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#睡眠薬強盗
kennak · 3 months
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こん睡強盗だけでなく、アルコールに薬物を混入されて、意識がもうろうとしている状態で性犯罪の被害にあう例もあります。短時間で作用する睡眠薬を混入されている例が多いのですが、被害者も、飲みすぎて酔ってしまったと思い、被害に気付かないこともあります。通常は酔いつぶれない量にもかかわらず意識が朦朧とした時などは、何らかの被害にあっていないか確認することが重要です。
【速報】客に酒飲ませ続け昏睡強盗…大阪・北新地の中国人バー摘発 店長ら5人逮捕 被害総額は2000万円以上か 財布から現金抜き取りクレカを無断使用疑い(MBSニュース)のコメント一覧 - Yahoo!ニュース
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ophelia333k · 2 years
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2023.03.23 逃走線を引く、存在の耐えがたきサルサ
 Twitter、「おすすめ」欄にずっと、キメセクとMDMAとChatGPTと、ときどき大江健三郎のツイートが流れてくる、という感じだった。別に「おすすめ」欄があって、そこで勝手にツイートをおすすめされることそのものは許せるけれど、自分のツイートがあの欄に表示される可能性があると思うと嫌な気持ちになる。あと、最近のTwitterって、メタゲームじみた空気感で、人を属性やパターンへと還元していくような流れがあって窮屈かもしれない。こういうことをTwitterで言ったとしてもそれはTwitterに回収されてしまうから、ここみたいな一応の「外部」にしか何も書くことができない。
 
 ツイッターをやめる、とは言わないまでも、距離を取る、という意識がずっとある。元々、インターネットは2001年の『リリイ・シュシュのすべて』で描かれているような、鬱屈した現実からの出口だったわけだけど、もはやインターネットは現実そのものと癒着してしまって、インターネットそのものから「現実」へと逃走しなければならないという転倒が生じてしまっている。
 
 ***
 
 そういえば、6日前に「INTERNET YAMERO」が出た。
 行われているのはある種のカルチャーのサンプリングなわけだけど、どのカルチャーもそれなりに自分幼い頃から体験してきたものだから、ほとんどオートマチックに快感を覚えてしまう部分はある。強制的に脳を弄りまわされるような。内容というよりかはアプローチとして、「魔理沙は大変なものを盗んでいきました」とか「物凄い狂っとるフランちゃんが物凄いうた」辺りを思い出した。
 
 作中に「甘い夢を見せてよマイスリー」という歌詞があるように、インターネットと精神薬が癒着しているわけだけど、元々そういうカルチャーはオタク、というよりかはサブカルの領域との接点が多かった気がしていて、日本においてそれを広めた元祖は中島らも辺りなのかな。日本では違法の薬がそれほど出回らなかったからこそ、市販薬のODもしくは向精神薬の濫用が流行った、と整理しちゃいそうだけど、海外ではどうだったのだろう。少なくとも睡眠薬はどこでも濫用されるに決まっている。
 というか、濫用あるいは乱用、という言葉自体に反感を感じてきている。もちろん、明確にダメなラインは確かに存在する(自分もそれを経験しているから)。でも、睡眠薬を濫用する、とは言うけれど、正常な使い方とは何なんだろう。どんな薬にしても、私たちの身体の力能を増大させうる(つまり、私たちの身体が行いうることを最大化する)限りではそれは間違っているはずがない。その意味で言えば、覚醒剤でさえ私たちの身体の力能を増大さえうる、けれど、やっぱり程度の問題で、使いすぎれば身体の力能は減少していく。その意味では、LSDにせよ覚醒剤にせよ睡眠薬にせよテトラヒドロカンナビロールにせよ、私たちの身体が壊れず、その力能を減少させない程度で、身体の力能が増大するそのギリギリのラインでそれらを使い続ける必要がある(たとえばLSDは摂取しすぎるとあまりにも身体が「やわらかく」なりすぎてしまう。そして、あまりにもやわらかくなり過ぎた身体は何を為すこともできない。マイクロドーズする身体のことを考える。
 かなり脱線してしまった。結局のところ、サブカルな人たちもオタクな人たちも、インターネットが一定以上普及してからはどちらもインターネットを通じて交わるようになるわけで、そうなるとサブカルもオタクもインターネットに合流することになる。そして、その区別も曖昧になったのかもしれない。
 自分にとってマイスリーが関係する曲といえば神聖かまってちゃんの「マイスリーぜんぶゆめ」と、ひがしやしきの「マイスリー全部飲め」だったのだけど、これからは「INTERNET YAMERO」のことも思い出してしまうのだろうね。
 
 ***
 
 村上龍の対談集である『存在の耐えがたきサルサ』を読んでいる。
 お目当ては、村上龍と、中上健次、柄谷行人、坂本龍一、浅田彰、蓮實重彦との対談。
 まずは浅田彰との対談を読んでいるけれど、浅田彰がニーチェの言う強者は「マイノリティで、マジョリティに迫害されながらも、それをルサンチマンに変えずに逃走し続ける人」だと述べるのに対して、それを「強者というのは特権的に危機感を持っている人間」だとパラフレーズするところに村上龍を感じた。
 
 さらにこれを自分なりにパラフレーズするのなら、ニーチェの言う「強者」というのは、ある不可能性の壁のようなものによって阻まれながらも、その絶望的な状況に対して絶えず逃走線を引く者のことだと思う(もちろん、これは間にドゥルーズを介している)。さらに言えば、それは現実的(actual)な次元において絶望的な、不可能性の壁に阻まれながら、潜在的(virtuel)な次元において逃走線を引き、最大限に創造的である者のこと。
 浅田彰は「エイズになって、免疫系全開で外部に晒されながらも、創造的に生き続けている人」の例を挙げるけれど、まさにそのような状態。黒人たちのロックンロールあるいはHiphopもそうだし、ラース・フォン・トリアーの『ダンサー・イン・ザ・ダーク』で、死刑を待つ中の獄中で、換気扇から聴こえてくる讃美歌で歌い踊る妄想をするエルマもそう。あるいはゴッホだってそう。
 対談の中で村上龍は「特権的に危機感を持っている人」という話から、魚から両生類の進化の例を挙げるけれど、ドゥルーズが明確にベルクソンのエラン・ヴィタール(生命の飛躍)の線の流れにいることを思うと、進化の話を持ち出してきたのは鋭くて、進化というのも、その環境の有限性の中で、つまりはアクチュアルな絶望、不可能性の壁の中で、逃走線を引くということ。あるいは、その潜在性を最大限に発揮するということ。
 
