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#望郷哲太郎
kennak · 4 months
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園 子温(その しおん、 1961年〈昭和36年〉12月18日 - )は、日本の映画監督・脚本家。愛知県豊川市出身[3][4]。 来歴 出生から高校 1961年(昭和36年)、愛知県豊川市生まれ[3][4]。父である園音巳は英語を教えていた愛知大学の教授であった[1]。豊川小学校、豊川東部中学校を卒業[4]。とても厳格な家庭で育った反動で17歳の時に実家を飛び出し、上京したとされるが[1]、豊橋東高校は卒業している[4]。17歳で詩人デビューし、『ユリイカ』と『現代詩手帖』に詩が掲載された。 大学入学以降 映画監督として活動する以前は漫画家志望でもあり、法政大学入学後、20歳の時に出版社に漫画の持ち込みを行うも「まだ他人の気持ちがよく判らないんじゃないかな」と言われボツを喰らう[5]。 その後、リベンジのため本を読み漁り、映画を年間何百本と鑑賞したことがきっかけで8mm映画を撮り始める。 1986年、8mm映画『俺は園子温だ!』がぴあフィルムフェスティバル(PFF)入選。翌年、8mm映画『男の花道』でグランプリを受賞[4]。 1990年、ぴあフィルムフェスティバルスカラシップ作品として制作された16mm映画『自転車吐息』は、第41回ベルリン映画祭正式招待された[4]。 1993年、『部屋』を制作。翌年、サンダンス映画祭審査員特別賞を受賞。 『桂子ですけど』(1996年)、『風』(1998年、通産省制作)など、映画制作を続ける。 一方、街頭詩パフォーマンス「東京ガガガ」を主宰する。4000人のパフォーマーが渋谷のストリートで展開。このドキュメントを収めたジャン=ジャック・ベネックスのテレビ番組はフランスで視聴率40パーセントを超える。 ファッションデザイナー荒川真一郎とのプロデュース、短編『0cm4』(1999年)を上映した。 1994年3月10日〜17日、吉祥寺バウスシアター全館を貸し切り「園子温降臨祭」を開催。 1995年、100時間に及ぶ素材からなる大長編映画『BAD FILM』制作に取りかかる(2012年完成)。 2000年、『うつしみ』を制作、劇場公開。 2001年、『自殺サークル』を公開。新宿武蔵野館における過去最高の観客動員数となった。カナダファンタ映画祭(ファンタジア2003)にて“観客賞”を獲得。同時に“今年、最も優れた映画に贈る賞”も獲得。2002年度日本映画プロフェッショナル大賞第10位 。 2002年、『HAZARD』という ニューヨークを舞台にオダギリジョー扮する不良青年の青春映画を制作した。 2003年、前作に続けてオダギリ、田中哲司、村上淳、市川実和子等が出演した『夢の中へ』を制作。さらに同年、宮崎ますみ主演でR18指定の家族劇『奇妙なサーカス』を制作。 2006年『紀子の食卓』を公開。第40回カルロヴィヴァリ映画祭・コンペティション部門の“特別表彰賞”と、国際シネマクラブ連盟による“ドン・キホーテ賞”を受賞。また韓国で開催された第10回プチョン国際ファンタスティック映画祭コンペティション部門の観客賞と主演女優賞受賞した。 2007年、テレビ朝日系ドラマ『時効警察』に監督として参加した。 2008年、『愛のむきだし』を公開。第9回(2008年)東京フィルメックスにおいて観客の投票によって選出される「アニエスベー・アワード」を受賞。第59回(2009年)ベルリン映画祭に出品され、「カリガリ賞」「国際批評家連盟賞」を受賞した[4]。続く『ちゃんと伝える』では故郷・豊川を舞台にした。 2011年、『冷たい熱帯魚』を公開。第67回ヴェネツィア国際映画祭オリゾンティ・コンペティション部門に正式出品した[4]。さらに同年『恋の罪』を公開。 結婚以後 2011年10月23日、監督した映画『冷たい熱帯魚』『恋の罪』に出演した神楽坂恵と婚約した旨が報じられた。結婚以降も妻の神楽坂を多くの自身の作品に出演させている。 2012年、『ヒミズ』を公開。古谷実の同名漫画を映画化で映画監督と脚本を担当した。園にとって、初の漫画原作物の映画化担当であった。第68回ヴェネチア国際映画祭コンペティションに出品され、主演の染谷将太、二階堂ふみが「最優秀新人俳優賞(マルチェロ・マストロヤンニ賞)」を受賞した[4]。 10月、原発事故を描いた『希望の国』を公開。 第37回トロント国際映画祭にて「NETPAC アジア最優秀映画賞」を受賞。主演の夏八木勲は第63回芸術選奨・文部科学大臣賞並びに第67回毎日映画コンクール男優主演賞を受賞した。 2013年4月、テレビ東京系ドラマ『みんな!エスパーだよ!』にて総合監督を務めた。同月、「芸人」宣言をし舞台デビュー。9月、『地獄でなぜ悪い』を公開。 第70回ヴェネツィア国際映画祭オリゾンティ部門に正式出品された[4]。第38回トロント国際映画祭では、ミッドナイト・マッドネス部門観客賞を受賞[4]。 2014年6月、小説「毛深い闇」を河出書房新社より出版。8月、井上三太原作の『TOKYO TRIBE』を公開。11月、雑誌「GQ JAPAN」が「GQ MEN OF THE YEAR 2014」を受賞した。 2015年5月、和久井健原作、綾野剛主演で『新宿スワン』を公開。園作品最大のヒットを記録。同年6月、「魂の集大成」と謳ったSFファンタジー怪獣映画『ラブ&ピース』を公開。第5回北京国際映画祭にて日本映画として初の出品作になった。カナダ・モントリオールの第19回ファンタジア国際映画祭では観客賞を受賞したものの[4]、翌2016年公開されて81億円の興収を出した『シン・ゴジラ』と同じ長谷川博己主演の映画であるが興収は5300万円であった[6]。 2015年7月、山田悠介の原作にオリジナル要素を加えた『リアル鬼ごっこ』を公開。第19回ファンタジア国際映画祭にて最優秀作品賞(シュバル・ノワール賞)、審査員特別賞を受賞した[4]。スペイン・マラガ・ファンタスティック映画祭では最優秀作品賞と特殊効果賞を受賞[4]。 同年9月、テレビドラマシリーズも監督(3人)と脚本(4人)の一人として担当した『みんな!エスパーだよ!』の映画化時には、脚本を田中眞一と共に[7]、監督は一人で務め、全面愛知県の東三河でロケしている[4][7]。 2015年7月、初の個展「ひそひそ星」展を開催。同時期にワタリウム美術館オン・サンデーズにて絵本「ラブ&ピース」の原画展も開催。9月、Chim↑Pom発案の「Don’t Follow the Wind」展(ワタリウム美術館)にて映像インスタレーションを発表した。 2015年に地元の「とよかわ広報大使」に就任する[4]。 2016年4月、美術館では初の個展、園子温展「ひそひそ星」をワタリウム美術館にて開催。5月、第40回トロント国際映画祭にてNETPAC賞(最優秀アジア映画賞)を受賞した『ひそひそ星』を劇場公開する。大島新監督のドキュメンタリー映画「園子温という生きもの」が公開される。 心筋梗塞による入院以後 2019年2月7日、心筋梗塞を発症し、病院に救急搬送され手術を受ける[8]。同月21日、退院[9]。6月25日、「Netflixオリジナル作品祭」に出席し、病後初めて公の場に姿を見せた[10]。 2021年10月8日、ハリウッド初挑戦となる映画である、『プリズナーズ・オブ・ゴーストランド』が公開された[11]。ニコラス・ケイジを主演として起用し、2019年に撮影を終えていた『エッシャー通りの赤いポスト』のワークショップ参加者も多数参加した作品である。 2021年12月25日、原点回帰のインディーズ作品として2019年に撮影が完了していた『エッシャー通りの赤いポスト』が公開された[12]。51名の無名役者が参加するワークショップで制作された映画作品であり、出演者が店舗や路上で宣伝活動やチケットの手売りを行ったり、関東の複数のミニシアターで多数回の舞台挨拶も行った。 性加害報道以後 詳細は「#不祥事」を参照 2022年3月、セクハラ・性行為強要を告発される。(#不祥事参照) 2022年11月7日、SmartFLASHが報じたところによると、12月20日から上映される『もしかして、ヒューヒュー』にて、偽名を用いて脚本を担当したと、妻であり事務所社長でもある神楽坂が取材に応じている[13]。 人物 洋画好き 著書によれば幼少期・少年期から映画好きであり、それも洋画ばかり見ていた。少年期から好きな作品にアメリカンニューシネマのアーサー・ペン『俺たちに明日はない』『左利きの拳銃』やフランス映画のジャン・ギャバン主演『望郷』や『ジャンヌ・ダルク裁判』にフランソワ・トリュフォー作品、1960年代までのアメリカ映画はかなり見ていたと述べている。好きな監督にウィリアム・ワイラーやイタリアのヴィットリオ・デ・シーカ、好きな役者・スターにジョン・ウェイン、リチャード・ウィドマークやジャン・ギャバン、アラン・ドロン、ソフィア・ローレン、リリアン・ギッシュ、ポール・ニューマン、イングリッド・バーグマンなどを挙げ、とりわけイングリッド・バーグマンとは本気で結婚したいほど好きな思いを抱いていたという[14]。 出演したラジオ『スカパー! 日曜シネマテーク』でルネ・クレマン監督のフランスの反戦映画の名作『禁じられた遊び』を好きな映画に挙げ、「この映画は小学生の時にテレビで見ました。当時はほぼ毎日、地上波で夜9時から映画番組があって、ゴダールやトリュフォーすらも放送していたんです。家族で『ウルトラマン』を見た後にゴダールを見るなんて、今ではちょっと信じられないですよね(笑)」と述べている[15]。 深作作品・格好良いヤクザ好き また別の回のラジオ『スカパー!日曜シネマテーク』では深作欣二監督の『仁義なき戦い』を選んでおり「深作監督とお話する機会はなかったんですが、僕にとっては心の師匠。映画を作る時は常に深作監督のことが頭にあり、『地獄でなぜ悪い』でも「深作警察署」が登場したり、『仁義なき戦い』の音楽が流れたりします。それくらいずっと憧れてきた、影響を受けてきた監督です。」「ヤクザ映画なんですが、実は深作監督も菅原文太さんもすごく真面目なタイプで、ヤクザに対して距離感を持っている人です。でも実はそれがヤクザが格好良く描ける秘訣。コッポラが『ゴッドファーザー』を撮った時も同じで、ヤクザやマフィアをまったくリスペクトしてない人が撮ると、客観的に描けるので格好良くなるんです。」と評している[16]。 主張 ジャパニーズアニメ嫌悪 2016年は「近年稀に見る邦画の当たり年と言われた本年」と呼ばれたが、そのなかでも話題を一手に集めたのは、新海誠監督のアニメ映画『君の名は。』と、庵野秀明監督の『シン・ゴジラ』の二作品であり、『君の名は。』は年間興行収入ランキング1位の251.7億円、『シン・ゴジラ』は3位であるが、例年なら邦画興行収入で首位となるレベルの81億円を記録する大ヒットとなった。しかし、園子温は2016年12月9日に、「糞ジャパアニメ、すべて死ね。」「あとよ、怪獣映画のリメイクで儲けたクズどもも。」「二度と怪獣映画のリメイクごときで現代の311を語るな、クズども」、と下記の島国辺境ツイートと共に四時間にわたって連続で罵倒のツイートをした[17]。後に上記のツイートは削除された。ネット上では『シン・ゴジラ』と同じ長谷川博己を主演で前年に撮られた自身の怪獣映画『ラブ&ピース』が興収5300万円だったことから、「園が嫉妬のあまり中2病を発症させた」と園を批判するツイートが殺到した[6]。 ただし、インターネットメディアリテラは園による『君の名は。』『シン・ゴジラ』批判について、「まさに正論だと思うが、しかし、こうした意見はしょせん異端に過ぎない。」と賛意的な報道をした[6]。 護憲・SEALDS支持 自民党が2016年の参院選で改憲を現実のモノにしようとしているとして、2015年9月11日に安倍晋三内閣における特定秘密保護法・集団的自衛権行使容認への反対や護憲、「従来の政治的枠組みを越えたリベラル勢力の結集」を訴える『TAKE BACK DEMOCRACY(民主主義を取り戻せ)#本当に止める SEALDs 5時間SPECIAL!!!!!』に、磯部涼(司会)、SEALDs、中野晃一上智大学教授、日本学術会議の廣渡清吾前会長らと共に出演した[18]。 2016年12月に上記のジャパニーズアニメーションへの批判の際に、「評論家のための評論しやすい映画ばかり。狙ってんのかお互い癒着して。革命家も産めない肉体のない言葉、、乾いた言葉を。」「去年見たSEALDSの何倍も何倍も薄めた小さなセカイ系とやら。セカイ系の正体は地球上の規模じゃねえ。このセカイの小さな島国辺境の、空想されたせ・・か・・い・・やめろ。」とツイートしている[6]。 批判 宇野維正はキネマ旬報にて、2021年12月に園が映画監督を務めた「エッシャー通りの赤いポスト」について、「現実から浮遊したスモールワールドで若い女優が暴れ回り、反体制的なイメージと戯れる」という園子温自身のシグネチャー・モデルに回帰した作品で5��階中星1という完全否定的な評価をしている。園の帰属する「日本のサブカル村」についても演者も含んだ村内で互いに誉め合っている2010年以前と変わっておらず、園の作品は客観性の徹底的な欠如はずっとそのままであるとし、「ここまでの作家的増長の責任は、本人よりもそれを看過してきた業界にあるのではないか」と業界を含めた批判をした[19]。 園子温作品の著名なファン・友人 ファンであり友人である著名な者として、水道橋博士[20]や『映画秘宝』を創刊した映画評論家・コラムニストの町山智浩が知られる。町山は2009年のベスト10を選んだ際に、園の『愛のむきだし』を一位に選んだ。同年に日本で公開されたクリント・イーストウッド監督・主演『グラン・トリノ』を二位にして「『グラン・トリノ』は『愛のむき出し』を見るまで一位の作品」「どちらも(『グラン・トリノ』と『愛のむきだし』)「不在の聖母」を描いた作品。」と評した[21]。水道橋博士とは親交が深く[22]、お笑いライブを二人で開催したりしている[23]。水道橋博士は園子温を「映画監督として圧倒的に天才」と絶賛している[24]。他に園と親交が深い友人として、茂木健一郎、会田誠[25]、宮台真司がいる。宮台はあいちトリエンナーレの「表現の不自由展」に対する批判意見への反論に友人・園子温の作品を例にあげ、「そもそもアートは心に傷を付ける。心を回復させる娯楽とは違う」「こうした基本的なことでさえ、行政、政治家、そして市民までもが分かっていないことに驚きました」と開催を擁護している[26]。 2009年のキネマ旬報のオールタイムベストの日本映画編のアンケートにおいて、熊切和嘉は自身のベスト10に園の『紀子の食卓』を選んでいる。熊切は『紀子の食卓』を鑑賞した日の夜に興奮のあまり園に電話をし、「あの妹役(吉高由里子)って誰ですか!?」と直接聞いたと述べている[27]。 不祥事 2022年3月、『週刊文春』による性加害告発の流れが起きている中、日本人ハリウッド俳優で映画『硫黄島からの手紙』等に出演した松崎悠希が、Twitterにてアクターズヴィジョンのワークショップにおける園のセクハラ・性行為強要を告発。被害者は何十人もいるとしている[28]。