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#地下鉄サリン事件
straycatboogie · 2 years
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2022/09/27
図書館に行き、村上春樹『アンダーグラウンド』を借りてきた。大学生の頃にこの本を読み耽ったことを思い出す。オウム真理教が起こした事件に触れて、私ももしかしたらオウム真理教みたいな組織に入信して救済のために、つまり「善意で」サリンを撒いたかもしれない。そう考えるとオウム真理教の事件は決して他人事ではないとも思う。「善意で」凶行を為す、ということであれば今だっておかしなことを行う人はいる。私だって同じ穴のムジナである。自分の中の倫理観を見失って愚かしいことをしないという保証はない。気をつけなければ。
今日は安倍元総理の国葬が行われた日だった。私はTwitterを見るのが怖かった(ので、見なかった)。私がTwitterを使う時に偏ったツイートばかり読んでいるからだと思うのだが、血なまぐさいというかキナ臭いツイートが目につく。私は多分に「反安倍」の立場に立っているが、しかし安倍元総理が無念の死を遂げたことは疑いえない。彼の死を悼みたい、という心理もある。むろんその手段が「国葬」であっていいかという問いは成り立ちうるだろう。「国葬」より先にやることがあるだろうとも思わなくもない。そこで私の思考はフリーズしてしまう。
『アンダーグラウンド』や『約束された場所で』を読み、村上春樹の小説を読んでいる。村上春樹を読むことは、私という決して世の中にすんなり馴染めない(ある意味「反社会的」とも言える)人間がそれでも社会の中で生きるため、難しく言えば「還俗」するためのレッスンなのかもしれない。どうやって肥大した自己愛や理想を捨てて今の自分と折り合いをつけて、決して特別でもなければ才能に満ち溢れているわけでもない自分を受け容れて、凡人として生きるか(ウィトゲンシュタインが喝破したように、「ただ在る」ということ自体が十分に神秘的なことだ)。
夜、『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』第3話を観る。自閉症スペクトラム障害について本腰を入れてアプローチした内容となっていて、私自身そうした障害/特性を抱える者として考えさせられた。学問的なことは私にはわからないが、自閉症スペクトラム障害は「本来誰もが持ち合わせている特徴が、社会生活に支障を来すに至るまで顕在化している」という障害である。別の言い方をすれば社会の許容度が異なればそうした障害の現れ方もまた違ってくる。社会が柔軟さを以てそうした障害と接することができるならまた自閉症スペクトラム障害の人も生きやすくなる、というものなのだと思う。いや、口で言うだけなら簡単なことで実践が大事なのだけれど。
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haverwood · 1 year
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Me and the Cult Leader Atsushi Sakahara Japan, 2020 ★★★ Damn.
That was some.. powerful stuff.
Too much to process and learn.
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kennak · 1 year
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いや、「平成レトロ」とか言われているの見てそう思ったのよなんかファンシーでカラフルなだけなのよ実際の平成はぜんぜん違ったよなぁ阪神淡路大震災、地下鉄サリン事件、神戸連続児童殺傷事件って暗い話題ばっかだったワイドショーではいつも援助交際、心の闇、エアマックス狩りの話題流行ってたコンテンツもエヴァとかリングとかサイコサスペンスものとか、暗いものばっかり大学で一番人気の学部は心理学部でみんな内向きだった小室サウンドとかモーニング娘とか、ああいうのは全部空元気だったんだよなそこらへんの文脈がごっそり抜けて明るくカラフルな時代だったと振り返られてもねあの頃の空はいつも灰色で薄暗かった気がするよこの感じ、リアルタイムで生きてたやつらにはわかるよな?
90年代後半の「暗さ」って若い世代には伝わらんのだろうなぁ
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monogusadictionary · 27 days
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お菓子の過剰包装は森永グリコ事件、ナンパから庇おうとする男性を警戒しなくてはならないのはコンクリ事件、電車にまかれた謎液体や謎粉で電車が止まるのは地下鉄サリン事件がきっかけなので、ある事象に対して批判する前に、ババアとしてはきっかけを調べてほしいところです。ゴミが増えるのもわかるし助けようとしたのに犯罪者扱いされる悲しさもわかるし電車止まって困るのもわかるんだけど…わかるんだけど……!!!!!
