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#魔女たちの音楽室
houteiyugi-movie · 11 months
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特別講義 in 専修大学のイベントレポートが到着!
公開を前に本日10月26日(木)、映画の舞台にロースクールが設定されていることにちなんで、法律家を志す学生が集う専修大学法学部の法廷教室にて本作の特別試写会を開催!上映後には原作小説を手がけた五十嵐律人さん、本作の深川栄洋監督、専修大学法学部の関正晴教授による“特別講義”と称してトークイベントが行なわれました。さらにイベントの途中で、法律家を目指す学生たちにエールを送るべく、主演を務めた永瀬廉さんがサプライズで登場!学生との質疑応答も行なわれ、会場は大きな盛り上がりを見せました。
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弁護士でもある五十嵐さんは、原作となる小説を執筆したきっかけについて「もともと法律が好きだったんですが、その面白さがなかなか法律に携わってない方に伝わらないという思いがあり、小説という形で法律の面白さを描けないかと考えました。映画でも出てくる“無辜ゲーム(※生徒たちがゲームとして繰り広げる模擬裁判のようなゲーム)”がアイディアの着想となり、そこからどんどん発展していきました」と明かしました。
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深川監督は、この小説を映画にする上での難しさについて「まず法律用語が難しい(苦笑)。若い人にどう見てもらい、乗ってもらうか? どういうふうに広い裾野に物語の面白さ、法律の面白さと危うさを感じさせるかが難しいポイントでした」とふり返りました。
そうして完成した映画について、五十嵐さんは「どの時間を切り取っても面白い。事件だけでなくそこに至る過程や裁判のパートも飽きさせない工夫や展開の仕方があって、原作をより面白く、エンタテイメントにして完成させてくださって感謝の気持ちでいっぱいです」と称賛を送りました。
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関教授は法律家の視点で、本作について「いろんな場面で法律の制度や手続きについて出てきますが、そこをうまく使うというのが(よい)アイディアだなと思いました。時効や再審制度、証拠の追加などもそうですし、証人尋問のシーンは特に感心しました。一問一答で現実の裁判に近いものを感じました。普通の刑事ドラマだと主人公が喋りまくって尋問している感じではないんですが、今回の映画は尋問の仕方が実務に近かったです」とそのリアリティを含め、絶賛!これには五十嵐さんも「刑事訴訟法を専門にしている先生のお墨付きをいただけて嬉しいです」と笑みを浮かべていました。
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そして、イベント中盤に完全サプライズで主演の“セイギ”こと久我清義を演じた永瀬さんが登場すると、会場は悲鳴のような歓声に包まれました! 真ん中の裁判長の席に座った永瀬さんは「緊張します…」とはにかみつつ「(映画の中では弁護士なので)こっち側じゃなかったので、ホンマに全部が見渡せる席で、特別な感覚がありますね」とご満悦。学生たちに向けて「弁護士の役をやらせていただき、ロースクール生の頃も少しだけ演じさせていただいて、弁護士になるために並々ならぬ努力をしないといけないことをこの映画を通じて学びました。みなさんも、そういう思いをされてい��かと思うと、少しだけみなさんのお気持ちがわかるし、親近感がわきます」と笑顔で語りかけました。
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そんな、永瀬さんの劇中での弁護士ぶりについて、関教授は「一問一答の形式で、テキパキと杉咲花(織本美鈴役)から言葉を引き出すところの歯切れが良く、まさに法廷でやっている尋問に近かった」と称え、永瀬さんは良い弁護士になれるか? という質問に「訓練を積んでいけば」という条件付きで太鼓判を押しました。これには、法律用語のセリフに苦戦したという永瀬さんは「えげつない訓練じゃないですか!」と苦笑いを浮かべていました。
学生の中には劇中の無辜ゲームのようなことをやった経験があるという人も。ある学生は、この法廷教室で「模擬裁判をやりました。学生が一からシナリオを考えて、役になり切りました」と明かしました。ちなみに裁判の中身は「殺人事件で死刑か? 無期懲役かなど量刑の争い」とのこと。
別の学生は「おとぎ話の『ヘンゼルとグレーテル』を題材に、2人が魔女を殺したことを立証できるか?」というユニークな模擬裁判をやったと語りました。これに“裁判長”永瀬さんは「テーマが面白いですね!」と感心しつつ「ヘンゼルとグレーテルについてそこまで知らないけど、殺すのは良くないですね。有罪で!」と即判決を下し、会場は笑いに包まれました。
また、法律を学んでいた役に立ったことについて、ある学生は相続法の知識を今後の遺産相続の際に活かせると明かし、労働法を専門とする別に学生は、アルバイト先での有給や休業補償について、バイト先に働きかけた経験を明かし、永瀬さんは「法律は僕らの生活と切り離せないので、知っておいて損はないですよね。知識があると、行動もできますもんね」と感心しきりでした。
またある女子学生は永瀬さんに「法律を学んでいる女性のイメージ」についての質問が。永瀬さんは、法律家になるための勉強の大変さやその量の多さに言及しつつ「過酷な状況に耐えられる忍耐力がある強い女性が多いのかなと思います」と語りました。
また、学生からは本作の撮影において苦労したことについての質問も。永瀬さんはやはり、耳慣れない法律用語に苦労したようで「発音も含めそれらをすらすら言わないといけなくて、常にそうした言葉が板についている感じで芝居をしないといけない。一度、法廷シーンで噛んでしまって、長回しでみなさんに申し訳なかったですが、2回目ももっと噛んでしまって…(苦笑)。スイッチが入ると取り戻しづらい空気感で、大変でした」と緊張感のある法廷シーンならではの苦労も明かしました。
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五十嵐さんは、そんな永瀬さんについて「なりたての弁護士という役で、専門家だけどわからないところもあるんですよね。僕も同じ気持ちでしたし、そういう不安や悩んでいる姿や、法律家も完璧じゃないところを表現されていて素敵でした」と自身と重ね合わせてその演技力、表現力を称えました。
さらにある学生からは、King & Princeが歌う本作の主題歌「愛し生きること」について「お気に入りのフレーズは?」というユニークな質問も!永瀬さんは「綺麗な嘘で抱き締めるから」というフレーズを挙げ「全体的に今回の映画のために作られていて、バシッとハマった感覚があるし、どこかで救われた自分がいる感覚もあります。『綺麗な嘘で抱き締めるから』という言葉は、どこかでセイギの美鈴(杉咲花さん)に対する気持ち、馨(北村匠海さん)に対する思いに通じる部分があると思うし、好きです」と明かしてくれました。
イベントの最後に永瀬さんは「この物語はセイギと美鈴と馨がメインで進んでいきますが、それぞれが抱えている過去や思い、人それぞれに自分の正義感があると思うけど、その正義感や信念を突き通すことの苦しさ、つらさ、難しさも含めて描かれてると思います。あまり、法律が近くない存在の人十分に楽しんでいただけると思うし、映画をきっかけにもしかして法律に興味持ってくださる方もいるんじゃないかと思います。余白を残して、考えていただくところが多々ある映画なので、見終わって感想を話し合って、それぞれの意見を交換し合っても面白いと思います」と呼びかけ、温かい拍手に包まれてイベントは終了しました。
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公式サイト
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moonrobe · 1 month
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単巻作品
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『風花雪月』
喫煙の補導で停学になった高校生の知幌。両親が激怒する家に帰りづらく、従兄の束の部屋に転がりこむ。その町で佳鈴という女性に出逢い、ひと目で惹かれるが、彼女には夫も娘もいて……男子高生×人妻のラブストーリー。
『IN BLOSSOM』
愛してるのは二次元の彼!重度の夢女子・季羽は進級したクラスで早瀬という女子生徒に目が留まる。近づきたい、でも触れたくない。そんな季羽は、“ノンセクシュアル”という恋はしてもセックスは求めない性を知る。
『月の堤』
精神安定剤を飲み、工場で働く毎日をやりすごす心を病んだ青年。ある日、職場で古株のおばさんになじられる新人の女性に目が留まる。何となく気になるものの、彼女には娘がいて──哀しいほどの純愛を綴る恋愛小説。
『ミメシスの夜』
昼は「普通」に紛れて過ごす彼らは、夜、いつものバーでありのままのすがたになる──ビアンの未桜、トランスセクシュアルの透羽、ゲイの七音とバイの伊緒。いつも四人で過ごす夜に、柳という中年男性が現れ……?
『僕の爪痕』
クラスメイトの女子である里菜に、暴力的なイジメを行なう少年・早原。スクールカースト上位の彼が、底辺の里菜を容赦なくいびる背景には、幼い頃からトラウマが関係していた。彼は里菜に「恐怖」を覚えていた──。
『PASTEL ZONE』
死後に待っていたのは異世界転生──じゃなく、現世に遺した人々に対して“無力”になったことを思い知らされる、気のふれそうな時間だった!家族、友人、恋人の中で過去になる自分に、あなたなら耐えられますか?
『砂糖づけの人形』
容姿のことでイジメられて以来、髪をほどくこともなくなった結菜。そんな結菜の前に現れたのは、家の都合で引き取られてきた佳月というはとこの美少年。次第に結菜に心を開いた佳月が語った、彼の過去とは──?
『Baby,RAG BABY』
僕は好きになった人と幸せになれない。同性を好きになった日から、そう思ってきた希雪。そんな悩みを知ってか知らずか、ふたごの妹の希咲は希雪の書いた詞をたどってギターを弾く。そんなふたりが出逢ったのは──
『ミチカケループ』
DV彼氏の束縛を愛だと言い張る彼女、そんな彼女に片想いする彼、ふたりの力になろうとする彼女、そして彼女が片想いする彼は……さまざまな男女の負の感情が絡みあい、吐き気がするような連作短編集。
『360°』
「僕、女の子が好きなんだよね」ある日、親友の雪月がそう打ち明けてきた。男ならそうだろうと思った千晶に、雪月は自分の心は女の子なのだと訴えてくる。さて、軆は男、心は女、それなら恋する相手は──?
『Blue hour』
クリスマスの朝、闘病していた僕の恋人が死んだ。彼女がいなくなったこの世で、それでも生きていかないといけない。それは気の遠くなる長い夜を過ごすようで──愛する存在を喪っても、前を向いて生きるための物語。
『死花』
僕には命など邪魔物でしかない──誰も自分など愛さない、そんな想いに囚われ、“心”や“意思”のない物体を愛し、やがて死体性愛に目覚めていく少年。殺さないと人を愛せない彼は、ついに一線を超えてしまうが……?
『まちばり』
幼い頃に捨てられた少年は、残飯の中から赤ん坊を拾い、その子を妹として守り育てることを心の支えに成長する。ずっと盗みで生きてきたふたりは、ある日、男娼宿のオーナーである男に目をつけられて──?
『ロリポップ』
遊びほうける高三の夏休み。大して本気でもない彼女、校則違反だらけの親友、俺も将来を考えることから逃げている。そんな現実逃避の毎日の中、自傷癖を持った女の子と出逢い、次第に惹かれていくけれど──?
『中2ヒーロー』
知名度と話題性で作家になる芸能人。俺のクラスメイトの神凪瑠斗みたいな奴。音楽、モデル、文学、何をしても認められて、何だよもう!俺の取り柄は書くことだけど、そのたったひとつにも光は当たらないのに。
『男の娘でした。』
駄菓子屋で店番をする癒は、子供たちに「姫」と揶揄われている。青春は華やかな男の娘として暮らした癒。しかし今はイケメン女子の恋人・伊鞠に首ったけ。彼女のためなら何も厭わぬ、ハイテンションラブコメ!
『僕らの恋はうまくいかない』
書くしか取り柄がない青年・希音の周りの人々は、みんな恋をこじらせている。女装男子に恋するゲイ、塀の中の初恋の人を想う少女、実の弟との関係に溺れる女性、好きな人のペットに過ぎない少年──
『彼女の恋は凪いでいる』
恋をする。私にはその感覚が分からない──自分はどこかおかしいのかと悩む舞凪が知ったのは、自分が無性愛者(アセクシュアル)だということ。そんな彼女と、高校で知り合った三人組の男女は……?
『それでも君に恋をする』
この気持ちは報われないかもしれない。どんなに想っても届かないかもしれない。距離を取る親友、兄の婚約者、勘違いする彼女、振られた相手、長年の友達、失恋を引きずる男女。それでも、君が好き。
『雪の十字架』
彼女は俺を怨みながら死んだ。高校時代の同級生の死に取り憑かれ、精神を病んだ瑞栞。しかし恋人である陽葵に寄り添われ、やっと未来に光が芽生えたはじめて──そのとき、少女の怨念としか思えない惨劇が始まった。
『恋にならない』
三十歳。焦って婚活もしない私は、誰とも結婚なんてしない気がしてきた。そのほうが気楽でいいとさえ思っていた。なのに、あるきっかけで夫のいる女性と親しくなって──ねえ、私たち、友達のままならよかったの?
『白濁の血』
俺のなめらかで蒼白い肌は、まるで白濁を浴びたときのままのようで。幼い頃、さらわれて犯人と倒錯的な時間を過ごした美しい少年。忌まわしい記憶をなぞりながら、カミソリで自分を傷つける。彼の傷ついた魂の在処は?
『深紅の盃』
血を飲みたい。僕はその異様な欲求をこらえきれない。でも、君が僕のそんな欲望を理解してくれた。だから、ただ君のそばにいられたらよかったのに──ある日突然現れた美しい彼が、僕から理性を掠奪する。
『雪薬』
枕営業も厭わないホステスの凪子。そんな彼女を支えるのは処方される大量の薬。今日も口説き落とそうとしてくる客である作家が飲みに来る。薬さえ飲めば、まともでいられるんだから、それでいいじゃない──
『MIDNIGHT』
お互いを犯すように、一線を超えて禁忌に耽る姉弟。そこに愛はなく、ただいらだちを吐き出して夜の行為を重ねていたが、ある日、姉弟の幼なじみが隣の家に帰ってくる。そこから、姉弟の関係は揺らぎはじめて……
『START OVER』
夢の中でくらい、幸せな恋ができたらいいのに。そんなことを思うアラサー女子・真幸は、今日も職場後輩の恋バナマウントをかわす。このままひとりなのかな。そんな不安も一抹感じる日々、彼女の前に現れたのは──?
『アイオライトの夜』
あの残暑の夜を、私はきっとずっと忘れない。祖母を亡くし、乾燥したような退屈な日々を送っていた少女。ある日、彼女はクラスメイトの少年の飼い猫探しにつきあうことになり、さらに「帰らずの森」に踏み込むことになるが……?
『アスタリスク』
ずっと死ねばいいのにと思いながら生きてきた。機能不全の家庭、登校拒否の教室、そんな環境に身を置き、繰り返すのは自殺にも至らない自傷行為。それでも、こんな僕でもまだ──。言ってはいけない願いをこめて。
『指先に触れる君が』
周りにはゲイであることを隠し、ひっそりだけど、穏やかにつきあう映乃と真冬。しかし思いがけない運命に引き裂かれ、かけはなれたふたりに起きる、切なすぎる奇跡──ファンタジー風味のボーイズラブ。
『万華鏡の雫』
秘かに想いを寄せていた恵波とつきあうことになった水澪。幸せな交際が始まったが、恵波をつけ狙う不気味な影と、謎めいた水澪のルームメイト・早凪によって、徐々に歯車が狂いはじめる──血塗られたグロテスクBL。
『揺籃に花』
俺の家族はみんな狂っている。そんな俺も家族を避けて引きこもって暮らし、夜にだけ街を出歩く。いつものバーで引っかける男娼のキキのことは気に入ってる。ただし恋愛感情ではない、そう思っていたけれど──
『さいれんと・さいれん』
「ほかに好きな子ができた」いつもそう言われて彼氏に振られる桃寧。俺なら心変わりなんかしないのに。そう思っていた水雫は、ついに桃寧とつきあうことに!そして現れた桃寧の弟は男の娘!?NTR系BL。
『ローズケージ』
雪理と雪瑠、そして颯乃。幼い頃はいつも三人一緒だった。しかし雪瑠が失踪したことで、三人はばらばらになってしまう。数年が経ち、中学生になった颯乃の前に現れた雪瑠が語った、雪理と共に受けていた虐待は──
『Noise From Knife』
担任教師の水波と秘かにつきあい、心も軆も愛されている優織。このままずっと先生のそばにいたい。そんな甘い願いは、優織がナイフを持った何者かに襲われたことで壊れはじめる──恋心と友情が錯綜するBL。
『樹海の影』
静かに暮らす姉弟の藍と燐。ふたりは夜ごと軆を重ねる、ゆがんだ男女でもあった。このままではいけない──分かっていても、呪われた記憶を共有するふたりは、互いに狂おしく執着する。これは愛情か、あるいは呪縛か。
『黒血の枷』
幼い頃、おぞましい出来事に見舞われたこまゆ。しかしその記憶も薄れた頃、その出来事が起きた町へと帰ってくる。懐かしい友達、幼なじみとの甘やかな再会──しかしこまゆを襲った悪夢は、まだ終わっていなかった。
『茜さす月』
幼い頃の忌まわしい記憶を共有し、互いを求めあってきた姉弟、萌香と有栖。ある日を境にふたりは離れることを選ぶが、それでも秘めた心では相手への狂気じみた執着が絶えることはなくて──禁断の愛の果ては?
