です。
JST研究開発戦略センター(CRDS)がまとめられた、人に寄り添うスマートな(賢い)ロボットを実現するための革新的な要素技術・基盤技術開発についてご紹介いたします。 引用文献: ナノ・IT・メカ統合によるロボット基盤技術の革新.pdf 大変興味深い事が記載されておりますので、以下、ダイジェスト的に流れを記載致します。 人に寄り添うスマートロボットを目指して ~ナノ・IT・メカ統合によるロボット基盤技術の革新~
JST研究開発戦略センター(CRDS)
ロボットの要素技術、基盤技術開発 (ナノ・IT・メカ統合によるロボット基盤技術の革新.pdfより引用)
技術動向
・現在はロボット開発は機能実証や制御システム(ソフトウェア)が中心。  既存の材料・部品(ハードウェア)の組み合わせで構成。 ・サービス分野でのロボットは人に寄り添っての使用やスマート化が重要になり、…
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teddychenrsn-blog · 7 years
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 シンセン上昇光有限公司は、,led フラッドライトメーカー,led 壁座金ライトサプライヤー,led smd 5730 洪水ライト.     製造業は、常に "業界の母" として知られている、世界の led ディスプレイ業界を見て、中国はまた、led ディスプレイの製造力に値するもあります。これらの年の開発でも、中国の led ディスプレイは、世界の led ディスプレイ業界のパターンを書き換えている。このプロセスでは、アプリケーション製品に頼るだけでなく、ディスプレイマッチング製品の矢面にも非常に重要な役割を果たしている。我々はすべて知っているように、中国の led ディスプレイ業界は比較的遅く、これらの年はまた、顕著な結果を達成キャッチアップされて開始した。そして、国の有利な政策と市場の可能性に徐々に、瞬間をリリース、led マッチング機器も、業界のアップグレードと最適化を加速した。     現在、中国の led ディスプレイをサポートする製品のサプライチェーンは非常に広く、完全な、ボックスからネジなど、産業チェーンのシステムを持っています。そして、いくつかの技術革新と強力な企業のアプリケーション開発能力のある意味で。しかし、一般的に、中国の支持企業の合計数は、近年の led ディスプレイは、開発と広範な市場は徐々に led ディスプレイ業界のチェーンに参加するより多くのメーカーを誘致しています。市場競争は徐々に増加したが、また、企業の競争の感覚を高めるために、製品の r&d は、led ディスプレイメーカーの緊密な組み合わせで、より技術的なコンテンツとより競争力のある製品を提供する led ディスプレイメーカーを強化する。全体の led ディスプレイ技術と開発の製品革新を促進する。企業の技術と品質の向上をサポートするだけでなく、led ディスプレイの開発と共同で、業界の進歩を促進するための強力なバックアップを提供します。      led ディスプレイアプリケーションのシーンが徐々に拡大すると、顧客の製品需要も変化しています。より多くの独自の多様化、パーソナライズされたニーズを満たすために傾斜製品の選択では。その中でも、支持装置全体に led 表示ボックスが重要な位置を占めている。led 表示ボックス材は広く使用されており、一般には鉄箱用、ハイエンドはダイカストアルミニウム、ステンレス鋼、炭素繊維、マグネシウム合金およびナノポリマー材料を使用することができる。ボックスは、ディスプレイ端末全体のアプリケーションで重要な役割を果たしている。干渉の外部環境から電子部品の内部を保護し、コンポーネントの保護のために良い保護効果を持っています。同時に、高温環境下で作業しているため、良好な箱材選択により、部品の衝撃過程における温度の使用を低減することができる。ディスプレイは、ステッチの複数のボックスで構成されているように、ボックス材料の選択はまた、led ディスプレイの平坦度に影響を与えるので、ディスプレイ内のボックスの役割も明らかである。      近年ではディスプレイ技術の開発、ボックスの要件に led ディスプレイメーカーは徐々に改善されています。独自の技術研究開発と革新を通じて、led ディスプレイをサポートするメーカーは、炭素繊維の led ディスプレイボックスを導入, マグネシウム合金 led ディスプレイボックス, ナノ高分子材料, led ディスプレイボックスなど.元のアイアンボックスから、ダイキャストアルミボックスと現在の炭素繊維ボックスに、led ディスプレイの革新と進歩は、サポート製品の製造企業の努力として不可分です。      led ディスプレイ全体の生産コストでは、国境のコストは約 3% 〜 5% です。割合は高くはないが、大部分は led ディスプレイの外観と等級を決定する。したがって、製品の研究開発における led ディスプレイフレームのメーカーとしては、ハードワークがなければ、高品位な結果を示すことができない。工業用アルミニウムは、現在、社会生産のより一般的な材料、航空、建設、コンデンサー、自動車部品や led アプリケーションでは、アプリケーションの広い範囲を持っています。led ディスプレイのアルミニウムアプリケーションは、広い範囲で、市場シェアは、重要な新素材になるために led 広告表示画面の高いシェアを達成することです。また、新たなビジネスチャンスの開拓を支援する led ディスプレイ機器メーカーにも対応しています。      従来の黒色静電粉体塗装プロセス用の従来の led ディスプレイフレーム表面は、近年の led ディスプレイを通じて、銀電気泳動と電気泳動金の境界線で上市された市場における企業の r&d とプロセス改善、過去の led ディスプレイフレームの変化は単に黒色の状況を利用する違いの形成の外観では、製品の品質を高めるためにも、エンドユーザーから良いフィードバックを得る。      コネクタをサポートする分野での led ディスプレイは、小型で洗練されたデバイスであり、その品質は、led ディスプレイ機器メーカーの焦点をサポートしています。コネクタ業界のこの段階では、セグメンテーションのいくつかの分野でコネクタの絶対的な優位性が存在しない, だけでなく、ハイエンドの適応を達成するために.