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#修祓
ulftorio · 1 year
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滝行は祓い清め。 まずは自分との向き合い。 滝に神様降ろして 入らせていただく。 滝を前にすると 丸裸にさせられ その人の本質が 如実にでてくる。 基本的な作法は指導しつつ 好きなだけ入ってもらう。 入る時の足の運びから その人がでてくる。 今月の行もそれぞれが出てる行だった。 都心も0度になり 風呂場での朝の禊も 本格的になってきた。 やりがいのある季節にはいりました。 #滝行 #寒行 #修験道 #道教 #アミニズム #神道 #神仏習合 #三教習合  #祓い清め https://www.instagram.com/p/CmXlvOpherU/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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hachikenyakaiwai · 8 months
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【かいわいの時】嘉祥三年(850)九月八日:八十島祭を行う(八十島祭の初見)
難波宮と摂津職が廃止された後にも、難波津において繰り返される宮廷祭祀があった。それは八十島祭と、伊勢斎王の解斎の禊である。いずれも前代からの伝統を引く古い行事であって、 平安時代に入って始められたものではない。 八十島祭は、即位儀礼の一環として挙行される神事で、大嘗祭の翌年に後宮の内侍司の女官が祭使として難波津に下向して生島足島神(大八洲之霊)を祭るものであった。
この神事は五世紀以来の古い即位儀礼の名残で、本来は全国土の国魂を新しい天皇の身体に付着させる呪儀であったらしく、奈良時代には、天皇自身が難波津に赴いて行っていたと推測される(第一巻第四章第四節1参照)。
しかし、史料に残る明らかなものはほとんど平安時代のものである。その初見は『日本文徳天皇実録』にみえる文徳天皇の即位に伴う嘉祥三年(八五〇) 九月のものである。鎌倉時代初めの後堀河天皇の元仁元年 (一二二四)まで行われ、以後廃絶した。この間約四〇〇年近くの間に、史料にみえるものは、二二回を数える。この祭儀は六国史には記載しないのが原則だったようで、その後も『日本三代実録』には記載がない。光孝天皇の場合も、『帝王編年記』に記載されるものである。恐らく記録に残らぬものが多かったに違いない(『新修大阪市史 2』)。
(写真)METで展示されている俵屋宗達「源氏物語関屋澪標図屏風」(ニューヨークビス03/09/2019)=ニューヨーク(撮影・吉田)
御社立ちたまて、所々に逍遥を尽くしたまふ 難波の御祓へ、七瀬によそほしう仕まつる 堀江のわたりを御覧じて 今はた同じ難波なると 御心にもあらで うち誦じたまへるを
御社をご出発になって、あちこちの名所に遊覧なさる。難波のお祓い、七瀬に立派にお勤めになる。堀江のあたりを御覧になって、「今はた同じ難波なる」と、無意識のうちに、ふと朗誦なさったのを(渋谷栄一訳)
住吉詣で偶然に元カノ(明石の上)とニアミスし動揺する源氏(当時29歳)。「今はた同じ難波なる」とは、百人一首にもみえる元良親王(890-943)の歌で、上の句の「わびぬれば今はた同じ難波なる」からとられています。源氏の心中にはもちろん「身をつくしても逢はんとぞ思ふ」という下の句が隠されていることでしょう。さて、かいわいに関係のある箇所といえば、もちろん、「堀江のわたり」。屏風では明石の上の乘る舟が描かれています。
源氏物語の注釈書の一つ『花鳥余情』(一条兼良1472)に「代始に八十嶋祭難波にてあり、典侍の人御衣をもちて参向して解除する事あり これみな難波のはらへの例也」とあり、「七瀬」と「八十島祭」は同じようなものとして扱われています。紫式部の時代の八十島祭は、三条天皇の長和二年(1013)十月、後一条天皇の寛仁元年(1017)十二月が記録に残っています。
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patsatshit · 7 months
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先日までの暑さが嘘のように、朝晩が急に冷え込んできた。つまりイネ科の花粉が猛威をふるう季節の到来ということだ。秋の訪れを待ち侘びていた人も多いとは思うけれど、僕としては新たな地獄の始まりであり、定量噴霧式気管支拡張剤メプチンエアーを手放せない日々がしばらく続くことになる。幼少期から悩まされている喘息発作、子どもの頃はこの苦しさが続くくらいなら死んだほうがマシやと心のどこかでずっと思っていた。小児喘息に虚弱体質、運動場や体育館で貧血を起こしてぶっ倒れたことは一度や二度ではない。何を食べても太れない体質で、特に鳩尾の凹み具合は周りの友人と比べて自分は異常だと感じていたから、DeerhunterのフロントマンBradford CoxがAtlas Sound名義でリリースした『Logos』のアートワークを見たときには、いろんな意味でゾッとした。
(直視を躊躇う『Logos』のアートワーク)
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臨海学修、林間学習、修学旅行などの学校行事はどれも喘鳴に悩まされた苦々しい記憶とともにある。臨海学修のときは勇ましく遊泳するクラスメイトの姿を、タイミング悪く生理になった女子と一緒にボートの上から眺めていて、あのときの情けないような惨めな気持ちは未だに忘れられない。家族旅行の際も必ず夜になると喘息発作を起こしてホテル近くの病院で吸入や点滴の処置を受けていた。いつも横に付き添ってくれていた母親には迷惑をかけっぱなしだった。そんな訳で今月に入ってからは非常に体調が悪く、おまけに歯痛、腰痛にも悩まされて、夜中に何度も目が覚めてしまう。目覚めたときはいつも息苦しくて、慌ててメプチンエアーに手を伸ばす。吸入してしばらくすると呼吸は落ち着いてくる。そのままソファに虚脱して朝を迎える。朝ごはんを要求してくる猫のミューモと文鳥のピッピにご飯を与えて今度は子どもたちを叩き起こし、みんな揃って慌ただしく朝食を済ませて妻のゆきこと子どもたちを送り出し、仕上げに洗濯と食器洗いを済ませてタラウマラへと向かう。自分が家を出るときに「行ってきます」と言える相手が部屋にいることを心から幸せだと思う。ミューモ、ピッピ、ほんまにありがとう。タラウマラのシャッターを開けると朝からたくさんの修理依頼を受ける。整備を終えた自転車が次々に巣立っていく。Googleの口コミで「ここはダメ。自転車の質が悪い」なんていう書き込みがあるにもかかわらず、数ある自転車屋のなかで僕の魂のカタチを具現化したような特異チャリンコ屋を選んでもらえることを素直に嬉しく思う。
(自転車屋としてあるまじきレビュー笑)
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昨年末まで一緒に働いていたマリヲくんが退職した際に、自分のなかで掲げた目標がある。まずは借金を完済すること、次に前年対比で売上を向上させること、そしてタラウマラレーベルからの制作/製作を途絶えさせないこと。この三本柱については現時点ですべて達成できた。おまけに今夏に関しては遂にサラリーマン時代の月収も超えることができた。これはひとえにタラウマラを利用してくれる日々のお客さんと、支えてくれる友人や家族、そして自分の意地の賜物だ。ひとりになったとき、何人もの人から「大丈夫なん?」「もう作品づくりできないんちゃう?」と言われ続けたけど、そこは誰に何を言われようとも自分を信じた。人はみな簡単に「嫉妬」という言葉を口にするけど、僕が抱えているのはいつだって「嫉妬」ではなく純粋に「負けたくない」とう気持ちだけ。それも身近な存在に対してではなく、もっと巨大な資本とかムードとか慣例みたいなものに対して。そして何よりも自分自身に対して。でもやっぱり言うは易し行うは難しで、達成する為には精神も肉体も相当に擦り減らしてきた。大好きな少年漫画の『呪術廻戦』に倣って言うと、誰にだって呪力切れは起こり得るということ。そんな訳でここ数日は通院と服薬と寝不足でへとへとなんだけど、お客さんとの何気ない会話から元気をもらうことは、どんなときにでも不意にやってくる。自転車のタイヤについているバルブと虫ゴムを駐輪場でパクられたギャルのAさん、虫ゴム交換後の水調べでチューブにも穴を開けられていることがわかった。しかもパンク修理で補えないレベルのデカい穴。Aさんはマジかぁと叫んで、次のような事柄を捲し立てた。