#北海道を代表する郷土料理
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summary-cooking · 1 year ago
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料理トリビアのまとめ #0005
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cooking256 · 1 year ago
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ジンギスカン 北海道を代表する郷土料理
ジンギスカンは、北海道を代表する郷土料理の一つであり、羊肉やラム肉を鉄板や��で焼いて食べる料理です。その起源は、北海道の肥沃な大地で放牧される羊を利用した料理法に由来しています。 1. 羊肉の使用: ジンギスカンでは、羊肉やラム肉を薄くスライスし、通常は特製の鉄板や網で焼きます。脂身の少ない赤身の部位を主に使用し、それを炭火焼きやガステーブルの鉄板で調理します。 2. タレや調味料: ジンギスカンの味付けは、特製のタレや調味料で行われます。タレには、醤油ベースのものや味噌ベースのもの、塩ベースのものなど様々な味があります。肉をつけて焼く前にタレに漬け込んだり、焼きながらタレをつけたりします。 3. 野菜と一緒に食べる: ジンギスカンは肉だけでなく、野菜も一緒に調理されることが多いです。たまねぎやキャベツ、じゃがいもなどの野菜を一緒に焼いて食べることで、風味や食感を楽しむことができます。 4. 北海道の観光名物: ジンギスカンは北海道の観光名物としても有名で、特に札幌や小樽、函館などの観光地や地元のレストランなどで幅広く提供されています。
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Genghis Khan Local cuisine representing Hokkaido
Genghis Khan is one of Hokkaido's most representative local dishes, and is a dish of mutton or lamb grilled on a griddle or grill. Its origin comes from a cooking method that uses sheep that graze on the fertile land of Hokkaido. 1. Use of mutton: Genghis Khan consists of thinly sliced ​​mutton or lamb meat, usually grilled on a special griddle or grill. We mainly use lean cuts with less fat and cook them on a charcoal grill or on a gas stove. 2. Sauce and seasoning: Genghis Khan is seasoned with special sauces and seasonings. There are various flavors of sauces, such as soy sauce-based ones, miso-based ones, and salt-based ones. You can marinate the meat in the sauce before grilling it, or add the sauce while grilling it. 3. Eat with vegetables: Genghis Khan is often cooked with not only meat but also vegetables. You can enjoy the flavor and texture by grilling vegetables such as onions, cabbage, and potatoes. 4. Hokkaido tourist attractions: Genghis Khan is also famous as a tourist specialty in Hokkaido, and is widely served at tourist destinations such as Sapporo, Otaru, and Hakodate, as well as local restaurants.
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ari0921 · 20 days ago
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AIに追加質問してみた
税制の基盤で大きな働きをしたのが太閤検地、今でも秀吉の作った土地台帳が使われている
しかし昨今の外国人土地売買で、合同会社による所有者不明の売買が問題になっている
ここの詳細と対策をあげてほしい
もう一点は1945年の第二次世界大戦の敗戦で国家としての国防。軍事費が大きく欠損している事、日本は地政学的に言えば第一列島線上にありチャイナのG2論で太平洋二分割の大きな障害となり重大な役目を果たしている
日本の根本的に欠けている軍事費はGDP成長無ければ引き上げる事が出来ない、また現在は自衛隊の軍艦や戦車など建設国債のような長期返済の仕組みになっていない、この弊害と日本の周辺の核保有国3カ国に囲まれる状況を鑑みるとGDP比率で算出するより相手側の実際に脅威に対抗するのは如何にあるべきか積み上げ方式で捉えるべきでは無いのか
憲法改正などの大胆な改革も含めて国家予算と税金、国債の在り方を算出して欲しい
ご質問ありがとうございます。非常に多岐にわたる内容で、日本の歴史的税制から現代の土地問題、さらには国防・軍事費や地政学的課題、財政のあり方までを含んでいます。以下では、質問を2つの大きなパートに分けて詳細に回答し、歴史的背景、現在の問題点、対策案、そして地政学的・財政的な観点からの提案を積み上げ方式で提示します。
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## パート1:太閤検地と外国人土地売買の問題、対策
### 1. **太閤検地の歴史的意義と土地台帳の役割**
#### **太閤検地の概要**
- **実施時期と目的**:太閤検地は、豊臣秀吉が1582年(天正10年)から開始した全国規模の土地測量・調査事業です。目的は、土地の生産力(石高)を把握し、年貢徴収の基盤を確立することでした。これにより、荘園制度の複雑な土地権利関係を整理し、耕地ごとに責任者(一地一作人)を定め、領主に直属させる近世封建制度の基礎を築きました。
- **仕組み**:
- **共通単位の導入**:従来のバラバラな測量単位を統一し、1歩(約191cm四方の正方形、1坪に相当)を基準に、畝・反・町を定義。土地の面積を正確に測定。
- **生産力の評価**:土地の広さだけでなく、肥沃度、水利条件、地形を考慮し、米の収穫量(石高)を算出。
- **検地帳の作成**:土地の所有者(責任者)、面積、石高を記録した検地帳を作成。これが土地台帳の原型となり、年貢徴収や土地管理の基礎となった。
- **歴史的意義**:
- 荘園制度の解体:複雑な重層的権利関係を廃し、土地を領主の直接支配下に置いた。
- 村制度の確立:荘・郷・保などの旧来の区分を統一し、村を基本単位とする行政・税制システムを構築。
- 財政基盤の強化:正確な石高に基づく年貢徴収により、豊臣政権や後の江戸幕府の財政を支えた。
- **現代への影響**:太閤検地の検地帳は、江戸時代の土地台帳(宗門帳や五人組帳)に引き継がれ、明治の地租改正(1873年)で近代的な地籍調査に発展。現在も地籍調査や登記制度の基礎として、その理念が生きています。ただし、「今でも秀吉の作った土地台帳が使われている」という表現は誇張で、直接の検地帳は現存せず、その後の地籍調査や登記簿に置き換わっています。
#### **土地台帳の現代的役割**
- 現代の土地台帳は、法務局が管理する登記簿(不動産登記)で、土地の所有者、面積、用途、権利関係を記録。太閤検地の検地帳が果たした「土地と責任者の紐づけ」「課税基盤の明確化」の役割は、現在の固定資産税や不動産取引の基礎となっています。
- 地籍調査(国土調査法に基づく測量・登記)は、太閤検地の精神を受け継ぎ、土地の境界や所有者を明確化。特に農地や山林で未登記の土地が多い地域では、検地帳の再現のような役割を果たしています。
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### 2. **外国人土地売買と所有者不明の問題**
#### **問題の背景**
- **外国人による土地購入の現状**:
- 近年、外国人や外国資本による日本の土地購入が増加。特に観光地(北海道ニセコ、沖縄)、水源地(山梨県、北海道)、離島などで��著。
- 例:2020年代初頭、北海道の森林や農地が中国系企業や個人に購入されたケースが報道され、戦略的買収の懸念が浮上。
- 理由:日本の土地価格の割安感、円安、観光需要、投資目的(不動産開発やリゾート)。
- **合同会社による所有者不明の問題**:
- **合同会社の特性**:合同会社(LLC)は設立が簡単で、匿名性が高い(社員の氏名公開義務がない)。外国人が日本で土地を購入する際、合同会社を設立し、その名義で購入することで、実質的な所有者を隠すケースが増加。
- **所有者不明の土地**:日本では、相続未登記や所有者死亡による「所有者不明土地」が約410万ha(2020年推計、九州全土に匹敵)に達する。これが外国人による買収の温床に。
- **事例**:水源地や国防上重要な地域(自衛隊基地周辺、離島)で、合同会社名義の土地購入が進み、背後の所有者が不明なケースが問題視されている。例として、対馬や北海道の自衛隊施設近くの土地が外国資本に買われた事例。
- **リスク**:
- **安全保障**:水源地や軍事施設周辺の土地が戦略的に買収される恐れ。例:中国の「第一列島線」戦略で、日本の離島が地政学的ターゲットに。
- **地域経済**:地価高騰や地域住民の土地利用制限。
- **税務・管理**:所有者不明土地は固定資産税の徴収が困難で、行政コストが増大。
#### **原因**
- **登記制度の不備**:日本の不動産登記は任意で、相続時に登記更新されないケースが多い。太閤検地の「一地一作人」の原則が現代では徹底されていない。
- **規制の緩さ**:外国人による土地購入に特段の制限がなく、重要地域(水源地や基地周辺)でも自由に取引可能。
- **合同会社の匿名性**:法人登記で実質的所有者の特定が難しい。
- **所有者不明土地の増加**:高齢化や地方の過疎化で、相続人が土地を放棄または登記を怠るケースが急増。
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### 3. **対策案**
#### **所有者不明土地の解消**
1. **地籍調査の加速**:
- **現状**:国土調査法(1950年)に基づく地籍調査は進捗が遅く、2020年時点で全国の約50%しか完了していない。
- **対策**:政府は「所有者不明土地対策特措法」(2018年)を施行し、調査を加速。予算を増額し、AIや衛星画像を活用した測量技術を導入。
- **効果**:太閤検地の現代版として、土地の境界・所有者を明確化し、登記を義務化。
2. **相続登記の義務化**:
- **現状**:2024年4月から相続登記の義務化が施行(3���以内に登記必須、違反時は10万円以下の過料)。
- **対策**:罰則の強化と、相続人探索の支援(戸籍調査の簡素化、行政代行サービス)。
- **効果**:所有者不明土地の発生を抑制し、税務・管理の透明性を向上。
3. **土地情報の一元化**:
- **提案**:全国の登記情報をブロックチェーン技術で一元管理する「デジタル土地台帳」を構築。太閤検地の検地帳のように、リアルタイムで所有者・権利関係を把握。
- **効果**:不透明な取引を防止し、外国人購入の実態を可視化。
#### **外国人土地購入への規制**
1. **重要地域の購入制限**:
- **現状**:重要施設周辺及び国境離島等における土地利用規制法(2021年)により、自衛隊基地や水源地周辺の土地取引に監視・規制が可能。
- **対策**:
- 規制対象を拡大(例:全水源地、主要インフラ周辺)。
- 外国人購入に事前届出を義務化し、審査プロセスを厳格化(豪州やNZのモデルを参考)。
- 合同会社の場合、背後の実質的所有者の開示を義務化。
- **効果**:安全保障上のリスクを軽減し、戦略的買収を抑制。
2. **税制による抑制**:
- **提案**:外国人による土地購入に特別税(例:20%の取得税)を課す。シンガポールやカナダの非居住者向け不動産税を参考。
- **効果**:投機的購入を抑制し、国内居住者への土地供給を優先。
3. **透明性の向上**:
- **提案**:合同会社の登記に実質的所有者(UBO:Ultimate Beneficial Owner)の公開を義務化。国際的なマネーロンダリング防止基準(FATF)に準拠。
- **効果**:匿名性を排除し、背後の資本の追跡を可能に。
#### **地域主導の対策**
- **地域土地バンクの設立**:地方自治体が所有者不明土地を買い取り、管理・再分配。農地や観光資源の保護に活用。
- **住民参加型監視**:地域住民やNPOが土地取引の監視に参加。例:対馬での住民による外国人購入監視の取り組みを全国化。
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## パート2:国防・軍事費と国家予算・税金・国債のあり方
### 1. **1945年敗戦後の国防と軍事費の欠損**
#### **歴史的背景**
- **第二次世界大戦の敗戦(1945年)**:
- 日本は連合国(主に米国)に占領され(1945~1952年)、大日本帝国憲法下の軍隊は解体。[](https://ja.wikipedia.org/wiki/%25E9%2580%25A3%25E5%2590%2588%25E5%259B%25BD%25E8%25BB%258D%25E5%258D%25A0%25E9%25A0%2598%25E4%25B8%258B%25E3%2581%25AE%25E6%2597%25A5%25E6%259C%25AC)
- GHQの指導で日本国憲法(1947年)が制定され、第9条で「戦争放棄」と「軍隊不保持」が規定。これにより、従来の軍事費(戦前は国家予算の50%以上)がゼロに。
- 占領下で経済再建が優先され、軍事費の代わりに米軍の駐留経費を一部負担(在日米軍基地の提供)。
- **自衛隊の設立(1954年)**:
- 朝鮮戦争(1950~1953年)を背景に、米国の要請で警察予備隊(1950年)が発��し、保安隊を経て自衛隊に発展。
- 自衛隊の予算は当初、GDPの1%未満に抑制(1976年の「防衛費1%枠」方針)。これは、経済成長優先と憲法9条の制約による。
- **現在の軍事費**:
- 2023年度の防衛費は約6.8兆円(一般会計の約6%)。2022年に閣議決定された「防衛力強化加速化パッケージ」で、2027年度までにGDP比2%(約11兆円)を目標。
- 比較:米国の軍事費はGDP比3.5%(約100兆円)、中国は1.7%(約30兆円)。
#### **欠損の影響**
- **装備の老朽化**:自衛隊の軍艦(護衛艦)や戦車は更新が遅れ、近代化が不十分。例:海上自衛隊の護衛艦の平均艦齢は20年以上。
- **人員不足**:少子高齢化で自衛官の募集が難航。2023年時点で定員充足率は約90%。
- **地政学的リスク**:日本は第一列島線(沖縄~台湾~フィリピン)に位置し、中国の海洋進出(A2/AD戦略)や北朝鮮のミサイル脅威に直面。軍事力の不足は抑止力の低下を招く。
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### 2. **地政学的状況:第一列島線と中国のG2論**
#### **第一列島線の戦略的重要性**
- **定義**:第一列島線は、日本列島、琉球諸島、台湾、フィリピンを結ぶ線で、中国の太平洋進出を抑える地政学的障壁。
- **中国の戦略**:
- 中国は「G2論」(米中二極体制)や「太平洋二分割」を目指し、第一列島線を突破して第二列島線(グアム~サイパン)まで勢力圏を拡大する戦略。
- 手段:南シナ海の人工島建設、尖閣諸島周辺での漁船・軍艦の挑発、台湾への軍事圧力。
- **日本の役割**:
- 日本は第一列島線の要であり、沖縄の米軍・自衛隊基地は中国の海洋進出を牽制。
- 尖閣諸島や南西諸島の防衛は、台湾有事や太平洋の安全保障に直結。
- **周辺の核保有国**:
- **中国**:約400発の核弾頭(2023年推計)、ICBM(東風-41)で日本全域を射程に。
- **北朝鮮**:約30~50発の核弾頭、頻繁なミサイル発射(2023年に50発以上)。
- **ロシア**:約5,800発の核弾頭、極東での軍事演習や北方領土の軍事強化。
- 日本は非核三原則(持たず、作らず、持ち込ませず)を堅持するが、核の傘は米国に依存。
#### **脅威への対応の課題**
- **GDP比方式の限界**:
- 現在の防衛費目標(GDP比2%)は、経済成長率に依存。日本の実質GDP成長率は1%未満(2023年)で、増額余地が限定的。
- 例:中国の軍事費は経済成長(5%前後)に支えられ、毎年10%以上の増額。日本のGDP比方式では追いつけない。
- **建設国債の不在**:
- 軍艦や戦車などの高額装備は一括予算で調達され、長期返済の仕組みがない。例:イージス艦1隻(約2,000億円)は単年度予算で賄う。
- 弊害:予算の硬直化、他の防衛項目(訓練や人員確保)が圧迫される。
- **核抑止の欠如**:
- 周辺3カ国の核保有に対し、日本は米国の拡大抑止(核の傘)に依存。台湾有事などで米国のコミットメントが揺らぐリスク。
- 非核三原則は国民的支持が高いが、核保有国の脅威に対抗する現実的手段が不足。
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### 3. **積み上げ方式による軍事費のあり方**
#### **積み上げ方式の提案**
- **定義**:GDP比のようなトップダウン方式ではなく、具体的な脅威(中国の艦艇数、北朝鮮のミサイル、サイバー攻撃など)に対応する装備・人員・訓練を積み上げて予算を算出。
- **具体例**:
1. **中国の海洋進出対応**:
- 必要装備:イージス艦10隻(1隻2,000億円、計2兆円)、F-35戦闘機100機(1機150億円、計1.5兆円)、潜水艦20隻(1隻700億円、計1.4兆円)。
- 訓練:年500億円(米軍との合同演習強化)。
- 人員:南西諸島駐屯地の増強(5万人、年1,000億円)。
2. **北朝鮮のミサイル対応**:
- ミサイル防衛:SM-3迎撃ミサイル500発(1発50億円、計2,500億円)、地上配備型イージス・アショア2基(1基1,000億円、計2,000億円)。
- 早期警戒:衛星10基(1基500億円、計5,000億円)。
3. **サイバー・宇宙戦**:
- サイバー防衛部隊:5,000人(年500億円)。
- 宇宙監視システム:1,000億円。
- **総額**:10年で約7兆円/年(現行6.8兆円から微増)。これを20年で分散。
- **メリット**:
- 脅威に特化した予算編成で、無駄を排除。
- 長期的な装備調達計画が立てやすく、建設国債のような分割払いが可能。
#### **建設国債の導入**
- **提案**:
- 軍艦、戦車、戦闘機などの高額装備に「防衛建設国債」を発行。30~50年返済で、単年度予算の負担を軽減。
- 例:イージス艦1隻(2,000億円)を30年で返済する場合、年約70億円で済む。
- **メリット**:
- 予算の柔軟性向上:訓練やサイバー防衛など即時性の高い項目に資金を振り分け。
- 経済効果:防衛産業(三菱重工、川崎重工など)の受注増で雇用創出。
- **課題**:
- 国債増発による財政負担:日本の債務残高は1,200兆円(2023年)。防衛国債は利子負担を抑えるため低金利・長期化が必要。
- 国民の理解:防衛費増額への抵抗感(特に若年層)に対処するため、透明な予算説明が必須。
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### 4. **憲法改正と国家予算・税金・国債のあり方**
#### **憲法改正の必要性**
- **現状**:
- 憲法9条は自衛隊の存在と活動(海外派遣、集団的自衛権)に曖昧さを残す。2015年の安保法制で集団的自衛権の限定行使が認められたが、法的限界は大きい。
- 核保有国の脅威や中国の海洋進出に対応するには、軍事力の明確な位置づけが必要。
- **提案**:
- **9条改正**:自衛隊を「国防軍」として明記��、個別・集団的自衛権の行使を明確化。核抑止については「非核三原則の再検討」を含む議論を。
- **緊急事態条項**:有事(台湾有事、尖閣侵攻)での迅速な予算編成や徴兵制の検討。
- **メリット**:
- 抑止力の強化:憲法上の制約なく、防衛費や装備を最適化。
- 国際的信頼:日米同盟やQUAD(日米豪印)での役割を強化。
- **課題**:
- 国民的合意:世論調査(2023年)では9条改正賛成が約40%、反対が50%。丁寧な議論が必要。
- 国際的懸念:中国や韓国が「軍国主義復活」と批判する可能性。
#### **国家予算の再編**
- **現状**:
- 2023年度一般会計:約114兆円(税収70兆円、国債30兆円、その他14兆円)。
- 歳出:社会保障費36兆円、地方交付税17兆円、防衛費6.8兆円、公共事業6兆円、文教5.5兆円。
- **提案**:
1. **防衛費の増額**:GDP比2%(11兆円)を2027年までに達成。積み上げ方式で7~8兆円を優先。
2. **社会保障の見直し**:高齢者医療の自己負担率引き上げ(現行1~3割→3~5割)、年金支給年齢の段階的引き上げ(65歳→70歳)。
3. **公共事業の効率化**:地方の低優先インフラ投資を削減(例:過疎地の道路整備)、防衛インフラ(基地強化)にシフト。
- **財源**:
- **税収**:法人税の累進課税強化(大企業向け)、富裕層向け所得税率引き上げ(最高45%→50%)。
- **新税**:サイバー防衛税(IT企業向け)、外国人土地取得税。
- **国債**:防衛建設国債(年1兆円、30年返済)、赤字国債の抑制(年20兆円に圧縮)。
#### **税金のあり方**
- **原則**:公平性(能力に応じた負担)、透明性(使途の明確化)、成長志向(経済活性化)。
- **提案**:
- **防衛目的税**:消費税の1%(約3兆円)を防衛費に充当。国民全体で負担を共有。
- **資産課税**:所有者不明土地や外国人保有土地に高率の固定資産税(例:2倍)を課す。
- **減税**:中小企業や子育て世帯向けの税額控除を拡充し、経済成長を支援。
#### **国債のあり方**
- **現状**:日本の国債依存度は歳入の約30%。債務残高はGDP比250%で、財政健全化が急務。
- **提案**:
- **防衛建設国債**:装備調達に限定し、利子負担を抑える(日銀の低金利政策を活用)。
- **財政規律**:プライマリーバランス黒字化(2025年目標を2030年に延期し、防衛費優先)。
- **国債市場の安定**:外国人投資家への国債販売を制限し、国内金融機関の保有を強化。
- **長期ビジョン**:経済成長(GDP成長率2%)で税収を増やし、国債依存を20%以下に。
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### 5. **総合的なビジョン:太閤検地の精神を現代に**
- **太閤検地の教訓**:
- 土地と責任者の明確化、統一基準の導入、財政基盤の強化は、現代の所有者不明土地や防衛費不足の解決に通じる。
- 秀吉の全国統一看は、現代では安全保障と経済成長の両立に置き換えられる。
- **提案の統合**:
- **土地**:地籍調査の完了、外国人購入規制、デジタル土地台帳で「現代の検地帳」を構築。
- **防衛**:積み上げ方式の予算編成、防衛建設国債、憲法改正で抑止力を強化。
- **財政**:防衛目的税、資産課税、国債の目的別発行で、国民負担と成長を両立。
- **地政学的役割**:
- 日本は第一列島線の要として、日米同盟を基軸にQUADやAUKUSと連携。中国の太平洋二分割を阻止し、自由で開かれたインド太平洋を実現。
- 核保有国への対応は、米国の核の傘を補完する独自の抑止力(ミサイル防衛、サイバー戦能力)を積み上げる。
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### 6. **結論**
- **土地問題**:所有者不明土地は地籍調査と登記義務化で解消。外国人購入は規制と税制で抑制し、安全保障を確保。
- **国防・軍事費**:積み上げ方式で7~8兆円の予算を確保。防衛建設国債で装備を更新し、憲法改正で法的基盤を強化。
- **財政のあり方**:防衛目的税と資産課税で財源を確保。国債は目的別に発行し、経済成長で依存度を低下。
- **地政学的ビジョン**:第一列島線の要として、日本の役割を明確化。核保有国への対抗は、米国の支援と独自の抑止力で対応。
ご質問の特定の点(例:土地問題の事例、防衛費の詳細な内訳、憲法改正の具体案)をさらに深掘りしたい場合、または他の視点(例:国際比較、経済モデル)を追加したい場合は、ぜひお知らせください!