告発後、アクターズヴィジョンは園のワークショップ映画第二弾に向けて行われる予定だったオーディションの中止を発表した[28]。 4月1日、園の制作プロダクション「シオンプロダクション」のホームページで謝罪コメントを掲載。「事実関係を整理して、改めて発表いたします」としている[29]。 4月4日、「週刊女性PRIME」が園の性加害を出演女優らが告発した記事を掲載。[30]。週刊女性PRIMEが園に電話取材を行ったところ性加害疑惑について否認。電話口を代わった女性から文書での質問を要求されたため対応したものの、期限までの回答はなかった[30]。 4月6日、「週刊女性PRIME」の報道を受けて園が謝罪文を発表。関係者や作品の視聴者にお騒がせしたことを謝罪し、監督として今後の在り方を見直したいと記した。一方で性加害の報道内容については事実と異なる点が多く、自分以外の関係者にも迷惑が掛かっていることを考慮し、法的措置をとる姿勢を示した[31]。その後、5月18日付で『週刊女性』を発行する主婦と生活社を相手取り、損害賠償や謝罪広告、ネット上の記事の削除を求める訴訟を東京地方裁判所に起こした[32]。 12月27日、主婦と生活社が『週刊女性』2022年4月5日発売号および4月12日発売号の記事と同一内容の「週刊女性PRIME」のインターネット上の記事を全文削除することを受け入れ、裁判上の和解により解決した[33][34]。 作品 映画監督作品 LOVE SONG(1984年、劇場未公開) 俺は園子温だ!(1985年、劇場未公開) 愛(1986年、劇場未公開) 男の花道(1986年、劇場未公開) 決戦!女子寮対男子寮(1988年、劇場未公開) 自転車吐息(1990年5月12日) 部屋 THE ROOM(1993年10月23日) BAD FILM(1995年当時未完、2012年完成。Hi-8撮影によるオリジナルビデオ。2015年1月6日DVD発売) 桂子ですけど(1997年2月8日) 男痕 -THE MAN-(1998年10月31日) 0cm4(パリコレクションバージョン)(1999年7月14日) うつしみ(1999年12月18日)[35] ある秘かなる壺たち(2000年2月7日)- 公開時のタイトルは「性戯の達人 女体壺さぐり」 風(2001年1月27日。製作は1998年。16mmフィルム作品) 父の日(2001年、劇場未公開) 自殺サークル(2002年3月9日) プロムナイト(2002年、未完) ノーパンツ・ガールズ 大人になったら(2005年11月12日。製作は2004年) 夢の中へ(2005年6月11日) Strange Circus 奇妙なサーカス(2005年12月24日) 紀子の食卓(2006年9月23日) HAZARD(2006年11月11日。製作は2002年) 気球クラブ、その後(2006年12月23日) エクステ(2007年2月17日) 愛のむきだし(2009年1月31日) Make the last wish(2008年、未完) ちゃんと伝える(2009年8月22日) 冷たい熱帯魚(2011年1月29日) 恋の罪(2011年11月12日) ヒミズ(2012年1月14日) 希望の国(2012年10月20日) 地獄でなぜ悪い(2013年9月28日) TOKYO TRIBE(2014年8月30日) 新宿スワン(2015年5月30日) ラブ&ピース(2015年6月27日) リアル鬼ごっこ(2015年7月11日) 映画 みんな! エスパーだよ!(2015年9月4日) MADLY(2016年4月14日) ひそひそ星(2016年5月14日) 新宿スワンII(2017年1月21日) アンチポルノ(2017年1月28日) クソ野郎と美しき世界「ピアニストを撃つな!」(2018年4月6日) 愛なき森で叫べ(2019年10月11日、Netflix) 緊急事態宣言「孤独な19時」(2020年8月28日、Amazon Prime Video) プリズナーズ・オブ・ゴーストランド(2021年10月8日、ハリウッドデビュー作品) エッシャー通りの赤いポスト(2021年12月25日) テレビドラマ 時効警察 第4話 (2006年2月3日) 「犯人の575は崖の上」 第6話 (2006年2月17日)「恋の時効は2月14日であるか否かはあなた次第」 帰ってきた時効警察 第3話 (2007年4月27日)「えっ!? 真犯人は霧山くん!?」 第6話 (2007年5月18日) 「青春に時効があるか否かは熊本さん次第!」 みんな!エスパーだよ! - 総合監督 第7話・番外編では自らもカメオ出演 第1話 (2013年4月12日) 「なんで僕に超能力だん?バス停の風、大作戦!」 第6話 (2013年5月24日) 「エスパー抗争勃発?縛られたあの娘を救え、大作戦!」 第7話 (2013年5月31日) 「禁断のコーヒー!?"セクシー女"大量生産を止めろ、大作戦!」 第10話 (2013年6月21日) 「(最終章・序)恋の罪!?モーニングコーヒーはあなたと!」 第11話 (2013年6月28日) 「(最終章・破)時は来た!善と悪の最終決戦…チームエスパー解散!?」 第12話 (2013年7月5日) 「(最終回・青春の夢)僕が世界を救うんだ!ワンワンワン大作戦!?」 番外編〜エスパー、都へ行く〜(2015年4月3日) ビデオ・オン・デマンド 東京ヴァンパイアホテル(2017年6月16日配信開始、Amazonプライム・ビデオ) 愛なき森で叫べ:Deep Cut(2020年、NetFlix) ミュージックビデオ Mail Me / 桃井はるこ (2000年) 書籍 『自殺サークル 完全版』(2002年4月 河出書房新社 / 2013年9月 河出文庫) 『夢の中へ』(2005年 幻冬舎) 『愛のむきだし』(2008年12月 小学館 / 2012年1月 小学館文庫) 『希望の国』(2012年9月 リトルモア) 『非道に生きる』(2012年10月 朝日出版社) 『けもの道を笑って歩け』(2013年9月 ぱる出版) 『毛深い闇』(2014年6月 河出書房新社) 『受け入れない』(2015年6月 中経出版) 受賞歴 映画賞 俺は園子温だ! ぴあフィルムフェスティバル入選 男の花道 ぴあフィルムフェスティバル入選 自転車吐息 第4回PFF(ぴあフィルムフェスティバル)スカラシップ作品 第41回ベルリン映画祭フォーラム部門正式出品 部屋 THE ROOM サンダンス映画祭 in Tokyo 審査員特別賞 自殺サークル 第7回ファンタジア国際映画祭(カナダ) 画期的映画部門観客賞・画期的映画賞審査員賞 StrangeCircus奇妙なサーカス 第56回ベルリン国際映画祭フォーラム部門 ベルリナー・ツァイトゥング紙・新聞読者審査賞 第10回ファンタジア国際映画祭(カナダ) グランプリ・最優秀主演女優賞(宮崎ますみ) 紀子の食卓 第40回カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭 特別表彰 国際シネクラブ連盟(FICC)ドン・キホーテ賞 第10回プチョン国際ファンタスティック映画祭 観客賞・主演女優賞(吹石一恵) 第28回ヨコハマ映画祭 最優秀新人賞(吉高由里子) 気球クラブ、その後 第16回日本映画批評家大賞審査員特別監督賞 エクステ 第3回オースティン・ファンタスティック映画祭 ホラー審査員賞 愛のむきだし 第59回ベルリン国際映画祭フォーラム部門 カリガリ賞・国際批評家連盟賞 第11回バルセロナ・アジア映画祭 観客賞 第13回ファンタジア国際映画祭(カナダ) 審査員特別賞・最優秀主演女優賞(満島ひかり)・観客賞(アジア映画部門金賞・革新的映画部門金賞) 第8回ニューヨーク・アジアンフィルムフェスティバル グランプリ 第13回プチョン国際ファンタスティック映画祭 NETPAC賞特別賞(満島ひかり、安藤サクラ) 第9回東京フィルメックス アニエスベー・アワード(観客賞) 第34回報知映画賞 最優秀新人女優賞(満島ひかり) 第64回毎日映画コンクール 監督賞・スポニチグランプリ新人賞(西島隆弘、満島ひかり) 第83回キネマ旬報ベスト・テン 助演女優賞(満島ひかり)・新人男優賞(西島隆弘) 第31回ヨコハマ映画祭 助演女優賞(安藤サクラ)・最優秀新人賞(満島ひかり) 第14回日本インターネット映画大賞 新人賞(満島ひかり) 冷たい熱帯魚 第67回ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ・コンペティション部門正式出品 第43回シッチェス・カタロニア国際映画祭 カーサ・アジア最優秀作品賞 ファンタスティック・フェスト2010 ファンタスティック部門 長編部門脚本賞 第13回ドーヴィル・アジア映画祭 批評家賞 第15回ファンタジア国際映画祭(カナダ) 観客賞(アジア映画部門金賞) 第35回日本アカデミー賞 最優秀助演男優賞(でんでん) 第54回ブルーリボン賞 作品賞 第66回毎日映画コンクール 男優助演賞(でんでん) 第36回報知映画賞 作品賞・助演男優賞(でんでん) 第21回東京スポーツ大賞 作品賞・監督賞・助演男優賞(でんでん) 第85回キネマ旬報ベスト・テン 監督賞・助演男優賞(でんでん) 第33回ヨコハマ映画祭 監督賞・助演男優賞(でんでん) 第16回日本インターネット映画大賞 作品賞・監督賞・助演男優賞(でんでん) 恋の罪 第64回カンヌ国際映画祭監督週間正式出品 第44回シッチェス・カタロニア国際映画祭 カーサ・アジア最優秀作品賞 第85回キネマ旬報ベスト・テン 監督賞 第16回日本インターネット映画大賞 監督賞 ヒミズ 第68回ヴェネチア国際映画祭 マルチェロ・マストロヤンニ賞(染谷将太、二階堂ふみ) 第14回ドーヴィル・アジア映画祭 批評家賞 第30回ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭オービットコンペティション部門 グランプリ 2012年映画芸術日本映画ワーストテン2位 希望の国 第37回トロント国際映画祭 NETPACアジア最優秀映画賞 第86回キネマ旬報ベスト・テン日本映画9位[36] 2012年映画芸術日本映画ワーストテン1位 地獄でなぜ悪い 第38回トロント国際映画祭ミッドナイト・マッドネス部門 観客賞 ファンタスティック・フェスト2013 ガットバスターコメディー部門 作品賞・監督賞 リアル鬼ごっこ 第19回ファンタジア国際映画祭 最優秀作品賞(シュバル・ノワール賞)/審査員特別賞/最優秀女優賞(トリンドル玲奈)[37] ひそひそ星 第40回トロント国際映画祭 NETPACアジア最優秀映画賞[38] 映画賞以外 GQ MEN OF THE YEAR 2014(2014年)[39] 出演 テレビ スタジオパークからこんにちは(2011年12月20日、NHK総合) 園子温ケーブルテレビ実験室(2013年4月 - 2013年9月、ケーブルテレビJCN) アウトデラックス(2013年8月22日、フジテレビ) 有吉ジャポン(2013年11月8日、TBS) 100秒博士アカデミー(2013年12月3日・10日、TBS) ブラマヨとゆかいな仲間たち アツアツっ!(2013年12月21日、テレビ朝日) さんまのまんま(2014年3月8日、関西テレビ) 言いにくいことをハッキリ言うTV(2014年3月31日、テレビ朝日系列) 踊る!さんま御殿!!(2014年4月15日、日本テレビ) 竹山ロックンロール(2014年5月10日・17日・24日、テレビ埼玉・千葉テレビ・tvk・サンテレビ) たかじんNOマネー(2014年5月17日、読売テレビ) 情熱大陸(2014年6月15日、TBS) ダウンタウンDX(2014年6月26日、読売テレビ) ゴロウ・デラックス(2014年7月17日、TBS) ニノさん(2014年8月3日・10日、日本テレビ) - 「だって男の子だもん」回 ゲスト キン肉マン THE LOST LEGEND(2021年10月8日 - 12月10日、WOWOW) - 本人 役 ラジオ 園子温のズバリ!ラジオ(2013年1月25日、ニッポン放送) スカパー!日曜シネマテーク 特別版(2014年5月5日、TOKYO FM) ドキュメンタリー映画 園子温という生きもの(大島新監督 2016年) 伝記 速水由紀子『悪魔のDNA 園子温』祥伝社、2013年 参考文献 東方出版『KAMINOGE』vol.64 家賃3部作 園子温監督による実際の事件をベースとした3シリーズ 冷たい熱帯魚 - 1993年に埼玉県熊谷市で発生した埼玉愛犬家連続殺人事件がベースとなっている映画である。 恋の罪 - 1997年に東京都で発生した東電OL殺人事件がベースとなっている映画である。 愛なき森で叫べ - 2002年から福岡県北九州市で発生した北九州監禁殺人事件がベースとなっている映画である。 関連項目 サブカル[19] Category:園子温の監督映画 日本の映画監督一覧 脚注 [脚注の使い方] ^ a b c “厳しいを通り越して異常!? 園子温の「犬神家の一族」みたいな実家とは”. AERA dot.. (2016年5月16日) 2020年7月29日閲覧。 ^ 園子温 12月公開映画に「脚本・山本孝之」でステルス復帰!妻・神楽坂恵も“偽名”は「事実」と認める FLASH ^ a b c “愛知)園子温監督の復帰作品、豊橋市でロケ”. 朝日新聞DIGITAL. (2019年8月12日) 2020年7月29日閲覧。 ^ a b c d e f g h i j k l m n o p とよかわ広報大使 - 園子温氏の紹介 - 豊川市公式HP ^ 『月刊漫画ガロ』(青林堂)1996年4月号 ^ a b c d “園子温が『シン・ゴジラ』『君の名は。』を罵倒!「金儲け映画ごときで3.11を安易に暗喩にしたてるな」 (2016年12月18日)”. エキサイトニュース. 2022年4月4日閲覧。 ^ a b https://sgttx-sp.mobile.tv-tokyo.co.jp/static/html/bangumi/esper/introduction.php テレビ東京 ^ “園子温監督、心筋梗塞で入院し手術、命に別条なし”. スポーツ報知 (報知新聞社). (2019年2月7日) 2019年2月7日閲覧。 ^ “園子温監督が退院「これからも作品をつくり続けます」 事務所通じコメント”. スポーツ報知 (報知新聞社). (2019年2月21日) 2019年2月21日閲覧。 ^ “園子温監督 心筋梗塞後、初の公の場で「1回死んでよみがえって来ました」”. デイリースポーツ online (株式会社デイリースポーツ). (2019年6月25日) 2019年6月25日閲覧。 ^ “映画『プリズナーズ・オブ・ゴーストランド』”. bitters.co.jp. 2022年2月7日閲覧。 ^ “映画『エッシャー通りの赤いポスト』オフィシャルサイト”. 映画『エッシャー通りの赤いポスト』オフィシャルサイト. 2022年2月7日閲覧。 ^ bw.asuka (2022年11月7日). “園子温の “ステルス復帰” に「セコすぎる」の声声声…神楽坂恵の言い分にも苦言”. Smart FLASH/スマフラ[光文社週刊誌]. 2022年11月8日閲覧。 ^ 『非道に生きる』(2012年10月 朝日出版社)13p-16p ^ http://www.tfm.co.jp/movie/index.php?itemid=79809&catid=1737 ^ https://web.archive.org/web/20140222062821/http://www.tfm.co.jp/movie/index.php?itemid=69985 ^ “園子温監督、過去には「糞ジャパアニメ、すべて死ね」ツイッターで暴言事件も | リアルライブ”. archive.ph (2022年4月9日). 2022年4月10日閲覧。 ^ “DOMMUNE PROGRAM INFORMATION 2015/09/01 (火)”. DOMMUNE. 2022年4月4日閲覧。 ^ a b “映画鑑賞記録サービス KINENOTE|キネマ旬報社”. www.kinenote.com. 2022年4月4日閲覧。 ^ “水道橋博士が語る、天才・園子温監督の生き様 | CINRA”. www.cinra.net. 2022年4月4日閲覧。 ^ 『映画秘宝』2010年3月号 ^ “水道橋博士、園子温監督のモノマネで「地獄」を体験”. ORICON NEWS. 2022年4月4日閲覧。 ^ Inc, Natasha. “園子温が芸人デビュー、水道橋博士とお笑いライブ開催”. お笑いナタリー. 2022年4月4日閲覧。 ^ “水道橋博士が語る、天才・園子温監督の生き様 | CINRA”. www.cinra.net. 2022年4月4日閲覧。 ^ “1億円突破!園子温監督『地獄でなぜ悪い』を茂木健一郎、会田誠、水道橋博士がヒットの秘密を分析!”. シネマトゥデイ. 2022年4月4日閲覧。 “大ヒットを記念するトークショーに園子温監督が登場。日ごろから親交の深い脳科学者・茂木健一郎氏、現代美術家・会田誠氏、お笑いタレントの水道橋博士とともに、ジョークと毒舌、ときには会場を煙に巻くような過激なトークを繰り広げた。” ^ “そもそもアートは誰かの心を傷つける。宮台真司さん 「生半可な覚悟で見に行けば不快になって当然です」”. ハフポスト (2019年12月30日). 2022年4月4日閲覧。 ^ 「キネマ旬報オールタイムベスト 映画遺産200」。2009。同書57pの熊切のアンケートより ^ a b “日本人ハリウッド俳優、園子温監督のセクハラ告発「知り合いは身体を要求された」被害者は何十人も?”. リアルライブ (リアルライブ). (2022年3月31日) 2022年3月31日閲覧。 ^ “性加害報道の園子温監督 制作プロが謝罪【全文】 11年に20歳下出演女優と結婚”. デイリースポーツ (デイリースポーツ). (2022年4月5日) 2022年4月5日閲覧。 ^ a b “園子温の性加害を出演女優らが告発!「主演にはだいたい手を出した」と豪語する大物監督の“卑劣な要求””. 週刊女性PRIME (主婦と生活社). (2022年4月4日) 2022年4月4日閲覧。 ^ “園子温監督、性加害疑惑報道を受け直筆謝罪文を発表「今後のあり方を見直したい」「事実と異なる点が多く…」法的措置とる姿勢も”. 中日スポーツ (中日新聞社). (2022年4月6日) 2022年4月6日閲覧。 ^ “園子温監督、週刊女性側を提訴 「性行為強要」の記事「事実異なる」”. 朝日新聞デジタル (2022年5月19日). 2022年8月9日閲覧。 ^ “園子温監督が「週刊女性」記事巡り出版社と和解 性行為強要の記事を削除”. 産経ニュース. 産経デジタル (2024年2月1日). 2024年2月1日閲覧。 ^ “園子温氏、“性加害疑惑”週刊誌訴訟で和解を報告「記事は全文削除されております」【コメント全文】”. ORICON NEWS. oricon ME (2024年2月1日). 2024年2月1日閲覧。 ^ “公式ホームページ” 2022年9月6日閲覧。 ^ “2012年・第86回キネマ旬報 ベスト・テン”. キネマ旬報社. 2018-08-07m閲覧。 ^ “トリンドル玲奈に最優秀女優賞!初主演『リアル鬼ごっこ』が作品賞含む3部門受賞の快挙!”. シネマトゥデイ (2015年8月6日). 2015年9月22日閲覧。 ^ “園子温監督が夫婦で作った『ひそひそ星』がトロントでNETPAC賞受賞!【第40回トロント国際映画祭】”. シアターガイド (2015年9月21日). 2015年9月24日閲覧。 ^ “GQ MEN OF THE YEAR 2014”. GQ JAPAN (2014年11月20日). 2014年11月21日閲覧。
園子温 - Wikipedia
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msgmzh · 5 days
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受講メモ:さいたま市民大学 文学Ⅰコース
〔講座名〕さいたま市民大学 文学Ⅰコース 風景と創造力―景観・地理と日本文学 〔講師〕竹中朗氏
〔日時〕6月18日・8月20日 14時00分~16時00分
〔会場〕さいたま市立大宮西部図書館
第1回:古代から近世へ 第2回:近代的風景概念と日本文学
・万葉集 国見(望国)の歌 春の初めに高いところに登って国土自然を見渡して、讃える歌を謡う。天の香具山、藤原京
・古事記 ヤマトタケルノミコト望郷の歌 能褒野墓
・万葉集 庶民の歌 防人の歌 多摩の横山 歌碑
・伊勢物語 歌枕としての三芳野 想像の風景 三芳野神社 東山道武蔵路があり知られていた
・源氏物語 五島美術館
・俳諧 芭蕉稲荷神社(深川芭蕉庵跡) 蛙には山吹という定型
・江戸漢詩 高野蘭亭 三叉口(参考)失明の心象風景
・大田南畝(蜀山人)「調布日記」 多摩川治水視察 江戸名所図会
・志賀重昴「日本風景論」 風景ナショナリズム 日本人の景観意識に現代も影響
・夏目漱石「草枕」実際の旅程 ありのままの風景描写
・武蔵野「欺かざるの記」 国木田独歩 境山野緑地
・正岡子規 俳句の革新者 中村不折(中村屋の字の人)ら西洋画の影響、闘病の人
・歌川広重「東海道五十三次 由井 薩埵嶺」と、浮世絵光線画の小林清親「薩た之富士」 作られた構図から見たままの風景へ
・石川啄木「雲は天才である」校歌による地域再発見 長野の県歌
・徳冨蘆花 「自然と人生」独自のキリスト教的感性による自然文学、反ナショナリズム。蘆花恒春園 兄はナショナリズム。徳富蘇峰旧居 住居も対照的
・島崎藤村「破戒」山岳の風景美 差別の現実
・柳田國男「遠野物語」身近にある異界の風景
・和辻哲郎「古寺巡礼」ナショナリズム対反ナショナリズムの落ち着き
・太宰治「津軽」心象を作り上げていく風景
・中上健次「風景の向こうへ」「路地」の風景
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会長のエッセイ
大津事件と大泉黒石
 いま住んでいるわが家は、鎌倉の稲村ガ崎の姥谷(うばがや)と言う谷の中ほどにある。谷を見下ろした先には逗子の海岸が見える。更に、眼を凝らすと湘南国際村が遠望できる。左右は森で、たくさんの蝶が飛び、野鳥の声がこだますると言う自然豊かな地である。しかも、文化の香りもする。谷の一番奥には彫刻家の高田博高のアトリエ、すぐ下は経済学者の大内兵衛の別荘だった家があり、その左側の家には哲学者の西田幾多郎が住んでいた。また、少し下った所にはエリザベスサンダースホームの澤田美喜の自宅、谷を出て海に面した所には有島生馬のアトリエがあった。以上の方々は故人であるが、最近は桑田佳祐、小林克也、TOKIOの山口達也などが近くに越して来ている。  この家は、大泉さんと言うご婦人から購入した。  購入する前に父を連れて下見に行った。鎌倉の宮大工が建てたというなかなか凝った家で、父は大いに気に入った様子であった。一通り見た後、話好きの父は大泉婦人となにやら話し込んでいた。帰り道で、父が「あの人は大泉黒石の娘さんだということがわかった」と言った。  大泉黒石(おおいずみ こくせき)については知らなかったのだが、調べてみると1920年代(大正時代)にベストセラーになった『老子』、その続篇『老子とその子』、『人間開業』『人間廃業』などの小説とゴーリキーの『どん底』の翻訳を執筆している。『人間廃業』は、太宰治の『人間失格』に影響を与えたと言われている。父の話では、大泉黒石と父は早稲田大学の講師をしていた時に面識があり、大泉黒石は父の実家にしばらく滞在していたこともあったと言うことである。つまり、現在の家は妙な縁(えにし)で結ばれた家なのである。
 大泉黒石は実に数奇な人生を送った人物なのである。 
 話は遡るが、明治24年(1891年)に、来日したロシアのニコライ皇太子が斬りつけられるという「大津事件」があった。滋賀県大津で皇太子を警護していた巡査が突然皇太子を襲ったのである。この時、神戸港にはロシア海軍の艦隊が停泊していた。ことと次第によっては、艦隊が砲撃を始めるかもしれない。明治政府は慌てたが、明治天皇が直接謝罪に赴くなどしたため、それ以上の問題にはならず皇太子は帰国した。しかし、ニコライ皇太子は大の日本嫌いになり、日本人を黄色い猿と呼ぶようになった。その後、皇太子はロマノフ王朝の皇帝ニコライ二世なり、やがて、この大津事件は日露戦争へとつながって行く。日本とロシアの間で朝鮮半島を巡って争いが起こると、ニコライ二世はバルト海の艦隊を日本派遣した。ニコライは当時最新鋭の蒸気船を揃えたバルチック艦隊があの猿の国日本を一蹴することに何の疑いも持っていなかった。しかしながら、ご存知の通り東郷平八郎率いる日本海軍がバルチック艦隊を殲滅した。この痛手がロシア王朝を弱らせ、共産革命が起こり、ロマノフ王朝は消滅した。  この大津事件の時、皇太子に随行していたロシア人アレクサンドル・ステバノヴィチが世話役だった日本人女性を見初めて、子を生した。その子が大泉黒石なのである。  黒石は、長崎で生まれたのであるが、幼少期はロシアやフランスで過ごし、ロシア革命が始まると日本に戻り、日本で高校と大学の教育を受けた。当時、混血児は白い目で見られていた。そのため、社会的には恵まれず様々な職業を転々とする。だが、自らの数奇な生い立ちを綴った自叙伝が評価され作家になり、前述のように���ストセラーも書いた。  その黒石の子供が大泉婦人なのであるが、もう一人の子の大泉滉は俳優になった。テレビにも出ていたので、ご記憶の方もいるかと思うが、大泉滉はいわゆるクオーターで外国人風の顔立ちであった。主役級は少なかったが、非常に多くの映画に登場していた。元家主の大泉婦人は姉なのか妹なのかは聞き漏らしたが、大泉滉と同じクオーターで顔立ちは似ていた。  その後、大泉婦人との音信はないが、俳優の大泉滉は1998年に73歳で亡くなっているので、もう他界されているかもしれない。
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straycatboogie · 1 year
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2023/10/02
2023/10/02 BGM: R.E.M. - Electrolite
今日は遅番だった。いつも朝、携帯する本を何にするか迷う。今日はふと沢木耕太郎の『彼らの流儀』を(読み切れもしないのに)携帯したくなったのでカバンの中に入れる。そしてイオンに行き、そこのフードコートで読み始めた。冒頭に書かれているとある野球選手について書かれた短いコラムに目が留まる。彼がプロの球界入りを決断したきっかけとして『ナチュラル』という映画を観る場面が紹介されていたのだった。そこでぼく自身のことに思いが至った。ぼく自身はこんな風に「自己決定」「自己責任」で、誰のせいにもせず自分が「肚」「腹」を括って決めたことというのはあるだろうかと思って、そこで読む手が止まってしまったのだった……いつ「この道」「この人生」を生きようと決めたか。そんな瞬間はでも、自分の人生にはあっただろうか。いつもぼくは「何でこんなことに」「どうしてこうなった」と思いながら生きてきたように思う。いつも流されるままに生きてきた、というのか……こんなことを書くと反感を買うとも思うのだけれど、誰もがもしかしたら最初に決定するかもしれない進路(つまり、どこに「進学」「就職」するか )についてもまったく自分で決めたわけではなかった。
ああ……大学進学の際、兄に薦められて東京の大学に進学したことを思い出す。その後就職で躓いて、この生まれ故郷に戻ってきてそこで就職して……常に「流されるままに」生きてきたなと思う。情けない「あなた任せ」「他人任せ」の人生だ。でも、開き直るのだけれどぼくからすると「生きるとはそんなもの」じゃないかとしか思えない。ぼくという人間はそんな「超人」「完全無欠」な、倫理・道徳を超越して自由自在に生きられる存在ではありえないとも思う……なんだか極論に走ってしまいそうなので慎重に書かなければならないな。何はともあれ、そんな「流されるままに」生きてきた人間なので結果として自分の決断力を超えたところですべてが決まっていくというか、すべては何か大いなるもののシナリオに沿って動いているようなそんな感覚を感じている。ああ、今日は何だか難しい話に終始してしまいそうで恥ずかしい。何はともあれ、そんなことを考えていくとぼくは「そもそも、少なくとも部活に入って汗をかいたこともなかったしせっせと受験勉強したこともないし、好きなことを好きなようにしかしてこなかった、そんな人生だった」とも思えてきたのだった。関心のあることを関心のあるままに掘り下げて生きてきたその「成れの果て」にこんな40代を生きているのだった。
でも、人生とはそんなものではないだろうか。ぼくはこの話になると頭木弘樹さんが「絶望」という言葉で語る「人生とは思い通りにいかないもの」「ままならないもの」だという考え方の側に立ちたくなる。頭木さんの本を読み始めたのは彼がカフカについて紹介していた本を読み始めてのことだ。カフカの、笑ってしまいたくなるほど後ろ向きな言葉に触れている内にぼくも「そうだよな」「いつもアクセルを踏んでばかり、『絶好調』と言ってばかりの人生なんかまっぴらだな」と思うようになった。この考え方を突き詰めると哲学的な「生まれてきたことが悲しいこと(だって『産んでくれ』と頼んだことなんてないのだから)」という考え方になり、「でも、生きるってことも悪くない」というしみじみした味わいに落ち着くと思う(少なくともぼくはカフカや頭木さんの本からそんな「しみじみ」を感じ取っている)。「産んでくれと頼んだわけではない」「生まれてきたことは悲しい」「ぼくは無力だ」、でも「それでも人生は味わい深い」。そう考えていくと「人生は奥深い」とも思えてくるのだった。また頭木さんが編んだ『絶望名言』を読み返し、あるいはカフカの未だ読んだことがなかった『失踪者』を読みたくなってきた。