『紅染めの糸で』
幼い頃から片想いしていた年上の幼なじみに大失恋した香凪。友達には早く次を見つけろと言われるが、簡単に心は切り替えられない。そんなとき遭遇したのは「男なら誰でもやれる女」こと深月毬実の情事現場だった。
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tutai-k · 1 year
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伸びやかに砂浜を歩く
しばらくブログをサボっていた。書こうかな…と思うようなことはいくつもあったのだが、体調があまり良くなかったので書けなかった。 こういうとき、どうにもならない持病を持っているとイライラする。
9/10 仕事が終わってから大阪へ。『銀河英雄伝説』を読み返していて、大阪にある銀英伝のコンセプトバーへ行きたいという気分になり……友達の朝凪空也さんを誘ってバーへ。 繁華街の雑居ビル…! こんなところへいくことは田舎に住んでいたらほぼないので、めちゃくちゃどきどきしながらお邪魔した。 ロイエンタールとミッターマイヤーをイメージしたカクテルを頼んだら、店主さんがロイエンタールとミッターマイヤーの透明なパネルを出してくれて撮影を楽しむ。歌織さんの概念として、ゾンビモルカーを空也さんが連れてきてくれていた。
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9/11 文フリ大阪。いつもより開場が早くなるかも? というメールが流れてきたので早めにOMMビルへ。とはいうものの30分まえだし……とカフェでスコーンとコーヒーを飲んでいたら空也さんが現れる。二人でモーニング(?)をして、開場へいくとびっくりするくらい長蛇の列ができていた。10時入場開始だが、入れたのは10時20分くらいで、さらに開場が早まったので、開場に準備が間に合っていないサークルがたくさんあったように思う。 再録だから出ないかな…と思っていた新刊『いづくにか、遠き道より』をお求めのお客さんが多かった。この本はKindleもよく読まれている。日々詩編集室から出た『ゆけ、この広い広い大通りを』も、文フリの価格帯にしてみれば高い方だと思うが、たくさん手に取ってもらえた。 本は、楽しみにしていた朝凪空也さんの第二歌集「滅びに向かう場所にて」と、出会ったときから出版社で本が出ることを心待ちにしていた詩人の海老名絢さんの『あかるい身体で』が買えたのでとてもうれしかった。 おかさんがちいかわちゃんの「うさぎ」のパックをくれたので、とっておきの日に「うさぎ」になろうと思っている。 帰りに隣接だった八束さんとたこ焼きを食べて帰る。タコご飯がおいしかった。
特筆を要することはこの二日くらいかな。
最近読んだ本で印象深かった本をいくつか。
『銀河英雄伝説』(田中芳樹・らいとすたっふ) 数年前に読んで、めちゃくちゃ面白くて「なんでもっと早く出会わなかったんだ…!」と思いつつ、あれより若かったらこの物語をちゃんと咀���できなかっただろうなとも思った。台風で労働を休んだので読み返した。相変わらずロイエンタールとシェーンコップがいとしい。そして、前回読んだときには未読の銀英伝がこの世から消えてしまうのがもったいなくてたいせつにとっておいた外伝も全部読む。 ヤンがユリアンを愛している姿、ロイエンタールがミッターマイヤーを信頼しているその深い情念、キルヒアイスとラインハルトの友情、その全てが、壊れてしまいませんようにと祈ってしまうほどうつくしく、愛おしかった。 そしてやっぱり、政治の問題と言うことをすごく考えたよね。政治的な言動を放棄してわたしたちは生きられない。生きることはそもそも政治的な行動だし、値上げをぼやくのも政治的な行動だし、沈黙も、逆に「楽しい話だけしかしない」のも政治的な行動だと思う。そして戦争を賛美し、戦争をしたがるひとたちほど、実際の前線には立たないと言うこと。わたしは「公文書に効力がある」という地点がすごくつらいですね。
『覇王愛人』(新條まゆ・小学館) 銀英伝8巻の傷に打ちひしがれていた誕生日、勧められて(?)読んだ。くるみちゃん、そんな男はやめとけ! と読者に言わせるいとまも与えず次々と襲いくる黒龍くんの横暴に一生減速しないジェットコースターに乗ってる気分だった。中華料理屋の息子が最後に報われて(?)良かったと思う…。
『滅びに向かう場所にて』(朝凪空也・ウェルウィッチア) 空也さんの短歌は、日常のしんどさや、ふんわりとわたしたちをとりまく理不尽がどんなものかを、目を逸らさずにしっかりと書いているところがすごく魅力的でそれはわたしが「いつのまにか」踏み越えていたり、踏み付けにしていることに気づかずにいた「誰か」の足だったり大切な物だったりすることに気づかせてくれるなといつも思う。生きているって、誰にとっても楽なことではないのに、「わたし」以外の人はなんか楽にうまいこと生きてるな〜と思えちゃうような傲慢さが私にはあるんだけど、誰にだって生きる地獄があり、「そこ」に立たねばわからんよ、見えないまま想像で断じるな、という強さと言えばいいのか。 強さ、と書いたけど、上からではなくて、同じ地平に立って指差して視線をそちらへ向けてくれるような、そういうねばりづよさ。 「無意識に使う両手は無意識に誰かに不便を強いている手だ」という短歌が私はとても好きなんだけど、「なに」という具体的なものを指さず、でも、自分の行動や、「両手が使えること」をはっきりと「どういうものか」を示してくれていたりとか。 こういう眼差しを持ち、それを言語化し、静かに丁寧に、複雑で難解な言葉ではなく音を巧みに使って心にするっと入り込みやすく表現してくれる稀有な表現者/歌集だと思う。 同時代に読めることがとても嬉しい。
『私と夫と夫の彼氏』(綾野綾乃・タタンコミックス) あらためてブログに書きたいと思っているんだけど、とても……とても良かった。ある日夫がゲイだと知ってしまった主人公美咲、夫悠生の浮気相手は実は主人公の過去の教え子周平で……しかも周平は、悠生だけでなく、美咲にも好意を抱いていた……。 この三角関係に対して、美咲は最初、悠生や周平を責めるんだけど、二人と対話や生活をしている内に、「三人で」関係をつくっていこうと同棲を始めることに……。 人間関係と「愛情」の書き方がとてもいい。「愛」というものが衝動的な一方通行ではなく、それまでに培ってきた信頼関係や一緒にしてきた経験を元にしているところに安心感がある。中心になる三人だけでなく、いろいろな「生き方」を選択している登場人物が丁寧に・肯定的に描かれていて、だからこそ衝突するし問題だらけで、ピンチが重なり続けるんだけど、そのつど言葉を重ねて、語られる言葉を聞いて、一緒に生活や行動をして、解決したり、すぐに解決できないことも、大切にしているのがいい。最新刊の9巻までを読んだんだけど、優しさと罪悪感から悠生が自分も周囲もつらい行動をとってしまったり、契機になりそうな出来事があったりと、もうとにかくつづきが早く読みたい……! めちゃくちゃ面白い。ドラマもU-NEXTで見られるようなので、タイミングを見計らって絶対見たい! と思っている。おすすめ。 パンセクシュアル・ポリアモリーという、偏見や好奇心で見られがちな属性について丁寧に書かれているのがすごくいいなと思ったし、わたしはポリアモリー的な感覚を強く持っているので、そして「どう関係を構築していくか」を肯定的に、真摯に物語の中で模索してくれていることがありがたくてうれしい。取りこぼされていないと思うし、物語のなかに居場所があるとも思う。このお話のまえに読んだ『ミモザの告白』という小説でも、悪者のように書かれていたポリアモリーの男子生徒への偏見が、最後に主人公の気づきによって完全な「悪」にされてしまわなかったことにも安心した。もっとこういうお話しが増えればいいな~と思う。
『鋼鉄紅女』(シーラン・ジェイ・ジャオ 早川書房) こっちもめちゃくちゃおもしろかった! 最近読んだ本の中で『私と夫と夫の彼氏』と双璧として並べたい本! 男女のペアが乗って操るロボット的なもので、未知の存在と戦うSFなんだが、これがもう~~~~~~最高!!! とにかく主人公の武則天がかっこいい……最初のペアの男を殺して「悪夢へようこそ」と告げる場面からもうずっと「アアアアアアアアアアアア!!!!!!! もっと!!!! もっとおねがいしますうううううう」ってなった。 この物語も「男女で一個の安定した関係」という通念に疑問を投げかけてくれるお話しだったし、家父長制につよく異議を唱える芯が通っていたのがすごく良かった! 人生のお守りにしていきたい……。 いろんなひとにすすめたいな~~~。 観た映画 『バービー』 『覇王別姫』
9月一ヶ月分のまとめみたいなブログになったな。 10月~11月がかなり忙しいので、生き延びられるのかどうかがわからない。とにかく頑張って生きようと思う。
次は『若槻菊枝 女の一生 新潟、新宿ノアノアから水俣へ』を読もうと思っている。本が読める時期らしいので、読める内に読んでおきたい。
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blue-aotan · 5 months
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ハロー(´ー∀ー`)2024.5.6
GWが終わりかけてるーーーーーいやあああああーーー
ということで喉が爆裂に痛いあおです。最終日に喉が痛くて風邪気味という最悪な展開となりました。
加えて2日間に渡るフィットボクシングで筋肉痛バキバキの状態で、寝返りを打ったら痛さで目が覚めるという悪循環でございます←
(アホなのか?←
ストレス発散と体力作りの為にもフィットボクシングを久しぶりに再開しましたが全身痛い←
というのも今年はディズニー旅行へ行く事が決まったので、その為にも体力を作っておこうという算段でございます。
かなりの運動不足でストレッチだけでも結構きつかったんですがボクシングを始めると楽しくてついつい夢中で殴ってしまう←
何事もほどほどがいいのですが、継続することが大事なので最近は一日坊主ばかりだった運動というものを頑張って続けていかないといけないと思っております。
(筋肉痛で動けない←
そんなこんなで1番上の姉がやはりやらかしていて←
「この前も水だけ出る水圧がすごいやつで車洗ったのよー」
って言ってて高圧洗浄機ねって突っ込んだし、会話しててもほぼ「あれがあれで」のアレ攻撃←
みんなが通る加齢による言葉が出てこないという症状が出てきています。私も結構言葉が出て来ないので気持ちはよくわかるんだけども←
でも言葉が出てこない以前に「映画見に行ったけどRG12ってどういう意味?」って言い出した時にはあるある言いたいのか?って突っ込まずにはいられませんでしたよね←
PG12ね😀圧
今後も姉の発言には細心の注意を払っていきたいと思います←
(そしてブログネタとしてメモを取ります
さて今期ドラマのお話ですが。
今期面白いと思ったのはキムタクのBelieveのみとなっております。
以下は一言感想です↓
「アクマゲーム」…1話切り。CGがチープすぎ…悪魔ゲームする前にお互い文言みたいなものを言い合うんだけど悪魔から説明されてあのどこの言葉かもわからない文言を一度聞いただけですらっと言えるのはなぜ?ってなったよね←この人達天才ですか?そして何よりゲームそのものが面白くない←
「Destiny」…大学時代から始まるんだけどみんな大学生に見えなさすぎて話が入ってこない←そしてあまり面白くない。何より○梨の顔面が生理的に無理ですごめんなさい。主題歌も合ってないと思うのは私だけ?
「アンチヒーロー」…1話切り。アンチ…なのか?ってくらいいい人やん?ってなった。
「アンメット」…視聴継続中。恋愛ドラマなんだねーーってなった。
「Re:リベンジ」…1話切り。主人公の人が主人公の顔じゃないんだよね。
「Believe」…面白い!んだけど、竹内○真が無理なんだよね…いちいちカッコつけててイラっとする。この人の演技も嫌い。本○翼と一緒で大体眩しい表情しているのも無理。
「東京タワー」…3話まで見たけど切ろうと思います。詩史さん役の女優さん好きなんだよね。声がとっても綺麗。でもやっぱり永○廉の自己陶酔な感じが苦手なんだよね。
(苦手な人多すぎ問題
今回も言いたい放題です😀
結論人間嫌いがドラマ見るなって事←
そしてそしてこの連休でAmazonプライムビデオを見まくっていました。
「スーパーマリオブラザーズムービー」…面白くなさすぎてびっくりしました。中身なさすぎて。完全に子供向けって思ったよ。
「劇場版TOKYO MER走る緊急救命室」…音羽先生がやっぱりいいところで全部持っていったよね。終盤の鈴木亮平が燃えさかる現場で息も絶え絶えにして叫ぶシーンはちょっと大袈裟すぎて笑ってしまいました。鈴木亮平好きなんだよ。好きなんだけど今回は鈴木亮平をやりすぎちゃってるなと思った←笑
「わたしの幸せな結婚」…意外と楽しめました!今田美桜ちゃんがトリリオンゲームで可愛いなと思っていたのですが、こちらも可愛くて応援したくなりました。目黒さんはタイプではないのですが、この2人の表情で好きを伝え合うというような演技がとても綺麗だと思いました。
「ヴァチカンのエクソシスト」…めっちゃでかいw w wコロンコロンした体のでかいエクソシストでしたが、悪魔が取り憑いた人の容姿がやばすぎて現実にこんな事あったら(あったのかもしれないけど)希望を持ち続けるのは難しいかもしれないと思いました。私は神様いないと思ってる人間なのですぐに悪魔に殺されると思います😇
「オペレーションフォーチュン」…うーん。期待値を遥かに下回りました。ステイサムのアクションは大好物ですが!終盤のアクションてんこ盛りでようやく取り返したって感じがしました。ストーリー的にはイマイチ。
「ある閉ざされた雪の山荘で」…時間を無駄にしました。
「鬼太郎誕生ゲゲゲの謎」…視聴途中です。
という事で他にも観たい作品がたくさんありました!連休は終わってしまいますが、ゆっくりと消化していこうと思います。連休はゲームしようと思っていたけど突然の映画スイッチにより、ゲームは後回しになってしまいました。
あと1週間くらい休み欲しい🥹
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me--me--me · 1 year
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ニンダイ追加情報のマッホどスケベ過ぎワロタ
スーパー番外編❣️🧀 MAD RAT DEAD編🐭💓🎩
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ひとまず激カワなむーの絵を見てくれ
マジでウマ可愛い〜♡!!😭💘🙌ちなギャン可愛フェスティバルなイラストの周辺に散りばめられてる戯言は一緒にLINE通話してた時にプレイしてた俺の悲鳴ectを聞いてたむー太郎が文字起こししてくれたやつです可愛いネ♪♪(むー太郎が)💖😘
ところでサ!
このキャラクター🐭ッて何⁉️⁉️️ってなってるでしょう??😉💫バコチィン…
お教えさせて頂きましょう(布教) 教えさせて(懇願)
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――…2022年某月某日、おむらいちゅがポイピクにて今回のキーとなる例の記事を投稿する…――
当時の俺は上のネズミのゲーム🐭以外は分かったものの上のネズミのゲーム🧀🐭がガチで分からず、しかし
「一番上に配置しているのだからきっと想い入れの深いゲームなのだろう🐈💭🐣」
そう思い、そいじゃいっちょ調べてみっか‼️💪😁と巨匠・グーグル先生の案内の元みんな大好き𝑌𝑜𝑢𝑇𝑢𝑏𝑒に設立されている公式チャンネルにて脳を破壊される結果となる。何故なら
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聴け。
こんなんさァ……言葉は……不要じゃん…ッ…〝音楽〟が〝ヒト〟を動かすんだ……ッ!!(ゲームの話じゃなかったっけ??😅)
このゲーム、キャッチコピーが 「ニンゲンどもよ、聞いてくれ。狂ったネズミの耳鳴りを。」 というもので、この耳鳴り🟰上記の作品含めた楽曲達のノリにノリながら結末まで進んでいく音ゲー➕アクションゲームです。よって全楽曲に気合いが入っている!
どんなゲーム内容か気になってきたデショ😁
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こういうゲームです
発言メーカーのヤツはおむらいちゅ(とくせい:いたずらごころ)がくれた俺の断末魔集(ナニしとんねん😅)(𝑳‌𝑶‌𝑽‌𝑬…💖𝐟𝐨𝐫𝐞𝐯𝐞𝐫…🐣💋🐈‍⬛)
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🧀突発★ド偏見キャラ紹介🐭💓🎩
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マッドラットくん🐭
主人公の実験用ラット。今日死ぬから研究所で散々な目に遭わせやがった人間に復讐するぜ!!温室()育ちの割に口がクソ悪いがソコがイイ。自分の顔面がカワイイ自覚のあるツンデレ鼠。
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ハートくん💓
今作屈指の清純派ヒロイン。幼馴染みキャラ顔負けの健気さでマッドラットを支える。あわわキャラかと思いきやマジになるとイケメンになりプレイヤーを底無し沼に引きずり込む恐ろしい臓器。
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ネズミの神さま🎩
白いレオタードがおパンツに見えて落ちたプレイヤーが後を絶たないセクシーかつ初心者ケモナーも上級者ケモナーも大満足な萌え萌え女神様。神出鬼没でチョット小悪魔な初代ヒロイン。
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まぁ色々書いたんだけど購入に至った決定打は
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これ(追加曲)の4番目の曲『MAD LAST WORLD 』 作曲:高須和也さんのfullが聴きたくて買いました。
同じく高須さんだと上のBreath of ForestとUnderground HugとSprinting Nightも好きなんですけど是非ね、もし手元にポンと出せる約7678円ぐらいがあって買おっかなー★🤪🐭って方いらしたらホントねゲーム内でも聞いて欲しい‼️ホントに‼️🔥
この三曲に限らずストーリーあっての楽曲、楽曲あってのストーリーだなとプレイしてて感じましたね。どちらかが欠けてちゃ成立しない。それはまるで…マッドラットの物語とハートくんの耳鳴りのように…(唐突ポエム)
他の作曲者さんだとa_hisaさんのEmmental Catalepsy とMimoretto、かめりあさんのplash,plop,gurgleとHeartless beingも好きと挙げてくとキリがないぐらいにはMRDの楽曲だいたい好きなので割愛せざるを得ないのであった
むー‼️🍳🐣🥞神ゲー教えてくれて有難う!!💘😭🙌❣️❣️❣️‼️‼️
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✨🌟こっから軽め💖の最近のポケモン日記🌟✨
お、お前はァァ…ッッ!!!!!!!!
