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#せどりコンサル
swapcat · 1 month
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brygry · 3 months
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僕の経験と観察ですが、限界集落化した土地に残る人々が窮乏の中で暮らしているかというと、決してそんなことはなくて、実はちゃんと食っていけて貯蓄もあったりします。実はそこが問題で、例えば靴屋があったとしてそれが1件なら十分やっていけるがもう一件靴屋ができると共倒れするのです。すると もう一件の靴屋を作らせないシステムが発動します。不寛容な社会になるわけです。買う方とすれば選択肢は他にありませんから、品物が粗悪であろうが高かろうがそれを甘受する必要があります。これは全ての業種に同じ原則が当てはまります。 そうするとある種の「貴族化」が始まり、町の権力者たちが公共事業の分配権を持ち始めます。国からのお金がバラマキだった頃はまだ良くて、現在の地方創生事業だと都会のコンサルと限界集落貴族が結託して富が両者の間で山分けになります。ここによそ者が入り込むと厳しい洗礼を受けることになります。 限界集落化した町は、こうした商業貴族連合と鉄板の資産を持つ漁業家と農業家の支配下に置かれます。店や土地・漁業権などを持たない人々は「何でも屋」として色々な仕事を兼業します。彼らも彼らで実はちゃんとやっていける。年を取るとお金がありますから都会のマンションを購入します。 こうして地元には金が残らず人口もさらに減るのですが、彼らの子供たちはそれがたとえ小さなパイでも人口が減る分だけ一人当たりの取り分は増えるので「コンパクトシティ?なにそれ美味いの(笑)」という感じになります。最大の脅威はよそ者という構造ができます。 福祉研究をしている先生に聞いたのですが、システムとして福祉が機能するのは人口2万人からだとか。私の経験と一致しています。1万人を切ると市場原理は機能しないので、物物交換の世界に入ります。既得権を持つ住民は実は美味いものを極めて安い価格で手に(口に)入れています。 こうなると「地産地消」という都会人の思い描く永久機関はあり得ません。海産物にせよ農業の収穫物にせよ、彼らは良いものを都会で売り捌きます。地元の労働力は外国人研修生が受け持つことになるので、人手不足も起きませんから移住者には過酷な環境が形成されます。
Xユーザーのオッカム
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rock-the-baby · 1 month
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【2024年の日本】
オレンジジュースすら買い負けて「オレンジみかん混合ジュース」を涙ぐましく作るようになった2024年の日本。
女性らは外国に売春に行き過ぎて米国入国拒否が続出、それどころか、少し前ですらはるかに貧しかった韓国に売春出稼ぎに出かけるようにすらなった。
かつての貿易輸出大国はあぐらをかいて久しく、今や貿易赤字云兆円で輸出するものがなく、観光業で欧米人どころか東南アジアやインド、果ては名もわからぬ国々の人々に必死に頭を下げて外貨を稼ぐ。
激安賃金国家であるのに国内に工場を作ってもらうのに何千億円も外資に補助金を出し、それでも若者らは海外に出稼ぎに出かける。
大学のトップ層は全て外資に根こそぎ取られ、東大京大旧帝早慶など名門校卒がモノ作りではなくコンサルだなんだと空虚な進路に進み、外貨を稼げる見込みはない。
社会人もトップ層は次々とアメリカに脱出し、一度脱出した者は二度と帰ってこない。
都市部では日本人がマンションの賃料を所有者の中国人に毎月払い、高くて不動産が買えないと嘆く日本人の横で中国人が安い安いとマンションを現金で買っていく。
輸入建材が高騰し家すらろくに買えず、大丈夫大丈夫!と唱える社長の家をコスパが良いとありがたがりその会社は過去最高益、駅前で路上営業でアラサーに声をかけまくり、「行こうぜ一兆」のスローガンを掲げた狭小住宅不動産屋の売上はついに1兆を超えた。
iPhoneの米ドル価格は上がってないのに日本では「また高くなった!」と大騒ぎ、スマホやLINEなどほぼすべての移動通信手段を外資に握られている。
Society5.0というふわっとした謎な空想と妄想を唱えてIndustry 4.0どころか第三次産業革命ですら遂げていないのを必死に隠し、政府も民間ももう何も売るIT技術がないのでIOWNが凄いだなんだとよくわからないものを必死に宣伝して仕事をしているアピールをしている。
かつて「労働力が足りないなら移民を入れればいい」「移民を入れないほうがいい」などと空虚な議論をしていたその国は、「給料が安いので韓国とか台湾へ行きます」「中国都市部のほうが給料が高いです」と言われ、仕方ないのでベトナム人を騙して奴隷制度を作り労働力を確保している。
世界有数と言われた医療インフラは老人に食い尽くされ、現役世代から搾取し彼らが支払える限界までついに達した結果、無理やり下げる薬価により、「そんな安い価格じゃ日本に売らない」と今や日本は調達ができない海外製の薬が数しれず。
新薬があれば助かる若者は助けられず、今日も老人たちは楽しそうに病院に集まり湿布をもらい、1人300万かかるわりに2-3割痴呆を遅らせる薬をバンバン投与し、ベッドには80代90代でただ寝たきり延命をしている老人が寝ており、その老人の年金目当ての独身息子60代がたまに見舞いに来ている。
それら全てを若い現役世代が負担しており、彼らは金がなく結婚率も過去最低を更新したと同時に、出生数は戦後最低を記録した。
かつて世界の人々が欲しがった通貨・円は「有事の円」なる呼称は過去のものとなり、毎日のように叩き売られる始末。
今や極東の新興国通貨の1つとして激しい値動きをし、過去の栄光時代に溜め込んだ外貨を切り売りしてなんとか持ちこたえているが、いつまで持つかもわからない。
金融政策や財政政策がどうにかしてくれると勘違いし、構造改革を先延ばしにし、技術開発を軽視し、ただ全てを先送りにしてきた国と国民。
過去の賢人らの血みどろの努力、文明開化による激変の歴史すら忘れ、昭和の時代に栄華を極めた、古い利権に染まっただけの企業や組織の老人らが権力をふるい、新しい技術や考え方を潰しては、当人らはその頃には死んでいて逃げ切っている。
ゆでカエルの腹の中に時限爆弾を抱えさせられた若者らは、いつか外貨が尽きた時、牛肉も、小麦粉も、大豆も、石油もガスも、ウランも、あらゆるものが買えなくなり荒廃した社会が来る未来を薄々と予想しながらも、ただその現実から目を背けて、今日もパパ活女子がおじさんにパンツの色を聞かれている横で、みかんジュースを飲んでいる。
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dropoutsurf · 1 month
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眠れる森のパンダ @Panda_51 フェランさんはこれらの事例について、「我々は、目標の評価基準にもとづいて報酬や罰則を設定してしまうと、社員は会社の利益を犠牲にしてでも自己の利益を追求しようとするということをわかっていなかった。社員がなりふり構わず目標を達成するように我々コンサルタントが仕向けてしまったのだ」 「我々のもうひとつの勘違いは(中略)従業員はおとなしく目標に従い、罰を受けても制度に逸脱した行動をとることはないと思っていたことだ」「何も考えずにただ目標を達成するよう命じられるこのシステムそのものが、人間の判断力を失わせるように設計されているのだ」と考察されています(110頁)
元コンサルの回顧本に「現場に数値目標を与えると数値目標は達成されるが数値化されてない部分が必ず失われる」例として上げていたことの内容がキツい (2ページ目) - Togetter
目標設定,KPI,組織,チームビルティング,組織安全性, 数値目標は必ずハックされる,評価,人事,不正,マッチポンプ,回避策,
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バスの定時発車率にインセンティブを与えたら確かに率は上がったけど、信号無視とかするようになった
某ファストフードチェーンが注文から提供までの時間を数値目標にしたら、実際に顧客が受け取ってもいないのに該当するボタンだけ押して「受取済み」にする横着な事例が現場で頻発した
国内のありとあらゆる工場の数値目標を「生産トン数」に設定したソ連。結果、軽量化へのイノベーションがさっぱり生まれなかった。
死海文書の発掘の時、現地の作業員に「断片一つにつきいくら」って報酬設定したら、大きな断片見つけると細かく分割して持ってくるようになった
いじめ0件の素晴らしい学校ばかり
部分最適化は、全体の最適化にはつながらない。
達成不可能の目標を作り、達成未達で罰則を与える。(不正だらけ)
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kijitora3 · 1 month
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最近日本の経済指標が低調なことを嘲笑って日本オワコンみたいなこと言いたがる人がいる そう思うのは自然だと思うし、そう思うならそれこそアメリカとかオーストラリアとかフランスとかお好みの国に移民すればいい日本は国籍離脱の自由を認めている
ただ、わしは経済指標が絶好調でもうすぐアメリカをも抜くだろうと言われていた時代を生きていたが、あの頃の生活に戻りたいとは欠片も思わない
いつも暑苦しく忙しく騒々しく大したことないサービスばかりでどこもかしこも混んでいたあの時代は、薄っぺらくただうるさかった
今は少なくとも静かで、自分のペースで生きやすくなり、日本の文化についての日本人の理解も少々深まり進歩した 今はまだ街頭は安全であり、風邪でも気軽にすぐ医者に行けるし、賃金低くても物価も諸外国に比べると全然上がっておらず実質的な生活実感は昔より上がっている
ニューヨークはラーメン一杯3000円だが日本では1000円しないから、日本はダメだ!に至っては呆れるしかない 君はさしてうまくもないラーメンを3000円出して食いたいのか?