各顧客のニーズは同じではありませんので、このために、led ディスプレイは、市場の需要に応じて生産企業をサポートし、プロの r&d チームの使用は、カスタマイズされた製品を開発しました。サポート企業の r&d と生産を通じて、現在の競争市場の条件のディスプレイビジネスのコストの約 5% を保存するために、技術革新を通じて、これらのコネクタは、ボードへのボードへのリンクを達成するために、大幅に led ディスプレイの分解プロセスを容易にします。近年では、led レンタルは、効果的に不便、メンテナンスやその他の問題のインストールを解決するために、これらの技術革新の突然の出現を表示します。同時に、これはコネクタの将来の方向性です。      我々は結論: led 業界は急速に発展している, 現在の大小の led ディスプレイメーカー数え切れないほど.この供給過剰の状況は、徐々に業界の競争の残忍な側面を強調し、近年では、いくつかの led メーカーが下落し、それは led 業界が再び大きな改造に直面するという兆候です。もちろん、生産の効率性を向上させるには、タフなバッキングとしてのスキルを持っている必要があります。今後の開発動向を支える led がますます便利になります。      市場競争の状況の場合には、戦場、ジャングルの法則などの製品研究開発とイノベーション対応のショッピングモールを受賞の速度について楽観的ではない。ビジネスの成功は、開発の正しい方向性に加えて、特定のコア競争力を持っている必要があります。同じ業界の企業が競争力を維持し、市場シェアを共有することができる、我々は新しい製品を開発し、市場に迅速に、変化する市場の需要を満たすために継続する必要があります。新製品が正常に市場を占有することができない場合、それは企業が市場シェアを失い、最終的に収益性と競争優位性を失うことができるようになります。 より多くの情報を入力してください:http://www.outdoorlightingsupplier.com/
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ari0921 · 10 months
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「宮崎正弘の国際情勢解題」 
令和五年(2023)12月10日(日曜日)
    通巻第8043号
EUは「生成AI」と「汎用AI」を問わず包括規制をかける
   ペンタゴンはAI軍事ロボット開発を急ぎ始めた
*************************
 「生成AI」なるもの。たとえば大量のデータを持つAIが文章や画像を自動作成する。
「オープンAI」社が開発した対話型AI「チャットGPT」が魁となって製造業もソフト企業も、省力化への期待から活用が急速に広がった。
しかし巧妙な画像操作、フェイク情報の拡散や個人情報の漏えいといったリスクを伴なって、社会問題となった。たとえば大學では論文審査にチャットGPTを利用した作文ではないかを嘘発見器のように探索する機械を導入した。ある新人小説賞応募では、例年の二十倍の応募があり、殆どがチャットGPT利用の人工的作文とわかって小説賞の募集を中止した。ブラジルでは条文改正案をチャットGPTで作成し、議会は多数で承認するという事態に発展した。
このまま突っ走るとどうなるのか?
「オープンAI」のサム・アルトマンCEOは議会証言で、「規制が必要だ」としていた。23年5月に広島で開催された先進7カ国(G7)は、AIの国際ルールを取りまとめることで合意した。AIが人間を超える危機(2045 シンギュラリティ)が叫ばれて、多くの学者や知識人が警鐘を乱打してきた。
 12月9日にEUが発表した規制案では、『汎用AI』の範囲にある政治的、宗教的、哲学的信念、性的指向、人種を推測するための顔認証システムや潜在意識を刺激するサブリミナル技術を組み入れたAIは認めない原則を打ち出した。
2026年から実施予定で、生体認証システムの使用も制限し、拉致、人身売買、性的搾取事件の被害者の的を絞った捜索や、特定の現在のテロの脅威の防止には例外が設けられる。違反者には50億円程度の罰金か年間売り上げの7%の制裁金が課せられる。
 
 一方、米国と中国では軍事ロボットの開発が迅速に進捗している。
 高性能の軍事ロボットに関して米国は研究開発から実験段階へと歩を進めている。高性能のAIを搭載した自律型兵器システム(ドローン艦艇、航空機、戦車運用)の開発をめぐる論争が際立つようになった。争点のひとつは、「生成 AI」システムで使用される「大規模言語モデル」の信頼性をめぐる見解の対立である。
▼中枢の技術は半導体である。
 高度AI の活用に関して米国では国務省と国防総省は、「責任ある方法で行われる限り、人工知能は将来の兵器システムの運用に使用できるし、使用すべきである。米国は技術の進歩に関係なく、(軍事によるAIの)責任ある開発と使用を可能にするために必要な政策を導入し、技術的能力を構築する」としている。
 専門家の意見では、「生と死の決定がもはや人間によって行われるのではなく、事前にプログラムされたアルゴリズムに基づいて行われるとなれば、倫理的問題を引き起こすだろう。自律型兵器が惹起する課題と懸念が明らかに存在する。したがって法的、技術的、人道的、倫理的な観点から、また武力行使における人間の役割に規制が必要である」とする。
 ペンタゴンはAI搭載の自律兵器システムの開発と配備を進めている。多数の自律型兵器を配備し、「質」と「量」の双方で、中国の優位性を克服する準備をしなければならないと考えているからだ。
 もう一つ、というより最大の懸念がある。
 技術情報、ノウハウの漏洩である。産業スパイが高度化し最新の機密をハッカー攻撃やエンジニアへのカネと女の罠をしかけ盗用するのだ。
 米軍輸送機C17に米国は5000億円の開発費を投じた。中国はその機密をハッカー攻撃で盗んだ。コストは米国の一万分の一だった。中国空軍ジェット戦闘機「殲21」は米軍機F22の、「殲31」はF35の機密を盗んだとされる。
 またノウハウの漏洩がある。台湾から中国への渡り鳥エンジニアたちがいる。
『ウォールストリートジャーナル』が「半導体の魔術師」と名付けた梁孟松は米国大学留学後、現地のIT工場で働き、TSMCで腕を発揮した。梁がTSMCに在籍したのは1992年か2009年までで、この間に身につけたノウハウをもって大陸へ渡り、SMICで14ナノ半導体製造に成功したといわれる。現実にファーウェイの新型スマホ「Mate60 PRO」にはSMICが自製したとされる半導体が使われていた。
