人狼TLPT #26 FLAG 第3ステージ 感想レポ
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人狼TLPT #26 FLAG 3ステージ
2017年1月7日 18:00-
見てきました。2ステも劇場で見たんですけどそっちはニコ生配信もあったので割愛しつつ
演出、役については2ステで初めて見たときの感想も交え書いてます。
気力があれば2ステについても別途書きたい。
ネタバレを大いに含んでいます!まだ見てない人は注意!
※台詞メモ、ほんの一部除き取ってません。投票等メモ、3日目までしか取ってません。
台詞部分については雰囲気だけでも伝われば~と思い書いてるものなので
事実と異なる点、拡大解釈による捏造等、主観もりもりになることをお許し下さい
レポと銘打ってますが自分用覚書メモです。思い出したり、訂正等指摘あれば適宜修正しますのでお伝え下さい。
※TLPTをつい最近知ったので過去公演ほぼわかりません。
DVD化されている公演、ニコ生配信された一部の公演のみ視聴。
劇場に足を運んだのは今回が初めてです。
※書いてる人の推しの関係上内容に偏りがあることをご了承ください。でも皆好き!
前説
割愛。
祈る様にダンサーさんを見ていた私と友人は舞台から見られていました。
捌ける時に手を振ったら花音ちゃんが気づいてぴょんぴょん振り返してくれたり、可愛かった。
OP1
これはもう2ステで見たときも感動して泣いてしまったんだけれども
何度見てもすごい!!!映像と音楽と踊りの親和性、公演前キャストの方々が凄い!!って言ってたけどほんとに凄い
さっきチラッとニコ生の映像を見たんだけど、ぜっっっったい生で見て欲しい。
映像の奥行き感、ダンサーさんの迫力、音楽の圧力、全然違う。
あのまじないかけるときの曲すごく好きなのでサントラがもし出たら欲しい。
設定としては”幻の大陸で古来より一卵性双生児のみが扱えた呪い、その一つに拷問があり
狼の魂を罪人の身体に入れることで、本人の意思と関係なく夜ごと人を食い殺してしまう
やがてその呪いは封印されるが、とある海賊たちが秘宝とその大陸の呪いについて書かれた日誌を発見し…?”
みたいな感じ。
ちょっと自分の中で消化しきれていない部分があるのだけれど、
呪いの内人狼に関するモノのみ禁術として封印されたのか、物語中で「封印されていた人狼の魂は3人分」と言っていたので
人狼の魂自体を封印したのかどっちなんだろう?もしくは両方なのだろうか。
読み違え聞き違えによる理解不足とか私の頭が馬鹿でめちゃくちゃ言っているのであれば教えて欲しい。
寸劇
日替わりの寸劇で出てきたのはテイラー、カチュア
昼の2ステもテイラーだったので3ステは違うだろうと踏んでいたらまさかの!
テイラーが人狼の説明をして、カチュアがそれに返答するんだけど
テイラーおじさん「ZZZ~~…」
カチュア「テ、テイラーさん!?起きてください!」
って感じのが何度か続く、という内容でした
テイラー「そろそろご飯の時間だ、行くとしようか」
カチュア「はい!」
で捌け。
年末まで「ミ゛ス゛ジ゛ュ゛デ゛ィ゛ス゛ゥ゛、ス゛メ゛ラ゛ギ゛ト゛オ゛ル゛ゥ゛!」と言っていた人と
同じだとは思えないテイラーおじさん。声色もずっとおじさんというかおじいさんというかそういう感じで
議論中もそれは変わらず…で凄い。自分で自分のこと「おじさんはね…」と言っちゃうキャラもとてもツボ。
ところで通信士ってトンツーの無線送ったり受けたりする職だと思っていたのだけれど
「空を飛ぶ術を発明した!」って言ってたり(嘘だったけど)「君の頭脳と私の発明で~」って言ってたり、
発明家のような話が多かったのがびっくり。通信士ってどんな職なんだ。通信士兼発明家なのだろうか。
カチュアはRoom見たときからすっごい好きなキャスト。
生で見るとほんとに可愛い!!!!Room、STEAMと口の悪い役ばかり見てきたので海軍捕虜どうかな~と思っていたけど
捕虜という名目で船に乗せてもらっているクルー!他のメンバーとは対立した役なのかと予想していたので驚きました。
ただメンバーの一部からは全面的に信用もされてないっぽい。それでもバーバラ船長に憧れ、皆を家族といいまっすぐ丁寧なキャラでした。良い。
OP2
1stGhostフランクが出てきて語り。フ、フランクー!!生で見るフランク、アイドルを見るかのように喜んでしまった。かっこいい。
そして海賊たち登場!楽しそうに談笑する13人、もう目が足りない。感動で泣ける。
歌もすっっごく良い。とても海賊っぽい曲調。あの感じの曲調聞くと海!海賊!って感じするのは何でだろう?なんかそういうジャンルがあるんだろうか
パイレーツオブカリビアンとかの影響かな?もっと昔からあったような気もするけど詳しくないのでよくわからない…とにかく胸が高鳴る。
職業と名前が映像に表示され一人一人スポットが当たる。
ダンカンがトランプを自分の周りに浮遊させるマジック?をしててひええってなった。魔術師か?
個性でていいなあDismissの時も思ったけどOPの紹介パートがとても好き。
スポットが当てられる数秒にキャラクターがぎゅっと込められてて何回も見たくなるしこれから始まるわくわくが最高潮になる。
秘宝を手に入れたがゆえに沈んでしまった海賊船の最後の生存者がフランク。
彼の日誌と呪われた秘宝を手に入れた海賊団。翻訳家ダンカン、海洋研究員デイジー、海軍捕虜カチュアが日誌と秘宝の翻訳・解釈に1晩
朝起きると乗組員の一人ナナが喰い殺されている。船には13人しか乗っていない。
見回り役も他の乗組員も、昨晩はアホみたいに深い眠りについていたため誰も現場を見ていない。
秘宝の封印を解いた狂陣と呪いにかかった人狼3人、用意周到なことに古人はそれに対抗する3つの能力も封印を解くのと同時に3人に与えるという。
呪いにかかった者は自分から呪いにかかった事実を話せない、それどころか見つからないようどんな嘘でもついてしまう。
これ以上被害を増やさないため海賊たちがとった策は、人狼の疑いがある者をこの船から降ろすこと。積荷なしの小舟に乗せて。
バーバラ船長の声かけのもと、酒を持って全員が揃う最後の乾杯。「旗のもと集う英雄たちに!!!」
この時点でもうしんどい。自ら封印を解いた狂陣はともかく人狼3人はなにも悪くないのに夜ごと仲間を食べなくてはいけない。
処刑ではなくて積荷なしの小舟に乗せて流すという消極的な殺しの方法も仲間が好きなんだなって言うのが目に見えて悲しい!
