Tumgik
#撫で仏
catdoll007 · 10 months
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はだしで乗るみたいでタイツ脱げなかったので写真だけΣp[【◎】]ω・´)
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爪楊枝じゃなかった😆愛の錫杖🦯
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moment-japan · 7 months
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金沢・石浦神社の御神木
21世紀美術館の前に観光客の方もご存じの、金沢最古の神社・石浦神社がございます。
創建は今から約2200年前です。
(まじか!京都でもここまで古い神社はめったにないよ)
去年、新しく御神木が来たというので関係者の方から連絡が来て、「SNSで紹介してくれ」と言われていたことをすっかり忘れていまして、今紹介します。
(遅いよ。笑)
今は表示板?とかが置かれていますが、写真は設置されてすぐなので、しめ縄だけの貴重な写真です。
ある会社の社長が見た瞬間何かしらビビっときてクレーンで拾ってきた木なのですが、それまでどん底だった会社が、この木を会社の前に供えてから会社が好転しだして大きくなってこれは霊験あらたかな御神木だということで、この歴史のある神社に奉納されたというわけです。
(日本昔ばなしか)
このエピソードは誰も知らないと思うので、今見ている人はラッキーです。
石浦神社に来た際は、この木を優しく撫でるとお金持ちになれるそうですのでタップリ撫でまわしてください。
(なぜ、いつも早々に君の所に神社仏閣から連絡が来るのか?笑)
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m12gatsu · 1 month
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肉ごぼ天うどんにかしわ飯やろうもん
家人の地元九州で盆休みを過ごしている。今年も親戚まわりに随行し、仏壇や墓前に叩頭して、あとはなされるがまま、ただ酒を飲み、酒を飲み、酒を飲んでいる。工務店を営む伯父さんは青山真治の映画に出てくる光石研のような人で、麦焼酎をぐいぐいすすめてくれる。リウマチが進行して変形した義理の祖母の指を、彼女が撫でていた。車の窓から大津波みたいな耳納連山を見た。彼女の友人の集まりにも混ぜてもらって、無垢材の香る新築の一軒家で、土地の言葉が飛び交うなか、俺は終始リスニング試験みたいな気持ちでへらへら、家主が庭先で焼いている七輪の肉を覗き込んだり、軒先にタープを引っ掛けて、その下にひろげたビニールプールで戯れている子どもらにちょっかいをかけるなど、終始缶ビール片手に所在なくうろついていた。女児Aと魚釣りのゲームに興じているところへ女児Bがやってきて、あぐらかいた俺の膝の上にどかっと座り、絵本を読み聞かせろ、とせがむので、文学の何たるかを説いてやった。女児Bは幼稚園で習いたてのひらがなを小さな指でひとつひとつなぞり、俺はその速度に合わせて文節を区切りながら、つとめて明るい声色で読み上げてやる。サンタクロースは、夏の間は野菜を育てているらしい。
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sakayahn · 3 months
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たまごやき
 大好きなあなたのことを考えながら、卵焼きを焼いている。
 そんな詩めいた言葉を口に含みながら、よく溶いた卵をフライパンへ注いだら、弱火に熱した鉄のうえで薄い黄色がふくふく泡立った。洋食屋のシェフだった祖父直伝の卵焼きのレシピの内容は、たまごと醤油と砂糖、あと塩だけ。あせったらすぐ焦げてしまうので、深呼吸しながら巻いてゆく。出来上がった卵焼きの完成度で自分の気分が分かるのはまた別の話。
 そうやって、わたしは今、もうこの世にいない大好きなあなたのことを考えながら、卵焼きを焼いている。
 だって、卵焼きを焼くと、あなたの耳のうしろへ鼻を寄せたときと同じ匂いがするから。
 あなたはわたしのお誕生日の次の日におうちへ来てくれた。茶色くて、骨が太くて、レッドアンドホワイト、オス、と札がついていた。お店で抱っこしたときはあんなに大人しかったのに、うちにくると暴れん坊になった。ラッキーって名前をつけようとしたら、父親が「こいつはそんな感じじゃない」と言って、すぐに〈チャチャ〉という名前になった。本当に声が大きかったよね。すっごいうるさかったよ。横に住んでるビーグルの男の子と、窓越しによく会話してたよね。散歩がすっごく好きだったよね。行けない日は網戸越しに外を見てたよね。バイクもトラックも本気で追いかけたよね。獣医さんの処方した薬は嫌いだったよね。そうそう、話は戻るけど、あなたをお会計(ペットショップ)してるとき、この子は心臓が弱いから生きられても12年ですって言われたんだよ。わたしは10歳だったから、説明を受ける両親の後ろで指を折って22歳まで数えてみたな。実感湧かなかったな。小さくてかわいいリボンを首につけて、ケーキを持ち帰るときとそっくりの段ボールに入って、空気穴から鼻を出してるあなたを見ながら、約12年のカウントダウンが始まりました。懐かしいね。
 大好きだよって何度抱きしめただろうね。
 私が悲しかった夜。外の空気を吸いたくて、でも門限が厳しかったからひとりでは出られなくて、「散歩連れて行ってくる」って口実で抱っこしたら、眠そうだったのに一緒に歩いてくれたよね。絶対前を歩いてくれたよね。でもそれはただ、自動販売機のひかりに吸い寄せられていたからだって知ってるよ。歩くたびに背中の毛が羽根みたいにふわふわゆれて、あれ、今思えば癖っ毛だったのかな。いろんなところでいたずらしてたし、オムライスのたまごをつまみ食いしたこともあったよね。勝手にテーブルに登ってティッシュを散らかしてたよね。私がリコーダーの練習をしてたら、エーデルワイスに合わせて遠吠えし出したのにはびっくりしたな。あれ今ネットに流せば話題になるんじゃ���いかな。いろんな携帯を経由してるからもう画質がびがびだけどね。
 梨が好きだったよね。おじいちゃんの焼いたパンが好きだったよね。大きい毛布が好きだったよね。こたつも好きだったよね。ひとりっ子でわがまま放題だったあなたに、弟ができたのはその頃でしたね。黒いチワワのちくわ。妹命名です。手の先だけが茶色くて、ちくわをはめているみたいだったかららしいよ。最初は喧嘩してたけど、ちくわがあまりにもどこ吹く風だから、あなたは早々に諦めていましたね。いいコンビだったよ。お留守番も悲しくなくなったよね。いきなり部屋の電気をつけたら、ふたりでまぶし、って顔してたよね。血は繋がってないのに面白いくらい似てたよ。そしてそのまた次の年、コーギーのまめが来て。まめとは……相性あまり良くなかったよね。おんなじ毛の色してるくせにね。たまに、未知の生命体と交信するみたいに見つめ合ってたね。かわいかったよ。なんだかんだ一緒に寝たりしてたよね。リビングに毛玉がみっつ落ちてる光景、好きだったな。
 あだ名たぶん10個くらいあるよ。思い出せないけど。チャチャはチャっくんになって、テレビでもののけ姫が流れた次の日、ヤックルにちなんで、チャックルになったよね。どうせなんて呼んでも振り向くんでしょあなたはね。
 変なところ鋭かったよね。動物的勘っていうやつなのかな。
 家出しようとしたら、静かに目で行くなって言ってくれたよね。
 部活の大会で負けて、頭に顔を押しつけて泣いて、あたまびっしょびしょにしちゃってごめんね。
 受験勉強で夜更かししてじゅうぶんに寝かせてあげられなくてごめんね。
 うるさいって言ってごめんね。でもそれはほんとにうるさかったからこれでおあいこです。
 私が大学生になって、あなたの心臓がいよいよ悪くなって。大好きなおじいちゃんの食パンに包まれた薬を飲んでたよね。たまにぺって吐き出して怒られてたよね。たまに発作を起こしてたよね。つらかったよね。何もできなくてごめんね。
 夜寝る前に、こっそりあなたの頭に鼻を寄せて、おやすみ、大好きだよ、って言うようになったのはその頃です。そして、卵焼きの匂いがすると知ったのもそれがきっかけです。ごめんね。でもね、朝起きて、あなたが死んでいたら後悔すると思って。自分勝手でごめんね。嫌だったよね。いや生きてるわ、って思ってたよねきっと。でもさ、そんなことでわたしのこと嫌いになったりしないよね。警戒心の強いあなたがわたしのお腹でぐーすか寝るくらいだもん。家族だもんね。
 わたしがあなたを最後に見たのは、冷蔵庫の前に伏せをしている姿でした。いつも通りでした。この夜が山場だって両親から言われて、覚悟はしてたの。でもどこかで、大丈夫だろうって思ってたのも本当だよ。だってあなた信じられないくらい骨が太いんだもん。叩いたら太鼓みたいな音するんだもん。チワワのくせに8kgもあったんだもん。あっ、体重測るのはわたしの役目だったよね。わたしがあなたを抱いて体重計に乗って、表示された数字から48を引いたら、あなたの命の重さが分かりました。……そんな重くなかったって? ちゃんと重かったよ。そしてね、すっごいあったかかったよ。
 朝。ベッドで寝ていたら、父親が入ってきて。目が覚めたのが先か、父が口を開いたのが先か覚えていないけど、そこで全部を悟りました。父親がわたしに声をかけるときは、決まって大事な話があるときだから。
 チャっくんが死んだわ。
 一言一句たがわず覚えています。
 ��ッドから出て、階段を降りて、リビングの柵を跨いで。この柵はね、あなたが脱走するから苦肉の策で設置したやつね。それを跨いで。
 頭の横に母、足元に父、おなかのよこに妹。そして心臓の前にわたし。ちくわとまめはどこにいたかな。ごめん二人とも、その瞬間だけは見えてなかったかも。許してね。
 死んでたね。
 涙が出なくて。だって悲しくなくて。強がりとか薄情じゃなくて、分かってたから。半分だけあなたが死ぬって分かってたから。そっか、死んじゃったかって、あなたの目の前にいるくせにそんなことを思ったわたしのこと怒ってる? ……怒ってなさそうだね。この世の終わりのように泣く母に相槌を打って。初めて見る父親の泣き顔にびっくりして。妹は泣いてなかったったかな。
 あまりにも悲しくなくて、普通にお化粧をして、遊ぶ約束をしていた友だちとそのまま遊びに行って、パスタを割り勘して、電車に乗って帰って、恋人に迎えにきてもらって。こうやって文字にしてみたらすごく最低なやつだね。実際そうだよ。母親は不満そうでした。その反応が普通だよ。
 だって、悲しくなかったの。当たり前だったから。あなたが生きていようが死んでいようが、わたしがあなたを好きなことに変わりはないし、今まで生きてきた時間は消えないし、思い出もなくならないから。そしてね、あなたが死んでからいまこの瞬間まで、あなたが死んだことを悲しんで涙を流したことはありません。懐かしくて泣いたことはあるけどね。
 それは、あなたがぜんぶを連れ去ってしまったからです。
 ビルでも建てられそうな隆々とした骨の中で、弱かった心臓を守っていたあなたは、いつだって気丈で跳ねっ返りが強くて。わたしが煌々と電気をつけて勉強するから寝不足だっただろうに、ごはんももりもり食べて。発作のときもどこか豪快で、心配になるような弱りかたはしなくて。ああ思い出した、肉球を怪我してるのに海に入って、血が出てるのに何にも言わなかったよね。気づかなくてごめんね。染みたよね。そんなふうにあなたはずっとまっすぐで。散歩のときはリードを引っ張って。あげく、もうすぐ死にます、なんて診断されて帰ってきて。
 好きだったよ。
 大好きだったよ。
 いや、大好きだよ、今も。
 火葬場に行くあなたを、最後にちくわと触りました。まめは連れて行かないでって吠えていました。うまくできた話だよね。泣かせるね。
 遺骨になったあなたは、わたしが部活のカメラで撮ったぶさいくな写真を遺影に採用されて、いつもお仏壇はものでいっぱいです。最初はみんなさめざめとお菓子を備えてたけど、今では半分投げやりです。チャっくんにあげとくか〜って軽い感じです。
 たまに夢で会いますね。
 最初は良かったんだけど、いつしか、夢の中でさえ、なんであなたが生きてるんだろうって思うようになりました。たぶん、わたしにとって、あなたがこの世にいないことが普通になったから。
 わたしは、あなたがいないことを悲観的に捉えたことはありません。会いたいなとは思うけど、悲しんで泣いたりはしません。たぶん、これからも。
 一月生まれなのに桜が似合うあなたに。
 みんなに撫でられすぎてあたまだけ癖っ毛が落ち着いていたあなたに。
 悪知恵ばっかり働くあなたに。
 ちょっとしゃくれてるあなたに。
 しっぽが長いあなたに。
 お風呂が大好きなあなたに。
 10歳で亡くなったあなたに。
 わたしの誕生日プレゼントとしておうちに来てくれたあなたと、その運命に。
 耳の後ろが卵焼きなあなたに。
 会いたいなと思いながら、さっき、卵焼きをお弁当に入れました。
 気が向いたら会いに来てね。今日でもいいよ。そろそろのぼせそうだからお風呂あがるね。明日もお仕事だから早く寝るね。
 おやすみ、大好きだよ!