 安全保障上、由々しき問題として関係者が激怒した。米国は、米国籍のエンジニアが中国ではたらくことを禁止している。
 台湾は押っ取り刀で法改正に乗り出した。まずNSTC(国家科学及技術委員会)はノウハウならびに半導体材料を含む22の禁止リストを公表した。違反には罰金と5年以上の禁固刑が課せられる。
 ならば梁孟松を台湾は「裏切り者」として如何に裁くのか? 梁は中国に永住するつもりなのであり、台湾の司法権が及ばない。
 ▼倫理、モラル、そして霊性が問題になる。
かくして倫理、モラル、そして霊性が問題になる。
 2023数学賞を受賞した丘成桐教授は12月8日開催の授賞式(香港)で「AIは人間の創造的精神にはなれない」と明言した。岡潔もきっと同じことを言っただろう。
 つまり「生成AI」は「霊性AI」になることはない。神の意志はそこにはない、と世界的な数学者が示唆した。
 世界の破滅を描いた三島由紀夫の『美しい星』に次の箴言的比喩があることを思い出した(新潮文庫版より)
 「冷戦と世界不安、まやかしの平和主義、すばらしい速度で愚昧ととう安への坂道を滑り落ちてゆく人々、にせものの経済的繁栄、狂おしい享楽感、世界政治の指導者たちの女のような虚栄心。。。こういうもの総ては、仕方なく手に委ねられた薔薇の花束の棘のように」
 主人公は宇宙から飛来した円盤を目撃している。
 「円盤が目に見えていたあいだの数秒間に、彼の心を充たしていた至福の感じを反芻した。それはまぎれもなく、ばらばらな世界が瞬時にして医やされて、澄明な諧和と統一感に達したと感じることのできる至福であった。天の糊が忽ちにして砕かれた断片をつなぎあわせ、世界はふたたび水晶の円球のような無疵の平和に身を休めていた。人々の心は通じ合い争いは熄み、すべてがあの瀕死の息づかいから、整ったやすらかな呼吸に戻った」
 「平和は自由と同様に、われわれ宇宙人の海から漁られた魚であって、地球へ陸揚げされると忽ち腐る。平和の地球的本質であるこの腐敗の足の速さ、これが彼らの不満の種で、彼らがしきりに願っている平和は新鮮な瞬間的な平和か、金属のように普及の恒久平和かのいずれかで、中間的なだらだらした平和は、みんな贋物くさい匂いがする」
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risenled89-me-blog · 7 years
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led ディスプレイは、本当にシステムを反映するために一致する製品で無視することはできません
 シンセン上昇光有限公司は、,led フラッドライトメーカー,led 壁座金ライトサプライヤー,led smd 5730 洪水ライト.     製造業は、常に "業界の母" として知られている、世界の led ディスプレイ業界を見て、中国はまた、led ディスプレイの製造力に値するもあります。これらの年の開発でも、中国の led ディスプレイは、世界の led ディスプレイ業界のパターンを書き換えている。このプロセスでは、アプリケーション製品に頼るだけでなく、ディスプレイマッチング製品の矢面にも非常に重要な役割を果たしている。我々はすべて知っているように、中国の led ディスプレイ業界は比較的遅く、これらの年はまた、顕著な結果を達成キャッチアップされて開始した。そして、国の有利な政策と市場の可能性に徐々に、瞬間をリリース、led マッチング機器も、業界のアップグレードと最適化を加速した。     現在、中国の led ディスプレイをサポートする製品のサプライチェーンは非常に広く、完全な、ボックスからネジなど、産業チェーンのシステムを持っています。そして、いくつかの技術革新と強力な企業のアプリケーション開発能力のある意味で。しかし、一般的に、中国の支持企業の合計数は、近年の led ディスプレイは、開発と広範な市場は徐々に led ディスプレイ業界のチェーンに参加するより多くのメーカーを誘致しています。市場競争は徐々に増加したが、また、企業の競争の感覚を高めるために、製品の r&d は、led ディスプレイメーカーの緊密な組み合わせで、より技術的なコンテンツとより競争力のある製品を提供する led ディスプレイメーカーを強化する。全体の led ディスプレイ技術と開発の製品革新を促進する。企業の技術と品質の向上をサポートするだけでなく、led ディスプレイの開発と共同で、業界の進歩を促進するための強力なバックアップを提供します。      led ディスプレイアプリケーションのシーンが徐々に拡大すると、顧客の製品需要も変化しています。より多くの独自の多様化、パーソナライズされたニーズを満たすために傾斜製品の選択では。その中でも、支持装置全体に led 表示ボックスが重要な位置を占めている。led 表示ボックス材は広く使用されており、一般には鉄箱用、ハイエンドはダイカストアルミニウム、ステンレス鋼、炭素繊維、マグネシウム合金およびナノポリマー材料を使用することができる。ボックスは、ディスプレイ端末全体のアプリケーションで重要な役割を果たしている。干渉の外部環境から電子部品の内部を保護し、コンポーネントの保護のために良い保護効果を持っています。同時に、高温環境下で作業しているため、良好な箱材選択により、部品の衝撃過程における温度の使用を低減することができる。ディスプレイは、ステッチの複数のボックスで構成されているように、ボックス材料の選択はまた、led ディスプレイの���坦度に影響を与えるので、ディスプレイ内のボックスの役割も明らかである。      近年ではディスプレイ技術の開発、ボックスの要件に led ディスプレイメーカーは徐々に改善されています。独自の技術研究開発と革新を通じて、led ディスプレイをサポートするメーカーは、炭素繊維の led ディスプレイボックスを導入, マグネシウム合金 led ディスプレイボックス, ナノ高分子材料, led ディスプレイボックスなど.元のアイアンボックスから、ダイキャストアルミボックスと現在の炭素繊維ボックスに、led ディスプレイの革新と進歩は、サポート製品の製造企業の努力として不可分です。      led ディスプレイ全体の生産コストでは、国境のコストは約 3% 〜 5% です。割合は高くはないが、大部分は led ディスプレイの外観と等級を決定する。