ぼくが青春(?)を過ごした時期、盛んに「自己決定」「自由」ということが取り沙汰されたのではなかったかと思い出す。女子高生の援助交際が話題となり、彼女たちが「自由意志」で自分自身を売ることの是非が話題になったっけ、と。あるいは鶴見済が『完全自殺マニュアル』を書いて、「自殺もOK」「死にたくなったら死ねばいい」とも主張したりしたのを思い出す。どちらも「自分の意志で何でもかんでも好きなようにしろ」「モラルなんてぶっ飛ばしてワガママに生きろ」という話だと思う。そんな風潮(いつも書いているけれど、ぼくが今以てなお尊敬している宮台真司がそんな風潮を「後押し」していたのではなかっただろうか? 異論は認めたい)にそそのかされて、ぼくもずいぶん「楽しけりゃいい」「自分の人生を好き勝手に生きて何が悪い」と居直って酒に溺れたり、荒れた食生活・生活習慣のまま過ごしたりしたものだ。いまはそんな極端なことは考えない。ぼくは1人ではない……1人で生きなければならない時、1人で考えて決断しなければならない時というのがあるのは確かだけれど、でもその決定が他人に及ぼす影響についても考えてないといけないとも思っている。
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ttt4527 · 2 years
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遅ればせながら皆様今年も宜くお願い致します
大寒波到来が漫画「望郷太郎」(23日より8巻絶賛発売中です)を彷彿させますが御身体御自愛防寒でお過ごしくださいませ。コレも何かの御縁 26日より新宿京王百貨店で個展が開催されます。是非皆様よろしくお願い致します.
We hope everyone has a great year ahead of you!
The arrival of the cold wave reminds me of the manga "Mochigo Taro" (volume 8 is on sale from the 23rd), so please take care of yourselves and stay warm. This is also a good opportunity for you to see my solo exhibition at Keio Department Store in Shinjuku starting on the 26th. We look forward to seeing you there.
‥………………………………………………………………
【 小孫哲太郎 作陶展 】
2023年1月26日(木)〜2月1日(水)
京王百貨店 新宿店6階 美術・工芸サロン
午前10時〜午後8時 *最終日午後3時閉場〉
全日在廊予定です
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notebookonji · 2 years
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2022年 DVDなどで観た映画
2022年にDVDやウェブなどで観た映画のリスト。全104本。 今年は連続ドラマもよく観たので、それらシリーズも一緒に記す。
作品タイトル(制作年/制作国/監督名) ★は私の超おすすめ (私は、簡単な鑑賞メモを手帳につけていて、その際、個人的な好みを5点満点で採点してます。★は5点を付けた作品です)
ドッグヴィル(2003/デンマーク+ノルウェー+フィンランド+スウェーデン/ラース・フォン・トリアー) マンダレイ(2005/デンマーク+スウェーデン+オランダ+フランス+ドイツ+イギリス+イタリア/ラース・フォン・トリアー) ビューティフル・マインド(2001/アメリカ/ロン・ハワード) 東京裁判(1983/日本/小林正樹) 台風クラブ(1985/日本/相米慎二) 音楽(2020/日本/岩井澤健治) 楢山節考(1983/日本/今村昌平) 楢山節考(1958/日本/木下惠介)★ エール!(2014/フランス/エリック・ラルティゴ) 男はつらいよ(1969/日本/山田洋次) 続・男はつらいよ(1969/日本/山田洋次) 男はつらいよ フーテンの寅(1970/日本/森崎東) 新・男はつらいよ(1970/日本/小林俊一) 男はつらいよ 望郷篇(1970/日本/山田洋次) 男はつらいよ 純情篇(1971/日本/山田洋次) 男はつらいよ 奮闘篇(1971/日本/山田洋次) 男はつらいよ 寅次郎恋歌(1971/日本/山田洋次) 男はつらいよ 寅次郎柴又慕情(1972/日本/山田洋次) 男はつらいよ 寅次郎夢枕(1972/日本/山田洋次) 男はつらいよ 寅次郎忘れな草(1973/日本/山田洋次) 男はつらいよ 私の寅さん(1973/日本/山田洋次) 男はつらいよ 寅次郎恋やつれ(1974/日本/山田洋次) 男はつらいよ 寅次郎子守唄(1974/日本/山田洋次) 男はつらいよ 寅次郎相合い傘(1975/日本/山田洋次) 男はつらいよ 葛飾立志篇(1975/日本/山田洋次) 男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け(1976/日本/山田洋次) 男はつらいよ 寅次郎純情詩集(1976/日本/山田洋次) 男はつらいよ 寅次郎と殿様(1977/日本/山田洋次) 男はつらいよ 寅次郎頑張れ!(1977/日本/山田洋次) 男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく(1978/日本/山田洋次) 男はつらいよ 噂の寅次郎(1978/日本/山田洋次) 男はつらいよ 翔んでる寅次郎(1979/日本/山田洋次) 男はつらいよ 寅次郎春の夢(1979/日本/山田洋次) 男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花(1980/日本/山田洋次) 男はつらいよ 寅次郎かもめ歌(1980/日本/山田洋次) 男はつらいよ なにわの恋の寅次郎(1981/日本/山田洋次) 男はつらいよ 寅次郎紙風船(1981/日本/山田洋次) 男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋(1982/日本/山田洋次) 男はつらいよ 花も嵐も寅次郎(1982/日本/山田洋次) 男はつらいよ 旅と女と寅次郎(1983/日本/山田洋次) 男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎(1983/日本/山田洋次) 男はつらいよ 夜霧にむせぶ寅次郎(1984/日本/山田洋次) 男はつらいよ 寅次郎真実一路(1984/日本/山田洋次) 男はつらいよ 寅次郎恋愛塾(1985/日本/山田洋次) 男はつらいよ 柴又より愛をこめて(1985/日本/山田洋次) 男はつらいよ 幸福の青い鳥(1986/日本/山田洋次) 男はつらいよ 知床慕情(1987/日本/山田洋次) 男はつらいよ 寅次郎物語(1987/日本/山田洋次) 男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日(1988/日本/山田洋次) 男はつらいよ 寅次郎心の旅路(1989/日本/山田洋次) 男はつらいよ ぼくの伯父さん(1989/日本/山田洋次) 男はつらいよ 寅次郎の休日(1990/日本/山田洋次) 男はつらいよ 寅次郎の告白(1991/日本/山田洋次) 男はつらいよ 寅次郎の青春(1992/日本/山田洋次) 男はつらいよ 寅次郎の縁談(1993/日本/山田洋次) 男はつらいよ 拝啓車寅次郎様(1994/日本/山田洋次) 男はつらいよ 寅次郎紅の花(1995/日本/山田洋次) 男はつらいよ[特別篇]寅次郎ハイビスカスの花(1997/日本/山田洋次) 男はつらいよ お帰り寅さん(2019/日本/山田洋次) 家族ゲーム(1983/日本/森田芳光) 少女ポリーナと7つの迷宮(2019/ウクライナ+ベルギー/オリアス・バルコ) 悪名(1961/日本/田中徳三) 続・悪名(1961/日本/田中徳三) 新・悪名(1962/日本/森一生) 続・新悪名(1962/日本/田中徳三) 第三の悪名(1963/日本/田中徳三) 悪名市場(1963/日本/森一生) 悪名波止場(1963/日本/森一生) 悪名一番(1963/日本/田中徳三) 悪名太鼓(1964/日本/森一生) 悪名幟(1965/日本/田中徳三) 悪名無敵(1965/日本/田中徳三) 悪名桜(1966/日本/田中徳三) 悪名一代(1967/日本/安田公義) 悪名十八番(1968/日本/森一生) 悪名一番勝負(1969/日本/マキノ雅弘) 破門 ふたりのヤクビョーガミ(2017/日本/小林聖太郎) 私は殺される(1948/アメリカ/アナトール・リトヴァク) 蛇の穴(1948/アメリカ/アナトール・リトヴァク) 狐狼の血(2018/日本/白石和彌) 狐狼の血 LEVEL 2(2021/日本/白石和彌) コロンバス(2020/アメリカ/コゴナダ) トップガン(1986/アメリカ/トニー・スコット) ちょっと思い出しただけ(2022/日本/松居大悟) シェルブールの雨傘(1964/フランス+西ドイツ/ジャック・ドゥミ) 原爆の子(1952/日本/新藤兼人) 縮図(1953/日本/新藤兼人) どぶ(1954/日本/新藤兼人) 第五福竜丸(1959/日本/新藤兼人) 人間(1962/日本/新藤兼人) 母(1963/日本/新藤兼人) 鬼婆(1964/日本/新藤兼人) 悪党(1965/日本/新藤兼人) 藪の中の黒猫(1968/日本/新藤兼人) ファーストマン(2018/アメリカ/デミアン・チャゼル) mid 90′s(2018/アメリカ/ジョナ・ヒル) ゲット・アウト(2017/アメリカ/ジョーダン・ピール) アス(2019/アメリカ/ジョーダン・ピール) ザ・マジック・アワー(2008/日本/三谷幸喜) バッド・ジーニアス(2017/タイ/ナタウット・バズ・プーンピリヤ) そしてバトンは渡された(2021/日本/前田哲) シン・ウルトラマン(2022/日本/樋口真嗣) 彼女とTGV(2016/スイス/ティモ・ボン・グンテン) ダゲール街の人々(1976/フランス/アニエス・ヴァルダ)
【連続ドラマ】 破門 -疫病神シリーズ-(全8回/2015/日本)★ 螻蛄 -疫病神シリーズ-(全5回/2016/日本)★ パチンコ (全8回/2022/アメリカ/コゴナダ+ジャスティン・チョン) 平家物語(アニメ全11回/2022/日本/山田尚子) テヘラン(全8回/2020/イスラエル/ダニエル・シルキン) 大豆田とわ子と三人の元夫(全10回/2021/日本) MIU404(全11回/2020/日本) 空白を満たしなさい(全5回/2022/日本) タイガー&ドラゴン(全11回/2005/日本) 俺の家の話(全10回/2022/日本) エルピス(全10回/2022/日本)
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yasukoito-blog · 2 years
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野呂先生
 片付けものをしていたら出てきた、一冊のノート。これは確か、小学校の卒業の記念に頂いたもの。当時の担任の先生の、粋な計らいであった。最後の頁には手書きの文字で、お祝いの言葉が日付と共に記されている。野呂三郎先生は、私たちの担任を最後に現役から引退されたように記憶する。まだ読み書きもままならぬ、一年生時分のノート。卒業式に受け取ったきり、失念していた。親の心、子知らず。このことについて、当時は1ミリの感動も感慨もなかった。
  くたびれて薄汚れた表紙。どこの小学校でも使われているような、ありきたりの、何の変哲もない薄っぺらなノートである。鉛筆や消しゴムと同じように、使い切ればまた新しいものに取り換えた。 所詮、消耗品の文房具のことである。 本来なら捨てられていくはずのノート。これが、今更のように存在感をもって現れるというのも、奇異なことである。
  頁をめくると金釘の行列。小さな手が少ない力で鉛筆をつかみ、やっとの思いで線を引いている。四角い枡に収めようと焦るほど、はみ出してしまうパラドクス。太くなったり細くなったりの、不安定で危ないライン。消しゴムで消しきらない先から重ねて書いてしまう、フライング。不必要に大きな句読点には自信のなさが、大袈裟な払いや跳ねには言い知れぬ不安がうかがえる。線は言葉よりも饒舌だ。紙と鉛筆と雑念に翻弄されながら、ひたすらうわずみをなぞる。周囲は先へ進んでいく。一人だけ取り残されていく恐怖は、募るばかりなのであった。
  私たちが無邪気に小学校の6年を駆け抜ける間、後生大事にノートを保管してくれていた野呂先生を想う。あとで本人に返却しただけのこと、と言えば他愛のないことである。一旦自分の手元から離れて、長い時間野呂先生のもとに置かれた。たった1往復の魔法。この熟成が、ノートを全く別のものに変えた。加えて、40年の沈黙を破って出てきた謎。長きにわたり、雲隠れしていた不思議。目の前に厳然と存在する奇跡。ノートは、今の自分の有様と対峙させて問いかける。
 「卒業おめでとう 一年生の最後のノートをお祝いに返します 51.3」
 男性の割に、流麗な手書きの文字。野呂先生のお人柄が滲み出るようだ。ひとつも無駄のない筆跡の余白には、それは緩やかな時間が湛えられていた。今は一丁前にやっているあなたにも、こんな時がありました。こんな無駄ともいえるような時間に労力を浪費できるような大人に、あなたはなりましたか。添え書きの続きには、そんな声さえ聞こえてくるようで、耳が痛い。
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※2015.09 陸奥新報「望遠郷」に掲載
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xf-2 · 4 years
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「私は22歳まで日本人でした。日本のよさは日本人以上によく知っている」――2011年6月、台湾元総統・李 登輝さんが本誌『致知』のインタビューに対して語られた言葉です。 1895年、日清戦争の講和条約で日本に割譲された台湾は、第二次世界大戦が終結するまでの約50年間、日本による統治が行われました。その最中に生まれた李登輝さんは台北市長などを歴任後、1988年に台湾総統となられ、様々な反発を受けながらも国の民主化に尽力されました。97歳で世を去った「民主化の父」が、生涯を懸けて語り続けたものは何だったのか。本誌の取材には2度応じてくださりましたが、ここではそれらの中で語られたメッセージから、故人を偲びます。
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日本の「骨抜き計画」が進んでいる
――日本のリーダー待望論は久しく叫ばれていることです。
〈李〉 それに関して、日本は震災よりももっと前から大きな問題にぶつかっていると感じています。小説家の宮本 輝さんは、それを司馬遼太郎賞受賞の挨拶の時にこうおっしゃっていました。
宮本さんは昭和22年の生まれ、中学生の頃に高度経済成長期を迎え、家にテレビが入り、好んでアメリカのホームドラマや西部劇を見ていたそうです。それを見て、お父さんが「おまえは日本人骨抜き計画というものを知っているか」と聞く。当然何のことか分からない。すると、「ファーブルの『昆虫記』を読んだことがあるか」と聞かれたといいます。
――日本の骨抜き計画とファーブルの『昆虫記』が関係ある?