経済指標ばかり追いかける心貧しきものには、永遠に生活の豊かさは理解できないのだと思う その証明がコンサルの成長話に騙されてくだらん巨大施設に巨額投資をした挙句に不良資産化させただけで人が去ってゴースト化した地方都市の惨状だ 廃墟化した仰々しい巨大施設が軽佻浮薄な成長に依存した現代経済を象徴している 今その光景が建築途中で放置された高層マンションが林立する中国の都市に現れているのは、これ以上ない皮肉だろう
私は経済大国だから日本が好きなのではない 生まれ育った日本の気候風土文化が好きなのだ だから今後経済指標がどうなろうとも日本で生きていくし、日本人の生活の質を上げることを考えるだけだ
私の祖先は少なくとも1300年前には日本で生きていたことが分かっている おそらくそれよりずっと昔から日本列島で生をつないできたのだろう 国運が上昇、下降を繰り返しながらも様々な歴史、文化を紡いできた日本で今後もほんの僅かでもいいから日本の歴史や文化の一部として生きていきたい
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leomacgivena · 20 days
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カフェを併設したり雑貨を売る書店が増えたのは、単に書籍より利益率がよく、書店と相性が良い事業をセットでやっているだけなんだけど、それをCCCに影響を受けたコンサルのせいだ!って考えるのは、ちょっと書店業界を知らなさ過ぎなのでは……
Xユーザーの加野瀬未友さん
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extracts-sheep · 4 months
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倉本圭造@新刊発売中です!
@keizokuramoto
川口市のクルド人問題に興味があってもSNSには「ガチ右翼さん向けに煽りまくった情報」しか見つけづらくてよくわからない、という人向けに客観的な現状のまとめと落とし所の提案を書きます。この問題は背景情報をよく知らずに脊髄反射すると、川口市の担当者や埼玉県警が過剰に排外主義的に”見えちゃう”ところに問題があり、例えば先日放映されたアベマプライムの番組などは、よく調べずにテキトーな印象論をぶつけあうだけに終わった結果、本来わかりあえるべき部分でも過剰に対立が演出されてしまい出演された川口市議の荻野さんの印象が物凄く悪くなってしまっていたのが可哀想でした。
・ 1●クルド人特有の背景を知った上で議論しないと無意味 まず、川口市のクルド人問題は、他の在留外国人の問題とはかなり違う背景があることをまず理解する事が重要なんですね。 というのは、あえて批判的な言い方をすると、査証免除措置(トルコ国籍者は観光ビザも不要)で来日したあと、そのまま勝手に居着いてしまって既成事実化し、「難民申請」をすることで「申請中」の宙ぶらりんの状態で長期間滞在して子供も産んで…という形になっているクルド人が多いってことなんですね。 クルド人問題について議論する時に、「この部分の話」を無視したままだと、例えば川口市長だったり川口市の議員さんだったりが言っていることが物凄く排外主義的に見えちゃうのが注意が必要で。 「正規の在留資格」じゃないから、就労許可がない人もかなりいるし、健康保険への加入も不可になってしまっている人も多く、実態として「制度の谷間」にいる人が沢山いる状態なんですね。 そこには他の外国人とは全然違う難しさがあって、そもそも正規の在留許可がなければ「住民票登録」もしてないからいったい何百人、何千人いるかも正確にはわからないし住民税も払っていない状態が続いている。 それでも市内で子供が生まれたら面倒を見なくちゃいけないし、公教育でも受け入れなくちゃいけないし、”無保険者”がかなりの数でいると考えられる中で病院でのトラブルも解決しないといけない川口市の担当者から見たら切実な問題なんですよ。 こういう”制度の谷間問題”に対して、川口市自体は完璧とは言えないまでも自分たちのできる範囲でかなり頑張って小中学校で差別なく受け入れようと取り組んできた事実があると思います。 スマホ片手に「クルド人の人たち可哀想ぉ〜日本のレイシストどもなんか●ねばいいのに!」とかSNSで発言して、10分後にすっぱり忘れちゃえる人たちの目線で解決できる問題ではない。 ・ 2●素人論でなく「専門家の知見」ベースでの解決の模索が必要 一方で、2月初頭にNHKでこの問題が取り上げられた時には、世界の移民問題の専門家である一橋大学の橋本直子先生がかなり事前に番組スタッフさんにレクチャーを繰り返し、単に「クルドの人たちが可哀想だ、なんで助けてあげないんだ!」というメッセージだけでは終わらない深堀りがなされていました。
もちろん、制度の狭間に落ち込んでしまって困窮しているクルド人に対して何らかの対処が必要な事はリベラル側から見ると言うまでもありません。 ただしその「対処」の実現は、単に ・実際に共生している川口市民の懸念を「このレイシストめ!」と叩き切るだけ ・欧米の国家でも当然に行われている出入国管理実務上に必要な制度的問題を全部無視して「人権の大事さを理解しない日本政府が悪い」と断罪するだけ …では実現できないということです。 NHKの番組放映後橋本先生はSNSの右翼さん(のうち一番ヤバい層)から 「このハシモトって奴はお花畑の多文化共生論者だぞ!こいつは日本をぶっ壊すスパイだな!実は中国人に違いない!」 …とか言われまくってましたが(なぜ中国人ってことになるんだw)、むしろリベラル側から「あの位置に旗を立てに行く」ってことがどれだけ明確な問題意識と勇気が必要な振る舞いなのか、理解が必要だと思います。 SNSの右翼さんに言いたいのは、「日本は日本人のための国です!出てってください!」みたいな、アメリカ的文脈に直接翻訳したらガチ問題視されるような発言をそのまま主張しまくったって先進国日本で実現するわけないってことです。 一方で、橋本先生が旗を立てていこうとしている「受けて立つリベラル」みたいな路線をキチンと国際社会的に説明可能なロジックを通して実現していけば、 公正で人道的で、かつ「厳格な」出入国管理政策 …を実現し、制度の谷間に落ち込んでヒドイ目にあう人を減らしつつ、かつ右翼さん側の懸念もある程度満足させられる着地点が見えてくるでしょう。 また、この問題について興味があるリベラル側の意見を持った人は、単に「レイシストどもめ!」というふうに斬って捨てに行くと、「実際色々困ってる川口市民」が丸ごと排外主義に飲み込まれていく事に注意するべきだと思います。 むしろリベラル側の人は、実際に川口市の担当者や埼玉県警が現場レベルの共生策を実行しようとかなり頑張っているプロセスを否定せず迎えに行って、そこにどういう支援が足りないのかを政策的・世論的にサポートするような役割を果たすべきです。 アベマの番組に出ていた荻野市議なども含め、川口市や埼玉県警は、SNSの「ガチ排外主義」の人に比べたら遥かにマイルドでリベラル寄りの感性を持った上で現実的な落とし所を模索しており、その「現実を見た対策」を丸ごと「リベラルの敵」として断罪していたらこの問題は解決できません。 ・ 3●リベラル側が目指すべきざっくりした「落とし所」はこのあたりでは?という提案 ざっくりした結論として、橋本先生の言う「公正で人道的でかつ厳格な」政策という意味��このクルド人問題の落とし所を考えるとするなら、以下画像のようなところになるのだと思います。