https://x.com/usagitoseino/status/1828656501415907645?s=46&t=XBYGx0NYt69itB5p-cHcLg
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leomacgivena · 3 months
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自分は松本サリン事件や地下鉄サリン事件の時には「(オウムが怪しいとはいっても)現段階でオウムの犯行と決め付けるべきではない」と言っていたし今でもそのこと自体は間違っていなかったと思うラジよ。
PsycheRadioさんはTwitterを使っています (via leomacgivena)
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Dainichi Nyorai (the sun) also dies - Esoteric Buddhism 2 (essay)
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In 1995, Shoko Asahara, the founder of Aum Shinrikyo, who caused the subway sarin gas attack in Japan that killed and injured thousands of people, said that Esoteric Buddhism was a superior sect within Buddhism. In Japan, there is a tendency to praise Kuukai, who introduced esoteric Buddhism, as an exceptional religious figure. Is that so? The supreme deity of Esoteric Buddhism is Dainichi Nyorai, the incarnation of the sun. Kuukai has been certified as Dainichi Nyorai through rituals, so he is a hardcore figure.
The blazing sun is a being that never rests for a moment, emitting energy of light and heat and giving blessings to all things. However, science teaches: ``The sun also has a lifespan, and someday it will burn out and die.''Currently, the sun is in its prime, but the teaching of Buddhism is that everything that exists is subject to ``birth, old age, illness, and death.'' This is the fundamental point, and the Buddha made his argument from there. It would be foolish to think that only the sun can escape birth, old age, disease, and death. It is irrational to think that the sun will live forever by capturing only a fleeting moment of life.In that sense, the teachings of Esoteric Buddhism go against the entire teachings of Buddhism and are laughable.
By the way, as proof of the worship of light and heat, there is a strange practice in Esoteric Buddhism called ``burning goma,'' in which a pedestal is made of wood and a fire is lit inside. It seems like they want to imitate the energy of the sun's light and heat, but even if they repeat this childish behavior, certain death will come to them. It would be a wasted effort. You could say that Kuukai was an idiot.
Rei Morishita
大日如来(太陽)も死ぬー密教2(エッセイ)
