#お茶と食事余珀
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kshogaki · 2 years ago
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. #和菓子ももとせ #和菓子教室 #お茶と食事余珀 #外郎 #ういろう #白洲正子旧蔵 #小山剛 #wagashi #茶の湯 #茶道 (お茶と食事 余珀) https://www.instagram.com/p/CnzU4YJvr9O/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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futsunooppai · 2 years ago
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コロナ禍でたどり着いた「最高にかわいいお取り寄せスイーツ」3選とその他情報
こんにちは!今日もギリギリでやっていく。
こちらの記事は以下の企画の12/14分の記事です。 ビア鯖アドベントカレンダー2022 https://adventar.org/calendars/7439
「コロナ禍で人に会えないし外食のお楽しみが減ったぜぇ〜ちっくしょ〜」と思っているときにふと
「逆に1人じゃないとできないことって……あるのでは?」
「美味しさを無視してでもキレイでカワイイにこだわった食べ物、実は好きなんだよね……!」
「グッとくるかわいいスイーツ探しまくるか!!」
となりましていろいろと探し出し、3年で色々調べたり取り寄せたりした結果まあこんなもんかな、と満足したのでその画像まとめです。
条件は3つ。
・雑誌などで(私が)見たことのないもの
・味は後回し。大量バタークリームやマジパンもどんとこい。
・私が見た瞬間とてつもなくテンション上がるレベルでかわいいこと
ではざっとご紹介。
■2020年購入■
ウエディングドレスローズとチャイナローズのフラワーケーキ(バタークリームケーキ、チーズケーキ味)
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長いですが商品名です。
ウェディング………?と思ったそこのあなたすぐに記憶を消して。今すぐよ。
かわいいスイーツを探し始めたばかりでどうやって検索すればいいか右も左もわからない中、クリエイターが出品するサイトに凝ったお菓子が色々あることに気づき、私なりの好みで「ここの店のこれが一番かわいい!!!」となった商品です。
このお店のデコレーションケーキはウェディング含むさまざまなお祝い事に使われるそう。私は「お誕生日おめでとうございます」ってチョコプレートつけてもらったよ。。フフ。。
味としては「バタークリームだらけなりにすごく工夫して食べやすくしてある。バタークリームだらけなのに変わりはないけど」ってかんじ。
表面はすべてバタークリームで重い。これはしょうがない。スポンジが軽いチーズケーキ風味で重さをごまかしてくれる。スポンジとスポンジの間はブルーベリージャムが入っていてこれまた食べやすさをプラスしてくれていました。それでもバタークリームは重いけどそれはこういうケーキの宿命(さだめ)。一人一つずつ細いピースに分ければ普通に食べられると思います。まあ私はホールだったんで数日かけましたがね。時間かかったので鮮度気にするようなフルーツが材料にないのは逆に助かりました。creema以外にもウェブの店舗出してるみたいなのでCamdyMERUで検索してみてください。
私が購入したサイトはこちら
https://www.creema.jp/item/7108821/detail
■2021年購入■
ガトー・オ・ブーケ 9
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さてまたもやバターケーキです。
2020年でバターケーキ��かわいさに震え、再トライ。
百貨店のオンラインストアが良い!と気付き伊勢丹オンラインストアで一目惚れして購入したものです。beillevaire/ベイユヴェールというお店のもの。
これはあまり味に記憶がなくて……やっぱりバタークリームだったので重かったことは覚えてる。CandyMERUさんよりもスポンジに凝ってた気がする。ナッツの香りがしたような。高級っぽいお店らしいこだわりはあった。でもバタークリームなのでやっぱり重いです。でもでも、とってもきれいで、ときめきました。
バタークリームデコレーションケーキは何よりも群を抜いて華やかだなあって個人的には思う。
私が購入したサイトはこちら
https://www.mistore.jp/shopping/product/900000000000000001717661.html
■2022年購入■
宝石のカッサータ
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バタークリームケーキから離れようとおもい探し回った結果見つけたのがこれ。
いろんな味と色の琥珀糖がたくさん混ざりこんだカッサータ。これは前年までのものと異なり(というと失礼だけど。バタークリームのはそれはそれできれいでワクワクして良さがあったよ、と言い訳しつつ)食べやすくて美味しいかもと思えたもの。
琥珀糖は皆様ご存知の通り寒天と砂糖のかたまりのゲロあま和菓子なのですけど、カッサータに塩味が強めにきいてて、さらにオレンジピール、乾燥ベリー、ナッツ、ビターチョコなどが良い配分で混ぜ込まれてて、やめられない止まらないのです。「美味しい?」と聞かれれば「とにかくずっと飽きずに食べてられる。私は美味しいと思うかな。」って回答になります。こんな美しい見た目でそんなにモグれるなんて、なかなかないよ。
おすすめ。
私が購入したサイトはこちら
■その他美麗スイーツ情報■
◎こうぶつヲカシ
宝石のカッサータと同じ店でめちゃくちゃかわいい鉱石を模した琥珀糖もあります。これも取り寄せた。しかしカッサータじゃないので風味に工夫はあるものの本当にただ��だゲロ甘の琥珀糖だった。食べ切るには是非お茶の準備を。
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◎超高級2022年クリスマス限定スイーツ
これはとても買いたかったけどとても高くてとても無理だったもの。チョコで宝石箱作った中にたくさん小さいスイーツが入ってる。とっくに予約は終わってると思う。15万円。すごいのでリンクから写真だけでも見てほしい。
◎タケノとおはぎ
実は昨今映えスイーツとしておはぎが熱い!!と私は思ってる!!!
あんこを絞り出してお花にするの流行ってる気がする。
タケノとおはぎの最高に美しい写真を見て心奪われましたが立地的にも開店時間帯的にも賞味期限的にも私には入手が困難すぎて諦めています。
画像をみてみんなも私と同じようにときめいてみてほしい。
https://instagram.com/takeno_to_ohagi?igshid=YmMyMTA2M2Y=
◎あんこスイーツ体験教室
かわいいおはぎが入手困難で凹んでいたところマストドン仲間の方にあんこスイーツの体験教室に一緒にいかんかと誘われていってみた。
なかなかいいわよ。3時間くらいかかったけど。後ろの布や飾りは体験教室で写真撮影用に準備されていたもの。確かに今の世の中、ユーザーに投稿してもらってバズってなんぼだよね。
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◎自作で超美麗アイシングクッキーが作れる……!?
YouTubeにおそろしく、震えるほど美しいアイシングクッキーをつくるアイシングクッキー作家さん(まじでアイシングクッキーしか作ってないように見受けられる)がいて、そのクッキー生地やアイシングの材料や作り方も動画で公開しているので気合さえあれば自分でも……やれ……るのか……!?
とにかく美しすぎるのでみてほしい。私のお気に入り動画はこれ
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チャンネルはこちら
これで3年間で集めたおすすめ情報の一番上澄みは全部開放したぜ!!
可愛いお菓子が大好きなみんな!お取り寄せしたり自作したりして日々を楽しみましょう!!
ではでは〜
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202208050519 · 3 years ago
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Aさんへ 22
Aさんへ
Aさんこんにちは
先日のパワームーン……スーパームーンでしたでしょうか?
ご覧になられましたか?
美しかったです
ムーンの周りをぐるりと雲が囲い、その雲がわたしにはドラゴンにしか見えず……オレンジみのムーンに、ドラゴン
心中で「この世はでっかい宝島……シェンロン……」と呟いたのは言わずもがなです
Aさんにもスーパームーンのパワーがどうか届きま��ように
Sより
*********
『正常性バイアス vol.ティラミス』
多分、男はガトーショコラ。いや、さてはあのフォルムはフォンダンショコラか。底辺に血の色に近いソースが見える気がする。リョウは目を細める。夜は乱視の乱れが強くなる。ともあれ女はかき氷。
ラーメン丼と見紛うほどの、しかし、ラーメン丼とするには底の浅い、小ぶりな乳房のようにゆるやかな曲線の大きな純白の陶器に盛られたかき氷は緑色であるから恐らくは抹茶であろうと見当をつける。
それがもし、万が一、ピスタチオかもしくはずんだであるならば自分もタカシも潔くイチゴにするであろう。
リョウは、隣のテーブルの男女のそれらを数秒ながめたあとラミネートされたメニューの
『復活!台湾風かき氷♪フワッフワ!♪夏だけの期間限定!こだわりのフレーバーは全8種類♪』
をひととおりをその細部までをながめながらコーヒーカップに手を添える。イチゴもいいが、
『今夏から♪新登場~♪』
らしいティラミスが捨てがたい。かき氷でティラミスを味覚表現する攻めの姿勢に俄然興味が湧く。
ふつふつ湧いた興味のあと、呼び水的必然さでソノコのティラミスを思い出す。容赦なくティラミスのフォルムが、白い楕円の皿が、華奢なデザートフォークが、味覚の記憶が鮮明によみがえる。
(あいつはうまかった。)
3人の夜。ソノコがつくった
「はじめてつくったの。試作にして集大成。大成功。」
春がふんだんに盛り込まれた炊き込みご飯をおかわりし満腹をかかえてソファーに転がると、
「これは常連。常連史上最高の出来よ。」
とティラミスがのった皿を、芸術品を扱う所作で丁寧にテーブルに置いた。
ロングタイムアゴー。かなり、もう何年も何十年も前のことに思えるほどとても昔の、また、タカシが生きていたころの3人のグッドメモリー。タカシの人生に必要不可欠かつ必然的な最後のピースとしてソノコがパチンと加わった日々の最中、いつかの夜。
そのピースは、リョウが自分のなかにある唯一の空白を埋めるべくピースであることに気づきはじめてしまった最中、いつかの夜。
彼女史上最高のティラミスを満腹直後に早食いファイターの勢いで完食し、締めに、皿の隅によけておいた彩りのミントを噛み砕いた。想像通りの青臭い清涼感が口内を充満した。ティラミスの余韻はあっけなく消えた。とっぷり浸っていた余韻の消滅があまりに淋しく、口直しの口直しをすべくティラミスのおかわりを依頼した。無論、ミント不要の旨をソノコにきっちり伝えた。
丁寧に抽出されたのであろう香り高いコーヒーのフレーバー。生クリームとマスカルポーネ。には
「秘密の配合」
でサワークリームを混ぜていること。アルコールを一切摂らないリョウが
「酔っぱらわない程度」
ほんの気持ち程度のリキュールが含まれており、その正体はコアントローで
「オレンジとコーヒーのタッグは最強であることを数年前に発見した」
と、誰からも聞かれていない秘密を自ら暴露していた。全粒粉にめがないという彼女がつくるティラミスはボトムがスポンジではなく、全粒粉ビスケットだった。
ソノコが作るデザート類の共通項であるごく控えめな甘さ。食べる度に丼で食べたいと思った。ソノコの料理の最大の特徴は「食べはじめると改めて食欲が増す。」で「食べれば食べるほど、もっともっとと食欲を刺激する。」であり、食べ終わる頃には「またこれ食べたいからまたつくって。」の腹になるのだった。つまり、ソノコの手料理はひとを元気にした。
かき氷のメニューを見つめながらコーヒーカップを唇に当て喉を潤すだけのためにひとくち飲み込む。ぬるい。そしてただぬるいだけではない。くそまずい。
コーヒーの真価はひとくちめではなく残りわずかになった終末に問われるのだとつくづく思う。
ナッツ類はギリギリ、豆類は完全アウトとし、唯一、枝豆の塩ゆでをビールのあてにする(噛むとガリガリ音をたてるほどの塩味つよめ。しかも茹でたてではなく一度きちんと冷やしたもの。)のだけは好んでいたタカシが豆由来のずんだ団子を、
「江戸時代の民衆はなぜ茹でてわざわざ潰してこれをわざ、わざ甘味に。」
と、鮮やかな緑と白の連結を忌々しげに見下ろしていた風景を思い出す。
定番のあんこやごま、みたらしの他に、色とりどりのトリッキーとしか言いようのないカラフルな団子を山ほど買い込んできたソノコがダイニングテーブルいっぱいに
「今日はおだんごランチよ。」
と団子を並べ、飲むように頬張り、嬉々としてモグモグする彼女の横でずんだの発祥を調べはじめ
「ごはんのときに携帯やめて。」
と注��されていた兄を思い出す。
大人しく携帯電話をテーブルに置き苦笑する兄の表情までを思いだし、そして、それ以降の三人の風景を思い出すことはやめる。過去ではなく今現在の、ぬるくまずいコーヒーに意識を集中させ思い出を消す。現実に軸足をおく。ハートフルなグッドメモリーが現在の自分を支え、温め、前進する活力となるにはそれなりの時間を要する。もしくはグッドメモリーを上書きすべくベリーグッドメモリーをクリエイトする必要がある。当然、思い出すことをやめようとする抗いの力が働いているうちは自分を支えず温めず活力とはなり得ないし、そもそも自分の脳内か、もしくは心中ではひとつひとつのメモリーごとひとつひとつのフォルダに保管されている。それらはPDFして完結している。だから上書きのしようがないことをリョウはちゃんと認識している。すなわちお手上げ。上書きではなく新たなフォルダをクリエイトするしかない。
(クリエイトしたところで……)
吐き出したため息でぬるい琥珀の水面が揺れる。
(ケーキ。)
腕時計で時間を確認し、この時間なら選択の余地はなくコンビニで手にいれるしかないとおもう。
(だいぶ増えたな。)
いつも仕事帰りに寄るコンビニのデザート類が陳列する場所。
ショートケーキが真夏に売っているのだろうかと、シュークリームやあんみつなども思い浮かべてはみるもののやはり誕生日といえばショートケーキであろうと、純白と赤のコントラストのあと、再度腕時計を見下ろす。いたわりの気持ちで銀色の無数の傷を見つめる。
久々、改めてまじまじ観察してみると細かな傷がずいぶん増えたことに気づく。タカシから贈られたタカシとお揃いの、銀色の、文字盤が白の日付が時々狂う日本製の腕時計。今夜の日付は◯月◯日。正確な日付を確認する。世界で一番大切だったひとの誕生日。
大切なものを大切なものとしながら、そのくせ扱いが雑、気遣いは皆無であるとかつて「つった魚に餌をやらない。」と非難してきた女がいたが、そうではない。しかし、それは違うそうじゃないと反論したところで反論を理路整然と正論まがいの暴論に仕立てたところで納得してくれる女はこの広い世界のどこにもいないとおもう。いるはずがない。ここは荒野なのだから。荒野なのだから仕方がない。
(荒野。)
胸のなかだけで言葉にした荒野。の、ひび割れた枯渇の響き。なのにどうしても心には火が灯る。否応なしに温まる。たったひとつの些細なグッドメモリーによって。些細でありながら枯渇をいとも簡単に超越する。おき火となる。
「甘えてるのよねー。
すきなひとに自分をぜーんぶさらけ出して全身全��、全力で甘えてる。
甘えることはリョウくんにとってきっと最上級の愛情表現なのよね。
さあ包容して許容してって。これが俺なんだからって全力で甘えん坊してる。
リョウくんみたいなひとを子供みたいなひとねって片づけてしまえば簡単だけど子供って賢くて打算的よ。愛されていることを知っている子供の甘えは確信犯的なただの確認作業に過ぎないから。
リョウくんの甘えは打算も計算もない。損得勘定もない。
純度100%の甘え。
そんな風に甘えられて受け入れることができたら女性はきっと女冥利に尽きるでしょうね。でも、
こんなおれをいらないならこっちから願い下げだー、くらいに強がって。ほんとはそーんなに強くないんでしょうしデリケートでナイーブなのにねー。
でもきっと、それらをぜんぶぜんぶひっくるめてリョウくんなのよ。」
