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#小鉢の心意気-わたしの料理修業
anamon-book · 1 year
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小鉢の心意気-わたしの料理修業 阿部なを 筑摩書房
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kozuemori · 1 month
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薔薇の鉢を一時避難させて目覚めたら、台風一過で鮮やかな青空が広がっていました。上陸しないでなによりでしたが、私が住む地域では最高気温が37度になる予報が出ています。皆さまも十分に気をつけてお過ごしください。
私の『死ぬまでに読みたい本リスト』に入っていたガブリエル・ガルシア・マルケスの『百年の孤独』を一週間かけてやっと読み終わりました。毎晩、自分を寝かしつけるように少しずつ楽しみ、まだその余韻にどっぷりと浸っています。先月文庫化されたばかりなので誰かがテレビやネットで紹介したのか、それとも例の都市伝説のせいなのか、Amazonで一時在庫切れになったほどバズっていましたが、隣駅の本屋には高く平積みになって普通に売っていました。
この神話的な物語の最大の特徴は、『マジックリアリズム』の影響を強く受けていることです。Wikipediaでは、『マジックリアリズム』とは日常にあるものが日常にないものと融合した作品に対して使われる芸術表現技法、と説明されています。主に小説や美術に見られるジャンルでシュルレアリスムと似ていますが、少し異なります。
『百年の孤独』の中では、奇妙で幻想的な出来事が疑問や矛盾を感じさせることなく描かれています。何世代にも渡る登場人物たちや未開の土地である架空の村を舞台に、叙事詩のような壮大な物語がほぼリニアに綴られてゆきます。その中で霊的なシンボルが幾度も現れたり、遠隔ヒーリングや死者との対話のシーン、古い羊皮紙に書かれた“針金に吊るした洗濯物のように見える”サンスクリット語の予言書などのマジカルなエピソードが宝石のように散りばめられていますし、目に見えるものと見えないもの、陰と陽を現す2人の主要な登場人物、雨季と乾季を繰り返す天候という、相反するエネルギーが互いに交錯しながら融け合い、新たなるエネルギーを生み出すという錬金術のような世界観にワクワクさせられました。そしてまた、いつか読みたいと思っていた非日常の『マジックリアリズム』が、いつの間にか私にとって日常になっていることに気づかされたのも予期せぬ展開でした。
100年前の人々から見たら、現在の私たちの生活や環境も『マジックリアリズム』満載の非日常な世界でしょう。この物語の中でジプシーの老人メルキアデスが吹聴している、「科学のおかげで距離なんてものは消えた。人間がわが家から一歩も外に出ないで、地上のすべての出来事を知る日も、そんなに遠くない。」ことを可能にしたインターネットの出現を筆頭に、あらゆる事が凄まじいスピードで起こり、変化し続けています。
以下のリンクは、『百年の孤独』に興味のあるヒト向けの動画と、本を読みながら登場人物やその複雑な関係、膨大なエピソードをその都度確認するために便利な読み解きキットです。
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マルケスはこの作品に関して、こう言い残しています。
私は権力の性質についてずっと問いかけていくことになるでしょう。けれども、こうしたことを本当に自覚しはじめたのは、『百年の孤独」を書いている時だったと思います。
あの時、私の背中を押したのは、おそらく法と秩序の勝利をうたっている公式の歴史に逆らってでも、悲劇的なあの事件の犠牲になった人たちを歴史の闇から救い出せるかもしれないという思いでした。
※ 『ぼくはスピーチをするために来たのではありません』ガブリエル・ガルシア・マルケス著(新潮社)より抜粋
思えば、『百年の孤独』は不自然なほどに食に関連する具体的な表現が少ない小説です。調理の風景や食器、食卓の場面は登場しても、お皿の上に盛り付けられているはずの料理の視覚、味覚、嗅覚的描写はほどんどありません。フードファイトのシーンがありますが、これも肯定的に描いていません。唯一、おいしそうに描かれている食べ物が、物語の舞台であるコロンビアの村、マコンドを訪れたアメリカ人の商人ミス��ー・ハーバートが生まれて初めて食べたバナナです。
この物語に出てくるバナナ農園のエピソードは、1924年コロンビアのシエネガという町で実際に起こった『バナナ労働者虐殺事件』を元に描かれています。私たちが店頭で見かけるバナナの99.9%はキャベンディッシュという品種ですが、このバナナがどのようにして生産され、流通し、市場を独占しているのかはアップルTVのドキュメンタリー『雑食するヒト』のシーズン1エピソード4の中で説明されています。ちなみに、私はこのエピソードの中に出てくるアップルバナナや、あまり流通していないバランゴンバナナ、ホムトンバナナを生協で注文していますが、キャベンディッシュとはまた違う独特の美味しさがあります。
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100年前の人が想像しなかったものに、多様性が重要視されている点も挙げられるでしょう。以前は多様性=ダイバーシティという言葉は消極的な意味で使われていましたが、それも今は変わりました。“より早く、より便利に、より確実に”を求めているうちに、私たちがいつの間にか失ったものがあることを『百年の孤独』は思い出させてくれます。この物語が今また人々の関心や共感を集めているのは、私たちの潜在意識の中にある回帰への要求が呼び覚まされているからかもしれません。『百年の孤独』は何世代にも渡る回帰、輪廻転生の物語でもあるのです。
Netflixによる『百年の孤独』のドラマ化が決定し、全16話で配信予定(時期は未定)となっています。
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私がアウェアネスクラスの生徒だった頃、夏休みの宿題として以下のことをしていました。ご興味のある方は、残りの期間にやってみてくださいね。
・積読している本を読む
・アウェアネステキストを読み返す
・展覧会などで美術やアートに触れる
・映画を観る
・絵を描く
・運動をする
・オグ・マンディーノ著『この世で一番の奇跡』の100日行
・ワークショップに参加する
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Spirit of Wonder 〜シックスセンスと六大要素〜
8月24日(土)10:00~17:00(1時間のお昼休憩あり)
8月26日(月)10:00~17:00(1時間のお昼休憩あり)
料金:1回 8,000円(アイイス会員・税込)・10,000円(非会員・税込)
どなたでもご参加いただけます
最少催行人数:3名
私たちの周りにある五大要素ともう一つの元素、そしてそれらと自分自身の中にある五感と直感との関連について学びます。あなたの外側と内側にあるエネルギーについて理解を深め、その学びを日常生活において実践し、継続しながら、さらなる霊性開花を目指す6時間ワークショップです。レクチャーやゲーム感覚で楽しめる実習やカルマの法や輪廻思想などの哲学を通した内観を通して、ご自身の中にある光をさらに見出していただきたいと思います。
あなたの中に潜在する能力を探り、知り、育み、五感や直感の中で特化した感覚をさらに伸ばして磨き上げましょう。そして同時に自分の苦手分野を知り、それを伸ばす方法も試してみましょう。
私たち全員が生まれついた時点で履修する、人生においてずっと学び続けることのできる共通のカリキュラムが霊性開花です。それは私たちが永遠の可能性を秘めていること、大いなる存在に近づき、さらに明るい光になること教えてくれます。けれど、霊性開花は1人だけでは学べません。あなたの霊性を導いているスピリットの介在、その指導や協力があってこそ、あなたの魂は磨かれ、輝くことができます。スピリットとのコミュニケーションに欠かせないのが自分の感覚を伸ばし、育むことです。このワークショップでは五感や直感、インスピレーションやアイデアのアンテナをさらに伸ばしながら、霊であり光である本来の自分に出会っていただくお手伝いをしたいと思います。
レクチャー内容
 ・五大要素と最初の元素
 ・シックスセンスと直感
 ・大宇宙と小宇宙
 ・チャクラとオーラ
 ・聖なるマトリックス
 ・ミディアムシップにおける六大要素 
実習
 ・シッティング・イン・ザ・パワー 
 ・六大要素を感じ、活かす
 ・マトリックス内観
 ・直感と指導霊により深く繋がるための各実習
 このワークショップは以下のような方に向いています
 ・六大要素への理解を深めたい
 ・直感の練習、経験をしてみたい
 ・人体とオーラ、チャクラ、元素、世界との関連を知りたい
 ・指導霊との繋がりを深めたい
 ・本当の自分の人生の目的を探りたい
 ・自分自身の可能性や能力を探りたい
 ・霊性開花を通して人の役に立ちたい、社会に貢献したい
このワークショップは、2019年夏イベントで開催した同タイトルのワークショップを一部変更し、内容を加えたりアレンジしてアップデートしています。
詳細・お申し込みはこちらからどうぞ。
ショップからも直接お申し込みいただけます。
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秋学期クラスへのお申し込みを受付中です。クラスの詳細とラインナップはサイトとショップからご覧いただけます。(アイイスのサイトでも告知されています)
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もうすぐ秋学期が始まります。今年1年間のアウェアネス、霊性開花の総まとめです。私も講師として参加してはいますが、クラスの中で皆さまの目標、夢や憧れを共有させてもらいながら、更なる気づきや学びと癒しのエネルギーを受け取っていきたいと思います。3ヶ月間、一緒に今年1年を振り返りながら更なる光の道を進み、来年への道筋へと繋げてゆきましょう!
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アウェアネス・ベーシック前期 Zoomクラス 
土曜日:19:00~21:00 (後期も土曜日・同じ時間に開催) 日程:9/7、9/21、10/5、10/19、11/2
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アウェアネス・ベーシック後期 Zoomクラス   
火曜日:10:00~12:00 日程:9/3、9/17、10/1、10/15、10/29
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アウェアネス・ベーシック通信クラス
開催日程:全6回 お申し込み締め切り:9/15
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アウェアネス・オールレベルZoomクラス
火曜日:19:00~21:00  日程:9/10、9/24、10/8、10/22、11/5
木曜日:10:00〜12:00 日程:9/5、9/19、10/3、10/17、10/31
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アウェアネス・マスターZoom クラス
火曜日:19:00〜21:00 日程:9/3、9/17、10/1、10/15、10/29
金曜日:19:00〜21:00 日程:9/13、9/27、10/11、10/25、11/8
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サイキックアートZoomクラス
日曜日:17:00~19:00  日程:9/8、9/22、10/6、10/20、11/3 水曜日:16:00~18:00  日程:9/11、9/25、10/9、10/23、11/6
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インナージャーニー 〜瞑想と内観〜 Zoomクラス  
月曜日:16:00~17:00   日程:9/16、9/30、10/14、10/28、11/11
土曜日:10:00~11:00 日程:9/7、9/21、10/5、10/19、11/2
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マントラ入門 Zoomクラス  
土曜日:13:00~15:00 日程:9/14、9/28、10/12、10/26、11/9
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トランスZoomクラス
水曜日:10:00~12:00  日程:9/11、9/25、10/9、10/23、11/6
土曜日:19:00~21:00  日程:9/14、9/28、10/12、10/26、11/9
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サンスクリット・般若心経 Zoomクラス 
月曜日:13:00~15:00   日程:9/16、9/30、10/14、10/28、11/11
水曜日:19:00~21:00    日程:9/11、9/25、10/9、10/23、11/6
クラスの詳細はサイトのこちらのページをご覧ください。
継続受講の方は直接ショップからお申し込みください。
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サンデー・サービス(日曜 12:30〜14:00)詳細はこちらから。
9月29日  担当ミディアム:惠子・森
11月17日 担当ミディアム:松山:森
ご参加は無料ですが、一口500円からの寄付金をお願いしています。
当日は以下のリンクよりご参加ください。
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ドロップイン・ナイト 
10月17日(木)19:00〜20:00 会員限定・参加費2,500円
指導霊(スピリット・ガイド)のサイキックアート
詳細とお申し込みはこちらからどうぞ。
過去の開催の様子はこちらからご覧ください。
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モーニングワーシップ&コミュニオン(目覚めと祈りと瞑想)
10/27(日)9:00〜10:30  担当ミディアム:開堂・森
ご参加は無料ですが、一口500円からの寄付金をお願いしています。
当日は以下のリンクよりご参加ください。
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bakeshichi · 5 years
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今日のブライト博士まとめ
Personnel Director Bright's Personnel File ©TheDuckMan http://www.scp-wiki.net/dr-bright-s-personnel-file CC BY-SA 3.0
今日のブライト博士
初対面の新人職員に殺される。 彼女の子を惨殺した死刑囚の体だったのが原因。“残機”候補のDクラス選抜基準に「財団職員と関係がないか」を追加するよう上申した。
● お気に入りのネット小説の続きがアップされてご機嫌だ。 SCP-101-FR隠蔽策"tale"の一環として作られた、ブライト博士が探偵役の推理モノで、奇矯だが賢い財団博士達の頭脳合戦に心が躍る。財団の工作が生み出した、思わぬ副産物である。
● 技術開放についての会議に出席している。 「既に民間でも量子経路干渉法によるフォノン生成過程の同定成功との発表があり、我々が保有する量子コンピュータ技術受入れ素地は整っているものと──」 今日もまた一つ���我々の努力の結晶が日の目を見る。
● 鶯谷デッドボールに入り浸っている。 下ネタ発言が過ぎた為、キレた日本支部女性職員達によってブチ込まれたのだが、熟練の技に感激した博士はすっかり虜だ。
● 部下がオブジェクトを削り取ろうとしていたので、慌てて止めた。 素材特定の為に、と反論されたので、結晶軸の数が違えば反射光も変わるから目視で宝石は同定できる、と教えたら感心された。 SCP-963の初期研究の際に覚えたことなので、胸中複雑である。
● Explainedへの変更申請3件を審査している。 理解不能という恐怖に科学が勝ったという証、《解明済》。 いつか、SCP-590などと呼ばれている弟へも、この宣告をしてやれるのだろうか。 してみせる。必ず。 その日を目指して、博士は今日も財団にいる
● 『通達:女性職員の皆さんへ SCP-963-1は精神的自殺の道具ではありません。不誠実な男への報復には大いに協力しますので、まずは相談をして下さい。 妊婦になるのは一度でたくさんだ!!! 人事局長 J.ブライト』
● サイト壊滅からの復興の為、5件のコホート研究の詳細なデータを再現している。 誰よりも長く生きている、誰よりも記憶力の良い財団職員。私はバックアップメモリ代わりか? と文句を言いながらも、七十年余の記憶の中から、長期観察記録研究の全データを再構築していく。
● ザーション博士共々、膝から崩れ落ちている。 BZHRの脆弱性は過程の繊細さに由来する。効率と正確��を両立させる為にどれだけ苦労したか。それが、こんな購買でお手軽に買える大量生産品で、こんな簡単に改良できるだなんて。 https://www.asahi.com/articles/ASM5X6HTMM5XULBJ01H.html
● SCP-590の配給食に異物を入れた、と担当職員達に詰め寄られている。 弟の食生活に少しでも彩りを添えたかっただけで、と弁解しているが、"ミルメーク"を知らない担当者には信じて貰えない。
● 「君達、ご承知の事とは思うが、SCP-504は全てのジョークに反応するんだ。下ネタだけじゃなく、な。 エージェント・ディオゲネス、トレビュシェット博士、頼むからその鉢植えと煮え滾ったトマトソースの鍋は、収容チャンバーへ戻してくれないかな?」
● 体乗り換えに伴う、所定の心理鑑定を受けている。 《この新たにSCP-963を首にぶら下げた個体は、ブライト博士と定義し得るか否か》 父も兄も他界した現在、その判定が可能な人物は、もうグラス博士以外にいないのだ。
● SCP-409-JP担当エージェントに、カビた豆腐を食べろと詰め寄られている。 演芸場████亭にて、笑来亭ふしぎ氏に対し「酢豆腐」をリクエストしたらどうなるか。 "研究者として不可欠な好奇心と冒険心"とやらでプロトコルを無視した、これが代償だ。
● プラムを見ると父を思い出す。 いち科学者としても兄としても、父が妹に行ったSCiP乱用の件は、未だに許せないでいる。 だが昔、晩夏にプラムのケーキを作りながら、先祖伝来のレシピだぞと笑っていた、そんな幸せな親子であった事も、また事実なのだ。
● SCP-2000修復中。 催眠学習と体組織複製機の連携をさせなければ、一応正常な人類を生成出来るようになった。 意識のない人体を、残機として貰い受ける。 ちなみに、BZHRのテストパターンは、“生前”のブライト博士のDNAである
● 「蒐集院接収交渉の時から思っていたのですがね、エージェント・カナヘビ。 何故貴方が収容されないのです?」 「蒐集院接収交渉の時からおんなじ答えで恐縮やけどね、ブライト博士。 アンタにだけは言われたないわ」
● グラス博士に「黒後家蜘蛛の会 第9作目に出てきた晩餐のフルコース」を提供させられている。 5人のDクラスの中で、どれがジャック・ブライトか。 7回やったその賭けに、グラスは全て正解したのだ。 ※「9作目の晩餐」=ホストの手料理
● 神経再生に関する論文を読んでいる。 蘇生効果を持つSCiPを使って“生き返った”SCP-321は、何故大脳白質の髄鞘が活性化しない= 知性が蘇生しなかったのか。 SCiP乱用の生ける教訓。 妹の犠牲を無駄にしない事、それだけが唯一自分に出来る償いだろう。
● 名付け親(教父)は、両親他界の際遺児を養育する義務がある。 財団内ではブライト博士がよく教父を依頼されている。 「私は"死なない"からな。年中死人が出るココでは一番大事な条件さ。君も名付け親となったからには、生きろよ、ジェラルド博士」
● 食堂のTVで新薬のニュースを見ている。 財団フロント企業は、研究の副産物を製品化して資金を稼ぐ、という役目も持っている。この新薬もその一つだ。 普段は世界の影に生きる自分達が、今日だけは世界を照らす。そんな気になれるこの瞬間が、彼は好きだ。
● 《通達: イルカ類にSCP-963を暴露させ深海探査に使用する提案に関して
回答: 却下 理由: 我々の目の届かない場所にブライトを置けば、こちらの予想の3倍は碌でもないことをしでかす、と何故解らない?
副局長 A.クレフ》
● SCP-590解析班に、やけに熱心に職務に打ち込む女性研究員がいる。 理由をきくと、彼女はこう答えた。 「この異常性の仕組が完全解明したら、それを利用して『妊婦の悪阻が全部“妊娠させた男”に移る薬』を作りたいんです』 あまりの剣幕につい、全面的に協力する約束をした。
● 「クレフ博士、何故その『ブライト博士』が偽物と判ったんです?」 「奴のテーブルマナーはガチガチのドイツ式だ。フォークを右手に持ち替えるなんざ有り得ねぇよ」 そう言うと、クレフは死体がかけた首飾りの赤い石を、ショットガンで粉々に撃ち砕いた。
● 「ブライト博士、せめて平和な賭けをして下さい」 「なら、コンドラキはクレフの素顔を写真に撮れるかで賭けようか、オッズは2:3から」 「大惨事の予感しかしませんやめて下さい」 「勘が良くて結構、君は長生きしそうだな。デスゲームのオッズを3に変更だ」
● 3ヶ月振りに帰宅したら、自宅が跡形もなく吹き飛んでいた。
Dr Clef's Personnel File  by DrClef http://www.scp-wiki.net/drclef-member-page
Dr Glass' Personnel File  by Pair Of Ducks http://www.scp-wiki.net/dr-glass-personnel-file
SCP-321 by AdminBright http://www.scp-wiki.net/scp-321
SCP-590 by AdminBright http://www.scp-wiki.net/scp-590
SCP-2000 by FortuneFavorsBold http://www.scp-wiki.net/scp-2000
SCP-101-FR by DrGemini http://fondationscp.wikidot.com/scp-101-fr
SCP-504 by BlastYoBoots http://www.scp-wiki.net/scp-504
SCP-409-JP by Rhapsodyyyyyy http://ja.scp-wiki.net/scp-409-jp
エージェント・カナヘビの人事ファイル by tokage-otoko http://ja.scp-wiki.net/author:tokage-otoko
Dr Gerald's Personnel File by Dr Gerald http://www.scp-wiki.net/dr-gerald-s-personnel-file
SCP-963 by AdminBright http://www.scp-wiki.net/scp-963
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kikikyhr · 5 years
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【小説】泡
 高嶋が最初に異変に気が付いたのは、部下の後藤と接している時だった。
 新卒で入社して3年になる後藤は、入社から25年になる高嶋からするとまだまだ新人も同然のぺーぺーだったが、もの覚えのよさと頭の回転の速さが目に見えてわかる仕事ぶりで、同期たちの中では抜きんでて優秀だった。
 今年の春、高嶋は人事異動で同じ部署に配属された後藤を気に入り、上司という立場もあって熱心に指導するようになった。
 優秀といえども、社内の配置換えで今までとは勝手が異なる仕事を任され、後藤はときどき無知ゆえの失敗をした。高嶋はそれを努めて冷静に指摘し、注意を促した。高嶋に指導されている時、後藤は常に謙虚だった。「ご指導頂き、ありがとうございます」と軽く頭を下げた後、どこか恥ずかしそうに、口元を緩めてはにかんでみせる後藤は、女子社員に噂される好青年っぷりが本物なのだと感じさせた。
「期待してるよ。後藤くんはうちの部署のエースだ」
 高嶋がそう言うと、後藤は困ったような笑みを崩さないまま、眼鏡の位置を微調整した。
 ある日、高嶋は後藤が提出した書類を確認している時、軽微な誤りを見つけた。それは本当に些細な、高嶋でさえもうっかり見逃してしまいそうなほど、小さなミスであった。高嶋は一瞬、これくらいのミスならば自分で修正してしまおうか、と考えた。だが結局は、後藤を自分のデスクまで呼んだ。
「後藤くん、忙しいところ申し訳ない。ここなんだが……」
 高嶋としては、普段と同じように指摘したつもりだった。強い口調で後藤を責めたり、罵った訳でもない。ちょっと修正して、すぐにこの書類を持って来てくれないか。そう伝えた。後藤は「すみません、すぐ持ってきます」と言って頭を下げてから自分の席へと戻って行った。
 ちょうど、繁忙期の頃だった。高嶋の部署もめまぐるしく過ぎていく時間に弄ばれるかのように、あちこちの机の上に書類の山が形成され、電話はひっきりなしに鳴り、FAXからはときどき取引先からの注文書や問い合わせが零れ落ちていた。
 後藤の書類にあった些細な誤りは、恐らくはそんな多忙な中で発生してしまったミスだった。だが、だからこそ高嶋は、後藤を呼んでそのミスを指摘した。どんなに忙しくても、目の前の仕事をひとつひとつ丁寧に、そして正確に片付けてほしい。たとえそれが、どんな雑用に思えるような業務であったとしても。
 ところが、1分もあれば修正できるであろうその書類を、後藤はなかなか高嶋のもとへ持って来なかった。後藤がやっと持って来た時には指摘してから2時間半が経過しており、高嶋は書類の不備を指摘したことを後悔していた。
 高嶋自身が訂正をして次の部署に引き渡しておけば、社内の業務処理がもっと円滑に進んだことは間違いなかった。後藤にはあとで、「あそこ、直しておいたよ」と伝えればそれで済んだのではないか。後藤に書類を出し直すように命じたことで、「まだできないのか」と催促するのをためらってしまったこともまた、高嶋が後悔した一因であった。
 だから高嶋はつい、後藤が書類を持って来た時、「ずいぶん遅かったね。もっと早く直せたんじゃないのか」と口にしてしまった。
 その時だった。後藤の肩に、小さな泡が付いていることに気が付いた。それは今にも弾けて消えてしまいそうなほど、小さな泡だった。まるでシャボン玉のようなその泡は、しかし消えることなどなく、後藤の濃紺の背広に付いていた。
「すみません」
 後藤はうつむいたままそう言って、高嶋が何か言おうとしているのを見ようともせずに、自分の席へと戻って行ってしまった。見れば、後藤のデスクの上には書類の山がひとつできている。忙しくて気が立っているのかもしれないなと、いつもとは違った表情を見せた部下のことを思った高嶋の耳に、信じがたい声が聞こえてきた。
「遅いって文句言うくらいなら、これくらいそっちで直してくれよ……」
 それは後藤の声だった。ひとり言のように、ぽつりとつぶやいた言葉。誰かへ向けて発した訳では決してない、きっと無意識のうちに口を突いて出てきた言葉。だが紛れもない、後藤の本音だった。
 後藤は自分がそんな言葉を発したことになど、まるで気付いていない様子でパソコンのディスプレイとにらめっこを始めた。高嶋も、何も聞こえなかったことにして自分の仕事に専念した。
 だがそれからだった。後藤の肩に見えた泡は、日に日に大きく膨らんでいった。最初は米粒よりも小さかったはずだが、握り拳ほどの大きさにまで膨れ上がっても、それは割れることも風に飛ぶこともなく、後藤の肩に付着していた。本人が気付いている様子はなく、誰も指摘する様子がないところを見るに、それは高嶋にしか見えていない、幻の泡だった。
