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#豆皿茶屋
sayasaan · 2 years
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くまこの旅日記。 #金沢編 #金沢城をゆっくり堪能しながら こんな言葉が合う場所。 #鶴の丸休憩館 窓が全面ガラスになっているので圧巻の景色。 そんな景色を見ながらお茶ができる #豆皿茶屋 頂いたのはひがし茶屋街では満席で どこのカフェも入るのが難しかったので 食べることができなかった#金箔ソフト またこの日は35℃と暑かったので一緒に#ご当地サイダー の#柚子乙女 と共に❤️ さっぱりとした微炭酸に濃厚なソフトクリームと金箔の味は何もないが心は満足ですっ😊 昼寝しそうでしたよ… #本気で寝そうなぐらいぼーっとした時間を過ごす #金箔を歯につけて遊ぼうとしたおばさん ✧・━・✧・━・✧・━・✧・━・✧・━・✧・━・✧ #旅行 #旅 #旅スタグラム #旅女 #旅行記 #旅の記録 #旅女子 #旅遊日記 #旅行好き #旅好き #旅行好き女子 #旅の思い出 #旅行好きな人と繋がりたい #石川県 #金沢旅行 #金沢観光 #カフェ #カフェタイム #金沢城公園 #金沢城 #ナイスビュー (鶴の丸休憩館) https://www.instagram.com/p/CjP9AFYPFjt/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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rosysnow · 29 days
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やがて終わる空
この道を抜ければ私たちは自由になれるのに
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 母が留守にするとき、私の家には菜実さんという女の人がやってくることがあった。それは、物心つく前からのことで、特におかしなことだと私は思わなかった。
 ただ、菜実さんも、菜実さんの肩を抱く父も、母にはすべてを黙っておくよう私を戒めた。その理由を訊けない私は、父が母には見せない笑顔を菜実さんには向けているのをただ見つめた。
 何か、おかあさんが仲間外れみたいで可哀想。
 そう思ったけど、パートとか友人との食事から帰ってきた母に、私はおとなしく何も言わなかった。
 父と母は、互いに相手に向かって微笑むことがなかった。私のことはかわいがってくれるけど、リコン、という言葉を知ったときには、やがて私の家にはそれが来るだろうと思った。私はどちらかを選ぶのかと悩み、夜、寝つけないときもあった。
 父と母は、口論するわけではないし、どちらかが暴れるわけでも、怒鳴るわけでもない。でも、何というか、冷めている。何とも想っていない無関心が伝わってくる。
 なのに、なぜ結婚したのだろう。結婚って、好きな人とするものでしょう?
「秋果にはそろそろ話しておくけどね。おとうさんには、昔から好きな女の人がいるの」
 父が残業で帰宅が遅くなった夜、母とふたりで夕食を取っていた。メニューは、母のお手製の豆腐ハンバーグで、私はもうじき小学校に上がる春先だった。
 私がつねづねの質問を投げかけるまでもなく、機会を待っていたように、母がそんな話を始めた。
「おかあさんは、何にも知らずにおとうさんと結婚しそうだったけど、その女の人、一度おかあさんに会いにきたの。そして、おとうさんと一緒に暮らしてる鍵をおかあさんに返して、『今、あの人の部屋には私とペアで買ったものがたくさんあるけど、どうせなら捨てずに使ってくださいね』って」
 おかあさんは、食器棚のお揃いの湯のみとかお皿とかを見た。そして、「負けるか���と思って使ってるけど、やっぱりつらいね」と泣きそうに笑った。
 私の頭によぎったのは、当然、この家を訪ねてきては、父に寄り添う菜実さんだった。そう、このとき私は、はっきりと心に決めたのだ。
 ああ、私、おかあさんについていこう。
「秋果ちゃん」
 小学校に上がって、校庭に咲いているのは、桜からつつじになった。よく晴れた五月の中旬、ちょっと暑いくらいで今年初めて半袖を着た日だった。白とピンクのつつじに目を移していきながら、私は車道沿いの通学路を下校していた。
 聞き憶えのある声に、足を止めて顔を上げると、母のあの話を聞いてから避けるようになった菜実さんがいた。家の外で菜実さんに会うのは、初めてだった。
「学校、終わったの?」
 無視しようと思ったけど、それを菜実さんが父に言って、父が私を怒ったら?
 私は菜実さんと目を合わせないようにしながら、とりあえずこくんとした。「そっか」と菜実さんは私がそっけなくなっても優しいままの声で言う。
「あのね、秋果ちゃん」
「……何」
「私、秋果ちゃんと行きたいところがあるんだけど」
 私は精一杯の拒絶で、つつじとそれに集まる蜂を見ていた。けれど、菜実さんの視線は折れないし、沈黙も気まずくて、やっと菜実さんを見た。
 茶色の髪を梳いて軽くする菜実さんは、水色のスーツを着ていた。化粧がいつもより濃いように見える。「たぶんね」と菜実さんは私の頭に手を置いた。
「私、秋果ちゃんと会えるのは、これが最後だと思うの」
 首をかたむけると、「その理由も話すから」と菜実さんは私の手を取った。
 振りはらうべきなのか迷ううちに、軽く引っ張られて、すぐそばに停まっていたグレーの車の後部座席に乗せられた。ドアをばたんと閉めた菜実さんは、すぐ運転席に乗りこんで「一時間くらいだからね」と、あっという間に車を発進させてしまった。
 私は窓から外を見て、さっき出てきた校門も通り過ぎるのを茫然と見て、やっと頭の中を蒼白にして菜実さんを見た。
 菜実さんが私にひどいことをしたことはない。目つきも手つきも、いつもちゃんと優しい。
 でも、やっぱりこの人は私のおかあさんじゃないし、なのにおとうさんとべたべたするし、昔おかあさんに嫌なことだってしたし。いい人だ、とはもう思えなくなっている。
 だいたい、おかあさんのいないときに、おとうさんと仲良くする女の人が好ましくないのは、小学校にも上がれば分かってくる。この人、私の家に入りこんできて、いったい何なの? この人さえいなければ、もしかしたら、おとうさんとおかあさんも仲が良かったかもしれないのに。
 結局、よくよく考えれば、私は菜実さんに最もひどいことをされているのだ。
「お腹空いてない?」
 赤信号のとき、菜実さんはそう言って、後部座席にあったふくろからお菓子を取り出した。私のポテトチップスが、いつも“のりしお”なのは、菜実さんも知っている。一応受け取ったけど、がさ、とそれを抱きしめてうつむいた。
「すぐ着かないし、ランドセルも足元に下ろしていいからね」
 菜実さんがそう言ったとき、信号が変わってまた車が動き出す。
 私はランドセルの肩ベルトを握った。どうすればいいのだろう。いつもの景色が遠ざかるほど、私はどうなるか分からないのに。
 叫ぶ? じたばた暴れる? 窓を殴る? 車の中なのに、目を留めてくれる人はいるの? ��れに何より、私が動いた途端、菜実さんが怒鳴ったり、たたいたりしてきたら。
 息が浅くなって、口の中も乾いて、心臓が苦しくなってくる。
 どうしよう! どうしよう。どうしよう……
 考えすぎて頭が酸欠でくらくらしてきた。軆が震えないように、今夜切るつもりだった少し伸びた爪を、手のひらに食いこませる。まばゆい初夏の太陽が射しているのに、背骨が無感覚なほど冷たかった。
 そんなふうにただ怯えているうちにも、車の窓から見える景色はどんどん変わっていった。
 私が住む住宅街や通う小学校の周辺には、かなり大きな駅があるから、見慣れた近所はビルばっかりの都会だ。私は、夜にはネオンがないと不安になる。そして、田舎の夜は真っ暗になるから、大嫌いだった。
 なのに、菜実さんが向かっていく景色は、徐々に緑を増やして、ひと気も薄くなっていく。そのうち、車は高速道路にも乗ってしまって、いよいよ私は蒼ざめてきた。
 どこに連れていかれるの?
 おうちに帰してもらえるの?
 殺されたり……しない?
 うつむいて、ポテトチップスのふくろを開けもせずに抱きしめていた。菜実さんがたまに何か声をかけてきても、もう耳に入ってこない。涙が滲みそうになって、唇をちぎりそうに噛んだ。
 怖い。怖いよ。おとうさん。おかあさん。私、このまま死んじゃったりしたくないよ。
 菜実さんの車が、ふと停まった。下を向いてスカートの赤のギンガムチェックを見ていた私は、そろそろと顔を上げた。
 まだ、空は青く明るい。窓に首を捻じると、道路には走る車もなく、でも、左右の田んぼの手前のガードレールにトラックがちらほら寄せられていた。
 菜実さんはエンジンを切って、「やっぱりここは、空が綺麗だなあ」と後部座席を振り返った。私もそうしてみて、目をしばたいた。後部座席の窓の向こうには、地平線があって、突き抜ける空の青と、ふっくらした雲の白が、互いの色を際立ててくっきり澄んでいた。
 菜実さんは車を降りて、一度背伸びをしてから、私のほうにまわってきて、ドアを開けた。
「降りてみて。秋果ちゃんにも、ここの空を見てほしいの」
 私はまだ訝る目で、菜実さんを見たものの、ランドセルを下ろして車を降りた。さわやかな風がふわっと抜けていって、スカートがひるがえって、涼しかった。
 菜実さんは私の手を取り、トランクのほうにまわって、車によりかかって天を仰いだ。そばにいる何かの工事をしている男の人が気になりながらも、私もそうした。
 雲が白波、空が海原になったように見えた。背中を預ける車は、エンジンの名残で熱い。
「あのね、秋果ちゃん」
 空を見つめて、こちらを見ないまま、菜実さんはぽつりぽつりと話しはじめた。
「私と直之くん──秋果ちゃんのおとうさんね、ほんとはそう呼んでるの。私たちね、昔から仲が良かったの。直之くんが五歳年上で、ほんとにいいおにいちゃんだったんだ。私は、子供の頃から直之くんと結婚するのが夢だった」
 私は菜実さんの横顔を見て、知ってる、と言おうと思ったものの、何となくそれは意地悪な気がして、言えなかった。
「直之くんと結婚して、子供を持って、家庭を作って。最後は一緒にお墓に入る。それさえ叶えば、よかったの。でも、あんなに私と仲良くしてくれてた直之くんのおじさんとおばさんは、私が子供を作れない軆って分かって、変わった。必死に、直之くんを私から引き離そうとした」
 子供を「作る」とか正直話がよく分からなかったものの、私は黙って聞いていた。
「直之くんは、それでも私と一緒になりたいって言ってくれてたんだけどね。だから、一緒に暮らすところまではいけたんだ。あの頃が、一番幸せだった。朝起きたら直之くんがいて、お揃いの食器でごはん食べて、直之くんは仕事、私は大学──夜になったら、また一緒に過ごして、同じふとんで眠るの。でも、それだけでいいのを、誰も理解してくれないんだよね。結婚できないんだから別れろ、子供も作れない女なんか捨てろ、直之くんは一時期、親にも上司にもそんなことを言われ過ぎて、ノイローゼみたいになってた。そんなとき、咲枝さん……秋果ちゃんのおかあさんとお見合いしてね。私は、突然直之くんに『別れよう』って言われた。わけが分からなくて、咲枝さんに対して嫌な女になったりした。きっと、咲枝さんにそれを聞いたから、秋果ちゃんは私によそよそしくなったんでしょ?」
 私は眉を寄せて考えてから、「よそよそしい」という言葉の意味がよく分かっていなかったものの、うなずいた。菜実さんは柔らかく微笑んで、私の頭を撫でた。
「ここから、あの町、見える?」
 菜実さんはそう言って、田んぼのずうっと先、地平線にある小さな町並みを指さした。
「あの町が、私と直之くんの育った町。だから、秋果ちゃんのおじいちゃんとおばあちゃんがいる。このあと、秋果ちゃんのことはそこに連れていくから安心して」
 それを言われて、急激にほっとした。おじいちゃんとおばあちゃんが近くにいる。ということは、おうちに帰れる。思わずため息をついていると、「昔、その田んぼの中を、直之くんと走りまわった」と菜実さんは緑色の風景を見やった。
「この道も、昔はこんなに整備されてなかったな。一応、隣の町につながる道として道ではあったけど。よく、直之くんとこの道まで来て、駆け落ちしちゃおうって話した」
 そう言ってから、ふと菜実さんは視線を落とすと、「ごめんね」と壊れそうな声でつぶやいた。
「それでも私、もう直之くんは結婚したんだから、あきらめなきゃいけなかったのに。やっぱり好きで、どうしても好きで。そしたら、結婚して子供もできたから、急に周りが静かになった直之くんも、やっぱり私が好きだなんて言ってくれて。それでも、もう私と直之くんは、ダメだったんだよね。何であんなことしちゃったんだろう。咲枝さんが留守にするたび家まで行って、秋果ちゃんにおとうさんがおかあさん以外の女といちゃつくところ見せて。ひどい女だよね。ほんと最低だよね。ごめんね」
 なぜ菜実さんが涙を落としはじめるのか分からなくて、私はつながっている手をぎゅっと握った。菜実さんは嗚咽をもらし、「ごめんね」と何度も言った。
 工事の人が、たまに怪訝そうにこちらを見ていた。それに気づいた菜実さんは、顔をくしゃくしゃにぬぐって、「この空、何年か経ったら、なくなってしまうの」と私の瞳を見つめて言った。
「高速道路がね、上にできちゃうの。ここから上を見ても、あるのは空じゃなくてコンクリートになっちゃうんだ」
 私もう一度、空を仰いだ。雲が緩やかに流れて、青がしなやかに広がっている。
「何度も、この道を抜ければ私たちは自由になれるのにって、直之くんと話した。その道をいつもきらきらさせてた空が、もう閉じられるんだ」
 菜実さんは、ゆっくり体重を脚に戻した。私は菜実さんとつないだ手を見て、ふとその左手の薬指に指輪があることに気づいた。その光をじっと見ていると、「子供がいなくてもいいよって人なの」と菜実さんは涙を残しながらも、にっこりした。
