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#世界が消えないように
yuzumusubi · 1 year
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あかさたわ
出来ればもっと早く知りたかった。
観劇後、浮かんできた言葉はそれだった。
2年前の初演も見てみたかった。
今とどんな演じ方の違いがあったんだろうと。
気になって仕方がない。
できることなら、タイムマシーンに乗って
2年前にタイムスリップしたい。
【世界が消えないように】
それは下北沢・小劇場B1で幕が上がった。と言いたいところだが、幕はなかった。
会場に入ると立ち入り禁止のテープが貼ってあったり、工事告知の看板が立ってたりする古びた公園のセットが舞台上に設置されていた。開演時間になると会場の出入り口のところから唐突に俳優さんが登場。
ぬるっと劇が始まった。
コロナ禍を経験して、当たり前の日常が消えていくような感覚を感じていたのは私だけじゃないのだと感じて、安心した。
消えゆくものをどうにかして残したいと思っている人達が集まって、この舞台ができあがっているのだと分かるほど、がむしゃらに演じていた役者の皆様。細部までこだわりながら作品を作り上げた演出やスタッフの方々の熱が伝わってきた、素晴らしい舞台でした。
小さな劇場だから感じられる感情。
画面挟んでしまったら感じることのできない
空気感。
約90分間、あの空間にいることができて幸せだった。
「『あ』そう、『か』わらい、『さ』おとめ、『た』ばら、と始まって、『わ』だ、で終わる。全員の名字、あ段って運命やん。『あかさたわ!』…え、おもろ」(「世界が消えないように」戯曲より引用)
運命的な出会いを果たした、とある5人話。
眩しいくらいにキラキラ輝いていた5人の青春、個々が抱える暗い過去・現実。
お金がなくても集まりたい。
あの小さな公園で5人で話しているだけで、くだらない遊びをしているだけで、幸せだった「あの」頃。
それは“和田世界”の死をきっかけに消えてしまった。
彼が死んだ後、残された4人の関係は以前とは違うものになっていった。彼の死に対する罪の意識の違い、彼への思いの強さの違い、そういったものが時間が経つにつれ大きくなり、4人はいつしか上辺だけの友達のようになっているよう見えて、なんだか悲しかった。
(中略)
2011年3月11日。地震が起きた。
3月12日。高台から見えた景色は真っさらになってしまった街の様子。昨日までの街の姿はどこにもなかった。
その瞬間、空は“全てが消えてしまった”と思った。記憶、時間、感情…全てが空っぽになってしまったと思った。
だから空は書き始めた。
消したくない記憶を大切にとっておくために書き続けた。世界が居なくなってしまう、あの日まで。
(中略)
消えてしまわないように、消してしまわぬように空は廃りつつある、あの公園でノートを広げ筆を進める空の姿はラストシーンに相応しい。
暗転。
記憶のページをめくる音楽。
果てしない暗闇。
明転。
そこには河原井空役・永嶋柊悟さんが居て、座っていた舞台セットの椅子から立ち上がり、深々とお辞儀をした。
拍手に包まれた会場。
舞台袖から次々と出演者が舞台上に。
麻生航太郎役・松本大さん
早乙女碧役・高橋里恩さん
田原大智役・大野瑞生さん
和田世界役・三好大貴さん
5人1列になり鳴り止まない拍手の中、
客席向かってお辞儀をした。
会場から出たくなかった。
もう少し作品の世界に浸っていたかった。
余韻。
その余韻のせいで?おかげで?パンフレットを1部(1800円)、即買い。
買って後悔はしてない。むしろ買ってよかったと思えるぐらい価値のあるものだと感じている。
余韻のおかげといった方が間違いないな。
うん。
いい作品を見た後の世界は、いつもよりキラキラと輝いている。
私が当たり前に生きているこの世界には、当たり前にしておくには勿体無いほど、特別な瞬間の連続で、巻き戻せない大切な一コマが人生をより価値のあるものにさせてくれるということを改めて感じさせてくれる素敵な作品でした。
もう再演はないと演出家さんは言っていたけど、また数年後再演される奇跡が起こることを願ってブログを終えようと思います。
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daruma1004 · 4 months
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みんな知らない「実は略語」の言葉をまとめました。詳しくは...
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食パン:主食用パン
食パンの語源に関しては複数ありどれが正しいかわかりませんが、有力な説を2つ紹介します。1つは、「主食用パン」の略。パンが日本に入って来た当時はイースト菌などもなく、比較的小さな菓子パンだけが作られていました。それからパンが大きく膨らむようになり、米の代わりになり得るようになったため、「主食用」と名付けられました。もう1つは、消しパンではない「食べられるパン」の略。昔は美術のデッサンなどでパンを消しゴム代わりに使用していたためです。
ブログ:ウェブログ
ウェブサイトの一種で日記形式のもの。英単語でも”blog”がありますが、もともとは”Web”と記録を意味する”log”が合わさった言葉である”web log”の略です。
軍手:軍用手袋
元々軍隊用の手袋として使われていたためです。日露戦争の際に、寒冷地を戦場とする兵士に支給するために考案されたものです。その後、荷物運搬や土いじりなど日常生活で使われるようになりました。
演歌:演説歌
元々は自由民権運動の政治運動家(壮士)たちが演説の代わりに歌った壮士節が始まりとされます。1930年代にジャズやクラシックが大衆歌に組み込まれていき、歌詞も政治とは関係のない叙情詩的なものに変わっていきました。
教科書:教科用図書
主に小・中・高および特別支援学校などで学ぶ時に配布される中心的な��材のことで、「教科用図書」の略です。教科書と教材の違いは、文部科学大臣の検定に合格したものが教科書と呼ばれます。
チューハイ:焼酎ハイボール
焼酎とハイボールを組み合わせた「焼酎ハイボール」の略語。焼酎やウォッカなど無色で香りのない酒類をベースに、炭酸で割ったものを一般的に指しますが、炭酸ではなくウーロン茶で割ったウーロンハイもチューハイの一種です。
ジャガイモ:ジャガタライモ
ジャガイモはそもそも南米原産の食材であり、日本には16世紀末にインドネシアのジャカルタからオランダ人により伝えられました。そのため当時は「ジャガタライモ」と呼ばれていましたが、後に略されていきました。ちなみに日本では中国語由来の馬鈴薯とも呼ばれます。
ワイシャツ:ホワイトシャツ
主に男性が背広の下に着るシャツのことですが、元々は和製英語である「ホワイトシャツ」の略。よく「Yシャツ」と記載されることがありますが、これは完全に当て字です。一方で、「Tシャツ」はアルファベットのTの字に似ているためこう呼ばれるようになりました。
割勘:割前勘定
友人との飲み会などでよくある割勘は「割前勘定」の略。割前とは分割してそれぞれに割り当てることを意味する言葉です。江戸時代後期の戯作者で浮世絵師として有名な山東京伝が発案されたと言われており、当時は「京伝勘定」と言われていたそうです。ちなみに世界的に見ると割勘の文化は少数派で、男性や年上が払うのが一般的のようです。
カラオケ:空オーケストラ
歌のないオーケストラの意味で、「空(から)オーケストラ」から「カラオケ」と略されました。カラオケは日本で1960年後半に誕生したとされ、その後世界に広がっていきました。そのため英語でも”karaoke”と書きます。ちなみに中国語では「卡拉OK」と突然アルファベットが出てくる不思議です。
バス:オムニバス
ラテン語で「すべての人のために」という意味の「オムニバス」が語源で、フランスの乗合馬車の発着所の雑貨屋の看板に書かれていたことに由来します。そこから多くの人が利用する乗合自動車をオムニバスと呼ぶようになり、その後略されました。
リストラ:リストラクチャリング
英語で「再建」を意味する”restructuring”から略されたものです。リストラと聞くと人員削減をイメージしますが、本来の意味は事業構造を再構築することです。その中の一環として、人員削減が起こります。
リモコン:リモートコントロール
英語で「遠隔操作」を意味する”remote control”から略されたものです。TVなどに向かってリモコンから赤外線をデジタル信号で送ることでチャンネルや音量などを操作することができます。
ソフトクリーム:ソフト・サーブ・アイスクリーム
海外では「柔らかいクリーム?」となり伝わらない和製英語です。英語では” soft serve icecream”であり、ソフトクリームサーバーの製造などを行っている日世の創業者・田中穰治が日本でソフトクリームを広めるのにわかりやすくするために省略したとされています。
ペペロンチーノ:アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ
唐辛子をオリーブ油で炒めたパスタ料理。正式名称は「アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ」と言います。イタリア語で「アーリオ」は「ニンニク」、「オーリオ」は「オリーブオイル」、「ペペロンチーノ」は「唐辛子」を意味しています。
経済:経世済民
中国の晋朝について書かれた歴史書である『晋書』に書かれた「経世済民」を略した言葉です。現在の政治と同じような意味で昔から使われていました。明治以降、”economy”の訳語として頻繁に使われるようになったようです。
首相:首席宰相
首席はトップを意味し、宰相は辞書で調べると「古く中国で、天子を補佐して大政を総理する官。総理大臣。首相。」と載っています。首相の言葉の中に首相が含まれている二重表現のような言葉です。ただ「首相」は日本国憲法に記載された言葉ではなく、報道などで使われる内閣総理大臣の通称です。
切手:切符手形
お金を払って得た権利の証明となる紙片のことを古くから「切手」と呼んでいました。日本の近代郵便制度の創始者である前島密が、“郵便物に貼って支払済を表す印紙”に「切手」という言葉をそのまま当てたそうです。
出世:出世間
元々は仏教語で、仏陀が衆生を救うためにこの世に出現することを指す言葉で、「出+世間」でした。そこから略され、日本では僧侶が高い位に上ることを意味するようになり、世間一般でも役職が上がることなどを指す言葉となりました。
断トツ:断然トップ
2位以下を大きく引き離すことを指す言葉ですが、元は「ずば抜けて」の意味を持つ「断然」と首位を表す英語の”top”が合わさった言葉の略。そのため「断トツの1位」という表現は二重表現になります。
押忍:おはようございます
朝の挨拶である「おはようございます」から「おっす」と短くなり、さらに「おす」へと略されました。そこから「自我を押さえて我慢する」という意味を込めて「押忍」という漢字が当てられました。
デマ:デマゴギー
大衆を扇動するための政治的な宣伝を意味するドイツ語の「デマゴギー」を略したものです。元の意味の通り、政治的な意味合いを持つ言葉でしたが、昭和になってから、単純に「嘘」や「根拠のない噂」の意味で使われるようになりました。
おなら:お鳴らし
屁を「鳴らす」の名詞である「鳴らし」に「お」をつけて婉曲に表現した言葉で、そこから一文字略されました。元々の言い方の方が上品な感じがあって良いですよね。というのも、一般庶民は昔から「屁」と言っていましたが、宮中に仕える女房たちは隠語として用いていたためです。
電車:電動客車
電動客車をより細かく表現すると、「電動機付き客車」または「電動機付き貨車」となります。電車は架線あるいは軌道から得る電気を動力源として走行しています。
電卓:電子式卓上計算機
計算機という本来役割を表す意味の言葉が略されています。1963年に世界初の電卓が登場し、1964年に現在のシャープから日本初の電卓が発売されました。当時の価格は53万5千円と車を買えるほどの値段でした。今では100均で売られているものもあるのに驚きですね。
ボールペン:ボールポイントペン
英語で”ball-point pen”と言い、これを略した言葉です。ボールという単語が使われている理由は、ボールペンの構造上、先端に小さな回転玉(ボール)があるためです。
インフラ:インフラストラクチャー
英語で「下部構造」や「基盤」を意味する”infrastructure”から略されたものです。電気・ガス・水道・電話・道路・線路・学校や病院などの公共施設など、私たちの生活に欠かせないものを指す言葉となっています。
シネコン:シネマコンプレックス
「コンプレックス”complex”」が「複合の」を表す英単語で、同一ビル内に複数のスクリーンを備えた複合型映画館のことを表します。国内の代表的なものとしては、TOHOシネマズ、イオンエンターテイメント、MOVIX、ユナイテッド・シネマなどがあります。