アベマの番組にクルド人当事者として出演されていたユージャル・マヒルジャンさんが、2022年のトルコ地震後1500人ぐらい一気に川口にやってきて、彼らは日本の風習にも馴染めていないから問題を起こす人もいる…みたいな話をシレッとしてたんですが、いやいやちょっと待ってくれと(笑) いまいる人口を、どうやって「馴染んでもらうか」という話をしている時に、そんなダダ崩れに次々と入ってこられても困りますという話がありますよね。 主権国家として「どこかで線を引かなくてはいけない」としたら、そこに引くのはリベラル側としても大枠は理解可能なことなのではないでしょうか。 そういう方向で「際限なく開いている国境をキチンと管理するようにする」ことと引き換えに「正規の滞在許可」を出していくことは、多くの場合すでに滞在しているクルド人側にとっても望むところでしょうし、結果として川口市に住民税も入るようになりますし、健康保険に若い労働者が沢山入る事は日本の財政的にも望ましいことでしょう。 ・ 4●「実態と建前」が乖離しまくっていた状況の解消が始まっている 私の経営コンサル業のクライアントの建築会社の社長いわく、既に日本の「現業」的な職場は外国人なしには成り立っていないとよく言います。 「SNSの愛国者さま」がいかにSNSで排外主義を叫ぼうとも、実際そういう人が汗水流して現場作業についてくれるわけじゃないんだからしょうがないじゃん、という側面は明らかにある。 今の日本はその「理想と現実」の間で物凄くナアナアな抜け穴だらけの制度を運用してきて、制度の狭間で様々な不幸を生んできてしまっています。 今後それを「責任を持って正常化」していく流れは既に起きつつある。 SNSの右翼さんは単に「ガイジンどもを叩き出せ!」的な事を吠えるだけでなく、出入国管理実務をできるだけ「シンガポール型」の厳格なものに近づける事を目指すべきなのだと思います。 一方でリベラル側は、単に実際に起きている不幸を全部「レイシストの日本人ども」「人権を理解しない悪辣な日本政府」のせいにして終わりにするのではなく、「受けて立つリベラル」として徹底した文化統合策を細部まで後押しし、 「実際に困ってる川口市民の懸念にちゃんと応えられるのは右翼さんより自分たちなのだ」という事を具体的に示していくことが求められている …といえるでしょう。 ・ 5●「米国のリベラルの公式見解」は「非英語圏」の実情と合っていない強者の論理にすぎず、無責任な放置を助長してしまう 「素人の印象論」的に終わってしまったアベマの番組と、「移民問題のプロ」が監修したNHKの番組との違いを眺めると、要するに 本当にリベラル的な良識を現場に即して実現しようと思えば、その対策には「アメリカのリベラルの極端な原則論」からすれば問題があるように「見える」ものが含まれる が、 むしろそこにちゃんと踏み込んで行く事が「今の時代の責任感あるリベラルの姿勢」なのだ …という本質論が眠っているように思います。 例えば「日本で暮らしたいなら日本社会に馴染んでください」という右翼さんの求めに対して、「アメリカやカナダのリベラルの公式見解」をぶつけて終わりにしてしまうリベラル側の「よくある態度」というのは、移民問題のプロの中では問題があるという認識が浸透しつつあるそうです。 なぜならアメリカでそういう「公式見解」が成立するのは「英語とアメリカ文化のデファクトパワー」が圧倒的だからこそ成立する強者の論理に過ぎないからです。 逆にスウェーデンなどは、「スウェーデン語や風習を強制してはいけないのでは?」というような原則論的な理想主義を最初は掲げていたけど、それは逆にその層が社会から分離してゲットー化し、余計に排外主義的問題が高まる元凶になってしまったらしい。 だからこそ、非英語圏においてはアメリカにおいてのリベラルの原則よりも「明確に一歩踏み込んだおせっかい」をしていくことが、むしろリベラル的な良識を実現するために絶対的に必要だという事は、移民問題の専門家の間で徐々にコンセンサスになってきているらしい。 「今そこにある問題」に対して「現実的対処を求める層」を、「アメリカのリベラルの公式見解」から断罪して切り捨てるだけの簡単なお仕事しかリベラル側がしないなら、SNSで吹き荒れる排外主義を止めることなど決してできないでしょう。 トランプムーブメントが止められないアメリカ、ガチ極右政党が躍進していない国などほとんどない欧州の実情を考えれば、そういう「リベラルの公式見解で断罪しまくるだけ」でこの問題が解決できない事は明らかです。 ・ 6●「欧米の失敗」が明らかになってきたからこそ、一周遅れの日本はちゃんと対策ができる道が開けつつある NHKの番組後、橋本先生に直接感想を伺ったところ、 「ああいう発言をすればリベラルから袋叩きにされるかと思っていたが、案外クルド人の人たち御本人や、リベラル層からは好評価が多くて意外だった。おそらく、欧州の極右政権が問題になったり、米国のバイデン政権ですら何らか国境線をフルオープンにはできない事情が明らかになってくる中で、現実的な対処をすること自体を否定していてはいけないのだ、という風潮がリベラル側にも出てきているのだと思う」 …という話をされていたのが印象的でした。 このように、一周前の欧米の移民政策が明らかに問題を抱えている事が明白になってきたからこそ、「今までなら合意できなかったことが合意できる」流れを作り出せるはずです。 その先で「日本ならではの徹底した文化統合策」をいかに後押ししていけるかが問われています。 右翼さんは右翼さんなりにできる限りシンガポール型の着地を目指す一方で、リベラル側はどういう「包摂」を目指せばいいのか?については、リプ欄に貼ってある記事で詳説したのでぜひお読みいただければと思います。 リプ欄の記事では他にも、 ・実際に川口市でどの程度の問題が起きているのかを犯罪統計などから定量的に分析する ・実際に川口市で行われている共生を目指す政策の実例や、その路線をさらにサポートしていくのに何が必要なのか? …といった多様な論点を詳しくまとめてありますので、この問題に興味がある方はぜひ記事本文をお読みいただければと思います!