 泡が肥大化するに従って、高嶋に対する後藤の態度も日々少しずつ変化していった。ミスを指摘しても「すみません」としか答えなくなり、うつむいたまま顔を上げなくなった。無言の時もあり、そんな時は必ず、高嶋のことを睨むように見据えていた。
 泡はどんどん大きくなった。後藤は呼ばれても返事をしなくなり、ミスを指摘しても知らん顔だった。耐えかねた高嶋が「その態度はなんだ」と言うと、舌打ちだけで返された。
 泡が出現したのは後藤だけではなかった。高嶋は会社の中で、街のあちこちで、身体のどこかしらに泡を付着させた人間を見た。給湯室で高嶋の愚痴を零す女子社員は、胸元にまるで花のように泡をいくつも重ねて咲かせていた。上司は頭にたんこぶのような大きな泡を付けたまま、高嶋が出した提案書を苦笑いだけで却下した。
 道で肩がぶつかった青年は、左目の上に大きな泡を付けていた。「どこ見てんだオッサン」と声を荒げて去って行った。ラーメン屋の列に割り込みしてきた中年女性は、背中にもうひとつ腹が出てるのかと思うほど巨大な泡を付けていた。「いいじゃないのよ、ちょっとくらい入れてくれたって。死ぬ訳でもあるまいし」と、理屈がない言い訳をされた。
 街じゅうで泡が膨らんだ。膨らんでも膨らんでも、泡はひとつとして消えなかった。
 後藤はいつの間にか、全身が泡にすっぽりと覆い尽くされていた。高嶋が何を言っても、もうその言葉は届いていないようだった。
 ある朝、高嶋はいつも��ように通勤のため駅のホームに向かったが、高嶋が待っていた電車は、車内にぎっちりと泡が詰まっていた。高嶋の目の前で停車して扉が開いたが、中は乗客たちの膨張した泡でいっぱいだ。人々にはやはり何も見えていないのだろう、どんどん車輌に乗り込んで行く。泡と泡が擦れ合うと、発泡スチロールのような不快な音がした。
 高嶋は呆然とホームで立ち尽くすしかなかった。周囲の利用客たちがいつまでも動かない高嶋に舌打ちしながら電車に乗り込んで行く。多くの乗客と、それ以上にたくさんの泡を乗せて電車は走り出し、その日から、高嶋は会社に行けなくなった。
 自宅では、ひとり娘のカナエに泡が付いていた。思春期に突入した娘は、父親を疎ましく感じているようだった。 娘の両耳には、まるでヘッドフォンでもしているかのように泡がくっついて離れなくなっていた。 必ず父よりも先に風呂に入るようになり、洗濯物を一緒にされることを嫌がった。
 仕事に行かず、一日中家にいる父を、娘は鬱陶しそうに扱った。
「お父さん、いつまで家にいんの」
「別にいいだろう。ここは俺の家なんだから……」
「もう会社行かないなら、今の仕事やめて、違う仕事すれば?」
 娘の言うことも一理あるような気もしたが、今の高嶋にはどこに行っても泡ばかりが見えた。そしてそのことが、高嶋の心を責めていた。泡を見るとどうしても、あの日の後悔が脳裏をよぎるのだ。後藤に些細なミスを指摘してしまった、あの時のことを思い出してしまう。
 一体、この泡はなんなのか。どうして自分にだけ泡が見えるのか。俺は頭がおかしくなったのだろうか。俺が悪いのか。俺が間違っていたのか。自分なりに部下を指導し、育ててきたつもりだった。たとえ自分がいつか身を引いたとしても、どこに出しても恥ずかしくないような、彼らをそんな社会人に育て上げる。それが自分の使命だと思っていた。でもそれは、所詮はただの驕りでしかなかったのだろうか。
「カナエ、いいじゃないの。お父さんがうちにいたって」
 妻が編み物をしながら横から口を挟んだ。
「でも、お父さん働かなくなったら、お金のこととか、どうするの」
「お金のことは今すぐ心配しなくてもいいでしょ。 お父さん、今まで一生懸命仕事に打ち込んできたんだから。少しくらい、休んだっていいじゃないの」
 そう言う妻の身体には、どこにも泡が見えなかった。
 専業主婦である妻は、高嶋が仕事に行かなくなってからも、変わらず優しかった。三食きちんと食事をつくり、10時にはお茶を、15時にはコーヒーを淹れて、高嶋とテーブルで向き合った。
 高嶋は家にいる時間が今までより格段に増えたことで、家事に少しばかり挑戦した。妻は何も言わず、高嶋のすることを許してくれていた。柔軟剤を入れるのを忘れてごわごわにしてしまったバスタオルも、洗おうと思って落として割った皿も、水のやり過ぎで枯れかけた植木鉢も、妻は何も言わずに高嶋に手を貸し、高嶋の失敗を修正し、家の中を整え、元の形に保っていた。
 会社に行けなくなって1週間が経ったある夜、高嶋は家族の分の夕食をつくった。ひとりきりで料理をしたのは10年ぶりだった。妻は少しそわそわしながらリビングのソファに座って、キッチンにいる高嶋の様子を窺っていた。だが最後まで、彼女は何も口出しをせず、手出しもしなかった。
 部活から帰って来た娘は、高嶋が作ったカレーライスをひとくち食べ、「お母さんのカレーより美味いじゃん」と言った。娘の両耳に付いていた泡は、イヤホンくらいにまで小さくなっていた。
 その晩、床に就いた高嶋は、暗い天井をぼんやりと見つめながら、「明日は会社に行こう」と思った。自分の心の中でぱんぱんに膨れ上がっていた感情も、高嶋のそばを離れ、今はただ静かに風にそよいでいる。
 ずっとチェックもしていなかった高嶋の携帯電話には、数日前に後藤からのメールが来ていた。丁寧な言葉遣いで高嶋の体調を心配するその文面からは、信頼できる部下の姿が感じられた。
 唐突に、わだかまりは弾け、よどみは流れた。
 そうして新しい朝が来て、泡は消えた。
 了
※いいねした人をイメージして小説を書く
 マツさん(@matsurara)
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2ttf · 12 years
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geniusbeach · 6 years
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和歌山旅行記
 ふと思い立ち、昨年の夏に和歌山で書いた日記を旅行記としてまとめることとした。約1年前のことなので曖昧になった部分もあるが、総じて良き思い出であったと記憶しているため、できるだけそれを損なわないように補足した。もっとも、旅の始まりは最悪であったが…。
 8月31日
 9時起床。本来休みのはずの仕事に出る。ただでさえやる気がないのに、昨日解決したと思っていた面倒事がぶり返して泣きそうになる。大きな不安を残して16時に上がり、バタバタと和歌山へ。市内に着いた頃には20時前になっていた。県庁所在地にもかかわらず驚くほど魅力的な飲食店がなかったため、食べログで見つけた駅ナカのラーメン屋で仕方なくつけ麺を食べるも、至極微妙な味。改めて京都のラーメン屋のレベルの高さを知る。ホテルはホテルで激安プランを選んだせいで、なぜか鏡張りの廊下、迷路のようにおかしな内部構造、ボロボロの内装、暗い部屋、薄い壁に虫さんもコンニチハとさながら監獄のようなありさま。トイレは浴室の奥にあり、風呂上がりにはビショビショの床をつま先で渡り歩いて行かねばならない。さらに窓を開けると目と鼻の先に壁があり、閉めきっていたとしても、雨でもないのに絶えずポタポタと水滴の落ちる音が聞こえてくる。おまけに翌日の靴下を家に忘れて来たことに気づき、コンビニに買いに行く始末。無駄な出費に心が傷む。なんともツイてない一日だ。さっきから向かいの部屋のテレビがうるさく、モヤモヤして部屋でタバコを4本も吸ってしまった。0時。さっさと寝て明日に備えよう。今日で8月が終わった。
 9月1日
 8時起床。極悪昭和レトロなホテルにオサラバした後は、夕方まで研修。グループワークが主体のもので、ディスカッションではモアイ像と化す自分を発見。最後まで苦戦しつつもなんとかこなす。しかし、例によって参加者との交流はうまくいかず、最後までじっとしていた。社会的な身ぶりがどうにも苦手なのだ。昔から集団の中にいるのが耐えられない性格で、浮いていたというわけではないものの、心ではマスの潮流に反発をしていた。そのため、私の第一印象は他人にとって大抵よろしくないようだ。私はそれをわかっているので、時間を置いてそこから巻き返すことにしている。今回のように一回きりの出会いではそういうわけにもいかないのだが、やはり共同体からは抜け出ていたいという個人的な心理がどうしても勝った。我々は服を着た動物に過ぎない。一時的な社交をそつなくこなす能力など本当に馬鹿馬鹿しい。と同時に、そんなことを考える私が一番の大馬鹿者なのだ、とも思う。社会に対する態度、このアンビバレンスは時たま私を引き裂こうとする。最近は心を開く方が有意義だということもわかってきたので、自分なりに努力をしているつもりだ。今日はたまたま失敗しただけ。明日からまた頑張ろう。  さて、和歌山駅に戻り、行く予定はなかったものの、気が向いたので井出商店でラーメンを食べた。いわゆる京都ラーメンと似た醤油豚骨味で、優しい味わい。腹ごしらえを済ませた後は紀伊勝浦に向かうのみだ。同じ和歌山なのに電車で二時間半と約5000円かかるのというのがすごい。車中ではほとんど寝ていて、着いた頃には21時半になっていた。今日から2日間、海に面した温泉宿に泊まる。チェックイン早々にフロントのおじさんが明日の観光プランを一緒に考えてくれた。人の純粋な優しさに涙が出そうになる。風呂は天然温泉で、硫黄の匂いが立ち込めていた。ぬる湯と熱湯。肌がスベスベになり最高に気持ちがいい。永遠に入っていられるんじゃないかと思った。部屋に戻り、コンビニで買ったビールで小さく宴会。波の音が聞こえる。普段は海のない都市に住んでいるので、海沿いの小さな町には何か憧れめいたものがある。かつて夢に出てきて今も忘れられない場所もこのような土地ではなかったか。そんな気もしてくる。当時、起きてすぐに地図を調べたが全くわからなかった。だが判明してしまったところでどうすると言うのか。きっと手を付けずにおいた方が良い記憶というのもあるのだ。1時。明日は念願の那智の滝だ。心地よい疲労感が安眠をもたらしてくれるだろう。
 9月2日
 8時半起床。カモメの声で目が覚める。朝飯を食べに、地元の漁師が集う「めしや 里」へ。宿の人が予約してくれていたみたいで、一の滝さんから来たの? と聞かれる。前日、フロントで名物を尋ねた時に知った穴場の店だ。まぐろ造り定食を頼むと、サク2つぶんの分厚い切り身にどんぶり鉢いっぱいのご飯と味噌汁という、とんでもない量で出てきた。さらにご飯はおかわり自由かつサービスのまぐろソテーまで出してもらう。これで1000円だ。あまりに多かったため食べ切れずに残してしまい、とても申し訳なかった。ここのまぐろは冷凍せず、水揚げすぐのものを出しているとのこと。だから食感がムチムチで大層美味かった。魚の値段が高騰している時は1000円で出せないため、まぐろが食べられるかどうかはその時の仕入れ状況によるそうだ。食事ついでに勝浦の話を色々と聞く。熊野が世界遺産に登録された頃は観光客が多かったが、やはり昔に比べてだいぶ寂れてしまったとのこと。確かに、駅前から歩いている時、やってるのかどうかわからないようなフィリピンパブやスナックが立ち並ぶ鄙びた商店街が印象的だった。他のお客は船頭さんが4人。ずっとフィリピン人の姉ちゃんの話をしていたが、そのうちの1人が、今度有休を取って来たら寝る場所と食べる物をやるよ、と言ってくれた。人の温かさに触れられた朝だ。帰りがけに、次は彼女を連れて来いよと言われた。きっとそうしよう。  重たくなった腹を抱え、紀伊勝浦駅で那智山までのバス往復チケットを買って大門坂で下車。熊野古道を歩く。苔むした林道は写真で見たそのままの、いにしえの雰囲気。汗をかきながら那智大社を目指す。脇には青い山が連なり、木々の間を抜けて爽やかな風が吹いてくる。海から近いのになんとも雄大な山々だ。青岸渡寺を参拝後、かねてから念願の那智の滝へ。あまり知られていないことだが、京都にも熊野三山を模した熊野神社があり、後白河法皇が熊野詣でをする際は、そのうちのひとつである熊野若王子神社の小さな滝で身を清めてから出発したそうだ。私は熊野若王子神社の奥にある滝宮神社と、そのさらに奥にある池が好きなのでよく行っている。霊感を受けて詩の題材にもしたほど思い入れのある場所なのだ。その都度いつか那智を訪れてみたいと思っていたため、今回本物の滝を見れる機会に恵まれて、私はかなり興奮していた。階段を降りる足も自然と早まる。そうしてようやく飛瀑へと辿り着いた時、私は本当に唖然とした。その威容、その勢い、その迫力。133mにもおよぶ高さから、無数の龍頭が地上へ突入してくる。ああ、神よ。なんという驚異。開いた口が塞がらないとはこのことだ。私は手を合わせることも忘れ、しばし呆然と佇んでいた。そして気づけば半時間ばかり経っており、首の痛さでふと我に返った。いやはや、ここが「蟻の熊野詣で」と呼ばれるほどの信仰の地となったのも頷ける。神がいて、我々はそれに生かされる。ただそれだけのことなのだが、それがいかに重大なことか。心が洗われた気分だ。三重塔前の句碑にはこうあった。『薄紅葉して神の那智滝の那智』。  バスで麓まで戻り、那智海水浴場の砂浜を歩く。風が爽やかだ。そのまま熊野街道に入ってひたすら南へ。約5kmの道のりの末、カフェきよもんにてアイスコーヒーとタバコで休憩し、きよもん湯へ。源泉かけ流しの硫黄泉はしっかりと茹でタマゴの匂いがする。小さな気泡で肌もスベスベに。気持ちよく長湯をした後は歩いて山を越え、夏山(なっさ)温泉「もみじや」へ。海沿いの道のどん詰まりにあるここは、まさに秘湯と呼ぶにふさわしい場所。旅館業がメインのようで、300円で日帰り入浴もできる。地図でたまたま見つけただけだったが、これが当たりだった。客は誰もおらず、小さく古い(が、綺麗な)浴室は貸切状態、湯船のへりからは贅沢にも湯が勢いよく溢れ出ている。ここも硫黄泉で、今回入った3つの温泉の中で最も濃い匂いがした。どっぷりと長湯を楽しみ、昭和のままで時間が止まったかのような館内でしばし休憩。宿泊客の食事の準備が始まったようなので、一言お礼を言ってからもと来た山道を引き返し、勝浦のまぐろ料理「桂城」へ。まぐろ定食に舌鼓を打ち、ホテルに戻る。フロントにいたオーナーに今日の行程を伝えると、昨日立てた作戦、大成功やったね、と喜んでくれた。ついでに奥さんも交えて勝浦の話を聞かせてもらう。熊野の歴史や宿の自慢、那智の滝で満行した行者が身を投げたこと、補陀落渡海の悲しさ、あたりの島々にまつわる伝説やエピソード、源泉かけ流しと謳う温泉の裏話、昨日から太地に捕鯨反対団体が来ていること等。明日太地に行くと伝えると、逆に貴重なものが見れるかもしれないねと言われる。日本の文化を尊重して欲しいものだと一緒に嘆いた。その後、身体を癒すため、ホテルの温泉に浸かる。ここの湯は偉い先生がナントカ言って褒めたそうだ。昨日も言ったが、本当に気持ちが良い。全身の力が抜けた。  今日は3つの温泉でリラックスできたとはいえ、一日中歩きっぱなしでかなり疲れた。後で地図を見ると15kmをゆうに超える行程であったことがわかった。一人旅でなければこうはいかないだろう。新しく買ったパラディウムの靴も役に立った。1時半。良い旅だと思う。明日はなんとか5時半ごろの日の出を拝みたいのだが、叶うだろうか。もう寝よう。
 9月3日
 5時半のアラームで飛び起き、部屋から日の出を見る。弁天島の緑の間から登る朝日が辺りを橙色に染めていた。素晴らしい朝だ。私はそこに神話の空気を感受し、思わず手を合わせた。感動的な静謐のパノラマが広がる。熊野よ、なんという土地だ。  二度寝の後、8時半に起きた。今日は波があるため、紀の松島をめぐる遊覧船は欠航らしい。フロントのスタッフに世話になったと告げ、勝浦から電車で太地駅まで向かう。次の目的地まではバスに乗るつもりだったが、なんとなく歩きに変更。途中にあった「くじら家」でランチを食べる。尾の身と頬肉の刺身に、鼻孔の味噌漬け、大和煮、串カツ、ベーコン、さえずりの吸い物など、まさに鯨尽くしの定食は少々値が張ったものの、食べられるだけ貴重なのでありがたく頂く。鯨と言えば血の匂いのする獣肉で、どこか魚のような風味もあるのが特徴だ。野趣があってうまい。腹いっぱいになったところで再び歩いて太地町立くじらの博物館へ。捕鯨の歴史に関する展示物や骨格標本・解剖学的標本などを一覧し、クジラショーとイルカショーを見学。4m近いクジラのジャンプは見応えがあった。マリナリウムではアルビノのイルカが泳いでおり、その神秘的な姿に見惚れた。その後、岬まで歩こうかと思ったが、かなり距離があったため「白鯨」という宿でレンタルサイクルを借り、上り坂を飛ばす。燈明崎に着いた頃には足が疲れており、歩かなくて良かったと思った。さて、太地町の果て、太平洋を一望できるこの岬には、見張り台と支度小屋の跡がある。昔は鯨の潮吹きを見つけると法螺貝を吹いて船に知らせたそうだ。命がけで戦った海の男たちに思いを馳せる。梶取崎にも足を運ぼうかと思ったが、電車の時間が迫っていたためここでやむなく撤退。帰途、警察が囲む物々しい雰囲気の中でイルカ漁が行われているのが見えた。後でニュースを見ると外国人の活動家が数名来ていたようだ。彼らは写真を撮ったくらいで目立ったことはしなかったらしい。そういえば、勝浦に向かう電車の中で金髪碧眼の背の高い男を見かけたことを思い出した。自転車を返却し、16時過ぎに太地駅を後にした。  京都の自宅に着いたのはそれから5時間後の9時だった。友人Zからの連絡で、今出川の居酒屋へ行くと、久々に会う同級生のKと友人Tがいた。それぞれが自分の近況や人間関係、今後のことについて語り、0時に解散。寝たのは1時半ごろだった。
 後記
 今回の旅は全くの成功だった。自然と信仰、海と食、それから温泉。陸の果て、紀伊半島南端の文化を大いに楽しめ、濃密な時間を過ごすことができた。だが実際、私が触れられたのは熊野の表層くらいものだろう。訪れて初めて知ったのは、とても一度では回り切れないほどの史跡と自然があるということだった。しばらく滞在したとしても、おそらくその全てを味わい尽くすことはできない。ひとつの地域を知るには、ひとつの生涯を懸ける必要がある。ふと、そんな言葉も浮かんできた。その点、私はお気楽な旅人なので、ぶらぶらと歩くだけであり、首を突っ込んだり突っ込まなかったりする。これは旅の良いところだ。海と山のあわい、そこに吹く風も住む人々も皆優しかった。生涯のうちで記憶すべき場所のひとつとして、私は熊野を心のどこかにしまっておこう。そうして、いつかまた必ず行くだろう。
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yourpreditor · 6 years
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千葉・西千葉・幕張本郷・船橋あたりの「初心者におすすめのバー」の話をしよう
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「なんやねんおすすめって。誰にとってのどういうおすすめやねん」と思ったあなたはきっと話が合う。特にバーともなればコンセプトの振れ幅がすごい。くせがすごい。
オーセンティック(王道)なバーの情報はオフラインで聞くのが一番いいし、お店のほうからも「(ミーハーな客きてもどうせ常連にならないし)あんまネットに書かないで」ってよく言われます。アブサンがインスタ映えするからって一瞬そういう流れが来るかと思いきや一瞬で終わったしな。
ただ、バー業界のどん詰まりっぷりを見ると、カクテルやウィスキーに興味がある初心者でも入りやすいお店ってのはもっと広まったほうがいいのかなと。
ガチガチのオーセンティックバーは入りづらいという声もよく聞かれますが、ああいうのは慣れです。まずはそんなにおカタくない店でバーのルールや酒の最低限の知識を覚えた上で行けば特に怖いことはありません。怖いのは珍しい酒を見つけて勢いのまま飲んでしまったときのお会計だけです。
【入門知識】最低限これだけは守っておこうというバーのルール
メニューはあくまで価格帯を確認するもの
例外的なお店はあるものの、カクテルやウィスキーの名前がずらっと並んでいるメニューがあってもどんな味わいだとかアルコールの強さだとかは書かれていない。
基本的にバーテンダーさんとの会話を重ねて好きな酒を探求していく場なので、積極的に「お任せ」していくほうがいい。
カクテルならば炭酸使うか、甘めか辛めか、度数高いか低いか、ショート(おしゃれなグラス)かロング(ジントニックとかのグラス)かなどは聞かれる。
ウィスキーの場合はシンプルにどんだけ知識と経験があるかでおすすめが判断される。少なくとも総武線の駅前にあるちゃんとしたバーで、ウィスキーをお任せしたらクソ高い酒を勝手に出されたという話は聞いたことがない(千葉中央のほうは知らん)ので安心してください。
チャージ料とサービス料と消費税
オーセンティックなバーだと「カクテル 1 杯 1,000 円〜」と謳いつつこのへんが乗っかってくるのでお会計時に白目をむく人も多い。
ハードルを上げるのは居酒屋のように馬鹿騒ぎする変な客を追い払うためだというのは漫画「バーテンダー」の一節。
ただ「サービス料とチャージを両方取るってどうなのよ。チャージってサービス料みたいなもんだろ、どうせしょぼいお通ししか出してないんだし」とは知り合いのオーセンティックバー店主の言葉。
初心者向けの店だと「うちはチャージもサービス料もありません!」と謳っていたりする。見るからにガチの店じゃない限りは「1 杯 1,000 円前後に + α かかる」と認識しておけば OK。
女性客を口説くな
基本的にバーテンダーの最優先事項は「ホスト(幹事)の顔を立てる」ことと「女性客を守る」こと。ウザ絡みをするおっさんは招かざる客として退場を宣告される。
また、まだ全然打ち解けていない女性をバーに連れてきて雰囲気で酔わそうとするのも非推奨とされている。「バーで女を口説くな、口説いた女を連れていけ」とは某バー系漫画の作者の言葉。
頼むから背伸びをするな
ちょっと酒を覚えてきた頃にはカッコつけたくもなります。特に彼女や友達を連れていった場合ですね。
馴染みの店ができて、マティーニというカクテルの度数の高さにも慣れてきたとしましょう。初めて行く有名らしい店でいきなりマティーニを頼んだとしましょう。ジンの銘柄をお任せしたらゴードンを使われたとしましょう。
「へぇ~ゴードンなんですね。僕が通ってる店はタンカレーなんですけどねぇ~。あ、その人は大会でいい成績残した人なんですけど」
急性アル中で死んでください。
ギムレットもマティーニも宗教の一種であり、「おいしいギムレット」には何種類かのバリエーションがあります。特にこだわりがなければ(理解できるほどの知識がなければ)まずはお店のスタンダードのレシピを試せというのが暗黙のルールであり、そのバーテンダーが何を意図して作ったかを汲み取ろうとする���力が大切です。
あと、何回も通ってる店のマスターはあなたの好みを熟知しているので、「一般的においしいといわれるマティーニ」ではなく、「あなたのためのマティーニ」をつくってくれている可能性があります。
一人前のバーテンダーたるもの、そういうイキり倒したクソ客を相手にしたことなんざ何百回もありますので、いちいちリアクションすることはありません。「はいはいつよいつよい」という苦笑いを浮かべられるのが関の山です。
そういう、マティーニやギムレットの味のバリエーションやバーテンダーの心境も理解せずに「なんか有名らしい店いってきたけど、たいしたことなかったよ」なんて言いまわるクソ客にはならないでくれ。お兄さんとの約束だ。
あと、マティーニを飲んだことないのに女の子連れてるからってカッコつけて頼むのはまじでやめましょう。かなり度数高いので悪酔いします。
千葉市(千葉駅〜幕張本郷駅)で初心者におすすめのバー
BAR 風雅(西千葉駅から徒歩 4 分)
変化球。
西千葉駅の SEIYU 側を出て千葉駅側に少し歩くと、途端に閑静な住宅街+老舗のラブホというカオスな街並みになる。そこにデカデカと看板が掲げられているのが風雅。
和風の内装なのでオーセンティックなバーという感じはないが、割と落ち着いて飲めてフード類も充実している。単に乾き物(ナッツやドライフルーツ)を出すだけでなくちゃんとした小鉢が出るのがうれしい。
客層は近隣のファミリーマンション住民が多いが、たまに学生客も来るようなので甘口・度数低めのオリジナルカクテルなんかも手慣れている。一方で日本酒に関しては千葉市内でもトップクラスの手練れで、メニューにはほとんどないが勉強する気があるならいろいろ出してくれる。スコッチウィスキーも最低限は置いてある。
筆者的には西千葉のバーの中では一番安心できる店。
OPEN 18:30 〜 4:00(6:00) 定休日:月曜
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PIGEON(JR・京成幕張本郷駅から徒歩 3 分)
ピジョン。単語としての意味はポケモンで有名になった。
入り口が非常に分かりにくいが、大きめのビルの2階に佇む怪しげなお店。若い客も多く、手練れから初心者まで通いやすい雰囲気。
初心者向けで売っているわけではないが、酒の品揃え・料理の質・カクテルの腕・店主のフランクさを総合的に見ると千葉市内では名店と呼べる域。某千葉市の腕利きバーテンダーに「天才」と言わしめた店主。
ちなみに千葉エリアの一般的なバーに比べると酒の品揃えはかなり多い部類。このへんからがオーセンティックなバーという感じか。
お店の紹介と地図
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クセがすごい酒とフランクなマスター。
船橋駅〜市川エリアでバー入門におすすめの名店
タイムステーション(船橋駅から徒歩 10 分 / 京成船橋駅から徒歩 5 分)
JR 船橋駅からは結構歩く。京成船橋駅を通過して裏路地に入り、すっかり閑静な住宅街になったところをずっと前進すると到着。
コンセプトが完全に「初心者が一人でも入りやすい店」であり、チャージ料もなく船橋のちゃんとしたバーでは最安の価格帯。
バーテンダーとして修行した期間は最低限ということでカクテル作りは他の店には劣るものの、ウィスキーの飲み比べや知らないリキュールを試すといった用途ではおすすめ。
あとこの近くにある「drop」も非常に落ち着いた雰囲気で飲めるオーセンティックバー。慣れてきたらはしごもあり。
営業時間は 19:30 ~ 5:00。定休日は火曜と第2月曜。
お店の紹介と地図
bar Groovy (JR 本八幡駅から徒歩 4 分)
チャージなし、フードもドリンクも 500 円のスタンディングバー。…だったが、酒の値上げラッシュのおかげでだいたいの酒は 500 円じゃなくなった。強化版 HUB という感じ。
とはいえこっそりといろんな酒を試してみて飲み比べてみるにはもってこいの場所。酒の解説を求めるなら他のお客さんがいないとき限定かな。どっちかというとネットでボトルの情報を調べながら試す感じ。
公式サイト
bar 篠崎(船橋駅から徒歩 10 分 / 京成船橋駅から徒歩 5 分)
オーセンティックであり船橋 No.1 の店といっていいかもしれない。常に常連客で繁盛しており、若干入りづらいかもしれないが、慣れてきたらぜひチャレンジしてほしい店。
珍しいモルトもオリジナルカクテルも、美味しい料理もソムリエ&ワインも揃っている。魚介類は市場まで仕入れに行っているほどこだわっており、オープンが 17 時と、1軒目から利用できる珍しいバー。
店主もかなりフランクな方で、酒飲みとしてのルールを守った上で酒を愛していきたいという気概があればきっといろいろ教えてくれる。千葉県のオーセンティックバーの名店ではかなりフレンドリーな部類なので、ここが無理なら他の有名店も無理な気がする。
価格帯は千葉県トップクラスというか完全に東京都心のそれなので、予算には注意。定休日は第二・第三月曜。
公式サイト
あえて外したおすすめの名店たちの断片的な情報
篠崎さんはともかく、他の店だと「バーデビューしたいのに全然普通の飲み屋じゃねぇか!」みたいに思われるかもしれませんが、まぁ落ち着いてウォッカでも飲んでほしい。
だいたい上記あたりの店主や常連っぽいお客さんに聞くと、有名どころの所在地とそれぞれの特徴はわかると思います。正直僕もそのへんの情報をネットでそんなにペラペラ喋りたくないんだ。
オーセンティックで有名どころだと、千葉中央(旧パルコ裏)に1件、稲毛に1件、船橋にもう1件、市川に1件、本八幡に1件+α あります。だいたい雰囲気がちょっと硬めになるか常連客のクセが強くなるので初心者にはおすすめできませんが、バーの雰囲気に慣れてきたら情報を入手して試してみてほしいメンツです。
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shakuhachi-kataha · 4 years
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第22回 ミニ講座  「虚鐸伝記」を読み解く 其の六  最終回! 虚無考案、新しい修行スタイル!
いよいお大詰め!
 