先月、福井県のとある宿に宿泊してからこんなことばっかり起こるんですよ、その宿は幽霊屋敷みたいなボロボロの宿で私が泊まった部屋の天井は人間の手形みたいな痕がいくつもあって、とにかくそこに宿泊してから不吉なことが立て続けにあって、お母さんはここで買った自転車で車に轢かれて全治6ヶ月の重症やし、こないだはカレー屋でカレー食べてたら異物混入してて、気づかずに奥歯で思いっきり噛んでしもうて歯が砕けたんですよ、もう最悪です、お祓い行った方が良いですかね?矢継ぎ早に繰り出される災難の深刻さとは裏腹に、Aさんの表情はなぜか明るかった。まぁ、お母さんは命に別状はないし、自転車も奇跡的に無事だったし、カレー屋の保険対応でインプラントにできるし、ちょっとラッキーかもって思ってるんです、とのことなのだが、どう考えても彼女の置かれた状況はラッキーではない。幸と不幸の帳尻が合わない。そもそも歯を失わなければインプラントなんて必要ないのだ。実際に彼女のスマホで宿の写真も見せてもらったが、確かにいまにも崩れ落ちそうな薄汚い天井のあちらこちらに人間の手形のような染みが点在していた。よくこんな部屋で朝まで眠れたね、と聞くと、私ぜんぜん霊感ないんですけど、このときはさすがに気持ち悪くて、霊を拒絶するには死と真逆の行為をしたら良いって誰かに聞いたことがあったので、めちゃくちゃAV観てめちゃくちゃSEXしました、だから結局ぜんぜん寝れなかったんですよ、と快活に笑う。僕も笑うしかなかった。チューブ交換しないといけないのはめちゃ痛いですけど、この話をお兄さんにできたので良しとします、またお母さんも元気になったら連れてきますね、そう言って颯爽とペダルを回転させるAさんの後ろ姿を見て、ギャルってマジで最強やな、と改めて感心したのでありました。
(Aさんの推しは星乃莉子さんだそうです)
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tutai-k · 1 year
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安心して波に乗る
昨日から新刊の紙書籍の予約をはじめた。 試し読みを昨日投稿した。自分ではもうこれが最善で、これ以上どうすることもできない物語だが、世界に開くとなるといまだもだもだと悩んでしまう。 大きなことを語りすぎていないか、単純な日数計算のミスをしていないか、不安はたくさんあるが、「性愛や恋愛を必要としない人」の物語を書いたから、これでいいのかが不安で仕方がない。試し読みではその部分に触れるところまでをいれられなかったので、なおさらだ。 読まれるまで、じっとしているほかないのだけれど、ずっとそわそわしている。
先週、通院の帰りに事故をした。詳細は省くが車がダメになってしまい、修理に結構お金がかかる。新車を買うのはもっとお金がかかるし……。 とにかくこの突然降ってわいたピンチをなんとかしてもらうべく、安乗神社にお参りに行った。 わたしは信仰心のある人間で、宗教は神道なので、困ったことや人生の岐路に立たされたときにはとりあえず神社に参拝にいく。(信仰と情勢、政治的なスタンスで引き裂かれることがないとは口が裂けても言えない。信仰と自分自身の信条についてのことは友人に勧められて読んだ『呻きから始まる』のことと絡めていつか言語化できればいいなあと思う) 安乗神社は小さな神社だ。拙作『浜辺の村でだれかと暮らせば』のモデル地のうちの一つの灯台とカフェがある公園のすぐ近くにある。 参拝客はそのときだれもいなかった。 参拝のときにほかに客がいないと、その神社の神様に歓迎されているとかいう俗信もある、ありがたいことだ。 懇ろに世界平和と、小説を書き続けられること、それから車のことがなんとかできるようにと、来年からの新しい仕事の波にも乗っていけますようにと祈る。 祈り終えて、お守りを授けてもらおうとしていたらちょうどそこに人が歩いてきた。挨拶をすると、神主さんらしい。 年末のお祓いに氏子の家々を回っていたが、雨が降ってきたので引き返して来ました、とのことで、本当にタイミングがいい。 こう言うとき、信仰心というのはふっと香るようにはじけるもので、偶然にせよなんにせよ、神様はこの神社にちゃんといるんだなあと思う。
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波乗守(「安」全に波に「乗」るお守りとしてサーファーから信仰が篤いのと、漁師・海運の波に乗りたいというひとなどからも信仰を集めている)を授けてもらう。フグが有名な土地なので、おみくじがフグの陶器の人形だった。かわいい。おみくじも引く。
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実は前回愛知県の大縣神社で引いたおみくじに「旅行はよろしいが、交通事故には注意しなさい」と書かれていた。 事故は旅行の直後のことで、当たるものだなあと思った。 フグおみくじの内容は、前回とほとんど変わらず「人を助けることで、良い運が開かれる」とのことなので、これがわたしの基本的な「現在の運勢」なのだろうと思う。
その後、雨は降っていたが、家族を病院へ連れて行き、時間があったので先週の探鳥会のルートを一人で回る。前回は会えなかったカワセミを見つける。じっとしていて、独り占めだった。
家族の病院が終わると、ナルミの陶器市へ。 家の近くにナルミのファクトリーがあり、年に二回、倉庫市が開かれる。 素敵な食器が特価(カップとソーサーセットで300円!とか、サラダボウル4枚セットで1000円!とかある)で買えるので、一年に一度は行く。 今回は、前回購入して割ってしまったスープカップの代わりを探しに行く。緑色で、鳥が書いてあるのがあったので、これをえらぶ。明日からはこれにスープを入れて毎朝飲むのだと思うとワクワクする。
帰宅してから、事故の保険の申請書などを書く。 遠い昔につくった実印を探していたら、一ページしか読んでいなかったカズオ・イシグロの『遠い山なみの光』が出てきた。これも縁だ、年越し読書本はこれにする。
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myonbl · 11 months
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2023年6月30日(金)
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今日で6月も終わり、私的には嬉しい変化のあった月である。体重と血圧のコントロールが課せられている我が身、月初から始めた<酢タマネギ>の効果であろう血圧は漸減、歩行時平均心拍数も低下して<血液サラサラ>を実感している。体重は一進一退ではあるが、これは来月の課題としよう。本来なら<夏越の祓>で茅の輪くぐりなど行きたいものだがそれは叶わず、夕飯後に<水無月>をいただいて今年前半の無事を感謝した。来月も、頑張るよ〜(何を?)。
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5時起床。
日誌書く。
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朝食、洗濯、弁当*2。
可燃ゴミ、30L*1。
ツレアイは珍しく休み。
7時40分、1人で出勤する。
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順調に到着。
左腕に違和感があったので、体操は休み。
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povoからメール、iPadの回線のオートチャージの連絡。
原稿執筆、少しだけ進む。
金曜日2限・3限は<スタディスキルズ(栄養学科)>、今週は来週のグループ発表のためのスライド作り。みな予想以上に頑張ってくれた。
昼前にツレアイから連絡、同居猫・ココの診察は混雑していて約2時間、5回分の点滴を処方してもらったとのこと。ここら辺りは看護師ゆえ、自宅点滴も心配は無い。
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今日は後期履修登録の最終日、<情報機器の操作Ⅱ>で暮らす間違いの登録があるが、本人にメールで連絡しても変化無し。
O姉と退出、今週もお世話になりました。
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早めの夕飯準備、ポークソテー+フライドポテト、レタスとトマト。
録画番組視聴。
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片付け、入浴、体重は600g増、あちゃー!
日誌書く。
就寝時落語、今夜はこれ。
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48歳の声、若くて元気、そして面白い!