午前6:25 · 2024年3月2日
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nemurenaiyoru · 4 months
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今日仕事終わりから明日昼過ぎまで会える予定だったから6連勤なんてヘッチャラくらいに思ってたけど木曜夜に今週末外せない用事入っちゃって会えないと言われそこから返事こなくなったんだけど何事?!大体週一で、予定あったらそっち優先で会える時に会えればいいしLINEはどっちでもってお互いに話してたから仕方ないんだけど急に外せない用事?!コンサル激務らしいから仕事だと思うんだけど^^;来週はお互い予定あって会えなくて、次会えるの結構先なんだよな、でもつぎいちご狩りの予定^^
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kennak · 2 months
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ネット通販に商品を転売して利益を得る「せどり」のコンサルティングをしていた都内の会社社長が、法人税などおよそ5000万円を脱税したとして東京国税局から刑事告発されました。 刑事告発されたのは、台東区の転売コンサルティング業「シュアーズ」と佐野宗吾朗社長(38)です。 佐野社長は売り上げの一部を税務申告しないなどの手法で、2021年11月までのおよそ4年間に法人税などおよそ5000万円を脱税した疑いがもたれています。 「シュアーズ」は、仕入れた商品をAmazonに出品して利益を得る「Amazonせどり」と呼ばれる手法のコンサルティングなどを行い利益を上げていました。
【速報】“Amazonせどり”コンサル会社の社長 法人税など約5000万円脱税疑いで刑事告発 東京国税局 | TBS NEWS DIG (1ページ)
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reportsofawartime · 1 month
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天祐虎之助
@TenyuToranosuke
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17時間
「1ドル300円になれば、海外価格が1/3になってバカ売れ」という円安政策は幻想ということですよね。 実際には、値下げによる販売数量の追求はせず、海外での販売価格は変更しない。値下げするのは、製品競争力がなくて仕方なく、という感じでしょうね。
竹上将人(中小企業診断士・BCPコンサル)
@the_last_leaf
·
16時間
僕は円安、円高中立派なので爆売れしたから何としか思わないんです。すでにほぼ完全雇用なのに。 斎藤先生などが言うのは、本来は実質実効為替レートの円安は交易条件悪化の反映なのに、円安をありがたがることで問題を見逃した的に言っています。 https://mof.go.jp/pri/research/conference/fy2022/202212_2.pdf
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竹上将人(中小企業診断士・BCPコンサル)
@the_last_leaf
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円安が交易条件悪化させないが、交易条件悪化は実質実効為替レートを円安方向にするみたいです。
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ryotarox · 11 months
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まくるめ @MAMAAAAU
素手でトイレ掃除、要するに「嫌で無意味なことをしていると、人間は認知的不協和を起こして、それに何かの価値があると自発的に思おうとする」というアレを利用しているので、まあ洗脳テクですね。自発的に思わせるのが洗脳のコツでさ。DVとかもそうだけど
午前9:52 · 2018年12月19日
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フォーチュンらう゛ @CureFortune_luv
ホッピー作ってる会社が、採用ページで堂々と写真載せてますね。飲料メーカーがそれでいいのか、ってちょっと不信感。 https://hoppy-happy.com/recruit/philosophy/…
午前7:36 · 2018年12月20日
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生活協同組合 コープみやざき<掃除に学ぶ会>日本を美しくする会とトイレ掃除の目的 ※2009年のアーカイブ
日本を美しくする会とトイレ掃除の目的 人の嫌がるトイレ掃除をすると、心も美しくなる。人は、いつも見ているものに心も似てくる。
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トイレ掃除がどうこう、は最初にたけしの名前が印象にあった。どんな関係なのかな。
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成功の秘訣 | 会社は「環境整備」で9割変わる!
 2013年2月7日 vol.157
日本でも、北野武さん(ビートたけしさん)が、「成功した理由は、トイレ掃除しか思いあたらねえ」とおっしゃっています。 たけしさんは、自分の家だけでなく、ロケ先や公園、ときには隣の家のトイレも掃除したそうです。 通りがかった公園にひどく汚れた公衆便所があると、自分が使わなくても、キレイに掃除したと聞きます。それは若いころに、師匠から「どんなにえらくなってもトイレ掃除だけは続 けろよ」と言われたのがキッカケだそうです。
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ビッグモーター関連の記事で言及されるコンサルで話題
素手でトイレ掃除 - Twitter検索 / Twitter
「素手でトイレ掃除」は美談なのか 誤解と懸念がないまぜの議論|NEWSポストセブン
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swapcat · 1 month
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neigesucre · 1 year
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2月の外食記
2月4日 ABCラーメン@銀座/tabacco@恵比寿
歌舞伎観たあと、受験で弟が遠路はるばる来てくれたので銀座でランチ。東京で、ラーメン食べたいとのご所望があればここ一択。育ち盛りをいいことにサイドメニューもたらふく食わせる。大学の下見に付き合ってから好きな人①に会いに恵比寿に。彼の行きつけのラーメン屋向かってから、かよ先輩が行っていて気になってたイタリアンにお邪魔。串カツ屋さんみたいなノンストップタパス、楽しいなあ。大はずれだったビブグルマンフレンチの話して、ここは好みと伝えたら俺たち情報食ってるからねと返されて、たしかになと思った。情報を噛み締めて気持ち良くなりたいよね。4度目も手を繋いで健全解散。デートはこれが最後かな。
2月11日 うゆう@渋谷
大学時代のバイト同期と飲む。私以上に食にうるさいから、お店サジェストするときどきどきしちゃう。芸術品のようによそわれたお通し6品に毎度見惚れる。褒めてもらえて嬉しい。酔ったノリでハプバ行く。摘発されていたからどんなもんかと思っていたけど、プレイルームはホテルとして別会社が運営、行きたいときはスタッフにこっそり声かけるっていうパチ屋仕様になっていてウケた。たしかに懇ろになった男女がホテルに行くのは誰にも憚られませんからね。声かけてくれた男性2人と、半分おしりが見えるセーラー服着てダーツした。失礼だけど、私たちがアプリで会ったら初手で切ってしまう、なんならそもそもマッチしない属性の人。でも2人とも私たちに楽しんでもらいたい気持ちがまざまざと伝わってきて、人間っていとしいなと思えた。ここに来るといつだってあたたかい気持ちで帰路に着く。ありがとう。
2月12日 小野田商店@学芸大学
2ヶ月ぶりの加藤。大好きなホルモン屋さんとワインバー行く。ここに訪れるたびにお客さまは神様じゃないのを思い出す。この街がぜんぜんしっくりこない男だなと思う。ずっと日比谷線にいたほうがいいよ。そのあとなぜか六本木行こうや、と向かったもののバーはろくに空いておらず、さらになぜか遠隔プレイしようや、とドンキ行く。ぜんぜん思っていたのと違ってAVはフィクションだねと笑い転げた。