人狼ゲームの始まっていないこの時点でものすごく引き込まれたし、内容だけじゃなく舞台からの圧に物凄く心が揺さぶられて感動感動の連続
舞台って凄い劇って凄い。20ウン年間舞台だとかミュージカルだとかにハマらず生きてきたけどハマる人の気持ちがめちゃくちゃわかる!
そのうち見に行きたい。TLPTキャストが出てる舞台とか、タイミングが合えば行ってみようかな。地方住みなので気軽に行けないのが心苦しい。
自己紹介
記憶にめちゃくちゃばらつきがあって全然覚えてない人いっぱいいてつらい!
船長バーバラ
美しい~~キャプテーンバーバラ!!!
女の魅力どばどばなのに男前でカッコイイ、仲間の熱い発言聞いてにっこりする懐もでかい船長
何人かのクルーにはほんとに憧れられてるんだけどわかるわかる…って感じ
剣士ウォルター
元々サミーの船に乗っていた剣士。副船長のサミーとともにバーバラの両脇を守るもバーバラを全面的に信用もしてないっぽい?
俺はアンタを疑ってるって言っていたような??サミーのことをより大事にしているようで愛している!みたいな発言もあった。船に対してだったかな
2ステのお化けが怖いウォルターはいなかった。肉体美がかっこいい~
翻訳家ダンカン
わーやばい忘れた。思い出したら追記しよう。船長となにか契約をしていて、
ダンカン「今の状況は契約違反じゃないか?…答えろ」バーバラ「ああ、そうだな」と
この状況を解決したあかつきには特別な報酬をもらう約束をし、バーバラに生き残れよ?と言い残す。
この翻訳家、黒い…!
海洋研究員デイジー
ごめん発言全然覚えてない!衣装めちゃくちゃ好き!紫のスカートの裾がたまらない
上品でいて精神的な強さも感じる。色々掘り下げたくなるキャラで今まで見たデイジーの中で一番好みかも
司厨長ヘイゼル
ヘイちゃんマル!自分のことをヘイちゃんといい語尾にマルがつく司厨長。ヘイちゃんの身長の高さにびっくりした何故かもっと小さいイメージだった
キャラ濃ゆいけど可愛い。ごめん発言あんまり覚えてないけど2ステとは違った気が…
見習いジャンヌ
ヘイちゃんの隣だからか思ってたよりちっちゃい!可愛い!
バーバラ船長に恩を返すまでは死ねない!みたいな感じだったはず。関西弁風味!
海軍捕虜カチュア
男ばかりの海軍ではいくら頑張っても評価されず辛い思いをしてきた。
バーバラに出会って初めて自分をちゃんと見てくれる相手に出会った。捕虜という名目で乗せてくれた
船長に恩を返すために生き残ります。という感じだったかな~~~わー記憶がもう!処刑時の台詞だったかもしれない!
船医ヒルダ
船も乗組員も大好き、私は愛している人のために戦う、だったかな
船とクルー=愛している人、なのかこの船の中に愛している人がいるのか悩んだ記憶がある。結果的には後者になったけど、最初は前者の意味で言ったのかな?
どうしても胸元に目が行ってしまう。グラマラス~~~こんなドクターがいたら船医室通っちゃうよね
操縦士デヴィッド
100ステおめでと!3ステはデヴィッドの101ステ、背高くてかっこいい!
大陸に辿り着くまでこの船の舵は他の誰にも握らせねえ!と言っていたはず。
いつもよりダミの入った声、それでも聞き取りやすいから凄い。目つきも悪い操縦士、その後の展開や表情を考えるとつらい…
通信士テイラー
「実は皆に隠してたことがある、私は空を飛ぶ術を発明した!…嘘でーす!」
「こういう嘘をつけば人狼が尻尾を出すかと思ってな、テイラーおじさんは呪われてないよ」
2ステと混じってるかも面白すぎるキャラで即大好きになった。おじさんっていくつくらいの設定なんだろう?
砲術士デューク
ヒルダの愛している人が気になるデューク、熱があるかも、測って~からのヒルダと額合わせでデレデレ
私も額で熱測って欲しい…船大工のムサシは弟。2ステ見た時からそうなのかなと思っていたけど砲術士と船大工は兄弟設定なのね。
船大工ムサシ
デュークのことをデューと呼ぶ弟、塗料?で汚れた顔が可愛い
デューがダメだから俺が守ってやらなきゃ、は最後だったかな?最初の方でも言っていた気がするんだけどどこだったかな
「ヒルダなんか……いいよな(デレ)」お前もか!似たもの兄弟かわいい ここでだったかバーバラが前に出てきて「…ヒルダか…」言って下がっていって笑う
副船長サミー
話しづらい空気になってしまった副船長、バーバラを信じバーバラについていく、と。
剣士もだけど副船長もやたらワイルドかつセクシーな衣装でドキドキする。こんな副船長怖くて近寄りがたいだろうなあ
衣装1,2を争うぐらい好きなので難しそうだけどイラスト描きたい。
1日目昼
どうやって戦っていくか作戦会議。ダンカンが予言者を守るため予言者は名乗り出るべきじゃないか?と発案。階段上に昇ってた。
ウォルターとダンカンが予言者と名乗り出た場合の例えを用いて説明。投票されにくくかつ1日目に噛まれにくくするため。
ここでヒルダがなんだっけ、なにか言って逆だと言われていた気がする。そんな感じで名乗り出るか出まいか、となっている時に
バーバラがウォルターに「ウォルターお前、能力を持っているか」と問う。対してウォルターは「ああ、持ってる」と!