シャーペン:エバー・レディー・シャープペンシル
シャーペンが「シャープペンシル」の略ということを知っている方は多いと思いますが、実はこれも略語。1838年にアメリカで「エバーシャープ」という筆記具が登場し、その後1915年に現シャープの創設者である早川徳次氏が国内初となるものを考案し、「エバー・レディー・シャープペンシル」という商品名をつけヒットさせました。
ピアノ:クラヴィチェンバロ・コル・ピアノ・エ・フォルテ
イタリア語で「小さい音と大きい音を出せるチェンバロ」という意味です。いつの間にか「小さい音」を表すピアノだけに略され、楽器を表す名詞となりました。元のピアノの意味は今でも音の強弱を表す「メッゾピアノ」や「ピアニッシモ」と合わせて音楽記号として使われていますね。
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ryotarox · 4 months
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ネガティブ・ケイパビリティ(英語: Negative capability)は詩人ジョン・キーツが不確実なものや未解決のものを受容する能力を記述した言葉。 日本語訳は定まっておらず、「消極的能力」「消極的受容力」「否定的能力」など数多くの訳語が存在する[1]。 『ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力』[2]によると、 悩める現代人に最も必要と考えるのは「共感する」ことであり、この共感が成熟する過程で伴走し、容易に答えの出ない事態に耐えうる能力がネガティブ・ケイパビリティ。キーツが発見し、第二次世界大戦に従軍した精神科医ビオンにより再発見されたとのこと。
ネガティブ・ケイパビリティ - Wikipedia
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wwwwwwwwwwww123 · 1 year
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4 名前:名無しさん@0新周年@\(^o^)/[sage] 投稿日:2014/07/24(木) 07:39:37.47 ID:zjmQo3cJ0 (有名コピペ改変)  ▼パレスチナ人の立場に日本人を当てはめると、これぐらい悲惨。(もしも歴史で) 日本は太平洋戦争に負けて欧米諸国に占領されてしまいました。 欧米諸国も戦争でお金を使いすぎて貧乏でした。 一方、世界に散らばる中華系のお金持ち一族、『華僑』は自分達が安心して暮らせる国を探していました。 中国政府は華僑の財産を没収する恐れがあるので、華僑達は出身国には住みたくありません。 それで華僑は新しい国を作って住みたいと思いました。 それを聞いた欧米諸国は占領している日本を「華僑に売ってあげるよ!」と言い出しました。 欧米諸国は自分たちの貧乏を「日本列島を売ること」で解決しようとしたのです。 日本列島は中国大陸のすぐ横なので華僑たちは大喜び。 すぐに華僑は大金を欧米諸国に支払って日本列島を購入しました。 国連も欧米諸国の味方なので、日本列島を華僑の国として認めてしまいました。 新しい日本列島は華僑の国、椅子羅江流(いすらえる)と名づけられました。 日本列島に住んでいた日本人達は邪魔なので、四国と北海道に強制移住させられてしまいます。 本州と九州と沖縄は完全に華僑だけが住む土地になってしまいました。(続く) 6 名前:名無しさん@0新周年@\(^o^)/[sage] 投稿日:2014/07/24(木) 07:40:49.93 ID:zjmQo3cJ0 (4の続き) 国際的には四国と北海道も華僑の持ち物なのですが、ここは日本人がなんとか自治区として確保しました。 四国と北海道の自治区を合わせて晴洲治名(ぱれすちな)といいます。 その中でも日本人がぎゅうぎゅう詰めで暮らす場所は我差(がざ)と呼ばれました。 しかし華僑は四国や北海道も自分たちの土地なので、日本人に「出て行け」と攻撃します。 その状況に日本人達は我慢がなりません。 そこでテロやゲリラ戦で本州の華僑を攻撃することにしました。 その日本人レジスタンス集団は浜巣(はます)と名づけられました。 浜巣はさっそく本州の華僑の街へロケット弾を打ちました。 でもロケット弾はアイアンドームに打ち落とされてしまいました。 逆に華僑の軍隊の爆撃機が飛んできて日本人の街を破壊しました。 何人もの沢山の日本人が死にました。(子供含む) さらに華僑は瀬戸内海や津軽海峡を超えて進軍してきました。 「テロ攻撃をやめないと日本人街を消し去るぞ!」と爆撃してきます。 日本人は「せめて四国と北海道だけでも日本国として認めて!」と世界に訴えますが、 世界の中心である欧米諸国が華僑に日本列島をお金で売った建前があるので、 「日本列島は華僑の国。日本人自治区の独立なんて認めない」と聞く耳を持ってくれません。 そうしてる間にも殺された人々の映像が流れ、その映像や写真が>>32になります。 世界はいまだにこの問題を「見ているだけ」なのです・・・。
パレスチナ人の立場に日本人を当てはめると、これぐらい悲惨。(もしも歴史で) : 2chコピペ保存道場
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brygry · 6 months
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僕の経験と観察ですが、限界集落化した土地に残る人々が窮乏の中で暮らしているかというと、決してそんなことはなくて、実はちゃんと食っていけて貯蓄もあったりします。実はそこが問題で、例えば靴屋があったとしてそれが1件なら十分やっていけるがもう一件靴屋ができると共倒れするのです。すると もう一件の靴屋を作らせないシステムが発動します。不寛容な社会になるわけです。買う方とすれば選択肢は他にありませんから、品物が粗悪であろうが高かろうがそれを甘受する必要があります。これは全ての業種に同じ原則が当てはまります。 そうするとある種の「貴族化」が始まり、町の権力者たちが公共事業の分配権を持ち始めます。国からのお金がバラマキだった頃はまだ良くて、現在の地方創生事業だと都会のコンサルと限界集落貴族が結託して富が両者の間で山分けになります。ここによそ者が入り込むと厳しい洗礼を受けることになります。 限界集落化した町は、こうした商業貴族連合と鉄板の資産を持つ漁業家と農業家の支配下に置かれます。店や土地・漁業権などを持たない人々は「何でも屋」として色々な仕事を兼業します。彼らも彼らで実はちゃんとやっていける。年を取るとお金がありますから都会のマンションを購入します。 こうして地元には金が残らず人口もさらに減るのですが、彼らの子供たちはそれがたとえ小さなパイでも人口が減る分だけ一人当たりの取り分は増えるので「コンパクトシティ?なにそれ美味いの(笑)」という感じになります。最大の脅威はよそ者という構造ができます。 福祉研究をしている先生に聞いたのですが、システムとして福祉が機能するのは人口2万人からだとか。私の経験と一致しています。1万人を切ると市場原理は機能しないので、物物交換の世界に入ります。既得権を持つ住民は実は美味いものを極めて安い価格で手に(口に)入れています。 こうなると「地産地消」という都会人の思い描く永久機関はあり得ません。海産物にせよ農業の収穫物にせよ、彼らは良いものを都会で売り捌きます。地元の労働力は外国人研修生が受け持つことになるので、人手不足も起きませんから移住者には過酷な環境が形成されます。
Xユーザーのオッカム
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yoga-onion · 3 months
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"In a crazy world, you can live more happily without having any ‘hope’."
- Hiro Sachiya (b. 1936 – d. April 7, 2022) was a Japanese buddhist scholar and a popular contemporary writer of Buddhism.
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"The big lie of “making the world a better place”
The world has never been a ‘good place' for its inhabitants. Regardless of the era, the world is always a‘bad place'.
'The three realms are not at ease, they are still like a house on fire', says the Lotus Sutra. The three realms (Ref) are the worlds of greed, colour and colourlessness in which human beings reincarnate through repeated births and deaths. You could think of it as the world we live in.
The Lotus Sutra says that there is no security in this world, that it is full of anxiety, like a house engulfed in flames and burning. What is required now is to learn from this Lotus Sutra and recognise that the world is a house on fire. Politicians are trying to plant the wrong perception in the minds of the people with their nonsense. Thus we must not fall for such tricks to deceive people and must first face up to the fact that the world is always a house on fire.
That is to clarify, therefore to give up.
And you have to take a hard look at the state of the burning house in our time. People who work and have a decent income are all in debt hell. That is the state of a house on fire today.
“Let's admit that the world is on fire. If we live in an age of debt, which is on fire, then don't we need to make more efforts to extinguish the flames?” There are probably people who think this way. However, Buddhism strictly warns against the short-sighted idea that if a fire is raging, it is natural to put it out.
“Get out of the burning house immediately.”
In other words, Buddhism teaches that one should not stay in a house on fire to extinguish it. It teaches that you should leave the fire immediately. 
To think "let's make the world a better place" or "let's get rid of debt hell" is, on the contrary, to be attached to this rotten world. The modern way of reading this phrase is, “Don't do that, just leave the world as it is.”