 ……あれ、なんか伏線回収みたいになった? 職業病かな。うふふ。そうだといいな。
 でも本当におやすみ。大好きだよ。
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qofthequinine · 4 months
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お葬式
祖父が全うした。91歳だった。5/27の6:27に息を引き取った。自分の誕生日は10/27で、紫の手帳を受け取ったのが12/27。おいおい、おじいちゃん。あなたの才能は十分に承知していた。けど、そこまでされると怖いぜ。
ここから長すぎる。一時間足らずで狂い書きな感じ。読みたきゃありがとうございますね。
黙して語らず、ニコニコ優しく、しかし熟慮している人だった。従兄弟曰く、「大学に行くときに、ニーチェの詩?に注釈つけて渡された。おじいちゃん心配してたんだなあ」おそらくそれはツァラトゥストラだ。おじいちゃん、同じ道を辿ってるね。「毎年おじいちゃんは宝くじ買ってたやろ?あれをどう使うか聞いてみたら、『あの道を直して、ここの堤防を強くして』って言ってて、本当にすごかった」そう、だからあの葬儀の当日、近隣は大雨で避難警報が出されたんだが、不思議とおじいちゃんが道を作り治水した地域にはほとんど被害がなかった。すげえぜ。かっこいい。
自宅から出棺。近所の人たちがお見送りに来てくれた。しかしまあ、その出棺作業は自らと親戚で急ピッチで段取りしました。すごくね?あなたは本当に、素晴らしい人だったのだ。みんなが知っていた。それだけは確かだ。私もその一人だ、と述べてもいいですか?おじいちゃん。あなたと将棋をしても、絶対に勝てなかった。正月に家の玄関の上がりで、自らのプライドである刀を手入れしていた姿を、鮮明に覚えています。祈るように、あなたは梵天に手入れの粉をつけていた。
通夜から葬儀まではパニック。全ての段取りを把握している父が、その段取りを内々の親族に明かさない。いや、普通さ、もういくばくもない命を目前にすれば、あらゆる段取りを把握して、誰がどこにどう動けばいいのかを伝える。あなたの生業はそういうものでしょう?『随時更新の身内スケジュール』が必要でしょう?そうやって自分が全部しなきゃ、という使命感の反対には、人に任せられないという不信感があるのでしょう?だから仕事以外に友人がいないんです。普通に休日に飲みに行くこともないと。「お前が友達と馬鹿話するような友達はいない」と断言しましたね。違うんです。馬鹿話じゃないんです。お茶会や飲み会は、深刻で暗い話を笑い飛ばす場所なんです。
なんでわかんねぇかな。わかんねえからあなたと飲んでも面白くない。というか、「こういう馬鹿がいた」みたいな仕事上の話を家に帰って母に申しつける時点で、非常に卑怯な落語なんですが、おめえさんよ、案外馬鹿を馬鹿にしちゃいけねえよ、馬鹿も馬鹿なりに考えてる。その考えてることを否定しては悦に入る。『酢豆腐』の旦那じゃねえか。大いなる阿呆。ダサ坊。シャばい。自分専用のポルノを自分で拵える野郎。水商売を貶しながら、お姉ちゃん遊びには大いなる興味があるどすけべ。小学生女児がなんぞの事件にあった、と聞けば、「この子はなんかとっぽいからそうなるよね」口が裂けても言うなよ。ジャニーズの会見、「この男は、男なのに化粧なんかして目も落ち窪んで、気色悪い」何様だよ。てめえが利用するだけ利用したゾーンに対してそういう言葉を吐くんだ、へえ〜。高校ぐらいまで父と祖母の着せ替え人形として彼らの与えられる服を着た。気色悪いんだよ、友達の言うには、その服装は、「なんか、おじいちゃんみたい」だとよ。っざけてんじゃねえよ!お人形遊びは楽しいか?てめえら俺が幼い頃に女装させたりとかしたよな。こちらはグチャグチャです。「お前が寝てても呼びかけたら応えてくれるから、つい」とか抜かしてるけどさあ、起きてるよ。その気色悪いボディタッチも。でも寝てて可愛いふりしてた方があなた気持ちがいいでしょう?てめえが俺を撫でるたびに、吐きそうになって仕方がないんだ。You Know? Yeah, you Just say "I Don't Know". ****
最後の念仏が唱えられる。輪廻転生は仏教で三回とされる。誰も見たことのない祈り方。三回同じ言葉を唱えた後に、なんとなく解脱のような文言があった。「見たことがない葬儀だった」と口を揃えて申し述べる親族。火葬場へ。これが悪夢のようだった。
とても現代的でシステマチックな火葬場。荼毘に伏すとして、その間はみんなでなんとなく空を見たり、煙突からの煙を見たり、そんな時間だと記憶していた。しかし実際は、棺を運ぶのは手動で操作できるフォークリフト。最後に顔を見て、そこからは全員が揃って荼毘の場所へ。もうその時点で、呼吸が苦しい。自分が過呼吸になっているのではなく、そこに漂う人間のタンパク質を燃やした独特の空気が、襲いかかってくる。少しは泣いたけれど、本気では泣かなかった。
喫茶室があります。親族の待機室はここです。全員が喫茶に向かう。一悶着あったらしいが、それは全てを握っているはずの父が何も手立てを打っていなかったことによるらしい。つまり、「あの家に帰る手立てがない」とのこと。大揉め。しれっと、親戚のおっちゃんが「また始まった」と呆れたように言うので、彼について行って喫煙所へ。「おじいちゃんの棺に、ショートホープ入れてあげたらよかったなあ、と今更後悔してるんですよ。植木職人の人曰く、『耳から煙出るぐらい吸う』ぐらいの人だったんで。まあなんかあるときに胸ポケットに入れたままやめたらしいですけど」「俺もおっちゃんのイメージそれよ。でもそんなんクラクラするやろうな。でもやっぱり、紙巻きじゃないと俺は満足できん。何回か試すけど、口の中がなんか変になる」「あれって、水蒸気にニコチン入って香料入って、ってことなので、口の中に残るの当たり前ですよ。で、定期的に掃除しなきゃなんですけど、してないように思います」「なるほどなあ」「紙巻きは手の中に隠せないじゃないですか、でもよく見ますけど、子供の散歩に付き合いながら、あのデバイスは手の中に収まるので、隠れて吸ってる人とか、あと軽自動車の中とかでずっと吸ってる若い女性」「あ〜!よく見るわ!」「なんか卑怯ですよね」「堂々と吸えばいいのに」
骨上げ。向こうから機会が運ぶ音がする。耐えられない。目を背けて壁に引き下がった。説明がある。その人の話を聞こうと思って顔を見ると、祖父のお骨が目に入った。無理。逃げ出して外で存分泣いたが、これはやらねばならん。おじいちゃんも本望ではないだろう。ある程度落ち着いた。元に戻った。骨箱を抱えたさっきのおじちゃん、「ほれ」完全に試されている。立ち向かおうと思った。おじいちゃんの顎の骨の右側をなんとか取り、入れた。壁に向かって泣いていると、おっちゃんが背中を叩いてくれた。優しいボディコンタクト。あれがなかったら、自分はもう立ち直れなかっただろう。
親族の直来。席順がアウトだった。向かいに祖母。斜め向かいに弟、隣に叔母の配偶者。彼や弟と話しているときは、苦しくなかった。弟は後ろから声が聞こえたらしく、ギャルソンとして働き出したので、真似てとりあえず。未来に向ける光を見たように思う。挟まれる祖母の無駄口、思い出話、さっきも言うたやん、で最終的に、「あんた食べんのな?あんた食べんのな?」この役割は弟が担ってくれた。途中で異常を察した母が「持って帰るので」と包んでくれた。そこで祖母が、「物足りんな!うどんでも食べたくなるわ!」糸が切れる。立ち上がって親族の控室に足取りもおぼつかず帰り、水を飲んで倒れそうなところを背中で柱に寄りかかったのは記憶している。そのあとは完全にギャルソンに徹した。席に戻れば……と感じた。
見送り、なぜか親族はパニック。というか、祖母の血をダイレクトに引いている人たちが大揉め。関わったら壊れる。だから、早く帰りたいだろう人たちのドアマン、ポーターとして立ち働いた。その場所が貸し出す傘の場所を把握しているのは俺だけで、木偶の坊なので雨風を防ぐにはもってこいだ。帰るまでが遠足。帰るまでが葬儀。見送ったあと、祖母に話をされた時点で、おそらく人生で一番危険な焦点発作があった。見える聞こえる把握はできるが、動かない。少しだけプルプルしている。話の隙間で深呼吸して、離脱。その後、なぜか父が、「この鍵が潜戸の鍵。行けるか?」と。拒否したところでまたパニックだろう。叔母方の年嵩とおばあちゃんが同情する車で帰ることになった。話の流れで、「えっ、だって私ら帰っても鍵はにいちゃんしか持ってないやろ?潜だって鍵かかっとるし」「これ受け取ってまーす」と鍵束を見せる。永遠のような10秒間の沈黙が、どうしても笑ってしまいそうになって良くなかった。
で、まあ帰宅したものの、真っ暗で鍵の種類がわかるのは父のみ。明かりをつけても何が何やら。普通に礼服で鍵を探しながら試して回る、という、夜盗みたいな働きをして、必要な鍵は開けた。自分はともかく着替えと服薬をしなければ無理。処方薬を飲んでいるところを見られようものなら、またおばあちゃんの詰問に合う。口に含んだまま、水道水の出る蛇口に向かう。「あんたな。夜に明かりつけて網戸にしたらいかんのよ」知るか!緊急事態だ!黙ったまま食器棚からコップを出して水で飲み下す。危なかった。あの場で自分が倒れたらマジでやばかった。ちょっと効いてきたのでせにゃいかんことをしようとしたんだが、お呼び出ないらしい。仏間のパニックを感じながら、叔母方のおっちゃんが絶対にまだ上がらない、との意思表示をし��ので、ここは、と思い、靴を脱いで上がる。「これはここ!これはこれでいい!これは日にちが明けてから!とりあえず帰らせ!」と仕切って、「仏間できました。どうぞ」でおっちゃんおばちゃんもう帰らなやってられん状態。見送ろうと玄関について行った。母の「あれはどこ?」攻撃。「ありました!ご安心しておかえりください!」見送りで礼をしたが、90度だった。無意識なのにね。気持ちが出るね。