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スケイルショット➕イカサマダイス🎲のヤベーやつッッ!!😭💥🐉
トドロクツキいろち厳選、元の出現個体の少なさと遭遇パワー付けようにも生息地内のタイプ被りが多くて激ヤバなの聞いてはいたんだけどマジでキツくて流石の俺も笑顔が家出しちゃったよな個人的には件の岩場で厳選出来ないチヲちゃんも同罪🪦
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なんでドラゴン系の色違い緑多いん??
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い つ も の
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新しい絵なんか描きたい😋 (2023/02/09🍖)
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ashi-yuri · 1 year
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あなたや私と同じ普通の少女の話
FAITH: The Unholy Trinity fanfiction
エイミーのお話です。
※バチカン非公認
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1.    家(予兆)
 誰も口にしないパーティーのチキンをゴミ箱へ捨てる。招待状を捨て、お誕生日の飾りを捨てる。地下からだかだかとミシンペダルを踏み込む音が聞こえる。毎日、毎日。父さんから中東だかアフリカだかの人形が送られてきてから、お母さんは毎日地下室にこもってマネキン相手になにかを作り続けている。父さんはどうかしている。不安を抱えてるお母さんにあんな気持ちの悪い人形を送りつけるなんて。家にもろくにいないのに。この家にいるのは私とお母さんの二人きり。そして会うことのなかった弟たちの二人。
 階段を上がり、隣の部屋へと続く扉を見つめる。もうあの扉を開けたくない。真新しかったはずのおもちゃにうっすらと埃がかぶっているのを見るのがつらい。父さんもお母さんも誰もずっとなにもできないでいる。捨てることも、掃除することさえも。ほんとは片づけるべきなんだろう。家に来たお医者さんの先生もそう言っていた。だけど、あの部屋を片付けた瞬間に私の家は終わる。どうしてだろう。でも、あの部屋だけが私たちを何とかつなぎ留めている。気が狂いそうだ。
 リビングの片づけが終わっても、ミシンのだかだかという音がまだ聞こえる。きっと明日も、明後日も。今度は何を作るのだろう。ミシンのあの音は大嫌いだけど、何か作っているあいだのお母さんの具合はまだよかった。一度、あのミシンの音をやめてほしくてお願いしたら、急にすごい大声でいつもの双子の話をまくしたて、森へと飛び出してしまった。慌てて森に探しに行こうとしたら、両手を血まみれにして帰ってきた。「狼がいるの。あなたも、あの子たちも、私が守らなくちゃ」と呟きながら。このあたりに狼なんていないよと言ったけれど、お母さんは手を洗って、そのままふらふらと地下室へ行ってしまった。
 お母さんに私の声は届かない。ずっと双子に憑りつかれているから。
 お母さんの調子が悪くなって、父さんは仕事で家を空けることが多くなった。それとも、逆だったろうか。外に続く森は暗く、幹線道路を走る車の音も聞こえない。この家にずっと私とお母さんと二人きりでいる。地下室のミシンの音がようやくやんだ。その代わりにすすり泣く声が聞こえる。
 お母さんは可哀想な人なんだ。これ以上傷つけたくない。私がしっかりしなくちゃいけない。気が狂いそうだ。
2.    樹
 お気に入りの松の木に寄りかかって座る。どの木も同じに見えるけれど、この木はとりわけ枝張りがよく、近くにいると落ち着けた。この場所ならおかしな声も音も聞かなくて済む。家のことを考えるのが怖かった。中にいると、歪んで、まっすぐに進めなくて、家自体が軋んで悲鳴をあげている気がする。お母さんには、学校に行けずに家に閉じこもっているからストレスがたまっているのだろうと言われた。私とお母さん、おかしいのはどちらなんだろう。この家と森にふたりでいると、すべてがどんどんおかしくなっていく。出口が見えない。
 前にこの木のそばでひとりで泣いていたら、そのすすり泣く声がお母さんにそっくりで、それが怖くてもうずっと、泣けなくなっていた。
 誰もいない木々のあいま、鹿が通り抜けていくのだけを眺めている。ずっと眺めていると、赤いものを身に着けた大人の人たちが歩いていくのが見えた。ふとその一人と目が合ってしまうと、あちらか声をかけてきた。
「そんな顔をしてどうしたの、お嬢さん。なにか辛いことでもあった?」
 なんてことない言葉だったけれど、そこには随分とひさしぶりに感じた暖かさがあった。
3.    診療所
 ハートフォードのクリニックでお手伝いをするのはとても楽しかった。チームのみんなが近くまで車で迎えに来てくれるし、街には森にはない色々なものがあった。それにクリニックでボランティアをすることは、すごく人のためになることのように思えた。そこにはいろいろな悩みや不安を抱えた女の人たちがやってくる。私は医者でも看護師でもないから大したことはできないけれど、ちょっとした事務仕事や患者さんの話し相手になることはできた。
「赤ちゃんを失ってしまったことは、あなたのせいじゃないんです」
「今はつらいけど、きっと受けいれられる日が来ます」
 そうだ。本当にそうなんだ。
 少しだけ肩の荷が下りたようにクリニックを出る人を見ると、私の心も少し軽くなる。だから、このクリニックのことを悪く言う人がい ても気にならなかった。
一度だけ、このクリニックを経営する団体のトップだというミラーさんという人と会ったことがある。スタッフみんなに親しげに声をかけながら、最後に私のところへと来た。赤いへんなローブから覗く瞳が、真正面からこちらを見つめる。
「いつもクリニックのため頑張ってくれてありがとう。これからも期待しているよ」
 強面のわりに言葉は思いのほか優しく、握手した右手は骨ばっていた。そしてなにより見つめた瞳の奥の翳りは、どこかで見覚えがあるような気がした。ミラーさんと一緒にいた女の人が私を睨んでいたような気もしたけれど、私はあの翳りをどこで見たのか、そればかり思い出そうとしていた。
4.    家(変容)
 頭がぼんやりする。眠れないとき、不安で息が苦しくてたまらないとき、クリニックでもらった薬を飲むようになった。あれを飲むと、すこし不安が消えて落ち着ける。時々、ぼうっとしてしまったり、たまに何かよくわからないものが見えることもあったけれど、形の見えない不安に苛まれ続けるよりはよかった。
 父さんもお母さんも私がクリニックでボランティアすることを快く思っていなかった。変な噂があるとか、私の様子が最近おかしくなっているとか。確かにそうかもしれない。けれど、この家にいるよりずっと普通だし、ちゃんと誰かの役に立てている。チームのみんな、私の話を聞いてくれるし、親切にしてくれる。
 夕方の食事の席で、久しぶりに帰ってきた父さんが諭す。
「お前のことを心配しているだけなんだよ。」
「そうよ。あそこには変な人が出入りしてるっていうじゃない。」
「うちよりずっと普通だよ。」
「どうしたの、エイミー?」
「うちよりずっと普通だって言ってるの!」
 なぜか、これまでずっと言えなかった言葉が喉の奥で渦巻いている。目の奥が引き攣り、頭の中で聞いたことのないノイズが呻き鳴く。
「どうしたの、あなた……ねえ、本当におかしくなってしまったの?」
「おかしくないよ。私はずっとまとも。」
「エイミー、そういう話は食卓では……」
「エイミー、何がおかしいっていうの?」
「うちだよ。」
「えっ」
「うちがおかしいんだよ。」
 耳鳴りがひどくなる。家が軋む音が聞こえる。戸棚がガタガタと震え始める。
「父さんもお母さんも、ずっとおかしいよ。」
「エイミー、」
「弟たちがいるふりなんかして。」
「エイミー、やめなさい……」
「とっくに双子なんていないってわかってるくせに。」
「エイミー!」
「あなた、おかしいわ……」
「おかしくない。」
 口の端からごぼりと血がこぼれ出す。
「エイミー、やめなさい!」
「いもしない双子の幻影なんかにすがり続けてるほうがおかしいんだよ!」
「エイミー、お前がおかしい。謝りなさい!」
「私はおかしくなんてない!」
「あなた、悪魔が憑いてるのね!」
 バン、とグラスがはじけた。
 救えない。この家は、もう救えない。
 ふらふらとダイニングを出る。手足がガクガクと震えてうまく歩けない。ふと振り返ると、鏡に映った自分が見えた。そして、気付いた。あのゲイリーという人の目にあった翳りをどこで見たのかを。
 それは、自分の眼の中にあった。
5.    家(事件)
 椅子に縛り付けられ、どこかからやってきた大人たちが私に向かって聖書を読み上げている。無性におかしくて笑い声をあげると、自分のものじゃないノイズが混じる。薬が切れたせいだろうか、やけに息苦しくて体が震える。なんで神父さまなんか呼んできたんだろう。ふたりとも、神様なんて信じていないくせに。いつもそうだ。ずっとそうだ。救ってもくれない幻影を、偽りの救いを信じ続けるなんてあまりにも哀れだ。そういえば、結局なんの役にも立たなかった、アフリカに派遣された神父さまの手紙は地下のどこに置いたっけ?口が勝手になにかを叫ぶ。体は震え、熱く苦しい。なのに心だけは、驚くほど静かだった。
 一人きりになった年長の神父さまがなにかを唱え、十字架を掲げる。途端に体が燃えるように熱くなり、胸の奥に蠢く何者かごと圧し潰そうとしてくる力を感じる。今までのものとは比べ物にならないほど苦しい。胸の奥の「それ」が苦しみ外に出ようと���茶苦茶に暴れ出す。口から聞いたこともない悪態の言葉が飛び出す。苦しい。死んでしまいそうだ。でもまだ死にたくない。神父さまのほうを見上げると、その表情は力強くまったく揺るがない。だめだ。私では勝てない。このままでは圧し潰される。まわりを見渡すと、奥にマネキンたちが見えた。視線を強く向ける。自分とマネキンの間に繋がりを感じ、触ってはいないけど手ごたえがある。そのまま引っ張るように顔を引き上げると、がしゃんとマネキンが倒れた。警戒しながら神父さまが振り返る。めくれた布の間から、異様に精巧で生気のない、まったく同じ表情をした二つの少年の顔が覗く。神父さまの眼に一瞬、戸惑いと疑念が浮かんだ。それで十分だった。
 胸の奥の「それ」が無限の力を貸してくれる。私には何をすべきか分かっていた。
 手に力を入れるだけで、それはあっけなく終わった。 
 ブレーカーの方に視線を向ければ、バチン、と音を立てて家の中が暗くなる。明かりはなく真っ暗だけど、私には家のすべてが見えている。足を踏み出さなくても、どこへでも移動できる。この家は、いまや私の手中にある。なぜなら私が、私だけが、この家の真実を知っているからだ。
 暗闇の中、私の手がずぶずぶと人の体に沈んでいく。粘土細工をこねるようにかき混ぜる。内臓が引き千切れる音がしようとも、断末魔の叫びが響こうとも、私の心はずっと静かなままだった。
6.    家(対面)
 家中の電気がすべて落ちても、月明かりが差し込むこの屋根裏だけはほんのりと明るい。差し向かいに立つ若い方の神父さまの顔は、けれど屋根の影になっていて私には見えない。
「戻ろう、エイミー。君は良くならないと。」
 良くなるってなんだろう?これ以上、いったい何が良くなるというのだろう?若い神父さまの言葉は弱くて偽りだらけで頼りない。誰かを救うにはまったく足りない。視線は揺らぎ、握った十字架は小刻みに震えている。それでも一歩こちらに近づいた神父さまの顔を月明かりが照らす。その眼の中には、見覚えのある翳りがある。見つけた。
「あなたはメレディスを救えなかった。違う?あの人はいま、私と同じところにいるんだよ。」
「やめてくれ。」
 神父さまの体がぶるぶると震えはじめる。やっぱりだ。これでいい。この人の言葉は、心はあまりに脆い。大きいのは図体だけ。掲げられた十字架も怖くはない。十字架を見た胸の奥の「それ」が騒ぎ出す。自分の体が勝手に動き、よじれ、眩暈がするなかで、神父さまの眼の奥すべてが恐怖に呑み込まれるのが見えた。これで終わりだ。
 手を伸ばすと、急にまばゆい光が目の前ではじけた。
 頭を強く打ったのだろうか、気が付いたら床に仰向けで横たわっていた。右手と左足がありえない方向にねじ曲がっている。傷はついていないのに、血が鼻と口からだらだらと流れ出す。あの神父さまは、入口の奥に積み重なったマネキンの向こうにいるのか、もう見えない。激痛の中をぼんやりと漂っていると、急にわかった。
『私はおかしい。』
 すべてから裏切られた気がした。すべてを失ったのだと知った。
 この家で、屋根裏の窓から見える月だけが好きだった。月はいま、目から流れる血で赤く染まっていた。
7.    病院
 ずっと頭がぼんやりとしている。麻酔、鎮痛剤、抑制剤、見舞いに来たクリニックのメンバーが差し入れる薬。あの日から、私の体はよくわからない薬漬けとなっている。時の流れももうよくわからない。混濁と覚醒を繰り返しながら、時折体の、心の激痛に叫ぶ。そしてほんの束の間、はっきりと物事がわかる時がある。
 親戚は一度だけ面会に来て、二度と姿を見せなかった。当たり前だけど見放されたのだろう。病院の先生たちも、重罪を犯し、よくなる見込みもなく、うわ言しか言えなくなった私を哀れな厄介者としか見ていなかった。頻繁に見舞いに来るクリニックのメンバーたち、彼らのことはもう信用できなかった。けれど、すべてから見放された私を気にかけているのは彼らだけだった。先生たちも、親切で情け深い友人たちとして、あの人たちを何の躊躇もなく病室に入れた。そして彼らはいつもなにかを唱え、大量の薬を渡して帰っていった。
 私の体はじょじょに腐っていくようだ。悪臭でも放つかのように。まともな人は誰も私に近づかない。私はまともじゃない。私はおかしい。ずっと。ずっと前から。そういえばあの人はどうなったろう?だれも救えないあの神父さまは。わからない。わからない?なぜあの人は助けられた?どうして私はこんなことになった?始まりはどこ?始まらない道はあった?私はとっくに終わってる。終わってるのに終わらない。私の終わりはどこにあるのだろう。
8. 儀式
 目覚めると、いつもは外から施錠されている病室の扉が開いていた。変な気がした。なんでもいいから、この場所から出たかった。ずっとまともに動かせなかった体はふらつき、足はおぼつかない。あせらずに歩く。一歩ずつ進んでいく。
 あの場所に戻らなければいけない。家に帰らなければいけない。あの場所だけが、私の終わりで、私の始まりだ。あの場所できっと、私に手を下してくれる人が待っている。手を差し出してくれる人はいなくても。
 わき目もふらず、まっすぐ歩いていく。と、急に手を引かれる。その手は赤く染まっていた。
 体が動かない。おぼえのある気怠さが体全体を覆っている。顔になにか被せられている。内側になにか塗られているのかドロドロして気持ち悪い。皮膚が溶けていくように熱い気もするけど、感覚がなくなってよくわからない。もう喋れない。もう動けない。私はどこまでも降りていく。ここが本当の終わりだろうか。ちがう。いやだ。ここじゃない。顔からなにか引き剥がされ、息をのむ音が聞こえる。赤い人影は見分けがつかない。ろうそくの灯のなか、まばゆく光るナイフが見える。目が痛くてほかに何も見えない。あの煌めきの先に私の終わりは、私の救いはあるのだろうか。
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あとがき
あるいは、失われた断片について。