〈李〉 私はこの取材のためにもう一度岩波文庫の『昆虫記』を読み直しましたよ。最終章に「キャベツの青虫」という項があるんです。モンシロチョウの青虫はキャベツが大好きでキャベツ畑にたくさんいるのですが、その青虫にも天敵がいる。ミクロガステルという、直径3ミリメートルくらいの翅(はね)のある虫です。
ファーブルが青虫の腹の中を調べると、ミクロガステルの子虫が蠢(うごめ)いていた。体内に寄生した子虫たちは青虫を殺さない程度に体液を吸って少しずつ成長していく。そして、いよいよ青虫が蛹(さなぎ)になる段階になって、その体をぶち破って外に出てくるのです。
ファーブルはこの虫たちがどうやって青虫の体内に入ったかを調べます。最初は虫が卵をキャベツに産みつけ、それを青虫が食べたのかと考えた。しか��、どんなに観察してもミクロガステルはキャベツに卵を産まない。そして、ある日驚くような光景を目にしました。
モンシロチョウが産んだ卵の薄膜の中に、ミクロガステルが自分の胚子を産みつけている。要するに卵の段階から既に入り込んでいたのです。ファーブルは「蝶の子孫を絶やすためのなんという恐ろしい活動力だ!」と驚き、「生の学理的な強奪」と書いています。
――日本人も青虫と同じように知らぬ間に骨抜きにされてきたと。
〈李〉 そうです。そして宮本輝さんは、日本精神というものを『坂の上の雲』のバルチック艦隊の撃破に結び付けているんですね。
東郷平八郎を司令官とする日本艦隊がバルチック艦隊を見つけた時、日本軍は何をしたか。トップから水兵、炊事係まで一斉に船内の徹底的な掃除と消毒をした。次は風呂に入り、消毒してあった服に着替える。続いて隅々まで砂を撒いたのですが、その砂までも消毒していた。鉄砲に当たって怪我をした時、ばい菌が入ることを防ぎ、血糊(ちのり)で滑って転ぶ危険性を防止するためです。
「船も下着もすべて消毒して、甲板にまで砂を撒(ま)いて滑り止めまでして、さらにその砂まで消毒してあったという精神性を我々は失っていないか」と宮本さんはおっしゃっているけれども、そのくらい細かいところまで徹底的に精神が入っていたのが日本だったんですよ。そういう武士道や大和魂といった日本の精神が戦後の骨抜き計画で失われてしまったんです。
私は『武士道解題』という本を出していて、文庫本になった時、日本の有名な評論家がこういうコメントを寄せています。
「私のような戦後民主主義という論理にあわない事柄を排することで育った人間は、“武士道”には、率直にいって少なからぬ抵抗感もあるが、だからこそ、いま“武士道”がブームを迎えているのであろう」
彼もまた戦後、日本人としてのあるべき姿を失った一人でしょう。日本の言論界、教育界、官僚がこういう考えの人たちに支配されている。それが日本の現状なんです。
台湾人として生まれた悲哀を胸に
――いまのご指摘を踏まえ、総統時代に台湾の民主化を推進してこられたご経験から、これからの日本に対する提言はございますか。
〈李〉 台湾400年の歴史の中で、オランダ、鄭成功、清国、50年に及ぶ日本統治、そして大陸から来た国民党による統治と、この間、私たちは自分たちの政府もなければ、自分の国というものもなく、国のために力を尽くすことさえできない悲哀を味わってきました。
戦後、日本から蒋介石政権に代わり、台湾における白色テロ(大陸人による台湾人の弾圧)が繰り広げられ、我慢の限界に達して、ほとんどの台湾人は立ち上がりました。それをまとめていく立場が必要だったんです。
もともと私は農業経済学者でしたが、1971年にその専門家として当時総統だった蒋経国(蒋介石の息子)に招かれ、国民党に入党し、84年に副総統に指名されました。任期中に蒋経国が亡くなったため、代行として総統に就任。96年に台湾史上初めて民主的な選挙を実施し、台湾人として初めて総統に選ばれたわけですが、時代がそういうことを求めていたんです。我々はこの国の主人となって、自分たちの政府をつくるべきだと。
ある意味で、日本も自分たちで自分たちの国をつくるのだと立ち上がるべき時期ではないかと思います。
人生はとにかく実践躬行あるのみ
――卓越したリーダーシップを発揮して台湾の民主化を進めてこられましたが、ご自身の人格形成の原点を教えてください。
〈李〉 私の場合、「公義の精神」、ソーシャルジャスティスというものを子供の頃から持っていたように思います。(略)人生で一番影響を受けたものを挙げろといわれたら、倉田百三の『出家とその弟子』、ゲーテの『ファウスト』、カーライルの『衣装哲学』、そしてその3冊を止揚したところに新渡戸稲造の『武士道』があります。
子供の頃から「私とは誰か」「死とは何か」「生きるとはどういうことか」と考え続けてきたのですが、高校1年生の時に祖母が亡くなったり、既に戦争の暗雲が垂れ込めていたりして、まさにいつ死ぬかわからない時代でした。そういう中で、かねてからの私の魂の問いに一つの答えを与えてくれたのが『武士道』だったんですね。
――どういう手応えを得ましたか。
〈李〉 人生はまず自分の手近にある義務を果たすことです。そうすれば自ずから先が見えてくる。人間や人生の意義は、何よりもやってみること、実践躬行するところにある。そして人間、死んだ気になってやり通せば、どんなことでも成し遂げられないことはない、ということです。 (中略) あの頃、本当に死というものを度外視して生きていました。だから私はいまも死を怖れていません。大地震が来ても、何があっても自分の命は惜しくない。そういう境地で生きています。
「日本精神」を失うな
〈李〉 心の面に関しては、日本は大丈夫だと私は確信していますから。台湾人は
「日本精神(リップンチェンシン)」
という言葉を好んで用います。これは日本統治時代に台湾人が学んだ、勇気、誠実、勤勉、奉公、自己犠牲、責任感、清潔といった諸々の美点を指す言葉です。日本人がこの「日本精神」を失わない限り、日本は世界のリーダーとして発展していくことが可能だと、私は信じています。
日本は敗戦の結果、何よりも経済繁栄を優先せざるを得ませんでしたが、敗戦による苦難を耐え忍びながらも、日本の伝統や文化を失いませんでした。「いまの日本の若者はダメだ」という声も聞かれますが、私は決してそうは思いません。日本人には戦前と同様の美徳がまだまだ残っています。
確かに表面的には緩んだ部分もあるでしょう。けれどもそれは、かつてあった社会的な束縛から解放されただけで、ほとんどの日本人はいまも社会の規則を遵守し、モラルに従って行動しています。日本人の知恵やモラル、そして技術など、これほど素晴らしい国はありません。台湾も、その他の国々も、もっと日本を見習うべきでしょう。(中略)ただ、いまの日本の若い人たちが可哀想なのは、「昔の日本は悪いことをした。アジアを侵略した悪い国だった」と一方的な教育を受けていることです。
日本は世界各国から批判されてしかるべきだと思い込み、自信を失っていますが、そんなバカなことはない。昔は昔、いまはいま。どちらも大切です。昔がなければ現在もない。そういうところから教育を始めていかなければなりません。日本を批判しているのは中国と韓国だけで、それも全く身勝手な、自分たちの都合によるものです。
今日の日本人は一刻も早く戦後の自虐的価値観から解放されなければなりません。そのために日本人はもっと自信を持ち、かつて武士道という不文律を築き上げてきた民族の血を引いていることを誇るべきです。そうして日本人としてのアイデンティティーをしっかり持つことで、初めて日本は国際社会における役割を担うことができると思います。
(本記事は『致知』2011年9月号 特集「生気湧出」および2015年11月号「遠慮――遠きを慮る」より一部を抜粋・再編集したものです)
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◇李 登輝(り・とうき) 1923年台湾生まれ。台北高校卒業。京都帝国大学へ進学するも、敗戦により学業半ばで台湾へ戻り、台湾大学に編入・卒業。米アイオワ州立大学、米コーネル大学留学、農業経済学博士。台北市長などを歴任した後、蒋経国総統(当時)から84年副総統に指名される。88年蒋経国死去に伴い、総統に昇格。96年総統直接選挙を実現。2000年任期満了により退任。著書に『武士道解題』(小学館)『台湾の主張』『最高指導者の条件』(ともにPHP)『李登輝より日本へ贈る言葉』(ウエッジ)他多数。
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cinemastylenews · 5 years
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『男はつらいよ お帰り 寅さん』桜田ひよりの場面写真&メイキングカットを公開!
国民的人気を誇った映画シリーズ『男はつらいよ』。第1作の公開から50周年となる今年、50作目の最新作『男はつらいよ お帰り 寅さん』が12月27日(金)に公開される。それは、新撮された登場人物たちの”今“を描く映像と、4Kデジタル修復されて蘇る寅さんのシリーズ映像が見事に紡ぎ合う、新たなる『男はつらいよ』の物語。50年の歩みがあったからこそ完成した最新作は、生みの親である山田洋次監督自身が「今まで観たことのない作品が出来た」と驚くほど、想像を超える奇跡の映画となった。この度、新作『男はつらいよ お帰り 寅さん』に出演している、桜田ひよりの場面写真とメイキング写真を解禁!
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シリーズ第1作の『男はつらいよ』(1969)が公開されてから今年で50周年、記念すべき50作目で、寅さんの甥である満男(吉岡秀隆)の一人娘・ユリを演じ、山田組初参加となった桜田ひより。最近では、同じく50周年を迎えた国民的人気アニメ「サザエさん」のスペシャルドラマでも、“幻の8人目の家族”タラオの妹であるフグ田ヒトデ役で出演し注目を浴びた。 『男はつらいよ お帰り 寅さん』の撮影では、山田監督から「変に作り込むのではなく、自然体で来てください」というアドバイスを受け、桜田は安心して役に臨むことができたという。家族思いの心優しいユリを見事に演じ、諏訪家の新しい一員としてその存在感を放つ、桜田の好演にご期待ください!
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【STORY】 小説家の満男(吉岡秀隆)は、中学三年生の娘と二人暮らし。最新著書の評判は良いが、次回作の執筆にはいまいち乗り気になれないモヤモヤした日々。なぜか夢の中には、初恋の人・イズミ(後藤久美子)が現れ悩みだす始末。そんな時、妻の七回忌の法要で実家を訪れた満男は、母・さくら(倍賞千恵子)、父・博(前田吟)たちと昔話に花を咲かす。いつも自分の味方でいてくれた伯父・寅次郎(渥美清)との、騒々しくて楽しかった日々。あの寅さんへの想いが、蘇る―
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【イントロダクション】
50年かけて作られた奇跡の映画 この冬、帰ってきた寅さんが日本中を笑顔にする!