そこから自分たちのサルベージ。呑気に「あんたら泊まっていかんのな?」「ばあちゃんな、うちはうちでやることがあるんや」と挨拶もせずに帰る。あとから聞けば、母に「大丈夫な?」と聞いてたらしい。大丈夫なわけあるか!お前の不可知領域かつ被差別領域に踏み込んでるんだからほんとのことなんて言えるか!ババアに申し伝えたら、きっと座敷牢の世界なので、両親のそこの理性には感謝したい。
帰りながらうだうだ。珍しく母が飲まないとやってらんないね、状態だったので、缶ビールを美味しく注ぐ方法を実践して、本当の直来。
ここからは結構スピリチュアルなのに事実として観測されている事象を改めて結び直した話になるので、またの機会に。
Adeu!
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yamada50 · 2 years
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北海道神宮境外末社頓宮 札幌テレビ塔より徒歩10分程度の中心地に鎮座します 御朱印にも押されている狛犬さんは撫でると縁結び・恋愛成就にご利益があるとなぜか云われて人気を博し撫でられ過ぎてツルテカです 戦前は札幌神社(北海道神宮)の遥拝所として創建、また本社の例祭の御旅所でしたが戦後に本社より御分霊を奉り札幌神社の境外末社となりました #北海道神宮頓宮 ⛩┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⛩ 北海道神宮頓宮(ほっかいどうじんぐう とんぐう) 鎮座地:北海道札幌市中央区南2条東3丁目 主祭神:大国魂神・大那牟遅神・少彦名神、明治天皇 ⛩┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⛩ #神社 #神社巡り #神社好きな人と繋がりたい #recotrip #御朱印 #御朱印巡り #狛犬#神社仏閣 #パワースポット #札幌市 #北海道 (北海道神宮頓宮/Hokkaidojingu-tongu) https://www.instagram.com/p/Cki65RFvKfr/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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xxxxmcxii · 1 month
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「...なあ、そんなに妬かせたいん?」
『妬かせたいに決まってます』
煙草の匂いが鼻をかすめた瞬間、君はくしゅん、と小さくくしゃみをした。そういえば苦手やったっけ、煙草。無意識に手を伸ばして無意識にに火を付けていたらしい。虚な視界の中、君がゆっくりと身体を起こすと、ベットの軋む音がした。この会話は何回目なのだろう。君は俺に背を向けるようにして毛布から足を出し、膝を抱えて窓の外を見つめる。住宅街の中にポツリと浮かぶ少し欠けた月が、いつもより綺麗だと思った。ぼんやりと、窓際を照らす月がいつもより綺麗に見えるなんて。夏も終わり、いつもより涼しい風が窓を通り抜け、カーテンを揺らした。
「何か飲む?」
キッチンにある換気扇の下で、一服終えると怠そうな顔で冷蔵庫を開けた。
『...水』
「ん、持っていくわ」
冷えた水の入ったペットボトルを手に取り扉を閉めた。ぼんやりと横目で見られている視線を感じる。見ていたことを気付かれないよう目を逸らす君。ペットボトルの水を渡し、嫌な予感をかき消すように君は何故か一気に飲み干した。喉仏が動く。汗がポタリと垂れた瞬間は見逃さなかった。
『道枝くん、服着てくれません?タオル一枚って』
「今更やん、裸見てたくせに」
『そ、それは...!そういうこと違くて!』
...ああ、耳真っ赤。何をそんな焦っちゃって。そんな所も愛おしい、と思ってしまう。出会った頃から君はすぐ耳が赤くなる性質があったみたい。少し手が触れた時、満員電車に揺られて顔が近くなった時、学校で目が合った時。何年前だっけ、でも考えてみたら何年と考えてしまうほどそれくらい時間が経つのか。
『道枝くん』
「なに?」
『いつになったら僕のために煙草辞めてくれます?』
「...さあ、いつやろ」
『早く辞めてください』
「いつもそんなこと言わんのにな?」
『言いたくなりました。やって...』
"いつも痕なんて付けないのに今日は花弁を咲かせてくれたから"
...聞いた瞬間、俺は理解が出来なかった。痕...とは。
膝を抱える君に掛かるシーツから見えた赤い痕跡。やってしまった、と咄嗟に思ったのは紛れもない事実。
『こんなこと今まで無かったのに、どうしてです?』
思わず息を飲んだ。そう、覚えてない。所謂無自覚、というもので。なんて言い訳しようか、なんて言い訳をしたらこの気持ちはまだ隠し通せるのか。キッチンを背にして君がいるベット付近まで足を運び、端に腰掛けた。髪に指を通し、優しく撫でる。君の後ろには大きな月。綺麗で儚くて手が届きそうな。
「そうやな、差し込む月の光が綺麗やなって思ったから」
再び君を押し倒した。
2人で月の中にダイブするかのように。もう少しだけ、君への感情は隠させて欲しい、と願って。
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lsoshipt · 2 months
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2024.7.18
 女の細長い指が自らの足を這うのを眺めていた。つややかな黒髪が女の痩せた肩口で溜まって、部屋の灯りを反射して光る。わたしの小作りな足の爪が、女の手で鮮烈に赤く塗られていく。彼女とは同い年なのだけれど、あまりに体の造作が違うものだから、我ながらなにか倒錯的な感じがする。
「塗ってみるとなんか、ちがうかも。」
「そお?」
女は俯けていた顔を上げる。ややするどい、きつめな眼差しがやさしげに細められている。これが彼女の好きな女に向ける表情なのだと毎度のように思う。この手の表情のつくりかたをする女ばかり好きになる。わたしには不相応だと感じる。不相応でもほしいものはほしいわけだから、しかたのないことだ。
「じゃあ塗り直すね。何色がいい?」
彼女はきれいに並べられたマニキュアの瓶を指でなぞる。わたしに似合うと思う色。そう答えると、彼女は悩ましげに首を傾げた。
「なんでも似合うもの。困るなあ、……やっぱり、ピンク?」
「じゃあそれで、お願い。」
彼女はわたしの爪を一本一本ていねいにコットンで拭う。彼女の指先はすこし荒れていて、除光液はしみるだろうに眉ひとつしかめない。痩せぎすの体にふさわしい、ひょろりと長い指をした薄い手だ。わたしの力でも折れてしまいそうだと思う。じっさい彼女は、わたしが彼女を害そうとしてもいっさい抵抗をしないだろう。
 ��更けのココアにはラム酒を入れるのが好きだ。金色の液体がとろとろとマグカップに注がれるさまが良い。やけどするくらい熱くて、どろどろに濃いココアでなくてはいけない。彼女は明日も早いのに、わたしに付き合って同じものを口にする。
「ありがとう。寝たっていいのに。」
「すなちゃんと過ごす時間が一日で一番大事なの。」
彼女の目が愛しそうに、困ったようにわたしを映す。もちろん嬉しいのだけれど、わたしの小さな、薄っぺらな身には余るわけだ。
「わたし、明日は遅いよ。」
彼女の両の手が、大切そうにマグカップを包んでいる。細く乾いた、節の目立つ彼女の手は、わたしのそれよりは大きいわけだけれど、あまりに華奢なものだから、大きさを感じさせない。疲れた頼りなげな手だ。
「知ってる。待ってるね。」
薄い唇が弓なりに引き伸ばされる。彼女の痛ましい笑顔がわたしはすこし苦手だ。下がった眉はやさしげなのにわたしを責めているみたいだと思う。弱さの不用意な露出というのは、一種の攻撃だ。彼女はわたしを相手にしているから見せている弱みなのだろうけれど。こっそりと溜息をついた。
 わたしの傾向として、健気で愛らしくて、むき身で生きていそうな人を好きになるけれど、わたしとおなじくらいにずるくてだめな人でないと疲弊するということを、それなりに昔から自覚している。
 とはいえままならないのが恋である。
 マグカップのなかみを飲み干す彼女の華奢な喉仏がうごくのを眺めていた。あとで首でも絞めてやろうと思った。
 半地下の薄暗いカフェバーがいまのわたしの職場である。店内にはコーヒーと煙草の匂いがしみついて、はいるたびいくつか歳をとったような気分になる。嫌いな匂いというわけではないのだけれど、不特定多数の副流煙を浴びるというのはけっして気持ちのいいことではない。髪をきっちりと括って、制服のエプロンの紐を縛った。そう賑わっているわけでもなく、常通り暇な夜だった。暇な夜はねむたくて、彼女のことを少しだけ考える。
 わたしが仕事を終えて帰るのは4時ごろになるけれど、ちゃんと眠れているだろうか。電気もつけずに暗い部屋で、じいっとその充血した目だけひからせて、ひたすらに佇んでいるのだろうか。2時間ほどの浅い眠りの果てに、音をたてないようにひっそりと部屋を出ていくのだろうか。インスタントコーヒーの湯気に、疲労のにじむ深い溜息を隠すのだろうか。
 なぜだか今すぐ彼女に会いたいと思った。
「このケーキ、もし余ったら持って帰ってもいいですか。」
チェリーパイを指し示して言う。そもそもケーキは夜中にそんなに出るものではないし、消費期限に問題がないからというのと、店の華として昼過ぎから出しっぱなしにされているだけだ。
「ああもちろん、そうしたら、佐弓さんのぶん、もうとっておいていいよ。ほかにほしいのあったらとっていいし。」
店長は柔和なほほえみを浮かべた。これで経営をやっていけるものかと思うほどに、ひとの好さそうに穏やかなひとだ。まなじりのしわが照明をうけてじっさい以上に深くみえる。