エイミーに何回もMortisさせられ、この娘はなんでこんなに強いん?と思ったので書きました。書いてみて、これじゃ100回Mortisさせられても文句言えないなあと納得したので、満足です。
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つよつよ悪魔になったら楽しく悪魔ライフをエンジョイしていてほしい。
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kawamurayutaka · 3 months
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Buone Notizie(再びEDBへ)
地上的な調和を求めはしない(悪)それは防御するため攻撃するため世界との戦いを行うためのものだ(悪)
ファラオの墓をあばく(言)無数のけだもの(赤)死が速やかに訪れる(言)
黒い風(東)黒い鏡に(裸)残忍(内)まっこうから(裸)誤解の余地なく(パ)世界中の(内)脈略の毒性(赤)隠密裡に(濁)苦い永い悪食の卓に(赤)魂を知ることを学んだ(悪)それは殺すためなのだ(悪)
混沌たる渦のまっただ中(お)陰謀のイタダキ(ダ)人間はおそらく農耕技術と狩猟の手管によって万物を支配するにいたった(悪)
蝿が飛び回る陽光の中(ク)デニムのズボンに汚染したサド(赤)
特徴づけるメガネ(内)歯の抜けた魔女の息の(バ)冷淡さ(ク)声のトーンはわかる(電)
インディオは歌うそれが呪術なのだ(悪)
過去のあらゆる過ちが旅人を不利に導く(ア)高みからデカダンスの本能が秘かに作動している(ニ)膏汗がにじみ(半)視覚に(シ)鉄砲玉(赤)悪には悪を( )横っ面を引っぱたく(半)シンバルを鳴らし(シ)心耳にとどろく(お)胴震いがとまらなかった(赤)
ウンでもスンでもない(赤)不即不離(両)暗黙の前提(ジ)微に入り細に入り(処)ラッシュの中に消えていった(ク)白い嘘(おぼ)できればこのまま(蝶)
独りでとり乱し(蝶)片手に猛毒(ハ)それが好きでなければならない(歴)かつて黒人が受けた脅迫や恥辱のあらゆるケースをまざまざと喚起させる(電)白羽の矢(処)自身がニュースになって(電)
唸り声におびやかされ(箕)罹災(わ)の都(ハ)幾万の衝突(ク)何かの科によって(小)かつての「現在」を甦る不気味な既視感(プ)方向を記述する(シ)記号がその記号をくり返し(見)前へか後ろへか(ニ)エゴからセルフへの(経)見返りの楡(わ)欲望に制限を課す(裸)多くの家畜(裸)四つの市門がある(パ)都市が存在し始める(見)
自分達の顔を(蝶)目にしたものを写す(電)はずんだ眼の色(濁)囁き合い(濁)破片と化して到着するかもしれない(ア)陰険な肉欲の鉄則以外には常に笑い続けてきた(ノ)眠りまで(フ)究竟(刺)をともなった機敏さ警戒心(ア)静穏(裸)に叮嚀に(刺)精神修行の核心(ア)息を吸うこと(内)
ぶらぶら(刺)玉虫(フ)原始的な観照力(パ)コウモリ耳に(ハ)唇は紫色に(裸)片目の商人(荒)帽子をかぶった頭が(い)消え去り(い)マーマレイドを舐め(J)笑い声を残して(刺)死のまぎわまで近づいた人間(蝶)死ねずに(蝶)眠っていた言葉(I)言うことはない(い)少し舌のもつれる歌声(裸)
この阿魔(刺)かの眼(う)愛情の監視(殺)そっけない(歴)間に合わせの丸太小屋(爆)血の悪酔い(大)コンビニエンスな発想が( )ひどく痛む(半)奇態な自覚にいきなり打たれ(蝶)手たちが群がる(爆)
なぜそんな(小)却を経た(赤)古い都(赤)泥棒(大)十夜の夢(大)熾烈な戦い(処)変化をズバリ誰によって(バ)拡まったのかその由来は勿論分からない(小)密雲を吹き払った(濁)定めて大向こうを騒がす(刺)毒素遺伝子が絡む(A)九尾の狐(小)
老衰してコルセットをつけたテナー歌手(裸)悲しげに(爆)路上をさすらう門付芸人(赤)つかの間の休息場所....見知らぬ公園の臭い(爆)
直径数キロの(ク)悪い空気(ノ)墨や朱をだんだんに注し(刺)どんな機械でも(I)退引きならない(半)愛情を帳消し(半)すべての地獄(い)に吸収する(フ)機械の形をとった化石化(マ)どこか現実離れしない(赤)
合理的な価値(孤)リトル・アジア(フ)男と女の脳(内)不意に思った(永)人間たちはなんとなく不満を持っている(孤)弱者が不正と見なすものも強者にとってはつねに正しいものでしかない(ソ)物語の陰の物語をあばく(処)都合よく操られ(処)うなだれた(い)劣等感を(孤)ある種の心理的な欲求のセットを育てあげてきた(孤)人間という生物は幾世紀にもわたって自分をコントロールする能力のどうしようもない欠如を示してきた(バ)
独裁的な(楽)「想像」という語の解釈を(魔)欲望のままに聴く(シ)幻の刻み音(蝶)怠慢な安逸との間に(魔)微妙な媒質(X)感覚の映像(魔)
見知らぬミクロコスモス(パ)死は変幻自在な生命体(ア)軽々しく信じたり無批判に受け入れたりすることも危険(ア)腐敗し汚物に変身(パ)亀ふたたび(パ)絵文字はどのようにでも無限にヴァリエーションが作り出せる(言)午に近い(箕)某月某日(悪)同日同刻(同)乱雑無秩序( )独創的な暗号(わ)目が吸いつけられ(ク)迷宮の一筋( )方向喪失(時)
 「もうどうにも(い)インチキだ明らかにインチキだ」(裸)
マラチオンの(内)ぬるぬる(裸)登場人物の(裸)二三本横にはみ出した乱杭歯に(美)ひきゆがんだ顔(東)整形手術(裸)工夫と情熱(孤)一種の密室殺人(わ)動機を(歴)追剝ぎ(半)ひょっとすると(歴)排除する(I)仔細が(半)巣を食っている(半)少女の手ほどの雲が一つ(ハ)うす気味の悪い(箕)坐って微笑んでいる奇怪な像(フ)
最も醜い容貌を持つ(濁)小人の肖像画の意図(フ)筋金入りの糞(視)意志をくじく(オ)大長老の威厳などどこへやら(わ)時の手(ア)ピカレスクの要素(I)裏銘(永)登場人物や名前や舞台に関心がある(バ)金歯を吐き出して(裸)制度化された低い暴力(内)全面的に疎外され(視)恥辱のために(裸)不屈で戦闘的な(殺)奇妙な豊かさ(い)最悪の方式(ソ)社会と正気(言)不安に対する不安(時)現代の集団的神経症(時)世迷いごと(バ)心への反映(時)御迷惑(半)迷信(パ)迷蒙(パ)ミアスマ(パ)針と墨と図柄(見)
車は今それは機械的制御の危険性について私たちに警告する目的を果す(I)実験において(匂)意思決定をしているのは機械ではなくその機械を設計して権限を与えた人間(A)
マルコーニ無線電報(ハ)連結ラインに電気のけいれん(爆)かすかなきしみ音(蝶)脳内に録音された言葉エングラム(視)死刑執行人の不手際(処)
惑星と昆虫のワンピースの太い女( )主体が体験すべき何かがなくてはならない(バ)身代わりになって死んだ山羊の屍体を夢中になって(C)考え(内)検屍しようというのではない(C)一様に匂う空気の流れは高度に人工的(匂)
暗がりにうごめく裸形(大)奇形の精巧な模型(性)
第一の布告(ハ)事実ファクトと虚構フィクションをアッセイ分析と(歴)すべての政治組織の(I)悪人の欲望を伸張し倍加する正しい方法は、シンジケートのマネー・ロンダリングに(殺)予測不可能な(ノ)新奇な(性)愛情の要因を排除する(ノ)電気の欲求(爆)
はじめに言葉ありき(言)言葉とは何であるか?(言)「私」という言葉について混乱している(I)怖ろしい硬直から(い)苦痛の蓄積にキーワードをつなぐ(視)黒豹のオペラケイプが床に広がり(ハ)真のユートピアとは(シ)青空を背に(大)二人の亡骸と(半)バランス(シ)最後の生命(ノ)守るべき何の節度をも持たない人々をかきわけて(ノ)たどった道をとらえ(日)失われた文字のアルファべットに従いつつ(見)泥の壁(裸)沈潜し(日)太陽そのものが大地に降りて来ないように(パ)はなしことばを言語を説明する(日)あいだに虚空の広大無辺(い)言語とメタ言語(日)避けがたい(シ)影は長く(グ)不自然に這い進み(大)種をまくことだけを( )言葉だけがただひとり虚無に挑戦する(オ)
歴史はフィクション(視)わが国旗なお健在なりし(裸)
夢とは正確に何ですか?(I)習癖ノート(裸)初耳のすじのとおった話(C)手紙の一行一行(C)くちばしをさしはさまない(視)心の内部(電)環境の中にあるものすべて吸収し熟知している(電)大量の思い込み(2)全てが主要な要素になる(シ)灰(パ)中心点の中心(パ)一つの針穴(い)永遠なる物体の質量(パ)零のために(い)だれでもないものの墓(い)ひび割れたコンクリート(爆)ぐるぐる(電)光の渦巻き(電)夢だと思ったあのときの文字(永)の香り(爆)消え去るよう(い)空はゴーストが描いている(爆)静かになりたい(赤)眠りたい(赤)ノス��ルジーを抱いてきた(2)
言葉のチリが落ちてくるとともに(爆)目は左から右にたまらなく動き(I)いかめしい顔と顔(電)被害者カレンダー(バ)孤独な群衆(孤)何千もの人人が録音再生機器(電)システマティックに(電)メタノイアに(内)路上のサウンドを録音していた(電)仏も不在にする無心(赤)別の「現実」(コ)死体(ハ)はだれだ?(爆)
孤立し酒を飲まずあまり外出しない(視)不在の(爆)排便の発見(自)便器は大陸を汚染するに足る(裸)足や腕(自)手といった具合に身体のあらゆる部分に便をぬった(自)四角四面の日課を形成した(自)屋外便所の(裸)不変にして不動の均整(ク)血走ってぴくぴく脈打(お)片づけておかねばならない急用(ハ)率直でありたい(合)
黒いウーズテッドのアブリル・ハリソンのスーツ(視)何者(半)澄んだ水底のような眼が開く(大)
液体空気のように冷たく青いドクター(爆)生半尺な弱足(赤)実演という言葉を使うのは(裸)手術が演技であるからだ(裸)
散髪はいまでも1世紀前でも所用時間は変わらない(2)けたたましい婦人(性)ある種の淫蕩な気分(永)金のあるあいだは何を考えても無駄なことだと(籠)住所を残さなかった(爆)ハエの眼は下を向いている(匂)賽子の失いダイス(赤)現実的根拠のない無内容なおしゃべり(2)
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ystg-m · 5 months
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信長と俺。
 信長との違いは、いっぱいある。例えば、信長は、もう存在している人の輪に入るのが上手い。そこに元々いた人たちが嫌な思いをすることはなく、サラッとその場に馴染めるし、誰とでも割と上手に仲良くなれる。俺は、もう存在している輪の中に入るのは苦手だ。その輪の中のそれぞれの関係性を目の当たりにすると、どうしても一歩下がってしまう。自分との仲の良さと、歴が長い人・元々仲が良かった人との距離感を目の当たりにしたときに、どうしても、自分はそこに辿り着けないと感じるし、仲の良いその人たちの間に入ることも出来ないと感じてしまうから。人と人との関係性が見えれば見えるほど、仲間になることが難しいと感じる。例えばアニメのように、魔王を一緒に倒すとか、冒険を一緒にするとか、全国を目指すとか、何かを一緒に頑張るとか、そういう共通の何かがあればそんなことは思わないのかもしれない。でも、人付き合いでは決してそういうゴールのようなものはないからこそ、どう仲良くしていいのかがわからなくなる。そして同じように、仲の良い奴に自分よりも仲良くしてる奴が出来ると、これまたその輪の中に入れない。どころか、自分の知らないところで何かがあると、蚊帳の外にいる気がして、仲の良い奴から距離を取りたくなる。そして、みっともなく嫉妬もしてしまう。そして信長は、そういうのが上手い。人との距離感のとり方も、誰かと比べることなく自然体でいる姿も。だからみんな、信長のことを好きになるし、信長の印象が良い奴になるんだろう。勿論、俺から見ても、信長は間違いなく良い奴ではあるし、異論もない。
 他にも違いはある。上記の続きで言うなら、個人間の付き合い方だろうか。信長は、確かに自分と同じで気分の上がり下がりがあるし、忙しくなると物事に手を付けられなくなるタイプではある。それでも、コミュニケーションを蔑ろにしたりはしないし、ちゃんと連絡取る人には連絡をする。そして、連絡ができなくても受け入れてくれる人にはちゃんと甘えられる。緩く自分を甘やかしながら自分にとって居心地のいい具合を探せる。勿論、崩れてしまうこともあるけれど、よっぽどのことがない限りは、緩く生きていける。俺は、個人間の付き合いも苦手だ。そもそも相手に対して自分から連絡することができない。俺にとってのそれは、凄く甘えだから。だから、自然と相手の返事を待って行動することになるし、それなのに気分の上がり下がりがあるから、突然返事をしなくなることもある。いくら待たせてもなんのリアクションもなく、長いこと待っても返事がくることはなく、毎度毎度新しい会話ばかり。前の会話に返されても、長く待たされてしまっては、なんのことだろう?となるかもしれない。でも自分は、それをしてしまう。早く返せるときもあるし、自分の中で調子がいいときはマメに連絡ができる。なのにある日突然、出来なくなったするのだから、相手からしたらマジで、は???って感じだと思う。
 こんなにもタイプが違くて、得意不得意も多分違くて、学校とかで出会ってたらきっと仲良くなってなかったとすら俺は思う。信長はいつも、でもきっと、俺が禎丞のこと気になって、結局付きまとうことになって仲良くなると思う!っていうけど。(笑)学校でのタイプの違いもありだな。
 学校でのタイプの違いでいうと、きっと信長は、クラスの一部のグループにちゃんと属してて、それなりにいろんな人と仲良くしてるタイプ。ニコニコしてて、誰とも分け隔てなく接してて、順風満帆なそういうタイプだと思う。これは、信長の意見も聞いてみたいけど。そして俺は、多分どのグループにも馴染めなくて、一人でいるタイプ。休み時間はきっと机に突っ伏して寝てるか、音楽聞いたりして一人でぼーっと過ごしてるかだろうし、放課後はどの部活にも属さずに、すぐ帰ったりする。偶に早退したりもするんだろうな。あとは、保健室で一時間だけ休んでたりするような、そういうタイプ。文化祭のときはきっと、信長はなんだかんだクラスのみんなと和気あいあいと準備して、当日も仲の良い子たちと回ったりするんだろうな。俺はきっと端っこでなんとーく準備したり、下手したら準備終わった瞬間ふらっとトイレとか行っていなくなったりする。当日はきっと一人で適当に食べたいもの食べて、それすら面倒くさくなったら、適当に空き教室探して音楽とか聞きながら最早文化祭に参加しないタイプ。あとはなんだろ、それこそあれかな。午前の部と午後の部で、あっちがーこっちがー、友達と回りたいのにーとか言ってる子たちを見ながら、その子達がみんなで回れるようにみんながやりたくない方の部をやるくらい。体育祭はどうかなー。ああ見えて信長は面倒くさがり屋だから、仲の良い子を応援しつつ適度にサボってそうだな。俺はきっと見学とかかな。日陰でのんびり。目立ちたくないし、目立たない方法で。
 いやー、こうやって書き出すとかなり違うタイプだな。なのに仲良くて、なのに依存しあってて、信長は俺のことを大好きって言ってくれるし、愛もくれる。それどころか、来世もその先も必ず見つけるし、また一緒に生きるんだ!だから来世も来来世もその先も、生まれ変わる度によろしくねって言ってくる始末で。俺はどうしても、信長に仲良い人が出来ると身を引きたくなるし、嫉妬もするし、自分たちの関係性について見返すと、俺の方が依存してて甘えてるんじゃないか?とか思って離れたくなったりもするけど、その度に信長は、そう?って言ってくる。
自分は禎丞がいなくなると、まともに食事したり寝たりすることが出来なくなって、自分でいられなくなる。人間としての生活が出来なくなるし、人間らしくいられなくなるから俺も中々に依存してるよ?