かつて日本中を笑いと涙で包み、国民的人気を誇った映画シリーズ『男はつらいよ』。日本中を旅する主人公・車寅次郎、通称“寅さん”が、故郷の柴又に戻ってきては、家族や恋したマドンナを巻き込み、騒ぎを起こす。破天荒で、変わり者で、自由奔放。でも、その温かくて優しい人柄に誰もが魅了され、愛され続けた―。 そして第1作の公開から50周年となる2019年、50作目の最新作『男はつらいよ お帰り 寅さん』が誕生する。それは、新撮された登場人物たちの”今“を描く映像と、4Kデジタル修復されて蘇る寅さんのシリーズ映像が見事に紡ぎ合う、新たなる『男はつらいよ』の物語。50年の歩みがあったからこそ完成した映画は、生みの親である山田洋次監督自身が「今まで観たことのない作品が出来た」と驚くほど、想像を超える奇跡の映画。 キャストは、渥美清、倍賞千恵子、吉岡秀隆、前田吟、夏木マリ、浅丘ルリ子、美保純、佐藤蛾次郎、北山雅康、出川哲朗、笹野高史など50年を共に歩んだシリーズお馴染みの面々が再集結。さらに、後藤久美子が本作で久々に女優にカムバック。池脇千鶴、桜田ひより、カンニング竹山、濱田マリ、松野太紀、林家たま平、立川志らく、小林稔侍、橋爪功ほか豪華俳優たちも出演し、50周年記念作品を彩る。そして映画のオープニングには、寅さんの大ファンである桑田佳祐が登場!あの有名な主題歌「男はつらいよ」を歌い上げる。 面白くて、優しくて、思いやりにあふれた寅さん。満男やイズミのように、大人になっても悩みが多い“今”の私たちは、きっと彼の言葉や存在にそっと背中を押され、新たな人生の一歩を踏み出す元気をもらえる。これは、今を生きる私たち自身の、未来へ繋がる始まりの物語。
この冬、ずっと寅さんを待ち望んでいた人も、映画館で初めて出会う人も、みんなが【笑いと涙】に包まれる最高の感動作!
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【作品情報】 『男はつらいよ お帰り 寅さん』
■原作・監督:山田洋次 ■脚本:山田洋次、朝原雄三 ■出演:渥美清/倍賞千恵子 吉岡秀隆 後藤久美子 前田吟 池脇千鶴 夏木マリ 浅丘ルリ子 美保純 佐藤蛾次郎 桜田ひより 北山雅康 カンニング竹山 濱田マリ 出川哲朗 松野太紀 林家たま平 立川志らく 小林稔侍 笹野高史 橋爪功 ■音楽:山本直純 山本純ノ介 ■主題歌:「男はつらいよ」渥美清/オープニング 桑田佳祐 ■配給:松竹株式会社
©2019松竹株式会社
情報提供:ニッポンプランニングセンター
12月27日(金)全国ロードショー!
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toshiki-bojo · 5 years
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「虚子への俳話」121
「花鳥」令和元年年9月号より転載
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幾たびか、触れてきた内容であるが、「存問」という虚子の哲学は現代でも重要であり、この存問にかかわる客観写生の伝統派が死滅しつつある現在、花鳥はこの言葉を現代の唯一の伝統派として、ふたたび尊重したい。
存問 「俳句は平俗の詩である。俳句は日常の詩である。南無阿弥陀仏は愚夫愚婦に対する日常の救ひの声である。南無妙法蓮華経も亦た然り(敢て愚夫愚婦に限らず)。お寒うございます、お暑うございます。日常の存問が即ち俳句である。 峻嶺を望み大沢を渡る。ここにも亦た俳句がある。目見る処、耳聞く処。そこに俳句がある。心感ずる処、神通ずる処。そこに俳句がある。太陽は出没し、寒暑は往来する。 平俗の人が平俗の大衆に向つての存問が即ち俳句である。」
     「存問」『虚子俳話』
存問とは挨拶のことである。ただし、虚子の謂う存問とは、日常の挨拶のみならず、自然界のものへの挨拶、神様や仏様にたいする神聖な挨拶を含む。 この「存問」という文章は、平凡人の詩としての俳句のことを謂う。そして、日常の挨拶そのものが俳句となる。 ���史的偉人(政治家・芸術家・武人や高僧)には天才と云われる人も居たろうが、その人物の中の平凡人的な日常の詩が俳句となった。その時、俳人や俳句は意味を追わない。矮小化された感性の俳句などよりよほど平明で無意味な存在となる。
現代の俳句における存問とは(○はいわゆる近現代の派閥的な伝統派といわれる俳人のもの)
【風景】
麦秋の中なるが悲し聖廃墟 水原秋櫻子
     (『残鐘』昭和二十七年)
「聖廃墟」とは風景としての特殊性が高い。知的優位性を感じさせる。
○山畑の麦秋といふ三畝ほど 坊城としあつ
     (『坊城としあつ句集』平成四年)
麦秋も普通。「三畝」という規模の小ささも日常。つまり風景に普遍性がある。
【物語】
○短夜や乳ぜり啼く児を須可捨焉乎 竹下しづの女
     (『颯』昭和十五年)
実はこの人の物語は日常を一歩も出ていない。ただ、「すてちまおっか」という激情は異端。
獺に灯をぬすまれて明易き 久保田万太郎
     (『流寓抄』昭和三十三年)
文学的な物語にあふれている。作家ならではの、ロマンティシズム。ある意味俳句ではない。
【景色】
深庇蝶ぶらさがる暑さかな 下村槐太
     (『光背』昭和二十二年)
蝶がぶらさがるという視点は先鋭だが、その景色に異端性があり、写生だがそれを超えている。この人は現在の伝統派ではないが、花鳥の目指す伝統派に近いかもしれぬ。
○暑き日の暑きところに四月堂 高野素十
     (『芹』昭和三十三年)
景色として平凡。暑さを重ねるところに妙味があるが、これといった風景的な発見があるわけではない。
【人生】
○雲の峰人間小さく働ける 星野立子
     (『句日記抄』昭和四十八年)
働くという行為を巨大な自然と対比させている。人生をその象徴としているのは、伝統派としては非凡。
雲の峰一人の家をひとり発ち 岡本 眸
     (『母系』昭和五十八年)
この人事性はこそ、現代の伝統派に近い。この二人の対比は立子こそが、平俗を逸脱する。
【望郷】
先生はふるさとの山風薫る 日野草城
     (『銀』昭和三十一年)
望郷というタイトルは少し違うかもしれない。割合安易な比喩をもってきている。虚子がやがて嫌うわけである。
○薫風や國に捧ぐる何も無し 伊藤柏翠
     (『伊藤柏翠句集』平成三年)
ある意味伝統派としては異端の句。人生の無常観などをテーマとする。草城などよりはよほどロマンティシズムを持つ。
【保革】
○虹立ちて忽ち君の在る如し 高濱虚子
     (『句日記』昭和二十二年)
飛躍がすごい。
野の虹と春田の虹と空に合ふ 水原秋櫻子
     (『霜林』昭和二十五年)
飛躍がすごくはない。このころ(と言っても瞬間的にだが)は保革が逆転している。
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ttt4527 · 2 years
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甚大なサポートをうけながら望郷哲太郎という名での活動も一旦終了@sumida_expo 2022
おかげ様で1ヶ月無事に終わる事が出来ました。濃度の濃さに中々日常にもどれていませんが、引き続きよろしくお願いいたします。
すべての関係者さまに感謝申し上げます。ありがとうございました。
小孫哲太郎
キタレ出展(移住)! 1日開催から定期的、毎日!
皆様の中で村で何かやりたい方は、お知らせください。是非とも開催しましょう。アバウトで村を廃藩置県して、なんでもできます。(音出NG)。御連絡は @bokyo_tetsutaro にDMくださいませ。
できれば開催したい日の1週間前には御連絡ください
村に大看板を作り募集や告知していきます。何でもありの現場にできたらと思っていますので是非楽しみにお越しくださいませ。
京島クロスロード村
@sumida_expo
@bokyotarojp
@after500_2022
@takahiko_kaino
@bokyo_tetsutaro
@komago.tetsutaro
@koyamashinob
@ptjagwmjpa
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genron-tomonokai · 6 years
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[友の会メール]Amazonランキング1位!!&コミティア先行販売で200冊超が即売!! 『マンガ家になる!』絶賛販売中です!!
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[友の会メールvol.311] Amazonランキング1位!!&コミティア先行販売で200冊超が即売!! 『マンガ家になる!』絶賛販売中です!! (2018年12月4日配信)
☆**:..。o○o。:..**☆
こんばんは、スタッフの堀内です。
業界騒然のマンガ家育成講義録! 『マンガ家になる!――ゲンロン ひらめき☆マンガ教室 第1期講義録』が、 12/1(土)に全国書店にて発売されました!
おかげさまで、発売初日からAmazonランキング1位!!(コミック・アニメ研究 部門) 「コミティア126」での先行販売では200冊超が即売するなど、話題沸騰中です。 ゲンロンショップ → https://genron.co.jp/shop/products/detail/193 Amazon → http://amzn.asia/d/c5FMDKF
皆さまからの『マンガ家になる!』のご感想もお待ちしております!! 感想ツイートまとめはこちら → https://togetter.com/li/1293565
またゲンロンショップでは、第2期受講生による同人誌の販売も開始しています。 コミティアで行われた売上レースでは、全チームが100冊を超える売上を伸ばすなど、こちらも大きな話題を呼びました。 遠方のためコミティアで買えなかった……という方は、ぜひこちらからご注文ください! https://genron.co.jp/shop/products/list?category_id=18
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2018年も、残り1ヶ月を切りました。 ゲンロンカフェは、年末まで注目イベントが目白押しです!
明日12/5(水)は、大好評「ゲンロンカフェ at VOLVO STUDIO AOYAMA」シリーズ。 今回のテーマは「アートにとって芸術祭とは何か」です。 数々の国際芸術祭を手がけてきた北川フラムさんに、「あいちトリエンナーレ2019」芸術監督の津田大介さんが迫ります! https://peatix.com/event/556136
12/11(火)は、ゲンロン副代表の上田洋子が監修・解説した『プッシー・ライオットの革命』刊行を記念し、アートのアクティヴィズムを徹底議論! 上田のほか、Chim↑Pomの卯城竜太さん、本書翻訳者のaggiiiiiiiさんをお招きします! https://peatix.com/event/569142
12/13(木)は、津田大介さんの新著『情報戦争を生き抜く』刊行記念イベント第2弾! SNS時代の政治運動を分析した話題書『ツイッターと催涙ガス』とのW刊行記念として、本書で監修を務めた毛利嘉孝さんと津田大介さんの豪華対談を開催します。 研究者、ジャーナリストそれぞれの視点から、ネットやテクノロジーと社会/政治運動の結びつきを徹底考察していただきます! https://peatix.com/event/570031
12/17(月)は、大澤聡さんをホストに、哲学者・仲正昌樹さんがゲンロンカフェ初登壇! 現在の思想的閉塞感の原因はどこにあるのか? 仲正さんと9年半ぶりに対談を行うという大澤さんの、熱い思いのこもったイベント案内文は必読です!(以下リンクよりどうぞ!) https://peatix.com/event/573662
12/22(土)は、年に1度のゲンロン友の会会員限定のお祭り騒ぎ! 今年も超豪華ゲスト陣によるトークショーをはじめ、恒例の出張寿司職人や小松理虔さんプロデュースの「ゲンロン日本酒バー」など盛りだくさんの内容です! チケット完売間近なので、お申し込みはお急ぎください! https://peatix.com/event/569056
12/28(金)は、卓抜した博覧強記の3人、斎藤哲也さん、山本貴光さん、吉川浩満さんによる「人文書めった斬り!」イベント2018年版! 本がお好きな方にはたまらない、まさに人文忘年会! 2018年のゲンロンカフェはこのイベントで締めくくります! https://peatix.com/event/566391
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それでは以下、今週のカフェ&編集部からのお知らせです。
◆◇ ゲンロンカフェからのお知らせ  ◇ーー◆ーー◇ーー◆ーー◇ーー◆
◇◇ 今週・来週の放送情報 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◆12/5(水)19:00- 【生放送】北川フラム×津田大介 「アートはなにを救うのか ――『情の時代』と芸術祭の行方」 【ゲンロンカフェ at VOLVO STUDIO AOYAMA #14】 http://live.nicovideo.jp/watch/lv317098505
◆12/6(木)13:00- 【再放送】井田茂×東浩紀 「系外惑星から考える ――太陽系は唯一の可能性か」 (2015/05/13収録) http://live.nicovideo.jp/watch/lv317103054
◆12/6(木)18:00- 【再放送】大澤聡×先崎彰容×東浩紀 「『日本思想』の再設定 ――西郷隆盛と三木清から考える明治維新150年」 (2018/3/13収録) http://live.nicovideo.jp/watch/lv317103384
◆12/7(金)13:00- 【再放送】鈴木忠志×東浩紀×上田洋子 「テロの時代の芸術 ――批判的知性の復活をめぐって」 (2015/5/23収録) http://live.nicovideo.jp/watch/lv317103705
◆12/7(金)18:00- 【再放送】田中功起×梅津庸一×黒瀬陽平 「いま、日本現代美術に何が起こっているのか #2.5 ――個と集団から考える現代美術」 (2018/1/26収録) http://live.nicovideo.jp/watch/lv317104072
◆12/8(土)14:30- 【講評・無料生放送】宇川直宏×黒瀬陽平 「グループ展D講評会――講評会4」 【ゲンロン カオス*ラウンジ 新芸術校 第4期 #30】 http://live.nicovideo.jp/watch/lv317094744