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動くと汗をかくので、今日も3つのリング完成は諦める。
水分は、1,880ml。
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aizumin · 11 months
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ムー旅 平将門巡り「胴と首をつなぐ」崇敬の旅 ・その2
さて、再び🚍に乗り込み、次の目的地は東京に戻って神田明神……ですが、高��に乗ってしばらくした所で渋滞にハマりました😰
運転手さんが頑張ってくれて、何度も車線変更しつつ行ってくれるのでそれ程はノロノロ運転というわけではなく、完全に止まることもほぼありません。ところが、ここで地獄に陥った方がお1人。🚍内で缶🍺を持ち込みほろ酔い気分になってたのが、いきなりの尿意に襲われたそうで。いつものクールなイメージがすっかり崩れ落ちるほど悶絶しまくられた挙げ句、松原タニシ氏からは、
「尿意(如意)輪観音のご加護」
という凄ぇパワーワードを送られーーあまりにも素晴らしい弄りに🚍内大爆笑でした。さすが関西出身だけあって、弄り方がプロですな😅他にも「平将門の呪い」って仰ってたけど、そこは濡れ衣だと思います😂
そうこうして東京はまだかーーなどとなっているうち、三郷を過ぎいよいよ限界が……😖となったところで。
八潮PAの看板が!!
救いの神です。迷わず🚻休憩が入りました。戻られたあとは、再び「今度からオムツした方がいいんと違います?」と弄られておられましたけど😅
そのままスカイツリーを横目に、堀切~鐘ヶ淵~両国で高速を降りて、浅草橋からお茶の水へ。ここら辺になると、ほぼ庭ですね😊神田明神に到着した頃はとうに6時をまわってましたが、このようになお明るい。
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⛩️の前で一礼して山門を潜ると、おお、さすが6月。夏越の祓の茅の輪がデデーンと目に飛び込んできましたo(^-^o)(o^-^)o
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穢れを祓う為の人形(ひとがた)が貼り付けられています。取りあえずここで神職の方の説明(多分待ちかねておられたんじゃないかと💦💦)があるので、一旦茅の輪くぐりは脇に置いといて。
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神田明神(神田神社)についての説明を受けました。何度かお詣りに来てるので概要は知ってましたけど、やはり奉職なさっておられる方からの説明はそれ以上に知識が深い。
前編では、延命院や國王神社には常駐の神主さんも住職さんも居られないと書きましたが、例祭の折は神田明神(正式名称は神田神社だけど、生まれも育ちも東京在住者にはこちらの方が馴染みが深いので、そのまま神田明神と呼ばせてもらいます)からも神職者が派遣されるそうです。なるほどー😲
そもそも、将門塚保存会から石碑を贈ったりするくらい、坂東市と東京の繋がりって深いんですよね。将門ネットワーク。
神田明神は関東大震災で本殿が焼失しており、現在のものは「二度と燃えるところを見たくない」という氏子さん達の意見を取り入れて、鉄筋コンクリート造りで再建したそうです。当然構造上は木造より強度が増しているので、柱はそれほど必要とはしていない。なのに本殿の支柱が多いのは、日本の神社建築に沿った建物にする為。確かにこの方が威容がありますもんね。
説明のあとは茅の輪を慌てて8の字にくぐり、ツアー参加の皆さんがずらっと並んでいるのを尻目に境内にある波除神社を参拝。ここだけは将門さんとは関係がありませんが、父方の祖父が戦前築地に勤めていた関係で(波除神社は築地からの分霊なんです)どうしても頭を下げておきたかったの!!
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時間に余裕があったら他にも(神社裏の階段とかw)寄りたいところですが、それはまた個人で💪😁
ようやく待っている人が少なくなったところで、本殿に二礼二拍手一礼。本当は神拝詞も唱えたいところですが、あれをやると隣にいる人がぎょっとして、変な人認定される可能性があるのと、時間がないからカット💦💦
すぐに🚍に戻り、最後のそして最大の目的地である将門塚(首塚)へ。流石にここでは日没しており、
薄暗い逢魔が時の中での参拝になりました。
しかーし、
2020年からの改修工事により、以前あった筈の植え込みがほとんど失くなっちゃってる😳
もうね、まっ更な綺麗な塚以外は何んにもない空間なんですよ。
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子供の頃とか、よく「首塚の写真を撮ろうとファインダーを覗くと生首が飛んでくる」という噂がまことしやかに囁かれて、都市伝説となっていましたが、そんなおどろおどろしさは全くなく。単なる史跡になっちゃってました。確かに参拝はしやすくなったろうけど、これはちょっとクリーンになり過ぎ💦💦
恐らく、パワースポットとしての役割はほとんど消えちゃったんじゃないでしょうか?お詣りする人の念が溜まっての意味もあるもんな、アレは😥
ちなみに将門塚の改修工事に伴い、将門塚と延命院とで互いの土を交換しているとのこと。
ともかく、私にとっては付近はさんざん歩くものの、生まれて初めての将門塚訪問。
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い・ろ・は・すで簡単にお清めをして、手を合わせました🙏お賽銭入れにはやはり九曜紋。こちらの石碑が先程の神田山延命院と対をなすものか……どうぞ安らかに東京の街を護って下さいーーそう願って、ここを後にしました。
さて。時間は7時を過ぎ、トークショーとディナーを頂く為に浅草ビューホテルへ到着。こちらが最終地点となる為に、🚍とはお別れです。お疲れさまでした。そして、ツアー初めから色々とお世話になりました🙇‍♀️
運転手さんが親切に教えてくれたお陰で、座席難民にならずに済みましたもん💺
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ホテルでのイベントはムー旅のみだったので、至る所で案内板が💦💦
そして通された宴会場広ーーーい!!
いちテーブル大体5名ほどで、まずは乾杯用のソフトドリンク(オレンジジュースとウーロン茶の2択)が配られました。
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司会はムー編集部のM氏。三上編集長との阿吽の呼吸の掛け合いが楽しいです。ここでパワーポイントを使っての旅の振り返り。松原タニシ氏と同行されたカメラマンの方が撮影されてたのかな?
トークショーは撮影禁止でしたが、ディナーのフルコースのみ撮らせてもらいました。
凄い豪華だったんですよ。こんな本格的なご馳走にありつけると思ってなかった😍💕
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蓴菜の餡といくらの乗った胡麻豆腐、お刺身はマリネされてサラダ仕立て、白身魚(スズキっぽかった)の香草焼き ラタトゥイユソース添え、ほたて入りのパエリア?(サフランライスかな?バターが効いててコクがあり、とても美味しかったです💕最初ちょい少なめについじゃったので、後から余っていたのをおかわりさせてもらいました💦)、コンソメスープ。デザートはいちごのムース フルーツ添え、コーヒーはデミタスカップでしたが、エスプレッソではなかったです。香りが良かった💕
ツアー参加者が食べている間もずっとトークショーは続き、ちょっと申し訳なく思ってしまいました💦💦
トークの内容は、事前に🚍の中で記入してホテル到着時に回収された、参加者からの将門さんに関する質問が中心……の筈だったのに、いつの間にか三上編集長個人への質問が😳
それアリなんですかーー🤣
Q:いつも黒い服を着ていらっしゃいますが、私服なのですか?
A:私服です。そろそろクリーニング代を計上しようかな(え!?)
Q:正月カレーは何日続きましたか?
A:100日続けました(元旦から🍛を食べ続けておられたそうで……それを知ってるムー民の方からの質問が濃いい😂)
Q:お化けを見る方法を教えて下さい
A:出るところに行けば見れます。
ここで、聞きたくなかった情報が……霊能者の方はほぼ体温が低いそうなんですね。私、平均体温が35.6℃なの😰更にコロナが5類になるまでは、外出先で体温測ると大概エラーマークが出ました。34.6℃とかが普通だったから💦💦
ほぼ零感だけど、たま~に怪音を聞いちゃった経験があるのに加えて視える人間が周りにごろごろいるの。てことは、今は視えてなくてもいつか条件が合致しちゃうと、視えちゃうようになる可能性もあるのかも😱
嫌だー、面倒臭いぃーー‼️
トークショーの締めくくりで、三上編集長が「無事かえる」の話をしておられました。これは、将門さんの首が晒されていた京都から戻ってきたことを表しているという説が主流ですが、更に蛙(かわず)⇒河衆⇒河童の意味もあるそうで。行きの🚍の中でたたらの話も出てたもんなー。ともかく、旅から無事に家に着きますように、と。
楽しいツアーでした。ムー的にも歴史的にも、多方面で濃いい話が満載でした。
余談ですが、家にある将門さん関連で読みたいなと思っていた何冊かの📚
もしかしたら、今なら簡単に見つけられるんじゃないかな🤔と考えて、探してみました。どこに置いたかすっかり忘れてて、見つかるまで何時間かかかっても仕方がないかな😥って思ってたんですが……何とわずか15分くらいで全部出てきちゃったんです😌
ご縁が出来るって、こういうことか!!