Banks are surviving comfortably, while individuals are exhausted with debt. Look at this current situation. If you stay in the fire forever, the harder you try, the worse the situation gets.
When I say 'don't work hard, don't work hard', some people argue that they bought the flat for their family and cannot afford not to work hard to pay back the loan. The conversation ends there when I say, "Then why don't you just not buy a flat?"
If you remember the basics of living within your income, you don't have to work hard and you won't be taken in by the burning house called the world. The landscape of our times is that everyone has forgotten these basics and as a result is groaning.
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“狂った世界では「希望」など持たない方が楽しく生きられる。”
― ひろさちや (1936年 7月27日 - 2022年 4月7日) は、日本の仏教思想家。多数の一般向けの解説書を執筆。
「世の中をよくする」という大ウソ
世の中が、そこに住む人たちにとって「良いもの」であったためしは無い。時代を問わず、世の中というのはいつも「悪いもの」なのだ。
「三界は安きことなし、なお火宅のごとし」と法華経の中には書かれている。三界(参照)というのは、人間が生死を繰り返しながら輪廻する三つの世界(欲界、色界、無色界)のことだが、まぁ、わたしたちが生きている世界と考えればいいだろう。
その世界には安心などなく、炎に包まれ燃え盛る家のように不安に満ちている、と法華経はいうわけである。
いま求められているのは、この法華経に学び、世の中が火宅だという認識を持つことだ。政治家は能天気な御託を並べ、間違った認識を植えつけようとしているが、そんな手練手管に乗ることなく、いつの時代も世の中は火宅だということを、まず正視しなければならない。
それは明らめることだ。
[註: 仏教の世界では「諦める」を「明らめる」と書く。つまり、あきらめるとは断念するということではなく、事実をはっきり見ることであり、現実を直視し、それをありのままに受け入れるという意味にほかならない。]
そして、この時代の火宅のありようをしっかり見極めることだ。きちんと働いて収入のある人がこぞって借金地獄にいる。それが現代の火宅である。
「世の中が火宅であることは認めましょう。いまが借金時代という火宅の時代ならば、その業火を消すべく努力を重ねる必要があるのでは?」そう考える人はいるだろう。しかし、火が燃え盛っているなら消火活動をするのが当然だ、という短絡思考は、仏教が厳に戒めるところである。
速やかに火宅を出よ。
すなわち仏教では、火宅にとどまって消火活動などするな。すぐさま火宅から出てしまえ、と教えているわけだ。
「世の中をよくしよう」「借金地獄を無くそう」などと考えることは、逆にこのロクでもない世の中に執着することになる。「そんなことはせず、世の中なんてものはうっちゃっておけばいい」というのが、この文言の現代流の読み取り方なのだ。
銀行はぬくぬくと生き残り、個人は借金でヘトヘトになっている。この現状を見てください。いつまでも火宅の中にいたら、頑張れば頑張るほど、状況はますます悪くなるばかりなのだ。頑張って収入が上がったとしても、もっと高い買い物をローンでしたら、高い金利を払うことになる。
わたしが「頑張るな、頑張るな」と言うと、自分は家族のためにマンションを買ったから、ローンを返すためには頑張らないわけにはいかない、と反論する人がいる。「だったら、マンションなんて買わなければいいじゃないの」というと、会話はそこで終わる。
収入の範囲で生活する、という基本を忘れずにいたら、頑張る必要などないし、火宅に取り込まれることもない。誰もがその基本を忘れた結果、あえいでいるというのが、この時代の風景なのだろう。
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simamamoru · 2 months
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戦闘服の男たちNo.0
現職自衛官の告白体験手記
「遠くで突撃喇叭が」
原題「遠くでラッパが」
作  島 守
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新隊員の便所はノリだらけ
 朝五時、起床まであと一時間である。いやあ、変な夢を見たるんだなと思って、ギンギンになっているセガレに手をのばすと、ああ、やっちゃった。まったくしょうのない奴だぜ、昨日センズリかいたばっかりだろうが!
畜生!今起きると、となりのベッドの奴が目をさましてカッコ悪いし、しょうがネーな、起床で戦闘服に着替える時にでも一緒に履きかえるか。
 それにしても新隊員は外出が制限されてるせいで、夜なんかとても遊びに行けないし、極度に欲求不満の日々が読いている。
雄臭い野郎を見るだけならここは本当にいい所だけれど、それ以上のことはちと不可能。けっきょく、夜、誰もいないトイレにはいってシコシコ激しくセンズリをカクしかないのだ。風呂で見たガッチリしたオアニイさんや、カワユイ隊員たちがチラチラ浮かんできたりする。
 でも終わってみると、やっぱりむなしいな。なんか小便とたいしてかわりないみたいで。それでもけっこうさかんなようすで、この間も班長から、
「新隊員の便所はノリだらけでたまらん!」
なんて怒られてしまった。マア、ノリは冗談としても、エロマンガのちぎれたのや、ビニ本なんかが時々モロ、トイレにおきっぱなしになってたりする。金があれば普通の隊員はトルコにでも行くんだろうけど、そこはまだペイペイの新隊員、月給は少ないし、貯金はしろとうるさいし、とてもとても…
 それでも、あけっぴろげな男だけの世界。
「これからセンズリ行くゾー」
と、エロ本片手に走って行く奴もいる。
 そんでもって自分もけっきょくその日のタ方、バラしてしまうのだった。
「昨日の夜、爆発しちまったでェー」
「いやー、エッチだなあ。勝見二士がいないからじゃないのォー」
 前期の教育隊から一緒に来た北村二士にいうと、思わぬ返事が返ってきた。まいったなあ。
「このヤロォー、勝見と俺はそんなに深い仲でネェゾ!」
「エへへへ、でも勝見二士は、島二士のダッチワイフだったんじゃないのォー」
 まったく北村の野郎、口のへらない奴だ。
まっ、べつに勝見二土はダッチワイフだなんてのは冗談だからいいけど、でも俺は、やっぱりドッキン!そう、あいつはいい奴だったもんな。この俺に、男と男が精神的に強く結ばれることがどんなに素晴らしいことか数えてくれたから・・・•・・ネ。
 それは3ヶ月前
 桜のつぼみがまだ硬い三月の下旬、俺は陸上自衛隊のある駐屯地に入隊した。出身県の関係で他の県の出身者より四日ほど遅い入隊だった。勝見二士とはこの時に初めて出会ったのである。
〈三月某日〉
 なかなかできてる奴
今日から俺の自衛隊員としての生活が始まる。まわりの環境は、想像していたのとそれほど変りはない。でも一部屋四十人というのは多すぎるようだ。
 それから自衛隊ではバディという仕組があって、二段ベッドの上下でペアを組み、訓練面や私生活でいくそうだ。
 俺のバディは勝見次郎。ガタイが良くてイモの煮っ転がしみたいな顔をした奴だが、なかなか性格はよさそうだ。
 この時はまだバディの重要さなんか知るよしもなかった。
 勝見二士は俺より年下だが、四日も早く入していただけあってちょっと先輩気取りで、ベッドのとり方から戦闘服のネームの縫い物まで俺に協力してやってくれた。早くもリードされっぱなし。それでもけっして悪い顔をしないで黙々と手伝ってくれる彼を見て、
「なかなかできてる奴だワイ」
と内心思ったものである。
<四月某日>
ビニ本でぬいて来い
 入隊式も終わり、訓練も徐々に本格的になってきた。銃こそまだ持たされていないが、戦闘服を着て半長靴をはいて走り回るさまは、一人前の兵隊さん・・・・・なんちゃって。
 そんな時、体育の時間に勝見の野郎がすっころんでけがをした。運動神経いいくせにまったくそそっかしい奴だ。おかげでその晩、俺がヨーチン片手に手当てしてやる。 
 両足おさえつけて、ヨーチンをぬるさまはSの気分。ムフフフと不敵に笑って、「グチェッ!」とぬってやる。勝見の奴たまりかねて、「ギャアー!」
 苦痛にゆがんだ顔って、ちょっとエロチックやなアー。
 
 四月にはいっても外出は下旬にならないとできない。新隊員とはつらいもんである。ああ、自衛隊には自由なんてない!これでは縛られるのが好きなMじゃなきゃ向かないんじゃないだろうか。そんなわけで貴重な休みも隊舎のベッドでゴロゴロ、これじゃ夜寝られるワケがない。
 消燈もとっくに過ぎた十二時半、なんとなく昼間寝すぎたので寝つけない。緑色の毛布の中でごそっと寝返りを打つと、上のベッドでもごそっと寝返りを打ったようだ。安物のベッドがグラッとくる。これじゃセンズリかいてようもんなら、片っぽのベッドの奴は地震かと思って起きちまうだろうななんて思ってると、
「オイ、島さん寝たかい?」
と、勝見が小さな声で話しかけてきた。
「なーんか、こうムラムラして寝られネェんだョオ」
と俺。すると、
「島さん、最近やってないんでしょ、アレを」
「まっ、まあな」
と、二人はムクッとベッドから起き上がて話を始めた。まったく目がさえてしかたいない。すると、その時へやの戸があいて、だれかがはいってきた。なんと班付(つまり上官)の上田士長である。よーく見ると、片手にビニ本を持っている。
「お前ら、まだ起きとるんか」
「エエ、寝られないんですヨ」
と勝見二士。すると上田士長、恥ずかし気もなく片手でもってるビニ本二冊を差し出すと、
「これでちょっとぬいてこい、そうすればバッチリ寝られるゾ。俺も抜いて来た」
 思わず俺と見、顔を見合わせてニヤリ、もちろん俺はあんまりビニ本には興味はないが、そこはノンケの顔をしていなければならないのがツライところ。
 ともかく、俺と勝見の二人はビニ本片手に仲よくトイレに直行。そこで二人は同じ個室に••••••てなわけにはいかなくって別々の目室に。ハイ、でも、ガマン!
「オッ、スケニ本だぜ、もうビンピンだァ」
「タマンネニナー。でもあんまりおっきな声だすなァ、不寝番がびっくりして飛んでくるゾォー」
 なんてことを話しながら、お互いに実況中継をし合う。洋式トイレなのですわってカケるのでらくなのだ。となりの個室からのすっとんきょうな声がとだえた。奴も本気になってきたようだ。こっちがたまんなくなるようなあえぎ声が聞こえてくる。思わず俺の手の動きも早くなる……。
 すると、突然奴の声、
「ウッ!ウッーウ」
 畜生、俺より早く終わりやがったな。
奴の家は海辺の町で漁師をやっている。中学、高校と、よくアルバイトを兼ねて家の手伝いをしたそうだ。そのためか潮で鍛えられた体は浅黒く、区隊で誰にもまけないくらいの逞しさを持っている。そんな奴から海の話を聞くのが俺も好きで、いろいろと聞いたものだった。サザエの採り方なんか、実に詳しく話をしてくれたもんだった。
<5月某日>
好きになったのかな?