したがって、製品の研究開発における led ディスプレイフレームのメーカーとしては、ハードワークがなければ、高品位な結果を示すことができない。工業用アルミニウムは、現在、社会生産のより一般的な材料、航空、建設、コンデンサー、自動車部品や led アプリケーションでは、アプリケーションの広い範囲を持っています。led ディスプレイのアルミニウムアプリケーションは、広い範囲で、市場シェアは、重要な新素材になるために led 広告表示画面の高いシェアを達成することです。また、新たなビジネスチャンスの開拓を支援する led ディスプレイ機器メーカーにも対応しています。      従来の黒色静電粉体塗装プロセス用の従来の led ディスプレイフレーム表面は、近年の led ディスプレイを通じて、銀電気泳動と電気泳動金の境界線で上市された市場における企業の r&d とプロセス改善、過去の led ディスプレイフレームの変化は単に黒色の状況を利用する違いの形成の外観では、製品の品質を高めるためにも、エンドユーザーから良いフィードバックを得る。      コネクタをサポートする分野での led ディスプレイは、小型で洗練されたデバイスであり、その品質は、led ディスプレイ機器メーカーの焦点をサポートしています。コネクタ業界のこの段階では、セグメンテーションのいくつかの分野でコネクタの絶対的な優位性が存在しない, だけでなく、ハイエンドの適応を達成するために.各顧客のニーズは同じではありませんので、このために、led ディスプレイは、市場の需要に応じて生産企業をサポートし、プロの r&d チームの使用は、カスタマイズされた製品を開発しました。サポート企業の r&d と生産を通じて、現在の競争市場の条件のディスプレイビジネスのコストの約 5% を保存するために、技術革新を通じて、これらのコネクタは、ボードへのボードへのリンクを達成するために、大幅に led ディスプレイの分解プロセスを容易にします。近年では、led レンタルは、効果的に不便、メンテナンスやその他の問題のインストールを解決するために、これらの技術革新の突然の出現を表示します。同時に、これはコネクタの将来の方向性です。      我々は結論: led 業界は急速に発展している, 現在の大小の led ディスプレイメーカー数え切れないほど.この供給過剰の状況は、徐々に業界の競争の残忍な側面を強調し、近年では、いくつかの led メーカーが下落し、それは led 業界が再び大きな改造に直面するという兆候です。もちろん、生産の効率性を向上させるには、タフなバッキングとしてのスキルを持っている必要があります。今後の開発動向を支える led がますます便利になります。      市場競争の状況の場合には、戦場、ジャングルの法則などの製品研究開発とイノベーション対応のショッピングモールを受賞の速度について楽観的ではない。ビジネスの成功は、開発の正しい方向性に加えて、特定のコア競争力を持っている必要があります。同じ業界の企業が競争力を維持し、市場シェアを共有することができる、我々は新しい製品を開発し、市場に迅速に、変化する市場の需要を満たすために継続する必要があります。新製品が正常に市場を占有することができない場合、それは企業が市場シェアを失い、最終的に収益性と競争優位性を失うことができるようになります。 より多くの情報を入力してください:http://www.outdoorlightingsupplier.com/
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ayukoitakura · 2 months
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彼らは脳内にニューラルネットワークを構築し、信号処理が自分のニューロンを経由せず、AI制御の人工プラットフォームを経由するようにします。
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2023年、 ランセット誌は、COVID-19ワクチンの傷害と剖検に関する論文を、10万回ダウンロードされた後24時間以内に検閲し、削除しました。勇敢なウィリアム・マキス医学博士は、この論文が査読を通過したばかりで、出版される予定であると語っています。この論文では、現在発生している突然死の74%がCOVID-19の生物兵器によるものであることが示されています。
( アルバータ州保健省のデータを使用して、子供の死亡率が 3,328% 増加したことを示すグラフを含む「真実の注入」会議のビデオを再生します):
「アルバータ州の子供たちの原因不明の死亡者数を誰が、あるいはなぜ説明できるのか?昨日、私は間違いを犯したと指摘した。原因不明の死亡者数は、我々が発表した350%ではなかった。実際は3,328%だ。間違いをお詫びするが、発表した時は信じられなかった。小数点を間違えた。だから実際は3,328%だ。」
議会が生物兵器に関して可決した法律を起草したフランシス・ボイル氏は、COVIDワクチンが「大量破壊兵器」であり、生物兵器法、武器・���器法に違反していることを確認する宣誓供述書を発表した。
では、これは一体何を意味するのでしょうか? つまり、今こそ私たちが尻を上げて、私たちに注射と命令を強要し続ける手下たちを訴え始める時だ、とアナ・ミハルセア博士は言います。彼女はショーンとともに、人類に対する進行中の生物兵器攻撃に関するさらに恐ろしい詳細をSGTレポートで語ります。
彼女は、大手製薬会社を訴えるのは難しいので、医療従事者がこの既知の生物兵器を注射したときに計画的殺人で訴えることで、地位を上げることができると示唆している。また、偶然見つけたケムトレイルのパイロットも同様に訴えるべきだとも示唆している。
何が我々を止めているのか?ミハルセア博士は、悲しいことに、人類がこの暴挙に立ち向かえない大きな要因は、メディアによるマインドコントロールと、ワクチンの脳損傷効果によるものだと述べている。ワクチンは生物兵器の計算の一部であり、この認知戦争の望ましい結果である。
スティーブ・バノンが、香港大学のウイルス学者としての地位を離れて2020年4月に米国に亡命したヤン・リーメン博士にインタビューした際、バノン博士は、SARS-CoV-2は中国軍によって作られ、彼らは特に脳に損傷を与える可能性のあるウイルスを探していたと主張し、コロナウイルス患者の約3分の1に脳障害があると報告されていることを指摘していたことを思い出す。