「夜にあんまり食べると肥っちゃうので……、一緒に住んでる子のぶんもふたつ、頂いてきます。」
パイのそばに添えられたケーキサーバーをつかんで、二切れをテイクアウト用のプラスティックの容器に載せた。裏の冷蔵庫にはこぶ。彼女の好物が余っていてよかったと思った。わたしが特段好きだというわけではないのだけれど、彼女は一緒にとかおそろいとか、そういったことに特別の意味を見出す性質の女だから、気まぐれにすこしでも喜ばせてやろうと思ったのだ。わたしとしては、この店でいちばん美味いのは一切れですっかり酔っ払えてしまうくらいに甘く重たいサバランだと思っている。そのことは彼女も知っている。
 常通りの退屈な勤務を終えて、エプロンの紐をほどいた。夜道を歩くのは好きだ。人間じゃない、なにかべつのいきものになったような心地がする。地上でそう感じるということは、かつてわたしがそうであったそれとは確実に違うなにかだろう。酔っぱらいの喧騒を聞きながら、踊るような足をそうっと踏み出して静かに歩いた。涼しい風のなかでアスファルトがやわらかい心地すらした。
 鍵穴に鍵をさし入れると、すぐに室内から足音がきこえた。鍵を回す。立て付けの悪いドアは、いつも怒っているのかと思うくらい乱暴な音を立てて開く。暗い玄関に、彼女の白い細面が浮かび上がる。
「おかえり。」
「寝ていていいのに。」
「うん、少し眠っていたみたいで、鍵の音で起きたの。」
よく見れば彼女の唇の端にはわずかに涎のあとがある。髪は無防備に乱れていて、帰って服を脱いだままらしく下着しか身につけていない。骨の構造が一目で窺えるくらいに薄っぺらな胸元があらわだ。
「……ちゃんとベッドで寝てていいのに。」
うん。彼女は童女じみて肯いた。夢の残滓として寝ぼけた口調ながらにうれしそうで、わたしは彼女を少し憐れんだ。こんな女が帰ってきて喜ぶなんて。……いや、好きな相手が自分のもとに帰ってきたら嬉しいし、好きな女の「好きな相手」であることも嬉しいことであるはずだ。
 彼女に抱きしめられて、そして居室にはいる。満ち足りている。狭く薄暗い部屋は、かすかにバニラの匂いがする。好きなはずだ。愛おしいとは、思う。
「ケーキもらってきたよ。食べる?」
ケトルのスイッチをいれながら訊く。首肯する彼女を横目に紅茶の缶を覗くと、茶葉はもう残っていなかった。しかたなしにインスタントコーヒーを取り出す。
「牛乳?」
「すなちゃんと、おなじの。」
マグカップふたつをコーヒーで満たして、そのかたわれを彼女に渡す。容器をあけて、キッチンの抽斗からフォークを二本取り出す。コーヒーも濃いほうが好きだ。たっぷりの砂糖とミルクを入れるのが好きだけれど、今日は甘いものだからブラックでいい。
 プラスティックの容器のままに、二人でチェリーパイをつつく。
「好きなの、覚えててくれたんだ。」
彼女はパイを頬張りながら、嬉しそうに笑みを浮かべる。笑い慣れていないことがよくわかる、いかにも不器用な笑顔である。彼女は一方的にわたしを好いていると思っている節がある。それならば、それでいいけれど。彼女がどう思うかだなんて、わたしにどうすることができるものでもないから、彼女がいいなら、もう、いい。
「もちろん。」
 一緒にシャワーを浴びる。すこし痩せたかと思う。言及はしない。疲れているのはわかりきっている。彼女はねむたげに、しかし優しい手つきでわたしの髪を乾かす。わたしもというと、今日はめずらしく受け入れた。彼女の髪を撫でると、細く乾いたそれがわたしに絡みつくみたいだった。ドライヤーは重たくて好きじゃない。
 床に就く。空が白みはじめるころ、彼女にかたく抱きしめられて目が覚めた。閉じられた瞼の下、彼女の瞳はなにも映さずに、ただ眉根が悲しそうに顰められている。
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oivgbqiqfz358 · 3 months
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--深海人形-- 君はサガシリーズと拙作のノリについていけるか?!!
※閲覧注意
※クロスオーバー?ネタ注意
※雑多にネタをぶち込み。
※キャラ崩壊注意
※バイファム語りが凄い(※多分今回だけ)。
※主宮、お豊よりヤザンより戦闘狂説(※拙作読めば分かる)。
…ソルにみちびかれし にじの女神 イリスって何者??(※黄金の太陽話)。
…イリスは、後、ギリシャ神話のイリスだけで無く、(※エジプト神話の)イシスのイメージが強く入ってるの好き(※召喚に必要なジンが火9水4な所も錬金術一つの終着点みたいで良き)。
…。
…意外とロマサガって、魅了状態誘発技多ない?(※ロマサガ2の池袋が一番有名だけど……、…ロマサガ3のフォルネウスやロマサガ1の猿様も使って来る)。
…。
アンサガラスボスのカオスルーラーは戦闘システムとバランス担当した方が「仲間を十分に鍛えた場合、六割の勝率で良い位の調整にした」…とおっしゃられてたけど、黄金の太陽 失われし時代のドゥーム ドラゴンは「三〜四割の勝率」だとしか思えない(※上には上が居る)。
…。
…サガシリーズ(※特にアンサガ以降の新作)は戦闘狂ゲーである事が多い(※メーカーは違うけど、SO3も大概)。
…。
鉄血とSeed Freedomラスト見ながら思った。同性婚でも、異性婚でも、変わらず、幾ら愛があっても金無いと結局詰むし逆に金があれば、愛が無くても普通にやって行ける。何て残酷。何と言う世の平常運転。
…。
…何時か三匹の子豚感覚で種の三莫迦で豚の三連星ネタやりてぇな(※ジェットストリーム何とか!)。
…。
シロッコ伝説の超(スーパー)コーディネーターネタはいずれ(※したいです)。
…其れは、人の夢…、人の望み…、…人の業!(※其れクローン仮面の台詞)。
…。
…私は、『人間は超人に試合では勝てるけど、戦闘では勝てない(※武装して居ない限り簡単に狩られる)』…と、考えております(※…だけど、カピラリア七光線特効で何とか……)。
…だけど、「…アムロなら試合所か、白兵戦でも余裕で勝てる(確信)。」…と言うガチの信頼がある(※但し普通に考えたら無理)。
…。
…バイファムはシドが出て来てからが真の本編なんだよな()。
…。
シド(ククトニアンから半地球人だと不当な扱いをされて居た)は、シロッコとかガトーとかマイヨとかル・カインとか特に不幸な背景は無い可也恵まれた立場の悪役勢とは違って不憫で可哀想過ぎて虐める気失せる(※ワイにしては非常���珍しいイレギュラー事態)。
特に、マイヨニキは、父親がギガノス帝国最高位の科学者(…と言うか、皇帝陛下と古くからの親友)で、その父から自分専用機メタルアーマー ファルゲンを与えられた上に、ギガノス軍で滅茶苦茶評価されてて地位的にも優遇されてると言う点から見ても凄く恵まれてるからな(※多分此の事をシドが知ったら、嫉妬と羨ましさの余りオーバーキルレベルのショック受けるわ)。
…。
ヤザンがシド・ミューラァだった場合
相手が子供(ガキ)だろうが何だろうが関係無いのであっさり撃墜する
ガトーがシド・ミュー(ry
相手が子供(ガキ)だろうが何だろうが関係無いので(ry
マイヨ・プラートがシド・ミュ(ry
相手が子供(ガキ)だろうが(ry
バイファムは子供が主役だから、彼等と敵対するククトニアンの大人は、甘ちゃんで子供にも勝てない情け無い雑魚と見なされがち(※…然し、ククトニアンが矢鱈苦戦してるのは、殆ど石板の所為だけど……)。
…。
子供達がククトニアン軍と言う戦争のプロフェッショナル集団(※…尚、過去には地球軍に何度も完敗して居る模様)に勝てるのはほぼ石板パッワァー(とロディ他有能過ぎ子供達)の御蔭なんで……(遠い目)。
…。
…ククトニアンの中で、一番有能なのは、シドやサライダ博士じゃなくて、ジェダさんだって、はっきり分かんだね(迫真)。
…。
ククトニアン、軍略に置いてはマジで低レベルとしか思えん。何度も地球軍に負けるわリベラリストに出し抜かれる位内部分裂収められて無いわとマジ無能(※此の無能さは歴代ロボアニメの中でも屈指)。
…。
…マイヨの初登場はドラグナー第3話、シドの初登場はバイファム第29話なので、監督達も相当学んで居ると思われる(※…もっと早くシド出しとけば……)。
…。
…バーツかケンツ居なかったら、とっくにチェックメイトでゲームオーバーな場面多いのがバイファム(※…後、敵さんが割と洒落にならない位無能だから救われた部分滅茶ある)。
…。
…バイファム他でも見れなかった本気を出したシド・ミューラァが見たいんだけど(※神様仏様天下のスパロボ様でも無理なら、拙作内で本気出させるしか……)。
…で、ChatGPTにデータ提供して、シミュレーションして貰って、本気ミューラァと(当たり前の様に)The Oのシロッコかヤザンのハンブラビかガルマザクか其の他実力者と戦わせようと思ったんですけど、何だか気が進まなくなったんですよね。…そんなんミューラァじゃないって……(※痛恨セルフ解釈違い)。
…。
シロッコ「宿命だと?サラを弄ぶな!(※元ネタ:ロマサガ3トーマスの台詞)。」
…『幻体戦士術(シャドウサーバント)』シロッコ、見たいかもしれない(謎のネタ庫出し)。…遂に冥術迄……(※月術 ※byロマサガ3 の方かもしれないけど)。…『幻影魅了術(ゴーストライト ※ロマ1では猿様も使って来る由緒正しき技)』シロッコも見たいですねぇ(※リアルロボット戦線では"誘惑”の精神コマンド持ってるので尚更)。
…おっ、…男のテンプテーションは斬新だな??(※ポセイダルの方を見ながら)。
…。
※ワンクッション用記事
https://www.tumblr.com/aznami358/754725669112512512/%E3%83%AD%E3%83%9E%E3%82%B5%E3%82%AC2%E3%83%8D%E3%82%BF
…。
※特別短編:アナベルはおもちゃじゃないんだぞ!