〈本当の意味でニーチェ的な強者ってのは、一番マイナーで、外に曝されてて、けれども、曝されている中で何とかいろいろなものをピック・アップして組み合わせて新しいものをつくり出していく、そういう存在なんだということは重要だ〉(『存在の耐えがたきサルサ』、p172)
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 自分はずっとそうだけど、朝起きてからお昼、そして夕方に至るまで、18時くらいになるまでほんとうに何もすることができない。起立性低血圧とかも関係しているかもしれないけど、異常なくらいに何もすることができない。本調子が出るのは、23時~午前2時までの3時間くらいだけで、それすらも数日に一回くらいしかない。
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 インターネット・ガールとインターネット・ボーイ。虹色の女はマンションの屋上から落下しては、再び逆再生されて、マンションの屋上へと戻ってくる。落下と再生を一万回繰り返す。虹色の女は肉塊になっては、また人間に戻って、また肉塊へと戻る。すべては同じことの繰り返しだけれど、たましいだけが1gずつ減っていく。
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bearbench-3bun4 · 1 month
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猫は知っていた 7月9日 木曜日
朝から、悦子と雄太郎で推理してる場面からです。 二人共、内部犯行説で、誰かが嘘をついているという意見で一致したみたいです。 まあ、今までの状況からいってもそうでしょうね。
ただ、雄太郎は悦子の”犯人が、家永看護婦を呼び出してとっさに刺した”という説には反対しますね。 特に、毒を塗ったナイフというところが引っかかるみたいです。 あと、最後に言った”ネコ”と言う言葉。そして、本当にネコに殺されたのではないかとです。 まあ、それはそうとして、確かに、猫がどう関わるのでしょう?
雄太郎は、防空壕の中で実際に何が行われたのか?をおこなってみます。 が、どうやっても家永看護婦を殺害した手順がわかりません。 このあたりは、うまいですね。 確かにこれでは、殺害できません。って、読者は思いますね。
そんなことをやっている時に、箱崎医院長が訪ねてきます。 そこで、敬二のこと、英一のこと、平坂の細君が英一の高校時代のクラスメイトだったことなどを話します。 それから、人見看護婦が平坂の付添を断ったことを話します。 その後、これが一番肝心な話だと思うのですが、昨日の峰岸警部から雄太郎への電話をとったのが箱崎医院長だったことを確認します。 その電話の内容を他人に喋ったかを、雄太郎はわざわざ確認しますね。 それほど意味があることだとは思えないのにです。 何の意味があるのでしょう?
その後、雄太郎と悦子は家の周りを歩いて出会った洗濯物を干している女中のカヨさんから面白い話をききます。 幸子ちゃんが夜中に一回起こしてあげれば、寝小便しない。 敏枝夫人が何かの加減でぐっすり寝て起こすのを忘れると、必ず寝小便してしまうというのである。 そこで悦子は、月曜日の朝、裏にふとんが干してあるのを見たことを思い出します。 つまり、これは、日曜日夜に敏枝夫人が幸子ちゃんを起こしてあげることを忘れたか、起こしてあげられる状態になかったか。 雄太郎は、誰かに睡眠剤を飲まされたのかとまで推理します。 ちょっと極端な気もしますが、何かわかっていてそういう推理をしたのでしょうか?
人見看護婦が、平阪を嫌っていた理由がこのあと明かされますが、これが本編とどう関係するのでしょうか? それは、人見の知人を捨てたからで、その知人の女性は発狂して精神病院に入れられて亡くなったそうで、まあ、感情的にも許せないですね。 ここまでで、雄太郎は、二号室にあった二包の毒薬が、工藤夫人の仕業だと推理します。 たぶん、発狂して死んだとのは工藤夫人の娘なのだろうとです。 そして、この件は、今回の事件とは関係ないとです。 鮮やかというか名推理ですね。 ただ、これで考えなければならないことが減って読者としては助かりますね。 それから、二号室の窓にかけられていたネクタイについて、ユリさんに確認を取りたいともいいます。 このあたり、一体どんな推理でこうなったのでしょう?
さて、場面は死体置場に移りそこには、平坂清子夫人、兼彦氏、兄の雄太郎、悦子、砧警部補の五人がいます。 時間は、午前十一時頃ですが、その前にひと悶着あります。 平坂清子夫人が、支度に手間取ったのです。 そこで、平坂家の女中から面白い話を聞くことになります。 それは、清子夫人と平坂の中が良くなかったということ。 悦子は、”平坂さんを殺したのは、清子夫人だといううわさ”について聞いてみますが、女中は否定しますね。 まあ、そうでしょうけど。 ただ、どうも、読者に刷り込んでいる感じで、平坂の失踪に清子夫人は関係ないような気はします。
死体置場には死体が二つあります。 ちなみに、死体置場は、病院の霊安室のようでがらんとした部屋に強いホルマリンのにおいがしています。
1つの死体は、 ・五分がりののびた頭 ・顔は何かでこすれたらしく一面に傷がついて、生前の面かげを見分けることは困難 ・みそっ歯のように茶色く欠けた前歯が三本見えている ・奥の方にも一本、齲歯(うし)がある ・丁度平坂氏くらいの背たけ ・肩はばは広い ・しっかりした体つきをしている ・所々すり傷があったが顔ほどではない。 ・両腕は顔に勝るとも劣らないほど傷だらけで、そでの短い服を着ていたとおもわれる。 ・顔や手の傷は、岩や水底ですれたもので他から暴力を加えられたわけではない ・腰から下は、きっかりときわだって色が白い ・上半身は日やけして、死体を横向けた時に見えた背中から首すじのあたりはかなり濃く日に焼けている ・溺死体なのでヒフが妙にふやけたようになっている ・最近下腹部を手術している ・下腹部に盲腸の手術の痕に似て縫い合わせた傷痕がある ・中様垂は異常ない ・胃の中に相当量のアルコールがある ・O型
もう1つの死体は、 ・首から上がめちゃめちゃ ・自動車に引きつぶされた ・平坂氏と同じくらいの背かっこう ・筋肉質でがっしりした体格 ・すねや腕や胸にまで黒い毛がはえているが、はだは男としては非常になめらかな感じで、すき通るように青白かった。 ・手術の痕がない ・O型 ・ユカタにゲタばき
と、ここで、平坂氏の病気が慢性の虫垂炎、俗に言う盲腸だったことが明かされますが、これどう関係しているんでしょう? この2つの死体のどちらかが平坂氏なんでしょうか? そうも違うような、でも、もしそうだとするとどういうことなんでしょうか?
医院に帰る途中で、雄太郎が偶然みかけたユリさんを喫茶店にさそいます。 そこで、雄太郎は指輪と一緒に何を盗まれたか、ユリさんを問い詰めます。 それが、はっきりすればおばあ様の死の真相がわかるとです。 何がどうしてそうなるのでしょう? 雄太郎はすごいですね。 指輪の他に相当の額の現金を持ち出したのではないか。そのお金は演劇部の金でお友だちから金曜日に預かっていたものではないか。 と推理して、どうやらあたっているみたいです。
演劇部の者で積み立てていたお金15000円が、指輪と一緒に盗まれてその穴埋めを祖母がしてくることになった。 祖母が物置き部屋にしまってある古い茶つぼを売ることにして、医院の二号室に入院している平坂(骨董品を売買している)に頼んでみようと言って手紙を書いた。 手紙の内容は、「取引の場所は防空壕、時間は日曜日の午後二時。来てくれるなら二号室の窓に何か目じるしになる物を・・・」などが書かれていた。 日曜日のお昼前に祖母が、二号室の窓にネクタイがさがったと言って知らせてくれた。 でも、祖母は帰って来ません。そのうえ祖母と平坂が行方不明だと言う話がつたわって来ました。 どうしようと思っていたら悦子さんが指輪を返してくれて、質屋で指輪で一万五千円をかりてそれで、演劇部の積立金を穴埋めした。
これで、ネクタイの謎や桑田老夫人動向がわかりました。 防空壕で桑田老夫人と平坂が会ったらしいことはわかりました。 しかし、桑田老夫人が殺され、平坂が失踪したことはわかりませんね。
その後、医院に戻るととんでもないが起きています。 桐野の奥さんが殺されかけたのです。 八号室で桐野の奥さんがあお向けに倒れていて、ネコのチミが奥さんの胸の上にうずくまっていたのです。 一命はとりとめたようです。 状況としては、後ろからいきなりサロン・エプロンで喉をしめられたようで、誰にやられたかわからないようです。 ところでサロン・エプロンって、レースや刺繡で飾った腰から下の西洋風前かけのことです。 これだけでも、犯人が特定できそうですね。
八号室に行った悦子と雄太郎。 特別なにかあるとも思えないのですが、雄太郎は何かわかったみたいに、手紙を書いてポストに出すためにでかけてしまいます。 しかも、雄太郎は全てわかったから、防空壕で謎解きするというのです。 気になるのは窓の外のイチョウの木がうまく西日をさえぎるので室内は日は少しも当たらないという文ですかね?
悦子が防空壕で待っていると雄太郎がやってきます。 そしてよいよ謎解きの開始ですね。
犯人は、兼彦院長
イチョウの木のおかげで、西日など当たらない八号室を見て雄太郎はきがつきます。 部屋を変えられた本当の理由は、八号室が防空壕を真下に見下せる位置にあるからではないか。 そして、この事実から犯人は兼彦院長だと確信したと。
兼彦院長は平坂を殺害することにしたのだが、死体を処分してしまう必要ある。 家永看護婦と相談して平坂を失踪に見せかけるためにテープ・レコーダーのトリックを使う。 家永看護婦が桑田のおばあさんと平坂が防空壕で合うことを手紙で知ったのでそれを利用することにして、老夫人を物置部屋に閉じ込める。 防空壕へ行き、平坂の意識を失わせ抜穴の中に入れておく。 ところが閉じ込めたはずの桑田老夫人が姿を表わしたので兼彦院長は桑田老夫人を殺すよりなかった。 老夫人死体を抜穴に投げ込んだ時、壕の中をうろついていたチミがまぎれ込んでしまったことで抜け穴のことがわかる。
夜の八時ごろ家永看護婦が外出してニセ電話をかける。 ドライヴ・クラブから自動車を借りて車をかくす。 家永看護婦が薬を用いて家の者を眠らせる。 兼彦院長と家永看護婦は平坂を手術室に運び平坂の体に太陽灯をかけ髪をかり胸毛をそり歯を強い酸で腐触させて虫歯を作る。 桐野夫人が聞いた『こっちの一本は』と言は、平坂の歯のことだとおもう。 平坂氏に労働者風の服装をさせ、アルコール性飲料を流し込む。 兼彦院長は抜穴を通って出て行き用意の自動車を運転して、多摩川べりまで走らせると、石で平坂氏の顔や手を傷つけて川へ投げ込んだ。 桐野夫人が深夜、手術室のドア越しに聞いた一言で家永看護婦に疑惑がかかる。
次に、家永看護婦の殺害だが、壁のくぼみに金属製のパイプにスプリングを入れておさえがはずれると同時にスプリングがナイフをはじき出すような仕掛けがあったのではないか。 おさえに使われたのが、チミで、以前、ナシの木の下でのびていた黄色いネコは、麻酔剤での実験につかわれたのだろう。 それを元に、チミに麻酔剤をつかったのだろう。 ただ、予想外だったのは、抜穴の口に釘がさされていたことで、そのために、彼が用意しておいた、犯人は抜穴から逃げたという説はだめになってしまう。
雄太郎は、動機についてもある程度わかっているみたいです。 平坂氏の入院した6月27日の土曜日から1周間のあいだになにかかあたのだろう。
とここまで推理すると、 急に周りが慌ただしくなり兼彦院長が電車に引かれたとはこばれてきます。 悦子は、今まで雄太郎が話していたことは、さっきの話は兼彦院長に聞かせるのためだったのかと気が付きます。
これで終わりです。
なんとも、突っ込みどころ満載ですね。 防空壕で、平坂の意識を失わせるとありますが、実際のところ可能なんでしょうかね。 しかも、平坂の体に細工をするといっても、そう簡単にできるものでしょうか? しかも、手術の跡なんて解剖医には簡単にわかりそうですけど。
桑田老夫人を殺害して抜け穴に置いておくくらいなら平坂の死体と一緒に外に運び出したらいいのではないでしょうか? なぞ、そこに置いておいたのでしょうか?
家永看護婦の殺害に使われた装置ですが、1度も試さずに実行したとは思えないのですが、そんな時間はあったのでしょうか? ナイフに塗られていた毒も、出所がわかればそれだけでも捕まるのでは
つづく
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strabin · 4 months
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🏏バッツマン3年目の手紙の感想。君もか。そして幻想は幻想でしかない。
※話の流れでさよ教の話題と動画が出てきます。一応背後注意です。
【目次】
共通点が多すぎやしませんか
実験方法のヒント?
ガンジ、君もコミュニケーションに難アリか
かわいい……?けど、音デカすぎるよ
他のメンバーの他者への態度
荘園側の人間も模索中
睡眠不足はいかん
やっと火事の経緯が判明!……仕方ないこともある
なぜガンジが他のメンバーを嫌うのか
不和や密告の詳細が一部公開された!
荘園介入。荘園君さぁ……
アニーさんのガンジ対処法
終わりの始まり
無音も何も、フィナーレは狂想曲ですか
納棺師スイッチ
ビクター失踪の詳細はアニー誕に持ち越しかな?
かわいそうなガンジ
やっぱり実験者も手探りしてる
実験ファイルを書いた人
全体を読んでの感想
アニーさんについて衝撃だったメモ書き
【共通点が多すぎやしませんか】
 社交拒否。ガンジも例外なくコミュニケーションに難があったのか……安心感の欠如。危険人物二人目。イーちゃんさぁなんでこんなに共通点をたくさん作るわけ?共通点に萌えるオタクがもえちゃう……。
【実験方法のヒント?】
 全体過程の「疑わしい行為は全て潜在的な脅威とみなされる可能性がある。」とはなんのこと?誰目線?ガンジから見て他の��加者の行為が~ってことなのか、実験者目線の一般論として~ってことなのか。
 それから「このゲームの表面上で最も脅威を持つ人物として認識されていた」って、ゲーム前に危険度で順位付けしてたの?なんで?(追記:たぶん荘園の人が順位付けしたのではなくてメンバーからそう思われていたのでは……)
【ガンジ、君もコミュニケーションに難アリか】
 ガンジが行った短い交流の相手がイソップとアニーさんだけなのは、もしかしたらビクターが来る前の話だったりして。会話禁止のルールも最初からあったのか、それとも追加ルールだったのか――忘れちゃいましたな。
 不慣れな環境で誰とも話したくなかったけれど、それよりも故郷に帰りたい気持ちが強かった。ただし探索するだけであって交流するわけではなかった、ということかな?
 今までガンジだけが他のメンバーにコミュニケーションを取ろうとしたけど周りがコミュ障過ぎて取り合ってもらえなかったと思ってた。でも彼も例外なくコミュニケーション嫌い人間だったのかァ……。
 比較的交流に積極的なのはイソップとビクター……ビクター!?なんでまた。社交は苦手でも、面と向かった会話でさえなければ人とのやり取りは割と嫌いじゃないのかもしれない?
 「言葉足らずなガンジの態度」は社交拒否の表れで、できる限り話したくなかったのかもね。積極的に探索をしたのはアニーさん。たしかに、夜な夜な部屋を訪ねたりしてたな(語弊のある言い方)。理解を浅くした=怖くて近づきたくないから?「同じ類の人間かも?」と思っても、怖さの方が勝って近づかなかったのかね。
【かわいい……?けど、音デカすぎるよ】
 「クリケットボールを打つことで症状を落ち着けていた」かわいいけど音デカすぎるよ。観察って何?荘園の人々は一体どうやって実験対象を観察していたんでしょうね……やっぱりオブザーバーで?バル爺盗撮し放題……?
【他のメンバーの他者への態度】
 一番最初にガンジを拒絶したのはアニーさん。イソップは様子見、ビクターはあまり興味なしだったから拒絶も何も、だったのかも。
【荘園側の人間も模索中】
 コミュニケーションを取ろうとしないから文字でのやり取りをさせた。そう、これが追加ルールなのかどうかを忘れた。これが交流頻度を下げたってコロナみたいだな。
 うん……?つまり実験を促進させようとして「文字でやり取りしてね」って言ったらかえって実験が滞ってしまったってこと?まぁ、第3グループだし割と初期の実験だから荘園側も実験方法を模索していたのかもね。
 観察効率の改善=交流の機会をうpさせる?実験過程の促進=さっさと交流によってめちゃくちゃになってくれ?
 なら、一部の「もの」=お薬、「適切な実験対象」=アニーさんとガンジかな。アニーさんのガンジに対する拒否心理を強めたってあるし。でもなんでイソップやビクターではなくこの二人が適切な実験対象に選ばれたんだろう。薬剤投与対象の選定基準は不明。
【睡眠不足はいかん】
 アニーさんが不安がる→夜の休憩時間も削って探索をした。寝る時間のことかな?睡眠不足は情緒不安定の原因になるよ。せめて眠って欲しい。
【やっと火事の経緯が判明!……仕方ないこともある】
 あっなるほど、明かり=ランプの炎がガンジを刺激したわけか。
youtube
 部屋で暴れるガンジ、気づく他のメンバー。駆けつけたイソップとビクターが取り押さえて真っ暗な部屋に入れられて行動を制限された……。
 これ、非人道的に見えるけど、以前の手紙にもあるようにガンジの症状を抑えるには真っ暗な部屋に閉じ込めるのが有効だったから対処としては正解かもなぁ。暴れてどうしようもない人は檻に閉じ込めるしかないんです。じゃないと他の人に危険が及ぶから……。実際に立ち会ったことのある人しか分からないかもしれないけれど、制御不能で暴れまわる人間って本当に怖いよね。
 さよ教のバッドエンドを思い出すなぁ。これ↓(成人向けゲームなので閲覧注意。濡れ場はない)
【なぜガンジが他のメンバーを嫌うのか】
 「夜が明けて自分が部屋に閉じ込められている状況を確認したガンジは他のメンバーに対する敵意がさらに増した。」←さらにってことは社交を拒否するうえですでに「なにこいつら」って気に食わなかったのかもな。なんで?
 英国人だから?もしそうだったらガンジもかつて差別された���うに君も差別しているのでは……。まぁこれまでの仕打ちを考えたら「英国人は鬼!」って認識が染みついていても仕方ないとは思うけど……(ガンジから見たら英国人と他の国の欧州人は見分けがつかないだろうから、ほかのメンバーの出身地がイギリスかどうかはあまり関係ないかも。アニーさんがハーフでもチェコのほうが好きでも嫌悪の対象であることに変わりはないみたいに。)
 それとも国籍人種関係なく人間不信になってるのかも?人間不信が英国人限定なのかそれともすべての人に適用されるのかわからないけど、どちらにせよこれだから相手への理解は進むわけもない。
 なんかこういうの多くない?荘園に来たときには既に警戒心が強いから相手への敵意を抱きがち。ホセさんもそうだったし……。ただ、ホセさんの場合は荘園が危険だと知っていたから敵意を持っていたと分かるけど、3グループの時は外で「あの荘園なんか危ないらしいよ」って噂は立っていたのかしら。噂はいつ頃流れたのか。わからん。
【不和や密告の詳細が一部公開された!】
 ドアの隙間から匿名のメモ――これが不和や密告の原因か。そして協力の提案を拒否したのも人間不信の表れだね。
 ん?同意するふりをして隙を見て部屋から出て、えっ!?差出人を排除しようとした!?突飛すぎる。あぁでも、ガンジ目線は陥れようとしたやつだから最も身近で手に掛けやすく、恨みがあったりしたのかも?そしてこれは手紙の書き手と手渡した人のどちらを指すんだろう。
 でもさ、手紙を渡した人は誰だ?ビクターかと予想はたててみる。理由はイソップの手紙に「獲物を失った後、ガンジが強い攻撃性を~」ってあったから。
 うぅんでも、仮にガンジがビクターの排除を狙っていたとしても、自分が手を掛けるのではなくて相手の脱落が目的なんだらさ、ビクターが勝手に死亡したのならもういいやってならない?そこまで執着しないはず。
 わかりませんな。
【荘園介入。荘園君さぁ……】
 あれ?「メモはアニーが書いたもの」「我々はガンジがそれを確認する前に一部の文面に手を加え、その攻撃性を強めた。」
 ほらやっぱり荘園側が介入してるじゃん!はぁ……。実験が進むのが遅くてじれったかったのか?
【アニーさんのガンジ対処法】
 約束の夕方。グライダーは本編でも使ってたのか。本編要素がゲームで使ってたのかと思うとなんかよいですな。
 発作の原理を理解していた。……アニーさんもしかして理系?仕組みを推測するの好きなのかな。薬の影響で不安があっても、いや、不安だからこそ対処法を考えたのか。人間が病気に対して原因や治療法を探すのと同じで。ただしその理解はガンジの性質であって本人の人間性ではなかった……。まぁそりゃそうよな。何かが起こった過程よりも対処の方が大事だよね。一時的な付き合いでしかないし。
 なんでガンジの発作を意図的に起こそうとするんだ?って思ったけど、これが中国語版を見たらわかってきた。
 我々が部分的にアニーの書いたメモの言葉を変えて、その中に書かれている脅しを強化した。注目すべきは、アニーは純粋に協力を望んでいたわけじゃないがガンジがゲームを続けないよう行動をコントロールしたかっただけで、もっと過激な方法は考えていなかったことである。
 アニーさん、程度が軽いとはいえガンジを脅したんですか。えぇ……。でも排除しようとしたというより、ゲームに参加しないでほしかっただけ。殺そうとしたとかではなかった。発作を起こさせることで、物事を冷静に考えられないようにして行動不能になっていてほしかったということかも。だけど想定していたよりもガンジの発作が強力だった。
 「『あるもの』を手に入れていた」あるものは薬だね。発作のきっかけを回避させる効果を持つらしい。
 ガンジが荘園に持参してきた私物なのか、それとも荘園がこっそり服薬されていたのか……わからん。「薬はまだ不安定だ」って第5グループで書かれていたからそれとは別物なのかも?
【終わりの始まり】
 アニーさんとガンジはお互いに陥れようとしていたのか?不明。「混乱の中でアニーがランプを手放した」←これが終わりの始まり……。もみあいになり始めてたのか?アニーさんだいぶ怖かっただろうな。そしてガンジも嫌だっただろうなぁ。
【無音も何も、フィナーレは狂想曲ですか】
 あっ!アニーさんだけ逃げてずるいよ!あれなのかな、高い所にいたのかな。でもさ、前もってグライダーを準備していたのは何で?火事はたまたま起こったし、ガンジを殺す予定でもなかったし……万が一を想定していたのかな。心配性?
 お、すごい。ガンジよく混乱せず逃げ道を探せたね。探索した甲斐があった。あっ、「薬の効果が弱まった」……。発作の直前。やばそう。もう会話ができなくなってるだって。この状態のガンジは一応アニーさんの狙っていた状態かも?でも状況は想定外だろうなぁ。
 「アニーと、アニーに呼ばれて来たイソップやビクターに遭遇。アニーとイソップはガンジを抑え、ゲーム資格を剥奪……?」
 なにその資格って。中国語でも失格って書いてあった。脱落=死亡や行動不能が多いから、え……殺そうとしたの?
 でも、拘束して身動きを取れなくしたとか意識を奪おうとした可能性もあるか。イソップは納棺、つまり殺害することに決めたけどアニーさんはそのつもりはなかったかもしれない。……いつまでも自分の意思で物事を決められず、他の人に流される。自由は得られずいつまでも鳥籠の中のアニーさん。
