#子供に食べさせたいごはん
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mtosak-genai · 15 days ago
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digressive episodes 01
 深夜と早朝の境界線が、まだインクのように滲んでいる時間帯。  高速道路のパーキングエリアの隅に、一台の青いカラーリングが特徴の宅配便のトラックが、エンジンを切って静かに沈黙していた。  そこには周囲を走る本線のロードノイズだけが響いている。  だが、そのトラックの車内は、全く別の音と匂いに支配されていた。
 激しい息遣い。  むせ返るような男の汗の匂い。そして、乾く間もなく、繰り返し撒き散らされた、生々しい精液の匂い。  その二つが混じり合い、車内に濃密な男の空気を醸成している。
 助手席に座る男――カメレオンは、静かに運転席に座っているドライバーの男を眺めていた。  ドライバーの名前は憶えていない。  足を探していたカメレオンは、たまたま通りがかった市街地の集配センターで彼を見つけた。
 汗を光らせながら、重い荷物を軽々とトラックに運び込む、若く、筋肉質な肉体。日に焼けた顔に浮かぶ、人懐っこい爽やかな笑顔。カメレオンの食指を動かすには、それだけで十分だった。
「――っ、は、ぁ……っ、はぁ……!」  運転席のシートに背中を押し付け、ドライバーは、肩で激しく息をしていた。  彼の身につけている、青と白のストライプのシャツは、もはや原型を留めていない。襟元は大きくはだけさせられ、噴き出した汗と、そして精液で濡れそぼっていた。
 彼の左手の薬指には、シンプルなシルバーリングが嵌められている。  その指輪が、彼の人生に、妻や子供といった、守るべきものが存在することを示していた。  ダッシュボードの上には、道中にドラッグストアで買った無数のエナジードリンクの空き瓶や、マカや亜鉛といった精力増進サプリメントのボトルが無造作に散らばっている。
「もう限界ですか?」  カメレオンが、静かに問いかける。  その声は、何の感情も乗っていない、ただの事実確認のようだった。
 ドライバーの肉体は「もう限界だ」と言わんばかりに息を切らせている。だが、彼の口から発せられた言葉は、彼自身の実際の思考とは全く異なるものだった。
「……い、いえっ……! ま、まだまだ……ムラムラしてるんで……お願いしたいですッ!」
 発した言葉に、思考が後から追いつき、整合性を取ろうとする。  ドライバーの脳は、「自分はまだ性欲に満ちている」のだと、無理矢理に、しかし完璧に、そう結論付けた。
 このパーキングエリアに到着してから、もう一時間が���つ。  その間に、ドライバーは、実に数十回もの絶頂を強制させられていた。  もう、彼の股間から精液は一滴も出てこない。
 それでもなお、彼のペニスは、まるで持ち主の意志とは無関係に、硬く、熱く、勃起し続けていた。カメレオンが、その根元を指で軽く扱くだけで、びくりと大きく跳ねる。
 カメレオンの興味を引いたのは、彼の性器だけではない。  シャツを捲り上げられ、剥き出しになっている左の腋の下に、カメレオンは顔を埋めていた。鉛筆の芯のような、男性的で、カメレオン好みの匂い。  だが長時間、繰り返し舐め取られ続けたその場所は、彼の自身の汗と、カメレオン自身の唾液が混ざり合い、ねっとりと絡みついている。
「……ん」  カメレオンは、その湿った脇に舌を這わせるとドライバーは僅かに反応を示した。  この、若く健康な肉体が、自分の意のままに、ただの玩具として機能している。  その事実を確認することで、カメレオンの心は静かに満たされていった。
「――それで、あなたの、奥さんの名前はなんでしたっけ?」  カメレオンは、彼の耳元で囁いた。 「……あ、あきな……です」 「じゃあ、お子さんの名前は?」  ドライバーは聞かれるがままに、自分の家族についての情報を洗いざらい、喜んでカメレオンに捧げていた。それは、彼にとって『信頼できる相手』に自分のことをもっと知ってほしい、という純粋な欲求に繋がるように巧みに誘導されていた。
「……ゆう、た……です。雌雄の雄に、大きいって、書くんです。俺みたいに、大きく、たくましく育ってほしくて……」  その言葉を口にした瞬間だった。
「――――ッ!!」  また絶頂に達したのだ。  ぐちゅ、と、彼のペニスの先端から、透明な液体がわずかに滲み出た。  オーガズムと同時に全身から噴き出した汗が、さらにシャツに染み込んでいく。
 カメレオンは、慣れた手つきでボトルから強精剤を手早く1錠取り出すと、それをドライバーの口元に差し出した。  ドライバーは息も絶え絶えに口を開き、それを飲み下した。
 小さなボトルは、それでちょうど空になったようだった。  ラベルを見ると、30錠入りと書かれている。  カメレオンは、これを彼が絶頂に達するたびに飲ませているわけだから、このドライバーは、これで合計で30回目の絶頂に至ったことになる計算だった。
 カメレオンは、再び彼の腋を舐めた。少し味が濃くなっているように感じられる。そして、若い肉体の体力は底がないようで、まだまだ勃起は衰えていなかった。
 素晴らしい。  この玩具はまだ、壊れていない。
 だが、カメレオンは飽きていた。  彼は、ドライバーの精液と汗でぐっしょりと濡れたシャツの裾を掴むと、自らの指先についた精液を、丁寧に拭った。
「そろそろ、満足しましたか?」 「はい! 満足しました! たっぷり���精させていただいて、ありがとうございます!」  ドライバーは、先ほどまでの記憶を全て「素晴らしい体験」として保持したまま、満面の笑みを浮かべた。 「ここまで送ってくれて、どうもありがとうございました」  カメレオンは、シートベルトを外しながら言った。 「いえ! こちらこそ、めちゃくちゃスッキリさせてもらって、本当にありがとうございました!」  その笑顔は、集配センターでカメレオンが見た、あの爽やかな笑顔と、何一つ変わらない。
 ドライバーは、わざわざ運転席から外に降りると、助手席側へと回り込み、カメレオンのために、恭しくドアを開けた。 「また、いつでも声をかけてください!」  そう言って、彼は深々と頭を下げた。  カメレオンは、その言葉に返事をすることなく、トラックを後にした。
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0500w · 1 month ago
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2025/05/27
明日計画無痛分娩で入院をする。逆子がなおらず帝王切開かなと思っていたらギリギリでなおってくれた。
でも赤子は小さめらしく、皆からも全くお腹が目立たないと言われてへこむ。私が働きすぎて寝不足が続いたからか?ご飯をあまり食べられなかったからか?インフルエンザにかかってしまったからか?色んな反省点が浮かんでは消え、それなのに予定日より少し早くこの世に搔き出してしまうのか私は、と葛藤している。したところで入院日はもう変わらないんだけど。
里帰り先には陣痛が来たら無痛分娩、という産院は無かったので満足するまでお腹の中に居させてあげられなかったという申し訳なさがある。痛みが怖いので早くこの世に出てきてもらうよ。ごめんね。
そして初めは意味がわからなかったけれど、お腹の中からいなくなるというのは本当に寂しい。今まで一緒だったのが個として切り離される寂しさは想像以上で今からでも自然分娩に変えたくなるほどに寂しい。この気持ちを綴って残しておくことができる語彙を持ち合わせてないのが悔しい。好きだから、とか、可愛いから、とか、小さいからとかそんな理由じゃなく、というより訳もなく居なくなるのが寂しい。早く会いたいという気持ちはなくて、ただただまだお腹の中に居たいだろうに早めにこの世に産み落としてすまんな、という気持ち。
里帰りをしているので両親とよく話すが、2人とも子供である私と弟の生まれた時のことを昨日のことのように鮮明に覚えていて、どれだけ嬉しかったかを何度でも話してくれる。歳を重ねるに連れてこんなにストレートに愛情を表現されることなんてほぼなくなるので、実家に帰るたびに自己肯定感の中でもかなり根っこのほうの自信みたいなものが少し回復する。私も同じように子供のことを愛せるといいけれど、どうしてもテイカー気質からは抜け出せないからな…。
悲しくなるから考えないようにしているけど、健常じゃない場合だってもちろんある。小さめだし、お腹も小さいし���私の妊娠期間の過ごし方も良くなかったし、遺伝的なものもあれば、無痛分娩リスクもある。健常で生まれてきたと思ったら何年後かに障害が分かるケースや、身体障害を負う場合だってある。そんなことをすり抜けてもなお不登校、いじめ、非行、受験、思春期、就職、結婚、子供…と乗り越えなければいけない壁なんか死ぬほどある。そりゃ「ずっと腹の中に居てくれ、居てくれさえすればどんな状況もなり得ないんだから」という感情も渦巻くはずだ。シュレーディンガーの猫をまさか我が子で体感するとは思いもしなかった。
まだお腹の中に居たい(と決めつけている)だろうに、ごめんよ。あと何日かしたらもう君はこの世界に出てくるみたい。本当に愛せるかは全然分からないし、良い親になる自信もない、苦労を沢山かけると思う、真っ当な人間に育て上げられる自信もない、ぶつかるのもしんどいなって思う。言うこと聞かなかったら理不尽に怒ることも絶対あるよ。それでも親になってしまうよ、ごめんね。最大限の努力はするけどあまり期待しないで。こんな後ろ向きで弱気だけど、精一杯頑張ってみるし、自分の命より大切と思う気持ちはあるよ。迷わず自分の命なんか差し出せるし、どっちかが危なくなったら君が生きるんだぞ。では、後ほど。
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katsurakeito · 14 hours ago
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白夜の世話が世界一過酷を極めまして精神が参りそうです
第一章 困惑の始まり
「砂紋(さもん)、これは一体どういう状況なんだ?」
京極碧皐(きょうごく あおさ)は眉間に深い皺を寄せながら、目の前の光景を見つめていた。リビングのソファに座る白夜(びゃくや)は、毛布にくるまって小さく震えている。その様子は、まるで迷子になった子供のようだった。
「俺に聞かれても困る」砂紋は髪をかき上げながら答えた。「看護師の仕事では患者の世話はするが、こういうのは…」
白夜がちらりと二人を見上げる。その瞳には不安が宿っていた。
「あの、僕、一人でいるの怖いの…」白夜の声は震えていた。「碧皐(あおさ)さんも砂紋さんも、お仕事で忙しいのは分かってるんですけど…」
碧皐と砂紋は顔を見合わせた。二人とも、これまで誰かの世話をするという経験がほとんどなかった。碧皐は法廷で冷静に判決を下してきた男だし、砂紋は職務上の看護はできても、プライベートでの世話となると全く勝手が違う。
「とりあえず、何か食べ物を用意した方がいいんじゃないか?」碧皐が提案した。
「そうだな。白夜、何か食べたいものはあるか?」砂紋が尋ねる。
白夜は毛布の中からもじもじと顔を出した。「えっと…砂紋さんの作ったものなら何でも」
砂紋の顔が青ざめた。「俺の料理は…その、あまり期待しない方がいい」
第二章 料理という名の戦場
キッチンは戦場と化していた。
「砂紋、その野菜の切り方は危険すぎる」碧皐が指摘する。「包丁の持ち方から間違っている」
「うるさい! お前だって卵も割れないじゃないか」砂紋が反撃した。
確かに碧皐の手元では、卵の殻が無惨に砕け散っていた。黄身と白身が殻と混じり合い、何とも言えない状態になっている。
「僕、手伝うね!」白夜がキッチンに駆け寄ってきた。
「ダメだ」二人が同時に声を上げた。
「君は座って待っていろ」碧皐が言うと、白夜の表情が曇った。
「…でも、僕も何かしたい! 二人だけで頑張ってるの見てると、申し訳なくて…」
砂紋が振り返る。白夜の目には涙が浮かんでいた。
「分かった。でも危ないから、野菜を洗うだけにしてくれ」
白夜の顔が一気に明るくなった。「うん!」
三人でキッチンに立つと、狭いスペースがさらに狭く感じられた。白夜は丁寧に野菜を洗い、碧皐は何度目かの卵割りに挑戦し、砂紋は包丁と格闘していた。
「砂紋さん、その人参、四角すぎない?」白夜が小さく指摘した。
「…料理は見た目じゃない」砂紋が苦し紛れに答える。
「碧皐さん、その卵…」
「分かっている。分かっているから何も言うな」
第三章 不格好な優しさ
結局、三人で作った夕食は見た目こそ不格好だったが、温かい食事になった。
「いただきます」白夜が嬉しそうに箸を取る。
「まずかったら正直に言ってくれ」砂紋が言うと、白夜は首を振った。
「美味しい。二人が僕のために作ってくれたんだから……」
碧皐が咳払いをする。「まあ、次回はもう少しうまくやるさ」
食事の後、三人はリビングに戻った。白夜は再び毛布にくるまり、今度は二人の間に座った。
「ねえ、明日も一緒にいて…もらえますか?」白夜が上目遣いで尋ねる。
砂紋と碧皐は再び顔を見合わせた。
「当然だ」碧皐が答えた。「君を一人にしておくわけにはいかない」
「俺も明日は休みだから大丈夫だ」砂紋が続けた。
白夜がほっとしたように笑顔を見せる。
「でも、俺たちは世話が下手だぞ?」砂紋が念を押すように言った。
「それでも、��人がいてくれるだけで嬉しいんだ」白夜が毛布を二人に分けるように広げた。「一人だと、すごく、すっごく…寂しくて……」
碧皐が少し考えてから口を開いた。「なら、俺たちも勉強しよう。世話の仕方を」
「そうだな。看護師の経験があるとはいえ、こういうのは別物だ」砂紋も同意した。
白夜が二人を見上げる。「僕も、もう少し一人でいられるように頑張るね」
「無理をする必要はない」碧皐が言った。「俺たちも、君と一緒にいる時間が…悪くない」
砂紋が苦笑いを浮かべる。「不器用な俺たちだが、よろしく頼む」
第四章 小さな進歩
翌朝、三人は朝食作りに再挑戦していた。
昨日の経験を活かし、今度は役割分担を明確にした。白夜が野菜の準備、碧皐がパンを焼き、砂紋がスクランブルエッグに挑戦する。
「今日は殻が入らなかった」碧皐が小さく達成感を味わっている。
「僕の人参、昨日より綺麗に切れました!」白夜が嬉しそうに報告する。
「俺の卵も…まあ、食べられるレベルにはなったかな」砂紋が恐る恐る味見をした。
朝食を終えると、白夜は二人の膝に頭を乗せ、満足そうにテレビを見ていた。
「重くないか?」砂紋が尋ねる。
「全然」白夜が即答した。「このまま一日中いたい……」
碧皐が白夜の髪を撫でる。「甘えすぎだぞ」
「でも、碧皐さんも嫌がってない…よね?」
「…まあ、たまにはいいだろう」
砂紋が呆れたように首を振る。「俺たちも大概甘いな」
「でも、これでいいんじゃないか?」碧皐が言った。「完璧じゃなくても、三人でいれば何とかなる」
「…そうだね」白夜が安心したように微笑んだ。「不器用でも、一緒にいてくれるだけで十分…だから…です」
外では雨が降り始めていたが、部屋の中は温かく、三人はそれぞれの不器用な優しさを分け合っていた。
エピローグ
それから数週間が経った。
三人の生活は相変わらず不器用だったが、確実に進歩していた。料理は見た目こそまだ不格好だが、味は格段によくなっていた。白夜も、短時間なら一人でいられるようになっていた。
「今日は俺が夕食を作る」砂紋が宣言した。
「本当に大丈夫か?」碧皐が心配そうに尋ねる。
「任せろ。最近、料理本を読んで勉強してるんだ」
白夜が目を輝かせる。「僕も手伝う!」
「ああ、頼む」
三人がキッチンに立つ姿は、もはや日常の風景となっていた。不器用でも、一緒にいることで補い合える。それが、三人なりの世話の形だった。
「ねえ、明日は何するの?」白夜が尋ねる。
「掃除でもするか。部屋が散らかっている」碧皐が答える。
「その前に、まずは今日の夕食を無事に完成させよう」砂紋が苦笑いを浮かべた。
三人の笑い声が、小さなアパートに響いていた。完璧ではないけれど、確実に温かい日常がそこにはあった。
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asagaquru · 3 months ago
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六曜より大切にしたいものがあったから仏滅に結婚した。夫も「知らないけど、アメリカではいい日だよ」と言っている。
入籍日までは、仄かな恐怖と一緒に過ごした。今死んだらみんな悲しむよなという気持ち。職業柄もあるのだろうが、常に死がそこに見えていて、大切なものが増える度に死ねないな、死ねないなと身を固くしてしまう。誰かを悲しませないように、今日も生きることを続けている。あなたのために生きている。あなたがいつか生きる理由がわからなくなった時、わたしのために生きていて欲しい。と思っている。夫の祖母が入籍日のほんの数日前に亡くなった。わたしに報告した夫は泣くわけでもなく、ただ静かだった。理由を聞くと「94歳だよ。仕方ないよ」と話してくれた。素敵だと思った。わたしも死ぬことを許されるくらい大往生してからが良いなと思った。
結婚してからは大して変わらない毎日を過ごしながら、生活の合間で粛々と氏名変更をこなしている。夫は手続きするものがほとんどなく、呑気そうで羨ましい。戸籍謄本が出来上がらないので、金融口座の氏名変更ができないでいる。給料が入る金融口座の氏名変更ができないと職場にも書類を提出できなくて、旧姓のまま働いている。旧姓で呼ばれたり、新姓で呼ばれたり、マリッジブルーなんてものはなく、友人や職場の後輩がきゃあきゃあとわたしを新姓で呼んでいるのをどこか他人事のように聞いている。中高生の頃は、授業時間に好きな人の苗字と自分の名前をノートにこっそり繋げて書いて、うっとりとしていた。そんな気持ちこそないが、当たり前のように改姓を受け入れてしまっている自分に「へえ」と思いつつも、どこか晴れ晴れとしている。