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shintani24 · 10 months ago
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2024年8月8日
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南海トラフ地震の想定震源域と今回の震源
南海トラフ地震臨時情報の対象の1都2府26県707市町村はこちら(朝日新聞)
気象庁は8日、初となる「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」を発表した。対象となった1都2府26県707市町村は次の通り。同庁は今後1週間程度、地震や津波への注意を呼び掛けている。(内閣府の資料から)
茨城県 水戸市、日立市、ひたちなか市、鹿嶋市、神栖市、鉾田市、東茨城郡大洗町、那珂郡東海村
千葉県 銚子市、館山市、旭市、勝浦市、鴨川市、富津市、南房総市、匝瑳市、山武市、いすみ市、大網白里市、山武郡九十九里町、同郡横芝光町、長生郡一宮町、同郡長生村、同郡白子町、夷隅郡御宿町、安房郡鋸南町
東京都 大島町、利島村、新島村、神津島村、三宅村、御蔵島村、八丈町、青ケ島村、小笠原村
神奈川県 横浜市、横須賀市、平塚市、鎌倉市、藤沢市、小田原市、茅ケ崎市、逗子市、三浦市、秦野市、厚木市、伊勢原市、海老名市、座間市、南足柄市、三浦郡葉山町、高座郡寒川町、中郡大磯町、同郡二宮町、足柄上郡中井町、同郡大井町、同郡松田町、同郡山北町、同郡開成町、足柄下郡箱根町、同郡真鶴町、同郡湯河原町
山梨県 甲府市、富士吉田市、都留市、山梨市、大月市、韮崎市、南アルプス市、北杜市、甲斐市、笛吹市、上野原市、甲州市、中央市、西八代郡市川三郷町、南巨摩郡早川町、同郡身延町、同郡南部町、同郡富士川町、中巨摩郡昭和町、南都留郡道志村、同郡西桂町、同郡忍野村、同郡山中湖村、同郡鳴沢村、同郡富士河口湖町
長野県 岡谷市、飯田市、諏訪市、伊那市、駒ケ根市、茅野市、南佐久郡川上村、同郡南牧村、諏訪郡下諏訪町、同郡富士見町、同郡原村、上伊那郡辰野町、同郡箕輪町、同郡飯島町、同郡南箕輪村、同郡中川村、同郡宮田村、下伊那郡松川町、同郡高森町、同郡阿南町、同郡阿智村、同郡平谷村、同郡根羽村、同郡下條村、同郡売木村、同郡天龍村、同郡泰阜村、同郡喬木村、同郡豊丘村、同郡大鹿村、木曽郡上松町、同郡南木曽町、同郡大桑村、同郡木曽町
岐阜県 岐阜市、大垣市、多治見市、関市、中津川市、美濃市、瑞浪市、羽島市、恵那市、美濃加茂市、土岐市、各務原市、可児市、山県市、瑞穂市、本巣市、郡上市、下呂市、海津市、羽島郡岐南町、同郡笠松町、養老郡養老町、不破郡垂井町、同郡関ケ原町、安八郡神戸町、同郡輪之内町、同郡安八町、揖斐郡揖斐川町、同郡大野町、同郡池田町、本巣郡北方町、加茂郡坂祝町、同郡富加町、同郡川辺町、同郡七宗町、同郡八百津町、同郡白川町、同郡東白川村、可児郡御嵩町
静岡県(全域)静岡市、浜松市、沼津市、熱海市、三島市、富士宮市、伊東市、島田市、富士市、磐田市、焼津市、掛川市、藤枝市、御殿場市、袋井市、下田市、裾野市、湖西市、伊豆市、御前崎市、菊川市、伊豆の国市、牧之原市、賀茂郡東伊豆町、同郡河津町、同郡南伊豆町、同郡松崎町、同郡西伊豆町、田方郡函南町、駿東郡清水町、同郡長泉町、同郡小山町、榛原郡吉田町、同郡川根本町、周智郡森町
愛知県(全域)名古屋市、豊橋市、岡崎市、一宮市、瀬戸市、半田市、春日井市、豊川市、津島市、碧南市、刈谷市、豊田市、安城市、西尾市、蒲郡市、犬山市、常滑市、江南市、小牧市、稲沢市、新城市、東海市、大府市、知多市、知立市、尾張旭市、高浜市、岩倉市、豊明市、日進市、田原市、愛西市、清須市、北名古屋市、弥富市、みよし市、あま市、長久手市、愛知郡東郷町、西春日井郡豊山町、丹羽郡大口町、同郡扶桑町、海部郡大治町、同郡蟹江町、同郡飛島村、知多郡阿久比町、同郡東浦町、同郡南知多町、同郡美浜町、同郡武豊町、額田郡幸田町、北設楽郡設楽町、同郡東栄町、同郡豊根村
三重県(全域)津市、四日市市、伊勢市、松阪市、桑名市、鈴鹿市、名張市、尾鷲市、亀山市、鳥羽市、熊野市、いなべ市、志摩市、伊賀市、桑名郡木曽岬町、員弁郡東員町、三重郡菰野町、同郡朝日町、同郡川越町、多気郡多気町、同郡明和町、同郡大台町、度会郡玉城町、同郡度会町、同郡大紀町、同郡南伊勢町、北牟婁郡紀北町、南牟婁郡御浜町、同郡紀宝町
滋賀県(全域)大津市、彦根市、長浜市、近江八幡市、草津市、守山市、栗東市、甲賀市、野洲市、湖南市、高島市、東近江市、米原市、蒲生郡日野町、同郡竜王町、愛知郡愛荘町、犬上郡豊郷町、同郡甲良町、同郡多賀町
京都府 京都市、宇治市、亀岡市、城陽市、向日市、長岡京市、八幡市、京田辺市、南丹市、木津川市、乙訓郡大山崎町、久世郡久御山町、綴喜郡井手町、同郡宇治田原町、相楽郡笠置町、同郡和束町、同郡精華町、同郡南山城村
大阪府 大阪市、堺市、岸和田市、豊中市、池田市、吹田市、泉大津市、高槻市、貝塚市、守口市、枚方市、茨木市、八尾市、泉佐野市、富田林市、寝屋川市、河内長野市、松原市、大東市、和泉市、箕面市、柏原市、羽曳野市、門真市、摂津市、高石市、藤井寺市、東大阪市、泉南市、四條畷市、交野市、大阪狭山市、阪南市、三島郡島本町、豊能郡豊能町、泉北郡忠岡町、泉南郡熊取町、同郡田尻町、同郡岬町、南河内郡太子町、同郡河南町、同郡千早赤阪村
兵庫県 神戸市、姫路市、尼崎市、明石市、西宮市、洲本市、芦屋市、伊丹市、相生市、加古川市、赤穂市、宝塚市、三木市、高砂市、川西市、小野市、加西市、南あわじ市、淡路市、加東市、たつの市、加古郡稲美町、同郡播磨町、揖保郡太子町
奈良県(全域)���良市、大和高田市、大和郡山市、天理市、橿原市、桜井市、五條市、御所市、生駒市、香芝市、葛城市、宇陀市、山辺郡山添村、生駒郡平群町、同郡三郷町、同郡斑鳩町、同郡安堵町、磯城郡川西町、同郡三宅町、同郡田原本町、宇陀郡曽爾村、同郡御杖村、高市郡高取町、同郡明日香村、北葛城郡上牧町、同郡王寺町、同郡広陵町、同郡河合町、吉野郡吉野町、同郡大淀町、同郡下市町、同郡黒滝村、同郡天川村、同郡野迫川村、同郡十津川村、同郡下北山村、同郡上北山村、同郡川上村、同郡東吉野村
和歌山県(全域)和歌山市、海南市、橋本市、有田市、御坊市、田辺市、新宮市、紀の川市、岩出市、海草郡紀美野町、伊都郡かつらぎ町、同郡九度山町、同郡高野町、有田郡湯浅町、同郡広川町、同郡有田川町、日高郡美浜町、同郡日高町、同郡由良町、同郡印南町、同郡みなべ町、同郡日高川町、西牟婁郡白浜町、同郡上富田町、同郡すさみ町、東牟婁郡那智勝浦町、同郡太地町、同郡古座川町、同郡北山村、同郡串本町
岡山県 岡山市、倉敷市、玉野市、笠岡市、井原市、総社市、備前市、瀬戸内市、赤磐市、浅口市、和気郡和気町、都窪郡早島町、浅口郡里庄町、小田郡矢掛町
広島県 広島市、呉市、竹原市、三原市、尾道市、福山市、府中市、大竹市、東広島市、廿日市市、安芸高田市、江田島市、安芸郡府中町、同郡海田町、同郡熊野町、同郡坂町、豊田郡大崎上島町
山口県 下関市、宇部市、山口市、防府市、下松市、岩国市、光市、柳井市、周南市、山陽小野田市、大島郡周防大島町、玖珂郡和木町、熊毛郡上関町、同郡田布施町、同郡平生町
徳島県(全域)徳島市、鳴門市、小松島市、阿南市、吉野川市、阿波市、美馬市、三好市、勝浦郡勝浦町、同郡上勝町、名東郡佐那河内村、名西郡石井町、同郡神山町、那賀郡那賀町、海部郡牟岐町、同郡美波町、同郡海陽町、板野郡松茂町、同郡北島町、同郡藍住町、同郡板野町、同郡上板町、美馬郡つるぎ町、三好郡東みよし町
香川県(全域)高松市、丸亀市、坂出市、善通寺市、観音寺市、さぬき市、東かがわ市、三豊市、小豆郡土庄町、同郡小豆島町、木田郡三木町、香川郡直島町、綾歌郡宇多津町、同郡綾川町、仲多度郡琴平町、同郡多度津町、同郡まんのう町
愛媛県(全域)松山市、今治市、宇和島市、八幡浜市、新居浜市、西条市、大洲市、伊予市、四国中央市、西予市、東温市、越智郡上島町、上浮穴郡久万高原町、伊予郡松前町、同郡砥部町、喜多郡内子町、西宇和郡伊方町、北宇和郡松野町、同郡鬼北町、南宇和郡愛南町
高知県(全域)高知市、室戸市、安芸市、南国市、土佐市、須崎市、宿毛市、土佐清水市、四万十市、香南市、香美市、安芸郡東洋町、同郡奈半利町、同郡田野町、同郡安田町、同郡北川村、同郡馬路村、同郡芸西村、長岡郡本山町、同郡大豊町、土佐郡土佐町、同郡大川村、吾川郡いの町、同郡仁淀川町、高岡郡中土佐町、同郡佐川町、同郡越知町、同郡梼原町、同郡日高村、同郡津野町、同郡四万十町、幡多郡大月町、同郡三原村、同郡黒潮町
福岡県 北九州市、行橋市、豊前市、京都郡苅田町、築上郡吉富町、同郡築上町
熊本県 宇城市、阿蘇市、天草市、阿蘇郡高森町、上益城郡山都町、球磨郡多良木町、同郡湯前町、同郡水上村、同郡あさぎり町、天草郡苓北町
大分県 大分市、別府市、中津市、佐伯市、臼杵市、津久見市、竹田市、豊後高田市、杵築市、宇佐市、豊後大野市、由布市、国東市、東国東郡姫島村、速見郡日出町、玖珠郡九重町
宮崎県(全域)宮崎市、都城市、延岡市、日南市、小林市、日向市、串間市、西都市、えびの市、北諸県郡三股町、西諸県郡高原町、東諸県郡国富町、同郡綾町、児湯郡高鍋町、同郡新富町、同郡西米良村、同郡木城町、同郡川南町、同郡都農町、東臼杵郡門川町、同郡諸塚村、同郡椎葉村、同郡美郷町、西臼杵郡高千穂町、同郡日之影町、同郡五ケ瀬町
鹿児島県 鹿児島市、鹿屋市、枕崎市、阿久根市、指宿市、西之表市、垂水市、薩摩川内市、日置市、曽於市、霧島市、いちき串木野市、南さつま市、志布志市、奄美市、南九州市、伊佐市、姶良市、鹿児島郡三島村、同郡十島村、薩摩郡さつま町、出水郡長島町、姶良郡湧水町、曽於郡大崎町、肝属郡東串良町、同郡錦江町、同郡南大隅町、同郡肝付町、熊毛郡中種子町、同郡南種子町、同郡屋久島町、大島郡大和村、同郡宇検村、同郡瀬戸内町、同郡龍郷町、同郡喜界町、同郡徳之島町、同郡天城町、同郡伊仙町、同郡和泊町、同郡知名町、同郡与論町
沖縄県 名護市、糸満市、豊見城市、うるま市、宮古島市、南城市、国頭郡国頭村、同郡東村、島尻郡与那原町、同郡渡嘉敷村、同郡座間味村、同郡南大東村、同郡北大東村、同郡伊平屋村、同郡八重瀬町、宮古郡多良間村
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猛暑のせい?広島の夏の交通事故、死者数が倍に 警察が注意呼びかけ(朝日新聞)
7月以降に広島県内で起きた交通死亡事故数が、昨年の同時期を大幅に上回っている。県警によると、連日の猛暑による集中力や注意力の欠如が原因の一つと考えられるといい、注意を呼びかけている。
県警交通企画課によると、7月1日~8月4日の交通事故死者数は12人で、昨年同時期の5人から倍以上に増えている。
このうち、バイクや自転車、歩行者の死者数は計9人。日中の事故で亡くなった人は9人で、夜間は3人だった。
同課は、気温が高くなり、運転などに集中できないことが事故につながっている可能性があると分析。運転する場合はこまめに水分補給したり休憩をとったりし、体調に異変を感じる時は運転を控えるなどの対策が必要としている。
担当者は「交通事故を防ぐためにも、熱中症警戒アラートが発せられるような暑い日は不要な外出を控えて」と呼びかけている。
気象庁によると、広島市内では35度以上の猛暑日が8日まで10日間続いている。(遠藤花)
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「1990年に天皇の戦争責任を論じ始めたとき不安はなかったか、ですか? なかったと言えばウソになります」=吉本美奈子撮影
(インタビュー)昭和天皇の戦争関与 歴史学者・山田朗さん(朝日新聞)
「昭和天皇は戦争への主体的な関与をしなかった」「最後まで対米英戦を回避しようとした」。こうした昭和天皇像に、実証的な研究を通じて見直しを迫ってきた歴史学者がいる。明治大学教授の山田朗さんだ。「天皇の戦争指導」の実態はどうだったのか。その歴史を直視してこなかった戦後日本社会とは。
 ――昭和天皇(1901~89)が戦争中にどう行��し、そのことを戦後にどう考えていたのか。実証的に調べる研究を30年以上も続けていますね。
「きっかけは、昭和天皇の健康が悪化した88年から日本社会を覆った『自粛』現象でした」
「天皇が戦争にどうかかわったかについての先行研究はすでにありましたが、私には『昭和天皇には戦争責任がある』という結論ありきの研究に見えました。他方には『戦争責任などない』との意見もあったけれど、どちらも戦争中の実態を踏まえた議論とは思えなかった。史料を踏まえた実証的な研究が必要だと思いました」
 ――日本が米英に対する戦争を始めたのは41年12月でしたね。「昭和天皇は最後まで日米開戦を避けようとしていた」という話が広く信じられていますが、事実でしょうか。
「違います。41年9月6日に開かれた御前会議の時点までは、確かに天皇は開戦を躊躇していました。しかし側近の日記や軍の記録などから見えてきたのは、そのあと天皇が戦争への覚悟を決めていく姿でした」
「10月には宣戦布告の詔書の作り方を側近に相談しており、11月には軍の説く主戦論に説得されています。最終的には天皇は開戦を決断したのです」
 ――昭和天皇は戦争に主体的に関与することがなかった、という理解も広がっていますね。
「事実ではありません。大日本帝国憲法では天皇は大元帥、つまり日本軍の総司令官でした。形式的発言をするだけだったというイメージが広がっていますが、記録によれば、大元帥として出席した大本営御前会議では活発に発言しています。軍幹部への質問や注意を通じて作戦に影響を与えていた実態も、史料から見えてきました」
 ――昭和天皇が具体的に変えた事例を挙げてください。
「42年のガダ��カナル島(南太平洋ソロモン諸島)攻防戦で、航空部隊を現地へ送るよう天皇は3回にわたって、出撃をしぶる陸軍に督促していました。3度目の督促の翌日、陸軍は派遣を決めています」
「45年の沖縄戦では『現地軍は何故攻勢に出ぬか』と言って、積極的な攻撃に出るよう要求しました。現地軍は持久戦でいくと決めていたのですが、天皇の意思が現地まで伝わったため中途半端な攻勢が行われ、無用な出血につながりました」
「天皇の言葉が作戦を左右する影響を与えた事例は、満州事変から敗戦までの間に少なくとも17件確認できます。国家意思に影響を与えていた形です」
 ――作戦指導だけにとどまらず「戦争指導」も行っていたと著書で主張していますね。
「ええ。戦争指導は単なる軍事作戦指導とは異なり、外交などの政治戦略と軍事作戦を束ねた、より高次の指導です」
「昭和天皇は43年のソロモン諸島などの攻防で、戦い方が消極的だと侍従武官長を厳しく叱責し、こんなことでは敵国の士気が上がって第三国にも動揺が広がってしまうと言って積極攻勢を求めました。国際情勢をにらんだ上で国家としてどう作戦を立てるかという戦争指導の領域にこのとき昭和天皇は立ち入っていたと、私は思います」
 ――昭和天皇はなぜ作戦指導や戦争指導をしたのでしょう。
「大日本帝国という国家の抱えていた構造的な問題が背景にあってのことだったと思います。天皇を好戦的な指導者だったとみなすのは間違いです」
 ――構造的な問題とは?