【納棺師スイッチオン(おとうさんスイッチ風)】
 ガンジを導いたってことはじゃあ、納棺したのかな。処分ってあったからてっきり惨殺したのかと思ったけども。
 イソップのスイッチオン、ってことはガンジは死んだ方が良いとイソップは思ったのか。
 なんで?「完全に抵抗を諦めたか身体的にもう無理な人は殺す」って考察は間違ってたかな……いや、でも確認したら「精神衰弱に陥り、生存・打開のため脈絡のある行動をとれる状況ではなかった」って書いたや。自分の考察もすぐ忘れる。さすが鳥頭。
【ビクター失踪の詳細はアニー誕に持ち越しかな?】
今思ったけど、今回の手紙めっちゃくちゃ長いな。
 え、待ってよ途中でビクターがいなくなってる。
 死んだ順としてはビクターが先でしょ?ビクターどっか行く→ガンジ押さえつけられるの順かと思ってるけど、なんでそこだけ端折られてるのよ。アニーさんの誕生日まで持ち越しかな。
【かわいそうなガンジ】
 「理想の彼岸」はイギリスでクリケット選手として活躍する姿かな。記憶の中の故郷を失ったのはなんで?死んでしまったから?記憶の中ってことは未来ではなく過去のことだろうけど、過去を失うとはなんぞ。
 「広い意味で正常かつ理解しやすい個性と動機」……確かになぜ躁病患者になってしまったのか・故郷に帰りたいのかはわかりやすいかも。イソップの哲学は難解だし、アニーさんはまだ情報ないけど、ビクターとか(私の主観で)一番難解な内面を持ってるし……。躁病=人から煙たがられる、故郷に帰りたい=この思いが強すぎて暴走しちゃう、だから悲劇の結末かな。
【やっぱり実験者も手探りしてる】
 「特定の情報」=手紙の改ざん=荘園の介入、「『もの』」=お薬か。たしかにそうやって場を乱すことができるという結果は荘園側として今後も使えるお薬の効果の顕在化だったのね。やっぱり手探り感。
 「内向的な人が強烈な脅威を感じた時に見せる反応」は、その人の潜在的な性格傾向――例えばイソップなら危険とか?――や変化を有効的に反映する――マジで脅威を感じた時は普段現わさない性格が露呈する――ってこと。ボロが出るみたいな。言い方が難しいよ。
 「ビクターの内向的な行動パターンが薬剤の効果に影響していた。」なんでここでビクターが出てくるんだ?薬を飲まされたわけでもないのにな――と思ったら、中国語版では「ビクターの内向的な行動スタイルではあまり有効な情報を収集することができなかった」ってある。「行動パターン」=文字でのやりとり。たしかに、面と向かった会話でしか伝わらない非言語的要素(目線や表情など)ってあるもんね。お薬の効果も言葉よりそっちの方が現れやすいだろうしねぇ。
 ここで言いたいことは、「薬以外にも影響を与える何かが多かったために、得られたデータが薬の効果によるものだと立証できるない」ってことね。だから今後はお薬を投与するかしないかの基準の見直しが必要ってことかな。
 「今後は優先的に関連性の強い実験対象を集めたり」
 今回の実験で既にしてない?って思ったけど、やたら好きなものや社交云々が共通したりしているとはいえ、これらは実験する上で重要ではないからいいのか。
 ってことはこれが指す今後の展望を実施したのは過去に関わりがあった第4グループとかのことかな?そして「より遠回しな暗示方法を採用する(中国語版でより微妙(?)な方法でヒントを与えたりするって書いてた)」とは……わからんなぁ。第5グループの追加ルールだったりするんかな。わからん。
 「これによって実験過程を導き」、つまり実験で観察したい様子を起こさせるようにメンバーを誘導するってこと、そして「観察の効果を保証する」ってことは今回は行動の原因がお薬だと断定できなかったので、今後はそうだとわかるように、お薬の効果を実証できるよう環境を整えようってことかな。
【実験ファイルを書いた人】
 この実験ファイル、今後のことを考えたりと建設的だな。こういうのが全くないのもある(たとえばカヴィンとか)。これも書き手の違いによるものなのかね。
【全体を読んでの感想】
 ガンジが社交拒否なのは意外だった。過去の経歴がある時点で彼らが仲良くなる道はなかったんだろうなぁ。ガンジも相手への理解を拒絶しちゃってるし、他のメンバーも結構そんな傾向あるかも。社交嫌いだし。会話禁止組の幻想はなかったのよ……。
 いやでも、もし過去が違ったら――なんて考えてしまったけど、それこそ砂山のパラドックスというやつですな(最近知った言葉をここぞと使う愚者)。勿論遺伝的要素もあるけれど、人の内面を形作る大きな要因として環境もある。過去が違えば当然、人の内面も変わっていく。しかし、違う過去を歩んだ人物を同じ人とみなせるのか?たとえばビクターが饒舌だったら?たとえばアニーさんが男好きだったら?これは二次創作のifを想像する時に必ずついて回る問題だね。
 アニーさんは今まで被害者的な面ばかり公開されていたけれど、ようやく人間らしいところ出してきた。薬の影響もあるっちゃあるけども、実験者が考察していたみたいに「秘めた本性」がこれなのかもね。
 ……でもさぁ、ホセさんをはじめ第5グループのところでも読んだけどさ、極限状態で露になった行動がその人の本性って言うのはなんか違うと思う。極限状態で無理やり引き出した人間の本質とは生物としての性質(生きるためなら周りを蹴落としてでも生き残るとか)。そりゃ誰だってそうだよ。日常生活を送るうえで出てこない性質ならその人が持つ本質なんて知って何の意味もないし、それよりは触れる機会の多い普段の性格を本質としたほうが……書いていて今思ったけど、やっぱり人間としての本質を知りたくて荘園の人間は実験をしているのかなぁ。確か少女実装時の真髄ストーリーなんて動物たちの宴みたいなものだったし、それって荘園での出来事を暗喩してるように思えるし……まぁでも「理性を失くした人間は動物と同じだ」と分かったところで何をしたいのかはまったく分からないし、これはただの妄言です。
【アニーさんについて衝撃だったメモ書き】
 「この衣装の全体的なスタイルは幻覚剤の影響を受けて人間性の悪の本質が刺激され、互いの目には薬物の作用で歪んだイメージの幻がある。」あっやっぱり人間性の悪の本質って……でもこれを観察して何をしたいのよ荘園の人間たちは。
藏「自分が好きな人や物を隠して何が悪いのか。美しいアオアズマヤドリだって、愛しの『玩具』を独占したがる。」
 ↑結構理���っぽい思考をしている。
 そして���ッツマンPV「だがここに連れてこられたことをきっかけに紳士たちはただ玩具が欲しかっただけなのだと悟った」と被っており、ガンジから見てアニーさんはガンジを弄ぶ奴らと同じ人間。「玩具箱には鳥が人を束縛する図案があり、人は心臓が欠けている。鳥が啄んでいるのはこの心臓であり、ここでの表現は一種の暗喩でもある。」にもあるように。そりゃ信用できるはずもない。
「罪悪の饕餮の宴」の前で、玩具職人は内心に潜む尽きぬ欲望への探求を解放した。
↑自立したい欲望の憧れ?自分の思うように行動ができるよう、情報収集として寝る間も惜しんで探索していたし……。
 まとめ画像の再編集が大変だ。そして集大成となるアニーさんの手紙をゆっくりまったり待ちましょう。ビクターが炎に飛び込んだ経緯がまだ不明なのでそこが一番気になる。推しなのもあるけども。
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yotchan-blog · 4 months
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2024/5/28 19:00:06現在のニュース
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jaguarmen99 · 1 year
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10 名前:名無しさん@お金いっぱい。[] 投稿日:2023/09/17(日) 16:15:44.62 ID:DhrIKX5Y0 [4/7]南米で新婚旅行いった夫婦が個人タクシーを利用して強盗団に売られたらしい。トラブルがあって夫は3発撃たれて射殺、妻は2発撃たれて重傷という事件が数年前あった。エクアドルを新婚旅行中に襲撃される 夫は死亡、南アメリカに横行する「特急誘拐」とは何か? 2014年01月04日https://www.huffingtonpost.jp/2014/01/03/ecuador-killing_n_4539467.html南アメリカのエクアドルを新婚旅行で訪れていた日本人夫婦が襲われ、夫が死亡、妻が重傷を負った。地元警察の発表によると、夫はヒトミ・テツオさん(28)で3発撃たれ死亡。妻はマリコさん(27)で腹と右脚を撃たれた。警察によりますと2人は28日の午後10時過ぎにレストランで夕食を済ませ、通りを走っているタクシーに乗り込み、午後11時半ごろに市内の道路脇でタクシーから女性が降ろされ銃で撃たれるのをそれぞれ目撃した人がいるということです。警察は、2人がタクシーに乗っている間に銃を持った8人以上のグループが金品を奪うために2人を襲ったとみているほか、タクシーの運転手が事件に関わった可能性もあるとみて運転手の行方を追っています。エクアドルではタクシー利用中の犯罪被害が絶えず、運転手が共犯で特急誘拐に及ぶケースもあるという。日本の外務省では「流しのタクシーは利用しない」ことを勧める警告を出していた。15 名前:名無しさん@お金いっぱい。[sage] 投稿日:2023/09/17(日) 16:37:20.50 ID:8jPdfstM0 [2/4]>>10それってホテルが呼んだタクシーが高かったから断って、わざわざ流しのタクシーに乗ったんじゃなかった?16 名前:名無しさん@お金いっぱい。[] 投稿日:2023/09/17(日) 17:03:33.38 ID:DhrIKX5Y0 [6/7]>>15そうなんだよな安くあげようとして殺された妙に旅慣れたつもりでいたからこんなことになってしまった旅慣れている人ほど甘くみるんだよ同じことは注意していないと東京でもあるカラオケに誘われ女に睡眠薬で眠らされて現金クレジットカード奪われた知人いるよ
続・妄想的日常
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team-ginga · 1 year
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映画『(ル)スペシャリスト』
 Amazon Primeで映画『スペシャリスト』(1969)を見ました。
 監督はイタリアのセルジオ・コルブッチ。その意味ではこの映画はマカロニ・ウエスタンと言うべきなのでしょうが、主演はフランスのジョニー・アリディ、ジョニー・アリディ以外も主要キャストはフランス人。使���言語もフランス語です。
 ということはつまりフランス産のマカロニ・ウエスタンということになるのでしょうか。まあ、ちょっとした「珍品」です。
 物語は……ちょっと捻ってみたというのでしょうか、捻ったせいでかなり破綻しています。
 ブラックストーンという西部の町にHud(英語読みするとハッドなのでしょうが、フランス語なのでユードと言っています)という男が帰ってきます。ユードの兄チャーリーは銀行強盗の濡れ衣を着せられ、町の人々にリンチにかけられ殺されました。ユードは盗まれた金を見つけて、兄が無実であることを証明するために戻って来たようです。
 ブラックストーンの町では銃を持つことが禁止されています。おとなしく保安官に銃を渡したユードは、町の酒場で絡んできた荒くれを素手で倒します。
 そうこうするうちユードは山に住んでいる盗賊のボス・ディアボロに呼び出されます。ディアボロはユードの幼馴染(!)で、ユードの兄が死ぬ間際に破れて穴が空いた1ドル紙幣を渡し、アベマリアと言って息を引き取ったと言います。
 町に戻ったユードはアベマリアとは教会の鐘を意味するのだと思い、鐘が鳴る時間に墓地に行って、穴の空いた1ドル紙幣を太陽に翳し、穴を通って光がさす場所を掘ります。すると金が入ったカバンが出てきます。
 そこへ保安官が登場。金は町の人々のものだと言って鞄を奪います。アホの保安官助手がユードを撃ってしまいますが、ユードは鎖帷子のようなものを着ていて、それが防弾チョッキの役目を果たしているので、気を失うだけで済みます。
 保安官はユードを牢屋に入れ、金を銀行家の女に渡します。銀行家の女はお礼だと言って保安官にシャンパンを一瓶プレゼントします。
 その夜、シャンパンを飲んだ保安官は前後不覚になってしまい、ユードはこっそり牢獄から抜け出します。一方、銀行家の女は愛人のギャンブラーと一緒に金を持って町を出ます。
 川を渡ったところで女は愛人の男を射殺し、金を燃やそうとします。するとそこに盗賊ディアボロとその一味が現れ、女を引きずって町へ連れ戻します。
 この辺り展開が急で「え?」と思わないではないですが、まあそんなに難しい話ではありません。真犯人は銀行家の女だった、彼女はユードの兄チャーリーに濡れ衣を着せ、偽札の詰まった鞄を埋めさせ、町の人々にチャーリーを殺させたということですね。
 もちろん保安官が寝てしまったのも、銀行家の女が睡眠薬入りのシャンパンを渡したからです。
 町に着いたディアボロは銀行家の女に金のありかを聞きます。町の人々に起こされた保安官がディアボロと話をしようとしますが、ディアボロはにべもなく保安官を撃ち殺します(この保安官、なかなかいい味を出していたので、あっさり死んでしまって残念でした)。
 そこからディアボロ一味とユードの撃ち合いになります。ユードはディアボロの仲間たちを打ち倒し、最後には幼馴染のディアボロも射殺します(ディアボロはいつも若い男を連れていて、彼に自分の伝記を書かせています。虫の息のディアボロは男に「これもきちんと書き留めておいてくれ。みんなに真実を知ってもらいたいから」と言って、息を引き取ります)。
 流れ弾を受けて死にかけている銀行家の女はユードに金はストーブの中にあると告白して死んでいきます。ユードは金の入った袋をストーブから取り出し、町の人々みんなが見ている前で袋に火をつけます。
 え? なぜ?
 こんな金があるからこんな争いが起きるのだということなんでしょうか。でも、だとしても……これでいいんでしょうか。
 金が燃え尽きるとユードはその場に倒れてしまいます。銃撃戦の中撃たれていたのです。ユードを酒場の女とユードに想いをよせる女が介抱します。
 物語の最初からユードについてきた4人組の不良がいます。彼らはユードに憧れ、手下にしてくれと言ってついて来たのですが、ユードはもちろん相手にしていませんでした。
 ユードが倒れた後、この4人組はピストルを取り出し、町の人々を一か所に集めて服を脱げと命令します。
 え? なぜ?
 この展開は読めませんでした……というか、この4人組一体何をしたいんでしょう。
 4人組は酒場で介抱されているユードに「出てこい、臆病者」と言います。ユードは出て行こうとしますが、銃を見るともう弾が残っていません。
 それでもユードはふらつきながら出て行きます。ビビりながら発砲する4人組。なかなか当たらないし、当たってもユードの鎖帷子に跳ね返されてしまいます。ユードが近づいてくるので、4人組は尻に帆をかけて逃げ出します。
 残ったのは全裸でうつ伏せになった町の人々だけ……
 ユードはそのまま馬に乗り町を出て行きます。夕日をバックにしたユードの姿が映っておしまい。
 うーん、なんじゃこりゃ。
 銀行家の女が悪者だというのは割とすぐにわかります。でも彼女は一体何がしたかったんでしょう。
 ユードの兄チャーリーに濡れ衣を着せたのであれば、金を持って町を出ればよかったんじゃないですか。ユードが金の入った鞄を見つけたときも、中に入っているのは偽札だとひとこと言えば済むことです。なぜ保安官に薬を持ったり、町から逃げ出したり、偽札を燃やそうとしたりする必要があるんでしょう。
 4人組の不良についても同じです。彼らはユードに憧れていたはずです。それなのにユードと敵対するってどういうことですか。鎖帷子が防弾チョックの役目を果たしているとしても、それなら頭や腕や足を狙えばいいじゃないですか。なぜそうしないのでしょう。
 そもそも彼らは町の人々を全裸にして何をしようとしてたのでしょう。町の人々、おじさんやおばさんたちが全裸でうつ伏せになっている珍場面を作りたかっただけですか。
 観客を驚かせることばかり考えて、物語の一貫性を考えなかった結果、こんなおかしなストーリーが出来上がったような気がします。
 まあ「珍品」を見たということで、そういう部分には目を瞑ることにします。
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getrend · 2 years
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stoopid-o · 2 years
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あの日
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前書き
一九一九年四月一三日のふたりを書きました。 警察の描写は想像部分が多く、正確なものではありません。 直接的な描写はありませんが、虐殺についての話であり、作中に登場する虐殺事件は実際に起こった出来事です。 参考文献『インドの歴史』バーバラ・D・メトカーフ、トーマス・R・メトカーフ。創土社、二〇〇六年六月三〇日発行。
Rama side
 ――辺りが、急に騒がしくなった。  気配の変化に敏感なラーマが身を構えようとした矢先、警察庁の建物全体に声が響き渡った。 『建物内にいる者は全員中庭に集合。繰り返す、全員即刻中庭に集合すること』  殺人課、麻薬課、風俗課、放送により全ての扉が一斉に開く。何事かと、皆が口々に囁き合い、中庭を目指していた。ラーマも遅れることなく、足早にまっすぐ人波に従った。余程のことらしい、スピーカーからはまだ同じ内容が繰り返されている。  中庭には既に警視総監が待機していた。勤務中の警察官を全て集めるなど、余程のことが起こったのだとラーマは察した。戦争が終わってまだ一年も経っていない。またあの時のように戦争協力させられるのかとラーマは内心不安だった。イギリスに戦争協力したせいで百万人以上徴兵され、フランスや中東の前線で戦い、死んでいった……。  大戦の最中、インド担当国務大臣エドウィン・モンタギューは、インドに自治制度を徐々に導入すると発表した。なのに、改革ではローラット法を可決させ、テロや破壊活動の容疑者に令状なしの逮捕、裁判なしの投獄を可能にするという裏切りを行ってみせた。  インド人の命など少しも顧みない宗主国の振舞いに限界を感じていたのはラーマだけではない。  警視総監が皆の前に立っているというのに隊列どころではない。急に呼び出された警察官たちは戸惑い、思い思いに自分が並ぶべき場所を探してさまよっている。ラーマは自分の所属する隊に並ぼうと奮闘したが、見つけ出す前に総監が声を張り上げた。 「非常事態だ、儀礼は省略、整列しながら聞くんだ。先ほど、パンジャーブ州のアムリットサルで暴動が起こった」  独立運動の盛り上がりやローラット法の暴挙により、日々、デモは盛んになっていた。制服と同じく顔を真っ赤にさせ警察官たちに伝達する総監を、ラーマは憎しみの目で見る。 「詳細は追って通達されるが、総督命令で戒厳令が下された。デリーに厳戒態勢を敷く。繰り返す、デリーに厳戒態勢を敷く。アムリットサルは軍が対応するため、君たちは総督府の警備を強化し、街のパトロールを増やすんだ。今から自分たちの部署に戻り、それぞれ指示を受けること。以上、解散」  総監の指示により、人々はまた建物の中へ戻る。こんなに雑で急ごしらえな総監の指令など、警察官になってから初めてだった。  ラーマは部署に戻りながら疑念を抱いた。ただの暴動で厳戒態勢を敷くだろうか。しかも、アムリットサルはデリーから三百マイル以上離れている。暴動への警戒は日々高まっており、警察庁だけでなくインド総督の悩みでもある。ガンディーを崇める人々が増加し、サティヤーグラハ運動を始めた頃からはより一層緊張感が増したけれど、あの運動は武力によるものではない。  詰め所に班長である警部が入室する直前にラーマは戻れた。班長たちのブリーフィングに時間がかかりそうであれば、アムリットサルで起こっていることの情報収集がしたかったけれど、まずは指示を受ける必要がある。 「全員揃ったな、うちの班はこの地区の警戒を担当する。出歩く者がいたらすぐに家へ帰るよう警告し、従わなければ逮捕しろ」  班長はデリー市内の地図を貼り出し、色分けされた区画のひとつを指さした。うちの区画は外れだ。ラーマは鉄面皮を保ちながら、心の中だけでで悪態をついた。北部は治安が悪い。南部の高級住宅街の住民と違い、戒厳令を守る人々ばかりではない。  もうすぐ日が沈む。ラーマは今夜を怪我することなく終えられるかわからなかった。 「班をアルファとブラボー、ふたつに分ける。二時間パトロールしたら交代、交代場所はここだ。1700までに全員装備を整え出発すること。質問はあるか?」  なし。この班での戒厳令は初めてではない。定められた時間まであまり余裕がない、弁えたチームメンバーに対し、班長は満足気に頷いた。  班のメンバーだけでない、警察署の全員が何かを抱えて早足で歩き、どこかでは怒声が響き、武器庫や装備室に向かう人々の表情は硬い。今回の戒厳令はデリー警察の全員が動く。小銃の携帯はイギリス人が優先だ。ラーマは警棒と懐中電灯だけで何とかするしかない。  慌ただしく時間が流れ、定められた時刻となった。街へ出る時間だ。  デリーの中心地は夜でも昼のような賑わいだが、今日ばかりは静まり返っていた。店はどこも閉められ、ちらほらと急いで帰宅する人々を警察官が追い立てている。  ラーマはトラックの荷台から街を眺める。戒厳令により、もはや見慣れたデリーではなくなっていた。北部へ向かう際、総督府の横を通り過ぎたが、数十フィートにひとりの間隔で銃を提げた軍人が立っている。総督のお守よりマシだとラーマは内心でごちた。 「アルファ班は先に、定時報告を忘れず巡回レートは地図で示された通り行け。ブラボー班は通信の開設を始めろ」  面倒な通信の開設を免れたのは助かったが、ラーマのアルファ班にインド人は彼だけ。重い無線機はラーマが持つしかなく、交代も望めなさそうだった。  無線機の通信を確認し、アルファ班の三人は出発する。  北部のスラム街には細い路地が多い。そういった路地では待ち伏せの危険がある。普段は主にスリや強盗の心配をすればいいが、今夜は何が起こるかわからない。ルートは太い道路が主だが、危険性の高い細い路地も含まれている。  四月のデリーは比較的快適な気候で、夜になればかなり涼しく感じるが、ラーマは汗がじっとりと制服に染み込んでいくのを感じた。いつもなら人ごみをうっとおしく思うけれど、人がいない方がずっと不気味だ。先輩格のイギリス人たちもラーマと同じようなことを思っているらしく、緊張が顔ににじみ出ていた。  一巡目では特に何も起こらなかった。つい帰宅が遅くなってしまった人々を警棒で威嚇して帰らせたくらいだった。彼らは高圧的な警察官たちに悪態をつきながらも素直に従ってくれた。  交代だ。肩にずっしりのしかかっていた無線機を人に渡せてラーマは一息つく。軽くなった肩を回す。