***
ロングロングタイムアゴー。タカシに、
「リョウくんさ、いい加減にしなさいよ。わが��ま過ぎやしないか。」
と、声音とは裏腹に笑みのない兄らしい表情で男を隠しながら、なにかしらの言動か行動を叱られたときだ。
深夜。化粧をおとしパジャマ姿でアイスクリームを食べながら寝しなにダイニングテーブルで新聞を読んでいたソノコの声。歌うような、滑らかな柔らかな声、言葉。
(そうだ。あのときだ。)
思い出す。口の内側を強く噛み笑いを堪える。
タカシの部屋でいつものように、ソノコがつくった夕食をたべソノコが当時気に入っていたイランイラン含有の入浴剤が大量に投入された乳白色の風呂につかり、危うく溺れそうになるほどの長風呂からあがり、放出した汗に比して唾でさえ一滴も残っていない喉のまま髪を乾かす余力もなく、仕方ないそろそろ帰るか。とごく軽くソファーに座った。ソノコが、
「はい、どうぞ。」
冷えたジャスミンティーを差し出した。
一息に飲み干した。底を天井に向けると氷が雪崩れた。
「いっきのみ。もう一杯のむ?」
無言で首をふり、結露したグラスをソノコに戻した。グラスを受け取り、ダイニングテーブルに戻ると新聞の続きを眠そうに読み始めた。
体験したことのない快適さが極まると、未知と遭遇した衝撃が高じて非日常に感じるのだと知った。
山奥の滝とか、神社や教会。湯気のたつ生まれたての赤ん坊との対面。だいすきな人の腕のなかでウトウトしてそのまま眠ること。入眠の直前「もうこのまま死んでもひとつも後悔はない。」と思うこと。限りなく透明に近いもの、こと、ひと。
見るものの濁りや淀みを一掃する存在感を、風呂上がりのそばかすが丸見えの素顔を、つるつる光る額と目尻近くのほくろを、兄を、兄のうしろのキッチンカウンターに置かれた
『みみまでふ~んわりのしっとりやわらか生食パン』
8枚切りをみた。2袋。
風呂にはいる前リョウは眠気覚ましにジャスミンティーを飲むため冷蔵庫をあけた。
黄色と橙色の(橙色のほうをみて「トムとジェリー。」とつぶやいた。食器を洗っていたソノコは背中を向けたまま真摯な声で「それね。わかるわ。」と応答した。)チーズ、トマトときゅうり、(水槽のやつ。)と思いながら水草のような草が入ったプラスチックパックを手に取り確認するとディルとあった。レタス、サワークリーム。生クリーム、こしあんの瓶、未開封の粒マスタード、未開封のほうじ茶バター、ボールにはいった卵サラダとポテトサラダたちが明朝の出番を待ち鎮座していた。
食パンと、冷蔵庫にスタンバイする食材に気持ちを奪われたまま、新聞を読むソノコをソファーから見つめた。帰りたくないと地団駄をふむ代わりに、ソファーに転がるとリョウは長く息を吐く。
明日の朝はサンドイッチ。
とても久々で懐かしくもあるワクワク感にリョウは包まれた。そのワクワク度合いはたとえば、
遠足の前夜
夏休みが始まる日。ではなく夏休み初日の前夜。でもなく夏休み初日の前々夜。つまり「明日は終業式。給食ないから午前中でおわり。そして明後日から夏休みだ。」
とても久々に腹の底からなにかしらの力強い、とはいえ名前をしらないワクワク感が吐き気をもよおすほどにわきあった。衝動的なワクワクに覆われた。ワクワクにひとしきり包まれたあと本格的に急速に眠くなった。
眠くなったことを口実に、
「やっぱり泊まるからソファーをベッドにしてくれ。」
と、俺にもアイスをくれと、アイスじゃなくて愛でもいい。やっぱりジャスミンティーもう一杯と軽口を叩いた時だった。タカシが珍しく苛つきを隠しきれぬ表情で「リョウくんさ、」と口をひらいた。夕飯のとき、
「お泊まり久々。忙しかったものね。」
とソノコが嬉しそうに隣のタカシに笑ったことを、ソノコの嬉しさの何十倍かの嬉しさであろうタカシが、思慮が深そうでいてわかりやすい男の浅はかであろう意味で何百倍もの嬉しさを控えめに、
「うん。」
だけで表現し微笑み返したことを、久々のお泊まりに相応しい湿度の高い艶のある笑顔であったことをリョウは「やっぱり泊まる」と発した時にはすっかり忘れていた。
忘れたふりをしたことを思い出す。
再度口の内側を噛む。眉根をひそめる。カップの底が透けて見える残りわずかのぬるい琥珀色を一口すする。ぬるくてまずくてとても苦い。そして残少。まるで俺の人生そのもの。目の前の女は息継ぎもせず喋り続ける。きっとこの女はクロールが早いだろうと、リョウは呆れではなく尊敬を込め女の話に頷く。
頷きながら隣の男女がガトーショコラらしきものとかき氷を交換し、楽しそうに幸せそうに笑っている様をみる。あっちの女も息継ぎなしにクロールを早く泳ぎそうだと思う。溶け始めたかき氷を見る。羨ましいと妬む気持ちさえ枯れている。ぬるくてまずくて苦い。自分には最高にお似合いだと思う。
急遽、1グラムも空気を呼まず「やっぱり泊まるから」とわずか1トンほどのわがままを告げた弟への兄からの至極当然な指摘を「わがままじゃないし。」と口には出さず触れ腐れていたリョウは
「甘えてるのよねー。」
から始まったソノコの言葉を息を止めて聞いた。
言葉を発することはできず、ただ、寝そべった姿勢のまま顔だけを捻り、兄を素通りして、ダイニングテーブルで新聞を読むひとの横顔だけを見つめた。
柔らかく滑らか。清らか。
兄弟が作り出す尖った空気を和ませるためかそれともただの、まっさらな、ソノコの。
リョウは、ソノコを見つめながら日本酒の瓶を思い出した。2日ほど前、岩手へ旅行にいってきたという一回り以上年齢が上の先輩から「なかなか手に入らない希少品。」だと、恭しく渡された土産の日本酒の瓶。ほとんど透明に近い水色の瓶。ラベルの大吟醸の文字。
ソノコを見つめ声と言葉を聞き、なぜか思い出した。
タカシの最後のピースは、そのひとは、自分にしてみても最後のピースで、ただのなんてことのない事実としてそれは荒野に凛と咲くたった一輪だった。
***
年季のいった兄とお揃いの腕時計をそっと指で撫でる。傷をなで、ごめんなと胸のなかだけで呟き、しかし、誰に対しなんのための謝罪であるのか、ごめんと謝るわりに許されること願っているのか、決して許されるわけがないと諦めているのか自分の真意は一瞬で蒸発する。
「ねえ。大丈夫?聞いてる?ていうか笑ってるよね。大丈夫?お疲れです?」
向かいに座る女の尖りを含有する声にハッとし、
「ごめん。」
慌てて指を腕時計からコーヒーカップに移す。空っぽ。ため息を辛うじて飲み込む。疲れる。とても疲れる、疲れた。どうやら自分は生きることの全てに疲れているのではないかとおもう。しかしまさか「大丈夫?」と問う女に「大丈夫だけれど疲れた。」と答えるわけにもいかずリョウは、
「大丈夫。」
とだけ答え頷く。
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donut-st · 6 years ago
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あなたにだけは忘れてほしくなかった
 アメリカ合衆国、ニューヨーク州、マンハッタン、ニューヨーク市警本部庁舎。  上級職員用のオフィスで資料を眺めていた安藤文彦警視正は顔をしかめた。彼は中年の日系アメリカ人である。頑なに日本名を固持しているのは血族主義の強かった祖父の影響だ。厳格な祖父は孫に米国風の名乗りを許さなかったためである。祖父の信念によって子供時代の文彦はいくばくかの苦労を強いられた。  通常、彼は『ジャック』と呼ばれているが、その由来を知る者は少ない。自らも話したがらなかった。  文彦は暴力を伴う場合の少ない知的犯罪、いわゆるホワイトカラー犯罪を除く、重大犯罪を扱う部署を横断的に統括している。最近、彼を悩ませているのは、ある種の雑音であった。  現在は文彦が犯罪現場へ出る機会はないに等しい。彼の主たる業務は外部機関を含む各部署の調整および、統計分析を基として行う未解決事件への再検証の試みであった。文彦の懸念は発見場所も年代も異なる数件の行方不明者の奇妙な類似である。類似といっても文彦の勘働きに過ぎず、共通項目を特定できているわけではなかった。ただ彼は何か得体の知れない事柄が進行している気配のようなものを感じ取っていたのである。  そして、彼にはもうひとつ、プライベートな懸念事項があった。十六才になる姪の安藤ヒナタだ。
 その日は朝から快晴、空気は乾いていた。夏も最中の日差しは肌を刺すようだが、日陰に入ると寒いほどである。自宅のダイニングルームでアイスティーを口にしながら安藤ヒナタは決心した。今日という日にすべてをやり遂げ、この世界から逃げ出す。素晴らしい考えだと思い、ヒナタは微笑んだ。  高校という場所は格差社会の縮図であり、マッチョイズムの巣窟でもある。ヒナタは入学早々、この猿山から滑り落ちた。見えない壁が張り巡らされる。彼女はクラスメイトの集う教室の中で完全に孤立した。  原因は何だっただろうか。ヒナタのスクールバッグやスニーカーは他の生徒よりも目立っていたかもしれない。アジア系の容姿は、彼らの目に異質と映ったのかも知れなかった。  夏休みの前日、ヒナタは階段の中途から突き飛ばされる。肩と背中を押され、気が付いた時には一階の踊り場に強か膝を打ちつけていた。 「大丈夫?」  声だけかけて去っていく背中を呆然と見送る。ヒナタは教室に戻り、そのまま帰宅した。  擦過傷と打撲の痕跡が残る膝と掌は、まだ痛む。だが、傷口は赤黒く乾燥して皮膚は修復を開始していた。もともと大した傷ではない。昨夜、伯父夫婦と夕食をともにした際もヒナタは伯母の得意料理であるポークチョップを食べ、三人で和やかに過ごした。  高校でのいざこざを話して何になるだろう。ヒナタは飲み終えたグラスを食洗器に放り込み、自室へ引っ込んだ。
 ヒナタの母親はシングルマザーである。出産の苦難に耐え切れず、息を引き取った。子供に恵まれなかった伯父と伯母はヒナタを養子に迎え、経済的な負担をものともせず、彼女を大学に行かせるつもりでいる。それを思うと申し訳ない限りだが、これから続くであろう高校の三年間はヒナタにとって永遠に等しかった。  クローゼットから衣服を抜き出して並べる。死装束だ��慎重に選ぶ必要がある。等身大の鏡の前で次々と試着した。ワンピースの裾に払われ、細々としたものがサイドボードから床に散らばる。悪態を吐きながら拾い集めていたヒナタの手が止まった。横倒しになった木製の箱を掌で包む。母親の僅かな遺品の中からヒナタが選んだオルゴールだった。  最初から壊れていたから、金属の筒の突起が奏でていた曲は見当もつかない。ヒナタはオルゴールの底を外した。数枚の便箋と写真が納まっている。写真には白のワイシャツにスラックス姿の青年と紺色のワンピースを着た母親が映っていた。便箋の筆跡は美しい。『ブライアン・オブライエン』の署名と日付、母親の妊娠の原因が自分にあるのではないかという懸念と母親と子供に対する執着の意思が明確に示されていた。手紙にある日付と母親がヒナタを妊娠していた時期は一致している。  なぜ母は父を斥けたのだろうか。それとも、この男は父ではないのか。ヒナタは苛立ち、写真の青年を睨んだ。  中学へ進み、スマートフォンを与えられたヒナタは男の氏名を検索する。同姓同名の並ぶ中、フェイスブックに該当する人物を見つけた。彼は現在、大学の教職に就いており、専門分野は精神病理学とある。多数の論文、著作を世に送り出していた。  ヒナタは図書館の書棚から彼の書籍を片っ端から抜き出す。だが、学術書を読むには基礎教養が必要だ。思想、哲学、近代史、統計を理解するための数学を公共の知の宮殿が彼女に提供する。  ヒナタは支度を終え、バスルームの洗面台にある戸棚を開いた。医薬品のプラスチックケースが乱立している。その中から伯母の抗うつ剤の蓋を掴み、容器を傾けて錠剤を掌に滑り出させた。口へ放り込み、ペットボトルの水を飲み込む。栄養補助剤を抗うつ剤の容器に補充してから戸棚へ戻した。  今日一日、いや数時間でもいい。ヒナタは最高の自分でいたかった。
 ロングアイランドの住宅地にブライアン・オブライエンの邸宅は存在していた。富裕層の住居が集中している地域の常であるが、ヒナタは脇を殊更ゆっくりと走行している警察車両をやり過ごす。監視カメラの装備された鉄柵の門の前に佇んだ。  呼び鈴を押そうかと迷っていたヒナタの耳に唸り声が響く。見れば、門を挟んで体長一メータ弱のドーベルマンと対峙していた。今にも飛び掛かってきそうな勢いである。ヒナタは思わず背後へ退いた。 「ケンダル!」  奥から出てきた男の声を聞いた途端、犬は唸るのを止める。スーツを着た男の顔はブライアン・オブライエン、その人だった。 「サインしてください!」  鞄から取り出した彼の著作を抱え、ヒナタは精一杯の声を張り上げる。 「いいけど。これ、父さんの本だよね?」  男は門を開錠し、ヒナタを邸内に招き入れた。
 男はキーラン・オブライエン、ブライアンの息子だと名乗った。彼の容姿は写真の青年と似通っている。従って現在、五十がらみのブライアンであるはずがなかった。ヒナタは自らの不明を恥じる。 「すみません」  スペイン人の使用人が運んできた陶磁器のコーヒーカップを持ち上げながらヒナタはキーランに詫びた。 「これを飲んだら帰るから」  広大な居間に知らない男と二人きりで座している事実に気が滅入る。その上、父親のブライアンは留守だと言うのであるから、もうこの家に用はなかった。 「どうして?」 「だって、出かけるところだよね?」  ヒナタはキーランのスーツを訝し気に見やる。 「別にかまわない。どうせ時間通りに来たことなんかないんだ」  キーランは初対面のヒナタを無遠慮に眺めていた。苛立ち始めたヒナタもキーランを見据える。  ヒナタはおよそコンプレックスとは無縁のキーランの容姿と態度から彼のパーソナリティを分析した。まず、彼は他者に対してまったく物怖じしない。これほど自分に自信があれば、他者に無関心であるのが普通だ。にも拘らず、ヒナタに関心を寄せているのは、何故か。  ヒナタは醜い女ではないが、これと取り上げるような魅力を持っているわけでもなかった。では、彼は何を見ているのか。若くて容姿に恵まれた人間が夢中になるもの、それは自分自身だ。おそらくキーランは他者の称賛の念を反射として受け取り、自己を満足させているに違いない。 「私を見ても無駄。本質なんかないから」  瞬きしてキーランは首を傾げた。 「俺に実存主義の講義を?」 「思想はニーチェから入ってるけど、そうじゃなくて事実を言ってる。あなたみたいに自己愛の強いタイプにとって他者は鏡でしかない。覗き込んでも自分が見えるだけ。光の反射があるだけ」  キーランは吹き出す。 「自己愛? そうか。父さんのファンなのを忘れてたよ。俺を精神分析してるのか」  笑いの納まらないキーランの足元へドーベルマンが寄ってくる。 「ケンダル。彼女を覚えるんだ。もう吠えたり、唸ったりすることは許さない」  キーランの指示に従い、ケンダルはヒナタのほうへ近づいてきた。断耳されたドーベルマンの風貌は鋭い。ヒナタは大型犬を間近にして体が強張ってしまった。 「大丈夫。掌の匂いを嗅がせて。きみが苛立つとケンダルも緊張する」  深呼吸してヒナタはケンダルに手を差し出す。ケンダルは礼儀正しくヒナタの掌を嗅いでいた。落ち着いてみれば、大きいだけで犬は犬である。  ヒナタはケンダルの耳の後ろから背中をゆっくりと撫でた。やはりケンダルはおとなしくしている。門前で威嚇していた犬とは思えないほど従順だ。 「これは?」  いつの間にか傍に立っていたキーランがヒナタの手を取る。擦過傷と打撲で変色した掌を見ていた。 「別に」 「こっちは? 誰にやられた?」  キーランは、手を引っ込めたヒナタのワンピースの裾を摘まんで持ち上げる。まるでテーブルクロスでもめくる仕草だ。ヒナタの膝を彩っている緑色の痣と赤黒く凝固した血液の層が露わになる。ヒナタは青褪めた。他人の家の居間に男と二人きりでいるという恐怖に舌が凍りつく。 「もしきみが『仕返ししろ』と命じてくれたら俺は、どんな人間でも這いつくばらせる。生まれてきたことを後悔させる」  キーランの顔に浮かんでいたのは怒りだった。琥珀色の瞳の縁が金色に輝いている。落日の太陽のようだ。息を吸い込む余裕を得たヒナタは掠れた声で言葉を返す。 「『悪事を行われた者は悪事で復讐する』わけ?」 「オーデン? 詩を読むの?」  依然として表情は硬かったが、キーランの顔から怒りは消えていた。 「うん。伯父さんが誕生日にくれた」  キーランはヒナタのすぐ隣に腰を下ろす。しかし、ヒナタは咎めなかった。 「復讐っていけないことだよ。伯父さんは普通の人がそんなことをしなくていいように法律や警察があるんだって言ってた」  W・H・オーデンの『一九三九年九月一日』はナチスドイツによるポーランド侵攻を告発した詩である。他国の争乱と無関心を決め込む周囲の人々に対する憤りをうたったものであり、彼の詩は言葉によるゲルニカだ。 「だが、オーデンは、こうも言ってる。『我々は愛し合うか死ぬかだ』」  呼び出し音が響き、キーランは懐からスマートフォンを取り出す。 「違う。まだ家だけど」  電話の相手に生返事していた。 「それより、余分に席を取れない? 紹介したい人がいるから」  ヒナタはキーランを窺う。 「うん、お願い」  通話を切ったキーランはヒナタに笑いかけた。 「出よう。父さんが待ってる」  戸惑っているヒナタの肩を抱いて立たせる。振り払おうとした時には既にキーランの手は離れていた。