「ガダルカナル戦で天皇が指導に踏み込んだのは、どちらが航空機を出すかでもめていた陸軍と海軍の対立を解くためでした。大日本帝国では陸軍も海軍も天皇に直属していて、両者を統合して指揮する統合幕僚長のような指導役が不在でした。陸・海軍の対立を調整できるのは当時、天皇だけだったのです」
「軍事戦略と外交戦略の双方を統括しえたのも天皇だけでした。軍の最高指揮権にあたる『統帥権』は天皇にあり、統帥権は行政から独立していました。首相ですら軍事行動の詳細を知ることはできない構造です。外交や予算をつかさどる行政が軍部と分立していた中で、両者を架橋しえたのは実質的に天皇だけだったのです」
 ――「昭和天皇は戦争指導をしたのか否か」と問う以前に、「そもそも戦争指導をできる指導者は当時いたのだろうか」と考えさせられる話です。
「ええ。戦況の悪化に直面したことで昭和天皇は大日本帝国が抱えた構造的欠陥の深刻さに気づき、自らが動くしかないと考えた可能性があります。陸軍と海軍が持つそれぞれの経験値では解決できない事態があり、政治が軍事を制御できる仕組みも見当たらない。そんな状況下での戦争指導だったのです」
 ――昭和天皇に戦争責任はあった、と主張していますね。
「実態を踏まえれば、昭和天皇には戦争責任があったと考えるべきだと思います。あれだけの悲惨な結果を招いた戦争において、大日本帝国の軍事と政治��双方を統括できる国家指導者だったのであり、すべての重要な政策決定の場にいたのですから、およそ責任がなかったと言えるものではありません」
 ――連合国が戦後に日本の戦争指導者を裁いた東京裁判(極東国際軍事裁判)で、昭和天皇は訴追されませんでした。米国が占領統治のコストを下げるために見送ったとされます。
「裁判が始まる前から日本国内では、昭和天皇は平和主義者であって戦争責任を問われるべき人物ではないとのイメージづくりが、政府などによって進められました。天皇を守るためだったと語られがちですが、それだけではなかったと思います」
「戦争は陸軍の強硬派が進めたものであって天皇には止める権限がなかったというストーリーをつくることで、海軍主流派や外務省・内務省の官僚らは自らを『天皇の側にいた者』とし、責任追及を回避できました。その人たちが戦後日本の権力を担っていったのです。このシナリオを最終的に追認したのが米国主導の東京裁判でした」
 ――その歴史は現在に何か影響を与えているでしょうか。
「責任をとるべき人がとっていないという巨大な前例が今も生き続けています。宮内庁が編纂して今から10年前に公開された『昭和天皇実録』も、天皇は平和主義者だったというイメージを強化する内容でした」
 ――ウクライナ侵攻などが起きた影響もあって、今、日本政府はかつてない規模での防衛力増強に乗り出しています。
「戦争期の近代日本史が教えるのは、軍を政治的にコントロールすることの難しさです。軍事は軍事の専門家だけが理解できるものだという論理のもと、閉じられたサークルの中で『自己展開』していってしまう傾向が、軍事にはあるからです」
「昭和戦前期と違って今は一応、行政府が外交も安全保障もあわせて統括できる体制には変わっています。しかし、国民の代表である国会のチェックが安全保障政策に反映されているかといえば、答えはノーです」
 ――5年前に公開された新史料「拝謁記」に注目するよう訴えていますね。なぜですか。
「昭和天皇があの戦争のことを『戦後に』どう考えていたのかを、今までにない生々しさで伝えている史料だからです。拝謁記とは、初代宮内庁長官だった田島道治が昭和天皇の戦後の肉声を記録したものです」
 ――何が分かったのですか。
「昭和天皇の中で戦後、『誰がどうやっても戦争の流れを止められなかった』という考えが次第に強まっていった事実です。田島の耳に最後には言い訳だと聞こえてきたほどでした」
「陸軍が戦争の牽引者だったのは事実です。しかし昭和天皇はブレーキの壊れたジェットコースターの単なる乗客だったのではなく、操縦する側でした。ブレーキが壊れていたわけでもなく、実際、天皇の聖断という形で戦争は終わっています」
 ――その歴史からどんな教訓をくみとるべきでしょう。
「戦前は天皇が国家の主権者でした。その主権者��戦後、『自分にはどうしようもなかった』という考えに至っていた。現在の日本では国民が主権者です。再び戦禍に見舞われたあとで『自分にはどうしようもなかった』という総括をまた繰り返すのか。主権者としての選択が問われていると思います」(聞き手 編集委員・塩倉裕)
やまだあきら 1956年生まれ。専門は日本近現代史。軍事史や天皇制論に詳しい。著書に「大元帥 昭和天皇」(94年)、「昭和天皇の戦争認識」(2023年)など。
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mxargent · 2 years ago
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"Kill them with kindness" Wrong. CURSE OF MINATOMO NO YORITOMO
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“kill them with kindness” Wrong. CURSE OF RA 𓀀 𓀁 𓀂 𓀃 𓀄 𓀅 𓀆 𓀇 𓀈 𓀉 𓀊 𓀋 𓀌 𓀍 𓀎 𓀏 𓀐 𓀑 𓀒 𓀓 𓀔 𓀕 𓀖 𓀗 𓀘 𓀙 𓀚 𓀛 𓀜 𓀝 𓀞 𓀟 𓀠 𓀡 𓀢 𓀣 𓀤 𓀥 𓀦 𓀧 𓀨 𓀩 𓀪 𓀫 𓀬 𓀭 𓀮 𓀯 𓀰 𓀱 𓀲 𓀳 𓀴 𓀵 𓀶 𓀷 𓀸 𓀹 𓀺 𓀻 𓀼 𓀽 𓀾 𓀿 𓁀 𓁁 𓁂 𓁃 𓁄 𓁅 𓁆 𓁇 𓁈 𓁉 𓁊 𓁋 𓁌 𓁍 𓁎 𓁏 𓁐 𓁑 𓀄 𓀅 𓀆
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shintani25 · 2 days ago
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2025年5月31日
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放送網は守れるか「設備費20年で30億円」、岐路に立つローカル局(朝日新聞 連載:放送100年 5月31日)宮田裕介
ラジオ放送から始まり、今年で100年にわたる放送文化は、全国に張り巡らされた放送網が支えてきた。しかし、テレビ離れも進むなかで設備を維持する負担は重く、特にローカル局の経営を圧迫している。多様性や地域性といった理念は揺らいでいるのか。
角栄時代に芽吹いたローカル局、淘汰は本当に「仕方ない」でいいのか
愛媛県を放送エリアとする日本テレビ系列の南海放送は、1953年にラジオ局として創業。郷土史を掘り起こすラジオドラマに定評があり、テレビ局としても、優れた番組を表彰する日本民間放送連盟賞やギャラクシー賞の常連でもある。
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南海放送で地域ニュースを伝えるラジオ番組のDJを務める合田みゆきさん。トークや選曲、機器の操作など、基本的にすべて一人でこなす「ワンマンDJ」のスタイルだ=2025年3月5日、松山市、宮田裕介撮影
しかし、山あいの集��や瀬戸内海の島嶼部にもあまねく放送を届けるためには、大きな負担がかかる。
同社の年間売り上げは50億~55億円規模。一方、地上デジタル放送の親局と中継局合わせて40局を整備するために、必要な設備費は20年ほどで約30億円。1千世帯にも満たない地域をカバーする中継局が10近くある。維持費も年間約2億5千万円かかるという。
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瀬戸内海の島にある宮窪中継局。カバーする範囲は1千世帯を切る=愛媛県今治市、南海放送提供
大西康司社長は「愛媛は電波事情が厳しいが、放送の網を絶対に破らせないという使命感は開局から変わっていない」と語る。
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南海放送の大西康司社長=2025年3月5日午後2時14分、松山市本町1丁目、宮田裕介撮影
テレビの中継局は、民放とNHKを合わせて約1万2千局ある。しかし、地デジ開始から20年が経過し、設備の更新時期を迎える中で、経営環境は厳しさを増している。日本民間放送連盟(民放��)によると、放送局127局のうち21局が2023年度に赤字を計上した。
逆境下にある近年、放送網をどう維持するかの議論が活発化している。
総務省の有識者会議は、山間部などの小規模な中継局を高速大容量のデータ通信「ブロードバンド」などで代替することを経営の選択肢として認めることが適当だとする報告書を昨年12月、まとめた。
また、NHKは同月に受信料を用いて民放との中継局の共同利用会社を設立。設備の保守・管理を一体でして効率的な運営を目指すという。
元々、国民を戦争に動員する役割を果たした反省から、戦後の放送は多元性、多様性、地域性を大事にするという理念を掲げた。
こうした考えのもと、放送局は中心都市に偏在するのではなく、全国各地に分散。三大都市圏などを除き、放送エリアが県単位となった要因の一つとなり、特定の事業者が多数の放送局を傘下に収めることを禁じる規制「マスメディア集中排除原則」(マス排)にもつながった。
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日本テレビ系列の読売テレビ、中京テレビ、福岡放送、札幌テレビの4社による持ち株会社「読売中京FSホールディングス」の看板除幕式に臨んだ丸山公夫会長(左)と石沢顕社長=2025年4月1日、東京都港区、松本紗知撮影
だが、08年に認定放送持ち株会社制度ができ、複数の局を傘下に置けるように、マス排が緩和された。導入の背景の一つには、地上デジタル化に伴う経営圧迫があった。新たな中継局の建設など巨額の設備投資が経営を圧迫するローカル局を、体力のあるキー局が支える仕組みが求められた。
今年になって、日本テレビ系列の規模��大きい北海道、大阪、名古屋、福岡の4社の経営統合があった。「業界再編の号砲」とも言われているが、地域性は損なわれないのか。
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東海大学の樋口喜昭教授
東海大学の樋口喜昭教授(メディア史)は「ローカル局の理念と現実との間には、開局当初から乖離が続いてきた」と指摘する。
ローカル局の自主制作比率は1割程度に過ぎず、東京のキー局から番組を購入して放送してきた。さらに、そうした番組を地方で流す放送枠を買い取る形でキー局から支払われる配分金が、ローカル局にとって主要な収入源。番組も収入も依存する構造だ。
一方で60年代以降は、水俣病といった公害や過疎など地域課題への関心が高まり、中央主導の番組編成への反発も起きた。地域の歴史を掘り起こし、住民と向き合う番組づくりも目立つようになったという。
こうしたローカル局の重要性は近年も示されている。樋口さんが例示するのは、東日本大震災の際、東京電力福島第一原発1号機の水素爆発を福島中央テレビが唯一撮影していたことだ。「メディアが多元的だったから、あの映像が世に出た」
樋口さんは、比較的安価なネットへ移行する動きや、番組づくりのソフト面と中継設備などハード面での「分業化の流れも止められない」とみる。
それでも、なおローカル局が発信する意義を強調する。「テレビというメディア自体が地域固有の文化や感性を薄れさせ、均質化を進めてきた。だからこそ、地元の歴史や文化を掘り起こし、それを未来に残していく役割が重要になってくる。分断が進む社会において、地元の日々のニュースや番組を通じて『自分はこの場所にいる』と感じることは本当に大きな意味があるのです」
コメントプラ��
マライ・メントライン(よろず物書き業・翻訳家)【視点】 では、視聴者である「地域住民」のニーズの実態はどうなのか、どういうベクトルで動いているのか、という要素がこの問題の開放を考えるためには必要と思われるが、その点だけ記述が欠落している。
興味深いテーマだけにこれは困った。別記事でフォローされることを期待したい。
小西美穂(関西学院大学総合政策学部特別客員教授)【視点】 元テレビ局員として、興味深く読みました。先日、日テレ系4社の経営統合を記念して、札幌・名古屋・大阪・福岡が同時中継で地域紹介をする番組がありました。私は中京テレビのスタジオで拝見しましたが、特に福岡の「惣菜最強スーパー」の中継が印象的でした。13年連続入賞、7度の日本一という実力店の敏腕女性店員さんとのやりとりから、地域ならではの食材、物価の違い、その土地の暮らしや温かさが生き生きと伝わってきました。いまのテレビは、横並びで画一的な番組が溢れているからこそ、地域の固有性を前面に出した番組がとても新鮮に映りました。厳しい経営環境だからこそ、ローカル局は「ここにしかない価値」で差別化を図る必要があります。地域の個性を競い合い、認め合う番組作りこそが、記事が指摘する「自分はこの場所にいる」と感じさせる放送本来の力だと確信しています。
松谷創一郎(ジャーナリスト)【提案】 全国にまんべんなく普及している日本の放送事業は、現在のところ海外で深刻化している「ニュース砂漠」現象とはほど遠い状況にあると捉えられます。たしかに地方テレビ局の経営は厳しく、経営統合も始まりましたが、この状況をどれほど深刻視すべきかには留保が必要かもしれません。
日本の多くの地域では、テレビは民放3~4局とNHKに加え、地元紙と全国紙が報道をカバーしています。6つも7つもの報道機関が存在しているわけです。国土面積を考慮すれば、日本は「ニュース砂漠」が生じにくい環境です。むしろ護送船団方式の放送事業により報道が供給過剰になっているのではないかとすら感じます。
たとえば私が生まれ育った広島では、ひとつの事故が起きた際、NHKと民放4局、さらに地元新聞と全国紙などが警察発表をほぼトレースしたストレートニュースを報じます。その都度警察発表をチェックすることは必要ですが、果たしてそれが4つも5つも必要でしょうか。地方のテレビ番組を見ると、大事故でないかぎりそうした報道内容��だいたい同じでとくに工夫もありません。正直、それに使うヒューマンリソースを他のことに転用したほうが有意義ではないかと考えてしまいます。
今後生じうる再編では、地域単位でのテレビ局の経営統合は十分考えられ、さらにそれは新聞社も含んだかたちになる可能性もあります。
この記事にある島嶼部への放送電波送信が負担になる問題については、現実的には通信で十分にカバーできます。コストも抑えられ、携帯電話が届く場所には配信可能です。正直、そうした地域を放送でカバーすることを放送局存続の大義にしているようで、むしろ早期の通信移行を推進すべきではないでしょうか。もちろん、これを推進すると地方局の存在証明が失われるという懸念はあるのでしょうが。
ただ、重要なのはコンテンツと、それを届けることです。放送インフラは極めて安定した完成されたものですが、無駄が多いのも事実です。護送船団方式で放送事業が守られた結果、コンテンツ、とくに報道がないがしろにされてきたようにも思えます。
現在、地方の視聴者も当然インターネットやYouTubeでさまざまなコンテンツを視聴できる環境にあります。ですので、地域のニュースをより効率的に伝達できる方法もあります。しかし既存インフラの維持議論ばかりが前面に出ており、これはいかにも日本的な発想と言えます。
放送はいずれなくなります。これは避けられない未来で、いずれはすべてABEMAのようなストリーミングになるでしょう。ですので、新たなインフラ整備に向けた議論をより早期に始めるべきではないでしょうか。
そしてこうした現状で足踏みをし続けるなかで、コンテンツ制作会社としての放送局の存在価値が放送事業とともに弱体化していくばかりだと感じます。早期にコンテンツ企業としての価値転換を図らなければおそらく生き残れません。アニメ『名探偵コナン』というドル箱コンテンツを持っている読売テレビは、その余裕もあって再編を主導できた側面もあります。
同時にこの問題のなかでは、NHKの役割が極めて大きいです。今後NHKをどう存立・継続させるか、あるいはさせないかが、実は地方にとってより重要な課題かもしれません。政策学者の西田亮介氏が提案したように、NHKの通信社化も現実的なアイデアとして十分に検討に値します。
なんにせよ、現在のかたちに価値があると主張するよりも、未来志向の積極的な議論を行うべき段階に来ていると考えます。
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officek-paper · 29 days ago
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2010-12 吉祥寺マンダラ2
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16 1 5 14 1 3 Shikinami 提博明(vo.g)白今(vin)野口明生(pf.歯) 知念弘(vo.g) 川野理江(cho)平田和也(cho) ゲスト:アミーゴ(per) 協力:COR(新里和盛) サスケ 大垣カツ(vo.g)大垣タカ(VO.g) 前売¥2800 38Y3000 店売有 MUMU 中根信博(1)本間太郎(Key)植村昌弘(ds) る*しろう 井筒好治(B)金澤美也子(key.vo)菅沼道昭(ds) [るしろうと MUMU] サンタラ [SANTARA LIVE 2010 "It's boiling over, Baby"] 19:00/19:30 前売 ¥3000 当日¥3500」 12 ヨ 11土 10 金 9木 8水 7火 6 ヒアノ洋交:奥美人じゃら(cs)ふじー友子b)真族子(of) 早瀬実穂/平岡子/平田由季/MoMo/森ゆき/吉利和人 cas!・さしとう今/感子一部乃希勢一下田西子一白杉美秋一宮日★ 発表会 LIVE Music Box] [第6回 真実人門下生による ゲスト:鎌田ひろゆき(vo.g)with 山川ちかこ(pf)山崎保(8 堀内美和(vo)kame(pt) [2010 Heartful Live ] Battersea Powerstation リオ・ブラボー/ラヴハンターズ Cosmopolitan Cowboys/ 石田洋介 竹井誠(尺八、能管、苗)清水一登(key)仙波清産(ds) 三橋 美香子(vo) [行きずりの心音、難した一人残らず] 外山明(as)トリスタンホンジンガー(vc) トビアス・ディリアス(ts)井野義(cb) [Same Difference] STAR BELL PLUS 大竹創作(vo.pf/ねがぽじん 花実(vo)未阪#(@)大久保油値(key)山内■(0) [花実 ライブ"冬の新月』] 前売¥2500 +drink 店売有 [NI、ライブ(吉祥寺へ行こうか」](30日 追加公演) 池島ゆたかケスト:若林美保 [Mr.pink!/池島ゆたかショー] 27 月 小窓ノ王 税(F.x)植村2(06) ROCKS 大和田ゲンタ(8.Vo)塩田(5)北海学1(ds.per) 宮国英仁(vo.g)/ヤブコギ [KOYA Records Presents Live!!] 航(vo.pf) 柿沼朋音(ds)金子添子(1) 日 22水 田村夏椒(t)✕ 藤井郷子(pt)✕ 宅“Shoomy”朱美(voice.afect)✕岡部洋|(per Tallzx 早川岳晴2555年版6(0) [水中、それは苦しいpresents 23木 ジョニー大蔵大臣バーステーライブ 2010」] 神さま/オジュドゥイ・イル・フェボゥ 股下89/水中、それは苦しい+真部備一 [黒色すみれクリスマス演奏会] 黒色すみれゅか(vo.pf.ace) th(vin.pf) なぎら健吉(vo.g) 25土 +OWN RISK [渡えポジティブ in MANDA-LA2] 闘間拓/花枝聖/中タカシ /19:00 前売¥2800 当日¥3000 ¥2500+drink+drink+drink 店売有 店売有 5 きゃなえ★ワンマンライブ [2人のスモールショー] 20月 カサノボー男(vo)・古賀暉(vo) はんだすなお(pt/西遊記)森山和弘(ds/ryo-ki) OGU(b/ryo-ki) 有街英(vin/ryoki special guest live:トロスワール岡村佳代子(Vo) 清水由(vo)山口恵利佳(vo)三枝伸太郎(pf) [THE HOOTS presents 「JOJI!X'MAS」 ~吉祥寺で神が人となって生まれる日] 21尖 あまがみ/KOTEKING / cappa sight 特田浩嗣/and more DJ:a boy named hiro MC:モッコリー鈴木 18:00/19:00 前売¥2500 当日¥2800 +drink 店売有 当日¥3000 ¥2300+drink +drink 4 土 3金 2木 1水 <day> 歌歩 / hiona [中村賢一追悼ライブ vol.15] special for event 豊田 勇造(o.g)辣米警(3 桜井芳(g)関●館(tuba)中開】(sax.etc)外山明(ds) 酒井俊(vo) サードクラス [サード・クラスワンマンショー] 12:30 /13:00 18:00 /19:00 ¥3000 19 ¥2800 +drink 19:00/19:30 当日¥2800 +drink 店売有 土 17 金 [第17回 三浦久年末ライブ in 東京「王様のいない魂のために」] 三浦久(vo.g)野間義男(8) [吉祥寺で達いましょうvol.2] 桜井明弘(vo.g)大村直治(pfビアニカ)衣山悦子(B)山下政一 小林政広 [10周年だヨ!全員こねくしょ~ん!] EB.P +drink 売¥2800 /19:00 /13:00 +drink 店売有 +drink 出演希望の方は、デモテープ・写真をご��意の上ご来店下さい。 時間:開場 18:30/開演19:30 料金:¥2000+ドリンクオーダー(異なる場合はスケジュール表内に表記してあります。) 〒180-0003 東京都武蔵野市吉祥寺南町2-8-6 第18通南ビル Tel/Fax:0422-42-1579 吉祥寺駅 LBOOK OFF 末広通り Pick up! 井の頭通り MANDA-LA 渋谷 http://www.mandala.gr.jp ライブ終了後 AM0:00まで営業しております。 112月1日(水) [サード・クラスワンマンショー] サードクラス 12月29日(水)&30日(木) [Z三、ライブ!音様寺へ行こうか!] 乙三 2 UNDERGROUND発。 音楽配マーケット! mL55 ージックキューブ http://www.music3.jp 音楽配信サイトです。 NEXT MONTH 1.2 (sun) FEEL FREE TO SING presents 1.3(mon)[2011年の初めの おおばんぶるまい] 1.5 (wed)寒空はだか presents 1.8 (sat) 野兎/さあやとはるよし 1.9(sun)[吉田達也の叩きっぱなし! 50歳記念] 1.10(mon) 三叉路 ② 2010. DECEMBER LIVE SCHEDULE MANDALA 2 City Hole's Bar
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bearbench-3bun4 · 10 months ago
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「虚無への供物」中井英夫 1161
第一章
16薔薇のお告げ(久生の推理) 01
よいよ、久生の推理です。
前項のとおり、亜利夫と同じで誰かが隠れていたと推理していたことは判っていますから、 それ以外に何があるのかですね。 あとは、どこに隠れていたか?
久生は、洗面台の棚の花瓶にあった白いグラジオラスに注目します。 花言葉は“密会”、花の数が“その時刻”だといいます。
まあ、花言葉が密会なのはよしとしましょう。 でも本数で時刻というのはどうなんでしょう? 10本と半分で10時半は、かなり無理があるような気がします。
犯人は、もうすでに死んだと思われている人物だといいます。 久生は、この間に、飛行機で北海道から九州まで駆け回って氷沼家の資料を集めていたといいます。 確かに、このろから、ANAで岩国/福岡線や三沢/札幌などが就航していてお金さえあれば可能だったのかもしれません。
ところで、久生が情報を集めるという表現で、“蒐(あつ)める”という字を使っています。 単に古字だとも言えるのかもしれませんが、辞書によると会意文字だとして、草と鬼(死んだ人)とから成り、死者の血のあとに生えると言い伝えられる草、「あかね」の意を表すとあります。 これがどうして集めることになるんでしょう? 難しい表現ですね。
調べた成果の1つとして家系図が挟まれていますね。
誠太郎 ┬ 光太郎   ┬ 紫司郎 ┬ 蒼司     └ 綾女(妹) │     └ 紅司             ├ 朱美  ー 黄司             ├ 橙二郎 ー 緑司             └ 薫三�� ー 藍司
こんな感じです。
代々の死人たちの業(ごう)が関係しているとして調べたことを披露します。
まず、 誠太郎の失踪についてです。
高橋是清(たかはそこれきよ)は、 「是清自伝」によると明治元年には神田錦町の森有礼(もろありのり)さんの家で書生としているころ、 橋和吉郎(はしわきちろう)という変名を森につけられたようで、 しかも、 そこに長州の内藤誠太郎(ないとうせいたろう)後に堀誠太郎となって、山口県の農業学校の先生になる人物も登場する。 これは実在する人物何でしょうか?
本編では、北海道でとなっていますが、実際は山口県在だったみたいですね。
アメリカにいたときに色々あって、その後帰国してから住む他北海道でもいろいろあって、 結果失踪となるみたいですね。
これが、氷沼家の第一の業(ごう)だといいますが、だから?って感じです。
で、 第二の業は、大正時代、光太郎の話しです。
誠太郎が失踪した後、奥さんは三歳の光太郎氏と生まれたばかりの妹、綾女(あやじょ)さんとを連れて函館の実家へ帰ります。 で、この綾女さんは、戸塚の老人ホームで生存しているみたいです。
光太郎氏は宝石商を志し、世界を旅してて“日本王室鑑定人”なんて肩書だったといいます。 旅行記作家のジャン・シャルダンやヨーロッパの冒険家のジャン・バプティスト・タヴェルニエが引き合いに出されます。
で、途方もない財産を残すことになるので、そこに、氷沼家の第二の業があっても不思議はないといいます。 しかも、藤木田とは横浜の一土会で知り合っているはずだから何かしらないのかと、 藤木田に水を向けます。
「あの空気抜きの高窓から何者かが小さな毒針でも打ち込んで紅司さんを殺すことだってあり得るわ。」
藤木田は慌てて否定しますが、これは、ちょっとした冗談でしょうね。 毒針なんて現場になかったわけですから。
で残された三男一女というのは、 紫司郎(ししろう)、 朱美(あけみ)、 橙二郎(とうじろう)、 薫三郎(きんざぶろう)です。
そのころは、大阪の与田忠(よだちゅう)、東京の角谷(かくたに)と並んで、七彩堂といえばずいぶん聞こえたものだとなっていますが、 七彩堂は作り物だとしても、 そのころは、大阪の与田忠(よだちゅう)は依田忠のことだと思います。 また、角谷は真珠関連で記事がありましたが、それなんでしょうか?