ここの壁にもたれかかり腕を組みながら答えるウォルター印象的。バーバラがウォルターを名指しした理由覚えてない!
この後ウォルターが能力を言う前に他の能力者も名乗り出るべきじゃないか?みたいな流れがあった気がする。
ここでヘイちゃんがサミーに同じように能力を持っているか?と問う。
誰が人狼かもわからない状態でサミーは自己紹介でバーバラの言うことについていくと言ってたのが怪しいと。
サミーは「持っていない」と答える。能力なしCO。
結局ウォルターが最初に予言者だと能力を明かす。最初から知っているのはムサシ。自己紹介でも言っていたけれどバーバラを疑っていると発言。
ここでデュークが「なんだかわからないけどウォルターが嘘をついてるのはわかったぜ!俺が本物の予言者だ!」とCO、知っているのはヘイゼル
これがダンカンの言っていた状況だ!今日は予言者と予言者が人間と知っているものには投票しない!という空気の中
なんとダンカンが「状況が変わった、俺が本物の予言者だ。」とCO。知っているのはテイラー。皆びっくり、私もびっくりしすぎてちょっと声が出た
結局2/3は偽物だからと予言者から処刑することに。
投票したい人の後ろに並ぼうと予言者3人が前に出てその後ろについていく。
ウォルターとデュークに集まってダンカンは0だったはず。
デュークの後ろに並んでいたカチュアが「私はデヴィッドさんを疑っているので、デヴィッドさんと同じところに投票するのは嫌なので移動します」とウォルターに移動
「嫌われてんなあデヴィッド」「女ってこええ」みたいな声があった気がする
結局投票ではウォルターとデュークに票が割れ最後の票を持っていたバーバラの決定票によりウォルターが処刑。
【内訳】
ウォルター ②デューク、④サミー、⑥ヒルダ、⑦カチュア、⑩デイジー、⑪ヘイゼル、⑬バーバラ
デューク ①ダンカン、③ウォルター、⑤テイラー、⑧ジャンヌ、⑨デヴィッド、⑫ムサシ (投票順)
処刑時の台詞は完全には覚えてないけど主にサミーに向けてだった。
「サミー、わりぃ、でもちょっと安心してる。俺は死に場所を探していたからな。」
かっこいい~処刑される人は最後旗を渡されて、その旗を掲げるとダンサーが出てきて青白の紙吹雪をかけられて夜時間に。
1日目夜
2ステでも初日処刑だったのでなんか見覚えあるこの光景~~って話で笑った。夜時間舞台裏で何してるかの恒例説明。
正体オープンのリアクションは「この衣装熱く見えるけどー?」「意外と寒いよー!!」正体は【狂陣】あれ?2ステも初日処刑で狂陣だったよな?
筋肉美の話と入墨カッコイイって話をしててウォルターが入墨見せようとして乳首見えちゃう見えちゃうって隠してた
上着にもベルトがついてるけどこれつけるとベルトonベルトonベルトになっちゃう笑 ってとこで夜が明けて2日目へ!
2日目昼
人狼に食べられてしまったのはジャンヌ!
バーバラが霊媒師CO、ウォルターは人間だったと発言。対抗なしで夜死んだジャンヌかバーバラが霊媒師、だけどバーバラが霊媒師だろ��という話に。
予言者二人の占い先はデューク→ムサシ:人間 ダンカン→デイジー:人間
占い理由喋ってたけどあんまり覚えてないやダンカンがデイジーを占ったのはあまり発言がなかったからだったかな?
後サミーが「ここで言っとくけどヒルダの愛してる人って俺だからな?」と爆弾発言してたけどあれ?1日目?3日目?だったかな?
サミーが下手側の階段上で手すり?に手をかけててヒルダは恥ずかしそうに口に手を当ててたのだけ覚えてる。
ここで1日目の投票であまりにもダンカンに票が入らなかったことからサミーとムサシがダンカンを疑う。
それでも他の人には圧倒的に信じられてて狂人と人狼の票割れで人狼のデュークが守られて狂人のウォルターが処刑になったんじゃない?って流れに。
デヴィッドが昨日自分と被るのが嫌だからと動いたカチュアは人狼のデュークを庇うためだったのでは?と疑う。
また信じてる予言者につく形で別れてたけど議論でヘイゼルとバーバラがダンカンを信じる側から真ん中に移動
ムサシが凄いダンカンのこと疑ってた気がする「こっちのほうが少ないんだからこっちに喋らせろよ!!!」って言ってた。
結局投票では僅差でデュークが処刑。決定票はヒルダ。「ごめんねデューク」と謝りながら投票してた。サミーは「もう決まってるか…」と発言しながらの投票。
ムサシが「ダンカンは自分に疑いは向けられないと思っていたから喋らなかった」ダンカンが「喋らせてくれなかったのはそちらじゃないか」って言っていたような。
【内訳】
デューク ①デヴィッド、②デイジー、③テイラー、⑤ダンカン、⑦カチュア、⑩ヒルダ
ダンカン ④ムサシ、⑥デューク、⑧ヘイゼル、⑨バーバラ、⑪サミー
処刑時は「ヒルダ、最後にもう一度熱測ってくれねえか」で二度目のでこ合わせ、ヒルダも泣きながら別れを惜しんでたけど決定票はあなたよ!