ミハルセア医師は、臨床診療で次のようなことを経験していると言います。
「脳スキャンでそれを見ています。すぐにお見せします。ここでも、 「ロングCOVID」は長期にわたる深刻な認知機能の低下と関連しています。ワクチン接種を受けた人のIQは最大9ポイント低下するという別の研究もありました!」
「だから私はただ人々にこう言いたいのです。これは認知に対する攻撃であり、人々が十分に早く目覚めない、あるいは私たちが見せているものを理解できない理由の一部なのです!」
ミハルセア博士は、機能的脳 EEG スキャンにより、海馬が生物兵器によって攻撃されていることがわかったと語る。博士は、「これが、私が脳の再生にメチレンブルー、EDTA、ビタ���ン C、フミン酸、フルボ酸などの電子供与体を使用する理由です。また、私はSubstackで、機能的に人の脳を 20 ~ 30 歳若返ら��る方法を示しました。しかし、これは非常に具体的なことで、人々はこれが現実だと見ることができ、私はこれらの機能的脳スキャンでこれを検出できます」と語る。
彼女は続けます。「では、彼らはどうやってこれを行っているのでしょうか。私たちはみな、もはや情報を処理できない人々を見たことがあります。彼らは、どんな証拠を与えても、それを理性的に理解することができないというショットを打っています。そして、再び示されたのは、カーボンナノチューブ電極が人工軸索のような役割を果たす超伝導体を形成し、脳内にニューラルネットワーク、つまり並列処理プラットフォームを構築し、信号処理が自分のニューロンを経由せず、AI制御のこの人工プラットフォームを経由するということです。」
「この技術は双方向なので、指示に従うだけのサイボーグやゾンビなどを作ることができるのです。情報を送信するだけでなく、受信することもできます。そして、これはカレン・キングストンのスライドですが、COVID-19ワクチンの国際特許にはグラフェン酸化物が含まれていて、これが非常に重要であるということを、もう一度皆さんに思い出していただきたいのです。」
「これはIEEEのイアン・アキルディズ博士が議論したことでもあり、彼はmRNAはバイオナノマシンに過ぎないと述べています。そして、ここで戦争、 認知戦争が登場します。私は米国海軍研究所のこのウェブサイトについて書きましたが、そこでは軍隊にとって認知戦争は非常に興味深いものであり、実際に機動するための人間の側面、それが彼らの目標であると議論されています。
「それで彼らは何と言ったか?彼らは『紛争の連続体における戦場は今や物理的およびサイバー領域を超え、個人の認知が標的となっている』と言った。つまり、認知、心理学、情報通信技術があれば、行為者が個人の状況理解意志を正確に標的にすることができる。つまり、情報を与えて基本的に彼らを惑わすこともできるが、例えば政治的な問題や見解に影響を与えることもできるのだ。
「そして、具体的には、人間の認知を明確に標的にし、人々が情報をどのように認識し、解釈して知識と理解を得るか、これは非常に特殊な認知戦争です。どうやってそれを実現するのでしょうか?これらのナノエレクトロニクスを使えば、人の脳を完全に乗っ取ることができます。」
「これは米国海軍研究所だけの問題ではありません。これは NATO の認知戦争です。( NATO の認知戦争に関するスライドを見せる) 彼らは何を議論しているのでしょうか? 『認知戦争には、敵に対して優位に立つために、個々のグループまたは人口レベルの認知に影響を与え、保護し、または混乱させることで態度や行動に影響を与えるために、他の権力手段と同期して行われる活動が含まれます。』 ちなみに、敵は私たち国民です。
「現実の認識を修正するように設計されており、社会全体の操作が新たな標準となり、人間の認知が戦争の重要な領域になりつつあります。 認知戦争は合理性を攻撃し、低下させることに重点を置いており、脆弱性の悪用やシステムの弱体化につながる可能性があります。」
上記の段落は、軍隊が私たちに対して何をしてきたかを詳細に説明しています。
ミハルセア博士は、同僚たちの間にある「スパイクタンパク質陣営」と、彼女のように「テクノロジー陣営」にいる人たちとの分裂について言及している。「私たちはみな正反対のことを言っているように見えますが、実際は両方です」と彼女は言う。
「つまり、スパイクタンパク質の遺伝子配列が、アミロイド(アルツハイマー病の原因となるプラーク)を作るためのハイドロゲルをコード化しているということが示されました。pHが4であれば、アミロイドが作られます。多くの医師が、COVID-19とワクチンはアミロイドーシスに関連していると言っています。しかし、研究者らは、pHが7であれば、この物質がハイドロゲルを生成することを発見しました。つまり、これは合成生物学であり、ポリマープラスチックを生成し、配列の中に含まれています。」 だから、私たちの言っていることはまったく正反対というわけではなく、両方なのです。」
彼女は続ける。「人々が理解すべき重要なことは、この物質が自己組織化するということですが、私がモデルナの特許で論じたこれらの解毒剤はビタミンCを含むEDTAです。どんなポリマーでも、自己組織化を開始するには金属が必要です。そして金属を取り除くと、特にEDTAはナノ粒子の自己増殖も抑制します。ですから、私はそれを非常にうまく使ってきました。」
彼女は最後にこう言った。「私が言っていることはすべてひどいことのように聞こえるかもしれませんが、勇気を出して戦ってください。私たちには力があります...今こそ私たちの命のために戦う時です。トッド・カレンダーが言うように、『私たちが勝って彼らが死ぬか、私たちが死んで彼らが勝つかだ』」
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takahashicleaning · 8 months
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TEDにて
ジョシュア・スミス: がんを早期発見する新ナノテクノロジー
(詳しくご覧になりたい場合は上記リンクからどうぞ)
はじめに前提として、日本には、国民皆保険がありますが、アメリカには制度がまだありません。
現在進行中の「移民による移民のための社会実験国家」がアメリカです。
現在進行中の「移民による移民のための社会実験国家」がアメリカです。
現在進行中の「移民による移民のための社会実験国家」がアメリカです。
もしも、誰もが自宅に早期がん診断システムを持っていたら?