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maronchantilly · 2 years
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『田園に死す』 
流し雛(ながしびな)は 雛祭りのもとになったといわれる行事。祓い人形と同様に身の穢れを水に流して清める意味の民俗行事。(Wikipedia)
寺山修司作品は、私の夢と繋がってる場面がある様な気がするのです。
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oniwastagram · 2 years
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📸厳島神社 / Itsukushima Shrine, Miyajima, Hiroshima ――日本三景『安芸の宮島』の代表的景観は #平清盛 ゆかりの日本を代表する神社の一つ⛩世界遺産、国宝や“ランドスケープの国宝”国の特別名勝に指定。 広島・厳島神社の紹介は☟ https://oniwa.garden/itsukushima-shrine-%e5%8e%b3%e5%b3%b6%e7%a5%9e%e7%a4%be/ ...... 先に紹介した『宮島歴史民俗資料館』の前に、今年も厳島神社を訪れました。 これまでは訪れる時間の関係で?干潮時の写真が多かったけど今回は潮が満ちた姿が見れたのでその写真を更新🌊 . 『陸前の松島』、『丹後の天橋立』と並び“日本三景”と称される『安芸の宮島』の代表的景観・嚴島神社⛩ その建築をはじめ数多くの国宝を所有するほか、“庭・ランドスケープの国宝”国の特別名勝にも指定。平成年代には世界文化遺産に登録されました。 . 平安時代後期に栄華を極めた平清盛により整備されたことで知られますが、その歴史は更に古く飛鳥時代の593年、地元の豪族・佐伯鞍職により創建され1400年以上の歴史をほこります。 . 平清盛により現在の姿のような海上🌊にせり出した寝殿造の社殿が建立されたのは1168年。 その時の建物は火災🔥により焼失していますが、国宝の本社と客神社の本殿、幣殿、拝殿、祓殿と回廊など6棟は平安時代の構成を踏襲し鎌倉時代の1241年に再建されたもの。 . そのほか江戸時代に広島藩主・浅野綱長により改修された能舞台や社殿背後に見える五重塔など17棟が国指定重要文化財。 . その中でもシンボル的存在が“日本三大鳥居”の大鳥居⛩潮の満ち引きによってすぐ近くまで行くことができるこの大鳥居ですが…2021〜2022年時点では修復中につき足場で隠れていました。なお鳥居だけじゃなく社殿でも修復作業が進行中。 . 他の観光地と比べると「さすがに観光客が減ってるこのご時世でも結構人が居るなあ」という感じだけど、それでも以前の写真を見直すと今とは段違いに人が多い…。次回訪れる頃にはまた賑やかな場所に戻っているかな? ーーーーーーーー #japanesearchitecture #japanarchitecture #japanarchitect #japandesign #japanesegarden #japanesegardens #hiroshimagarden #beautifuljapan #japanart #jardinjaponais #japanischergarten #jardimjapones #landscape #landscapedesign #hiroshima #miyajima #japanshrine #worldheritage #建築デザイン #庭園 #広島庭園 #庭院 #庭园 #日本建築 #安芸の宮島 #特別名勝 #世界遺産 #ランドスケープ #おにわさん (Itsukushima Shrine) https://www.instagram.com/p/ChIFJH_vo50/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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itocaci · 2 months
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online shop "啓蟄" update 〜 サヨナラダケガ人生ダ
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こんばんは。
暦では今日はから"啓蟄"。
"啓蟄"の初候は「蟄虫啓戸」(すごもりむしとをひらく)となり、冬の間地中で過ごしていた虫たちが地上に出てくる頃という意味になるそうだ。
ここ数日は比較的寒い日も続いたけど、天気予報を見ると晴れる日の日中は15度くらいまで気温も上がり、かなり心地の良い日も増えてきそうだ。
長い冬もそろそろ終わりを迎え、いよいよ春に。
店の前のミモザも見頃で、道端にも名前も分からない小さな花咲き始めている。
徐々に春の訪れがあちらこちらで見られるようになってきた。
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寒い冬が終わりを迎え、徐々に過ごしやすくなる季節がやってくる。
多くの方にとって嬉しい季節なのかもしれないが、実は、僕はこの時期がちょっと苦手でもある。
大好きな冬との別れが近いということもあるのだけど、卒業式であったり、転勤であったり、心地の良い季節の到来は、別れを予感させる季節でもあるのだ。
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于武陵の「歓酒」という漢詩をご存知だろうか。
于武陵 『歓酒』
勧 君 金 屈 卮  (君にこの金色の大きな杯を勧める) 満 酌 不 須 辞  (なみなみと注いだこの酒遠慮はしないでくれ) 花 発 多 風 雨  (花が咲くと雨が降ったり風が吹いたりするものだ) 人 生 足 別 離  (人生に別離はつきものだよ)
久しぶりに訪ねてきた客人に対し酒を勧める。
遠慮しないで飲んでくれよと。
花が咲いたと思ったら雨や嵐が吹いて散ってしまうように、
人生には別れはつきものだ。
簡単に解釈してしまうとこういったお話になる。
この漢詩を知ったきっかけは「山椒魚」や「黒い雨」といった作品で有名な井伏鱒二の現代訳である。
勧 君 金 屈 卮  (コノサカヅキヲ受ケテクレ) 満 酌 不 須 辞  (ドウゾナミナミツガシテオクレ) 花 発 多 風 雨  (ハナニアラシノタトヘモアルゾ) 人 生 足 別 離  (「サヨナラ」ダケガ人生ダ)
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この最後の一節が名訳として有名なので聞いたことがある方もいらっしゃるのではないだろうか。
もしくは、寺山修司でご存知の方もいらっしゃるのではないだろうか。
(寺山修司のこの詩を読んだことがないので、この機会にでも読んでみようかと思っている。)
初めて読む人からしてみると、井伏の現代訳は、本来の現代訳より分かりにくい。
しかし、なんと潔く、気持ちの良い響きなのだろうか。
「人生に別れはつきものだ」という訳を「さよならだけが人生だ」と言い切ってしまう潔さ。
なんとも粋な現代訳である。
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この一節を初めて読んだ時、僕はこの3月の世界が頭をよぎった。
おそらくそういった方も多いのではないだろうか。
ちなみに、「歓酒」には二通りの解釈がある。
一つは惜別派。そしてもう一つは一期一会派である。
惜別派は、別れはいつか来るものであって、その別れの時を大切に惜しむように迎えるというように捉える。
一期一会派は、いつか別れが来るのであれば、出会えた縁を大切にし、この瞬間を大切に過ごそうというような捉え方をするそうだ。
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3月の別れのイメージは、永遠の別れというより、環境の変化であったり、距離が遠くなったりということで、今まで通りに会えなくなるようなイメージが強いので、僕にとっては「惜別派」なのだけど、確かに「一期一会派」の捉え方も素敵だとは思う。
于武陵がどんな思いでこの詩を読み、井伏鱒二がどんな思いでこの漢詩を訳したのかまでは分からないけど。
人それぞれに解釈があるというのも面白いものだ。
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冒頭で僕はこの時期はとても苦手だというお話をさせてもらった。
でも、この「サヨナラダケガ人生ダ」という言葉を思い返すと、そんな気持ちも少し楽になる。
不思議な言葉でもある。
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この井伏鱒二の「歓酒」の訳は「厄除け詩集」という本に掲載されている。
この1冊を家に置いておくだけで、なんだか厄祓いもしてくれそうな、そんな素敵なタイトルの1冊。
もし良かったらご覧になってみてはいかがだろうか。
ちなみに、漢詩の現代訳以外に、井伏鱒二の詩も掲載があるのだけど、結構読んでいて気持ちの良い作品があった。
オススメの1冊でもある。
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ということで、前置きは長くなってしまったけど、今日は井伏の「サヨナラダケガ人生ダ」。
そんな一節をテーマにアイテムをピックしてみた。
そんなどこか寂しさを感じる季節。
変化や出会いを前向きに迎えられるように。
装いから少しでもお力になればと。
もしかすると服は「厄除け詩集」のようなお守りのような力になってくれるかもしれない。
そんな素敵な1着と出会えるようにというような思いも込めてピックしてみた。
ぜひご覧になっていただけると嬉しく思う。
なお、オンラインショップは下記からご覧いただける。
それでは次回もお楽しみに。
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changchaokan · 4 months
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粒史學加000429《史記》卷三十二〈齊太公世家〉08:好東西不可以讓別人知道!?