ムサシが「デューなんで予言者の能力なんか与えられちまったんだ!!馬鹿野郎!」みたいに言ってた。デュークパンジー兄妹もよかったけど
デュークムサシの兄弟もめっちゃ良い。ダメな兄貴を支えなきゃ!って奮闘する弟可愛いなあ。
2日目夜
呪いによりフランクの衣装がだんだんアロハになり始める笑
ウォルターが腰に挿してる剣は実は聖騎士ジャンヌのものだとか。
オープンリアクションは「これー!」「ジャンヌのー!」だったかな、ジャンヌの正体は【人間】
後はデュークとジャンヌの頭に巻いてる布が同じな話でジャンヌが「本当に嫌なんです���ー!」「おい!」って話があったり。
デュークのオープンリアクションは「ヒルダー!」「熱測ってー!」私も測られたい!!!正体は【予言者】
客席から見ると、うわー!ダンカン人狼か!圧倒的に信じられてる~しかも人狼後2匹は今のところCOなし、これは人間側不利な展開だ~ってとこで翌日に。
3日目昼
ここでGJが起きて死亡者なし!守られたのはダンカンかバーバラだろうという話に。
バーバラの霊媒結果はデューク:人間 バーバラから見るとダンカンは人狼確定。ダンカンの占い結果はムサシ:人間 これでムサシは人間確定
テイラーが狩人CO、GJはバーバラで起きたと話し一気にダンカンを疑う流れに。
ダンカンは本物の霊媒師はジャンヌ、バーバラは狂人でウォルターとデュークは人狼だ!と主張。
初日に人狼が2連続で予言者COすることは考えづらいと、この日は完全にダンカンを処刑することがほぼ確定。
じゃあ後2匹は?となり先日デュークとダンカンどっちに投票したかで別れることに。
僅差であったことから人狼は皆デュークに投票してた、いや僅差だったのだから人狼は圧倒的に信じられてたダンカンにも投票しているのではないかという議論
後皆が本物の予言者はデュークだったと言っている中サミーはウォルターが本物だったんじゃないか?とヘイゼルを疑う。ウォルターに託されてたもんね。
決着はつかずに投票へ、処刑者はダンカン
【内訳】
ダンカン ①バーバラ、②サミー、③デイジー、④ヒルダ、⑤カチュア、⑥テイラー、⑦デヴィッド、⑧ヘイゼル、⑨ムサシ
バーバラ ⑩ダンカン
明日でも良い!明後日でも良い!俺が言っていたことを思い出してくれ、人狼はもう2匹処刑してる!バーバラは狂人だ!
特別な報酬、受け取れなくて残念だ。代わりと言っては何だけど、俺の部屋の本棚の本を全て海に投げ捨ててくれ。
アケロンの彼岸に着くまで、随分と時間がありそうだからな
川の向こうでずっと俺はこの旗を振ってる。これから来るお前たちの誰かが迷わないように。
若干違うかもしれないけどここはめっちゃメモ取ったからほぼあってるはず!!
3日目夜
加速するアロハもうめっちゃ面白い笑
海賊って言ったら赤のイメージが大きいのかなあ青い人とか黒い人もいるけど~みたいな話
解答用紙書くのに必死でその後のことはあんまり記憶にない 回収はジャンヌがしてくれました「受け取るから流して-!」って解答用紙リレーした
因みに私と友人は共に人狼3匹をダンカン、カチュア、デヴィッドと書いていて、私はその後急いでダンカン、カチュア、サミーに訂正して提出
客席側から見ると真予言のデュークに占われているヘイゼル・ムサシ、霊媒師のバーバラ、狩人COしたテイラーを除いて
ヒルダ、デヴィッド、サミー、デイジー、カチュアから2匹の状況。皆怪しい~~~わっかんないよ~~~
(因みに最初は大きな理由もなしにデヴィッドを疑ったカチュア、カチュアを疑い返したデヴィッドがラインを切ろうとしてる人狼同士なのでは?
という推理、2日目2人共デュークに入れてるし。
サミーに変えたのは一人ウォルター真の話をして間違った視点を増やそうとしたのではってのと、2日目の投票でデュークに決まってから最終票でダンカンに票を入れたこと。カチュアとデヴィッドならデヴィッドのが疑わしくないように感じたこと。でした。)
オープンリアクションは「一番多い名字は~?」「(各々自分の苗字を言う)」自分の苗字が少ない部類に入るので動揺した。正体は【人狼】
後はデュークもムサシもヒルダが好きなのにフラれて~みたいな話があったはず、
じゃあダンカンは?ってジャンヌに振られて「僕は全ての女性が好きです」って言ってた。翻訳家黒い!因みにウォルターは剣ですと濁してた。
ジャンヌ「なんかごめんね…」
バーバラ「い、いやまだ居るし!サミーは…ヒルダか…あっデヴィッド!あいつは船長のこと大好きだからな!」
ダンカン「でもあれ絶対ラブじゃなくてライクだよね笑」
4日目昼
ここから投票もなんにもメモとってないのでめちゃくちゃふわふわな記憶を頼りに書きます。
人狼に食べられたのはバーバラ。だよね~そして明日はテイラーだね~
疑い先はデュークに決定票をいれたヒルダや票をいれたカチュア、デヴィッド、デイジーへ。
デイジーはほぼ疑われておらずカチュアは一貫してデヴィッドを疑ってた。
カチュア「私は女の勘でずっとデヴィッドを人狼と疑ってきました。」デヴィッド「女の勘こええよ~~~」投票もデヴィッドにしてたはず。
サミーはウォルターを本物の予言者と見ていることからまだヘイゼルを疑ってる様子。対してヘイゼルもサミー怪しいんじゃないの?と発言
サミー「急に俺を疑ってきたヘイゼルは怪しい!」ヘイゼル「先にヘイちゃんを疑ってきたのはそっちマル!何言ってるマル!」
デヴィッド「やめたほうが良いっすよサミーさん、女ってこえーっす」めっちゃ笑った。ヘイちゃん強いマル!
投票はバラけつつもカチュアへ集まる。2,3票目?サミーだったかな?がカチュアに薔薇渡したとき、カチュアがハッと顔上げて「え…?」って
言ったのが忘れられない。凄い悲しそうな顔だった…私も疑ってしまっていたけど人間だ…ってなった。
サミーがバーバラ船長だったらどんな言葉をかけるんだろうなって言いながら旗を渡す。
バーバラ船長への感謝、男ばかりの海軍ではいくら頑張っても評価されず辛い思いをしてきた。
バーバラに出会って初めて自分をちゃんと見てくれる相手に出会った。捕虜という名目で乗せてくれたって話
自己紹介のところで書いちゃったけどやっぱり処刑時の台詞だった気がしてきた!!