 知らないというのは恐ろしい。いつものように勝見二土から海の話を聞いていた俺は、なにげなく聞いてしまった。
「じゃ、なんで家の仕事を継がなかったんだい?」
「親父が許してくれなかったんだよ」
「どーして?」
「・・・・・・兄貴が海で死んだからさ••・・生きてれば二十七歳さ。よく晴れてベタなぎの海にもぐったきり、サザエ採りにネ、兄貴、上がってこなかった」
 淡々と話し続ける奴は、やっぱりいつもと違っていた。
「やっぱり親は親なんだな。二人も海で死なせたくはないんだろうな。いくら俺がねばってもだめだった。今の俺なんて、丘に上がったカッパさ・・・・・・・」
と、彼は言う。いやいや、丘に上がったカッパなんてとんでもない。奴の体力は区隊のトップをいつも争っている。俺だって気力じや負けないつもりだが、やっぱり体力検定だとかではっきり数字に出されると、どうも一歩も二歩もゆずってしまう。
「漁仲間の人から最近よく言われるんだ、兄貴に似てるって」
 彼はこう最後に明るく付け加えた。なんか、この話を聞いているうちに、自分が奴に引かれていることに気がついてきた。なんとなく奴のことを、俺は他の班員とは違う目で見ているということに・・・・・・。
 俺、奴のこと好きになったのかな?
まだ五月の下旬だというのに、真夏のような暑さが続く。そんな太陽の下での戦闘訓練は、まだ自衛官として一人前の体力を持ち合わせてない俺たちには、とてもキツイ。 
 たかが4.3kgの小銃が自分の体じゅうの汗を吸いまくる。気がつくと小銃から滴がしたたるほどに汗でぬれている。 
 地面だってこんな間近に見つめることなんてあったろうか。地にふせた俺の目の前にあるのは、青々とした草が高々と繁っている姿と、小さな虫たちの世界だった。
 一瞬、自分が虫けらになったような気がする。ふと隣を見ると、3メートルほど離れて奴がこっちを見てニヤリとした。埃にまみれた顔から白い歯がチラリとのぞく。ほんの数秒の間の静けさが何時間にも感じる。
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 すると突然、頭上で班長の大声が響く!
「目標、前方の敵!」
「突撃!前へ!」
 銃をかまえると全力で走りだす。核の時代にこんなことが役に立つのだろうか、もうバカになるしかないな。班長の号令が頭の中を素通りして直接手足に伝ってゆく。俺も奴も、そして愛すべき仲間たちも、死ぬ時はみんな一緒・・・・・なんだろうな。
<六月某日>
レイプごっこ
 3ヶ月の前期教育も大詰めをむかえてきた。今月の末には、俺も奴もバラバラになって全国の部隊のどこかの駐屯地に配属されることになるだろう。なんか、そう思うと、とてもせつない。でも、俺と奴は違う道をたどらなければならない。希望も適性も違うから。だからあと数週間、思いっきり悔いのないようにガンバッテいく。それが今の俺たちには一番なの
だ。
 営内近は1班12名前後いる。学校の教室の約2倍ほどの大きさの部屋に、実に40人の隊員が詰め込まれ、2段ベッドで毎日の訓練生活を送っている。もちろん性格もさまざまであるが、そんな隊員たちが40人も一つの部屋にいる姿は、なんとも壮観で異様でもある。しかも全員、スポーツ刈りか坊頭で、体格もこの六月ごろになると個人差こそあれ、すっかり逞しくなってくる。
 その中にはやっぱり俺以外にも、男が好きな奴がいるらしい。時々どっかからか、〇〇二土と二士が二人でトイレにはいって行くのを見たなんて話を耳にすることがある。
 うまいことやってるなあなんて思うけど、やっぱり毎日寝起きしている仲間の前ではなかなか、そんなことできるワケがない。それでもよく俺たち二人は皆の前で冗談を飛ばし合う。
「オッ、いいケツしてんなあー、たまんねえぜ!」
「バーカ、今夜はもう予約ズミダヨ」
「ベッドあんまりゆらしてこわすなヨ。下で俺が寝られネェからヨ」
「じゃペーパー貸してやっから、センズリでもかいてきな!」
 なんてやり合ってると、周りの仲間も悪乗りしてきて、なにがなんだかわからないうちにレイプごっこ(つまり解剖というやつ)が始まったりする。どんなバカ力の持ち主でも二十人ぐらいにせめられたんじゃ手も足もでない。アッというまにスッポンポン。一回やられるとくせになるみたいで、次の獲物をさかす。でも気がつくと、一番必死でやってるのは俺みたい。
<六月中旬某日>
こみ上げてくるような話
 今日から前期教育で最初で最後の野営(泊まりがけの野外訓練)が始まった。
 午前中に寝泊まりするテントを設営する。
 午後からは小銃手用の掩体(一種の個人用の隠れ穴…ここに隠れて首と銃だけ出して、敵を狙う)を掘った。
 1グループ6人で3時間ほどで仕上げなければいけない。
 もっぱら俺は現場監督のように地面に穴を掘る設計図を引く。そして奴は、パワーショベルのようなバカカで他の仲間四人とともに穴を掘る。もちろんきっかり時間内に仕上がった。
 野営で俺たちが使うテントは、二人用の小さなもので、朝起きてみると足が外に出ていた、なんてことがしょっちゅうある。もちろん奴、勝見二士と一緒である。
一日めの夜は夜間訓練もあり、ビールも一本入ったので、二人はろくに話しもしないで寝てしまった。
 二日の夜、目が冴えて眠れない。久しぶりに奴と俺はいろんな話しをした。酔うと���舌になる勝見。入隊する前の事や、これからのこと、もちろん女の話しだって出てくる。俺は当然聞き手に回るわけだが、それでも奴は初体験の話や、彼女にふられてしまったことを、こっちが感心するほど克明に話してくれた。
なんかこみ上げてくるようなものも感じるけれど、それは明日の厳しい訓練にとかして流してしまおう。
 三日めは、昼間の行軍が災いして床についたら、またまた、あっという間に寝てしまった。それでも就寝前、点呼に来る班長が、
「お前ら、あんまりいちゃつくなよ!」
「いやーあ、昨日なんて島さんが寝かしてくれないんスよ。まいったなあ」
なーんて冗談も飛ばしてくれて、言葉の中だけど、楽しませてくれた。
<前期教育終了7日前>
愛すべきパワーショベル
 今日は最後の体育だ。項目はなんと苦手の障害走。外見に似合わず(?)体力のちと足りない俺には恐怖の時間である。だが、今回はなんと二人でペアになってやれというのである。当然勝見二土と組むことになる。よし、やるぞ!
 隊長の合図でスタートし、戦闘服姿で障害物を切りぬけていく。高さニメートルの垂直の壁あり、幅一・五メートルの溝あり、まったくとんでもないコースだ。やっぱり勝見の奴は早い。確実に障害をこなしてゆく。時々日に焼けた顔でこっちをふり向く。そうだ、奴がいるから今俺は、三カ月間ここまできたんだ、汗と埃は今、大きなエネルギーと変わって俺たちに吸い込まれてゆく。奴が好きだ、そう、心の中で叫んでやる、
「好きだ」と。
 ふと気がつくと、目の前にロープが下がっていた。最後の難関のロープ登りである。畜生!俺が最も苦手とするやつだ。それでも登らなければならない。一段階一段階と手足を使って登るのだが、なかなか上へ進まない。
 畜生!もうだめだ、あと五十センチでロープのフックに手が届くに・・。すると、そ畜生!もうだめだ、あと五十センチでロープのフックに手が届くのに…。
 すると、その時である。足をなにか、すごい力で下からさ押れた。グーッと上に上がる。フ、フックに手が届いた。やったあ!思わず下を見る。そう、俺の足の下には勝見のこぶしがあった。奴は満身の力で、俺を下から押し上げてくれたのである。
この野郎!お前はやっぱりパワーショベルなんだなあ。
<前期教育終了6日前>
 自衛隊部隊はラッパの音と共に、毎朝8時に国旗掲揚、夕方5時に国旗降納がある。
 俺の前に整列している奴の後ろ姿の敬礼を見るのもあと数回しかない。教育終了後に別の部隊に進む事に決まったからだ。
 日に焼けたうなじを目に対み込んでおこうと思う。毎日、一緒に行く食事も別れが近いせいか会話が少なくなったような気がする。
 そろそろ身辺の整理を始める。ダンボールに荷物をつめる時、背中に後ろで見ている奴の視線がやけに気になる。
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<前期教育終了4日前>
 パンツの隙間から半立ちのものが…
 教育打ち上げの研修旅行で、ある山奥の温泉に行った。
 やはり百名近い短髪の青年集団というのは一般の人々に奇異に見えるようで、必ず「お仕事は何ですか」なんて聞かれる。もちろん醜態をさらす飲み会に制服なんて着ていくワケがないから、わからないのは無理もない。
「皆さんお若いですネ。今年入社したのですか?」
「ハアー、そうです」
「いい体している人ばかりですけど、どんな仕事ですか」
「まあー(モゴモゴモゴ)」
「ガードマンかなんかですか?」
「似たようなもんですネ」
と、けっこうおもしろがって遠回しに話をするんだけど、後ろから当然、
「島二土!」
なんて階級で呼ばれるもんだから、わけ知りの人にはバレちゃう。そしてその夜ー。
 バカ騒ぎのうちに飲み会も終わり、各班ごとにひっそりと部屋に集まって二次会が始まる。ビールの本数が増えるに従って、歌が出る。かわるがわる歌う員の歌声をバックにして、俺も奴も仲間たちも、この三カ月間の訓練をいろいろ思い出していた。苦しかったことしか浮かんでこない。
でも、俺たちはその中で同期愛ということを学んだ。
 いつのまにかみんな寝てしまっていた。もう外は白みかかっている。
 突然、俺の寝ている毛布に奴が割り込んできた。肌がふれ合う。奴の匂いがする。すぐいびきかく。でも、なんとなく手が出せない。チラリと下を見る。パンツのすき間から、奴の半立ちしたものが見える。そういえば、いつか俺も言われたっけなあ。
「島さん、立ったチンポぐらいしまって寝てろよナ。思わずさわりたくなるだろが!」 
 奴が不寝番をやっていた時見られてしまったようだ。まったく助平な奴だと思った。でも俺のほうが助平だったりして。
「俺、眠ってる時って何されてもわかんねえんだよなあ」
と奴がカマをかけてくる。
「バーカ、もうやっちゃったヨ。でも1万円のダッチワイフのほうが気持ちよかったぜ」
と俺。してやられたというような奴の顔。
 そんなこと思い出しながらいいチャンスの中、俺も寝てしまった。
<前期教育終了日>
 再会をめざして頑張ろう
 とうとう、今日という日が来てしまった。
 俺も奴も違う部隊へ行ってしまう。場所も離れているので、顔も見られなくなるかもしれない。両手で握手をして別れた。
 遠くでいラッパが鳴っている。戻は出なかったが、心で泣いてしまった。ありがとう、リスの目をしたパワーショベル、勝見次郎よ。日に洗けて埃にまみれながら走り���けた道を、ふり返りながら前を行く。奴だから、今日まで.....。
そして今…
 新隊員後期教育が始まって1ヶ月半。前期教育から一緒に教育を受けている北村二士が手紙を見せてくれた。勝見二士と同じ部隊に行った高田二士からだった。
<あ、そうそう、この間の手紙に島さんが夢精したって書いてあったネ。あの文、勝見二士に見せたら、「まいったなあー」って口ではいってたけど、ニヤニヤしてたぜ。島さんに会いたいって伝えといてくれとのこと>
 俺も奴に会いたい。こんど会うのはいつのことだろうか。
「士、別れて三日を経たるは刮目して待つべし」
お互い、目をみはる再会をめざして頑張ろうじゃないか。人は出合いと別れを通じて成長するのだから。
 そして後日談…2024年
 題名「遠くで突撃喇叭が」は第二書房が付けた題名。
 原題は「遠くでラッパが」である。今どき戦闘訓練で突撃喇叭なぞ吹かない。この時代の薔薇族には戦記物を書ける文字通り百戦錬磨の先輩がたくさんいたから仕方ないが、俺の指したラッパの音は毎日部隊で鳴らされる国旗掲揚、国旗降納のラッパである。
 勝見二士(仮称)は俺が見込んだとおり自衛隊員募集パンフレットの表紙を飾った。
残念ながら2任期(4年)で退職。
再会は果たせなかかった…親父の後を継いで海に出たそうだ。
新隊員当時の写真。小説に出てくる面々。
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 その他の隊員と再会したのは地下鉄サリン事件。不幸な事件であったが、それぞれが一線で任務についていた頼もしさを感じた。
 もちろん俺も新隊員の教育をする先任陸曹になった。
 その後俺も2等陸曹で依願退職。約15年の自衛隊生活を終了。鳶職となり予備自衛官で約10年、1曹まで務めた。
 2024年現在、自衛隊に残った同期たちは全て定年退官している。