このまま休憩していたいところだが、別の仕事がある。  無線機から解放されたのに、また無線の番だ。ブラボー班からの定時報告を受け取りながら、ラーマは密かに情報を集めようとしていた。  アムリットサルで起こった暴動くらいで、デリーを厳戒態勢にするだろうかという疑念は解消されていない。そもそも、暴動の詳細がまだ謎に包まれている。  この班の詰め所に選ばれたのは小さな警察署。ラーマの下宿ほどしかなさそうな会議室を、別の班と半分ずつ使用している。頼りない机に何個もの無線機や地図が広げられ、狭い部屋に何人もの男たちが詰めているため蒸し暑くてかなわない。なのに、窓は暴徒対策のため開けることができない。  班長はずっとヘッドホンで無線を聞き、時々手帳にメモしていた。ラーマが担当する無線はパトロール用の無線としか繋がっていないが、班長が陣取っている無線はもっと範囲が広い。デリーで起こっていることはあの無線で聞ける。  最初は班長のメモを盗み見しようとしたが、彼の走り書きは恐ろしいほどの悪筆であり、その酷さは医者のカルテにも勝る。普段の書類はフォントのように完璧な文体で書き上げるためラーマらが困ったことはない。班長がいつも悪筆であれば解読力も養えたはずだが、書類との筆跡が違いすぎて別人が書いたようだった。  それでもある程度は読み取ろうとラーマは努力した。定時報告の合間に紅茶を淹れて差し入れ、班長の机に近づいた。ちらりと盗み見た手帳で解読できたのは三百と千という数字だけ。それだけでは何のことかわからない。  三百と千。その数字に頭を悩ませていると、ブラボー班が戻ってきた。交代の時間だ。  再び、ラーマは無線機を背負う。  今度のパトロールも大きな事件は起こらなかった。戒厳令により静まり返り、真っ暗なデリーは戦時中を思い起こす。今日ばかりは、通りをうろついては喧嘩を繰り返す野犬さえどこかで大人しくしていた。  二時間、きっちり警邏し、また交代。これが朝まで続く。ラーマはうんざりしていた。彼だけではない、小さな警察署に詰め込まれた全員がうんざりしていた。勤務は倍に延長され、慣れない地区を軽装備で歩き回らなければならない。誰もが無事に夜を越すことだけを願っていた。  また二時間後に交代。時間は午前二時になっており、一睡もしていないラーマ���眠気は限界だった。  三人一組で警察署を出発する。やはり無線機はラーマが背負う。きっと肩に背負い紐の跡が残っているだろう。数日は肩が痛むに違いない。小銃を構えたふたりは先を歩く。普段なら余裕でついていけるのに、疲れと眠気でラーマの意識は今にも飛びそうだった。  数十分歩くと、細い路地に辿り着いた。イギリス人の同僚ふたりは三度目の警邏で気が緩んでいるようだった。同じ道を三度目だ。前も大丈夫だったからと緊張感が抜け注意力が低下しているように見えた。  ラーマにはすぐそばの建物の中から足音が聞こえた。ほんの小さな音だ、聞き逃してしまってもおかしくない。考える暇なく叫んだ。 「止まってください!」  ラーマが叫ぶ直前、右手側、二階の窓が開いた。 「人殺しに死を!」  前方を歩いていたふたりに目掛け、火炎瓶が投げられた。  瓶が割れる音と共に炎が広がった。ふたりに直撃はしなかったらしい、炎の向こう側から聞こえてくるのは驚きと怒りの声であり悲鳴ではなかった。 「こちらアルファ班、こちらアルファ班、ポイント十二で火炎瓶により火災発生、こちらの怪我人なし! 至急応援を頼む!」  ほとんど怒鳴るようにラーマは報告する。急がなければ。スラム街は燃えやすい素材で造られた掘っ立て小屋のような建物ばかりだ。ぼやぼやしていると大火災になりかねない。 「俺は犯人を追う! 消火を頼む!」  同僚の返事が聞こえる前にラーマは駆け出した。階段を登るバタバタという足音がする。犯人は屋上へ向かい、屋根を伝って逃げる気に違いない。犯人の人相はわからないが、窓から火炎瓶を投げ捨てた後、急いで背を向けて逃げ出すところは見えた。何の特徴もない白いシャツと刈り上げた短い髪以外の情報はない。今捕まえなければ。  階段を登っている最中にようやく気づく。無線機を同僚に託して置いてくればよかったと後悔した。途中で放置すれば十分以内に盗まれるだろう。しっかりと背負い紐とベルトを締めたはずなのに、走ると背中に二十五ポンドの重みがガンガン当たる。  痛みでやけくそ気味になりながら、ラーマはラーティーをしっかりと握りしめて屋上へ出た。  辺りを見回すと、東の方向に走っていく人影が見えた。発見から間髪入れず、ラーマは走る。逃亡者は屋根と屋根の間隔が狭いところを探しながら逃げているようだ。逃げ道を探しながらということは、計画的な犯行ではないのかとラーマ頭の中で考えながら、崩れそうな脆い屋根から次の屋根へと跳ぶ。  足元の瓦が割れたが、構っている場合ではない。屋根を突き破って誰かの部屋の中に落ちなくてよかったと安堵しつつも脚を止めない。  幸いなことに、満月が近いので街の明かりも懐中電灯を預けてしまっていても、犯人を見失うことなく追うことができた。ちらりと下を見ると、ボヤと屋根を走る人に驚いて人が集まり始めていた。戒厳令だとしても騒ぎを確かめたいという気持ちは抑えられないものだ。ラーマの体はひとつしかない。早く追加の警察官と消防が着くようにと願いながら、逃亡犯を追った。  もうすぐ、追いつく。 「逮捕する!」  白いシャツと刈り上げ頭の男は跳び移れそうな場所を失った。周りの建物は離れすぎており、超人的な跳躍力がなければ難しそうだ。  労なく男の腕をねじり上げ、手錠をかける。 「インド人の面汚し! 人殺したちめ!」  犯人は口汚く罵っていたが、ラーマが手に力を込めると罵りは続けているものの声は小さくはなった。人相は特徴がない。まだたったの二十歳程度。髪は短くてヒゲも綺麗に剃っている。だがそれくらいだ。どこにでもいそうな男だったので、人混みに逃げられる前に捕まえられてよかったと安堵した。  さて、どうしよう。ラーマたちが今いる家の雨樋はか細く、明らかに男ふたりの体重を支えることはできそうにない。無線で応援を呼ぶにもボヤがあったのだから時間がかかりそうだ。  屋根の上で男がふたり走り回っていたのだから、と考えてラーマは犯人が逃亡しないよう注意しながら身を乗り出し、窓をノックした。 「あんたら、ドタバタと何をしてたの!」  家の持ち主らしい女性は睡眠を邪魔され機嫌が悪そうだ。顔は真っ赤で、顔には怒りを滾らせていた。午前三時近くに屋根の上を走り回られたら誰だって怒りたくなる。 「朝早くにすみません。凶悪犯を捕らえたのでこの部屋に降ろしてもよろしいでしょうか?」 「嫌だと言ってもやるんでしょうが。あんたら警察はいつもそうだ……」  家主の了解は取れた。無線機を先に下の階へ降ろし、受け取ってもらう。顔を見るに、彼女はまだまだ文句はあるのだろうが、一応協力はしてくれている。ラーマはもう一つ持っていた手錠で自分と犯人の手首を繋いだ。 「な、何考えてんだあんた」 「お前を下の階に降ろすだけだ」  ラーマは犯人を屋根の端まで追い詰めた。 「頭おかしいぞ、おい、怪我したらどうするんだよ、おい!」 「お前は既に俺たちを殺しかけただろう」  勢いが大切だ。男を思いっきり押す。ラーマは勢いのまま腹ばいになって腕を振り、犯人が窓から部屋の中に転がり込んだのを確認し、自分も屋根から落ちた。 「殺す気かよ! お前ら本当に人殺しだな!」  落ちるに任せず、窓の桟に指をかけてラーマは落下死を免れた。身を引き上げて部屋の中に入ると、恐怖体験をした犯人はわめき、女性は不機嫌そうに扉の方を指差している。 「ご協力ありがとうございました、マダム」 「協力したんだから、早く帰りな」  取り付く島もないため、ラーマは無線機を背負い、犯人を連行しさっさと去ることにした。 「そうだ、この男に見覚えは?」  手がかりは望めないだろうが、退去する前に一応聞いておくことにした。 「ないね。窓から放り込まれてきたのが初対面で、見たこともない」  噓はついていないとラーマは判断した。彼女は寝ているところを起こされて不機嫌なだけで、噓はついていない。それに、犯人もこの家の屋根にはたまたま辿り着いただけのようだった。  戒厳令で苛立っている住人をこれ以上苛立てないよう、ラーマと犯人は今度こそ部屋を出た。  気がつけば、空は明るくなり始めていた。腕時計を確認すると時刻は間もなく午前四時。本来なら四時にはパトロールを終え交代の時間だ.どっと疲れに襲われたがラーマの勤務はまだ終わっていない。  無線で犯人を確保し、これから署に連行する旨を連絡して歩き出した。  逮捕されてからずっとぶつぶつ悪態をついていた犯人も、窓に放り込まれたショックが大きかったのか、不気味なほど静かに連行されている。  大分早いがデリーの朝にしては静かだ。人のいないとまったく違う街に見える。牛が道端の草を食んでいる光景は戒厳令下でなければ和ましい。誰もいない通りを歩き、ラーマはふと、故郷を思い出した。軍事訓練が始まるよりずっと早い時間に起きて、シータや弟と一緒に森や川で遊んだものだ。  いけない。郷愁に浸っている場合ではない。ラーマは気を引き締め直す。 「お前、名前は?」  せっかく署まで時間があるため、この時間で聞き出せることは聞き出すことにした。  しかし、返事はない。だんまりを決め込むらしい。ラーマはまずは軽めにラーティーで彼を小突く。犯人は簡単に転んだ。取り押さえる際にも容易に手錠をかけることができたので、軍隊経験や武術の心得はないようだ。若く、身なりは悪くないので戦時中は学生だったかもしれない。しかし、まだ確定事項ではないと、ラーマは頭の中に一応メモをした。 「痛い目を見る前に話した方が身のためだ」 「わかった、話す! おれはナーナー・サーヒブ……」 「なぜ警察官を狙って火炎瓶を投げた」  ナーナー・サーヒブと名乗る青年を立たせ、歩かせる。のんびりしている暇はない。 「お前らが人殺しの手下だからだ! 報いを受けさせてやる!」  よく吠えるが要領は得ない。ラーマのヒンドゥー語の能力が問題なのではなく、彼が象徴的なことしか言わないせいだ。  ラーマが所属する課はデリーの活動家を見張る役目を担っていたが、ナーナー・サーヒブという名前は聞いたことがない。彼が偽名を名乗っているのか、それとも前科がまったくないのに警察官の殺害を目論んだということだろうか。  本名かわからない名前以外聞き出せず、ラーマたちは警察署に到着した。 「犯人は留置場に置いておけ。私たちは一時間もしたらここから引き上げなくてはならない。しばらくの間はこちらの署に任せる」  班長は必要なことだけ短くラーマに伝達し、忙しそうに会議室へ戻っていった。苦労して犯人を捕まえたとしても労いの言葉などない。わかっていた。功績をあげたとしても横からかすめ取られる。イギリス人の上司、先輩、同僚はインド人を顧みない。  サーヒブを留置場に入れ、どうせ情報は掴めないだろうが一応話を聞くことにした。 「犯行の動機は?」 「復讐」  ぼそりと一言だけ呟いた。話にならない。  痛めつければ何か吐くとしても、今のラーマは一晩中歩き回り、最後に逃亡犯を捕まえるため屋根伝いに走ったせいでくたくただ。もうすぐ交代の時間がくる。しばらくは狭い留置場でゲロを吐きまくっている二日酔いの男たちと一緒にいればいい。引き取りまでには少しくらいは殊勝な態度になるだろう。 「お前の投げた火炎瓶が建物に引火して火事になったら、死ぬのは地元の人間だ」  ラーマも一言吐き捨て留置場から去った。  今回は現行犯で、未遂とはいえイギリス人警察官をふたりも殺しかけた。このままなら、よくて終身刑だろう。この国の法制度が狂っていることくらい、ラーマも知っている。イギリス人であれば罪人でも丁寧に扱われるけれど、インド人なら軽罪でも重大犯罪者扱い。逃げ道も用意していない、突発的な犯行で結果は殺人と放火未遂。あの身なりなら前科もなさそうだ。  だとしても、大英帝国が死刑を求めれば死刑となる。不均衡だ。  警察に潜りこんだのは人々に武器を届けるため、その目的のための仕事でラーマは様々なものを見た。インド人の娼婦を殺し、証拠もあったのに罪に問うことが出来なかったイギリス人。明らかに殺人だが、捜査されることなく打ち捨てられた不可触民の死体。現実が、ラーマの目の前にあった。  目を覚ましたくて、ラーマは洗面所で顔を洗った。悪いことばかり考えるのは、疲れているからだと自分を納得させようとした。清い水は悪いものを流してくれる。悪いことばかり考えるのは疲れているからだ。  会議室の人々はは片づけにかかっている。もし、火災に発展していたら今頃大忙しだ。基本的にラーマを見下し、同じ階級のはずなのに雑用係のように扱うあのふたりはもちろん嫌いだったが、ちゃんと消火できた点は評価に値する。  班の備品やアンテナ、ワイヤーを回収し、時間通りに班は撤退した。放火と殺人未遂のナーナー・サーヒブを置いて。  武器や装備を戻し、班長の指示もそこそこに長い任務は終わりを迎える。誰もが落ちそうになる瞼を必死に押し止め、ヘルメットで潰れた髪をかき上げ無言で解散した。  汗が染み込んだ制服から着換え、ラーマは帰路につく。今まで、疲れ切って気付かなかったが腹が減っている。そういえば夕食を取る暇なくパトロールへ向かわされた。食事といえば、���のしないビスケットを休憩中に紅茶で流し込んだだけ。  戒厳令は解かれたとはいえ、普段のデリーと比べて人通りが格段に少ない。少し歩き、いつも出勤前に寄る軽食や菓子、雑貨を売る屋台が今日も開いているのを発見した。 「チャイとプラタ、それと新聞をくれ」  いつもの無愛想な店主に注文し代金を支払い、湯気が立つチャイのカップを受け取る。忙しい夜を終えて飲むチャイは格別だった。デリーにしては静かな朝。これから仮眠を取ったらまた昼から仕事ということを考えなければいい朝だ。  プラタが焼き上がるまでの暇つぶしに読むため、積んであった新聞を一部取る。  新聞を開くと、思わず、カップを落としてしまった。素焼きの器は軽い音を立てて割れ、こぼれたチャイは靴を汚した。 『アムリットサルで虐殺事件 死者約三百人、負傷者千人以上』  一面の見出しに大きくそう書かれていた。ラーマの頭の中ですべてが組み合わさってゆく。班長が手帳にメモしていた三百と千という数字はアムリットサルでの死者と負傷者の数だった。ナーナー・サーヒブがラーマたちを人殺しとなじり、復讐のためにあの夜火炎瓶を投げた理由がわかった。  昨日、四月一三日の午後、ラーマたちが放送により集められる数時間前、アムリットサルのある広場で住人たちが集まりデモを開いていた。ローラット法によりデモ自体は違法だったが、彼らは民間人で武器は持っていなかった。なのに、イギリス人司令官レジナルド・ダイヤ将軍は彼らを強制的に排除した。住人が集まっていた広場には出入口がひとつしかなく、そこから一斉射撃が行われたという。 「兄さん、焼けたよ兄さん!」  新聞を夢中で読んでいたラーマはしばらくの間、店主の呼び声が聞こえなかった。軽く謝罪し、紙に包まれた温かいプラタを受け取る。  ふらふらと、脚は歩き出したがラーマの頭にあるのは虐殺事件のことだけ。自分は何一つ知らなかった。何も知らされなかった。班長は虐殺のことを知っていたはずなのに、班に、インド人に教える必��はないと判断したということだ。  ラーマは自分を優秀だと自負していた。班では一番の成績でそれは頭脳だけでなく、肉体的にも全てで勝っている。数字は噓をつかない。だが、認めなければ数字は意味をなくす。  十数年前の悪夢が蘇る。アムリットサルでも故郷のような惨状だっただろう。広場に集まっていた住人は一斉射撃により殺された。父だとしても、母だとしても、子どもだとしても、彼らは区別なく暴徒と扱い殺した。夥しい量の血が流れただろう。撃たれた住民は耳をつんざくような悲鳴をあげただろう。ラーマの記憶の中にある光景と同じものが、アムリットサルで起こった。  気がつけば帰宅していた。汚れた服が入っていた袋を落とし、ずるずると床に座り込む。手の中のプラタはすっかり冷えていた。
Bheem side
「今日はよく釣れたぞ!」  ビームは籠に入れた釣果を村人たちに見せる。まだ生きている魚たちはぴちぴちと跳ねた。まるまる肥えた川魚は焼くか煮込むか迷う。 「ビーム! そろそろ戻ると思ってマスタードシードを炒め始めたの、魚を捌いてくれる?」 「もちろん」  ロキの呼びかけで、ビームは魚を捌いた。血を抜き、内臓を取り出し、頭を落とし、皮を剥ぐ。そうして、食べるための肉にしてゆく。  魚の肝を投げるとサリイは上手く口で捕まえた。サリイは村の番犬だ。みんな忘れてしまったほど前、いつの間にかサリイは当たり前かのように村に住み着いた。番犬とはいえ年寄りのため、今はもっぱらマッリの遊び相手だ。  スパイスと野菜を炒めていた鍋にビームが捌いた魚が加わる。村中に香ばしい香りが広がる。 「ねえ、兄さん、ラッチュとジャングはどこ?」  サリイと遊んでいたマッリはナイフを洗っていたビームに質問した。 「婚礼に必要なものを買いに街へ行ってるんだ。二日後には戻るよ」  森で暮らすゴーンド族も時には街へゆく。基本は森からの恵みで生活は完結するが、時に必要なものがあれば少し離れた街へ買い物に行く。ものを買うついでに街で工芸品などを売って金銭を用意していた。  一週間後に村で結婚式が行われる。めでたいことなので、新婦の兄であるラッチュと付き添いのジャングが出かけていった。 「そっか、ラッチュと結婚式用の絵の練習台になるって約束したのに」 「そうだったのか、なら、おれを練習台にすればいい」 「いいの? 兄さん?」 「もちろん。マッリは絵がうまいからな、いくらでも練習台になる」  ビームの言葉にマッリの顔がパッと明るくなった。まだ子どもだが、マッリの絵の才能には目を見張るものがある。結婚式のため張り切る子の練習台になるくらい、ビームは喜んで受け入れる。 「マッリ! ご飯ができたよ!」  ロキの声が響く。夕食の時間だ。  二日後。  ラッチュとジャングは無事に結婚式用の荷物を村に持ち帰った。美しい装飾品に伸郎、荷車から荷物を降ろすビームに言う。 「アムリットサル……それはどこだ?」 「なんでも、パンジャーブ州にある村らしい」 「ずいぶん遠いところの話なのにここまで届いたか。よっぽどのことだな」 「よっぽどのことなんだ! おれとジャングが街に行ったらな、すごい雰囲気だったんだ。みんな苛立っていて、抗議運動とかしててな、おっかない感じだ」  話の雰囲気が不穏な方向に進んだため、ビームはラッチュを連れて村はずれまで向かった。 「それで、何が起こってたんだ?」  ビームが聞くと、ラッチュは気が動転しているらしく、長い髪をぐしゃぐしゃとかき回しながら話す。 「あ、ああ、馴染みの工芸品店に商品を卸すついでに店主に聞いたんだが、アムリットサルで虐殺事件が起こったらしい」 「虐殺?」 「虐殺だ。村人たちが抗議集会を開いてたところに、ダイヤとかいう将軍が射撃命令を出して、殺したらしい……」 「――むごいな」  川の流れに手指を浸し、ビームはうめいた。  イギリス人たちの暴虐は僻地の村にも時々届く。羊飼いのため、必要がない限り村からはあまり出ないビームにとって、アムリットサルもイギリスも想像できないほど遠い土地だ。それでも、彼は一方的に殺される人々を悼む。殺しを憎み、被害者たちの痛みを感じることができる人間だった。 「なあ、兄貴、おれたちはどうしたらいいだろうか。街は怒りで満ちている。おれたちも加わるべきだろうか?」  ラッチュもラッチュで悩んでいた。イギリス人の暴虐を怒り、抗議する人々を警察官はラーティーで殴り、片っ端から逮捕していた。  彼の中で、人が一方的に殺されることは悪であり、それに抗議するのはいいことのはずだった。なのに、警察官たちは抗議者たちを悪人扱いした。正義がなされない世に、ラッチュは混乱していた。 「待て、ラッチュ」  怒りに震えるラッチュの肩にビームは手を置く。静かだが、威厳のある低い声で制止した。 「今は殺された人々の安寧を祈ろう。彼らの苦しみに寄り添おう。怒りに、呑まれるな」  兄貴分の言葉でラッチュは冷静さを取り戻した。 「今夜、村のみんなで殺された人々のために祈るんだ。生きていた人々のために」  低い声で言葉を重ねるビームにも怒りがないわけではなかった。暴虐は許されざることだ。今の世はダルマ(規範、真理、善などを含む概念)が失われている。しかし、ビームは羊飼いの責務が一番の優先事項だ。村人を守り、村を守護するべき存在だった。理由がなければ村を離れることもできない。 「そうだな、兄貴。その通りだ」  諭されたラッチュの表情はすっきりとしていた。 「婚礼用の花を少しわけてもらおう。亡くなった人々のため、川へ流そう……」  
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ph-radio · 2 years
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セブの睡眠薬強盗
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kennak · 1 year
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宿泊客の女性に薬物を飲ませて性的暴行を加えたとされる事件で、岡山県警は19日、同県里庄町新庄の宿泊施設経営、武内俊晴容疑者(49)=準強制性交等罪で起訴=を別の女性2人に対する準強制わいせつ未遂と県迷惑防止条例違反(盗撮)の疑いで岡山地検倉敷支部に追送検し、捜査を終えたと発表した。武内容疑者は「記憶がない」などと否認しているという。県警によると、女性計10人の被害を裏付けたという。 武内容疑者は「Cafe&GuestHouse凸屋(とつや)」を経営。昨年3月に女性客が嘔吐(おうと)などの症状を訴え、体内から薬物が検出されたため、県警が捜査していた。 県警によると追送検容疑は、昨年3月に20代の女性客に睡眠作用のある薬物を飲ませた上でわいせつ行為をしようとし、さらに同年6月には脱衣場に設置した小型カメラで30代の女性客の裸を盗撮した、というもの。 武内容疑者はこれまで、東京、大阪、広島などから来た女性客8人に対する準強制性交等容疑で逮捕、送検されていた。県警は、いずれも薬物を混ぜた酒などを飲ませて抵抗できない状態にした上で、性的暴行を加えたとみている。 この宿泊施設はインターネット上の口コミで「女性一人でも安心」などとの投稿があり、「笠岡ラーメン」を売りにしてネットニュースで取り上げられたこともあった。(上山崎雅泰)
ゲストハウス利用者10人に性的暴行や盗撮か 経営者を容疑で追送検:朝日新聞デジタル
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morimyulyrics · 3 years
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Updated: May 29, 2024
Who would have thought that Sherliam singing a duet about a crime scene would be a great idea? Tadasuke, I guess. What a genius, that man. Upon watching and reading the train scene, I really loved how Sherliam go back and forth explaining the clues. But this is the best adaptation yet, imo. The way they just sing one after another, in a rushed sort of way. It just shows how up to speed they are with each other. It’s SO GOOD.