ジョシュア・スミスは、エクソソームという特殊なバイオマーカーに現れる疾患の痕跡をスキャンするナノバイオテクノロジー「がん警報装置」を開発しており、この未来志向のトークで彼はがん診断法を革新し生命を救うという夢を共有します。
「あなたはがん(悪性新生物)です」悲しいことですが、約40%の人々は、いつかこの言葉を聞くことになります。
そのうち半数は命を落とし、これが意味するのは、あなたの近しい友人や親戚の2/5は、何らかのがん(悪性新生物)の診断を受け、そのうちの1人は亡くなるということです。
身体的な苦痛の他にもアメリカのがんサバイバーのおよそ1/3は、治療費で借金を背負うことになり、がん患者でない人に比べて少なくとも2.5倍の確率で破産をしてしまいます。
この疾患はあらゆるものに影響し、感情面で消耗させられますし、多くの人にとっては経済的に破壊的です。
しかし、がん(悪性新生物)の診断イコール死亡宣告である必要はありません。
がん(悪性新生物)をその発生から近いうちに早期発見することは、治療の可能性を高め、感情的負担を減らし、経済的負担を最小限に抑える重要な要因です。
最も重要であるがん(悪性新生物)の早期発見は、私の重要な研究テーマの1つですが患者の生存率を大きく高めます。
乳がんの例では、ステージ I で診断を受け治療をすれば、5年生存率は100%に近いのですが、ステージ IV では、22%に減少してしまいます。大腸・直腸がんや卵巣がんにおいても似たような傾向が見られます。
正確な早期診断が生存に不可欠なのは明白です。問題は多くのがん診断ツールが侵襲的で高額で往々にして不正確で結果が出るまでに待ちきれないほど長い時間がかかることです。
更には、卵巣がんや肺がん、すい臓がん といった種類のがん(悪性新生物)には効果的なスクリーニング方法が無く多くの人々が、後期まで進行したがんを意味する身体的症状が現れるまで疾患に気付きません。
早期警報システムの無い地域に竜巻が来ても、警告してくれる警報機も無く危険が足元まで迫り生き延びられる確率が大幅に減少してしまうようなものです。
安価で非侵襲的で結果をより迅速に返してくれる検診という便利な選択肢に手が届くということは、がん(悪性新生物)との戦いでの力強い武器となり得るでしょう。
早期の警告を使えば、容赦なく現れる症状の後を追うだけでなく、病気に先手を打つことができます。これが、私がやってきたことです。
私は、過去3年間。臨床医たちが、早期がん診断を迅速にできる技術を開発してきました。私は、科学的好奇心とこれら統計の表す数字を変えるのだという情熱に動機付けられてきました。
しかし、昨年、私の妻が乳がんと診断されてからこの戦いはもっと個人的なものとなりました。この経験は予期していなかった強烈な感情の世界を私の戦いに加えました。
私はがん治療��人生を変えてしまうということを身を以て知っていますし。がん(悪性新生物)が家庭にもたらす感情的被害を私も若い娘たち2人も良く理解しています。
定期検診のマンモグラムで早期にがん(悪性新生物)を発見し、主に局部腫瘍の治療だけで済みましたので、早期診断の大切さを再確認しました。他のがん(悪性新生物)と違ってマンモグラムでは、乳がん早期診断のための検診が受けられます。
しかし、皆が検診を受けておらず、マンモグラムを受けるよう勧められる年齢になる前に乳がんになってしまったりします。
ですから、スクリーニングができるがんについてもまだまだ改善の余地があり、定期検診を受けない人々にとっても大いに有益です。がん研究者たちの主たる課題は、様々な種類のがんの定期検診を行う方法を開発しより利用し易くすることです。
定期検診で医師がごく簡単な採尿。あるいは、その他の種類の液体生検を行い、その場で結果を教えてくれるという状況を想像してください。このような技術は、がん早期発見の網の目から漏れてしまう患者の数を劇的に減らせるのです。
私の生化学・工学研究チームは、まさにこの課題に取り組んでいます。健康なうちから定期検診を始められる方法を開発することで頻繁に早期がん警報を鳴らし、がん(悪性新生物)が発生次第、それが初期以降に発展する前に即座にアクションを取れるようにするのです。
技術上の鍵となる銀の弾丸は小胞であり、これは「エクソソーム」と呼ばれ、細胞から定期的に放出される小さな脱出ポッドのようなものです。エクソソームは、重要なバイオマーカーでがん進行の早期警報システムとなります。
そして、血液、尿、唾液といったあらゆる体液に豊富に存在するため、非侵襲的液体生検の方法として非常に魅力的です。
しかし、問題が一つあります。これら重要なバイオマーカーを迅速に選別する自動技術は、今のところ存在しません。
そして、我々はこれを可能にする技術「ナノDLD」を生み出しました。
高速がん診断のためエクソソーム自動分離を行う技術です。
エクソソームは液体生検分野に現れたいわば最新の早期警報のツールと言えます。エクソソームのサイズは極めて小さく、直径が30〜150ナノメートルほどしかありません。
とても小さいので百万個のエクソソームを1個の赤血球に収められるほどです。その大きさは、およそ、ゴルフボールと1粒の砂くらい違います。