2月13日 友@目黒
3年前からときおり会っているティンダーの男友達とサシ。はじめて会ったときは私は22で彼は27だったと思うとこわい。手書きのメニューが適当に壁に引っ付けてあるお店ってだいたいはずれがない。M1出場を打診されノーシンクで快諾。だってM1経験のある人生のがおもろいじゃん。いったん彼の芸風見てからコンビ組もっと。
2月15日 ilungo@自由が丘
お気に入りのおでんやさんで飲むつもりが、煩いおじさん客がいるからっておでんやの女将さんと2人して抜けてビストロで飲んだ。日本酒フリーフローは嬉しい。彼女は代理店の大先輩でもある。さんざん仕事の愚痴を連ねる。最近仕事干されてイヤイヤ期だけど、たしかに私はキャッチアップ遅いんだった。背中押される。私も彼女みたいに着物を自由に纏えるようになれるなら、アラフォーもそう悪くない。ハナエモリのお着物ずっと狙ってる。
2月18日 のんき屋@浅草/Trattoria Azurri@神楽坂
日本舞踊のお稽古に浅草へ。せっかくだし、と帰りにホッピー通り寄るもおひとりさまだからと4軒連続で断られる。もしかしてお呼びじゃない?半ば憤って入った立ち飲み屋が大正解で息をつく。もつ煮150円なんてマネタイズが心配です。ほろ酔いで神楽坂。電話でのリファレンスチェックも功を奏し案の定楽しかった。国家公務員からコンサルに転職した理由を問うたら、「それでいうと理由は3つあって〜」とお手本のような仕草を垣間見てにやにやしちゃった。まだ遊んでいたいと恋愛したいの狭間で揺れてると聞いて、正直な人だなあと思う。でも恋人がいないと甘えたくても甘えられないと溢されて、そんなの傷口の舐め合いじゃんと返したけど、まあ、そうだよね。だって私たち、頑張ってるもんね。男の子、みんな葛藤してて可愛い。菜の花とホタルイカ、旬のうちにリベンジしたいな。好きな人②に昇格。
2月21日 ゑぶり亭“@横浜
ダンサー3人で飲んだ回。まあダンサーじゃないんだけど。炙りしめ鯖にレモンを搾るさまさえもべた褒めしてくれるから自己肯定感あがる。元気の良い居酒屋って大好き、絶対にバイトしたくないけど。業界人でもないのにフースタ見てる人は変態と聞くけど、フースタは間違いない。
2月22日 カクニマル@神泉
某ギャラ飲みの日。ここも接客がいい意味でやたらやかましい。刺し盛を出血大サービスしてくれた。こういう人も、まだこういうお店で飲むんだなと思った。でもしっとりしない雰囲気で逆に良かったのかもしれない。女友達と来たかったなあ。
2月23日 da GIORGIO@湯島
好きな人②と飲む。彼から教えてもらったこのお店、かよ先輩が「東京で1番美味しいピザ」とツイッターに残していたのを思い出して俄然楽しみになった。MECEな恋愛の話する。MECEな恋愛なんてないだろ。私はやっぱり一緒にボトルを空けてくれる人が好き。いつだって飲みきる責任を背負った共犯関係でいたい。
2月25日 串カツ田中@横浜
サークルの同期3人と鎌倉で座禅を組んだ日。幸せってなんたるか、良い家に住むでも素敵な配偶者と巡り合うでもなく、皆さんの足元にあるそうですよ。頭ではよ〜くわかってるんだけどな〜!シャバい経営者は全員座禅したほうがいい。私もまだまだ先は長そう。そのまま横浜向かって、田中とカラオケとハブをはしごする煩悩に塗れた夜。田中で串カツ選ぶのってなんであんなに楽しいんだろう。好きなチェーンは田中と松屋とふたごです。
2月27日 どん底@新宿
「お会計30%オフになる年賀状が今月いっぱいだから!」と誘われてティンダーの男友達と飲む。彼ともかれこれ2年になる。ここ、クラシックでとっても美味しいけど絶対にスタッフが堅気じゃないんだよな。そこも含めて良店です。ティンダーを辞めた理由のひとつは彼で、彼に出会えてもう辞めても悔いないなと思った。好き同士ならただ一緒にいれば良いじゃない、なんて互いに婚姻アンチだけど、でも結婚したらバイブス上がりそうじゃね?!と盛り上がる。それもわかる。私が結婚式をするなら彼を「インターネット」のテーブルに着席させる。26歳、春からようやく社会人になるらしい。おめでとう。帰りに店員さんに「しこたま飲んだなあ!」と言われて笑う。2人でシーバスのボトルキープした。勝手に飲ませてね。
今月がはやく過ぎたのは決して日数だけの話じゃない。総じて非常に楽しかったんですよね。よく食べ、よく飲んだ。数えたら2日にいっぺんは飲み歩いていた模様。あと、思い返せば浮き足立つデートが毎週末あって幸せだったな〜!私、やっぱりときめいてたい。来月も素敵なお店で大好きな人たちと過ごせますように。
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ari0921 · 9 months
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我が国の未来を見通す(85)
『強靭な国家』を造る(22)
「強靭な国家」を目指して何をすべきか(その12)
宗像久男(元陸将)
────────────────────
□はじめに
前回も書きましたが、私は、1978年から2年間、
アメリカに留学し、航空宇宙工学という工学部では
当時、最先端を走る分野を学ばせて頂く機会があり
ました。
これもすでに触れましたが、当時はアメリカ経済が
停滞し、その反動で円高が進み、毎月の円建て給料
がベースアップするなどお陰で助かりました(今は
その逆で、留学生は日々の生活も大変だと聞いてい
ます)。また、アメリカ国内にはベトナム戦争の
“後遺症”が残っていて大学構内でも反戦集会が開
かれるなど、アメリカ全体の“士気”が落ちている
ような時期でもありました。
この間、アメリカ人の他、留学生仲間で親しくなっ
たのは台湾人、韓国人、ベトナム人、フランス人、
エジプト人、アルジェリア人、イラン人、コロンビ
ア人などで、当時は中国大陸からの留学生はおりま
せんでした。
滞在間に、イラン革命が発生し、イラン人留学生が
帰国するかどうか悩んでいたこと、そして台湾が国
連から脱退し、台湾人留学生を慰めたことなどが昨
日のことのように思い出されます。
留学先のコロラド大学はコロラド州立ですが、アメ
リカでは規模もレベルも中堅クラスの大学でした。
大学が所在するボルダー市は標高(約1マイル〔1
600m〕)が高いという立地条件も手伝って、航空
宇宙工学などは割と有名でしたが、ほかの学部にも
日本からの留学生がたくさんおりました。
また、大学には、夏季を利用した留学生のための英
語の集中講義があり、秋に全米のビジネススクール
などに入学する日本人も夏季期間中だけキャンパス
に滞在していました。当時は、数多くの名立たる企
業が優秀な社員をアメリカのビジネススクールに留
学させていたのです。前回、“日本にも誇らしい時
代があった”と書きましたが、現在はどうなってい
るかについては本論で触れましょう。
もう一つの思い出が、大学の研究費のほとんどが政
府や州、それに軍などの公共セクターや企業から援
助を受け、割と潤沢だったことです。ほとんどの教
授たちがそれを当たり前のように活用していました
が、大学では「基礎研究のための資金を集められる
教授が優秀な教授」というレッテルが貼られていた
ことをおぼろげながら覚えています。
わが国では、いわゆる「産軍学複合体」を悪いこと
の象徴のような観点からの解説が多いですが、アメ
リカのみならず、中国やロシアを含む先進国はすべ
て、政府も産・軍・学も共同して、必死になって
「国益」を追求しているような現実を、私は40数
年前に(その一端ではありますが)を自分の経験と
して触れることになりました。
もう一つの思い出が「よく勉強した」ことです。私
の人生の中で、まさに“寝食を惜しんで”あれほど
勉強したのは後にも先にも経験がありません。英語
のハンディもあったとはいえ、「アメリカの大学は
入るのは簡単だが、出るのは難しい」と言われるよ
うに、授業では毎回、課題(宿題)が出ますし、半
年の学期の間に中間試験が3回もあったります。そ
れらはすべて成績に反映され、及第点をとれなけれ
ば容赦なく「F」(Failure:不合格)と判定されま
すので、学生はみな、必死でした。
さて現在、わが国の「教育」はどうなっているので
しょうか。本論で日本の「教育」に関する諸問題を
取り上げ、いかに「国力」に影響を与えているかな
どについて考えてみましょう。
▼「教育」が「国力」に与える影響
 
わが国の「教育」の現状についての“切り口”はた
くさんありますが、いつものように国際比較からス
タートしましょう。最初の出典は、「大学教育が普
及し、教育水準が高い。そんなニッポン像はもはや
幻想」として教育の構造的な問題をあぶり出してい
る『「低学歴国」ニッポン』(日本経済新聞社編)
です。書籍のタイトルのように、「教育もここまで
落ちたか」というのが正直な読後感です。
目についた所を少し紹介します。まずは次の数字で
す。日本人120人、米国人281人、韓国人28