そう言ってくれる信長のことが、俺は好きだし、大好きだし、愛してるよ。
って。それを聞く度に、俺より信長の方が重症だなってホッとするし、きっと信長はホッとしていることすらわかってる。だから態々口にして言ってくる。俺が勝手に自己解釈して、信長のそばから居なくなったりしないように。自分のそばに留める為に。他の人に、嘘だと思ったことないの?って聞かれたこともある。でも、俺は信長に対して、お前がいってんの嘘だろ?なんて指摘は、出来ない。俺が勝手に離れたことは何回もあるけど、その中で、信長が言った通りのことが起きたから。俺は案外、信長と離れてもいつかどこかで受け入れてしまう。駄目になったりはしないし、きっとできない。それは信長もわかっている。だから俺らの間では、信長が俺に縋り付いているっていう表現をしても、そうだねって笑っていられる。本当の意味では、信長の言う通り、信長の方が俺に依存しているのかもしれない。それでも、目の前にいるときはきっと、俺の方が重たい。お互いに恋人が出来たりすると極端に一緒に過ごす時間が減ったり、連絡がなかなか出来なくなったり、電話できなくなったりするのに。そういうのがないと、いつまでも電話して、いつまでも話してる。それが俺らだから。依存しあってるのに、恋人は普通につくる。でも、お互いに恋人に嫉妬する。誰かと繋がる相手のことが許せない。そして、自分たちの間に入られると途端に苦しくなる。遠い距離感になると生きていけない。そこにいてくれないと生きていられない。何かが壊れてしまうんだと思う。こんな激重感情を募らせているのに、それが自分だけじゃなくて信長もだってことが、面白い。それに、幸せだとも思う。だからきっと、これからも俺は信長に、嫉妬する・嫌・嫌い・一緒にいられない・嫌になったら言ってね、離れるから・こんな俺のこと嫌いでしょ?・俺が一番じゃないと無理・俺の方が大事でしょ?って、面倒くさい彼女みたいなことを言い続けるんだろうな。そしてきっと信長は俺に、そういう禎丞も好きだよ?だから一緒にいたいし、一緒にいるって言い続けてくるんだろうな。しまいには、嫌になったら言うね?そんな日来ないけどって、どっからくんの?その自信ってことを言ってくるんだろう。でも俺はきっと、その言葉に救われて、ホッとして、これしか言えなくなるんだ。
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sskyt · 1 year
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『「呪術」の呪縛』上巻読書ノート
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江川純一・久保田浩編『「呪術」の呪縛』(上)リトン、2015年。
 今、呪術がかつてないほど注目されている。近代西欧に成立したreligionに対して、劣位に置かれるmagic概念を所与のものとして前提とすることなく、改めて問い直し、概念史や各国の事例研究といった観点からその諸相に光を当てる書。
 以下、所収論文についての読書メモ。 江川純一・久保田浩「「呪術」概念再考に向けて:文化史・宗教史叙述のための一試論」
 全体の導入論文。日本語の「魔法」と「呪術」、学問的概念としてのmagic、西洋文化史におけるmagic、そして、本書の背景と構成が論じられる。「魔法」(1474)が室町中期に現れているのに対して、「呪術」は『続日本紀』(699)に言及がある。  とはいえ、「呪術」は近世・近代において人口に膾炙しておらず、20世紀後半にフレイザーのmagicの訳語として定着した(それ以前は「魔法」)。また、学問的概念としてのエティックな次元と日常言語としてのイーミックな次元の区別の重要性が指摘される。  学問的概念としてのmagicで要注目なのはタイラーとフレイザーであり、特に後者のmagic→religion→scienceという図式が重要。その後のmagic研究の系譜はある意味ですべてここから始まった。他方で、イーミックな次元で見れば、magicの語源は古代ペルシア語に由来するギリシア語のμάγοςに発する。  すなわち、magic概念には、そもそもペルシア由来という他者性が付与されており、つねに地理的他者(非西洋)、歴史的他者(古代)、宗教的他者(異教)という含意がある。近代的なreligionとscienceは、他者にmagicという名を与えることで、自己を正当化してきた歴史的経緯がある。 第一部 呪術概念の系譜
藤原聖子「アメリカ宗教学における「呪術」概念」
 ウェーバー以来、ピューリタンは「世界の脱魔術化」として位置づけられてきたが、1980年頃からピューリタンも呪術を実践していたとする研究が盛んになった。これらの研究を島薗進の新宗教研究(呪術と近代化は背反しない)と比較対象する論文。  アメリカにおけるピューリタンの呪術実践研究では、呪術と近代化の関係は問題とならず、呪術の感情面が重視され、信仰と理性の対立図式、すなわち、アメリカの知性主義対反知性主義というナショナル・アイデンティティの問題へと引きつけて理解されている。  たしかに考えてみれば、アメリカのホラー映画は、魔女、魔法、霊、占い、ゾンビと呪術に事欠かない。むしろ合理性の反作用としての呪術に取り憑かれているようにさえ見える。それはアメリカという国のアイデンティティに関わる問題で、非常に興味深い。  ちなみに、アメリカの呪術総決算的なホラー映画として「キャビン」おすすめです! この『呪術』論集は、「宗教」概念批判を経た後で、「宗教」周辺の重要概念をアプリオリに前提とせず、反省的にその概念の意味を問い直すという点で、『ニュクス』第5号「聖なるもの」特集と双子のような存在ですね。
竹沢尚一郎「イギリスとフランスにおける呪術研究」
 エヴァンズ=プリチャードのアザンデ研究における妖術論とグリオールのドゴン研究における占い論の検討を通じて、呪術を複雑な世界の「縮減」(ルーマン)の仕組みであるとする仮説を提唱する。
 注で触れられている、レイモン・ファースの師マリノフスキーへの問い「もしすべてがすべてに結びついているとすれば、どこで記述を終えたらよいのでしょうか」は、いかにもラトゥール的な問いのように思える。 横田理博「ウェーバーのいう「エントツァウベルンク」とは何か」
 この論文は何度読んでも面白い。ウェーバーのEntzauberung(脱呪術化、魔術からの解放)は有名な概念で、様々な論者によって援用されるにもかかわらず、ウェーバー自身はこの概念を定義しないために、その内容は実は不明確である。  著者は丁寧な読解によって、「脱呪術化」が『プロ倫』における「救いの手段としての呪術の否定」と、『職業としての学問』における「世界の意味づけの否定」という二つの意味をもつことを明らかにする。また、前者が呪術から宗教への移行であるのに対して、後者は「世俗化」を意味する。  ちなみに、私が『現代思想』のウェーバー特集に寄稿した「世界に魔法をかける」の元ネタはこの論文です。「脱呪術化」という概念でひとつ気になるのは、この語はつねにEntzauberung der Weltと「世界の/世俗の」という言葉を伴っていること。この点も「脱呪術化」を援用する論者に見落とされがちだ。
高橋原「初期の日本宗教学における呪術概念の検討」
 日本の宗教学の歴史の中でmagicの訳語としての「呪術」が定着していった過程を跡付ける。明治時代はmagicの訳語として「呪術」は用いられていなかったが、日本の宗教学の確立とともに大正時代にフレイザーの影響の下、「呪術」が定着していった。 谷内悠「呪術研究における普遍主義と相対主義、そして合理性:分析哲学と認知宗教学から」
 「呪術は合理的である」と言われるときの「合理性」について、タンバイアの普遍主義/相対主義の議論を批判的にアップデートさせることで解決しようとする。概念図式/メタ概念図式の議論はガブリエルの「意味の場」の議論を想起させる。  ただ、普遍主義と相対主義の対立をメタ概念図式によって解決するというのは、問題を一段先送りにしただけのような気もするし、最後に出てきた「生物的合理性」は素朴な自然主義のように思えて、正直なところ、肩透かしの感がある。 第二部 事例研究:アジア
鈴木正崇「スリランカの呪術とその解釈:シーニガマのデウォルを中心に」
 スリランカで最も呪力の強いとされるデウォルについての神話と実際の呪術実践から、呪術の特徴を探る。呪術は「外来」「異人」といった境界的状況に対する意味付与・統御として発生するのであり、現在のグローバル化による変動もまた呪術が力をもつ場である。  たしかにマゴスの語源的意味にしても、フェティッシュにしても、文化的・地理的・時間的な境界において、あるいは、他者との界面において、「呪術」(なるもの)は発生するように思われる。個人的には、障り、罪、穢れ、害、悪を意味するシンハラ語の「ドーサ」という概念が面白い。 木村敏明「プロテスタント宣教師の見た「呪術」と現地社会:ヨハネス・ワルネック著『福音の生命力』をめぐって」
 スマトラのバタックに宣教したヨハネス・ワルネック『福音の生命力』に基づいてキリスト教から見た呪術の意義と効用を検討する。ワルネックは、インドネシアの宗教をアニミズムとして特徴づけたが、その評価は両義的である。  著者はこれを「世界観としてのアニミズム」と「エートスとしてのアニミズム」に分類し、前者が称賛されるのに対して、後者は現世利益を追求する自己中心的な呪術実践であるがゆえに非難されるとする。しかし、ヨハネスはこうした呪術を逆手にとって宣教が可能となるとして、利用価値も認めている。 池澤優「中国における呪術に関する若干の考察:呪術という語の呪術的性格」
 面白かった。呪術を「非人格的な法則性に基づく宇宙の操作」と定義すると、人間の作為が宇宙の経営に関与するという点で、陰陽五行説のみならず、古代中国思想全般が「呪術」になってしまうが、これは概念の使い方として非生産的である、という。  古代中国宗教研究における「呪術」の用例として、『詩経』研究が取り上げられ、そこではおおむね「呪術」が素朴な宗教を指す語として用いられ、特に言霊信仰のようなものが想定されている、と指摘される。  私は特に、グラネ『中国古代の祭礼と歌謡』の解釈が面白かった。詩は個人の感情を歌ったものではなく、慣習によって定められた集団の感情を表出したものであり、慣用句は「興」という強制力をもって、自然を循環させる力をもつ、という。詩はいわば礼のような宇宙の形式なのだろう。
川瀬貴也「近代朝鮮における「宗教」ならざるもの:啓蒙と統治との関係を中心に」
 朝鮮における近代化、日本の植民地支配という観点から、「宗教」と「宗教」ならざるもの(呪術・迷信)との区別が何を意味しているかを示す論文。特に、今村鞆、村山智順による植民地下の民俗学的調査の視線が見つめる「迷信」が興味深い。  近代化・啓蒙によって退けられた「巫俗」が宣教師たちによって朝鮮宗教の本質と捉えられ、さらに、朝鮮民族のナショナリズムへと結びつき、現代韓国社会において伝統と見なされるようになった、という指摘が面白い。この辺りの話はどうしても「コクソン」を思い出さざるをえない。 第三部 事例研究:日本
井関大介「熊沢蕃山の鬼神論と礼楽論」
 近世日本儒学における鬼神の問題を、白石・徂徠・蕃山を中心に、主に「礼」の観点から検討する。蕃山にとって、祭祀儀礼の意義は、人心を無意識裡に統御し、社会を統治することにあったが、それは天人相関論によって宇宙の運行を正しく経営することでもあった。  蕃山によれば、鬼神祭祀の礼は、社会が経済的に豊かになって人心が堕落し始めたとき、富の余剰を有益無害な仕方で蕩尽させるために整備された、とのことだが、これはまんまバタイユの社会的蕩尽の理論と同じですね。 一柳廣孝「魔術は催眠術にあらず:近藤嘉三『魔術と催眠術』の言説戦略」
 明治期の催眠術ブームのベストセラー、近藤嘉三『心理応用魔術と催眠術』にしたがって、明治期の「魔術」イメージを検討する。近藤によれば、魔術とは心の中の霊気を通じて感通する手法であり、睡魔術と醒魔術に分けられ、前者は催眠術からは区別される。  魔術は、感通によって、施術者の意思が被術者へと影響を与えることであり、催眠術とは睡魔術のの導入部分にすぎず、近藤は催眠術による治療は有害であるとさえいう。ここら辺は黒沢清の「CURE」っぽい話ですね。 宮坂清「科学と呪術のあいだ:雪男学術探検隊、林寿郎がみた雪男」
 これは面白い。1959~60年の雪男学術探検隊に参加した動物学者林寿郎の記録から、雪男に関する科学的視点と呪術的視点の関係を問う。学者が探求していた「雪男」とシェルパにとっての「イエティ」が、実は同じではなかったことが判明する件がハラハラして特に面白い。  日本の雪男ブームの出発点は、今西錦司(1952年のマナスル登山隊が雪男の足跡を目撃)だったんだね。知らなかった。あと、雪男探検隊って、川口浩探検隊みたいなものかと思ってたら、ちゃんとした科学的調査隊が派遣されていたのも知らなかった。 今井信治「「魔法少女」の願い」
 1960年代の『魔法使いサリー』『ひみつのアッコちゃん』から現代の『魔法少女まどか☆マギカ』まで、魔法少女アニメを時系列順にたどりながら、そこで描かれている「魔法」表象があとづけられる。  東映魔女っ子シリーズが女子の人気を博したのは、当時、女子向けのテレビ番組がなかったからで、別に魔法でなくてもよかったとの分析だが、そうはいっても「セーラームーン」の継続的な人気や、映画「マジカル・ガール」を見ると、やはり女の子にとって魔法は特別な意味をもっているようにも思われる。 堀江宗正「サブカルチャーの魔術師たち:宗教学的知識の消費と共有」
 アニメやライトノベルで人気の「魔術」を分析することを通じて、データベース消費型のサブカルチャーがその消費者にとって「宗教」よりもリアリティをもつようになった現状を明らかにする。  「魔術」関心層は20~30代の男性であることと、魔術・宗教的語彙をもったメディア作品の受容者は自分を能動的に魔的キャラクターを使役する存在(つまり魔術師)として同定しているという分析を組み合わせると、なかなかに痛い実態が見えてくるような気がする。
 魔術を扱った代表的な作品として『とある魔術の禁書目録』が挙げられているが、現在(2023年)に改めて同様の問題を扱ったら、おそらく代表的な作品は『呪術廻戦』が挙げられることだろう。また、作中では錬金術はあくまでも「科学」であって「魔法」ではないとされるが、実態としてはどう見ても「魔術」を扱っている『鋼の錬金術師』がまったく言及されないのは不思議。
追記
藤原聖子「「呪術」と「合理性」再考:前世紀転換期における〈宗教・呪術・科学〉三分法の成立」『思想』No. 934、2002年、120-141頁。
 呪術は、科学と比べて「非合理的」とされる場合(フレイザー)と、宗教と比べて「合理的」とされる場合(ウェーバー)があるが、これは両者で「合理性」の意味が異なるためである。著者によれば、さらに第三の失われた合理性概念がある。  すなわち、呪術は、理論ー合理的な科学に対して、理論ー非合理的であるが、実践(合目的的)ー非合理的な宗教に対しては、実践ー合理的である。この2種の合理性に加えて、呪術には「ゾッとさせる」という意味での「実体的非合理性」が含意されている(デュルケーム、オットー)。  奇跡論においては、古代末期か~中世末期、奇跡は「聖」に結びついていたが、19世紀末には「超自然」と結びつくようになった、という話(マリン)が面白かった。つまり、キリスト教では奇跡が聖人の業として呪術に対置されていたが、近代以降、科学と対立するがゆえに超自然と結合した、ということ。
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gameband-q · 1 year
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■演奏予定タイトル紹介「グランブルーファンタジー」
グランブルーファンタジー(以下、グラブル)はCygamesにより2014年にサービスを開始したスマートフォン向けソーシャルゲームです。現在も継続してサービス展開中であり、累計登録者数は2700万人以上、日々のテレビCMや雑誌広告などでたびたび目にする超有名タイトルです。アニメ化、コンシューマーゲーム化といった展開もされています。ガチャピンとムックが登場する無料ガチャのCMがおなじみですね。
グラブルは空に浮かぶ島を、空とぶ船「騎空艇(きくうてい)」にのって旅をする物語で、主人公は帝国に追われる少女ルリアと運命を共にする関係となり、世界を左右する(いくつもの)戦いに身を投じていきます。
ゲームシステムは、ストーリー中、またはガチャによって仲間を得て、仲間を育てパーティーを編成し、装備を整え、強敵と渡り合えるようにする、いわゆる「デッキ構築」を楽しむものです。
現在も継続中のメインストーリーと、シリアス、コメディ非常に多岐にわたるジャンルのサブストーリー、キャラクターごとのエピソードといったストーリー面も重厚です。キャラクターたちも長く愛され、キャラクターソングのARライブなど、ゲーム以外のコンテンツも充実しています。充実しすぎているがために、お空(=グラブルの世界)から帰って来られない団員も続出しています。
多様な他コンテンツとのコラボレーションも魅力のひとつです。年代も様々なコンテンツとのコラボレーションはいずれもキャラクターボイス付きの新規ストーリーと共に展開され、コラボ先コンテンツのファンにも嬉しい内容のものばかり。非常にたくさんのキャラクターが参加し「大乱闘スマッシュブラザーズ」のようなオールスター感を持っています。「安室透(名探偵コナン)」と「ルルーシュ(コードギアス)」と「煉獄杏寿郎(鬼滅の刃)」に同時にゴリラ効果※をつけることができるゲームは世界広しといえどもグラブル以外には存在しないでしょう。
※ゴリラ効果:召喚石「ゴリラ」を使用した際味方キャラに付与される強化効果で、副作用としてキャラクターの声が全てゴリラの鳴き声になる
■GAMEバンドでの演奏予定楽曲について
Q Concertでは、グラブル内で実施されたストーリーイベント「ロボミ」よりテーマ曲「ロボミ」を演奏します。
「ロボミ」は、剣と魔法の世界であるグランブルーファンタジーの世界観に昭和時代の特撮とロボットアニメを持ち込んだ、シリアスながら異色のイベントです。どこかで見たような色使い、どこかで見たような気がする研究所、どこかで聴いた気がする言い回し、特撮・ロボットアニメファンなら何かを思い起こさせるような設定となっています。
「ロボミ」はイベントがリリースされたのちに、水木一郎さんの歌声の主���歌が発表されるなど、音楽でも熱い展開がありました。「ロボミ」だけを聴くとまるでロボットアニメを聴いているように感じるでしょうか、それとも「グラブル」を感じるでしょうか。お楽しみいただければ幸いです。
■ウンモゲェー!
ウンモゲェー!