エクソソームは細胞が放出する老廃物を含んだ小胞と考えられていましたが、実は、細胞が細胞表面受容体やたんぱく質や遺伝子物質などを含んだエクソソームを分泌し、それを他の細胞が取り込むことで情報を伝達し合うことが解明されました。
隣接する細胞に吸収される時、エクソソームはその内容物を隣接細胞中に放出し、遺伝子の発現において基本的な変化を起こさせます。良い変化もありますが、がん細胞が関係する時は悪い変化もあります。
エクソソームはそれを放出する細胞に由来する物質で包まれており、由来環境の一部を含んでいるので細胞の健康状態とその由来に関する遺伝子的情報を提供します。
こうした性質を持つのでエクソソームは、医師たちが細胞レベルで聞き耳を立てることを可能にする極めて貴重なメッセンジャーとなります。
がん(悪性新生物)を早期に発見するには、こうしたメッセージを頻繁に傍受し、がん(悪性新生物)の原因となる細胞がいつ体内で叛乱を起こそうとしているかを突き止める必要があります。
これが定期検診が非常に重要な理由でもあり、我々がその技術の開発努力をしている理由でもあります。
最初のエクソソーム・ベースの診断法が今年市場に登場しましたが、未だ医療の選択肢として主流ではありません。
この技術が、広く普及するのを妨げている要因は、定期検診を手の届く価格にできる自動エクソソーム分離システムが現存しないことです。
現在の確立されたエクソソーム分離方法は「超遠心分離」という方法で、高額な研究機器や経験を積んだ技術者。約30時間にのぼる処理時間を必要とします。
我々は、例えば、尿などのサンプルから自動的にエクソソーム分離をするという新たな手法を生み出しました。
マイクロチップを用いた「決定的側方変位(DLD)」法と呼ばれる連続フロー分離システムです。
我々は、それを用いて半導体産業が過去50年で成し遂げたことを達成しました。
この技術のスケールをマイクロからナノへ縮小したのです。
その仕組みをご紹介します。
つまり、ナノスケールの隙間で並んだ小さな柱が、液体をいくつもの小さな流れに分割するように配置され、がん(悪性新生物)に関連した大きなナノ粒子と柱の間を流れの方向に沿ってジグザグに進む、もっと小さな健康な粒子とを振り分けるように作用します。
このようにしてこれら2種類の粒子を完全に分離することができます。
この分離プロセスのイメージは、2つに分岐するハイウェイの1つは山の中の天井の低いトンネルへ伸び、もう1つは、それを迂回するのに似ています。
小さな車は、トンネルを通ることができて危険な物質を積む大きなトラックは、迂回することになります。交通は流れを塞き止めることなく大きさと内容物によって分離されます。
我々のシステムは、これをぐっと縮小したものです。
こうなると診断のための分離プロセスは、尿、血液、唾液を使った検査くらい簡単になるでしょう。これが、今後数年間の短期的な見通しです。
究極には、ある種のがん細胞に特有な標的エクソソームを単離・検知し、数分以内にその存在を感知し知らせます。
これは迅速ながん診断を非常に簡単にします。
一般的に言って、自動機械を使いナノスケールの正確さで、バイオマーカーを分離し、濃縮します。この技術を試料調製から診断、薬剤耐性や治療法まで幅広く応用でき、がんのような疾患の理解を更に深める扉を開くでしょう。
妻ががん(悪性新生物)に罹患する前��このプロセスを自動化し、定期検診をもっと手に届く身近なものにするのは私の夢でした。
ヘンリー・フォードが、ライン生産方式を用いて自動車を大衆にとって身近なものにしたように、自動化はアクセシビリティへの鍵です。
フーバー大統領の夢みた「全ての鍋に鶏肉を全てのガレージに車を」の精神に則って、私たちは、全ての家庭にがんの早期診断警告システムを届ける技術を開発しています。
これは大人から子供まですべての人々が健康なうちに定期検診を受け、がんをその萌芽期に発見することができるということです。
私の夢は、世界中の人々がこんにち、がん患者たちが払う、私もよく知る身体的、経済的。そして、感情的にも高い代償や苦難を免れる手助けをすることです。
ちなみに、早期にがん(悪性新生物)を発見できたお陰で私の妻の治療は成功し彼女はがん(悪性新生物)を克服しました。がん(悪性新生物)と診断されたあらゆる患者にそうなって欲しいと思っています。
私のチームが実現したナノスケールのバイオマーカー分離技術で迅速な早期がん診断をもって、十年の内にはきっとこのような技術が手元に届き、友人や家族、未来の世代を守ってくれているでしょう。
もし、不幸にもがんと診断されてしまっても早期警告システムが輝く希望の光を灯してくれるでしょう。
ありがとうございました。
こういう新産業でイノベーションが起きるとゲーム理論でいうところのプラスサムになるから既存の産業との
戦争に発展しないため共存関係を構築できるメリットがあります。デフレスパイラルも予防できる?人間の限界を超えてることが前提だけど
しかし、独占禁止法を軽視してるわけではありませんので、既存産業の戦争を避けるため新産業だけの限定で限界を超えてください!
<おすすめサイト>
カール・ジューン:これまでのがん治療法を変える「生きた薬」?