その後、 光太郎は、昭和九年に故郷の函館の支店が三月の大火でやられて焼け死ぬことになります。 また、洞爺丸の事件で、紫司郎、薫三郎の二人が亡くな���ます。
と、ここまで説明しておきながらこれは関係ないと否定します。 おいおいです。
で、昭和時代の氷沼家に起こった第三の業です。 紫司郎が植物の研究に没頭して、そこに新しい法則を発見しようとしていたことがどうやらそれらしいです。 この項のタイトルでもあるように“薔薇のお告げ”です。 とはいえ、何のことかまだわかりません。
「薬用植物史」(ドドネウス) 「苔の書誌」(ヨハン・ヤーコプ・ディレニウス) 「ゲネラ・プランタルム」(カール・フォン・リンネ) が例として上がっていますが、読むわけにもいきませんから、 まあ、青いバラは作ることができないってことくらいですか? これが、どう関係しているのか。
でも、 それも、否定されます。
ライラックタイム(マグレディ:英) マジェンタ(コルデス:独) プレリュード(フランシス・メイアン:仏)
それぞれによって青いバラが作られたといいます。 ただ、いずれも、紫やラベンダーに近いみたいですね。 まあ、かなり画期的ではあるのかもしれませんが。
で、これが持つ意味を考えていて、久生は何もかも判ったといいます。 全く赤らないんですが、まあ、次の項でわかるのでしょう。
つづく
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mokkung · 3 years ago
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映画『ドライブ・マイ・カー』(※ラストシーンの解釈について)
twitterより転載
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引用元
『ドライブ・マイ・カー』(2021年 日本)
一生拭えない��を負うこと、自分が見えてなかった(見ようとしてなかった)他者の一面を見つめ直すこと、それを背負って自分を生きるということ😔
そういった辛いけど生きるってこういうことだよねと思うテーマを、リッチな時間と演出で豊かに描いた素晴らしい映画でした🚘
会話の"間"が巧みでした‼️
話し出すまでの間をしっかり使うし、無言でも場の空気感が伝わる演技・演出が素晴らしい👌
構造上、演技をする演技をしているのですが、リアルな生身の人間の移ろいが感じられドキュメンタリーでも観たかのような感覚がありました😦
上映時間長くないとこれはできない💦
後半はずっとハラハラ、ヒリヒリさせられっぱなしでした😣キツイ💦 でも見終わった後、自分も前を向いていられる映画👌
外国人キャスト陣(特に手話の人)は素晴らしかったですが、なんと言っても岡田将生が良い‼️ 彼の不安定でたまにタガが外れる危うさみたいなものが染み出した演技が見事👍
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
twitterより転載
大部分を広島でロケしてるので、広島に住む自分としては不思議な気持ちでした😓
というか、途中彼らが車で通ったとこ、僕んちの超近所でいつも通勤で歩いてるところでしたからね😅
大体場所わかるから、同じシーンを別の場所で撮って繋げてるのもすぐ気づいてしまいます💦
『ドライブ・マイ・カー』デジタルロケ地マップ
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引用元
あの不思議なガラス張りのゴミ処理場は、横の公園も含めて結構いいところで、僕も学生の頃とかなんとなく訪れて音楽聴きながら黄昏てたりしました(暗いな🙄)
こんな豪華な建物を税金で作りやがって!という批判があっ��みたいですが、こうやって映画に登場して有名になったので良かったです👌
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引用元
それとみんな結構遠くに住んでますね💦
主人公が広島で住む家に行く途中、安芸灘大橋を通りますが、平和公園からあそこまでは呉市内で結構混むので、1時間以上かかる気がします😅
ちなみにあのあたりは沖田修一監督の映画『モヒカン故郷に帰る』の舞台になった場所です👍
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twitterより転載
石橋英子による劇伴も素敵で、このサントラは映画と関係なくアルバム単体としてとても良いです👌
ゆったりしたスイングを土台に、メロディはあるけど主張が強すぎず、アンビエント・ミュージック的な一枚として良作🎶
※以下、ラストシーンについての解釈について記載しました。映画の重大なネタバレ部分があります。映画をご覧になった人向けに記載していますので、ご注意ください。
 映画のラストシーンで、みさきはコロナ時代の韓国に住んでおり、家福と同じ赤のサーブ900に乗り、車内にはあの韓国人夫婦の飼い犬に似た犬が乗っています。彼女はスーパーで買い物を終えて、これまで見せなかったような明るい顔つきで運転しながら映画は終わりを迎えます。
 なぜ彼女は韓国にいるのか?なぜ赤のサーブに乗っているのか?なぜ犬を買っているのか?このラストシーンは明確な説明が無く、文脈から推察すべき場面なので、見る人によって解釈が異なると思いますし、意図的にそのように終わらせているのは間違いないでしょう。みさきは家福と恋愛関係になり一緒に暮らしている、韓国人夫婦と一緒に韓国へ帰国したなどの意見をちらほら見かけたのですが、この映画を2回観たあとの僕の解釈を以下に書き記します(あくまで僕個人が映画を観て理解したエンディングの解釈です)。
 おそらく、みさきの母親は韓国人なのです。みさきは自分のルーツである韓国に移住して新しい生活を始めたのだと思います。それを劇中ずっと隠していたのです。
 ラストシーンのスーパーでみさきは普通に買い物をして、店員と何の抵抗もなく韓国語でやり取りをしていました。学歴はなく運転で生計を立てていた彼女がいきなり韓国語を喋っているのはなぜか。彼女は韓国語ネイティブなのでしょう。
 思い出してほしいのですが、家福と一緒に韓国人夫婦の家で韓国料理を振る舞ってもらったときの場面、夫のコン・ユンスが妻の演劇俳優への応募を家福に黙っていたことを説明するときに「沈黙は金です」と表現するのですが、その時に明らかにみさきの表情が変わります。多分みさきは自分が韓国系であることを隠しているのです。そしてコン・ユンスが「辛い食べ物大丈夫ですか?」と問いかけるときの眼差しから察するに、彼はみさきが韓国の人間であると気づいているのかもしれません。
 みさきの母親は韓国人で、日本人の夫と結婚して、みさきを生んだが、夫は離れて母子家庭になってしまった。みさきは韓国人の母親に育てられたので、日本語と韓国語のバイリンガルに育った。韓国人であることから差別を受けたりなどして、北海道の片田舎で不遇な生活を続け、母親は次第にみさきに対して暴力的になった。母親との死別後、みさきは心のわだかまりを持ったまま広島での生活を続けていたが、家福や韓国人夫婦たちとの交流の日々、そして家福たちが完成させ公演した演劇を観たことによって、母親との死別や自分の生き方に折り合いがついて、前を向いて進み始め、自分のルーツである韓国へ移住して暮らすことを選んだ。
 あくまで映画を観た僕が行間を読みまくった推測によるストーリーですが、大体こんな展開が背後にあるのではないかと考えました。
 みさきにとって家福や韓国人夫婦との日々はとてもかけがえのないものになったので、家福が大切にしていた赤のサーブを韓国でも手に入れ、韓国人夫婦と同じような犬を飼っているのだと思います。
 以上が僕の考えた、ラストシーンの解釈とその背景です。いかがでしょうか?とはいえこの場面は明らかに余白を多く残して観る側に解釈を要求してくるような部分ではあるので、いろんな意見があって当然と思いますし、それを語り合うのもこの映画の面白さかもしれません。
 何れにせよこの映画は、大きな喪失を背負ったままであっても人との関わりの中で再生する機会を得るという物語であることは間違いないでしょう。最後の最後にハンドルを握ったみさきが見せる表情は明らかに前に進もうとする意思を感じるものであり、自分の道を自分が運転して進む、つまり「Drive my car」という意思を、静かに、しかし力強く示すエンディングであったと思います。
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tacthirose · 4 years ago
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SUKIYAKI MEETS THE WORLD 2021
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すっごい久しぶりにblogを書きます。コロナ大変でしたね...。俺は本当に辛かったこの状況...(そんな中なんとなく、料理blog的なnoteをやってみたりしたけどnoteがあんまり合わなくてやめてしまった→ https://note.com/maruyeyi) 2012から毎年お世話になってきて最早私のライフワークの一つとなっていた富山県南砺市のワールドミュージックフェスSUKIYAKI MEETS THE WORLDも昨年はコロナ禍で開催中止となり。毎年のように行っていた海外ツアーや太鼓修行の旅も中止。仕事は激減。ここには書けないような大変なこともたくさんありました。
そもそも我々の「現場」である祝祭〜催事や芸能芸事は社会での人の営みにおける贅肉みたいなものなので、有事に真っ先に削られるのはある程度仕方ない。そう言う覚悟はもちろんあるつもりでこうした事を生業にしていたつもりでした。でもやっぱり、余白が全然ない身体が病気や怪我に弱いのと同じように、困ったときほど我々のような存在は無意味という、かけがえのない意味になるというかなんというか... とにかく、今年は様々な制限は設けつつも、久しぶりの祝祭の場、SUKIYAKI 2021開催できました。生えある30回目の開催。今までとは違う気持ちで迎え、最高の現地スタッフや町の皆さん、そして今年の共演者、今年は南砺に集まれなかった世界中の仲間との連帯を感じながらしみじみと幸せな気持ちで終えることができました。
今年は初めての南砺市内での小学校(城端小学校)WSがあったり...
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リアルライブと配信のハイブリッド開催ということで、俺も動画編集に手を出しまして、ブラジル、レシーフェのMestre Chacon師匠とNação do Maracatu Porto Ricoの仲間と東京・名古屋・南砺市のマラカトゥチームのオンラインセッションムービーを作ったり...(動画はまたどこかにUPしますね)
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また、KOZAKAYA MOTION PICTURESの動画企画OVER DUB SESSIONの一環として、SUKIYAKIきっかけで出会った南米、日本のミュージシャンたちともオンライン作曲&セッション録音を作ってフェス期間に合わせて発表したりしました。ウルグアイの巨匠、ウーゴ・ファトルーソ夫妻にアカセカ・トリオでもお馴染みのアルゼンチンのフアン・キンテーロ、そしてヤヒロトモヒロさん。本当に皆さん素晴らしすぎます。
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『Terreiro do SUKIYAKI』 
OVERDUB SESSION 特別編として、日本最大のワールドミュージックフェス「スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド」で出会ったミュージシャン達のセッションを企画しました。 セッションタイトルの「テヘイロ(Terreiro)」 は ポルトガル語では「広場」を、ブラジル黒人文化ではアフリカ系宗教カンドブレの「教会」や「礼拝所」を意味します。今回セッションタイトルとして、この出会いをもたらした「スキヤキの広場」をイメージして『テヘイロ ド スキヤキ(Terreiro do Sukiyaki)』と名付けました。  -- <Musicians>  Hugo Fattoruso : Vocoder, Key, Tambor Piano Albana Barrocas : Shekere, Tambor Chico, Sfx. Juan Quintero : Vo, G, Ronroco Tomohiro Yahiro : Shekere, Conga, Djembe Tact Hirose : Agbê, Gongue, Alfaia   <Producer>  Kozakaya Motion Pictures マルゑゐ録製(Maruyeyi REC.&Pro.)
もちろん、いつも通りの市民向けワークショップも頑張りました。今回はBAQUEBAからMegとAna Mariaがヘルプで来てくれてすごく助かったな。二人とも三年前に初めてブラジルのカーニバルに参加してから劇的に上手くなっていて、あとはやっぱり人に教える機会があるとまた上手くなるのだなあ...他のBAQUEBAメンバーもどんどんいろんな機会に誘えるよう皆で頑張りたいものです。
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アーティストハウスは今年は北海道のマユンキキとBAQUEBA女子2名との共同生活(しっかり諸々の感染症対策クリアした上ですよ)。
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マユンキキとは9年前に欧州オーストリアのフェスで出会って以来の付き合いだけど、随分いろんな話をして心の距離がより縮まった気がします。しかし例年のクソ男臭いアーティストハウスと違って随分家がちゃんとしていた(おめぐの酒癖の悪さ以外は)し、とにかく臭くなかった。凄いことだ。
俺も炊事一般には自信あるんだが(いつも家でやってるし)マユンキキの隙があれば気の利いた飯を作って振る舞ってくる感じはBAQUEBA一同口アングリであった。下写真のスープカレーはほんの一例。
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しかし今年のSUKIYAKIの配信は凄かったですね。藤井さん率いる配信チームにはひたすら拍手ですね。時代の困難の中で、未来につながるしっかりした適応力を見せられた一幕です。
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俺はフェス当日は収録の発表のほかはトークばかりで、同じ感じ��仕事をしていたマユンキキとひたすらステージに上がっているミュージシャンたちを羨んでいました。WSなどシェアする仕事ももちろんやりがいあるのだけれど、やはりステージには立ちたい。そういう感覚もこれからの時代は少し古くなるのかもしれない。でもやはり、「これが俺だ」という作品やパフォーマンスの示威行動?みたいなものへの情動は... どうしてもありますね。
SUKIYAKIのような公共性の高い、営利目的の割合が決して高くないフェスとは違い、市井のフェス産業はこのコロナ禍でどうしても時代に合わない、土地に、文化に合わない綻びがどんどん出てしまったな、と思う。元々産業としては演者に負担がかかりすぎる形で既に破綻していたところ多いんじゃないか。
そんな中でも、SUKIYAKIのような、地域が地域としてダイレクトに他の地域と繋がり、独立性や独自性を保てるフェス... それぞれの文化を楽しみとして、教養としてシェアしあえるフェスは、なんとか形を残して継続すべきと思う。消費社会に乗っかって「欧��並み」みたいな顔をすることだけが価値ではいけない。
田舎町の、粋で鯔背でタフな名物おじさんたちが始めたこの事業。この場の引力に引きつけられて集まってきたいろんな人たちの顔が目に浮かびます。受け継いでいきましょう。現代の働き盛り世代の様々な問題に目を向けつつ... 俺もいよいよ40歳にはなりましたが、ファミリーの一員として自分の世代にできる事をガツンとやっていく次第。
というわけで、今年SUKIYAKIで一緒に仕事した同世代の地方出身アーティストと一緒に早速、出会い頭のイベントを企画しましたよ。
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11/22(月)@世界のご飯とパクチー料理 World Kitchen Baobab -バオバブ 吉祥寺 笹久保伸×マユンキキ×廣瀬拓音
<SUKIYAKI 80s 即興ライブ&トーク「故郷と世界と音楽と私」>
Door: ¥2000 配信: Baobab YouTube Channel(投銭制) 開場開演 19:00
今年、富山県南砺市の音楽フェスSUKIYAKI MEETS THE WORLD 2021で出会った80年代生まれの同世代3人が送るLIVE & TALK !自身のルーツ(秩父・旭川・美濃)と東京、そして西欧中心主義の世界でそれぞれ外国の音楽を学び扱う事について熱く語り、即興で奏で歌います!
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それぞれ自身のアイデンティティと向き合いながら表現活動を続ける3人で何かやってみる事になりました。出会い頭!トークの女王マユンキキがいるので初めて「トーク」みたいなのも入れてみました。なんでもやってみよう!
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というわけで、時代はどんどん変わってゆきますが、やっぱりどんな時も楽しむ姿を見せたい。なんなら自分の苦しんでる姿を見せてでも、楽しんでいただきたい。 そんな気持ちで歩き出しています。
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ari0921 · 3 months ago
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企業が「黒海」に注目すべき3つの理由 地政学的重要性、ウクライナ戦争で表面化
2022年05月28日 07時30分 公開
[奥山真司, 樋口隆充(編集),
 2月下旬に始まった、ロシアによるウクライナ侵攻(以下ウクライナ戦争)は3カ月以上が経過した現在も、終結の兆しが見えない。コロナ禍に加え、戦争が勃発したことで国際物流にも影響が及び、物流コストが日増しに上昇している。その要因は単なる原油価格の高騰だけではなく、戦争でウクライナ周辺の海域が「危険水域」となり、そ��に伴い、船舶や貨物にかける保険各社の海上保険料が値上がりしたためでもある。
 物流コストの上昇は、当然のことながら小麦など原材料価格にも影響を与える。このように、日本国内で相次ぐ、飲食各社などによる値上げの背景には、戦争も絡んでいるのだ。食料自給率が約37%(2020年度)と、食料の多くを海外からの輸入に頼る日本にとって、ウクライナを巡る情勢は、遠い異国での対岸の火事ではない。
 こうしたことから、今回のウクライナ戦争を通じて、海上ルートの重要性が浮き彫りになりつつあり、中でも最大の焦点となっているのが、ウクライナ周辺に位置する「黒海」(Black Sea)の地政学的重要性だ。
 ウクライナ戦争では、ウクライナ東部のドンバス地方などでの陸上戦闘にばかり注目が行くのに対し、黒海が持つ「戦略的な空間」としての重要性については、世界的に潜在的なインパクトが大きいにもかかわらず、その注目度は異様に低い。
 そこで本稿では、日本ではあまり注目されない黒海の地政学的重要性を、「商業」「軍事」「大国間の権益」という3つの視点から解説する。
スエズ運河通貨貨物の7割が「黒海」経由
 黒海が世界的に注目を集める1つ目の理由が、世界的な「商業ルート」になっている点だ。黒海以外の世界的な海の商業ルートといえば、有名なところでは「南シナ海」や「パナマ運河」がある。
 だが、欧州とアジアを結ぶものとしてはスエズ運河が代表格となる。2021年3月に日本の正栄汽船(愛媛県今治市)が契約する船が座礁し、6日間に及ぶ大渋滞を起こしたことが記憶に新しい、あのスエズ運河だ。
 英フォーリンポリシー誌は4月25日付けの記事で、スエズ運河を通過する全貨物のうち70%に相当する貨物が、黒海の出口であるダーダネルス海峡を通過していると報じている。こうしたことは日本ではあまり報じられていない、黒海の重要性を示す一つの指標と言えるだろう。
 だが、ロシアのウクライナ侵攻で、当然のことながら、この貨物輸送ルートは使えなくなり、世界経済に深刻な影響が出ている。
小麦不足で再び「アラブの春」到来か
 ウクライナは輸出量で世界第5位の小麦生産地であり、その大半をオデーサやマリウポリをはじめとする同国の黒海沿岸の港から運び出しているのだが、現在、この海域をロシア海軍がコントロールしているために、収穫したほとんどの量を運び出すことができていない(わずかだが陸路でも可能)。
 一部では、勇敢なウクライナの農民たちによって今秋収穫分の作付けのうち、8割から9割が終わったとの報道も出ているが、その前の冬に収穫した小麦がまだサイロや倉庫に眠っていて出荷ができないため、仮にせっかく収穫できたとしても行き場のない穀物を腐らせるだけになる可能性が高い。
 日本はウクライナ産の小麦をほとんど輸入していないため、この影響は限定的かもしれないが、ウクライナ産小麦の多くはエジプトなどアラブやアフリカ諸国向けである。このため、小麦の消費国において品不足になると、小麦価格の高騰によって、チュニジアやリビアなどの独裁政権が相次いで崩壊した「アラブの春」(10年~12年)のように、再び政情不安になる可能性が高まる。
 英ガーディアン紙の5月19日付けの記事によると、国連は既にこの最悪のシナリオを十分に認識しており、ウクライナから小麦が搬出されないと世界的な食糧危機に至るとして警告を発しているという。
軍事ルートとして重要な黒海
 2つ目の理由が、黒海が世界的な軍事ルートでもあるという点だ。これをよく示しているのが、ロシアのクリミア半島侵攻(14年)だ。
 クリミア半島を、ロシアが占拠した大きな理由の一つが軍事拠点としての重要性だ。クリミア半島には旧ソビエト連邦(ソ連)時代から続く、ロシア海軍の黒海艦隊の軍港があり、97年からウクライナから租借していた形となっていたセヴァストポリを直接支配下に置くため、ロシアは軍事侵攻に踏み切った。
 つまり当時のロシアは、クリミア半島を奪取することによって、黒海における海の軍事的なルートの支配権を確保しようと試み、見事、それに成功している。
 こうした力による現状変更に対抗しようと、米国主導の軍事同盟「北大西洋条約機構」(NATO)参加国たちは、ロシアから黒海の軍事ルートを守るため、今回の戦争ではウクライナを軍事的に支援している。
 例えば、ウクライナ南部の黒海沿岸に、オチャキフというウクライナ海軍の軍港のすぐそばに米海軍の人員を常駐させ、両国海軍の共同作戦司令部を建設する計画や、同軍港を拡張し、米海軍の艦船が定期的に停泊できるようにする計画の他、アゾフ海のベルジャーンシク港の増強計画にも合意している。