 
 
「虚鐸伝記」徹底分析!もいよいよ最終回です。
 
 
 
 
いやー「虚鐸伝記」全文写すの大変でした…。
見たこと無い漢字いっぱい出て来るし。でもネットで探せるんですね。便利な世の中です。またそれらをネット上に惜しみなく公開して下さっている方々に感謝です。
偏とかもよく分からない時は、手描きで検索できるサイトもあるんですよ。
↓こちら
https://mojinavi.com/tegaki
もう感謝しか無いです。
 
 
 
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虚風と虚無別れの図。虚無、行脚の始まり。
 
(虚風が虚無に「なんじゃその怪しい格好は?!そちは気でも違ったか?」と聞いている場面。)ホントにそう書いてある笑。
 
 
 
 
  
今回も、
以下、漢文が「虚鐸伝記」
かな文字入が「虚鐸伝記国字解」です。
その下に私の簡単な日本語訳。
 
 
 
 
遠行即服上施手巾著脚絆草鞋大包歩袱(方五尺也)以蔽副子乾坤張以之中結以結之行李盡盛于此以負之
 
 
 
「遠行には即ち、服上(ふくじょう)に手巾を施し」とは、遠き所に行くときは着るものの上に、手巾を持って、帯の上を引きしめし事也。「脚絆、草鞋(そうあい)をつけ」とは脚絆をはき草鞋をはきし事也。大包歩袱(だいほうふく)とは、風呂敷の事也。「方五尺」とは、五尺四方の風呂敷なるゆへなり。「副子(ふくす)をおふ」とは、其風呂敷にて、ふくすを包みし事也。乾坤(けんこん)張にて風呂敷をのばせし事也。「中ゆいをもって是を結び」とは中ゆいにて、袱子の中をしめたる事也。道中入用の道具をふくすの中に入ておふ也。行李とは唐音あんりとよむ、道中の用意物をすべていふ事也。
 
 
 
遠方に行くときは手巾 (*) で裾を上げ脚絆をつけ、草鞋を履き、五尺四方の風呂敷で袱子(ふくす)と乾坤張(けんこんばり)を被い行李を包みます。
 
 
 
 
(*)手巾とは、裾を上げる為の紐の事。尻端折をするわけにもいかなかった為、紐で上げたそうな。
【尻端折(しりばしょり)】とは、和服の着装法で、長着を労働に便利なように裾をまくり上げて帯にはさむ方法、または、その名称をいいます。男は、背縫いを帯にはさみ、女を裾回り全体を折り上げて両褄(づま)を帯にはさみました。江戸時代、婦人の道中姿の際にも脚さばきがいいため行なわれました。(着物用語大全より)
http://www.so-bien.com/kimono/yougo/siribasyori.html
 【袱子(ふくす)】禅僧が行脚するときなどに用いるふろしき。
【乾坤張(けんこんばり)】旅の虚無僧が持つ木札で、つまり位牌であり、行き倒れで死んだ時の墓標の代わりになる板。
【行李(こうり)】竹や柳、藤などで編んだ篭の一種。直方体の容器でかぶせ蓋となっている。衣料や文書あるいは雑物を入れるために用いる道具。衣類や身の回りの品の収納あるいは旅行用の荷物入れなどに用いられた。
行李の写真↓ (wikipediaより)
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(袱子は風呂敷のことなのですが、大包歩袱も風呂敷のことで、風呂敷で風呂敷を被う事になってしまいますが、この時代の袱子はまた違うものだったのかもしれません)
 
 
 
往以見虚風虚風怪問曰狂客此何状乎對曰在昔先師普化禅師遊于城市振鐸而爲狂小子亦欲倣之
 
 
 
「ゆいて虚風にまみゆ」とは、右の形にて「虚風怪しみ問て曰く、狂客は、是なんの形ぞや」とは、虚風、虚無を見てそちは気が違いはせぬか、わけもないふりをしてとたずねし事也。虚無こたえて曰く、昔普化禅師、城下或は市町に遊び歩き鐸を振りて、狂人のごとく偈をとなへし給へし也。われも其まねをして、かくかたちをするといふ事也。
 
 
 
虚無がこのような格好でいたら、虚風が「何と言う怪しい格好よ、気が違ったか?」と聞くと、「むかし普化禅師が狂人のように鐸を振りながら偈を唱えて市中を歩いていたのを真似して、この格好してる」と虚無が答えた。
 
 
 
 
(かなり斬新なスタイルだったようです)
 
 
 
且小子新制法度以完圓笠號天蓋以脱爲不敬蔽以對客此即市中之棲遅幽居且我輩之僧死則袱巾以包尸副子以爲席中結以結之埋之土中乾坤張以爲碑銘虚鐸以爲楽葬行脚中死者欲一以之爲法焉意夫子意如何乎
 
 
 
是は虚無が又いはれし事也。われは今ほうしきといふて、編笠を天蓋と名づけて、ぬぐを無礼として、かづきながら人にあふ。これ町中に住みながら隠者の心也。われらがやうなる僧の死するときは、大ふろ敷に死がいをつつみ、中ゆいにしてそれをむすび、ふくすを下にしきて、うずむる也。しかれば其上に、けんこんばりたてて、墓のごとくし、虚鐸を吹て、これをとぶろふ。これをもほうしきとせんとおもふが夫子とは虚風を指していふ。心に何とおぼしめすと虚風に問かへせしなり。
 
 
 
また虚無が言うには、私は新しい様式として編み笠を天蓋と名づけ、脱ぐのは無礼とし、被ったまま人に会うことにした。これは町中に住みながら隠者として暮らす心得です。仲間の僧が死んだ時は大風呂敷に死骸を包み、袱子を下に敷き埋めます。その上に乾坤張を立ててお墓のようにして、虚鐸を吹き弔います。この新しい様式をどう思いますか?
 
 
 
虚風感賞唯々而辞別 
(虚風は感謝してさようならを言った)漢文そのままの訳
 
 
虚風其いふ所、一々理あり。尤に思ひ其心をかんじ、賞美して、行脚の身は、げにかく有べき事とうなづいておられしなり。それより諸国を遊行する為に虚風の許を辞して別れ行きし也。 
(「虚鐸伝記」と翻訳がかなり違う…)
 
 
虚風が言うには、一々ごもっとも。褒めてまさにそのようにあるべきじゃとうなずいていた。虚無は諸国を行脚する為に虚風の許を辞して旅立って行きました。 
 
 
 
爾後虚無廻遊于五畿七道以弄虚鐸音 
 
 
 
これはそれより後、虚無が日本国をまはりて、虚鐸を吹いて此宗門を世人にすすめてまわりし事を明せり。五畿は王城の近辺五ケ國なり。七道は東海、東山、北陸、南海、山陽、山陰、西海道、第日本八道の国也。
 
 
 
その後、虚無は日本全国を廻り虚鐸を吹いた。
 
 
 
 
【五畿七道】(ごきしちどう)とは、古代日本の律令制における、広域地方行政区画。
五畿は五畿畿内ともいい、大和、山城、摂津、河内、和泉の五国。現在の奈良県、京都府中南部、大阪府、兵庫県南東部を合わせた地域。
七道東海道、東山道、北陸道、山陽道、山陰道、南海道、西海道の七道。
 
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http://www.asahi-net.or.jp/~ab9t-ymh/touzando-m/kodaimichi2.htmlより
 
 
 
 
(ようは、虚無は今の北海道をのぞいた日本国内全部をまわったということです。円空さんや芭蕉よりもすごい!その足跡は一切残さず!もし本当だったら歴史の教科書に載ってるくらいの偉業!)
 
 
 
世人問曰子是何者乎對曰僧虚無於此乎世人稱此徒爲虚無僧
 
 
 
是は虚無に世間の人々が、其すがたの異形なるを見て、ふしぎにおもひて、其元の名は何といふぞとたづねし時、其返事に、われは出家にて、虚無と申すものなりと、いはれしを聞いて、世の人が、時代によびつたへて、きょむ僧といひし事なり。それより今に惣名となりたる也。虚無僧といひつたう事、此僧よりと知るべし。
 
 
 
世間の人々が虚無の格好をみて不思議に思い名前を聞いたところ、我は出家して、名を虚無と申すものなりと言った。それが云い伝えられ、きょむ僧という事になり、それが今の虚無僧のはじまりとなった。
 
 
 
 
(これもまたいきなり虚無僧のはじまり宣言ですが、1494年の「 三十二番職人歌合」では虚妄僧、1690年「人倫訓蒙図彙(じんりんきんもうずい)」には虚毛僧、1837年「守貞謾稿」のは菰僧、「嬉遊笑覧」には古無僧、など、虚無僧の漢字は色々あり、虚無が始まりではありません。しかしながら、最初の頃はやっぱり世間の人に「変な格好」と思われてたのかな。)
 
 
 
 
 
諸国門人多爲此状甚則至于爲鉄頭帯頬當佩長刀或匕首
 
 
 
諸国に多く弟子出来たりし事也。いずれも弟子となりし輩、すべて虚無の形をまなびて、其すがたに取つくろふ事になりし、中にもいたって、物数寄するものは、くさりはちまち、ほうめんをきて、太刀よろひどうしなどさして通行せし。つまびらかには知らざりが其比(そのころ)は、皆々武門の浪人の面々、此宗門に入て、日本国中を武者修行のために、国々をめぐりて、あるきしが、浪人時の渡世ともなり、還俗して其国々の仕官奉公するもおほかりけるとなり。
 
【鎖鉢巻(くさりはちまき)】鎖を細かく編んでとじつけた鉢巻き。また、布の中に鎖を入れた鉢巻き。
【放免(ほうめん)】鉾のようなもの。 
 
 
そして諸国に弟子ができる。その弟子たちは虚無の真似をして、鎖鉢巻きに刀をさして歩いた。みんな浪人なのでこの宗派に入門して、武者修行の為に諸国を巡り歩くのが浪人時の渡世になり、還俗してその国々の仕官奉公する者も多かったそうな。 
 
 
 
(「正しい浪人の過ごし方」のお手本)
 
 
 
 
虚無帰江州暫住志賀之邉而傳之儀道
 
 
 
其後虚無は、江州の志賀の辺に住みしが、ここに儀道といふ人に、虚鐸をつたえられし事をあかせり。
 
 
 
 
その後、虚無は志賀の辺りに住み、儀道という人に虚鐸を伝えたそうな。
 
 
 
儀道傳之自東自東歴八代 可笑 空來 惠中 一黙 普明 知來 而傳知來
 
 
 
是は八代の名にて八伝なりし。儀道は虚鐸を自東におしへ、自東より八代を経て知来に至る。
 
 
 
これは八代続き、可笑、空來、惠中、一黙、普明、知來と伝わった。
 
 
 
 
(全員、謎)
 
 
 
此時既無有虚鐸之名唯稱嘘鈴而爲曲耳其稱尺八者華和共爾未知誰命之
 
 
 
其知來に伝へて、吹きしみぎりは虚鐸の名を知るもの少しもなし。ただ虚鈴と称し、吹きようの名とするばかりなり。又尺八とよびきる事は、唐(から)にても日本にても同じ事也。たれか名付けしといふ事知れず。かんがへ見るに、笛竹の寸尺に応じて始めに付けたりと聞ゆ。しかれども一節切も吹きたり。
 
 
 
その知來に伝わる頃は虚鐸の名を知る人は少なかった。虚鈴といわれていただけ。又、尺八という言い方は唐でも日本でも同じであった。誰が名づけたかは分からない。笛の長さで名づけられたと考えられる。一節切も吹かれていた。 
 
 
  
(この「虚鐸伝記国字解」に再三出て来る誰も虚鐸って知らずに間違えて虚鈴って言ってるの嘆きの言葉が最後にも出てきました。よっぽど修正したかったのでしょうが、結局「尺八」って唐でも日本でも言われてる、とのこと。最初から「尺八」と言う名で伝わったのに、長さで「尺八」って名づけられてるらしいよ、なんて言い添えられている。まだこんな小さな廃宗になった宗派のことだから良いものの、昨今の日本の歴史修正主義者たちを見ているようで怖い…)
 
 
 
 
知來傳之予予傳之無風或就他師而爲無盡調曲
 
 
 
知來はこれを予に伝ふとは、予は遁翁自身の事也。此伝記を知りたる人故に、虚鐸の曲をならはれし事なり。其後遁翁より無風におしへられしが、無風は其以後他の師をあれやこれと取て、いろいろの手を習ひし事也。其いにしへの宗門の事、古義をば失ふことなかれとのみ申のこされたり。宗僧心得給ふべし。
 
 
 
知來はこれを私に伝えた。私は虚鐸伝記作者の遁翁です。虚鐸も習っている。その後遁翁から無風へ伝わったが、彼は他の師匠幾人かにもついて、色んな手を習っている。そのいにしえの宗門の事、古い教えを失う事のないようにと言い残している。宗派の門人たちは心得るように。
  
 
 
 
 
(遁翁の弟子、無風は他の師匠からいろんな手(技法)を習っているとのこと。これは困ったものだと言う意味なのか、尺八の時代は変わって行くという暗示なのか…)
 
  
 
【完】
 
 
 
  
 
最後はわりとあっさりと終わってしまった。
 
 
 
 
この本は中塚竹禅著「琴古流尺八史観」昭和54年(1979)により、偽書と断定されているわけですが、その中でどの辺りが頗る怪しいのか著者によると、
 
第一、年代の記入が全然ない事
第二、著者遁翁の伝記が不明な事
第三、記事の材料の出所が不明な事
第四、原本がドコに在りドコから出たか不明な事
第五、正勝公は虚無僧の元祖に非ざる事
以上の理由で私(中塚竹禅)は此の虚鐸伝記は、只一篇の戯曲小説の類に過ぎないものだと断定するのである。
 
 
 
 
との事。
 
 
 
何故にここまでする必要があったかと言うと、
 
 
 
偽書作成の背景として、明暗寺が関東(鈴法寺)の支配を脱し、京都において普化尺八の本寺として、その独自な活動を展開するに至ったのが、明和四年(1767)のことであると考えられるが、京都の市民の間において尺八が流行するに至った時代であり、そうした時代に触発されて、明暗流本寺が独立し、まことしやかな普化宗の偽書が成立されるに至った。(中塚竹禅)
 
ここで言う、「関東の支配と脱し…」というのは、1760年から七年間に亘って明暗寺と一月寺・鈴法寺が本寺・触頭の意志統一から争った事を指しているようである。
また、徳山隆氏は『普化宗の網紀(こうき)は同書成立当時だいぶゆるんできたようすであり、金銭目当に町人の入宗を認めたり、虚無僧特権を悪用してのゆすり・たかりの行為も出てきたようで、1773年には不法の虚無僧取締強化のための幕府の令達が出されている。こうした幕府や世間の反発に対抗し改めて普化宗の正当性を主張するために本書創作の必要性があったのかも知れない』と述べられている。つまり覚心や例の四居士を開祖として設定して、普化宗や虚無僧寺の正当性を主張し時の幕府の公認を得ようとしたのである。(山口正義著「尺八史概説」)参照。
【網紀(こうき)】一般的に規律のこと。
 
 
 
「虚鐸伝記国字解」(1795)の前に「虚霊山縁起」(1735)、「尺八筆記」(1764~72)が成立しており、もっと前に「暮露虚無僧本則」(1628)や「和漢三才図会」(1712頃)など、この虚鐸伝記国字解の下地となる内容が少しづつあちこちに記されており、「虚鐸伝記国字解」の創作は、集大成であったかもしれない、とのことです。
 
 
 
 
しかしながら、内容は盛りだくさんで面白かったですね。
伝説として楽しませていただきました🎵
 
 
 
 
この「虚鐸伝記国字解」を読むだけで、なんと西暦600年の唐代から、1300年代の楠正勝のこと、そしてこれが書かれた江戸時代1700年代後半に至るまで時空を超えた旅が出来て、1000年以上にわたって尺八は受け継がれているという事実は揺るぎないわけで、ますます尺八愛が深まるということです💓
 
 
 
だれか壮大な尺八の創設映画を作ってくんないかなぁ笑。
 
 
 
 
あ、NHKの大河ドラマでいいじゃん! 
 
 
 
 
日中友好物語から、仏教の歴史に、戦国時代と盛りだくさん💓 
いいと思うなぁ。 
 
 
 
作ってくれたらビデオ買います。うちにはテレビは無い笑。
(今時ビデオって言わんか!)
     なごり惜しいですが、
「虚鐸伝記」徹底分析!はひとまずおしまいです。
 
 
 
 
お付き合い頂きありがとうございました🙏
 
 
 