※ソロモンの悪夢生存if
※キャラ崩壊ギャグ全開Zと0083のクロスオーバー?話
※0083Rebellionのネタバレあり
※あのシロッコが既婚者です。あのシロッコに妻が居ます(※驚愕の設定)。…さて、其の奥さんは、一体、誰かな〜?誰かな〜〜??(※最低の煽り)。
…あれから、アナベル・ガトーは、戦死出来なかった。生きて連邦に無様を晒した。
その後、ガトーは連邦に回収され、捕虜となったが、例の紛争の時に味合わされた数々のテロ実行犯のジオン残党による悪行と攻撃に、苦虫を噛み潰すような過酷な思いをして来た連邦の兵士達は、凄まじい迄の憤りを見せた。
「…あんなジオン星人の捕虜なんて要るかよ!(※ナチュラルの捕虜なんて要るかよ!並)。」…と。
…連日、其の様に大いに荒れたが、然し、最終的には、皆納得した様で、…逆に、ガトーの存在を歓迎する様になった。
……ティターンズ専用の玩具として。
…。
「…シロッコとエフェも来いよ!御前等も本物のガトーを見たいだろ!?俺がガトーの居る部屋に案内してやるよ!!!!」
ヤザンは、シロッコとある女性と共に居る。シロッコと彼女は、…��近、木星から帰って来たばかりなのだ。
「…本当は、彼女を連れて行きたくないのだが……。」
「ま、真逆、本当に彼奴じゃないよね……?大丈夫、きっと違うガトーさね。きっと違うガトーに決まってる。」
「…ほら、怯えてるじゃないか……。」
そんな"女"を労るシロッコに、その"エフェ"と呼ばれた女性----未だ酷く、怯えて居る----が、親し気に抱き付いて甘えて来る。
「…でもね。……パプティマスが行くなら、私も一緒に行くよ。一人は嫌だよ。」
「ハハッ、可愛い奴だな。君の様な姉さん気質の女性に甘えられると、私もメロメロになってしまうよ。」
…此処で、エフェメラの神経を逆撫でする様に、ヤザンが軽率にボソリ言う。
「年齢的にはシロッコより圧倒的年上でおばさんだけどな。」
「待ちな!!顔面偏差値10!!」
…エフェメラから苛烈な暴力が来る事を見越して居た、ヤザンは、そそくさと高速で逃げて行った。
(…私よりエフェと、男女関係の相性良くないか、彼奴は……?)
…その光景を見たシロッコは、段々とエフェメラと自分の関係への自信が無くなって行って居た。
…。
それから、三十分位後。
「ほら!!ガトーの居る部屋についたぞ!!!」
その時、ヤザンが乱暴に部屋の扉を開ける。…すると、シロッコが、早速反応する。
「あれがソロモンの悪夢と呼ばれたアレか。」
「…アレ扱いかよ?!!」
余談だが、ヤザンは、ウラキ中尉とガトーの存在を知っており、実物のウラキ(本物)とガトーにも、既に会った事があるのだが、シロッコは、ウラキとは面識が無く、ガトーを見るのは、今回がはじめてだった。…そして、エフェメラも……?(※茶番)
…かくして、遂に三人は、ガトーと対面する。
シロッコが自己紹介をし、名乗った最後に、エフェメラはドギマギ心臓をバクバク(※マジ心臓に悪い)させながら、自己紹介をはじめた。
「…は、初めまして……。…私は、エフェメラ・ハントです……
(…あっ、正真正銘のガトーじゃないか……。)。」
「……!?(…何っ、…シーマ ※獅子身中の虫 だと……?!!!)。」
「…や、、矢っ張り、…あ、彼奴じゃないか?!…ガトー!…アナベル・ガトー!?!!本物の!?!!うわっ?!辞めてくれよぉ!!ホントにぃ!!!」
…其うして、エフェメラは、自己紹介を終えた途端(当然ながら)、怯えて光の速さで逃げ出す。
「待て!此の裏切り者!!!!」
そんな『敵前逃亡』して行ったシーマ(現エフェメラ)を、ガトーは何とかして引き止めようとした他方で、シロッコは酷く戸惑って居た。
「…何故だ!??!!!…エフェ、…何故逃げる?!???」…此処で、そんな奴ガン無視で熱くガトーは語り出す。
「今はエフェメラ・ハントと言う名前だろうが、あの下衆女は、シーマ・ガラハウ、我々ジオンを裏切った上に閣下を手討ちにした下女だ!!許るさん!!」
「…へぇー!スゲェ!元味方の艦隊を欺いてテロの首謀を直接葬った後、あの紛争を生き延びた後に、偽名を使いながら、木星に逃げたって訳か!エフェにそんな過去が!やるじゃねぇか!」
其う素直に感心するヤザンを、後目に、その時、シロッコが生の感情に駆られながら言う。
「…シーマ?…エフェメラが如何かしたのか?何かしたのか?過去にトンデモ無い悪党だったのか?…昔の事は昔の事だ。…今は私の伴侶だよ。私の妻。私の女をとやかく下衆女だの下衆女だと悪く言うとは、貴様、許せんなぁ……!!??」
更には、白い手袋に隠れた結婚指輪も見せる(※手持ちの貴金属を簡単に加工して作ったハンドメイドらしい。彼曰く、自分のは純銀だが、エフェには18金の奴をあげたと言う)。…が、それに負けじと、ガトーも食い下がらない。
「…ハッ、……はぁ!?妻!こんな得体の知れぬ男の糟糠の妻だと!?あんな女は我々の敵だ!シロッコとやらよ!お前は本当に趣味が悪いな!!!!神経と審美眼を疑う!!!!」
…此う言う風にシーマがティターンズのよく分からん奴(※実際マジでよく分からん奴)と結婚してた事に驚愕するガトー。
…あー、もう何もかもが無茶苦茶だよ(※アニメ0083のストーリーライン・脚本よりも)。
…因みに、その光景を見て居たヤザンは(…面白れぇ!何てスゲェ因果なんだ!!!!)…等と思わず面白がった。
それから、
「其処迄、侮辱するとは。…ガトーよ、私の手で討たれる覚悟はあるだろうな…?!」
「受けて立つ!」
…と言う感じで、ガチ生身同士での喧嘩を開始したガトー、シロッコ。…そして、ガトーと同じ空間に居るのが苦痛で嫌過ぎる為、今の状況では可也遠くに居るシーマ様(現エフェメラ)、此の三者の間には、どれだけ距離が離れて居ても、ニュータイプ能力云々とか魂が通じ合う感覚とか抜きで、凄まじく気拙い空気が延々流れて居た。更に書くと、何処迄もヤザンは蚊帳の外だった。
…さて、最終的には、その後、シロッコとガトー(手錠と足枷はシロッコが上に頼んで外して貰った)はMS戦で真の決闘を行って決着を付けると言い出し、勢い良く外に出て行った。其の様子を見たシーマ(現エフェメラ)は、彼等の後を追って行った。…然し、当然の様にヤザンは蚊帳の外だった。
…。
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moment-japan · 2 years
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王の帰還・・。
(行ったり来たり大変だ)
金沢駅のクロスゲートに京都の「勝牛」がオープンしておりました。
北陸初登場だそうです。
僕が京都で一人旅の最中に初めて入ったのが、清水にあるこの「勝牛」と河原町の「珍遊」、四条大宮の「餃子の王将」でした。
(全部懐かしすぎる)
京都のデザート関係のお店も有名な店はほぼ制覇しています。
(だから女子か)
お寺の柱を散々撫で回した後、ご飯食べて京都大丸のポールボキューズでパンを買って、ホテルに戻ってビール飲みながらパンを齧ってテレビを見るというのがいつものパターンでございました。
三十三間堂で本当に千体の金ピカ仏像があったことの驚き・・・。
「おこしやす」という言葉を生で聞いたあの日・・。
KBS京都で「京都浪漫」を地上波でやっているのを見て驚いたあの日・・。
(小学校の卒業式の答辞かよ。笑)
いろいろ思い出しながら、駅近くの天ぷら店でご飯をたべて職場に戻って報告して帰宅。
(食べかけの写真ですまぬ)
しんどい一週間でした。
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kiriri1011 · 5 months
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互いの食欲(R18)
 食事中、対面にいる彼になんとなく視線を合わせたときだ。  大きく口をひらき、焼いた豚の塊肉を食いちぎるハルシン。歯を立てる瞬間に目を閉じたのを見た。そのときの表情はタヴにとってどこか見覚えがあるようだった。  一度に頬張る量は多いが、次から次へと忙しなく掻き込むことはなく、ハルシンはゆっくりと顎を動かして咀嚼する。食べ物の味をよく味わっているのだろう。そのためハルシンの食事の動作はどこか優雅に見えた。それは貴族の優雅さというより、自分で仕留めた獲物を誰にも邪魔されず楽しむ獣の余裕といったところか。  それは、タヴが知っている彼のセックスそのままだった。  肉を何度か頬張った後、木のゴブレットに注いだ葡萄酒を飲む。ごく、と酒が喉を嚥下すると、逞しい喉仏が動いた。  瞬間、タヴは何も飲んでいない自分の喉が鳴るのがわかった。
「どうした? タヴ」
 見つめられていることに気づいたハルシンは不思議そうに訊ねてくる。  タヴは自分が食べるのも忘れて、一連の仕草をぼうっと見つめていた。  彼の声に現実に引き戻されて、自分でもよくわからないままに慌てる。
「うっ、ううん何でもない……!」
 素早く首を振って視線をそらす。  まさか、食事するところを見て、昼にふさわしくないものを連想したなんて言えない。  すでに何度も情を交わした仲とはいえ、食事する姿から彼のプライバシーな世界を覗き見しているようないけない気持ちになる。それに、周りには仲間もいるのに……。
「タヴ、食欲がないのか? せっかく多めに肉を焼いたのに」    胸の中がもやもやして食事どころではなくなったタヴに、今日の調理係のゲイルが心配そうに訊ねる。  その視線はちらりと大皿に向かう。頑丈なタヴの体調を気にしているというより、彼はたくさん焼いた肉の行く末を心配しているようだ。
「わ、私はもう十分食べたから。レイゼル、残りは食べて」
「なんで私が? 戦士に余分な脂肪は不要よ。残ったらカーラックかスクラッチにでもあげなさい」
「ちょっと、人を残飯処理みたいに言わないでくれる!? まあ食べるけどさ!」
「俺もまだ食べるぞ」
 カーラックの後に続いてハルシンも言う。  その台詞にタヴはひとり頬を染めた。  まさか食事姿に発情されているとは、大ドルイドでも決して知るまい。