「だから、今日でほんとに最後。もう直之くんにも会わないし、秋果ちゃんにもほんとのこと話せた。っていっても、小学一年生じゃよく分からなかったよね。きっと、いつか分かるから」
「……ほんとに、おとうさんに会わなくていいの?」
「うん。やっぱりね、奥さんや彼女がいる男の人を好きでいるのはつらい」
「おかあさん……は、おとうさんの好きな人は、別にいるって言ってたよ」
「私も、直之くんがずっと好き。でも、一緒にいることはできないの。もう、この空がここからは見えなくなるみたいに、終わるんだよ」
 私は目を伏せて、菜実さんの手を握った。
 この人が、もしおかあさんだったら。そうだったら、すべてはうまくいっていたのだろうか。
 おとうさんは幸せ。菜実さんは幸せ。そんなふたりの笑顔で、私も幸せ。
 でも、やっぱり私は、結局誰にも愛されていないおかあさんを、一番見捨てられないと感じてしまう。
 そのあと、菜実さんは私を祖父母のいる町並みに送った。
 私は菜実さんにお金をもらって、駅にあった公衆電話で、祖父母の家に電話をかけた。菜実さんのことはもちろん言わなかったけど、電話に出た祖母はじゅうぶんびっくりして、すぐ迎えに行くと言った。
 菜実さんは、私にランドセルとポテトチップスを渡して、車に乗りこむと、祖父母が駆けつける前に去ってしまった。
 空を見た。さっきまで青かった空が、桃色と橙々色を溶け合わせて、穏やかに赤くなっていた。その光が雲に映え、夕焼けが広々と空を染めていた。
 何でこんなところにひとりで来たのか。電車で来たとしても、お金はどうしたのか。父の実家にとりあえず保護されても、祖父母に細かく訊かれて困ってしまった。
 けれど、電話をかけてきた父の何らかの説明で祖父母は落ち着き、両親が迎えに来るまで、もう普通にお盆やお正月のように私を甘やかしてくれた。
 もしかしたら、父は菜実さんに最後の連絡を受けて、辻褄を合わせたのかもしれない。分からない。それ以降、菜実さんは本当に私の家に来なくなったし、父はちょっとずつ母に優しくなっていった。母もぎこちなくそれに咲い返した。
 私はそんな両親を眺めて、薄れていく“離婚”という言葉を感じながら健やかに成長し、いつのまにか大学生になっていた。
 二十歳になった大学二年生の夏休み、私は高校時代からの彼氏である宏昭と、ドライブに出かけた。「どこ行く?」と運転する宏昭に訊かれて、私は父の田舎とは言わずに、あの町に行ってみたいと言った。
「あそこ、何かあったか?」
 首をかたむける宏昭と高速道路に乗って、私は高校生に上がってから──特に宏昭とつきあいはじめてから、来なくなった父の田舎に来た。
 予想以上に景色が変わり、緑の田んぼは灰色の道路になっていた。右とか左とか指示しながら、私は帰省しても何となく近づかなかった、隣町に続く道にやってきた。
 約十三年ぶりだ。宏昭と手をつないで、私は上を見た。
 そこは、完全に高架下になっていた。灰色のコンクリートがしっかりできあがり、空をさえぎって、道路は日陰になっている。汗は滲んでくるけど、ぎらつく太陽はないから、ちょっと涼しい。
 蝉の声が狂ったように鳴いている。コンクリートをじっと見上げる私に、宏昭は不思議そうにしていたけど、私があんまり強く手を握るから何も言わずに握り返してくれた。
「……終わったのかな」
 不意に私はそうつぶやいた。
「えっ」
「ここみたいに、ここからもう空が見えないみたいに、ちゃんと……終わったのかな」
 宏昭は、私を見つめた。無論、意味不明で少し混乱したようだけど、私の手を引き寄せて肩を抱いて、頭を撫でてくれた。
 そんな宏昭の体温が、薄手の夏服から伝わってくる。その熱は優しく私に溶けて、ほっとするから、少しだけ泣きそうになる。
 愛しあって、認められなくて、この道から逃げようとしたふたりがいた。結局、はっきりと確かめられていない。今は携帯電話だって普及した。本当に、おとうさんと菜実さんは終わった? 会っていない?
 分からない。分からないけど。
 あんなに自由に広がっていたはずの空さえ、今ではこんなふうに閉ざされている。そんなふうに、いくら愛しあっていても、結ばれないこともある。
 だから私は、今、手をつないでくれているこの人を、精一杯大切にしよう。そう、できればこの命が終わるまで。
 すべてが終わってしまう、その日まで。
 FIN
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chisasarasa · 3 months
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240309
電車に乗って、水族館へいく。 いろんな電車が楽しい。 窓から見える景色が楽しい。 みどりがたくさんで、畑だらけだった。 寒かった。寒くて、少し疲れて、ダメになってしまった。 あざらしの水槽がみえるカフェで休んだ。ワイヤレスイヤホンを耳栓にして、周る。 カブトガニの血は青いらしい。 何年か前に友達といった喫茶店で何年か前にも食べたあんもち雑煮を食べた。 本屋にいく。 ひらけた本屋さんだった。雰囲気がひらけていて、いつもと異なる本を手に取る。 もし、この本屋さんにも本を置いてもらえたら、と思ってしまう。 夜、ロースかつ丼を食べたら、お腹がぱんぱんに膨れた。
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240310
栗林公園へいく。 昨日より少しあたたかい。天気予報をみると、毎日、明日があたたかくなるらしい。 小さな一室から池を眺めながら朝粥を食べる。 自分も景色になって、ゆっくりと味わった。 おかゆは碁石茶というお茶で炊いた茶粥らしい。ふくよかな風味がする。落ちつく。最後の一口まであたたかだった。お皿にのったひとつひとつもおいしくて、とにかく丁寧に、口へ運ぶ。香川県についてから、どこでも出てくる平らな豆はしょうゆ豆ということを知る。好みの味付け。 庭園を歩く。 松、桜、ソテツ。 植物のことなんてよく知らない。 配置されて、石、池。歩いて、歩くということが楽しかった。 うどんのマグネットを買った。家の冷蔵庫にはるのが楽しみ。 きつねうどんを食べて、フェリーに乗って、直島へいく。 地中美術館。 モネの睡蓮の前にずっといたかった。 言葉になんかできない。わたしの内側に波紋が広がって、何も考えられず、感じることしかできなかった。 この美術館のこの絵の前で天使に連れ去られたいと思った。
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240311
布団の中で目をあけても、カーテンの向こうはまだ暗くて目を閉じた。 夢をみつつ再び目をあけても、まだ暗くて、いつになったら朝がくるのだろう、と思っていた。 アラームが鳴って、起きたらすっかり朝だった。もったいないことをした気持ちになる。 日記を書いて、絵を描こうとしたら緑色の色えんぴつがなくなっていた。残った4本中3本の芯が折れていた。 ホテルの部屋にあるベンチが少しの荷物を置くのにちょうどよくて、自宅にもほしくなる。 借りた自転車で坂道をのぼっていく。 海はきれいで、きれいだったけれど、心底つかれた。自転車は平地を漕ぐもの。 ガラスの茶室があった。 硝子って物体としては存在しているのに遠名で、見通せるんだ、とあたりまえのことに感動していた。 松があって、海がみえて、ガラスの茶室の景色は最高だった。
海がずっときらきらしていた。 ずっときらきらしているから、ずっときらきらしているねって何度も言った。 フェリーに乗って、高松について、レンタカーでドライブ。 街がきらきらしていて、大発見をしたような気持ちになった。 電気だって、ひかりだ。
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●お知らせ
吉祥寺にありますGALLERY IROさんにて、「部屋があかるい」というタイトルで、ドローイング作品や日記の展示をしています。 残りの会期は、7/5(金)-7(日)です。
オンラインストアでは作品の写真をみることもできますので、ぜひ。 Tumblrにのせている正方形のドローイングはオンライン販売はありませんが、展示はしています。ギャラリーでは購入もできます。2023年以前の日々のドローイング。
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Tumblrみていただいている方に来ていただけたら特に嬉しいです。わたしの在廊はないのですが… 東京は梅雨でしょうか…北海道はさらりと晴れています。 お散歩しづらい時期かもしれませんが、気分転換などに覗いてみていただければ嬉しいです。 (雨の日に合うという感想がよくきこえる展示になっています)
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kennak · 1 year
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年度末の夕食会の提案F爺の受け持っている日本語講座の初級の某クラスの受講生一同が、「年度末の夕食会」をすることに決めたと言って来ました。「F先生も是非いらしてください」「勿論、参加しますよ」というわけで、日時は6月19日の講義の直後ということに決まりました。「会場は、どの店がいいかな」会場候補夕食会の会場の最初の候補は、F爺が却下しました。ウェブ検索してみたら、【耐え難い音量のバック・ミュージックを流す】という評判なのです。F爺先生に耐えられるはずがありません。その店を推奨した人が「テラス席を予約すれば店内の音楽は大して聞こえないはず」と言うので、改めて固く拒否しました。テラス席というのは、「店の前にテーブルと椅子を持ち出して設(しつら)えた席」のことで、店内と違って「喫煙自由」なのです。煙草の煙にアレルギーのある者は、そんな場所での食事は自殺行為です。「じゃあ、先生がどこかを推薦してください」ということになって、何年か前にB爺が教えてくれた店を提案しておきました。当日の講義当日の講義は、まず「箸」「茶碗」「汁椀」「皿」「小皿」「サラダ」「漬物」などの語彙を復習し、まだ教えていなかった「生物(なまもの)」「焼き物」「煮物」「和え物」「突き出し」などの言葉を説明しました。それから、家庭での食卓と料理屋の皿の並べ方とは異なること、鮨屋、蕎麦(そば)屋、天麩羅(てんぷら)屋、餃子(ぎょうざ)屋、一膳飯(いちぜんめし)屋などにはそれぞれの流儀があること、ヨーロッパの様々な料理の説明のために出現した「前菜」「主菜」「デザート」などの言葉・・・と続けました。講義が終わるころには、口々に、笑いながら「こういう内容の講義は、出席しているだけでお腹が空く!」と言っていました。お品書き当日は、全員が一緒に、徒歩で会場と決めた店に行きました。10分ぐらいの散歩です。予約してあった席に着いて、まずは、レバノン料理を食べたことの無い人のために、お品書きの説明が必要です。F爺が、「メゼ」(= アラブ料理圏の小料理)の組み合わせを推奨します。ところが、「それよりも、『4人様以上のためのメゼ多種類と焼肉多種類の組み合わせ定食』のほうが品数も多くてたっぷり食べられて良さそうだ」と言った人がいました。殆どの人がそれに同調しました。F爺先生もその仲間に加わることにします。同調しなかったのは、菜食主義の人が二人だけ。飲み物は、みんなが「レバノン産のビール」を所望しました。待つほども無く、まずメゼがやって来ました。# 葡萄の葉で米と挽肉をくるんで蒸し焼きにしたもの# パセリとトマトと玉葱を細かく刻んだサラダ# エジプト豆を煮て擂り潰したもの# 白い大きな豆を煮たもの# 砕いた小麦を煮て一旦乾燥させた後で混ぜ物に仕立てたもの# 青唐辛子を焼いたもの・・・など、9種類。「まあ、これ、全部食べ切れるかしら。この後で焼肉も来るんでしょ」この店のやり方を知っているF爺が事情を説明します。「この店は、『多人数様用の多種類組み合わせ料理』の場合は、食べ切れるはずの無い量のものを出す方針にしているの。後でお持ち帰り用のアルミのパックをくれるから、持ち帰りたいものは脇に退けておいて、今すぐ熱々で食べたいものだけ食べれば良いんですよ。高めの料金に見えるけど、二食か三食分になるから、実際には、とても良心的な価格設定」「えっ」「ええっ」と、みんな驚いています。後に続いた「焼肉多種類の組み合わせ」が、また豪勢でした。# 羊の腿肉# 羊肉のソーセージ# 鶏モツ# 鶏の手羽先# 鶏の笹身# バジリコと山羊肉の揚げ物# 仔羊肉の串焼き・・・と、並びます。幾つの言語が話せますか様々な味を少しずつ楽しみながら、いろいろな話題が弾みました。人数が多かったため「二つか三つの話題が同時進行」という状態だったのですが、一回だけ、全員がある質問に対するF爺の答えに耳を傾けました。質問は、「先生は、幾つの言語が話せるんですか」でした。最初の答えは、一言、「数えられません」「うわーっ」「はあーっ」「まあぁ」それから説明に入ります。【チェコ語とスロバキア語のように、また、クロアチア語とセルビア語とボスニア語とモンテネグロ語のように、近縁でお互いに通じ合うほど似通っている言語を幾つと数えるか、客観的な尺度が無い】【特定の言語がどの程度話せれば「話せる」と数えるかという尺度も、客観的に測定できるものは無い】【特定の言語の「格調高い標準語」しか話せない場合と「方言、幼児語、俗語、卑語、若者言葉その他までこなす場合」とを同列に扱うのは、正しいのか。これも決め手になる尺度が無い】全員が耳を澄ませていましたから、理解でき、納得できたのだろうと推定しました。お持ち帰り用のアルミ・パックもうフォークを動かしている人がいないと見て取った給仕が、F爺先生の予言通り(笑)、お持ち帰り用のアルミ・パックを持って来ました。F爺が率先して、欲しい物をどんどんパックに詰めて行きます。全員が同じ行動に移り・・・「ほんとだ。二食分には十分になるね」ということで、みんなの意見が一致しました。デザートは?給仕が戻って来て訊きました。「デザートは、いかがでしょうか」口々に、同じ意味になる声が出ました。「無理」「お腹いっぱい」「これ以上は、何も入らない」「三日分ぐらい食い溜めしたみたいな感じ」全員が満足して、お開き。徒歩で帰宅した時は、23時を過ぎていました。