 
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1 note · View note
nagatafolio · 4 years
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かわいい笑顔に、パワフルな情熱! 金子 優さん
ダンサー(LOO+ 代表)
高速長田駅から北へ、川沿いを長田神社に向かって歩いていくと、3階建てのおしゃれなビルがあります。1階がカフェ&バー、イベントスペース、中二階がネイルサロン、2階がスタジオ、3階が事務所になっているLOO+(ループラス)代表の金子 優さんにお話を聞きました。(2020年2月29日にインタビュー)
今回はLOO+の1階で、ビールとおすすめメニューをいただきながらのインタビュー。外出先の京都から駆けつけてくれた優さんの、内からにじみ出る明るさと元気さで、パッと場が明るくなった気がしました。スタッフの皆さんも明るく楽しそうで、こちらも元気がもらえた時間になりました。
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小さい頃はどんな子供でしたか。
長田うまれの長田育ちです。保育園から小中高とずっと長田区内です。正直、今が盛りだくさんですごすぎて、昔の記憶が…(笑)ずっと遊んでて、ずっと外に行ってた気がします。活発で、絵を描いたら枠から飛び出してました。一人っ子なんですが、自分を見て見て見てー!って感じの子でした。漫画やゲームも大好きで、没頭し出すと止まらなくて、どうぶつの森に登場するニワトリのキャラクター「ケンタくん」に恋心を抱いたり。少し…いやだいぶ変わってましたね(笑)
いつからダンスを始めましたか。
中学1年生の時に友達がダンスを習っていて、ハーバーランドのモザイクでイベントに出るからと誘われて観に行ったんです。その時に、さっきまで隣にいた友達がステージに上がったら別の世界に行ったみたいにすごくキラキラ輝いて見えて。私もその世界に行きたい!と思ったのがきっかけです。そのショーで踊っていたダンスがHipHopだったんですが、私もそこからずっとHipHopを踊っています。 負けず嫌いの性格上、初めてダンスを習う場所は友達と同じところではなく、別のところで始めて、一緒に踊るときには絶対うまくなってから…と思い、県立文化体育館で始めました。習い始めた瞬間から、私は将来これで生活がしたい!って直感で思ったんですが、運動神経も悪いし全然踊れなくて。おさるさんみたいなガニ股だし、自分が踊れてると思っても姿見見たら全然違って、悔しくて。学校から家に帰ってきたら、体操服に着替えて、家の前に姿見を出して、CDデッキ出して、毎日7時間くらい躍っていました。パカパカケータイで動画撮ってコマ送りで見て研究したり。ハマってたとか、楽しいとかより、悔しい方が大きくて、結構泣いてました。こんなのでダンスで生きていくって言ったら鼻で笑われるなと思ってて。 ダンスを始めるまでは友達とずっと遊んでいましたが、ダンスを始めてから時間きっちりに家に帰ってすぐ練習してました。それを、友達が見ててくれて応援してくれたりして。今のLOO+のスタッフも、中学の時に出会ったメンバーが多いです。生徒たちも働いてくれてます。
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中学卒業後、どのような道を歩まれたのですか。
ダンスはずっと同じ先生がレッスンを開講��ているところを大好きすぎてハシゴして習っていて、その先生のアシスタントにならせて頂いて、教えることを学ばせて頂いていました。本当にありたがたい貴重な日々でした。私のダンス人生の基盤を作ってくれました。中学を出て海外に行きたいと思っていたんですが、教えることを考えたら高校は出ておいた方がいいよと言われたので高校には行きました。家庭科があり、料理を毎週8時間習いながら作れる女子校でした。高校生の時、夏休みの1か月間、アメリカのロサンゼルスにダンス留学しました。長田神社で踊った動画が評価されてオーディションに受かって行ったのですが、英語は全然しゃべれないし、寮にいてもご飯に誘われなかったり。サトウのご飯を泣きながら食べ、絶対見返したんねんと思って頑張りました。全部、悔しいがつながってるんですよね。
卒業後、幼稚園のダンス講師の話があったんですが、自分がダンサーとして納得行くまで夢を追い続けた後に教えたいなという気持ちもあって、一度断ったのです。海外や東京で挑戦したい!ってなったときに毎週習ってくださる生徒たちに迷惑をかけたくなくて、生徒たちは出会った先生でいい意味でも悪い意味でも変わっていくと思ってるので、そこすごく重要じゃないですか!教える立場になる以上、生徒たちと真剣に向き合う責任があると思い、この判断をしました。でも、私のおばあちゃんが昔幼稚園の給食を作る仕事で働いてたこともあり、相談すると「幼稚園で働くのは、すごく良い経験になるから」と言葉を頂き、そして幼稚園の理事長が「子供たちに夢を追ってる姿を僕は見せていきたいから、あなたの夢を応援するし、あなたはそのままでいいよ!」と言われ、夢を追いながら教えることは決して悪いことではないんだ、むしろその背中を見せていくことが私にできることなんだと、背中を押されました。私にやらせてくださいと気づいたら言ってましたね。ここから講師としての人生がスタートしました。
週1日だけを教える日と決め、月4回で1ヶ月分稼いで、後は自由に動けるようにしようと、火曜だけ1日12本レッスン入れてました。そして、メディアのお仕事は東京って言うけどホンマかな?という気持ちもあり、思い立ったらすぐ確かめに行動するタイプなので、東京にシェアハウスを借りて、つながりを作るためにレッスンがない日は週に5、6日間は東京で生活してました。ダンスを教えるのは地元長田って決めていたので、週に1回、長田に帰ってきてレッスンして。20歳までに自分の車を買えるぐらいまで稼ぐ、それができんかったらあかん!と決めてがむしゃらにやってましたね。無事、スズキのエブリィを買えました。本当に涙出るほどうれしかったのを覚えています。覚悟決めてやれば出来るんだと。すごく自信にもなりました。そしてまた性格上、人と同じなのが嫌だったのでアメ車風に全カスタムして、これで全国の学校を回ってダンスワークショップをやろうとまた新たな目標を決めた途端、活動が更に加速し広がっていきました。今では高校や大学、老人ホームまでたくさんダンスの授業にいかせて頂いています。
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どんな恋をしてきましたか。
初カレは小学生の時で、マフラー編んで渡したり、ハーバーランドの観覧車に行ったりダブルデートしてプリクラ撮ったりしていました。中学の時は制服デートとかもしましたよ!(笑)修学旅行では班の友達に後押ししてもらい、彼氏と先生に内緒でこっそり自由行動を楽しんだり。付き合ったら長いんですよ。高校の時にはダンスで知り合った7歳上の人と付き合ってたんですが、最初は好きな人がいてもいいからって言われて。付き合ってて好きになっていった感じでしたね。今までの彼氏は、わがままな自分を優しく受け入れてくれる方が多くて。別れてからも良い友達関係になれるので、今でもお店に来てくれたり、ここでお互いばったり鉢合わせたりもします(笑) ここのところ仕事ばっかりだったので、プライベートもしっかりせねばと思っていて…女子力磨き中です(笑)すぐ友達になっちゃったり、恋心が叶わない人にときめいたりしちゃうんです。 そろそろ人生のパートナーというものにしっかり向き合って関係を築いていきたいですね。25歳ですし。共に喜び合えて、高め合え、道を一緒に切り開いていけるパートナー。まず自分磨き頑張ります!!
LOO+オープンのきっかけは何ですか。
高校を出てから3年くらい、2か月に1回 UWAYA PARTY(ウワヤパーティー)というオールジャンルのイベントを仲間と共にやってたんです。パフォーマンスがよかったらお客様にお気持ちを入れてもらうっていう投げ銭制のイベントでした。上屋劇場のオーナーから声かけて頂き会場を無料で貸してくれて、ブッキングから全部やってました。毎回300〜400人ぐらい来場者が来てくださってました。神戸で一番有名なイベントにするって意気込んでましたね。その時に、せっかく素晴らしいアーティストの皆様がいて、そのパフォーマンスに人生が変わるくらい刺激を受けてくださるお客様がいるのにイベントが1日限りで終わってしまうのってもったいないな、学べる場所とショーの出来る場所が一緒にあったらいいなと思ったのがきっかけです。
お母さんから場所は賃貸じゃなく買った方が今後自分の財産と信用になると言われていて、3年前くらいからずっと土地探しをしていたときに、今の場所に出会いました。元は米屋の精米所だった場所で、川沿いで神社の参道になってて雰囲気がよく良い空気が流れてて、調べると賃貸物件だったので諦めてたところ不動産の方から電話がかかってきて売りになったよと。正直驚きました。直感でここだ!と言われてると感じましたね。すぐさま銀行にローンの手続きを進めたり、助成金を調べたり、資金がないだけに必死で動きました。絶対逃したくなかったので。ちょうどその時、東京で黄帝心仙人さん、鈴木おさむさん脚本の舞台出演が決まったところだったんですが、このチャンスをしっかりやりきって東京と長田の架け橋を作ると心に決めてやりきりました。約2か月、海外のダンサーも含めて5人でずっと泊まり込みで毎日稽古してました。
建物を買って1年2か月でオープンしたのですが、たくさんの仲間たちが応援に駆けつけてくれ、力を貸してくだって、ペンキなどほぼ自分たちで塗ったり、一つ一つDIYして作りました。壁一つにしてもここは誰々さんが塗ってくれたとか、こんな話しながら作ったなとか、何もない白の壁ですが、大切な思い出がたくさん詰まってます。 スタジオとイベントスペースは、こののどかな長田の町の騒音被害になる。それだけは絶対に避けたいと決めてたので、プロの防音工事の方に依頼をしたのですが高かったですね…!でもこれは町を守るために必要なので、大切な投資だと想っています。神戸市も若手女性起業家として私の企画書とスピーチを認めて頂き、工事に少しでも充てれる資金が頂けたことに感謝しています。 震災の年に生まれて本当に大変な苦労の数々をお母さんが必死になって守ってくれて乗り越え、ありがたいことにここまで生きてこれてるので、自分は長田でやるべきと直感的に感じてるんですよね。ここでやらなあかんと言われている気がしています。
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LOO+をどうしていきたいですか。
イベントをもっとやりたいです。そのために、最初に1階のステージの上に置いていたカフェの机が重たくて動かしづらかったので、一度購入したものを全部買い替えました。フェイスブックで呼びかけたところ、知り合いの熱い想いを持ってくださってる方々が応援するよ!と快く購入して頂いて、そのお陰で新しい机をほぼその購入して頂いた資金から買えて。本当にありがたいです。私は本当に周りの方々に支えて頂いて、今があります。 あと、在籍して頂いてる講師の皆様が日本、アジアチャンピオン、映画や有名アーティストのバックダンサーやPV出演の実績もありながら、人間的にもすごく魅了のある方々ばかりなのでもっともっと講師の方々の魅了を伝えていき、新しい生徒様との出会いを増やしていきたいです。ビートボックスやヨガ、さまざまな種類のダンス。オールジャンルの講師がいてくださってるので今までにないショーや作品作りもしたいなぁ。 私個人の活動は舞台の出演、CMの振付や作品作りなどやってるんですが、今は自分のこと以上に、生徒たちの成長の方が気になります。ここなら「なりたい自分になれる!」と感じてほしい。場所のこと、みんなのことを考えて、頭がぷしゅーってなります(笑)仕事につなげれる、道を見つけれるキッカケが作れるように、どうやったらみんながワクワクするかなって考えて、私もっと動かな!と思うんですが、自分以外のことをこんなにも思えるということにびっくりしています。
長田の好きなところ、嫌いなところはどこですか。
お気に入りの場所は長田神社ですね。毎日通ってましたし、長田神社で踊った映像でロサンゼルスのオーディションも受かったので、自分の人生を大きく変えてくれたきっかけの場所でもあります。 嫌いなところは、汚いところです。高速長田は駅前が汚くて、朝ゴミだらけで。いい意味じゃないたまり場になっていて、長田に初めて来られる方の一発目の印象が悪くなるのが悲しいです。実際は住みやすいし、人情味が溢れてて、怖くないのに。
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長田をどんな風にしていきたいですか。
子どもたちがのびのび自分を表現できる長田にしたいです。勉強でも絵でもいいのですが、私が出来ることはダンス、そしてエンターテイメントの可能性を広げていくことなので、そこを本気でやっていきたい。もっともっと長田で子どもたちが出演できる場所や機会を作って、子どもたちと一緒にパフォーマンスしながら成長していきたいです。そして、大人になったら長田から離れ違うところに行く選択肢だけでなく、長田に住みながらでも、パフォーマンスできて、仕事もできて、自分磨きができて、エンターテイメントと共に生活できるそんな場所になってほしい。 その1つの学ぶ場、繋がる場がここLOO+(ループラス)になったらいいなと思っています。
金子 優さんに会うためにはここへ
LOO+(ループラス) 兵庫県神戸市長田区長田町1丁目4-16
TEL:078-646-2206
https://loo-plus.com/
インタビュー会場も、LOO+1階のカフェ&バーでした!
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marisa-kagome · 5 years
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ティーンエイジ・サイコプレイス
女子中学生になろうぜ!!!!!!!!!!!!!!!!
「終業式、探索者の通う学校で一人の少女の死が告げられる。 しかし痛ましく衝撃的なその事件は、ただの幕開けに過ぎなかった。」
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中学二年生女子限定クトゥルフ神話TRPGオリジナルシナリオです。 boothにてダウンロード販売をしております。 NPC立ち絵、コピペ用テキストを同梱済。 所要時間:5~6時間程度 プレイ人数:2人 推奨技能:なし NPC立ち絵 もりろ様 Twitter @365funeral 表紙デザイン、マップ TWEO様 Twitter @TEWOWET シナリオページ https://sagimarisa.booth.pm/items/1647668
以下、本文サンプルとなります。
『ティーンエイジ・サイコプレイス』
【はじめに】
当シナリオは、現代日本、女子中学校を舞台としたものになります。PLは中学二年生の女子と言う前提で、クトゥルフ2010の学生探索者作成手順に従って探索者を製作してください。 また、このシナリオには推奨技能はありません。KPは推奨技能を提示せず、JC作成を見守って下さい。もしこの値は女子中学生らしくないと言う内容であれば、修正を促して下さい。
【セッション概要】
終業式、探索者の通う学校で一人の少女の死が告げられる。しかし衝撃的なその事件は、ただの幕開けに過ぎなかった。 幼い探索者達は変死事件の謎を解き、学校という閉じた世界に蔓延する恐怖から脱出することが出来るだろうか……?
所要時間:5~6時間程度 プレイ人数:2人 推奨技能:なし 難易度:中。JCvs宇宙的恐怖の片鱗なので若干死に易め あると楽しいもの:お揃いの制服立ち絵とJCの心意気
【シナリオ利用規約】
OK:軽度の改変、ゲーム画面スクリーンショットの投稿、動画利用
NG:二次配布、多数の目に触れる場所でのシナリオのネタバレ、このシナリオ以外でのNPC立ち絵の利用    
【導入 7月19日:一日目】
◎Phase day1:終業式
探索者は市立織塚女子中学校に通う、2年b組の生徒である。 今日は終業式、いつも通りに登校��た生徒達はチャイムと同時に体育館へ集められ、式が始まるだろう。背の順に整列させられ「静かに」と風紀委員に念を押されたと同時に、探索者は教師陣がどこか深刻そうな面持ちであることに気付いてよい。何かあったのか、只ならぬ雰囲気に首を捻る中、校長が壇上に立ち、マイクを握る。
「皆さんに残念なお知らせがあります。昨夜、2-aの里木宵子さんが亡くなりました」
途端、体育館は中学生達の密やかな驚きで騒めく。え、と声を上げる者や冗談だろうという表情の者、泣き出してしまう生徒なども出るだろう。
探索者は「2-a 里木宵子(さときよいこ)」と同級生である。 アイデア:成功すれば彼女が、品行方正を形にしたと言ってもよい学級委員の手本の様な人間で、学年でもトップを争う成績の持ち主だったことを知っている。同級生の突然の死に、SANチェック1/1d2。またアイデアがクリティカルであれば彼女は探索者の親友だったことになる。その場合はSANチェック1/1d4。
校長は生徒を悼む言葉を告げて壇上を降り、他の教師が連絡事項を読み上げる。彼からは以下の内容が伝えられるだろう。
・給食室に入らない様にという注意、昨日昼前に誰かが入ったらしい ・二十三日に行われる織塚祭の準備への激励
織塚祭とは7月23日の夕方に行われる、この学校でやる夏祭りの様なものだ。吹奏楽の生演奏を交えた演劇部による演劇や、火を焚きながらの地元の神様の供養、外部の屋台が校庭へ出店して来る等、様々な事が行われる行事である。
これらの連絡を終えれば、ざわざわと不穏な雰囲気を残したまま終業式は終わり、生徒は教室へと帰される。 里木宵子の死に関しては深く語られない。しかしもし調べようとしたり教師達の話を聞き耳で盗み聞けば「裏山で転落死したらしいこと」「遺書らしきものを持っていたこと」「死体は犬猫に漁られたのか体が酷く破損していたこと」などの情報を得ることが出来る。SANチェック0/1。    
◎Phase day 1:訪問者
夏休みに関しての連絡などが済み教室の掃除が始まると、隣のクラスから生徒が一人訪ねて来る。探索者達はふんわりと緩やかな巻き毛を垂らした彼女が「2-a 金乃井トメ(かねのいとめ)」であり、非常にお金持ちのお嬢様だと知っている。また、アイデアに成功すれば彼女が昨日まで軽い交通事故に遭い一週間ほど休んでいたことも知っている。
彼女は小さな紙袋を手に「杏奈は来ていないかしら」と探索者に尋ねてくる。杏奈、と言うのがクラスメイトの「2-b 釜内杏奈(かまないあんな)」であること、彼女が今日休みであることを探索者は知っているだろう。釜内が休みであることを伝えれば「そう…」と彼女は困ったような表情を浮かべ、探索者が何か聞いても「貴方達には関係無いわ」とその場を去って行く。 釜内は放送委員のクラスメイト。放送の県大会に出る程の実力者で、周りからは「釜内アナ」と呼ばれている。また、アイデアに成功すれば、昨日彼女が早退したことを知っている。
聞き耳:その欠席者、釜内について、近くの席の生徒が噂をしていることに気付く。「釜内さん、行方不明らしいよ」「えぇー、家出とかじゃない?」「かなぁ」  
その後、終業式なので授業もなく午前中終了となる。明日からは午前のみの全員参加の補講が始まる。また今日から放課後の時間(13:00〜)は、織塚祭の準備をする様だ。下校時刻は基本16時である。
◎Phase day 1:不穏な放課後
放課後になると早速、織塚祭の準備が始まる。生徒たちは机を少し端に押しやり、真ん中で作業を始めるだろう。 生徒に任されているのは等身大の藁人形を作る仕事だ。握った藁束はしっかりしており、まとめるだけでもかなりの苦労を強いられる。クラス内で手分けして、人形に着せる和服や飾りなどの製作も行われている。周囲の同級生たちは「女子中なのによくこんな肉体労働させるよね~」と溜息を吐いている。
作りかけの藁人形に目星:資料をもとに作成しているが、体つきや装飾を見るに、女性の藁人形の様だ。 アイデア:この藁人形作りは2、3年の仕事なので今年が初めてである。二年生以上が各クラス一つずつ作ることになっている。 作業場に目星:祭りの手順の書かれた紙が置いてある。「三年生の代表が藁人形から少しずつ藁を抜き取り、丸に近い形に束ねて模造刀を突き刺す。突き刺した物を焚いている火にくべ、礼をする」
作業をしていると途中で藁が足りなくなってしまう。それに気付いた風紀委員の「2-b 清木音芽(きよきおとめ)」に頼まれ、探索者達は倉庫に取りに行く事になる。「ごめんちょっと、手が空いてるそこの二人、藁を取りに行ってくれない?」 倉庫は校舎から体育館へ向かう途中の道にあり、普段使わない運動会用の用具などが仕舞われている。もし余り親しくない探索者同士なら、この道中で少し会話をしてもらっても良いだろう。
保健室や家庭科室が並ぶ一階の廊下を歩いていると、出口の付近を何かが歩いている。ふらふらと進んでいるのは人影に見えるが、その体は不自然なほど左右に大きく揺れており、人の様な動きをしていない。それが一瞬こちらを振り返り、じっと探索者達を見つめた。 見つめる人影は釜内杏奈によく似ているが、その顔は赤黒いものに塗れ、額を突き破って角の様なものが生えている。
目星でクリティカルが出ればその爪が異様に伸びており、重々しい雰囲気を纏っていることもわかる。
探索者が立ち竦んでいると、どこかから教師の叱責する様な声が響き渡る。その騒ぎを耳にしたのか釜内(?)は逃げる様に飛び跳ねて倉庫の上に乗り、向こう側へと消えるだろう。一連の不可思議な出来事にSANチェック1/1d4+1。(追跡不可)  
この後、もし教室に戻ってしまうならば「藁は?」と剣呑な表情をした清木に手ぶらであることを咎められる。探索者たちはどちらにしろ倉庫へと向かわなければならない。
鬼に動じず直接倉庫へ向かえば、変わった様子は特にない。中には運動会等の行事で使う道具と一緒に、藁が積み上げられている。倉庫に目星を振った場合、壁の一部が目に留まる。そこには何かが剥がされた様な跡があることに気付くだろう。
アイデア1/2:確かここには気味の悪いお札が貼ってあった様な記憶がある。  
また倉から藁を取る最中、探索者の一人が壁から突き出ていた古い釘で足、もしくは腕を怪我してしまう。HP-1d2。応急手当をすることは可能だが、このままでは破傷風などの危険がある可能性を説明すること。探索者が保健室の存在を思い出さなければアイデアを振ってもらってもよいし、教室に戻ったあと、怪我を見つけた清木に保健室に行くように促されてもよい。    
◎Phase day 1:保健室
足の怪我を手当てしに保健室へ行くと、そこに教師はおらず、代わりに「緑野」と書かれた名札を付けた保険委員長がいる。アイデアに成功すれば、長い黒髪を垂らしどこか妖艶な雰囲気を纏っている彼女が「3-a 緑野黒華(みどりのくろか)」である事を知っている。 彼女は文庫本を読んでいるが、探索者に気付くと「足の怪我かしら、じゃあそこに名前を書いて」と言って保健室の使用者名簿を出して来る。また、もしこの時彼女の読んでいる文庫本に注目するのであれば「火葬の歴史」と言う本であることが分かる。 保健室の使用者名簿は以下の通りである。  
《保健室 使用者名簿》
7月15日:2-b 清木音芽 体調不良 早退 7月16日:1-b 田神真美 怪我 7月17日:2-b 清木音芽 体調不良 7月18日:1-a 控江めい 怪我 2-b 釜内杏奈 体調不良 早退
田神真美について「あぁ、ちょっと前に来たあの元気な子ね。膝小僧を両方綺麗に擦りむいていたわ。委員会とかは分からないけど……雰囲気は体育だったわね、実際のところどうなのかしら……?ごめんなさいね、あまり詳しくないの」アイデアに成功すれば、田神が放送委員の一年生で、釜内の後輩であることを知っている。 清木音芽について「最近体調が悪いみたいね。よく来ているわ。通院もしているみたい」 控江めいについて「図書委員の子、だったかしら。この子は手当てしてないけれど、たまに三年の廊下ですれ違うわ」
祭りの事には詳しくないが、何か調べている様だと知れば「レターデスク」について教えて貰える。「部室棟一階の端の廊下に机があるでしょう?あれ、レターデスクっていうの。引き出しに紙を入れておくとカミサマが返事を書いてくれる、なんて言われてる、知らない相手との交換日記みたいなものね。引き出しに何か書いたメモを入れてその机に付箋を貼る、そうしたら次の日くらいには机に丸の書いた自分の付箋が貼られていて、返事の書かれたメモがその引き出しに入っているわ。知らないこととか秘密とかおまじないとか、そこで聞く人が多いみたいよ。カミサマなんているのかしらね」
田神まみを探す、もしくはレターデスクに向かおうとするならば、その途中で清木と鉢合わせる。「ちょっと、どこ行くの!先に仕事よ!」と教室に引き戻されるだろう。 レターデスクを見る事が出来るのは下校時刻の直前となる。(田神は今日は既に帰宅している。)
◎Phase day 1:レターデスク
部室棟の隅にひっそりと置かれている机。引き出しに紙を入れておくとカミサマが返事を書いてくれる、と言われている。返事が欲しい紙を入れた時は机に付箋を貼っておく。引き出しが空の時は付箋を剥いでおく。カミサマからの返事があると、丸印が書かれた付箋が机に貼ってある。自分の付箋に丸の付いている返事しか見てはいけない暗黙のルール。 机に近づけば、丸の付いた付箋が貼られている事に気付く。中を見ると一枚のルーズリーフが入っており、この様なやり取りが書かれている。
「神様へ 遂行への手掛かりを下さい」 「鬼塚祭ヲ中止セヨ」  
これらのイベントを終えた所で本日は下校時刻となる。無理やり学校に残ろうとした場合、教師から注意を受け下校させられるだろう。
※レターデスクのイベントが20日以降になる場合は後述。
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shibaracu · 5 years
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●江戸のリサイクルと物売り
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●江戸のリサイクルと物売り 江戸は凄い時代である。 当時の世界ではナンバーワンと言われるリサイクルが発達していた。 桶や樽などの再生からカマドの灰まで買いに来ていた。 桶屋たるはそこいらに放ってあったものを拾っていった。 我が家はうどん屋をしていて建物の壁一面に薪を積んでいた。 其れを燃やすわけだから灰が出てくる。 幾つまでだったか覚えていないけれども結構遅くまで来ていた。 竈(かまど)の口は大きかったので中に首ツッコミ小さな帚(ほうき)で キレイに履いていったもの。 煙突の煤(すす)もキレイに掃除して買っていったもの。 他に使い道がどのくらいあるのかは判らないけれどススは硯(すずり)などに使った。 灰は染料の色止めや灰汁(あく)抜きとして使った。 食品に含まれる、渋み・苦み・不快な臭いなどの元となる、 食事には不要な成分の総称に成る。 詳しくはhttp://wkp.fresheye.com/wikipedia/灰汁 などを読んで下さい。   物売りも結構来ていた。 焼き芋屋やアイスキャンデーや金魚売り 物干しの竿だけなんかも有った。 売り手のかけ声が懐かしい。 バナナなんかはちゃんとした口上(こうじょう)が有ったようだけど 私は聞いた事がない。 下の動画いくつか集めておいたので再生して聞いて下さい。 いつの間にか録音したものを車で流しながら売り歩くようになった。 これでは効率は良いけれども経費が掛かるのと客とのコミニケーションは 取れないだろうね。 心のふれあいが無くなり商売するから変に歪んだ商取引になり 騙されたの騙したのなんてなるのでは。 昔は無かった売りっぱなしで責任取らない。 これも権利の先行になり 義務を放棄する事になっている。 今ではその辺歩いている子供に声かけたら大変な事になる。 下手すると誘拐犯にされてしまう。 クワバラ クワバラ 恐ろしい時代になった。 私の日記読んで居る人でも知らなくて道であって声かけたら其れこそどうなるか。 世の中進歩するのも良いことだけど こんな進歩はして欲しくないもの。 コミニケーションが途切れたら同じ空気吸っていても完全に切れてしまう。 道歩いているだけでも眼を付けた なんて言われイチャモンつけられそうだから人の顔は見ないようにしないと。 寂しい時代だね。   ●いちゃもん 言いがかり。難くせ。文句。 「 -をつける」   ●「クワバラ、クワバラ」の意味は 災難や禍事などが自分の身にふりかからないようにと唱える、まじないのこと。   ●めっ・ける [0]【目付▽ける】 ( 動カ下一 ) 〔「見付ける」の転〕 「見付ける」の俗な言い方。見いだす。 「花子さん-・けた」   ●ENEOS童話賞について:童話賞の3つの願い - JXTGグループ https://www.jxtg-group.co.jp/hanataba/awards/wish/ ENEOS童話賞は、「心のふれあい」をテーマに、毎年一般の方からオリジナルの創作童話を募集しております。その中から、厳正な審査の結果、受賞作品を表彰するとともに、一冊の童話集にまとめております。ENEOS童話賞には、私たちの「3つの願い」がこめられています。   ●第50回(2019年) JXTG童話賞 【一般の部 最優秀賞】 雨がすき作者:宮田一平 / 絵:かべやふよう  花が窓から外をながめていると、空から大粒の雨が落ちてきた。 「おかあさん、雨がふってきたよ。」 「あらっ、たいへん。花、駅までお父さんを迎えにいってくれないかな。お父さん、傘を持っていないと思うから。」 「お父さん、いつもの電車?」 「そう、6時半に着く電車。」 「わかった。」 時間になると、花は玄関で大好きなオレンジ色の長ぐつをはき、傘入れから花の赤い傘とお父さんの大きな黒い傘を引っぱり出して、駅へ向かって飛び出していった。 花が駅に着いて時計を見ると、電車が着くまでにまだ少し時間があった。駅の待合は、花と同じお迎えの人たちや雨宿りの人たちの話し声で、いつもより少しにぎやかだった。花が駅の売店の方に目をやると、一人の少年がぼんやりと外を見ながら立っていた。 「あっ、たっくんじゃない。」 花は思わず大きな声を出して、少年のところへ飛んでいった。 「おっ、花か。どうした。」 .....1/5   ●日本語の音長律(1) 百人一首朗詠 - 「かささぎの」2011/02/10 https://youtu.be/76hMbZ0EK1M https://youtu.be/76hMbZ0EK1M?list=PLZyjyoHSWs6P67GI2JU7Yf1ZiVsxxJqXf ●日本語の音長律(2) 売り声 - 石焼芋, さお竹 https://youtu.be/b9PLUCzD_hg ●宮田章司・坂野比呂志 飴売りの売り声の比較 https://youtu.be/pYHsRZRA1mA ●バナナの叩き売り!口上:ありがとう三太さん https://youtu.be/8hOEk8GIGoo ● 江戸は物売りの呼び声が… https://mainichi.jp/articles/20170811/ddm/001/070/197000c 毎日新聞 2017年8月11日 東京朝刊  江戸は物売りの呼び声がにぎやかだった。夏、「ひゃっこい、ひゃっこい」は冷や水売り、「たまや、たまや」と来るのはシャボン玉売りだが、川柳に「荷が呼んで歩く虫売り、定(じょう)斎(さい)売り」というのがある  ▲定斎屋は暑気あたりの薬屋で、薬箱の金具がカタカタ鳴るのが呼び声がわり、虫売りは松虫、鈴虫などの鳴き声で客が集まった。その虫売りというのがまるで役者のような粋(いき)な格好をしていたという  ▲市松模様の屋台ともどもだんだんと華美の度を増し、ついには天保の改革で禁止されるはめになった。鳴く虫やホタルを売ったこの虫売り、初夏からお盆までの商売で、江戸の人々はお盆になると供養のため買った虫を放ったそうだ  ▲虫売りといえば、クワガタやカブトムシが幅をきかせる現代である。だが近年は輸入された外国産の種が野外で見つかる例が相次いでいる。無責任な飼い主が放ったりするためで、日本の固有種との交雑種が生まれている恐れもある  ▲オオクワガタやヒラタクワガタは外来種と雑種を作るのが知られている。以前の小紙報道によると、関西ではあごの形などが国産種と違うオオクワガタなどが見つかっている。自然界で交雑を放置すれば、やがて固有種がいなくなる  ▲売買や飼育への規制導入も、すでに大量に飼育されている現状では難しそうだ。専門家は飼い主のモラルを高める教育や啓発、飼育に困った外来種を業者が引き取る仕組みを求めている。外来種を放ってはならない。たとえお盆であってもだ。