結婚指輪も20歳くらいから決めていた彫金師の方に特別に作ってもらえることになった。とても嬉しい。育児の合間にゆっくりと制作してもらっているため、まだ手元にはない。とっておきのおまじないをかけてもらった指輪が出来上がる予定。
結婚式も妊娠についてはまだ何も考えていない。昨日、子を産んだ高校の時のクラスメイトに会った。「出産育児に対して何も後悔はないし、子は可愛いけれど産む前の生活には2度と戻れないのだなと思っている」と教えてくれた。まずは夫婦としてのふたりきりの生活を謳歌しようと思っている。日中働いて、夜はすすきのに酒を飲みにいき、たまに長く有給をとって旅行に出かけるような生活。今この文章は、ソウルへ向かう飛行機の中で書いている。夫は横で文庫本を読んでいる。旅行に行く時は必ず、旅のお供に新しい文庫本を買うような人だ。そういうところがいいなと思っている。プロポーズ前に決めた旅行が、図らずとも新婚旅行になってしまった。パスポートの名前は旧姓だし、左手薬指に指輪のない新婦と生レバーを食べたがっている呑気な新郎。
幸せって状態ではなく、感じる心だとどこかで聞いた。わたしは今、幸せなのだろう。幸せだと感じると同時に怖くもなる。夫と一緒に歳を取っていくのは楽しみであり、歳をとっていくと辛いことも多くなるのだろうと悲観してしまう。いつかどちらかが先に死んでしまうと死別が予定されている未来。夫に看取られたいと思う反面、夫を残すのは可哀想だとも思う。夫が死ぬ前にボケてしまいたい。願わくば、頑固な���あちゃんにならずに可愛くボケたい。幸せであるうちは、その幸せをいつか喪失する恐怖からは永遠に逃げられないのだろう。そんな恐怖とも、横でうたた寝をし始めた夫とも、今後とも仲良くしていこうと思う。
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ak0gare · 7 months ago
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1206
無事採卵を終えて昨日帰国した。 毎日まいにちただ言われるがままにクリニックに行っては排卵促進のための注射を打ち、エコー検診に耐え、あとはホテルに缶詰めになって縦書きのWordとひたすら向き合って過ごした。 勿論たまにはビーチに散歩しに行ったものの前の週に伊豆大島に泊まっていたこともあって2回も見に行ったらもう飽きた。基本持ち込んだ食糧を調理して食事をしていたので、食べたい��きに食べたいものを食べられない、ということがかなりストレスだった。 ホノルルへ行くことになった時いろんな人に「この経験が小説に役立つといいね!」みたいなことを言われたし実際稀有な経験には違いないので何か思想に影響があるのかな? と思っていたが別にそんなことはなかった。日本で検診をするたび、どことなくずっとエージェントから卵子の入った大事な容れもの扱いされてる感覚はあった、それくらい。 興味深かったのは、生殖ビジネスについて警告を促していたこの記事だ。 ――日本で唯一、無償での卵子提供仲介を行う「OD-NET」理事長の岸本佐智子さんは、そもそも卵子提供に高額な報酬があることに疑問を唱える。 「卵子や精子はモノではありません。もし、卵子提供で生まれた子が大きくなって、自分と遺伝的関係のある女性がお金目当てに自分(卵子)を売ったと知ったら、大きなショックを受けるかもしれません。(中略)  どんな出産でも、赤ちゃんが生まれさえすればゴールではありません。本当に大切なことはその先にある。提供する人も、提供を受ける人も、生まれてくる子の将来まで思いをめぐらせてほしい。 (https://www.moneypost.jp/853540) なるほどと思った。すでに採卵を終えてからこの記事を読んだのだけれど、興味深くはあった。 でもこうも思った。卵子提供する女性に対する批判をするのは……なんというか、立ちんぼやP活などの売春において売る側ばかり取り沙汰されて非難されたり摘発対象にされるのとあまりにも同じ構造な気がする。 売春とは違い、卵子提供はそもそも、「卵子譲ってくれませんか」と謳うエージェントがあるからわたしみたいに暇を持て余したやつもしくはお金に困っている苦学生がのこのこ、もしくは藁にもすがる思いで登録するのであって、それなのに卵子提供を求める夫婦やエージェントではなく「はーい」と手を挙げた側を糾弾するのはお門違いと言うかアンフェアすぎないか。 大金に目が眩んだことは認めるが、それよりも、子供をもうけるにあたって卵子提供者を年齢や容姿や学歴や職歴や病歴やアレルギーや遺伝子(祖父母まで遡って病歴及び死因を登録する)で選ぶ作業をこなしたレシピエントの方が、わたしなんかよりよほど非難の余地がありそうなのだけれど。 もちろん人身売買には違いないのでおおっぴらにするようなことでもない。でも実際に、わたしが大金と健康被害を引き換えに渡した17個の卵子(教えてもらえる)で喜んでいる人がふたりいることには違いないのだ。もちろんわたしが受け取る謝礼以上のマージンを取ってい���エージェントも喜んでいる。 とりあえず、原稿の方向性を立て直すことができたので休みを取った甲斐はあった。 家を空けている間後輩に貸していたのだが未開封のバターを半分以上使われているのを発見して、帰国早々うんざりした。性善説を取り下げた方がいいかもしれない、という変化なら得られたと言えよう。
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BOSCH WARAYA (ボシュくん)
A.K.A - Test Subject No. 59236, Cardboard Combatant
Height: 172cm
Birthday: December 16
Here are some fun cannon facts about Bosch I found out through TAKA-Nakayama's Twitter acc that I don't see a lot of people talking about. Plus all the Bosch content I was able to find on him. I plan to update this as new material is revealed.
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「ボシュ」はナイシャール語で「犬ちゃん」という意味なので基本的には人懐こい性格 - "Boshu" means "dog" in Nayshall, so basically he has a friendly personality.
中国拳法ベース - Chinese Martial Arts Base
モンゴル相撲ベース - Mongolian Sumo Base
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(rough translations)
He's torn between being a cool quiet adult and a child.
He likes to sit in high places.
Leaning against the wall and closing his eyes - tends to do it.
When it comes to Nayshall, he gets emotional.
Suddenly, he shows a childish expression.
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TAKA-Nakayama's answers some questions about Bosch:
(rough translations)
FOOD
ASK: ボシュくんの好きな食べ物や嫌いな食べ物、もしあればお教え願いたいです…!- I would like to know what foods Bocsh likes and dislikes, if any…!
TAKA-Nakayama: 地元の料理、香辛料(黒胡椒とか)が効いた料理です。メトロシティで食べたペパロニピザも。嫌いな食べ物は特にな良い子です。- Local cuisines and dishes seasoned with spices (like black pepper). Also, the pepperoni pizza he had in Metro City. There's no particular food he dislikes—He's a good boy.
ALCOHOL
ASK: 教えて頂きたいのですが ボシュ君お酒は飲めますか?- I’d like to ask, Can Bosch drink alcohol?
TAKA-Nakayama: 飲めると思いますが好きではなさそうですね - I think he can drink, but he probably doesn’t like it.
A CHILD'S NAME
TAKA-Nakayama: 【ボシュくん豆知識】ボシュは幼名。ナイシャールの言葉で「犬」を表す「ボユ」の幼児言葉。- 【Bosch Fun Fact】 "Bosch" is a childhood nickname. It comes from the Nayshall word "Boyu," which means "dog," and is a term used in children's language.
ASK: すみません。では、ボシュが幼名だと大人としての本名が別にあるのでしょうか? それともボシュは子供ですか? この前にお酒が飲めるという情報を見て成人だと思ったのに...! 下手な日本語、すみません。いつもありがとうございます - Apologies. So, if Bosch is a childhood nickname, does that mean he has a different name as an adult? Or is Bosch still a child? I thought he was an adult since I saw information earlier that said he could drink alcohol…!Sorry for my clumsy Japanese, and thank you as always.
TAKA-Nakayama: 당신의 일본어는 훌륭합니다. Nayshall에서는 성인 연령이 특수하기 때문에 아직 어린 시절의 이름 만 있습니다. - Your Japanese is excellent. In Nayshall, adult age is special, so he still only has his childhood name.
DAD
ASK: あとボシュの苗字の「Waraya」の読み方だけ本当に教えて欲しい 公式さま これもいつかどこかのタイミングで何卒… - Also, I really just want to know how to pronounce Bosch's last name, "Waraya." Mr. Official, please, if you could share this at some point in the future…
TAKA-Nakayama: 「ワラヤ」です。お父さんの名前は「ハルバ=ラジ=ワラヤ」です。ユアは幼名で「お魚」の意味です。- It's "Waraya." His father's name is "Halba-Raji-Waraya." Yua is a childhood name meaning "fish."
Bosch being so much of a 'Straight Shooter' he's never hung around much with people.
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What Bosch experienced in "Neo-Shadaloo's" Base when he was Kidnapped by Juri
Report on Test Subject No. 59236
Subject experienced intense pain before fainting after being infused with Psycho Power.
Subject awakened and had violent outbursts. Eventually fainted due to reaching their physical limits.
Subject confirmed to withstand a great deal of Psycho Power. Body was modified to increase its strength.
Subject acclimated to Psycho Power over a number of days and was able to act as a solider in a number of weeks.
Psycho Power dosage was increased each time the subject mentioned "Nayshall" or "Yua"...
The output of power was too strong. The subject was consumed by Psycho Power. Frequency of violent outbursts increased.
Subject was considered not fit for soldier duty, and was demoted to Cardboard Combatant status.
The fact that Bosch was accumulating well to Psycho power but was eventually overtaken by it because they kept upping the dose.
A piece of scrap paper written by Bosch at the lab
Home...back...strong...for...future...must...withstand...pain...
....Keep...hidden...back...proud...Step...there...do...not...JP...ever...
Pain...what...don't...understa...Let...go...my...soul...comple...mission...
Yua...it...hurt...sorry...brother...sorry...all..for...yshall...
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(rough translations)
Developer's Comment
Since the World Tour took on its current form, Bosch has been considered an important character. He’s a necessary figure for both introducing players to the country of Nayshall, which appears in the game, and for the protagonist’s growth. Though blunt and struggles to express his emotions, he's a serious and kind young man. -Director: Nakayama
Bosch without his Chuba
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Small tidbits
In interactions with Yua, she said that Bosch always talked about wanting to get stronger, that's why he went to America.
Yua said that Bosch called her once when he was in America and he said that the pizza was good.
Yahriki is the fighting style that Bosch and Rewancha used. It was called the "martial art of illusion" in the game. Later on, Bosch uses the combination of Yahriki, Luke's MMA style, and Psycho Power.