 俺を薔薇族、さぶに引っ張ってくれた木村べん氏も他界された。
 読んでもらって分かる通り、肉体関係は無くとも男同士の愛情はある事への感動を自衛隊で得ることができた。
 職務上死の覚悟を要求される世界。
 その感動をセックス描写のない小説でも構わないからと木村べん氏に書いてみないかと言われて作ったのがこの作品。
 べん氏に銃を持つ手ではイラストは描けなくなると言われて、好きなメカ画も共同で作品表紙等で書かせていただいた。もちろん最初で最後。ben &tetsuは勉&(鳶)徹って言うこと。
 文中漢数字が多いのは縦書きの影響。
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「遠くで突撃喇叭が」掲載誌表紙
もう一つ参考にしてさせていただいた本。
1974年芥川賞受賞作品「草のつるぎ」
実はエロ度こちらの方が数段上。戦闘訓練の打ち上げで全員でセンズリこくシーンがある。実話だからノーカットなんだろう。
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kennak · 5 months
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単純に優れたものから学ぶ姿勢が消えて、弁えろ!偉そうに!みたいな未熟なおじさんやお爺さん達がいつまで経っても権力も決裁権も手放さないからな。ITの貿易赤字も世界最大になる訳だよ。
[B! 歴史] 転落の一途をたどる日本─その「独創性は、従順性を上回るまでには至らない」 | フランス人歴史家からの重い提言
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moznohayanie · 2 years
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モラルハラスメントが生まれるのはこの「慣れ」が原因で、ちょっとした嫌味やからかいを「許してくれるだろう」と一方的に思う油断がふたりの関係を悪化させます。 恋人だから「いつまで経っても料理が下手だよな」と言っても相手は気にしないだろう。配偶者だから「本当に稼ぎが悪いんだから」と真実を言っても怒らないはず。 それは、全部自分の都合です。慣れた間柄だからこそ、自分の弱点や劣等感を安易に刺激されることに大きなショックを覚え、それまで育ててきた愛情は信頼が揺らぎます。 距離の近い人とのモラルハラスメントでは、相手が受け入れがたい言動をとる側は「そんなつもりはない」「そっちの受け取り方が大げさだ」「言われるほうにも原因がある」と自分を省みることをしません。 相手の気持ちを無視する自分には気づかず、「この程度のことで」で済ませたがるのは、関係に甘えている証拠。 そんな自分が相手にどう映るのか、第三者が見ればどう感じるか、「自分の都合」は外の世界では通用しないのが現実です。 小さくてもモラハラが続けば愛情は消えるのが当たり前、と心得たいですね。近い存在だからこそ、かける言葉が相手にどんな思いをさせるかを想像することが必須で、その配慮をお互いに大切にする姿勢が強い絆を育てます。
仲良しな夫婦ほど起こる!?見逃してはいけない「小さいモラハラ」
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pikahlua · 1 year
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MHA Chapter 395 spoilers translations
This week’s initial tentative super rough/literal translations under the cut.
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tagline 1 No.395 幸せの上に  堀越耕平 ナンバー395 しあわせのうえに  ほりこしこうへい NANBAA 395 shiawase no ue ni   Horikoshi Kouhei No. 395 Above happiness  Kouhei Horikoshi (Note: There are many ways to potentially translate this title. “Ue” means top, above, beyond, before, regarding, because of, and many other similar things. I take this title to either mean there’s something more important than the speaker’s happiness or the speaker is doing something because of their happiness.)
tagline 2 トゥワイスが消え… トゥワイスがきえ… TUWAISU ga kie... The Twices vanish...
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1 だよな… da yo na... “That’s right...”
2 分倍河原は……いいやつだったもんな… ぶばいがわらは……いいやつだったもんな… Bubaigawara wa......ii yatsu datta mon na... “Bubaigawara...was a good guy...”
3 トガヒミコ… TOGA HIMIKO... “Toga Himiko...”
4 好きなものになりたくて握った筈のナイフを すきなものになりたくてにぎったはずのナイフを suki na mono ni naritakute nigitta hazu no NAIFU wo The knife I should have gripped because I wanted to become someone I like
5 怒りと憎しみで握っていました。 いかりとにくしみでにぎっていました。 ikari to nikushimi de nigitte imashita. I gripped with rage and hatred.
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1-2 私が生きやすい世界にする為に わたしがいきやすいせかいにするために watashi ga iki yasui sekai ni suru tame ni For the sake of making a world easy for me to live in
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1 今になって"個性"を伴った「変身」の負担が いまになって"こせい"をともなった「へんしん」のふたんが ima ni natte “kosei” wo tomonatta 「henshin」 no butan ga The burden of Transform now after the accompanying [other] quirks...
2 痛い いたい itai “It hurts.”
3 "伝わるゼロ・グラビティ"の "つたわるゼロ・グラビティ"の “tsutawaru  ZERO GURABITI” no “The transmitted Zero Gravity is”
4 巻き添えになったヒーロー達も軟着地させてる… まきぞえになったヒーローたちもなんちゃくちさせてる… makizoe ni natta HIIROO-tachi mo nanchakuchi saseteru... “letting even the heroes who became involved land softly...”
5 人を介した分解除も緩やかに進行するのね… ひとをかいしたぶんかいじょもゆるやかにしんこうするのね… hito wo kai shita bun kaijo mo yuruyaka ni shinkou suru no ne... “Even your Release is progressing gently out of concern for people, huh...”
6 お茶子ちゃん… おちゃこちゃん… Ochako-chan... “Ochako-chan...”
7 結局 けっきょく kekkyoku “In the end,”
8 どこまでいっても落としたりはしないのね どこまでいってもおとしたりはしないのね doko made ittemo otoshitari wa shinai no ne “no matter what you do, you won’t drop anyone.” (Note: This is the same phrasing as the line about Izuku being a nerd no matter what in chapter 348. Literally, the first part of the phrase means “no matter where you go,” but the idiom in English would translate to “no matter what you do.”)
9 寒い…血が出すぎた 頭と体がつながってないみたいに…全く動けない… さむい…ちがですぎた あたまとからだがつながってないみたいに…まったくうごけない… samui...chi ga de sugita   atama to karada ga tsunagattenai mitai ni...mattaku ugokenai... I’m cold...I bled too much. It’s like my head and body aren’t connected...I can’t move at all...
10 動かなきゃいけないのに…!まだ…! うごかなきゃいけないのに…!まだ…! ugokanakya ikenai noni...! mada...! But I have to move...! I still...!
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1 血なんて一生くれてやる ちなんていっしょうくれてやる chi nante isshou kurete yaru I’ll give you my blood for the rest of my life!
2 …カァイイ? ...KAAII? ...I’m cute?
3-4 あなたの笑顔が素敵だと伝えなきゃと思ったの あなたのえがおがすてきだとつたえなきゃとおもったの anata no egao ga suteki da to tsutaenakya to omotta no I thought I must tell you that your smile is lovely.
5 世界一 せかいいち sekai ichi The cutest in the world.
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(Note: The sound effects are of Ochako gasping for air and her teeth chattering from cold.)
1 致死量の血が出てる ちしりょうのちがでてる chishiryou no chi ga deteru “You’re losing a lethal amount of blood.”
2 私が刺した後もあれだけ動いてたから… わたしがさしたあともあれだけうごいてたから… watashi ga sashita ato mo are dake ugoiteta kara... “Because you were still moving that much even after I stabbed you...”