物売りの声 寺田寅彦 青空文庫 https://www.aozora.gr.jp/cards/000042/files/2514_9317.html  毎朝床の中でうとうとしながら聞く豆腐屋のラッパの音がこのごろ少し様子が変わったようである。もとは、「ポーピーポー」というふうに、中に一つ長三度くらい高い音をはさんで、それがどうかすると「起きろ、オーキーロー」と聞こえたものであるが、近ごろは単に「ププー、プープ」というふうに、ただひと色の音の系列になってしまった。豆腐屋が変わったのか笛が変わったのかどちらだかわからない。 ●物売りの口上 https://www.youtube.com/results?search_query=%E7%89%A9%E5%A3%B2%E3%82%8A%E3%81%AE%E5%8F%A3%E4%B8%8A ●陣内智則 物売り屋さん https://youtu.be/jxrMOQakvq8 ●下町の物売りの声を思い出してみませう  千代ばあちゃんの思い出袋 http://hachisu-net.com/chiyo/taishouki.html   ●物売り 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 「http://ja.wikipedia.org/wiki/物売り」より ■物売り(ものうり)とは路上で移動しながら、主に鳴り物や独特の売り声を発しながら呼び込みをして食事を提供したり、物品などを販売、修理や古物や廃品の買取や交換をする者。 「引き売り」・「引売り」ともいうが「物売りの声」・「引き売りの声」という言葉が一般的に馴染深い。屋台や行商や街商と重複する部分もあるが、行商は固定客に対しての訪問販売が主であり、街商は市や縁日で一所(ひとつところ)で留まって商売する事や物売りが必ずしも屋台ではなかった事から区別する事が出来る。 ■ 歴史 鈴木春信画:『水売り』水売りの少年が描かれている浮世絵江戸時代から盛んになり「棒手振」・「棒手売」(ぼてふり)と呼ばれていて日用品の食材から生活必需品まで衣食住に係わる全てのものが売られており幕府の許認可を受け鑑札を持った物だけが営業できた。 これに違反すれば厳しい処罰があったが、生活困窮者や弱者の就業を目的とした幕府の政策でもあった。 季節物の販売も多く、蓮の葉商いの傾向も強いが市や祭事の門前町などの街商は場所代や既得権が必要であったが、棒手振は歩き売りという形を取っていたのが街商などとの差異であり、また季節物ではない代表的なものとして、夜鳴き蕎麦屋や鮨屋などがあげられる。 当時は大八車(リヤカー)ではなく主に道具や商品や食材の入った箱や笊(ざる)、籠(かご)や桶(おけ)などを両天秤にして天秤棒を担いで売り歩いたので棒手振と呼ばれていたが、道具や品物の入った箱を片方の肩で担いで売り歩く者もいた。 江戸時代にはその場で調理する屋台だけでなく、調理済みの天麩羅(てんぷら)、鰻(うなぎ)の蒲焼などを木箱に入れ、物売りが売り歩いていた。 近年では自転車やリヤカーをもとに形だけではなく設備も充実させ、���炊きが出来る(ただし江戸時代から屋台では煮炊きの設備を備えていた)物売りも増え、昭和初期から昭和40年代まで品を替え(鮨や蕎麦は廃れおでん売りや菓子パン売りなどが盛んになった)世間で一般的に見られたが、江戸時代から変わらず続いた豆腐売りや納豆売りや金魚売りなども含め、今ではほとんど見る事はなくなった。 しかし現在では自動車に設備を載せ決まった場所(就労者は多いが外食産業や商店の無い所など)で食事や弁当やパンなどを調理、販売をしているものも見られる。また高齢化社会に伴い利潤のみならず地域振興や福祉目的を持って幾つかの小さな企業が、物売りとして豆腐などの大豆食品を呼び込みのラッパを使うなど、昔ながらの形態で販売を始めている地域も存在する。   ■ 物売りの種類と売り声や鳴り物 ●食事 ・鮨屋(すしや)---江戸前寿司の始まりは、物売りや屋台であったので今でも名残として立ち食いの鮨屋も東京を中心にみられる。 ・夜鳴き蕎麦(そば)---呼子といわれる笛を吹いていた。宵に笛を吹きながら商売したので「夜鳴き蕎麦」とよばれた。日本蕎麦はなくなり中華蕎麦(ラーメン)になり、笛もチャルメラという物に変わった。 ・鰻(うなぎ)売り---江戸時代当初は生をその場で捌いて客に渡したが、その後蒲焼にした物を売ったり、その場で調理するものもあらわれた。割り箸は鰻屋の発案で引き割り箸といった。 ・賄い(まかない)屋---江戸は女性の比率が二割といわれ独身の男性が非常に多く、宮使いで制約の多かった下級武士の専門の弁当屋として成り立っていた。 ・おでん売り---昭和40年代まで日本各地にみられ、晩のおかずに主婦が鍋を持って買いに来たり、子どもがおやつとして買っていた。 ●菓子 ・飴(あめ)売り---多種多様な飴売りが存在し競争も激しかった為、今の出店や夜店の的屋の元になる、くじ形式や余興や口上などで趣向を凝らしていた。 ・鼈甲飴(べっこうあめ)---練る飴細工も有名だが、鼈甲飴も溶かした飴を型などに流し込み、様々な形を平面的に作り上げて、売っていた。 ・飴細工---鋏(はさみ)や指先を使い飴を練って三次元的な立体造形の飴を作って売っていた。詳しくは飴細工を参照の事。 ・揚げ団子売り---昭和初期ごろまで見られ、小麦粉を甘く味付けして中華菓子の様にその場で揚げて、主に子ども向けに売っていた。 ・焼芋屋---「やきいもーやきいもー栗よりうまい十三里ー」栗より美味い十三里と言う文言は「栗」を九里と「より」を四里とを足して焼き芋のことを十三里というなぞかけ言葉である。 ●食材 ・蜆浅蜊売り---「しじみーあさりー」この他にも蛤や赤貝なども専門で売られていた。 ・鰯売り---売り声「いわしこーいわしこー」「いわし」は真鰯で「しこ」はカタクチイワシのことで獲れたてを海浜近郊で売っていた。魚は他にも、鯨、初鰹、烏賊、白魚、秋刀魚、鯵など旬の物も売られていた。 ・納豆売り---売り声「なっとー、なっとなっとうー、なっと」江戸時代から続いていたが近年では主に自転車に品物を積み販売していた。江戸では上記の蜆浅蜊売りとともにポピュラーな存在で、「納豆と蜆に朝寝起こされる」などという川柳も残る。 ・豆腐売り---ラッパを使い「とーふー」と聞こえる様に吹いた。行商の色合いが強い地域もある。 ・青果など---蜜柑、西瓜や大根、蕪(かぶ)、自然薯(じねんじょ、山芋の)、生姜など野菜や果物を季節ごとに販売していた。 ●生活用品の修理、販売 ・定斎屋(じょうさいや)---昭和30年頃まで存在したといわれ、江戸時代の物売りそのままの装束で半纏(はんてん)を身にまとい、天秤棒で薬箱を両端に掛け担いで漢方薬を売っていた。また力強く一定の調子で歩いた為、薬箱と金具や天秤棒のぶつかり合う音が独特の音となり近隣に知らせた。 ・羅宇屋(らうや)---煙管の羅宇と呼ばれる部分のヤニとりや交換をしていた。小型のボイラーを積みその蒸気で掃除をし、また蒸気の出口に羅宇を被せ蒸気機関車の警笛の様に「ぴー」という音を出して知らせた。詳しくは煙管を参照のこと。 ・竿竹売り(さおたけうり)---売り声「さおやーさおだけー」本のタイトルにもなり注目を集めた。 ・鋳掛屋(いかけや)---金属製の鍋や釜の修理販売をしていた。詳しくは鋳掛屋を参照のこと。 ・金魚売り---売り声「きんぎょーえー、きんぎょー」金魚とともにガラスの金魚鉢も売っていた。ちなみに江戸時代の金魚鉢は吊り下げ式で軒下などに吊るして下から観賞していた。 ・風鈴売り---風鈴の音色が呼び込みになった。 ・買取---古紙、古着、金物、番傘、屎尿、樽、桶、糠など様々で、江戸時代は最近の研究では、全ての時代の世界の中でも高い水準でのリサイクル社会であったと考えられている。 落ち買い---「おちゃない おちゃない」という呼び込みの声で抜け落ちた髪の毛を買い取っていた。京都では女性の専業であり、髪文字屋(「かもじや」と読み、付け毛製作販売業)に買い取った髪の毛を卸していた。「落ちていないか」が「おちない」から「おちゃない」に変化したといわれる。   ■振売(棒手売から転送) 振売・振り売り・振売り(ふりうり) 商品を天秤棒に担いで売買すること。転じて、そのような商売をする商人を指す。 この様式の商売は、行商のうち比較的狭い範囲を巡回する形態に多く見られる業態である。天秤棒の両端には商品を入れた桶や箱などの容器をぶら下げる。 http://ja.wikipedia.org/wiki/振売   ●蓮の葉商い   http://ja.wikipedia.org/wiki/蓮の葉#蓮の葉商い 蓮の葉(はすのは)とは蓮という水生植物の水面に浮いている葉のことをさし漢方薬の伝来により荷葉(かよう)ともいう。また蓮根(れんこん)の葉としても馴染が深い。ヒンドゥー教、仏教、密教においては「蓮」そのものが特別な意味を持ち蓮の花、蓮の実と共に珍重される。蓮の葉はロータス効果という現象の説明において代表的なものでもある。 蓮の葉商い(蓮の葉商ひ、蓮葉商い)とは、古くから日本各地の朝市や縁日などで、その時々に自生する銀杏、アケビ、椎(しい)などの木の実や五節句、二十四節気の年中行事に必要な季節物をその期日の前に商いしていた者をさし、(近年、近代から八百屋や花屋や街商も季節物を売っていた)その中で盂蘭盆(うらぼん)に使う蓮の実や蓮の葉が特に珍重された事や、商品の多くを蓮の葉や蕗(ふき)の葉の皿の上に置いて売っていたという事などから、季節物を扱う商人を「蓮の葉商い」(はすのはあきない)と呼ぶようになった。しかし季節物という短期使用のいわゆる、消え物であることから多少品質が悪くとも問題にならない、しない物という捉えかたがされ、きわもの売りやまがい物を売る者という意味を持つようになり、蓮の葉の言葉の意味が際物(きわもの)やまがい物を指すようになった。 季節ごとの主な商品 ・1月 一月一日 - 七日の正月・人日の節句---橙(だいだい)、榊、松、竹 ・2月 二月三日の節分---鰯や柊、大豆「鬼が入らないための結界と追い出すための道具」 ・3月 三月三日の桃の節句---桃の花 ・4月 四月八日の灌仏会(釈迦の誕生日)---甘茶「紫陽花の近縁種の植物の葉」 ・5月 五月五日の端午の節句---柏の葉、菖蒲「柏餅、菖蒲湯」 ・7月 七月七日の七夕---笹や竹 ・8月 八月十三 - 十六日    盂蘭盆(仏教行事)---蓮の葉、蓮の実    お盆(日本古来の祖先崇拝の祭り)---鬼灯・酸漿(ほおずき)、真菰馬(まこもうま)、小豆、大角豆(ささげ)関東地方では豆がはぜるのが切腹と通じるのを嫌い小豆の代わりにこれで赤飯を作った。 ・9月 九月二十五日の月見---ススキ、枝豆、栗 ・0月 十月十九日・二十日の恵比寿講--- 大根、牛蒡(ごぼう)などの根菜や魚(恵比寿は日本では漁業の神でもある)「五穀豊穣と大漁祈願の祭事」 ・12月 十二月十三日のすす払い---鯨「すす払いの後、鯨汁を作って食べる習慣があるため」     十二月二十二日の冬至---柚、南瓜(かぼちゃ)「柚湯、南瓜粥で冬の英気を養った」   ●行商   https://ja.wikipedia.org/wiki/行商 行商(ぎょうしょう)は、(特定の店舗を持たず)商品を顧客がいるところへ運び販売をする小売業(サービス業)のこと。   ●屋台   https://ja.wikipedia.org/wiki/屋台 屋台(やたい)は、移動式の簡易店舗。簡単な飲食物や玩具などを売る。似た言葉として露店(ろてん)があるが、露店は移動式とは限らず、歩道上に物を並べて販売したり、建物の1階で物を売る店も含まれる。   ●商業   https://ja.wikipedia.org/wiki/商業 商業(しょうぎょう)とは、財やサービスなどの商品を所有している人やまたは存在している場所と、必要としている人または必要としている場所を結びつけることにより利益を得る職業または経済活動である。多くは貨幣の媒介を経て市場や個々の店舗において取引(商取引)という形式をとって行われる。ただし、貨幣や市場などを媒介しないケースを含める場合には「交換」と呼ぶこともある。また、「商業的」という場合、「営利を目的として」という意味になる(例:商業的生産)。   ●ろてん【露店】 道ばたに商品を並べて売る、屋台店(やたいみせ)。    「―商人」   ●ろてん【露店】  https://ja.wikipedia.org/wiki/露店   ●屋台       https://ja.wikipedia.org/wiki/屋台 屋台(やたい)とは、屋根が付いていて、移動可能で、飲食物や玩具などを売る店舗。 屋台の形態は国や地域によって様々なものがあるが、初期の形態としては、天秤棒で担いで売り歩いた形態があったが商品を多く運べないのが欠点。リヤカーのように可動式の店舗部分を人力、自転車、オートバイで牽引するものや、テントのように組み立て型の骨組みをもとに店舗を設置する場合もある。またトラックの荷台の部分を改造したものもある。似た言葉として露店(ろてん)があるが、露店は移動式とは限らず、歩道上に物を並べて販売したり、建物の1階の店先で物を売る店も含まれる。   ●蚤の市      https://ja.wikipedia.org/wiki/蚤の市 蚤の市(のみのいち、flea market、フリーマーケット)は、ヨーロッパの大都市の各地で春から夏にかけて、教会や市庁舎前の広場などで開かれる古物市。パリの蚤の市が有名。北米では大規模な倉庫や体育館など屋内で開催されるものもある。出店者は一般家庭や仲間で集まったグループから、古物商や雑貨商の様な事業者まで幅広い。   ●的屋     https://ja.wikipedia.org/wiki/的屋 的屋(てきや)は、縁日や盛り場などの人通りの多いところで露店や興行を営む業者のこと。祭りや市や縁日などが催される、境内・参道・門前町において屋台や露店で出店して食品や玩具などを売る小売商や、射幸心を伴う遊技として射的やくじ引などを提供する街商や、大道芸にて客寄せをし商品を売ったり、芸そのものを生業にする大道商人(だいどうしょうにん)などが含まれる。「当たれば儲かる」ことから的矢[1]に準えて言われるようになった言葉である。 的屋(まとや)、香具師(やし)、三寸(さんずん)とも呼ばれる。   ●露天商      https://ja.wikipedia.org/wiki/露天商 露天商(ろてんしょう)とは露天(屋外や青空の下)で店舗を持たず商売をする者。露店商とも表記し、街商(がいしょう)ともいう。 的屋(てきや)、香具師、三寸は辞書[2]では、同じ説明がなされている場合が多い。職業神として元々は中華文明圏より伝わり、神道の神となった「神農の神」「神農黄帝」を祀り、独特の隠語を用いる者が多いため、狭い世界では神農(しんのう)とも呼ばれる。 警察においては、的屋を暴力団の起源の一つと定義しており、戦後の混乱期に的屋は、博徒・愚連隊と同様に闇市を縄張として、覚せい剤の密売などの違法行為を行っていたと警察白書に記されている。平成以降の暴力団の定義でも「博徒、的屋等組織又は集団の威力を背景に、集団的に又は常習的に暴力的不法行為を行うおそれがある組織」としており的屋も暴力団の経済活動の一つとしている。   ●反社会的勢力 - Wikipedia  https://ja.wikipedia.org/wiki/反社会的勢力 反社会的勢力(はんしゃかいてきせいりょく、英語: Anti-Social Forces)とは、暴力や威力、または詐欺的手法を駆使した不当な要求行為により経済的利益を追求する集団又は個人の総称である。暴力団や半グレ集団などを広く呼び、反社(はんしゃ)と略される。   ●ヤクザ  https://ja.wikipedia.org/wiki/ヤクザ ヤクザとは、組織を形成して暴力を背景に職業として犯罪活動に従事し、収入を得ているものを言う。この偏倚(へんい)集団を特徴づける要因の一つに集団内部の「親分子分」の結合がある。また下っ端に該当する場合は「チンピラ」と称される。 大辞泉は「やくざ」について次の2通りの説明を示す[1]。    役に立たないこと。価値のないこと。また、そのものや、そのさま。「―に暮らす」「―な機械」「―仕事」    ばくち打ち・暴力団員など、正業(せいぎょう)[2]に就かず、法に背くなどして暮らす者の総称。「―渡世」 「やくざ」研究の古典的名著とされる岩井弘融の『病理集団の構造』の序説で「親分乾分(岩井は故意に、乾としている。読みは「こぶん」で同じ)」の関係は民俗学(柳田國男他)や社会学(川島武宜他)において説明されるところのオヤカタ・コカタの関係と共通の社会的基盤を持つと説明している。   ◆あんにゃとあねま - 縄文人の反乱 日本を大事に - Goo ブログ https://blog.goo.ne.jp/s6990714726/e/1448c6d0f0267f9daef8224a69cbd13e 2012/02/29 あんにゃとあねま あねまあんにゃ 棒八もん 形見位牌 証文をまく コレは映画に出てくる幾つかのコトバ。 忘八だけは引っかかるけど後のコトバは100見ても出てこない。 ヤフーでいつも検索すると一ページに100表示するように設定している。 始め方に新しいページが出てくる可能性がある。 生地はなるべく新しい方が良い。 中には古くても良いモノも有るけど。   ◆木颪の酉蔵 ~ 浜木綿子さんが演じた女親分【Respect】  2016/06/29 https://youtu.be/7vXf5Xrymnc 木颪の酉蔵:「子連れ狼」"あんにゃとあねま" に登場した房州の揚屋・女衒の元締め。 萬屋錦之介版の子連れ狼では浜木綿子さんが演じました。
拝一刀とのやり取りで見せた貫録と美しさはひときわでした。 私もそうですが、この役は浜木綿子さんでこそ演じきれたと思う方、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか。 子連れ狼 第一部 (1973年4月 - 1973年9月) 日本テレビ放送網 製作:ユニオン映画、スタジオシップ 第三話 あんにゃとあねま 拝一刀 - 萬屋錦之介 大五郎 - 西川和孝 木颪の酉蔵 - 浜木綿子 お松 - 竹下景子
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geibun-campus · 6 years
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【名物授業】授業科目「鑑賞のための造形演習」/「報告書のための観察と記録」(14・15回)の授業を紹介します。
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授業科目「鑑賞のための造形演習」 「報告書のための観察と記録」(第14・15回) 平成30年度後期「鑑賞のための造形演習」(平成29年度以前入学生対象科目:芸術文化キュレーションコースの学生は必修)の「報告書のための観察と記録」(第14・15回)の授業を紹介します。 「鑑賞のための造形演習」は、作品を鑑賞し、分析した内容を文章で毎回ミニレポートにまとめる授業です。この授業では学生全員が「制作・鑑賞・評価」を体験します。この授業の作品は鑑賞・分析・評価のための実験試料になります。第14・15回の授業では、「近世の青銅花器を調査しその報告書を作成する」という、文化財資料の調査とレポート作成を演習しました。 <第14・15回授業>の課題 1.芸術文化学部 工芸史・工芸技術史研究室が所蔵する大郷コレクション(鋳造による近世青銅花器)のなかの26点を展示する。この中から3点を選び、観察・鑑賞し別紙の4つの調査項目の表(A3サイズ)に記録する。 2.4つの調査項目のうち3番目の項目は、独自の項目を設け、選んだ3点全てについて4つの項目を記録する。 3.必要に応じてスケッチを描いても良い。 4.観察・鑑賞・記録は授業14回と15回の途中までとし、15回の後半30分間で「報告書」を作成し提出する。 ①作品に触れるときは白手袋をはめる。 ②差し込み式で組み立てた花器が多いので持ちあげるときには構造を確認しておこなう。 ③細い部分は折れやすいので注意する。 ④常に花器のある位置を確認し倒さないよう注意する。 ※最初は全体を眺めながら調査する3点と、新たな調査項目を決めていく。 ※新たな項目が調査の独自性と、調査結果の新規性を生むことになるため、自身の着眼点を明確にする。 ※3点について第1項目(色調・肌合い・重量)を調査し、終われば第2項目について調査するという順番で進める。
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PDFはこちら 以下は 、「報告書のための観察と記録」の調査観察の風景です。
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『調査報告書』(第14・15回「報告書のための調査・鑑賞・記録の実戦」)の条件 以下の条件で、A4用紙の両面に報告書を作成する。 1)上段に選んだ3点のA・B・CのMO番号と花器名称を書く。本文の記述では「<A>は、…」と表記すること。 2)「章」は自由に(必要に応じて)設ける。最後に必ず「まとめ」を設けて記述する。表裏の枠内に記述する。 90分2コマ(180分)の授業で、調査表を作成し、30分で報告書を作成する課題は、学生にはかなり難易度の高い内容であったようです。そのことは、時間内に「まとめ」を十分に記述できなかった学生が多かったことからも分かります。そういった報告書のなかから、「まとめ」の部分だけを記載いたします。なお、記述の一部を担当教員が改変しました。この科目を履修している全学生の今後の研究資料となるよう、SNSを利用して作成した報告書の情報共有をいたします。 「報告書の“まとめ”部分」 「今回調査したものはどれもきれいで端正な形をしていた。またどれも造り込まれていて装飾も多かった」、「取り挙げた3点は特徴が異なり、生けてみたい花に差があった。形状に差があるのは時代背景も関係すると思われるが、制作者の生けてほしい花のイメージも少なからずあると思われる」、「MO-0069 古代文様砂鉢には気になる点があった。それは文様のズレで、鋳造の前段階、原型をつくったときに、何かハンコのようなものを器体に押して文様をつくったのだろう。それが器の円周と合わなかったために、不自然な境界ができてしまったのだろう」、「いろんな形がある。どうやって生まれた形なのか、どうやって使ったら魅力的かなど、過去にも未来にも考えが及ぶ。それぞれの項目で調査することにより、より深く花器について理解することができた」、「3点の花器を比較したことから言えるのは、作者の花、花器の美しさへの熱意を感じ、使用した時の美を感じることができる」、「3点には様々な個性が存在し、作者個々の目的や目指す違いが現れるのだろう」、「どれも花器として目立ちすぎず花を良く見せる色合い、造形である」、「同様な植物をモチーフとした銅製の花器であっても、その形状やモチーフの表し方に大きな違いがみられ、生ける植物や飾る場所に応じた花器の選択が必要となる」、「この花器がどこに置かれ、どのような花を生けるのが良いのかを考察したが、作品を鑑賞するにあたって、日常でどのように使われていくかまでを考えることがなかったので、新鮮な体験となった」、「MO-0069 古代文様砂鉢は、シンプル+模様がマッチした作品で青銅なのに砂色で不思議である。MO-0115 手杵形花器は、シンプルの追求で、もっと大きくつくっても迫力のあるシンプルになってよかったのかも知れない。MO-0061 瓢形花器は、かわいいだるまさんといった感じで、子供から大人まで誰が見てもかわいいと思える作品である」、「色もベースは同じで、重量も似たようなものが多かった。違いは形状や文様であり、文様によってイメージが違うと感じた。小さな違いの発見が大変おもしろかった」、「異なる3つの花器は造形やテクスチャに大きな違いがあり、見せたいと意識する場所や、考え方も全く違っていることを知った。造形を表現する媒体として花器をつくる場合や、使用感を考えながら造形する場合などは見るべき場所も変わってくる。そこを見分けるべきだと感じた」、「こんなに花器をじっくり見たのは初めてである。花器というものは花を飾って完成し、花器自身は不十分であるという印象を持っていたが、じっくり花器を観察すると、それだけでも美しく作品になると感じた。花器には個性があり、飾る花も花器に合わせて選ぶとより引き立たせることができると分かった。この花器にはどんな花が似合うのか、想像するのが楽しかった」、「意匠は実物のモチーフに似せた緻密なもの、架空ではあるが細かく表現されたものがあり、今回調査した3点にはどれにも雷文が組み合わされており興味深い。持つと意外に軽いものが多く、水の取り替えや持ち運びのことを考えている」、「調査した3点はともに具体的なモチーフがあり、観ていておもしろい作品だった。これらに花を生けると見え方、感じ方も大きく変わっていくのだろう」、「形状、重量感、装飾効果を調査して、花器には全体のバランスが重要だと思った。MO-0129 波濤文花器は、形状や装飾が一致し全体のバランスが上品でシンプルな印象を受けた。MO-002 延齢草文花器や MO-0156 波濤形脚付薄端花器は、形状と装飾、花器部と脚部の印象にずれが生じているように感じられた。花器の印象に強く影響を与えるのは各特徴のバランスである」、「どれも細部がこまかくつくられ、ディテールに目を向けるととても面白い。器部分と脚が分解できるものは肌合いのくすみ、光沢感に差異がでているものがあったが、全体の造形は統一感がある」、「3点は同じ銅器とはいえ、大きさや色調、肌合いの違いで、受ける印象が全く異なることに気づいた。四季やシチュエーションを重視する日本だからこそ、同じ銅器でもこれだけの相違が生まれるのだろう」、「薄端花器と壺状の花器でつくりも安定感も異なった。見た目は重そうでも持つと軽いものもあり、手で触れなければ分からないことがあることを改めて知った」、「この課題は“作品のディスクリプションの練習”として取り組んだ。スケッチを用いず言葉でどれだけ表現できるのか試してみた。目に見える作風を言葉にするのは自分でもやったことがあったが、重さや質感を表現する形容詞の語彙に乏しいことを痛感した。特に重さは“重い・軽い”以外の表現がわからない。これからもディスクリプションの訓練を続けていく必要性を再確認した」、「それぞれの形状、色調はさまざまで、見た目と手触りが異なる作品もあった。その反射、形から生まれる影で作品のイメージが変化した」、「造形の美しさと実用性から3点を比較する。MO-0046 蓮華薄端花器は、優美なデザインと作り込まれた繊細な飾り彫りが見事な作品である。鑑賞的要素が強いと言えよう。MO-0010 獣面文花器は、実用性が高く花器としての安定感が高い。 MO-0070 青海波水盤は、若干、花器としての実用性が低いように感じる。同じ花器でも異なる特徴を持つことがわかった」、「一見しては分からないこだわりが、何度も見るうちに分かってきた。様々なモチーフが使われているが、それぞれの良さを引き出し、全体のバランスを整える技術が大切なのではないか」、「後になってまとめて論述するとなると、プレッシャーがかかり、普段見ないような部分まで積極的に触れて観察するようになった。鑑賞と記録を今回の授業で意識して学べた。時間がないため、せっかく書いた部分まで書けなかったことは悔しいが、楽しかった」、「3点の鑑賞をおこなったが、どれも光沢が残る、花を生けたら楽しそうだと感じる花器であった。文字にして報告書として書くのは大変だった」、「高さがあるものは下部に重心があると考えられる」、「全体的に細かく、リアルな装飾が施されているものが多い。よく観察することでいままで気づかなかった部分を多く発見することができた」、「調査した花器はどれも特徴的な部分があり独創的であった。しかし特徴的な部分を大っぴらにせず、あくまでも花を魅力的に見せる役割を果たしていた。両手で無ければ持てない重みがあり、大きな花でも安定して生けられそうであった。花器は全体のシルエット、色合い、質感、模様を一体として花の美しさを際立たせる役割を持つことを調査で実感した」、「見た目に反した容量や、外側の装飾と内側の凹凸が一致しないなど、外と内のギャップがみられた。取っ手は利便性に欠けると考えられる。2点に共通するもの、3点に共通するもの、全てに共通するものが、それぞれの調査項目でみられた」、「“一目見ただけで対象の全てを判断する”ことは私たちが思うよりはるかに浅はかで人間らしい。何かを観察するときは必ず長く対話し、触れることが大切だ。それは人間に対しても共通する重要なプロセスだともいえる」 観察・記録した資料から報告書を作成する作業を経験すると、記録の内容以上の報告書はできないと分かります。良い報告書は十分な観察によって生まれます。十分な観察は実物を観察する前の準備によって可能になります。準備の必要性は観察時間が不足した体験によって認識されます。観察眼の向上は良い報告書が書けなかった失敗の経験を有効に蓄積することによって為されます。2回のこの授業は、不十分な調査と報告書を体験し次回に備えるための演習です。 [受講生] 2~4年生対象 ※平成29年度以前入学生対象 [必修科目となるコース] 芸術文化キュレーションコース(文化マネジメントコース) ※他のコースは選択科目 [担当] 三船 温尚(芸術文化学部 教授) [関連リンク] 【受験生へのメッセージ】「未来の工芸文化は工芸技術史・材料研究から」三船 温尚
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mazotive · 6 years
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(自創作)Phyxellerのメモ
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ツイートだと何かで埋もれちゃうので記事として残しておこうという作戦 PhyxellerというサイバーとかSFとか近未来というワードの似合う感じの創作話
キャラ紹介だけにしようとか思っていたのにいつの間にか世界観とかも書いちゃった……
Phyxeller(ふぃくせらー)は一応仮題程度のタイトル。
Phyxellerって?
まずPhyxel(フィクセル/Physical+Pixel)という造語があって、意味は物理的ピクセル、つまり手で触って動かせる画面上のあのドットみたいな、いわゆるSFにある「浮いて触れる液晶画面」の素子みたいなやつ……と、3Dプリンタの「命令次第で立体的な物が作れる」の特徴を兼ねたような存在。 そしてそれにPhyxellerはソレにerがついて「フィクセルを操る人」という意味。
世界
めっちゃくちゃに退廃してる。SFだとおなじみだね。
あるとき地中からデミオンという有害物質が煙のようにモクモクと出て、浄化しきれなくなったと判断した国々は半球状の巨大なバリアを作って遮断することでデミオンから身を守ろうとした。
やがて長い年月を経て、バリアの外にあった街や自然を含むほとんどの生命はデミオンによって死滅し、焦土のような風景が広がり外界と区別されるようになった。 それに対して中はホログラムで彩られた空や自然があり、発達した機械文明で人は不自由なく暮らしている。
デミオンは吸って即死というものではなく、デミオンの含まれた空気を吸って体内に一定量蓄積されると痺れや目眩や倦怠感なんかを引き起こし、もっと吸い続けると呼吸器や心臓、抵抗機能などなどが停止して死んでしまう。 ある程度なら吸っても時間経過によって体内で浄化されるけど、衰弱の反応が起こると浄化機能も衰弱するので、デミオンを相殺する物質リミオンの摂取以外では回復しなくなる。
ちなみにリミオンは外界に点在する泉やガスの噴出口などから採れるが、デミオンの流出量に比べるとかなり少ない。
外界に出てそれらの物質の調査を行ったり、時折国内に侵入しようとする外界生物(大体はデミオンによって突然変異した獣)を駆除する組織があって、それをBLOXという。 BLOXは予てより活動の補助的技術だったフィクセルを、武器や重機などのメインの技術として扱う実験を始めた。最近打ち出されたのは「意のままにフィクセルを操る」実験。これが後にフィクセラーを生むことになった。
薄紫髪の子
たまに落描きと称して描いていて、なおかつPSO2でも再現して遊んでるこの青年の話👋
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▲ちなみにこの武器の青い部分なんかを作っているのがフィクセル。本来はその土台である装置ごとに作れる形が決まっているけど、フィクセラーはこれを自在に変形させられる。
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名前はミカバ・キルヒコ もともと名前のキルヒコに漢字表記はなく、名字のミカバは弥伽婆と書く。 ただし文化的に漢字が廃れてしまったので弥伽婆と書けるのは彼くらいしかいない。
デミオンによる突然変異で、生まれた時からライラックの髪色をしている。(こういった遺伝異常は割と常識)
小さい頃から寡黙で真面目でいわゆる勉強しか趣味のなさそうな凹凸のないガリ勉気質で、しかして国が定めた知能基準を超えている、稀にみる天才児。 フィクセルを自在に操るための命令変換用チップを脳や体に埋め込む実験の実験体に選出され、その手術に同意してコンピュータと並ぶ計算能力とスキャン用の機械眼(左目)を得てBLOXに所属するフィクセラーになった。
しかしチップを埋め込んだ副作用によって余計に機械的な人格になり、フィクセラーのコンセプトであった「意のままに」の「意」さえ発生しない状態になってしまった。
第一主人公
よく描いておきながらキルヒコは第二主人公で〜す。 それで、無感情で非人間的な状態に陥った彼を戻そうとした研究所に残った最後の方法が「手術前の日常を続ける」こと。
そうして招かれたのは彼の唯一の親友であり主人公のこいつ。
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シグレ・ケイ ロケットエンジンによって浮遊する「フライトボード」を使ったスポーツを趣味にしている生意気で負けず嫌いで小難しいことが嫌いな青年。漢字では四暮 京。
フライトボードは一般家庭でも移動手段として用いられる機体でありスポーツの一種。 彼は生まれ故郷のクリムゾンで、このボードアクションの大会で3冠を達成するほどの上級ボーダーだった(現在住んでいるのはスマルトという国)。 キルヒコにボードに乗る楽しさを教えて中級ボーダーレベルにまで仕立て上げた張本人。
手術によって機械的になった彼の人格矯正に関わり、研究者の言いつけも破ってボードに誘い出したり口論の末に殴りかかったりするなどをして(最低…)、人格を少しずつ復活させることに成功。 キルヒコがフィクセラーに選ばれたことについては喜んでいたが、人格が落ちて片目を機械眼に換えられたということを聞いてめっちゃキレた。