I know I normally label who sings what in lyrics, but there was so much back and forth going on in this one I’ll just leave it as is. Enjoy listening to who sings which part!
The Two Detectives
二人の探偵 | Futari no Tantei Characters: Sherlock Holmes, William James Moriarty, George Lestrade
Kanji
モリアーティ家の名に恥じぬよう 全力で尽くしましょう 面白れぇ…っ どっちが先に犯人を上げるか 勝負だな!
時間がねぇ! 速攻でやるぞリアム! 望むところです
列車の見取り図 場客員名簿を はい! 扉のマスターキーを 必要ねぇ こんなもん 一発だぜ
何か分かったか! 被害者は宝石商 犯人は男 始発駅ダラムで乗車 昏睡強盗をし損なって ナイフで刺殺 …な なぜ分かった!
明白ですよ / 明らかじゃん
床の二人の 紳士靴の足跡 一つは被害者 一つは犯人 ダラムから乗った 8インチの靴 何故なにどうして ダラムからだと
レストラードちょっとは考えろ え?
ダラム大学の 教授の靴を見ろ 靴を靴を…? はっ、泥か! はい、今日のダラムは 雨でしたから これで犯人の 乗車駅性別が絞られた
殺しが目的なら 列車はナンセンス 盗みが目的何故なら ウィスキー ここからは抱水 クロラールの匂い 酒に混ぜると 昏睡する劇薬
眠り盗みを するつもりだったが 予想しない 出来事が起こった ケースには 開けようとした痕跡 被害者の首元 押さえた手の跡
犯人は被害者に 薬を飲ませて 眠らせて宝石 盗む気だった けれど 効き悪かったか 耐性あったか 被害者は... 目覚めてしまった
犯人は咄嗟に ナイフで刺殺 ケースは結局 開けずじまい 凶器と鍵を持って 施錠する それしかもう 気が回らなかった 犯人の狼狽が ありありと見える 突発的な 犯行だ(です)
***
Romaji
Moriarty-ke no na ni hajinu you   zenryoku wo tukushimashou Omoshiree  docchi ga saki ni hannin wo ageru ka shoubu da na!
Jikan ga nee sokkou de yaru zo Liam Nozomu tokoro desu
Ressha no mitorizu  joukyakuin menbo wo Hai! Tobira no master key wo Hitsuyou nee konna mon ippatsu da ze
Nani ka wakatta ka! Higaisha wa houseki shou Hannin wa otoko Shihatsu eki Daramu de jousha Konsui goutou wo shi son natte Naifu de shisatsu Na-naze wakatta!
Meihaku desu yo / Akiraka jan
Yuka no futari no shinshi kutsu no ashi ato Hitotsu wa higaisha hitotsu wa hannin Daramu kara notta hachi inchi no kutsu Naze Nani Doushite Daramu kara da to?
Lestrade, chotto wa kangaero Eh?
Daramu daigaku no kyouju no kutsu wo miro Kutsu wo? Kutsu wo... Ah, doro ka! Hai, kyou no Daramu wa ame deshita kara Kore de hannin no jousha eki seibetsu ga shiborareta
Koroshi ga mokuteki nara ressha wa Nonsense Nusumi ga mokuteki naze nara Whiskey Koko kara housui kuroaru no nioi Sake ni mazeru to konsui suru gekiyaku
Nemurase nusumi wo suru tsumori datta ga Yosou shinai dekigoto ga okotta Keesu ni wa akeyou toshita konseki Higaisha no kubimoto osaeta te no ato
Hannin wa higaisha ni kusuri wo nomasete Nemurasete houseki nusumu ki datta Keredo kiki warukatta ka taisei atta ka Higaisha wa... Mezamete shimatta
Hannin wa tossa ni naifu de shisatsu Keesu wa kekkyoku akerazu jimai Kyouki to kagi wo motte sejou suru Sore shika mou ki ga mawaranakatta Hannin no roubai ga ariari to mieru Toppatsu teki na hankou da (desu)
English
I shall not put shame to the Moriarty name. I shall give this my all. This is fun! Whoever finds the criminal first wins!
There’s no time. Let’s do this quickly, Liam. My thoughts exactly.
May I ask for the blueprint and list of passengers? Yes, sir. Get us the master key as well No need for that. This’ll just take me a sec
What have you found? The victim is a jeweler The criminal is a male He got on the train from Durham he failed his attempt to steal this man’s jewelry and stabbed him with a knife H-How did you even know?
Simply elementary.  / Isn’t it obvious?
Notice the two footsteps on the floor, of a gentlemen’s shoes One is the victim’s, the other is the criminal’s A 8-inch shoes, of a person who rode the train from Durham How? What? How did you conclude they boarded at Durham?
Lestrade, use your brain a little! Eh?
Look at the shoes of the Durham professor His shoes? His shoes... Ah, mud! True, for it rained in Durham today This determines the criminal’s gender and where he boarded the train 
[Lestrade] The victim’s belongings are still here The criminal’s aim must’ve been to kill him!
If his aim was to kill, then getting on the train was nonsense If his aim was to steal, then we can say it because of the whiskey There’s a scent of chloral hydrate mixed with alcohol, it turns into a drug that induces sleep
He must’ve planned to steal while the victim was sleeping But something they didn’t expect happened There are traces of difficulty opening the case And there are traces of his hand on the victim’s neck
The criminal had the victim drink sleeping drugs to steal the jewels while he was asleep However, it may be because the amount was too little, or the victim had a tolerance But the victim had awakened
The criminal immediately stabbed him with the knife yet the case remained unopened All that the criminal could think about was to escape with the weapon and key The criminal was clearly panicked Thus, this crime was an act of impulse
(Note: William using ‘desu’ to show his respectful way of speaking. Sherlock using ‘da’ to show his rough way of speaking.)
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mokkung · 3 years
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映画『デス・ウィッシュ』 〜キレた外科医の坐骨神経攻撃〜
2018年 アメリカ合衆国 原題:Death Wish 監督:イーライ・ロス 脚本:ジョー・カーナハン 原作:ブライアン・ガーフィールド『狼よさらば』 製作:ロジャー・バーンボーム 音楽:ルートヴィッヒ・ヨーランソン 撮影:ローヒエ・ストファース 編集:マーク・ゴールドブラット 出演者:ブルース・ウィリス、ヴィンセント・ドノフリオ、エリザベス・シュー、ディーン・ノリス、キンバリー・エリス
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あらすじ
 犯罪が多発するシカゴ。外科医として救急医療現場で働くポール・カージーは、たとえ犯罪者であろうと命を救うために忙しく働きながら、妻と娘とともに穏やかに暮らしていた。ある夜、ポールが働いている間に自宅に強盗団が押し入り、妻を殺害、娘も銃撃を受けて昏睡状態となってしまう。家族を失い、精神的に不安定になってしまったポールは、ひょんなことから拳銃を入手してしまったことを契機に、街に繰り出して犯罪行為を行う者を銃殺する自警団活動を開始する。この活動が市民の間で話題となり、次第に充実感を覚えるようになるポールだが、仕事中に偶然救急搬送されてきた男が、自分の妻の殺害に関与したことを知ってしまう・・・。
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引用元
外科医を主人公とした斬新なビジランテ映画
 1974年の映画『狼よさらば』のリメイクです。過去にもいくつか作られたビジランテもの、家族の復讐もの映画を踏襲した作品ながら、外科医という本来は命を救うために働く立場の人間が、無骨に人を撃ち殺すキャラクターに変化していくという設定はオリジナリティーがあって良かったです。
映画『狼よさらば』予告編
 細かいディテールも面白いです。
 主人公のポールは訓練された兵士や殺し屋ではなく、あくまで外科医なので、まずは銃の使い方やメンテナンスをYouTubeで勉強するシーンがしっかり描かれていました。この場面は銃のメンテナンスや練習と、外科手術をスプリットビューで重ねながら映し出していて、彼の外科医としての丁寧な仕事ぶりと、銃器の扱いが重なることを暗に示していて見事。
 最初は扱いが下手でドジしたりもするんですが、防犯カメラで相手の隠れている位置を確認して攻撃したりなど工夫した戦闘法が面白いし、終盤はかなり戦闘慣れしてました。
 またポールが街に繰り出す時は、パーカーを着てフードをかぶって顔を隠すんですが、これが僕の好きな映画で同じブルース・ウィルスが主演である、M・ナイト・シャマラン監督の『アンブレイカブル』のオマージュになっててアガりました!!
映画『アンブレイカブル』予告編
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引用元
坐骨神経攻撃は本当に成功している?
 この映画を観ていて医師として気になってしまった部分は、観た人にとって特に印象的なシーンとなったであろう、中盤の“坐骨神経攻撃”の場面です。
 ポールが、妻を殺した一団の1人の居場所を突き止め、他のメンバーの情報を聞き出すために拷問をする場面なんですが、外科医である彼ならではの拷問が行われます。
 彼はまず、仰向け状態で拘束された男の太ももにいきなりプロポフォールという麻酔薬を注射します。しかも見る限り静脈注射ではなく筋肉注射です。その後、ニコニコしながら太ももの裏からメスを突き立てて、手術のごとく筋肉を切り裂きます。さらにその傷口から、エンジンオイル?を流し込んでオイルに含まれる防腐剤で坐骨神経を刺激して痛めつけるのです。「こうやって痛めつけるとめちゃくちゃ苦しいと医学部で習ったんだよ」みたいなことをドヤ顔で言いながら。
 このシーンは医者らしく医学的なアプローチで拷問するという、他の映画では観たことのない独特のテイストが面白く、直後のゴアシーン含め強烈なインパクトがありました。あの人体破壊描写はイーライ・ロス監督っぽくて良かったです。
 さて、このように坐骨神経を痛めつけると激痛となるのは間違いないです。しかしあの体勢からサクッと坐骨神経に直接メスと突き立てられるのかというと疑問です。
 坐骨神経はざっくりいうとお尻から太ももの裏の筋肉の間を通って足先に向けて走行する大きな神経なんですが、仰向けという坐骨神経に達しにくい体勢で、太ももの裏をメスで切り裂いて坐骨神経を一発で斬りつけるというのは、かなり難易度が高いと思います。うつ伏せの体勢で、太ももの裏やお尻をしっかり確認しながら、結構深く切って探さないと分からないと思うんです。
 なので、ポールはメスで一発切開しただけで、さも坐骨神経を直接傷つけたかのような説明をしていますが、実際はちゃんと当たってない可能性があります(神がかった技術を持っているのかもしれませんが)。彼は救急外来で外傷の治療を行う外科医なので、そのくらいの知識は十分あるでしょうから、おそらく無知な相手をビビらせるために大袈裟に説明しているか、自分の能力を誇示しようとイキっていたのではないかと、同業者として感じました。
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引用元
何でプロポフォールを投与したの?
 坐骨神経をメスで切開して直接刺激するのは不可能ではないので、多分上手にやっていたのだろうと飲み込むしか無いのですが、意味がよく分からなかったのは、足を切開する前にプロポフォールを注射したことです。
 ポールが拷問に使うため病院から薬剤を持ち出すときに、白い液体の入った薬瓶のラベルに間違いなくPropofolと書かれていました。プロポフォールは手術や集中治療室で用いられる代表的な静脈麻酔薬なのですが、鎮静作用、抗不安作用が主な効果で、痛みを抑える作用はありません。早く効いて早く醒めるので、上手くコントロールすれば微調整ができるし、よく寝られる薬です。ただ急に多い量を投与すると呼吸が止まったり、血圧が下がったりするなどの危険性があり、きめ細やかに管理しないと死ぬことがあります。ですから手術などの麻酔中は血液中の濃度を機械でシュミレーションしながら使用することも多いくらいです。故マイケル・ジャクソンはこのプロポフォールを白いので“ミルク”と呼んで頻用していたようで、2009年に亡くなった原因はプロポフォール過量投与による影響だと考えられています。
 ポールはこのプロポフォールを筋肉注射しているように見えましたが、基本的には静脈内投与する薬剤で、筋注したときにどの程度の効果どのようなタイミングで発現するのかはよくわかりません(普通はやらないことですから)。一般に筋肉注射すると薬剤はじんわりと時間をかけて効果を発揮するので、プロポフォールの効果を調整するには不向きと考えられます。しかも今から坐骨神経を刺激して痛めつけようとしているのにプロポフォールで鎮静しようとする理由が分かりません。プロポフォールを使用すると気持ちの良い夢を見ることが多く、投与された人は眠る直前や醒めるときにたまに変な寝言を言うことがありますので、自白剤的に使う感覚で投与したのかもしれませんが、痛みを与えればなかなか眠れないのでそんな効果は期待できませんし、そもそも寝言は言うかもしれませんが別に自白剤として有用な薬剤ではないです。
 以上の通り、プロポフォールを投与する意味が分からなかったのですが、多分、外科医だし麻酔薬注射したほうが雰囲気でるからやってみようという程度の演出なのでしょう。実際、注射器が登場したほうがぐっと手術感が感じられるようになりますからね。
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引用元
挿管チューブの管理ヤバくね?
 あとは細かいことを言えば、昏睡状態になってしまった娘が集中治療室に入り、人工呼吸管理されている描写も違和感がありました。
 人工呼吸をするためには、挿管といって、口から気管にチューブを入れて、そのチューブに人工呼吸器を繋ぐ必要があります。この挿管チューブは人工呼吸管理で最重要部分であり、これが抜けたり破損すると場合によっては呼吸が止まって死んでしまう可能性があります。また挿管という行為自体も大きなリスクを伴う行為なので、気楽にできることではないです。
 よって挿管チューブは抜けないようにしっかり固定するのが普通ですが、この映画の挿管チューブの固定はテープ1枚で簡易的に行われているだけでした。一時的にあのようなテープ固定をすることはありますが、あのままずっと人工呼吸管理をしているのは危険すぎて、見ただけでギョッとしてしまいました。北米ではあのようなやり方をするのでしょうか。日本の集中治療室だとあんなことしていたら上級医や上級看護師に激怒されることは間違いないです。
 また挿管チューブの内側や接続された配管内が全く曇らないのも違和感がありました。まあこれは演技なので言ってもしょうがないことなのですが、挿管されると呼吸に合わせて息で挿管チューブが曇るんです。それを見て、ああちゃんと挿管チューブは気管内に留置されていると安心する判断材料の一つとなるんですが、この映画ではクローズアップされたときも挿管チューブが全く曇っていなかったので、あれを見ると職業柄、なぜなぜなぜ?とびっくりしてしまうのでした。
 胃管の位置も気になりました。胃管は一般に鼻から入れて食道を通って胃の中に先端を留置する管で、胃内に直接薬剤や食物の代用となる栄養剤を投与するために用いる細いチューブのことです。基本的には鼻から管を入れるのですが、この映画では挿管チューブと同様、口から胃管が入っていました。北米ではこんなやり方をするのか、俳優さんの鼻に突っ込むのは忍びなくやらなかったのか分かりませんが、本来は適切なやり方ではないでしょう。
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引用
最後に
 色々と医学的に気になる点を書いてしまいましたが、ぶっちゃけこれらは演技上仕方ない点や、演出上の面白さを高める味付けになっている部分で、医療関係者でなければあまり気にならないことでしょうし、ストーリーと直接関係はない上、映画の質を落とすようなことではありません。僕がいちいち気にしてしまっただけです。映画を楽しむ上では本当にどうでも良いです。めんどくせーな!と思われた方、ごめんなさいね。
 映画自体は面白くて、最後の幕切れも気持ちが良い、ビジランテムービーの良作でした!
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shinjihi · 4 years
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伊藤詩織氏が告発した山口敬之氏の独占手記
「詩織」と名乗る女性の勇気ある告発!
2017年5月29日、「詩織」と名乗る女性が、東京・霞が関の司法記者クラブで、たくさんの記者とテレビカメラを前に、私から性的暴行の被害を受けたと主張した。
「性犯罪の被害者と主張する女性が顔を出して記者会見を行った」ということで、多くの新聞、テレビ、週刊誌が大きく扱った。この女性は自らの主張を詳細に説明するとともに、2016年7月の検察の不起訴処分について検察審査会に不服申請を行った、と述べた。
この問題は、この会見に先立つ5月中旬、なぜか『週刊新潮』が「安倍総理べったり記者の準強姦逮捕状」というセンセーショナルなタイトルで報じていた。
私は、週刊誌報道の段階から一貫して疑惑を全否定し続けた。しかしメディアの大半は、「勇気ある告発をした」として女性に寄り添い、私を犯罪者と断定するかのような報道が少なくなかった。
また、複数の野党議員が国会の内外で、女性側に寄り添い、事実認識を誤った質問を繰り返した。そしてなぜか、これら野党の主張に共鳴する集団も、ネット上で女性の主張を鵜みにして私を糾弾し、私や私の家族には「死ね」などという誹謗中傷のメールが殺到した。
事実と異なるあなたの主張によって私は名誉を著しく傷つけられ、また記者活動の中断を余儀なくされて、社会的経済的に大きなダメージを負いました。私は虚偽の訴えに強い憤りを感じました。
しかし4カ月あまりの審理の末、検察審査会は9月21日、「不起訴処分は妥当」との最終結論を出した。「犯罪行為があった」という女性の主張は退けられ、刑事事件としては完全に終結した。
 