1995年、日本で地下鉄サリン事件を起こし、数千人を死傷させたオウム真理教の教祖:麻原彰晃は、密教が仏教のなかで優れた宗派であるとしていた。確かに日本では密教を伝えた空海を格別な宗教人として称える風潮がある。そうなのだろうか?密教の最高神は大日如来であり、太陽の化身である。空海自身、儀式で大日如来であると認定されているから、筋金入りである。
燃え盛る太陽、一瞬たりとも休まず光や熱のエネルギーを発散し、万物に恵みを与える存在。だが、科学は教える:「太陽にも寿命があり、いつかかならず燃え尽き、死ぬ。」今現在太陽は壮年期であるが、存在するものには必ず「生老病死」があるというのが、仏教の教えの根本であり、仏陀はそこから論を立てた。太陽だけが「生老病死」から逃れられると考えるのは、愚かだと言えよう。生の一瞬のみとらえて太陽が永遠に生きると考えるのは不合理だ。
その意味で、密教の教えは仏教の教え全体に背くものであり、笑止である。
ちなみに、光と熱を崇めるという証拠に、密教では「護摩を焚く」といって、木を組んで台座を作り、その中で火を燃やすという奇習がある。よほど太陽の光と熱のエネルギーにあやかりたいのだと思われるが、こんな児戯に類する行為を繰り返しても、確実な死が、その者たちにやってくるのだ。無駄な努力であろう。空海は、馬鹿だと言ってよいだろう。
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reportsofawartime · 6 months
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1995年3月20日、地下鉄サリン事件が発生し、 膨大な数の負傷者を受け入れることになった聖路加国際病院。 当時院長を務めた日野原重明さんは すぐ「すでに麻酔をかけた人以外手術キャンセル」「外来は断り、地下鉄の患者一本で対応」を決断。 ドクターを全員招集して対応した。 また、偶然化学兵器のレクを受けた自衛官から 「コレはサリンであります。対応薬はアトロピン、またはパム」との意見具申を聞き、すぐさま採用し その対応でまた名を上げた。
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xf-2 · 11 months
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阪神大震災の混乱がまだ収まらない平成7年3月20日朝。東京・霞ケ関駅を通る地下鉄車両に猛毒のサリンが散布された。13人が死亡し、負傷者は6千人以上に。大都市で生物・化学兵器が用いられるという未曽有のテロは、世界に衝撃を与えた。
実行したのはオウム真理教。自前でサリンを製造し、これに先立つ松本サリン事件(6年)でも多数を死亡させていた。教団の被害者から相談を受けていた坂本堤弁護士一家殺害事件(元年)の関与も疑われ、警察の強制捜査を牽制(けんせい)するため、中央省庁が集まる霞が関を狙ったのだ。
一連の犯行を担ったのは、「グル(尊師)」と呼ばれた教祖、麻原彰晃(しょうこう)=死刑執行時(63)、本名・松本智津夫(ちづお)=に服従する一部の幹部メンバーたちだった。
「絶対的」な帰依の素地
はじめは、ヨガの先生に過ぎなかった-。大手ゼネコン出身で、教団独自の省庁制では建設省大臣に任ぜられた早川紀代秀(きよひで)=同(68)=は入信からわずか4年で、弁護士一家殺害の実行犯の一人となった。
神戸大農学部に進学し、その後景観工学などの修士課程に学んだインテリの早川。安易に「心」を持ち出す宗教はむしろ嫌いだったという。ノストラダムスの人類滅亡論などオカルトがブームだった社会人当時、本屋で「超能力」の文字が躍る麻原の著書をたまたま手にし、まだヨガサークルだった「オウム神仙の会」に興味本位で電話をかけた。
参加したセミナーで、麻原の「シャクティーパット」を受けた。麻原が参加者の額に手を当てるイニシエーション(秘儀伝授)の一種。「神秘体験」とまではいかないが身体が熱くなりエネルギーが入ってくるのが分かったという(『私にとってオウムとは何だったのか』早川、川村邦光、ポプラ社)。
ヨガの修行は宗教団体としてのオウムの特徴の一つだ。抽象的な説法だけでなく肉体を動かすため、なにがしかの変化を実感できる。早川はたばこをやめられるようになった。こんな小さなエピソードが後に「絶対的」となる帰依(きえ)の素地をなしていく。
「オウム真理教は基本的に二十四時間フル稼働の空間である。睡眠するための時間というものが基本的に設定されていない」。6年に出家した当時のことを、元信者の高橋英利はこうつづる(『オウムからの帰還』草思社)。過酷な修行に加え、「ワーク」なる作業奉仕が何時間もあった。
サティアンと呼ばれた教団施設は不潔極まりなく、ネズミやゴキブリが走り回る。「掃除はしないのか」と不平を漏らすと、清潔さや衛生を求めるのは「煩悩」と、別の信者にたしなめられた。
信者同士の私語は原則禁じられ、連帯はない。あるのは麻原とそれ以外。高橋は出家生活について「それぞれの個人のなかに閉じ込められている」と表現した。
善人ほど取り込まれ先兵に
出家信者はときに幻覚が現れるような苛烈な集中修行を課され、疲労により判断能力が減退した脳に、麻原の説法を流し込まれた。合成麻薬のLSDを服用させ、意識変革を迫るイニシエーションも行われていた。