 キーラン・オブライエンには様々な特質がある。体格に恵まれた容姿、優れた知性、外科医としての将来を嘱望されていること等々、枚挙に暇がなかった。だが、それらは些末に過ぎない。キーランを形作っている最も重要な性質は彼の殺人衝動だ。  この傾向は幼い頃からキーランの行動に顕著に表れている。小動物の殺害と解剖に始まり、次第に大型動物の狩猟に手を染めるが、それでは彼の欲求は収まらなかった。  対象が人間でなければならなかったからだ。  キーランの傾向にいち早く気付いていたブライアン・オブライエンは彼���教唆した。具体的には犯行対象を『悪』に限定したのである。ブライアンは『善を為せ』とキーランに囁いた。彼の衝動を沈め、社会から悪を排除する。福祉の一環であると説いたのだ。これに従い、彼は日々、使命を果たしてる。人体の生体解剖によって嗜好を満たし、善を為していた。 「どこに行くの?」  ヒナタの質問には答えず、キーランはタクシーの運転手にホテルの名前を告げる。 「行けないよ!」 「どうして?」  ヒナタはお気に入りではあるが、量販店のワンピースを指差した。 「よく似合ってる。綺麗だよ」  高価なスーツにネクタイ、カフスまでつけた優男に言われたくない。話しても無駄だと悟り、ヒナタはキーランを睨むに留めた。考えてみれば、ブライアン・オブライエンへの面会こそ重要課題である。一流ホテルの従業員の悪癖であるところの客を値踏みする流儀について今は不問に付そうと決めた。 「本当にお父さんに似てるよね?」 「俺? でも、血は繋がってない。養子だよ」  キーランの答えにヒナタは目を丸くする。 「嘘だ。そっくりじゃない」 「DNAは違う」 「そんなのネットになかったけど」  ヒナタはスマートフォンを鞄から取り出した。 「公表はしてない」 「じゃあ、なんで話したの?」 「きみと仲良くなりたいから」  開いた口が塞がらない。 「冗談?」 「信じないのか。参ったな。それなら、向こうで父さんに確かめればいい」  キーランはシートに背中を預け、目を閉じた。 「少し眠る。着いたら教えて」  本当に寝息を立てている。ヒナタはスマートフォンに目を落とした。
 ヒナタは肩に触れられて目を覚ました。 「着いたよ」  ヒナタの背中に手を当てキーランは彼女を車から連れ出した。フロントを抜け、エレベーターへ乗り込む。レストランに入っても警備が追いかけてこないところを見ると売春婦だとは思われていないようだ。ヒナタは脳内のホテル番付に星をつける。 「女性とは思わなかった。これは、うれしい驚きだ」  テラスを占有していたブライアン・オブライエンは立ち上がってヒナタを迎えた。写真では茶色だった髪は退色し、白髪混じりである。オールバックに整えているだけで染色はしていなかった。三つ揃いのスーツにネクタイ、機械式の腕時計には一財産が注ぎ込まれているだろう。デスクワークが主体にしては硬そうな指に結婚指輪が光っていたが、彼の持ち物とは思えないほど粗雑な造りだ。アッパークラスの体現のような男が配偶者となる相手に贈る品として相応しくない。 「はじめまして」  自分の声に安堵しながらヒナタは席に着いた。 「彼女は父さんのファンなんだ」  ヒナタは慌てて鞄から本を取り出す。 「サインしてください」  本を受け取ったブライアンは微笑んだ。 「喜んで。では、お名前を伺えるかな?」 「安藤ヒナタです」  老眼鏡を懐から抜いたブライアンはヒナタに顔を向ける。 「スペルは?」  答える間もブライアンはヒナタに目を据えたままだ。灰青色の瞳は、それが当然だとでも言��ように遠慮がない。血の繋がりがどうであれ、ブライアンとキーランはそっくりだとヒナタは思った。  ようやく本に目を落とし、ブライアンは結婚指輪の嵌った左手で万年筆を滑らせる。 「これでいいかな?」  続いてブライアンは『ヒナタ』と口にした。ヒナタは父親の声が自分の名前を呼んだのだと思う。その事実に打ちのめされた。涙があふれ出し、どうすることもできない。声を上げて泣き出した。だが、それだけではヒナタの気は済まない。二人の前に日頃の鬱憤を洗いざらい吐き出していた。 「かわいそうに。こんなに若い女性が涙を流すほど人生は過酷なのか」  ブライアンは嘆く。驚いたウェイターが近付いてくるのをキーランが手を振って追い払った。ブライアンは席を立ち、ヒナタの背中をさする。イニシャルの縫い取られたリネンのハンカチを差し出した。 「トイレ」  宣言してヒナタはテラスを出ていく。 「おそらくだが、向精神薬の副作用だな」  父親の言葉にキーランは頷いた。 「彼女。大丈夫?」 「服用量による。まあ、あれだけ泣いてトイレだ。ほとんどが体外に排出されているだろう」 「でも、攻撃的で独善的なのは薬のせいじゃない」  ブライアンはテーブルに落ちていたヒナタの髪を払い除ける。 「もちろんだ。彼女の気質だよ。しかし、同じ学校の生徒が気の毒になる。家畜の群れに肉食獣が紛れ込んでみろ。彼らが騒ぐのは当然だ」  呆れた仕草でブライアンは頭を振った。 「ルアンとファンバーを呼びなさい。牧羊犬が必要だ。家畜を黙らせる。だが、友情は必要ない。ヒナタの孤立は、このままでいい。彼女と親しくなりたい」 「わかった。俺は?」 「おまえの出番は、まだだ。キーラン」  キーランは暮れ始めている空に目をやる。 「ここ。誰の紹介?」 「アルバート・ソッチ。デザートが絶品だと言ってた。最近、パテシエが変わったらしい」 「警察委員の? 食事は?」  ブライアンも時計のクリスタルガラスを覗いた。 「何も言ってなかったな」  戻ってきたヒナタの姿を見つけたキ���ランはウェイターに向かい指示を出す。 「じゃあ、試す必要はないね。デザートだけでいい」  ブライアンは頷いた。
「ハンカチは洗って返すから」  ヒナタとキーランは庁舎の並ぶ官庁街を歩いていた。 「捨てれば? 父さんは気にしない」  面喰ったヒナタはキーランを窺う。ヒナタは自分の失態について思うところがないわけではなかった。ブライアンとキーランに愛想をつかされても文句は言えない。二人の前で吐瀉したも同じだからだ。言い訳はできない。だが、ヒナタは、まだ目的を果たしていないのだ。  ブライアン・オブライエンの実子だと確認できない状態では自死できない。 「それより、これ」  キーランはヒナタの手を取り、掌に鍵を載せた。 「何?」 「家の鍵。父さんも俺もきみのことを家族だと思ってる。いつでも遊びに来ていいよ」  瞬きしているヒナタにキーランは言葉を続ける。 「休暇の間は俺がいるから。もし俺も父さんもいなかったとしてもケンダルが 相手をしてくれる」 「本当? 散歩させてもいい? でも、ケンダルは素気なかったな。私のこと好きじゃないかも」 「俺がいたから遠慮してたんだ。二人きりの時は、もっと��密だ」  ヒナタは吹き出した。 「犬なのに二人?」 「ケンダルも家族だ。俺にとっては」  相変わらずキーランはヒナタを見ている。ヒナタは眉を吊り上げた。 「言ったよね? 何もないって」 「違う。俺はきみを見てる。ヒナタ」  街灯の光がキーランの瞳に映っている。 「だったら、私の味方をしてくれる? さっき家族って言ってたよね?」 「言った」 「でも、あなたはブライアンに逆らえるの? 兄さん」  キーランは驚いた顔になった。 「きみは、まるでガラガラヘビだ」  さきほどの鍵をヒナタはキーランの目の前で振る。 「私が持ってていいの? エデンの園に忍び込もうとしている蛇かもしれない」 「かまわない。だけど、あそこに知恵の実があるかな? もしあるとしたら、きみと食べたい」 「蛇とイブ。一人二役だね」   ヒナタは入り口がゲートになったアパートを指差した。 「ここが私の家。さよならのキスをすべきかな?」 「ヒナタのしたいことを」  二人は互いの体に手を回す。キスを交わした。
 官庁街の市警本部庁舎では安藤文彦が部下から報告を受けていた。 「ブライアン・オブライエン?」  クリスティナ・ヨンぺルト・黒田は文彦が警部補として現場指揮を行っていた時分からの部下である。移民だったスペイン人の父親と日系アメリカ人の母親という出自を持っていた。 「警察委員のアルバート・ソッチの推薦だから本部長も乗り気みたい」  文彦はクリスティナの持ってきた資料に目をやる。 「警察委員の肝入りなら従う他ないな」  ブライアン・オブライエン教授の専門は精神病理学であるが、応用心理学、主に犯罪心理学に造詣が深く、いくつかの論文は文彦も読んだ覚えがあった。 「どうせ書類にサインさせるだけだし誰でもかまわない?」 「そういう認識は表に出すな。象牙の塔の住人だ。無暗に彼のプライドを刺激しないでくれ」  クリスティナは肩をすくめる。 「新任されたばかりで本部長は大張り切り。大丈夫。失礼なのは私だけ。他の部下はアッパークラスのハウスワイフよりも上品だから。どんな男でも、その気にさせる」 「クリスティナ」  軽口を咎めた文彦にクリスティナは吹き出した。 「その筆頭があなた、警視正ですよ、ジャック。マナースクールを出たてのお嬢さんみたい。財政の健全化をアピールするために部署の切り捨てを行うのが普通なのに新しくチームを立ち上げさせた。本部長をどうやって口説き落としたの?」 「きみは信じないだろうが、向こうから話があった。私も驚いている。本部長は現場の改革に熱意を持って取り組んでいるんだろう」 「熱意のお陰で予算が下りた。有効活用しないと」  文彦は顔を引き締めた。 「浮かれている場合じゃないぞ。これから、きみには負担をかけることになる。私は現場では、ほとんど動けない。走れないし、射撃も覚束ない」  右足の膝を文彦が叩く。あれ以来、まともに動かない足だ。 「射撃のスコアは基準をクリアしていたようだけど?」 「訓練場と現場は違う。即応できない」  あの時、夜の森の闇の中、懐中電灯の光だけが行く手を照らしていた。何かにぶつかり、懐中電灯を落とした��間、右手の動脈を切り裂かれる。痛みに耐え切れず、銃が手から滑り落ちた。正確で緻密なナイフの軌跡、相手はおそらく暗視ゴーグルを使用していたのだろう。流れる血を止めようと文彦は左手で手首を圧迫した。馬乗りになってきた相手のナイフが腹に差し込まれる感触と、その後に襲ってきた苦痛を表す言葉を文彦は知らない。相手はナイフを刺したまま刃の方向を変え、文彦の腹を横に薙いだ。  当時、『切り裂き魔』と呼ばれていた殺人者は、わざわざ文彦を国道まで引きずる。彼の頬を叩いて正気づかせた後、スマートフォンを顔の脇に据えた。画面にメッセージがタイピングされている。 「きみは悪党ではない。間違えた」  俯せに倒れている文彦の頭を右手で押さえつけ、男はスマートフォンを懐に納める。その時、一瞬だけ男の指に光が見えたが、結婚指輪だとわかったのは、ずいぶん経ってからである。道路に文彦を放置して男は姿を消した。  どうして、あの場所は、あんなに暗かったのだろうか。  文彦は事ある毎に思い返した。彼の足に不具合が生じたのは、ひとえに己の過信の結果に他ならない。ジャックと文彦を最初に名付けた妻の気持ちを彼は無にした。世界で最も有名な殺人者の名で夫を呼ぶことで凶悪犯を追跡する文彦に自戒するよう警告したのである。  姪のヒナタに贈った詩集は自分自身への諌言でもあると文彦は思った。法の正義を掲げ、司法を体現してきた彼が復讐に手を染めることは許されない。犯罪者は正式な手続きを以って裁きの場に引きずり出されるべきだ。 「ジャック。あなたは事件を俯瞰して分析していればいい。身長六フィートの制服警官を顎で使う仕事は私がやる。ただひとつだけ言わせて。本部長にはフェンタニルの使用を黙っていたほうがいいと思う。たぶん良い顔はしない」  フェンタニルは、文彦が痛み止めに使用している薬用モルヒネである。 「お帰りなさい、ジャック」  クリスティナが背筋を正して敬礼する。文彦は答礼を返した。
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chaukachawan · 3 years ago
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先陣きって役者紹介!✊
32期のくうやです!チラシに載ってる名前は久保勇貴です。大学から始めた演劇にどハマりして日々頑張ってます。役者紹介いくぞ💪
久保勇貴
僕です。体バキバキなので早く整体行きたい。
坪井涼
約1年ぶりの共演だけど...相変わらず声は出るしギャグセンは高いし笑顔が良い。もっと世に知られるべき役者。今回の劇の相棒です。頼りにしてます。
慧丸翔
一挙手一投足に目が離せない。ちゃうかの誇る個性派俳優。難解な早口言葉のチョイスで共演者を苦しめる。しかしその早口言葉に1番苦戦してるのは彼自身である。体験稽古でうどんおでんゲームむちゃくちゃ弱かったの好き。
中津川つくも
安定の発声と安心の演技でお届けするつくもクオリティ。仕切ったり茶化したりディスったりディスられたり。なんだかんだで全公演役者皆勤賞の人。笑顔でさら��と鬼畜発言をしてくる鬼畜。
センスと内に秘める圧倒的パワー。本番の爆発力がレベチ。新歓を引っ張る総合演出。同期とのじゃれあいが見てて微笑ましい。きび脚本を今回出来てよかった。自分の面白さを信じて貫く姿にきっと周りの人が自然とついていく。まさにカリスマ。
実は別の外部公演の稽古終わりにこれ書いてます。そっちの方も観にきてね‼︎
梅本潤
プレイヤーとしての魅力に更に磨きがかかった男。稽古に対し真面目だし勘もいいので信頼できる共演者の1人。パワハラ上司の素質がありそうな言動をたまにするが責任感は人一倍で皆が嫌がる仕事も率先してこなす。
竹之内かの
初めて稽古場一緒になるが、先輩たちが口を揃えて褒めていた通り芯が強くて入団後めちゃくちゃ伸びた人。いい声出るし、しれっとすごい難易度のキャスパを作ってくるしいつも驚かされる。たまに発するありえん天然ボケにもいつも驚かされる。
望月オーバーフロー
毎公演、僕のメイク案をオールバックにしてくる憎き演出。舞台上を自由に駆け回り癖のあるキャラと音圧で主導権を握るズルい役者。オリジナル脚本の利点を最大限に活かし常識に縛られない発想で舞台を成功へ導く。
杏仁アニー
安心感のかたまりを煮詰めたような人。よく周りがみえている。いつもいつも優しすぎて何回か泣かされそうになってる。ちなみにアニーの台詞はよく耳に残るものが多い。抑揚?音程?が心地よい。いい武器を持ってるなと思います。留学行くの真剣に妨害してやろうかと思っているほどずっとちゃうかにいてほしい人。
かけうどん
外部公演を経て進化したかけうどん。今回の役の表情良き。色々ツッコミどころの多い奴だけど彼の周りにいる人はいつも笑顔。ごちゃいとのコンビネーション芸が好き。たまに熱くなる人間臭さも好き。お前も海外には行かせねえ。
電車乗り間違えて高槻市まで来てしまった。明日から仕込みだ...。このまま京都まで行ってしまおうか...。
θ
かわいい後輩。しかし金曜全休なのだけは許せない。真面目な顔がかっこよくてシリアスな役が似合うが本人は至ってふざけたがりなのがおもろい。笑いへの貪欲さが光る。演技はプ��デュース公演で自信をつけたようで余裕すら感じる。頼もしい。
君安飛那太
シリアスにもコメディにも適応するイケメン。振り幅が広い。ネタキャラも悪役も器用にこなす。エチュードでもセンスが光る。イケメンなのでいけ好かない陽キャかと思いきや全くそんなことはない。彼の作る映像も一見の価値あり。
永満柊人
復活したお祭りダンサー。聖人。同学部なのに全然授業被らん。去年はレアキャラだったはずだがなぜか後輩からの人望が鬼のように厚い。場への適応力がピカイチで短い時間でも役を仕上げてくる。長い手足とその人望を僕にも分けてほしい。
田中かほ
誰よりも大人な後輩。周りへの気配り◎。応援したくなるに決まってるひたむきさ。ちゃうかに僕が誘ったので楽しめてるかな?大丈夫かな?って思ってるけど今回いい役をもらったようなので楽しめてるはずきっと‼︎本番、ゆるあの努力が報われてくれるといいな。
握飯子
飯子には厚い信頼を置いてます。すごいよく脚本のことを考えて要望を出してくれるしそれが絶妙に難易度の高いハードルだから稽古でそれに挑むのが楽しいです。だからペンキだろうがスープだろうが何をぶちまけようが自分に自信を持ってください。あなたはいつも頑張ってて偉いです。偉そうにすいません。ありがとう。
荻野琥珀
まだまだポテンシャルを秘めてる後輩。オムニを観に来た僕の友人が絶賛していたツッコミ役から毎公演ごとに得意分野を開拓している。また脚本書いてほしい。でもメインの役とかもやってほしい。色々挑戦してほしいな〜。今回の脚本はθとのやりとりがツボです。
※時間あったらオペさん追記します‼︎
やっぱり引き返して家に帰ります。よく寝よう。よく食べよう。よく休もう。新歓公演『無人有人』観にきてね〜‼︎本番めちゃくちゃ頑張るんでお楽しみに〜!