──────────原文────────── 桓公之中鉤,詳死以誤管仲,已而載溫車中馳行,亦有高、國內應,故得先入立,發兵距魯。秋,與魯戰于乾時,魯兵敗走,齊兵掩絕魯歸道。齊遺魯書曰:「子糾兄弟,弗忍誅,請魯自殺之。召忽、管仲讎也,請得而甘心醢之。不然,將圍魯。」魯人患之,遂殺子糾于笙瀆。召忽自殺,管仲請囚。桓公之立,發兵攻魯,心欲殺管仲。鮑叔牙曰:「臣幸得從君,君竟以立。君之尊,臣無以增君。君將治齊,即高傒與叔牙足也。君且欲霸王,非管夷吾不可。夷吾所居國國重,不可失也。」於是桓公從之。乃詳為召管仲欲甘心,實欲用之。管仲知之,故請往。鮑叔牙迎受管仲,及堂阜而脫桎梏,齋祓而見桓公。桓公厚禮以為大夫,任政。 桓公既得管仲,與鮑叔、隰朋、高傒修齊國政,連五家之兵,設輕重魚鹽之利,以贍貧窮,祿賢能,齊人皆說。 ──────────翻譯────────── 齊桓公當時被射中腰帶上的勾子後,…
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ulftorio · 2 years
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最近の施術の三種の神器。 最初に切って祓うための三鈷。 銅の鍉鍼は数ヶ月ほど神棚でチャージしていたせいか、銅色からやや瑠璃色になりすぐ錆びて黒くなりにくくなっていました。 (煙による酸化皮膜なのか...) テラヘルツのカッサは新しい使い方が案外効が果出てると気付いて、最近は気分良く常用中。 2年前に清滝でお清めしようとしたら、なぜか覚明様のお力を頂いてるというハイパースペシャルギア。 お道具も時々一緒に滝に入ります🐉 無上霊寶両部神道加持。 #五體加持 #鍼灸 #祓い #整体 #心身一如 #修験道 #shugendo #量子医学 #health #healing #龍神 https://www.instagram.com/p/Ch88iFfJHF8/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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czrscr · 4 months
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来世に乞うご期待
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 ──嘔吐中枢花被性疾患、通称「花吐き病」。  元はとある物語に登場する架空の病気だった。しかしその原作がとある学校の生徒間で爆発的に流行り、結果「呪い」として現実に発症。めでたく高専預かりの事件として運び込まれた。  担当したのは、特級呪術師の五条悟。彼が所持する術式「無下限」は、術師本人への干渉を端的に言えば許さない。故に適任として派遣されたのだが、そこで五条はひとつ、致命的なミスをした。  率直に言えば、潜入先にて廊下の角でぶつかった女学生に一目惚れされ、胸元で吐かれたその花にうっかり触れてしまったのだ。  あまりのスピード発症故に、無下限を張る暇もなく。正に電光石火の刹那だった。  ぎゃー! と臆面なく叫んだ後、五条はすぐさま冷静な頭脳で、己がやらかしたことを悟ったものの。しかし今ならまだ何とかなるか、とも思い直した。  この「呪い」は被呪者が片思いを患った時に、花吐き病を発症させる。故に、現在惚れた異性どころか気になる女子すらいない自分ならば、ひとまず影響としては少ないだろう。そう皮算用していたのだが。  祓除完了後。 「おかえり、悟」  寮で夏油に出迎えられた瞬間、五条は盛大に「呪い」を吐いた。  それは小ぶりで白い花弁を携えた、イチゴの花の形をしていた。
 発症したことを自覚した五条は、まず目の前の夏油に相談した。本来ならば、医療系に詳しい家入も含むべきなのも判ってはいる──現に部屋へ戻る前に、吐き気止めと胃薬とうがい薬をしこたま譲ってもらいはした──だが、なけなしの男子高生的な意地が、彼女をも巻き込むことを躊躇させた。様は、女相手に色恋ごとなんか相談できるかこっ恥ずかしい、である。  ひとまずは夜蛾への報告もそこそこに、五条の部屋へ夏油とふたりで立てこもった。地べたへ座り込み、図書室から拝借した本や、任務前に支給された資料などを床にばらまく。俗にいう、作戦会議の始まりだ。  手始めにこの「病」の前提、対処法などを、五条が掻い摘んで夏油に説明してやる。ふんふん、などと適当に相槌を打ちつつ。彼の指先が資料のページをぱらぱらとめくる。 「にしても、こんなトンチキな呪いもあるんだね」 「トンチキ言うな。結構えげつないんだぜ、コレ」 「えっ、それは……大丈夫なのか? 確かにさっきもえらい大量に吐いてたけど」  目の前で随分と景気よく吐かれるものだから、友を心配しつつ、夏油はついマーライオンを連想していた。白髪の五条ならば、ホワイトライオンか。 「いや、もう吐き方っつーか、体内も無下限の影響下に置く方法は、吐いてる最中にマスターしたから。次はそんなでもないかもだし」 「そんなん慣れるもんじゃないよ。体に悪い」  己の愉快な妄想は棚に置いてぴしゃりとたしなめつつ、夏油が五条の顔を覗き込む。 「で、相手って硝子だろ」  迷いなく言い切られたものだから、五条も負けじと即答する。「違う」 「何でいきなり硝子なんだよ」 「いやどう考えても消去法だとそうだろ。身近な女子なんて彼女くらいだし」 「まあ俺も最初はその線かなとは思ったんだけどさ。硝子はやっぱ無いわ」 「えーっ、そうか? 別に無いことは無くない?」 「オマエ基準で考えんな。てか三人しかいねえ同級生で、んな修羅場りたくねぇわ」 「それには同感」  にやり、と夏油が意地悪く笑う。 「まあさすがに、硝子の方が無いか。もし私が女の子でも、悟は観賞用もしくはアイドル枠だって判るし」 「ガチの正論はやめろ」  ちょっぴり傷付いた自尊心を庇う様に、五条は胃を押さえる。最近自身に芽生えた男子高生のハートは、どうにも傷つきやすくて面倒くさい。  そんな五条を、はは、とからかう様に笑ったかと思えば、 「私さ、今の三人でいる空気感が結構すきなんだ」  ぽつり。やわらかい声音で、夏油が呟く。 「だからよかった。もしふたりがくっついちゃったら、さすがに遠慮しないとかな、とか思ってたから。ちょっと、ほっとした」  何だよ、寂しんぼか? そう軽口を叩こうとしたのに、目の前の夏油があんまりにも素直にしょげている様に見えて。膝を立ててうずくまっているその様が、何だか。だから、五条は──  勢いよくゲロった。  脈絡なく口から飛び出てきた花に、夏油が体ごと後ずさる。 「うわっ、マジでつるっと出てきた」 「だから言ったろ。俺プロいって」 「そんなん極めるなって。いやでも、本当に大丈夫かい?」 「まあこんくらいは別に。今回出したのもちっせぇしな」  五条は吐き出した「呪物」をまじまじと見やる。六眼でも確認したが、花自体はあくまで「呪い」を発現させる媒介に過ぎない、と結論付けた。  その花だが、小ぶりで白い花弁故に、初回で吐いたものと同じかと思ったが、どうやら違うらしい。図書室からかっぱらってきた花図鑑を浚っていた夏油が、該当の写真をおずおずと指差す。 「これじゃない? ユキヤナギってやつ」  オマケとして、写真の下に花言葉も記載されている。意味は、愛らしさ、気まま、殊勝など。 「なるほど、見たまんまってかんじだね」  次いで、ユキヤナギを興味本位でつつこうとした夏油の指先を、五条は咄嗟に握り込む。 「コラ、花には触んなよ。それ感染型だから」 「そうなのか? そいつはまた厄介な……今のところ、私別に好きなひととかいないんだけど、それでもヤバイかんじ?」 「現状で条件に当て嵌まらない場合は、潜伏して合致した瞬間に発症するんだと」 「随分と気合の入った呪いだな……」  夏油のぼやきに、まったくだと五条も嘆息した。