***
 キスの合間、緩やかに滑り込んできた舌がタヴの舌を捉え、ゆっくりと絡めとった。  彼は自分からはあまり動かず、タヴが舌を動かすのを待っているようだ。おずおずとタヴが太い首に抱きつき、控えめに舌を這わせると、それに合わせるように彼が動いた。  ゆっくりと、恋人を味わうように。  顎の下からぽたぽたと唾液を垂らしながら、タヴはとろんと目を細める。  恋人の恍惚を感じ取ったのか、ハルシンは穏やかに笑い声を立て、抱いた彼女の腰をさすった。  その触れ方に、正面から抱き合って繋がった場所を意識させられて、タヴは思わず太腿をぴくんと震わせる。
「気持ちよさそうだ」
 感じている顔をことさら長く見つめながら、ハルシンは低く嗄れた声でささやいた。  タヴは草の上に座ったハルシンの上に抱きかかえられている。ぎゅうと固く抱かれて密着すればするほど、彼を受け入れる胎内が甘く疼いた。
「だって……きもちいいから……」
 そう言うほかないタヴの答えに、ハルシンはまた深いキスで応じる。  くちゅくちゅと濃密な水音を立てながら、舌と舌を絡め合わせる。繋がったままキスをするとこんなに満ち足りた気持ちになるのは彼で初めて知った。  350歳の恋人に大人のキスを仕込まれている最中のタヴは、自分が知っている動きをすべて使って彼を喜ばせようとする。  自分が動くと、ハルシンは嬉しそうにそれを歓迎する。  彼はふたりで昇り詰めていく感覚が好きなようだ。自分本位な動きは一切せず、若い恋人の快楽を一番大事にしている。  それはどこか、命を享受する食事という行為に対する、彼の考え方に似ている気がした。  獲物に敬意を示すように肉を深く味わう。さながら獲物の命と自分の命は対であるかのように。
(……なんか、すごくえっちだ……)
「動かすぞ」
 タヴが物思いに耽っていると、ハルシンがそう言った。
「……いいか?」
「っ! う……うん……」
 一拍遅れてタヴが返事をする。  「そうか」とうなずき、ハルシンは濡れた唇に軽くキスを落としてから、タヴの臀部を両手で掴んだ。
「っふわ、ぁ……」
 ゆっくりと引き抜いて、また挿入する。  時間をかけて愛されたタヴの感覚は、その緩慢な動きにも深くため息をこぼした。  背筋を通り抜ける快感にタヴが首をそらすと、胸を目の前に突き出すようになって、ハルシンの唇にちょうど触れる。  避けるはずもなくハルシンは柔らかな肉にかぶりついた。  乳房をじゅるりと音を立てて吸い上げる強さに、タヴは耳が羞恥で焼け落ちるかと思った。  たべられている、という感覚がする。  丁寧に味わって、咀嚼されている。  そして腹の中で溶かされて、彼の一部になっていくのだ。  タヴは堪らず声をあげてハルシンの頭に抱きついた。
「っハルシン、すきぃ……っ」
 突き上げられるたび、ぴちゃぴちゃと愛液が跳ねる。
「すきっ! すき……っ!」
 熱に浮かされてあえぐようなタヴの告白に、顔に胸を押しつけられているハルシンは「俺も好きだぞ、タヴ」とこもった声で言った。
「お前を愛してる」
 抱き寄せる腕に力がこもる。  彼とひとつになれてよかったと心から思った。
「タヴ、腹が減ってないか」
「えっ?」
 彼の腕の中でまどろんでいると、急にハルシンが言った。  驚いているうちにハルシンが腰をあげて、近くに広げた荷物の中から食料を取り出す。
「昼間あまり食べていなかっただろう。夜もあらかじめ約束していたから満腹にはなっていないはずだ」
 「ほら」と言ってタヴにパンとワインの入った容器を渡す。  目が点になったタヴは正座してそれを受け取る。
「お前に食欲がなくて心配していたんだ。動いたら腹が減っただろう、食べるといい」
「いや、あの……その、今はべつに、」
 タヴが困惑していると、腹部からぎゅるると頼りなげな音が響く。  その音にタヴは表情をなくしたが、ハルシンはにっこりと口の端を引き上げて笑った。  交わった後で、裸のまま食事しているところを見られる恥ずかしさもあったが、彼の好意を拒むこともできず、タヴは頬を赤く染めながらパンにかじりつく。  悔しいけれど、たしかに腹は減っていたのだ。
「……見ていたらこっちも腹が減ってきたな」
 タヴがもそもそとパンを食べていると、不意にハルシンが言った。  彼は荷物から自分の分の食料を取り出し、なんの違和感もなく食べ始める。  何その食欲、とタヴは半ば絶句してその食事風景を眺めていた。  セックスの後に継ぎ目なく食欲も満たすのが野性的な彼らしいというか、熊だな、としみじみ思った。
「もしかして、冬になると食欲が増したりする?」
「そうだな」
「まさかそのまま冬眠したりしない?」
「さすがにそこまではないが、他の季節より身体が鈍った感じはするな。あまり冬は長時間変身しないようにしている」
 「もらうぞ」と言ってハルシンはタヴのワインの容器をとって少し含んだ。  彼から容器を返されると、タヴもそれに口をつける。
「だが今年は心配しなくていいかもしれないな」
「どうして」
「お前が温めてくれるだろう」
 タヴは思わずワインを飲み干してしまった。  かーっと胃に熱いものが溜まる。
「……そうしてほしいならするけど……」
 耳まで熱くなっていると、ふっと彼の息遣いを感じ、キスをされたとわかった。  酒の香りのするキスは刺激的で、いつもより息が荒くなる。  自然と昂るタヴの心臓とはよそに、突如子どもにするようにぽんぽんと頭を撫でられ、唇は離れていく。
「食事が終わったらもう少し一緒にいよう」
 ハルシンはタヴの手を握るとそう言った。  自分を見つめてくるヘーゼル色の瞳は優しい。  その言葉を断れるわけがない。……ずるい。
 そしてタヴは黙々と残りのパンを頬張り、この後は自分が再び食べられる側になることを想像しては、ひとり頬を赤く染めた。  彼はその間、ずっとタヴの手を握っていた。
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kachoushi · 5 months
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各地句会報
花鳥誌 令和6年5月号
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坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
………………………………………………………………
令和5年2月1日 うづら三日の月花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
立春を待たずに友は旅立ちし 喜代子 習はしの鰈供へる初天神 由季子 在さらば百寿の母と春を待つ 同 春遅々と言へども今日の日差しかな 都 橋桁に渦を巻きつつ雪解水 同 盆梅の一輪ごとにときめきぬ 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年2月3日 零の会 坊城俊樹選 特選句
飴切りの音高らかに春を待つ 和子 風船消ゆ宝珠の上の青空へ 慶月 天を突く手が手が福豆を欲す 光子 葬頭河の婆万年を寒く座す 光子 飴切りのビートを刻み追儺の日 いづみ 虚無なるは節分の達磨の眼 緋路 老いてなほ鬼をやらふといふことを 千種 恵方向く沓の爪先光らせて 光子 とんがらし売る正面に福豆も 和子 錫杖をつき仏性は春を待つ 小鳥
岡田順子選 特選句
厄落し葬頭河婆をねんごろに はるか 柊挿す住吉屋にも勝手口 眞理子 豆を打つ墨染のぞく腕つぷし 千種 奪衣婆の春とて闇の中笑ふ 俊樹 亀鳴けば八角五重の塔軋む 俊樹 節分や赤い屋台に赤い香具師 緋路 錫􄼺の音待春の鼓膜にも 緋路 飴切りのトントコトンに地虫出づ 風頭
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年2月3日 色鳥句会 坊城俊樹選 特選句
ものゝふの声は怒涛に実朝忌 かおり 実朝忌由比のとどろきのみ残る 睦子 久女忌の空は火色にゆふぐれて かおり やはらかな風をスケッチ春を待つ 成子 実朝の忌あり五山の揺るぎなし 美穂 歌詠みは嘘がお上手実朝忌 たかし 死せし魚白くかたどり寒月光 かおり 実朝忌早き目覚めの谷戸十戸 久美子 寒月や薄墨となるパールピアス かおり 寒月に壁の落書のそゝり立つ 同 ふはとキスこの梅が香をわたくしす 美穂 昃れば古色をつくす蓮の骨 睦子 寒禽の過り裸婦像歪みたる かおり 人呑みし海ごつごつと寒の雨 朝子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年2月9日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
両の手をあふるるあくび山笑ふ 美智子 春浅し絵馬結ふ紐のからくれなゐ 都 鰐口に心願ありて涅槃西風 宇太郎 柊挿す一人暮しに負けまじと 悦子 寒晴や日頃の憂さをみな空へ 佐代子 師の苦言心にとめて初硯 すみ子 この町を砕かんばかり月冴ゆる 都
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年2月10日 枡形句会
春菊をどさつと鍋に入れ仕上ぐ 白陶 落ちる時知りたるやうに紅椿 三無 装ひは少し明るめ寒明ける 和代 一品は底の春菊夕餉とす 多美女 中子師の縁の作詞冬の能登 百合子
………………………………………………………………
令和5年2月11日 なかみち句会 栗林圭魚選 特選句
料峭の石橋渡る音響く 三無 苔厚き老杉の根に残る雪 あき子 羽広げ鴨の背にぶく薄光り のりこ 春まだき耀へる日の風を連れ 三無 吟行や二月の空は青淡き 和魚 春めきて日向の土の柔らかく 三無 春の陽を川面に溜めてゆく流れ 貴薫
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年2月12日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