昔のある時からデミオンに対する耐久力を失い、室外で活動する時はリミオンの含まれたパッチを顔や体に貼っている。 粗暴な性格やそういった体質があってBLOXに所属できる素質は全くないのだが、フィクセラーの行動管理人という裏口を設けられ強制入隊させられている苦労人。
互いに感情的になることの大切さと冷静になることの重要さを教わっているようなそんな仲。 後に一緒に任務に出たりする良きバディでもある。
※ここからもホントに仮案くらいだし超ややこしいのでテキトーに読んで()
国とか
国の全てには半球状のバリアが張られており、その根本に厳重なゲートを設け、そこを出入りして国々を移動できる。 バリアの内側は空を映すホログラムで満たされていて、ある程度決まった流れで晴れや曇りや朝夕なんかを映して旧来の空を再現してる。 半球状というと東京ドームみたいな大きさを想像するかもしんないけど、規模的には北海道くらいあるんじゃないかな。(適当)
国ごとにキーカラーを定めていて、特に外界調査に出ている時は国の判別に困らないようにエンジンが出す光の色などに適用している。
BLOXは三大都市に一つずつ設置されていて、政府や軍隊とは別でそれなりの権力がある。
スマルト ほぼメインになっている三大都市のひとつで、晴れ渡る空色のネオンが特徴。 守りと安心に徹した国づくりをしていて、バリアが最も堅牢で空気中のデミオン濃度も最も低い安全国。医療技術やAIやそんなハイテク技術がめざましい印象。 その代わり中に住む人々は他国に比べると消極的で神経質な傾向にある。クリムゾンの人間を自己中心的で横暴な人だとして避けたがる。
クリムゾン ケイの故郷でもある国。夕暮れの赤いネオンに包まれ、街中が派手な電光と騒音で彩られる国。 大きさから三大都市のひとつとして数えられるけど、度々バリアの根本を掘って侵入する外界生物がいて安全性はとんでもなく低い。そして掘った穴からデミオンが流れ込むためデミオン濃度も高く、耐性の弱い人間は住むことができない。 外界生物の駆除のために武器開発が進んでいて、各国のBLOXや軍隊にも普及している。 デミオンの遺伝作用や不安定な環境が連鎖して、人々は攻撃的な性格になりやすく、治安の悪いスラム大国でもある。 スマルトの人間をやさしい環境でぬくぬく育った甘チャンだと罵る人が多い。
ジョンブリアン 身体の一部を機械に置き換えることでデミオンの悪影響を無効化する技術を進め、それの成功によって様々な国を取り込み三大都市のひとつに成り上がった技術大国。乱立する工場が放つ黄色い照明光に照らされる国。 手足を義手義足に変えた人々が多く、中には頭以外の全てを機械化した人や、部品をフィクセル製にすることで変形自在な身体を手に入れた人もいる。いわゆるサイボーグの国。 対応力と修復度が高く、侵略や汚染を受けてもすぐに立て直せる力があり、比較的安全ではあるが、工場の乱立によって別の大気汚染が心配。
そのほか
食生活 いわゆるディストピア飯はまだ普及してない……けど、都市が増え自然が減った影響で、肉や野菜などなどの自然食材は高級品扱いになったため、食感等々を似せた合成食品の研究は騙せるくらい進み、それのおかげで逆に普通に料理が味わえる状態。 近未来なので1つ食べるだけで1食分の栄養素が〜という食品はたくさんあって、そういうのはBLOXの調査隊や作業員などが利用する。 ついでにデミオンの濃度や耐久力の関係でリミオンを定期的に摂取しないと健康に支障が出る人は、リミオンの含まれたアメとかグミとかタブレットみたいなものを持っていて、一息つくごとにヒョイっと食べたりしてる。ケイの使っているパッチは遅く長く効くというタイプなのであれは別。
動物と自然 ペットや家畜や動植物園で保護されている生物は繁殖に失敗していなければ大体生きてる。 スマルトではほとんどの地域がペット禁止で野良犬や野良猫もほとんどいない。ジョンブリアンは割と自由。クリムゾンは野良犬だと思ったら外界生物だったということがザラにある。 渡りの習性を持った鳥はバリアにぶつかって死んでしまう(orバリア形成時までに帰ってこなかった)ことがあって、カラスのような知能のある鳥とかニワトリみたいな飛ばない種族だけが中に残った。 建物の乱立や地下開発などで植物が根を下ろす場所はもう鉢の中くらいしかないけど、水栽培や空気栽培などの技術もあってホソボソと存続中。 街中で見れる植物はほとんどフィクセルとホログラムの掛け合わせで、季節や気温に沿って変化はするけど、所詮はやっぱりホログラム。う〜んディストピア。
敵 外界ではデミオンの作用でクリーチャー化して生きている外界生物がいて、しょっちゅう外界調査の妨げになる。 自分より汚染されていない個体を捕食しようとするので、別に人間相手でなくても外界生物同士が争うことはある。 首が3つあるとか毒ガスを吐くとか超常的な進化を遂げているやつが多くて、変化の仕方によっては建物の残骸が体にくっついて無機的なゴーレムみたいになってる生物もいる。 廃墟や手付かずの地下施設がそのまま巣になっている。
生物のいくつかが変化しながら生きているんだとすれば、人間だって生存可能な気もするけど……。
フィクセルとホログラムって違うの フィクセル→触れる ホログラム→すり抜ける
エネルギーとか そこらへん工学っぽいのホント分からないので適当に言うと殆どが電気。 燃焼系のものなんかは発電のために使われる程度。(じゃあロケットエンジンは?) 反重力とかすごいギジュツがあると思う。乞うご期待。
総括
SFとかファンタジーって技術関連をどこまで教科書みたいに体系化させたらいいのか分かんないよね。この記事を書く時にいちいちWikipediaのジェットエンジンとかロケットエンジンとかネオンとかのコーナーを読んでしまったが全然分からん…なんだこれは……。
ロボメカの練習として彼らや世界の物ものを描いていきたい所存。ジョンブリアンの人々はエグいくらいの改造人間デザインにしたいデスね。あと外界のクリーチャーとか。
創作はコレ以外にもあったりするけど、それの紹介はまた別の機会で。 興味を持ってくれた方々ありがとうございましたです。
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karasuya-hompo · 6 years
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Conan Outcasts:36:どーどーはう…す?(PvE)
 ついに鉄のある暮らしに突入したドードー。草っぱの服も卒業し、作るだけならば加工皮を使用した防具も作れるようになった。それが重くて身につけられないとはいったいどんなモヤシなんだという気もしつつ(リアルだったら革ジャン着たら重く感じるのか??)、鉄の道具を揃え、鉄の武器も手に入れ、更に川辺にはささやかな漁師小屋も建てて、食料の安定供給も実現したのである。  しかしそんなドードーには、新たな悩みも生まれていた。それは皮肉にも、彼の暮らしをワンランクグレードアップさせてくれた、鉄についてである。  鉄製品の便利さを味わった後では、今更石器の暮らしには戻れない。戻ることは可能なのだが、心理的な抵抗がある。ドードーは必然的に、鉄に縛られることとなった。  石と違って鉄は、そのへんを歩けばいくらでも転がっているというものではない。鉄鉱石の産出する場所へと赴き、採取せねばならないのだ。  鉄のある暮らしを続けたければ、常に鉄を集め続けなければならない。鉄鉱石の鉱床から離れた場所に居を構えたドードーにとって、鉄を得るための遠征は、日々欠かすことのできないタスク、好むと好まざるに関わらず実行し続けるしかないルーチンと化したのである―――。
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 おおおおお、なにやらカラフルな場所であるな!!  ……と、前フリはさておき、今日はまた違う場所へと鉄を探しに来たドードーですw リアルのプレイヤーが勤しむ仕事に比べれば、少なくとも今のドードーの追放の地ライフは、とっても楽しいものですよ。  リアル昨日は、東のジャングル地帯のほうへと遠征しました。  実は先日、海外のかた(別ゲームで知り合ったイケボのにーちゃん)から「そこだと鉄鉱石集めづらいし、奴隷も大変だろうけど、実は奴隷狩りならそれほど離れてないところにすごく便利な場所がある」と教えていただいたのです!  なんでも、ジャングル地帯との境目あたりに、ほぼほぼすべての職人たちが沸いてくる小さな敵NPCキャンプがあるとのこと。連れて帰るには少し距離があるけど、近くに改心小屋を作るという手もあるし(ただしアイテム化奴隷一人=50の重さを今のドードーが持てるのかは謎)、がんばればなんとかなる距離です。  というわけで、教えてもらったそこへ、嬉しそうにスキップ気分で出掛けたんですよ。  そしたらね? 沸いてくるキャンプを完全に潰す形で大型の建築物がありましてね?( ತಎತ) 囲んでるとかじゃなく、その上に土台が広がってるのです。これはもう完全にアウト。ここが小規模ながら良狩場であると知らずにやったのか、知ってるけど自分は使わないからやったのか……いや、根気よく粘れば名前つきすら出る可能性があるらしいので、知ってて潰すってのはないと思いますが……。  で、無駄足にはなったのですが、まあいいやーとそのままてくてくジャングル方面を目指しました。  このへん、マップにはなんだか変なマークが存在してて、「クランなのかな??」と思っていたので、見に行くことにしたのです。そうして見つけたのが、このカラフルな、様々な神の祭壇から立ち上る光でした。  どうやらこのマーク、最高ランクになって、神官も入れた祭壇のものなのかな?
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 というわけで、ドムの鉄鉱石集め場所マップも合わせてドン。カラフルな光の柱は、右のほうのマーク3つくらい固まってるとこです。これだけの祭壇を揃えるとなると、やはりクランではあるのだろうなとは思います。  鉄鉱石は、左側の島の、囲んだ部分の下あたりと上あたり、右側の大きい島の膨らんだとこあたりにあって、ぐるっと廻るだけでけっこう手に入りました。  ありがたいのは、このへんは敵が少ないことです。ワニはいても足が遅いので面倒なら振り切れますし、複数に襲われるのでないなら御しやすい相手。たぶん、さくさくと集めて回るには、荒れ地のほうよりこっちのほうが気楽かもしれません。  ちなみに、漂流者の避難所、でしたっけ? 小さな島にある料理レシピもそっと読んで来ました。
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 行きにも見かけてたけど、帰り道別のルート通ってもあった、やたら長い壁。これってなんのつもりでやってるのか分からないけど、材料集めるのも大変なのに、なにか楽しいんだろうか。ただ土台積んで並べてるだけって。非難も否定もしませんし好きに遊んでてくれたらいいんですけど、少なくとも自分ならやらない、なにが楽しいのか分からない、単調な壁建設だなぁと。  近くにアキロニア材使った、もうちょっと凝った大型の敷地もあったので、なにやら巨大な街でも作るつもりなのかもしれません。だったら面白いなと思うので、鉄鉱石集めのついでに見守ろうと思ってますけどねw  スカイリムの家mod見ててもそうですけど、広くて設備も揃ってる、でも無駄なスペースが多いとか、家として無理があるとか、とりあえずただ置いてあるだけ、なんてのをいいと思ったことはありません。それはどうやら、コナンでも同じみたいです。
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 む、どなたかは存じぬが、壁が一枚裏返っておるぞ。  と走って横切りつつ見つけてしまったりw マルチは他人の建造物見るのもまた楽しみです。すごいものでも、ささやかな豆腐でも。
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 そうして帰ってくると、めちゃくちゃかかってる魚。こんなに食えぬ。まずそうな魚はイーコール用なのでとっとと焼くとして、焼いたほうの魚は別になぁ。あれば食うが、肉に比べていかんせん腹持ちがよくない気がするのだ。  ただ、魚籠は、おさかなを中に入れておくと生簀扱いで腐らない、死なないので便利ですね。必要なだけ取り出して焼けばいいんだもん。急いで大量にイーコール生産したい、とかだと10個とか置いておく必要ありますけど、日々の糧とか、一日少しずつプレイして、そんなに先に進めるつもりがないというなら、4つもあったら十分です。  そしてこのまずい魚を傍の焚き火に放り込み、家に戻ってゲーム終了。ここまでが、昨日分。
 そして今日もまた、鉄鉱石集めに行くことにしました。鉄の道具の修理に15個も使うので、常に50個程度のストックを維持しないと安心できないんですよ:( •ᾥ•):  多くて困ることはないので、今日は北の荒れ地に向かいます。ジャングルに行かなかったのは、樹皮もほしいから!
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 む、ゴンドラか。使わせていただこう。……これ、そこのかた。我が輩のささやかなパンチラを見せるために撮影したのではないぞ。  ちなみに頭部裝備は、キタイ人の鉢巻に変更してみたのだが、いかがであろうか。
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 あれは噂の、大蜘蛛殺し台であるな。丁度そこにボス蜘蛛も出ておるし、壁一枚作る程度の石と木なら集まるが……わざわざ剥ぎ取りに崖を降りるのも面倒であるし、そもそも我が輩、樹皮と鉄鉱石がほしくて来たのであってな。  ワールドボスとやらに、通常難易度でまともに戦ってソロで勝てるのかどうかは知らぬが、こういった手段で事故死させてまで、殺したという満足感、あるいはトロフィーなぞは要らぬのだ。素材が欲しくなったら、また別であるがな。  ……いや、どんな手段でもいいから殺せばマスターキーが手に入り、どこか宝箱のところへ行けば伝説武器が手に入るため、ぐっと冒険がラクになるのは分かる。しかし我が輩、その武器を修理する素材を持っておらぬぞ、きっと。それでは束の間の栄光ではないか。  と、蜘蛛をそっとしたまま採掘場へ。崖の際とかの普通の場所はもとより、岩の隙間から行けるところもしっかり採掘し、樹皮も150枚ほどは集め、ほくほくと帰還です。……あの隙間のとこ、ほんと誰も見つけてないなら、小さな生活スペース作りたいなぁ。隠れ家っぽくて楽しいんですよw
 さて、ここでやめても良かったのに、ふと、それそれ祭壇でも作ろうかと思ってしまったドードー。  最初の信仰はデルケトにしていますが、ドムと違って、この神を崇めていくというつもりはありません。それよりむしろ、もっと実用的に、必要なものを与えてくれる神がいい!! という凄まじく現実的な発想になりました。  今更ながらそれぞれの神の恩恵はというと、 ・ミトラ……回復薬、井戸 ・ヨグ……専用斧で剥ぎ取って、腐らない肉 ・イミル……なんか斧? ・セト……解毒薬、毒の矢 ・デルケト……スタミナ・体力回復薬、素材の変異  奴隷を戦わせるなら、毒矢裝備の弓兵がめっぽい強いということで、PvPではセトがかなりの人気らしいです。もちろん、PvEでも粛清時とかに活躍するのでしょう。  PvEでまったりやってて、しかも、粛清対策に高所に拠点作ってるとなると、ドードーがほしいのは、セトかミトラです。(つーか今更だけで、建物を破壊できるのが自分だけのPvEでも、粛清では建物壊されるんだろうか?)  毒はね……ほんと、リングメニューの一ヶ所に食料入れてて、それの最後の一個食べたせいで空になって、いつの間にかそこに生肉入ってて、間違って食って食中毒とか、ほんともう……:( •ᾥ•):  あと、ミトラで作れるアンブロジア、回復薬はアロエエキスくらいの効果だそうで。もしこれがアロエより軽いならいいんだけど。それから、井戸は普通にも作れるのですが、ミトラの井戸ってどんなんだろう? と気になってもいます。  ヨグは、肉がめったに手に入らないならともかく、腐ったら腐ったでそのへんで狩ればいいし、焚き火くらいなら簡単に作ってその場で焼けるしで、腐らない肉の恩恵ってのがよく分かりません。狩りをほとんどしないとかなら、そうやって作った肉、保存しておけるのは便利なのかもですが、普通、肉のある生き物と戦うよねぇ?  イミルは、恩恵としてはかなり微妙だと。��れる斧はそこそこ強いものの、他の神みたいな追加の便利アイテムがないみたいですね。ただ、この中では最も敵が強く、環境ダメージもある雪山にティーチャーがいるので、これを初期信仰にいる人もいるみたい。  デルケトは、スタミナUPと回復は嬉しいものの、虫を大量に集めるのって、実はかなり面倒です。ドムでやったのでよく分かります。これはもっと後回しにして、自然と虫が集まった後くらいでいいかなと。これもまた、かなり距離のある場所なので初期に覚えに行くのはなかなか大変。  そんなわけでドードーは、ミトラ信仰を教えてもらいに行くことにしました(๑•̀ㅂ•́)و✧  ちょっと遠いけど、無駄に戦わなければ、大丈夫はず!!  そんなわけでてくてく走って、北、そしてちょっと西を目指します。
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 途中で見つけたロープウェイw これ、どこかにたどり着くってものじゃなくて、ほんとただ、ロープウェイを作ってみただけっほい気がします。少なくとも今は、開始点、中継点、終着点のどこも、特になにかある場所ってわけじゃないんですよ。  ただ、一方の端には居住施設があったので、いずれどこか、なにか目的のある場所につなげるのかも。
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 創造者の手。わざわざ崖を下りて行く気にはなれなかったので、そっとスルーですが、近くに縦長豆腐、平たい豆腐も見えます。
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 なにやらいっぱい飾り付けてあるお宅。養蜂場とか、魚とりとかもいっぱい仕掛けてありました。この派手さというか、装飾過多な見た目が好みかどうかはさておき、楽しそうな家ではありますなw
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 おっ、これがミトラ信仰の結果得られるという井戸代わりの像ではないか? たしか、祭壇ランクを一つ上げないとてけなかったはず。ドードーが作れるのはだいぶ先ですな。
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 これは……なんだかダムっぽいw いや、そのつもりで建設してるのかどうかはさておき、川にあることといい、この門扉がなんとなくダムに見えたのです。
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 ようやく巨大な橋の見えるところに来ました。
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 ミトラ信仰を教えてくれる者がいるというのは、この先、もうそう遠くないと聞いた。走れ我が輩!!
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 おお、あそこか!! というか、ミトラ信仰の場のすぐ傍にセト祭壇とは、なかなか良い喧嘩の売り方だな!!w 誰かは存じぬが、ぜひ最大ランクにまで発展させてほしいものだ。我が輩、応援しておるぞ(๑•̀ㅂ•́)و✧
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 とか言いつつ、そっと信仰を教わって、と。  ついでにオピル人の日記から「成功」エモート、足場の上で料理レシピもゲットです。
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 帰り道。なかなか立派な拠点。がっつりした壁に、中央の建物はアキロニア。壁を這い登ってはみたものの、内側は壁がなく足場の下、高さは壁×2+土台? 飛び降りて痛い思いどころか、出られなくなったらどうしようと思って、近づくのはやめておきました。中見たいよぅ(´・ω・`)  ……我が輩、もしそれなりに良い住まいができたと思えたら、盗人などいない世界なのだから、誰でも入れるよう、扉はつけないでおくとしようか。  どうせなら設備とか宝箱も、誰でも使えるようにするか、しないか、選べたりできればいいのになと思います。基本的に施錠されて設置されるけど、わざわざ解除することで、一部設備とかは通りすがりの人でも使えるとか、箱の中の出し入れ自由とか。  そうすれば掲示板とか看板で、「ご自由にどうぞ」とか、余ったものを分けてあげたりできるのにね。それを根こそぎ奪うバカもいるとは思いますけど、そんなバカしかいないわけじゃなく、大半は節度を守ってほしいものだけもらうとかのはず。それに、あげる側には、誰が、何人の人が持って行ったかなんて分からないわけです。全部なくなってるのが一人の人の無神経な振る舞いなのか、それとも、みんなで少しずつもらっていった結果なのかは不明。そして、なくなって惜しいものはそもそも入れておかないわけですから、全部なくなってたって構わないわけで。
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 掲示板だー、と思って見に来たら、切実だったww  設置した人と最終編集者が違うから、ここって複数の人で建ててるのかも。奴隷もいっぱいいて、ワニ相手にガンガン戦ってました。そして倒すだけ倒したら散っていくので、そっと剥ぎ取らせていただきましたよもちろん。  我が輩もご近所さんであれば助勢もやぶさかではないが、なにせ遠いのでなぁ。
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 ここもなかなか面白い建築。わぁいと階段登って見学してきました。あわよくば崖の上に行けないかなとも思っていたのですが、飛びついて、そこからけっこう登らないと無理っぽく、スタミナ的に微妙なラインだったので素直に下りて、順路へw
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 こ、これは……砂嵐回避用?? しかし地味にマジでありがたいですよ、こういうの。扉がついてしまったら持ち主しか入れなくなるけど、これだけでも砂嵐は防げますからね。  ……そうだ、我が輩も、よく通う採掘ルートに2×2程度の避難所を建てておくとしよう。それは道標にもなろうし、不意に砂嵐に襲われたとき、そこまで走れば!! という安心感にもなろうからな。  看板か掲示板に、「避難所・砂嵐に遭ったかたはどうぞここへ」みたいな一言を添えておくのも面白いかもw
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 落ちたら死ぬ高さ。よく作ったなと思う階段。必要なだけ柱も立てて支持されてます。ここから更に発展していくのかな。楽しみです。  とかなんとか、ドードーの信仰獲得遠征は、実に有意義な旅でした。しかも帰り道、ついでにヨグ信仰も教わってきました。なので、ジャングルの部分を省いて見た場合、マップ中央より右寄りの下端から、北上し、北西に行き、そこから南東へ、そして東へと、かなりぐるーっと回ってきた感じです。
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 そしてついに!! 祭壇建築!!  ちなみに裝備の色は、そのへんのダルファル人ころころしたら染料3個持ってたので、適当に染めてみたものですw 赤紫は、少々派手かもしれぬな。
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 ……ミトラって、生け贄を要求しない唯一の神、のはずなのに……ちょ、「ミトラへの奉納」で、セト、ヨグの信仰も使うし、心臓と人肉必要って、ど、どういうこと? そもそもこの奉納ってのがどんなものなのか、アイテムなのか、なにか効果があるのかも知りませんが……。セトもそう遠くないので覚えてくるのはいいとして、ううむ( ತಎತ)  まあよい、祭儀アイテムのアンクは枝程度であっさり作り、試しに行こうではないか。
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 で、ミ、ミトラよ? 作ったアンク、どうやって使うんだろうかと思えば普通に死体ぶっ叩き、普通に人肉ゲットされているのだが? 良いのか、アンクも血まみれになっておるぞ?
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 「人間の生け贄を嫌悪し、死者に対して清めの儀式を行う。アンクを死体の上にかざして静かな祈りを短く唱える。アンクで死体に触れ、不浄なものを浄化する」と書かれているのだが……我が輩、斧同様のモーションで死体をぶん殴ったが、よいのか? 挙げ句に人肉取れておるが、よいのか?? というか……ということはミトラへの信心を示すためには、結局のところ人間狩りをせねばならぬことになるぞ????  ちなみにアンブロジアの重さはアロエエキスと同じでした。1個1.25。重すぎる(ಠᾥಠ) ドムで調べた結果としては、アロエスープが一番いい気がするのですが、問題は、そのレシピがめっちゃ取りにくい場所にあること。行けば案外、誰かが自分のために作った足場があったりする気もしますけどw ううむ、ムリエラのとこまで行ってきた今、あそこも別に、遠くて無理って距離でもないか……。
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 そして本日終了間際の、ドード―ハウス。―――いや、なんかもうこれ、ハウスって規模じゃなくなりつつないか……?  ものすごく適当に作ってたはずが、なんとなく左右対称になってて驚いたりもした先日、だったらそれをある程度守りつつも、ある程度は無視して、とやってます。ミトラ祭壇は左側。同じ右側は岩山で、そんなスペースは取れません。  足元の、最初の豆腐は粛清来れば破壊されることを前提にしています。  そして粛清メーターがだいぶ溜まってきてるので、豆腐の中にあった木箱から、アイテムは全部取り出して上に移しました。  このへんより上は対称にしようとすると左側の空間埋めるため柱が林立してしまうので、ここからは右へ、上へと延びていく感じかな。  あと、次回は死ぬ気で塀を量産します:( •ᾥ•):オチタラ シヌ
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orisyu-manako · 6 years
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スクエアンノウン.09.寿司
前回のあらすじ「きょうたい」 . . ———————————————————————— . 824 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- サユwwwwwwwかっこよすぎかwwwwwwww なぜベストを尽くしたのかwwww
825 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- お前らもう中身交換しろよ……
826 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 見えない眼鏡を座席に設置してる時点で大分奇行じゃねぇかwwwwwwww ドライバー混乱必至だろwwwwwwww
827 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>826 意識の隙見てやったんで大丈夫です(たぶん)。
828 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- くっ……!「テンメイなら私の隣で寝てますが……?」前髪に!! チュッて!!!!! すげぇもだもだする! サユ! サユ!! うわあああああ(ゴロゴロゴロゴロ)!!!!!!!!!!!!!!
829 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>825 中身交換してもこのテンションのテンメイが完成するだけだから、それはそれでどうかと思うwwwww
830 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 隣でテンメイ寝てる状況のサユもうらやましいんだけど これやってもらえるテンメイもうらやましくてなんか悔しいwwww
831 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>829 つまりテンメイがサユに後ろから抱きついたり、三つ編みにキスしてみたり? あれ、ちょっとまって可笑しい、なんか文字にしてみたら今のままでも大分アウトだね……!?
832 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>> サユテン付き合ってません <<<
833 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- サユはどうして男に生まれてこなかったの?生まれる前にちんこ忘れてきたの?
834 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>833 私が男だったら色々とアウトになってしまうじゃないですか。寧ろ腐女子で丁度良かったくらいですよ。
835 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>832 どう頑張っても「サユテン」であって「テンサユ」じゃないのやばいと思った
836 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>834 なってしまうじゃないですかじゃねーよwwwwwww 現状でも良くて「アウフ」だwww「セーフ」じゃねえwwwww
837 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>834 「女×」「腐女子○」wwwwブレないwwwwwww
838 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- テンメイのこと、前世で所謂「嫁」だったり…?
839 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>838 まぁ、推しではありましたが、前世の段階ではそこまでの地位ではありませんでした。 今生の自分がかっこよすぎて人生楽しすぎるのがイケナイんです……。
840 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>839 まぁ、確かに人生楽しそうだよお前は
841 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- そういえばサユの前世聞いてねぇな。
842 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 前世のサユも、なんか喪女ってイメージできねぇわ ずっとこのテンションだったとしか
843 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 前世も眼鏡だったのは確実だろ?
844 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known ……ぶっちゃけると確かに眼鏡JKでしたね。享年17歳です。 かといってそんな悲しまれる感じではなくて「余命がないなら死ぬまで好きなことさせて��れ!」と、両親に対し、病体引きずって土下座かまして腐女子ライフを楽しんで死んだので……なんか……すみません……。
845 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ……なんだろう……お前、前世から相変わらずなんだな……。
846 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>844 その来世がこれである
847 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known 肉体的な意味では、前回と今回でバランス取れてますYO。>eee(-ロ-ロ)b 健康体やばい強いとか思って鍛えまくってたら今に至る、みたいなとこもないわけじゃないですし。
848 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 今の超元気すぎるサユを思うと、前世のご両親にこそ同情せざるを得ない
849 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 17歳……ううん…うん……
850 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 前回それで死んでたらガチで強くもなるわいな
851 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known 学校もほぼ行かなかったのでJKの肩書きも怪しいですが……。 来世あるならもうちょっと親孝行しとけばよかったなとは思いましたよ、流石に。それが今や忍者一族の跡継ぎですからね。 >eee(-ロ-ロ)っ「美声」【音声ファイル】
852 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ぅゎサ��っょぃ