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Nayshall's Flag vs The Resistance's Flag
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Bosch's profile picture
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Camera shy-Bosch
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lllusioninthehead · 1 month ago
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幼馴染のお母さんも癌を患っている。
奇しくもうちの母と同じ肺がん。脳転移も同じ。
子供が生まれたことを幼馴染に報告した際にお母さんのことを聞くと、舞台に復帰して頑張ってるとのこと。根治することはないところまできているのに。
凄い。本当に。
連絡したその日が唯一の夜公演でそう遠くない場所で演っていてと何か運命めいたものを感じて仕事をキャンセルして舞台を見てきた。
思えば、幼馴染のお母さんはイタズラすると叱ってくれる少し厳しい、でも優しいお母さんで。
役者として舞台に立つ姿を見たことはなかった。
ちゃんと別の人で。別人に見えて凄いな役者さんはと思った。古臭くて説教臭くてセンスのない舞台だったけど、それだけが光って見えた。
幼馴染姉妹とお母さんと幼馴染の彼氏さんとご飯を食べて昔話をたくさんした。
自分の物語や文脈を地続きのままで、同じように受け取ってくれる人がいる安心感は得難くて、とても家族というものを感じさせてくれた。
幼馴染といるとお互い許されてる感覚があって、怖い。この人と死ぬのも悪くないと思ってしまう。
だから離れたほうが良かったのかな。
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奥さんは里帰り中。ビールを2杯だけ飲んだ。
もう少し懐かしい暖かさに酔いたい。ゆっくり歩いて帰ろう。
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lovecake · 5 months ago
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魯山人のすき焼きです。子供の頃に「美味しんぼ」を読んで魯山人のすき焼きを知ってから、ずっと食べてみたいと思ってました。
それで、魯山人の文献を読み漁り、ついに再現に成功しました。
何より、「美味しんぼ」作中での表現がデタラメだったことに驚きました。
「ネギの高さも豆腐の厚さも、ナベにはったダシの深さに合わせてある」というのは大嘘ですww
正しい作り方はこうです。
・加熱した鉄鍋に牛脂をしく。
・肉を入れたらすぐに日本酒を入れ、醤油を適量かける。砂糖は絶対に使わない。味醂は使ってもいいが、ごく少量だけ。
・肉はひっくり返さずに片面だけ焼き、表面はレアの状態で食べるのがおすすめ。大根おろしと醤油のみで味付けして食べる。
・肉を全て平らげたら、出汁(鰹節と昆布がメイン。砂糖は絶対に入れない)を鉄鍋に入れ、日本酒と醤油で味を整える。
・野菜などの具材を入れる。
・野菜に火が通ったらこれを平らげる。
・以後、肉→野菜→肉→野菜…と、入れた分をすべて平らげながら、交互に焼いていく。
こんな感じです。
ちなみにネギは、食感が硬くならないよう、皮を一枚だけ剥いて使います。
あくまで鍋奉行による鍋奉行のための料理。魯山人の文献に明記されていない部分は好きにやっても問題ありません。
出汁と日本酒、醤油は、別々に入れてもいいですが、最初から混ぜて割り下を作っておく方が味が安定します。
「肉を片面だけ焼いてレアで食べる」のは魯山人の文献では奨められているものの、衛生的な問題もあるので自己責任で。心配な人はお好みで両面焼いてもOKです。
本当にいい牛肉を、卵や砂糖は使わずに、たっぷりの大根おろしと醤油で食べると、かなり旨いですよ。
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harawata44 · 1 year ago
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おいしすぎて子供が「どうやって作ったの~?」 冷凍うどんにアレをかけると… – grape [グレイプ]
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以下一部引用
株式会社永谷園(以下、永谷園)のウェブサイトで公開されている『待つだけで釜玉風うどん』というレシピが目に留まりました。 『待つだけ』というネーミングがなんとも魅力的ではありませんか。 ちょうど家にあるものばかりだったので、すぐに作ってみました!
永谷園の『待つだけで釜玉風うどん』を作ってみた
永谷園のレシピによると、必要な材料は以下の通りです。
材料(1人分) 松茸の味お吸いもの 1袋 卵 1個 下ごしらえ 常温に戻す 冷凍うどん 1玉(約180g)
永谷園 ーより引用
まず、袋から出した冷凍うどんを耐熱容器に入れ、ラップをして500Wの電子レンジで3分半加熱します。 電子レンジの機種やワット数などによって、加熱時間は調節してくださいね。
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電子レンジから取り出したら、常温に戻しておいた卵を割り落とし、『松茸の味お吸いもの』をかけます。
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これで完成です!好みで水菜を添えたり、刻みねぎを散らしたりしてもよいそうですよ。
ちなみにこのレシピの『待つだけ』とは、「電子レンジで加熱しながら待つだけ」という意味だそうです。本当にレシピ名通りでしたね!
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卵をつぶし、よく混ぜて食べてみると、だしの旨みがしっかりと感じられておいしい! 筆者の子供は「こんなにおいしいうどん、どうやって作ったの~?」と感激していました。 味は濃いめですが、卵を絡めることでまろやかな口あたりになりますよ。『松茸の味お吸いもの』のかける量を調整して、好みの濃さにするとよいかもしれません。 待つだけですぐに食べられるので、ぜひ試してみてくださいね。
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wainbouken · 8 months ago
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Hello! I was planning to write something yesterday but I fell asleep as soon as I laid down my bed lol. I went to the mall after class today to eat with my friends and we pulled from the gachapons. I am so happy that I was able to get the complete set of Magic Knight Rayearth characters in just six pulls (I have duplicates of Hikaru and Fuu but that was so much better than my Hitman Reborn gasha pulls). The quality were so good. I am blessed by the CLAMP gods.
I’m pretty sure I had watched this when I was a kid but I cannot remember the whole story now. Maybe I’ll find a good website where I can watch it again. Any recommendations?
These are too cute, right? I also have the complete set of the Cardcaptor Sakura ones, I’ll post it when I have the time.
こんにちは!昨日書いたつもりなんだけど、帰ったばかりなのにすぐ寝ちゃったwww。友達とモールで昼ごはんを食べた後ガチャポンを遊んで来ました。たった6回の抽選で魔法岸レイアースのキャラクターをコンプリートすることができた。とても嬉しかった。(ひかると風が重複して手に入ったけど、家庭教師ヒットマンレボーンの引きよりも遥かによかったです。 Magic Knight Rayearthを当たった。フィギュアの形はステキです。CLAMPの神々に祝福されていました!
確か、子供の頃、このアニメを観てい��けど、今、全部の話を全然思い出せない…観たいけどいいウェブサイトがまだ見つからなかった…おすすめはありませんか?
これは可愛いすぎるよね〜? 眠っているカードキャプターさくらのガシャポンも全部集めった、時間があれば、いつか写真をアップロードして。
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apothecaryscript · 10 days ago
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Episode 22 (Ep.46) “Royal Guard” / 第22話(第46話)『禁軍(きんぐん/Kin-Gun)』
楼蘭(ロウラン)「猫猫(マオマオ)をお母様(かあさま)に会(あ)わせるつもりはなかったの。新(あたら)しい薬師(くすし)と言(い)って誤魔化(ごまか)すしかなかった。お父様(とうさま)は、お母様(かあさま)は昔(むかし)はあんな人(ひと)じゃなかった…って言(い)うけど、どうなのかしら?私(わたし)には、生(う)まれた時(とき)からあんな女(おんな)だった。姉様(ねえさま)をいじめて、若(わか)い侍女(じじょ)もいじめて、親類(しんるい)の女(おんな)たちも堕落(だらく)させて。お父様(とうさま)は何(なに)も言(い)わないの。言(い)えないの。逆(さか)らえないの。ただお母様(かあさま)が許(ゆる)してくれるのを、ずっと待(ま)っている。子供(こども)が生(う)まれたら、夫(おっと)を食(く)い物(もの)にする。まるで虫(むし)だわ。ううん。虫(むし)の方(ほう)が、ずっといい。子(こ)に命(いのち)を繋(つな)ぐために、やっていることだもの。私(わたし)はお母様(かあさま)みたいになりたくない」
Roran “Maomao’o Okaa-sama’ni awaseru-tsumori’wa nakatta-no. Atarashii kusushi-to-itte gomakasu-shika nakatta. Oto-sama’wa, Okaa-sama’wa mukashi’wa anna hito-ja nakatta…tte iu-kedo, do-nano-kashira? Watashi’niwa, umareta-toki’kara anna onna-datta. Nee-sama’o ijimete, wakai jijo’mo ijimete, shin-rui’no onna-tachi’mo daraku-sasete. Oto-sama’wa nani’mo iwa-nai-no. Ie-nai-no. Saka-rae-nai-no. Tada Okaa-sama’ga yurushite-kureru-no’o, zutto matte-iru. Kodomo’ga umare-tara, otto’o kui-mono’ni suru. Marude mushi-dawa. Uun, mushi’no-hoga zutto ii. Ko’ni inochi’o tsunagu-tame’ni, yatte-iru-koto-da-mono. Watashi’wa Okaa-sama-mitai-ni nari-taku-nai.”
Loulan “I never intended for you to meet my mother. I had to pretend you were the new apothecary to get out of that situation. Father says Mother wasn’t like this in the past, but who knows? She’s been the way she is from the day I was born. Bullying my sister, bullying the young ladies-in-waiting, corrupting other women related to her… Father never said anything. He can’t. He can’t push back. He just waits, forever, for her to forgive him. Devouring her husband after giving birth to a child… She’s like an insect. No, insects are far better. They only do that to allow their children to live. I don’t want to be like my mother.”
猫猫(子翠(シスイ)は、自(みずか)ら堕胎剤(だたいざい)を飲(の)むほど、母(はは)になることを拒(こば)んでいた。子翠(シスイ)にとって母親(ははおや)はただ一人(ひとり)。でも、神美(シェンメイ)のようにはなりたくない。それが一番(いちばん)の理由(りゆう)か…)
Maomao (Shisui’wa, mizukara datai-zai’o nomu-hodo, haha’ni naru-koto’o kobande-ita. Shisui’ni-totte haha-oya’wa tada hitori. Demo, Shenmei’no-yo’niwa nari-taku-nai. Sore’ga ichi-ban’no riyu-ka…)
Maomao (Shisui refused to become a mother, enough to willingly take abortion medicine. Shisui only has one mother. But she doesn’t want to be like Shenmei. That’s her prime motivation…)
楼蘭「猫猫のこと、少(すこ)し調(しら)べさせてもらったの。父(ちち)が高官(こうかん)で、元(もと)医官(いかん)に育(そだ)てられて…。似(に)てるんだ、姉様(ねえさま)に」
Roran “Maomao’no-koto, sukoshi shirabe-sasete-moratta-no. Chichi’ga ko-kan’de, moto-ikan’ni sodate-rarete… Niterunda, Nee-sama’ni.”
Loulan “I did some research into you, Maomao. Your father’s a high-ranking official, and you were raised by a former doctor. You’re similar to my sister.”
猫猫「私(わたし)は父(ちち)も母(はは)もいない。いるのは親父(おやじ)だけだ」
Maomao “Watashi’wa chichi’mo haha’mo inai. Iru-nowa Oyaji-dake-da.”
Maomao “I have no father or mother. Just a dad.”
楼蘭「フフ…、姉様(ねえさま)も同(おな)じようなこと言(い)ってた。そだね。そうだよね。きっと姉様(ねえさま)も、私(わたし)の姉様(ねえさま)じゃないんだわ」
Roran “Fufu…, Nee-sama’mo onaji-yona-koto itte-ta. Sodane. So-dayo-ne. Kitto Nee-sama’mo, watashi’no Nee-sama-ja nain-dawa.”
Loulan “Yes, that’s similar to what my sister said. Yes, you’re right. My sister probably isn’t really my sister, either.”
猫猫「ん?」
Maomao “N?”
楼蘭「お父様(とうさま)は狸(たぬき)だから、皇帝(こうてい)の血(ち)を引(ひ)く姉様(ねえさま)を手元(てもと)に置(お)くことで、何(なに)か企(たくら)んでいたんじゃないかしら?だから、姉様(ねえさま)は子(シ)の一族(いちぞく)とは関係(かんけい)ない」
Roran “Oto-sama’wa tanuki-dakara, kotei’no chi’o-hiku Nee-sama’o temoto’ni oku-koto’de, nani-ka takurande-itan-ja nai-kashira? Dakara, Nee-sama’wa Shi’no ichi-zoku-towa kankei-nai.”
Loulan “My father is a scheming tanuki, after all. He must have been plotting something by having my sister, who has imperial blood in her, under his control. Therefore, my sister has nothing to do with the Shi clan.”
猫猫(うそつけ。こんな顔(かお)をされると、よく似(に)てる。子翠(シスイ)は、姉(あね)である翠苓(スイレイ)を慕(した)っている。だから、こんな状況(じょうきょう)になっても無関係(むかんけい)だと、庇(かば)っている。でも、そんな理屈(りくつ)は通(つう)じない。翠苓(スイレイ)は、これまでの事件(じけん)に関(かか)わり過(す)ぎている)
Maomao (Uso tsuke. Konna kao’o sareru-to, yoku niteru. Shisui’wa, ane’de-aru Suirei’o shitatte-iru. Dakara, konna jokyo’ni nattemo mu-kankei-dato kabatte-iru. Demo, sonna rikutsu’wa tsuji-nai. Suirei’wa, kore-made’no jiken’ni kakawari-sugite-iru.)
Maomao (Lies. When she makes this face, they look really similar. Shisui really loves her sister, Suirei. That’s why, even after all that’s happened, she claims they’re unrelated, to protect her. But that logic won’t work at all. Suirei is far too involved in all of the incidents that have happened so far.)
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楼蘭「ねぇ、猫猫。この子(こ)たちが虫(むし)であれば、冬(ふゆ)を越(こ)せたのにね」
Roran “Nee, Maomao. Kono-ko-tachi’ga mushi’de areba, fuyu’o koseta-noni-ne.”
Loulan “Hey, Maomao… If these kids were insects, they’d have survived the winter, don’t you think?”
猫猫(『虫(むし)であれば』?)
Maomao (“Mushi’de areba”?)
Maomao (If they were insects…?)
楼蘭「虫(むし)は冬(ふゆ)を越(こ)せない。ただ、子(こ)を残(のこ)すのみ」
Roran “Mushi’wa fuyu’o kose-nai. Tada, ko’o nokosu-nomi.”