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kennak · 2 years
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居酒屋アルバイターだった私が客の傾向を偏見で語る 1.大学生 どう飲んでも可愛い。吐いても許せる。案外ちゃんとしている。言葉遣いも丁寧。客単価は3000円ほど。いっぱい飲むと意気込んでビール3杯で終わる。 基本誰でも歓迎だが、歳を誤魔化して飲もうとする未成年は可愛くない。舐めるなよ小僧。 2.証券マン だいたいキープボトルがある。飲み方は丁寧だが、居座る傾向がある。長尺でくだを巻く。焼酎は水割り。仕事の話がメインで店員に絡む頻度は少ない。しかし、酔っ払うと愚痴がひどい。明日も待ってる。 3.教師 マナーは悪い。飲み方も雑。頼んだものを覚えていない。日頃の激務を酒で流すようである。脳の処理能力は居酒屋においてはミリレベルと化す。日頃脳がフル回転ゆえに仕方ない部分も多くある。モラリストゆえに店員には絡まない。吐くこともしない。ただ、雑なだけ。よろこんで片付けます。 4.老人 個人で来店する人はみんなとっても良い人。飲み方もかわいい。ウイスキーにチョコもいれちゃう! 団体客となった瞬間、傍若無人に振る舞う。持ち込みドリンク!営業時間無視!騒音レベルの話し声!! でも、帰るときに「ありがとう」ってみんな言ってくれる。長生きしてね! 5.ファミリー 来店した瞬間、子どもの年齢を推測し、お子様セットを用意。キッチンのみんな!ポテトをあげてくれ!ケチャップは多めだ!高確率で母がハンドルキーパー。居酒屋は家族の団欒を守ります!全国の子育て世代にとって少しでも安らぎの場所でありますように! ん、もう20時過ぎたぞ帰れよ。 6.ソロ(メンズ) スマートオブスマート。普通にカッコいい。けっしてくだはまかない。店員さんには絡む、ここで差がつく。 1人で来たいのか、1人でしか来れないのか。 前者は静かにだし巻きをつつき、日本酒をすする。後者はうるさい。おい、隣に絡むな。 7.ソロ(ウーマン) レア。だいたい喫煙者。 むろんカッコいい。近づいたら殺されそうなオーラを出す。そしてかわいいカクテルを飲む。 行き帰りはタクシー。私生活は謎。絶対に聞くなよ。 8.カップル 仲睦まじくて何より。しかし、年齢が高くなるとそうはいかない。個室?通すものか。オープンなところで健全に恋の盃を乾かすがいい。いいか、動物になるなよ。片付けんのは店員だ。気持ちよく仕事をさせてくれ。 9.上司と部下 最も同情する。経験則からくる上司の自慢話、成功体験。よかれと思って話す上司の快楽に付き合うしかない可哀想な部下。割と長引くのでたいてい部下が酔い潰れる。上司が介抱し、上下関係が築かれる。その後、部下が友達と来店すると実に気楽そうでよかった。でも潰れないで。 10.居酒屋店員 客の中では神。こちらの事情をよく知ってくれている。料理が遅くとも待ってくれるし、最後は片付けまでしてくれる。 仕事モード忘れて飲んでもいいんだぜ!2軒目からご一緒していいかな! 11.合コン だいたいめんどくさい。 100歩譲っていい感じになったとしてもだ。あの幹事役の青年がトイレにいったときにさんざん「アイツはない」みたいな話をしていただろう。仲間だろう!何言ってんだ!帰りが遅かったからトイレに見に行ったら吐いてた。アイツはない。 12.警察 教師とタメをはるくらいに雑。だが、序列がしっかりしているので若手がよく動く。しかし、態度は基本横柄。公務員は忙しくストレスがたまるんだなぁとしみじみ感じていた。日本の安全のためには彼らを労らねばならない。 13.保育士 カラフルなカクテルがテーブルに並び、サラダをつつき、チーズをおいしそうにほおぼり、口を揃えて「仕事やめたい」と言う。 若手の女性ほどその傾向が強い。居酒屋でさんざん思いの丈をぶちまける。たいてい座敷を希望するが靴箱にブーツが入らない。ぜひ履きやすい靴でお越しください。 14.体育会系(男子) 屈強な身体が揃い、座席は狭く感じる。上級生の言うがまま、ビールはピッチャーで注文。プロ野球も顔負けのピッチャーの続投は店員からすると準備が楽で良い。ビール樽が切れると面倒だが、気持ちよく飲んでくれてスッとする。飲み放題の元をとって去っていく。だいたい荒れる。 15.マイナーサークル ほどよく盛り上がる。めちゃくちゃ早口で会話は展開される。たいていスニーカーを履いている。割と顧問の先生が飲み会好き。この顧問の先生は別に専門でないことが多い。いつの間にか一升瓶がテーブルに置かれている。気分よく先生を飲ませ、支払わせて帰る。それが処世術だ。 16.バイト卒業生 懐かしさを求め、帰ってくる。現役はシンプルに嬉しい。そして、アルバイト業務を代わりにはじめる。口癖は「なんかいろいろ変わったね」。そう、もうあなたのいる場所ではない。今の仕事と向き合おう。今日くらいゆっくりしていけよ。あ、片付けはこっちでするから皿はそのままで。 17.芸能人 何回か接客経験がある。ニオイが違う。割と明るく飲む。テレビでいじられている芸人もやはり「テレビの人」になり、相当華がある。そんな華のある人も酒の前ではただの人。サインくださいも握手してくださいも言えなかったが、店長あんたレジ前で握手してんじゃないよ。片づけやんなさい。 18.建築関係 入店と同時に全員分のビールを注ぐ。ひとりくらい下戸がいて、たいていオレンジジュースを頼むと「お前可愛いなぁ」みたいなひと笑いが起きる。ノンアルだっていいじゃない。 彼らのおかげで我々の生活は安全なものとなっている。流した汗はビールで補給して明日もがんばってね! 19.美容師 オシャレないでたちで20時以降に来店。実は閉店後にミーティングを行い、練習もする。お客様の美をしたてる彼らはありとあらゆるドリンクを注文するのでドリンカー殺しである。仕事の話はなく、プライベートのことばかり。店長は優しく従業員の悩みをしっかり聞く。金遣いは良い。 20.すべてのお客様(ラスト) 居酒屋でやっちゃいけないことはラベルの向きとかじゃなくて、 ・◯◯時ラストオーダーですは「早よ帰れ」の社交辞令と知る ・飲みもしないお冷を全員分頼む ・店の前にたまる だ! ここまで読んでくれてありがとな!おいしく酒は楽しもうぜ! いっぱい読んでくれてうれしいのでエピソードを一つ投下します。 合コンで「ない」と言われていた男の人ですが、レジ前で高いループを描くゲロを吐きました。 我々店員からも「ない」判定を下し、「平成のマーライオン」という異名を獲得して帰路につきました。 掃除したのは私です。店長…!
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ophelia333k-k-k · 2 years
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2022年12月13日
暗闇 見つめている二重らせん 週刊誌の最後のページ 孵化する 孵化させる 目が覚める からっぽのまま 赤ん坊の手を握る 哲学ニュース 強度 占星術師 と打ったら変換される 性占術師 学生時代 最も力を入れたこと 死は幻想である 愛、あ、あ、あ、名前を教えて なりたいもの わたしが 明るい世界 明るい未来 クビになったドラッグストア 礼拝 お好み焼き チューニングの狂った 歌 聴こえなくなるまで 聴こえなくなるまで featuring あなたのこと 声 死について って誰も知らない経験していない から 駆け込み乗車 禁止 お兄ちゃん お兄ちゃん 扉を開けて 機内モードで延命する アジテーション はやくしたい 遅く 結婚 まん防 イデア的には ずっと一緒がいい よね 今だけ無料 アジテーション テナント募集 の 看板 らすとくりすます とぽろじー 言葉で考えるのをやめる あ、あ、あ、 図式化 ズキズキする 監視されていた 白い部屋 女衒 パッチワーク フランケンシュタイン みたいに 愛と幻想と 愛と幻想と 糸 ほどけていく ことを想像する ジャスミンを銃口に 営業系総合職 死んだ瞬間の聴覚について 死んだ瞬間の聴覚について のように のように さようなら 魔法少女 ハートフィールド 歌う メヌエット ピーチ姫の テトラポット アストラル界 あなたの 吸い込まれる ダム 死体画像 すぐ会いたい女子が急増中 アカツクシガモ 京都市植物園 振り回す キャリアチェンジ された アルバイト する このサイトにアクセスできません と 声が して振り向く 昨日 のことを覚えていない 迷宮 のようだと うわさのベーコン クルトン コーラ・パール ゾラ ほら、と 初音ミクの額から垂れる汗 花園神社で 迷い込む 見世物小屋よ 一生バイト ポケットモンスター 正解を引き当てるまで やる気が出ないな 英単語帳 ランボーを読んでしまったなら ロックンロールはそう ホテル暮らし 空調の音 Jアラート 星座を結ぶ ロックマンエグゼ lain rain ruin  ビスク・ドール 野良犬 奈良へ向かう列車 アーレント 現実感 人生攻略サイト 灰と は 意図 思考 回路の中を むさぼり食う 吸う 空気 止まった ままの 子宮的な エリア 嘘をついたまま死ぬ のね ルビンの壺 12ポイント stray sheep と 動詞動詞動詞動詞 同時的に 田中角栄 魔人ブウ 犯す 壊す 作る 波打つ わたしは 殺す 生かす 咲く 咲かす ライフハック 死 冷蔵庫 咲かす 飛び立つ やわらかく もやもやと ばたばたと 解毒する 夏休み 向日葵 消滅した 蝉が鳴く なく 無く 咲く さ さ さ 教育する アナイス・ニン 逃げ出す 逃走する 闘争? 領域を広げていく 閉じる 閉じこめる 閉じ込められた 布団の中 宇宙のように 宇宙そのもの 高橋まつり 滅びた 100年後のことを考えて 文章を書く 脳みそから溢れ出した 白い水着 黒いタイツ 道化のように 大天使のように 借りる 回帰する アカツクシガモ 成長すること 天秤のことを考える by  this river ラブ&ポップ 脳破壊 快楽 シャドウ・ワーク 子宮口から この世界の果てまで 共同体 忙しい 忙しさ exclusive みんなのレビュー 連帯 証明するために ランキング もっと欲しい あなたらしい 瞬間に 祈る手 summer 上映する ロングヘアー 偏差値 ピアス 18個  生き延びる ラリる 刺さった 反射した 発射した 家畜人 ホワイトノイズ 空間 依存症 白い 微分不可能な やわらかい その曲線 エゴサーチ バーモント・カレー 姦淫する 階段 聖書 夢の中に出てくる 中島らも 他人の日記 読む 話す 歌う ような気がする そんな感覚が 一時間天気予報 ペヨーテ ぐるぐる回る 永久に 永久的に 結びつけた 途端に壊れる ぱりん、と ふらっと 消えちゃいそうな気がする 意識が高い 高低差 風圧 やさしい言葉 インターネットのグロサイト 巡る 再度 巡る 繰り返していた クリスマス サンタさん 産道 乱視のまま 今日も生きている 息をする あらゆる 虹色の 永久に理解されることのない強度 氷点 貯金やダイエット レポ漫画 面白くなる 国語辞典 解剖する やまい、だれ 芽殖孤虫 ひらひらと 眠る ゴミ出し 擬音一覧 シーシュポス 間違った注文 集める 女性が一生で排卵する卵子の数は400個~500個と推定され 細胞膜 ずきずきと 痛む手 うつらうつらと その指で 欺瞞 マッサージ されたまま死ぬ アイライナー いつかは終わる 旅 続いていく 気持ち悪い、 と少女 折りたたみ傘 出会う 解剖学の教科書 ホーリー・マウンテン もやし 食物繊維 的な ひらく 伸びる 匂いがする 恥丘 裏切る 一本の木 待ち続けている 市民会館 明かしえぬ共同体 ムーミンたち ムーミン谷へ 向かっている ヤツメウナギ もし仮にそれが ハッとする 気がつく 失う 海のそばで グランドメニュー 幽霊 ピアスの穴 カッターナイフで切る 舌を 下へと 血が出る 地が出る前に ここからいなくなる 踊る 大雨の中 浴びる 天高く 土砂降り もっと 濡れてしまいたい 溶ける あらゆる種類の動詞 固着した エディプス・コンプレックス 身体を売る 眠りにつく べたべたした くすぐる 太もものうぶ毛 のように 行こうね ずっと一緒に 逆にする 黒板に描かれた 天使と怪物 流れとよどみと 恋と革命 そのままの 君でいてね イデオロギー それとも 触れる 手に 手のひらに その温度を そっと撫でる ように見える 青ざめた 顔 目で 浮き上がる 物流倉庫会社 キスをする どこにも行けない どこにも行けない 憂鬱な夫婦 中絶用の 願いを書く 七夕 永遠に落ち続ける夢 人生ゲーム 青いピン そのように 性行為のやり方 鍵付き完全個室 運動会 発熱 保健室 はつなつ 人生経験 終わりゆく 肉の厚さ 海馬 言語野の 衰退 ダウンロード数 数えていた 新しい生活様式 リズム 物語ること 豊かな 再生回数 氷 覆われる 世界すべて 素数のように 感じる 解体 怒らない? 起こらない、何も 可能性が失われていく 研ぎ澄まされていく 失われていくことで 何者かになった その平らな牧場 忘れてきた お持ち帰り する 立派な 飛び降りて 刻まれた 胎児のように さえぎられる 海岸には小屋があって 喧嘩をする 白鳥 食べられる 汚い 穢れてしまった 純粋なもの 銃を撃つ 一発 チェーホフ、どこへ行ったの? と母親が階段を上がってくる 切符をなくしてしまったままで 生き続けている気がする 少女には 晴れ 絵日記は かすれてしまった とうに 音楽にはならない 寒天培地の上で 有性生殖する していた した方がいい 人生経験 ペットボトル HPVウイルス 頭のない 風邪総合 目をさます 神経系 ポーチの中で 白い粉になった 睡眠薬 遠くの方へ、遠くの方へ 並べられている 全校集会 鳴らされて 走る 望遠鏡を 覗き込む もうすっかり 子宮頸がん 夢中になって 標本にする どうやって? 悟りについて 五億年ボタン 走馬灯 一週間くらい考えてもいい? 愛妻弁当 ぷっちょ の容器でオナニーする カンブリア紀の 海中生物やわらかく モニターの奥 夏の光 ぴったりと 豊かに 遅延しながら 本間ひまわり いま、を指差す指の先 爪の長さ 変わって 一括見積もり ふざけているのではなく 頭痛 左側 ありがとう こんにちは おはようございます それは愛ではなく の ような 夜行バス 棺 出生外傷 の あなたは ロビンソン トリップした 虹色の女 devenir ひだ 開く 一枚一枚 めくっていく 匂いがする 工場の赤ん坊が コンクリート 嘘だった あてのない 意味のない 海 潜り続ける 潜水艦の中で 夢を見ている 象徴的に もっと速く 飛び立つ 自壊したい 鯛 平らな 館内における密を避けるため 破れた 四つん這いになって するだろう 想像 するだろう 未完のままの もはや戦後ではない 未亡人 ぷろ、ぱかんだ 重量と恩寵 根を 肉体が壊れていくのは かもめ 肉塊 台風が来る前の夜 アオカビ もっとたくさんの地獄 天国は通り 過ぎては消えていく スーツの人が通り過ぎていったあとの 匂い 大人の匂い 食器返却口 この席の使用はお控えください アルコール消毒 セーブポイント 豚 のような女 と 猿の ような 男が出会う 死体ごっこ バラバラに 組み合わせる 英単語帳の例文みたいに 死に近い コンクリート 裂け目 洗浄液 メリークリスマスの Yahoo知恵袋 真理があると言われている そこにある 死んだあと魂はどうなるの? と子どもが尋ねる 何グラムの 前世の記憶 当たり前の事 トンネル 潜り抜ける音 夢の中の休憩所 自動販売機 光 光 夜の闇に飲み込まれないように コンビニエンスストアは灯台として 鳴りやまない 崩れていく 昨日 来ない 来ている すでに いま 冬の ま、ふゆ ま 電気ストーブ あたたかく すりつぶす 通勤・通学 するための列車 眠る 折りたたまれたヒダ 予言する 1999年 産まれ た 朝 ねむる ねむる もっとよくなる 地方都市
夢の中では 現実的な 現実的なもの 親ガチャ 100年後の 2000万年後の 想像していてね 空っぽの脳 おばさんが入ってくる大量に 魚 飛び跳ねる 誰も見ていないところで 老人の声はデカい 無が無限に膨らんで 恒星たちは爆発し きっと届かないまま ゲーム実況見ていた 二年間 だった気がする だった気がする この区域で路上喫煙をすると 一千円の過料が科されます と どこかに書いてあった 教科書に落書きをしている間に 終わっていた もっと濡れたい 雨に 幼形成熟 恋と革命のために 太郎 花子 由香 香織 紗耶 話題のツイート 温泉むすめ 逃れてゆけ 逃れてゆけ 自撮りしているふたりを 見つめる 目 目玉 浜辺で 白く 白く 白く 白く 境界線はほどけた もう一度 あまい 糖衣錠 統一的な 像 増殖する お支払い方法 まとめサイト この世界の秘密 ねじれたソーセージ 青い 白い 脆い イオン・モール 迷子になる 歌を歌う 歌っていた 冗談でした あらゆる 情報商材のために すべて ひとつの 自己啓発 は はいいろの ノイズで 
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asa-k · 2 years
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SFCセプテントリオン CAST表の元ネタ
(数年前に書きかけのまま放置していた記事を投稿してみます。たぶん未完成です)
定期的にセプテントリオンの動画を摂取しないと死んでしまう体質なので、 動画を見ていて気になったエンディングのキャスト表の元ネタを調べてみました。 もじっていたり微妙に綴りが違ったり、そのまんまだったりするようです。
※代表作などはゲーム発売の1993年までの情報を中心にまとめ���います
CAST
CAPLIS     KEIN CASNNER キャプリス=ウィッシャー:ケイン・キャスナー
ケビン・コスナー 「フィールド・オブ・ドリームス(1989)」「ボディガード(1992)」など 「アンタッチャブル(1987)」にてショーン・コネリーと共演
REDWIN     JEAN HICKMAN レドウィン=ガードナー:ジーン・ヒックマン
ジーン・ハックマン 「フレンチ・コネクション(1971)」「スーパーマン(1978)」「ミシシッピー・バーニング(1988)」など ゲームの元になった「ポセイドン・アドベンチャー(1972)」の主人公・スコット牧師役
JEFFERY      SEAN CHANERY ジェフリー=ハウエル:シーン・シャネリー
ショーン・コネリー 「オリエント急行殺人事件(1974)」「アンタッチャブル(1987)」など 「007(1962~)」シリーズの初代ジェームズ・ボンド役として有名 「大列車強盗(1979)」にて演じたエドワード・ピアースの偽名が「ジェフリー」
AMY     JENIFFER CHANERY エイミー=マーカーソン:ジェニファー・シャネリー
ジェニファー・コネリー 「フェノミナ(1985)」など このゲームと��じくHUMANのシネマティックライブシリーズ第3弾「クロック・タワー」の主人公・ジェニファーのモデルでもある
LUKE     ANTHONY EDWARDS ルーク=ハインズ:アンソニー・エドワーズ
アンソニー・エドワーズ 「トップガン(1986)」「ER緊急救命室(1994)」など 一字一句違わず名前がそのまんまなので逆に別の人かもしれない。 (ゲーム中の顔グラ見る限り雰囲気はなんとなく似ている)
HARRY     JEFF BOTTOMS ハリー=アダムス:ジェフ・ボトムズ
ティモシー・ボトムスとジェフ・ブリッジスの合体か? 上記の二人は「ラスト・ショー(1971)」にて共演している。 彼だけなぜかフュージョンしているし、そもそも他の子供のキャストは子役で固めているのに対して二人とも当時既におっさんの役者であるので違うかも。
ジョセフ・ボトムズである説を発見しました。子役出身ではないですけどフュージョン説よりは自然ですね!