853 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 叛逆EDかー、意外な選曲だった
854 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>851 ってことはサユは三つ編み眼鏡からストレートロングにジョブチェンジして時間を止める可能性が微レ存?
855 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 騎士王が銀の庭うたってるとかただの俺得wwwww
856 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>854 ねぇよwwwwwww ……ねぇよな?
857 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>854 特にその発想は無かったんですけど、どういった方向に頑張れば時間止められますかね?
858 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>857 の、乗り気だぞこいつ!! どこまでチートになる気なんだ!!!!!
859 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 案外サユならやりかねないなって思い始めてるあたり、もうこの馬鹿に慣れすぎている。
860 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- アン・ノウンって脳みその外付けハードディスクみたいなもんだろ? ところで俺の好きなラノベには、ニューロリンカーというものがあってだな……
861 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 「見る」能力なら、動けなくても見るのはできるかも。 見れるだけでも大分違うんじゃない?
862 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 承りも速く動こうとして、動けて、光より速くなったからみたいなアレだったよな
863 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>860 思考だけが1000倍になるってやつだろ…?こいつならやれそう…
864 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>862 弾丸摘むとか最初のほうでも黄色いのと同じようなことやってたし、単純に時止めは最初から備わってたんじゃね?
865 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known 先輩の方の理屈はなんでも良いので、その思考加速のお話、kwskお願いします。 >eee(σロ-ロ)クイッ
866 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>865 なんでも良くはねぇwwww承りにも早めに時止めのこと教えてやれwwwwww
867 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>866 エンプレス戦やる筈だった所に着いたら教えますよ。いいから教えろください。
868 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>865 その半分真面目な動作久々に見たなwwww 最近「>eee(σロ∀ロ)σウェーイw」ばっかりだったのにwwww
. . . . . . . . . .
894 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known つまり、アン・ノウンで脳の信号量を1000倍に増幅させ、 それを処理する機能も1000倍に拡張させれば、思考は1000倍になる、はず。ということでFAです???
895 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- そうなんだけど、自分の頭の中だけでそんなプログラムっていうか機能っていうか、創れるか?
896 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 元ネタの1.8秒を30分どころか、 その更に何千倍にまで引き伸ばさなきゃ時間が「止まった」とは言えないと思うし……
897 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known 土壇場で考える時間が増えるだけでも十分ですから。やってみるだけ無駄ではありませんよ。
898 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 戦車見てても思ってたんだけどさ、騎士はもうちょっと自分を大事にしてもええんやで
899 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>898 ご心配なく。どうせ旅のせいで留年確定ですし、日本に帰ったら春まで遊び倒しますよ。
900 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>898 それな、5部ナレフつらい
901 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>899 アッ……いや、サユはなんとか大丈夫なんじゃないか…? もともと優等生してなかった承りとか、既に3ヶ月行方不明のテンメイはともかく…
902 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>901 既に3ヵ月、まともには学校行ってませんけど? もともと前世でちゃんと勉強してないので、勉強に関しては強くてニューゲームじゃないですけど?? 頭の中にパソコンがある状態とはいえ、起動できなきゃ意味がありませんけど??? テストにアン・ノウン使おうとするとテンメイから触脚が伸びてきますけど?????
903 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>902 心配しつつガクセー生活してたんじゃねーのかよwww まともにはできてなかったのねwwww
904 :901:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- あー、そりゃそうだよな、ごめん俺が間違ってたわ
905 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 前世でも今世でも、ろくに学校へ行っていないサユ氏
906 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- テンメイと違って頭の良い馬鹿じゃないもんな。 ただのクールぶった馬鹿だもんな、お前…。
907 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known 読み物は大好きだったので、唯一国語だけは……という有様ですね。 英語が話せることと英語のテストが出来ることは別ですし、この時代はパソコンの授業なんてありませんし。ブラインドタッチなら完璧なのに。
908 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- こいつぁひでぇww 心理戦も勉強じゃ役に立たないしなwwwwせいぜい山カンwwwwwww
909 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ていうかそろそろ雑談行ったほうがよくねぇ? スタクルに対する実況とか安価ですらないし、だいぶ話が脱線してきた。
910 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>909 六窓先輩がほぼ寝てるので、私がこのスレから移動できません。 どうせ残り少ないですし、終わったら新しく立ててもらいますから構いませんよ。
>> ていうか私が暇なので構ってください <<
911 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>909 サユもこう言ってるし、最後にもう一回安価しようぜ
912 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- サユ一晩寝なくても全然平気なんだっけ、昼夜逆転ニートにも優しい仕様
913 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- (」・ω・)」安!(/・ω・)/価! (」・ω・)」安!(/・ω・)/価!
914 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>912 お前のせいで現実に引き戻されただろwwwwwふざけんなwwwwwww
. . ————————————わたしは言われるがままに———————————— .
 どうせ今更逃げようにも、DIOからの金(名義だけであり、実際に管理しているのはテレンスだが)は受け取ってしまったし、奇跡的に吸血鬼側の都合がつけられたとしても、果たしてペレータがそれを見逃すとは到底思えない。DIOに『シェルビー』のことを伝えようにも、どう伝えればいいのか。裏づけには『あの時』のことを証明できねばならないだろうし、そんな悠長なことをしている間にわたしの脳天には風穴が開くことだろう。  わたしにとってペレータは人質足りえるし、ペレータはわたし自身を人質に取っているとも言える。
 もうどうにもならない状況に追い詰められていることを自覚しながら、昨晩手に入れて来いと言われたものを持って早朝の屋敷へ足を踏み入れた。金さえあれば苦労無く手に入るものではあったが、見つかったときに全く説明がつかない。なんのために、と問われたところで、使いっ走りにされたわたしには知る由も無いのだ。  既に太陽が顔をのぞかせている。DIOは日の差す部屋には出てこない。朝食にも早すぎるし、執事であるテレンスもこの辺りにはまだ用は無い筈。普段何をしているのかも分からないヴァニラ・アイスだけが少々の不安要素だが、鉢合わせないことを祈って足を進める。
 絵画ギャラリーからミュージックホールを通り、図書室から更に奥へ。足音を殺して歩いていく。  食料庫の裏に位置する兵器室に入ると、古めかしい剣や槍が入ったガラスケースが出迎えてくれた。
「鉄臭いな……」
 ガラスケースの後ろでは木箱やらドラム缶やらが山積みになっている。その中身は使っていない銃器やそのためのオイル、火薬などだそうだが、まだ手をつけた様子はなかった。昨日買ったばかりの機械類が無惨にも分解されて床に転がっているのが目に付く。組み立ててあるものは何も見当たらないが、彼女のやることなんて予想のしようが無い。  屋敷の外側、武器の置かれていない石壁の真ん中に、大きな丸窓がある。かかっている厚手のカーテンは図書室のものと同じだった。その窓の更に奥、部屋の隅には申し訳程度のベッドと洋服箪笥が設置してあり、盛り上がった布団から、くすんだブロンドが零れているのが目に留まった。
「おい、買って来たぞ」 〈……〉
 布団を引っかぶったまま少しもそもそと動いたかと思うと、それきり呼吸の音しかしなくなった。  不意に、カーテンが捲れて太陽の光が差す。窓が開けっ放しだったから、風が吹き込んだようだ。だというのに、この空間には清々しさの欠片もない。  逃げ場が無くじりじりと焼かれ続けるような心境のまま、視線をペレータの方へ向けなおす。改めて見ると、ラジオが床に置かれていることに気づいた。線で繋がなければ喋れない……ことはないと思うのだが、なんにせよ『喋れない設定』なのだから、喋れないのだろう。
「ペレータ」 〈…………〉 「……? 目、どうかしたのか」
 二度目の呼びかけによって漸く起き上がったペレータだったが、一目見て分かるほどに右目が腫れぼったい。酷い隈か、痣のようになっている。  腕を上げるのも億劫だといった様子で、のろのろとラジオから伸びるコードを掴み、首の枷に挿した。
〈……さァ?〉 「一応、お前の監視を頼まれているし、変に怪我をされると困るんだが……」 〈案ずるな。この程度なら寝ていれば昼までに外観は繕えよう〉
 彼女自身は『人工スタンド』だと言ったものの、結局、それがどういったものなのかは分からない。得体の知れないものと会話をしているという感覚はなくならないままだ。
「……治るか?」 〈馬鹿を申せ。治すのだから間に合うよ〉 「…………」
 ひとまず惚けられたままに流すことにして、欲しいといわれたものを差し出す。  ペレータは無言で受け取って中身を確認したと思うと、そのままわたしにつき返してきた。痛々しい目蓋の下から、死んだ緑色の目が私を見る。
〈冷蔵庫に入れておけ〉
 いつの間に造ったのか。  重そうな腕で指し示す先には、木箱。の外見をした、ホテルにあるような小さめの冷蔵庫が。  良く見ると、確かに指をかける部分が削れており、扉の部分には冷機を逃がさないためのゴムがついている。
「今こそ必要なように見えるが……」 〈いや。今はまだ、その時ではない〉
 しっしと手首だけで急かすものの、彼女の顔色は今にも倒れそうなくらいに宜しくない。  ……吸血鬼ではないというのなら、こんなものを何に使うというのだろうか。わたしは言われるがままに、輸血パックを冷蔵庫へ押し込んだ。
「その様子だと朝食は食べられそうもないな」 〈ジジ……そうさな。執事には何か軽いものをと伝え、それを貴様が持って来ると良い〉
 そう言いながら再びベッドに沈み、仰向けになって丁寧に布団をかけなおした。  ペレータは、理由は分からないが、弱っている、のだろう。  が、だからといって、わたしの置かれた状況が少しでも有利になることはない。嫌になる。ため息が零れた。
 彼女はそのまま目を閉じて、眠ってしまうかと思った。  しかしコードは枷から抜かれないままで、ラジオが小さく機械音を鳴らす。
〈……それと、今の貴様が言うには『食えそうもねぇ』と言った方が似合うぞ〉 「どうでも良いだろう」 〈まさか。繕わぬ貴様が角のない言葉を扱うのは、いっそ気味が悪いくらいだ。早急に訂正しやれ〉 「……思ったより元気そうでなによりだ」
 この部屋に時計は見当たらない。  しかし彼女はまだ時間が十分にあることを把握しているようで、そのまま日本語講座が始まった。  わたしは近くにあった木箱を引っ張ってきて腰掛け、意識を失ったようなその顔を眺めてみる。とても起きているようには見えない。目を閉じて、静かに息をするばかりだ。それに対し、ラジオの方は少しも眠気を感じさせない流暢な喋りを続��る。
 一応、真面目にやらないと後が怖いので話は聞くが、聞きながらペレータについて考える。  ラバーズを飛ばして頭の中に入り込み、脳を観察する。どう見てもスタンドをフル活用している状態ではない。  となると、やはり『スタンドがこの女を使っている』というのが『ペレータ』であるのではないだろうか。まだ情報が少なすぎるためなんとも言えないものの、この横たわっている女は、ほぼ間違いなく『ペレータそのもの』ではない。
 ……考えなければ、本当にどうにもならなくなって、どこかで死ぬだろう。  そうしなければ死ぬのなら、そうするしかない。非常に、不本意だが。
. . ————————————雑談スレ———————————— .
805 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- まさか俺らによる他ジャンルの知識が、転生者の役に立つ日がこようとは
806 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- なあ、サユにはフィジカル・フル・バーストのこと、言わなくて良かったよな?
807 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>806 どんな能力?
808 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>807 能力っていうか、高レベルになると使える裏コマンドみたいなもん 思考だけじゃなく、肉体も100倍の加速状態で動かせる。 ただしプレイヤーの生命線であるゲームのポイントを所持分の99%も使うし、肉体を100倍速で動かすとか負荷が尋常じゃないから、使ったけで入院ってレベル
809 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>806 言ったらサユ、そこ目指してやりかねないだろ。 100倍の加速ですら身体ボロボロになってたのに、 「加速」の方向からのアプローチの時止めの世界で肉体動かすとか、とんでもない。
810 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 時間がずれてもちょくちょく原作っぽいこと起こってるからなぁ… これで花京院が危ないとなったら、ヤツ、絶対時間止めたまま100mでも200mでも突っ走るわ…
811 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- なんか死亡フラグが本気で怖いなこれ
812 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- でも保健室の先生は無事だし不良も怪我しないで助かったじゃん 飛行機の乗客とか、船の乗組員とか、ベレナスの娘ちゃんもさ
813 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ホリィさんもちょっと元気になったしな
814 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- またジャンル違うけど、六窓の好きなfateじゃ ケリィがたったの3倍加速で世界の修正受けて大分ダメージ追ってたから、100倍でも相当やばい筈 その遥か先、加速的な時止め状態で動いたらマジで死ぬんじゃね?
815 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- サユの「テンメイが死ぬ運命が見えてる」ってマジなのか? だとするとどうするんだ? いくら「強気で行け」つったってさ…「運命」だとしたら…
816 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>812-813 ホリィさんは「倒れる」っていう経過は通ったが
817 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ジョジョ世界って「運命」とか「一巡」とかの概念がばっちり存在しちゃってるからか、 いまんとこ、所謂「修正ペン」なるものがマジで仕事して来てて駄目な方向にご都合主義すぎる。洒落にならん。
818 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- アヴさん! アヴさんは倒れなかった!!
819 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>812 モブは運命にそんな影響ないからじゃね?
820 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 神父は運命が分かってれば覚悟の幸福がどうとか言ってたけど サユさんはその分かってる運命を捻じ曲げるために10年も修行してきたんだよね これで死んじゃったらサユさんどうなるの……
821 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>818 どっちにしろまだ死ぬ場面じゃなかったんだし、それだけで安心は駄目だろ
822 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- モブは助けられてもメインは絶対助けられないとかつらすぎ 特に花京院、なんで死んでしまうん?アイツだけ公式生存ルートがないとか難易度尋常じゃねぇよ
823 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>822 生きる場合も一回死んでて、後から運命を上書き保存とかwwwwwwwwww ワロタwwwwwwwwwwwwwwwわろた………
824 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 何故死ぬのか もっと根底から変えられないと無理
825 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 公式に生存ルートがあるとかそのへんが運命が変わる可能性、世界線の移動ポイントだっていうなら、 逆に他のメンバーはこのまま行ってもそれなりに助かる可能性あるってことか?えっサユ……サユ頑張れ超頑張れ!!
826 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>825 お前も頑張れなんか考えろ、サユは十分すぎるほど頑張ってるわ アン・ノウンの成長性Dなのに、今から時止め入門する気なんだぞ
827 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- サユは死ぬまで腐女子エンジョイしてたとか軽く言ってたけど、 なんだかんだ自分が17で死んでて、花京院に生きて欲しくないわけがないよな 強くなるためなら何でもするよそりゃ
828 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- スチール缶を軽く握りつぶして80kgを抱えたままビルを壁伝いに降りて 爪は自在に伸びるし髪も凶器だし、校舎の2階には三角跳びで入れるし、止まった時間の中も「見ようと」してる それでも足りないかもしれないという恐怖、なんなのこれ
829 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- あとは…波紋とか?
830 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>829 いい加減、人間一人の存在に対して余りにもキャパオーバー過ぎるだろ、身体壊すぞ。
831 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- このまま行くと一巡止めるのも厳しいよなあ…
. . ————————————伝人視点———————————— .
 右目で茶色いガンジス川を眺めつつ、左目で窓���覗いて文字を追う。  なにがなんだか良く分からない異臭が漂う中、右から煙が流れてくる。よく知ったタバコの匂いだ。  宿の確保待ちで一緒にいる承太郎とポルナレフが一服始めたらしい。  この旅、人数がいる分、今日の今日で宿を取るのは結構大変なのだ。頑張れジョースターさん。
「……ポルナレフ。仇を討ったのに、まだ俺たちと行くつもりか?」 「なぁに言ってんだよ」
 承太郎が煙を吐き出しながら問いかける。  それを聞いて、ポルナレフは今更といった風に肩をすくめた。  因みに、3人で固まっているのは戦力的にあんまりバラけないようにってのもあるが、俺が個人的に誰かと一緒にいたいからだ。そう、1人になると人が寄ってきて『子供が1人でなにしてる』ってなるんでな……。クソが……。
「あれだけ威勢よく振り切ったってのに、結局みんな来ちまったじゃねーか。『用は済んだしじゃあこれで』なんて言えるかっつーの」 「……生憎、似たようなのがもう1人いたんでな。なんとなく、ほうって置けなかったワケだ」
 ポルナレフの復讐パートが本来のそれより大分暖かい感じにまとまって、何よりだと思う。  眺めている川に得体の知れないゴミが流れていなければ、更に気分は晴れやかだったのだが。
 今の俺は傍目から見て、ぼけっとしているように見えるんだろう。が、実際のところは今のうちに今後の展開を確認しておこうと、ネットを漁っている。『色々と考えることがある』ってヤツだ。小百合のおかげで、いい感じに『この世界』について勝手に考察してくれる場所も設けられたし、何かと準備しやすい。ありがたい限りだ。  ただまぁ、J・ガイルは針串刺しの刑で地獄へ行ったし、ホル・ホースはなんだかんだエンヤ婆のところへ向かったんだろうし、エンプレスも一瞬で片がついてしまった。
「しっかし、なんか思ったより平和だよな」 「ああ。俺もガンガンに刺客が送られてくることを覚悟していたが、拍子抜けだぜ」
 そう、『本筋』の外側に問題が広がってきているものの、逆に、『本筋』が順調に進み過ぎて、これが結構、暇なのである。ここからまた、数日は平和そうだ。
「なにせここ最近で一番ヤバイと思ったのが、花京院の軽トラでのもの凄い横回転! 忘れたくとも忘れられねえ!」 「あれは俺も何が起こったのかさっぱり分からなかったな」 「小百合がああしたのか、ああだから小百合と親友やってんのか……!」 「両方、じゃねーのか……?」 「アクセルとブレーキかと思ってたのに、アクセルとターボだったってのは、マジで恐ろしい話よ」 「常にフカしている小百合と、突然振り切れる花京院か。分かるぜ」
 忍者と妖術使いが言われたい放題言われているが、事実なのでいたしかたなし。馬鹿の二乗だ。  今頃も、果たして宿を取る手伝いをしているのか邪魔をしているのか……。
 俺はなんとなく視線を上げて、川の向こうを見る。  そこで我が物顔で歩く牛に、良く口にしていた牛丼の味が恋しくなった。
. . . . . . .
「なんとか7人分確保できたが……急だったから食事は出せない。だそうだ」
 取れた宿は大きすぎず狭すぎず。  まぁ、そこそこというか、前世の感覚からしたら、普通って言ったらこんくらいだと思うような感じだ。
「予約なしでこのメンバーとゆーのは、あんまり確りしたトコは難しくてなあ……」
 しかし流石、お金持ちは違いますわ。ジョースターさんは腕を組んで難しい顔をする。  俺としてはベッドもあるしシャワーもあるし、庶民からしたら何一つ不満はねぇよと思うが。  ……ていうか、逆に今までが極端すぎた。漂流してみたりバスで寝ることもあれば、シンガポールを良い例に豪華なホテルだったり……。
「泊るたびにじじいの財力振りかざすってのも無駄遣いだろう」 「別にその辺で食うのも良いけどよ、そろそろ違ったメシが食いてぇんだよなぁ~」 「違ったメシ、か……」
 ポルナレフがぼやいた直後、承太郎が帽子のつばを指でなぞり、意味深に笑う。俺と目が合ったかと思うとヌシヌシと歩いて来て、ぽんと肩を叩かれた。
「伝人」 「おう、言いたいことは分かる。だが言わせてくれ。嘘だろ承太郎」
 承太郎は両手の人差し指で四角を描きつつ、少しわくわくしながら俺のほうを見ている。声には出さないものの、『これはもうスクエア一択だろ』という心の声が伝わってきた。  それを見た小百合の三つ編みと花京院の前髪がぴくりと跳ねたのは、目の錯覚であって欲しい。
「……伝人先輩ッお願いがあるんです……!」 「こんなときこそ、その能力を生かすべきだと思う」 「察しが良すぎんぞテメーら」
 残念ながら錯覚ではなかった。どうやら後輩2人は茶番モードに突入したようだ。  ヤツらの纏う空気が、悪い意味で一気に変わった。切実な表情で胸の前で拳を握る小百合と、ピッと背筋を伸ばして後ろで腕を組む花京院。少し硬い感じの花京院らしい花京院の振る舞いが、どうしてこうも演技臭いと思えなくてはならないのか。
「お金は後で払うんで寿司屋連れてって下さいよSU・SHI・YA! いい加減、醤油が恋しいですし、おすし!」 「しかも寿司屋ご指定かよ!!」
 小百合はパンと音を立てて手を合わせ、祈るようにして膝を突いた。  見上げようとして見上げてくるのが若干ハラタツので、ぜひとも却下してやりたいと思った。が、ここで承太郎と花京院がチラと視線を交わす。
「俺も寿司が良いぜ」 「僕も、随分長い間食べていないからな……」 「お、おう」
 ……日本人が、醤油と生魚に飢えだしている……。  これが無くとも1人で牛丼を食べようと思っていたから、あんまり人のことは言えないが、着々と寿司屋に行く流れができつつある。口の中が完全に牛丼だったのに、寿司か。
「その……わたしも、良いだろうか」 「アヴドゥルさんもっスか」 「ここで寿司というのも変な話だが……食べられるのであれば、是非というか、だな」
 さっきからソワソワしていたアヴドゥルさんが、そっと流れに加わってきた。  もしかしなくても:寿司が好き  ああ『知っていた』さ。だが、それがここに来て、いや、良いんだけどさ、なんか、腑に落ちねぇっていうかさ……。
「ええー……。まぁ、こんだけ希望者いたらしゃあないか。回転寿司な」
 直後、俺の言葉を聴いた彼らの『やったぜ』というこの表情である。嬉しそうにうんうんと頷くアヴドゥルさんに、ピシガシグッグをキメる花京院と小百合。その後で、承太郎と花京院が拳を軽くぶつけ合った。  ……いや、なんでこんなんで結束強めてんだお前ら。この一体感、もっと他にあったろ。
「せっかくなら、ワシも連れて行ってはくれんか?」 「じゃあおれも行くぜ!」 「……ぜ、全員ッ!」
 この流れに、ジョースターさんとポルナレフも便乗。  ……つてとは かこまれてしまった!▽  スタクルメンバーは何かと目立つし、こんなことしてて良いのか感が凄い。しかしジョースターさんとポルナレフ2人だと戦力に偏りがある気はするし、俺としては置いていくのも不安ではある。それに、なにせホリィさんもそれなりに元気だ。DIOを放置してたら不味いってのが主にメインの動機なので、偶には寄り道したいのも、まぁ、頷けないこともないことは、なくはないが。
「この面子全員でッ!! 日本の寿司屋に……ッ!!!」 「確かに人目はあるかもしれねぇが、長くとも2時間かからないで戻れる筈だぜ」 「……そんなに寿司が食いたいか」 「ああ!」
 承太郎に再確認すると、稀に見る良い笑顔で返された。俺も流石に、この笑顔を無碍にはできない。  結局、メシ時にホテルから出た後、こっそり人目のない路地から日本の路地裏へワープ。そのままスタクルメンバー全員で回転寿司に突入し、みんなの視線をガッツリ集めることとなった。ちなみに小百合と承太郎は皿タワー作って競い始めたし、そんな金額の『今すぐに使える日本円』なんて当然、俺のタンス預金くらいしかなかったのでメモを取る。  このツケはきっちり確り、全員から回収する所存だ。
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【7人目】(`◉w◉)人(ロ∀ロ-)eee<【8人目】
1 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square はい、というわけで3スレ目だ。 1【なんか】今から黄色い奴に会いに行く【立てちゃった】 2【合法ショタ】俺らの奇妙な転生・第3部【忍者JK】
ただいまの状況  いわゆる『俺ら』が3部に転生。スレ主2人はスタクルにいるが、DIO側にも誰かいる。  ガチ黄色いおっさんを倒すべく、エジプトに向かってる。寿司が美味い。
スレ主紹介 ・六窓(身長145cmのじゅうはっさい(笑))(`◉w◉) 承りとは中学からの仲。パッと見は萌え袖のじゅうはっさい(笑)。実際のところは牙がヤバイ小悪魔。 スタンド:「スクエア」ワープ系能力、カップの6。
・サユ(スタンドが眼鏡の忍者JK)>eee(σロ∀ロ)σ 10年前からテンメイとトモダチやってる忍者。腐女子。男前通り越して馬鹿。ほんと馬鹿。 スタンド:「アン・ノウン」サイコメトリ系能力、ソードの1。
色々と濃すぎて今北産業は不可能なので、初見には初回から見てくることしか推奨できない。
2 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>1 乙ー
3 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 最初から追ってるから今更なんとも思わないけど、改めてまとめると結構どうかしてるwww
4 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 待ってwwwww寿司が美味いってなにwwwwwww
5 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>4 うるせー! 寿司食ってんだよ!! スタクル全員で!!!!!
6 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ハイハイいつものいつもの
7 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- お前ら相変わらず唐突だなwww
8 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- とりあえず「何が起きたのか」を3行で頼むwwwwww
9 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>8 ・このメンバーで予約なしの宿泊は難しく、本日の宿では夕飯はつきませんでした。 ・承り「ならスクエア使おうぜ」六窓「嘘だろ承り」私「なんなら寿司が食べたいですし、おすし」 ・テン「僕も食べたい」魔赤「わたしも」隠紫「ならワシも」戦車「じゃあおれも!」>>マジで寿司を食う流れに<<
10 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square じゃあサユ、実況任せたからな! トイレ長いヤツになっちまうんで俺は消えます!!