「人は死ぬ。必ず死ぬ。絶対死ぬ。死は避けられない」。麻原はこのフレーズを何度も繰り返し、輪廻転生(りんねてんせい)を説くことで信者に死後の魂の行方を強く意識させた。生きていても悪業を重ねる人の殺生は「ポア」である-。より良い転生に導くための「善行」と教え込み、教団批判者の殺人を正当化した。
弁護士一家のポアを命じられた際、早川にもためらいはあった。だが、救済者たる「偉大なグル」の弟子というおごりがその迷いをかき消した。早川はこれを「慈悲殺人」と称した。
「自分ははまらないと思っている人がほとんどだが、大半がはまる」
信者のオウム脱会を支援していた弁護士の滝本太郎(66)はそう話す。オウムによるサリン攻撃を受けても教団と対峙(たいじ)し続けた滝本だが、個々の信者は「純粋ないい人ばかり」と振り返る。善人ほどカルトのマインドコントロールに取り込まれる。そして残虐行為もいとわないテロの先兵と化してしまう。
ハルマゲドン(最終戦争)による終末論を唱えていた麻原は、自らも立候補した2年の衆院選で惨敗して以降、国家転覆を妄想し、自動小銃調達やサリン製造など教団武装化の道をひた走った。今や陰謀論の定番となった「公安」「フリーメーソン」からの攻撃も盛んに口にした。両サリン事件というテロはこの延長線上にあったといえる。
逮捕後、妄信から覚めた早川は「権威が示す正義」の恐ろしさに言及した。自らのエゴを捨て絶対的権威に従う形を取っているが、実はそれは、形を変えた自分のエゴ���ったのだ、と。(呼称・敬称略)
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y-masuyama · 2 years
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おはようございます。 今日は地下鉄サリン事件から28年目。 当時何があって今はどうなっているのか。 あらためて知る必要があるのではないでしょうか。 #トルコ地震の被災者に支援を #幫助土耳其地震災民 #ウクライナに平和を #ロシアに平和を #戦いのない日々を願う #我希望沒有戰爭的日子 #NoWar #新しい日常 #お話はマスク #談話時戴口罩 #感染症対策を意識して社会生活を #医療従事者にエールを #エッセンシャルワーカーのエールを #鼓勵醫療專業人員 #医療に関わる全ての人にエールを #鼓勵所有參與醫療保健的人 #生活インフラに関わる全ての人にエールを #goodmorinng #早上好 #etogo #echizentogo #fukui #japan #越前東郷 #福井 #fixedpoint #togofixedpoint #定点撮影 #定點拍攝 #since20150420 (Fukui, Fukui) https://www.instagram.com/p/Cp_Oyb4By3X/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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ophelia333k · 2 years
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2023年1月10日 万華鏡の瞳をした少女
 Nujabesのアルバム「Modal Soul」をループしながらカントの『純粋理性批判』を読んでいた。竹田青嗣の解説本を読みながら、深夜の人の少ないマクドナルドに5時間くらい居座りながら、ときどきThe Beatlesの「Lucy In The Sky With Diamonds」を聴きながら。深夜のこのマクドナルドにはいつも大体同じような席に、虚空を見つめながらずっと座っているおじさんがいる。眠っている人がいる。自分はといえば、ずっと本を読んで、何かを書いている。思えば自分はずっと、「Lucy In The Sky With Diamonds」で歌われていた「The girl with kaleidscope eyes(万華鏡の瞳をした少女」を探している気がする。
 somebody calls you , you answer quite slowly
 (誰かが君を呼ぶ 君はとてもゆっくり答える)
 A girl with kaleidscope eyes
 (万華鏡の瞳をした少女)
 The beatlesは(いわゆるビートルズらしく初々しい)前期の曲をまともに聴いていないのでファンを名乗ることは到底できないけれど、「Lucy In The Sky With Diamonds」が収録されている1967年のアルバム「Sgt. pepper's Lonely Hearts Club Band」と、1966年の「Revolver」(特に「I'm only sleeping」と「Tomorrow Never knows」)を繰り返し聴いている。「Tomorrow Never knows」は意識の底へと潜っていくような曲で、でも不思議と安心する。聴きながらふとベトナム戦争のことを思い出して、Wikipediaを見たら上の方にソンミ村虐殺事件で虐殺されたベトナム人たちの遺体の写真があって、どうしようもない気持ちになるけれど、それは自分が生まれる35年前のこと。
 