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takabooo0919 · 5 years ago
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 茶碗「空」No,33が新しい場所に貸し出されて行きました。横浜にある「余珀」と言う、お茶と食事のお店です。  先日開催したイベントの後、レンタルのお申し出を頂き、今回この一碗をお貸しする運びとなりました。  「余珀」さんでは、お客様に茶碗を選んで頂いてお抹茶を点てるそうです✨そこに私の茶碗も参加させて頂きます👍  石の茶碗にご興味のある方は、是非お越し下さい☺️✨ #amazing #art #beautiful #japan #culture #ceramic #ceramics #pottery #和 #stoneware #matcha #chawan #chanoyu #sadou #zen #空 #raku #日本文化 #横浜 #陶芸 #陶器 #茶碗 #茶の湯 #抹茶 #茶道 #madeinjapan #余珀 #インスタ茶道部 #伝統工芸 #teaceremony (お茶と食事 余珀) https://www.instagram.com/p/CE88-PSjNlQ/?igshid=6ffmhutqd86b
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licaratelcy · 8 years ago
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一番綺麗な星をくれた日/ようりこ
 きわめつけは、あの一言だったのだ。
 よくよく考えればもしかすると、おかしかったのはずっと最初からだったのかもしれないと、今となって初めて気づいたのだった。そもそもこれまでの曜にとって本当に、本当にたくさんの特別なきっかけと美しい影響をもたらしてくれたあの太陽みたいな幼馴染が、れいに漏れず今回もきらきらと美しい瞳をしながらひっさげて持ってきたというきわめて重要な事実を、いつの間にかすっかり見落としてしまっていたらしい。実際そのことで本当にいろいろなことがあったし、たくさんの人びとを巻き込みながらめまぐるしいくらいの思い出が生まれたことも、あるいはこれから起こりうる美しい出来事たちの予感も、今となっては曜の大切な宝物だ。そして此度曜を悩ませているのは、あの子がことの始まりをもってきたとき初めに知り合った、あの転校生のクラスメイトのことだった。  すてきな子だなあ、というのが一番はじめの感想だったのを曜は今でも覚えている。二年生の初めに、そのうえ都会からの転校生がくるというのはやはりとくべつ注目を集めるものだけれど、それ以上にどこか惹かれるようなものを持ち合わせているように思えたのだ。ピアノがとても上手くて、一人のときは静かに本を読んでいた。物腰柔らかくて、とても誠実な子だった。ここまでは第一印象と全く変わらないのだけど、問題はそれからだ。千歌がいうにはどうもおもむろに制服を脱ぎだして、あの凍えるような春の海に飛び込んだらしい。そしてその理由を聞いたとき——翌日の教室で、「海の音が聞きたかったんです、」と恥ずかしそうに目を伏せて告げる梨子を前にしたとき——、ふしぎなこと言うんだねえと千歌と一緒になって茶化してみたけれど、それと同時にじつははっとするくらい美しい人だなあと思ったのだった。自分が持っていないものを持ち合わせているひとというのは、やはりいつだって羨ましいし、素敵に思えるものだ。少なくとも曜にとっては、このありきたりとは程遠い出会いが言いようのないほど嬉しかった。  そうして決定的なはじまりを定義するなら、きっとあの時だ。昼間とは打って変わって涼しかった夏の、凪いだ海の夜、千歌とのことでひとり抱え込んでいたのを人づてに聞いた梨子が心配して電話をかけてきてくれた時。あの時から、曜と梨子は普段決して表に顔を出さないような、ずっと奥のところにある本音を真正面から話せるような、数少ない特別な関係になってしまった。なってしまった、と言うのはどこかおかしいのかもしれないけれど、これが全く予想だにしない出来事だったのがなおさら決め手だったのだろう。あの時。自分の中でものごとを大きくしてしまいがちな曜にとって(そしてそれはこの時を境に梨子に知られ��しまったのだけど)、ほんとうに人には話せないようなあの焼きもちを、うん、うんと相槌をうって黙って聞いて、それから。本当は自分のなかに答えを持ち合わせているということをそっと教えてくれたあの瞬間、まるで美しい晴れ間のひかりを見たかのような、ほとんど打ちのめされてしまうような思いだった。  そのことが結果的にこの上ないくらい適切なアドバイスで、何より、自分が自分の想像以上に盲目的で前のめりになってしまうきらいのあるということを、その時になってようやく自覚したとき、曜は顔から火が出るほど恥ずかしかったのを覚えている。梨子が本当にひととの接し方が上手くて、思いやりのかたまりみたいな子であるがゆえに、思い返すとあのちょっとした泣き言のような話がなおさら恥ずかしかったし、目も合わせられないほどだったのだ。  けれど、次にあの子に会ったときの反応はすこし意外なものだった。曜からしてみればずいぶん気まずくて、軽蔑されてもおかしくは無いと思っていたのだけれど(もちろんそういうことをするような子ではないと知っていたけど、曜自身そうとう堪えたのだ)。ひさしぶり、となんとか紡いだ曜をあの凪いだ琥珀色の瞳で一息見つめて。「元気そうでよかった、」と優しく笑みをこぼしてくれた梨子を前に、なんだか泣きそうになってしまった。
 それからというものの、きっと前以上に踏み込んだ関係になれたのだろうと曜には思えていた。ふたりきりで話すことも増えたし、お家に誘われて遊びに行くことだってある。眠たいときに肩を貸してくれるし、バス停まで見送りに来てくれることだってある。仲のいい友達ならべつにおかしくもなんともない普通のことばかりだけれど、どこかそういうくくりで決めつけてしまってはいけないような、どうも腑に落ちないようなところがあったのだ。そしてそう思ってしまう理由もきちんとあったのだった。  千歌とのことでなんとかひと段落つけることのできた曜は、あれから周りのことがよく見られるようになった気がしている。きっと大人になったということじゃない、と鞠莉は言ってくれたけど、本当のところは梨子の影響に違いなかった。他の子たちの些細な機微や気持ちをきちんと汲み取って相談に乗ってあげられるのは、まさしくあの子の才能だと思うのだ。そういう尊い部分に感化されて、曜は今まで以上に他人に気をくばれるようになれた。だからこそ、今度は梨子の見落としてしまいそうなほど小さな変化にも気づくことができたのだろう。  それでもきちんと言葉として表してしまうにはほど遠かったのだ。最近の梨子はこれまでと違って、なんだか忙しないような、どことなく躍起になっているような、そんな不思議な雰囲気を匂わせていた。そしてそれが、すべて曜に対してのみ現れているのだから、曜としてはなおさら理由がわからない。最近は毎日のようにラインをしてくれるし、水泳部が終わるまで待ってくれている。もしかしたら梨子が毎回言うように”偶然はち合わせた”のかもしれないけれど、あの子が案外器用じゃないことくらいは知っている。とてもうれしいけど、そんなに急がなくてもいいのになあ、とも思うのだ。もしかしたらもっとはやく本心を打ち明けられる関係になれていたかもしれない。それでもこれからどこかへ居なくなったりもしないのだから、今までのおくれを取り戻すような梨子の様子は不思議だった。けれど確かに言えるのは、あの子にとってさらに仲のいい、気の置けない友人になれるかもしれないと思うと、嬉しくてたまらないくらいだった。だったのだ。
 だけど違ったらしい。  らしい、というのは、今日、つい先ほど降り注いだたった一言と、そこに至るまで起こった数々の出来事が、曜の心の内をめちゃくちゃにかき乱して混乱させてしまったからだった。  だいたい、途中までは本当にいつも通りだったのだ。兼部している水泳部に少しだけ顔を出したあと部室を覗いてみると梨子が残っていて、二人だけで帰ることになった。別にここまではいつもと変わらない。新しい曲のことや次の衣装のこと、あるいは部員のみんな、おもに千歌のことを話しながら、西日に照らされた凪いだ海を片手にバス停まで歩いた。 「あれから、千歌ちゃんとは順調なの?」 「うん、おかげさまでね」  それはよかった、と頬を緩ませたあとしばらくふたり無言で歩いて、そしてそれから、はたと立ち止まって。 「あの、あのね、お願いがあるんです、」「へ?」  めずらしくかしこまって何かを頼もうとしてくる梨子を前に、思わず間の抜けた顔をしてしまった。なんだか決まりの悪そうな雰囲気でうつむいている梨子の見慣れない姿に、不意に心臓が跳ねかける。表情は見えないけれど、耳の先が赤らんでいるのがうっすら見て取れたのでぎょっとしてしまった。どうかしたの、と理由を尋ねそうになったところをすんでのところで飲み込んで。ひとつ、ふたつと沈黙を流したあと、おそるおそる、というのがぴったりな様子で顔を上げた梨子がとうとう口を開いた。 「あの、手。手、繋いでいいですか」 「も、もちろん!」  そしてそれが、取り立ててお願いするほどのようなことでもなかったから、曜は思わず食い気味になってしまった。なにせ友達同士で手をつなぐなんて別におかしいことではないし、たしかに梨子とは手を繋いだりスキンシップをとったりしたことはなかったけれど、繋ごうと思えばいつでも繋げたのだ。この場においておかしいことなんて決してなにひとつなくて、いつもより殊更いじらしそうな様子も、血色のいい綺麗な頬をさらに染めているのも、なんだか泣き出してしまいそうなくらい緊張しているように見えるのもきっと気のせいなんだ、と心の中で言い訳をしながら、なぜか顔が火照ってくるのを収めようとする。次の瞬間、手のひらに梨子の小指がおそるおそる当たったかと思うと、驚くほど華奢で柔らかな感触を滑り込ませてきた。梨子の手が思いの外熱いのを感じると同時に、曜もまた自分の手が結構な熱量を持ち始めていることに気づいた。  だいたい、なにも言わずになんとはなしに繋いでくれればよかったのに。そういえば手汗は大丈夫だったかとか、こういうのってどのくらいの強さで握ったほうがいいのだろうとか、余計なことばかり思い浮かんで顔から火が出るほど恥ずかしかった。  あいかわらずうつむき気味でなんだかよくわからない梨子と肩を並べながら、通い慣れたはずの海岸沿いをぎこちなく歩いた。こういう状況に陥るとどうしても普段とは別のところに意識がいってしまう。たとえばいい匂いがするとか、潤んだまつ毛がすごく長くて羨ましいとか、血色のいい唇とほんとうに整った目鼻立ちをしていて、かわいい、とか。調子が狂うとはきっとこういうことをいうのだろう。気まずいのは確かだけれど、心地悪いかと聞かれるとどこか違う不思議な感じだ。波打ち際の匂いや車の通り去っていく音、あるいはゆっくり滲んでいく茜色の秋空が、普段よりいっそう鮮やかにふたりの距離を引き立てていく。たった数分まえまでできていた他愛もない雑談の仕方すら忘れてしまったようだった。  梨子は何も言わない。いったい何か重大なことでもあったの、と聞きたいのは山々だけれど、なんとか普段の調子に戻すのが先決だった曜にとっては、ひとまずこの場から意識を逸らそうと新しい言葉を探すのに必死だった。 「……あのね、よく千歌ちゃんと手を繋いでるでしょう? それが羨ましかったの」  きいてないのに! とおもわず口から出そうになったのを飲み込みながら、曜はなんとかお茶を濁すように笑ってみせた。少なくともいまの梨子のいじらしげな様子に大それた理由がないことにどこか安心しながら、それがかえって事態をややこしくしていることに頭を悩ませたくらいだ。普段の調子では言いにくい大切な相談ごととかであったりしたのなら、もっとすんなり整理のついたはずなのに。羨ましい、とはいったいどういうことなんだろう。  手を繋ぐ、という行為は思っている以上におおきな意味を孕んでいるのかもしれない、と曜は思う。普段からほとんど意識したことはないけれど、嬉しかったり、楽しかったりするとき、あるいは寂しいときなんかに、目に見えて繋がっていられるというのはきっととても重要だ。けれどそういうささやかな交歓がなにか特別な緊張をもって、それこそ繋いでもいいかどうかを確認するような、たくさんの熱量を必要とするとき、普段のそれとは全く別の理由を持つにちがいない。 そしてその感情がどのような色を、かたちをたたえているのか考えたとき——、心臓のあたりでどくんと大きく脈打つのが聞こえた。  まさかそんなこと、と頭の中で否定するよりも早く、胸の内のあたりがぎゅうと苦しくなる。きっとこんなのは気のせいで、なにかの勘違いなんだ、勘違いをするなんて失礼だ、と落ち着かせるように宥めてみるけれど、かえって熱を帯びるばかりだった。手のひらに感じていた梨子の体温がだんだんと曖昧になって、不意に思いきり握りしめたくなる感覚に陥る。  あのとき。偶然をよそおってひとりで待ってくれていたとき。居残りの教室に差し込む西日のなかで、消え入りそうに笑んでくれたとき。あるいは、曜のライトブルーの瞳のことを、まるで星みたいだと褒めてくれたとき。そういう近頃の梨子との交歓のそれぞれが、いまとなってはっきりとした輪郭で、うつくしい響きと甘酸っぱい感情を孕みながら思い起こされる。もしかしたらきっとそういうことかもしれない。苦しいくらい絶え間なく脈打つ心臓が、行き場をうしなった疑念を裏打ちするようだった。  錆だらけのバス停にたどり着いた頃にはほとんど暮れなずんでいた。薄墨色の地平線に柔和な橙色がゆっくりと消えていく。羨ましかった、と微笑みかけて見せた梨子の表情が、焦がすような熱量を持って脳裏にちらつく。しっかりと繋がれた手は沈黙の中ではむしろ雄弁すぎるくらいで、それが却って恥ずかしい。こうしてふたりでうつむいているのを他の子に見られたら、いったいなんて言われてしまうだろう。きっと茶化されるに違いない。  いても経ってもいられなくなってちらりと隣を見やった曜は、いつの間にか見つめられていたらしくふと目があう。見つめているのだから目があうというのはいわば自然なことなのに、それでも驚いた様子の梨子は、「あ、」なんでもないのと続けそうになったあと、ひとつ息を飲み込むと、どこか決心したかのように口を開いた。 「これから、帰ったあと、電話してもいい?」 「も、もちろんいいよ」   ほとんど上擦るような曜の返事に、ありがとう、と頬を緩ませたかと思うと。 「あの、大事なはなしがあるんです」  琥珀色の目を伏せながら、ほとんど消え入りそうな声で言葉を紡いだ。  いまとなってようやく自分が逃げも隠れもできないところまで来てしまったことに気づいた曜は、目の前の少女と同じように顔を赤くしながら、観念したかのようにうなずくほかなかったのだった。
 さきほど起きたことをひとしきり頭の中で反芻しながら、ようやくなんとか咀嚼して飲み込めたかと思えば、これからのことを考えるだけでどきりと胸が鳴る。だいたい、なにも解決していないのだ。たったひとつ言えるのは、電話という選択を取ってくれたのが他ならぬ曜にとって幸いだったことだろう。もしあのまま、面と向かって打ち明けられていたとしたら、いったいどうなってしまっていたかもわからない。こうして連絡が来るのを待っているというのも、おかしくなってしまいそうなくらい緊張するのだけれど。指先まで伝わった梨子の体温が残り香のように思い起こされる。こんなにずるいやり方をされてしまったのだから、もう少しあの子のそばに居たかったという気持ちももちろんあった。あんなふうに愛おしくて、あんなにもかわいい、と思えたのはまるきり初めてのことだったのだ。  けれどもそれらは全て杞憂におわってしまった。突然ぱっと光った画面に心の中でほとんど叫びながら、ちょうど三コールぶんほど深呼吸をして、おそるおそる耳に当てたあと。『もしもし、』と続いた声がやはりいつもの調子ではなくて、夢心地から一気に引き戻されながら。『曜ちゃん、いまから出れますか? もし出られたら、ちかくの砂浜まで来てくれませんか』完全に梨子の調子に乗��られてしまっている今のこの状況が、ほんとうに、ほんとうにずるい、となんども心の中で反復しながら、顔を覆って悶えてしまいたいのを我慢して急いで家を出た。  凪いだ海の寄せては引く音の中に、曜は梨子の姿を探した。明かりのすくない夜の海は星が綺麗だ。ちょうど海側のずいぶんと低い位置に降りてきた夏の大三角を眺めながら、潮風に髪をなびかせる梨子の姿を見つけた。 「わざわざごめんね」「ううん、うれしい。寒くない?」「大丈夫」  見慣れた海岸沿いも梨子がいるというたったそれだけで、まるで初めてきた場所のようだった。しずかなさざ波の寄せては引く音と、驚くくらい大きな自分の鼓動だけが聞こえている。明らかに先ほどより顔を赤くしているようすの梨子は、ちょっとあついくらいかも、とパタパタ仰ぎながら笑って見せた。  薄闇のなかわずかに白む波打ち際と海辺の透き通った夜空を眺めていると、まるで眠りの中で夢を見ているかのような、時の流れが停止する淡い錯覚すら覚える。今日といううつくしい時間のなかで、つぎつぎ湧き上がるたくさんの熱量だけが曜を現実に引き止めていた。潮風のなかにふわりと甘い匂いをみつけて、たったそれだけで息が詰まりそうになる。  どんなふうに話し始めればよいのかを、今まさに頭を回しているというのがぴったりなくらいの様子で決めあぐねている梨子の手を、思わず攫ってみると、湿ったまつ毛に隠れていたうつくしい瞳をはっとこちらに向けてくれた。華奢で折れてしまいそうなほど細くて滑らかなピアノを弾く手の、綺麗に切りそろえられたピンクのかわいらしい爪。きっとこの少女は頭のてっぺんからつま先までおどろくほど素敵に、魅力的にできているということを、曜は今日になってはじめて知っている。これまでの交歓たちが、きっとこの時のためだけにそこにあったのだろうと、どこかで確信しながら。  そして、そのあと。  瞳のずっと奥でうつくしい揺れをたたえて、ふっと息を詰めた梨子は、ほんの一度だけ目をつむったあと。 「曜ちゃんは、その、そのね、好きな人とか、いるんですか」  耳まで赤くしながら驚く曜の答えをほとんど待たずして、火傷しそうなほど熱い手と手をぎゅうっと思い切り握りしめてしまってから。  琥珀色の綺麗な瞳を泣きそうなくらい潤わせながら、けれどまっすぐ、切ないくらい目線を交わらせて。「もっと、」白くて華奢な喉を小さく震わせて、ひりつくように声を絞って。もうとっくのまえからたったひとつだけ、じゅうぶんすぎるくらい梨子のことだけを考えているというのに、きわめつけにたった一言。 「もっと、わ、私のことも、みてください」  目の前の少女の瞳の奥か、それとも自分のこころのずっとずっと深いところか、もしくはそのどちらもかはもうわからないけれど。夜の帳のあらゆるそれより、いっとう瞬く星をみた
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harudidnothingwrong · 6 years ago
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chiyok0 · 8 years ago
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ひびの祝福
 朝は苦手なので、はやくはやく起きるようにしている。もう間に合わなくなる寸前の時間の、2、3時間前には起きていないと、とてもじゃないけれど、家を出られない。ぼっとしたり、朝食を食べたり、またぼっとしたりすることが、どうしても、必要だった。2、3時間かけて、ゆっくりと、現実にむかってゆるやかに着地するような日々。
 冬は寒くてかなわない。ふとんからでるのがとてつもない大仕事のように思えて、シーツに顔を押し付けながら、おののくための時間がまた余分に要る。寝起きの高い体温が、ひえびえとしてしまう予感にもまた震えながら、精一杯、ちからを振り絞って飛び上がるようにして台所に向かう。裸足の足が踏む床が氷のように冷たい。さいきんはもうずっと朝はホットケーキを焼いている。食パンは賞味期限が結構みじかいし、トーストに時間もかかるので、よした。ホットケーキは、まず粉が甘い匂いのするのがよい。つぎに、たまごを割るのがたのしいのがよい。牛乳をいれて、ぐるぐる、泡立て器で混ぜるのもよい。テフロン加工のフライパンには油をひく必要もなく、弱火でちいさいホットケーキを2、3枚、焼く。焼きあがったそばから、マーガリンを塗りたくる。このマーガリンを塗る作業もよい。生地がからっぽになったら、器をかるく洗って、またもうひとつ、たまごを割入れる。マヨネーズと、塩を振って、がーっと、泡立て器で混ぜる。比較的ちいさな器で、泡立��器を使って混ぜると、マヨネーズが分離せず、うまいこと混ざるんである。それを、あたためたフライパンに流し込んで、てきとうにぐちゃぐちゃかき混ぜる。だいたい、かたまってきたら、ホットケーキの上にかける。ケチャップをななめにかけると完成だ。このメニューは、アメリカで過ごしていた時の、食堂のメニューを、すこしだけ、真似している。ベーグルと、スクランブルエッグ、ハッシュドポテトに、ベーコンかウインナ。ヨーグルトに缶詰のあまいくだものをいれて、コーヒーを一杯。それが毎朝の食事だった。コーヒーメーカが、家にはなくて、あまいカプチーノだとか、カフェラテは作れないので、いまは、もっぱらお湯を沸かして紅茶を淹れるか、コーンスープや牛乳を温めたりするかだ。このころにはだいぶ目が覚めている。そのための長い儀式なのだ。