日本語講座の受講生との夕食会 2023年6月 - F爺・小島剛一のブログ
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tanakadntt · 1 year
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旧東隊の小説(二次創作)
ホッケえいひれ揚げ出し豆腐
一月か二月の頃だった。
トリオン測定ですごい数値を叩き出した新人が二人も入るそうだというのが、その夜の話題だった。出水公平と天羽月彦のことだ。
新生ボーダーが動き出して一年半になる。『旧』ボーダーという言葉が定着するほどに、時は勢いを増して流れていく。その間に、一番仕事をしたのは開発室室長の鬼怒田本吉だった。
まず、彼は異世界に通じる門の発生ポイントを特定できるようにした。次に門の発生を抑えるトリオン障壁を一時的ではあるが生成に成功、最後に門発生ポイントを誘導する装置が開発され、三門市の安心を約束する三点セットがわずか一年で出来上がる。元々の研究分野の応用とはいえ驚嘆に値する開発速度だった。
こうして、急務だった門発生のコントロールに成功���た後は研究途中で放置されていた擬似トリオン訓練室の完成、隊員増加を見越してランク戦で使う対戦ブースと八面六臂の活躍である。
短期間でこれだけのことをやってのけた彼及び彼のチームは、城戸政宗司令がどこからか連れてきた逸材だった。三門市にやってきた時には一緒だった家族とは離婚している。仕事に打ち込みすぎたせいだと専らの噂だった。
開発室以外も働いた。門がコントロールできるまではいつどこで出現するかわからない。国の機関に代わって街を守るボーダー隊員たちは昼夜を問わずパトロールを行い、近界民と戦った。
三門市民は最初、胡乱な目で彼らを見ていたが、公的機関と連携した規律ある行動に徐々にボーダーの存在は受け入れられていく。根付メディア対策室室長による世論操作も功を奏していた。
出ていく人間は出ていき、かわりに大量の物資と人材が流れ込んでくる。
ボーダーにもまた人材が集まった。
まず、市民志願者第一号として柿崎国治と嵐山准が入隊する。華々しい記者会見の後、志願者はぐっと増えた。
東���秋が部隊を結成��たのもその頃だ。
この時期の部隊は自由結成と言うよりは忍田や根付の意向が強く反映していた。東隊も忍田の指示によるものだった。
忍田自身も部隊を持っていたが、本部で戦闘員を統括する役職につくために解散することが決まっている。
ガラリと引き戸をあけて顔を出したのは東春秋だった。いらっしゃいませと店員が声をかけると案内はいらないと手を振って、店内を見渡す。じきに見知った顔の並ぶテーブルを見つけて近づいた。
二十二歳だと言うが、ずっと老けて見える。外見だけではない。彼に接する人間はつい彼が二十代前半の若造だということを忘れてしまう。
後ろには背が高い男女二人がやはり背の高い東を挟んで並び立つようにいた。どちらも目を引く美男美女だ。彼らは近隣の六穎館高等学校の制服を身につけていた。
さらに後ろに中学校の制服を着た少年がひっそりと控えている。前のふたりと違って背は低い。寒いのか、マフラーをぐるぐると首に巻いていた。
三人は物珍しげに店内を見回している。
「なんだ、三人とも居酒屋は初めてか」
テーブルにいた眼鏡の男が声をかけた。既に頬は赤い。手には盃を持っている。日本酒派だ。林藤匠という。ボーダーでは古参の一人だ。歳は三十一になる。そろそろ現役を引退したいとボヤいているが、いかんせん昨今の人手不足だ。
ボーダー本部建物ができたにも関わらず、旧本部ビルから動こうとしない、なかなかの頑固者だった。
「学生ですから」
と、生意気そうに答えるのは、背の高いほうの一人である二宮匡貴だった。
「あれ、根付さんから聞いてないか? ボーダーマークの貼ってある店はボーダーなら学生でも入れるようになったんだぜ」
トリオン器官の性質上、十代の隊員は増えていく。本部でも食堂は設置しているが、彼らは三門市の飲食店にも協力を求めていた。パスポート制で十代への酒類の提供はないなどの配慮がされている。
「知ってますが…」
さらになにか言おうとする二宮を東は遮った。
「今夜は明日の確認だけしに来たんです。本部で聞いたら、ここにいるっていうから」
「明日? ああ、国の視察ね。用事は、唐沢さん?」
「俺?」
テーブルの奥から唐沢克己外務営業部長が顔を出す。彼はビール派だ。既にジョッキをほとんど空けている。まだ三十そこそこだが、やり手の男だ。鬼怒田同様、城戸司令がスカウトしてきた。元ラガーマンだという以外素性を明かさない男だったが、人当たりがよい。
今夜の飲みメンバーは林藤、唐沢に加え、エンジニア冬島慎次、戦闘員の風間蒼也、木崎レイジの三人だった。風間と木崎は二十歳前なので、烏龍茶が並んでいる。
「まあ、たってないでこっちに座れよ、東くん」
「あー、ウチはウチでご飯を食べる予定なんです」
東はお供のように控える背後の三人を見やった。東隊のメンバーだ。
「ここで食べていけばいいよ」
「はあ」
少しだけ、東の心が揺れた。老成しているとはいえ二十二の青年だ。気楽な酒の席は魅力的だ。
「大丈夫です。俺たちは帰ります」
東の心を見透かしたように、二宮が後ろの中学生の背を押して店の入口に向かおうとする。
「東」
林藤は声をかけた。
「みんなで食べてけよ。唐沢さんの奢りだ」
「あなたじゃなくて、俺ですか?」
急に振られた唐沢が満更でもなさそうに笑った。確かにこの男前は今日の面子の中で一番地位が高く、懐も暖かい。
「あら、素敵。せっかくだから、ご馳走にならない? 二宮くん」
そこで初めて、女学生が口を開いた。こちらも生意気な口調だが、軽やかでトゲトゲしいものを感じさせない。
「加古」
「ねえ、三輪くん?」
「……」
急に話を振られた中学生は無表情のまま首を傾けた。
「わかりません」
「東さんがここでお酒を飲んでるとこを見てみたくない? 面白そう」
三輪は悩みながらうなずいた。
「ほら、三輪くんもそう言ってるし」
「言ってないだろう」
「言ってないです」
「わかった、わかった」
いつもの掛け合いが始まりそうになって、東は決断する。一応、上役たちの前だ。
「ごちそうになろう。唐沢さん、ありがとうございます」
東が頭を下げると、揉めていた三人がピタッと止まって、同時に頭を下げた。よく訓練されている。東を猟師になぞらえて獰猛な猟犬を三匹飼っていると言っていたのは誰だったか。
「遠慮せずたくさん食べなよ」
唐沢はいつもの人当たりのよい笑みを浮かべた。
「追い出された」
案内されると同時に、風間と木崎が東隊の猟犬三匹のテーブルにやってきた。テーブルが窮屈になったらしい。
今夜はボーダー戦闘員と唐沢の交流会であるらしかった。
風間の兄は林藤の弟子だった男だ。故人である。木崎は東から狙撃手としてのスキルを学んでいるので、東隊の面々とは面識がある。今は林藤に従い旧本部ビルに寝泊まりしている。狙撃以外の分野では林藤に師事していた。
一方は小柄で華奢、もう一方は筋肉隆々の巨漢だ。正反対の見かけだが、どちらも恐ろしく強かった。さらに木崎はトリオン量は二宮と同程度を持っていて近界のトリガーを使いこなす。
加古の隣に木崎が座り、二宮と三輪の隣に風間が座った。スペースの有効活用の結果である。三輪は隣が風間なので緊張する。風間蒼也は様々な思惑の絡む本部で誰からも重用され、確実に任務をこなすエリートだった。
「もう、頼んだか」
「まだです」
彼らはまだ食べるつもりらしい。
「居酒屋は初めてか」
木崎が気を使って、品書きをテーブルの真ん中におく。
店員がまとめて置いていった突き出し(お通し)を配る。
「飲み物から決めよう」
と、店員を呼んでさっさと飲み物を決めてしまう。さくさくと仕切る姿が頼もしい。三人はジュースにしたが、風間と木崎はまた烏龍茶だった。
「おすすめは、揚げ出し豆腐だな。家で作るの面倒だし」
「そういう基準か」
「寺島たちに頼まれて作ったが、たくさん食べるものじゃないし、持て余した」
寺島たちと寺島雷蔵と諏訪洸太郎のことだろう。四人は同い年で気が合うようだった。諏訪は二宮と加古の同期でもある。
「おごりなら諏訪と雷蔵でも呼ぶか」
「来ないだろ」
確かにもう遅い。
「今日の当番は?」
お酒をあおる大人席では、林藤が煙草の煙を吐き出しながら聞いた。
「忍田さんとこと迅です」
迅悠一は木崎隊であったが、先日、晴れて『風刃』所持者となり、隊を離れS級隊員となっている。
「あとは嵐山隊ですね」
なんとなく大人たちは子どもたちのいるテーブルに視線を向けた。三輪がジュースを飲んでいる。迅、太刀川、嵐山と三輪の苦手な三人だ。
「明日は俺らの勤務か」
正直、オーバーワークだ。ここにいるメンバーは皆、ワーカホリック気味ではあるが、大規模侵攻からずっと働き続けている。
「入隊志願者が増えてますからもうちょっと頑張ってもらって…。部隊が増えてくれば、部隊の輪番制に移行するって城戸さんが言ってます」
「もうすぐですよ」
冬島がエイヒレに手を伸ばしながら言う。
「そう願いたい」
品書きと書かれたメニューには写真がない。並ぶ単語は知らないものが多い。
三輪が大人たちのテーブルをチラリと見れば東は刺身の盛られた皿をビール片手につついていた。嬉しそうだ。確かに、隊長ではない東は不思議な感じがした。
「秀次は刺身か」
二宮がつらつらと品書きを見ながら勧める。二宮も初めてだからよくわかっていない。
「盛り合わせがあるぞ」
「ちょっとずつ色んなのが食べたいわ」
加古がウキウキしている。
「レイジさんおすすめの揚げ出し豆腐は頼むでしょ。風間さんのおすすめは?」
「コロッケと卵焼きだな」
間髪入れずに答える。迷いがない。
「じゃあ、それー」
「また家で作れるようなものを…」
木崎がぶつくさ言うが、三輪は蕎麦を茹でるくらいしかできない。
「二宮は?」
風間が水を向けるが、彼は熟考に入っている。
「先に頼んじゃいましょ。店員さぁん」
「加古、お前なあ」
「大丈夫だ、二宮。何度でも頼めるから」
「風間さんがそう言うなら」
注文を手早く木崎がまとめる。
「三輪は決めたのか」
「じゃあ、刺身盛り合わせ(小)で」
「あと、ホッケ」
「加古、語感で決めただろう」
「干物だな。北の魚だ」
明日、視察団が来るというのに、大人組はまだまだ飲んでいる。タバコの匂いがする。
焼肉屋ともファミリーレストランともバーガー屋とも違う雰囲気にふわふわする。
「秀次」
三輪は、二宮に揺り起こされた。ひと通り食べたあと、いつの間にか眠っていたらしい。
「中学生には遅い時間だな」
木崎が気の毒そうに言う。
「大丈夫です。すみません」
彼らも高校生なのだ。
「ほら」
おにぎりが渡された。大きい。海苔がパリッとしている。
「結局、二宮くんが選んだのがこれよ」
おにぎりを優雅に食べるという器用なことをしながら、加古が教えてくれる。
「悪いか」
「いい選択よ」
「うまいな」
風間はまだ食べている。木崎はカチャカチャと皿を重ねて、テーブルを綺麗にしている。 三輪は散々食べたあとだが、おにぎりを持って、「いただきます」と言った。おにぎりは何も入っていなくて塩がきいている。
「おいしいです」
「そうか」
「東さん、あれ酔っ払ってるわ」
三人が揃って東のほうを向くと、その様子がおかしか��たのか、木崎と風間が笑った。
「明日はお前らが頑張れ」
その日はみんなボーダー本部に泊まった。
終わり
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k6u0 · 3 months
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レースかん1350円(外税)/大極殿本舗(京都)
レースかんのかん(羹)は羊羹のこと、と適当なことを書こうとして羹を検索すると、「肉・野菜を入れた熱い吸い物」と出てきた。じゃあ、羊羹ってなんなんだ?と調べるとこんなことが書いてあった。
そもそもの羊羹は、鎌倉から室町時代に伝わった中国の料理で羊の肉を使ったスープのこと。でも、禅宗は肉食が禁止されているので、羊の代替として小豆や小麦粉、葛粉などの植物性の材料を使って羊羹もどきが作られていた。そこに甘みが加わって蒸羊羹に。寒天が入った一般的な���羊羹(ねりようかん)は江戸時代に入ってから登場したそう。
レースかんのかんは…やっぱ羊羹の羹だよね、と書こうとしたら、確かにそうなんだけど、正確には寒天に砂糖を加えた錦玉羹だそうな。意識してなかったけど、羊羹ジャンルっていろいろあるんだなー。
レースかんは、ごく薄くスライスされたレモンからレースかんをお置いた皿まで見える透明感が美しい錦玉羹。寒天なのでややしっかりめの食感。レモンのすっぱさはなく風味がほんのり。5月中旬〜9月初旬頃の販売。
写真を撮るときはレースかんに光が当たらないと寒天の透明感が出ないので、難しい…。外階段で撮ったので背景が謎です。
住所:京都府京都市中京区高倉通四条上ル帯屋町590
TEL:075-221-3533
営業時間:9:30~18:00
定休日:水曜日
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as-0063 · 5 months
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*岡山旅行記②[矢掛町〜宿場町散策~倉敷一人飲み]
岡山二日目。朝食を食べホテルを出ると…
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まさかの曇天!晴れの国とは!!!