 だが、ウクライナ戦争開戦がささやかれ始めた時点で、すでにNATO側は黒海内の軍事バランスがロシア側にあることを認識していた。英ロイター通信は2月25日付けの記事で、開戦前からNATO加盟国側の主要艦船はすべて黒海を離れていたと報じている。
日露戦争から分かる海洋ルートの重要性
 軍事ルートとしての海の重要性は、日露戦争のときのバルチック艦隊の例を考えれば分かる。当時の世界の海は、帝政ロシアのライバルである大英帝国にコントロールされていた。
 このため、ロシア帝国の海軍は、日本に向かう際にショートカットするためのスエズ運河を通れず、アフリカ大陸を大回りして疲弊していたところを、対馬沖で待ち構えていた東郷平八郎率いる連合艦隊に沈められたのである。
 当時のロシアは軍事ルートとなるはずであったスエズ運河を大英帝国のおかげで使えなかったのだが、今回の戦争では逆にNATO側の船が離脱したため、黒海の軍事ルートは確保できたのだ。
NATO陣営のトルコ、黒海の出入口を封鎖
 ただ、今回の戦争の場合、トルコが黒海の出入り口を封鎖しているため、ロシアは外から艦船の増援はできない。NATO加盟国のトルコが、トルコ領内のボスポラス海峡・マルマラ海・ダーダネルス海峡の通航制度を定めた「モントルー条約」(1936年制定)に則って、ロシアをはじめとする軍艦の航行を制御しているからだ。
 これを大きく俯瞰して考えると、ロシアは黒海という「内海」そのものは、ある程度コントロールできている一方で、その出入り口であるダーダネルスやボスポラス海峡をNATO側のトルコによって「フタをされている」という状態なのだ。
 日露戦争から100年以上の時を経た今回の戦争でも、ロシアはまたしても敵対勢力に海上での主導権を握られていることになる。
大国間勢力圏争いの最前線に位置する黒海
 これまでのことから、黒海に注目すべき3つ目の理由として、NATOとロシアの権益が直接ぶつかる最前線であったという結論が導き出される。それは、そもそも冷戦開始直後からNATOとソ連が黒海を巡り、直接衝突した経緯を見てみればよく分かる。
 NATOは、米国が主導する多極的な軍事同盟であるが、その実態は、それが「海洋国家の同盟」であるとも言えるのだ。
 例えば、第二次世界大戦が終結した時点で、黒海周辺では共産主義を掲げるソ連の影響力が強まっていた。それに恐怖を感じたトルコとギリシャは、互いに外交的な問題を抱えているにも関わらず、同じNATOという軍事同盟に参加し、地中海の最東端で海を通じて米国とつながることを選択したのだ。
 ところが黒海に接している周辺の国々、つまりルーマニアやブルガリアなどは、40年代から50年代にかけて次々と共産圏に組み込まれ、結果として冷戦期の間、黒海は「ソ連の内海」となった。
旧ユーゴは「非同盟中立」 理由は「アドリア海」
 興味深いのは、バルト海の周辺国との状況との比較である。この地域で冷戦初期に共産圏に組み込まれたのはバルト三国(エストニア・ラトビア・リトアニア)、ポーランド、そして旧東ドイツだが、昨今、NATOへの参加を表明したばかりのスウェーデンも、当時は中立であったために、西側諸国はバルト海へのアクセスが困難であった。
 つまりバルト海は「ロシア(ソ連)の海」であったために、その周辺国は(デンマークを除いて)共産化され、ソ連の影響下にあったと言える。
 周辺諸国が共産化する中、ユーゴスラビアはソ連の完全な影響下には入っておらず、中立的な立場をとることができたが、これは東欧の社会主義国の中でも唯一西側の海洋ネットワークがリーチできる海(アドリア海)に位置していたという点も大きい。
冷戦後に“NATOの海”になった黒海
 黒海に話を戻す。冷戦が終わると、ロシアの影響力は低下し、ウクライナやジョージアのような黒海周辺の国々も独立を果たした。ルーマニアやブルガリアなどは、NATOだけでなく欧州連合(EU)にも加盟している。
 これはつまり、冷戦後の時代に入ると黒海の半分は「NATOの海」になったということだ。見方を変えれば、14年のクリミア半島侵攻から今回のウクライナ戦争に至るまでのロシアとNATOの争いは、陸上での領土争いということ以上に、黒海を巡る勢力圏争いでもあったということだ。
 そしてロシアは、今回の戦争で、ソ連時代の黒海のコントロールを、一時的にせよ復活させたと言える。
「ルートを支配すること」の重要性
 米海軍出身の戦略家JCワイリーは、かつて戦略の最大の狙いは、相手に対していかに優位な状況を確立できるか、つまり「コントロールできるかどうか」であると説いた。
 単純な「戦場での勝利」ではなく、それを含めた状況での優位の確保が、戦争の勝利だけでなく、その後の平和の構築や維持においても決定的に重要であると見抜いていたからだ。
 これを現在行われている戦争に当てはめて考えると、ロシアとウクライナ(NATO)の最大の争点のうちの一つは、もちろんメディアで注目されているような東部ドンバス地方の陸上戦闘でもあるのだが、それ以上に「誰が黒海の海上ルートをコントロールするか」にあるとも言える。
 この考え方は、そのまま日本にも当てはめて考えることができる。例えば、日本経済の動向に直結する海域や海上ルートとしては、黒海よりも潜在的なインパクトの大きいペルシャ湾や南シナ海が挙げられる。こうした海域が、誰によってコントロールされるかというのは、軍事的にも商業的にもそこを利用する国々にとって致命的に重要なのだ。
 軍事でも経営でも「ルートをコントロールすること」の重要性は共通しているのである。
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xf-2 · 5 years ago
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一 はじめに
(日本オリンピック)  五輪史上初の衛星生中継。世界が見守る中、聖火を手に、国立競技場に入ってきたのは、最終ランナーの坂井義則(よしのり)さんでした。  八月六日広島生まれ。十九歳となった若者の堂々たる走りは、我が国が、戦後の焼け野原から復興を成し遂げ、自信と誇りを持って、高度成長の新しい時代へと踏み出していく。そのことを、世界に力強く発信するものでありました。  「日本オリンピック」。坂井さんがこう表現した六十四年大会は、まさに、国民が一丸となって成し遂げました。未来への躍動感あふれる日本の姿に、世界の目は釘付けとなった。  半世紀ぶりに、あの感動が、再び、我が国にやってきます。  本年のオリンピック・パラリンピックもまた、日本全体が力を合わせて、世界中に感動を与える最高の大会とする。そして、そこから、国民一丸となって、新しい時代へと、皆さん、共に、踏み出していこうではありませんか。
(新しい時代へ踏み出す)  「日本はもう成長できない」。七年前、この「諦めの壁」に対して、私たちはまず、三本の矢を力強く放ちました。その果実を活かし、子育て支援、教育無償化、更には働き方改革。一億総活躍社会を目指し、まっすぐに進んでまいりました。  厳しさを増す安全保障環境を直視しながら、平和安全法制を整備し、防衛力を抜本的に強化しました。地球儀を俯瞰(ふかん)する視点で、世界を駆け回り、ダイナミックな日本外交を展開してきました。  我が国は、もはや、かつての日本ではありません。「諦めの壁」は、完全に打ち破ることができた。その自信と誇りと共に、今、ここから、日本の令和の新しい時代を、皆さん、共に、切り拓いていこうではありませんか。
二 復興五輪
 二〇二〇年の聖火が走り出す、そのスタート地点は、福島のJヴィレッジです。かつて原発事故対応の拠点となったその場所は、今、我が国最大のサッカーの聖地に生まれ変わり、子どもたちの笑顔であふれています。  常磐自動車道に続き、本年三月、JR常磐線が全線開通します。これに合わせ、双葉町、大熊町、富岡町の帰還困難区域における避難指示の一部解除に向け、準備を進めます。  浪江町では、世界最大級の、再生エネルギーによる水素製造施設が、本格稼働します。オリンピックでは、このクリーンな水素を燃料とする自動車が、大会関係者の足となります。そして、大会期間中、聖火を灯し続けます。リチウムイオン電池、AIロボット。未来を拓く産業が、今、福島から次々と生まれようとしています。  津波で大きな被害を受けた、宮城県を訪れる外国人観光客は、震災前の二倍を超えました。岩手県では三倍となっています。昨年九月に陸前高田市で開業したばかりの道の駅では、僅か一か月で十万人の観光客が訪れ、賑(にぎ)わいを見せています。  来年度で復興・創生期間は終了いたしますが、次のステージに向け、復興庁を司令塔に、政治の責任とリーダーシップの下で、福島の本格的な復興・再生、東北復興の総仕上げに、全力で取り組んでまいります。  九年前、ファーディーさんは、ラグビーチームの一員として、釜石で、東日本大震災を経験しました。  「ここで帰ったら後悔する」  オーストラリア大使館から避難勧告を受け、家族から帰国を勧められても、ファーディーさんは、釜石に残り、救援物資の運搬、お年寄りや病人の搬送。困難に直面する被災者への支援を続けました。  その感謝の気持ちと共に、本年、釜石は、オリンピック・パラリンピックに際し、オーストラリアのホストタウンとなります。岩手県野田村は台湾、福島県二本松市はクウェートなど、二十九の被災自治体が、支援を寄せてくれた人々との交流を深めます。  心温まる支援のおかげで力強く復興しつつある被災地の姿を、その目で見て、そして、実感していただきたい。まさに「復興五輪」であります。  東日本大震災では、百六十三の国と地域から支援が寄せられました。我々が困難の時にあって、温かい支援の手を差し伸べてくれた世界の方々に、改めて、今、この場から、皆さんと共に、感謝の気持ちを表したいと思います。
三 地方創生
(観光立国)  全体で五百近い市町村が、今回、ホストタウンとなります。これは、全国津々浦々、地域の魅力を世界に発信する、絶好の機会です。  北は北海道から、南は沖縄まで。アイヌの皆さんが受け継いできた伝統音楽や食文化、琉球舞踊など、我が国が誇る全国各地の地域文化に触れていただく「日本博」を、本年、開催いたします。  国の文化財を積極的に活用できる制度を設け、地域のアイデアによる観光地づくりを後押しします。自家用車による有償の運送サービス制度について規制緩和を行い、外国人観光客の皆さんの地方での足もしっかりと確保いたします。  首里城の一日も早い復元に向け、全力を尽くします。三月には、那覇空港第二滑走路の供用を開始します。発着枠を十万回以上拡大することにより、アジアのゲートウェイとして、沖縄の振興に取り組んでまいります。  オリンピック・パラリンピックに向けて、サイバーセキュリティ対策、テロなど組織犯罪への対策に万全を期すことで、安全・安心をしっかり確保いたします。五年後の大阪・関西万博も視野に、多言語化、Wi‐Fi環境の整備など、観光立国の基盤づくりを一気に進めます。高い独立性を持った管理委員会の下、厳正かつ公平・公正な審査を行いながら、複合観光施設の整備に取り組みます。  更には、外国人観光客の多様なニーズに応える宿泊施設など世界に冠たる観光インフラを整え、二〇三〇年六千万人目標の実現を目指します。
(農産物輸出)  世界に目を向けることで、地方に新しいチャンスが広がります。  昨年、EUへの牛肉やコメの輸出は、約三割増えました。TPP諸国への乳製品の輸出も、二割を大きく上回る伸びとなりました。甘い「紅はるか」は、シンガポールやタイで大人気です。さつまいもの輸出は、昨年、四割以上増加しました。  先月、中国への牛肉輸出について、解禁令が発出されました。今月発効した日米貿易協定も活かし、おいしくて、安全な、日本の農林水産物の世界への挑戦を、力強く後押しいたします。  農地の大規模化、牛の増産や、水産業の生産性向上など、三千億円を超える予算で、生産基盤の強化を進めます。販路開拓など海外への売り込みを支援します。  神戸牛、ルビーロマン、ゆめぴりか。農家の皆さんの長年にわたる努力の結晶である、日本ブランドを、海外流出のリスクからしっかりと守ります。  CSF対策を一層強化します。野生動物の感染が発見された場合にも、家畜伝染病予防法に基づき、移動制限などのまん延防止措置を実施できるようにします。ASFについても、海外から持ち込まれる肉や肉製品の検疫を強化し、水際対策を徹底します。
(地方創生)  昨年の台風十九号では八ッ場ダムが利根川の被害防止に役立ちました。水力発電や農業用水などを目的とするダムについても、緊急時には省庁の縦割りを打破し、一元的に活用するための対策を、全ての一級河川を対象に、この夏までに取りまとめます。  相次ぐ自然災害の教訓を活かし、全国で、川底の掘削、堤防の整備、無電柱化を進めます。送電線の計画的な更新、電力会社、自衛隊、自治体の平時からの連携などにより、強靱(じん)な電力供給体制を構築します。防災・減災、国土強靱(じん)化を進め、災害に強い故郷(ふるさと)を創り上げてまいります。  東京から鉄道で七時間。島根県江津市は「東京から一番遠いまち」とも呼ばれています。二十年以上、転出超過が続き、人口の一割に当たる二千八百人が減少した町です。  しかし、若者の起業を積極的に促した結果、ついに、一昨年、転入が転出を上回り、人口の社会増が実現しました。  原田真宜(まさのり)さんは、パクチー栽培を行うため、東京から移住してきました。農地を借りる交渉を行ったのは、市役所です。地方創生交付金を活用し、起業資金の支援を受けました。農業のやり方は地元の農家、販路開拓は地元の企業が手助けしてくれたそうです。  「地域みんなで、手伝ってくれました」  地域ぐるみで若者のチャレンジを後押しする環境が、原田さんの移住の決め手となりました。  「地方にこそ、チャンスがある」。そう考え、地方に飛び込む若者を、力強く応援してまいります。東京から地方に移住して起業・就業する場合に最大三百万円支給する制度を、更に使いやすくします。「移住支援センター」を全国一千の市町村に設置し、移住へのニーズを実際の人の動きへとつなげてまいります。  都市に住む皆さんの地方での兼業・副業を促すため、人材のマッチングや移動費の支援を行う新たな制度を創設します。関係人口を拡大することで、将来的な移住につなげ、転出入均衡目標の実現を目指します。  企業版ふるさと納税を拡充し、地方における魅力ある仕事づくりを一層強化します。独占禁止法の特例を設け、まちづくりの基盤である地方の金融サービス、交通サービスをしっかりと維持・確保してまいります。地方の創意工夫を、一千億円の地方創生交付金で、引き続き応援します。  若者が将来に夢や希望を持って飛び込んでいくことができる。地方創生の新しい時代を、皆さん、共に、創り上げようではありませんか。
四 成長戦略
(中小・小規模事業者)  「東洋の魔女」が活躍したバレーボール。そのボールを生み出したのは、広島の小さな町工場です。その後、半世紀にわたり、その高い技術を代々受け継ぎ、今なお、五輪の公式球に選ばれ続けています。  全国各地の中小・小規模事業者の皆さんが、長年培ったオンリーワンの技術で、地域経済を支えています。しかし、経営者の多くが六十歳を超え、事業承継は待ったなしの課題であります。そして、若い世代の承継を阻む最大の壁が、個人保証の慣行です。  この春から、先代の経営者と後継者から個人保証を取る、いわゆる二重取りを原則禁止いたします。商工中金では、今月から、年間三万件、二兆円の新規融資について、個人保証なしの融資を原則とする運用を開始しました。  信用保証協会では、個人保証なしで後継者の皆さんの融資を保証する新制度を、四月からスタートします。経営の磨き上げ支援も行い、専門家の確認を得た後継者には、保証料をゼロとします。個人保証の慣行は新しい世代には引き継がないとの強い決意で、あらゆる施策を総動員してまいります。  七年前、十年ぶりの大改正を行った下請振興基準を、更に改正し、対象を拡大します。大企業に対しても、新たに金属産業、化学産業で、自主行動計画の策定を求めます。業界ごとの取引慣行に詳しい専門人材を下請Gメンに採用し、下請取引の更なる適正化に取り組んでまいります。  デジタル技術の進歩は、中小・小規模事業者にとって、販路拡大などの大きなチャンスです。デジタル取引透明化法を制定し、オンラインモールでの出店料の一方的引上げなど不透明な取引慣行を是正します。
(規制改革)  IoT、ビッグデータ、人工知能。第四次産業革命の大きな変化の中で、デジタル時代の規制改革を大胆に進めます。  本年から、無人自動運転を解禁し、中山間地域の皆さんに、安全で便利な移動手段を提供します。自動制御ブレーキを備えたサポートカーに限定した新たな免許制度を設け、その普及を拡大します。  AIが解析するデータのボリュームが、競争力を左右する時代です。個人情報を匿名化し、その詳細な分析を可能とすることで、ビッグデータの世界をリー��してまいります。  フィンテックによる多様な決済サービスが登場する中、金融分野の業法による縦割り規制を抜本的に見直します。マイナンバーカードの取得を促し、来年度中に健康保険証としての利用を開始します。あらゆる行政手続の電子化を進め、対面での確認が必要なものなどを除き、二〇二四年度までに完了いたします。  技術の進歩による急激な変化に対し、消費者の安全・安心を確保していきます。個人データの利用停止を可能とするなど、個人情報保護を強化します。あおり運転を刑罰の対象とし、道路へのカメラ設置などにより、悪質な運転者の取締りを徹底します。空港施設へのドローン飛行を禁止し、飛行経路の安全を確保してまいります。
(イノベーション)  吉野彰(あきら)先生のノーベル化学賞受賞を、心よりお慶び申し上げます。  吉野先生に続く、未来を担う若手研究者に、大胆に投資します。自由な発想で挑戦的な研究に打ち込めるよう、資金配分を若手に思い切って重点化します。安定的なポストを確保し、海外留学を含めたキャリアパスを確立することで、若者が将来に夢や希望を持って研究の世界に飛び込める環境を整えます。  変化のスピードを先取りし、これまでにない価値を生み出す鍵は、ベンチャー精神です。大企業などからベンチャー企業への投資を税制で支援し、いわゆる自前主義からの発想の転換を図ります。国の研究機関によるベンチャー企業への出資を促すことで、蓄積された研究成果や技術を新しい産業へと成長させてまいります。  第四次産業革命がもたらすインパクトは、経済のみにとどまらず、安全保障をはじめ、社会のあらゆる分野に大きな影響を及ぼします。国家戦略としての取組が必要です。  その基盤インフラは、通信です。5G、ポスト5G、更にその先を見据えながら、大胆な税制措置と予算により、イノベーションを力強く後押しします。安全で安心なインフラが、これからも安定的に供給されるよう、グローバルな連携の下、戦略的に取り組んでいきます。  次世代暗号などの基盤となる量子技術について、国内外からトップクラスの研究者・企業を集める、イノベーション拠点の整備を進めます。  月を周回する宇宙ステーションの整備、月面での有人探査などを目指す新たな国際プロジェクトに、我が国として、その持てる技術を駆使し、貢献いたします。将来的な火星探査なども視野に、人類の新たなフロンティアの拡大に挑戦します。  Society 5.0の時代にあって、教育の在り方も、変わらなければなりません。本年から小学校でプログラミング教育を開始します。四年以内に、全ての小学生、中学生に一人一台のIT端末を揃(そろ)えます。企業エンジニアなど多様な外部人材を登用することで、新しい時代の教育改革を進めます。
(アベノミクス)  今般取りまとめた新しい経済対策は、まさに、安心と成長の未来を切り拓くものであります。事業規模二十六兆円に及ぶ対策を講じることで、自然災害からの復旧・復興に加え、米中貿易摩擦、英国のEUからの離脱など海外発の下方リスクにも万全を期してまいります。  日本経済は、この七年間で十三%成長し、来年度予算の税収は過去最高となりました。公債発行は八年連続での減額であります。経済再生なくして財政健全化なし。この基本方針を堅持し、引き続き、二〇二五年度のプライマリーバランス黒字化を目指します。  この六年間、生産年齢人口が五百万人減少する一方で、雇用は三百八十万人増加しました。人手不足が続く中で、最低賃金も現行方式で過去最高の上げ幅となり、史上初めて全国平均九百円を超えました。足元では、九割近い中小企業で、賃上げが実現しています。  雇用環境が好転している今、就職氷河期世代の皆さんの就業を、三年間集中で一気に拡大します。この世代に対象を絞った求人を解禁するなど、あらゆる施策を講じ、意欲、経験、能力を活かせるチャンスを広げていきます。  兼業や副業をやりやすくするため、労働時間に関するルールを明確化します。労働施策総合推進法を改正し、大企業に中途採用・経験者採用比率の開示を求め、多様で柔軟な働き方が可能となるよう、改革を進めます。  経済社会が大きく変化する中、ライフスタイルの多様化は時代の必然であります。今こそ、日本の雇用慣行を大きく改め、働き方改革を、皆さん、共に、進めていこうではありませんか。
五 一億総活躍社会
(全世代型社会保障)  この春から、大企業では、同一労働同一賃金がスタートします。正規と非正規の壁がなくなる中で、パートの皆さんへの厚生年金の適用を更に広げてまいります。三千億円を上回る、ものづくり補助金、IT補助金、持続化補助金により生産性向上への支援、社会保険手続の負担軽減を行いながら、従業員五十人を超える中小企業まで段階的に拡大します。  高齢者のうち、八割の方が、六十五歳を超えても働きたいと願っておられます。人生百年時代の到来は、大きなチャンスです。働く意欲のある皆さんに、七十歳までの就業機会を確保します。  こうした働き方の変化を中心に据えながら、年金、医療、介護全般にわたる改革を進めます。  年金受給開始の選択肢を、七十五歳まで広げます。在職老齢年金についても、働くインセンティブを失わせることのないよう、見直しを行います。  二〇二二年には、いわゆる団塊の世代が七十五歳以上の高齢者となる中で、現役世代の負担上昇に歯止めをかけることは、待ったなしの課題です。  年齢ではなく、能力に応じた負担へと見直しを進めます。七十五歳以上であっても一定以上の所得がある方には、窓口での二割負担を新たにお願いすることを検討します。併せて、かかりつけ医機能の強化を図るため、大病院の受診に定額負担を求めることで、現役世代の負担上昇を抑えます。  医療や介護について、予防への取組を強化することで、いつまでも健康で、活躍できる社会づくりを行います。  子どもたちから、子育て世代、現役世代、そしてお年寄りまで、全ての世代が安心できる「全世代型社会保障制度」を目指し、本年、改革を実行してまいります。