STERA     DREW BARRY ステラ=アダムス:ドリュー・バリー
ドリュー・バリモア 「E.T.(1982)」「おもちゃの国のクリスマス(1986)」「ボディヒート(1992)」など
ADELLIA     SHIRREY KNIGHT アデラ=ハウエル:シリー・ナイト
シャーリー・ナイト 「Dutchman(1967)」「エンドレス・ラブ(1981)」など
 
NERSON     CHACK NORRIS ケリー=ネルソン:チャック・ノリス
チャック・ノリス 「ドラゴンへの道(1972)」「オクタゴン(1980)」「地獄のヒーロー(1984)」「炎のテキサス・レンジャー(1993~)」など 本物はCHACKではなくCHUCK。 Wikipediaによると元軍人であり、俳優であり、武術家であり、映画製作者であり作家であり政治評論家であり実業家であり社会運動家。一人でも脱出できそう。 ジェフリー編にしか登場しないのに豪華キャストである
EACARS     WILLIAM DAHOE ジミー=エイカーズ:ウィリアム・ダフォー(?)
ウィレム・デフォー 「L.A.大捜査線/狼たちの街(1985)」「プラトーン(1986)」など 本名はウィリアム。「ミシシッピー・バーニング(1988)」にて演じた役名が「アラン」
CLAVER     MICHAEL BEENS クレイバー=マシューズ:マイケル・ビーンズ
マイケル・ビーン 「ターミネーター(1984)」「エイリアン2(1986)」「ネイビー・シールズ(1990)」など 吹き替え声優は池田秀一。3点なのに豪華ry
BARBARA     NASTASSJA KINSLY バーバラ=シンクレア:ナスターシャ・キンスリー
ナスターシャ・キンスキー 「テス(1979)」「マリアの恋人(1984)」「マグダレーナ(1988)」など
CAUPER     PETER BOYLES クーパー=スミス:ピーター・ボイルズ
ピーター・ボイル 「ジョー(1970)」「ヤング・フランケンシュタイン(1974)」「タクシードライバー(1976)」「アウトランド(1981)」「サンタクローズ(1994)」など 2点のくせに豪華ry
PAMERA     GRACE KELLY パメラ=スミス:グレース・ケリー
グレース・ケリー 「モガンボ(1953)」「喝采(1955)」「白鳥(1956)」など 一字一句違わずそのまんま。女優業を経てモナコ公国皇妃に。 過去の恋人にゲイリー・クーパーがいる。
STACY     PAMERA MARTIN ステイシー=スミス:パメラ・マーティン
パメラ・スー・マーティン 「ハーディ・ボーイズ&ナンシー・ドルー(1977)」「ダイナスティ(1981~)」など 「ポセイドン・アドベンチャー(1972)」にて女子高生・スーザン役を演じている。ステイシーもそれくらいのお年頃だろうか
MARRY     LILY BLAIR マリー=マクスウェル:リリー・ブレア
リンダ・ブレア 「エクソシスト(1973)」「エクソシスト2(1977)」など
 
FRANSOWER     MARY GRIFFITH フランソワ=マクスウェル:メアリー・グリフィス
メラニー・グリフィスだろうか。 「ボディ・ダブル(1984)」「ワーキング・ガール(1988)」など もしくはジェイン・メアリー・グリフィスか? 「春風と百万紙幣(1954)」など。 マリーの母フランソワ役がメアリーだったり、 パメラの娘ステイシー役がパメラだったりするのおもしろい
ALAN     TIM DULTON アラン=ゲーブルス:ティム・ダルトン
ティモシー・ダルトンか? 「嵐が丘(1970)」「フラッシュ・ゴードン(1980)」など 「007(1987)~」4代目ジェームズ・ボンド役を務める。
STACK     JAMES WATOSON スタック:ジェームズ・ワトソン
生物学者のジェームズ・ワトソンだろうか(俳優じゃないけど) 急に俳優じゃない人ぶちこんでくるか…??? と思ったら、俳優の方もいました ジェームズ・A・ワトソン・Jr 「夜の大捜査線 霧のストレンジャー(1972)」など 俳優のジェームズ・ワトソンさんはもうお一人いらっしゃったけど、活動時期等考えるとそちらではなさそう…? (いっぱいいそうな名前だもんね)
RECHERD     GERARD FHILIPS リチャード=カニンガム:ジェラルド・フィリップス
ジェラール・フィリップか? 「肉体の悪魔(1947)」「花咲ける騎士道(1951)」「赤と黒(1954)」「モンパルナスの灯(1958)」など 活動時期的にジェラール・フィリッペリかもしれない。 「クレイジー・ボーイ(1973~)」シリーズなど。
MILLER     WILLIE NERO ミラー=ストライザース:ウィリー・ネロ
ウィリー・ネルソンか? どうもこのブロックにきてから元ネタが特定できない。もしかしたら俳優じゃない名前で固まってるのかもしれない ウィリー・フランシス・ネロという歌手がいるが、女性である。
TENDER     RICHARD RUSSEL テンダー=ジョンストン:リチャード・ラッセル
どうやら俳優さんでリチャード・ラッセルさんがいらっしゃったようなのですが詳細はよくわからず。 他にも音楽プロデューサーのリチャード・ラッセルさんもいらっしゃるそうです。
カート・ラッセル説を発見しました。 「ザ・シンガー(1979)」「遊星からの物体X(1982)」「シルクウッド(1983)」「デッドフォール(1989)」「不法侵入(1992)」など
KATHERINE     CYBILL SHEPARD キャスリン=メイプルズ:シビル・シェパード
シビル・シェパード 「ラスト・ショー(1971)」「タクシードライバー(1976)」「ワン・モア・タイム(1989)」など 本物はSHEPHERD。やっと特定できる人がきた。 理由は後述しますがこちらはダンサーのキャスリン(ケイトじゃない方)と思われます。
ROBERT     MATTHEW FREDERICK ロバート:マシュー・フレデリック
マシュー・ブロデリックか 「ウォー・ゲーム(1983)」「フェリスはある朝突然に(1986)」など 「ライオン・キング(1994)」ではシンバ役(声優) 「グローリー(1989)」にて「ロバート」役を演じている。 肝心のロバートがゲーム本編に登場しないが。 (スタックが載ってるあたり、エバートの間違いなのか??エバートがロバートの間違いなのか…??) 綴りも全く同じな建築家のマシュー・フレデリックという人物がいるが、たぶん関係ない……と思う
 
MICHAEL     JOE ALLESANDRO ミッシェル=バニングス:ジョー・アレッサンドロ
ジョー・ダレッサンドロ 「トラッシュ(1970)」「悪魔のはらわた(1974)」「クライ・ベイビー(1990)」など
ANNA     CAROL WHITE アンナ=タマロ:キャロル・ホワイト
キャロル・ホワイト 「夜空に星のあるように(1968)」など 綴りがそのまんまなので別人の可能性ry
FRANK     MICHAEL KAIN フランク=コーニー:マイケル・カイン
マイケル・ケイン 「国際諜報局(1965)」「ポセイドン・アドベンチャー2(1979)」「ハンナとその姉妹(1986)」「マペットのクリスマス・キャロル(1992)」「沈黙の要塞(1994)」など 「リタと大学教授(1983)」「影の軍隊(1986)」で「フランク」役を演じている
HENRY     ROB BENSON ヘンリー=エイブラムス:ロブ・ベンソン
ロビー・ベンソンと思われる 「ビリー・ジョー 愛のかけ橋(1976)」「アイス・キャッスル(1978)」など 「美女と野獣(1991)」のビースト役の声優としても有名。
JACK     DAVID VENNENT ジャック=ハミルトン:ダーフィト・ヴェンネント
ダーフィト・ベンネント 「ブリキの太鼓(1979)」「レジェンド/光と闇の伝説(1985)」など 本物はBENNENT。
PEINS     JEFF DANIELS アンソニー=ペインズ:ジェフ・ダニエルズ
ジェフ・ダニエルズ(綴りまんま)でいいのだろうか。 「愛と追憶の日々(1983)」「カイロの紫のバラ(1985)」など 1994年公開の「スピード」「ジム・キャリーはMr.ダマー」が有名
LATON     HECTOR ELLIOT ウィンス=ラニー=レイトン:ヘクター・エリオット
ヘクター・エリゾンドか 「生き残るヤツ(1971)」「アメリカン・ジゴロ(1980)」「フラミンゴキッド(1984)」「プリティ・ウーマン(1990)」など
CRAFT     NEVILLE BRANDLE ハンフリー=クラフト:ネヴィル・ブランドル
ネヴィル・ブランド 「都会の牙(1950)」「第十七捕虜収容所(1953)」「マッドボンバー(1972)」「悪魔の沼(1977)」など 悪役・殺人鬼役で有名だったそうなのでこの方と思われる。 たしかに殺人以上のこともしてらっしゃる。。。
 
ANGERICA     KATHLEEN TURNEY アンジェラ=スノーリーブス:キャスリーン・ターニー
キャスリーン・ターナー 「ロマンシング・ストーン 秘宝の谷(1984)」「女と男の名誉(1985)」「ローズ家の戦争(1989)」「私がウォシャウスキー(1991)」など
KATHERINE     PHOEBE KATES キャスリン=クレイトン:フィービー・ケイツ
フィービー・ケイツ 「パラダイス(1982)」「再会の街/ブライトライツ・ビッグシティ(1988)」「フィービー・ケイツの 私の彼は問題児(1991)」など 本物の綴りはCATES。 アンジェリカとの連名、役者の名前がケイツなことからこちらがキャスリン(ケイトの方)と思われる。 (「グレムリン(1984)」でも「ケイト」役を演じている) そして中の人がキャスリンなのはアンジェリカ。ややこしいw
PASSENGER     WOODY ARLEN パッセンジャー(乗客):ウディ・アーレン
ウディ・アレン Wikipediaによると映画監督、俳優、脚本家、小説家、クラリネット奏者。アカデミー賞史上最多ノミネート。多才な方だあ 風貌的にヘンドリックス医師だろうか(乗客扱いなのかどうかは微妙ですが)
PASSENGER     BROCK SHIELDS パッセンジャー(乗客):ブロック・シールズ
ブルック・シールズ 「プリティ・ベビー(1978)」「青い珊瑚礁(1980)」「エンドレス・ラブ(1981)」「ブレンダ・スター(1989)」など 名無しとはいえ大物女優なのでジャックのママか、もしくは子役出身なのでジェーン役かもしれない
PASSENGER     MARK HAMILTON パッセンジャー(乗客):マーク・ハミルトン
「スター・ウォーズ(1977)」のルーク・スカイウォーカー役であまりにも有名なマーク・ハミルではなかろうか そのままマーク・ハミルトンという役者さんもいらっしゃるのだが、出演作が「赤い谷から来た男(1925)」などなので他と比べてちょっと古すぎるような気がする
PASSENGER     GATHRINE DENUV パッセンジャー(乗客):ギャズリーヌ・デヌーブ(?)
カトリーヌ・ドヌーヴと思われる。 「シェルブールの雨傘(1964)」「ロシュフォールの恋人たち(1967)」「リスボン特急(1972)」「終電車(1980)」「インドシナ(1992)」など 大女優さんだしセリフのある役だとしたらこちらがジャックのママかも。
PASSENGER     LOYD BRIDGES パッセンジャー(乗客):ロイド・ブリッジス
ロイド・ブリッジス 「サハラ戦車隊(1943)」「沈黙のガンマン(1969)」「ポリス・ストーリー/聞き込み(1975)」「フライング・ハイ(1980)」「ホット・ショット(1991)」など 本物の綴りはLLOYD。 この人オーナー役じゃないかな????いや勝手に想像してたオーナーの雰囲気にお写真がそっくりだったってだけなんですが(つまりはただの妄想) 主に敵役として出演していたらしいし、銃構えてる画像出てくるし() オーナーは乗客に含まれるのか。。???それが問題だ…
SAILOR     ROBERT MOLISE セーラー(船員):ロバート・モリス
ロバート・モリスだろうか。綴りはMORRIS。 「フランケンシュタイン 死美人の復讐(1967)」など?
SAILOR     TOM TANKS セーラー(船員):トム・タンクス
トム・ハンクス 「スプラッシュ(1984)」「ビッグ(1988)」「フィラデルフィア(1993)」など
SAILOR     BILL MURONI セーラー(船員):ビル・ムロニ(???)
わからない\(^o^)/ ブレノ・モローニだろうか。
SAILOR     JOE DARIO セーラー(船員):ジョー・ダリオ
わからない\(^o^)/ 作詞家のジョー・ダリオンさんならいる。
調べ終わってみて
主人公陣と女性陣はおおむねイメージどおりの役者さんでしたね!😆😆 男性陣は意外な方やイメージと違う方が多かったので、元ネタを間違えているか、もしかしたらあんまり役者さんの雰囲気は関係なくお名前だけ取ってるのかも。 でも個人的にミッシェル役は超納得でした!!www
ぶっちゃけ自分がぱっと見で元ネタがわかった人はキャプリスコスナーだけだったので、かなり洋画がお好きな方が考えたんだろうなあ、と想像してわくわくしました。 マイナーだけど個人的に推してる俳優さんのお名前とかきっと入ってるんだろうなあw
もしかしたらお一人で考えたのかもしれないし、何人かで考えたのかもしれないし、ブロックごとに別の方が考えたのかもしれない (だとしたらフランソワ~ロバートのブロックがやたらわからなかったのも納得) でもいずれにせよ、このキャスト表を考える作業はきっと楽しかったんだろうなあ、と思いました。😊😊
 
セーラーの4人が半分はわからなかったのだけど、 この4人の中に機関長も含まれてるとしたらトム・タンクスさんがそうなのかな?? 
ところでラットラー軍曹はどこ???パッセンジャーの誰か? お名前的にウディ・アーレンさんかマーク・ハミルトンさんかロイド・ブリッジスさんのどなたかなのかな 元ネタ的には誰も太ってn……いやここまで見た感じ元ネタの役者さんのイメージはあんまりキャラに関係なさそう(名前借りてるだけ)な気もしますがw ロイド・ブリッジスさんがオーナー役でなければラットラー軍曹役で、マーク・ハミルトンさんがオーナー役でもいいな。。。かっこいい!