◆12/11(火)19:00- 【生放送】卯城竜太×aggiiiiiii×上田洋子 「アート・アクティヴィズムは社会を変えるか? ――『プッシー・ライオットの革命』(DU BOOKS)刊行記念」 http://live.nicovideo.jp/watch/lv317102538
◆12/12(水)18:00- 【再放送】大澤聡×片山杜秀 「『平成』の終わりに考える日本思想 ――教養主義、右翼思想、社会批評」 【四天王シリーズ #4】 (2018/9/28収録) http://live.nicovideo.jp/watch/lv317206333
◆12/13(木)13:00- 【再放送】西谷格×辻田真佐憲 「中国の抗日コンテンツはプロパガンダの最前線か?」 【愛国コンテンツの未来学 #10】 (2018/8/28収録) http://live.nicovideo.jp/watch/lv317208749
◆12/13(木)19:00- 【生放送】津田大介×毛利嘉孝 「SNS時代とは何だったのか ――『ツイッターと催涙ガス』&『情報戦争を生き抜く』W刊行記念イベント」 http://live.nicovideo.jp/watch/lv316952432
◆12/14(金)13:00 【再放送】大森望×飛浩隆×東浩紀 「『自生の夢』刊行記念トークイベント」 【大森望のSF喫茶 #23】 (2016/12/10収録) http://live.nicovideo.jp/watch/lv317209055
◆12/14(金)22:00 【講評・無料生放送】飛浩隆×塩澤快浩(早川書房)×大森望 【ゲンロン 大森望 SF創作講座 第3期 #7】 http://live.nicovideo.jp/watch/lv317209649 ※こちらの放送はタイムシフトの公開はありません。
◆12/16(日)17:00 【生放送】横山了一×さやわか 「ネットで広めることを意識した漫画 ――応用1」 【ゲンロン ひらめき☆マンガ教室 第2期 #15】 【チャンネル会員限定・生放送】 http://live.nicovideo.jp/watch/lv317222957 【講評・無料生放送】 http://live.nicovideo.jp/watch/lv317223075 ※無料放送分についてはタイムシフトの公開はありません。
◇◇ 現在視聴可能なタイムシフト ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◆12/5(水)23:59まで 【生放送】高橋源一郎×東浩紀 「平成のおわり、文学のおわり #2 」 【ゲンロンカフェ at VOLVO STUDIO AOYAMA #13】 http://live.nicovideo.jp/watch/lv316768743
◆12/6(木)23:59まで 【再放送】さやわか×西島大介 「西島大介とセカイは変わったのか ――『土曜日の実験室+ 詩と批評とあと何か』刊行記念対談」 (2015/12/22収録) http://live.nicovideo.jp/watch/lv316606487
◆12/6(木)23:59まで 【生放送】津田大介×西田亮介×塚越健司 「メディアは破綻したのか? ウェブ新時代の対抗軸! ――『情報戦争を生き抜く』刊行記念イベント」 http://live.nicovideo.jp/watch/lv316952371
◆12/7(金)23:59まで 【再放送】東浩紀 「ついに出た!『ゲンロン0』世界最速読書会!! ――『観光客の哲学』を読む」 (2017/4/11収録) http://live.nicovideo.jp/watch/lv316769393
◆12/7(金)23:59まで 【再放送】東浩紀 「『観光客の哲学』と都市文��� ――第71回毎日出版文化賞受賞記念講演」 【ゲンロンカフェ at VOLVO STUDIO AOYAMA #1】 (2017/11/15収録) http://live.nicovideo.jp/watch/lv316770533
◆12/10(月)23:59まで 【生放送】五百蔵容×速水健朗 電話出演=樋渡群 「サッカー批評の新たな地平を切り拓く! ――『砕かれたハリルホジッチ・プラン』から『サムライブルーの勝利と敗北』へ」 http://live.nicovideo.jp/watch/lv316850015
◆12/11(火)23:59まで 【再放送】津田大介×東浩紀 「あいちトリエンナーレと芸術の現在」 【ゲンロンカフェ@VOLVO STUDIO AOYAMA#3】 (2018/1/28収録) http://live.nicovideo.jp/watch/lv317120381
※ご視聴は23:59まで可能ですが、ご購入できるのは視聴終了日の18:00までです。ご注意ください。
◇◇ 今週のおすすめアーカイブ動画  ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◆【vimeo】五木寛之×東浩紀 司会=沼野充義 「デラシネの倫理と観光客の哲学 ――『デラシネの時代』(角川新書)刊行記念イベント」 https://vimeo.com/ondemand/genron20180420 (2018/4/20収録)
◆【vimeo】白石晃士×三宅隆太×渡邉大輔 「ホラー表現と物語 ――『スクリプトドクター』と『フェイクドキュメンタリー作家』徹底対論!」 【ポスト映画論講義 #5】 https://vimeo.com/ondemand/genron20180410 (2018/4/10収録)
★ゲンロンカフェ Vimeo On Demand 公開動画一覧 https://bit.ly/2sybMGS
◇◇ 発売中の会場チケット ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◆12/05 (水)19:00- 北川フラム×津田大介 「アートはなにを救うのか ――『情の時代』と芸術祭の行方」 【ゲンロンカフェ at VOLVO STUDIO AOYAMA #14】 https://peatix.com/event/556136
◆12/11 (火)19:00- 卯城竜太×aggiiiiiii×上田洋子 「アート・アクティヴィズムは社会を変えるか? ――『プッシー・ライオットの革命』(DU BOOKS)刊行記念」 https://peatix.com/event/569142
◆12/13 (木)19:00- 津田大介×毛利嘉孝 「SNS時代とは何だったのか ――『ツイッターと催涙ガス』&『情報戦争を生き抜く』W刊行記念イベント」 https://peatix.com/event/570031
◆12/17 (月)19:00- 大澤聡×仲正昌樹 「『ポスト・モダンの左旋回』のゆくえ ──教養と理論の死をめぐる9年半越しの対話」 https://peatix.com/event/573662
◆12/22 (土)15:00- ゲンロン友の会第9期総会 「ミネルヴァの梟は黄昏に飛ぶかも!?」 https://peatix.com/event/569056
◆12/28 (金)19:00- 斎藤哲也×山本貴光×吉川浩満 「『人文的、あまりに人文的』な、2018年人文書めった斬り!」 https://peatix.com/event/566391
◆◇ 五反田アトリエからのお知らせ   ◆ーー◇ーー◆ーー◇ーー◆ーー◇
開催中の展示
◆2018年12月1日(土) - 12月9日(日) ※12月8日(土)は講評のため終日休廊予定です ゲンロンカオス*ラウンジ新芸術校 第4期生展覧会グループD「ANAGRA Round Trip」 出展作家:礒崎祥吾 / 伊藤由貴 / 宇留野圭 / 柏木和士可 / 小菅玲奈 / 酒井陽祐 / 西吉利 / 村上佳鈴 / morika / NIL / TMTMTR 開廊時間:平日15:00〜20:00 / 土日13:00〜20:00
「ANAGRA Round Trip」特設サイトはこちら↓ https://anagraroundtrip.tokyo/
新芸術校第4期生による展覧会、グループDの展示が開催中! 「サバイバル」型のプログラムが組まれている新芸術校では、4グループに分かれて4回の展示が行われ、その中で成績優秀者が最終成果展へ選出されます。 今もっとも注目される美術学校のひとつとなった新芸術校生徒たちの作品が、毎月ご覧いただけます。 どのグループの展示もどうぞお楽しみに、お見逃しなく!
新芸術校について・新芸術校関連の予定についてはこちら↓ https://school.genron.co.jp/gcls/
(藤城嘘/カオス*ラウンジ)
◆◇ 編集部からのお知らせ  ◆ーー◇ーー◆ーー◇ーー◆ーー◇
★『マンガ家になる!――ゲンロン ひらめき☆マンガ教室 第1期講義録』絶賛販売中! 絵がうまいだけじゃダメ、マンガが描けるだけでもダメ。業界騒然のマンガ家育成講義録! https://genron.co.jp/shop/products/detail/193 →試し読みページはこちら! https://issuu.com/genroninfo/docs/20181125/16
★『ゲンロン9 第I期終刊号』絶賛販売中! 『ゲンロン』創刊から3年。第I期のあらゆる伏線を回収し、第II期の飛躍を準備する、第I期終刊号。 https://genron.co.jp/shop/products/detail/188 →試し読みページはこちら! https://issuu.com/genroninfo/docs/genron9issuu/36
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20220724
日記(近況など)
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落ちてきたスピカ。
焼きもんのアイデア出しで落書き描くのは気楽で楽しい。鉱物に詳しいN先生に石のことを色々教えてもらう。
N先生をつい「師匠」と呼ぶ時があるが一番しっくりくる。弟子の準備が出来た時、師は現れる的なやつだろうか。私のマスターは10歳も年下の女の子だった。
近況
慌ただしい日々も過ぎて少し落ち着いたところ。ふわりと瑞々しい風が部屋に吹いていった感じだ。そんでいつものルーティンをこなす。
ルーティンがあると自分の思考、行動パターンを意図的に崩す決断がしやすい。例えそれで不安定になってもとりあえずは定位置に戻ればいい。命綱をつなぐ杭のようなもの、あるいはGPSの座標点か。
山登りもそうだが家族がいるから、帰る家があるから冒険できる側面は大きい。結局誰かに支えられている。
もし帰る場所を持たない漂泊民だったとして、あるいは天涯孤独だったとして山になど登るだろうか?と山道を歩きながらいつも考える。が答えはわからないままだ。
今年に入ってから目の前に見えない線がありそれを軽々と飛び越えるイメージが頭に浮かび続けている。ウォーキングの時に子供みたいにぴょんと跳ねてみたりする。
音読
音読はいくつか読み終えて、柴崎信三『パトリ<祖国>の方へ 一九七〇年の<日本発見>』(2013年)を読み始める。
ノンポリながらもロシアに国土を蹂躙されたウクライナのことを自分に当てはめて考えたり、「美しい国ニッポン」と謳った安倍さんのことを考えていたら、どこで見知った言葉か急に「パトリ(祖国、郷土)」という言葉が想念に湧き起こる。
パトリで検索して気になったタイトルの本を注文した。
1970年からの三島由紀夫と川端康成という国民作家の自死の連環を手掛かりに日本人が失っていった<パトリ>のありかを探るというもの。
先日N、R両先生と車で移動中、千と千尋の神隠しの主題歌の『いつも何度でも』が流れ、「こなごなに砕かれた鏡の上にも新しい景色が映される」という歌詞が私は非常に好きなのだと話した。
するとこの本の冒頭の前書きにその歌詞が引用されていた。同じ視野の中で何かを捉えているのだとは思う。
作詞は覚和歌子によるものだそうだが、この歌詞には『ナウシカ』の黄昏の世界で穢れた大地とともに細々と命を繋いでいく、あるいは『もののけ姫』の神々の住まう暗い原始の森が人の手によって失われ、それが明るい里山の森になったとしても開き直って希望を描くという宮崎駿の哲学、あるいは諦観が現れている。かつて「澄んだニヒリズム」だとか何かで表現されていたような感性。
確かに1970年で何かが変わったのだろう。
もの派の作家の李禹煥(リ・ウーファン)は村上隆との対談で60、70年代を評し「近代は完成へ到達したと同時に崩壊した。」と語った。
2022年のこの小さな窓から見える街の風景と地続きの何か。
有名人の自死、政治家の暗殺、貧困、戦争など奇しくも1970年代的な位相を生きているような気がする。
でも1970年に関わらず有史以前から我々はずっとこんなだったような。
つかまだ冒頭しか読んでないんだった。
そんでN先生にお借りした村上春樹『ふしぎな図書館』、おすすめの梨木香歩『西の魔女が死んだ』を寝る前に読む。
漫画
予約注文してた『望郷太郎』第七巻が届く。6巻までまとめて読んでから意外と次が出るの早かっ��あ。頭から読み直す時間がないのでしばらく寝かす。
そんでR先生の漫画を明け方に読んでグッチョリ泣きをする。
お二人ともプライバシーの問題があり迂闊におすすめできないのが何とももどかしい。
R先生の漫画は近い将来映画化されるのではないか。主題歌は私がR先生におすすめした寺尾紗穂さん。
勝手な妄想だがそんなことが起きても当然のように受け入れる気がする。
なるべく望むことを考えるのがいい。
今は現実と想念の境界がグラグラになっている。
N先生は世間的な評価や実績より先に、R先生は描かれた漫画を読む前に生身で会えたのが良かった。
とても素敵な人たちを前に私もできるだけ自然でいたい。
もうすぐ7月も終わり。
幸せは途切れながらも続く。
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fujimoto-h · 7 years
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ここであえての2016年の観賞記録と
2016年の映画観賞回数135回。
『クリード──チャンプを継ぐ男』(ライアン・クーゲラー) 『ジョン・ウィック』( チャド・スタエルスキー、 デヴィッド・リーチ) 『ヒトラー暗殺、13分の誤算』(オリヴァー・ヒルシュビーゲル) 『黄金のアデーレ──名画の帰還』(サイモン・カーティス) 『エール!』(エリック・ラルティゴ) 『白鯨との闘い』(ロン・ハワード) 『顔のないヒトラーたち』(ジュリオ・リッチャレッリ) 『シャーリー&ヒンダ──ウォール街を出禁になった二人』( ホバルト・ブストネス) 『Re:LIFE』(マーク・ローレンス) 『ムーン・ウォーカーズ』(アントワーヌ・バルドー=ジャケ)