 「Or play the game "Existence" to the end(あるいは存在という遊びをやってごらん、終わりまで」と、「Tomorrow Never knows」は歌っていた。The Beatlesにはポップなものの二重性を感じる。日本ではスピッツもそうで、一方には眩いばかりのポップさがあり、その向こう側には常人には絶対に形にできないような何かがある。ポップでありアングラなものたち。手元には幻覚剤の紙片があるけれど、結局のところ、それを十分にやるための余裕があまりなくて、寝込んだりバイトに行って頭痛の中清掃をしたり、稀に躁気味になって作業をしたり、そんな感じで進んでいく。ときどき、ふと、いまここにある現実というのは底が抜けていて、何かを考えるための足場も根拠もほんとうはどこにもない、ということにめまいみたいにして気が付くことがある。自分がもしその先に行ってしまったのなら自分は耐えられるのかな。でも、何もないのだとしたらそれはそれで絶望的かもしれない。
 そういえば、小学生か中学生の頃に音楽の時間にビートルズの何かの曲をギターで弾く授業があって、それがひどく退屈だったことを今、思い出した。それは国語の教科書で教えられる詩が(どの詩人もとても優れているのに)ひどく退屈であることにも似ている。
 いまはジョン・レノンの「Stand by me」を聴いている。次はThe word、Rubber Soul、1965年、アメリカ軍が北ベトナムへの爆撃を始めた。1968年、五月革命があったのはもちろんだけど、ドゥルーズが『差異と反復(Différence et repétition)』を出した年でもある。1995年にはオウム真理教が地下鉄にサリンをばら撒いた。2001年には国際貿易センターに2機の旅客機が突っ込んでいったし、岩井俊二の『リリイ・シュシュのすべて』が公開された。そして、この年に自分が生まれた。
 そういえば、さっき街角で万華鏡の目をした少女を見た。すぐに消えてしまった。黒い鳥とともに。ぼくは追いかけた。そこでは白いゴミ袋を黒いカラスが漁っていた。黒いカラスと目が合った。人はみんな繋がっている、と声がした。夢の中では飛んでいくロケットを観覧車の中から見ていた(あのロケットはどこへ飛んで行ったのだろう? 月面? それとも万華鏡の眼をした少女の脳みそ? へと?)。老人は言っていた。「存在とは不安である」と。老人は言っていた。いつか、世界の秘密を手に入れて、誰も書いたことのない傑作を書こう、なんて思っていたら自分はすでに老人だったと。時間が数直線のようなものであるのなら、すでにすべては終わっている。現在とは遥か未来のある一瞬と等しいから。
 追いかける、白いゴミ箱の中を探してみる。ビー玉の中には宇宙があった。言葉は、詩は容易にそこにあるものと遥か彼方の銀河を結びつけてしまう。それはいまここにあるものと死すらも結びつけてしまう。「ねえ、怖い?」ときみは話しかけてくる。ぼくは黒いカラスの瞳を思い出している。壊れた楽器はとっくにチューニングが狂っているから心地いい。Youtubeで弾き語りをする誰かの後ろを、万華鏡の瞳をした少女が通り過ぎる。天国が通り過ぎたから体温計の温度が少し下がる。ぼくは再び少女を追いかける。一番最後まで、一番最後には何があるの? 人生が本だとすれば、私たちはそのページ数を知らない。再び追いかける、スクリーンの向こうまで。
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gyohkou · 2 years
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26/11/22
ザベストメニューオブ近所のタイ料理屋がTOM YUM FRIED RICE に決定しました。かなり辛&ちょい酸っぱの水分多めトムヤムソース炒飯で、具材はでっかいミドリイガイ(ムール貝の貝殻に綺麗な緑が混じっているような貝)×2、いか、マッシュルーム。£9.00だから円換算だとちょっとお高めだけど、他メニューよりもはるかにわたし好みの味だから明日も食べちゃうかも。旨辛な味付けによわい。
月曜日に突然英語の流暢さがアップして、先週よりも少し長く喋れるようになった。気がする。ある言語を喋るっていうのは、文法が理解できるとか読めるとか聞こえるとかとは全く別のベクトルの技術であるらしい。(わたしはギター弾けないけど、)コードのことは全然わからないけどギターが弾けるアーティストがいると聞いたことがあり、構造としてはそういう話なのかなと思った。スピーキングっていうのは多分、もちろん基礎練習は大事だけれど、勉強というよりかはもっと身体的なこと、運動や楽器を練習するのに近い。ヨーロッパ系のクラスメイトはtenseもままならないくらい文法が不出来なのに、めちゃくちゃぺらぺらと長い文章を喋る。対してわたしは、文法や語彙はかなりできる方だが、雑談とかディスカッションには弱い。イタリア人に、あなたは文法ができないのによく喋る、わたしは文法ができるのに喋りは下手、なんでなんだろうね?と言ったら、同感だがわからないとのこと。