リーラ・パーハジ:AIを使って中間代謝産物のもつ医学的可能性を探る
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シッダールタ・ムカジー:疾病が薬ではなく細胞によって治療される素晴らしい近未来
<提供>
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ari0921 · 8 months
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「宮崎正弘の国際情勢解題」 
令和六年(2024)1月29日(月曜日)
   通巻第8110号  
量子コンピュータで注目は、データ盗聴が不可能な「量子暗号通信」
日本の理化学研究所は3台の国産機を稼働させたが
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 「日常感覚からはかけ離れた量子物理の原理を用いて、現在のスーパーコンピュータにも不可能な計算を行い、社会の課題を解いてくれると期待される次世代計算基盤、量子コンピュータ。世界で開発競争が激化する中、日本の量子コンピュータ研究を牽引(けんいん)する理化学研究所は昨年、相次いで3台の国産機を稼働させた」(「産経新聞」、2024年1月28日)。
量子コンピュータ開発の基礎は物理学のもっとも難しいとされる量子力学である。世界最大の研究センターは、じつは米国でも欧州でもなく、まして日本でもない。中国安徽省合肥にある。中国が国を挙げて力をいれている。
スパコンを超える量子コンピュータ技術だが、とりわけ注目されるのは、データ盗聴が不可能な「量子暗号通信」だ。
量子コンピュータとスーパーコンピュータ(以下『スパコン』)の違いは、計算方法にある。量子コンピュータは重ね合わせた状態を利用して並列計算を行い、高速化が可能。スパコは0と1という従来の計算方法である。すなわちスパコンはCPU(中央演算処理装置)とGPU(画像処理半導体)を使って計算を行うからCPUとGPUを多く繋いで処理速度を上げる。対して量子コンピュータは0と1のその中間的な状態を取ったりして、0の状態と1の状態を同時に取ることができる。処理のアプローチが全く異なる。
量子コンピュータの特許ランキングはIBM、マイクロソフト、Dウェイブ、インテル、グーグルが五傑、日本国内での特許はIBM、NTT、日立の順番となっている。
 量子コンピュータの市場規模を「グローバル・インフォメーション」(調査会社)の予測に従うと、2026年に17億6500万米ドルの規模に成長する。
一方、スパコンの市場規模予測は、2021年から2025年の間に125億1000万米ドルに成長する。日本のスパコン「富岳」は世界一の称号を持つ。つまり市場規模だけをみると、当面はスパコン優位である。
 そしてスパコンの百倍以上とも千倍以上とも言われる高速で量子コンピュータは威力を発揮する。たとえばミサイルの発射速度、着弾地点、その時刻を即座に計算し、防御態勢を組む。反撃ミサイルの目標、速度、チャン地点を即座に決める。
 これらの技術はAIとセットだが、中枢部品が2ナノ半導体になる。日本のラピダスが2027年に予定している千歳工場で、この2ナノに挑むのである。
 量子物理学とは人間の身体がそうであるように、すべての物質は原子から成り立ってい、その「量子」は、原子、電子、陽子、中性子、さらに小さなニュートリノやクォークなど粒子を意味する。物理学の中で最も難しい分野だ。
量子暗号装置の大手はスイス企業「アイディー・クオンティーク」(IDQ)社で、2001年にジュネーブ大の科学者らが創業し、韓国企業も加わった。韓国では48の政府機関が量子暗号通信網で構築され世界トップクラスとされるが、中国の実態が不明。
中国は既に全長4600キロにも及ぶ量子暗号通信網の構築に成功し、人工衛星と地上間で暗号鍵を送信する実験に成功したという。
中国や欧州が次世代の通信網の整備を急ぐ理由は米国主導だったインターネット通信網からの脱却である。米中欧と韓国を加えた次世代通信基盤整備は、国家安全保障戦略と直截に繋がっている。
 ▼コロンブスより前にアメリカ大陸を発見したのは中国だ???
なにしろコロンブスより前にアメリカ大陸を発見したのは中国だと主張している国である。発想の基点は中華思想。したがって世界の基軸通貨も米ドルにかわって人民元が通貨は券を握るのだとする中華優位の発想に短絡するのだ。
 科学技術振興機構のブリテン(2024年1月10日)に拠れば、「中国安徽省量子計算工程研究センターと量子計算チップ安徽省重点実験室はこのほど、中国が独自開発した第3世代超伝導量子コンピュータ『本源悟空』が本源量子計算科技(合肥)有限公司で稼働したと明らかにした。同コンピュータは独自開発した72ビット超伝導量子チップ『悟空芯』を搭載し、先進的なプログラマビリティを持つ。研究者によると、超伝導量子コンピュータは超伝導電気回路量子チップに基づく量子コンピュータで、世界的にはIBMとグーグルの量子コンピュータがいずれも超伝導
技術ロードマップを採用している」としている。
 
量子暗号による通信網の整備? 日本にはそんな発想さえなく、ハッカーにさんざん襲撃されてから、当該政府部内にハッカー対策本部を立ち上げるなどと対策がのろくて鈍い上に泥縄式である。
 ビッグサイトで開催されたロボット展覧会を見学したが、なるほど日本のロボティックス技術は「産業」「工業」「工程処理」などの分野にしか視点がなく合理化 省力化 省エネ、その機能性、便利性を追い求め、生産現場ならびに医療、遠隔手術、看病・介護の補助ロボットなどに向けられている。
見学商談会を覗いても、機械のデモンストレーションをみても、日本のロボティックス開発に安全保障の視点がない。軍事ロボット開発の展示はゼロだった。
イーロン・マスクは「テスラ・ボット」を発表しロボット業界へ殴り込みを宣言した。日本はうかうかしていると、後発組に先を越されるだろう。
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