凄い泣いた。
4日目夜
バーバラのオープンリアクションは「この船を仕切るのは、その名もキャプテーン!」「バーバラー!」これ言いたかったのでめっちゃ嬉しかった。正体は【霊媒師】
カチュアのオーブンリアクションは「船長ー!」「大好きだよー!」正体は【人間】
またデュークとジャンヌの頭の布の話になり
「ジャンヌは砲術士見習いなの?」
ジャンヌ「カチュアその帽子の交換しない?」
「いやでもそうかも、デュークが一番昇進早いだろうし時期砲術士探してるのかも」みたいな話だったかな夜も昼も短くなってきた。
5日目昼
夜人狼に襲われたのはテイラー 生き残っているのはヒルダ、デヴィッド、ムサシ、サミー、デイジー、ヘイゼル
カチュアが人狼じゃなかったら間違えられない日。
人間確定のムサシ、本物の予言者と多数に信じられているデュークに人間と言われたヘイゼルも本物はウォルター説を信じるサミー以外にはほぼ除外。
その中だとやっぱりデュークへの決定票をいれたヒルダが特に疑われる展開に。
デイジーが「カチュアが人狼で、もう一人はやっぱりヒルダだよ」って言っていた気がするけど理由までは理解が追いつかなかった~
カチュアが人狼じゃなかったらデヴィッドが怪しいって話もあった気がする。投票はこの2人に集中しそうな雰囲気。
あやふやな記憶だけれど最終的な投票先は
ヒルダ デヴィッド、デイジー、ヘイゼル
デヴィッド ヒルダ、サミー、ムサシ
だったかな~~もう少しバラけてた気もする。最初にヒルダに票が集まって、
サミーが「バーバラ船長ならこんな時どうするかな、きっと最後にもう一度自分が人間であることを叫べって言うと思う。俺はデヴィッドに投票する」
って言ってそれに乗ってムサシがデヴィッドに入れたこと、この2人が最終票だったことは覚えてる。
今ステージ初めての決選投票、二人共今は亡きバーバラ船長に向かって自分は人間であることを話す。
順番はデヴィッド→ヒルダだった。二人共めちゃくちゃ辛そうで泣きそうな顔でもうそれだけで泣ける;;
デヴィッドが「俺から話す」と言って話す前に少し躊躇って俯いてそれから髪をかき上げて話していたのが印象的。
決選投票では全員の票がヒルダに。
もうヒルダめっちゃ泣いてて客席からもすすり泣く声が聞こえて悲しい;;
「女海賊の船に乗るって聞いた時、なんで?って思った。(~悔しい記憶抜け~)けれど貴方は私を妻にしてくれた。私をドクターにしてくれた。…私を母親にしてくれた」
「貴方に似たかっこいい子供の顔が見たかったな…」
ぼろぼろ泣くヒルダをサミーが抱きしめる。「俺もすぐ、そっちに行くから、2人で待っててくれ」
最初にウォルターが言っていたサミーの船にはヒルダも乗っていたんだなってのとサミーとヒルダは恋愛関係にあっただけでなく夫婦だったんだな
ってのとお腹に子供がいたのか…ってのをぼんやり考えながら号泣。辛すぎるよFLAG
5日目夜
泣きすぎて全然覚えてない!
テイラーの正体オープンのリアクションは「失敗はー!」「成功のもとー!」正体は【狩人】
あっという間に夜が明けます。
6日目昼
ステージに残っているのは デヴィッド、ムサシ、デイジー、サミー
デヴィッドとムサシが下手で悔しそうな表情。デイジー、サミーは上手。
サミーが一番上手側の椅子に座り「お前たちに!俺達の気持ちがわかるか!!!船長を食べなければならなかった俺達の気持ちが!なあ!!」と叫ぶ
デイジーが「やめましょうサミー彼らに罪はないのです」という感じに制止。
ムサシは「デューは馬鹿だから俺が守ってやらなきゃいけなかったのに…!」と苦悩の表情
デイジー「夜になれば私たちはまた順番にあなた達を食べてしまうでしょう」
サミー「俺達は最期まであの大陸を目指す、お前らはどうする。今すぐこの船を降りるか、喰われるのを覚悟でついてくるか」
デヴィッド「…」
ムサシ「俺は降りねえ!最期までお前たちと闘う!じゃないと死んだ奴らに顔向けできねえ!!」(なんか違う気がする)
サミー「よく言った。で、お前は」
一番下手の席で黙って一度ゆっくり客席を見るデヴィッド もう今にも泣きそうだし苦悩と悲しさの浮かんだ俺はどうすればいいんだって顔
暫しの沈黙の後「俺も、ついていきます」と答える。
サミー「決まった。俺達は最期まで!あの大陸を目指して進む!」で暗転
めちゃくちゃふわふわした記憶なのでだいぶ違う気がする。訂正あれば教えてください。
カーテンコール
【役職内訳】
人狼 :サミー、ダンカン、デイジー
予言者:デューク
霊媒師:バーバラ
狩人 :テイラー
狂陣 :ウォルター
人間 :ヒルダ、デヴィッド、ムサシ、ヘイゼル、ジャンヌ、カチュア
MVPは圧倒的に信じられた予言者騙りのダンカンに。
「ちょっと高いところからCOしたもんね!」「魔王様!」と微笑ましい雰囲気。
「1ステ、2ステと人間勝利が続き早く皆に人狼勝利のEDを見せたくて頑張った。
これからどこまで深く潜れるかは僕たちキャストの努力しなければいけないところだけど残り15ステージまだまだ面白いものを見せられるよう頑張ります」
MVP挨拶の途中サミーが出てきて話したんだけどなんだっけ絶対思い出せると思うので追記します。
ゲーム的には圧倒的に人狼有利な展開だったけれど、後から見返してみると人狼側にはやっぱりなんとなく怪しい部分も見えてきて、
でもステージ上では全然気づけなかった自分がいて流石だなあと思った。意外と真相に一番近いところにはムサシがいたのかもしれない。
疑心暗鬼の中仲間を信じ続けるのは大変だし、投票時も「辛かっただろ、もう楽になって良いんだ」みたいな言葉があったり
つきたくない嘘をつき続ける悲しさが際立つ公演だった。
一番の見所はやっ
ぱりサミーとヒルダだなあ しなくても絶対勝てる決選投票にあえてして、最終的にはヒルダを追放したのは、
妻と子をどうしても食べたくなくて、生き残れないのはほぼ確実でもどこかで生きて幸せになっているかもという望みを自らに与えるためだったのかな
と考えるととても切ない…
個人的には狂陣の生き残りEDを見て呪いを解いた訳を知りたい!今のままだとFLAGでは人狼も人間も敵は呪いを解き放った狂陣だと思ってしまうので。
3ステの内容と関係ないハイライトはステージ前物販でプロデューサーの桜庭未那さんがお出迎えされていたのに遭遇したこと。びっくりした!