 かくして五条の片思い相手探しは、候補者の少なさの割に混迷を極めた。最有力の家入が早々に消えてしまった為、対象者を東京校の先輩、後輩、補助監督、果ては窓や卒業済の術師にまで範囲を広げたのだが、五条のアンテナに引っ掛かるものが一人もいなかったのだ。  そんな中、発症して三日目。 「ねぇ、もしかして庵先輩じゃないかっ?」  珍しく浮足立った様子で、夏油が五条の机を勢いよく叩く。揺れた机を押さえつつ、五条は目の前の友に胡乱な眼差しを返す。 「いや、何でだよ」 「だって悟、彼女には何だかんだ構いに行くし、何かからかってばかりだし、何だったらそれって好きな子にちょっかい掛ける小学生マインドじゃないか? って」 「「What」ばっかじゃねェか」  もうちょい証拠を固めてこい証拠を、と雑に手を振りかざせば。夏油はえー?と判りやすく唇を尖らせた。 「結構自信あったんだけどな」
 のちに、諦めきれなかった彼が「悟って、庵先輩のこと好きそうじゃないか?」と家入へ話を振ったものの。 「でも歌姫先輩、ガチで五条のこと嫌いだよ」  なんて告げた彼女の目があまりにも酷薄で。  ──あ、これはマジだ。  そう悟った懸命な夏油少年は、掲げた仮定をそっと己の胸の内へ仕舞った。
 進展が無いまま、発症して一週間後。  またもや五条の部屋にて、作戦会議が開かれることとなった。  一旦現状を整理する為、どういった場合に花を吐くのか検証を行うべく、時系列ごとに状況を紙に書き出していく。どこで、誰と、何があったか。どんな花を吐き、その誰かに対して、何を思ったか。なんてことを、すっかり丸暗記した花図鑑のとある内容と照らし合わせれば、自ずと答えは見えてくるというもので。  ここまでお膳立てされれば、さすがに当の本人は気が付いた。
「オマエじゃねェーーーか!!!」 「えっ」
 ダン! とローテーブルに力任せの拳を叩きつければ、ボールペンが放物線を描いて軽やかに飛んでいく。五条渾身の叫びに、夏油はびくりと肩を竦めた。 「なんか今すっごい冤罪掛けられなかったか?」 「冤罪じゃねえわ。ガチギルティだわ」 「なんかよく判らないが、喧嘩なら言い値で買うよ」 「喧嘩じゃないっつの。オマエの罪の話だっつの」 「だから私に何の罪があるって言うんだ」  吹っ飛んでいったボールペンを回収した夏油が、これ見よがしに渋面を作る。その彼の眉間を、五条は人差し指でまっすぐに突き刺した。 「オマエ」 「ん?」 「だから、俺の片恋の相手、オマエだっつってんの」  ぐりぐりと念を押してやれば、途端に夏油の小さな瞳がまんまるになる。音にすれば、正にきょとんだ。 「……えっ? 悟、私のことそういう意味で好きだった、のか?」  なんか違くない? というニュアンスを多分に含んで、夏油が首を傾げる。 「まあ俺も正直よく判らんというか、ダチっつーか、人間で一番すきなのは傑かなー、程度というか」 「ええ、君……友情の延長線上でこの呪いが発症しちゃったのか……なんてお労しい……」  よよよ、とわざとらしく夏油が口元を覆う。その割に、眼だけはしっかりと五条に同情を示していた。どうやら割とガチで憐れまれているらしい。常ならば拳骨のひとつでもお見舞いしてやろうかという所業だが、今は問題解決の方が先だ。五条は広い心で、夏油の視線を流してやる。 「でも私、正直悟のことはめっちゃ友達だと思ってるけど、それだけなんだが……」 「そりゃそうだろうよ。てかそうじゃないと嫌だわ。一応俺目線でも傑のことはダチ認識なんで」 「相違ないようで何より。うーん、なんかこう、両想いだってごまかせる様な方法があればいいんだけど」  とりあえず、まずは告白してみようかとの結論に至り。 「こーいう時ってなんて言うんだ?」 「好きです、付き合ってください、かな」 「好きです、つきあってください?」 「はいよろこんでー」  棒読みの五条に対し、居酒屋の様なノリで夏油が雑に応えを返す。 「どう?」 「ウン��もスンともしねえ」 「やっぱダメか……」  ハナから期待していなかったが、やはり何の成果も得られなかった。「オマエの返事にムードが無さ過ぎる」「君の告り方に本気が感じられないからだよ」などと、お互いに責任を擦り付けはするものの、結局はどっちも悪かったで両成敗にしかならない。 「困ったね、出来れば友情パワーで何とかなればいいんだが……」 「それか、ダチ同士でならまずしないこととか?」 「えー……なんかあるかな……?」  それからふたりは膝をつき合わせて、やれもっと強い言葉で告れば何とか、愛してる、月が綺麗ですね、アイラビュー、それでもダメならハグでどうだ? エトセトラエトセトラ。  不毛なやり取りが続き、正直五条の方はちょっと飽きてきたくらいだった。現状そこまで不便さを強いられているわけでもない。たまに吐き気がするくらいで、何なら車酔いみたいなもんでは? などと宣えるくらい、この呪いをコントロール出来る自負もあった。  ──ならもう、別にこのままでもいいんじゃね?  額に親指を当て、真摯にうんうんと頭を悩ませている友を尻目に、そう内心で嘯いていると。  はっと何かに気付いた様に、夏油が薄い面を上げる。 「悟」 「あん?」  何だよ、と続けた言葉は、唇の先へ触れた感触に吸い込まれた。  ぐっ、と首が後ろへ傾く。ずれたサングラスの隙間から、夏油の緩く伏せられたまなこを認めた。意外とびっしりと生え揃ったまつ毛に感慨を覚えて。そうしてようやく、今の自分たちが客観的に何をしているのか、脳で判断が付いた瞬間。  五条は勢いよく夏油を引きはがし、大きく咽た。その一瞬を体の反射だけで動いてしまったことに気付いた頃には、後の祭で。いつの間にやら用意されていた夏油の手のひらで作られた皿に、唾液ごと呪いを吐き散らかす。 「あ、やった」 「……は?」  ひとまず冷静になった頭で、夏油の手から先ほど吐き出した「呪物」を叩き落す。べしゃりと床に失墜したのは、大振りで立派な花弁を携えている、黄味がかった白銀の百合だった。 「つか、触んなって言ったろこのバカ! どうすんだよ、オマエも多分感染したぞ」 「でも完治した証拠の花だし、ワンチャン無事だったりしないかな?」 「知らねーーーわ!」  五条は夏油の手をひっ掴み、用意していたアルコールをがむしゃらに噴射する。適当にティッシュを抜き取り、べしょべしょになった彼の両手を甲斐甲斐しく拭いてやれば、夏油がふふ、と小さく笑った。 「いやさ、小学生の頃、何故か「ピカ、●ュー」って言いながらチューするのが流行ってさ。クラスの半分くらいとはやったのかな? で、だから男子とのキスは割とノーカンというか、あんまり忌避感無くてね」  何だ、思い出し笑いかよ。どこか憮然とした心地で、五条はオェッと舌を出す。 「どんだけ爛れてんだよそのクラス」 「女子とはしてないからセーフだろ」 「そうか…………そうか?」 「だから私としては、ホントのファーストキスは女の子としたヤツ、って思ってたんだけど」  触れたままだった人差し指が、きゅっ、と控えめに握られる。 「でもまあ、それも今回のコレってことにするからさ、許して」  少しだけ照れた様子を見せる夏油に、五条は何となく、押し黙った。ただいま完治したばかりの病が、何故だかぶり返しそうだったので。
「──なんてこともあったね……」  けほ、と軽い咳を吐いて、夏油が苦笑する。己のしょうもなさを嘲る様な笑みだった。  彼の膝元には、赤いポピーが散らばっている。生憎この場に花図鑑は無かったが、五条の優秀な脳味噌は、彼の花に託された言葉を、よく覚えていた。 「まさか本当に発病するとは……結局ワンチャンも無かったな……」  本当にコイツ、イイ性格をしている。  これからオマエを殺す男に、感謝などと。  包帯で隠されていない六眼を、五条はこれ見よがしにしかめてみせる。その様子に何を勘違いしたのか、夏油が小さく頭を振った。 「誓って、君が疾患していた頃は普通に友情だったんだ」  ただ、と夏油が一拍置く。 「好きって言われてから気になっちゃった、典型的なパターンだよ」  なんて、遠い目をして優しく呟くものだから。  多分それで、魔が差した。  思いやり故に自分を殺すのだと思い込んでいるこの男に、胸の内を正しく、思い知らせてやりたくなったのだ。  夜明け前だからか、路地裏の奥は未だぽかりと闇が口を開けている。最も陽が遠いこの瞬間。五条の心は、確かにその暗晦へと足を踏み入れた。 「……傑」 「ん?」 「僕は今でも、オマエがすきだよ」  目の前の親友がこれでもか、と細い目を見開く。びっくりし過ぎだろ、なんて内心では吐き捨てつつ。けれど同時に、あまりにも間の抜けた表情を晒すものだから。少しだけ、かわいいと感じたことも確かで。  げほ、とひとつ。  赤いポピーがまたこぼれて。  げほ、とふたつ。  掌に吐き出されたその花々を認めて、夏油が小さく噴き出した。  ぱらぱらと彼の手から、赫と白に彩られた、鮮やかな雨を見送ったのち。