Loulan “Insects never survive the winter. They only leave behind their children.”
猫猫(あっ…、そういうことか。そのために私(わたし)を連(つ)れて来(き)たのか。子翠(シスイ)は…子翠は、もう…戻(もど)ってこない…)
Maomao (A…, so-iu-koto-ka. Sono-tame’ni watashi’o tsurete-kita-noka. Shisui’wa… Shisui’wa, mo… modotte-konai…)
Maomao (I see it now. That’s why she brought me here. Shisui’s not… Shisui won’t be coming back anymore.)
猫猫「子翠(シスイ)…」
Maomao “Shisui…”
Maomao “Shisui…”
猫猫(逃(に)げてしまえばいいのに。全(すべ)て放(ほう)り投(な)げて、翠苓(スイレイ)と2人(ふたり)で逃(に)げてしまえばいい。政治(せいじ)のことも、両親(りょうしん)も、一族(いちぞく)も、何(なに)もかも捨(す)てて。私(わたし)だって他人(たにん)のことはどうでもいい。自分(じぶん)が一番(いちばん)大切(たいせつ)だ。ここに連(つ)れて来(こ)られて、どんな目(め)に遭(あ)ったと思(おも)っている。なのに…)
Maomao (Nigete-shimaeba ii-noni. Subete hori-nagete, Suirei’to futari-de nigete-shimaeba ii. Seiji’no koto’mo, ryo-shin’mo, ichi-zoku’mo, nani’mo-kamo sutete. Watashi-datte tanin’no koto’wa do-demo ii. Jibun’ga ichi-ban taisetsu-da. Koko’ni tsurete-korarete, donna me’ni atta-to omotte-iru. Nanoni…)
Maomao (You should just run. Just throw it all away, and escape with Suirei. Politics, your parents, the clan, just throw it all away. I don’t care about other people, either. I’m the most important person to me. Do you realize how much I went through after being dragged here? But, still…)
猫猫(どうして、手(て)を伸(の)ばさずにいられないのだろう)
Maomao (Do-shite, te’o nobasa-zu’ni irare-nai-no-daro.)
Maomao (Why can’t I stop myself from reaching out to her?)
楼蘭「止(と)めないで!」
Roran “Tome-nai-de!”
Loulan “Don’t stop me!”
猫猫「あ…」
Maomao “A…”
楼蘭「私(わたし)には、私の役目(やくめ)があるの」
Roran “Watashi’niwa, watashi’no yaku-me’ga aru-no.”
Loulan “I have my own duties.”
猫猫「意味(いみ)はあるの?」
Maomao “Imi’wa aru-no?”
Maomao “What difference will it make?”
楼蘭「意地(いじ)だよ、私(わたし)の」
Roran “Iji-dayo, watashi’no.”
Loulan “I have my own pride.”
猫猫「そんなもの、捨(す)ててしまえばいい」
Maomao “Sonna-mono, sutete-shima-eba ii.”
Maomao “Just throw that away.”
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楼蘭「ねぇ、猫猫。猫猫は、目(め)の前(まえ)に未知(みち)の毒(どく)があって、飲(の)む機会(きかい)が一度(いちど)しかないと言(い)われたら、どうする?」
Roran “Nee, Maomao. Maomao’wa, me’no-mae’ni michi’no doku’ga atte, nomu kikai’ga ichi-do-shika nai-to iware-tara, do-suru?”
Loulan “Hey, Maomao… If there was an unknown poison in front of you, and you were told you had just one chance to drink it, what would you do?”
猫猫「飲(の)み干(ほ)す!あっ…」
Maomao “Nomi-hosu! A…”
Maomao “Swallow it in one gulp.”
楼蘭「でしょ?」
Roran “Desho?”
Loulan “Right?”
猫猫(行(い)ってしまう…。でも、何(なに)を伝(つた)えたらいいのか、分(わ)からない!)
Maomao (Itte-shimau… Demo, nani’o tsutae-tara ii-noka, wakara-nai!)
Maomao (She’s going… But… I don’t know what to tell her!)
猫猫「子翠(シスイ)!せめて、願掛(がんか)けくらいさせて」
Maomao “Shisui! Semete, gan-kake-kurai sasete.”
Maomao “Shisui! At least let me wish you good luck.”
楼蘭「願掛(がんか)け?猫猫らしくないなぁ」
Roran “Gan-kake? Maomao-rashiku-nai-naa.”
Loulan “Good luck? That’s not like you.”
猫猫「たまにはいいでしょ。たまには…。いつか返(かえ)して。貰(もら)い物(もの)だから」
Maomao “Tama-niwa ii-desho. Tama-niwa… Itsuka kaeshite. Morai-mono-dakara.”
Maomao “Yes, it’s rare. Really… Give this back to me some day. It was a gift.”
楼蘭「無理(むり)言(い)わないで。売(う)り払(はら)っちゃうよ?」
Roran “Muri iwa-nai-de. Uri-haracchau-yo?”
Loulan “That’s unreasonable. I might sell it off.”
猫猫「なら、それでもいい」
Maomao “Nara, sore’demo ii.”
Maomao “If you do, that’s fine.”
楼蘭「髪(かみ)じゃなくて、襟(えり)なの?」
Roran “Kami-ja nakute, eri-nano?”
Loulan “In my collar? Not my hair?”
猫猫「これ以上(いじょう)髪(かみ)に着(つ)けたら、華美(かび)過(す)ぎるよ。顔(かお)も髪(かみ)も、煤(すす)がついてる」
Maomao “Kore-ijo kami’ni tsuke-tara, kabi-sugiru-yo. Kao’mo kami’mo, susu’ga tsuite-ru.”
Maomao “You’ll be too flamboyant if you put any more in your hair. You have soot on your face and hair.”
楼蘭「フフフ…。本当(ほんとう)だ。狸(たぬき)みたいだ。ありがとう、猫猫」
Roran “Fufufu… Honto-da. Tanuki-mitai-da. Arigato, Maomao.”
Loulan “You’re right. I look like a tanuki. Thank you, Maomao.”
楼蘭「後(あと)は頼(たの)んだから」
Roran “Ato’wa tanonda-kara.”
Loulan “Please take care of the rest.”
猫猫「『後(あと)は頼(たの)んだ』か…」
Maomao “‘Ato’wa tanonda’-ka…”
Maomao “‘Take care of the rest.’ Right.”
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語(かた)り「時(とき)は、少(すこ)し前(まえ)に遡(さかのぼ)る」
Katari “Toki’wa, sukoshi mae-ni saka-noboru.”
Narration “We go back in time, briefly.”
羅漢(ラカン)「一刻(いっこく)を争(あらそ)うと言(い)うのに、あと少(すこ)し出立(しゅったつ)が遅(おそ)ければ、無理(むり)やり引(ひ)きずってこようかと!」
Rakan “Ikkoku’o arasou-to-iu-noni, ato sukoshi shuttatsu’ga oso-kereba, muri-yari hiki-zutte-ko-yoka-to!”
Lakan “Time is of the essence! If you were just a little later, I would have dragged you out physically!”
羅半(ラハン)「義父上(ちちうえ)…、例(たと)えば、皇族(こうぞく)に手(て)を上(あ)げた場合(ばあい)、罪(つみ)に問(と)われるのは当人(とうにん)だけでしょうか?」
Rahan “Chichi-ue…, tatoeba, ko-zoku’ni te’o ageta-baai, tsumi’ni towareru-nowa to-nin-dake-desho-ka?”
Lahan “Father, theoretically, if you were to treat an imperial family member that way, would you be the only one punished for it?”
羅漢「うっ、うぅ…」
Rakan “U, uu…”
壬氏「羅半(ラハン)」
Jinshi “Rahan.”
Jinshi “Lahan.”
羅半「何(なん)でしょうか?」
Rahan “Nan-desho-ka?”
Lahan “Yes, what is it?”
壬氏「気(き)づいていたか?壬氏(ジンシ)と私(わたし)が同一人物(どういつじんぶつ)であると」
Jinshi “Kizuite-ita-ka? Jinshi’to watashi’ga do-itsu-jinbutsu’de aru-to.”
Jinshi “Did you realize that Jinshi and I were the same person?”
羅半「ええ。背丈(せたけ)、体重(たいじゅう)、胸回(むねまわ)り、胴回(どうまわ)り、全(すべ)て同(おな)じ数字(すうじ)の人間(にんげん)など、そうそうおりません。大変(たいへん)麗(うるわ)しく、女性(じょせい)でないのが残念(ざんねん)です」
Rahan “Ee. Se-take, tai-ju, mune-mawari, do-mawari, subete onaji suji’no Ningen-nado, so-so ori-masen. Taihen uruwa-shiku, josei’de nai-noga zan’nen-desu.”
Lahan “Yes. Height, weight, chest, waist… It’s quite rare for two people to have the exact same measurements. You are extremely beautiful. Unfortunate that you weren’t born a woman.”
羅漢「ん~、では、砦(とりで)の攻略策(こう���ゃくさく)について、説明(せつめい)を」
Rakan “Nnn, dewa, toride’no koryaku-saku’ni tsuite, setsumei’o.”
Lakan “Now, explain to us the plan to take that stronghold.”
羅半「この地方(ちほう)は森林資源(しんりんしげん)が豊富(ほうふ)で、代々(だいだい)、子(シ)の一族(いちぞく)が守(まも)ってきました。調査(ちょうさ)によると、鉄(てつ)の類(たぐ)いが子昌(シショウ)の元(もと)に流(なが)れているようです。その上(うえ)、この辺(あた)りには温泉(おんせん)が湧(わ)き出(で)ていて、硫黄(いおう)が手(て)に入(はい)りやすい。洞窟(どうくつ)もあるようで、硝石(しょうせき)も取(と)り出(だ)せます」
Rahan “Kono chiho’wa shinrin-shigen’ga hofu-de, dai-dai, Shi’no ichi-zoku’ga mamotte-kimashita. Chosa’ni-yoruto, tetsu’no tagui’ga Shisho’no moto’ni nagarete-iru-yo-desu. Sono-ue, kono atari’niwa onsen’ga waki-dete-ite, io’ga te’ni hairi-yasui. Do-kutsu’mo aru-yode, sho-seki’mo tori-dase-masu.”
Lahan “This area is known for its rich forestry resources, and has been under the Shi clan’s control for many generations. According to our investigation, a supply of metal has been flowing to Shishou. Additionally, the hot springs nearby provide ample sulfur. There are caves too, which provide saltpeter.”
羅漢「硫黄(いおう)��硝石(しょうせき)。この2(ふた)つがあれば火薬(かやく)ができる。恐(おそ)らく子昌(シショウ)は戦(いくさ)に備(そな)えて、火器(かき)を用意(ようい)しているはず」
Rakan “Io’to sho-seki. Kono futatsu’ga areba kayaku’ga dekiru. Osoraku Shisho’wa ikusa’ni sonaete, kaki’o yoi-shite-iru-hazu.”
Lakan “Sulfur and saltpeter… They can make gunpowder from that. We can expect Shishou to have gunpowder weapons ready for war.”
壬氏「飛発(フェイファ)か?」
Jinshi “Feifa-ka?”
Jinshi “Feifas?”
羅漢「あれは籠城戦(ろうじょうせん)には向(む)かない。城壁(じょうへき)の上(うえ)から敵(てき)をまとめて始末(しまつ)するなら…」
Rakan “Are’wa rojo-sen’niwa muka-nai. Jo-heki’no ue’kara teki’o matomete shimatsu-suru-nara…”
Lakan “Those aren’t well-suited for defensive fighting. To take out a group of enemies from atop a wall…”
壬氏「砲(ほう)か…」
Jinshi “Ho-ka…”
Jinshi “Cannons.”
羅漢「うむ…。砦(とりで)に近(ちか)づくまでに、相当数(そうとうすう)の被害(ひがい)が出(で)るでしょうなぁ」
Rakan “Umu… Toride’ni chika-zuku-made’ni, soto-su’no higai’ga deru-desho-naa.”
Lakan “We can expect some heavy casualties trying to approach the stronghold.”
壬氏「厄介(やっかい)だな」
Jinshi “Yakkai-dana.”
Jinshi “That’s troubling.”
羅半「ですが、砲(ほう)を使(つか)わせず制圧(せいあつ)することは、理論上(りろんじょう)可能(かのう)です」
Rahan “Desu-ga, ho’o tsuka-wase-zu sei-atsu-suru-koto’wa, riron-jo kano-desu.”
Lahan “In theory, however, it’s possible to neutralize them without letting them use the cannons.”
羅漢「フフッ、算盤頭(そろばんあたま)も、こう言(い)っている」
Rakan “Fufu, soroban-atama’mo, ko itte-iru.”
Lakan “Or so our math-head thinks.”
壬氏「どうするんだ?」
Jinshi “Do-surunda?”
Jinshi “What do you propose?”
羅漢「砲(ほう)を使(つか)えないように、まず火薬(かやく)の保管庫(ほかんこ)を落(お)とす。少々(しょうしょう)、突飛(とっぴ)なやり方(かた)ですが…」
Rakan “Ho’o tsukae-nai-yoni, mazu kayaku’no hokan-ko’o otosu. Sho-sho, toppi-na yari-kata-desu-ga…”
Lakan “First, we take out their gunpowder reserves, to prevent them from using their cannons. It is a somewhat eccentric method, but…”
壬氏「なるほど」
Jinshi “Naru-hodo.”
Jinshi “I see.”
羅半「これなら大変(たいへん)経済的(けいざいてき)です」
Rakan “Kore-nara taihen keizai-teki-desu.“
Lahan “This is a very economical method.”
高順(ガオシュン)「ですが…」
Gaoshun “Desu-ga…”
Gaoshun “But…”
羅半・羅漢「ん?」
Rahan, Rakan “N?”
高順「問題(もんだい)があります」
Gaoshun “Mondai’ga ari-masu.”
Gaoshun “There is one problem.”
羅漢「何(なに)が問題(もんだい)なのだ?」
Rakan “Nani’ga mondai-nano-da?”
Lakan “What issue is there?”
高順「禁軍(きんぐん)が奇襲(きしゅう)、ですか?」
Gaoshun “Kin-gun’ga kishu, desu-ka?”
Gaoshun “The royal guard, launching a surprise attack?”