スピーキングは身体運動だからそれにまつわる全てが楽しい。わからないことはそのままにせず発言する欧米文化に倣って、授業進行を中断する形になっても質問を投げかけたり、自分の意見を言ってみたりするのも楽しい。わたしは多分喋ることがもともと好きなんだけど、英語はリズムがあるから喋ってて気持ちいい。リエゾン(単語と単語の音が繋がること)や、シラブル(一単語に含まれる、一度に発音する音の最小単位)がうまく再現できて、口の中で音が響く感じがすごく好き。中学生の時、英語の授業をやってくれた教育実習生がすごく綺麗に教科書を読んでいて、「発音するのが楽しくて英語教師を目指すようになった」と言っていたのを覚えているが、おそらく同じバイブス。
先週末にワールドカップが開幕してからフットボールの話が頻繁に持ち出されるようになり、ついにPubの大スクリーンでブラジル-セルビア戦を観た。ホールのように広い店内で、グラス片手に立ち見をする客に溢れてライブ会場のようだった。色んなタイミングで大きな歓声が上がったり、(店内はブラジルサポーターが多かったので)ブラジルの応援歌が歌われたりと、自由で、エネルギッシュでよかった。歓声と怒号と、厨房で割れるグラスの音が響いていた。グラスが割れたのは厨房内だけではなくて、隣の席の興奮したサポーターがビールグラスを床に叩きつけて割っていた。すぐさま箒と塵取りを持った店員がやってきて、やれやれ、とでも言いたげに、そそくさと掃除をして消えていったので、Pub観戦茶飯事みたい。ブラジルのリシャルリソン選手が決めた回転ゴールがめちゃくちゃかっこよかった。でも実はこの時、ちょうどお手洗いに立っていて、ゴールの歓声を聞いたのはトイレの中で、実は実はゴールの瞬間を見逃したんだけど...(なぜか見栄?張って、一緒に来ていたクラスメイトに「(ゴールの瞬間)観たよ!すごかったねー!」とか言っちゃったんだけど......)。わたしは昔からこういうところがあって、アルバイトしてた居酒屋の店長のお誕生日会に出席した時、お手洗いに立っている間にケーキが運ばれてきていて、席に戻ったらハッピーバースデーは歌い終わって店長の話も終わってた、という思い出がある。聞くにしのびないね。
属しているコミュニティが学校しかないから学校の話ばかりになるんだけど、先日の宿題で、継続的でネガティブなトピックをひとつ選んでプレゼンする、というものがあった。(海洋汚染、大気汚染、原子力発電、ファストフード等。)興味深かったのは、カタールで開催されるワールドカップの裏側についてのプレゼンで、会場��設に携わった多くの人が亡くなっていること、移民労働者がLGBTQだった場合はカタールの法律に則り違法とされ懲役や罰金が下されること、暑いカタールの会場を冷やす空調設備のための莫大な資金と環境汚染、が問題だという。(英語で聞いたからもしかしたら事実と異なる部分があるかもしれない、ご容赦。)このプレゼンを聞いた日にPubでフットボールを観たんだけど、ワールドカップ開催の影とは裏腹に、純粋に試合観戦を楽しむ人たちで溢れていて複雑だった。2021年に開催された東京オリンピックにも様々な批判が集まったけど、莫大な資金が投じられていて、世界規模で、メディアの注目も集まるイベント(プレゼンしてたクラスメイトはスペイン語が母国語で、mediaticと言ってた。mediaticは英語の辞書には無いらしく指摘を受けていたが、スペイン語でmediatico?はメディアに関係していること表す形容詞みたい。)を簡単には中止できないという意味で、構造が似ているなと思った。
このプレゼン関係で交わされたトピックトークで色んな史実が持ち出され、世界で起こった非人道的な事件は人類が共通して持つべき記憶であるという気づき、それらに疎いがゆえに感じるもどかしさ/恥ずかしさから、この歳にしてようやく世界情勢や歴史に興味が湧いてきた。パリの同時多発テロ事件がどのくらいの規模だったのか知らなかったし、テロとは何なのか説明できなかったし(政治的、宗教的なイデオロギー上の目的達成のために行われる暴力や犯罪のこと)、福島の原子力発電所で何が起こったのか詳しく説明できなかったし。地下鉄サリン事件もテロだよね。昨晩はパリ同時多発テロ事件のwikipediaを読んで夜を過ごした。物事に興味を持つ時は、その物事がある程度のリアリティを持って自分と関係することがきっかけになる。
ちなみにわたしは、核融合発電の問題点をプレゼンした。今世界中にある原子力発電にはウランの核分裂が使われていて、うまく管理しないと核分裂の連鎖反応が起き、福島原発のようにメルトダウンを起こして放射性物質が外に漏れ出たりする。対して核融合は連鎖反応が起こることはなく、安全性が高いエネルギー供給法と言われている。ただ、核融合に使われるトリチウムという物質が全く足りてない問題 / トリチウムを作り出すためにはウランを核分裂させる必要があるけどちょっとずつしか作れない問題 / てかクリーンなエネルギーのためにまた核分裂させるのかよ問題 / トリチウムは半減期が短いから作っても取っておくのが難しい問題 などなど、燃料供給に潜在的な問題ありらしい。ひとつの記事しか読んでないから事実とは異なるかもしれないけど、絶対実現むりじゃん。ウケた。ところで、授業の先生が物理学部卒でロケット自作したり、種子島にロケット見に行ったりしてる人で、宇宙ってロマンチックでいいよね、物理ってかっこいいよねの気持ち思い出してる。(That's why 核融合について真面目に喋ってみた。)