4人、ドイツ人336人、英国人374人……読者
の皆様は、これが何を意味する数字かわかるでしょ
うか。
答えは、「人口100万人あたりの博士号取得数」
の2018年のデータです。(前回も少し触れまし
たが)10年前の2008年より減少しているのは
日本だけだそうで、修士課程を経て博士課程まで進
んだ学生は、2003年度の1万1637人をピー
クに減少し続け、2018年度は約半分の6022
人まで落ち込んだようです。その原因として、博士
号をとっても正規雇用で安定した研究ポストが減り、
その先の展望を描きにくいことが背景にあるといわ
れます。
実際に、2019年度のデータによると、米国の博
士は、企業で21万5千人、大学で24万1千人働
くなどその差はほとんどありませんが、日本の場合、
企業ではわずかに2万4千人余りしか働いておらず、
博士号保持者の75%に相当する13万6千人が大
学で働いています。企業の研究者に占める博士の割
合も、フランスの12%、米国の10%を大きく下
回り、韓国(7%)、台湾(6%)にも後れをとる
4.4%に留まっています。
その結果として、前回紹介しましたように、注目度
の高い科学論文数の順位が落ちつつあること、そし
て鉄鋼や造船のような重厚長大型産業のみならず、
ハイテク分野などの産業競争力の低下が進む要因に
もなっているのです。
経営者の学歴も違いは鮮明です。日本の時価総額上
位100社のうち、84%の経営者が大卒ですが、
米国の経営者の67%が大学院卒で博士課程修了者
も約1割おります。つまり、経営者の「低学歴」も
日本企業の競争力向上を妨げているとの見方も出来
るのです。
個人的な体験に戻れば、コロラド大学の修士課程に
は、陸海空軍の将校たちもたくさんおりました。時
々、校内で軍事訓練をしている光景も目にしました
が、当時、アメリカの将校の約30%は修士以上の
学歴を保有していました(陸上自衛隊では、約30
0名の同期のうち、米留と国内留学合わせて5名ほ
ど、防大の研究科を加えても10数名でしたので、
その差は歴然です。今も変わらないと思います)。
話は変わりますが、だいぶ前に“リケジョ”という
言葉が話題になりました。理工系の学部に進む女性
の割合に関するOECDの2019年の調査結果で
は、工学・製造・建築分野における女性割合は16
%、自然科学・数学・統計学では27%でした。い
ずれも36カ国中、日本は最下位の36位です。そ
の要因として、工学部の就職先は多様で、進学した
後の将来像が見えにくいことがあるようですが、時
代が変わり、工学部卒の女性は産業界から引く手あ
またで、“女性の発想が不可欠になっている”と言
われているにもかかわらず、女性の割合は増えてい
ないようです。“リケジョ”が少ない原因に、その
ような「産業界の実態を高校の教員がほとんど知ら
ない」ことにもあるようで、今後の普及が望まれて
います。
さて、歴史をさかのぼれば、明治期には、近代国家
の国づくりの担い手となる官僚の養成機関として東
京大学などの帝国大学が創設されました。しかし、
近年は、東京大学卒でキャリア官僚を目指す若者が
減り続け、2020年合格者は349人と1999
年以来最少となっています。
法学部卒の優秀な学生は官僚よりも外資系コンサル
タントを選ぶことが珍しくなくなっているとのこと
です。外資系のコンサルでは20代から高給が得ら
れ、各省庁などからの委託を受けて政策立案にも携
われるなど、官僚より“うま味”があることにその
理由があるようです。
かつては、「立志」と「立国」が同時に実現できた
のが、現在は、日本の「国力」が落ち、国際社会の
地位が相対的に低下しているなど、国の将来像が不
透明なうえ、人々の価値観も多様化して、“志と倫
理意識が希薄化している”との分析があります。な
かでも、「今の受験エリートは、勉強するのは自分
のためと教えられて育つため、ノブレス・オブリー
ジェ(高貴さに伴う義務感)や社会に恩返しする感
覚がない」(昭和女子大総長・坂東真理子氏)のよ
うな危機意識を持つ見方もあります。
これらから、「教育」の分野も「鶏が先か卵が先か」
の議論が当てはまるようです。つまり、「このよう
な若者の価値観の変化が『国力』が低下する要因と
なっている」と考えるか、「『国力』の低下が若者
の価値観を変化させている」と考えるか、悩むとこ
ろではありますが、将来の解決に向けて、一つのヒ
ントを与えてくれていることは間違いないでしょう。
本書には、「ゆとり教育」をはじめ、その他の「教
育」に関して山積している問題や課題がほぼ網羅さ
れていますが、良し悪しは別として「Z世代」とい
われるような若者の資質が育まれる、その要因の一
つも「教育」があると考えられます。紙面の都合で
細部は省略します。
本書以外の「教育」に絡む国際比較を少し追ってみ
ましょう。はじめにアメリカに留学している最新
(2021/22年度)の国別ランキングを見てお
きましょう。第1位はダントツで中国(29万人)
であり、2位インド(20万人)、3位韓国(4万
人)、4位カナダ(2.7万人)、5位ベトナム
(2万人)と続きます。1990年代から中国とイ
ンドの留学生が急増し、全体の約半数を占めている
ようです。
中国人がアメリカに留学する理由はさまざまあると
は思いますが、逆に中国に留学しているアメリカ人
は、2020/21年度には382人まで減り、全
体でも1.1万人ほどにしかいないことからすると、
両国の“教育格差は歴然”と言って過言でないと考
えます。
さて日本です。日本からアメリカへの留学は、19
50年ごろから1990年代前半までは増加の一途
をたどります。特に1980年代中頃から急速に増
加し、90年代前半には約4万7千人に及びます。
しかし、2000年代に入った頃から急速に減り続
け、最新のデータで1.3万人余り(11位)まで
減っています。その原因の筆頭に挙げられるのが日
本経済の長期停滞にあると言われています。
経済の長期停滞は国内の教育支出にも影響があった
と推測されます。OECDによると、2019年時
点の「GDPに占める教育機関への公的支出の割合」
は、日本は2.8%であり、37か国中36位でし
た。前年の同率最下位からは改善しましたが、依然
として低い状況が続いています。ちなみに上位3か
国はノルウェー(6.4%)、コスタリカ(5.6
%)、アイスランド(5.5%)で、主要な先進国
は3%半ばのようです。
これに関しては、わが国は、2008年、福田内閣
の頃、文部科学省がGDPの3.5%(当時)の教
育支出を10年間で5%に引き上げる数値目標を盛
り込むことをも目指し、教育会や自民党の文教関係
議員の賛同を得るところまで漕ぎつけましたが、財
務省の反発にあって“頓挫”したという経験がある
ようです。
「国家100年の計は教育にあり」のように、人材
育成こそが国家の要であり、長期的視点に立って人
を育てることが即、「国力」に影響を及ぼすことは、
時代の変化や洋の東西を問わず、普遍の真理である
はずなのですが、財務省の抵抗とそれを跳ね返す力
が当時の政府になかったことが、結果として、「低
学歴国」の“現状”を招いているとすれば由々しき
問題であるのです。
それだけではありません。その結果として、大学な
どの高等教育を受ける学生の「私費負担」の割合は、
日本は67%と、OECD平均の31%を大きく上
回っています。つまり、“子育てには金がかかる”、
よって“子供をあまり作らない”との少子化の要因
にもなっているのです。今頃になって、慌てて育児
手当などを引き上げようとしていますが、当時の
「国家100年」の大義など全く頭になかった罪は
大きいと言わねばならないでしょう。
まだまだあります。2020年時点の高等教育を受
ける学生の私立教育機関に在籍する割合も79%と、
OECD平均(17%)の4倍以上になっています。
再び上記『「低学歴国」ニッポン』によれば、「東
大生の世帯年収は950万円超が5割を超す」との
結果も明らかになっています。つまり、「所得格差」
による教育機会の差異が生じているのです。さらに
は、「東京と沖縄の大学進学率は26.9ポイント
の差」があるなど、「地域格差」による教育機会の
差異も明らかになっています。
面白いデータもあります。の東京都の合計特殊出生
率(2020年)は1.08で47都道府県中ワー
ストですが、沖縄県は1.86で、1974年以降
47年連続で全国1位を維持しています。当然、
「教育」以外の要因があるとはいえ、ここにも将来
のヒントがあるような気がしてならないのです。
▼「教育」は、「未来の国力」維持増強の“一丁目
一番地”
 
改めて、戦後GHQの占領政策以降の我が国の教育
体制を振り返ってみましょう。GHQの教育改革は、
戦前の教育の抜本的に改革を狙いとして5本の柱を
建てて断行しました。つまり、(1)軍国主義や国家神
道を排除するための「教育関係者の追放」、(2)思想
の自由化を推進するための「教育勅語の廃止」、
(3)性別による教育差別をなくす「男女共学の導入」、