この間、私は様々な判断から基本的に沈黙を守ってきた。しかし、女性が民事訴訟を提起したことで状況が変わった。これまでの沈黙の理由も含め、私は自らの見解を「当該女性への書簡」という形で申し述べることにした。
いままで私が、沈黙を守ってきた理由
詩織さん、
あなたは性犯罪被害者ではありません。そして、自分が性犯罪被害者でない可能性があるということを、あなたは知っています。
検察審査会は、一般国民から無作為に抽出された11人のメンバーによって構成されます。
そして、あなたの「犯罪行為があった」という主張と、私の「犯罪行為はなかった」という主張、さらに当局が収集した膨大な客観的な物証に基づく4カ月あまりの審査の結果、検察審査会は「不起訴処分は妥当であった」という結論に達しました。
 
これにより、刑事裁判によって私に犯罪者という汚名を着せようというあなたの企ては、最終的に失敗したわけです。
もしあなたが民事訴訟に打って出なければ、私はこれ以上の議論をしないつもりでいました。それは、これまで沈黙を守ってきた判断と同様に、傷ついているように見えるあなたがさらに傷つく危険性があると判断したからです。
しかし、あなたがあえて「不法行為があった」との主張を民事訴訟の場で繰り返すのであれば、無関係な他者を巻き込んで騒動を継続しようとするならば、私は自らの主張の中身を公表せざるを得ません。
 