仕事したい。Pubで3パイントもビール飲んだから翌日まで酔っ払ってて、どうしてもお米とお味噌汁を体が欲っして、高いお金出してお寿司とお味噌汁をランチにしたんだけど、日本人としては納得いかないクオリティ。おいしい日本食を出すレストランへ気兼ねなく行くためのお金が必要だし、賄い目当てで日本食レストランでバイトするのもいい。タイ料理はおいしいけどタイ料理は日本料理ではない。
オフィスワークもやりたいから現地エージェントに登録したんだけど、「ご角煮おねがいします」とか、メールの誤字がすごすぎて楽しい。角煮持っていって、わたしがエージェント代わろうかな。
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ここからが本題で、日記を読んだ友人がくれた感想を引用させてもらうんだけど。
"あなたという人間から見える世界の在り方自体は何も変わってないのに、舞台がロンドンになった途端、あなたの生活にストーリー性や瑞々しさが生まれているかのように見えてくるの、おもしろい"
わたしが思っていることをとても上手に言語化してもらった気分だった。わたしは世田谷からロンドンに引っ越したみたいな感覚で、自分の生活が、人生が、場所を変えて継続していくだけで、生まれ変わったとか、輝くものを手に入れたような感覚は全くない。渡英前も、わたし本人よりも、渡英するという選択を聞いた周りの人の方がよほど嬉しそうに、感慨深そうにしていて、不思議だった。(安定と変化を天秤にかける人はいても変化を実行に移す人はそうそういない、すごい、とか、海外へ行くと決めたわたしを見て勇気と元気をもらえた、とか。)
自己認識と他者認識の相違をふまえて、
・自分が経験したことのないことに対して抱く感情は幻想、過度な美化だという可能性 ・客観的に自分の立場や能力の特異性、稀有性を捉えることの難しさ
のことを考えている。わたしは羨ましがりで、SNSで人の生活を垣間見ては落ち込み、友人の近況を聞いては焦り、つまり比較ばかりしていた。しかし、羨ましいという気持ちはわたしが頭の中で作り出した幻想や過度な美化によるものではないか?当人には当人なりの地獄、そして天国。人には人の乳酸菌。追及すべきは自分なりの幸福の形であって、羨望や嫉妬に支配されるのは間違っている。ロンドンでの生活に対する印象が自分と他者で大きく異なるという実体験から、他者を羨むことって実はあんまり中身がないんじゃないか?→過度に羨んで落ち込む必要ない、の回路が形成されてちょっと楽になった。とはいうものの、海外へ行くなんて大したことじゃないよ、と平坦に扱うことは違うとも思う。長期で海外へ行くという選択が容易にできる程恵まれた環境、タイミングであったのは事実だと思うし、それに加えて自分の適性もプラスにはたらいているだろう。わたしは新しい環境に対する適応能力が高くて、異なる価値観を"受け止める"力があるらしい(友人談)。たしかにそうかもしれない。人には各々なりの価値観に至るバックグラウンドがあって、好ましいか否か以前にそれらは全て尊重されるべきだというスタンスが根底にあって、それが異文化の人と接する上で潤滑剤になっている気がする。(好ましくなければ否定はするけど。)このような自分の特異性、稀有性に自覚的でいたい。さもないと他者を傷つけかねない。もう傷つけているんだろうか。
自分からみた世界の在り方はあまり変わっていないけど、大きな変化があったとするならば、時間が正しく流れるようになった。以前は、ひどく綺麗な夕日がとっぷり暮れた後にひとりで夜を迎えるみたいな毎日で、そういう日々の中で流れる時間というのは一方向に規則正しく進んではくれず、途方もない。ところが今は、決まった時間に起きて決まった朝ごはんを食べ、学校へ行って授業を受け、帰宅して夕飯を食べ、勉強して、ゆっくりして、眠る、ことが、無理なくできる。正しく時間が過ぎていく。
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ちょっとポエティックになっちゃったけど、いや、なっちゃったとは言いたくない。大学のサークルの先輩がわたしのTwitterを見て、ポエマーだよね(笑)と言ったのをずっと根に持っていて、今思い返しても腹が立つんだが、ポエティックな言葉はうつくしいだろうがよ。
文脈を忘れたけど、クラスメイトが授業中に Live like your last day. と言い放って、お〜ポエティックでいいね〜、てなったのよかったな。
今週はあんまり写真を撮っていないから、お寿司とお味噌汁の写真を載せる。
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dopingconsomme · 2 years
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12/06のツイートまとめ