古暦焚くパリの下町も焚く 昭子 豆撒や内なる鬼を宥めつつ みす枝 落日にして寒菊の色深し 世詩明 被災地の家もひれ伏し虎落笛 ただし 裸婦像の息づく如く雪の果 世詩明 雪吊の縄にも疲れ見えにけり 英美子 ありし日の娘を偲び雛飾る みす枝 それぞれの何か秘めたる卒業子 世詩明 今生の山河に満つる初明り 時江 九頭竜の河口に余寒残しをり 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年2月13日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
春立つや電車もステップ踏み走る 紀子 薄氷を横目に見つつ急く朝 裕子 商店街バレンタインの日の匂ひ 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年2月13日 萩花鳥会
白梅と紅梅狭庭にうらうらと 祐子 熱燗で泣けたあの唄亜紀絶唱 健雄 如月の青空のこころ乗り移る 俊文 春の霜とぎ汁そつと庭に撒き ゆかり うすらひを踏むが如くの孫受験 恒雄 透きとほる窓辺の瓶や冬の朝 吉之 身に纏う衣減らざり春浅し 明子 躙り口扇子置く手に零れ梅 美恵子
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令和5年2月16日 伊藤柏翠記念館句会 坊城俊樹選 特選句
越前の雪の生みたる雪女 雪 又次の嚔こらへてをりし顔 同 一としきり一羽の鴉寒復習 同 横顔の考へてゐる寒鴉 同 老いて尚たぎる血のあり恵方道 真喜栄 節分会華を添へたる芸者衆 同 白山の空より寒の明け来たり かづを 紅梅や盗まれさうな嬰児抱く みす枝 老犬の鼾すこやか春を待つ 清女 佐保姫やまづ能登の地に舞ひ来たれ 嘉和 収骨の如月の手は震へつつ 玲子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年2月16日 さきたま花鳥句会
煮凝を箸で揺らしつ酒を酌む 月惑 春一番ドミノ倒しの駐輪場 八草 雪残る路肩を選りて歩く子ら 裕章 春立つや蠢く気配絵馬の文字 紀花 朽木根に残してあがる春の雪 孝江 見舞ふ友見送る窓の老の春 ふゆ子 鼓一打合図に開始鬼やらひ ふじ穂 スクワット立春の影のびちぢみ 康子 匂ひ来し空に溶けたる梅真白 彩香 生みたてと書きて商ふ寒卵 みのり 寿司桶の箍光りたる弥生かな 良江 春泥や卒寿の叔母の赤き靴 珪子
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令和5年2月18日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
総門を白く散らして梅の寺 斉 俯ける金縷梅の香や山門に 芙佐子 恋の猫山内忍び振り返る 斉 日溜りに小さき影なし猫の恋 白陶 腰かけて白きオブジェの暖かし 久子 鳥もまた盛んなるかな猫の恋 白陶
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年2月21日 福井花鳥会 坊城俊樹選 特選句
撫で牛に梅の香纏ふ天満宮 笑子〃 白梅の五感震はす香の微か 千加江 真夜の雪寝る間の怖さ知るまいの 令子 銀色の光ほころび猫柳 啓子 復興や春一丁目一番地 数幸 紅梅の謂を僧の懇ろに 雪
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年2月22日 鯖江花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
一羽には一羽の矜持寒鴉 雪 憶却の先立つてゐるちやんちやんこ 同 煮凝りや良き酒飲めて子煩悩 同 来し方を語り語らず大冬木 同 此の人の思ひも寄りぬ大嚏 同 初春の遥か見据ゑ左内像 一涓 熱燗や聞きしに勝る泣き上戸 同 己がじし火と糧守りて雪に棲む 同 灯もせば懐古の御ん目古雛 同 もう少し聞きたいことも女正月 昭子 冬日向ふと一病を忘れけり 同 瀬の音にむつくりむくり蕗の薹 みす枝 夜中まで騒めき続く春一番 やすえ
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年2月 花鳥さざれ会 坊城俊樹選 特選句
寒紅や良きも悪しきも父に似し 雪 退屈をひつかけてゐるちやんちやんこ 同 春立つや千手千眼観世音 同 路地路地に国府の名残り春の雪 同 節分会葵の御紋許されて 同 越前の夜こそ哀し雪女 同 瓔珞に鐘の一打にある余寒 清女 能登地震声を大にし鬼は外 数幸 ���塵や古刹の裏の道具小屋 泰俊 蕗の薹顔出し山を動かしぬ 啓子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
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amrgamata · 5 months
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けもののいる生活 misskeyまとめ
すんすん、と鳴がカメラのにおいを嗅ぐ。気になるのだろう。鳴は新しい物を見るといつもこういう行動をとる。
「たもつ、これなあに?」 「見守りカメラ」 「みまもり……?」
こて、と鳴が首を傾げる。最近俺が仕事から帰ってくるといつも部屋が荒れているから、証拠か何か掴めるだろうかと思って購入した物だった。
「お前が悪さとかしてないか見るんだよ」 「……たもつ、へんたいみたい」 「あぁ?」
俺が軽く凄むと、鳴はイカ耳になってカメラから離れる。鳴は怒られるのが嫌いなのだ。
「とにかく。今日からこれ置くからな」 「ん-……分かったあ」
どこか納得していない様子だが、鳴には我慢してもらうしかない。 鳴の性格のことだから、他の猫のようにカメラを倒したりするかもしれないが、それも仕方ないだろう。鳴は悪戯をする時必ず鼻歌を歌う。動画が撮れずともその音声さえ取れれば、証拠になる。
「へんな動画、とったりしない?」 「お前がそういう行動とらなければいいだけだろ」 「むー……」
膨れ顔になって、鳴はとたとたと歩いて自室まで歩く。その背中を見ながら、「杞憂に終わればいいが」と俺は思った。
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かたりかたりと、机が揺れる。 その音を立てる正体は、鳴だった。
「……鳴」 「ん、にゅ……」 「鳴、起きろって」
夢の世界に半ば旅立っている鳴は、俺の言葉に反応が悪い。 はあ、と息を吐いて、俺は鳴の頭をひっぱたいた。
「ういっ!?」 「いい加減起きろ」 「いいかげんもなにもないよ……」
むー、と言いながら、鳴は不服そうに頬を膨らませる。 「学校は寝る時間を過ごすところではない」と何度も言っているのだが、『猫』という性質上どうしても鳴は眠くなってしまうのだろう。それでも成績はいいのだから、その点保さんの教え方がうまいのだろうか。
ん、ん、と鳴が伸びをして、欠伸をする。ぼんやりと俺を見た鳴は、にへ、と笑みを浮かべた。
「おはよ、祥くん」 「おはようも何ももう昼だが」 「んえ?そうなの?」
細い手首に巻かれた腕時計に目をやり、鳴は言う。 一時限目から鳴は眠っていた。単純に計算して四時間ほど眠っていた計算になるのだろうか。
「ほんとだ」 「先生あきれてたぞ」 「それはごめんなさいだね」
教壇には、今は誰も居ない。それは今の時間が自習だからだった。担任の先生は、今は教室の隅に置いてある教員用の机で書類を読んでいた。
「……でも先生、いまは何もしてないよ?」 「今は、な。折角前の時限は鳴の好きな歴史だったのに」 「え!歴史だったの?」
頷けば、鳴は再び不服気に頬を膨らませた。
「起こしてくれればよかったのに」 「起こしても起きなかったのはお前だ」 「うー……」 「今後はこんなことが無いように起きてるんだな」
そう言って、俺は鳴に笑いかけた。鳴の眼には恐らく、意地悪く映ったことだろう。
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ごろごろ、と鳴が喉を鳴らす。 撫でるのをやめようとすれば、不機嫌そうに鳴は俺の手を握って自らの顎に当てる。「まだ撫でろ」といっているのだ。
「……器用なんだな、けものって」 「ん-?なにがー?」 「人化してるのに喉鳴らせるんだなって言ってんだよ」
猫が喉を鳴らす仕組みは、実はよく分かっていないのだという。 人間の喉仏に当たる部分の筋肉を非常に細かく伸縮させることで声帯が振動し音が鳴ると考えていられたり、ゴロゴロと音が鳴る仮声帯がある説や、喉を通る大静脈の血流が渦巻いた振動で鳴る説などがあるらしい。 どうして猫の喉は鳴るのか。それを鳴に訊いたって、恐らくは何も答えなど出ないのだろう。
「化け猫、なぁ……」 「妖怪あつかいしないで」
むすっとした声で、鳴が言う。鳴はお姫様というか、女王様気質だから、機嫌がコロコロ変わるのだ。
「でも今でいう『けもの』が妖怪だった可能性だってあるんだろ?」 「むー……そうだけど……」 「認めた方が楽だぞ、鳴」 「らくもなにも……わたしの知ったことじゃないもん」 「はいはいそうですかー」 「……たもつ、めんどくさくなってない?」
じ、と鳴の翠色の眼が俺を見上げる。 確かに、面倒になってきているのは事実だが。
「まあ、お前は俺より年下だしなぁ」 「……」
ぽかり、と口を開け、鳴は呆れたようにその口から短く息を吐く。
「……たもつ、猫の10歳って人間でいう56歳なんだよ」 「へえ?そうなのか?」 「うん。だから私は人間でかんがえればたもつより年上なの」 「でも現実で過ごした時間で考えれば俺には勝てない。一生な」
俺の言葉に、う、と鳴は詰まって、閉口する。 そして、鳴は不機嫌そうに、唸り声を一つ短く上げた。
ーーーーーー
「雛里?」