なにかお声がけできればよかったのだけれどなにも言えなかった。素敵な舞台をありがとうございます。
後直接劇場に出向くのは最終日の17,18ステ。まだ出会えてないキャストもいるし、謎はまだまだあるようだし、どうなるのかとても楽しみ
レポを書くのは初めてでとんでもなく拙い文章ではありましたが、最後まで読んでくれた方がいたらありがとうございました。
何度も書いて申し訳ないですが、この感想レポはあくまで一個人の感想、記憶頼りのものであることをご了承ください。
もしまだ見てないよって方がいたら、少しでも興味を持っていただけたら、雰囲気を感じていただけたら嬉しいです。
ニコ生配信もあるから地方の人も人狼ゲームよく知らない人も是非見てくれー!
チャンネル会員1,200pt、チャンネル会員じゃなくても1,500pt!!劇場で見るより圧倒的にお手軽に最高のエンタメと感動が味わえるよ!!!
0 notes
Detective Comics #27 (New 52)
2014年はバットマン75周年で、当時様々なイベントがあった。日本でも限定だったが、バットマンカフェがあったし、やっぱり通ったなあ(笑)Detective ComicsはNew 52から号のナンバーが1にリセットしたこともあり、ちょうど27号が75周年の年に発売。1939年Detective Comics #27に初登場したバットマン。それを記念し、そうそうたるメンバーが集まってこの号に寄稿しており、いい短編作品ばかりだ。一部はBatman: Bloomに収録されているが、おそらくこのissueは単独では邦訳されないかな・・・TPBでは、Detective Comics Vol.5 Gothtopiaにまとめて収録されているので、興味があったらどうぞ。それでは、それぞれの作品をさらっとレビューしておく。
The Case of Chemical Syndicate
Written by Brad Meltzer, Art by Bryan Hitch
この話は、そのままオリジナルのBob KaneとBill FingerによるDetective Comics #27のストーリーを現代風にアレンジしたもの。ストーリー展開もほぼ一緒だ。Victor Lambertを筆頭にAce Chemicalの株主が次々と殺されていく。バットマンはAce Chemicalで株主の一人、Paul Rogersが、やはり同じくAlfred Strykerに殺されそうになっているのを助け、Strykerを追いつめたが、Strykerは薬品タンクの中へ・・・
私が素晴らしいと思うのは、今回挿入されているバットマンの語りである。バットマンの日記の1ページに書いてある内容から、物語が進んでいくのだが、ブルース自身がなぜバットマンになったのか、という問いを自問自答している。誰にも自分が体験した苦痛を味あわせたくないから、謎を解くのが得意だから、警察は全ての通りにいることはできないから、世界にはヒーローが必要だから、犯罪者は臆病者で、迷信を信じる奴らだから・・・など。興味深いことに、ときたま答えが矛盾していることもある。私は勇気があるから、狂っているから、普通の人が強さを持ち合わせているから、いや、普通なんて存在しないから、あの通りで私だけが生き残ったから、そして、私が生き残るべきではなかったから・・・でもバットマンはそれなのだ。彼自身が、「全く意味を成さない」のだ。そうでなければ、蝙蝠の格好をして、75年も戦い続けているだろうか?その戦いのおかげで、犯罪がいつかなくなると、ヴィランが改心すると彼は信じているのだ。現実的に考えておかしいと思うかもしれない。でも彼には選択肢はない。彼にはこれしかできないのだ。あの事件で、彼は両親を失った。その悲痛が、彼を駆り立てた。バットマンであることが彼を形づくるのだから。彼にとって、このマスクとマントの人生が、本当の「生きる意味」なのである。
Old School
Written by Gregg Hurwitz, Art by Neal Adams
これも75周年にふさわしい。バットマンとロビンがGolden Age, Silver Ageの時代を再体験しながら、自分たちの歴史を振り返る。バットマンが時代を通し、どう捉えられてきたのか、それが短いながらよくまとまっている。スーツが進化していくのもあるが、バットマンのセリフの描かれ方も変わってきた。昔のコミックだと確かに、全部バットマンがいちいち、次は何をするのかを言っていた。あの家の様子を見てみよう!とか、あの男は怪しいぞ、尾行してみよう!とか。でもよく考えれば、バットマンは探偵として普通に声を出して考えるはずはなく、ましてや一番口が重いキャラのはずなので、読者にバットマンが何を考えているのか理解させるためには、ロビンという、読者側としてバットマンの計画をわかりやすくするキャラが必要だった、というのをどこかで読んだことがある。アルフレッドも同じ役割をしているが、ロビンが読者の側にたって、バットマンに質問をすることで、バットマンの思考回路の中がのぞけるわけだ。まあ、結局吹き出しでも「こう思っている」と書いてあることが多いので、そのまま読めると言えば読めるのもある。今回の作品はそれを逆手にとり、例えばペンギンがバットマンたちの上手をとっている。バットマンたちは、なんでペンギンが自分たちの行動が読めたのか聞くのだが、ペンギンは、次何をやるかを口に出さなくていいだろ?頭の中で考えればいいのさ、と言うし、また次のスケアクロウも、バットマンたちを攻撃したときに、お前たちの思いなどお見通しだ、だって「(吹き出しを)読める」から、と言う。これが、コミックの醍醐味なんだなと改めて実感する。
さて、この作品でもう一つ注目したいところは、バットマンの悲劇の描かれ方だ。何度となく見ただろう。ウェイン夫妻が殺されるのを。そういえば、最近見たこんなmemeがある。スパイダーマンのUncle Benがツイッターに、リブートやめてくれないかな、何回俺を殺せば気が済むんだ、とつぶやいた。そのツイートにこうリプライが。「ご愁傷様」。誰あろうウェイン夫妻(笑)と、話がずれたが、ウェイン夫妻は映画にしろ、コミックにしろ、ゲームにしろ、とりあえず全ての媒体で死んでいる。(エルスワールドを除く!)そして、ブルースは常にその悲劇を目撃し、その重荷を背負っていくのだ。恐怖ガスにしろ、悪夢にしろ、何回もバットマンとして、ブルースとして、それを追体験させられるのだ。そして、昔と比べ、今のコミックで描かれるヴィランはもっと容赦なく、もっとおぞましい犯罪、狂気に満ちた、予測できない事件が増え、バットマンを苦しめる。ジョーカーでさえ、40年代のコミックを読むと、まだかわいらしく思える。彼はまだ犯罪をジョークの延長線上にとらえていたからだ。40年代の読者が例えばEndgameとか読んだら、衝撃だろうなあ・・・ただでさえ、両親の死の悲劇を抱え、そしてロビンの死も抱え、そんでもって、難解な事件・・・バットマンの精神はいかに鋼鉄であるとは言え、常人ではもたないストレスをずっと抱えている。(常人であれば、自殺したくなるだろう)でも、その悲劇を抱えている姿がカッコイイのだ。読者はより、バットマンにダークさを求め、そして彼が苦しみながら、道を切り開いている姿を見たいのだ。彼なら、やってくれると。要は、バットマンがより苦しめば苦しむほど、いい作品となる・・・申し訳ない、バットマン、だが、耐えることがあなたの使命なので、あと75年も同じように耐え抜いて頑張ってくれ!