 ナイフとフォークを使ってホットケーキを切り刻むのはよい。朝のニュース番組は、6時台から7時すぎくらいまでがいちばんよい。うわっついていないからだ。食事が終わると、しかし、すべてのテレビがうるさくてしかたがなくなるので、すぐ、切る。
 食器を流しに下げて、すこし、ぼっとする。その日、出かけなくてはならないときは、そろそろ、風呂に入る。シャワーの温度は42度にしていて、浴室中、湯気で、むわむわになる。そのあたたまった勢いで、髪を乾かして、歯を磨いて、化粧をしなければならないので、やはり、42度より、下げることはできない。髪を乾かすという作業が、ほかのたくさんのおんなたちと同じく、わたしも、嫌いなのだが(ものすごい轟音なので、テレビやラジヲを聴くことができず、ひたすら暇なのだ)、さいきんは、ウォークマンのスピーカをつかうというのを発明した。ウォークマンなんて、もうずいぶん時代遅れになったように思うけれど、わたしが高校生の時は、みんなが1台持っていて、それは、あこがれだった。このスピーカに、本体を差し込んで、うんと音量をあげると、ドライヤーの轟音の中でも、きちんと、聴こえるんである。そうすることで、さいきんは、なんとかやりすごしている。
 風呂から上がって髪も乾かすと、あとは化粧をするだけなので、気楽だ。このへんまでくると、まず確実に、家を出ることができるから、その意味でも、ほっとしている。慌てて、家を出るのが、好きではない。まぶたに、3、4色のアイシャドウを重ねて塗れるくらいの、余裕があるくらいが、かんぺきだ。
 たまに、前髪の形が上手くなくて、しょげながら家を出るが、たいてい、こんなふうに進んだ朝は、自分を褒めてやりたい気持ちでいっぱいになりながら、家を出る。がっこうに行ったり、ひととのまちあわせや、ひとりのお散歩に出かける。そして、なんとか、家に、帰ってくる。
 さいきんは、家に帰って、すぐに、布団にもぐりこまなくても、よくなった。服を脱ぐのも、落ち着いている。ひどいときは、何もかもが窮屈で苦しくて、脱ぎ散らかすよりもっとあらあらしく、もっと、なんというか、野蛮に服を脱いで、ふとんに挟まるので、落ち着いて服を脱げるのは、けっこう、すごいこと��。そのまま、シンクの洗い物を済ませることも、できる。寒いので、また、お湯を沸かして、お茶を飲んだり、する。
 お茶を飲んだり、朝ごはんを作ったり、そういう儀式は、ひつようだ。おとなは、みんな、コーヒーやお茶の味が好きなのではなくて、みんな、お湯を沸かしたいのだし、かわいいマグカップに実用性を与えたいのだし、きれいな漆黒か、琥珀色を眺めたいだけなのである。こういうのは、ぜいたくだけれども、実際のところ、ひどく日常的なものであって、なぐさめなのである。わたしたちは、なぐさめていなければ、けっこう、いきるのがしんどいような、そんな、存在なのであった。
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pinoconoco · 8 years ago
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空座第七女子寮物語 5
今月の支払いを振り込むと、小指の爪を噛んで男はコンビニを後にした。 今月は何とかなった。でも来月払えるかはわからない。 どうしたらいい? どうしたら どうしたら金を稼げる? 何でこんなことにー 震える手を誰にも見られたくなくて、誤魔化すかのように男は爪を噛み続ける。 雑踏の中、男を見るものなど誰もいないのに 男はいつでも見られている気がした。 逃げたら殺す どこまでも追いかけて必ず見つけて殺す 悪いのは金を借りたおまえだ 馬鹿なおまえだ 頭の悪いおまえ 頭の弱いおまえだ 頭の中でリフレインする、あの言葉をあの時の事を思い出すと、男は気が狂いそうになる。誰が、誰が馬鹿だ頭がよわいだと? 知らずはぁはぁと荒い息を吐き頭を思い切り左右に振る。それこそ周りから見られるという事にも気づかずに、男はふらふらとしながら繁華街を歩き続けた。 繁華街を抜けると、世の中から忘れられたような町並みが目の前に広がった。ひしめき合う木造の家やアパート。寝転がって酒を飲む老人、ねぇねぇと潰れた声で男に声をかける汚い肌をさらけ出す女。細い路地には寂れた店が数件並んでいる。 更に奥に進めば、木造建築に屋根瓦の、目的地である日本家屋は現れた。 腐った木の看板には、第七女子寮と書かれている。確かにここであっているようだ。 わかっていたが、インターホンなどない。 「ごめんください」 男はがらがらと横に扉を開けて声をかけた。 むん、と女の臭いがする。 上品な香りとは違う。これは女の臭いだと男は思った。 実際甲高い女達の声が響き渡り、自分の声など届きそうにもない。長い廊下の床板は汚い。懐かしい感じの剥き出しのオレンジの明かりがひとつ、ふたつ点っている。 扉の向こうから聞こえてくる女達の話す内容も語尾も、女性というより雌だな等と男は思った。 『あんた、女いなそうだし知らなそうだし。いーじゃん、イイ子いたらやれるかもよ?つうかやり放題かもよ?うちんとこはバカしかいないんだから』 叔母の言葉を思いだし、はぁ、とやりきれない気持ちになる。 まさか叔母の世話になるとは。 昔から親戚の中でも浮いていて煙たがられていた叔母。 今となっては その叔母しか頼れない自分。 派手で化粧が濃く、いつでも甘すぎる匂いを振り撒く叔母を軽蔑していた。 父も母も嫌煙してたし、自分も関わることなどないと思っていた子供の頃。 自分はどこで狂った? 医大に入った自分は優等生だった。主席とは自分の為にある言葉だと思って疑わなかった。何をやっても出来ないことなどなかった。それこそ傲りだとも思うこと等無く生きてきた。 何故あのとき 地下カジノなど行ったのか いやあれこそ傲り昂る自分の醜さだ。 それがこんなことになるなんて。 普通に麻雀やカードゲームをやるだけなら今でも負けない自信はある。 勝負を引きだと言う奴もいるが違う。 捨て牌やカードを全て見て覚えている、誰が何を捨てたかも把握して相手の手を読む自分は負けたことなどなかった。 だが、最初から仕組まれた勝負というものが この世にあることを自分は知らなかった。 だから負けた。 負けたなんて優しい言葉ではない。 おだてられのせられ数百万という金を稼がせといてから、やられたのだ。 カモにされたのだ。 「世間知らずのお馬鹿な坊や」 生きていてここまで悔しい言葉を浴びせられたのは初めてだった。悔しくて狂いそうだ。 許せない悔しいとムキになったところで 仕組まれた悪事になど 所詮凡人には太刀打ちなど出来ないのだ 「誰だ?」 忌々しい、数ヵ月前の出来事を思い出したせいで玄関に立ち竦んだままの男に、女の声が聞こえて男は顔を上げた。 「あ」 「あれ」 お互い、顔を見合わせ間抜けな声を漏らした。 「……たまに、会うな貴様」 貴様ときたかこのちびっこ。 このちびっこを知っていると男は眺めた。 何件かあるパチンコ屋で時々見かける女だ。 子供のような外見で、いつもオレンジ頭の男といる。あのオレンジ頭は好きじゃない。この女といないときのオレンジは腐った魚みたいな目をしていて、そのくせいつも女を連れて歩いている。派手な頭だけで気が済まないのか服装もチャラチャラとしていて女にチヤホヤされているくせに、このちびっこ女にはべたべたとまとわりついている。 いけすかない奴だと男は思っていた。 「何故ここに?」 「あ、僕は管理人の甥っ子で。今日からここの管理人を任されたんです」 「そうなのか。では管理人さんを呼んでくるよ」 ちびっこの喋り方はぶっきらぼうだが、嫌な感じはしないんだなと男は思った。 とはいえこの女じゃ駄目だ。いつも店で出しているイメージはあるが貧乏臭がする。おまけにこいつに絡めばあのオレンジがうるさそうだと思った。 「ルキアちゃぁーん、雨トーク始まっちゃうよぉ~」 甘い砂糖菓子みたいな声と共に明るい長い髪を揺らした女が奥から顔を出した。男の存在に気づいて「んん?」とパタパタとスリッパの音をさせて玄関へとやってきた。 「お客様?」 「新しい管理人さんだそうだ」 「そうなの?初めましてですね!私も最近ここにきましたぁ」 「貴様は違うだろう?何を挨拶などしてるのだ」 「ええ~そんなぁ」 ヘラヘラと笑う茶髪の女の見事な身体に、男は思わず見惚れた。身体云々よりその顔もまた愛らしく、男と目が合うとにっこりと微笑んでくれる。 「何て言うお名前ですか?」 「……石田雨竜です」 「私は居候の井上織姫です!こちらはルキアちゃんです!」 石田さんね、覚えましたと笑う織姫に石田は柄にもなく胸がどきどきとした。不器用な石田は正面から織姫を見ることもできず、眼鏡を触って横を向いた。 『やりたい放題かもよ?』 叔母の声がこだまする。駄目だ考えるなと石田は舌打ちをした。 なにどぉしたのぉ~?という声と共に何人かの女達が廊下に溢れ出てきた。男がいる~なんだこいつ~ルキアの知���合い?織姫のSP?等うるさいくらいに女達の声が上がる。なんだここはと石田は無表情に女達を見た。まるで安いキャバクラにでも来たみたいだった。本当にこいつ達は大学生なのだろうか。 「あら雨竜、きたの?」 管理人ー石田の叔母が奥から顔を出した。 「お久しぶりです、叔母さん。この度は世話になります」 石田が丁寧に頭を下げるも、叔母はいいから早速風呂洗ってくれるかなと言い出した。 いきなりかよと舌打ちするのを我慢して、石田ははい、と返事をした。 「金やるんだから、あんたちゃんと働いてよね」 「もちろんです、ありがとうございます」 住み込みの管理人をやってくれたら金は出すと叔母に言われて、金の必要な石田はふたつ返事で頷いたのだ。 叔母は今、羽振りの良い男がいるらしく 自分は管理人のおばさんなんてやりたくもない、こんなみみっちいボロ家に住んでるとばれても困る、だからあたしの変わりに管理人なれと言ってきたのだ。 それも暇な時は何しててもいいと言う。 基本寮生に何か頼まれたらやってやればいいらしい。電球の付け替えとかそんなもんだと言う。学食もあり、文句さえ言わなければ朝晩の食事にも困らない。 女だらけだしあんたに損はないわよと叔母は厭らしく笑いながら言っていた。 そして毎月20万くれてやると言ったのだ。 それだけあれば、あとはスロットと麻雀でコツコツ稼いで金を返していけると石田は思ったのだ。 自分は、もう、負けない。 ���金さえ返せば、大学に復帰して、違法なあの店を潰してやるんだと石田は本気で思っていた。自分は優秀なのだ。自分を馬鹿だ弱いと言った奴等を絶対に叩き潰してやると憎悪に苛まれていた。 だから気がつかない 例え麻雀で勝てても スロットに金を吸い込まれていることに ◾ ◾ ◾ 「あ!」 管理人となり、大学生の女達に顎で使われながらも、元々几帳面で家庭的な事が得意な石田はそつなく仕事を覚えこなし、十日ほど経った。 開店から打ちたい台があったので、早くから掃除も洗濯も終わらせ出掛けようとした朝、寮の玄関で井上織姫と鉢合わせた。 「お早うございます井上さん」 「お早うございます管理人さん♪」 石田の頬が自然に弛む。本人は気がつかない。 石田には織姫は特別だった。 容姿だけではない、彼女の持つ絶大な後ろ楯が欲しくて仕方なかった。 井上織姫は 井上物産の会長の孫娘だったのだ。 だから本来は第七寮などにいる娘ではない。今も外出届けなるものを出してわざわざこのごみ溜めみたいな場所にいるという。 頭はかなり良いらしいが、馬鹿な女だと石田は思っていた。 このごみ溜めの雌猫達にいいように物は盗られるわ課題をやらされるわ、それでもいつも楽しそうに笑っているのだ。 「女の子同士でこうやってわいわいするの、してみたかったんだぁ」 なんて、阿保だ。 聞けば井上織姫はいつでも周りにお守りがいて、友達は選ばれた者のみだったのだと言う。 ばかと言われたこともなく 名前を呼び捨てにされたこともないと言う。 それがなんだ?と石田は思う。 そんなつまらないことを気にするのも馬鹿な証拠だ。本当に頭の弱い女だと石田は井上織姫を見下していた。 それでも やはり金持ちの娘なだけあり、織姫は佇まいから身に付けるものは完璧だ。食事も綺麗だ。ふとした時にそれは現れ、石田の心を癒した。例えば食事のあと。 彼女は布巾で汚れた所を拭き取る。椅子を必ずもとに戻す。ごみが落ちていれば素知らぬ素振りで拾い捨てる。 その女性らしくわざとらしくない織姫の行動を石田自身気がついてはいないのだが、とても心を洗われているのだった。 「なんだ、貴様も行くのか」 そんなふわりとした気持ちを欠き消す低い声。朽木ルキアだと石田はルキアにも愛想笑いをした。 「おはよう朽木さん」 「おはよう」 そっけない態度に愛想のない顔。 スロットの腕と金の管理だけはかなり優秀だが女としてはどうなんだと石田はその日もルキアの頭から足許まで目をやる。 いつもいつも似たような服しか着ない。持ってないのだろう。それにしてもあれだけ安定して勝っているのだ。もう少し女らしくすればいいのに。そう思わずにはいられない。 なぜなら朽木ルキアは化粧をほとんどしていないに限らず美しい顔立ちをしているからだ。 あのオレンジ頭もそこを見抜いて、スカウトしようとしてんじゃないのか? 「織姫、いつも言うが……その上着をホールに来ていくのはやめたほうがいいと思うのだが……」 「だって今これしかないんだもん」 「でも、煙草臭くなるし……」 朽木の言うことは最もだった。井上織姫のそのコートは、本人は一番カジュアルだと言っても本革で襟はラビットファーのものだ。そんなものクリーニングに出したらどれだけ金が飛ぶか。 私の一番大きいパーカーなら貸すぞ、という朽木に井上織姫はぷくっと頬を膨らませた。 「だってルキアちゃんのお洋服、小さいんだもん借りれないんだもん~あたしデブだからぁ」 「太ってなどないではないか」 いや、胸が入らないんだよ、と思わず突っ込みそうになり、くすりと笑えば二人が石田を見る。やばい、どちらにも反感を買ってしまうと慌てて 「僕のジャケットを貸そうか?洗濯機で洗えるし」 そう言うと、二人はおぉ、という顔をした。 「いいんですか?管理人さん!」 「貴様意外とイイやつだな」 意外は余計だ朽木 結局この日は3人で同じホールに向かった。 デニムにヒールの井上織姫が、石田のジャケットを羽織ると少し、いやかなり大きい。 それでも上手に袖を折り着こなしていた。 「織姫はなに着ても似合うなぁ」 「そんなことないよ!あたしだってルキアちゃんみたいなピチピチってした服着たいもん」 それは犯罪だ。男達の目の毒でしかない、と石田は思う。 「石田今、想像したろ」 心を読むかのようなルキアのからかう声に、石田は慌てる。 「何を言うんだ君は」 「石田顔が赤いぞ」 「え!」 おもわず頬に手をやれば、ルキアはくしゃっと笑った。くそ、この女と石田はルキアの頭にわざと肘をぶつけた。 「痛い! なにする!」 「あぁ、ごめんね。君小さくて感覚掴めなくてね」 「な!なんだとこの陰気眼鏡が」 「は?どこから声がするのかわからないね。さぁ行こうか井上さん」 どこからか小人の気配がするねぇ そう呟けばいーしーだぁー!とルキアの怒声が追いかけてくる。 ちびっこが怒らせるのは楽しい、とさりげなく井上織姫の腕を掴んでエスコートするように歩く。井上織姫は楽しそうに笑っていたが、後ろから蹴りが跳んできて、石田はよろけてしまう。 今度はルキアの笑い声があがって、織姫のもうやめなよー二人とも~とそれでも楽しそうな声を撒き散らして、3人は歩く。歩いてくる。 真正面から、一護はそれを見ていた。 「あ!一護君だ、おはよぉ」 最初に気付いた織姫は一護に声をかけた。 おはよ、と口角はあがっている。でも目は じゃれあう石田とルキアを静かに見ていた。 「おはよ一護。貴様も今日この店か?」 「……あぁまぁな」 「?」 いつも無駄に明るくうるさく絡んでくる一護のテンションが低い、とルキアは不思議に思う。その時最後の一発とばかりに石田がルキアにまたわざとらしくぶつかってきた。 「きさまぁ~!」 くるんと振り向いて更にやり返そうとしたルキアの腕を一護は掴んだ。 「!?」 「何おまえ」 一護はルキアの腕を引くと、自分の後ろにルキアを隠すように、石田の前に出た。 あぁ、オレンジ頭かと石田は面倒くさいなと思う。別にからかってただけなのに。 そうか それすら気に入らないのかこのオレンジは。 「一護君、大丈夫だよ!?喧嘩じゃないの、あのね、この人管理人さんなの」 一護と石田の殺伐とした空気に織姫が割って入った。 「管理人?」 「そうですけど? なにか? 」 石田は眼鏡をすっとあげて、してやったりな顔をした。 自分の後ろから、ムカつくのだこの眼鏡と言うルキアの声を聞きながら、石田を醒めた琥珀の瞳で一護は見つめていた。 そしてルキアの手を引いて、今度は前に 石田と自分の前にポン、と出した。 そのまま一護は織姫に向かい合う。 「織姫ちゃん、北斗まだ打ったことないんだよな?」 「ふぇ? は、はい」 「じゃぁ今日俺と、打とうか?教えてあげるな?」 そう言うと一護は まるでルキアを石田に投げつけるように手を放すと、織姫の肩を抱いた。 「今日は二人であのポンコツどもより出そうな~」 「へ?はい、よろしくお願いします!」 織姫の顔を覗きこみながら一護はくしゃっと織姫に笑顔を見せた。織姫の頬が少し紅くなる。 開店曲が流れ、店が開いた。 一護は織姫の肩を抱いたまま店に入って行った。 どうしたのだろう? ルキアは首を傾げた。 石田は醒めた藍色の瞳で前を歩く二人を見ていたが、口許はばかにしたように意地悪く弧を描いていた。 面白いな あのオレンジは 「さぁ僕たちも行こう、ルキア」 オレンジに聞こえればいい。そう思いながらルキアの頭を押さえて歩けば 「馴れ馴れしいわ!!」 石田はルキアに頬を叩かれた。
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kshogaki · 3 years ago
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. 青花の会 骨董祭2022 @kogei_seika 6/11-12 2日間提供させていただいた楠森堂さんの在来茶は一部、お茶と食事 余珀 @yohaku_japanesetea_cafe にて引き続き販売いたします(楠森堂さんのチラシもあります)。 たけのこ村 @takenoko.mura オリジナルパッケージは骨董祭のお客様からもかわいいと好評でした。 プレゼントにもおすすめです。 ぜひご覧ください。 #青��の会骨董祭 #青花の会 #骨董祭 #工芸青花 #青花 #たけのこ村 #楠森堂 #実生在来 #上煎茶 #蔵出し茶 #がにまた茶 #コメコウ #お茶と食事余珀 #余珀 (√K Contemporary) https://www.instagram.com/p/CevrTeRLKl4/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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natsucrow820 · 8 years ago
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蒸気仕掛けの鎮魂歌 プロローグ
 灰色の空に黒煙が昇って行く。
 その様を横目に、彼女は文字を綴る。小さな文字でノートの紙面を埋める彼女を何も知らない者が見れば、ぎょっと目を疑ったかもしれない。それ程までに、彼女は只管に文字を刻み付けていた。ぱさり。車窓から吹き込む風に彼女の亜麻色の髪が揺れる。その現象も、彼女の集中を脅かすには至らない。彼女がペンを走らせる音と、機関車の奏でる息遣いだけが、その場に響いていた。
 ノック。
「レディ、少し手を止めて休憩したらどうだね?」
 がらりとコンパートメント席のドアを開いて、一人の紳士が彼女の空間に踏み込んで来る。彼は彼女の病的なまでに細かく隙間無く並べられた文字列には少しの驚きも表す事無く、彼女に目配せをした。即座に彼女は窓際の折り畳み式のテーブルを引き出す。
「済まないね」
 一言感謝を示して、紳士はテーブルにトレイを乗せた。カップにソーサー、そして華奢な装飾のなされたポット。立ち上るのは、ふわりと紅茶の香り。
「失礼ながらこちらで勝手に紅茶を選ばせてもらったよ。カフェスペースには紅茶の他にもあったから、後で君も見に行くと良い」
「ありがとう、後で覗きに行ってみる」
 起伏の少ない声で応じて、彼女は紳士の給してくれた紅茶のポットに手を伸ばす、前に紳士がするりとポットを掠め取り、彼女と自らのカップに琥珀色の液体を注ぎ入れた。
「おっと、私がして差し上げるから言ってくれれば良いのに」
「これくらい、自分でだってすぐだもの」
「形式美というものさ」
「ここには私とあなたしかいない」
「ならば私の自己満足、としておこう」
「分かった」
 紳士との会話は何時だって遊びの様なものなのだ。彼女は心得ている。初めて会った日から、紳士の人を食ったような態度は変わらない。紳士という存在は何時も芝居がかっていて、何時だって遊び心に満ちていて、そして常に思考をあらゆる場所に張り巡らせているものなのだ。彼女は眼前の彼の為にそんな考えを持っている。直接彼にそう言った事さえある。彼は買い被り過ぎだと優雅に笑んだだけであったけれど。
 そんな紳士との常通りの言葉の応酬を終えて、彼女はカップに口をつけた。���かに彼女の目が大きくなる。
「……おいしい」
「不味いと思っていただろう?」
 してやったり、と悪戯っぽく紳士は微笑む。自身もカップを傾けながら。