リビングにいるはずの雛里に声を掛ける。けれど、答えはない。 キッチンから顔を覗かせれば、ソファーに座っている雛里の小さな背中が見えた。
「……」
無視しているわけではないのだろう。息遣いに耳をすませば、眠っているらしい。
ぱっぱっ、と手についた水を払い、俺はキッチンを出る。 そうっとソファーに近づき雛里の顔を覗いてみれば、予想通りというか推察通りというか、雛里は眠っていた。
雛里は白色変種だ。昔雛里は自分の姉に裏切られて死にかけたところで俺が助けた経緯があり、俺と雛里はそこから一緒に暮らすようになった。
眠っている雛里の顔をじ、と見つめる。計算が合っているなら、雛里は今年で12歳になるはずだ。12歳という割には身体つきが幼い気もするが、その辺は個人差もあるうえ俺は医者ではないからよく分からない。
「……ん……」 「!」
雛里が短く声を上げて、反射的に俺は雛里から一歩後ずさる。 ゆるゆると瞼を開けた雛里はその紅い眼できょろきょろと辺りを見回し、軈て俺を視界に認める。
「私……寝てた……?」 「うん、まあまあぐっすり。起こしちゃったか?」 「ううん、大丈夫……転寝だから」
こしこしと雛里は瞼を擦って、頭の中から眠気を追い出そうとする。欠伸を一つして、そこで眠気はなくなったのだろう、雛里はしっかりと俺を見た。
「今日、なんか依頼あったっけ……?」 「いや、ないな。今日はオフ」 「……それならまだ寝てても良かったかも」
ぼそりと雛里は呟いて、ぴょん、とソファーから降りた。
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lsoshipt · 4 months
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「白日」2024.6.4
 情事を終えて布団から這い出す。星ちゃんの手って大きいから、男のひとと寝ているみたいって思うことがあるよ。昔の彼女の言葉を思い出して、わずかに焦げ付くような嫉妬をする。やさしい声を出さないといけない。コーヒーサーバーからすっかり冷めたコーヒーを注ぐ。
「コーヒー、要る?」
「ん。」
肌布団が彼女の肌を撫でるように落ちる。白い太腿があらわになる。細いながら女らしく脂をまとったそれの冷たさとやわらかさを、私はよく知っている。それだのに、いまだに私は目を逸らしてしまう。
 コーヒーを嚥下する彼女の喉元が動くのをながめていた。白い首筋に、華奢な喉仏。私が掴んだら折れてしまいそうだと何度も思った。これでも私と付きあってから肥ったという。
「なにしよっか。これから。いま……、何時?」
「正午すぎ。私特製のブランチか、そうだなあ、ドーナツとか買いに行く?」
「特製は、なあに?」
「なんでも。オムレツはつきます。」
彼女はかすれた笑い声を漏らす。グラスいっぱいの水を差し出すと、彼女はそれを一息に飲み干した。
「星ちゃん特製の、ドーナツブランチで。」
「じゃあ、とりあえず出かけよっか。」
数分で支度を終えて部屋を出る。遅い朝の部屋は白く、清潔に明るい。ベッドの下に脱ぎ捨てられた部屋着が落ちている。やわらかく溜まる皺のひとすじひとすじまでがよく見える。
 ドアを閉める。外のまぶしさに眉根が寄る。
 ドーナツショップはやや混んでいる。人口の少ないものだから、うれしい賑わいだと思った。彼女は手にしたトングを鳴らしながら、棚に整列するドーナツを眺めている。しばらく悩んだ末、彼女は白いアイシングのうえにカラフルな砂糖菓子の散りばめられたものと、ホイップクリームが注入されたものをえらんだ。私はシンプルなオールドファッションと、スライスしたアーモンドの練り込まれたチョコレート生地のものを彼女にとってもらう。かかえたトレーはずっしりと重くなる。
「食べきれる?」
「これだけで十分……すぎるかも。」
私たちは目配せをしてひそかに笑い声を立てる。とっちゃったししょうがないよね。彼女の円い目が、半月みたいな形をしている。ていねいなテンパリングのされたチョコレートだと思った。
 ドーナツショップの店員からサービスだと受け取ったコーヒーを手に、ほど近い公園のベンチに座った。直帰する予定だったけれど、あまりにいい陽気だからピクニックしていこうとは彼女の提案だ。夏前の陽射しはいまだやわらかさを残して、あたりはあいまいに明るい。直帰する予定だったから、長居するにはあまりに無防備な彼女の姿に小さな不安を覚える。部屋着のTシャツはすっかり襟元がのびきって、覗く薄い胸元を光線がまるく照らす。
「んー、やっぱり星ちゃんのコーヒーって、美味しいんだ。」
先ほどもらったコーヒーを啜って、彼女は呑気に失礼な感想を漏らす。私はすこし後ろ暗い嬉しさを覚える。
「これもおいしいよ。」
「んふふ。」
彼女はドーナツを掴んで、半分に割る。やや小ぶりな片割れを私の口に押し込む。ほっそりと白い指先が唇に触れる。砂糖菓子が肌の上でざらつく。油っぽい匂いをした生地が喉に詰まり、ぬるんだコーヒーに口をつける。彼女の唇がおおきくひらいて、半分のドーナツを迎え入れるのを眺めた。
 帰宅したのは十六時すぎのことだった。依然として部屋は明るさのなかにあるけれど、その光はたしかに夕方にむかう寒々しさを帯び始める。やや古ぼけた2LDK。入居審査のさい提出した書類の、続柄欄に婚約者と記入したときの胸の高鳴りを思い出す。彼女の常からきれいとは言いがたい字がさらに歪んでいた。指輪を買おうと思った。ともすれば倦みそうになる生活を彩るなにかが必要だ。
 台詞をそらんじられるほど二人で繰り返し観た映画のディスクを機器に挿入する彼女の背中を眺める。戸棚からワインの瓶とワイングラスを取り出す。そうっとテーブルに置くと、彼女は「わかってるう」と笑った。
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igcloset · 9 months
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1月9日…
今日は🐶ネロさんの🐾🌈四十九日🙏🏻
私とパパの実感としては、未だ49日しか経っていないんだっと…
もっと日にちが過ぎている様に感じます😌
毎朝、仏前のお水を替えに行く度…
ネロさん(納骨袋)に触れて🫳🏻撫でています💞
SNS上に『過去の思い出・投稿&画像』が現れて来る度に…
大きくクリクリした👀優しい瞳のネロさんに癒されたり…
その時々の思い出が、溢れてきます。
どれもみんな大切で…
とっても楽しかった…ネロとの思い出☺️💕🐶
お空でも、ネロさんらしくマイペースで穏やかに過ごしてネン🥰
#Nero
#四十九日
#2024年1月9日
#大好きな可愛いネロ
#思い出がいっぱい
#永遠に忘れないよ
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moko1590m · 9 months
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阿波踊りの歴史 踊り念仏・念仏踊りの時代 歴史的に見た阿波踊りの踊り民俗芸能としての起源は、研究者によると、やはり「踊り念仏」が存在するのではないかと考えらています。 中世の「踊り念仏」にさかのぼりうる 阿波周辺の時衆遺跡 三好と本願寺の関係 踊り念仏が娯楽性・芸能性を強めた「念仏踊」 念仏踊りのうち特に盆の時期の踊られた「精霊踊」が、盆の時期に精霊や祖霊を迎えて踊るという現在の盆踊りの原型をつくったと考えられている。 阿波周辺に残る精霊踊り 有名な「津田の盆踊り」など 風流踊り 都市性 戦国時代 有名な「三好記」による阿波板野勝瑞城における風流踊りの催し記録 すでに阿波の地で 風流踊りは念仏踊りと親近関係を持って成立し、 街流しの伝統 風流拍子物 近世における3つの踊り伝統 こうした原型に、阿波踊りの独自性と形式を与えていったhttps://www.bonodori.net/zenkoku/awa/awahistory/ 慶応3年(1867)12月に、いよいよ「ええじゃないか」の乱舞が撫養(むや 撫養町は、かつて徳島県板野郡にあった町。現在の鳴門市撫養町。古くより鳴門の中心的市街地。)に上陸し、翌4年にかけて阿波一円は「ええじゃないか」で浮き立つことになる。 当時の数少い記録によると徳島城下では群衆が「ええじゃないか、ええじゃないか、何でもええじゃないか……」と囃しながら勢見の金刀比羅神社に練行し、そこから讃岐の金刀比羅宮や施行の船に乗り込んで伊勢神宮に向う人も多かったことを伝え���いる。ここで「ええじゃないか」の経緯については述べないが、この乱舞が阿波踊りの芸態を変化させたか、何も変化させなかったか、在来の諸説を考慮しながら考察の一端について書いてみよう。 いうまでもなく阿波踊りと「ええじゃないか」では、囃す文句も踊る所作ももともと異なるものである。 ところがその前提を少し考えておかなくてはならない。そこで文政13年(1830)の御蔭詣では徳島城下から始まり、阿波衆は伊勢で「踊るも阿呆なら見るのも阿呆じゃ、どうせ阿呆なら踊らんせ」と囃して踊り狂ったという。 この踊りがおもしろいというので大流行し、上方の豊年踊りに転化したとする有力な説がある。 「ええじゃないか」は豊年踊りをモデルとしたというのもよく知られる説である。 そのような説から考えてみると、阿波では得意の阿波踊りで「ええじゃないか」を踊ったのはごく自然なことであった。 ただそれまでの阿波踊りは、人形浄瑠璃の太棹が鳴物の主力を占めていたといわれるように、若干テンポの緩やかな踊りであったのに対して、テンポの早い「ええじゃないか」の大流行を契機として、阿波踊りもテンポを速め、鳴物の主役も細棹に取り替えられていったというのも、かなり多くの人たちの主張である。その真偽について実証することはできないことだが、興味深い課題の一つである。https://www.awabank.co.jp/kojin/chiiki/awaodori/part5/
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