Better Days
Written by Peter J. Tomasi, Art by Ian Bertram
この作品は、ブルースがコミックと同じく年を重ね、75歳を迎えたという設定。バットマンはとうに引退しており、杖をつきながらも元気だ。75歳の誕生日、彼はファミリーに囲まれ、お祝いされる。酸素マスクを着けているが、アルフレッドも生きている(ちょっと待て、何歳だ?)。ナイトウィングと、レッドロビンとしてのティム、正式にバットマンを継いだらしいダミアン(モリソンサーガでも出た、Batman #666のあのカッコイイスーツを着ている)、そしてバーバラは父親の後を継ぎ、本部長に。だがそんなお祝いのさなか、アラームが鳴り響く。ファミリーたちが夜のゴッサムへ飛び出していく中、ブルースは、眠りについたアルフレッドを残し、誰にも告げることなく、古いスーツを着て、同じように一人バットマンとして犯罪者たちと戦うのだ。
バットマンは、Whatever happened to the Caped Crusader? (邦訳タイトルはラストエピソード)でも語られているとおり、おそらく死ぬまで戦い続けるだろう。たとえ公式に引退しようが、DKRで復活を見せたように、彼の辞書には「引退」という言葉はないように思える。それがバットマンであるから。たとえ関節が痛もうが、少々動きが鈍ろうが、どんな姿であろうと、バットマンはバットマンであり続けるのだ。改めて、75年間いつまでも変わらずに、ひたすら前へ前へと戦い続けるバットマンの良さを実感する作品である。
Rain
By Francesco Francavilla
5年前。バットマンがバットモービルを運転していると、ある車が事故を起こし、立ち往生している場面に遭遇する。バットマンは母親とその息子を救いだす。母親はバットマンにこう言う。「また救ってくれてありがとう。」バットマンは「また?一体それは・・・?」と聞き返すが、車の爆発から彼らを守るためにいったん会話をとぎらせ、彼らを残し助けを呼びに行く。あれって、バットマンだったの?と最後に聞くその男の子・・・誰あろう、その子はゴードンJr. ….
前にバットマンは確かに助けている。Year Oneの橋の場面だ。そのときはバットマンのマスクをつけてはいなかったが、橋から落とされた赤ん坊のゴードン Jr.を受け止めている。ゴードン Jr. を救ったことは、この先のことを考えるとよかったのかどうなのか・・・その疑問が思い浮かぶ。言うまでもなく、Black Mirrorを筆頭に身も凍るような存在に成り果てるのだから。ゴードン Jr.の変貌は何がきっかけなのか、��だに謎のところもあるが、やはりゴッサムの���が彼をのみこんだのだろうか。
ただ、誰であろうともバットマンは救う。その人がヴィランであろうが、無実の市民であろうが関係ない。もちろんバットマンはゴードン Jr.の将来を見通せたわけはないが、でも彼が邪悪であろうとなかろうと、同じように彼は救うだろう。彼がバットマンであり続ける限り。
The Sacrifice
Written by Mike W. Barr, Art by Guillem March
「犠牲」という題名がついたこの作品。この作品こそ、彼の最大の犠牲が描かれる。ブルースの両親の命日に、Phantom Strangerが見せる、もう一つの世界。もしも、トーマスが強盗を倒したなら、もしも両親が生きていたらどうなったのか。そう、これは、バットマンが一番望んでいたことが実現した世界。両親の愛を受けて育ったブルースは、家庭も持ち、息子もいる。ブルースは幸せな時間を過ごしていた・・・これこそ、手に入れようとしても絶対に手に入らなかったもの。だが、外の世界に目を移すと、平和とは程遠い。ジョーカー団とスケアクロウ団がしのぎを削り、ゴッサムは荒れに荒れ、ゴードンはその戦いで全身麻痺、そしてヨーロッパではラーズが支配権を広げていた。リチャード・グレイソンはズーコを殺して死刑に・・・とうとうブルースはその現実を直視できず、自分の幸せを選べば、周りの者が不幸になるのだと悟り、Phantom Strangerに、元の世界へ戻してくれるように頼む。そして、彼は別れを告げるのだ。その幸せな日々、そして両親に。彼の幸せの代償は計り知れないほど大きかったのだ。
ヒーローは自己犠牲のもとに活動しているから、ヒーローは無私でなければならない。自分の幸せを求めた瞬間に、世界は崩壊するのだ。ただ、バットマンの場合、それはあまりにも辛い。目の前で両親を殺され、幸せを一瞬で奪われた。そしてそれがゆえに、幸せを得ることを自ら拒否し、自分の身を、ゴッサムでの犯罪との戦いに捧げる。そのブルースの犠牲が、ゴッサムを救い続けている。その犠牲のおかげで、善悪のバランスが保たれているのだ。もちろん、ブルースはこう言うだろう。あのとき、私にはバットマンという選択肢以外にはありえなかった、と。他にどう生きろと言うのだ、と。ブルースは、両親とともに、あの通りで死ななければならなかったのだ。バットマンが生きるために。ゴッサムのために。彼の犠牲が、ゴッサムを救うのだ。だからこそバットマンの物語は、どう描かれようが、常に悲劇のままなのである。
Gothtopia (Part 1)
Written by John Layman, Art by Jason Fabok
これは当時のクロスオーバーイベントの第一話。Detective Comics, Batwing, Batgirl, Catwoman, Birds of Prey誌にわたって繰り広げられた、一瞬だけエルスワールドっぽい話(ただ、残念ながらオチはいたって普通だったりする)。