それは「あなたの主張が事実と異なっている」ことを示すことを一義的な目的としますが、そのために「全く根拠がないことを事実だと思い込むあなた特有の傾向」まで指摘することになります。
残念ですが、あなたが選んだ道ですから、冷静かつ論理的に、私の主張の一部をここに示すこととします。
 
あなたの主張は、要約すれば「2015年4月3日の夜、抗拒不能な状態で意に反して性行為をされた」ということになります。そしてそれは、「飲食店のトイレから翌朝5時まで継続して意識を失っていた」というあなたの認識に立脚しています。
 
それは全く事実ではありません。また、あなたは自らの主張が正しいと立証することが絶対にできません。このことは、実は捜査段階ですでに明確に示されていました。
だからこそ検察官は不起訴処分という結論に達し、検察審査会もその判断が妥当という最終結論に至ったのです。私はこれから、その詳細を5つの事象に分けて説明します。
①「デートレイプドラッグ」
②「ブラックアウト」(アルコール性健忘)
③詩織氏特有の性質
④あとから作られた「魂の殺人」
⑤ワシントンでの仕事への強い執着
①「デートレイプドラッグ」――間違った主張のはじまり
あなたの「犯罪被害に遭った」という主張は、「私はお酒ですっぽり記憶を失くした経験はない」から、「山口氏にデートレイプドラッグを混入されたと思っている」という点からスタートしています。
 
私はそれを聞いて本当に驚きました。私はそもそも、デートレイプドラッグというもの自体を知らなかったからです。しかも、当夜の状況を見れば、私があなたのグラスにいかなる薬物も混入させることなどできなかったことは明白です。
2015年4月3日、我々は東京・恵比寿の2軒の店で飲食しました。1軒目は庶民的な串焼き店、2軒目はカウンターの寿司店。2軒とも、10数人も座ればいっぱいになる、小さいけれども明るいオープンカウンターの店で、客は店主と向き合って座ります。
1軒目の串焼き店はほぼ満席で、我々の両サイドにお客さんが座っていました。2軒目の寿司店もたくさんのお客さんで賑わっており、ほぼ満席でした。
 
当地で生まれ育った私にとって、両店は20年以上通う行きつけのお店です。あなたも記憶していると希望しますが、私はどちらの店でも、馴染みの店主やその奥さんと親しく談笑しました。
 
あの夜、あなたはいろいろな種類の酒を飲みましたね。1軒目の店に座ってほどなく、私はあなたの飲むペースが非常に早く、かなり強いお酒をぐいぐいと一気飲みのように飲むことに気が付きました。
少し心配になり、
「大丈夫ですか?」
と訊きました。するとあなたは、
「喉が渇いているので。お酒は強いほうだから大丈夫です」
と答え、その後もハイペースで飲み続けました。
私は少し驚きながらも、いい大人なのだからと、それ以上は警告をしませんでした。もちろん、私があなたに飲酒を強要したことは一切ないこともお認めになりますね?
結局、あなたは2軒の店でビール、サワー、ワイン、日本酒を飲んだ。そして2軒目の寿司店で、当夜1回目のトイレに立って、そこで酔いつぶれた。あなたは記憶を失ったのは2回目だったと主張しています。
しかし、あなたが寿司店でトイレの場所を私に訊いてから席を立ち、その後、戻ってこなかったので私はよく覚えているのです。酔いつぶれてしまった女性が、直前のトイレの回数を正確に覚えているというのも不思議な話です。
あえて2回目と主張しているのは、そう主張することで私に薬を入れる機会があったと主張するためではありませんか?
 
要するに、あの夜、あなたが飲んだ全てのアルコールのグラスは、ずっとあなたの目の前にあったのです。
 
百歩譲って、あなたがつぶれたのが2回目のトイレだとしても、ほぼ満席の客でごった返す明るいカウンター席の店で、顔馴染みの店主や従業員のいる前で、女性のグラスに薬品を入れることなどできるはずもありません。
「山口に違法ドラッグを飲まされた」
しかも驚くべきことに、あなたは薬を入れているところを見たわけでも、その後、目撃証言を得たわけでもなく、「私は酒に強いはずなのに、急に酔いが回ったから、山口に薬を盛られたに違いない」と言うのです。
失礼千万な話です。
 
あなたの言う「デートレイプドラッグ」は、その後、調べてみたところ、町の薬局で手に入るものではなく、ほとんどがインターネットを通じた取引だということですね。
私は所有していたすべてのパソコン、携帯電話、タブレットなど、ありとあらゆる物を警察に提供しましたが、違法薬物の購入や使用に繋がる物証は一切ありませんでした。
 
もし私が違法薬物を入手したり使用したりしたのであれば、日本の優秀な警察機構は何らかの手掛かりを見つけたはずですが、あなたの主張を聞いたにもかかわらず、そんなものはなかった。
串焼き店、寿司店でも捜査員が証言を集めに回ったことが確認されていますが、そこでも薬物混入を示す証言は一切なかったのです。
当たり前です。繰り返しますが、私はあなたの言う「デートレイプドラッグ」などというものは、聞いたことも見たこともないのです。
 
あなたはただ、「自分の酒量を過信して飲みすぎた」だけなのです。それはよくあることで、そのこと自体を強く責める気はしません。
しかし恐るべきは、その後のあなたの見解です。自分の飲みすぎを認めないばかりか、何の証拠もなく、「山口に違法ドラッグを飲まされた」という前提で主張のすべてを組み立てている。
 
記者会見で、デートレイプドラッグを盛られたという主張をした際に、あなたは「他に思い当たる節もある」と述べました。それは何を指しますか? 明確に示して下さい。
そんなものはあるはずがない。あなたの勘違いと思い込みなのだから。ありもしない証拠や傍証を、あたかも存在するかのように記者会見の場で匂わせるのは、卑怯なやり方です。
②ブラックアウト(アルコール性健忘)
繰り返しますが、あなたはいかなる薬物も混入されていません。ただ、飲みすぎただけです。
その一方で、あなたは記者会見で「私は酒に強く、泥酔したり酔いつぶれたりしたことはない」と主張しました。ということは、あのように泥酔してしまったのは人生で初めての経験ということになりますね。
 
それならば、あなたは酒の過剰摂取の影響下で、自分がどう行動するか、そして、その行動をどこまで記憶しているか、経験がないから類推できない。これが、今回の問題の核心部分です。
 
寿司屋でトイレに入ったあなたは、長い間出てこなかった。心配になった店の方に促されて、ようやく出てきたあなたは、見るからに酔っぱらっていました。驚いた私は、やむなく急いで会計を済ませました。
 
店を出たのは22時半から23時頃だったと思います。店を出る段階で、あなたは足元が覚束なかった。そして、店の入り口左手にあった荷物置きの棚から、あなたは自分のショルダーバッグに加えて、他のお客さんのカバンも持って出てしまったことが、あとになってわかっています。
誰が見ても、一人で電車に乗って帰すことは困難な状態でした。
 
しかし、私は当時、TBS報道局のワシントン支局長を務めていたので、ワシントン時間の午前中、すなわち日本時間の23時過ぎまでに済ませなければならない作業(メール確認やパソコンでの調査・連絡)を複数抱えていました。
神奈川県に住んでいるあなたを送っていったら作業が時間内に終わらない。しかし、あなたは自力では帰れそうにない。私はやむなく、当時逗留していたホテルで休んで酔いを醒ましてもらい、自分の作業を終えてから送って帰るしかないと判断しました。
「意識のない状態で部屋に連れ込まれた」
あなたはタクシー運転手の証言を元に、「『駅で降ろしてください』と言ったのにホテルに連れて行かれた。だからその段階で犯意があったのだ」というストーリーを作ろうとしているが、とんでもないことです。
そもそもあなたは、「寿司店のトイレ以降、記憶がない」と主張しています。あなたが相当程度酔っていたことは、あなたも認めているのです。
実際、あなたはそのタクシーのなかで嘔吐したではありませんか。嘔吐し、朦朧とした泥酔者が「駅で降ろしてください」と言ったからといって、本当に駅に放置すべきだと思いますか?
 
私が宿泊していた白金高輪のシェラトン都ホテルに到着すると、私は泥酔しているあなたがタクシーから降りるのを手伝いました。あなたはタクシーのなかで嘔吐したこともあって、傍目には少し回復したように見えました。
そして、千鳥足ではありますが、自分の足で歩きました。
 
このホテルでの移動について、あなたは「意識のない状態で部屋に連れ込まれた」と主張していますが、それはあなたが何と言おうと物理的に全く不可能です。ホテルの1階ロビーは、車寄せからエレベーターホールまで100メートルほどあります。
もしあなたの主張どおり、全く意識がない状態だったとしたら、私はあなたを抱えて、どうやって100メートルも移動したというのでしょうか? 
衆人環視のなか、正体不明の大人の女性を荷物のように背負ったり、引きずって歩いたりしたとでもいうのでしょうか?
あのホテルは、車寄せから入り口を入ると、まずドアマンや荷物係が待機しており、正面には24時まで営業している大規模なラウンジ、そして右手に曲がるとホテルフロントがあり、レセプションの人やコンシェルジェ、案内係がズラリと並んでいます。
意識を失っている、あるいは意に反して無理矢理移動させられている女性がいたとして、一流ホテルの訓練された接客のプロたち全員が、それを見逃すということがありうるでしょうか?
 
しかも、4月3日は金曜日で、ロビー階では多くの宿泊客やレストランの利用客が往来していました。あなたの主張がいかにありえないかは、金曜日の夜11時に、都ホテルに行ってみればすぐにわかります。
 
実際のあなたは、2つのカバンを自分で持って、自分の足でヨタヨタと歩いたのです。もちろん、千鳥足ではありましたから、私はあなたが転ばないように注意はしましたが、移動を無理強いしたり、あるいは担いだり引きずったりは一切していません。
防犯カメラに映っているのも、「意識のないあなた」ではなく、「酔っぱらっているけれども何とか自力で歩けるあなた」です。
 
要するにあなたは、犯罪行為が行われたという主張の根幹をなす「意識のない状態が朝まで続いた」という認識の一環として、「ホテル到着時も意識がなかった」との立場をとっていますが、あなたの主張は物理的にありえないのです。
 
私の部屋がある階でエレベーターを降りたあとも、あなたは自分の足で普通に歩きました。私が部屋の鍵を開けると、あなたは私を押しのけて先に部屋のなかに入り、小走りに窓際に向かいました。そして、いきなり嘔吐しました。
あなたは、いびきをかいて、寝ていた
私は翌朝、アメリカに帰ることになっていたので、パッキング前の荷物を窓際にまとめて置いていましたが、その上にも吐瀉物が飛び散りました。
自分の荷物を汚されて少なからず驚いていると、あなたは今度は踵を返して、無言でトイレに駆け込みました。あなたの吐瀉物をタオルで拭いておりますと、トイレのなかから嘔吐する大きな音が2度しました。
 
正直に言って、本当に迷惑でした。やらなきゃならない仕事を抱えて、翌日の移動のためにパッキングもしなければならないのに、荷物をゲロまみれにされたうえにトイレを占領されている。
しかし、早く済ませなければならない作業が複数あったので、私はやむなくパソコンに向かいました。仕事が一段落してもあなたがトイレから出てこないので、私は心配になってドアをノックしました。
すると、なかからかすかな声が聞こえたのでドアノブを回すと、ドアは施錠されていなかったため、ドアを開けてなかを見ると、あなたは尻もちをついて、トイレとバスタブの間に座り込んでいました。ブラウスとスラックスは、大量の吐瀉物で汚れていました。
 
私は吐瀉物が苦手なので自分も吐きそうになりましたが、このまま放置すると喉に物を詰まらせて事故を起こす可能性もあったので、やむなくなかに入って吐瀉物をタオルで拭い、あなたを起こそうと努力しました。
あなたは謝罪ともうめき声ともつかない声を上げながら、なんとか自ら起き上がりました。そしてゲロまみれのブラウスを脱ぎ、部屋に戻るとベッドに倒れ込み、そのまま寝てしまったのです。
 
私はあなたのあまりの痴態に怒り呆れましたが、翌日着るものがないとかわいそうだと思い、トイレに放置されたあなたのブラウスのゲロを拭って浴室に干しました。
また、バスルームの床面もゲロまみれだったので、シャワーで洗い流すなどして部屋に戻ると、あなたはいびきをかいて寝ていました。
 
部屋はツインで、シングルベッドが2つありました。前日まで私が寝ていたベッドはあなたに占領され、もう1つのベッドは、ベッドメイキングを壊さないままパッキング前の衣類などを並べていました。
私が全ての仕事を終えても、あなたは相変わらずいびきをかいて眠りこけていたので、私は荷物置き場にしていたベッドの、わずかに空いたスペースに身を横たえました。
下着姿でミネラルウォーターをごくごく。そして――
部屋に入ってどのくらい時間が経ったのか。
 
私がまどろんでいると、あなたが突然起き出して、トイレに行きました。ほどなくトイレが流れる音がして、下着姿のあなたが戻ってきました。
「喉が渇いたのですが、飲み物をもらってもいいですか?」と言って、あなたがホテルの冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出し、自分でキャップをひねって開けて直接飲みました。
下着姿であることを全く気にしていないのには少し驚きましたが、外国生活が長いせいかなと類推したのを覚えています。
 
そして、ペットボトルの水を何度かごくごくと飲んだあなたは、私が横たわっているベッドに近寄ってきて、ペットボトルをベッドサイドのテーブルに置くと、急に床に跪いて、部屋中に吐き散��かしたことについて謝り始めました。
面食らった私は、ひとまずいままであなたが寝ていたベッドに戻るよう促しました。
 
ここから先、何が起きたかは、敢えて触れないこととします。あなたの行動や態度を詳述することは、あなたを傷つけることになるからです。
はっきり言えるのは、私はあの日、あなたに薬物を飲ませたり、いやがるあなたを部屋に連れ込んだりしなかったのと同様に、部屋のなかでもあなたの意思に反する行動は一切していないということです。
もし、あなたが覚えていることがあり、自分で差し支えないと考えるなら遠慮なく言って下さい。
誰も証明できない「密室」での出来事
もうひとつ強調したいのは、トイレから戻ったあとのあなたは、立ち居振る舞いもしゃべり方も正常で、すっかり酔いから醒めたように見えたということです。
それまでに複数回にわたって大量に嘔吐したあと熟睡したので、それで楽になったのかなと思いました。その後しばらくして、あなたはまた眠りに落ちました。
要するに、あなたは「朝まで意識がなかった」のでは決してなく、未明の時間に自ら起き、大人の女性として行動し、そしてまた眠ったのです。
 
あなたはこのことを覚えていないのかもしれない。あるいは覚えていたが忘れてしまったのかもしれない。あるいは覚えているのに黙っているのかもしれない。
それは私にはわからない。密室での出来事ですから、誰も証言してくれる人はいない。
 
しかし、1つだけ客観的な事実を示すことができます。私は一時帰国の期間中、1度もホテルの冷蔵庫の飲み物を消費していません。室内のミニバーの飲料はどれも高価で、好みのものもなかったので、飲み物はコンビニで買って持ち込んでいました。
だから、7日間の滞在で、唯一の冷蔵庫の出費こそが、あなたが飲んだミネラルウォーターだったのです。
 