『海賊じいちゃんの贈りもの』(アンディー・ハミルトン、 ガイ・ジェンキン) 『ローマに消えた男』(ロベルト・アンド) 『コードネームU.N.C.L.E.』(ガイ・リッチー) 『ブリキの太鼓』(フォルカー・シュレンドルフ) 『パリ3区の遺産相続人』(イスラエル・ホロヴィッツ) 『ストレイト・アウタ・コンプトン』(F・ゲイリー・グレイ)2回。 『ザ・シャウト──さまよえる幻響』(イエジー・スコリモフスキ) 『ブリッジ・オブ・スパイ』(スティーヴン・スピルバーグ) 『クリムゾン・ピーク』(ギレルモ・デル・トロ) 『PEACH──どんなことをしてほしいのぼくに』(坂西伊作)
『エージェント・ウルトラ』(ニマ・ヌリザデ) 『恋人たち』(橋口亮輔)2回。 『知らない、ふたり』(今泉力哉) 『バットマンVSスーパーマン』(ザック・スナイダー) 『ニューヨーク──眺めのいい部屋売ります』(リチャード・ロンクレイン) 『オデッセイ』(リドリー・スコット) 『不屈の男──アンブロークン』(アンジェリーナ・ジョリー) 『ひつじ村の兄弟』(グリームル・ハゥコーナルソン) 『最愛の子』(陳可辛) 『クーパー家の晩餐会』(ジェシー・ネルソン)
『ヘイトフル・エイト』(クエンティン・タランティーノ) 『キャロル』(トッド・ヘインズ) 『ズートピア』(バイロン・ハワード、 リッチ・ムーア) 『ポテチ』(中村義洋) 『奇跡』(是枝裕和) 『テラフォーマーズ』(三池崇史) 『弱虫ペダル Re:RIDE』(鍋島修) 『弱虫ペダル Re:ROAD』(鍋島修) 『劇場版 弱虫ペダル』(長沼範裕) 『殿、利息でござる!』(中村義洋)
『マッドマックス──怒りのデス・ロード』(ジョージ・ミラー)5回。通算10回達成。 『海よりもまだ深く』(是枝裕和) 『ルーム』(レニー・アブラハムソン) 『これが私の人生設計』(リッカルド・ミラーニ) 『三等重役』(春原政久) 『フルートベール駅で』(ライアン・クーグラー) 『社長太平記』(松林宗恵) 『マネー・ショート──華麗なる大逆転』(アダム・マッケイ) 『リリーのすべて』(トム・フーパー) 『レヴェナント』(アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ)
『駅前旅館』(豊田四郎) 『スポットライト──世紀のスクープ』(トム・マッカーシー) 『ミラクル・ニール!』(テリー・ジョーンズ) 『欲望』(ミケランジェロ・アントニオーニ) 『グランドフィナーレ』(パオロ・ソレンティーノ) 『アイアムアヒーロー』(佐藤信介) 『バンクシー・ダズ・ニューヨーク』(クリス・マウカーベル) 『最高の花婿』(フィリップ・ドゥ・ショーヴロン) 『マクベス』(ジャスティン・カーゼル)2回。 『ヘイル、シーザー!』(ジョエル・コーエン · イーサン・コーエン)
『アイヒマン・ショー』(ポール・アンドリュー・ウィリアムズ) 『ハロルドが笑うその日まで』(グンナル・ヴィケネ) 『夏の夜の夢』(ジュリー・テイモア) 『コップ・カー』(ジョン・ワッツ) 『ボーダーライン』(ドゥニ・ヴィルヌーヴ) 『マイケル・ムーアの世界侵略のススメ』(マイケル・ムーア) 『デッドプール』(ティム・ミラー)2回。 『モヒカン故郷に帰る』(沖田修一) 『ディストラクション・ベイビーズ』(真利子哲也) 『君がくれたグッドライフ』(クリスチアン・チューベルト)
『団地』(阪本順治) 『ヒメアノ~ル』(吉田恵輔) 『アウトバーン』(エラン・クリーヴィー) 『ブルースブラザース』(ジョン・ランディス) 『トリプル9』(ジョン・ヒルコート) 『FAKE』(森達也) 『プリンス/サイン・オブ・ザ・タイムズ』(プリンス、 アルバート・マグノリ) 『ミスター・ダイナマイト──ファンクの帝王ジェームス・ブラウン』(アレックス・ギブニー) 『忌野清志郎 ナニワ・サリバン・ショー 感度サイコー!!』(鈴木剛) 『クレイマー、クレイマー』(ロバート・ベントン)
『帰ってきたヒトラー』(デビッド・ベンド) 『日本で一番悪い奴ら』(白石和彌) 『トゥーヤングトゥーダイ!──若くして死ぬ』(宮藤官九郎) 『嫌な女』(黒木瞳) 『ふきげんな過去』(前田司郎) 『セトウツミ』(大森立嗣) 『超高速! 参勤交代リターンズ』(本木克英) 『マシュー・ボーン「ザ・カーマン」』(マシュー・ボーン、ロス・マクギボン) 『スーサイド・スクワッド』(デヴィッド・エアー) 『エクス・マキナ』(アレックス・ガーランド)
『フリーウェイ』(マシュー・ブライト) 『二ツ星の料理人』(ジョン・ウェルズ) 『教授のおかしな妄想殺人』(ウディ・アレン) 『ONCE──ダブリンの街角で』(ジョン・カーニー) 『シング・ストリート──未来へのうた』(ジョン・カーニー) 『王立宇宙軍──オネアミスの翼』(山賀博之) 『シン・ゴジラ』(庵野秀明、樋口真嗣)2回。 『裸足の季節』(ドゥニズ・ガムゼ・エルグヴァン) 『ロング・トレイル!』(ケン・クワピス) 『グッバイ、サマー』(ミシェル・ゴンドリー)
『ブルックリン』(ジョン・クローリー) 『後妻業の女』(鶴橋康夫) 『トランボ──ハリウッドに最も嫌われた男』(ジェイ・ローチ) 『ラスト・タンゴ』(ヘルマン・クラル) 『AMY エイミー』(アジフ・カパディア) 『グエムル──漢江の怪物』(ポン・ジュノ) 『フラワーショウ!』(ヴィヴィアン・デ・コルシィ) 『ストリート・オーケストラ』(セルジオ・マシャード) 『ニュースの真相』(ジェームズ・ヴァンダービルト) 『阿弖流為』(いのうえひでのり)
『怒り』(李相日) 『ジャニス──リトル・ガール・ブルー』(エイミー・バーグ) 『高慢と偏見とゾンビ』(バー・スティアーズ) 『オーバー・フェンス』(山下敦弘) 『リトル・ボーイ──小さなボクと戦争』(アレハンドロ・モンテベルデ) 『ハートビート』(マイケル・ダミアン)2回。 『神様の思し召し』(エドアルド・ファルコーネ ) 『THE BEATLES──EIGHT DAYS a week the touring yeas』(ロン・ハワード) 『永い言い訳』(西川美和) 『生きうつしのプリマ』(マルガレーテ・フォン・トロッタ)
『はじまりはヒップホップ』(ブリン・エヴァンス) 『奇跡の教室──受け継ぐ者たちへ』(マリー=カスティーユ・マンシオン=シャール) 『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(ロバート・ゼメキス) 『この世界の片隅に』(片渕須直)2回。 『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』(ロバート・ゼメキス)
2016年の本読了冊数80冊。(同人誌は除く)
渡部直己『小説技術論』(河出書房新社) アレイヘム『牛乳屋テヴィエ』(岩波文庫) デーレンバック『鏡の物語』(ありな書房) ウォー『愛されたもの』(岩波文庫) いとうせいこう『鼻に挟み撃ち 他三編』(集英社) 畑山博『いつか汽笛を鳴らして』(文春文庫) ウォー『ご遺体』(光文社古典新訳文庫) 栗林佐知『はるかにてらせ』(未知谷) ドストエフスキー『地下室の手記』(新潮文庫) 川田順造『聲』(ちくま学芸文庫)
ブレヒト『アンティゴネ』(光文社古典新訳文庫) 藤野裕子『都市と暴動の民衆史』(有志舎) アリストパネース『蜂』(岩波文庫) 香山リカ『ヒューマンライツ』(ころから) 小野寺拓也『野戦郵便から読み解く「ふつうのドイツ兵」』(山川出版社) ベルンハルト『石灰工場』(早川書房) いとうせいこう=奥泉光+渡部直己『小説の聖典』(河出文庫) 春日太一=サンキュータツオ『俺たちのBL論』(河出書房新社) 大江健三郎=古井由吉『文学の淵を渡る』(新潮社) 岡和田晃『向井豊昭の闘争』(未来社)
岡本かの子『家霊』(ハルキ文庫) 岡和田晃=ウィンチェスター『アイヌ民族否定論に抗する』(河出書房新社) ドゥルーズ=ガタリ『カフカ』(法政大学出版局) 外岡秀俊『北帰行』(河出書房新社) オニール『言説のフィクション』(松柏社) アレン『間テクスト性』(研究社) スピヴァク『サバルタンは語ることができるか』(みすず書房) スピヴァク『いくつもの声』(人文書院) バトラー『権力の心的な生』(月曜社) 『朝鮮近代文学選集3 短編小説集 小説家仇甫氏の一日 ほか十三編』(平凡社)
パク・ミンギュ『カステラ』(クレイン) バトラー『自分自身を説明すること』(月曜社) カダレ『夢宮殿』(東京創元社) バトラー『アンティゴネーの主張』(青土社) ベルンハルト『ある子供』(松籟社) ハン・ガン『菜食主義者』(クオン) 木村友祐『聖地Cs』(新潮社) 木村友祐『イサの氾濫』(未來社) いとうせいこう『想像ラジオ』(河出書房新社) 吉村萬壱『ボラード病』(文藝春秋)
フックス『フェミニズムはみんなのもの』(新水社) ムージル『愛の完成/静かなヴェロニカの誘惑』(岩波文庫) 赤司英一郎『思考のトルソー・文学でしか語られないもの』(法政大学出版局) 北島玲子『終りなき省察の行方』(上智大学出版) 時田郁子『ムージルと生命の樹』(松籟社) ムージル『愛の完成/静かなヴェロニカの誘惑』(岩波文庫) ムージル『三人の女/黒つぐみ』(岩波文庫) 古井由吉『ロベルト・ムージル』(岩波書店) ヴェルメシュ『帰ってきたヒトラー(上)』(河出文庫) ヴェルメシュ『帰ってきたヒトラー(下)』(河出文庫)
橋本陽介『日本語の謎を解く』(新潮選書) カルペンティエル『時との戦い』(国書刊行会) カルペンティエル『この世の王国』(水声社) カルペンティエル『追跡』(水声社) シェイクスピア『から騒ぎ』(ちくま文庫) シェイクスピア『冬物語』(ちくま文庫) カルペンティエル『エクエ・ヤンバ・オー』(関西大学出版局) カルペンティエル『失われた足跡』(集英社文庫) カルペンティエル『バロック協奏曲』(サンリオSF文庫) シェイクスピア『ヘンリー六世 全三部』(ちくま文庫)
シーラッハ『犯罪』(創元推理文庫) シーラッハ『罪悪』(創元推理文庫) シェイクスピア『じゃじゃ馬馴らし』(ちくま文庫) 松岡和子『深読みシェイクスピア』(新潮文庫) 温又柔『台湾生まれ 日本語育ち』(白水社) ウルフ『灯台へ』(岩波文庫) シェイクスピア『アントニーとクレオパトラ』(ちくま文庫) カルペンティエル『光の世紀』(書肆風の薔薇) ソローキン『青い脂』(河出文庫) 寺尾隆吉『ラテンアメリカ文学入門』(中公新書)
師岡康子『ヘイト・スピーチとは何か』(岩波新書) 温又柔『来福の家』(白水uブックス) 木村友祐『野良ビトたちの燃え上がる肖像』(新潮社) 木村友祐『イサの氾濫』(未來社) ブコウスキー『パルプ』(ちくま文庫) 町山智浩『最も危険なアメリカ映画』(集英社インターナショナル) 『ノーベル文学賞にもっとも近い作家たち』(青月社) カルペンティエル『方法異説』(水声社) 滝口悠生『死んでいない者』(文藝春秋) 崔実『ジニのパズル』(講談社)
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【栃木】2015年の大河ドラマに「徳川家康」を 知事、日光市長らがNHK会長に要望書を手渡す
26 名前:名無しさん@13周年 [sage] :2013/07/25(木) 23:34:51.71 ID:uZi9fGO70 ▼ジョン万次郎やれよ。こいつの人生は凄いぞ
土佐の漁民として少年時代を過ごす。ある日、漁に出たときに船が台風に巻き込まれ仲間と4人と漂流してしまう。 ↓ 小さな船は運良く太平洋の孤島へ流れ着くが無人島。そこで雨水を飲み、鳥の卵を食べ、数ヶ月を生き延びた。 ↓ 幸運なことに、アメリカの捕鯨船が無人島へ水の補給に立ち寄ってきた。その時にアメリカ船員に救助される。 ↓ 鎖国中なので捕鯨船は日本へは行かず、ハワイへ向かう。万次郎は船上で捕鯨の仕事を手伝いながら英語を習得していく。 ↓ 働き者の万次郎は船長や船員に気に入られる。ハワイで万次郎以外の3人は船を降りたが、万次郎はそのまま捕鯨船に残る。 ↓ 万次郎を乗せた捕鯨船はアメリカ本土へ帰港。万次郎はアメリカ本土で船長の養子息子として学校へ通い出す。 ↓ 万次郎、勉強しまくって成績優秀になる。しかも大学にも通う。船舶技師や捕鯨技師として一級の人材になる。 ↓ 万次郎、アメリカで捕鯨船員をしながらアメリカ人として暮らす平和な数年間。アメリカでリア充生活を送る。 ↓ アメリカ人の彼女も作って結婚も考えたが、彼女が遠洋漁業に出ている間に病死してしまった。泣き叫ぶ万次郎�� ↓ ホームシックになった万次郎は日本帰国を決意。しかし資金がない。そこでゴールドラッシュにかけて金山へ。
32:可愛い奥様:2013/07/26(金) 01:10:59.39 ID:9s6pnWYKP 27 名前:名無しさん@13周年 [sage] :2013/07/25(木) 23:34:57.95 ID:DbWBWNtvP ↓ 奇跡的に万次郎の一団が大金鉱を掘り当てる。万次郎、超金持ちになる。運命のチート発動。 ↓ 万次郎は大金をはたいて遠洋漁業船を購入。日本へ向け太平洋横断の大航海に出航する。 ↓ 途中ハワイに寄って別れた日本人3人を拾いにいく。しかし一人は病死、一人は現地で結婚していていた。 ↓ 万次郎はぼっちの日本人1人だけを連れて行く事にする。 ↓ いきなり土佐に行くと外国船は打ち払われるので、まずは琉球へと向かい、そこから日本へ戻ることにした。 ↓ 船は無事に琉球に着くが、1年近く取り調べられ、やっとこさ土佐への帰郷を認められる。 ↓ この時、土佐漁民としての身分を剥奪される。出航禁止命令。以後は農民として陸で暮らす条件つきで帰郷する。 ↓ しかし時代は幕末、江戸にペリーが来航し黒船騒動。英語が出来ない幕府は交渉が出来ずに困り果てる。 ↓ アメリカ帰りの万次郎のうわさが幕府に流れる。農民で英語万能な万次郎は通訳として江戸城へ呼ばれる。 ↓ 江戸城には武士しか上がれないので、万次郎は異例の身分昇格。なんと旗本にジョブチェンジ。万次郎は武士になった! ↓ 武士になった万次郎は通訳として大奮闘。アメリカの知識を求めて来る幕府の重鎮や維新志士は多く、どんどん仲良くなる。 ↓ やがて明治維新が始まる。日本大混乱。鳥羽伏見の戦いで幕軍敗走。江戸城無血開城。明治新政府誕生。日本開国へ。 ↓ ここでも万次郎の英語が大活躍。アメリカの現状、交渉術、船舶知識なども豊富な万次郎はそのまま新政府の役人になる。 ↓ その後も明治維新の一端を担う存在として日本に尽くす。晩年は土佐へ戻り、母や家族と静かに暮らしたとさ。
” - 【失笑!】思わず吹いた秀逸なレス集合『ジョン万次郎の人生』:哲学ニュースnwk (via tatsukii)
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