まあメインキャスト以外は誰が誰とか特に考えないで書いてらっしゃるかもしれないのですが、こうやって想像できる楽しみもあるよね。 何度見てもこだわりが伝わる素敵なスタッフロール、そして素敵なゲームです。
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tutai-k · 9 months
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2023年が終わるらしい
2023年のはじまりは、3月から転職も決まっていたし、持病の悪化による日常生活への不安もあったので、2月いっぱいまで休職した。 療養もかねて尾道に一週間滞在したが、出発の日に地元が大雪ですっころび、カメラのレンズを破壊するという暗黒の始まりを告げるなど、つらいことがたくさんあった。 2月も、結局、休養することがないまま、次の職の仕事をずっとしていた。どこかで休みたいと思いながら、全く休めないまま、2023年が終わりそうだ。 意外だったのは、誰の力も金銭的援助も借りずに十年近くひとりでやってきたこと、というのは、なんだかんだ「使える」ということだった。通用するんだ、これが。というおどろきは大きかった。手応えがあったとか、結果が出たとか、そういう意味ではなく、するっと不安なくやっていける。いままでやってきた、他人の顔色をうかがい、他人の動作に合わせて平均的に働くというのとは違った。積んできたものが、無駄にならない機会に巡り会えてよかったと思う。 休みたいと思いながら、休めないでここまで来たし、年始の休みも8日まであるけど、いろいろと休めないことが多い。雇用契約のある労働は休みだが、個人的な仕事はいくらでもあるし、なんなら山積みになっている。九日間で終わるのだろうか…と思いながら一日目をもう半日終えてしまった。(2024年のしいたけ占いには、おまえはだいたい気づいたら働きまくっていて休んでない、みたいなことが書かれていてちょっと悲しかった)
毎年毎年、何を年間のまとめに書いていただろうかと思うわけで、今年も悩んでいるわけだが、全然答えが出ない。とりあえず、読んだ本とか作った本をまとめていたような気がするから、それをやる。
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★作った本★ 1月 『山梔の處女たち』 pixivのいつだったかの百合文芸で佳作をもらったオメガバース百合「首輪とロマンス」、恋愛/性愛から離れたところで手を取り合う少女たちの魔法学園小説「魔女の選択」収録の短編集。Kindle版は、いつだったかのKino-Kuni文学賞で大賞をもらった滅び行く漁村の女二人の物語「迎え火」も収録している。
5月 『けものと船乗り』 現代物、というか、現実世界の不均衡や理不尽に焦点を当てたものがたりを多く書いてきたな、という自覚もあり、あと「幻想文学はもう書かないんですか」とたくさん声をかけてもらったりもしたので、ひさしぶりに幻想文学らしい幻想文学を。 全ての船を沈めてしまうけものが棲むという「島」を望む岬でまちのひとたちにこれまた「けもの」と呼ばれている存在が、船乗りを拾って海へこぎ出そうとするお話。 『ヤールルカ』 写真家の女の短い物語。撮ること/撮られることの暴力を考えているので、そのこととかを中心に、これは短い物語だったが、もう少し長く書けたらいいなと思ってちょっとずつ書いてる。ひとつ、暴力的な経験を「してしまった」ので、それも書けるか…とすごくいやな気持ちになりながら思っており、だが、これは書くことでしか報復も抗議もできないという思いがあるので、この物語とは2024年以降きちんと向き合いたいと思う。
9月 『ゆけ、この広い広い大通りを』 日々詩編集室から出た本。二児の子持ちの専業主婦・バイクと音楽がすきなトランスの女性・都会で働けなくなったフェミニスト、三人の同級生が「地元」でささやかな試みをするお話。 「ちがいのある人がともに過ごせる共有地をつくる」をコンセプトにしている団体を母体にもつ出版社から出る本だったので、いろいろ考えたし、思っていた以上にいままで読んでくれていたひと以外のひとに受け取ってもらえてよかった。自分が持つ切実な課題とかもたくさん載せた物語だったので、ベストをつくしたし、2023年のベストだと思う。この物語に全力をつくしていたので、2023年は、ヨモツヘグイニナでは大きめの物語は作らなかった。 この本は、ヨモツヘグイニナの通販の他に、本屋lighthouseさんとか、シカクさんとか、mychairbooksさんとか、日々詩編集室とかでも買えるので、お気に入りの書店さんで買ってもらえるとうれしい。 『いづくにか、遠き道より』 再録短編集。たくさんたまっていたのでつくった。2014年に書いた小説とかをおそるおそる読み返したら、思っていた以上に「小説」だったのでほっとした。
11月 『アルバトロスの語りの果てへ』 売れない作家のノイと、そのパートナーで人気役者のターが、アルバトロスの繁殖ボランティアに参加するお話。 物語を自分自身が語るとき、そこには当然自分も含まれている物語のこともあるし、そうでないこともある。だけど、埒外にあっても内にあっても、ひとは、語ったり語られたりせずとも、勝手に他者に物語を見いだし、それを消費してゆく構造がある。『山梔の處女』収録の「魔女の選択」によく似た内面を持つ物語だと思うが、他者のふるまいや言動に「物語」を見いだすとき、「なにを見ているか」に自覚的になりたいよね…というようなことを考えながら書いていた。
12月 『浜辺の村の大みそか』 日々詩編集室で出た小さい本。『浜辺の村でだれかと暮らせば』の番外編みたいなやつ。いまから日和と八尋がやったような大晦日をわたしも過ごします。
★読んだ本とか観た映画そのほか★ 色々読んだけど、印象深かったものについて。 『銀河英雄伝説』全巻 銀英伝のコンセプトバーやカフェにいくので読んだ。相変わらずめちゃくちゃおもしろい。 『豊穣の海』全4巻 来年参加する八束さんのアンソロジー父親の死体を棄てに行くやつの資料(?)イメージをつかむのに読んだ。今西が金閣寺のように燃えて、それを本多が眺めている(『暁の寺』)がよかった。あと、大人になって読み返してみると松枝清顕……「全部おまえが悪いじゃん!」ってなるのがおもしろかった。勲に対しては共感するところも多かったし、あいかわらず『天人五衰』が一番好き。 『雨の島』 今年の1月1日に読み終えてた。呉明益の本、『歩道橋の魔術師』も読みたいんだけど、未訳のチョウチョのなんとか…?が読みたい。 『苦海浄土』 ネイチャーライティングをやろうとすると必ず出てくる石牟礼道子、の代表作。水俣へ3月と10月といくことになったし、石牟礼道子を筆頭に水俣関係の本をとてもたくさん読めた一年だった。とてもよかった。来年は『水俣病を旅する』『苦海浄土』(全3巻)を読みたい。 『アフターヘブン』 八束さんの本。めちゃくちゃよかった。 『フィリックス・エヴァー・アフター』 すっごくおもしろくて、何度でも読み返したい! 『鋼鉄紅女』 最高だった……「地獄へようこそ……」って武則天が宣言したところから、もう一気に読んだ。家父長制と、男女の二人の「ペア」というかたちに反旗を翻す最高のSF小説。 『私と夫と夫の彼氏』 2023年で読んだ中で、一番一番おもしろかった漫画!11巻が待ち遠しい! 『琥珀の夢で酔いましょう』 この漫画もめっちゃおもしろかった~! 『父の時代、私の時代』 堀内誠一の自伝的エッセイ。「ウッチェロ!!!!!!!」澁澤龍彦・瀬田貞二との思い出を添えて。めちゃくちゃ古本価格高騰していたので文庫で出してくれてありがとう! 『ガザに地下鉄が走る日』 ずっと読みたかったけど、なかなか読めずにいて(岡真理さんの本は『記憶/物語』を2020年に読み、もう一度これも今年再読した)やっと読む。見過ごしてしまわないように、何が出来るかを考え続け、アクションを取る、できることをやるしかないんだけど、「人間が人間として生活するということ」が、誰にでもある世界にたどり着きたい。 本だと、吉田育未さんの翻訳作品を井上彼方さん/紅坂紫さん編集の『結晶するプリズム』で知り、『聖なる証』『星のせいにして』を読む。めちゃくちゃおもしろかった!年越し読書本は『イエルバブエナ』。「このひとが翻訳している本ならぜったいおもしろい!」という翻訳者さんに出会えたのがうれしかった。 映画もいろいろみたけどとくに『バービー』『his』『ゲゲゲの謎 鬼太郎誕生』がよかったな~。結局体力がなくて窓際のトットちゃんを見に行けなかったのがちょっとさみしい。 さいたま文学館で開催されていた澁澤龍彦の展示にはいけた。パンケーキも食べた。 12/24にITOプロジェクトの『高丘親王航海記』を見に行く。それについてのくわしいことは静かなインターネットに書いた。
★旅行★ 「今年はいろんなところへ行ったんじゃないですか?」と言われたけど実はあんまり行ってなかったりする(さみしい) 1月 尾道 ライターズインレジデンス尾道でまたみはらし亭に滞在する。だいたい伊勢うどん食べてた。 3月 水俣 はじめて水俣へ。というか九州自体がはじめて。いろんなひとに出会い、いろんなことを学び、いろんなおいしいものを食べた。『常世の船を漕ぎて』を水俣病歴史考証館で買った。 5月 東京 行ったという記憶しかない。なにしたっけ…?なにもしてないのか…もしかして…。 9月 大阪 銀英伝のバー「海鷲」へ行く。ロイエンタールの透けてる板を買った。文フリ大阪も行った。 10月 東京 銀英伝のカフェ「イゼルローンフォートレス」へ行く。かおりさんと会う。ながいことSNS上ではお付き合いがあるのに生身で会うのは初めてで、だけど「すっぱいものきらいだもんね」とか長年付き合ってきた人間同士の会話ができてとてもおもしろかった。次の日は吉祥寺や多磨へいき、緑色のインコとオナガを見る。 水俣 ふたたび水俣へ。熊本市内も立ち寄ったが、土砂降りだったので熊本大学と、橙書店へ行く。島尾ミホと石牟礼道子の対談集というめちゃつよBOOKを買った!めちゃくちゃ楽しかった。 11月 文フリ東京。ヒマラヤ鍋を食べる。次の日は埼玉文学館へ。武蔵野うどんに衝撃を受ける。
★来年の予定とか★ 1月14日に文フリ京都。辰年なので澁澤龍彦のコラージュみたいな『兎島にて』という本をだします。こういう物語で「兎」って単語がでると、誰か特定の人をみんな思い浮かべると思うんですけど、その特定の人は卯年のわたしです。他の誰でもありません。 3月までに出さないといけない原稿がめっちゃいっぱいあるので頑張ってます。 オープンにしてるのは八束さんの家父長制アンソロだけだけど、そのほかもまた媒体に載るなどしたらお知らせします。 やりたいことは、三宅島・舳倉島・天売島、この三つのどれかの島にいきたい!2023年は労働が忙しすぎてぜんぜん鳥写に行くことがなかった(かなしい)一年になっちゃったから、2024年はちゃんと鳥写したいです。 あと、日々詩編集室から『ゆけ、この広い広い大通りを』もでたことだし、もうちょっと小説を書いて発表する幅みたいなものをひろげたいかなと思っている。つらいことがたくさんありすぎたから、アンソロは主催も参加もいやだったけど、そういうのとか……あと、書いたらお金がもらえるタイプの原稿とかも、書ける媒体があるのなら書いていこうかと思っている。 これはずっとそうなんだけど、賃労働をしながらほかにわたしの体力で「できる」ことが「小説を書く」ことしかなかったので……。タイミングや機会があれば、頑張ってみようと思っている。
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manganjiiji · 2 years
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毎日の暑さ寒さが腹に効く
日本語を読む時、すべて文章を脳内で音読してしまう。黙読(目読)ということができない。脳内で音読してさえも、その間別のことを考えてしまうと文章を読めていなくて、もう一度3行ぶんくらい戻って読み直していることもある。そのため文章を読むのが遅く、これがかなり私の人生に遅滞を生み出しているし、せっかちな性質のくせになんとなく「ゆっくり」な全体感を生み出している。こういうこと(脳内で音読しないと読めないんです、文章をイメージに変換しないと意味が取れないんです)ということを本読みの友達(私の周りに多い人種)、というか女史とかに言うと「えっ?そうなんですか?(=げっ、こいつまじかよ…てかそれどういう意味?何言ってんの?)」という反応が多く返ってくるので、「みんな文字は文字として瞬時に理解しているんだなあ、音読の時間がいらないなら読書ってめちゃくちゃ効率のいい情報取得方法だなあ」と思い知る。どうなってやがるんだよ。最近、やっと英文を読んでも頭の中で日本語の意味がちらつかなくなってきたので、なんらかの量の閾値を超えたなと思うのですが、それにしても英文も絶対脳内で音読するtermは飛ばせない。音読が好きすぎるのか。好き嫌い以前に自分ではコントロールしようのない問題なので仕方ないが、少なくとも私は音読が好きである(だからこの脳内音読システムも不快でないことは幸いである)。図像としての文字と、音楽としての文章をつねに欲している。図像というか、ものの形がすきだ。音楽はまあ、音楽が好きである。単音でも時間的前後があれば音は音楽になってくれる。容易に。そういうところも好きである。色も好き。アニメは色彩設計で見るか見ないかを決めるくらい色が好きだ。今期ぶっちぎりでガンダム(水星の魔女)の色が好きだ。流行りとしてはチェンソーマンの色だと思うが、今回のガンダムみたいな色味というのは古来より愛好され続けてきた。最高です。ヒロアカの原作の色味とかも好きだ。なんというか、光度が低いのが好きなのだろうか。光度と彩度の違いをよくわかっていない。先程、海の水がなぜ青く見えるかという論文のさわりだけ読んだ。水は透明ではなく僅かに色がついている。日本語で要約されたところによると、分子の中のわずかな赤色が光によって消える(?)ので、補色の青が目に見えるというような話だった。もうぼんやりとしか思い出せない。赤が消えるので補色の青が見えるという部分しか思い出せない。ところでフィガロとファウストは補色関係と聞いたことがある。仕組まれたカップリング。いわゆるひとつの運命カプ。私はだいたい運命カプにはまります。何を運命ととらえるかが人それぞれなので運命カプでも違うカプを指すこともあるが、友人が「最近、非運命カプがいいんだよね」と言っていて、なるほどpretender志向。開門フェス開催おめでとうございました。一般参加で遊びに行きました。と言っても1日寝ていて、夜もまた体調を崩したので本当に30分くらい。でもイベントっていいなあ、わくわくするなあと思いました。主催様、お疲れ様でした&ありがとうございました。
就労支援だが、やはり正式入所せず、一旦地元でアルバイトすることを決定し、担当のスタッフさんに伝えようと思う。そしてそれを梅子に言う。在宅でやりたいなあと思う業務委託の文章系のものがあるので、一応はそれに応募してみるつもりだ。あと3駅隣の塾(電車に乗らないとまともな塾はない土地なのだ)。小中学生用の塾なら市内にもあるのだが、私に中学受験の経験も高校受験の経験もほぼないうえ(とはいえ文系科目は教えられるが)、数学が壊滅的に苦手なので市内の需要に応えられない。英語しか戦力にならない講師はいらないと思う。そうなるとだいたい高校の文系科目が私の主戦場となるわけだが(大学受験の経験もほぼない、25になってから独学で高校の勉強をしたのみ)、そうすると結局市内には高校生用の塾がないので…(そういうのはちょっとした都市にしかない)。小中高すべて文系なら教えられるが、算数・数学が吐くほどできないので、田舎ではあまり役に立たない。がーん…。中2の数学までならギリいけるのだが、ギリいけるレベルの人が教えるのはよくないと思う。急遽高校受験用の数学など振られた日にはもう死んでしまう。理系の学生講師が多い教室でしか働けない。
就労支援に通わないとすることにあたって、しばらくは地元で大人しくする予定なのだが、目的がひとつあって、それはもう、障害年金が受給できたら、とっとと大学の通信教育を受講してしまおうというものである。受講して資格を取り、その資格をもって実務経験を積み、次の資格を取ることを考えると、スケジュールをどんどん前に倒したほうがいいかなと思った。東京福祉大学の通信教育を受講する予定です。それでつまり、障害年金の授業のために各所へ連絡を取ることのモチベーションとしたい。年金下りなかったらどうしよう(病院側に初診時の記録が残っていないと、いくら働けない状態でも年金受給自体難しい。初診は「遡れる限り」人生で最初に精神科や心療内科にかかった時のことになるので、私は11年前に診てもらった岡山市のクリニックに問い合わせなければならない)。そしたらまた身体をぶち壊しながら働くしかないのだろうか。20代それでなんとか生きてきたが、いまの体ではもう無理だろうと思う。
2022.10.16
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wannadie02angel · 1 month
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好きな音楽のつぶやき
なんかまたビョーク聞き始めたら沼にはまってしまった!なんでこんなにかっこいいんだ。女性のハスキーボイス大好き、退廃的なサウンドと合って最高。
完璧に美しいものも大好きだけど、闇を感じる美しさ退廃的なものも大好き。どちらも狂気の沙汰だと思うね〜。美しいものって、ぬくぬく育った温室育ちじゃあ一才生まれないと思うな…..悪魔とか悪役て絶対に美貌だし、悪いものって絶対的に美しいから孤立してしまうというか〜
ビョークはこれすき
あと大好きなマッシヴアタック
ポーティスヘッドも
トリップホップ(彼ら自身はそう呼ばれるのを拒否してるからあんま呼びたくないけど一次的なくくりとして)の音質、BPM遅くした竜巻みたいな気持ち悪さが大好き。ドラムが永遠にループし全体は一向に完全に盛り上がらないみたいな、いかにもイギリスの曇り空の下生まれた音楽すぎる……UKの音楽ってどこか寂しい雰囲気がするなあ….ありがとう…..
あとエイミーワインハウスね
彼女の歌声と、このバッキングがすごく好き。MVもすき、黒い黒い黒い……
ほんとにすきなもの語ると好きしかでてこない….ピエ
韓国とかベルリンでライブしたいなあ…..視野、ひろいぞお!8月入ってからずっとミックスしてるんだけどまた痔になりそう泣タスケロ
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