「この機関車は浄水装置を完備している様でね。何時でも幾らでも美味しい飲用水にありつけるそうだよ。いやはや、流石は最新の機関を搭載しているだけはある」
「排水を再利用しているのかもね。これだけの車両を動かす機関なら、出て来る水は相当の量だもの」
「構いやしないさ。こんな機関車に乗る輩の中でそんな事を考えるのは、君くらいなのだからね」
「あなたは?」
 彼女の瑠璃色の瞳が、静かに紳士に注がれる。彼は微笑を浮かべ、それを受け流す。
「私のような老い耄れにとっては些事だよ。どうせ、出自はどうであれ、今我々が飲んでいるこの紅茶が美味で、人体に然程の害ももたらさないのは事実であるのだから」
「そうだね」
 彼女もまた、些事と見なして紅茶を飲む。いずれにせよ、期待していなかった美味は有り難い限りである。
「それにしても、酷い音」
 不意に、彼女はそう口にした。彼女の常から外れない、感情の起伏の読めない平板な声。しかしながら、彼女の形の良い亜麻色の眉は上品に顰められていた。
「欠伸が出そうなくらいに単調で、気味が悪いね」
「作り手が感じられない?」
 紳士は応じる。彼女と紳士、その共通の知り合いが暴言交じりに吐き捨てていた言葉を引用して。紳士に向けられる彼女の視線が一瞬だけ鋭くなり、ふわりと緩む。そのまま、彼女はカップをテーブルに戻して窓の外に顔を向けた。
「うん。どんなに優れた技術者でも人であるのなら、機関には癖が現れる。それは欠陥じゃない。私達の爪の形だとか、声の調子だとかと同じもの。個性と言っても良いかもね。でも、最近出回っている機関には、そうした個性が少しも感じられない」
「今や、機関を担うのは機関であるからね」
 彼女に倣って、紳士も窓の外を眺める。凄まじい速度で流れていく、地面と空。そして黒煙。
「いやはや実に恐ろしいものだ、昨今の蒸気機関の発展速度は。数年程前までは技術者達が丹精込めて一つ一つ作っていたのだというのに、今や機関は自分達で 自分達を作れる。しかも、技術者達よりも精密に、寸分の狂いも無く、ね。かつて蒸気機関を生み出した先人たちは、果たしてこの未来を予想出来ただろうか。 今や人類は、蒸気によって発展し、蒸気に依って生きている。正しく蒸気の時代だ」
「虚飾の時代だよ」
 彼女の語気が強まった。きっと紳士を瑠璃色の瞳で見据えて、口を開く。
「人々は忘れつつある。ううん、知らない人だっている。蒸気機関がいかに恐ろしい代償を求めるのかを。かつて製作に関わってきた者達の声を聞こえない振りをしてここまで進んで、そしてその事実は今、人々の記憶から薄れつつある。機関が機関を作ってしまうから、気が付きようが無いの。蒸気の恩恵だけを享受して、人々は見ない振りをしているの。灰色の空と、塵を。あと一石を投じるだけで壊れてしまうくらいに、空気は傷んでいるのに」
「レディ」
 次々に舌鋒鋭く言葉を紡ぐ彼女の口元に、紳士は人差し指を翳した。ぴたり、と彼女が口を閉ざす。紳士は片目を瞑って通路へ続くドアを指差した。彼の瞳が、一瞬だけ冷酷な輝きを宿してドアのその向こうを見定めるように動き、すぐに常の人を食ったような笑みを取り戻す。
「余り大きな声でそんな事を言ってはいけないよ。此処はあの表現自由の楽園ではないのだから。我々には敵も多いし、何処で連中が聞いているか分かったものではない」
「ごめん���熱くなり過ぎた」
「君の気持ちは痛い程に解るよ。特に君は若い。その有り余る情念を全て押し込めてしまうのはさぞ難しい事だろう。だが、これは君が言い出した事だ。どうか今少しその溢れんばかりの強固な意志を、胸底に沈めていてほしい」
「うん」
 紅茶を飲み干して彼女は頷く。そして再びノートとペンを取り出して、筆記を再開する。
 彼女の綴るのは思考である。その揺るがぬ願いである。時に彼女を脅かす逡巡である。そして、彼女の夢の設計図である。
「君のそのペンも、彼からの贈り物なのかい?」
 背を僅かに丸めて書き続ける彼女に、紳士は声を掛ける。しかし、彼は返答を期待してはいない。
「思えば君は、実に彼から多くを贈られているのだね」
 紳士が問うのは、彼は既に十二分に承知している事実であった。ただ、思い返し、確認しているに過ぎないのだ。
「たった四年、されど四年、か」
「私にはとても長くて、でも短い時間だったの」
 ぽつり。紳士の言葉に、彼女は声を零した。筆記の手を止めて、車窓の外、流れて行く灰色の空をぼんやりと眺める。
「あの時間が無ければ、私は此処にいない。私は最後まであの一時を決して忘れない」
「果たしてそれは、君の幸いなのかい?」
 紳士は問う。憐れみすら滲む眼差しを彼女に向けて。その眼差しを、彼女は真正面から受け止める。
「そうだよ」
 答える声も、僅かたりとも揺らがない。
「私は、ヨークの娘でサリヴァンの弟子である事を、誇りに思う」
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oivgbqiqfz358 · 5 years ago
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--深海人形-- その呼び声で宇宙を震わせるが良い!〜Con Eleganza.
※…もう、お主には飽きたぞよ!(※そろそろ遊びは終いぞ)
※…どうも、思想の違いだけで人を差別する親の子です(※満面笑)。
※…死にネタ・戦争ネタ等あるので御注意下さい。気を付けろ!何処からでも来るぞ!(オールレンジ攻撃)。
※Twitterの自アカウントより引用(※…一部、修正、若しくは、改変)。
[[MORE]]
…此処まで、私の人生が、ガレッガありきだと、自分でも引く(※自嘲 ※ウェイン兄弟が人生だとは言って居ない)。…やっぱり、こんな人生ロクでもねぇやww(※爆笑)
…ロボ、メカオタクは、機械とか服の構造とか兵器の仕組みとか、そう言うののつくりの甘さにうるさい(※その服を仕立てる技術は何処から来たんだ?とかその武器何処にしまうの?とか)
…それは、銀英伝関連で例えれば、SFジャンルに無関心な原作者と、SFガチ勢のOVAスタッフとフジリューの差でもある(※原作自体は実にSFに失礼な名作、それが銀河英雄伝説)。
…オタクの底力、私も見せてやる☆ZE(※カオスコの俺ら並感)!
…実際両方好きで、コーディーに飲ませとる奴がおったな(…此うして、間接的に推しを殺していく訳だが)。> https://twitter.com/sabotengiya69/status/1262204311037112321
…『ガレッガとアンデフ』は、シューティングジャンルにありがちな『戦争で皆死ねば万事解決(※…代表的なものでは、レイスト、EVACシューとか)。」とか言う『物の観方』に対して、はっきりと「こんなの、絶対可笑しいよ(※真顔)。」って、言ってのけるゲームだからな、何方も(※此処も逆なんだよね)。
…『鬼滅短剣』が『戦争(WW1〜2辺り)』なら、『呪術凱旋』は『対テロ戦(湾岸〜イラク戦争辺り)』になりそうですね、今流行りの(……)。
…テロの悲惨さについて、日本人に知って欲しい(※切実)。
…「…何あれww虎杖の能力エグ過ぎww(…例えるなら、原作の順平死亡シーンの時見たアレの感じ)」って本誌勢の皆(ワイも含めて)一斉にプギャー m9(^Д^)してるけど、其の前に九相図兄弟の存在自体(と其の起源)の時点で……(超小声)。
…腐ェミが見たら、一撃死するやろうなぁ……(※ >九相図兄弟のルーツ ※確信)
…二十二世紀に九相図兄弟が未だ健在してたら(バイド居る前提)、時の(?)軍とTRTが、「…是非、波動砲とバイド(特に、魔道力学的側面への 研究に!!!!(大興奮)」…なんて言い出して来るかも??(ブラザー達逃げて超逃げて逃げて)。
…ワイも虎杖のブラザー量産能力(月島さんのパクり)欲しい。幾らでも、ブラザーから金を借りられるし踏み倒せるだろ?!(※両津勘吉並の発想)。
…月島さんも、完現術の御蔭で、金に困らないんだろうなぁ…… (羨ましい……)。」月島さん「…君も最低だよ(頭両津かい?)。」
…スプラのシャケ族、ケルト民族がモデルかな?(※ローマから見て戦闘狂 ※輪廻転生を信じる独特の死生観 ※ケルト神話でも重要な鮭)
…親に、私の、其の早い死を見せる。其れが私と神の契約(神の下へ行く為の契約)。
…親が自らの部族の神に捧げる為に殺した子の命は、一神教以外の多神教に取っては尊いものである。占い師は悪魔(サタン)に唆されてる。占い師は悪魔に手を貸す類の輩。余りにも邪悪だ(偶像を打ち壊せ)。
…給付金要らない人の十万円欲しいパーソン達、同じような他の、10万円乞食供と争奪戦になって、結果、そんな同類を何人か殺めてそう(確実に人を傷つける呟き)。
…金の為に戦争とか地獄でやってくれ(迫真)。
…メトロシティ民は犠牲になったのだ…古くから続く拙作名物死にネタの伝統……。其の犠牲にな…(…こいつ様ェ…)。
…『鬼滅短剣』はあんまり死んで無いね(死の数が足りない …正直、墓が幾つあっても、足りないくらい死んでるのは、久々かもしれない(其れぐらい死んでるね)。…後、どれだけ殺そう?楽しいなぁ(死ねば死ぬ程神は喜ばれる)。
…大義とか国の為に人を殺めるのは、地獄でもするな。
…受肉した呪霊が、イエス様を信じたら救われるか?(…救われると思うのがワイです 神は愛に餓えた者に愛を与えるのです そうでしょう? …さぁ、神に祈りなさい ゲニ並)。
…何故、鬼滅呪術本スレ民は、此んなにも面白いのか?(※対抗)
…今年は終戦75周年(※私は覚えて居る)。
…2003年、イラク戦争が勃発した年、ケツイは世に出た(※…しかも、イラク戦争前)。…其れも相まって、ケツイは運命のゲームだと思う(※真面目)。
…9.11テロに関して、FE封印烈火は凄まじい迄に影響を、同じIS開発で、ある程度システムを共有して居る兄弟分のAW(FW)シリーズは、滅茶苦茶煽り受けてたね(…本当に、戦争もテロも、二次元の中で良い)。
…最近、ガレとウェイン兄弟ネタ無くてすまない……(…如何でも良いけど、メ蟹ックの方が優秀だし知名度ある)。…でもさぁ、『萌えない粗大ゴミ』の割には、何気に人気あるよなぁ、あの兄弟……(…風柱兄弟、脹相お兄ちゃんと其の弟達、…と言う新手の萌える兄弟の足元にも及ばないけどな!!!)。
…でも大丈夫☆SA!…ウェイン兄弟の本体は、ガレッガシリーズだから!!(別に人間部分は無くて良いのサ!)
…ワイ的には、未だにミュウツー君は人間憎悪拗らせてる(※…そして、某そうだ人間は素晴らしいガチ勢の旦那と戦う)。
メトロシティの呪われた英雄 コーディー・トラバース
戦いの後 病(末期癌)に倒れた・・・
コーディー「…おい(※真顔 ※元ネタ:FE紋章第二部後日談でのアラン)。」
…カチコミ!どうぶつの森(※癒されない)!
…(※鉄砲玉が)とつげき!どうぶ(ry
…解釈違いで村が焼かれる(…ついでに、略奪が行われ、奴隷として売り飛ばす為に推しと言う名の人民が拉致される 強いところに逆らうとこうなる)。
…レーザーより実弾よ?ねぇ?(※ガレの兄弟譲り)。
…脹相御兄ちゃんを『ツインテールのおっさん(…おっさん?)』とか言う奴(…実際、脹相御兄ちゃんは萌えキャラ)。
…Rの赤青二重螺旋レーザーと青色反射レーザーは、此の世で、最も美しいレーザー兵器だと思う(※オタク早口)。
…TRT+ウェイン兄弟+IKD成分=ワイ(最低最悪)。
…罦傑は、死なないからこそ、素晴らしい生体部品です!有難う!(感謝の気持ち)。
…鴻元くんも、中々死ねないから、確実に良い即身仏になれるね。有難う!(…ミヤレ先生!有難う!)
…『R-9Aはフラグシップモデル』…って紹介してるFandomの当該記事(※大好き)。
…マルス王子もニーナもレナも赤緑騎士もジェイガンもカミュも、…と言うか、FEアカネイア大陸編自体が、後のシリーズで大量の『後続』を出してるから、彼奴等『フラグシップモデル』だよな??(※有無を言わせず)。
…Rも良いけど、パルスターとラストリゾートもね?(ネオジオ)
…ラスリゾ、良いよね(ブレスタも)。
…メトロシティは基本底辺しか居ない気がする(※酷い言い様)。
…おい、待てェ!カプコンゲーキャラは、(花札屋とkonmaiとは違って)基本品の無い奴しか居ないとか言うんじゃねぇ!(迫真)
…未だに、欧米を恐れさせ、賞賛させたり、アニメ・ゲーム・文化が世界を席巻してたり、歴史上例の無い強国になったり、少し大きいタイ王国の範疇に、明らかに収まってないで(小声)。
…体調が凄まじく悪くて小説が全然描けない
…『少し大きいタイ王国(※最強格)』
…『竹槍でB29は落とせるか?(ジョークの域)』と言う話は巫山戯て出来無いタチでして(不謹慎厨 地元がB29と米海軍に拠って深刻な被害を受けたのもあり)』。
…『呪術凱旋』の最終面は月面です(適当)。
…『鬼滅短剣』追加分も描きます(※発表)。
…『呪術凱旋』、『19シリーズとスト19シリーズの自機に、ケツイ自機のようなヘリ機(…SWの方には居たが)』があったら、…と言う小説でもある(…昔の80〜90年代SHTに今の対テロ戦事情を混ぜた感じ)。
…誰が壊相で血塗だか分かり辛い(同意見多数と思われる)。…軍艦のハルナンバーみたいにペイントか術式で番号とか書いてくれ(頼む)。
…人体実験しようぜ!御前被検体な!(※最近描いてる拙作にありがちな事)。
…『大復活狂ってるww 』と思ったら、…元々の蜂シリーズと元ネタのスト1945シリーズからして狂ってた(※アーケードSHT業界の日常)。
…嫁推しバトルコロシアム(※MUGEN)。
…今、執筆中の拙作は、ワイが生きて居る内に全部完成させる(つもりな)ので、御安心下さい(御前達こそ死ぬが良い)。
…ワイが未完成原稿を遺して死去した場合、親に頼んで其れ等を公開して貰う(福利厚生)。
…後世にたんまり遺しますよ(…色々、ビック・バイパーとR-9Aみたいに)。
「サツイ〜ただの地獄たち〜」
   作詞・作曲:こいつ様
ケツイはサツイ〜ただの地獄たち〜だよ
むしろアクイ〜基地外地獄たち〜の気もしたよ
四面からが本当の地獄だ…
死ぬが良い 死にました
けど灰被り琥珀姫は可愛い
トラファルガは氏ね…
…参考資料自体が狂ってる?何時もの事です()
…鬼滅は鬼滅、呪術は呪術で結局狂ってるだろ。…無問題(逆に問題しかない)。
…そんな此んなでケツイは神ゲーです(…でもオススメは初代エスプガルーダ 初代蜂も良し)。
…流石だEVAC…ささっと壊滅しろ(満面笑)。
「やっぱストIII3rdでしょ」
作詞作曲:こいつ様
何がIVだVだ 未来永劫ストシリーズ最高傑作はIII3rd一択だ
IV Vには有り得ぬ境地がそこにあるがじゃ
アレの良さを分からん奴は矢張り何も分かっとらん
追伸 コーディーなんていなくてよかった(けどキャミィだけは必要だった)
「バトルガレッガマジ神ゲー」
    作詞作曲:こいつ様
バトルガレッガマジ神ゲー 見てください此の莫迦でも分かる程の出来の良さを
本当に素晴らしい まさに神ゲー
見るが良い ブラハ様とmk-2のカリスマ性と威厳を
やるが良い 勲章育成
因みに ウェイン兄弟の本体はガレッガシリーズです
…コーディー殿の存在自体が最早ダサイ等とは言ってはならぬ(※必死)。
…IVでのコーディーのアレコス4ダサ過ぎだよなww(…何処にも其れの画像が無いくらいダサい)。」…此れはC社による虐めww(確信)。」って思うわ(…ついでに、Vでのアレコスも幾分ダサイ)。
…公式に虐められる男コーディー殿()
…バトライダーは神ゲー(断言 …バクレイドは……(…知らん、俺の管轄外だ)。
…フレデリク「…クロム様達の為に小石を拾わなければ(真面目)。」コーディー「…ハッハー!(バッドストーン)」
…カミュ将軍の時も其うだけど、コーディーの酷さが際立ちますね()
…何がハッハー!だ!ハッハー!(莫迦)。
…ロケテ版ではR-Qだったよね?あの子(マニアな話)。
…何時も思うけど、『シンデレラアンバー(ケツイ)』って名前、センス有り過ぎィ!(…流石EVAC!)。
…推しを軽率にバイド溶液に漬ける女(…アレな連中並)。
…『呪術凱旋』はケツイ裏二周目並地獄過ぎて、本当に楽死い(描いてる奴だけが楽しい)。
普通の物描き「…自作への感想ください(構ってちゃん)。」ワイ「…拙作への感想?要りません。死ぬが良い(だが、粛清は居る)。」
…有情戦車トラファルガ(※死運命モード)。
…鋼鉄の兄弟の妹だもの(※鋼鉄の国の人だもの並)。
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y24klogs · 5 years ago
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【十二章】ギルドウォーズ_魂の器篇
ゼノン君、バッフィアちゃん、ノエちゃんといっしょ
【十二章】ギルドウォーズ_魂の器篇
バッフィア : 噴水広場に、人がゥオッタ。 ノエ : …?いるね… バッフィア : おや、やぁヨルド君。 ノエ : …ヨルド…よろしく…。 ヨルド : 来たぞ。よろしく頼む。 バッフィア : よろしくねぇ。 ノエ : あとはゼノンだね… バッフィア : そうだねぇ。 ノエ : ・・あ ヨルド : 来たか。 ノエ : …ゼノン、よろしく…。 バッフィア : やぁ、迷子のゼノン君。 ゼノン : まって・・・息整えさせて・・・ ノエ : ……走ってきたの? ゼノン : ウェッ・・・もう一回さそって・・・ ノエ : ……平気…? バッフィア : 焦らない焦らない。ゆっくりで良いさぁ。 ヨルド : 時間通り位だ。それ程走る事でもないだろう。 ゼノン : だい・・・っじょうぶ・・・ふ、ああ・・・ ノエ : ……本当に…? ゼノン : よかったー・・・セーフ・・・ ノエ : …それじゃ行こうか… バッフィア : 宿に付いたら一旦時間を入れようかねぇ。何も準備していないんじゃないのかい?ゼノン君。 ヨルド : そうだな。 ゼノン : あっはい・・・そうです・・・
ノエ (SPポーション全然ない!) ゼノン (あげよか) バッフィア : なら少し準備するさぁ。僕も水とか持ってくるさぁ。 ノエ (くれ…こいつ燃費悪いため…。) ヨルド (ポーションいっぱい持ったし装備をちょっとアタッカー寄りにしたので多分大丈夫(多分)) ノエ (使わなかったら返すので) ノエ (たすかる・・・ありがと…) ノエ (ゼノン君はポーションとかダイジョブ?) ゼノン : あーっ・・・っふぇ・・・まじ・・・あせっった・・・(雑魚寝しながら) ゼノン (余裕でゲス) ヨルド : それ程焦って来たのか。 バッフィア : ただいまぁ。 ゼノン : めっちゃ焦った・・・こんなん初めてかな・・・ ノエ : 今のうちにゆっくりしておこう…? ゼノン : おかえり。 バッフィア : ゆっくりついでに鍛えなおしの結果でも言っておこうかねぇ。 ゼノン : ほえ ヨルド : 前回から変化があったのか。 ノエ : 何…? バッフィア (ざっくり防御が15になりました。瀕死なら諸々込めて20に。) ヨルド (滅茶苦茶に堅い!) ノエ (カッタ) ゼノン (エッ) ゼノン (つよない?) バッフィア (MDFは9なので、物理なら4d+20 魔法なら2d+12くらいは放置してOKです。) ヨルド (めっちゃつよでは) ノエ (ヤバ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・) ゼノン (?????????) ゼノン (ガチタンきた・・・) バッフィア (代わりに範囲攻撃とか失ってます、シールドで殴るだけ) ゼノン (これでかつる) ノエ (火力は頑張ります) ノエ (ヨルド君が) バッフィア (あと、瀕死の時はむしろバフの近くにいてください。謎パワーでHP回復します。) ノエ (ドウイウコト…) ヨルド (バッフィアちゃんに守ってもらおと思ったので今回は勇気をちょっと外して勝利の奴にしました(?)) バッフィア (自分か誰かが瀕死だとターン終了時に回復し始めるから…) ゼノン (謎パワー、あまりに謎) ヨルド (ディボージョン、良い物) ノエ (聖域か?) バッフィア (というわけでガチタン使用のバッフィです。守るよ。) ノエ (よろしくおねがいします……) バッフィア : という感じかねぇ。まぁ、ある程度なら任せておくれ。 ノエ : …うん、バッフィアの近くにいるようにするね…。 ゼノン : スゴイヨクワカッタ ヨルド : 了解した。可能な限りお前に頼る事にする。 ノエ : …いつもありがとう、今日も…よろしくね。 ノエがクエストの参加を募集しています。 バッフィア : あぁ、よろしくさぁ。 ノエ : それじゃあ、行こうか…。
クエストを開始します。
これまでのあらすじを確認しますか? ノエが[いいえ(プロローグへ移動)]を選択しました ...第一章以前。 少女 「用とは何でしょうか?ダリアリ。」 ダリアリ 「その姿酷く似合わぬな。  戯れはよい、十面相よ。」 十面相 「つまらん"原初の獣"の話という訳では無い様だな。」 ダリアリ 「十区の危機だ。」 十面相 「存亡、という意味か?  私が知っている限りでは、有り得ない事だ。」 ダリアリ 「予知夢だ、知る筈もあるまい。  【リーン地下遺構】を知っているか?」
十面相 「最近発見されたアレか。  あそこに何が有ると言うんだ?」 ダリアリ 「強大なもの。大いなる試練。膨張する力。  放って置くわけにはいかぬ代物だ。」 十面相 「調べ上げろ、と。  元よりそのつもりだが、なぜ私を選んだ?」 ダリアリ 「"真に十区の安寧を願う者"。それがお前だった。」 十面相 「...地下遺構は火薬団と黄金組合が争っている。  取り入って調査を行う。」 ダリアリ 「うむ。」 ...