壬氏(禁軍(きんぐん)…帝(みかど)直属(ちょくぞく)の軍隊(ぐんたい)。それに相応(ふさわ)しく、堂々(どうどう)たる態度(たいど)で制圧(せいあつ)せねばならない)
Jinshi (Kin-gun… Mikado-choku-zoku’no gun-tai. Sore’ni fusawa-shiku, do-do-taru taido’de sei-atsu-seneba nara-nai.)
Jinshi (The royal guard. The emperor’s finest soldiers. We must fight with dignity, as befits that status.)
壬氏「大尉(たいい)の意見(いけん)に賛同(さんどう)する。できるだけ被害(ひがい)を抑(おさ)えたい」
Jinshi “Tai’i’no iken’ni sando-suru. Dekiru-dake higai’o osae-tai.”
Jinshi “I agree with the Grand Commandant. I want to minimize the damage.”
高順「分(わ)かりました」
Gaoshun “Wakari-mashita.”
Gaoshun “Understood.”
羅漢「では、羅半(ラハン)」
Rakan “Dewa, Rahan.”
Lakan “Right. Lahan.”
羅半「はい」
Rahan “Hai.”
Lahan “Yes.”
高順「今後(こんご)は、あの娘(むすめ)との接(せっ)し方(かた)を変(か)えねばなりませんよ」
Gaoshun “Kongo’wa, ano musume-tono sesshi-kata’o kae-neba nari-masen-yo.”
Gaoshun “You will need to approach that girl differently from now on.”
壬氏「分(わ)かっている」
Jinshi “Wakatte-iru.”
Jinshi “I know.”
――――――――――――――――――――――――――――――
陸孫(リクソン)「羅漢(ラカン)様(さま)。斥候隊(せっこうたい)からの報告(ほうこく)です。夜(よる)には雪(ゆき)が止(や)むので、作戦(さくせん)決行(けっこう)可能(かのう)とのことです」
Rikuson “Rakan-sama. Sekko-tai’kara’no ho-koku-desu. Yoru’niwa yuki’ga yamu-node, sakusen-kekko-kano-tono-koto-desu.”
Rikuson “Master Lakan, the scouts are reporting in. The snow will stop by nightfall. We should be able to launch our strike then.”
羅漢「火槍(かそう)部隊(ぶたい)を急(いそ)がせろ」
Rakan “Kaso-butai’o iso-gase-ro.”
Lakan “Get the fire lancers in position.”
陸孫「はっ!」
Rikuson “Ha!”
Rikuson “Yes, sir!”
羅漢「待(ま)ってろ、猫猫。パパが必(かなら)ず助(たす)けてやるからな!」
Rakan “Mattero, Maomao. Papa’ga kanarazu tasukete-yaru-kara-na!”
Lakan “Just wait, Maomao. Papa’s coming to save you!”
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子昌(シショウ)(眠(ねむ)れない…。禁軍(きんぐん)が攻(せ)めてくるまで、まだ時間(じかん)があるだろうに…。わざわざ私(わたし)に聞(き)こえる場所(ばしょ)で、享楽(きょうらく)にふけっている。一族(いちぞく)の中(なか)から、貞淑(ていしゅく)な妻(つま)や、子(こ)を育(そだ)てた母(はは)ばかり集(あつ)め、男娼(だんしょう)相手(あいて)に堕落(だらく)していくのを見(み)て、楽(たの)しんでいるのだ…。そんな女(おんな)ではなかった…)
Shisho (Nemure-nai… Kin-Gun’ga semete-kuru-made, mada jikan’ga aru-daro-ni… Waza-waza watashi’ni kikoeru basho’de, kyo-raku’ni fukette-iru. Ichi-zoku’no naka’kara, tei-shuku-na tsuma’ya, ko’o sodateta haha-bakari atsume, dansho-aite’ni daraku-shite-iku-no’o mite, tanoshinde-iru-noda… Sonna onna’dewa nakatta…)
Shishou (I can’t sleep. There’s still some time before the royal guard attacks, yet… She indulges in her hedonism within my earshot, on purpose. She gathers virtuous wives and child-raising mothers on purpose, to watch them fall into depravity with male prostitutes. She wasn’t always like this.)
(地響(じひび)き/Ji-hibiki)
子昌「んっ!?あっ…」
Shisho “N!? A…”
子昌「あぁ…まだ禁軍(きんぐん)は動(うご)いていない。では、今(いま)の衝撃(しょうげき)は……あっ!地下(ちか)の火薬(かやく)工房(こうぼう)が!早(はや)くどうにかしなくては!」
Shisho “Aa… Mada kin-gun’wa ugoite-inai. Dewa, ima’no sho-geki’wa……A! Chika’no kayaku-kobo’ga! Hayaku do-nika shi-nakutewa!”
Shishou “The royal guard hasn’t made its move yet. What was that shock, then? The gunpowder workshop in the basement?! I have to do something!”
子昌(そう思(おも)っていても動(うご)けない。情(なさ)けない話(はなし)だ。ここ20年(にじゅうねん)、まともに眠(ねむ)れていない。あれから私(わたし)の苦痛(くつう)が始(はじ)まった)
Shisho (So omotte-itemo ugoke-nai. Nasake-nai hanashi-da. Koko niju-nen, matomo-ni nemurete-inai. Are’kara watashi’no kutsu’ga hajimatta.)
Shishou (I know this, yet I do nothing. How pathetic. I haven’t slept well at all for two decades, now. That was when all of my pain started.)
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先帝(せんてい)「お前(まえ)に頼(たの)みがあるのだ。私(わたし)の娘(むすめ)を、妻(つま)として迎(むか)えて欲(ほ)しい」
Sentei “Omae’ni tanomi’ga aru-noda. Watashi’no musume’o, tsuma-to-shite mukaete-hoshii.”
The late emperor “I must ask you to do something for me. I want you to take my daughter as your wife.”
子昌「あっ…」
Shisho “A…”
先帝「大宝(タイホウ)と不義(ふぎ)を働(はたら)いた医官(いかん)の娘(むすめ)として、宮中(きゅうちゅう)から追放(ついほう)し、あの子(こ)には長(なが)く苦労(くろう)を強(し)いてきた。本来(ほんらい)なら公主(ひめ)として、宮中(きゅうちゅう)で何不自由(なにふじゆう)なく暮(く)らしていたはずだったのに…」
Sentei “Taiho’to fugi’o hataraita ikan’no musume-to-shite, kyu-chu’kara tsuiho-shi, ano-ko’niwa nagaku kuro’o shiite-kita. Honrai-nara hime-to-shite, kyu-chu’de nani-fujiyu-naku kurashite-ita-hazu-datta-noni…”
The late emperor “I had her exiled as the daughter born as a result of adultery between Taihou and the doctor. I made her live such a hard life. Even though she deserved to be raised as a princess in the palace, free from all worries.”
子昌(妻(つま)を持(も)つ気(き)はなかったが、気(き)が弱(よわ)り始(はじ)めていた先帝(せんてい)の頼(たの)みを断(ことわ)ることはできなかった)
Shisho (Tsuma’o motsu ki’wa nakatta-ga, ki’ga yowari-hajimete-ita sentei’no tanomi’o kotowaru-koto’wa deki-nakatta.)
Shishou (I had no intention of taking a wife, but I couldn’t decline a request from the rapidly weakening emperor.)
先帝「子昌(シショウ)。お前(まえ)は私(わたし)の忠臣(ちゅうしん)だ。引(ひ)き受(う)けてくれれば、お前(まえ)の望(のぞ)みは何(なん)でも叶(かな)えてやろう」
Sentei “Shisho. Omae’wa watashi’no chu-shin-da. Hiki-ukete-kure-reba, omae’no nozomi’wa nan-demo kanaete-yaro.”
The late emperor “Shishou, you are my most loyal supporter. If you accept this, I will grant you any wish.”
子昌(私(わたし)には、後宮(こうきゅう)に入内(じゅだい)した婚約者(こんやくしゃ)がいた)
Shisho (Watashi’niwa, kokyu’ni judai-shita kon’yaku-sha’ga ita.)
Shishou (I had a fiancée who’d entered the rear palace.)
子昌「本当(ほんとう)に叶(かな)えて下(くだ)さるなら…」
Shisho “Honto-ni kanaete-kudasaru-nara…”
Shishou “If you would truly grant any wish…”
子昌(私(わたし)は先帝(せんてい)の娘(むすめ)を妻(つま)として迎(むか)え、翠苓(スイレイ)が生(う)まれた。そして、後宮(こうきゅう)から婚約者(こんやくしゃ)の神美(シェンメイ)が戻(もど)ってきたが、その結果(けっか)がこれだ)
Shisho (Watashi’wa sentei’no musume’o tsuma-to-shite mukae, Suirei’ga umareta. Soshite, kokyu’kara kon’yaku-sha’no Shenmei’ga modotte-kita-ga, sono kekka’ga kore-da.)
Shishou (I accepted the late emperor’s daughter as my wife, and Suirei was born. Then, my fiancée Shenmei returned from the rear palace, and this is how that turned out.)
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神美(シェンメイ)「ん?」
Shenmei “N?”
神美「何(なん)なの?さっきの音(おと)」
Shenmei “Nan-nano? Sakki’no oto.”
Shenmei “What was that noise from earlier?”
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子昌「これから確(たし)かめるところだ」
Shisho “Kore-kara tashi-kameru-tokoro-da.”
Shishou “I’m going to find out right now.”
2人「ん?」
Futari “N?”
神美「何(なん)ですか、楼蘭(ロウラン)!その、はしたない格好(かっこう)は!?」
Shenmei “Nan-desu-ka, Roran! Sono, hashita-nai kakko’wa!?”
Shenmei “What is this, Loulan?! You’re absolutely filthy!”
楼蘭「お母様方(かあさまがた)に言(い)われたくありません。子供(こども)たちを放置(ほうち)し、快楽(かいらく)に身(み)を投(とう)じる、あなた方(がた)にだけは」
Roran “Okaa-sama-gata’ni iware-taku-ari-masen. Kodomo-tachi’o ho-chi-shi, kairaku’ni mi’o to-jiru, anata-gata’ni-dake’wa.”
Loulan “I won’t take that from you, Mother. Nor from any of you, who have descended into decadence, leaving your children behind.”
響迂の母「あっ!」
Kyo-u’no haha “A!”
神美「楼蘭(ロウラン)!」
Shenmei “Roran!”
Shenmei “Loulan?!”
子昌(これは、私(わたし)の娘(むすめ)だろうか?いつも神美(シェンメイ)に従順(じゅうじゅん)で、命令(めいれい)されるままに着飾(きかざ)る人形(にんぎょう)のような子(こ)だと思(おも)っていた)
Shisho (Kore’wa, watashi’no musume-daro-ka? Itsumo Shenmei’ni ju-jun’de, meirei-sareru-mama’ni ki-kazaru ningyo’no-yona ko-dato omotte-ita.)
Shishou (Is this… really my daughter? I thought she was just a doll, always obedient to Shenmei and dressing as Shenmei ordered her to.)
翠苓「あ…」
Suirei “A…”
楼蘭「姉様(ねえさま)、ごめん。遅(おそ)くなった」
Roran “Nee-sama, gomen. Osoku-natta.”
Loulan “I’m sorry, Dear Sister. I’m late.”
子昌(いつものことのように手慣(てな)れている。神美(シェンメイ)が翠苓(スイレイ)を疎(うと)んでいたのは知(し)っていた。しかし、こんな折檻(せっかん)を日常的(にちじょうてき)に?私(わたし)が宮中(きゅうちゅう)に出仕(しゅっし)している間(あいだ)に。なんと至(いた)らない父親(ちちおや)か…)
Shisho (Itsumo’no koto’no-yoni te-narete-iru. Shenmei’ga Suirei’o utonde-ita-nowa shitte-ita. Shikashi, konna sekkan’o nichijo-teki-ni? Watashi’ga kyu-chu’ni shusshi-shite-iru-aida’ni. Nanto itara-nai chichi-oya-ka…)
Shishou (It’s like she’s done this dozens of times before. I knew Shenmei resented Suirei. But was this level of abuse commonplace? While I was serving at the palace… What a pathetic father I am.)
楼蘭「お父様(とうさま)。最後(さいご)くらい、責任(せきにん)を取(と)ってください」
Roran “Oto-sama. Saigo-kurai, sekinin’o totte-kudasai.”
Loulan “Father. As a final act, take responsibility for once in your life.”
子昌「はっ…、楼蘭(ロウラン)…」
Shisho “Ha…, Roran…”
Shishou “Loulan…”
楼蘭「お父様(とうさま)は、狐(きつね)の里(さと)の狸(たぬき)おやじです。最後(さいご)まで、化(ば)かしていきましょう」
Roran “Oto-sama’wa, kitsune’no sato’no tanuki-oyaji desu. Saigo’made, bakashite-iki-masho.”
Loulan “You’re the tanuki master of a village of foxes. Let’s pull off one last trick.”
(地響(じひび)き/Ji-hibiki)
神美「何(なに)?これは!?」
Shenmei “Nani? Kore’wa!?”
Shenmei “What is this?!”
神美「あっ!雪崩(なだれ)……武器庫(ぶき��)が…あれが埋(う)もれては、戦(いくさ)が……」
Shenmei “A! Nadare…… Buki-ko’ga… are’ga umoretewa, ikusa’ga……”
Shenmei “An avalanche?! The armory… We can’t fight without it!”
楼蘭「火薬(かやく)もありません。燃(も)やしましたから」
Roran “Kayaku’mo ari-masen. Moyashi-mashita-kara.”
Loulan “No gunpowder, either. I burned it all.”
神美「楼蘭(ロウラン)、お前(まえ)…」
Shenmei “Roran, omae…”
Shenmei “Loulan, you―”
楼蘭「勝(か)てぬ相手(あいて)と分(わ)かっていたはずです。お父様(とうさま)…、お母様(かあさま)は私(わたし)が見届(みとど)けますから」
Roran “Kate-nu aite-to wakatte-ita-hazu-desu. Oto-sama…, Okaa-sama’wa watashi’ga mitodoke-masu-kara.”
Loulan “You knew we had no chance to win. Father. I will see Mother off.”
子昌(『責任(せきにん)を取(と)れ』か…)
Shisho (‘Seki-nin’o tore’ka…)
Shishou (Take responsibility…)
子昌「そうだな。私(わたし)の責任(せきにん)だな」
Shisho “So-dana. Watashi’no seki-nin dana.”