11 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>9 お、おうwwww
12 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- なんだかんだ、スタクルってみんなノリ良いよなwwwww 写真KUREEEEEEEE!!!!!!!!
13 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 言いだしっぺが承りwwww
14 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known 日本人が醤油に飢えていたのと、魔赤さんの期待の眼差しが決め手でしたね。 >>12 【狭そうにテーブル席に座る学生帽を被った学ランの男と、だぼついた袖を捲くった学ランの少年の写真】 【2貫を一口で食べる赤毛の学ラン男子の横顔の写真】 【寿司を食べている見覚えのある外国人。西洋系2人、アジア系1人の写真】
15 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>14 あっ幸福………
16 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 平和すぎwwwwwどうした星屑十字軍wwwwwwww
17 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 黄色いの「スタクルは今頃何をし……  寿  司  食  っ  て  る  」
18 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>17 自分のトコ向かってきてるはずのやつらが楽しそうに寿司食ってたらwwww そりゃ流石の吸血鬼も困惑するわwwwwww
19 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>17 念写wwwww向こうもできるの忘れてたwwwwwww
20 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>19 私も忘れていましたし、たぶん全員忘れていますね。 それはともかく寿司が食いたいので、見られたら見られたで、良いでしょう。
21 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 完全に置いていかれている初見はクールに去るぜ…なにここ怖い…
22 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>20 よかねぇwwwwwww たぶん見られたらマジで>17になるwwwwwww
23 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>20 どんだけ寿司が食いたいんだよwwwww
24 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>21 まぁ暇だったら1スレ目から見て来いよwwwwww 結局意味分かんないと思うけどwwwwwwww考えるな、感じろ状態だけどwwwwwww
25 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 日本人勢と外国人勢でテーブル分けたのか
26 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>25 我々の平均的な体格を考えてもみてくださいよ。 狭すぎて身動きできないじゃないですか。4人でさえちょっとキツイんですから。
27 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 日本と時差あるし、こいつらいきなり入ってきたらさぞかし目立つだろうなぁ…
28 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known ここで先ほどの会話を投下です↓ テン「……そういえばこういうの、3、4ヶ月くらいは食べていなかったな」 後光が差して見えるほどの麗しい控えめな笑顔と共にこの言葉を放ったテンメイ、 それを受けた六窓先輩は私に実況を頼む際、「……また連れてってやろう」とか言ってきました。
しかし私には分かった。これは、後輩であることを逆手にとっていくスタイルだと。
29 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>28 せっかくの策がサユの解説で台無しwwwww後で読まれるやつwwwwwwww
30 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 後光が差して見えるほどの笑顔に定評のあるサユとテンメイwwwww
31 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 承り、何皿くらい食べたー?
32 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>31 20皿目が終わるところですね。私も。
33 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>32 やっぱり物理はいっぱい食うな
34 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>32 他のメンバーは?
35 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>34 平均して13皿くらいですね。良く食べます。
たった今、承り先輩と目が合いました。お茶が美味しいです。 視界の端でテンメイが私の空いた皿にガリを乗せてきていますが無視です。
36 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 普通20皿も食ったらお会計やでwwwwww
37 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- テンメイ、気配りのように見えて遊んでるだろこれwwww
38 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>37 ちょっとしたガリの山ですよ。この状況で私の皿に盛るなんていい度胸です。
とりあえずサーモンいきます。 承り先輩はイカの皿を取りました。
食べるネタ2つ >>46
39 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- おいなんか始まったぞ
40 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- お互い何も言わないけど、絶対張り合ってるだろwww
41 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- さあ、盛り上がってまいりましたぞwwwww
42 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- サーモンって大食いには向いてないんじゃ……
43 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- そんなことしてお金足りるのかよwwww 安価なら納豆まきとカンピョウ!
44 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>42 サユのことだから、余裕を見せ付けるためじゃね? ウニとイクラ
45 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- タコとイカ
46 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 炙りサーモンと、マヨネーズかチーズ乗せサーモン
47 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- マグロとエビ食べたい
48 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- カルパッチョあったら海老カルパッチョ、なかったら甘海老とネギトロ
49 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>46 >eee(σロ∀ロ)σ 任せてください、ドヤ顔で食べます。
50 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>46 ばっきゃろうwww言った傍からwwwwww
51 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>46 サーモンおかわりして、積極的に余裕を見せ付けていくスタイルwwwwww
52 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 承りの反応は?wwwwあからさまに煽ってきてるぞwwwwww
53 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- こんな平和な仲間内バトルがあるかよww
54 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known 肉です! ヤツはカルビ寿司を取りました!!  テン「長くなりそうだし、何か暇つぶし道具とかないか?」 六窓「○×ゲームでもすっか」 テン「……こんなところでティック・タック・トゥーをすることになろうとは……」 六窓「ティッ……なんて?」
サーモン美味しいです!! 次の2皿お願いします!! >>59
55 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>54 テンメイなんて??wwwwwwwww
56 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- サユに張り合うとは、承りも高校生だなぁ
57 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- アジとイワシの光りもの
58 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- HOTATEとTAMAGO
59 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ポテトとから揚げ
60 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>55 マルバツゲームの英語名。ハマると中々奥が深い。 エビと甘エビ
61 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- タコとマグロ
62 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>59 サイドメニューじゃないですかwwwww 食べますwwwww
テン「4つ並べたら勝ちのルールにしよう」 六窓「お前これ、もしかしなくてもめちゃくちゃやりなれてるだろ」 テン「因みに6つルールの場合、長いと2時間くらいになる」 六窓「○×ゲームってそんなかかるもんだったか……?」 テン「アン・ノウンなら、枠が足りなくなったら無限に広げられるものだから、中々決着がつかなくて……」
私がから揚げを取ると、承り先輩は「なん……だと……」という顔をしました。 【帽子を被ったまま寿司を食べている男の、驚いた表情の写真】
63 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>62 くっそwwwwwこれ見ると(∵)しか思い出せねぇwwwwwwwww
64 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- サユの変化球は予測不能だぜwwwwww
65 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- やばいテンメイ上級者 サユとやってたってことだろ?勝てる気がしねぇ
66 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>64 後ろに俺らがいるからなwwwww
. . ————————————小百合視点———————————— .
 エアコンはついている。部屋自体は寝苦しくない。  しかし私たちは眠れない。○と×を描く片手間に、妖術使いは隙あらば口にガリをねじ込むし、小悪魔はまだ食べているのに新しい皿を取るからだ。結果、無敵の承太郎様と忍者の風見さんは物理的に腹が膨れていた。
「…………承太郎先輩」
 仰向けに寝転がり、枕とヘッドボードの隙間にまとめた髪を軽く弄びながら、はす向かいのベッドに対して声をかけた。  ついに誰もが私に対し、女子としての配慮を一切しなくなって幾日。学生同士、4人部屋の中、起きているのは2人だけになった。
「……なんだ」 「先輩の、スタンドについてなんですが」
 ぴく、と、視界の端で『糸』が揺らめく。私が起き上がると、承太郎先輩も起き上がる。同時に、起き上がったことでベッドの上に散乱した髪が目に付いているのが『見えた』。まぁ、普段は三つ編みにしているからこそ膝下くらいで済んでいるが、この状態では足首まである。ちょっと姿勢を低くするとそれだけで引きずってしまうので、髪を完全に解くのは、本当に風呂と寝るときくらいなものだ。  ……話が話なので、私だって今くらい真��目にやりたい。ただ、視線を下げないようにしても本人の意識が胃の方へ絡まっているため、嫌でもそのことを忘れられない。これぞ、視界への暴力。
「……近距離パワータイプ、精密特化。黄色いののスタンドも……同じく、ということです」 「…………やれやれだぜ。スタープラチナに、文字として『それ』が見えたってのか?」
 DIOの方から、いつ、どう『見られる』かは予測できない。だから明確な表現は避けられるときは避けたい。  伝わったかどうかは『見れ』ばだいたい分かるし、この人はなんだかんだ結構顔に出ている。帽子がなければ裸眼でもいけそうだ。
「ですが、対抗しようと『それ』を実際にやってみて、向こうに感付かれては困りますから」
 右手でレンズの上下と弦の部分を掴み、気持ち大げさにアン・ノウンを外し、放り投げる。  承太郎先輩が素手でキャッチした後、何も言わずとも『かけて』くれたのを、すかさずサイズ調整。
「案外、テメーも悪巧みが好きだな」 「ふふ、どうも。ゲームには不慣れと『見させて』頂きましたが、アカウントの作成をお願いしたく」 「あかうんと……?」 「……先輩レベルの人間にアカウント作成を勧めるのは悪徳業者みたいで気が引けますが……。これがないと何も始まらないので」
 そこから十数分、まるでおじいちゃんにパソコンを教えるようだった。  この時代の人間としては不思議ではないのかもしれないが、この空条承太郎という人は『俺ら』である伝人先輩と一緒に過ごしてきたというのに、電脳的経験が、ゲームの本筋でないようなミニゲームを何回かやったきりだ。  当然の話、そんな人に『コントローラーを握って画面を見て』というのではなく、『景色にダブって見えているこの文字を脳内でクリックして脳内で文字を入力して』という操作をいきなりやらせるのはかなり大変なことだった。ただ、文字の入力は伝人先輩のIMEパッドを参考に。今から脳内キーボードは、色々と無理がありすぎる。
「練習の場を、脳内に設けられるようにしました。お暇があればお声掛け願います」 「ログインして、ここに『行け』ってのか」 「スジは良いですし、すぐ慣れますよ」
 意識だけでネットへダイブ。あれも中々参考になった。  あえて何もない領域を創り、時間の概念だけを追加。まさに脳の外付けハードディスクとして利用できるようにしたのだ。完全にトぶわけではないが、現実でぼーっとしながら、仮想空間で時間を止める練習をしてもらう。  ……もちろん、ここで感覚を掴んでもらえれば、結果的に私も入門しやすくなるだろうという目論見もある。  勉強には役に立たないかもしれないが、そういうところはちゃっかりゲームで鍛えられているのだ。
「要望があればお気軽にどうぞ」
 しかし、疲れた。  始めはただ意識を見るだけだったアン・ノウン。来るべき運命をぶちのめすため色々と機能を増やしていった結果、その成長性はかなり落ちた。たった一日で新しい機能を急ごしらえというのは、今の私には少し頭が痛い。
「……例えば『覗き見厳禁』、とかか?」 「ファ」 「そうはいかねぇんだろうが」
 先輩は眼鏡に慣れないようで、少しやりにくそうにフレームを触っている。  ……だから何、と言うことは何もないのだが、アン・ノウンのレンズは私の目蓋に、レンズ周りのフレームは顔と胴体、弦の部分は手足にそれぞれ対応している。レンズに傷が付くと目蓋が切れるが、恐らく、割れると目まで傷が届く。  因みに、レンズに傷が付く原因となった典明はこのことを(物理的に)痛いほど理解している。
「気軽になんて言うが、少し間をおいた方が良いんじゃあねぇのか」 「……何故?」
 案の定、当代ジョースター家は私の状況をお察しのようだった。  分かられていることを分かっていながらも惚けてみる。それを見た先輩は軽く息を吐き、壁に背を預けた。  私自身、他者からの視点では『見えない』ように表示を弄っているし、忍者として顔に出ているつもりはない。  それでも、特にここ最近は人間として無茶なレベルでやってきている自覚は十分にあった。
「……俺は単なる血筋ってヤツだが、小百合の『忍者としての身体』は、俺のとは違うんだろう」 「……案外、先輩もよく『見て』ますね」 「スタンドが高性能なんでな。……ポルナレフにも言ったが……似ているぜ。お前らは」 「むぅ」
 確かに仰る通りで、私だって忍者の血筋ではあるが、運命のため、限界ギリギリの鍛錬を詰め込んで仕上げた。  思わず声を漏らすと「テメーでテメーを追い詰めすぎてぶっ倒れたんじゃあ洒落にならねーぜ」と、ビシッと指を差される。  ……この調子なら、ひとつ『抜け駆けしてる』ことも直ぐ気づかれそうだ。  これまでひたすらに『強く』あることに極振りして来たので仕方ないが、やはり、その場の勝負の駆け引きはともかく、長いスパンでの隠し事というのはどうにもニガテである。  果たして『7人目』の件も、いつまで隠せるのか。
「花京院は、お前のそーいうトコを止めたりはしねぇのか」 「まさか。典明ならすかさず張り合ってきますよ」 「誰かこいつらにブレーキを与えてくれ」
 鼻で笑って答えると間の開かない返しが飛んできて、承太郎先輩も、段々とノリを分かってきたなと思った。
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konticamba-blog · 7 years
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神になったオオカミ~秩父山地のオオカミとお犬様信仰~
関東平野のド真ん中で生まれ育った私は、山が近いところに来ると俄然テンションが上がるという習性があります。海も同様かもしれませんが、そのほとんどが海を見ずに生涯を終えるとされる埼玉県民の例にもれず、海って狭山湖より大きいんでしょ? くらいの知識しかないので、いや、海も同様にワクワクしますよ。と、それはさておき8月3日の早朝、川越から東武東上線上の人となって北上し、秩父の山々へとぐいぐい近づくにつれ、行楽気分をぐいぐい高揚させて行ったのでありました。目指すは鉢形城で名高い寄居町の鉢形駅。そこを最寄駅とする県立「川の博物館」にて開催中の特別展「神になったオオカミ~秩父山地のオオカミとお犬様信仰~」を見物するためです。  鉢形駅へは、池袋から東武東上線のみで行けてしまうのですが、途中、小川町駅で乗り継ぎを求められます。いかに電車といえども、シベリアなみに広大無辺なる埼玉の大地を一息では縦断できぬということです。とはいえ、行きも帰りも対面のホームで待っててくれている神対応でしたので、乗り継ぎにまったく面倒はなさそうです。それよりも、そもそも小川町まで行ってくれる列車が1時間に2本程度しかないというのが問題ですね。県外人はみな埼玉が東京に匹敵する大都会だと思っているでしょうが、意外や意外と大半がクソ田舎なので、この本数少なすぎ問題は秩父路の鉄道旅につねにつきまといます。  もうひとつのルートとしては、上野方面(上野東京ライン)または新宿方面(湘南新宿ライン)からJR高崎線で熊谷まで行き、秩父鉄道に乗り換えて寄居駅で降り、そこから東上線または徒歩という手もあります。時間はかかりますが、高崎線なら本数の心配がないので、秩父鉄道の時間さえちゃんとおさえておけば、待ち時間に悶絶しないで済みます。土日には蒸気機関車も運行してたはずです。
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 とにもかくにも9時ちょっと前に鉢形駅に降り立ちました小生。この日は30度を越えない涼しい空気でしたが、ちょいちょい鋭い陽光がさすので普通に暑かった。徒歩にて荒川べりに向かい、かわせみ河原なるうらさびしいキャンプ場を横目にすると、「川の博物館」が見えてきます。
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 初めて行きましたが、博物館とは名ばかりというかなんというか、ちびっこが水遊びできる小さなレジャー施設といった雰囲気が支配的であり、おっさんひとりで訪れるにはかなり違和感がありました。ちびっこアトラクション以外の、博物館らしい展示の部分は、全般的にくたびれており、あ! これ『タモリ倶楽部』で見たやつ! と思い出してよろこんだ荒川流域の屋外巨大ジオラマ(大きさ日本一の地形模型)も、だいぶ汚れちゃってました。まあ、タモさんなみに地形マニアなちびっこなどほぼいないから仕方ないですね。そして博物館のシンボリックな大名物であるはずの巨大な水車は、老朽化のため動かず。建設当時は大きさ日本一、いまは2位に転落というあたりに県立らしい空虚な悲哀を感じますな。というか稼働していない現在は、水車としてすら認定できないでしょう。なにか恐ろしく巨大な輪形の遺構にすぎません。そんなのがデーンと屹立するもとで、子どもたちが水びたしになってキャッキャとハシャいでいる光景は、なかなかおもしろかったです。家族づれなら、2~3時間くらいは楽しめる施設ではないでしょうか。もっとも、家族なら普通に長瀞に直行したほうがよいかもしれませんが。
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 一方、おっさんひとりづれの目的はオオカミのやつです。秩父地域においてニホンオオカミが神の眷属として、あるいは「犬神《いぬがみ》」や「大口真神《おおくちのまかみ》」なる神そのものとして、いかに崇敬されていたかを示すさまざまな物品が展示されておりました。  個人的に特に見たかったのは、いきなり秩父関係ないですが、和歌山からやって来たニホンオオカミの剥製。母国の博物館でも年に一度しか公開されないという貴重な標本が8月20日までゲスト出演中。写真で見てたかぎり、頭の形がヘンだと思ってましたが、実物を間近に見るといよいよヘンでしたわ。頭が丸すぎる。そして丸すぎるせいで両目が寄っちゃってて、ブサイクちゃんになってしまっておられます。やはりこれは復元ミスですなあ。かといってガッカリするわけではなく、やっぱりヘンな顔だった! と確認できてたいへんうれしかったです。なんですかね、この悲運の絶滅動物に対する態度。もっと彼らを滅亡に追いやった人間の罪などを感じるべきだと思うのですが、それはそれとしてこの顔はヘンだよね? 笑っちゃうよね? との不真面目な感覚をおさえることができない。そしてこのヘンな復元も彼らが正確なスケッチすら残さぬまま絶滅したからこそ成立しているものであるわけです。そこには失われた世界に対するロマンがあるし、哀しさと可笑しさが表裏一体にあると思います。すなわちこの和歌山のヘンテコな剥製には、上野の博物館のちゃんとした剥製では語ることができない、ニホンオオカミとニホンジンとの断絶の歴史みたいなものがナンセンスな滑稽味とともに刻まれているのであって、この復元ミスが永久に修正されないことを願わざるをえません。  もちろん秩父のオオカミ信仰にまつわるあれこれもたいへん興味深かったです。憑きものを落とすアイテムとして珍重されていたニホンオオカミの頭蓋骨には、たしかに得も言われぬ呪術的な迫力がありました。これは実物を見たほうがよいです。きっとドラクエ12には「おおかみのとうこつ」が登場し、のろい状態を解除するとか、モシャスをとなえた敵を元に戻す効果があたえられると思います。美術面では、三峯神社が所蔵する画鬼こと河鍋暁斎のオオカミ絵が抜群の存在感でした。まあそりゃそうだ。草野球の試合にメジャーリーガーが混じったようなものですわ。  会場は狭いし、資料の点数も少ないものの、わざわざ来てよかったと思いました。そもそもこんな企画めったにないでしょうしね。「川の博物館」のくたびれ加減に対して、県民税をおさめる者としていささか公憤を禁じえませんでしたが、この企画ひとつでチャラです。ただ、長瀞の「自然の博物館」でやったほうがもっと多くの人に見てもらえるだろうな、との野暮な意見は正直ございます。おっさんひとりじゃ浮きまくるし。いや、おっさん何人だろうが、子づれじゃなければ浮きまくる場所でした。  こうなりゃ浮きつづけてやるわいと、目的のオオカミ見物を達成しても逃げ出さずに、一般展示やミニ水族館などをひととおり見てのち、食堂にも行ってみました。事前に名物「わらじカツ」が食えるとの情報を得ていたのですが、平日のせいか今日はカレーデーなどと称してカレーばかりのメニューとなっていた。こんなこともあろうかと持参していたファミマのおにぎりとパンをレストハウスでむさぼる。隣のテーブルでは遠足の子どもたちがワイワイと楽しそうにお弁当をひろげているが、個人遠足のおじさんは購入した図録に載っていたオオカミ像のある神社のリストからGoogleマップで位置を確認する作業に黙々と没頭していました。結果、駅から歩いて行けるようなところにはほとんどなく、秩父鉄道の野上駅の近くにひとつある程度でした。  もう用はないので博物館をあとにし、次なる予定はそのまま徒歩で鉢形城跡をたずねるつもりだったのが、なんだかすごく疲れている。そもそも前日は寝ておらず体調があまりよくない。リポビタンDを飲みつつけっこう無理して来たのは、翌日がゲーム『スプラトゥーン2』のフェス(オンラインイベント)だから、という、やむにやまれぬ事情があったゆえです。けっきょくその次の予定である長瀞の博物館を目指すことにし、鉢形駅で20分ほど待って東上線で寄居駅に行きました。そこから秩父鉄道に乗り換えるのですが、今度は40分も待たねばならない。そして驚くべきことに駅周辺にはコンビニすらない。寄居って県民にはメジャーな町だから、もっと発展してるイメージでしたが……まあ埼玉の大半はクソ田舎ですね。なぜかトイレの数だけが充実している不思議な駅でした。  なんだか待たされることに疲れてしまいました。待たされると、私の場合はニコチン中毒なので、とりあえず喫煙所を探し回ることになる。鉢形にも寄居にもありませんでした。じゃあ気がまぎれる場所はねえかと探し回る。なんにもありゃしない。駅前はそれなりに開発されてるので景色がおもしろいわけでなし。山が近いとかもうどうでもいいよ。そんなんでテンションなんか上がんねえよと、そうして無駄に歩き回った結果、心身ともにくたびれてしまうのです。  かくて徒労感をもって時間をつぶし、上長瀞駅に向かう秩父鉄道に乗り込み、車中で長瀞の博物館に行った場合をシミュレートしました。家に帰るまで合計6時間もかかり、そして随所に長い待ち時間が含まれるとわかりました。体調不良のためか、まるで台風の中を突っ切るかのような秩父鉄道の振動に気分も悪くなってきた。このまま乗ってたらさっきのファミマめしを吐くかもなあと、うんざりゲッソリ感がきわまったそのとき、「まもなく野上」とのアナウンスが私の耳に天使の矢のごとく射ち込まれたのです。  それは天啓でありました。長瀞の博物館にはパレオパラドキシアというややこしい名前の絶滅哺乳類がいて、それに幼稚園以来の再会を果たしたかったのだけども、そもそも今日はオオカミの日じゃないかと。すべてはオオカミのために無理をしてここに来たのだ。そう、Googleマップの情報がたしかならば、今日オオカミに会える唯一の神社が、まさに野上にある!
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 そうして私は、野上駅のホームへと飛び降りたのでした。その小さな駅から出た瞬間、私は自分の選択が正しかったことを確信しました。出口のすぐそばに、灰皿が鎮座しておられたからです。  人智を越えたおみちびきに感謝しながら、有害物質を肺腑に取り込んで元気百倍となり、その神社にテクテク歩いて向かいました。武野上神社は畑のなかにポツンとたたずみつつも、立派なケヤキを四方に伸ばして神域たる威容は充分に発揮し、木造の古い鳥居も重々しく、まさしく観光地ではないけども地元の人たちに長く大切にされてきたお社なのだろうなあ、というたたずまい。そしてその拝殿の左右に、私は絶滅したはずのニホンオオカミの姿を目撃したのです。
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 ひとまず見なかったことにして興奮をおさえ、粛々とお参りしてのち、返す刀でオオカミ観察へと移行します。稲荷神社におけるキツネの代わりとばかりに阿形吽形のかまえでもって、その二頭は対面していました。阿形のほうには子どもが張りついていてかわいいです。
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 画像を見ておわかりいただけるでしょうか。なんというか、プリミティブですよね。土偶みたいな素朴さ。つーかオオカミなの? まあ、キツネじゃないならオオカミか、といった諦念によってかろうじてオオカミです。ポケモンにこんなやつがいた気もしますが、���くまでニホンオオカミCanis lupus hodophilaxなのです。図録には各神社のオオカミ像の顔写真が並んでいるのだけども、シュッとしたクール系のイケメンやドラゴンっぽいオラオラ系のイケメンが多いなか、この武野上神社のオオカミは目立ってファニーでした。昭和17年の作ということで、きっとニホンオオカミの実物を見たことがない人が作ったんだろうなあと推測します。
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 ニホンオオカミもエゾオオカミも消えてひさしい現在の日本人にとって、オオカミとはなんなのでしょうか。どんな地位にあるのかというのが、個人的に大きな関心事でした。たとえば『もののけ姫』には平然とオオカミが出てくるわけですが、それを「むかしは日本にもオオカミがいたから」で受容するのか、「ファンタジーだから」で受容するのか。ニホンオオカミのことを知らない人は後者になりますが、知っている人であっても100%前者ではなさそうです。私は半々といったところで、日本を舞台にした創作物に登場するオオカミを、なかばファンタジックな幻獣としてとらえている気がします。  ライオンやカバなどに関しては、あくまで海外の動物であるという認識が確固です。でもオオカミは、もう海外にしかいない動物であるのに、なぜかエキゾチックなかんじがしない。外国の童話に出てくる悪役のオオカミたちも含めて、なぜか身近な存在に感じるのは不思議です。きっとトラと同じような存在感になっているのでしょう。トラは日本にいませんが、やけに日本人は親しく感じていて、日本的な動物であるとさえ思っている。しかし少なくとも有史以降、トラが日本に生息したためしはない。かたやオオカミは、たしかに百年前まで日本のあちこちに生息していました。  近代化後にヒトとのウィンウィンな共生関係が崩れた結果、オオカミが日本の自然界から絶滅することは避けがたい事態だったと私は考えますが、もしニホンオオカミがどこぞの施設に保護されて、トキのように繁殖に成功していたらどうだろうか。どんだけ殖やしたところで、わりと普通に人を襲って食う猛獣であるところのオオカミを、野生に返すことなど多くの日本人は望まないでしょう。各地の動物園で見ることができる程度の珍獣になり、そこには幻想的なイメージなど惹起させる要素がありません。絶滅してよかったという話では断じてないけども、滅亡したからこそ現在のわれわれは想像力ゆたかに、しかし現実味にきわめてとぼしい勝手放題なオオカミ観を獲得することができたのでしょう。  ようするにニホンオオカミという動物は、日本の山々からだけでなく、われわれの心のなかからも絶滅したのだ。そんなことを考えながら、私は小さな境内のベンチに座っておりました。そろそろ帰りの列車がくる時間になったので、武野上神社の、もうどこにもいやしないファニーなオオカミたちに別れを告げた次第です。
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 帰りはうまいこと計画が立っていたので、待ち時間に翻弄されることもなく電車を乗り換えてゆくことができました。総括するに、オオカミに会いに行ってオオカミがどこにもいないことを確認したという旅だったわけですが、なかなか有意義だったと思います。あとは旅慣れぬくせに体調不良で無理な遠出をすべきでないということと、田舎の電車はじっとして待ってろということを、今後のために学習した次第であります。
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