3 お茶子ちゃん おちゃこちゃん Ochako-chan “Ochako-chan,”
4 敵連合は ヴィランれんごうは VIRAN rengou wa “the League of Villains
5 全部ぶっ壊すの ぜんぶぶっこわすの zenbu bukkowasu no “will smash everything,
6 壊れた先にあるのは こわれたさきにあるのは kowareta saki ni aru no wa “What lies beyond the destruction is”
7 きっと… kitto... “surely...”
8 私が生きやすい世界 わたしがいきやすいせかい watashi ga iki yasui sekai “a world where I can live easily.”
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(Note: There’s a sound effect “chiu” present for Himiko sucking up Ochako’s blood.)
1 でも demo “But”
2 お茶子ちゃんが言ってくれた事嬉しかった おちゃこちゃんがゆってくれたことうれしかった Ochako-chan ga yutte kureta koto ureshikatta “I was happy about what you told me, Ochako-chan.”
3 生存競争って私言ったけど… せいぞんきょうそうってわたしゆったけど… seizon kyousou tte watashi yutta kedo... “I said this was a competition for survival, but...”
4 お茶子ちゃんがいなくなるの"だけ"は おちゃこちゃんがいなくなるの"だけ"は Ochako-chan ga inakunaru no “dake” wa “That only Ochako-chan will go away,”
5 やっぱり嫌 やっぱりや yappari ya “I absolutely hate it.” (Note: To be clear, I think she’s saying that despite this being a competition for survival, she hates this result where only Ochako is the one who dies.)
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1-3 この気持ちは本当だから このきもちはほんとうだから kono kimochi wa hontou dakara “Because this feeling is genuine,”
3-4 私の血全部あげる わたしのちぜんぶあげる watashi no chi zenbu ageru “I will give all my blood to you.”
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1 ーー…暖かい ーー…あたたかい --...atatakai --...warm
2 でも…ダメだ…!そんなことしたら demo...DAME da...! sonna koto shitara But...you can’t...! If you do something like that...
3 前に死にかけた時 まえにしにかけたとき mae ni shi ni kakata toki “Before, when I almost died,
4 仁くんがこうやって助けてくれた じんくんがこうやってたすけてくれた Jin-kun ga kou yatte tsukete kureta “Jin-kun helped me like this.”
5 仁くんの"個性"はもう無いから私がお茶子ちゃんになる じんくんの"こせい"はもうないからわたしがおちゃこちゃんになる Jin-kun no “kosei” wa mou nai kara watashi ga Ochako-chan ni naru “Since Jin-kun’s quirk is gone, I will become Ochako-chan.”
6 他者の"個性"が使える以上血もその人そのものになる ひとの"こせい"がつかえるいじょうちもそのひとそのものになる hito (kanji: tasha) no “kosei” ga tsukaeru ijou chi mo sono hito sono mono ni naru “Even more than being able to use someone else’s quirk, my blood will become [the same as] that person’s blood.”
7 ダ… DA... “You...”
8 メ… ME... “can’t...”
9 ……捕まえたら… ……つかまえたら… ......tsukamaetara... “......If you caught me...”
10 私が死ぬまで血を届けに会いに来るつもりだったの? わたしがしぬまでちをとどけにあいにくるつもりだったの? watashi ga shinu made chi wo todoke ni ai ni kuru tsumori datta no? “were you planning to come visit me to deliver your blood until I died?”
small text 傷口閉じるよ きずぐちとじるよ kuzuguchi tojiru yo “I’ll close the gash.”
11 お茶子ちゃんは…ただ"敵"を捕まえるだけでよかったのに おちゃこちゃんは…ただ"ヴィラン"をつかまえるだけでよかったのに Ochako-chan wa...tada “VIRAN” wo tsukamaeru dake de yokatta noni “Ochako-chan, even though it would have been fine to just capture the villain,”
12 ただ異常者を排除するだけでよかったのに ただいじょうしゃをはいじょするだけでよかったのに tada ijousha wo haijo suru dake de yokatta noni “even though it would have been fine to just eliminate the the freak,”
13 ヒーローらしく正しい事をするだけでよかったのに ヒーローらしくただしいことをするだけでよかったのに HIIROO rashiku tadashii koto wo suru dake de yokatta noni “even though it would have been fine to just do the correct thing like a hero would,”
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1 なのにさ nanoni sa “even so,”
2 なのに余計な事"考えて"… なのによけいなこと"かんがえて"… nanoni yokei na koto “kangaete”... “you nevertheless think about unnecessary things...”
3-4 お友だちいっぱい傷つけて刺してきた相手をさ… おともだちいっぱいきずつけてさしてきたあいてをさ… otomodachi ippai kizutsukete sashite kita aite wo sa... “about the person who hurt and stabbed so many of your friends...”
5 変だね へんだね hen da ne “that’s weird,”
6 お茶子ちゃん おちゃこちゃん Ochako-chan “Ochako-chan.”
7 あな…た…こそ…! ana...ta...koso...! “You...are...!” (Note: This is a phrase that essentially means “Speak for yourself!”)
8 こんな…! konna...! “Something like this...!”
9 私は"好き"に生きるの わたしは"すき"にいきるの watashi wa “suki” ni ikiru no “I like how I ‘like’.”
10 だから捕まってあげられない だからつかまってあげられない dakara tsukamatte agerarenai “That’s why I won’t let [anyone] capture me.”
11 お茶子ちゃんの「捕まえる」と一緒…でも おちゃこちゃんの「つかまえる」といっしょ…でも Ochako-chan no 「tsukamaeru」 to issho...demo “That includes your [version of] capture, Ochako-chan...but”
12 刺してごめんね さしてごめんね sashite gomen ne “I’m sorry for stabbing you.”
13 怒鳴ってごめんね どなってごめんね donatte gomen ne “I’m sorry for yelling at you.”
14 本当よ ほんとうよ hontou yo “Really.”
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1 …燈矢くんが …とうやくんが ...Touya-kun ga “...Touya-kun”
2 お家燃やしてくれたんだ おうちもやしてくれたんだ ouchi moyashite kuretanda “set my home on fire for me.”
3 嫌な事が詰まった普通のお家 いやなことがつまったふつうのおうち iya na koto ga tsumatta futsuu no ouchi “My ordinary home full of horrible things.”
4 なかった事にしてくれたの なかったことにしてくれたの nakatta koto ni shite kureta no “He let me pretend like nothing ever happened.”
5 嬉しかった うれしかった ureshikatta “I was happy.”
6 でも…なくなっても心には残るの でも…なくなってもこころにはのこるの demo...nakunattemo kokoro ni wa nokoru no “But...even if it’s gone, it will remain in my heart.”
7 お茶子ちゃんはなかった事にしなかった おちゃこちゃんはなかったことにしなかった Ochako-chan wa nakatta koto ni shinakatta “Ochako-chan, you didn’t pretend like nothing ever happened.”
8 それは痛くて辛いけど それはいたくてつらいけど sore wa itakute tsurai kedo “That was painful and harsh, but”
9 触れられた時ーーー ふれられたときーーー furerareta toki--- “when you touched me---”
10 心がワクッて こころがワクッて kokoro ga WAKU tte “my heart got excited”
11 戦いは避けられなくても たたかいはさけられなくても tatakai wa sakerarenakutemo Even if this battle is unavoidable,
12 その奥にあるものを無視はしたくない そのおくにあるものをむしはしたくない sono oku ni aru mono wo mushi wa shitakunai I don’t want to ignore what’s behind it.
13 軽くなったから かるくなったから karukunatta kara “because you made it lighter.”
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1 ありがとうねえお茶子ちゃん ありがとうねえおちゃこちゃん arigatou nee Ochako-chan “Thank you, Ochako-chan.”
2 嬉しかったよ うれしかったよ ureshikatta yo “I was happy.”
3 本当に嬉しかったのお茶子ちゃん ほんとうにうれしかったのおちゃこちゃん hontou ni ureshikatta no Ochako-chan “I was really happy, Ochako-chan.”
4 その人そのものになりたくて そのひとそのものになりたくて sono hito sono mono ni naritakute I wanted to become many people,
5-6 羨ましくて愛しくて血を飲み干してきた うらやましくていとしくてちをのみほしてきた urayamashikute itoshikute chi wo nomihoshite kita so I drank up the blood of those I envied, those I cherished.
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1-3 ヒミ…コ…ちゃ… HIMI...KO...cha... “Himi...ko...-cha...”
4-5 はぁい haai “Ye-...ep!”
6 もしも moshimo If only
7 もっと早くに識れたなら もっとはやくにしれたなら motto hayaku ni shireta nara I had figured it out sooner,
8 血を飲み干したくなるのと同じくらい ちをのみほしたくなるのとおなじくらい chi wo nomihoshitaku naru no to onaji kurai then as much as I want to drink up the blood,
9 血をあげたくなるような ちをあげたくなるような chi wo agetaku naru you na it would have made me want to give blood.
10-11 そんな"好き"に出会えていたら そんな"すき"にであえていたら sonna “suki” ni deaete itara If I was able to meet [someone I] ‘liked’ like that,
12 世界はもっと生きやすかったかな せかいはもっといきやすかったかな sekai wa motto iki yasukatta ka na I wonder if the world would have been easier to live in.
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1 それでも soredemo Nevertheless,
tagline 想い伝えて… おもいつたえて… omoi tsutaete... Conveying thoughts...
2 私はトガヒミコ わたしはトガヒミコ watashi wa TOGA HIMIKO I am Himiko Toga.
3 好きに生きて好きに生きた すきにいきてすきにいきた suki ni ikite suki ni ikita I live the way I like. I lived the way I liked.
4 世界一笑顔がカァイイ せかいいちえがおがカァイイ sekai ichi egao ga KAAII My smile is the cutest in the world.
5 普通の女の子! ふつうのおんなのこ! futsuu no onna no ko! I’m an ordinary girl!
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ffxivtranslations · 8 days
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Zenos Kills His Father - Retranslation
A retranslation of everything from Zenos getting his body back from Elidibus to stabbing his dad.
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???? : …………ハ。退屈な戦に逸るなど、「俺」とは似ても似つかぬではないか。
刀を帯びた百人隊長 : それよりも……我が友が、よもや別世界に落とされていようとは。
そこは、奴の牙を研ぐに足る場所なのだろうな?