(4)地域ごとに教育内容を決定する「教育の地方分権
化」、(5)「6・3・3・4制度」の確立と小・中学
校を義務教育化、でした。この改革にはさまざまな
意見がありますが、現在のわが国の教育体制の基礎
となりました。
戦後のわが国の「教育」を抜本的に見直そうとした
のも安倍元首相でした。首相着任前から、イギリス
のサッチャー首相の教育改革を参考に、「教育再生」
を推進しようと決意されたようです。安部氏の『美
しい国へ』から抜粋しますと、サッチャー教育改革
の柱は、(1)自虐的な偏向教育の是正、(2)教育水準
の向上にありました。あまり知られていませんが、
当時のイギリスも、歴史教育において、長い間の植
民地政策の「負」の側面を重視するあまり、わが国
と同じような“自虐的な自���の歴史観”が生まれて
いたそうです。
サッチャーは、歴史の否定的な部分と肯定的な部分
のバランスのとる方向で教科書を書き直すとともに、
教育水準の向上のために、教育省から独立した「学
校査察機関」をつくり5千人以上の査察官を全国に派
遣して徹底的にチェックし、水準に達していない学
校は容赦なく廃校にしたようです。当然ながら、学
校現場からはデモやストライキなどの猛反発を受け
ましたが、サッチャーは一切妥協せず、ついに改革
をやり遂げました。
安倍元首相は、幹事長時代にイギリスに調査団を派
遣し、その実態を研究するともに、首相に就任する
や「戦後レジームからの脱却」を掲げ、「教育再生」
にも取り組みました。
そのために、「教育再生実行会議」を設置し、「教
育の質の向上」「教育機会の均等化」「生涯学習の
推進」「国際理解教育の強化」「道徳教育の位置づ
けの明確化」などの改革の方向を定め、GHQによ
る教育改革の結果として、“国に対して誇りを持っ
ている若者が少ない”現状を改善するために、「日
本の伝統や愛国心を育むことを教育の目標」に掲げ、
「我が国の郷土を愛する」という文言を条文に追加
するなどの「基本教育法」の改正を実行しました。
案の定、「戦前の価値観に回帰する可能性がある」
とか「行政がゆがめられた」など論理矛盾している
ような批判が文部科学省内部からも噴出しました。
さて、その成果が現在の若者教育にどのように反映
されているのでしょうか。聞くところによると、小
中学校では、「道徳」の時間がいじめ防止を目的に
「特別の教科」に格上げされたり、大学では返済不
要の給付付奨学金が導入され、授業料減免も拡充さ
れるなど「所得格差」による教育機会も改善されつ
つ、現在に至っているのでしょう。
岸田政権は、これらの教育改革を継承して「教育未
来創造会議」を立ち上げ、昨今のさまざまな環境の
変化を受けて、「オンライン教育体制の推進」「リ
カレント教育の強化」「拠点大学を指定して再編を
先導する大学改革」などに取り組んでいるようです
が、それらを含め、近年の「教育改革」の成果が見
えるのはもっと先なのかも知れません。
一方、わが国の「少子高齢化」は待ったなしです。
現在大学進学率は50%を超えていますが、私立大
学の定員全体に占める入学者数は100%を切り、
大学の50%超が定員割れを起こし、定員50%に
満たない大学も約5%あるようです。しかも首都圏
など都会地の大学と地方の大学の定員充足率も広が
りつつあり、将来、少子化と過疎化が加速すること
によって、この現象がますます顕著になることでし
ょう。
すでに、「東京工業大学」と「東京医科歯科大学」
が統合するとか、「早稲田大学」と「慶応大学」ま
でも近い将来、��合するとの話も出ているようです
が、遅かれ早かれ大学の統廃合は避けられないので
す。
政府は、2022年に「国際卓越研究大学法」を制
定し、この大学に認定されれば600億円規模の予
算が投入されることを担保しているようです。学生
や研究者から「選ばれる大学」を政府が支援をする
のは当然としても、前述したような過疎化を助長す
るようなものであってはならず、ほかの政策との連
携は必須でしょう。
将来の「教育改革」は、純粋に「国家100年の計」
に基づくものであるべきで、予算投入の条件として
“無用な縛り”を加えたり、文科省役人の天下り先
の確保のようなものにならないことを国民は注視し
なければならないでしょう。
バイデン大統領は、今後10年間、幼児教育や子育
て支援などに4000億ドル(約45兆円)を投じ
る計画を打ち出し、同様に、中国は、2035年の
「教育強国」実現に向かって高等教育の機会拡大を
目論んでいるなど、「国家100年の計」はどの国
も同じです。改革する側が、大義を忘れて姑息な思
惑で目先の結果だけを追い求めていると、現時点は
おろか、50年先、100年先の世代も「戦わずし
て負ける」ことになりはしないかと懸念します。
改めて、「教育」は、「未来の国力」を維持増強の
ための“一丁目一番地”であることを肝に銘じる必
要があるのです。
次回は、「国力」を構成する「ハード・パワー」の
最後である「文化」を取り上げ、その後、「ソフト・
パワー」を取り上げて読者の皆様とともに、わが
国はいったいぜんたいどうすればよいのか、考えて
みたいと思います。長くなりました。
(つづく)
(むなかた・ひさお)
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deepspeed · 11 months
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ビッグモーターの話。
いろいろ突っ込みどころが多い事件やから解説していくで。
【ビッグモーターについて】
ビッグモーターは年商7000億円の中古車屋・整備屋や。
今の社長が一代で築き上げた会社で、上場してないからおそらく株式は兼重一族がほぼ全部持っとる、いわゆる同族オーナー企業やな。
年商7000億のオーナー企業は珍しいけどなくはないで。
日本だとオーナー企業で大きいのはサントリー、竹中工務店、森ビル、今治造船とかあるで。
事件の概要は「顧客から預かった車に意図的に傷をつけたりパンクさせたりして、保険屋に不正に金を請求してたのがバレた」っていう話やが、経緯をみていこうか。
【経緯】
2022年から、保険の不正請求問題が損保会社らの間で話題となり始めるが、表立って騒がれず終わる。
2023年7月、この問題が表面化。
問題を知ってまずブチ切れたのが東京海上日動。
自動車保険は、客(ドライバー)が車を壊したり事故する確率を統計学的に計算した上で払う保険料を決定してるんやが、ビッグモーターはズルして本来あるべき金額よりたくさん保険会社に保険金を請求してたんやから、東京海上は損をしたわけやな。
ビッグモーターが独自に特別調査委員会なるものを立ち上げて調査した結果でも保険修理の4割が不正請求やった。
本来、修理部門は壊れたところを直すのが仕事やのに、何故かビッグモーターでは修理部門も「1車あたり14万の収益を上げろ」と命令されてたんや。
収益が上がらんと降格させられたりクビになったりする謎ルールや。
だから意図的に車を破壊して修理費稼ぐしかなくなるのは自明やな。
【特別調査委員会と暴露】
特別調査委員会の調査報告書を保険会社に提出するときに報告書偽造してて、組織的関与を示唆する内容箇所を削除する徹底っぷりをキメた。
さらに国交省から聴取要請があったのに2週間ガン無視キメてたんやで。
しかし過去の被害にあった顧客が多すぎて「ビッグモーターにこんなことされた!」と次々にWebに暴露され、良心を持った社員によって、意図的にタイヤをパンクさせる技法を後輩に紹介する動画が流出したりしたんや。
クソみたいな社風やったわけやから、元社員だけじゃなく現役社員もビッグモーターを恨んでるやつ(=正義の心を持った人)がおったわけやな。
【社長の報酬返上の種明かし】
ビッグモーターは社長が1年間報酬を全額返上し、役員も3ヶ月間数十%返上するって発表した。
「やっと少しは反省したか」「そんなのじゃ足りない」などと大衆は思ったんや。
でもよく考えてくれ、この会社は100%オーナー企業や。
株をたぶん100%兼重ファミリーが持ってるんやから、会社は兼重社長のもんやろ。
給与を返上しても、会社に金が残るんやから、結局兼重社長のもんやねん。
社長が個人と会社2つ財布持ってるだけで、どっちに金を入れておくかの違いでしか無い。
つまり実質的に1円も返上なんてしてない、っていうか、役員にも給料返上させてるから、実は社長は収入はプラスなんよ。
凄いやろこの反省アピールしつつ社長だけ儲ける技術。
見破るまで3日かかったわ。
【損保ジャパンの関与】
ビッグモーターは車を売り修理をするだけではなく自動車保険も一緒に売るから、大手損害保険会社の代理店でもある。年間取扱200億円。
保険の売上金額も鬼の厳しさで、売上が達成できてないと罰金を払わされたりしてたらしいな。
まあ死ぬ気で保険を売ってくれる巨大代理店やから損保各社もヘコヘコするわけや。
しかし200億のうち120億円を損保ジャパンが占める。
日本では東京海上が損保業界首位なのに、ビッグモーターに限ると損保ジャパンがぶっちぎり1位。
不思議よな?