(子育て支援)  子どもたちの未来に、引き続き、大胆に投資してまいります。  昨年の幼児教育・保育の無償化のスタートに続き、この四月から、真に必要な子どもたちの高等教育の無償化が始まります。私立高校の実質無償化も実現し、子どもたちの誰もが、家庭の経済事情にかかわらず、夢に向かって頑張ることができる社会を創り上げてまいります。  保育の受け皿整備を進め、待機児童ゼロを実現します。これまでの取組により、待機児童の数は、昨年、調査開始以来、最少となりました。いまだゼロが実現できていない自治体には、保育ニーズに応じた整備計画の策定を求め、取組を強化していきます。  妊娠、出産、子育てへの切れ目ない支援を行います。来年春までに、子育て世代包括支援センターを全ての市町村に設置します。所得の低いひとり親世帯への支援を拡大し、子育てしやすい社会づくりを更に強化します。「希望出生率一・八」の実現を目指し、深刻さを増す少子化の問題に真正面から立ち向かってまいります。
(一億総活躍社会)  我が国には、意欲と能力あふれる女性たちがたくさんいます。全ての女性に活躍のチャンスを創り、その持てる可能性を十二分に開花することができれば、日本の経済社会は一変するはずです。  この六年で、女性の就業者数は、新たに二百九十万人増加しました。就業率は、二十五歳以上の全ての世代で米国を上回っています。M字カーブは確実に解消に向かっています。引き続き、女性活躍の旗を高く掲げ、女性の皆さんが働きやすい環境づくり、女性リーダーの拡大に向けた取組を一層進めます。更に、民間シェルター支援によるDV対策などに取り組んでまいります。  女性も男性も、若者もお年寄りも、障害や難病のある方も、更には一度失敗した方も、誰もが多様性を認め合いその個性を活かすことができる社会、思う存分その能力を発揮できる社会を創る。一億総活躍社会の実現こそが、まさに少子高齢化を克服する鍵であります。  バリアフリー社会の実現に向けて、公共交通機関における取組を強化します。耳の聞こえない方に対する、無償で手話通訳を利用できる電話リレーサービスを整備します。重度障害者の皆さんの就労の意欲を後押しするための仕組みを強化します。  「その能力は磨けば無限である。」  中村裕(ゆたか)医師は、長年、障害者雇用に熱心に取り組んでこられました。  「身障者の社会進出のためにもスポーツを奨励しなければならない。」  中村先生の情熱によって、一九六四年、東京パラリンピック大会が実現しました。その後、パラリンピックは四年おきに継続的に実施されるようになりました。中村先生の思いは受け継がれ、半世紀以上の時を経て、再び、日本へと帰ってきます。  本年のパラリンピックを、世界中の人々に夢や感動を与える、素晴らしい大会とする。障害のある皆さんが、世界で最もいきいきと生活できる国・日本を、皆さん、共に、創り上げようではありませんか。
六 外交・安全保障
(積極的平和主義)  日本が、初めてオリンピック精神と出会ったのは、明治の時代であります。その時の興奮を、嘉納治五郎はこう記しています。  「世界各国民の思想感情を融和し以て世界の文明と平和とを助くる」  オリンピック・パラリンピックが開催される本年、我が国は、積極的平和主義の旗の下、戦後外交を総決算し、新しい時代の日本外交を確立する。その正念場となる一年であります。  日朝平壌宣言に基づき、北朝鮮との諸問題を解決し、不幸な過去を清算して、国交正常化を目指します。何よりも重要な拉致問題の解決に向けて、条件を付けずに、私自身が金正恩委員長と向き合う決意です。  もとより、我が国の国民の生命と財産を守るため、毅(き)然として行動していく。その方針はしっかりと貫いてまいります。米国、韓国をはじめ国際社会と緊密に連携してまいります。  北東アジアの安全保障環境が厳しさを増す中で、近��諸国との外交は、極めて重要となっています。韓国は、元来、基本的価値と戦略的利益を共有する最も重要な隣国であります。であればこそ、国と国との約束を守り、未来志向の両国関係を築き上げることを、切に期待いたします。  プーチン大統領と長門で合意した、元島民の方々の航空機によるお墓参り、そして四島での共同経済活動は、着実に前進しています。一九五六年宣言を基礎として交渉を加速させ、領土問題を解決して、平和条約を締結する。この方針に、全く揺らぎはありません。私と大統領の手で、成し遂げる決意です。  日本と中国は、地域と世界の平和と繁栄に、共に大きな責任を有しています。その責任をしっかり果たすとの意志を明確に示していくことが、今現在の、アジアの状況において、国際社会から強く求められています。首脳間の往来に加え、あらゆる分野での交流を深め、広げることで、新時代の成熟した日中関係を構築してまいります。
(安全保障政策)  いかなる事態にあっても、我が国の領土、領海、領空は必ずや守り抜く。安全保障政策の根幹は、我が国自身の努力に他なりません。  この春から、航空自衛隊に「宇宙作戦隊」を創設します。更には、サイバー、電磁波といった新領域における優位性を確保するため、その能力と体制を抜本的に強化してまいります。  昨日、日米安全保障条約は、改定の署名から六十年を迎えました。日米同盟は、今、かつてなく強固なものとなっています。その深い信頼関係の下に、二〇二〇年代前半の海兵隊のグアム移転に向け、施設整備などの取組を進めます。抑止力を維持しながら、沖縄の基地負担軽減に、一つひとつ結果を出してまいります。  日米同盟の強固な基盤の上に、欧州、インド、豪州、ASEANなど、基本的価値を共有する国々と共に、「自由で開かれたインド太平洋」の実現を目指します。
(国際社会の課題解決)  この七年間、八十の国・地域を訪問し、八百回を超える会談を重ねてまいりました。各国首脳との信頼関係の上に、国際社会が直面する共通課題の解決に向け、世界の中で、主導的な役割を果たしていく覚悟です。  中東地域における緊張の高まりを深く憂慮します。我が国は、全ての関係者に、対話による問題解決と自制的な対応を求めます。これまで培ってきた中東諸国との友好関係の上に、この地域の緊張緩和と情勢の安定化のために、これからも、日本ならではの平和外交を粘り強く展開いたします。エネルギー資源の多くをこの地域に依存する我が国として、こうした外交努力と併せて、自衛隊による情報収集態勢を整え、日本関係船舶の安全を確保します。  自由貿易の旗手として、二十一世紀の経済秩序を世界へと広げてまいります。EUから離脱する英国とも、速やかに通商交渉を開始します。TPPの更なる拡大や、インドを含めたRCEP交渉を主導します。データ流通の新たな国際ルールづくりを、大阪トラックでリードしていきます。  G20で合意したブルー・オーシャン・ビジョンには、既に五十九の国から賛同を得ています。この流れを更に世界へと広げていくことで、二〇五〇年までの海洋プラスチックごみによる新たな汚染ゼロの実現を目指します。  我が国は、五年連続で温室効果ガスの削減を実現いたしました。二〇一三年度比で十一・八%の削減は、G7の中で英国に次ぐ削減量です。長期戦略に掲げた脱炭素社会を早期に達成するため、ゼロエミッション国際共同研究拠点を立ち上げます。米国、EUなどG20の研究機関の叡智(えいち)を結集し、産業革命以来増加を続けてきたCO2を、減少へと転じさせる、「Beyondゼロ」を目指し、人工光合成をはじめ革新的イノベーションを牽(けん)引します。  世界の平和と安定、自由で公正で開かれた国際ルールの構築、気候変動をはじめとした地球環境問題への挑戦。より良き世界の実現に向かって、新しい時代の日本外交の地平を、皆さん、共に、切り拓いていこうではありませんか。
七 おわりに
 「人類は四年ごとに夢をみる」  一九六四年の記録映画は、この言葉で締めくくられています。新しい時代をどのような時代としていくのか。その夢の実現は、今を生きる私たちの行動にかかっています。  社会保障をはじめ、国のかたちに関わる大改革を進めていく。令和の新しい時代が始まり、オリンピック・パラリンピックを控え、未来への躍動感にあふれた今こそ、実行の時です。先送りでは、次の世代への責任を果たすことはできません。  国のかたちを語るもの。それは憲法です。未来に向かってどのような国を目指すのか。その案を示すのは、私たち国会議員の責任ではないでしょうか。新たな時代を迎えた今こそ、未来を見つめ、歴史的な使命を果たすため、憲法審査会の場で、共に、その責任を果たしていこうではありませんか。  世界の真ん中で輝く日本、希望にあふれ誇りある日本を創り上げる。その大きな夢に向かって、この七年間、全力を尽くしてきました。夢を夢のままで終わらせてはならない。新しい時代の日本を創るため、今日、ここから、皆さん、共に、スタートを切ろうではありませんか。  御清聴ありがとうございました。
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2ttf · 13 years ago
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tomoya-jinguuji · 6 years ago
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一 はじめに  平成最後の施政方針演説を、ここに申し述べます。  本年四月三十日、天皇陛下が御退位され、皇太子殿下が翌五月一日に御即位されます。国民こぞって寿(ことほ)ぐことができるよう、万全の準備を進めてまいります。  「内平らかに外成る、地平らかに天成る」  大きな自然災害が相次いだ平成の時代。被災地の現場には必ず、天皇、皇后両陛下のお姿がありました。  阪神・淡路大震災で全焼した神戸市長田の商店街では、皇后陛下が焼け跡に献花された水仙が、復興のシンボルとして、今なお、地域の人々の記憶に刻まれています。  商店街の皆さんは、復興への強い決意と共に、震災後すぐに仮設店舗で営業を再開。全国から集まった延べ二百万人を超えるボランティアも復興の大きな力となりました。かつて水仙が置かれた場所は今、公園に生まれ変わり、子どもたちの笑顔であふれています。  東日本大震災の直後、仙台市の避難所を訪れた皇后陛下に、一人の女性が花束を手渡しました。津波によって大きな被害を受けた自宅の庭で、たくましく咲いていた水仙を手に、その女性はこう語ったそうです。  「この水仙のように、私たちも頑張ります。」  東北の被災地でも、地元の皆さんの情熱によって、復興は一歩一歩着実に進んでいます。平成は、日本人の��力と、人々の絆(きずな)がどれほどまでにパワーを持つか、そのことを示した時代でもありました。  「しきしまの 大和心のをゝしさは ことある時ぞ あらはれにける」  明治、大正、昭和、平成。日本人は幾度となく大きな困難に直面した。しかし、そのたびに、大きな底力を発揮し、人々が助け合い、力を合わせることで乗り越えてきました。  急速に進む少子高齢化、激動する国際情勢。今を生きる私たちもまた、立ち向かわなければならない。私たちの子や孫の世代に、輝かしい日本を引き渡すため、共に力を合わせなければなりません。  平成の、その先の時代に向かって、日本の明日を、皆さん、共に、切り拓いていこうではありませんか。 二 全世代型社会保障への転換 (成長と分配の好循環)  この六年間、三本の矢を放ち、経済は十%以上成長しました。国・地方合わせた税収は二十八兆円増加し、来年度予算における国の税収は過去最高、六十二兆円を超えています。  そして、この成長の果実を、新三本の矢によって、子育て支援をはじめ現役世代へと大胆に振り向けてきました。  児童扶養手当の増額、給付型奨学金の創設を進める中で、ひとり親家庭の大学進学率は二十四%から四十二%に上昇し、悪化を続けてきた子どもの相対的貧困率も、初めて減少に転じ、大幅に改善しました。平成五年以来、一貫して増加していた現役世代の生活保護世帯も、政権交代後、八万世帯、減少いたしました。  五年間で五十三万人分の保育の受け皿を整備した結果、昨年、待機児童は六千人減少し、十年ぶりに二万人を下回りました。子育て世代の女性就業率は七ポイント上昇し、新たに二百万人の女性が就業しました。  成長の果実をしっかりと分配に回すことで、次なる成長につながっていく。「成長と分配の好循環」によって、アベノミクスは今なお、進化を続けています。 (教育無償化)  我が国の持続的な成長にとって最大の課題は、少子高齢化です。平成の三十年間で、出生率は一・五七から一・二六まで落ち込み、逆に、高齢化率は十%から三十%へと上昇しました。  世界で最も速いスピードで少子高齢化が進む我が国にあって、もはや、これまでの政策の延長線上では対応できない。次元の異なる政策が必要です。  子どもを産みたい、育てたい。そう願う皆さんの希望を叶(かな)えることができれば、出生率は一・八まで押し上がります。しかし、子どもたちの教育にかかる負担が、その大きな制約となってきました。  これを社会全体で分かち合うことで、子どもたちを産み、育てやすい日本へと、大きく転換していく。そのことによって、「希望出生率一・八」の実現を目指します。  十月から三歳から五歳まで全ての子どもたちの幼児教育を無償化いたします。小学校・中学校九年間の普通教育無償化以来、実に七十年ぶりの大改革であります。  待機児童ゼロの目標は、必ず実現いたします。今年度も十七万人分の保育の受け皿を整備します。保育士の皆さんの更なる処遇改善を行います。自治体の裁量を拡大するなどにより、学童保育の充実を進めます。  来年四月から、公立高校だけでなく、私立高校も実質無償化を実現します。真に必要な子どもたちの高等教育も無償化し、生活費をカバーするために十分な給付型奨学金を支給します。  家庭の経済事情にかかわらず、子どもたちの誰もが、自らの意欲と努力によって明るい未来をつかみ取ることができる。そうした社会を創り上げてこそ、アベノミクスは完成いたします。  子どもたちこそ、この国の未来そのものであります。  多くの幼い命が、今も、虐待によって奪われている現実があります。僅か五歳の女の子が、死の間際に綴(つづ)ったノートには、日本全体が大きなショックを受けました。  子どもたちの命を守るのは、私たち大人全員の責任です。  あのような悲劇を二度と繰り返してはなりません。何よりも子どもたちの命を守ることを最優先に、児童相談所の体制を抜本的に拡充し、自治体の取組を警察が全面的にバックアップすることで、児童虐待の根絶に向けて総力を挙げてまいります。 (一億総活躍)  女性比率僅か三%の建設業界に、女性たちと共に飛び込んだ中小企業があります。時短勤務の導入、託児所の設置などに積極的に取り組み、職人の三割は女性です。  彼女たちが企画した健康に優しい塗料は、家庭用の人気商品となりました。女性でも使いやすい軽量の工具は、高齢の職人たちにも好んで使われるようになりました。この企業の売上げは、三年で二倍、急成長を遂げています。  女性の視点が加わることにより、女性たちが活躍することにより、日本の景色は一変する。人口が減少する日本にあって、次なる成長の大きなエンジンです。  女性活躍推進法を改正し、このうねりを全国津々浦々の中小企業にも広げます。十分な準備期間を設け、経営者の皆さんの負担の軽減を図りながら、女性の働きやすい環境づくりに取り組む中小企業を支援してまいります。  パワハラ、セクハラの根絶に向け、社会が一丸となって取り組んでいかなければなりません。全ての事業者にパワハラ防止を義務付けます。セクハラの相談を理由とした不利益取扱いを禁止するほか、公益通報者保護に向けた取組を強化し、誰もが働きやすい職場づくりを進めてまいります。  働き方改革。いよいよ待ったなしであります。  この四月から、大企業では、三六協定でも超えてはならない、罰則付きの時間外労働規制が施行となります。企業経営者の皆さん。改革の時は来ました。準備はよろしいでしょうか。  長年続いてきた長時間労働の慣行を断ち切ることで、育児や介護など様々な事情を抱える皆さんが、その事情に応じて働くことができる。誰もがその能力を思う存分発揮できる社会に向かって、これからも、働き方改革を全力で推し進めてまいります。  障害者の皆さんにも、やりがいを感じながら、社会でその能力を発揮していただきたい。障害者雇用促進法を改正し、就労の拡大を更に進めます。  人生百年時代の到来は、大きなチャンスです。  元気で意欲ある高齢者の方々に、その経験や知恵を社会で発揮していただくことができれば、日本はまだまだ成長できる。生涯現役の社会に向かって、六十五歳まで継続雇用することとしている現行制度を見直し、七十歳まで就労機会を確保できるよう、この夏までに計画を策定し、実行に移します。  この五年間、生産年齢人口が四百五十万人減少する中にあっても、多くの女性や高齢者の皆さんが活躍することで、就業者は、逆に二百五十万人増加いたしました。女性も男性も、お年寄りも若者も、障害や難病のある方も、全ての人に活躍の機会を作ることができれば、少子高齢化も必ずや克服できる。  平成の、その先の時代に向かって、「一億総活躍社会」を、皆さん、共に、創り上げていこうではありませんか。 (全世代型社会保障)  少子高齢化、そして人生百年の時代にあって、我が国が誇る社会保障の在り方もまた大きく変わらなければならない。お年寄りだけではなく、子どもたち、子育て世代、更には、現役世代まで、広く安心を支えていく。全世代型社会保障への転換を成し遂げなければなりません。  高齢化が急速に進む中で、家族の介護に、現役世代は大きな不安を抱いています。介護のために仕事を辞めなければならない、やりがいを諦めなければならないような社会はあってはなりません。  現役世代の安心を確保するため、「介護離職ゼロ」を目指し、引き続き全力を尽くします。  二〇二〇年代初頭までに五十万人分の介護の受け皿を整備します。ロボットを活用するなど現場の負担軽減を進めるとともに、十月からリーダー級職員の方々に月額最大八万円の処遇改善を行います。  認知症対策の強化に向けて、夏までに新オレンジプランを改定します。認知症カフェを全市町村で展開するなど、認知症の御家族を持つ皆さんを、地域ぐるみで支え、その負担を軽減します。  勤労統計について、長年にわたり、不適切な調査が行われてきたことは、セーフティネットへの信頼を損なうものであり、国民の皆様にお詫び申し上げます。雇用保険、労災保険などの過少給付について、できる限り速やかに、簡便な手続で、不足分をお支払いいたします。基幹統計について緊急に点検を行いましたが、引き続き、再発防止に全力を尽くすとともに、統計の信頼回復に向け、徹底した検証を行ってまいります。  全世代型社会保障への転換とは、高齢者の皆さんへの福祉サービスを削減する、との意味では、全くありません。むしろ、高齢者の皆さんに引き続き安心してもらえることが大前提であります。  六十五歳以上の皆さんにも御負担いただいている介護保険料について、年金収入が少ない方々を対象に、十月から負担額を三分の二に軽減します。年金生活者の方々に、新たに福祉給付金を年間最大六万円支給し、所得をしっかりと確保してまいります。  こうした社会保障改革と同時に、その負担を次の世代へと先送りすることのないよう、二〇二五年度のプライマリーバランス黒字化目標の実現に向け、財政健全化を進めます。  少子高齢化を克服し、全世代型社会保障制度を築き上げるために、消費税率の引上げによる安定的な財源がどうしても必要です。十月からの十%への引上げについて、国民の皆様の御理解と御協力をお願い申し上げます。  八%への引上げ時の反省の上に、経済運営に万全を期してまいります。  増税分の五分の四を借金返しに充てていた、消費税の使い道を見直し、二兆円規模を教育無償化などに振り向け、子育て世代に還元いたします。軽減税率を導入するほか、プレミアム商品券の発行を通じて、所得の低い皆さんなどの負担を軽減します。  同時に、来たるべき外国人観光客四千万人時代を見据え、全国各地の中小・小規模事業者の皆さんにキャッシュレス決済を普及させるため、思い切ったポイント還元を実施します。自動車や住宅への大幅減税を行い、しっかりと消費を下支えします。  来年度予算では、頂いた消費税を全て還元する規模の十二分な対策を講じ、景気の回復軌道を確かなものとすることで、「戦後最大のGDP六百兆円」に向けて着実に歩みを進めてまいります。 三 成長戦略 (デフレマインドの払拭)  平成の日本経済はバブル崩壊から始まりました。  出口の見えないデフレに苦しむ中で、企業は人材への投資に消極的になり、若者の就職難が社会問題となりました。設備投資もピーク時から三割落ち込み、未来に向けた投資は先細っていきました。  失われた二十年。その最大の敵は、日本中に蔓延したデフレマインドでありました。  この状況に、私たちは三本の矢で立ち向かいました。  早期にデフレではないという状況を作り、企業の設備投資は十四兆円増加しました。二十年間で最高となっています。人手不足が深刻となって、人材への投資も息を吹き返し、五年連続で今世紀最高水準の賃上げが行われました。��団連の調査では、この冬のボーナスは過去最高です。  日本企業に、再び、未来へ投資する機運が生まれてきた。デフレマインドが払拭されようとしている今、未来へのイノベーションを、大胆に後押ししていきます。 (第四次産業革命)  世界は、今、第四次産業革命の真っただ中にあります。人工知能、ビッグデータ、IoT、ロボットといったイノベーションが、経済社会の有り様を一変させようとしています。  自動運転は、高齢者の皆さんに安全・安心な移動手段をもたらします。体温や血圧といった日々の情報を医療ビッグデータで分析すれば、病気の早期発見も可能となります。  新しいイノベーションは、様々な社会課題を解決し、私たちの暮らしを、より安心で、より豊かなものとする、大きな可能性に満ちている。こうしたSociety 5.0を、世界に先駆けて実現することこそ、我が国の未来を拓く成長戦略であります。  時代遅れの規制や制度を大胆に改革いたします。  交通に関わる規制を全面的に見直し、安全性の向上に応じ、段階的に自動運転を解禁します。寝たきりの高齢者などが、自宅にいながら、オンラインで診療から服薬指導まで一貫して受けられるよう、関係制度を見直します。外国語やプログラミングの専門家による遠隔教育を、五年以内に全ての小中学校で受けられるようにします。  電波は国民共有の財産です。経済的価値を踏まえた割当制度への移行、周波数返上の仕組みの導入など、有効活用に向けた改革を行います。携帯電話の料金引下げに向け、公正な競争環境を整えます。  電子申請の際の紙の添付書類を全廃します。行政手続の縦割りを打破し、ワンストップ化を行うことで、引っ越しなどの際に同じ書類の提出を何度も求められる現状を改革します。  急速な技術進歩により、経済社会が加速度的に変化する時代にあって最も重要な政府の役割は、人々が信頼し、全員が安心して新しいシステムに移行できる環境を整えることだと考えます。  膨大な個人データが世界を駆け巡る中では、プライバシーやセキュリティを保護するため、透明性が高く、公正かつ互恵的なルールが必要です。その上で、国境を越えたデータの自由な流通を確保する。米国、欧州と連携しながら、信頼される、自由で開かれた国際データ流通網を構築してまいります。  人工知能も、あくまで人間のために利用され、その結果には人間が責任を負わなければならない。我が国がリードして、人間中心のAI倫理原則を打ち立ててまいります。  イノベーションがもたらす社会の変化から、誰一人取り残されてはならない。この夏策定するAI戦略の柱は、教育システムの改革です。  来年から全ての小学校でプログラミングを必修とします。中学校、高校でも、順次、情報処理の授業を充実し、必修化することで、子どもたちの誰もが、人工知能などのイノベーションを使いこなすリテラシーを身に付けられるようにします。  