前振りにはこう書かれている。ようこそ、Gothtopiaへ。ここは、アメリカで一番安全な都市、一番幸せな都市。犯罪はほぼ起こらない、みなの夢がかなう、思い思いに過ごせるユートピア。日光が降り注ぎ、事件が起こることがない通りの数々、輝くビル群、そしてきらめくスーツを着たヒーローたち。ここがゴッサム。ここで生きたいと思うのなら、ただ信じるだけでいい・・・
そんなときでもバットマンはいた。Catbird(キャットウーマン?)やBlueBelle(Batgirl?)やBrightbat (Batwoman?)などと一緒にこの犯罪が起こらない恵まれた都市をパトロールし、ときたま起こる災害から市民を救う。しかも警察本部長はブラックマスクだし、市長はオズワルド・コブルポット・・・ただ、このユートピアはどこかがおかしかった。特にこの都市の異常さは自殺率。アメリカの平均の15倍という自殺件数。しかもみなが幸せなのに、突如自殺したくなるのはなぜか。また冒頭ポイズンアイビーは、Wake up, Gotham!と言い、この世界は偽物だと主張する。彼女も何かこの都市に異常さを見出している。でも誰も信じず、バットマンに捕まえられている。ただ、バットマンはポイズンアイビーとの戦いをきっかけに、わずかな手がかりから、この世界の幻想に気付いていくが、逆にバットマンが狂っていると言われてしまい、なんと健康増進センター(実際はアーカムアサイラム)に収容されてしまう・・・
結局その後のネタバレをしてしまうと、スケアクロウのガスのせい。バットマンは(Arkham Knightよろしく)スケアクロウの毒の影響を受けないポイズンアイビーと組み、アーカムアサイラムから脱出を図る。個人的にはもうちょっとひねりを期待していたので、当時少しだけがっかりした記憶があったが、ただ、今回の冒頭の入り方がとても興味を引くとともに、この世界のバットマンもまた、(Part 1だけはFabokなので、アートのせいもあるが)やっぱりカッコイイんだな・・・
今回の設定はゴッサムのユートピア化なので、作品の中でもバットマンが心の中で問いかける場面があるが、一番大きな問題は、バットマンは犯罪がなくなったらどうするのか、である。実は映画レゴバットマンもこの大きな問題を、レゴの世界で取り上げてくれたので、密かによくやってくれたなあと思っていた。犯罪がなくなれば、誰もバットマンを必要としなくなるが、問題はブルースがバットマンを必要とするか否かである。これはもちろん映画バットマンビギンズ、ダークナイトでもテーマにはなっている。レイチェルは、ブルースの顔がマスクであり、バットマンが本当の顔であると言っているが、バットマンが必要されなくなれば、ブルースという存在が戻ってくると信じていた。ダークナイトの世界では、それが裏切られた格好で、バットマンを辞めることはないと信じたレイチェルはハービーを選ぶ。レゴバットマンでも、バットマンはジョーカー以下ヴィランが捕まった後でも、マスクを脱ぐことなく活動していた。(一応隠密に行動していたようだが、バーバラに発見される笑)レゴバットマンでも、バットマンの正体がバットマンであり、最後にやっとマスクを脱ぐのは、彼の人間性への回帰であり、やっとディックの父親になれたからである。ブルースは、バットマンがなければ、一人の人間として生きられないし、先にも書いた通り、「ブルースとしてどう生きていいかわからない」のである。彼は幼き頃に普通の生活を奪われてしまったため、もう「普通」に生きられないからこそ、でもある。彼にとってみれば、バットマンが「普通」であるため、バットマンをやめれば、自分らしさを全て失うのだ。犯罪が糧である限り、犯罪がなくなれば、バットマンも、ブルースもいなくなるのかもしれない。
SuperheavyとBloomもまたいい例ともなってくるが、別途参照。
Twenty-Seven
Written by Scott Snyder, Art by Sean Murphy
Batman: Bloomにも収録されているこの作品。やはりバットマンの永遠性を象徴する作品となっている。
ある男が書斎でじっと何かを待っている。そこへ一匹の蝙蝠が飛んできて・・・そこで場面が切り替わり、その男は大きなケイブで目覚める。彼はブルース(11代目のバットマン)。10代目が言うには、1代目のバットマンが作った、バットマンを創造する機械があり、お前はそれによってつくられたという。その機械のおかげで、いつの時代にもバットマンがゴッサムに存在し続けるという。一人のバットマンが活動できるのは27年間。10代目が、11代目に譲るときが来たのである。11代目のブルースは悩み、一旦はこのサイクルから逃れようとケイブを出ていく決心をするが、警察の無線を聞き、助けを求める声を無視できず、彼もまた、バットマンへの道を歩み始める・・・
最後にNever the Endと書いてある。バットマンに終わりはない。ゴッサムが求める限り。バットマンは人間であり、限界はあるが、バットマンそのものはシンボルであり、伝説であり続ける。仮面の下がブルースとは限らない。バットマンは誰でも、その意志を継ぐ者であれば、なれるのだ。Eternalのテーマでもある、バットマンはみんなのもの。人々の心の中に、バットマンは生き続ける。そして、彼は、人々に勇気を与え続けるのだ。悪に立ち向かうこと。あきらめないこと。自分の可能性を信じ、戦い続けること。だから、彼は闇の騎士、Dark Knight。その名がふさわしい。
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