事件を知って、東京海上と三井住友海上は激おこやったんやが、損保ジャパンは当初この問題を「問題なし」と結論づけて有耶無耶にしようとしてたんやで。
本来なら保険金詐欺の被害を被ったはずの立場なのにおかしいやろ?解説しようか。
【損保ジャパンとビッグモーターの蜜月のからくり】
(1)(ビッグモーターから買った車かどうかに関わらず)損保ジャパンの保険加入者が事故を起こす
(2)損保ジャパンはビッグモーターに修理に行くように誘導する(「入庫紹介」と言う)
(3)ビッグモーターは客の車を追加で意図的に破壊する
(4)本来より高い金額を損保ジャパンに請求する。これだけだと損保ジャパンが損してるように見える。
(5)しかし入庫紹介1台あたり、ビッグモーターから損保ジャパンに5人自賠責保険客を紹介する約束がある
(6)自賠責保険は強制保険なので利益は出ないが、損保ジャパンは新規客とのコネクションを得る
(7)損保ジャパンは任意保険をその紹介客に売り込み新規客を取れる
(8)本来より高い保険金を払った当初の修理客は翌年以降の保険等級が悪化し、損保ジャパンに高い保険料を払い続ける
(9)トータルで考えると損保ジャパンは利益を得る
(10)損保ジャパンはビッグモーターに出向者も送り込んでいて、上記を知っていたと推定される
【株式会社武蔵野・小山昇との関係】
ビッグモーター全社員に配られている経営計画書なる社則手帳のようなものがあるが、毎朝の朝礼で「幸せだなあ!俺はツいてる!」と唱和するように促している。
この経営計画書は知床観光船沈没事件でも有名になった小山昇氏率いる株式会社武蔵野が経営コンサルティングで提供しているものと全く同じ雛形・デザインで出来ている。
・朝の謎の唱和
・罰ゲーム制度(ビッグモーターでいう罰金制度)
・生殺与奪権という単語
・環境整備点検なる本部スタッフによる店舗掃除点検の結果での頻繁な人事降格
これらは株式会社武蔵野の小山昇氏が提唱し経営コンサルティングで頻繁に持ち出しているもので、小山氏は自身の大きな取引先としてビッグモーターをロゴ入りで自社サイトで紹介しており、うまくいっているコンサル先としてもこれまで何度も紹介している。
これについては言及しているマスコミが全くいないのは気になる点ではある。関係があったのかどうかをぜひ報道されたい。
【副社長=社長の息子】
今回の不正を悪化させたのは社長の息子である副社長であるという報道もあるが、副社長が早稲田大学卒業後入社したのが日本興亜損保(=現在の損保ジャパン)や。
これは偶然かそうじゃないのか気になるわな。
その時のつながりが関係ないのか、副社長の入社前から蜜月関係があったのかは、これから明らかになっていく。
ビッグモーターに出向者を送り込んでたのは東京海上も三井住友海上もやし、2社も不正を知ってたのかどうかは気になるし、巨大広告主のビッグモーターの悪事を当初黙殺して報道しようとしなかったマスコミも糾弾されるべきではあるわな。
まあこれから誰もビッグモーターに車を持ち込まないやろし、彼らが販売する車も買わないやろし、民間車検場としての認定も国交省が取り消すやろうし、テレビCMも拒否しないとマスコミも叩かれるから宣伝もできんし、普通に考えてまともな営業ができんし潰れるやろな。
今後の流れはよく見ないといけないけど、大衆が巨大企業とマスコミを動かし不正を正すいい例になると思うで。
ちなみに損保ジャパンは旧・安田火災保険や。
バブル期に「ゴッホのひまわり」を58億円で買った会社や。
今も新宿のSOMPO美術館に常設展示されてるから見に行くとええわ。
入場料は1400円、新宿駅徒歩5分やで。
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kijitora3 · 2 months
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ただのアタマ悪いパワハラ男だ こういうのは国会議員に最もしてはいけない だが、パワハラタイプの人間は自分だけ特別扱いしてほしくて他人に威張れるかどうかが最重要ポイントなので、国会議員を頂点として議員になりたがるのが多い
このアタマ悪いは人間として破綻している、という意味で学業成績とは関係ない 東大の学生はかつては国家公務員試験を受けて官僚になるのが多かったが、このうちの多数は、「他人に威張れて若いうちからチヤホヤされるから」がその志望動機だ つまりパワハラ君が自分に居心地いい状態にたどり着くため努力して東大出て官僚になったパターンが多い
現在の日本政府が日本という国家、日本人の利益のために活動しているのか疑わしいのはこういう点にも原因があると思う
もちろん、東大にも他の大学にも真に優秀な学生もいて、日本の未来のために理想をもって国家公務員になるのがいる だた、このタイプは出世に拘泥する割合がパワハラくんより弱いので出世競争に後れをとり、その時上司にいるパワハラ君にパワハラを受け、「こんな阿呆に嫌がらせされる職場にいられるかよ!」ってことで外資系コンサルとか外資系証券などに転職していく あるいは大学の教員になるのもいる
 その結果最後まで役所に残って局長級以上になる人は、多数のパワハラ系と極めて少数の真に優秀な人たちって形になっている
一方その他のパワハラくん官僚は、知事、国会議員など政治屋に転身することが多い それこそ他人に対して好き放題威張り散らせる理想の地位だからだ 周りの人にとっては災難でしかない
この長谷川の経歴は典型的学歴エリートのパワハラ君とは違うルートで国会議員になったが、それだからこそより激しくパワハラに邁進する 国会での自分の劣等感をアタマ悪いパワハラ君が勝手に下に見下している地方自治体公務員にぶつけるのだ 周りの人にとっては最悪の事態だ
これが、長谷川がアタマ悪いパワハラ男といった理由 このようにもう固まった個人のパーソナリティに直結した行動がパワハラなので、これは治るものではない そういう異常者だとして対処するしかない
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