しかもなんだか肌寒い…(10月中旬)
ちょっと服装失敗してしまいました(T_T)
気を取り直して、ローカル線・井原鉄道にのり矢掛の町へ向かいます。井原鉄道では大阪からきたというマダムに話しかけられ、ずっとおしゃべりしてました。その方はどうやら鉄道のスタンプ(?)を集めているようで、こういったローカル線に乗ってよく出かけているそう。車窓から見える風景を撮りながら、お互いそんな話をしておりました。
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井原鉄道の車両はこんな感じです。私が乗ったのは大原美術館に飾られている美術品のラッピング車輌でした。内装もとても素敵でした。
電車に揺られること約40分。着いた矢掛の駅舎はこんな感じ。
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趣のある駅舎、いいですねぇ。そして相変わらずの曇天に上がらぬ気温…しかしそんな天気にも負けず今日は一日矢掛を楽しみます!
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まずは朝市に向かって元気をチャージ。色々な屋台が出ていて、ドリンクが飲めたりお弁当を売っていたり手作りの雑貨を販売している屋台もありました。
私は手作り雑貨の屋台で犬の柄のポーチと、珈琲屋さんで抹茶ラテを購入。抹茶ラテを飲みながら矢掛の町を歩いていくことにします。
ふらふら歩き見つけたのが矢掛美術館。
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…の横になんと鯉がたくさん泳いでいる池が!!
無料であげられる鯉の餌が置いてあったのであげてみることに。
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いや怖いって!!!笑
カリカリ餌を投げ入れるたびに陸に上がってくるんじゃないかの勢いで喰いついてくる鯉たち…矢掛はのどかな町でしたが鯉たちは貪欲でした。
このタイミングで一度友達の出展ブースにも顔を出してみました。色々買いたいものもあったのですが、荷物が増えてしまうのでそれは帰り際買うことにして、友達やその知り合いの方と談笑して一度ここのブースは後にしました。
うろうろ歩いていたらそろそろ小腹がすいてきな~、というタイミングで見つけたお店がこちら古城大黒堂。
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ヤマ��キパンを販売しているコンビニのようなお店ですが、���の回転焼きの看板につられて入ってみました。
中はヤマザキパンのような既製品と手作りのパンと野菜も売っていました。その奥でおじいちゃんが回転焼きを焼いています。こういうローカルなお店はいいですねぇ。回転焼きは優しい甘さのあんこがたっぷり入っていて満足感のある一品でした♪
さらに歩くと何やら異様におしゃれなお店を発見!?
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看板には石とカカオとチョコレート・石挽カカオの文字が。カカオ豆を石臼で挽いていてその石臼にもこだわりのある矢掛に拠点を置くチョコレート屋さんなのだそう。
カカオの産地ごとに味わいの違うチョコレートが販売されており、そのどれもが試食できるようになっています。
私はコロンビアとガーナ、そしてホットチョコレートを購入しました。
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そろそろ日も暮れてきたし帰る前にもう一度友達のブースへ。
購入したのはこちらの小皿。玄関のアクセサリー置きに使用してます。サイズ感とシンプルな模様がお気に入りです(^-^)
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最後、倉敷に戻る電車まで少し時間があったので、駅舎で販売していたソフトクリームを食べながら待つことに。
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ソフトクリーム大好きでよく食べるんですどね、この天気とこの気温では寒かった。。。
そしてまた一両編成のローカル線に揺られ倉敷へ戻りました。
矢掛町は昔ながらのお店や建物が多くのどかで、でもチョコレート屋さんのようなモダンなお店もあったり、今と昔の文化が絶妙にまじりあっているとても良い街でした。なにより自然豊かでとても空気が美味しかったです!
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ホテルに戻って少し休憩をした後は、ひとり倉敷の飲み屋街へ向かいます。駅から少し路地に入ったところにある倉敷一番街は、雰囲気のいい飲み屋さんが連なるエリア。
その中で気になった、居酒屋和で晩酌することにいたしました。
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ここ和は、女将さんがつくるおばんざいがとても人気のお店なのだそう。カウンターの上に大皿に載った今日のおばんざい(日替わり)が並んでいて、どれも美味しそう~!!
その中から選んだのは大好物のかぼちゃの煮物。あと日本酒には欠かせないお刺身。
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味の染みた煮物と共にちびちび日本酒をいただきます(^-^)
のんびりひとり飲んでいるうちにぞくぞくと常連さんがやってきて、地元の人気店なんだなぁと思っていたり。そんなことをおもいつつカウンター席でのんでいたら常連さんグループが話しかけてくれ、一杯奢ってもらっちゃいました♪
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地元・岡山の地酒も多く取り揃えられており、おばんざいはどれも美味しく、なんだかとてもいい店を見つけました(^-^)
ちょっと飲みすぎてしまいましたがw、岡山二日目の夜はこうして更けていきました。
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hale-home · 5 months
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【季節を彩る雑貨店ハレヨンジュウヨン】
今日の雑貨:丹波焼のうつわ
________________________________________
【通販サイトにアップしました】
https://hale11.base.shop/items/85499535
こちらの器は窯元さんの定番ではないので、あまり出回らないデザインのひとつです。
ハレのオリジナルというわけではありませんが、年々こちらの窯元さんの器が手に入りにくくなっているため、オーダーしたモノです。
お茶碗としても使えますし、中鉢として煮物やサラダ・唐揚げ・豆腐、そして取り皿として鍋のとんすいとしても◎
とにかく使えますよっていうサイズ感に、電子レンジ・食洗機が使えますよってなると、〝買い〟ですよね。
☑️ストーリーズ・投稿欄などでご案内しているモノは、通販サイトに載せていなくてもご購入いただけます。
通販サイトに載せているモノも同梱可能です♡
何でも、お気軽にDMください☺︎
☑️無料ラッピング、お伺いできます。
hale44(ハレヨンジュウヨン)
〠675-0052
兵庫県加古川市東神吉町出河原862番地
イオンタウン加古川
☎︎079-433-0771
10:00〜19:00
不定休
haleオリジナルブランドehaleha(エハレハ)
@hale_ehaleha
hale店主の日常と非日常
@hale_tensyu
________________________________________
#madeinjapan #日本のいいもの
#丹波焼 #平茶碗 #中鉢 #手仕事
#雑貨 #雑貨屋 #雑貨屋さん #雑貨店
#雑貨好き #雑貨屋巡り #加古川雑貨屋
#zakka #zakkashop
#lifestyleshop #lifestyle
#雑貨好きな人と繋がりたい
#日々の暮らし #雑貨のある暮らし
#おうち時間 #おうちで過ごそう
#丁寧な暮らし #暮らしを楽しむ
#hale44 #加古川 #兵庫
販売店 @hale_hale44
姉妹店 @hale_ehaleha
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bearbench-tokaido · 6 months
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五篇 下 その四
東海道を離れ伊勢の参宮道に来ている弥次郎兵衛と北八。 雲津の旅館に泊まる。
旅館の亭主である胡麻汁が女中になにやら言って部屋を出て行くと、残った女中が側で給仕をしてくれている。 弥次郎兵衛が、 「まんざらじゃねえ。」 と言うと、北八が、 「いい女だ。しかしここじゃあ、お前が先生だし。おとなしくしておこう。」 と、自分の膳を見てみる。 膳の上には平たい椀がありそこには、コンニャクが盛ってある。 その手前には、みそが入った小皿がある。 さらに奥のほうに大福餅ぐらいの大きさの黒いものがのっている。
二人は箸を手に持ったまま顔を見合わせ、弥次郎兵衛が小声で、 「おい、北八。この皿にある、丸いものは何だろう。」 と、箸で指し示す。 「そうだな。なんだろう。」 と北八は、箸でつついてみる。 その感触ではどうやら硬そうで、とても箸でつかめるほどではない。 よくよく見ればどうも、ただの石のようだ。 二人は、びっくりして、 「こりゃ石だ。」 と、北八が言うと、 「な、なに。石なものか。のう、女中さん。」 と、弥次郎兵衛が、近くにいる女中に問いかける。 女中は当然のことのように、 「それは、石でございます。」 と言うと、北八が、 「それみろ。」 と、言って自分の前にある石を突いてみる。 いっこうに食べようとしない二人に手持ちぶさたの女中は、 「コンニャクのおかわりはどうですか。」 と、問いかけ、弥次郎兵衛が、 「ああ、そうだな。」 と、言うと、部屋を出て、台所の方に行ってしまう。
弥次郎兵衛は北八と二人きりになると、 「なんだこりゃ、ばかばかしい。どうやって、石を食うんだ。」 北八も、難しい顔をして、 「いやしかしそれでも、食べる方法があるんだろう。 でなきゃわざわざ、名物といって出さないだろう。 待てよ。さっきここの名物って言ったのは、この石のことか。」 弥次郎兵衛は、鼻で笑うと、 「そんな話、聞いたことがねえ。」 「いやまてよ。江戸で団子のことを『いし』と言うから、こりゃもしかすると団子じゃねえか。」 と、北八が、またまた箸で突いている。 弥次郎兵衛は、 「ははあ、なるほど。そういうこともあるかもしれない。 まさか、本物の石じゃ、あるまい。」 と弥次郎兵衛も、箸で突いてみる。 しかし、どうやってみても、やっぱり石だ。 これは、不思議だと、キセルを取り出し、その雁首で叩いてみた。 「かっちり、かっちり。」 と、乾いた音がする。 「どうでも、石だ。こりゃどうして、食うのかと聞くのもしゃくだが、どうもわからねえ。」 弥次郎兵衛は膳の前で腕組みしている。
そのうち胡麻汁が、台所からやってきて、 「これは何もござりません。よろしうめしあがりませ。」 と、おかわりのコンニャクを盛って来た女中を促す。 「いあ、石が冷めてはおりませんか。 こりゃこりゃ温い石と、替えてあげなさい。」 と胡麻汁が言うと、二人ともいよいよ、ぎょっとした。
しかし、この石の食い方が分からないと思われるのがいやで、弥次郎兵衛はこれを食べたという顔つきで、 「いや、もうおかまいなさるな。石は、もう十分だ。 なんとも、珍しいものを賞味いたしました。」 と、箸をおくと、 「江戸の方でも、よく、小砂判を唐辛子醤油で煮付けたのや、煮豆などのように焚いて食べることがございます。 それに、また、墓石なども嫁をいびる姑に食べさせろとか言いますし。」 「・・・」 「実は、私もずいぶん好物でございます。 このたび、駿河の府中に逗留いたしたとき、馬蹄石をすっぽん煮にして振舞われたのだが、その時あんまりうまいので、四つも五つも食べました。」 「・・・」 「ところが腹が、重たくなって立うとしたところがどうやっても立ち上がれない。 しかたがないので、両方の手を天秤棒に肩あてして縛り付けて、かついでもらってやっとのことで便所にいきました。 ここの石は格別、風味もいいですから又、食べ過ぎたらどんなにご厄介になるかと、お気の毒でございます。」