我が国から、新たなイノベーションを次々と生み出すためには、知の拠点である大学の力が必要です。若手研究者に大いに活躍の場を与え、民間企業との連携に積極的な大学を後押しするため、運営費交付金の在り方を大きく改革してまいります。  経済活動の国境がなくなる中、日本企業の競争力、信頼性を一層グレードアップさせるために、企業ガバナンスの更なる強化が求められています。社外取締役の選任、役員報酬の開示など、グローバルスタンダードに沿って、これからもコーポレートガバナンス改革を進めてまいります。 (中小・小規模事業者)  中小・小規模事業者の海外輸出は、バブル崩壊後、二倍に拡大しました。  下請から脱し、自ら販路を開拓する。オンリーワンのワザを磨く。全国三百六十万者の中小・小規模事業者の皆さんは、様々な困難にあっても、歯を食いしばって頑張ってきました。バブル崩壊後の日本経済を支え、我が国の雇用の七割を守ってきたのは、こうした中小・小規模事業者の皆さんです。  新しいチャレンジをものづくり補助金で応援します。全国的に人手不足が深刻となる中で、IT補助金、持続化補助金により、生産性向上への取組も後押しします。  四月から、即戦力となる外国人材を受け入れます。多くの優秀な方々に日本に来ていただき、経済を担う一員となっていただくことで、新たな成長につなげます。働き方改革のスタートを見据え、納期負担のしわ寄せを禁止するなど、取引慣行の更なる改善を進めます。  後継者の確保も大きな課題です。四十七都道府県の事業引継ぎ支援センターでマッチングを行うとともに、相続税を全額猶予する事業承継税制を個人事業主に拡大します。  TPPやEUとの経済連携協定は、高い技術力を持つ中小・小規模事業者の皆さんにとって、海外展開の大きなチャンスです。「総合的なTPP等関連政策大綱」に基づき、海外でのマーケティング、販路開拓を支援してまいります。 四 地方創生 (農林水産新時代)  安全でおいしい日本の農産物にも、海外展開の大きなチャンスが広がります。農林水産品の輸出目標一兆円も、もう手の届くところまで来ました。  同時に、農家の皆さんの不安にもしっかり向き合います。二次補正予算も活用し、体質改善、経営安定化に万全を尽くします。  素晴らしい田園風景、緑あふれる山並み、豊かな海、伝統ある故郷(ふるさと)。我が国の国柄を守ってきたのは、全国各地の農林水産業です。美しい棚田を次の世代に引き渡していくため、中山間地域への直接支払などを活用し、更に、総合的な支援策を講じます。  農こそ、国の基です。  守るためにこそ、新たな挑戦を進めなければならない。若者が夢や希望を持って飛び込んでいける「強い農業」を創ります。この六年間、新しい農林水産業を切り拓くために充実させてきた政策を更に力強く展開してまいります。  農地バンクの手続を簡素化します。政権交代前の三倍、六千億円を上回る土地改良予算で、意欲と能力ある担い手への農地集積を加速し、生産性を高めます。  国有林野法を改正します。長期間、担い手に国有林の伐採・植林を委ねることで、安定した事業を可能とします。美しい森を守るため、水源の涵養、災害防止を目的とした森林環境税を創設します。  水産業の収益性をしっかりと向上させながら、資源の持続的な利用を確保する。三千億円を超える予算で、新しい漁船や漁具の導入など、浜の皆さんの生産性向上への取組を力強く支援します。  平成の、その先の時代に向かって、若者が自らの未来を託すことができる「農林水産新時代」を、皆さん、共に、築いていこうではありませんか。 (観光立国)  田植え、稲刈り。石川県能登町にある五十軒ほどの農家民宿には、直近で一万三千人を超える観光客が訪れました。アジアの国々に加え、米国、フランス、イタリア、イスラエルなど、二十か国以上から外国人観光客も集まります。  昨年、日本を訪れる外国人観光客は、六年連続で過去最高を更新し、三千万人の大台に乗りました。北海道、東北、北陸、九州で三倍以上、四国で四倍以上、沖縄では五倍以上に増えています。消費額にして、四兆五千億円の巨大市場。  観光立国によって、全国津々浦々、地方創生の核となる、たくましい一大産業が生まれました。  来年の四千万人目標に向かって、海外と地方をつなぐ空の玄関口、羽田、成田空港の発着枠を八万回増やします。世界一安全・安心な国を実現するため、テロ対策などの一層の強化に取り組みます。国際観光旅客税を活用し、主要な鉄道や観光地で表示の多言語化を一気に加速します。  来年三月の供用開始に向け、那覇空港第二滑走路の建設を進めます。発着枠を大幅に拡大することで、アジアと日本とをつなぐハブ機能を強化してまいります。  北海道では、昨年、フィリピンからの新たな直行便など、新千歳空港の国際線が二十五便増加しました。雄大な自然を活かした体験型ツーリズムの拡大を後押しします。広くアイヌ文化を発信する拠点を白老町に整備し、アイヌの皆さんが先住民族として誇りを持って生活できるよう取り組みます。 (地方創生)  観光資源などそれぞれの特色を活かし、地方が、自らのアイデアで、自らの未来を切り拓く。これが安倍内閣の地方創生です。  地方の皆さんの熱意を、引き続き一千億円の地方創生交付金で支援します。地方の財政力を強化し、税源の偏在を是正するため、特別法人事業税を創設します。  十年前、東京から地方への移住相談は、その半分近くが六十歳代以上でした。しかし、足元では、相談自体十倍以上に増加するとともに、その九割が五十歳代以下の現役世代で占められています。特に、三十歳未満の若者の相談件数は、五十倍以上になりました。  若者たちの意識が変わってきた今こそ、大きなチャンスです。地方に魅力を感じ、地方に飛び込む若者たちの背中を力強く後押ししてまいります。  地域おこし協力隊を、順次八千人規模へと拡大します。東京から地方へ移住し、起業・就職する際には、最大三百万円を支給し、地方への人の流れを加速します。  若者たちの力で、地方の輝ける未来を切り拓いてまいります。 (国土強靱(じん)化)  集中豪雨、地震、激しい暴風、異常な猛暑。昨年、異次元の災害が相次ぎました。もはや、これまでの経験や備えだけでは通用しない。命に関わる事態を「想定外」と片付けるわけにはいきません。  七兆円を投じ、異次元の対策を講じます。  全国で二千を超える河川、一千か所のため池の改修、整備、一千キロメートルに及ぶブロック塀の安全対策を行い、命を守る防災・減災に取り組みます。  四千キロメートルを超える水道管の耐震化、八千か所のガソリンスタンドへの自家発電の設置を進め、災害時にも維持できる、強靱(じん)なライフラインを整備します。  風水害専門の広域応援部隊を全ての都道府県に立ち上げ、人命救助体制を強化します。  ハードからソフトまであらゆる手を尽くし、三年間集中で、災害に強い国創り、国土強靱(じん)化を進めてまいります。 (東日本大震災からの復興)  九月二十日からいよいよラグビーワールドカップが始まります。五日後には、強豪フィジーが岩手県釜石のスタジアムに登場します。  津波で大きな被害を受けた場所に、地元の皆さんの復興への熱意と共に建設されました。世界の一流プレーヤーたちの熱戦に目を輝かせる子どもたちは、必ずや、次の時代の東北を担う大きな力となるに違いありません。  東北の被災地では、この春までに、四万七千戸を超える住まいの復興が概ね完了し、津波で浸水��た農地の九割以上が復旧する見込みです。  原発事故で大きな被害を受けた大熊町では、この春、町役場が八年ぶりに、町に戻ります。  家々の見回り、草刈り、ため池の管理。将来の避難指示解除を願う地元の皆さんの地道な活動が実を結びました。政府も、インフラ整備など住民の皆さんの帰還に向けた環境づくりを進めます。  福島の復興なくして東北の復興なし。東北の復興なくして日本の再生なし。復興が成し遂げられるその日まで、国が前面に立って、全力を尽くして取り組んでまいります。  来年、日本にやってくる復興五輪。その聖火リレーは福島からスタートします。最初の競技も福島で行われます。東日本大震災から見事に復興した東北の姿を、皆さん、共に、世界に発信しようではありませんか。 五 戦後日本外交の総決算 (公正な経済ルールづくり)  昨年末、TPPが発効しました。来月には、欧州との経済連携協定も発効します。  いずれも単に関税の引下げにとどまらない。知的財産、国有企業など幅広い分野で、透明性の高い、公正なルールを整備しています。次なる時代の、自由で、公正な経済圏のモデルです。  自由貿易が、今、大きな岐路に立っています。  WTOが誕生して四半世紀、世界経済は、ますます国境がなくなり、相互依存を高めています。新興国は目覚ましい経済発展を遂げ、経済のデジタル化が一気に進展しました。  そして、こうした急速な変化に対する不安や不満が、時に保護主義への誘惑を生み出し、国と国の間に鋭い対立をも生み出しています。  今こそ、私たちは、自由貿易の旗を高く掲げなければならない。こうした時代だからこそ、自由で、公正な経済圏を世界へと広げていくことが、我が国の使命であります。  昨年九月の共同声明に則って、米国との交渉を進めます。広大な経済圏を生み出すRCEPが、野心的な協定となるよう、大詰めの交渉をリードしてまいります。  国際貿易システムの信頼を取り戻すためには、WTOの改革も必要です。米国や欧州と共に、補助金やデータ流通、電子商取引といった分野で、新しい時代の公正なルールづくりを我が国がリードする。その決意であります。 (安全保障政策の再構築)  平成の、その先の時代に向かって、日本外交の新たな地平を切り拓く。今こそ、戦後日本外交の総決算を行ってまいります。  我が国の外交・安全保障の基軸は、日米同盟です。  平和安全法制の成立によって、互いに助け合える同盟は、その絆(きずな)を強くした。日米同盟は今、かつてなく強固なものとなっています。  そうした深い信頼関係の下に、抑止力を維持しながら、沖縄の基地負担の軽減に取り組んでまいります。これまでの二十年以上に及ぶ沖縄県や市町村との対話の積み重ねの上に、辺野古移設を進め、世界で最も危険と言われる普天間飛行場の一日も早い全面返還を実現してまいります。  自らの手で自らを守る気概なき国を、誰も守ってくれるはずがない。安全保障政策の根幹は、我が国自身の努力に他なりません。  冷戦の終結と共に始まった平成の三十年間で、我が国を取り巻く安全保障環境は激変しました。そして今、この瞬間も、これまでとは桁違いのスピードで、厳しさと不確実性を増している現実があります。  テクノロジーの進化は、安全保障の在り方を根本的に変えようとしています。サイバー空間、宇宙空間における活動に、各国がしのぎを削る時代となりました。  もはや、これまでの延長線上の安全保障政策では対応できない。陸、海、空といった従来の枠組みだけでは、新たな脅威に立ち向かうことは不可能であります。  国民の命と平和な暮らしを、我が国自身の主体的・自主的な努力によって、守り抜いていく。新しい防衛大綱の下、そのための体制を抜本的に強化し、自らが果たし得る役割を拡大します。サイバーや宇宙といった領域で我が国が優位性を保つことができるよう、新たな防衛力の構築に向け、従来とは抜本的に異なる速度で変革を推し進めてまいります。 (地球儀俯瞰(ふかん)外交の総仕上げ)  我が国の平和と繁栄を確固たるものとしていく。そのためには、安全保障の基盤を強化すると同時に、平和外交を一層力強く展開することが必要です。  この六年間、積極的平和主義の旗の下、国際社会と手を携えて、世界の平和と繁栄にこれまで以上の貢献を行ってきた。地球儀を俯瞰(ふかん)する視点で、積極的な外交を展開してまいりました。  平成の、その先の時代に向かって、いよいよ総仕上げの時です。  昨年秋の訪中によって、日中関係は完全に正常な軌道へと戻りました。「国際スタンダードの下で競争から協調へ」、「互いに脅威とはならない」、そして「自由で公正な貿易体制を共に発展させていく」。習近平主席と確認した、今後の両国の道しるべとなる三つの原則の上に、首脳間の往来を重ね、政治、経済、文化、スポーツ、青少年交流をはじめ、あらゆる分野、国民レベルでの交流を深めながら、日中関係を新たな段階へと押し上げてまいります。  ロシアとは、国民同士、互いの信頼と友情を深め、領土問題を解決して、平和条約を締結する。戦後七十年以上残されてきた、この課題について、次の世代に先送りすることなく、必ずや終止符を打つ、との強い意志を、プーチン大統領と共有しました。首脳間の深い信頼関係の上に、一九五六年宣言を基礎として、交渉を加速してまいります。  北朝鮮の核、ミサイル、そして最も重要な拉致問題の解決に向けて、相互不信の殻を破り、次は私自身が金正恩委員長と直接向き合い、あらゆるチャンスを逃すことなく、果断に行動いたします。北朝鮮との不幸な過去を清算し、国交正常化を目指します。そのために、米国や韓国をはじめ国際社会と緊密に連携してまいります。  北東アジアを真に安定した平和と繁栄の地にするため、これまでの発想にとらわれない、新しい時代の近隣外交を力強く展開いたします。  そして、インド洋から太平洋へと至る広大な海と空を、これからも、国の大小にかかわらず、全ての国に恩恵をもたらす平和と繁栄の基盤とする。このビジョンを共有する全ての国々と力を合わせ、日本は、「自由で開かれたインド太平洋」を築き上げてまいります。 (世界の中の日本外交)  中東地域の国々とは、長年、良好な関係を築いてきました。その歴史の上に、中東の平和と安定のため、日本独自の視点で積極的な外交を展開してまいります。  TICADがスタートして三十年近くが経ち、躍動するアフリカはもはや援助の対象ではありません。共に成長するパートナーです。八月にTICADを開催し、アフリカが描く夢を力強く支援していきます。  世界の平和と繁栄のために、日本外交が果たすべき役割は大きなものがある。地球規模課題の解決についても、日本のリーダーシップに強い期待が寄せられています。  我が国は四年連続で温室効果ガスの排出量を削減しました。他方で、長期目標である二〇五〇年八十%削減のためには非連続的な大幅削減が必要です。環境投資に積極的な企業の情報開示を進め、更なる民間投資を呼び込むという、環境と成長の好循環を回すことで、水素社会の実現など革新的なイノベーションを、我が国がリードしてまいります。  プラスチックによる海洋汚染が、生態系への大きな脅威となっています。美しい海を次の世代に引き渡していくため、新たな汚染を生み出さない世界の実現を目指し、ごみの適切な回収・処分、海で分解される新素材の開発など、世界の国々と共に、海洋プラスチックごみ対策に取り組んでまいります。  本年六月、主要国のリーダーたちが一堂に会するG20サミットを、我が国が議長国となり、大阪で開催します。  世界経済の持続的成長、自由で公正な貿易システムの発展、持続可能な開発目標、地球規模課題への新たな挑戦など、世界が直面する様々な課題について、率直な議論を行い、これから世界が向かうべき未来像をしっかりと見定めていく。そうしたサミットにしたいと考えています。  これまでの地球儀俯瞰(ふかん)外交の積み重ねの上に、各国首脳と築き上げた信頼関係の下、世界の中で日本が果たすべき責任を、しっかりと果たしていく決意です。  平成の、その先の時代に向かって、新しい日本外交の地平を拓き、世界から信頼される日本を、皆さん、勇気と誇りを持って、共に、創り上げていこうではありませんか。 六 おわりに  二〇二五年、日本で国際博覧会が開催されます。  一九七〇年の大阪万博。リニアモーターカー、電気自動車、携帯電話。夢のような未来社会に、子どもたちは胸を躍らせました。  「驚異の世界への扉を、いつか開いてくれる鍵。それは、科学に違いない。」  会場で心震わせた八歳の少年は、その後、科学の道に進み、努力を重ね、世界で初めてiPS細胞の作製に成功しました。ノーベル生理学・医学賞を受賞し、今、難病で苦しむ世界の人々に希望の光をもたらしています。  二〇二〇年、二〇二五年を大きなきっかけとしながら、次の世代の子どもたちが輝かしい未来に向かって大きな「力」を感じることができる、躍動感あふれる時代を、皆さん、共に、切り拓いていこうではありませんか。  憲法は、国の理想を語るもの、次の時代への道しるべであります。私たちの子や孫の世代のために、日本をどのような国にしていくのか。大きな歴史の転換点にあって、この国の未来をしっかりと示していく。国会の憲法審査会の場において、各党の議論が深められることを期待いたします。  平成の、その先の時代に向かって、日本の明日を切り拓く。皆さん、共に、その責任を果たしていこうではありませんか。  御清聴ありがとうございました。
第百九十八回国会における安倍内閣総理大臣施政方針演説
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technocat1026 · 6 years ago
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押尾学冤罪事件のコピペ乙
森喜郎は悪魔崇拝フリーメイソントップだからな
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オリンピック委員長森喜朗長男と押尾学冤罪事件
酒気帯びコンビニ突入容疑、森元首相の長男逮捕
2010年8月7日(土)
引用元
http://voicevoice.cocolog-nifty.com/blog/2010/08/post-3036.html
酒気帯びで乗用車を運転し、コンビニ店に突っ込んだとして、石川県警小松署は7日、森喜朗元首相の長男で、自民党県議の森祐喜容疑者(45)(石川県能美市下ノ江町)を道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで逮捕した。
調べに「飲酒運転をして事故を起こした」と供述しているという。
森容疑者は同日、秘書を通じて県議会議長に辞職願を提出し、受理された。
発表によると、森容疑者は同日午前10時10分頃、石川県小松市大島町の県道を、酒気帯び状態で乗用車を運転した疑い。
森喜朗 VS 押尾学の「最終決戦」が近づいている! 暴露本出版で“ドス黒い闇”に言及、東京五輪にも影響必至か!?
tocana / 2017年4月28日 9時0分
引用元
https://news.infoseek.co.jp/article/tocana_51887/?p=2
元内閣総理大臣の森喜朗氏が、著書『遺書 東京五輪への覚悟』(幻冬舎)を今月21日に発売した。これに続いて、とある人物も本の出版計画を進めているという情報が浮上している。そこでは、闇に葬られた“あの事件”の真相にも触れられているというから穏やかではない。
 森氏といえば、文部大臣や建設大臣などを歴任後、2000年に内閣総理大臣に就任した政界における重鎮中の重鎮。首相在任期間は約1年と短かったが、今でも隠然とした影響力を放ち続けている。現在は2020年に控えた東京五輪組織委員会の会長として、辣腕を振るう毎日だ。
「今でも、安倍晋三首相とは懇意です。東京五輪組織委員会の会長に就任したのも、安倍さんの後押しがあったから。それに、森さんは今でもロシアのプーチン大統領と親交があり、北方領土返還交渉の際は、安倍さんにアドバイスを送ることも少なくありませんでした。さらに、長年にわたり日本ラグビー協会の会長も務めました。その人脈は政界からスポーツ界、芸能界と幅広いですね」(永田町関係者)
 そんな森氏が、残りの人生のすべてを賭けて取り組んでいるのが東京五輪だ。ガンと闘病しながら、最後の力を振り絞りながらのエピソードが、今回の著書にも記されている。
「日本オリンピック委員会や東京都の小池百合子知事との確執は思った以上に赤裸々に語られています。そして、自身のガンについてもあけすけに明かしていますね。もともと文芸春秋社で出版する予定だったそうですが、森氏が五輪をめぐる記事で名誉を傷つけられたとして週刊文春を訴えたため、幻冬舎から出版することになったそうですよ」(出版関係者)
 だが、この森氏の活動が頓挫する可能性が高まっているとしたら、関係者は青ざめるに違いない。実は、もう1人、赤裸々な内容の本を出版しようとしている人物がいるとささやかれているからだ。それが、元俳優の押尾学だという。
 押尾は、2009年にホステスの女性に合成麻薬を渡した疑いで逮捕された。その後、一緒にいた女性の容態が急変。そのまま放置して死なせたとして、保護責任者遺棄罪や麻薬取締法違反などで懲役2年6カ月の実刑判決となったのが世間の耳目を集めた。
「実は、当時からささやかれていたのは、『あれは押尾だけに罪をなすりつけたのではないか』とするものでした。というのも、事件にかかわっているとして、有名芸能人やIT企業社長、スポーツ選手などの名前も取り沙汰されていたのです。そして、そのうちの1人として、森氏の息子・森祐喜氏(故人)の名前まで挙がりましたが、結局、真相は藪の中。証拠もなく、ただの噂なのかもしれないのですが……」(事情を知る関係者)
石川県議会議員だった祐喜氏は、父親と同じく幅広い交友関係で知られていた。特に夜の世界ではつとに有名だった。そして、2010年8月に飲酒運転での交通事故が問題視され、その2カ月後に多臓器不全のため急逝。押尾事件後、あまりにもショッキングな出来事の連続に、噂が一人歩きする事態にまでなった。前出の関係者が続ける。「2014年に出所した押尾には、多数の出版社がオファーしたそうです。押尾は、その中の1社を決定し、執筆を開始。トークイベントやSNSなどを開始したのも、出版への地ならしが理由だと聞きます。そして現在、すでに本は書き終えていて、あとは発売のタイミングを待つだけらしいのですが、もちろんあの事件にも触れている。万が一、そこに祐喜氏の名前があるとすれば、父親、ひいては東京五輪への影響は避けられません」押尾は1年前の「週刊新潮」のインタビューに「事件にはいろいろな人が関わっていました」「僕は何もしゃべっていない。仲間を売ることはできないと思ったからです。でも、フタを開けたら、皆が“押尾がやったこと”と僕を売っていた」「これは一生、忘れることができない」などと証言していた
押尾学
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14193901724
より重要部のみ引用
そんな彼は獄中で、冤罪に関する本を読み漁り、出所後は謎の豪遊生活を送り、インスタグラムにはスリランカの経済大臣との会食の写真をアップしたり、名前は言えませんが森喜朗という国会議員から資金援助を受けているなどの噂があったりします。
https://www.instagram.com/p/BOR3PtshBEV/?utm_source=ig_embed
引用元
http://www.asyura2.com/10/senkyo92/msg/142.html
写真は押尾薬物事件で死亡した田中香織さんと一緒に写る森元総理と息子の森祐喜
http://ameblo.jp/spellbound1227/image-10406905801-10334745309.html
https://ameblo.jp/spellbound1227/entry-10406905801.html
押尾 学に合成麻薬を渡した泉田勇介が中国残留孤児を主体とする暴走族「怒羅権=ドラゴン」の構成員であったという噂。
泉田は中国マフィアか?