Shishou “She’s right. It’s my responsibility.”
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兵士「武器庫(ぶきこ)が雪(ゆき)で埋(う)もれているぞ!もっと人(ひと)を集(あつ)めろ!」
Hei-shi “Buki-ko’ga yuki’de umorete-iru-zo! Motto hito’o atsume-ro!”
Soldier “The armory’s buried under the snow! Get more men over here!”
兵士「禁軍(きんぐん)が攻(せ)めてくるまで時間(じかん)がないぞ!」
Hei-shi “Kin-gun’ga semete-kuru-made jikan’ga nai-zo!”
Soldier “There’s no time before the royal guard arrives!”
兵士「うっ!」
Hei-shi “U!”
兵士「あっ…」
Hei-shi “A…”
兵士「て…敵襲(てきしゅう)だ~!!」
Hei-shi “Te…Teki-shu-daaa!!”
Soldier “We’re under attack!”
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兵士「禁軍(きんぐん)、いつの間(ま)に!?」
Hei-shi “Kin-gun, itsu’no-ma’ni!?”
Soldier “The royal guard?! When?!”
兵士「迎(むか)え討(う)て~!」
Hei-shi “Mukae-uteee!”
Soldier “Fend them off!”
壬氏「敵(てき)は混乱(こんらん)している!一気(いっき)に叩(たた)け!」
Jinshi “Teki’wa konran-shite-iru! Ikki-ni tatake!”
Jinshi “The enemy is in disarray! Strike them now!”
兵士「うぅ…」
Hei-shi “Uu…”
壬氏「戦(たたか)う意思(いし)のない者(もの)は殺(ころ)すな、捕縛(ほばく)せよ!」
Jinshi “Tatakau ishi’no nai mono’wa korosu-na, hobaku-seyo!”
Jinshi “Don’t kill those who have no will to fight. Capture them!”
壬氏「兵(へい)が思(おも)ったより少(すく)ないな」
Jinshi “Hei’ga omotta-yori sukunai-na.”
Jinshi “There’s fewer soldiers than I expected.”
馬閃(バセン)「前方(ぜんぽう)に詰(つ)めていた兵(へい)の多(おお)くは、火炎(かえん)に対処(たいしょ)するため、建物(たてもの)の方(ほう)へ行(い)っているようです」
Basen “Zenpo’ni tsumete-ita hei’no ooku’wa, kaen’ni taisho-suru-tame, tate-mono’no-ho’e itte-iru-yo-desu.”
Basen “Most of the soldiers who were supposed to defend the front returned to the building to fight the fire.”
壬氏「先(さき)へ進(すす)む」
Jinshi “Saki’e susumu.”
Jinshi “We push on.”
馬閃「はっ!」
Basen “Ha!”
Basen “Yes, sir!”
李白(リハク)「こんなとんでもねえ策(さく)がうまくいくとは…。しかし、宮廷(きゅうてい)でも狸(たぬき)おやじと言(い)われた子昌(シショウ)が、こんな場所(ばしょ)に立(た)てこもるなんて、馬鹿(ばか)な真似(まね)をするものかねぇ」
Rihaku “Konna tondemo-nee saku’ga umaku-iku-towa… Shikashi, kyu-tei’demo tanuki-oyaji-to iwareta Shisho’ga, konna basho’ni tate-komoru-nante, baka-na mane’o suru-mono-kanee.”
Lihaku “Who’d have thought this tactic would go so well… Also, who’d have thought Shishou, known for his wiles in the palace, would make the mistake of holing up in a place like this.”
李白(だが、それ以上(いじょう)に、嬢(じょう)ちゃんの上官(じょうかん)の天女(てんにょ)と呼(よ)ばれた宦官(かんがん)が、まさか禁軍(きんぐん)の大将(たいしょう)として出(で)てくるとは、みんな驚(おどろ)いたよなぁ)
Rihaku (Daga, sore-ijo’ni, jo-chan’no jo-kan’no ten-nyo-to yobareta kangan’ga, masaka Kin-Gun’no taisho-to-shite dete-kuru-towa, minna odoroita-yonaa.)
Lihaku (Moreover… The little lady’s boss, the eunuch with the beauty of a heavenly goddess, showing up as the leader of the royal guard… Everyone was shocked to the core.)
壬氏「皇族(こうぞく)が率(ひき)いる禁軍(きんぐん)が採(と)る策(さく)に、ふさわしくないと思(おも)う者(もの)もいるだろう。だが、自軍(じぐん)の被害(ひがい)を抑(おさ)えるには、この策(さく)が最(もっと)も良(よ)い。そう私(わたし)が判断(はんだん)した。虚(きょ)を突(つ)く策(さく)とのそしりは、私(わたし)が受(う)ける!」
Jinshi “Ko-zoku’ga hikiiru Kin-Gun’ga toru saku’ni, fusawashiku-nai-to omou-mono’mo iru-daro. Daga, jigun’no higai’o osaeru’niwa, kono saku’ga mottomo yoi. So watashi’ga handan-shita. Kyo’o tsuku saku-tono soshiri’wa, watashi’ga ukeru!”
Jinshi “Some may think this is not the strategy befitting the royal guard, a proud force led by an imperial family member. However, this is the best strategy to minimize our casualties. That is my decision. I will accept any criticism that it is a sneak attack!”
李白(全(まった)く、どんな頭(あたま)してんだか…。こんな策(さく)を考(かんが)えた奴(やつ)も、策(さく)を採(と)るお方(かた)も…)
Rihaku (Mattaku, donna atama shitenda-ka… Konna saku’o kangaeta yatsu’mo, saku’o toru okata’mo…)
Lihaku (Really, what goes on in their heads? Those who come up with plans like these, and those who accept them.)
馬閃「おい、お前(まえ)!中(なか)はどんな様(さま)だ?」
Basen “Oi, omae! Naka’wa donna sama-da?”
Basen “Hey, you! What’s it like in there?”
兵士「と…とにかく、早(はや)く火(ひ)を消(け)さないと奥様(おくさま)に…あぁ!」
Hei-shi “To…Toni-kaku, hayaku hi’o kesa-naito oku-sama’ni… Aa!”
Soldier “I have to put out the fire, or else the lady will…”
李白「お待(ま)ちください」
Rihaku “Omachi-kudasai.”
Lihaku “Please, wait!”
壬氏「進言(しんげん)か?」
Jinshi “Shin-gen-ka?”
Jinshi “You wish to speak?”
李白「はっ」
Rihaku “Ha.”
Lihaku “Yes.”
壬氏「許(ゆる)す」
Jinshi “Yurusu.”
Jinshi “I’ll allow it.”
李白「では、お言葉(ことば)に甘(あま)えて。この煙(けむり)では、長居(ながい)は無用(むよう)だと思(おも)います。中(なか)にいる人間(にんげん)も、すぐさま外(そと)に出(で)てきましょう」
Rihaku “Dewa, okotoba’ni amaete. Kono kemuri’dewa, nagai’wa muyo-dato omoi-masu. Naka’ni iru ningen’mo, sugu-sama soto’ni dete-kima-sho.”
Lihaku “Thank you. This smoke means we shouldn’t linger here. Everyone inside will come out before long.”
壬氏「分(わ)かっている。だが、逃(に)げられない者(もの)がいるかもしれない」
Jinshi “Wakatte-iru. Daga, nige-rare-nai-mono’ga iru-kamo shire-nai.”
Jinshi “I know. But there may be some inside who are trapped.”
李白「それなら、我々(われわれ)で捜(さが)しますので」
Rihaku “Sore-nara, ware-ware’de sagashi-masu-node.”
Lihaku “We’ll go search in your stead, then.”
壬氏「そういうわけにはいかない」
Jinshi “So-iu-wake’niwa ika-nai.”
Jinshi “I can’t stay out of this.”
李白(貴(とうと)き方(かた)には、安全(あんぜん)な所(ところ)にいてほしいんだが…)
Rihaku (To-toki kata’niwa, anzen-na tokoro’ni ite-hoshii-n-daga…)
Lihaku (It would be great if your precious self could stay somewhere safe…)
壬氏「ここに、漢大尉(カンたいい)の娘(むすめ)が捕(と)らえられている」
Jinshi “Koko’ni, Kan-tai’i’no musume’ga torae-rarete-iru.”
Jinshi “Grand Commandant Kan’s daughter is being held here.”
李白「ここにですか?」
Rihaku “Koko’ni desu-ka?”
Lihaku “Here?!”
壬氏「ああ」
Jinshi “Aa.”
Jinshi “Yes.”
李白「見捨(みす)てれば、新(あら)たな政敵(せいてき)が生(う)まれますね」
Rihaku “Misute-reba, arata-na sei-teki’ga umare-masu-ne.”
Lihaku “If you let her die… You’ll make a new political enemy.”
壬氏「ああ、そうだな」
Jinshi “Aa, so-dana.”
Jinshi “Yes, indeed.”
李白「なら俺(おれ)は、俺の仕事(しごと)を全(まっと)うするだけだ。…ん?」
Rihaku “Nara ore’wa, ore’no shigoto’o matto-suru-dake-da. …N?”
Lihaku “I’ll just do my job, then.”
猫猫(あれは…。まさかな…、こんな所(ところ)にいるわけない。すぐに禁軍(きんぐん)が入(はい)ってくる。ここにいる私(わたし)も、子(シ)の一族(いちぞく)の人間(にんげん)だと思(おも)われかねない。だけど……)
Maomao (Are’wa… Masaka-na…, konna tokoro’ni iru-wake-nai. Sugu-ni Kin-gun’ga haitte-kuru. Koko’ni-iru watashi’mo, Shi’no-ichi-zoku’no ningen-dato omoware-kane-nai. Dakedo……)
Maomao (Is that…? No way. There’s no way he would be here. The royal guard will arrive any moment now. I might get mistaken as a member of the Shi clan if I stay here. But…)
楼蘭「後(あと)は頼(たの)んだから」
Roran “Ato’wa tanonda-kara.”
Loulan “Please take care of the rest.”
猫猫(逃(に)げりゃいいのに、馬鹿(ばか)だよな。子翠(シスイ)のこと言(い)えたもんじゃない)
Maomao (Nige-rya ii-noni, baka-dayo-na. Shisui’no-koto ieta-mon-ja nai.)
Maomao (I should have run. What an idiot I am. I’m in no position to criticize Shisui.)
猫猫「ん…」(せめて話(はなし)の通(つう)じる奴(やつ)であってくれ!)
Maomao “N…” (Semete hanashi’no tsu-jiru yatsu’de atte-kure!)
Maomao (I hope whoever busts in here is reasonable!)
猫猫「んっ!あっ…」
Maomao “N! A…”
猫猫「すみません。保護(ほご)していただけますか?壬氏様(ジンシさま)」
Maomao “Sumi-masen. Hogo-shite-itadake-masu-ka? Jinshi-sama.”
Maomao “Sorry to trouble you, but could you protect me, Master Jinshi?”
壬氏「怪我(けが)しているのか?血(ち)が…」
Jinshi “Kega-shite-iru-noka? Chi’ga…”
Jinshi “Are you hurt? That blood…”
猫猫「問題(もんだい)ありません。返(かえ)り血(ち)です」
Maomao “Mondai ari-masen. Kaeri-chi desu.”
Maomao “It’s fine. It’s not mine.”
壬氏「問題(もんだい)あるだろ!」
Jinshi “Mondai aru-daro!”
Jinshi “That’s not fine!”
猫猫「蛇(へび)の血(ち)ですので」
Maomao “Hebi’no chi desu-node.”
Maomao “It’s just snake blood.”
壬氏「蛇(へび)?」
Jinshi “Hebi?”
Jinshi “Snake?”
猫猫(何(なん)だかこの感(かん)じ、懐(なつ)かしいな)
Maomao (Nandaka kono kanji, natsukashii-na.)
Maomao (I missed this atmosphere.)
壬氏「おい、それは…」
Jinshi “Oi, sore’wa…”
Jinshi “Hey, is that…”
猫猫「ん?」
Maomao “N?”
禁軍兵「東宮(とうぐう)!」
Kin-gun-hei “To-gu!”
Royal soldier “Crown Prince!”
壬氏「今(いま)は東宮(とうぐう)ではない。玉葉(ギョクヨウ)妃(ひ)が皇子(みこ)をご出産(しゅっさん)された」
Jinshi “Ima’wa To-gu’dewa nai. Gyokuyo-hi’ga miko’o go-shussan-sareta.”
Jinshi “I am no longer crown prince. Lady Gyokuyou gave birth to a prince.”
猫猫「東宮(とうぐう)…」(それが壬氏様(ジンシさま)の正体(しょうたい)か。皇弟(おうてい)は19歳(じゅうきゅうさい)。25歳(にじゅうごさい)の壬氏様(ジンシさま)と歳(とし)が合(あ)わないと思(おも)っていたが…)
Maomao “To-gu…” (Sore’ga Jinshi-sama’no sho-tai-ka. O-tei’wa ju-kyu-sai. Niju-go-sai’no Jinshi-sama’to toshi’ga awa-nai-to omotte-ita-ga…)
Maomao “Crown Prince…” (So that’s who Master Jinshi really was. The emperor’s younger brother is 19 years old. I thought Master Jinshi was supposed to be 25, but…)
猫猫「壬氏様(ジンシさま)、老(ふ)けてるんですね」
Maomao “Jinshi-sama, fuketerun-desu-ne.”
Maomao “Master Jinshi, you’re younger than you look.”
壬氏「んっ…。李白(リハク)はいるか?」
Jinshi “N… Rihaku’wa iru-ka?”
Jinshi “Lihaku! Are you here?!”
李白「はっ!」
Rihaku “Ha!”
Lihaku “Yes, sir!”
壬氏「後(あと)は任(まか)せた」
Jinshi “Ato’wa makaseta.”
Jinshi “I’ll leave this to you.”
李白「つかぬことを聞(き)く。宮中(きゅうちゅう)で働(はたら)く猫猫(マオマオ)という娘(むすめ)に似(に)ている気(き)がするんだが」
Rihaku “Tsukanu-koto’o kiku. Kyu-chu’de hataraku Maomao-to-iu musume’ni nite-iru ki’ga suru-n-daga.”