刀を帯びた百人隊長 : 詳しく聞かせてもらおうか。皇太子ゼノス……いや、アシエン・エリディブスとやら。
ゼノスの顔を持つ男 : っ……なるほど……。さすがにこれは、想定外だったと認めよう……。人造の超える力ごときで、不滅なる者に至っていようとは。その身に宿りし魂は、君だな…… ゼノス・イェー・ガルヴァス……!
刀を帯びた百人隊長 : もはや、その名にこだわりはないが……その身体は、返してもらうぞ。仮初の身では、全力で狩りを楽しめぬ。さあ、選ぶがいい。話すか、その身体から叩き出されるか……どちらが先だ?
Zenos: ..... huh. Getting excited over a boring war, you couldn't be any more different to "me". But more importantly, to hear that my dear friend has been sent to another world. I wonder if they are finding it a worthy place to sharpen their claws. Shall I hear all about it from you? "Crown Prince Zenos".... nay, Ascian Elidibus?
Elidibus: ... I see. I admit that this wasn't something I expected. It appears that even a synthetic "Echo" was enough to make you immortal. That body holds the soul of you, Zenos yae Galvus!
Zenos: I don't really care about that name, but I'll have you give that body back to me. With this borrowed body I can't enjoy my hunt to the fullest. So, I'll let you choose. Will you speak, or will I beat you out that body? Let's see what comes first.
???? : …………ガイウスか。遅いな、貴様の役目はもうないぞ。
ガイウス : うぬは……「何」だ……!
???? : アシエン……と言ったほうが、救いがあったか?あの化生ならば、肉体を捨てて逃亡した。せっかく「俺」との戦いが愉しめると思ったのだが……失望だ。しかして、俺は俺の体を取り戻した……。ゼノス・イェー・ガルヴァスの魂と肉体は、
ここに再び結ばれたのだ!
Zenos: ...is that you Gaius? You're too late, there's nothing left for you to do.
Gaius: You bastard, what are you??
Zenos: If I said I was an Ascian would that have been what you wanted? That parasite already escaped by throwing away this body. Such a pity... I had wanted to try fighting with "myself". But finally, I have taken my body back... The body and soul of Zenos yae Galvus are once more together as one!
ガイウス : うぬが言葉……我が剣にて確かめてくれようッ!
ヴァリス・ゾス・ガルヴァス : 待て……ッ!今の話に……嘘はない……。
この者はゼノスであり……その肉体を使っていた、アシエン・エリディブスは……空を裂いて……逃げおおせた……。だが……ゼノス……我が愚息よ……ッ!
ヴァリス・ゾス・ガルヴァス : 生者へと返るに留まらず、この国を掌握しようなどと……分不相応な野望を、抱いたものよ……!うぬぼれるなッ!この国の使命、歴史からの真なる解放と、人の存続!貴様ごときに、背負えてかッ!!
Gaius: You bastard, I'll test the veracity of your words with my sword!
Varis: Wait! His words are not a lie... This person is Zenos... The Ascian Elidibus who was using his body tore open the sky and escaped... But Zenos! My fool of a son! Not content with returning to the living, but also trying to seize control of this country- Biting off more than you can chew- Don't flatter yourself! This country's mission, it's history of true liberation, and the survival of its people! It's impossible for someone like you to ever take on this responsibility!!
ゼノス・イェー・ガルヴァス : …………ハ。分不相応とは、己のことでは?
貴方は、始祖から継いだ国を維持するだけのことに必死だった。
ゼノス・イェー・ガルヴァス : 俺は、貴方の窮屈で退屈な思想など継ぐ気はない。ガレマール帝国を掌握するつもりもない。ただ……邪魔者を消しにきただけだ。退屈な戦、くだらぬ兵器……そんなものに、俺の獲物を、奪われてなるものか。
ヴァリス・ゾス・ガルヴァス : お前は……まさか……それだけの、ことで…………?
ゼノス・イェー・ガルヴァス : それ以外の理由などいるまい。
俺の狩りの邪魔をするならば……ことごとく死ねッ!
ゼノス・イェー・ガルヴァス : 哀れなアシエンから聞いたぞ……。ゾディアークにハイデリン……星の意志すら、創られた力に過ぎないのだと……。ならば次は、それを喰らって、殺しあおうぞ。我が友よ……!
ガイウス : ゼノス、貴様ぁぁぁぁッ!
Zenos: ...ha. You're the one who bit off more than you could chew. You were always frantic just trying to maintain this country that was passed down to you from the Founder. I have no intention of carrying on your rigid and boring ideology. I also have no intention of seizing control of the Garlemald Empire. I just... want to erase anything that gets in my way. Boring wars, stupid weapons... As if I would allow such things to take my prey from me!
Varis: You would... do this... just for that?
Zenos: What other reason could there possibly be? Everyone who gets in the way of my hunt shall die!!!!
Zenos: I heard from that pathetic Ascian that Zodiark and Hydaelyn... the will of this very planet, are nothing more than fabricated power. Therefore, the next thing I will do is consume that power, and fight to the death with you, my dear friend!!!
Gaius: Zenos, you bastaaaaaaaard!!!!!!!!!!
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Frost Dream - Lyrics + Translation
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Kanji:
くるりくるり舞えよフロストフラワー
魂の欠片映して踊れ Satisfaction
眼裏(まなうら)色めく景色 涙描き
運命(さだめ)を受け入れれば 氷のごとく
凍て付くたびに 研ぎ澄ます心に
募る感情シークエンス
使い分けたペルソナには
偽り真実思うまま
表裏一体のユニゾンを
Entwine 騙し騙され
めくるめく日々はスイング 覚めない夢へと
いつの間にか惹かれ合い魅せられて
新しく生まれ 混ざり合った刺激に抗えはしない
内なる答えは「心のまま」に
与えられ始まるものも 悪くない
悲しみ氷る刃溶かしきるよう
喜び本物の熱だけ伝える
解き放たれる制約がもう一度
形を変え Reconnection
傷が瘡蓋(かさぶた)になっても
紡いだ時間は続くこと
どこかで信じ求めている
Undo できなくていい
まわりまわる世界よ 終わりなどないと
願いにも似た想いを捧げよう
此の場所を余すことなどなく輝かせることを誓う
尊い愛しさ溢(こぼ)れた吐息
最高の笑顔と共に高みへ
めくるめく日々はスイング 覚めない夢など
幻想のようなひとときの罠と
それでもこの胸 刻み込んだ歴史は果てることはない
確かに繋いだ消せない証
さあダンスの曲は次なるターンへ
まわる世界 終わりなどないと
願いにも似た想いを捧げよう
誰よりも強く限りのない輝きを放つと誓う
内なる答えは「心のまま」に
約束だ 有終の美を飾ろう
Rōmaji:
Kururi kururi mae yo furosuto furawā
Tamashī no kakera utsushite odore Satisfaction
Manaura iromeku keshiki namida egaki
Sadame o ukeirereba kōri no gotoku
Itetsuku tabi ni togisumasu kokoro ni
Tsunoru kanjō shīkuensu
Tsukaiwaketa perusona ni wa
Itsuwari shinjitsu omou mama
Hyōri ittai no yunizon o
Entwine damashi damasare
Mekurumeku hibi wa suingu samenai yume e to
Itsunomanika hikare ai miserarete
Atarashiku umare mazari atta shigeki ni aragae wa shinai
Uchinaru kotae wa ”kokoro no mama” ni
Ataerare hajimaru mono mo warukunai
Kanashimi kōru yaiba tokashikiru yō
Yorokobi honmono no netsu dake tsutaeru
Tokihanatareru seiyaku ga mō ichido
Katachi o kae Reconnection
Kizu ga kasabuta ni natte mo
Tsumuida jikan wa tsudzuku koto
Doko ka de shinji motometeiru
Undo dekinakute ī
Mawari mawaru sekai yo owari nado nai to
Negai ni mo nita omoi o sasageyō
Kono basho o amasu koto nado naku kagayakaseru koto o chikau
Tōtoi itoshi-sa koboreta toiki
Saikō no egao to tomoni takami e
Mekurumeku hibi wa suingu samenai yume nado
Gensō no yō na hitotoki no wana to
Soredemo kono mune kizamikonda rekishi wa hateru koto wa nai
Tashika ni tsunaida kesenai akashi
Sā dansu no kyoku wa tsuginaru tān e
Mawaru sekai owari nado nai to
Negai ni mo nita omoi o sasageyō
Dare yori mo tsuyoku kagiri no nai kagayaki o hanatsu to chikau
Uchinaru kotae wa “kokoro no mama” ni
Yakusoku da yūshūnobi o kazarō
Translation:
Twirl round and round, frost flower
Reflect the fragments of your soul and dance, Satisfaction
A vibrant scenery etched into my mind, painted with tears
If I accept fate, like ice
Each time it freezes over, a sequence of increasingly stronger feelings
Plays in my sharpened heart
With the personas I switch between,
Lies and truths are as you see fit
A unison of two sides of the same coin
Entwines, deceiving and being deceived
The dizzying days swing towards an unending dream