黙って聞いていた、胡麻汁は、 「いや、それは、とんでもないことだ。 石を食べられるというのは、たいそう、歯がお達者なのでございますね。 しかし、火傷などはなさいませんか。」 と、心配そうに言う。 「それは、また、どうして。」 と弥次郎兵衛が、問いかけると胡麻汁は、 「いやあの石は、焼け石でございます。 すべてコンニャクというものは、水気のとれぬものでございますから、あの焼け石にておたたきなさると、水気が取れてかくべつ風味がよござります。 そのための焼け石でございます。食べるのではございませんわいな。」 「ははあ、なるほど。わかりました。」 と、やっと理解できて、弥次郎兵衛は、北八を見る。
胡麻汁は、 「まあ、そうして、あがって御さんなされ。これ、おなべよ。 石が、熱くなったら持って来なさい。早く。」 と、女中に言うと、皿に焼けた石をのせて、女中が冷めた石と交換していく。 弥次郎兵衛と北八は胡麻汁の言ったとおりに、かのコンニャクをはさんで焼け石の上に置くと、じゅうという音がして水気がとれる。 それをみそにつけて食べると、格別うまい。 二人は、感心している。
「まことに珍しい料理。まったく、感心しました。 それにしてもよく、このように同じ大きさの石がそろいましたな。」 と弥次郎兵衛が、問いかけると、 「いやそれは、あちこちを探し回って、蓄えておくんです。 どれ、お目にかけましょう。」 と台所に立って行くと、なにやら箱を抱えて戻り、 「ご覧下さいませ。二十人分は所持いたしております。」 と、胡麻汁は、箱の中を示す。 二人は、感心しながらも、なんだかおかしくて笑い出す。 その箱の横には何か書いてあるので、読んでみると、 『コンニャクのたたき石、二十人前』と、書いてある。
そのうち、食事も済んだ。 それを待っていたかのように、近所の狂歌よみが、おいおいやってきた。 胡麻汁が、その連中の一人をみて、 「や、これは、横額禿揚(よこひたいはげあがり)さま。 さあさあ他の方も、こちらへどうぞ。」 と、その連中を座敷に通す。 「はい、これは、十返舎先生、初めてお目にかかります。 私は、冨田茶賀丸(とんだちゃがまる)と申します。 それから、次は、反歯日色(そりっぱひいろ)、水鼻垂増(みずばなたれます)、金玉過雪(きんたまかゆき)、いづれもお見しりおききださりませ。」 と、紹介する。
胡麻汁はそれが、済むと、 「ところで、先生。御面倒ではありましょうが、扇子か短冊に先生のご自慢の歌を是非、したためていただきたい。 お願いできますでしょうか。」 と、短冊を突きつけられた。 弥次郎兵衛はもっともらしくそれを受け取ると、何か頭の中に浮かんだことを書いてやろうと考えたのだが、どうも自分が道々詠んだつまらない歌しか思いつかない。 仕方がないのでこれまで、江戸で聞いたことがある人の歌を書くことにした。
さらさらと弥次郎兵衛が書いて胡麻汁に渡すと、 「これは、ありがとうございます。」 といただき見て、早速詠み始める。
「お歌は、 『ほととぎす 自由自在に きくさとは 酒屋へ三里 とうふやへ二里』 はあなるほど、どこかで聞いたことがあるような歌だ。」 と怪訝な顔で、もう一つの短冊を詠む。
「こちらの、お歌は、 『きぬぎぬの なさけをしらば 今ひとつ うそをもつけや 明六つのかね』 いやこれは、三陀羅大人のお歌ではございませんか。」 と胡麻汁は、びっくり。
弥次郎兵衛は、平気な顔で、 「なに私が昔、読んだ歌だ。しかも、江戸で大評判になったんだ。 誰も知らないものはない。」 とすましている。 胡麻汁は、困惑気味に、 「いやそう言われても、去年私がお江戸に行った時に、三陀羅大人、葱薬亭大人などお目にかかりましてそのとき、短冊もいただいて参りました。 それ、御覧なされ。そのびょうぶにはってあります。」 と、指差すので、弥次郎兵衛は、振り返ってみる。
すると、そこにあるびょうぶに三陀羅と署名して、弥次郎兵衛が書いたのとおなじ歌が書いてある。 北八は、おかしく思ったが、気の毒にも思ったので、 「いや、私の先生は、そそっかしくてがさつな性格。 人の歌だとか自分の歌だとかの区別は全然気にしない人でございます。」 と、言って、弥次郎兵衛に、 「おい弥次さん。いや先生、これまで道中で詠んだ歌を書けばいいものを。」 と、小さな声で言う。
弥次郎兵衛は失敗したかと思いながらも、根っから細かいことを気にしない男なのでいけしゃあしゃあとして、又、別の短冊に道々詠んだ歌を書きだした。
つづく。
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shukiiflog · 11 months
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ある画家の手記if.125  告白
夏場だからそんなにいくつも着込めなくて、悩んだ末に結局昨日と変わり映えしないシャツ姿になった。
まことくんを送ってから家に帰って、一人じゃ何しても味気なかったからクッキーを焼いた。かいじゅうくんとノエルと絢ちゃんとかすみ、それから香澄と絢と光くんと雪村さんも。全員造形だけなら把握してるからクッキーに似合うようにデフォルメした。少し凝ってたらひとつずつがクッキーにしてはちょっと厚くて大きめになった。
焼きあがったクッキーを包んで車に乗せて、香澄の部屋からノエルを連れてきて助手席に乗せてシートベルトをつけさせて、ノエルと二人で出発する。 香澄から迎えの連絡がきたから、雪村さんの家まで。僕は行くのは初めてだ。 香澄が自慢できるようなかっこいい格好していきたかったけど、ちょっと迎えに行くだけなのにキメすぎてても変だから、かわりにノエルにタキシードを着てもらった。 運転してて昨日の通話を思い出してちょっと顔が熱くなる。そういうこと今考えてたら運転ミスしそうだからよそう…。
香澄から聞いた住所はうちからそんなに遠くなかった。電車で何駅かってくらいで、行きがけには僕がずっと前にいた療養施設の近くの道も通った。 着いたらパーキングエリアに車を停めてノエルとクッキーと一緒に車を降りる。 荷物がたくさんあるみたいだったから僕も荷物持ちに部屋まで行く。その僕がノエル抱えてるのってちょっと変かな。 誰かの家に自分から訪ねていくことがなかなかなくて少し緊張してるかもしれない。 部屋の前まで通されて、玄関のドアを開けてくれたのが香澄だったから、笑顔で持ってたノエルの両手を広げて香澄の頭を正面からノエルでもふっと包みこむ。 「ノエルだ!」 「一日ぶり、香澄。楽しく過ごせたかな。体調崩したりはしなかった?」 「うん、げんき。楽しかった」 「……」 ノエルの手を動かして香澄の髪の毛をぽふぽふ撫でる。そのままノエルの手と一緒に腕をまわして抱き締めてにっこり笑ったらノエルに埋もれた香澄も眉を下げてほわほわ笑った。 「ひとんちの玄関先でイチャつくのやめてくんない?」 部屋の奥から絢が出てきて横の壁にもたれながらちょっと皮肉げに半目で笑ってつっこんでくる。 その後ろに隠れるようにしてぴょこっと顔だけのぞかせた光くんが三つ編みを重力に従って傾けた頭から垂らしながら僕に言う。 「ラプンツェルヘアーだよ」 「ラプンツェル…グリム童話の?」 「うーん、ちょっとちがうけどそう。わたしが編んだの」 香澄の髪の毛はたしかにかわいく編み込まれててところどころに小さな花が挿してある。似合っててかわいいな。 「なおとくんもお茶する? コーヒーいれたとこだよ。オーストラリアの豆の。」 僕が少し迷ってたら絢と光くんに強引に腕ひっぱられて部屋の中にあがらさせられた。後ろからノエルを抱いた香澄もついてくる。 この家の絢と光くんがいいって言ってるんなら僕も上がっていいのかな…
雪村さんの座ってたソファに全員座って、絢と光くんがみんなのぶんのコーヒーを運んできてくれた。 コーヒーの入ったマグカップを見る。質素でシンプルなものが多いけど雪村さんのだけシャチのマグカップだ。絢のプレゼントかな? 今日はクッキーだけど今度はマグカップを作ろうかな。既製品の中から自分のイメージにぴったりのものを探すよりずっと早いし。 片手に下げてきた袋からクッキーの包みを取りだしてテーブルの絢の前に置く。 「おみやげ。昨日焼いたんだけど一個ずつが大きいぶん数が少なくなっちゃったから、譲りあって食べてね」 ちょうどコーヒーに合いそうなものでよかった、って笑ったら、絢がさっそく開けて秒速で持ち去ってレンジであっためてまた持ってきた。ひとつずつを改めて見てる。 「モチーフ俺らじゃん、直にぃこういうの凝るよね〜食べたらなんも残んないのに」 ひとつずつ絢が取りだして香澄が受けとってテーブルのお皿の上にクッキーを並べていく。 どれが誰かはだいたいみんな一発でわかったみたいだった。 香澄のぴょこっと跳ねた髪の毛と光くんの三つ編み、細いこの二つを割れないように焼きたくてぜんぶ揃えてたら厚くて大きめのクッキーになった。一種類につき一個。 かすみのクッキーに絢が「これが通話で言ってた金魚?」って香澄に訊いたりしてる。 サイズ感からか香澄が僕の横で「おせんべい?」って言う。光くんが「クッキーだよ~」って笑ってる。 「直人のはないの…」 香澄にちょっとしょんぼりした顔で言われてようやく気づく。そういえば自分のは作らなかったな…。 「俺香澄のやつ欲しい」 真っ先に絢が手を伸ばして香澄クッキーをとっていった。…僕も香澄のがほしかったな。 「俺は絢のにしよー」ってご機嫌で絢クッキーに手を伸ばした香澄がなぜか雪村さんからテーブルの下で足を蹴られた。 蹴…? と思ってたら香澄が負けじと蹴り返した。…僕が香澄を庇わなくていいようなこと…か…な? これは香澄が攻撃されてるというよりは… 「…香澄、喧嘩しないの。帰ったら香澄用に絢クッキー作ってあげるから」 横から香澄の頭を撫でながら言ったら、香澄はテーブルの下の攻防をやめてちょっとむすっと唇引きむすんで、絢クッキーを雪村さんにゆずった。撫でるごとに逆立ってる毛がおさまっていく猫みたい。かわいい。不服そうにして膝の上に抱いてるノエルの頭の上に顎を乗っけてる。 「いいこ」コーヒーをいただきながら香澄の頭を撫でてたら正面から乾いた派手な破砕音が響いた。 コーヒーから視線を上げ��ら光くんが絢クッキーを真っ二つにした音だった。 「絢クッキーかくほ!真澄はんぶんこね」 「うん」 真っ二つになった絢クッキーと僕を交互に見ながら香澄がまんまるにした目で僕に何か訴えてる…  困惑…?悲しい…?わからなかったけど深刻じゃなさそうだったし、かわいいからよしよししておいた。 「豪快だね光くん」 初対面のときから小さな体のわりにやることが思い切ってたね。小さいから動きのほうが大きく派手になるってことかな。 「まあ食えばカタチはなくなるからね」 他のノエルやかすみのクッキーも絢が次々平らげていく。絢のほっぺたがリスの頬袋みたいに膨らんでる。 「かたちには模した原型のたましいがやどったりするね」 光くんがしれっと言った。…。絢クッキー真っ二つになったけど大丈夫? 「そらやるよ」 雪村さんから香澄に真澄クッキーが皿ごとぞんざいに渡される。香澄がクッキーを遠慮なく両手で掴んで、なんなら膝も使いそうな勢いで真っ二つに折った。 …何かその香澄の行動の潔さと躊躇いのなさに私怨みたいなものすら感じる気がするんだけど…雪村さんと香澄はお互いに大事な存在なんじゃ…? 喧嘩するほど仲がいいとか…? 「絢あーん」香澄が絢の口に向ける。「あー」絢もくるみ割り人形みたいにぱかーって口開けてる。 「絢これも〜」香澄が光クッキーも続けて絢の口に入れてる。 どんどん食べ物がもらえる絢は機嫌よさそうにしてた。 クッキーがきれいに食べ尽くされて、作った僕はなんとなく満足。絢がいるから何持ってってもこうなる気もしてたけど。 のんびりコーヒーの残りを飲みながら雑談する。 絢はもう通話で香澄と話したかもしれないけど、絢がいない間に僕らは夏祭りに行ったり、香澄はイキヤと仲良くなったりしたこと。 「空港でまことくんと二人になったから一緒にご飯を食べて帰ったよ」 そう言ったら絢は目を丸くしてた。 「…直にぃとまこ… 磁場が狂いそうな組み合わせ」 あはは、実際そうだったのかもしれないなぁ。 それと気になってたことをとなりの香澄に、少し声色を変えてしっかりした声で訊いてみる。 「香澄。目がちょっと充血してるね。薄いけど少し隈もできてる。うまく寝付けなかったか、なにかあったかな?」 場が深刻な雰囲気にならないように穏やかに笑って訊く。 肌も少し荒れてるし髪の艶も少し落ちた。髪はここのシャンプーが合わなかったのかもしれないけど、目の充血は、泣いたんじゃないかな。目にゴミが入ったとか、嬉し泣き…とかだといいんだけど。 訊いたら香澄はノエルから顔を上げてぱっと笑った。 「なにもないよ、大丈夫、目は今朝こすってて赤くなったのかも」 この場では正直に話すってわけにもいかなかったかな…と思って少し反省する。 自分の中に溜めていっていずれ非常事態を招くようなストレスは、香澄はもう放置しないでくれると思うし、話し相手もたくさんいる。今ここで追及することじゃないか。 香澄の顔にかかった前髪を輪郭に沿ってきれいに避けながら優しく微笑みかける。 「そう? なら良かった」 そう言っても香澄が少しだけしゅんとしたから、紙袋に潜ませてた鍋つかみかいじゅうくんを手にはめて香澄の鼻をはむはむさせる。香澄がくすぐったそうにして笑顔が戻った。 いつのまに香澄から取り上げてたのか、絢が唐突にノエルを僕の顔面にボスッと投げつけてきた。