【リーン地下遺構】には十区全てのギルドマスターと 君に協力する冒険者が集まっていた。 君は暫定的な【ギルドリーダー】となり、 【魂の器】を破壊する役目を担った。 バッフィア : いやぁ、大所帯だねぇ。 ゼノン : おちつかないなあ・・・ ノエ : …十区だもの……。 ヨルド : そうだな。十区全てのギルドマスターが集っている。それだけでも多い。 ノエ : ……。 現在は作戦指導役の十面相が説明をしている。 十面相 「...【魂の器】が勘付いたのかは不明だが、  今、地下遺構の二層には  器によって作られた怪物が徘徊している。」 十面相 「試しに一体を"処分"してみたが、  すぐに新たな物が湧いて出た。  恐らく本体を叩かない限りほぼ際限なく出現する。」 バッフィア : ふむ、限りが無いねぇ ノエ : ……結局、本体を潰さないと…意味がない…。 ノエ : …そういうこと。 ザイノ 「で、どうやって深層まで行くのかなあ?」 十面相 「ボルトロメアとレザ、そして冒険者達に殿を務めて貰う。  私達が【魂の器】を破壊するまで、二層の怪物を倒し続ける。」 ボルトロメア 「!?」 ヨルド : 深層までの道程も魔物が居るだろう。妥当だな。 ゼノン : 耐久勝負ってわけ? バッフィア : お、僕の分野だねぇ。 ノエ : ……そうだね、バッフィアが頼り…。 ノエ : ……僕も魔力が切れても物理バレットに切り替えれば戦える…。 ウスカナ (今聞いたって顔だね...。) アスカナ 「そんな...無茶です。」 バッフィア (よっぽどじゃなければ、先に相手の精神が尽きるからね。) ボルトロメア 「...アっさん、心配すんな!!  こっちにゃ爆弾と薬(ブツ)がある...!!  三層までの道は俺達に任せな。」 レザ 「消耗戦なら私達が適任でしょうね~。  でも、なるべく早く事を済ませて下さいねぇ。」 グレンデル 「任せとけよ。報酬は期待して良いんだよな?」 十面相 「決まりだな。」 バッフィア : まぁ、とはいえ、数が数だろうねぇ。 十面相 「三層以降の敵は我等ギルドマスターが受け持とう。  君は【魂の器】のみに集中してくれ。」 ノエ : ……魂の器。 ゼノン : 長丁場かー・・・知ってたけど・・・・ ヨルド : そうだな。我々が魂の器を破壊するまで、持つかはわからん。 ノエ : ……でも、持たなければ…終わりだもの…。 ダリアリ 「準備は抜かりないか?  一刻も早く深層へ向かうぞ。」 バッフィア : ま、やるだけやらなきゃねぇ。 クワツィーネ 「気に食わないわ!  アタシがリーダーじゃないなんて...。」 ルドガメル 「我儘を言うな!今はギルド間で争う時じゃないわい。」 イスカナ 「...。」 君達は二層へと向かう。 ノエ : …行こう。 ヨルド : ああ。 ゼノン : ん。 バッフィア : さ、まいろうねぇ
ボルトロメア 「���攻(ぶっこむ)ぞ!!お前等ァ!!」 ボルトロメアの合図と共に、冒険者達が突撃する。 ノエ : ……いつも派手…。 レザ 「ケガをしたら教えて下さいねぇ。  物資のある限りは治療できますので~。」 ゼノン : ここ爆発させていいのかなあ・・・ * 「侵、入、者。」 ノエ : …! バッフィア : さ、気張ろうかねぇ。 ヨルド : 爆発させたところで相手が居るならば問題無いだろう。 * 「融合せよ。」 殿を務めるボルトロメア達に君達は続く。 シリュウ 「斬り捨て御免!」 ヨルバ 「キリが無ぇな。」 冒険者達が怪物を薙ぎ倒し、ついに三層への入口へ到達した。 ヘレナ 「ここは抑えるから、早く行って!」 ボルトロメア 「おい不蓮怒!!  コイツを受け取りな...!!」 ヨルド : ああ、了解した。 ノエ : …っ、なに…? ゼノン : ・・・ ボルトロメア 「俺が作った特別製だぜ!!  一発ハジけて来いよ...!?」 ノエ : ………………うん。 バッフィア : 3d ヨルド : なんだこれは。 ゼノン : でかい ゼノン : おもい・・・・ バッフィア : ま、ありがたく使わせてもらおうねぇ。 ノエ : …僕でも持つのは難しい…。 レザ 「ああ、何か渡した方が良いですかぁ?」 レザ 「これはすごいですよ、ほんとにすごい。  使ってみたら分かるはずですよぉ~。」 バッフィア : 僕でもちょっと厳しいねぇ。 君は礼を言い、三層へと向かって行った。
三層にはかつてガーゴイルが配置されていたが、 そこには【魂の欠片】を討伐する際に戦った戦士が佇んでいた。 バッフィア : 飛んだキャンディだ。 ヨルド : 副作用が無いかどうかだけが懸念だな。 ゼノン : 飛んだ・・・ ゼノン : まあ、さすがにこの期に及んで・・・ ノエ : ……まあ、使わなくちゃいけないのなら…使うだけ…。 魂の戦士 「"器"は忌まわしき物なれど、  破壊する事は俺の死を意味する。」 ノエ : ……邪魔をするのなら、破壊する…。 ヨルド : 既に融合されている、か。 バッフィア : ま、恨みは無いんだがねぇ。 ゼノン : こっちもさー、生き死にかかってんだよね・・・ 魂の戦士 「俺の名はグレイフォーント。さあ、俺と戦え。」 アスカナとウスカナが君に道具を渡し、前に出る。 ウスカナ 「アタシ等が相手してやるよ。」 グレイフォーント 「ほう、二人か。嘗められたものだな。」 イスカナ 「...いいえ、三人ですよ。」 ノエ : …!秩序の…! バッフィア : 「気絶できない」 ヨルド : イスカナか。 ゼノン : 十区最強の人。 イスカナは剣を握ると、それを君に渡す。 イスカナ 「貸しておきます。  必ず【魂の器】を破壊しなさい。」 ノエ : ……十区それぞれの技術と魔法… バッフィア : ま、やらないとこっちもなんだよねぇ。 ウスカナ 「...イス姉、アタシの剣使いなよ。」 ヨルド : 必ず返しに戻れと。そういう事か。 ゼノン : なんか・・・荷物袋溢れそうなんだよな・・・ ノエ : …かりてているだけだものね イスカナ 「必要ありません。」 バッフィア : やはり最後はこぶし ノエ (てがおおいが。) ウスカナ 「こんな時に  しょうもない事言ってんじゃないよ!このゴーレム頭!」 アスカナ 「ふふふ、懐かしいわね。  あの頃に戻ったみたい。」 イスカナ 「アスカナお姉様...。」 イスカナ 「...ウスカナ、貸し一つ、覚えておくわ。」 グレイフォーント 「遺言は終わったか?  さあ、俺を楽しませろ。」 ウスカナ 「先に行きな!コイツはアタシ達で止める。」 ゼノン : ・・・託されるなあ。 ノエ : 分かった…。 ヨルド : 了解した。先行する。 バッフィア : 行こうねぇ。 十面相 「感謝する。」 四層にもやはり敵が待ち構えていた。 魂の魔女 「戦士は野蛮で困りますわね。  二人で待った方が有利でしょうに。」 ゼノン : ・・・ ノエ : ……やっぱり、復活してるんだ…。 魂の魔女 「私の名はベルゲンロッド。  さあ、お相手して下さるかしら?」 ダリアリ 「良かろう、行くぞ十面相。」 十面相 「ああ。」 ベルゲンロッド 「ちょっと、先に通れると思っていて?」 ダリアリ 「ふん、二人では無い。  "二人と二体"だ。」 ダリアリはそう言うと、詠唱を始める。 気付くと二体の獣が傍らに居た。 ノエ : …召喚魔法…。 バッフィア : 獣… ヨルド : 原初の獣か。 終の獣 「魔力に満ちている」 始の獣 「素晴らしき獲物だ」 ダリアリと十面相は君に何かを投げて寄越した。 十面相 「さあ行け、器を破壊するのだ。」 ヨルド : ……了解した。 ノエ : ……これ…名前が……。 バッフィア (ちなみに、アイテムを受け取った人は誰になるのかな。) ノエ : ……うん、分かった…。 ノエ (チャクラ金剛丹) ノエ (チャクラ金剛丹) ヨルド (大体全部リーダーの所持品に入るわ) ノエ (絆の証) バッフィア (こっちには、剣とフレッシュネックレスと精霊の雫が入った) ノエ (ワタシです)
五層は石像が立ち並ぶ一本道だ。 ...やはり誰かが待ち構えている。 ゼノン (ボルトロ砲とキャンディもろた) 魂の大魔術師 「引き返せ。  アレは破壊出来んぞ。」 バッフィア (やっぱり、分散しているのね。) ノエ : ……破壊しろと言われた…だから破壊する…。 ゼノン : こっちにも引けない事情があってさ。 バッフィア (今のうちに交換しておくって事かもしれない) ヨルド : そうだ。引き下がる事は出来ない。 クワツィーネ 「そんなのやってみないと分からないでしょ。  さっさと通しなさい。」 魂の大魔術師 「...それは出来ん。  私の意思は既に私だけの物ではないからな。」 ルドガメル 「通す気が無いなら最初っからそう言わんか!」 ルドガメル 「お前さん、これをくれてやる。  とっとと先に行ってこい。」 ルドガメル 「北のフロストガルドとかいう国の高級品でな、  高いぞこれは、高いから使わんでも良いからな!」 クワツィーネ 「アタシもこれ貸しとくわ。」 バッフィア : 至極真っ当だねぇ。 ゼノン : 使わなきゃ。 ヨルド : 使う必要性があれば使おう。 ザイノ 「俺は先に行っていいの?」 クワツィーネ 「アンタは付いてってよ、  アイツだけだと心配だしさ。」 ザイノ 「ふうん、じゃあそうしようかなあ。」 君は【魂の器】が待つ六層へと向かう。 バッフィア : 大人げない君… ヨルド : お前はついて来るのか。 ノエ : ……そう…。 ゼノン : うへえ・・・ バッフィア : あっはっは。 この先に、【魂の器】が居る大広間がある。 準備をするならば、此処が良いだろう。 ザイノ 「原初教団の時も一緒に戦ったなあ。」 ザイノ 「ま、足は引っ張らないよ。」
バッフィア : さて、準備と行こうか。 ノエ (さて) ヨルド (アイテム交換タイムだ!今がチャンス!!) ゼノン (砲を渡したいな) バッフィア (クロス陣) ノエ (僕かヨルドかな) ヨルド (砲だと私かノエ氏) バッフィア (だねぇ) バッフィア (フレッシュネックレスはヨルド君が良いかもしれない。) バッフィア (防御と魔防下がるけど、気絶しない) ゼノンが[右手]の装備を解除しました。 ゼノンが[左手]の装備を解除しました。 ヨルド (確かに。オーバーロードとの相性もいい) ゼノンが[左手]に[ボルトロ砲]を装備しました。 ゼノン (ごめんモテた) ゼノン (持てた) ノエ (キレそう) バッフィア (草) ノエ (何アピール) ゼノン (ちがくて) ヨルド (モテ男アピールする人) バッフィア (マッスルアピール) ゼノン (やっぱ選ばれしものだからみたいな) ゼノン (ほんとゆるして) バッフィア (選ばれし勇者の大砲) ノエ (じゃあヨルド君が絶対最後まで残るから光の恵みの結晶石もわたす) ヨルド (了解致す) 相手プレイヤーの決定を待っています。 トレードが成立しました。 0ルド失った。 ヨルドが[アクセサリー2]の装備を解除しました。 ヨルドが[アクセサリー2]に[フレッシュ・ネックレス]を装備しました。 バッフィア (イスカナの剣はゼノン君が良さそうだね。) ゼノンが[アクセサリー]の装備を解除しました。 ゼノンが[アクセサリー]に[絆の証]を装備しました。 相手プレイヤーの決定を待っています。 トレードが成立しました。 0ルド失った。 バッフィア (あとは、APに余裕ある人が雫かな。) ノエ (鎖は盾なので) 自動スクロールを解除しました。 バッフィア (うん、貰っておこう。) ノエ (バッフィアちゃんだと思うのでお渡しします) バッフィア (一応雫、渡しておくね。) ノエ (うんサポ系は私がいいです) ゼノンが[左手]の装備を解除しました。 ゼノンが[左手]に[イスカナの剣]を装備しました。 バッフィアが[右手]に[クワツィーネの鎖]を装備しました。 バッフィア (ラウンドと取り換えよう。物理軽減は下がるけど、1ゾロ対策に) バッフィア (あのあの…ATK1d+2なので、-4dされると回復パンチになる可能性が。) バッフィア (そうか、仲間を殴れと…) ノエ (草) ヨルド (うそおwww) ゼノン (エッ) ゼノン (これが愛の拳) ノエ (マッサージやんぇ) ノエ (やんけ) ヨルド (かたたたき) バッフィア (おらぁ、ほぐしてやるよぉ!) ノエ (ほぐれる~~~~) ゼノン (マジ?一番は貰った) ノエが[右手]に[ボルトロ砲]を装備しました。 ヨルド (私も肩たたきされたいが!) バッフィア (草) ノエ (よしおk) バッフィア (純粋にチェーンブレードは移動用に使えるね) ノエ (やっぱチート) バッフィア (クリティカルしないように頑張るね!) ゼノン (移動10だもんなあ) ヨルド (頑張ろう!) ノエ (がんばっていこう!) バッフィア (こっちもOk-) ノエ : 平気…?いこうか…。 ヨルド : ああ。行こう。 ゼノン : じゃあ、まあ。 先へ進みますか? バッフィア (まいろうかねぇ) ノエが[はい]を選択しました 君は大広間へと進む。 【魂の器】は大広間の半分を埋め尽くさんが如く、蠢いていた。 他層に己が一部を送り込んでいるためか、 こちらに反応する気配はない。 バッフィア : うん、行こうか 君は戦闘態勢を取ったその時、 器が大きく震え始めた。 "混ざれ、混ざれ、全てを一つに" ノエ : …っ… 広間に数々の人影が見える。 あれら全てが、器に取り込まれた者達なのか...? ゼノン : でっけ・・・ バッフィア : まるで溶鉱炉だねぇ。 ヨルド : 強大だ、しかし、破壊するしかあるまい。 ザイノ 「さっさと片付けないと不味いんじゃないかなあ。」 ノエ : …知ってる…破壊する…。 バッフィア : いや、不味いよ。 ザイノ 「全てを相手する必要は無いよ。  俺達が目指すのは【魂の器】の破壊だからねえ。」 君は頷き、広間へと駆けた。 自動スクロールを有効にしました。 * 「新たな魂だ。  私の心を埋めるに相応しい。」 ノエ : ……多い… ゼノン : ・・・なんか多いな。 バッフィア : まぁ、多いだろうねぇ。 ヨルド : やはり。器それだけとは行かないか。 * 「久し振りだ、この感覚。  早くその肉を裂かせてくれ。  骨を拉ぐ音を聞かせろォォ!!」 自動スクロールを解除しました。 ゼノン : 過激派だあ・・・ ノエ : …僕に、貴方達にあげる…魂なんて…無い…。 * 「迎えに来たよ。」 * 「救いなんて何処にも無かった!  縋る物はこれしか無いんだよ...。」 バッフィア : 頼んでないねぇ * 「私のせいじゃないわ...。  あの人が死んだのはあの人自身のせいよ!!」 * 「忌々しい喚き声だ。  ...とっとと器を破壊しろ。現世の者よ。」 * 「君の目は輝かしいね。許せないよ。」 * 「ここすらも居場所ではないと?  認めん、絶対に破壊などさせんぞ。」 バッフィア : まだ正気が残っているのも居るようだねぇ。 ノエ : ……でももう戻れない…。 ゼノン : ・・・惨めだなあ ヨルド : 正気が残っていた所で、既に器の一部だ。 * 「満たされぬ。どれだけ得ても。  我は王ぞ!全てを得たというのに何故満たされん!」 * 「王は私だけを見てくれなかった。  だから呪いをかけたんだ。永遠の欲望を。」 ゼノン : ドラマ多いんだよ・・・ ノエ : ……これが人の……痛い…。 彼等は君に語り掛ける。 だが、その目は何処か違う場所を見ているようだった。 ザイノ 「鬱陶しいなあ。」 ヨルド : 全て好き勝手に語っているだけだ。 バッフィア : 琥珀に囚われた虫は死に姿を晒す。 バッフィア : 永遠なんて良い事無いさ。 全力を以て【魂の器】を破壊せよ!! ゼノン : ――――さて。 ノエ : (頭を抑えてまた前を見た…)……破壊するしか、もう、道はない。 ノエ : …行こう? ゼノン : いいよ。 ヨルド : ああ。(2丁の魔導火砲を引き抜き構えた) バッフィア : さ、変わりゆく溶鉄のように。 バッフィア : まいるさぁ。 アクティブシーンになりました。 Round 1 ゼノン (泣いた) ヨルド : 破壊する……ッ! バッフィア : 変な声が出た。 ゼノン : そ綺面 ノエ : …破壊する…! バッフィア : 一歩先に前進しているから気を付けて 自動スクロールを解除しました。 ヨルド : 了解したッ! ノエ : …了解…! バッフィア (ん…カラス…) ゼノン : ん。 【魂の器】 : 蠕動! 