このことは、ホテルの領収書によって簡単に証明できます。あなたは、未明に自分で起きて、トイレに行ったあと、自ら冷蔵庫を開け、自分の力でペットボトルのふたを開け、飲んだ。
これはあなたの「朝まで全く意識がなかった」という主張とは完全に矛盾します。
 
その後、あなたが被害届を出して、私は警察の聴取に全面的に協力しました。そのなかで、深夜のあなたの覚醒と再睡眠について何度も質問されました。
ペットボトルのことも含め、私は覚えていることを繰り返し詳細に話しました。おそらく捜査員は私から聞いたことを踏まえてあなたに確認し、その答えを踏まえてまた私に聞き直すということを繰り返したのでしょう。
何回か聴取が繰り返されたあと、捜査員は私にこう言いました。
「あなたの供述は何度聞いても詳細で矛盾がない。他方、詩織さんは朝まで記憶がなかったと言っている。双方の主張は一見矛盾しているようだが、2人ともウソをついていない可能性が1つある。それは『ブラックアウト』だ」
 
英語でブラックアウトと言えば、真っ先に浮かぶのは停電です。しかし、捜査員の言うブラックアウトは違いました。アルコールの影響で、記憶の一部または全部が欠落してしまう現象のことをいうらしい。
たしかに、酒を飲みすぎてどうやって家に帰ったか覚えていないという話は珍しいものではありません。自力で歩き、自分でカギを開け、部屋まで辿り着いて寝たが、ただその経過の記憶だけがすっぽりと抜け落ちている。
 
それでも、最初に捜査員にブラックアウトの可能性を指摘された時には、私はにわかには信じられませんでした。
というのは、トイレから戻って再び眠るまでのあなたの行動は所作も会話も全く正常で、のちに記憶を失うような泥酔した状態とは到底思えなかったからです。そのことも捜査員に指摘しました。
 
しかし、医学的に「アルコール性健忘」といわれるこの現象は、アルコールの過剰摂取によって、脳内で記憶を司る「海馬」という組織の機能だけが低下することによって起きるため、傍から見ると当人の行動は、まったく酔っていないように見えるといいます。
普通に歩き、しゃべり、飲食をしているが、その状況を記憶として脳に保存することだけができない。もし当夜、そういう状況にあったのであれば、「朝まで記憶がなかった」とあなたが主張したとしても、辻褄が合うのです。
(つづく)
(初出:月刊『Hanada』2017年12月号)
【独占手記】私を訴えた伊藤詩織さんへ「後編」
③詩織氏特有の性質――「盗撮されたに違いない」
捜査員が示した可能性は、簡単に言えば「飲みすぎて記憶が飛んでしまった」という、酒飲みにとってはよくあるありふれた話です。
しかし、しかしです。私と同じく、あなたも捜査員からブラックアウトの可能性について説明を受けたはずだ。そして、あなたは記憶がないからこそ、「ブラックアウトではなかった」と断言することは絶対にできない。
 
しかも、あの夜は人生で初めて自分の酒量の限度を超えて飲んでしまったのだから、なおさらです。
それまでの人生でアルコール性健忘の経験がなかったからといって、その現象が自分には絶対に起こりえないと断定するのは、少し独り善がりが過ぎませんか? 
そして、「自分が飲みすぎたはずはない」という無理な論理を補強するために、根拠もないのに「デートレイプドラッグ」などという違法薬物の話を思いついたのではありませんか?
 
そこで、私が指摘せざるを得な��のが、あなた特有の思考傾向です。
たとえば、あなたは朝起きてテーブルの上に私のパソコンがあるのを見て、咄嗟に「盗撮されたに違いない」と思ったと述べていますね。そしてそれが、警察が強制捜査に着手するきっかけになったとも言っています。
 
私のような仕事をしている人間は、例外なくパソコンを使っている。部屋にパソコンがあるからといって、自分が盗撮されたと思い込むというのは、あまり普通の思考回路ではない。
実際、そのパソコンは警察に提出され、盗撮映像など一切出てきませんでした。当たり前です。私は盗撮などしていないからです。
 
それから、あなたは「独自調査の結果、得られた新しい証拠を検察審査会に提出した」とも述べました。そこで例示したのがタクシー運転手の証言でした。しかし警察は、そのタクシー運転手から早い段階で聴取を行っていました。
その証言に基づいて、私は捜査員から何度も質問されている。そのことはあなたも知っている。その証言も踏まえた捜査が行われ、検察官は不起訴という判断を下したのです。
「自分は酒に強いから薬物を盛られたに違いない」
「ブラックアウトは、自分には起こり得ない」
「パソコンがあるなら盗撮されたに違いない」
「自分は初めて聞いたから、新証拠だ」
 
あなたの思考パターンには、まず強い自意識があって、自分を被害者、私を悪意ある犯罪者と思い込むことによって、全ての事象をそのストーリーにはめ込もうとしているのではないか。
その結果、冷静な判断ができなくなり、結果として事実ではないことや根拠のないことを、自ら信じ込んでしまっているのではないか。そう考えざるを得ないのです。
④あとから作られた「魂の殺人」――「レイプは魂の殺人です」
ここまでは、「~に違いない」というあなた特有の思考パターンから、私を犯罪者と思い込むに至った流れを類推しました。
 
しかしこれから述べることは、アルコールという外的要因によって起きた、いわば不可抗力的なものではありません。事後、あなたの心の内部で時間の経過とともに深まっていった、不可解な「後付けの被害者意識」についてです。
 
あなたは記者会見で、「私はレイプされました」 「内側から殺されました」 「レイプは魂の殺人です」と、非常にエモーショナルに訴えた。
しかし、その激しい怒りと憎悪は、最初から一貫したものではなかったことを証明します。それは、事後のあなたの行動と発言を精査することによって、はっきりと浮かび上がります。
 
あなたは「給水タンクに寄りかかってから朝まで意識がなかった」という前提の下で、自分がレイプされたと朝の段階で確信し、口論の末に逃げるように部屋を出たと主張している。
しかし、あなたの翌朝の行動は、明らかにあなたの主張と矛盾しています。まずは翌朝のあなたの様子について、私の覚えている限り記述します。
 
1度未明に起きたあと、再び眠りに落ちたあなたは、朝になってもう1度起きた。そして、私とごく普通の会話をし、ごく普通にホテルの部屋を出ていった。途中、1回だけ英語で少し大きな声を出しました。
「I fucked without contraceptives.」(避妊しないでやっちゃったわ)
 
急に英語で大声を出し、しかもfucked というあまり上品でない単語を使ったので、私は違和感を覚えましたが、あなたがすぐに日本語に戻ったので、特に気にしませんでした。
日本語の会話は、通常の音量で平穏な口調で、その日の予定や今後の連絡の取り方など、差し障りのない雑談でした。「口論の末逃げ帰った」というあなたの主張は、事実とかけ離れています。
なぜ「レイプ犯」のTシャツを着て帰ったのか?
しかし、もしあなたが朝の段階で私にレイプされたと思っていたのであれば、絶対にしないはずの行動をし、絶対にしたはずの行動をしていない。
まず、絶対にしないはずの行動について説明しましょう。
 
朝起きてトイレから戻ってきたあなたは、浴室に干されていたブラウスを手に、
「ブラウスが少し生乾きなんだけど、Tシャツみたいなものをお借りできませんか」
 
あなたのブラウスは化繊の薄手のもので、朝までに相当程度乾いていたため、濡れて着用できない状況ではないように見えました。
しかし、私としては別に断る理由もなかったので、パッキング途中のスーツケースを指し、
「そのなかの、好きなものを選んで着ていっていいですよ」
と言いましたね。
あなたはスーツケースから、私のTシャツのうちの1つを選び、その場で素肌に身に着けました。覚えていないとは言わせません。
レイプの被害に遭ったと思っている女性が、まさにレイプされた翌朝、レイプ犯のTシャツを地肌に進んで身に着けるようなことがあるのでしょうか?
 
私はこのTシャツの末についても、捜査員に伝えました。そして、できれば返してほしいとお願いした。
しかし捜査員は、
「いまはまだ捜査の途中だから、物品の返却についてはもう少しあとで考えましょう」
と言われました。
結局、私はそのTシャツを未だに返してもらっていません。そのTシャツの存在を認めると、自分の主張の辻褄が合わなくなるからですか?
あなたは記者会見で、自分が受けたと主張する「被害」について、「レイプという行為は私を内側から殺しました。レイプは魂の殺人です」とまで表現しました。
そこまで言うのであれば、いまのあなたは、私のTシャツを素肌に身に着けることなど、おぞましくて決してできないでしょう。
 
それならば、「あの朝のあなた」と「いまのあなた」の感情は、全く種類が異なっていることは明らかです。すなわち、あなたの強い被害者意識は最初からあったのではなく、あとから時間をかけて醸成されたものだということになります。
「レイプ犯」に送った「お疲れ様です」メールの謎
そしてもう1つ。「薬物を盛られてレイプの被害に遭った」と思っている人ならば、絶対にしたはずの行動をあなたはしなかった。それは病院での検査内容にかかわることです。
あなたは、ホテルを出て数時間後に婦人科に行ったと証言しているが、そこでどんな検査を受けましたか? 
妊娠していないかどうかだけを検査し、ピルをもらったと言っている。ホテルの部屋での、英語の独り言の内容と符合します。
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nmmeri18 · 4 years
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2021.01.13
1日眠気に襲われ続けていた。寝ても寝ても眠い。でも仕事をしなくちゃいけない。仕事を少しして、1時間半眠る(レム・ノンレム睡眠の関係で)。それの繰り返しだった。
私の眠気が強すぎるのか、みんなが眠気に強いのかは、ちょっと比べようがないのでわからないけど、私は人よりも多く眠らなくちゃいけない人間であるということは自覚している。
成功する人にはショートスリーパーが多いという話を聞いたことがある。確かに私の好きな尊敬している人は、ショートスリーパーが多い。人より動ける時間が多いから、それだけ何かをできるんじゃないかなとも思うけど。でも私はどうやってもショートスリーパーにはなれない。眠いと頭に完全にもやがかかって、それでも何かをやろうとするけど、上手くできないことによってうつ状態になる。最悪だ。それなら諦めて少し寝たほうがいい。眠気が襲ってきたら、もう太刀打ちできないのだ。
一時期、仕事しながら気を失うように眠ってしまうことがあって、睡眠外来に通っていた。特定の病名がつかないと、目を覚ます薬は処方できない(覚せい剤に近い成分なので)というので、カフェインの粉末を応急処置的にもらっていた。今だに何故気を失うように寝てしまうのか原因は分からないのだけど、今は眠い時に少し眠る生活ができているので、カフェインの粉末のお世話にはなっていない。でもあれは本当によく効いた。
カフェイン粉末を飲まなくなったのにはもう一つ理由がある。眠るために薬を飲んで、起きるためにも化学物質を使うというのに、心療内科の主治医がいい顔をしなかったからだ。私個人としては、薬品に体を乗っ取られてるみたいで面白かった。昔から、新しい薬を飲むときはワクワクする。人体実験だなと思う。それで体がめちゃめちゃだるくなって、動けなくなるときもあるけど。
抑うつがひどい時に飲む頓服はあまり効かないから、元気が出る薬が欲しいといつも言ってる。でも絶対に非合法だから飲まない。
書評の原稿をどうにかしようとしているけど、なかなか進まない。どういう書き出しにしたら上手くいくか、試行錯誤の繰り返し。文章講座みたいなものに通ってみたいと思ったけど、でも多分、今開講されているやつは、私が求めているものではない気もする。もっと沢山文章を読んで、技を盗んでいこうと思う。
妹が研修医として行こうと思っていた病院が、コロナ専用病院みたいな感じになるらしい。家族としては、そこが研修先でなくてよかったと思ってしまう。医療従事者から聞く現場の声は、ネットやテレビで知るのとは違う。本当に、医療崩壊はすぐそこだと思う。静かに終わってしまった時、私たちは何を思うんだろう。後悔?怒り?虚しさ?毎日発表される感染者数に慣れてしまったけれど、この気が狂いそうな情勢で、どうにか生き抜く術だとしている。
今日は有吉の壁が面白かった。
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xf-2 · 5 years
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2019年07月15日13時48分
中国で弾圧を受けたウイグル人の証言を聞く集会がこのほど、明治大現代中国研究所と国際人権NGOアムネスティ・インターナショナル日本の共催で開かれ、2015~18年に3回強制収容された在米ウイグル人女性、メヒルグル・トゥルスンさん(29)がインターネットを通じて映像で登場。事前に録画した証言が紹介された。証言内容は次の通り。
 エジプトでウイグル人男性と結婚し、三つ子を授かった。15年5月、生後45日の子供を親に見せようとカイロから中国新疆ウイグル自治区・ウルムチ空港に到着したところ、拘束された。手錠・足かせを付けられ刑務所に連れて行かれ、尋問を受けた。その後強制収容所に移された。3カ月後、子供が重体だと聞かされ、仮釈放されたが、病院に行くと空港で引き離された三つ子の1人は遺体で引き渡された。栄養を取らせるということで、首付近を手術されていた。
ウイグル収容所で多数の死者か=「文化消し、中国人に」と絶望感
 2回目の拘束は17年4月。3日間も睡眠を許されず、警官から「外国で誰を知っているのか」など厳しい尋問があった。激しく殴られ、電気ショックを受ける拷問を受け、意識を失った。  病院で血液検査と臓器検査を受け、強制収容所に送られた。習近平(国家主席)の長寿を祈らされ、「中国共産党は神様だ」と強要された。部屋の片隅には小さな穴があり、それがトイレ代わりだった。部屋は狭く、みんな一緒は無理なので2時間ごとに交代で寝た。注射を打たれ、正体不明の薬を無理やり飲まされ、全身がだるくなり、記憶力がなくなり、うつ状態になった。  8月にウルムチ市内の精神科病院に入院するまでの間に68人の女性と一緒に過ごしたが、21歳から62歳までの女性9人が死亡したのを見た。その後、実家に戻ったが、2人の政府当局者に24時間態勢で監視された。  3回目の拘束は18年1月。警官から「お前は無期懲役か死刑になる」と告げられた。しかし子供がエジプト国籍だったため、エジプト政府の職員が面会に来た。エジプト政府の働き掛けで子供を連れてエジプトに一時戻ることを許された。私の家族・親族26人が拘束されており、警官は「子供を送り届け、2カ月以内に戻ってこなければ、(新疆の)家族はひどい目に遭うぞ」と脅した。  18年4月、なんとかエジプトに到着したが、中国当局者から脅しの電話があった。最初は新疆に帰るつもりがあったが、祖国で起きていることを世界に知らせなければならないと思い、帰らず、米国政府に接触し、今は米国で暮らしている。  夫は、帰郷したまま行方不明になった私を捜すため16年に新疆に入り、ウルムチ空港で拘束された。夫は懲役16年の実刑判決を受けたと聞いた。  以前、警官に「私がなぜこんなにひどい目に遭うのか」と尋ねたことがある。「それはお前がウイグル人だからだ」との答えが返ってきた。私たちウイグル人の言語、独自文化は消滅させられている。18年ごろからウイグル人家庭に監視カメラと盗聴器が設置され、女性のスカーフは禁じられ、スカートも膝上まで切られる。(イスラム教徒向けの)ハラル食材もラマダンも禁止され、各家庭に中国の国旗や習近平の写真が飾られている。病院や銀行の職員らもウイグル語は禁止され、話すと退職処分となる。  強制収容所に関しては、村の役人に収容者を増やすようノルマが課され、達成するまで拘束は続けられている。収容所の規模は拡大しており、全ウイグル人が収容所を体験するのは時間の問題だろう。
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