「それじゃあ今日はこのあたりで失礼します。これから香澄と約束がありますので」 お互いにひとしきり話し終えたあたりで、長居せずに席を立つ。 僕のとなりでノエルの頭に口元埋めてきょとんとした目をしてる香澄に、玄関先にあった荷物を指さして「荷物はこれで全部?」って確認する。香澄はこくこく頷いた。 僕が持ってきたノエルは香澄が抱いて、香澄の荷物は僕が持って、雪村さんの部屋を後にする。 外の道まで送ってくれた絢に「いつでも遊びにおいで」って言ったら、「直にぃの留守中とかね」って返された。 パーキングエリアに停めた車の後部座席に荷物を乗せて、ノエルも帰りは後部座席。香澄と二人で車に乗り込む。 助手席に座った香澄が僕のほうを見て無邪気ににこにこしながら訊いてくる。 「今日これからどっかいくの?」 なんにも答えずに運転席から体を伸ばして香澄の顔の横に腕をついて唇を奪った。顔を傾けて舌で歯を舐めて、その隙に薄く開いた唇の隙間から舌を入れて貪る。 まだ外は暗くもないし人が通れば見られておかしくないからか香澄の反応は控えめで、何度か息継ぎしてもお互いに息が上がりだした頃に僕から唇を離した。 繋がって垂れ落ちそうな唾液を舐めとって、至近距離で眉を下げてちょっとだけ笑って訊く。 「…約束、思い出した?」 香澄はぐ、と堪えるみたいに口元に力を入れて、膝にきちんと両手をまっすぐに乗せて、真剣な顔で何度もかくかく頷きながら「うん」て小さな声で返事した。ちょっと照れてる?かわいい。
帰り着いてから荷物は香澄の部屋に置いて、リビングのソファに座った香澄の体を押し倒すようにして覆いかぶさる。 香澄の頭の横に両手をついて顔や髪に雨みたいにたくさんキスしてたら香澄に頭を撫でられた。 「犬みたいでかわいい」 キスにちょっとくすぐったそうに照れながら僕の頭をよしよし撫でてくれる。 犬みたい…か 舌で香澄の頬を顎から目元まで舐め上げてみる。こめかみあたりの髪の毛を鼻先でかき分けていくみたいにして香澄の頭に顔を突っ込んで額を擦り付ける。 香澄が僕の髪の毛をほどいてわしわし乱すみたいに撫でてくる。僕の髪はもうすぐ腰に届きそうなくらいの長さだから上に乗ってると背中から溢れて香澄の体にもかかる。 犬の真似してじゃれてたら体が熱くなってきた。 唇を合わせて何度も繰り返しキスしてるうちに表情が蕩けて目が潤んでくる。 股がられた香澄が片脚を曲げて刺激してきた。思わず声が漏れてまっすぐついてた腕ががくっと崩れる。 倒れかけた姿勢を香澄が抱きとめてソファから二人で起き上がった。 「ソファ汚すからここはだめ」って言われて、お風呂に行く香澄の背中から両腕をまわして僕もひっついて一緒に歩く。 肩に額を擦りつけて甘える。童話のお姫様みたいにかわいく結われた髪の毛にはむはむ噛みついて飾りつけられた生花を一本ずつ口にくわえて髪からはずしてお風呂場までの床に口から落としていく。 「散らかさないの」って言ってくる香澄の口調はなんとなくちょっと楽しそう。本気で怒ってるというより犬に叱ってるみたいな。 僕の頬を撫でてくる白い手にパクッと食いついて甘噛みする。 脱衣所で服を脱ぎながらも香澄の服の裾を口でくわえてひっぱったりして「服が伸びる」って香澄に怒られながら二人でじゃれる。 この家のお風呂も前のマンションと同じで全体的に広め。旅館に行ったときの檜風呂みたいにしたいって希望を出したんだけど、素人には木造のお風呂は維持管理が難しいからって建築士に却下された。それで仕方なく普通のバスルームになった。 簡単に体にお湯をかけてから香澄と小さな椅子に向かいあって座ってお互いの体を洗う。 僕はもこもこたくさん泡を作って香澄の体に乗せていく。香澄はボディソープをそのまま僕の体にかけて体を摩って泡立たせる。 香澄の洗い方が僕は好き。全身くまなく触ってくれるし気持ちいいから。 香澄の手のひらが僕の体をこすってお湯で泡を洗い落としながら撫でていく。このタイミングじゃどうしても触られたら体が反応する。 隠しようもなくて、横のバスタブの縁を掴んで支えにして体を伸ばして香澄の口に食いついた。 深くしないでわざと唇の上から戯れに軽く食むみたいなことしてたら香澄にシャワーで体を流されながら「もうちょっとで泡落ちるから」って言われて「待て。」って鼻先を指でおさえられた。 やだ。って言葉では口に出さないで香澄の腕を引き寄せる、椅子から下の柔らかいマットの上に座って香澄の体を抱き寄せてちょうど口元にきた首筋に吸いつく。 「…っ」香澄が小さな声をあげた。僕の体にはまだ痕があるけど、香澄の体にはつけてなくて寂しかったから、見えやすい位置につける。 お互いの体が近くて固くなった僕のが香澄のお腹のあたりに触れる。 首筋に痕がしっかり残ってもまだ食いついたまま、赤くなった痕を労るみたいにペロペロ舌で舐めながら口を離さないでいたら香澄に少し体をおされて、後ろの壁に背中がついた。 僕の口が離れた隙に香澄が壁に両腕をついて、僕の頭を壁で挟んで囲いこむようにしてキスしてきた。両脚の膝裏に香澄の膝があたって 脚の間から体が割り込んでくる 「……、壁痛くない?」 唇が触れてる距離でキスだけやめて香澄が訊いてきた。大丈夫。っていう代わりに香澄の唇を追って啄む。 頭を傾けて舌を絡ませてキスを深くして 香澄の体の表面にあたってるだけで体勢を少し変えるたびに擦れて出そう 僕のが香澄の体に触れてる… 手を伸ばして香澄のを軽く扱いたらしっかり固くなった 数え切れないくらい何度も見てるのにもろに目に映るといつも顔が熱くなる はやく挿れてほしくて泣きそうになる 腕を香澄の背中に回したら香澄が僕の片脚を持ちあげてそっと後ろに触れてきた 指先で入口をくすぐられて、緩んだそこにすぐ指が増やされる 浅く指が入って 僕の好きなところを弄られる …あ  「ーーあ、ぁ…っ」 これだけの刺激で思わずイって出した体液が香澄の下腹と膝の上あたりにかかって流れ落ちる いつもよりあまりに早かったからか香澄が指を抜いて少しびっくりしたような目をした 「直人…「やめないで」 僕がイったからここでやめようって言われそうで先に言う 離れていかないように両脚を香澄の背中で絡める 「…香澄に、僕の中でイってほしい ちゃんと繋がりたい …して」 香澄がいなくて寂しかった って、いっぱい涙が溜まった目で香澄に言ったらキスと一緒にぎゅって抱きしめられた。僕も抱きしめ返す。 入口にそっとあてられた感触がして、抱きついたまま香澄の肩口に顔をすり寄せてねだる。少しずつ挿れられて埋め込まれていくのが僕の心も体も溢れるくらい満たしてくれる ほとんど絶え間なく喘ぎながら反った体を後ろの壁につけて身悶える 体が痺れて くらくらする…目の焦点が合わなくてぼんやりしてたら、ふいに少し遠い場所で焦点があった バスルームの僕の向かいの壁に、鏡 が ちょうど香澄の背と 香澄にされてる僕が正面から映り込んで 合っちゃった焦点が角度によって僕らの接合部まで詳細に見せる 同時に香澄がゆっくり体を揺さぶり始めて どうしようもなく口から嬌声が漏れる、香澄の体に縋りついてなんとか正気を保ちながらこれ以上ないほど情けない顔した自分と目が合う 香澄に言ったら場所変えてくれるかも でも知られたくない 恥ずかしい … どうにもならない状況になぜか僕の体は反応して、香澄に揺さぶられながら前からもう一度だらだら吐き出す 僕は 香澄と お互いに同時に繋がりたい 背中に縋ってた手を片方ずらして動いてる香澄の後ろを探った なかを弄って香澄の好きなところをくすぐったら香澄がビクッと体を痙攣させて少し顔を顰めた 気持ちいいと香澄は体が強張ったり眉根を寄せたりするよね 鏡に僕が香澄の後ろを弄ってるところもしっかり映って 恥ずかしさでどうかなりそうだけど、香澄の体は見てたい気もして でもこんなのは盗み見してるような気もする 香澄は写ってるのをきっと知らない 背反する気持ちに鏡から視線をそらして香澄の瞳を見つめた 鏡に写ったのは香澄の後ろ姿で そこには大きな刺青がある …僕の知らない誰かの痕跡
お風呂から上がる前に二人とももう一度体を流して綺麗にした。 香澄の体をバスタオルで包んで拭きながら細い鼻筋にパクッと噛みつく。 「直人 犬になっちゃったの?」 僕が拭いてるバスタオルで顔まわりもこもこさせた香澄が言う。 「香澄はいつからお姫さまになったの」 香澄の濡れた髪を丁寧にバスタオルで握って水気を落としていきながら言ったら、香澄が「おひめさま。」て何のことか分からないみたいに目を丸くして復唱した。 「髪の毛。もう解いちゃったけど、光くんが編んでくれてたのかわいかったね。よく似合ってた」 髪型いじらなくても香澄はお姫さまみたいに綺麗だけどね。って言って柔らかく微笑んで額にキスしたら香澄が照れたみたいにちょっと頬を染めて俯いた。 その拍子に二人同時に床に落ちた花を見つけた。僕がくわえて落としていったやつ。 廊下に点々と続く小さな花を二人で拾い集めていって、最後の一本をリビングで拾った。 まだどれも綺麗だったから、花たちは小さなグラスに水を注いで生けておいた。
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thirdheaven3 · 1 year
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#真壁一騎生誕祭2023
  「真的在顧攤啊,一騎。」   「為什麼還是過來了啊⋯⋯不是說了晚點會合再一起去逛就好了嗎?」一騎嘟囔著表示不滿。
  人聲鼎沸的祭典會場,吃的玩的攤販琳琅滿目。而「器屋真壁」幾個手寫字掛在攤位上,和陳列在前的各式陶器一起,安安靜靜地,在偏離中心區域的一側駐足。   不像樂園喫茶隨時高朋滿座,攤位前沒有其他客人,手邊也沒事可做,分散不了注意力的情況下,器屋的新手攤主顯得有些坐立難安。要如何像其他攤位一樣���賣自誇,一騎大概一生都學不會。
  和攤主的無奈成反比,唯一的客人倒是相當理直氣壯。   「駕駛員的資料我全都會掌握,更何況陶藝也是文化保存的一環,你參與其中是好事,當然應該要來親眼看看。」
  出現在祭典攤位前的皆城總士,和國中三年級的夏天一樣,身穿海松茶色的浴衣,長髮簡單地束攏在背後。一騎也依然穿著國中時那件灰白色的浴衣,然而兩人的下襬長度,已經開始顯得有些侷促。還在成長中的少年們,到了明年的這個季節,或許就該配合身高的增長,購置大件一點的新裝也說不定。 ✽✽✽
  兩天前,總士一如往常地在午休時間造訪樂園喫茶。時間還早,店內只有兩三桌客人,擔當主廚的一騎不慌不忙地走出備餐檯,在這位常客點餐前,便行雲流水地送上主廚本人親自調豆、烘焙的樂園咖啡。
  「總士,後天的祭典,原本不是約好在入口碰頭嗎?」咖啡送上吧台桌時,一騎像是想到什麼似地開了口。「跟你改約晚一點可以嗎?」   「怎麼?可以是可以,不過這邊不是也會提早打烊嗎?還會有什麼事情耽擱?」   在祭典這天,代理店長溝口先生會在門口的黑板上寫下「晚餐時段不營業」,畫上煙火的圖案,讓店員們各自回家,準備祭典工作,或是準備享受祭典。
  「不是這邊的事。是這次爸爸也要出攤,我在想應該要跟他輪流顧攤才對。」   「原來如此。」總士點了點頭表示同意。真壁司令雖然不會因為埋首於戰鬥就忘記和平的重要性,不過他確實該在這天好好放鬆一下,走一走,看一看這一年一度的祭典。看一看他和夥伴們所守下來的,名為文化的遺產,所謂平凡的不平凡。   在分攤別人的重擔這一點,一騎從來不落人後,更何況對象是自己的父親。
  「攤位的規劃我知道,到時候我會過去找你。」   「咦?啊,不、不用啦⋯⋯」一騎的態度突然顯得有些古怪。   「嗯?」
  總士不覺得自己說的話有什麼不對勁,讓一騎需要支支吾吾地拒絕。如此一來,反而讓人覺得可疑。
  「沒有,呃,反正都是要一起逛攤的,你不用特地跑過來啊,哈哈哈⋯⋯」   在一騎不自然的乾笑聲中,總士很快便導出了結論。「難道說,這次除了司令的作品之外,也有你做的嗎?」   「呃,欸⋯⋯為什麼⋯⋯」一騎吞吞吐吐,卻沒辦法否定這個推測。   自從視力恢復之後,一騎不時會跟真壁司令學著拉胚。就他自身的審美觀來看,比起出自父親之手的那些堪稱「藝術」的奇形怪狀器皿,自己做的陶器雖然樸素,還算能歸類在日常用品的範圍內。不過這些試誤學習的成品,被父親獻寶似地扛到攤位上,擺在人前,果然還是令他莫名地不自在。   「我懂了,那就這麼說定了。」總士不由分說地下了決定,抬起咖啡杯啜飲一口溫熱的咖啡。誠實確實是美德,不過一騎的表現也未免太好懂。   「喂!誰跟你說定了!」