「最期くらい、呪いの言葉を吐けよ」
 あんまりにもあどけなく笑う夏油に、五条は小さく息を呑む。  そして彼の胸目掛けて、そっと中指を弾いた。
「……結局最後まで本気にしなかったな、オマエは」  物言わぬ下唇を親指でこじ開ければ、端から血が音もなくこぼれる。つう、と伝い落ちる様を、五条はただただ無心で見ていた。  ──ああやっぱりさっきの内に、キスのひとつでもしとけばよかった。  舌でも突っ込んでやれば。そうすればこの鈍感な男も、少しはこの慕情を理解出来ただろうに。いつだって俺は、自分の望みに気付くのが遅過ぎる。  夏油を救いたかったのだと気付いたのは、彼が去った後だった。触れたかったのだと気付いたのも、彼が失われた後で。だから五条は、「最後のチャンス」とやらをいつもすべて逃し続けるのだ。もうそういう星の元にでも生まれたのだろうかというくらい、己もまた、鈍かった。  故に、鈍かったなりに、呪いの言葉は上出来だと思ったのだが。 「人の決死の告白を何だと思ってんだよ、マジで」  赤いポピーと、青みがかった白銀の百合。  アスファルトに散らばっている、夏油が生み残した花弁に、五条はそっと手を伸ばす。術式を介さない指先には、確かに湿った心地を感じた。同時に、冬の空気で凍てついた冷たさも。  摘んだ花々をジャケットに突っ込み、しかりと握り込む。  彼が自身へ残した、情の忘れ形見。成れの果て。そして、愛の存在証明。  そのはずなのに、  ──せっかく両想いだってのに、なんでフラれた心地になるんだか。  すっかり軽くなってしまった体を大事に抱えて、五条は忸怩たる思いでぼやいた。
「あーあ」
 叶うならば、来世に乞うご期待、だ。
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team-ginga · 7 months
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映画『キングダム』シーズン2
 ラース・フォン・トリアー監督が撮った伝説のテレビドラマ『キングダム』のセカンドシーズンをU-Nextで見ました。
 ファーストシーズンの放送が1994年。セカンドシーズンのそれは1997年。視聴者は3年も待ったのですね。でも、3年も経って細部を覚えていたのかな。
 セカンドシーズンはファーストシーズンに輪をかけてナンセンス度が増しています。
 ファーストシーズンの最後に生まれた赤ん坊は頭は成人男性ですが、体は乳児。でも驚くべき速さで体が大きくなり、このままでは骨が体の成長を支えきれなくなり、長くは生きられないと言われます。
 しかも驚くべきことに知能は成人並みで言葉もしゃべります。
 こんなことがあれば病院内は大騒ぎになりそうなものですが、そうはなりません。医者は「まれに起こることだ」、「16億人に一人の割合で起きる」と平然としています。
 一方、嫌われ者のヘルマー医師は、ことあるごとに自分と対立する若い医師クロウスホイをゾンビにする(?!)ためにわざわざハイチへ行って手に入れたゾンビパウダーをコーヒーに混ぜて飲ませます。
 クロウスホイは手術中に倒れ死んでしまいますが、火葬直前に生き返ります。
 えーっと、そんなことがあれば病院内は大騒ぎになりそうなものですが、そうはなりません。クロウスホイは当たり前のように仕事に復帰します。
 霊能力のある老婆ドルッセ夫人は無事退院となりますが、病院の入り口を出た途端、自動車事故に遭遇し再入院。夫人はファーストシーズンの終わりで病院内を彷徨っていた少女マリーの霊をあの世に送ったはずですが、病院内にはまだ多くの霊がいます。
 夫人は霊と対話をしようとしますが、悪霊というか悪魔というか、まあそういうものが現れて失敗。たまたま悪霊祓いの棒(?)を持ってきた病院付きの神父が殺されてしまいます。
 えーっと、そんなことがあれば病院内は大騒ぎになりそうなものですが、そうはなりません。そういう病院なんだ、そういう世界のお話なんだと思うしかないですね。
 ファーストシーズンでは幽霊救急車というのかな、病院に救急車が来るのだけれど迎えに出ると救急車はどこにもないという事態が続いていましたが、それに関する種明かしもあります。
 実はファルコンというコード・ネーム(?)の男が救急車に乗って指定された時間内に病院にたどり着けるかどうか病院の教職員たちが賭けをしていたのです。
 ところがあるときファルコンは途中他の車にぶつかり、運転手に重傷を負わせてしまいます。翌日、ファルコンが怯えてもう運転できなくなったので、若い医学生が代わりに運転します。付き合っている女医学生に退屈な男だと思われるのが嫌で、いいところを見せようとしたわけですが、医学生は見事成功します。
 個人的に好きだったのは、ヘルマーの上司である医師長の物語です。いろいろあって精神的に疲れてしまった医師長は、病院の地下階で無許可で診察している怪しげなーーどう見ても怪しげなーー精神科医にかかることにするのですが、そもそも病院内で精神科医が勝手に無許可で診察しているなんてことあり得ますか。
 しかし、そのおかげで医師長は元気を取り戻し、思春期の少年のようにポルノ雑誌を読んだり、大人のおもちゃを買い込んだりします。
 医師長がペニスを模したおもちゃを無意識に持ったまま、用事を思い出して女医に語りかけ、あっと気がついておもちゃを隠すために布の衝立に隠れるけれど、医師長が勃起した自分の性器を露出しているかのようなシルエットが写ってしまう場面は大笑いさせられました。
 医師長は女医に気づかれていないと思って「ちょっと話があるんだ。私の部屋まで来てくれないか」と言うのですが、女医は呆れて向こうへ行ってしまいます。
 医師長の息子で医学生のモッゲ(ファーストシーズンで解剖用の遺体の首を切り取った人物です)は、医師の資格試験の口頭試験の試験官が嫌われ者のヘルマーだと知り、ひたすらヘルマーに媚を売ります。
 モッゲはヘルマーの医療ミスの証拠となる書類が倉庫に隠してあることをクロウスホイから聞き出し、ヘルマーに教えます。ヘルマーは書類倉庫の警報装置を解除して、中に入り書類を取りますが、ちょうどそこへクロウスホイが現れ、ヘルマーの邪魔をしようとします。慌てたモッゲは倉庫のドアを閉めてしまい、警報装置が再びかかってしまいます。
 この警報装置は倉庫内で動くものがあればすぐに警報が鳴るというもののようで、閉じ込められたヘルマーとクロウスホイは睨み合ったまま動くことができません。
 文章で書くとおかしさが伝わりませんが、この場面も爆笑ポイント(?)でした。
 ファーストシーズン同様、ラスト近くでは様々な出来事が一斉に起こります。霊感老人ドルッセ夫人は天啓を得て、息子と一緒に息子の同僚が操縦するセスナ機に乗り病院を空から眺めます(息子の同僚は操縦免許は持っていませんが、病院内の「飛行クラブ」に入っているので操縦できるそうです)。
 セスナ機は悪霊によって墜落しそうになります(尾翼が落ちて嫌われ者のヘルマーの修理仕立てのボルボを直撃するのも爆笑ポイントです)が、ドルッセ夫人の祈りに応じてやってきた霊たちの力で助かります。
 頭が成人男性の赤子を産んだ女医は、赤子に依頼されて治療器具をはずし安楽死させます。
 ファルコンの代わりに救急車を運転する若い医学生はフロントガラスをわざと曇らせたまま時間内に病院に着けるかどうかの賭けをします。ふと気がつくと後ろに見知らぬ老人が乗っているので「誰だ?」と尋ねると、老人は「死神だ。今夜は忙しくなるぞ」と答えます。
 一方、同じく医学生のモッゲは救急車に乗っている医学生の恋人といい感じになり、一緒に車で出かけます。
 彼らが乗った自動車が医学生の乗った救急車と正面衝突し、それと同時に病院内が停電するところでセカンドシーズンはおしまい。
 論理も合理もへったくれもなく、ただ思いつきでメチャクチャなことをしているように思えますが、メチャクチャなことをするにも才能が要ります。