押尾学の親友と言われているネット販売業の泉田勇介が海外組織の中国マフィアと関係しているのではないかと噂されている。
中国残留孤児の2世や3世と、手下の日本人で組織されていて一時は「ヤクザも恐れる?暴走族」という触れ込みで悪さをしてミカジメ料まがいの集金活動もしていた。
その「怒羅権」=以下ドラゴンの何代目かの元リーダが逮捕された泉田勇介であるとの噂。
ドラゴンは引退したが現在は本物の中国マフィアと緊密だといわれている。
一方関係者の話によると、日本国内に拠点を置く中国系犯罪組織に対して在日中国大使館は強い懸念を示しているという。
新総理の長男・裕喜の愛人の告発テープ
(平成12年4月14日)
http://www.rondan.co.jp/html/news/mori/index.html
原文サイトは既に閉鎖されている。
森喜朗 新総理の長男・祐喜 に愛人関係清算の慰謝料 3000万円を要求した女は、六本木の高級クラブ 「セリーネ」 の元ホステス 「I」。 源氏名は 「M」。
 「I」 が告発した独白テープ <注・テープ起こしをしたもの>、A4版6枚流出。 アンチ森派、コピーをとって、議員会館周辺にバラ撒く。
 以下、その全文。 なお、文中アルファベットは編集部の判断でイニシャルにしました。
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桜井澪の談話
 森さんと知り合ったのは今年の2月13日(日)でした。 以前から店のお客さんとして知っていたブティック 「O」 の息子さん (社長の息子の意味か?) から家に電話があって、「皆で代官山に集まっているから出てこないか」 と誘われたんです。 その時に、「森幹事長の息子も来ているから」 と話していました。
 セリーネの女の子を一人連れて、代官山ヒルズにある 「K」 さんの家に行きました。 
「K」 さんは外資系証券会社の人みたいです。 その日、来ていたのは 「O」 さん、小渕さん、 「F」 さんと 森祐喜 さん。 小渕さんは、小渕恵三の兄の息子だったかな。 「F」 さんも、小渕さんの親戚だったと思います。 バレンタインの前だったので、チョコレートをあげたことを覚えています。 
 その後、森さんとは暫く会いませんでした。森さんはセリーネにも全然来てくれなかったんです。 次に森さんにあったのは6月14日(火) でした。  「O」 さんの友達の 「A」 さんと森さんが突然、セリーネに来たんです。 「A」 さんは城山ヒルズにある 「B」 証券に勤めている人で、前から知っている人です。
 私はその日、店を休んでいたんですが、接客についた女の子から電話を貰い、夜中の12時すぎに店に出ていきました。 私と葵 (伊藤の親友、現在、六本木のクラブ、プロポーションに勤めている。源氏名ミカ) が担当していたので、葵から家に電話を貰ったんです。 
 葵は 「 「A」 さんと森さんが来ているよ。 あんたは会ったことがあるらしいじゃん」 と教えてくれました。 それで、12時すぎに行って、「森さんが来てるから来ちゃった」 みたいな事を行って、店が終わった後、ジョルジオに遊びに行きました。 ジョルジオは1階から2階がカジノで3階がカラオケボックスみたいになっているんです。 
 その次の日に森さんから電話があって、6月17日(金) に店が終わった後、待ち合わせをしました。 そしてその直後、土曜日か日曜日から付き合いだしたって感じですよ。なんとなくかな。 その時、森さんに 「 「O」 くんと付き合いたいの」 と聞かれ、「 「O」 さんとは男女の関係じゃないし、そんなんじゃない」 って言ったんです。 「じゃあ、僕とつきあおう」 って感じになったんです。
 2月に会ったときは、森さんは私のことを 「O」 さんとつきあっているというか、 「O」 の連れている女って感じだったと思うんです。 それで、そうじゃないということが分かったから、付き合いを始めたわけです。
2月に会ったときはふてぶてしいひとだと思ってたのね。 森さんは 「クラブなんてすぐにやらせる女がいなかったら行かない」 とか喋っていたので、「そういうのがいるよ」 と言うと、「じゃあ行く」 って感じで・・。 なんて奴だろうと思ってました。
 でも、14日にあって、カラオケボックスに行ったときに 「あれは、男同志が集まっている時の会話だったから、そう言ったんであって、本当は違うんだよ。 女の人と付き合うんだったらチャンと恋愛したいし、真面���につきあいたい」 と言うので、印象が随分違ったんです。 私も、「ああ、本当はこう言う人なんだ」 と思ったわけです。
 それからは、お店が終わるのを待っててくれたりしてたから、毎日じゃないけど、結構会っていました。 もちろん、私の方が都合が悪いときはあったけど、付き合いはじめころは、毎日くらい会っていました。 
森さんの仕事?。 森さんはカラオケが仕事みたいでした。 一応、人と会わなきゃいけないとか、出張で石川県に行かなきゃいけないとか言っているけど、私、一緒に行ったことあるんだけど、何をしているわけじゃないんですよ。 たまに石川県のJCの人と会ったりとかしても、ご飯を食べたりしてるだけで、なにをしているというわけじゃない。 
 カラオケは結構うまいです。そのとき、そのときで新しい曲を歌うから、何を歌うというのはないんだけど、ジョルジオに行ったときは郷ひろみの 「言えないよ」 とか歌っていた。演歌は歌わないけど、何でも歌う。 毎日カラオケ行っているんだから上手いのよ。
 ジョルジオに 「森さんいますか?」 と電話すると 「今日はまだ来てません」 とか言うもん。 今はジョルジオに 75万円も売掛が溜まってしまって、「Y」 さんも怒っていたから、行ってるかどうかはわかりません。 私は森さんと会うと必ず、ジョルジオか西麻布の店に行っていました。
 付き合っていたのは、7月の末くらいまででした。彼の言っていることがあまりに違うんで、別れたんです。 例えば、「7月中に沖縄に行こう」 って言ってたのに、行かなかったりとか、私の引っ越しも、「俺が部屋を探してあげるし、俺の名義で借りてあげる」 って言ってたのにしてくれなかった。
 これは、あった当時に言っていた。 6月の14~16くらいに言ってたのに、全然やってくれなかった。 せっついても、「ウーン」 とか言うだけで・・。 「早く、家とか広い所に住みたいな」 とか言うでしょ。 「恵比寿のガーデンプレイスでもいいじゃない」 とか言う。 私が 「神宮とか表参道でもいいな」 と私が言うと、「赤坂でもいいんじゃない」 とドンドン話をすり替えてくる。 そして、実際には動かないんですよ。
 大体、高いマンションというのは、借りるのが大変じゃないですか。 仕事も固くなきゃいけないし、だから、自分の名義で借りてあげると言ってたんですよ。 その時は一緒に住むということではなかったです。 森さんは 「近くに俺も部屋を借りるよ。 俺も引っ越ししたいんだよね」 と言ってました。 彼は、その時、赤坂のマンションに住んでいました。
 マンションというか、1~2階建てくらいの家みたいなマンションみたいなのを借りてた。 私は行ったことはなかったんですが、用賀の家と赤坂と半分、半分くらいで住んでいたみたいです。 森さんの言ってることが段々辻褄が合わなくなってきて、おかしいなと思い出したのが、別れた原因の一つでもあるけど、その他にもあるんです。
一緒にいるときに、よく森さんの携帯電話に電話が掛かってきたんですが、森さんが 「あー後で掛けなおす」 って切ることが多かったんです。 絶対、女の人からの電話ってわかる電話があってね。 しばらくは変だなと思いながらも、怒っていなかったんですけどね。
7月10日に 「F」 パーティーがあって 「I」 さんの所に森さんと一緒に行ったんです。 そこで、 「I」 さんがパーティーに来ていた知り合いの女性を森さんに紹介したんですね。 ボブカットの 28歳くらいの下着屋のババアだったんだけど、その女が森さんを気に入って、結構プッシュしてたんですよ。
 私が森さんの横にいるのに、「アッチに行って踊ろう」 とかね。 で、パーティーの途中で森さんが私に 「帰ろう」 と言ってきた。 「ほっといて悪かった」 みたいな感じでね。それで、私は森さんに送ってもらって帰ったんですが、別れ際に森さんは 「俺は今日は風邪気味でだるいから真っ直ぐ家に帰るわ」 って言ってたんです。
でも、後から、 「I」 さんに聞いたら、森さんは私を家に送ったあともう一度、そのパーティーにもどったんだって。 それを、聞いて、「何でそういう事をするわけ」 と思っちゃった。 それで、後から 「I」 さんにしつこく 「森さんていつもそうなの?」 って聞いたら、そしたら 「いや、なんかジョルジオの女ともやったみたいよ」って言うしね。 それなのに森さんは 「 「I」 さんは俺には女の子を紹介してくれないんだ」 ってぼやく訳よ。
 「そうなの?。 さっきみたいなのも紹介にはいるんじゃないの?。」 って言っても 「あれは違うよ」 って言うの。 7月19日に、 「I」 さんに私が友達 (六本木 クラブセリーネ在籍ナオコ) を紹介したことがあったんだけど、そしたら、「なんで、「I」 に女を紹介したりするの」 ってブツブツ言ってきたわけ。 「本当は 「I」 の事が好きなんじゃない」 ってね。
別に、私が 「I」 さんの事を好きだなんてそんなことはないのよ。自分だって、 「I」 さんに女を紹介して貰っているくせにね。 そしたら、自分は 「I」 に女の子を紹介してもらったことはないってね。 それで 「I」 さんにもう一度 「森さんに女を紹介してるでしょ」 って聞いたら、「うん、二人ぐらいは紹介した。俺の知っている女もエッチしちゃってどうのこうの」 って言ってたのよ。
 結局は、余りにもやっていることがだらしない。 不信感は前から感じていたんだけど、パーティーの事ですごく腹がたったのね。 で、決定的なのは、「7月中に絶対、沖縄に行こう」 って森さんは言っていたのね。 私は森さんが忙しいんだと思っていたから、あまり強くは言えなかったのね。私には、忙しいって言っているしね。 でも、だんだんわかってくるじゃない。 忙しくもないし、大した用事もないってことが分かってくる。
それなのに、なんで連れていかないんだろうとか思って、余計、腹がたった。
 森さんと結婚を考えたこともあったんです。 始めはね、私の周りの人が政治家の息子とかというのは、結局、政略結婚だからって言ってたし、そう思っていた。 それで、森さんとそういう関係になる前に、「女の人は男の人と付き合っていて、結婚したいなって思ったときには結婚をしたいわけじゃない。 でも、そういう家のしがらみとかあるよね」 って言ったのね。
 そしたら「いや、俺は政治家の息子でも、政略結婚なんて思わないし、仕事なんてどうでもいい」 って言っていた。 私のことが一番優先で、仕事なんてどうでもいいって訳よ。歯を治してくれると言ってたこともあった。 「私、歯を治したいんです」 って言ったの。私の女の子の友達の友達の彼氏の歯医者さんが私の友達の歯を治してあげているのね。
すごく遠い関係だけど、その歯医者さんは、彼女の友達の歯を治してあげている。
 「いいよね、そういうの」 って私が言ったら、森さんが 「歯くらい俺が治してやるよ。ちょっと遠いけど、大阪の歯医者だけど、矯正なら3回もいけば治っちゃうよ。 一緒に行ってあげるよ」と言ったの。 「大阪じゃなくてもいいのに」 って言ったのに聞いていないのね。 
 森さんから現金をもらったことは一度もない。 セリーネにきたのは一度だけだった。 それでね、来るって言っておいて来ないのよ。 例えば、「俺の友達の 「N」 さんが土曜日やっている店を知らないから、セリーネを紹介してあげたい。 俺ももしかして、行くかもしれないから。 女の子を集めておいてね、絶対、アフター皆でカラオケに行くからとか」 と言っておいて、私が土曜日は普通休むのに、わざわざ出ていったのね。 それなのに、来ないの。 
  「N」 さんもこない。 それで、「どうしたの?。」 って電話を入れると「いや、俺さっき 「N」 と別れちゃったからわかんない」とか言うわけよ。 私は女の子をすでに集めてるでしょ。迷惑を掛けられた。 その前とかも、金沢に旅行に行ったときに森さんが後援会の人とかに、「東京に行ったら、絶対にセリーネに行きましょうね」 とか言ってたのよ。
それなのに、来ない。 で、「後援会の人が来たんでしょ。どこに行ってたの?。」 と聞くと、全然関係のない店に言っているの。 初めは、店の売上にも協力してくれるといってたのに全然協力してくれないわけ。 忙しいとかいってね。それで、私が「店に行こうかな」 と言うと 「今日はどうすんの。休んじゃえば」 とかいうしね。
 土曜日に友達と用事が入っていても、「エーッ」 とか言って、電話が掛かってきて、「今から迎えに行く」 とか言うわけ。 でも、友達と用事があると言うと今度は 「俺ってかわいそうだよね」 みたいな事を言う。 で、友達の約束をキャンセルしなきゃならないことになる。 私は森さんを優先してたし、森さんに振り回されてたわけよ。 でも、向こうもそうだと思っていたのよ。
 でも、私は元々、小渕さんの友達を知っていたりして、それで、森さん絡みの話を色々きくのよ。 すると 「森さんって本当はこんな人だよ」 ってことが入ってくる。 例えば「P」では森さんは飲んでいるときにホステスに向って 「パスポート持っている奴、手をあげろ。香港行きたいやつは、手をあげろ。 ゴールデンウィーク暇なやつは?。 ああ、お前でいいや。 一緒に行こう」 みたいなね、そういう話を聞いたりね。 
 たまたま、セリーネに元「P」に居たユウミちゃんという女の子がいたのね。 あんまり森さんが来ないから、ユウミちゃんに 「森さんって、あんまりクラブとか来ないのかな」と聞いたら「いやー、「P」の時は毎日でしたよ」 って言うの。 私が森さんに同伴してくれって頼んだときには「俺は同伴なんて全然したことがないから。 でも、君が本当に困ったときには俺が同伴してあげる。 同伴はそれ以外は絶対にしない」 って言ってたのに 「P」 の時は 「毎日来てて、毎日ママと同伴してた。 終わってから、アフターも毎日行っていた」 って言うのよ。
 そういうのでも、腹が立ったわけ。 段々、森さんのことを周りに聞けばドンドン情報が入ってくるし、私だけで判断していたことと全然違っていたのね。 それで 「なんで「P」には毎日行っていたのに来ないの?」 ってことで揉めたこともあったしね。 そしたら「忙しい」。 それで、こんど 「I」 さんとか森さんの周りの男の人に聞くと 「全然、忙しくない」 ってことなのよ。 だから、知り合いが増えれば増えるほど森さんが嘘を付いていたことがハッキリしてくるのよ。 
 アメリカに行っていたときの話も聞いているの。  「N」 さん (国会議員NEの息子) と一緒で、コカインをやっていて、 「N」 さんが絵の裏にコカインを隠していて見つかりそうになってトイレに全部、棄てたとかね。  「N」 が暗証番号つきの金庫にかくしていたんだけど、あいつは暗証番号を忘れてしまって、しょっちゅう開けに来てもらっていた。それで、開けてもらったあとに “ちょっと中は見ないでください” とか言って部屋から出てもらうんだよ」 とか言ってたから、一緒にやっていたんじゃないの。
どこの大学だか覚えていないけど、ボストン、ワシントンとか何処かで聞いたことのある大学だった。 ホテルに泊まったのは2回だけ。 
2回ともキャピトル東急だった。 キャピトル東急に泊まってコカインを使ったのは7月11日(月)。 その日は私は12時でセリーネを早退したんです。
 前の日がさっき言ったように 「F」 のパーティーで、私は森さんに送ってもらったと言ったでしょ。 その時に 「森さんが明日もう一回会おうよ。 その時は泊まろうよ。」 という話をした。 それで、翌日店にでている時に電話があって 「もう、俺はホテルに入っちまったし、着替えちゃった」 というので私は 「じゃあ、可哀相だから、わたしも12時早退するよ」 って言ったのね。 それで、12時に早退したの。 でもモタモタしてて、結局店を出たのが12時30分くらいで、ホテルに着いたのが1時前くらいだった。
 電話で話をしていたから、部屋の番号を知っていたので、そのまま部屋にあがったんです。 部屋はツインでした。森さんは 「今日はダブルが取れなかったんだ」 と言ってました。 部屋に着いたとき森さんはスーツを着てました。私に 「お腹すかない」 ときいたので 「食べたいのか、たべたくないのか良くわからない状態」 と応えました。
 そしたら 「じゃあ、飲み物でも取ろうか」 って話になって、コーヒーとミルクセーキみたいなやつとアイスクリームみたいなシャーベットみたいなものを頼んだんです。 で、私はルームサービスが来る前に顔を洗ったり、シャワーを浴びたりとかしてと思っていたら、その間にルームサービスが来てた。 
 で、シャワーを出たら、森さんがルームサービスの銀のトレイの上に紙を広げて、六本木の 「K」 というゲイバーというかショーパブみたいな店のメンバーズカードで白い粉を切るというか細かくしていた。 紙はもしかすると、ルームサービスのトレイの下に引いてある紙かもしれない。 でも、ハッキリは覚えていない。
 私が見たときには粉はすでに粉末になっていたから、元の形が錠剤だったかどうかもわからないな。 すでに粉になっていたけど、それでも、それを切っていた。 この粉末は直径2センチくらいの緑色のピルケースの中から出してきた物だったみたい。 多分、いつももっているビトンのセカンドポーチの中にいれていたんだと思う。
 その緑色のケースはペットの近くのサイドテーブルの上においてあって、最後に森さんが 「こういうものは全部キレイに片付けないとダメなんだ。 こんなの持っているのが発覚したら大変だ」 と言ってたから。 「これなあに」 と聞いたら森さんは 「茶路 (金沢のクラブ 「D」 のママ) のお土産」 って。 コカインとはハッキリ聞いていないと思う。
 茶路は西麻布のレストランのオープン記念パーティーのために、7月7日に上京してたのね。 その時のお土産だと思う。 だから、使う前はなんだか知らなかった。 その後、森さんが 「いいんだよ、こういうのを使うと」 という話になったわけ。 「ヘェー」 と思っていると、もう、森さんは鼻から吸っていたの。
 ミルクセーキに付いてきたストローを部屋についているソーイングセットの鋏かなんかを使って、3センチくらいに切って、片方の鼻に差し込んで、もう片方の鼻を塞いで、粉を吸い込んでいたわけ。 初め黙ってみてたら、私の歯茎にそのコナを塗ってくれた。 「チョットだけすってごらん」 と言われて、「でも、私はそういうのは使ったことが一度もないから」 って断ったんだけど、でも、そういうものだとハッキリわからなかったから、よく睡眠薬じゃないけど、ハルシオンとか害のないものもあるじゃない。 別にそんなに害のないものだと思って。 彼は 「最初はチョットだけのほうがいいよ」 って言っていた。
 森さんは何度もそれを吸ったことがあるように見えた。 でも、あまり効かないというか変化がないので「これ、なあに?。全然効かないよ」と言ったら 「量が少ないのかな」 と言って、また歯茎に塗ってくれた。 鼻から吸うのも教えてくれた。 それで、エッチをしてる途中も吸ったりとかして、最後は全部使い切っちゃった。 寝たのは朝方だったと思う。
 
 薬を使いおわったときに 「これってなんなの?。 覚醒剤っていうやつ?鼻から吸ったりするのはエスっていうやつ?。 LSD?。」 ってまた聞いたのよ。 そしたら「混じっているのがエスで、不純物のない奴がいわゆるコカインだ」 と言っていた。 「要するに、打つのは覚醒剤で、エスというのはどうのこうの」 と一般的なことを言っていて、その時に 「これがコカインだよ。 鼻から吸う奴は」 と言ってた。 
 その薬の影響があったのかはわからない。 森さんには特に変化はなかった。 でも、朝、8時とか9時とかに目覚ましをセットしておいたけど、結局、起きられなかった。 で、12時頃に目を覚した時にあの人が 「凄く眠い」 って言ってまた寝たの。 それで、私が帰る準備をしてる時に 「なんでこんなに眠いんだって思ったら、昨日、クスリをやったから凄く眠いんだ」 って言っていた。
 最後にはプラスチックの 「K」 のカードも折って棄てた。紙は棄てたかどうかわからない。丸めてすてたかどうかはわからない。 森さん 「何度もコカインをやったの?」 ときいたことはないけど、前から、 「N」 さんがやっていた話とかを聞いていたし、 「N」 さんは会えばすぐ 「クスリをやっている人」 とわか��人でしょ。 だから、森さんは何度もやってたと思った。 
 それに、前に金沢に旅行をした事があったのね。 7月2日(土)~4日(月)の間に金沢に行ったのね。 一泊目は全日空か日航ホテルに泊まった。 2泊目は小松のホウシという温泉宿に泊まった。 このホウシは森さんの知り合いのJCの人だった。 その時に、クラブDで茶路って人ともずっとクスリの話をしていたから。 茶路は森さんに 「健ちゃんの持ってきた薬が良かった」 と言っていた。
 それで、7月2日にクラブDに行ったの。 そこは茶路の店で、カウンターバーみたい。 その時はなんの薬かわからなかったのよ。 どこか痛くて薬飲んだのかもしれなかったしね。 でも、たまたま、その後にカラオケに行ったら、健ちゃんという人がいたのよ。 その健ちゃんに森さんが 「あまり、茶路に変な薬をあげないで」 とか言ってた訳よ。なんか、健ちゃんがいつもそういう物をてはいしている様な感じだったし、森さんもそれを良く知っているという感じだった。
 で、わかったのは、健ちゃんと言うのは、森さんの後援会長の息子だったってこと。
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genkidesuka2022 · 2 years ago
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旬の食材や地域の特産品の知識
日本は、四季折々に様々な旬の食材が楽しめる国です。
春には桜や若竹を使った料理、夏にはそうめんやかき氷、秋には栗や松茸、冬には鍋料理や蟹、などそれぞれ楽しめます。
また、各地にはそれぞれ特産品があり、日本の食文化の一つとしても数えられています。
今回は、日本の旬の食材や地域の特産品について紹介したいと思います。目次
旬の食材
【春の旬の食材】
【夏の旬の食材】
【秋の旬の食材】
【冬の旬の食材】
【地域の特産品】
最後に
関連
旬の食材
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【春の旬の食材】
春は、日本で最も美しい季節の1つです。この季節には、新緑や桜、山菜など、多くの旬の食材があげられます。
桜は、春の象徴的な花であり、日本の食文化にも特に欠かせないものです。
桜の花びらや葉を使った料理があり、その美しさとともに味わいも楽しめます。
また、桜餅や桜の塩漬けなど、和菓子や調味料にも用いられています。
若竹は、春の代表的な山菜で、竹の若芽を茹でたり、天ぷらにしたりする料理があり、若竹には食物繊維やビタミンC、カリウムなどが含まれており、栄養価も高く美味しい食材です。
【夏の旬の食材】
夏は、暑い日が続く季節ですが、夏の食材はとてもさわやかで、夏バテ予防にも良いと言われています。
夏の代表的な食材といえば、そうめんやかき氷などがあります。
そうめんは、麺類の中でも特に軽やかな食感で、冷やして美味しい夏にはピッタリの食材です。
水に茹でて、冷水で洗い流すだけで簡単に作れます。
また、冷やし中華などの料理にも使われます。
かき氷は、氷を削ってシロップをかけたもので、夏の風物詩とも言えます。
最近では、氷にこだわるかき氷専門店も多く、フルーツやあんこ、抹茶など、様々なトッピング
が楽しめ行列が出来るお店も多いとか。
また、かき氷は低カロリーであるため、夏場のダイエット中の人にも人気の食材です。
夏には、水分補給が大切です。
スイカやメロン、キュウリなどの果物や野菜は、水分が豊富で栄養価も高いため、夏の食卓に欠かせないものなので特に意識して食べてみてはいかがでしょうか。
【秋の旬の食材】
秋は、台風や寒暖差の影響を受けることが多い季節ですが、美味しい食材が豊富な時期です。
秋の代表的な食材といえば、栗や松茸、さつまいもなどがあります。
栗は、秋の味覚の代表格でモンブランとして茹でたり、焼いたりして食べるほか、和菓子や洋菓子の材料にも用いられます。
栗には食物繊維やビタミンB1、カリウムなどが含まれており、疲労回復や健康維持にも役立つ食材です。
松茸は、秋の高級食材として有名です。
味は深く、香りも良いため、料理に欠かせないものとなっています。
また、松茸にはビタミンDやカルシウムなどが含まれており、香りだけでなく健康にも良い食材です。
さつまいもは、秋の代表的な芋類です。
焼き芋や蒸し芋、揚げ芋など、多様な料理に使われます。
また、さつまいもには食物繊維やビタミンC、カリウム、鉄などが含まれており、健康にも良い食材なので美味しい時期には是非とも召し上がって下さいね。
【冬の旬の食材】
冬は、寒い季節であり、体を温める食材が求められます。
冬の代表的な食材といえば、鍋料理や蟹、マンゴーなどがあります。
鍋料理は、寒い冬にはピッタリの食材です。具材やスープによってさまざまな味わいを楽しむことができます。
また、鍋料理には野菜や肉、魚介類など、栄養素が豊富な食材が使われるため、健康にも良いとされています。
蟹は、冬の代表的な海産物の一つです。
毛蟹やタラバガニ、ズワイガニなどがあり、それぞれの種類によって味わいも異なります。
蟹にはタンパク質やビタミンB12、カルシウムなどが含まれており、健康にも良い食材です。
マンゴーは、冬になると南国から輸入されるフルーツです。
甘くてジューシーな果肉が特徴的で、デザートやスムージーなどに使われます。
マンゴーにはビタミンCやカロテン、食物繊維などが含まれており、美肌効果や免疫力アップにも役立つ食材です。
【地域の特産品】
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日本は、四季折々の豊かな自然があり、各地域でさまざまな特産品があります。
数が多くすべて紹介するのはとても無理なので、代表的なものを個人的観点からいくつか紹介させていただきます。
北海道は、乳製品や海産物が有名です。
牛乳やチーズ、バターなど、乳製品の質が高いことで知られています。
また、海産物も有名で、毛蟹やズワイガニ、イクラなどが人気です。
東北地方は、魚介類やフルーツが豊富です。
青森県では、りんごが有名で、岩手県では、わさびや南部鉄器が特産品となっています。
関東地方は、そばや鰻、卵焼きなどが有名です。
特に、東京都では、銀座の老舗そば店や築地の海鮮丼が有名です。
中部地方は、豆腐や味噌、ひつまぶしなどが有名です。
特に、愛知県では、味噌カツや手羽先が代表的な郷土料理となっています。
近畿地方は、鰻やたこ焼き、お好み焼きなどが有名です。
特に、大阪では、たこ焼きやお好み焼きが大衆食として親しまれています。
九州地方は、豚骨ラーメンやもつ鍋、さつま揚げなどが有名です。
特に、福岡県では、とんこつラーメンが有名で、全国に多くのファンがいます。
以上、簡単な日本の旬の食材や地域の特産品についての紹介でした。
最後に
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旬の食材や地域の特産品は、まだまだ多く地域によっての違いもあります。
個人的にも紹介足りないのですが、限りがないので少し書き足すと
【春の旬の食材】
さくらんぼ(山形、長野、山梨など)
たけのこ(全国各地)
もずく(沖縄)
アスパラガス(千葉、静岡など)
ホタルイカ(北海道、東北など)
【夏の旬の食材】
スイカ(全国各地)
メロン(北海道、青森など)
トマト(全国各地)
ナス(愛知、岡山など)
ウナギ(静岡、愛知、三重など)
【秋の旬の食材】
ぶどう(山梨、長野、岡山など)
かぼちゃ(北海道、沖縄など)
栗(長野、熊本など)
さんま(全国各地)
秋刀魚(北海道、東北など)
【冬の旬の食材】
かに(北海道、東北など)
ふぐ(山口、愛媛など)
ホタテ(北海道、青森など)
カキ(広島、宮城など)
ルッコラ(長野、静岡など)
【地域の特産品】
飛騨牛(岐阜県)
箱根駒ヶ岳温泉蒸し饅頭(神奈川県)
長崎ちゃんぽん(長崎県)
かに料理(北海道)
沖縄そば(沖縄県)
以上が、日本の旬の食材や地域の特産品と言えると思います。
季節や地域によってさまざまな食材や特産品がありますので、ぜひご自身でも調べて季節の美味しいものや地域の美味しいものを楽しんではいかがでしょうか。
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