✽✽✽   「所以,這個和這個,還有這個,是你做的,對嗎?」總士傾身向前,指出幾件器皿,有茶杯大小的,也有淺盤狀的。
  「你真的看得出來啊⋯⋯」看著總士的百發百中,一騎忍不住脫口而出。   雖說父親的作品外觀大多很「藝術」,不過用著同樣的陶土,進同樣的窯燒製,上同樣的釉,真壁史彥又不像溝口把「一騎咖哩」當成招牌似的大張旗鼓宣傳兒子的作品。陶器只是按照用途簡單地分類擺放,一眼看過去,風格倒也沒那麼大的差異。即使如此,總士在下結論之前,幾乎沒有猶豫。
  「就覺得出自你手的應該會是這種作風吧。如果我對陶藝有更深的認識,或許可以做出更精準的判斷。」總士的語氣彷彿訴說著這一切自然到沒有必要大驚小怪。   就算總士每次都說駕駛員的資料全都在他掌握之中,這種判斷力還是有點超出規格了吧,一騎心想。
  總士從懷中掏出錢包,並指向一只茶杯和一盞淺碟。「我要這個和這個。總共多少錢?」   兩件陶器的釉色都是帶著褐色調的暗藍,湊成一組蠻剛好。當然,這兩件都是一騎的作品。   「咦?你要買嗎!」   「怎麼了?不就是要賣才來擺攤嗎?」   話雖是這麼說沒錯,但是自己的作品被拿出來展示已經夠難為情,總士還真的一本正經地掏錢要買,更讓一騎慌亂。
  「真的要的話做給你就是了,你不要買啦!」到店裡吃飯的餐錢是一回事,自己和總士變成有金錢往來的關係,怎麼想都很奇怪。   「那可不行,勞動應該要得到同等的報償,這才是職業的意義。」總士停下說教的口氣,「而且,這是我自己想要,自己挑選的,跟『你給我的』,意義不一樣。」
  「⋯⋯」   「你⋯⋯你之前不是說我的房間什麼都沒有嗎?用一些手作品,應該比較有生活感⋯⋯」   自從第一次走進亞爾維斯基地內部那間距離自動販賣機11步距離的房間,直到現在,房間內的無機質感毫無變化。要是總士不在,要是收起那張合照,那就只是一間艦艇內的空房而已。
  「⋯⋯500圓就好。」一騎低聲說道,向面前的「客人」攤開掌心。   「嗯⋯⋯我知道了。」總士把銅板按進對方的掌心,嚴肅的臉上浮起一絲笑意。
  「啊,不過等下拿著逛攤不方便吧,要先留在攤子上嗎?」一騎提議道。考慮到祭典上的各種活動,把沉重的易碎品帶在身上應該不是個好選擇。   「這麼說也是,可以先幫我包起來收著嗎?」   「包起來?」   「我怕晚一點遠見和卡農來的時候會把我挑的買走。」   「遠見?你⋯⋯你該不會告訴遠見他們了?」一騎心裡一驚。   「嗯,剛才出發時碰到他們去接美羽回家,說是會晚點到。」   「我不是在問這個!」   「遇到劍司和咲良的時候也說了。」   「你⋯⋯為什麼要說啊!總士!」 ✽✽✽ 2023.09.21 一騎生日快樂! 靈感來自於Behind the Line廣播裡,石井さん和小林さん提到,如果一騎擺攤賣陶器,會有誰來買的話題。 大家都會買吧!我也想買!
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harinezutaka · 1 year
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二年前日記36(2021年/9/3〜9/9)
9月3日 今日は朝から忙しい。お風呂と台所の排水管の掃除の業者の人が来るのと、家事のセミナーの配信の申し込みをしていたので。掃除の人が来る前に、軽く水回りの掃除をする。家事のセ��ナーもなかなか面白かった。家事代行を頼むイメージもなんとなくできた。お昼はラーメン。昼寝、片付け、事務仕事、散歩、買い物。今は人生で2回めの専業主婦だけど、なかなか楽しいな。前とは違う。お金のためには働かないといけないと思うけど、人生で5回ぐらいは専業主婦したい。買い物先で、近所の人と会う。前に教えてもらった味噌が美味しかったと伝えた。晩ご飯は、肉詰めピーマン、鷄レモンの汁で炊いたさつまいも。
9月4日 朝、読書はそこそこに片付けをする。『チャポンといこう』一回分を聞きながらするのが最近のブーム。じゃないと、永遠にやってしまって疲れてしまうので。夫のものを整理していたらなんと二万円出てきた。夫も身に覚えがないらしく、半分はくれることになった。ラッキー。朝ごはんを食べてから少しゴロゴロ。お昼前にいつもより丁寧めに掃除をし、お昼を食べてから一時間ぐらい昼寝をする。図書館に行こうと思ったけど、時間があまりないので近所のコミセンに返すだけ返しに行く。その足で実家へ。母は洋裁をしていた。躁っぽい感じがなくなってるような気がする。少し落ち着いたのかな。父が戸籍を取り寄せていて、姉が載っていないのはなぜかと聞いてきた。改正されて省略されてるので、前のものを確認するには原戸籍を取り寄せないといけないと説明する。冷蔵庫は相変わらずいっぱいで、食材を引き取って帰った。鮭、ひき肉、ソーセージ、ワンタンなど。しばらく買い物しなくていいな。物を整理していたら捨てたと思ったMDが出てきた。懐かしい。カードゲームも持って帰る。明日やろうと思って。帰宅してから晩ご飯。ワンタン、皿うどん、しらすのせ冷奴。夫はパラリンピックの車椅子テニスを見ていた。私はYouTubeで配信されていた奥山淳志さんのトークを見る。音声が今ひとつでよく聞こえなかったが、やっぱり素敵なひとだ。顔が好き。
9月5日 朝、『あちこちオードリー』を見ながらご飯。簡単に掃除、洗濯をして昼ごはんを食べてから淡路に出発。前から一度は泊まってみたかった安藤建築のホテルへ。3時過ぎに到着して、ごろごろする。6時に夕食。ホテルの人がいろいろと気をきかせて写真を撮ってくれた。お料理は、ものすごく豪華といわけではないがどれも美味しかった。部屋に戻り、持ってきたカードゲームをしたり、パラリンピックの閉会式を見たり。この建物は東向きに建っていて朝日がきれいだそうなので、明日は早起きしよう。
9月6日 朝、5時ごろに目が覚めた。日の出は5時半過ぎ。夫も一緒に。他には見に来てる人はいなかった。曇りだったので少し残念だが、でもドラマチックな日の出を見ることができた。私はばっちり目が覚めているのでしばらくそこで本を読むことにする。持ってきた本は小川洋子の『人質の朗読会』。とても静かな物語で好み。部屋に戻り、お風呂に湯を張って、お風呂で続きを読む。あがってから、化粧をして、朝ごはんへ。朝ごはんは釜に入った炊き立てご飯。つやつやほかほかでとても美味しかった。部屋に戻ってごろんとしてから、荷物をまとめてチェックアウト。ゆっくりできてとてもよい旅でした。夫を自宅に降ろしてから、私は買い物。裾上げを頼んでいた服を取りに行く。美味しい和菓子屋さんにも寄った。帰宅後、洗濯、少し横になり、お昼ご飯。買ってきた惣菜パンとスムージー。横になって休憩はしたが昼寝はしなかった。片付け、事務仕事をし、少し散歩のあと晩ご飯の準備。晩ご飯は麻婆茄子、味噌汁。尾骶骨の辺りが痛い。骨盤が緩んできてるんだろうか。座ってる時間が長かったからかな。ちょっと湿疹も出ていた。
9月7日 朝、妊婦検診。今日はエコーはなし。心音の確認と、内診のみだった。どちらも全く問題ないとのことだった。よかった。次は4Dエコーの予約を取った。先生からワクチンの予約は取れたかと聞かれる。次は二回目なので熱が出るかもと思い、一応、���熱剤をもらっとこうと思って��を出してもらえるか聞いてみると、自費になるけれど出せるとのことなので出してもらう。処方箋と薬代で4000円ぐらいだった。一応にしてはなかなかの出費。薬局にはアセトアミノフェン系の薬は今は全然並んでいないので、仕方ないか。帰り図書館に寄って予約していた本の受け取りをし、ドトールでお昼を食べ、借りてきた本をペラペラめくる。結構、人が多かった。1人のひとは固めてもらえたらいいのにな。帰宅後、片付け、連絡。ちょっと寝ようと思ったら5時過ぎだった。晩ご飯は、餃子、ごま豆腐、スープ(ワカメ、玉ねぎ、ソーセージ)。北欧暮らしの道具店の佐藤店長の動画に影響を受けて、暗くして間接照明で明日の朝ごはんの準備をするのをやってみたら、リラックスできてとてもよかった。
9月8日 朝ごはんのときに夫といっしょに『アンという名の少女』を少しずつ見ている。評判がいいことは知っていたので、再放送してくれてすごく嬉しい。毎日の楽しみ。最近は5時前に目が覚める。というか、まとまってたくさん眠れなくなってきた。日の出までは布団の中で横になることにしている。日の出の時間には起きて一度ベランダに出て深呼吸。トイレにいって、体重を測って、白湯を飲み、読書。6時半のテレビ体操をするのがモーニングルーティンだ。あんなに毎日同じように生活できなかったのに、できるようになってきた。これも赤子パワーなのだろうか。夜勤から帰ってお風呂から上がったら一緒に朝ごはんを食べる。ざっと掃除と洗濯をして、9時ぐらいにはお茶タイムで手帳やノートを書いたり片付けをしたり。今日も昼寝はがっつりしてしまう。夕方からごそごそ動き出す。買い物に行く時間がなかったので晩ご飯はあるもので。オクラとツナのコーングラタン、ミネストローネ、柴漬け。今日も、夜な夜な浸りながらおでんを煮込んだ。楽しい。
9月9日 今日は甲状腺の病院に行く日。今回の先生は3回目。検査結果も丁寧に説明してくれるし、脈も診てくれる。若いのに珍しい。薬は今のままで、次は半年後だそう。今は、電話でお薬だけもらうこともできるみたいなのでそうできたらいいな。あと半年したら産後3ヶ月になってるだなんて信じられないな。正直まだ夢を見ているみたい。お昼どこで食べようかなとぶらぶらしていたら、ドミロンカレーという看板を発見。あ、これはこの間ハニカムさんが行ってたところだわと思って入ってみる。キーマカレーにパクチーをのせてもらう。さつま芋のスープも追加でお願いした。どちらもとても美味しかった。店員さんもお話しやすい人だった。その後、ハニカムブックスへ。本を2冊選び、店主といろいろ話す。ハニカムさんはいつもオープンマインドで面白い。子のための絵本を買おうかと思ったが、まだ怖くて買えなかった。なにもなかったときのほうが、買ってた気もする。その後、jam jamでシフォンケーキとアイスレモンティーを飲み、大丸で買い物をして5時ごろに帰宅。疲れて汗もかいていたので、先にシャワーをした。晩ご飯は昨日仕込んでいたおでんと、RF1のサラダ2種。
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chisasarasa · 2 years
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230218
長崎・佐賀旅行。 数か月前にたてた予定の日がきた。気づいたら数か月も経っていた。 雨予報だから、それに合わせた話もしていたのに、わたしは傘をわすれてしまった。 100円均一で660円の折り畳みのビニール傘を買う。折り畳みのビニール傘なんて珍しいと思ったけれど、使ってみてすぐに、ビニールだとかさ張って折りたたみにくいからあまりないのだと分かった。 お昼にレモンステーキを食べる。おいしかった。なにやら立派なシュークリームも食べてみたかったけれど、胃の容量的に無理だった。 ハウステンボス。 夕方からまわり始めたから、あっという間にライトアップがかがやきだす。 新しくできたらしい3階建てのメリーゴーランドも観覧車もヨーロッパのような街並みも、きらきらしていた。 ホテルに帰るときの船で、パーク内を船で移動するときが一番わくわくしたかもしれないと友人が言っていた。同意。もしかして、あまりテーマパークを楽しめなくなってきているのだろうか。 たくさん歩いたし飛行機疲れもあって、すとんと寝た。
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230219
長崎・佐賀旅行2日目。 焼き物めぐり。陶器の鳥居の神社とか、有田焼とか波佐見焼とか。 ものを見ても、何が何焼きなのか、みたいなところは分からないけれど、どれも素敵だった。 ごく小さなカップとお揃いの小皿、小鳥のついた急須を買った。 宿。晩ごはん。 量が多くて、途中からこれは…となっていたけれど、案の定まんぷくになり、メインのしゃぶしゃぶを残すという失態。 ミートパイみたいなの、おいしかった。
佐賀は花粉がとんでもなくて、みんなして目、鼻ともにやられっぱなしだった。 温泉でぽかぽかして、寝た。
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230220