Lihaku “I have a question for you. You resemble a girl who works in the palace, called Maomao.”
猫猫「本人(ほんにん)です」
Maomao “Hon-nin desu.”
Maomao “That’s me.”
李白「なぜここにいる?」
Rihaku “Naze koko’ni iru?”
Lihaku “What are you doing here?”
猫猫「さらわれました」
Maomao “Saraware-mashita.”
Maomao “I was kidnapped.”
李白「お前(まえ)の父(とう)ちゃんって…」
Rihaku “Omae’no to-chantte…”
Lihaku “Wait, so is your father…”
猫猫「あれの名前(なまえ)を出(だ)さないでください。『あのおっさん』とかで」
Maomao “Are’no namae’o dasa-nai-de kudasai. ‘Ano ossan’-toka’de.”
Maomao “Please don’t say his name. Just ‘that old guy’ is fine.”
李白「分(わ)かった。いやぁ、悪(わる)い悪い。お前(まえ)が言(い)うなら、そうなんだろう。それにしても、汚(きた)ねぇ格好(かっこう)だな。血(ち)だらけだぞ?」
Rihaku “Wakatta. Iyaa, warui-warui. Omae’ga iu-nara, so-nan-daro. Sore’ni-shitemo, kitanee kakko-dana. Chi-darake-dazo?”
Lihaku “Right. Well, sorry about that! If you say so, then that must be it. You’re quite a mess. Look at all that blood.”
猫猫「蛇(へび)の返(かえ)り血(ち)です」
Maomao “Hebi’no kaeri-chi desu.”
Maomao “It’s snake blood.”
李白「怪我(けが)とかやめてくれよ?あのおっさん、まともに運動(うんどう)もできないのに無茶(むちゃ)して、腰(こし)やって動(うご)けなくなってるぜ」
Rihaku “Kega-toka yamete-kure-yo? Ano ossan, matomo-ni undo’mo deki-nai-noni mucha-shite, koshi yatte ugoke-naku-natteru-ze.”
Lihaku “Don’t get hurt or anything, okay? That old guy got all worked up and threw out his back. He can’t move.”
猫猫「雪崩(なだれ)も、それに乗(じょう)じた奇襲(きしゅう)も、あのおっさんの策(さく)ですか?」
Maomao “Nadare’mo, sore’ni jojita kishu’mo, ano ossan’no saku desu-ka?”
Maomao “Were the avalanche and the surprise attack timed with it his plan, too?”
李白「ああ。…ん?誰(だれ)か、寝(ね)ているのか?」
Rihaku “Aa. …N? Dare-ka, nete-iru-noka?”
Lihaku “Yeah. Hmm? Is someone asleep here?”
猫猫「子供(こども)です。でも、息(いき)はしていません。毒(どく)をあおったようです」
Maomao “Kodomo-desu. Demo, iki’wa shite-ima-sen. Doku’o aotta-yo-desu.”
Maomao “Children. But they’re not breathing. I think they drank poison.”
李白「そうか…。生(い)き残(のこ)っても、一族(いちぞく)は、まとめて刑(けい)に処(しょ)される。女(おんな)・子供(こども)も関係(かんけい)ない。やりきれねぇな」
Rihaku “Soka… Iki-nokottemo, ichi-zoku’wa matomete kei’ni sho-sareru. Onna, kodomo’mo kankei-nai. Yari-kire-nee-na.”
Lihaku “I see. Even if they did survive, they’d all be executed. Women, children, it doesn’t matter. I don’t like it.”
猫猫「処刑(しょけい)された者(もの)たちは、打(う)ち捨(す)てられるのでしょうか?」
Maomao “Shokei-sareta mono-tachi’wa, uchi-sute-rareru-no-desho-ka?”
Maomao “Are the remains of the executed left to rot?”
李白「いや、火葬(かそう)した上(うえ)で埋葬(まいそう)される」
Rihaku “Iya, kaso-shita-ue’de maiso-sareru.”
Lihaku “No, they’re cremated and then buried.”
猫猫「せめて、母親(ははおや)と一緒(いっしょ)に弔(とむら)うことはできないでしょうか?」
Maomao “Semete, haha-oya’to issho-ni tomurau-koto’wa deki-nai-desho-ka?”
Maomao “Could they at least be allowed to rest with their mothers?”
李白「そういうことは、俺(おれ)の仕事(しごと)じゃない。…まるで眠(ねむ)ってるみたいだな。お~い、手(て)を貸(か)してくれ!」
Rihaku “So-iu-koto’wa, ore’no shigoto-ja nai. …Marude nemutteru-mitai-dana. Oooi, te’o kashite-kure!”
Lihaku “That’s not my job. It’s like they’re asleep. Hey! I need a hand here!”
禁軍兵たち「はっ!」
Kin-gun-hei-tachi “Ha!”
Royal soldiers “Yes, sir!”
猫猫「李白様(リハクさま)?」
Maomao “Rihaku-sama?”
Maomao “Master Lihaku?”
李白「ここに放置(ほうち)するわけにもいかねえだろ。一緒(いっしょ)に弔(とむら)うことはできねえけど、こそっと墓地(ぼち)の近(ちか)くに埋(う)めるくらいならできる」
Rihaku “Koko’ni ho-chi-suru-wake’nimo ika-nee-daro. Issho-ni tomurau-koto’wa deki-nee-kedo, kosotto bochi’no chikaku’ni umeru-kurai-nara dekiru.”
Lihaku “We can’t just leave them here, right? I can’t give them a proper funeral, but I could bury them nearby, secretly.”
猫猫「罪(つみ)に問(と)われませんか?」
Maomao “Tsumi’ni toware-masen-ka?”
Maomao “Wouldn’t you be punished for that?”
李白「分(わ)からん。そん時(とき)はお前(まえ)が何(なん)とかしてくれ」
Rihaku “Wakaran. Son-toki’wa omae’ga nan-toka shite-kure.”
Lihaku “Dunno. If something happens, help bail me out, okay?”
猫猫「何(なん)とかと言(い)われましても……」
Maomao “Nan-toka-to iware-mashitemo……”
Maomao “Me, help you? How…”
李白「おっ。一(ひと)つ、いい手(て)があるぞ。お前(まえ)があのおっさんをパパとでも呼(よ)んだら、何(なん)でも言(い)うこと…んっ!すまん。今のは、無(な)しだ…」
Rihaku “O. Hitotsu, ii te’ga aru-zo. Omae’ga ano ossan’o papa-to-demo yon-dara, nan-demo iu-koto… N! Suman. Ima-nowa nashi-da…”
Lihaku “Oh, I know! Just go up to that old guy and call him “Papa” or something. He’ll let you― Sorry, never mind.”
猫猫「その笛(ふえ)は?」
Maomao “Sono fue’wa?”
Maomao “What was that whistle for?”
李白「無事(ぶじ)、命令(めいれい)を完遂(かんすい)した合図(あいず)だ。…さあ、行(い)こうぜ。嬢(じょう)ちゃんを無事(ぶじ)に連(つ)れ出(だ)すのが、俺(おれ)の仕事(しごと)だ」
Rihaku “Buji, meirei’o kansui-shita aizu-da. …Saa, iko-ze. Jo-chan’o buji-ni tsure-dasu-noga, ore’no shigoto-da.”
Lihaku “To signal that I fulfilled an order. Let’s go. Getting you out safely is my job.”
猫猫(私(わたし)は、子翠(シスイ)から託(たく)されたことを全(まっと)うする。それだけだ)
Maomao (Watashi’wa, Shisui’kara taku-sareta-koto’o matto-suru. Sore-dake-da.)
Maomao (I’ll do what Shisui entrusted me with. That’s all.)
(Continue to Episode 23/Ep.47)
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kennak · 1 year ago
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いわゆるきょうだい児の私からしたら、植松がやったことは「法的・倫理的には許されなくても心情的・実利的には悪くない」と思う。事件当初から思ってて、今も思ってる。 前提として、きょうだい児全員がこんな優生思想を内面化したやべーやつだとは思わないでほしい。同時に、きょうだい児全員が「私��障がいのあるきょうだいが大好きで誇りに思います」とか宣えるわけじゃないことだけは叫ばせてほしい。 事件のことを知った時、私は率直に「植松が姉のいる施設を襲ってくれてたらよかったのに」と思ったのを、今も覚えている。植松が姉を殺してくれていたら、私は「被害者遺族」という圧倒的「正義」の旗印をもらった上で、姉という重荷から解放されたのに、と。 姉が障害者でいいことなんか一つもなかった。マジのガチで一つもなかった。私はきょうだい児界隈の中ではとっても恵まれた立場(姉とは違う学校、姉のことでいじめられた経験無し、親から姉の介護を頼まれた経験無し、姉のことを知った上で結婚してくれた人がいる等々)だから、どの層からも「お前ふざけんな」って言われそうだし、私の生きづらさの8割は私自身の特性のせいだからアレなんだけど、やっぱり姉には早く死んでほしい気持ちがある。ずっとある。 きょうだいの話を振られるたびに嘘をついたりごまかしたりするのは疲れる(この感覚は例えばセクシャルマイノリティの人がパートナーの有無や『好きな異性のタイプ』を聞かれた時の気疲れに似てると思う)。姉がいるのに「普通のお姉ちゃん」がいたらできることは何もできない、のに私よりずっと何もできないIQ25未満のきょうだいを「お姉ちゃん」と呼ばなければいけない。家族で出かけるたびに周りの目が気になって、歩くだけで恥ずかしかった。その一方で、姉を施設に預けたまま姉抜きで旅行や外食に行くことに罪悪感もあった(けど姉がいたら絶っっっっ対にできないことがいっぱいできて楽しかった!)。あと、私は知的には問題なかったけど発達障害の傾向があったから下手したら姉以上に面倒な子どもで、両親は姉より私によっぽどお金も時間も手間もかけてくれた。それは本当に本当にありがたいんだけど、私は20歳そこそこで施設に入れられて無為な生活を送らされてる姉の人生って何なんだろうなってよく思う。 施設での姉の様子はよく知らないけど、片道1時間かけて送迎してる父いわく「家に帰る時はテンション爆上げで施設に戻る時は顔が死んでる」らしい。でも私は姉が家にいるとテンション爆下げだったし両親も大変そうだった。そのうち送迎も家での介護もできなくなるから姉は近い将来一生施設で暮らすようになる。それは気の毒だけど、私は姉を引き取れと言われたら絶対に拒否する。むりだもん。結婚で逃げれて本当に良かったと思ってる。 中学生になるかならないかのころに、ダニエル・キイスの『アルジャーノンに花束を』の存在を知って、読んで、チャーリイ(が受けた手術)がむちゃくちゃうらやましかった。もしそんなことが叶うのなら、姉に「頭が良くなる手術」を受けさせて、ほんの一時でもいいから「普通のお姉ちゃん」と姉妹でいたかった。正直、この願いは今も捨てきれていない。 あと、これは私の勝手な想像なんだけど、姉の一番の被害者は母だ。母は仕事が大好きで自分の仕事に誇りを持ってたけど、姉が障害児だったせいで育休後も職場復帰できずに専業主婦になって、それっきりずっと家にいた。姉が健常児だったら母は何らかの形で仕事を続けられていたのは間違いない。この点に関しては本当に母が可哀想だと思っている。そんなこと言ったらマジギレされるから言わないけど。 とにかく、私にとって姉は(一般的なきょうだい児に比べれば笑えるほど軽いけど)重荷でしかなくて、可能なら両親が元気なうちに死んでおいてほしいと思っている。私は姉が死んだら普通に泣くだろうし普通に悲しむだろうし自分がおぞましいことを考えていたと後悔するだろうけど、でも心のどこかでホッとするだろうなと確信している。だから、もし植松が姉を殺していたら、私は「被害者遺族」として世間から気の毒がられながら、ちゃっかり重荷から解放されて(部分的には)ラッキーとさえ思ったかもしれない。 私がここまでクズいことを書いても、読み手の何%かは共感すると思う。植松が言ってた「役立たずは死ぬべき」という価値観は、私を始めとした現代日本人の結構な割合に浸透してて、というか多分人間の本質として「人権」とかいう後付理論で矯正しない限り、障害者は殺したり座敷牢に入れたりするし、高齢者は姥捨するし、子供は使い捨ての労働力にするし、役立たずはバンバン殺すと思う。そして「じゃあ貴方は自分が『役立たず』になった時に死を受け容れるんですか?」と聞かれた時、少なくとも安全圏にいる時点では「もちろん死にます」って言い切っちゃう人間は少なくないと思う。まあこれは私が反出生主義入ってる生粋のネガティブクソメンヘラだからそう思い込んでるだけかもしれない。もしくは著しい想像力の欠如かな? とにかく、私はきょうだい児だけど差別主義者で植松を断罪できない側の人間だ。本当に死ぬべきは姉じゃなく私なんだろうな。
今更だけど相模原の障害者殺傷事件の話(にかこつけたきょうだい児の自分語り)
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chibiutsubo · 29 days ago
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#日常 #玄関の花