Before we know it, we are drawn to each other and captivated
We can’t resist the blend of newly born stimuli
The answer within is “As your heart desires”
There's nothing bad in starting with what is given to you
So that the frozen blade of sadness can melt away,
I will convey only the true heat of joy
The released constraints once again
Take a new form, Reconnection
Even if the wounds become scabs,
Somewhere deep inside I believe and wish that
The time we've spun will continue
I don't need to be able to Undo
Oh, ever-turning world! Let us offer you
A sentiment of wishing there is no end
I vow to make this place shine in its entirety
With a precious sigh filled with love
And the best smile, let’s reach greater heights
The dizzying days swing. An unending dream
Is the ruse of a fleeting moment, like an illusion
But even so, the history engraved in my heart will never die
It’s a sure and unerasable proof of our connection
Now, let’s move on to the next turn of our dance’s song
Let us offer to the ever-turning world
A sentiment of wishing there is no end
I vow to shine brighter than anyone, with an unlimited radiance
The answer within is “As your heart desires”
It’s a promise. Let’s end with a flourish
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brygry · 7 months
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僕が最近翻訳の難しさを感じたのはアニメ『葬送のフリーレン』の「葬送の」の訳だ。 日本人からしたらその意味を完全に理解しておらずともなんとなく字面でその曖昧なニュアンスが理解できるが、そのニュアンスを完全に翻訳するのは難しい。たとえばタイトルを英語で直訳したら「Frieren of the funeral」になるが、これはいってみれば「お葬式のフリーレン」であり、感覚的にはダサくなってしまう。 英語版タイトルは直訳ではなく作品のテーマを優先し「Frieren :Beyond Journey’s End」、「フリーレン:旅の終わりの先」となっている。一方、作品に登場する魔族たちがフリーレンのことを指して「葬送のフリーレン」という時は、Frieren the Slayerと訳されている。こっちはこっちで葬送のニュアンスは消えてしまっているので、なかなか難しいところだ。たとえニュアンスが失われても直訳で簡潔にか、より正確にニュアンスを優先して長くか。翻訳家は常に難しい選択を迫られる。
世界の天秤を傾ける事件に関わった、歴史に残る翻訳者たちの苦闘について──『生と死を分ける翻訳: ���書から機械翻訳まで』 - 基本読書
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moment-japan · 3 months
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極楽浄土に住む伝説の霊鳥「共命鳥(ぐみょうちょう)」
一つの体に頭が二つある極楽浄土に住む鳥「共命鳥」。
極楽浄土には白鵠、孔雀、鸚鵡、舎利(九官鳥)、迦陵頻伽、そして今回登場する共命鳥が仏に仕える鳥として住んでいますが、それらの鳥をまとめているのは天空の守護神である迦楼羅王です。
ブッダが生まれる遥か昔、ヒマラヤの奥地に双頭の鳥が住んでいました。
一羽の名前はカルダ、もう一羽の名前はウバカルダ。
その鳥は「共命鳥」と呼ばれ、一羽が起きている間、もう一羽は眠っています。
ある日、カルダはウバカルダが眠っている間に摩頭迦という木の花を食べました。
カルダは摩頭迦の花を食べることは、もう一方のウバカルダもお腹いっぱいになって両方とも幸せになると思ったのですが、ウバカルダは目を覚ますと、カルダだけ美味しい花を食べたことに腹を立て、怒りの思いでカルダが眠っているうちに毒花を食べ恨みを晴らそうとしました。
眠りから覚め、ウバカルダが毒花を食べたことに気づいたカルダは、
「怒りや、貪り、愚かさには徳はない。このような愚かな行動は、自らを傷つけるだけでなく、多くの者をも巻き込んで皆を不幸にしてしまう」と語った後、2羽とも命を落としてしまいました。
片方が右へ行こうとすると、もう一方は左へ行きたいといい、片方が遊びたいといえば、もう一方は休みたいと、その都度別の意見で衝突して次第に怒りの念を増長させ、愚かな行動に走った共命鳥。
体が一つなのに頭が二つあるが故に生じる感覚や考えの違いが怒りに繋がり、やがて自らを滅ぼすという悲しい結末を迎えたこの物語。
貧欲、瞋恚、愚痴といった「三毒の煩悩」でお互いを傷つけあうことは無意味で罪深いことだと、この共命鳥のエピソードが教えてくれています。
共命鳥がこの世から消えてこの鳥の伝説も人々の記憶から忘れかけられた頃、修行中の僧が釈迦に質問をします。
「提婆達多(ダイバダッタ)は、あなたを妬んで悪いことばかりするが、それはどうしてでしょうか?」
すると、釈迦は「遥か昔の時代、彼と私は一身双頭の関係にあった。その時に毒のある実を食べたのが提婆達多で、私は体に役立つ方の実を食べた。かつてのことがそのまま続いており、私はいつも提婆達多に足を引っ張られている」と語ったそうです。
「共命鳥」に関するものは明治の無教養な連中による廃仏毀釈によってそのほとんどが失われましたが宗派を問わず、ごく一部の寺院の欄間や所蔵する仏画でその姿を見ることができます。
「他を滅ぼす道は己を滅ぼす道、他を生かす道こそ己の生かされる道」と悟った共命鳥は、阿弥陀如来に救われ、極楽浄土で朝夕6時になると美しい声で鳴き、仏の教えを伝えているといわれています。
提婆達多(ダイバダッタ):特撮ドラマのレインボーマンにも登場する釈迦の弟子で従兄弟の僧。
意見の違いから釈迦とぶつかり合い、釈迦を殺そうとして無間地獄から最下層の阿鼻地獄に落ちるが、もともとは釈迦の片腕である非常に優秀な僧であったため、伝説では幾度か転生を繰り返し天界を次第に昇り、聖者となって最後に人間界に戻ってくるといわれており、法華経では「天王如来」という位の高い仏として登場します。
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shinjihi · 10 months
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「深入りするな。消されるぞ」と忠告され…アメリカ亡命中の研究者が決死の告発「新型コロナは『中国軍の生物兵器』として開発された」 かつては根拠薄弱な陰謀論とも言われていた「研究所流出説」。しかし、ここに来て米エネルギー省やFBIが、ウイルスは中国の研究所から流出した可能性が高いと指摘。重要人物がついに口を開いた。 隠蔽に躍起になる中国政府 世界で約7億人が感染し、約700万人が死亡したパンデミックはなぜ起きたのか―その秘密の扉がいま、静かに開かれようとしている。  「新型コロナウイルスは中国軍の生物兵器として開発され、意図的に武漢にあるウイルスの研究施設から漏洩されたものです。世界はその起源を知るスタートラインに立っています」  誰よりも早く「武漢起源説」を唱えて中国を追われ、現在、アメリカに亡命中の閻麗夢博士は、本誌の取材に対してこう断言する。  いま、アメリカで新型コロナの発生起源に大きな関心が集まっている。今年2月に米エネルギー省が、「武漢のウイルス研究所から流出した可能性が高い」とする報告書をまとめたことをはじめ、米連邦捜査局(FBI)のクリストファー・レイ長官も、2月28日放映のFOXニュースで「研究所の事故である可能性がもっとも高い」と述べるなど、次々と「研究所起源説」を支持する声が上がっているのだ。  その源流を作ったのが、イェン博士である。この4年間、決死の覚悟で「武漢研究所流出説」を訴え続けてきた博士は、世界保健機関(WHO)認定のウイルス研究の権威である香港大学公衆衛生学院の研究員だった。'19年12月、武漢で広がり始めた原因不明の感染症の調査を命じられた彼女は、感染拡大の隠蔽に躍起になる中国政府の姿を目の当たりにする。  「調査を始めた時、すでに武漢はパニックでした。調査を命じられた翌日、最前線で奮戦していた李文亮医師(後に感染して死亡)は、原因不明の肺炎が広がっているとSNSで警鐘を鳴らしたところ、中国政府に処分されました」 「深入りするな。消されるぞ」 イェン博士は、その後、香港大学の研究所の上司から「武漢の人々がラクーンドッグ(タヌキ)を食べるという情報を集めてほしい」という不可解な指示を受ける。  「同じコロナウイルスで肺炎を引き起こすSARSが'02~'03年に流行した時、まずハクビシンが宿主となって人間に感染したことを突き止めたのは香港大学でした。中国政府は新型コロナでも、中間宿主を動物とするストーリーを描き、それを権威ある香港大学に公表させたかったのでしょう」  しかし、いくら調べても武漢の市場にタヌキは売られておらず、武漢の住民がタヌキを食べるという情報もなかった。  一刻も早く感染拡大の危機を世界に公表しなければならないはずだが、政府や香港大学にその様子は見られない。'20年1月19日、イェン博士はやむなく、アメリカの中国語メディア『路徳社』で武漢の惨状を公表する。  「香港大学の上司から『深入りするな。消されるぞ』と警告されました。背後に中国当局の意向があることは明白でした。私は身の危険を感じ、4月28日にアメリカへ亡命しました」  亡命を果たしたイェン博士は、新型コロナの特徴と中国のプロパガンダ戦を告発する3つの論文、いわゆる「イェン・レポート」を、研究データのオンラインプラットフォーム「Zondo」に発表。'20年9月に公表された第1弾では、新型コロナが人為的に作製されたことを告発している。  「自然発生説によれば、新型コロナウイルスはセンザンコウやハクビシンなどの中間宿主内で変異し、人間への感染確率を高めるとされています。しかし、新型コロナウイルスには人間の細胞と結合しやすいスパイクタンパク質が含まれており、これは自然発生説の中間宿主に関する理論や実験結果と一致しません。そして、これらの部位には、人為的な改変の痕跡がはっきりとあります」 https://news.yahoo.co.jp/articles/09597c4d0121190fb0934cca43bca947770dca43
https://news.yahoo.co.jp/articles/09597c4d0121190fb0934cca43bca947770dca43
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servant222 · 2 months
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20240803 うれしかったこと
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先日、以前いたSNSで懇意にしてもらってる人から、○○さんがあなたのことを書いていたよ。と教えてもらった。
あの人への好きはもう無くなって。時々何かのきっかけでその時の感情だけが思い出されたりするけれど、それはすぐ消えてなくなる。それでも自分のいたあの場所へ戻ることも、関わってくれていた人達のページを見ることも、したいとは思わなくて。
向こうの世界は、今も変わらず動いていて。私のそこでの時間は数ヶ月前に止まった。あの人たちの時間はあの場所で同じように流れている。気になるかと聞かれたら、気にならない。薄情だと言われるだろうか。
私はもう違う流れで流れていて、その中でゆらゆらと漂って、かつてあの場所にいたこともあったな。と思い出したりするくらい。
それなのに、時々そうやって勝手にいなくなった私のことを思い出して、言葉にしてくれることは。すごくしあわせなことだと思うし。そんなことは思ってもいなかったから何と言っていいのか分からないくらい嬉しい。感謝しかない。みんな良い人だった。
さらりとネット上の付き合いができるような人間だったら、もう少し上手にやれていたのかな。今でもあの中でわちゃわちゃしていたのかな。なんていうのは、たらればの話。
何に関しても未練は無くて、禁断のネトストも、全くやる気にもならない。やりはじめたらキリがないことだって十分分かってる。ページを開いてスキしてる人達を見てコメントのやり取りを読んで。それをして良い気分になることなんて在り得ないのも分かってる。向こうの人たちからしたら、信じられないかもしれないけれど。絶対見てるでしょって思ってるのかもしれないけれど。そういう意味では、正直もうどうでもいい。
そんな私なのに、思い出してくれて本当にありがとう。私は相変わらず私のまま。元気だし、どうにか毎日生きています。
コンビニから見える廃院とその壁を侵食する蔦がなんともいえない雰囲気。今日も仕事。暑くなりそうだけど頑張ろう。
お休みの皆さまは良い週末を。
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