 なんでもいいからメチャクチャなものを作ってくださいと言われても困ってしまう人が多いでしょうし、既成の型にはめてしまう人が多いでしょう。
 おかしな言い方かもしれませんが、ここまでメチャクチャなことができるというのは、一つの才能だと思います。
 この後ラース・フォン・トリアーとしては当然サードシーズンを作る予定だったはずですが、主要キャストのうち五人が亡くなってしまった(一人は私が大好きな嫌われ者の医師ヘルマーを演じたエルンスト・フーゴ・イエアゴーだそうです。残念。他の四人は誰なんだろう)ためテレビ局がサードシーズンの制作を断念したとか。
 で、結局それから四半世紀が経って誰もが忘れていた頃の2022年にサードシーズン「エクソダス」が制作・放映されることになったわけですね。
 なるほど……絶対サードシーズンも見なきゃ。
 まあサードシーズンで物語がきちんと完結するかどうかはわかりませんが、それはまた別のお話です。
追記:  『キングダム』セカンドシーズンには名場面(迷場面?)、名セリフ(迷セリフ)が数多くあります。  精神を病みかけている医師長が息子の医学生モッゲに「お前はお前の父親が打ちひしがれ混乱していると言われても信じないだろう。でもそれが今の私だ」と言うのや、ゾンビを作るにはゾンビパウダーだけでは足りない、死体になった相手に第二の薬を飲まさねばならないと言われたヘルマーがクロウスホイの遺体を探して回り、したい安置所の係の職員に解剖済みの死体を見せられ、「デンマーク語には死の定義は一つしかない。しかし私が生まれ育ったスウェーデンでは死体は2種類ある。死んでいるのとよく死んでいるのだ。これはよく死んでいる死体だ」と言うのは名セリフだなと思いました。  医師長に「健康かどうかは排泄物でわかる。排泄物が浮いていれば健康、沈んでいれば不健康だ」と言われたヘルマーが便器を覗き込んで何やらひとりごとを言う場面が何度も繰り返されるのも、私は好きでした。
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nikkoshugen2015 · 8 months
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日光山入峰修行を行いました。(前編)
令和5年9月16日~18日にかけて日光山入峰修行を行いました。本年は4年ぶりに通常通りの日程により修行を行いました。 峰中安全、所願成就の千巻心経を誦え、十界修行を行いました。 この後、徹夜で峰中諸拝所を経て中禅寺までの修行です。 夜明けです   細尾の宿   日本カモシカです 9月17日に中禅寺湖畔に到着し、中宮祠(中禅寺)二荒山神社にて御法楽(神前読経)の後、歌ヶ浜立木観音(現中禅寺)まで行列しました。 二荒山神社中宮祠での御法楽   神社出発 中禅寺への行道中です   中禅寺にて峰中採灯護摩ならびに大火生三昧(火わたり修行)を行いました。 立木観音御宝前にての御法楽   いよいよ大火生です   阿字門作法で道場の門を開きます   山伏問答の後、道場に入ります   御祓い作法   床堅(とこがた作法) 立螺師による立螺   宝弓作法   願文奉読  …
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myonbl · 1 year
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2023年5月18日(木)
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サポート会員(熊野会会員)となっている<新熊野神社>から、<夏越の祓>の案内が届いた。もちろん例年おこなわれる行事だが、コロナ禍では一般のお詣りはできないでいた。今年はそれが解禁、無事に本来の形に戻ったというわけだ。私個人は授業があるために<茅の輪くぐり>はかなわな��が、人形・車形は郵送して、今年前半の厄を祓っていただくとしよう。
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5時起床。
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朝食、洗濯、弁当2つ。
プラごみ、45L*1。
ツレアイは7時30分に自転車で出勤、私はO姉と一緒に7時50分に出発する。
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順調に到着する。
ラジオ体操第一を済ませてからお茶を頂く。
<スタディスキルズ>第7週分のレジュメ作成、配付資料は要検討。
木曜日は3限<スタディスキルズ(教育学科)>、今回は<賛否決定形文章>によるレポート作成のトレーニング。火曜日の看護学科のクラスでもそうだったが、教科書とは別の指示をしているにもかかわらず、ちゃんと聞いていない(=できていない)ものが多い。明日の授業は、説明の仕方を修正せねば。
早めに退出。
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久しぶりにライフ西七条店で買物、はも皮20%引きが嬉しい。
8/12の横浜行の宿、すでに手配済みだったが、楽天からポイントが残っているとのメールが届いたので、いったんキャンセルしてから楽天トラベル経由で再予約する。
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家族揃っての夕飯、豚バラ肉とキャベツのクタクタ煮/新ジャガのフライドポテト/見切り品の茹でソーセージ/キュウリと鱧皮の和え物、息子たちには冷やした白ワイン、私たちは純米酒の小瓶をいただく。
録画番組視聴。
サラメシ シーズン13 (5)カツカレー大好き教授▽駐ペルー日本大使登場!
初回放送日: 2023年5月11日
身の回りの色々を数値化してしまう大学教授。カツカレーが大好きすぎて、食べ歩いた全てのカツカレーをデータ化し記録。そんな教授には自ら作るお弁当にも自分好みのフォーマットがありまして…。その一途さを、せひご覧ください!▽お待ちかね「大使めし」第2弾!サラメシを披露してくださったのは駐ペルー日本大使。美食大国ペルーで大使の胃袋を満たす「日系料理」とは?公邸料理人が腕をふるうお弁当も��見です
片付け、入浴、体重は200g増、いかんなぁ。
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辛うじて3つのリング完成、水分は1,980ml。
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mochidacamera · 9 months
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4年ぶり「長瀞船玉まつり」
埼玉県秩父のカメラマン、持田カメラです。 令和5年8月15日、4年ぶりに「長瀞船玉まつり」が開催されました。
埼玉県秩父のカメラマン、持田カメラです。令和5年8月15日、4年ぶりに「長瀞船玉まつり」が開催されました。 100年以上の歴史がある祭り 「何年前に始まったのか?」については、正確な記録は残っていませんが、船玉まつりは、もともとは、水上の安全を祈願するために行われたことからはじまりました。 長瀞船玉まつり2022(水上安全修祓祭)|持田カメラ(持田寫眞事務所)埼玉県秩父のカメラマン 明治39(1906)年7月に「荒川遊船鮎漁組合」と言う団体ができ、この『遊船』とは、その字のとおり、『船で遊ぶ』今のライン下りです。 この組合の人たちが、水神様に水上安全を祈願してから船に乗り込んだ。これが船玉まつりのはじまりだと言われています。 はじめは、『花火大会』も『とうろう流し』もない、神様にお祈りするだけの儀式だったのです。 明治44年に秩父鉄道(当時、上武鉄道)が、長瀞駅(当時、宝登…
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