【5月20日(火)の日記】
犬を見送ったその後の話。
ある程度の大きさの哺乳類なので、その後のことももちろん考えなければならない。同じ命といえど、金魚が死んでしまった時のように「庭に埋葬する」とはわけが違う。
市の火葬場だと合同で行っているらしく、ある程度の数が揃ったところで一度に焼くので、いつ焼くかは分からないとのこと。遺骸を火葬場に引き渡してそれで終了なわけだけど、ちょっと、それは、とても寂しい。
何だかなぁ……と言っていたら、職場の同僚に、近隣にペットの供養をしてくれるお寺があることを聞き、そちらにお願いすることにする。そこだと、個別で火葬してもらえて骨も拾わせてもらえるらしい。
というわけでそのお寺にお願いして、お葬式もやってもらうことにする。
これは人間の気持ちだけなのかもしれないけど、あるとないでは人間側の気持ちはちょっと変わる気がする。あくまでも私は、という話だけど。犬は……どうだろう。犬は読経云々よりおやつがあるかないかの方が重要だろうな。なので、犬用ビスケットを新聞紙に包んで棺の中の犬の鼻先に置いてやった。ひとまずこれで小腹を満たせよ。
大型犬なので焼くのも冷ますのも時間がかかるらしい。というわけで、骨を拾うのは午後の遅い時間を指定された。ただその時間だと、母親は小学校から帰ってきた姪っ子の面倒を見なければいけない時間なので、私は骨を拾いに来れないとか言い出す。一番の飼い主が何を言っとるんだ。
「姪っ子と一緒に来ればいいじゃん」と言うと、小学生だと骨を見てトラウマになるとかどうとか。でも、私一人で拾うのは犬が寂しがるからやめてくれ、と姪っ子を連れてくるようにゴリ押しする。まあ、姪っ子は怖がるようだったら他の部屋で待っていてもらえばいいんじゃないかな。
小学生だとどうだろう、怖いもんだろうか、と自分の小学生時代のことをふと思い出してみたけれど、そういえば、小学校低学年の時に通学路でタヌキが車に轢かれて死んでいて、そのまま回収されずにずっと歩道の脇に死骸が放置されていたことがあったなぁと。その時は、毎日そのタヌキ(だったもの)の脇を通って学校に行っていた。ものすごい臭いだったので鼻をつまみながらその脇を通っていたけれど、毎日見ているうちに段々と変化があることに気付き(要するに腐敗からの白骨化)、毎日観察してそのタヌキが轢かれてから骨になるまでを私は見届けたんだった、ということを思い出した。こうやってハエとかに食べられていって皮と骨になっていくんやな、ということを子供ながらに観察して学んだ、と母親に話したらドン引きされ、お前がおかしいだけだと一蹴。
結局姪っ子はやっぱり怖かったみたいで、家で1時間ほど留守番していることに。私と母とで骨を拾いに戻った。
犬をお寺に連れて行って棺の中に入れた時は涙涙だったのに、骨になってしまうと一気に「生物」感がなくなって、骨を拾う時は涙は出なかった。むしろ「尻尾の骨ってこんな形してたんだ!」とか「喉仏はこれか……」とか、骨の観察会になりつつあった。不謹慎である。頭の骨の方から骨壺に入れてしまって「逆じゃん」とか言いながら、なんとか全身満遍なく骨を拾う。最後骨壺の袋の紐は母が締めた。残りの骨は、お寺の共同のお墓の方に入れてくださるとのこと。
母はそのまま姪っ子の面倒を見に戻ったので、骨壺は私が家に持って帰ることになった。倒れないように助手席に乗せる。車に乗るのが大好きな犬だったけど、まさか最後、こんな形で乗せることになるなんて、生きている時は考えもしなかった。まあでもお互いの寿命のことを考えるとこうなるのは自然の流れで、残った方は、良い思い出を抱えつつ寂しさと共存していくしかない。うまく共存していくしかないのだ。
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higashiyashiki · 9 months ago
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新アルバム「委託の復讐」の配信が始まりました
ひがしやしきです。
新しいアルバムを出しました。
nyan nyan innovationから約一年ぶりなので、最近は年刊ペースですね。
今回のアルバムのタイトルはリチャードブローディガンの芝生の復讐のパロディ。
さむたいむす らいふいずみありーって感じです。
詩集みたいな掌編集みたいな変わった本です。
結構ガッとこうなんです!みたいなことでまとめるのが難しいんですけど、人生の生活抜き物語マシを注文してるのにレギュラーメニューが届き続けるみたいな感じの軸です。提供されちゃったから食べるけど、不服ではありますからね!みたいな…
以下、各曲の話
1YANGU MAGAJINN
曲名はヤングたかじんのパロディ
タイトルをヤングまがじんにしようか迷ったけどこっちの表記にしました。やりすぎだと思ったので。
シュガースティックとか洗剤(ジェルボールみたいなやつ)をガラス瓶に移し替えて満足してたくないです。
最近はやっぱギタートラックに入れるのが楽しいっすね。
それは、ヤングマガジンみたいにのところの最初8小節くらいのコードがお気に入り
2理解らせ橋
曲名は渡瀬橋のパロディ
怒りの曲ですね。
半日ぐらいで完成して、やっぱ強い動機があると捗るんすねって思った。
今夜、すべてのyoutubeliveで辺りからマイナー調のコード進行にハマってる感じあります。
IV系擦り倒してた時期も長かったし、今後もそういう進行の曲は多くなるかもです。
わしがシガールならお前ルーベラは結構いい歌詞かけたと思う。
3お年頃(18↑)
曲名は小倉唯のエンジョイ!と女オタクのbioのパロディ
ファンモンとかワンドラフトとかそっち系の曲に一瞬すごいハマって、これやりたすぎ…って思ってIKEAから帰ってすぐに書き始めました。
こういう華やかな楽器が多い編成だとミックスが難しかったので、今後はもっと上手くやりたいですね。
これも物語みたいなことがあって欲しいって感じの曲だから一貫性ポイント+1ってわけですわ。
4同人誌を買いに
曲名は夏石鈴子のバイブを買いにのパロディ
思い出です。
この前地元のアニメイトに行ったらもう完全に女の子向けのお店になってて、いろんなことを思いました。
僕の世代はオタク趣味をもってるマイヤンの子も多かったので、ヤニくさい部屋でラブライ���見たりしたものです。
Real-tもたくさん聴いた時期なんで叙情みたいな感じとか引っ張る感じはやってみたいな〜って思ってたと思う。
5せんせーにいのられたいかみさまはみーんな16さいだよっ?
曲名はせんせーのおよめさんになりたいおんなのこはみーんな16さいだよっ?のパロディ
トラックが僕たちにしてはうるさいので、ライブでやると楽しいです。こういう曲ができると心強いですね。
6stungun
曲名は原題がstungun(厄介)でteokure(泣)とかkoucha(嗜み)のセルフパロディ 説明しすぎか…って思って厄介は省きました。
更に遡ると、もともとはアイドルの方に当て書きしたんですけど、企画がポシャッちゃったので歌詞をアイドル目線からファン目線にリライトして作り直しました。
Bメロをラストに再度持ってくるのってあんまり無い気がするのでちょっと変わった構成で面白いかなと思ってます。
評判よかったらしょっちゅうライブでも披露したい曲かもしれません。
7ラブソング以外全部飽きた
曲名はラブソング以外は糞です。のパロディ
硬めのコードで引っ張るやつがやりたくて作りました。ラブソング過激派。
彼もフライドチキンじゃなくチキンサグカレーだったらもうしばらくは熱々だったのかもしれない…
8僕と女性声優とプロレス
曲名は部屋とワイシャツと私メソッドです
大坪由佳さんのお誕生日を祝うラップがめっちゃよくて影響受けたと思う。
声優業界最前線で戦い続ける姿はまるでプロレスラーみたいですね→プロレス…?そういえば三森すず子さんの旦那様って…→ご結婚おめでとうございます
↑この流れを曲でやるの思いついた時めっちゃ楽しかった。
最終的にブシロード讃歌。マイゴーもレヴュスタもずいぶん楽しませてもらってます。ヴァンガードもいつかやります。
9diner
パロディってほどじゃないですけど、全体的にwhite powderの伝説のゲームlamunationからモチーフを持ってきてます。
僕は予約して定価で買いました。つまらないドラマが終わって、つまらないドラマが始まります。
シークレットソースっていうエフェクターが大好きなのでよく使ってます。これのギターとか、人生ちゃんのピアノとか。
アルバムの軸を考えた時に、めっちゃ合致してる部分を感じて、収録しました。
10回り続けるのだ…
曲名はシコり続けるのだ…のパロディ
どんな曲で締めようかな〜って思いながら歌詞を書いてて、やっぱ立派なフリするのは無しで希死念慮の話をしましょうねと思って作りました。
右肩が下がってくる前に幕を引けたらいいのですが、そういう勇気もない、生に対する執着を拭えないカスでございます…(リンゼモリノ)
でも暗いトラックだと面白くないから爽やかな感じでやりました。
よろしくお願いします。
イチオシ、お気に入りのアルバムです。
今度ワンマンもあります。ぜひきてみてください。
このアルバムを軸でセットリストを考えるのは、この前の初めてのワンマンとはまた違った心地で楽しいです。
あわせて、よろしくお願いします。
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europiumoooon · 2 months ago
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GWは実家に戻った。
上京するまでGWは田植えの時期だし周りの人は何で遊べるのかさっぱりだった。
手慣れた田植え。カエルとよく遊ぶ。
午後の畑は頭痛が酷くてダウンした。熱中症だと思う。
家族旅行で福島に行った。
学生の時に教えられたさざえ堂。こんなものかと写真を撮った。
赤べこがいつの間にか好きで絵付けができると知り大人4人で子供に混じって絵付け。父が言っていたけど子供が私のべこをみてママに向かって「かわいいね」と言っていたらしい。
サウナの整うがわかってきた。これって一時的なブリブリと変わらんと知り、合法的なものだなあと。
海外にいる恋人に手書きで手紙を書いてたけど反応はなかった。その国に住みたいというので「私は?」となっている。
祖母から仕事も辞めて女としての幸せを掴めと言われている。だから祖母に年々会いたくないんだ。手に入れた仕事を捨てて田舎に戻れるかアホが。ただでさえ生きるのも大変なのに子供だなんて。と伝えると「それはワガママ」と一蹴された。
自分の幸せに自分で枷をかけていると思っている。どうやって幸せって手に入るんだや。
エラーくんの投稿みてたらほのぼのとした
実家で買えてなかったマンガの途中を買い読んだ。少年のアビスの結末になんとも言えなかった。
宝石の国は一体どうして…
海夢ちゃんとごじょーくんよかったね!!!泣
凪のお暇の主人公の年齢をいつの間にか超えていた。クゥ
チーズケーキとシフォンケーキを作って食べた。美味しく作れたね。
東京に帰ってからインスタで美味しそうだったライスペーパーカツオのやつ作って食べた美味しくて満足!
明日からの仕事頑張れば出張→遊び 適度に頑張りましょうね。
恋人のニット帽作ったよ。弟に被せたらちょっと小さかったけどどうにか被ってもらお。
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to39 · 6 months ago
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959:名無し:24/12/28(土) 19:15:56 ID:je.3o.L1 通学中にスリップしたバイクに巻きこまれて両足粉砕骨折した 連絡を受けた家族によると、足は諦めて下さいと言われてたし、俺も失血で意識朦朧とする中、 周りが「これはもう足切らなきゃダメじゃないか」と話してるの聞いててたんだけど 運び込まれた病院にいた先生の腕が神がかってたらしく、また運動してて足にかなり筋肉がついてたのが幸いし 奇跡的に足は今もつながってる 事故のあと半年以上装具や杖を使ってたんだけど、その時に実体験したこと 日本人は意外と優しいということ
960:名無し:24/12/28(土) 19:16:30 ID:je.3o.L1 混み合う時間でも優先座席は空いてることも多かったし、席が埋まってるときは優先座席に限らず皆さり気なく席を立ってくれた 「どうぞ」という声かけはなくても、自然と席をあけてくれる 腰が曲がった老人から子供まで皆譲ってくれる 中には荷物で優先座席占拠してるようなゴミクズもいるけど、日本人はそれを大っぴらにしないだけで 基本的に弱者に優しい人種なのだと思う
961:名無し:24/12/28(土) 19:16:41 ID:je.3o.L1 大阪なんで旅行客も多いが、黒人白人に限らず品の良い外国人は当たり前のようにジェスチャーで 「ここに座りなさい」と席を譲ってくれる 本当に、それが当たり前かのように躊躇なくこちらの存在に気づいた瞬間にだ 特に家族連れやカップルの男性はその傾向が強い気がする 逆に電車内でも仲間連れで騒いでるようなのは優先座席占拠して騒ぐし譲ったりしない、というか多分周りが見えてない
962:名無し:24/12/28(土) 19:16:54 ID:je.3o.L1 一方で怪我人になってから評価がマイナスになったのは圧倒的���中国人 俺は男で身長も175cm超えてたからこれまで中国人の旅行客に直接嫌なことをされたことはなかった だけど怪我人になってから明らかに迷惑行為を受けるようになった 店のレジに長蛇の列ができてるときに当たり前のように前に割り込まれて喧嘩になった スタッフが仲裁にきて後ろに並ばせたが、そしたら転びそうなほどグイグイおしてくる 優先座席に座ってたら隣に中国人が座って、5歳児くらいの子供を土足のまま立たせた 俺の服の裾や更に隣りに座ってる女性のスカートを土足のまま踏むので注意したら大声で怒鳴り返してくる
963:名無し:24/12/28(土) 19:18:13 ID:je.3o.L1 マックで椅子5脚ある長テーブルになってる席に座っていたら、中国人の集団がやってきて俺をぐいぐい押して 長テーブルから追いやろうとした 俺はその席で注文を済ませておりそこに注文した商品が届けられるから移動するわけにもいかず居座ってたら 店員が商品届けに来た直後、俺のトレーにさっきまで床に置いてた汚いカバンを上に乗せてバーガーとポテトの一部潰された 当然喧嘩になる その場面を店員も見てたんで商品は取り替えてくれることになった
964:名無し:24/12/28(土) 19:18:22 ID:je.3o.L1 あと他の席が埋まってて移動もできなかったんだけど、空いた席を確保してそこに移動させてくれた 中国人は最後まで謝らなかったし店内で他の店で買った商品取り出して食べ始めてまたトラブル 無理やり追い出されてたけどゴミ散乱してて変な汁もこぼれてたから忙しい時間帯なのにスタッフ二人も割いて片付けてた とある店では何かの限定品に列ができてたんたが、列に並ぶときに中国人だけライン無視して列から大幅にはみ出ており、 再三注意されてても無視してた しかも折りたたみ椅子使って座るから道が塞がって通れないんで、通りたいからどいてくれと言っても無視して通せんぼされた
965:名無し:24/12/28(土) 19:18:27 ID:je.3o.L1 それ以外も駅のホームの待ち列で中国人の割り込みやぐいぐい押されることはいつものことだった 色んな国の旅行客から席を譲られたけど、中国人からは一度も譲られたことはないし、むしろ優先座席に座ってると 隣に座って来てケツでぐいぐいこちらを押してきて隙間に子供座らせようとしたりと迷惑行為ばかり受けた これまで中国人の旅行客に道を聞かれたり電車の乗り換えを聞かれたりして何度も調べて教えてあげたことがあるけれど、 逆に親切にされたことは一度だってない こんなのが日本に増えたら、他の国の旅行客からしたら日本人と中国人の見分けなんかつかないだろうから、 日本人の民度疑われるんじゃないかと思うとすごく嫌だ
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