12/06のツイートまとめ https://dcons.blog.fc2.com/blog-entry-1471.html Doping_Consomme “【W杯】日本は前回準優勝のクロアチア相手に善戦もPK戦で散る…8強の壁またも破れず :” (42 users) https://t.co/o151pySZkA #サッカー #日本 #sports #クロアチア #バルカン 12-06 09:47 “「地下鉄サリン事件は陰謀」アレフ信者の学校職員、勧誘目的隠して契約疑い逮捕|社会|地域のニュース|京都新聞” (155 users) https://t.co/xhXFAUZvE3 #京都 #学校 #宗教 #事件 #社会 12-06 09:44 via December 07, 2022 at 04:04AM
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kennak · 2 months
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警察公安は「坂本堤弁護士一家殺害事件」も共産党系の弁護士だという事でまともに取り合わなかった。地下鉄サリン事件は警察や公安が余談を許さず真っ当な捜査をすれば防げた事件である。
[B! 警察] 松本サリン事件22日後、オウムが捜査で浮上 警察庁内部文書に記載:朝日新聞デジタル
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straycatboogie · 2 years
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2022/09/28
ここのところ村上春樹の作品を集中的に読んでいる。今日、朝活の一環としていつものようにイオンに行きそこで『アンダーグラウンド』を読み始めた。当たり前のことを書いてしまうが、『アンダーグラウンド』から思ったのは地下鉄サリン事件に巻き込まれた人たちの顔が具体的に見えてくることだ。さまざまな人たちの生活があり、そして人生がある。それらの人生は尊ばれるに値する。そう思うと、私自身は過去にそうした「普通の人生」を過小評価していたのではないかと思った。敢えてこんな言い方をすると、普通に生きることをどこかでナメていたのかもしれない。
普通に生きる、ということ……私自身47歳になって、結局結婚もせず家庭も持たず生きている。もちろんこんな人生を選んだのは私だ。普通の勤め人ならば『アンダーグラウンド』に登場するように否応なしに辛い通勤に耐え、ストレスフルな環境に向き合いながら仕事をこなすのだろう。私はそんな人生から(無自覚だったにせよ)逃げた。そして、自由時間に好きなだけ本を読んだり音楽を聴いたりする人生を選んだ。どう生きれば正解か、という問題ではないことはもちろんわかっている。だが、ならば私もまた他人の人生を「それはそれとして」認めなければならない。
今日は4度目のワクチン接種の日だった。ワクチン接種も4度目になるとこちらも心構えができてくる。打って、15分待って終わり。ワクチンがすんなり私の身体に馴染むことを祈る。夜、『羊をめぐる冒険』を読む。村上春樹はこの作品において、本格的に「物語」を綴ろうとしている。以前の作品は断章が主体となった語り口で成り立っており、故に滑らかな「物語」ではなく「断片」によって構成されたものとなっていたがこの小説から滑らかに長い文を読ませる「物語」として結実している。端的にこれは作家としての進化だと思った。
次は春樹の作品は何を読もうか、と考え『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』を引っ張り出す。春樹の作品に惹かれるのは、単純に言えばストーリー展開が面白いからだ。いや、それこそミステリ/ハードボイルド小説を漁ればレイモンド・チャンドラーや矢作俊彦のような面白い書き手の作品はゴロゴロ出てくる。だが、春樹の作品は陰謀論めいた胡散臭い面白さがある。この世界そのものが影の組織に操られているのではないか、というパラノイアックな価値観を味わえる、と言えばいいか。故にかつての私のような若い読者が惹かれるのだろう。
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leomacgivena · 10 months
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自分は松本サリン事件や地下鉄サリン事件の時には「(オウムが怪しいとはいっても)現段階でオウムの犯行と決め付けるべきではない」と言っていたし今でもそのこと自体は間違っていなかったと思うラジよ。
PsycheRadioさんはTwitterを使っています (via leomacgivena)
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阪神・淡路大震災🔥🤮🩸🫨🩸🤮🔥が、起きた、数日後、オウム真理教🦜🍈は、地下鉄日比谷線、霞が関【⌛カス🚯人類に、向けて ⏳← 🦜】に、【サリン⏳→⌛】を、ばら撒いた。= JD・サリンジャー 著作 = ライ麦畑で捕まえて📘=ジョン・レノンを、暗殺した、マーク・チャップマン 🔫銃 =自由の国、アメリカ 🇺🇸 
🇺🇸 JD・サリンジャー 🇺🇸 = ⏳サリン事件⌛ =⏳→⌛=人類滅亡☠️→💀へ、向けて 。
👽→💀→ ⏳サリン⌛ ←💀←👽
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