長崎・佐賀旅行3日目。 朝、旅館の朝ごはんらしい朝ごはんを食べた。湯豆腐おいしかった。 食後、温泉にいった友人たちを見送り、ひとり部屋でごろごろする。至福。 チェックアウト。 佐賀で使えるクーポンが残っていたからお土産を探しに繰り出す。 お土産えらびって難しい。砂糖がカリカリの羊羹を買った。友人はお母さんご所望の紅練りの羊羹をずっと探していた。 長崎空港で、長崎に住んでいる友人と手を振りわかれる。 距離はあるけれど、会うのはひさしぶりだったけれど、近しかった。 成田空港から、電車。友人もにゃもにゃしゃべりながら帰った。 帰宅。家にひとり。 彼は出張で、 買ってきたお土産をお披露目できなかったのが残念だった。
これから仕事どうしようとか、どこに住もうとか家を買おうかとか、夫なんて言っちゃって、なんていうかわたしたち、大人になった。
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230221
朝からずっと、まだ夢の中にいるみたいに漂っていた。 体の内側からあたたかさがうまれているみたいな感覚で、仕事を終えても元気だった。 温泉効果だろうか。 晩ごはん。お茶漬け。 米に昆布塩を混ぜて、鮭フレーク、クリームチーズ、海苔をのせて、お茶を食べたらおいしかった。 小鳥の急須、可愛いし、サイズ感がちょうどよかった。
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kentarouchikoshi · 1 year
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 これは壺ニラという名前で,色々な使い方があるのですね(◍•ᴗ•◍)
 ラーメン屋さんに行くと,ときにちょっとしたお漬物などが用意されていることもあります。ラーメン屋さんではライスがサービスされることも多く,ご飯のおかずに漬物を頂けるようにというサービスでしょう。しかしお店によっては「お好みに合わせてラーメンに加えて下さい」などということもあり,そういうお店ではいきなり漬物を載せるのではなく「最初はそのまま,途中で漬物を加えて頂く」という感じで2種類のお味を堪能するお客さんも少なくないようです。  或る時に僕の入ったラーメン屋さんでは,テーブルの上のガラス瓶に青々とした漬物が入っていました。「ニラかな?(。・о・。)?」と少し食べてみると案の定。醤油味でピリ辛の,なかなか美味い漬物でした。しかしそれをどうするのかが判りません。通常そういう時にはキョロキョロしていると他のお客さんの食べ方が目に入るものなのですが,折悪しく僕以外のお客さんが居ません。何となく「これはラーメンに入れるのではないか」と思って半分食べ終わったところに入れてみたら,どうやら正解だったようでスープに辛みがついて美味しく頂くことが出来ました。しかし本当にそれがお店の狙いだったのかどうかは,今も判りません。
 その漬物,正確に言うと「壺ニラ」の作り方と使い方とを,筋肉料理人(藤吉和男)氏が紹介して下さっています。ニラの旬は4月から8月で今が美味しい季節ですし,それに写真を見ると壺ニラは素麺にも使えるようなので「これからの季節に良さそうではないか」と興味津々,早速詳しく見てみることに致しました。  ニラを4〜5㎝の長さに切り,それをポリ袋に入れて豆板醤・麺つゆ・白炒り胡麻・下ろし大蒜・鶏ガラスープの素・胡麻油を加えたら口をしっかり閉じて手で軽く揉み,冷蔵庫で1時間冷やして完成・・・ということです。個人的には「ちょっと漬け込みの時間が短くないかな」とも思うのですが,まずはレシピのとおりに作ることが先決でしょう。自分の裁量で調整するのはその後で良いし,仮に「漬け込みが足りないな」と思えば時間を置けば良いだけです。
 随分と簡単に出来るのですね!(。・о・。)! そのまま頂くとビールのおつまみに最適ということで,晩酌をなさる方などには絶好だと思います。しかし僕は,特に暑い時期にはあまりお酒を頂きません。お酒は好きですがアルコールで体が火照るので,キンキンに冷やしたウーロン茶や麦茶のほうが暑い季節には良いのではないかと僕は常々思っております。また晩酌をなさる方でもお酒だけ飲んで寝てしまう人というのは少数で,その後にご飯を召し上がることが多いでしょう。筋肉料理人氏は壺ニラを使った麺料理とご飯ものも紹介して下さっているので,そちらも見てみることに致します。  まず「旨辛壺ニラ油そうめん」。素麺を茹でて冷水に晒したら胡麻油を掛けて混ぜ,皿に盛ったら壺ニラ・卵黄を載せて醤油で調味して頂くのですね。こちらも簡単ですが,レシピを読むと「ゆで時間を短縮せず,規定通りの時間茹でる」というのがポイントのようです。これによって芯まで茹で上が��本来のコシが出るというのは「旨辛壺ニラ油そうめん」に限らぬお話でしょう。  そして「旨辛壺ニラ卵かけご飯」。こちらはご飯に鶏卵と壺ニラを載せて混ぜ,その上に更に壺ニラを載せて頂くというもの。こちらには「醤油を掛ける」という記載がありませんが,もし塩気が足りないようならば醤油ではなく豆板醤を加えたらどうかな,と思いました。醤油も豆板醤もどちらも発酵食品ですが豆板醤のほうがより風味豊かなので,ご飯に良いお味を付けてくれるのではないでしょうか。
 壺ニラと,それを活用した素麺とご飯もの。これはこの夏に欠かせない,とても良い学びを得ることが出来ましたね٩(๑˃̵ᴗ˂̵๑)۶ °
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mugamasurao · 1 year
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京都 嵐山 『MUKU』 出汁と米
今年も、嵐山の天龍寺へ、職場の先輩のお墓参りに行って来た。  毎年その帰りに立ち寄る蕎麦屋が満席で、1時間40分待ちだったので、たまには別の店もいいかなと嵐山を散策。すでに、コロナは収束したかのような多くの人出。外国人観光客も数多く見られ、コロナ禍前の活況。 仕方なく、人があまり通らない、普段は滅多に足を伸ばさない裏道を、嵐山駅方面へ向かって歩いていると、偶然『MUKU』という「出汁と米」のお店に遭遇。羽釜鍋で炊いたご飯と、9種のお惣菜、だし巻き卵、白味噌の味噌汁と素朴な和食のお店。 ボリュームに欠けるかなと思ったけれど、思い切って入ってみた。少しずつ出される料理に、いつの間にかお腹もいっぱいに。担当してくれた若い男性の接客も最高。お惣菜や羽釜鍋で炊いた炊き立てのごはんの食べ方も落ち着いた口調で説明してくれて、暫し優雅な気分に浸ることができた。 そして何より良かったのは、レストランの奥にラウンジがあり、コーヒーや紅茶が無料で提供されること。このレストランは、2階がホテル、というより旅館となっていて、宿泊客用のラウンジみたい。 美味しい出汁とご飯、そして無料のコーヒー、大満足の和食レストランでした。
嵐山に行かれた際は、立ち寄ってみてはどうでしょうか。
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6bfok · 1 year
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2023年03月29日水曜日笠原裕介はこんなことをしていました
5:53 笠原裕介は...居室からキッチンへ珈琲ビーカーバスケットとローストされた中粒挽き珈琲豆を入れた珈琲キャニスターを運び移した 5:54 北側トイレ室で排せつ小便の用をした 5:55 キッチンガス給湯厨房器シャワー水と薬用ハンドソープで手洗いすすぎ 5:56~6:04 珈琲ビーカーバスケットを洗浄拭き上げ調理して、コーヒーメーカーで500mlの珈琲ドリンクを作った 5:58 コーヒーメーカーを待ちの消費時間で冷蔵庫で保冷のCoopさらっと無脂肪牛乳をコップ容器で200ml飲用した 5:59~6:08 妹が今朝飲みきりのAGF(R)ブレンディガラス瓶本体をステンレス槽流し台で洗浄調理拭き上げし、 食器棚の奥行から母がコープデリで購入した新しいAGF(R)ブレンディ(R)袋140Gram食品をセパレートハサミを右手で使い、切り取り線開封し、 タニタ(R)ごはんが測れるキッチンスケールで質量70Gramの粉末を拭き上げ乾いた本体ガラス瓶に移し替え、開封した140Gramのつめかえ用袋は、 切り口側を8回折り、セロハンテープで封し貼り留めし、妹あいに"移し替えしました"と約70Gram残りのつめかえ用と移し替えたブレンディ(R)を手渡しした 6:08~:09 笠原裕介は...家電調理を完了したコーヒーメーカーの機器ボタンスイッチを止めて、出がらしの邪魔はドリップフィルターを捨て、キッチンから居室へ 珈琲ビーカーバスケットと珈琲キャニスターを運び移した
(muumuumail [email protected] 送信SHARP SH-01J端末2023年03月29日(水)07:10:49)
7:55~8:00 笠原裕介は...コープデリカタログ04月2回注文書にご意見・買い物メモや広告を切り離し、注文点数4点数を三菱鉛筆で書き入れた (muumuumail [email protected] 送信SHARP SH-01J端末2023年03月29日(水)08:05:10)
8:26~:32 笠原裕介は...食事飲食をしました(白御飯一杯盛膳約190ram、白菜生ワカメ味噌汁スープ172Gram、ほうれん草のお浸し41Gram、卵と納豆などの食品49Gramをご飯にかけて箸でいただいた) 飲食後に茶碗食器と汁椀食器と深型配色ぶどう丸形エナメル素材小鉢皿と箸をステンレス槽流し台で株式会社シーランド ソフトスポンジで手洗いスポンジ洗いした。飲食後にサワイ製薬リスペリドンOD錠3mg飲んだ服薬した (muumuumail [email protected] 送信SHARP SH-01J端末2023年03月29日(水)09:06:59)
12:30~:38 笠原裕介は...コーヒードリンク飲みきりしたコーヒーメーカーにコーヒーメーカーで500mlのコーヒードリンクを作り直しました 12:36~:43 笠原裕介は...飲食した(ツナレタスサラダ、食パン2枚) 12:43~:51 笠原裕介は...8分間歯磨きした (muumuumail [email protected] 送信SHARP SH-01J端末2023年03月29日(水)13:00:50)
14:44~:49 笠原裕介は...母上が洗濯天日干し乾燥していた角ハンガーやハンガー掛け衣類やタオルや足拭き置きマットやトイレ室掃除用雑巾1枚や 綿軍手1双を家屋内に取り込みし、衣類は陰干しして、足拭き置きマットは脱衣所に敷き並べて詰め、 トイレ用綿雑巾は脱衣所に深型角形プラバスケットの上に積み、面綿軍手は離れの1階倉庫内へスチール棚の奥行手前位置した (muumuumail [email protected] 送信SHARP SH-01J端末2023年03月29日(水)15:04:40)
19:02~:12 食事飲食をしました(ダイニングでちゃんぽんラーメンをお箸でいただきました、ほうじ茶250ml飲用) 飲食後にサワイ製薬リスペリドンOD錠3mgを飲んだ服薬した 19:13~:21 笠原裕介は...8分間歯磨きした 歯磨きまえに歯ブラシを取り替え交換しました。新しい歯ブラシはライオンビトイーン青色 19:28~:32 笠原裕介は...飲食後の後片付け ステンレス槽流し台で株式会社シーランドソフトスポンジに花王台所用洗剤を1ml吹いて 飲食で使用した両手持ち手付きエナメル素材ホーローラーメン食器やとん碗やお箸やレンゲスプーンや湯呑茶碗をスポンジ洗浄して、 すすぎ流して、食器水切りバスケットに並べて水切りしました (muumuumail [email protected] 送信SHARP SH-01J端末2023年03月29日(水)19:49:46)
19:57~20:14 笠原裕介は...バスタイム入浴した 着替えた(エーダイニット黒色ボクサーブリーフ、ハーフ丈セットアップ、スウェットロングパンツとスウェットプルファスナーハイネック、 紳士とうがらし厚地ゆったり靴下) 20:15~:22 笠原裕介は...居室でクリーム、ヘアトニック、綿棒耳ほじり、メンソレータム(R)リップクリームを唇に塗った 20:27 笠原裕介は... メンターム(R)軟膏を両手の平と甲に塗った、足のつま先とかかとと甲に塗って靴下を履きました。手袋をした (muumuumail [email protected] 送信SHARP SH-01J端末2023年03月29日(水)20:33:36)
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