【魂の器】は蠕動している。 ザイノ : ブラッド・アーマー! ザイノは血を捧げた・・・ ザイノは[ネクロカウンター]を7つ獲得した。    ザイノは[血鎧]になった ノエは移動した。    ノエは[16,12]へ移動した。 ヨルド (ピアースをなさらない?!) バッフィアは移動した。    バッフィアは[16,12]へ移動した。 月の子は移動した。    月の子は[13,8]へ移動した。 ゼノンは移動した。    ゼノンは[16,12]へ移動した。 バッフィア (なん・・・だと・・・) 従者の悪魔は移動した。    従者の悪魔は[10,11]へ移動した。 教皇の巨鳥は移動した。    教皇の巨鳥は[16,13]へ移動した。 ノエ (あいつ) 死神は移動した。    死神は[14,15]へ移動した。 堕ちた皇帝 : ブレッシング!    太陽の王は[ブレッシング]になった ノエ (前世の記憶が!?) 太陽の王は移動した。    太陽の王は[12,10]へ移動した。 剛毅なる女戦士は移動した。    剛毅なる女戦士は[13,5]へ移動した。 戦車の巨人は移動した。    戦車の巨人は[15,5]へ移動した。 残酷な女帝は移動した。    残酷な女帝は[13,6]へ移動した。 ヨルドは移動した。    ヨルドは[16,12]へ移動した。 ザイノは移動した。    ザイノは[15,11]へ移動した。 バッフィア (なら攻撃しな!?) バッフィア : ゴーレムハート! バッフィアが守護の構えをとる!    バッフィアは[守護]になった ノエは[ラスタ]になった ゼノンは[ラスタ]になった ザイノは[ラスタ]になった バッフィアは[ラスタ]になった ヨルドは[ラスタ]になった ノエは、ラスタキャンディを使った。 ゼノンは攻撃した。  達成値:20 ([6,6,2]+6)    残酷な女帝は防御した。        ダメージを4軽減!  ([]+7)    残酷な女帝に17のダメージ  ([6,2,4,1]+15) バッフィア (やはり、鳥頭・・・) ザイノは移動した。    ザイノは[13,11]へ移動した。 バッフィアは移動した。    バッフィアは[15,12]へ移動した。 ザイノは移動した。    ザイノは[10,11]へ移動した。 ザイノは攻撃した。  達成値:31 ([6,5,4,3]+13)    太陽の王に22のダメージ  ([4,4,3]+20) ザイノは[ネクロカウンター]を1つ失った。 Round 2 ノエ (ザイノくんwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww) バッフィア (鳥がちょっと勉強してきた!) バッフィア (草ぁ!) ノエ (こっちにエクスプロージョンこねえならなんでもいいわ・・・) ヨルド (アイツ!!前世の記憶が?!) 【魂の器】 : 蠕動! 【魂の器】は蠕動している。 教皇の巨鳥は移動した。    教皇の巨鳥は[17,14]へ移動した。 ゼノンは攻撃した。  達成値:18 ([3,5,4]+6)    残酷な女帝は防御した。        ダメージを4軽減!  ([]+7)    残酷な女帝に26のダメージ  ([5,5,6,6]+15)        残酷な女帝は[重傷]になった        残酷な女帝は[気絶]になった 月の子 : スナイピング! ノエ (やはりお前も…!魂の記憶を…!) 月の子は集中し矢を放った!  達成値:25 ([4,3,2,3]+13)    バッフィアは防御した。        ダメージを9軽減!  ([]+16) 対象を変更した。    バッフィアに0のダメージ  ([1,1,2]+16) ザイノは攻撃した。  達成値:24 ([1,3,3,5]+12) 堕ちた皇帝 : プロテクション! 星の子 : ミラージュ!    太陽の王は防御した。    太陽の王の前に魔法の障壁が現れる!    幻影が攻撃を惑わせる。        ダメージを5軽減!  ([]+9)        ダメージを13軽減!  ([5,3]+9)        太陽の王は回避した。  達成値:29 ([4,1,6]+18) バッフィア (学習するクエスト) 死神 : インビジブルアタック! 死神は、敵の死角を突いて攻撃した!  達成値:35 ([6,6,4,2,5,2,3,2]+5) バッフィア : クリスタルスケイル!    バッフィアの全身を結晶が覆う!        ダメージを19軽減!   対象を変更した。    バッフィアに0のダメージ  ([1,2,2,2,5]+12) 星の子 : ブラントウェポン! ザイノの攻撃の威力が鈍くなる。  達成値:24 ([6,5,3]+10)    ザイノは抵抗しようとした。        ザイノは抵抗に失敗した。  達成値:22 ([6,2,4,1]+9)    ザイノは[攻撃力低下]になった 従者の悪魔 : テラー! ザイノの恐怖を呼び覚ます!  達成値:24 ([3,4,3,4,3]+7)    ザイノは抵抗しようとした。        ザイノは抵抗に失敗した。  達成値:20 ([3,2,3,3]+9) ノエは、精霊の雫を使った。 太陽の王 : ファイアーボール! ザイノに火の玉が向かう!  達成値:30 ([3,6,2,6,6,2]+5)    ザイノは抵抗しようとした。        ザイノは抵抗に失敗した。  達成値:21 ([4,3,2,3]+9)    ザイノに20のダメージ  ([5,6,2,1,2]+15) 堕ちた皇帝 : ブレッシング!    従者の悪魔は[ブレッシング]になった ヨルドは移動した。    ヨルドは[14,12]へ移動した。 剛毅なる女戦士は移動した。    剛毅なる女戦士は[12,6]へ移動した。 戦車の巨人は移動した。    戦車の巨人は[15,7]へ移動した。 教皇の巨鳥 : ピアース! 教皇の巨鳥が俊敏な一刺しを放つ!  達成値:30 ([6,2,6]+16)    バッフィアは防御した。        ダメージを9軽減!  ([]+16) 対象を変更した。    バッフィアに14のダメージ  ([6,2,6,6]+17) ヨルド : Precision fire! 狙い澄ました銃撃  達成値:21 ([4,5,2]+10)    星の子のミラージュはAPが足りず失敗した。 堕ちた皇帝 : プロテクション!    太陽の王の前に魔法の障壁が現れる!    太陽の王は回避しようとした。        太陽の王は回避した。  達成値:30 ([6,2,4,6,5,2]+5)        ダメージを9軽減!  ([2,2]+9) ゼノンは攻撃した。  達成値:21 ([3,6,6]+6)    残酷な女帝に21のダメージ  ([4,1,3,5]+15) ザイノは攻撃した。  達成値:32 ([5,6,3,6]+12)    星の子のミラージュはAPが足りず失敗した。    堕ちた皇帝のプロテクションはAPが足りず失敗した。    太陽の王は回避しようとした。        太陽の王は回避した。  達成値:36 ([6,5,5,6,3,6]+5) ノエ : 軌道制御、出力許可承認… ブレイズブラスト! 対象を射程に捉え、魔弾の一撃を放つ!  達成値:18 ([3,1,5]+9)    堕ちた皇帝のプロテクションはAPが足りず失敗した。    太陽の王は回避しようとした。        太陽の王は回避した。  達成値:27 ([5,5,2,5,2,3]+5) ザイノは攻撃した。  達成値:22 ([1,1,5,3]+12)    太陽の王の防御はAPが足りず失敗した。    太陽の王に19のダメージ  ([4,3,6]+15) ザイノは攻撃した。  達成値:27 ([2,1,3,3,6]+12) ザイノはWillを使用した!    太陽の王の回避はAPが足りず失敗した。    太陽の王に23のダメージ  ([1,5,5,6]+15) ザイノは[ネクロカウンター]を1つ失った。 Round 3 バッフィア (まだ順調、) ゼノン : 従者を潰す。 ノエ : とにかく王を…! バッフィア : 頼んだよ! バッフィア (エレメントが動いたぁぁああ!) ノエ (えええええ) ノエ (もうこいつの機嫌分からん) 【魂の器】 : 蠕動! 【魂の器】は蠕動している。 ノエ : ターゲットサイト! 見透かすような冷たい眼が、静かに相手を見据えた…。 ゼノンは攻撃した。  達成値:15 ([6,1,2]+6) 星の子 : ミラージュ! 堕ちた皇帝 : プロテクション!    幻影が攻撃を惑わせる。    従者の悪魔の前に魔法の障壁が現れる!    従者の悪魔は回避しようとした。        従者の悪魔は回避した。  達成値:27 ([1,5,3]+18)        ダメージを10軽減!  ([3,2]+9)        従者の悪魔は回避した。  達成値:25 ([6,4,4,5,1]+5) 月の子 : スナイピング! 月の子は集中し矢を放った!  達成値:35 ([6,5,6,5]+13)    バッフィアは防御した。        ダメージを9軽減!  ([]+16) 対象を変更した。    バッフィアに4のダメージ  ([6,3,2]+16) 教皇の巨鳥は移動した。    教皇の巨鳥は[17,13]へ移動した。 従者の悪魔 : ブリーズ! 従者の悪魔が風を巻き起こす!  達成値:28 ([2,3,6,6,6]+5)    ザイノは抵抗しようとした。        ザイノは抵抗に失敗した。  達成値:25 ([2,5,6,3]+9)    ザイノは[烈風]になった 星の子 : ポーレン! ヨルドを花の香りが惑わせる!  達成値:22 ([4,2,4]+12)    ヨルドは[麻痺]になった 太陽の王 : ファイアーボール! ザイノに火の玉が向かう!  達成値:26 ([6,1,4,6,3,1]+5)    ザイノは防御した。        ダメージを6軽減!  ([]+11)    ザイノに16のダメージ  ([3,6,1,6,2]+15) 死神は移動した。    死神は[15,14]へ移動した。 ザイノ : 吸血! 太陽の王を掴もうとした!  達成値:22 ([3,2,3,2]+12)    星の子のミラージュはAPが足りず失敗した。 堕ちた皇帝 : プロテクション!    太陽の王は抵抗しようとした。    太陽の王の前に魔法の障壁が現れる!        太陽の王は抵抗した。  達成値:31 ([5,1,6,6,5,3]+5)        ダメージを12軽減!  ([5,2]+9)    太陽の王に0のダメージ  ([5,6,3,2]+15) 調和のエレメンタル : 栄光の凱歌! 調和のエレメンタルが歌い始めた...。    ゼノンは[音楽]になった    ザイノは[音楽]になった    ノエは[音楽]になった    バッフィアは[音楽]になった    ヨルドは[音楽]になった    調和のエレメンタルは[音楽]になった 堕ちた皇帝 : ブレッシング!    堕ちた皇帝は[ブレッシング]になった 戦車の巨人は移動した。    戦車の巨人は[15,9]へ移動した。 剛毅なる女戦士は移動した。    剛毅なる女戦士は[12,8]へ移動した。 ヨルド : チャージ! ヨルドは力をためた!    ヨルドは[チャージ]になった ノエ : 軌道制御、出力許可承認… ブレイズブラスト! 対象を射程に捉え、魔弾の一撃を放つ!  達成値:34 ([5,3,6,1,4,6]+9) ノエはWillを使用した!    星の子のミラージュはAPが足りず失敗した。    堕ちた皇帝のプロテクションはAPが足りず失敗した。    太陽の王は回避しようとした。        太陽の王は回避に失敗した。  達成値:31 ([3,4,3,4,6,6]+5)    太陽の王に16のダメージ  ([5,2,3,6]+9)       ��太陽の王は[重傷]になった ヨルド : Precision fire! 狙い澄ました銃撃  達成値:18 ([2,4,2]+10)    堕ちた皇帝のプロテクションはAPが足りず失敗した。    太陽の王は防御した。        ダメージを5軽減!  ([]+9)    太陽の王に25のダメージ  ([5,4,1,4,5]+20)        太陽の王は[気絶]になった 教皇の巨鳥は攻撃した。  達成値:23 ([4,5,1]+13)    バッフィアは防御した。        ダメージを9軽減!  ([]+16) 対象を変更した。    バッフィアに1のダメージ  ([2,2,3]+17) 死神 : ドレインライフ! ノエの生気を奪い取る!  達成値:28 ([4,2,6,2,3,6]+5)    ノエは抵抗しようとした。        ノエは抵抗に失敗した。  達成値:14 ([6,3,2]+3) バッフィア (よし!)    ノエに19のダメージ  ([3,1]+17)    死神は19回復した。   ノエ (これはでかい!) ゼノンは攻撃した。  達成値:14 ([4,2,2]+6)    従者の悪魔は防御した。        ダメージを4軽減!  ([]+7)    従者の悪魔に19のダメージ  ([6,1,6,2]+15) ザイノ : 吸血! 太陽の王を掴もうとした!  達成値:26 ([5,2,4,3]+12)    太陽の王に23のダメージ  ([5,5,6,1]+15)    ザイノは12回復した。  ([]+23)/2 ザイノは[狂喜カウンター]を1つ獲得した。 堕ちた皇帝のヒールはAPが足りず失敗した。 ザイノ : 吸血! 太陽の王を掴もうとした!  達成値:27 ([2,3,4,6]+12)    太陽の王に18のダメージ  ([4,2,5,1]+15)    ザイノは9回復した。  ([]+18)/2 ザイノは[狂喜カウンター]を1つ獲得した。 ヨルド (これは良いぞ!!) ゼノン (油断禁物じゃけえ・・・) ザイノは[ネクロカウンター]を1つ失った。    ザイノに6のダメージ  ([2,4]+23) ザイノは[狂喜]になった    バッフィアは[守護]でなくなった    ヨルドは[チャージ]でなくなった Round 4 ノエ : 自己回復に回る…!ザイノを前に出す…! ヨルド : 器の下まで走る! バッフィア (攻めじゃ攻めじゃ) 【魂の器】 : 蠕動! 【魂の器】は蠕動している。 教皇の巨鳥 : ピアース! 教皇の巨鳥が俊敏な一刺しを放つ!  達成値:23 ([3,2,2]+16)    バッフィアは防御した。        ダメージを9軽減!  ([]+15)    バッフィアに10のダメージ  ([6,4,2,3]+17) バッフィア : ゴーレムハート! バッフィアが守護の構えをとる!    バッフィアは[守護]になった ゼノンは攻撃した。  達成値:16 ([5,3,2]+6) 星の子 : ミラージュ! 堕ちた皇帝 : プロテクション!    幻影が攻撃を惑わせる。    従者の悪魔の前に魔法の障壁が現れる!    従者の悪魔は回避しようとした。        従者の悪魔は回避した。  達成値:34 ([4,6,6]+18)        従者の悪魔は回避した。  達成値:25 ([3,6,3,6,2]+5)        ダメージを12軽減!  ([5,2]+9) 月の子 : スナイピング! 月の子は集中し矢を放った!  達成値:26 ([4,4,1,4]+13)    バッフィアは防御した。        ダメージを9軽減!  ([]+16) 対象を変更した。    バッフィアに2のダメージ  ([2,4,3]+16)        バッフィアは[重傷]になった バッフィア : いたたた…ちょっと良くないかな 従者の悪魔 : テラー! ザイノの恐怖を呼び覚ます!  達成値:18 ([2,3,2,1,3]+7)    ザイノは抵抗しようとした。        ザイノは抵抗した。  達成値:25 ([6,5,2,3]+9) ザイノ : 吸血! 従者の悪魔を掴もうとした!  達成値:34 ([5,3,4,5,6]+11) 星の子 : ミラージュ! 堕ちた皇帝 : プロテクション!    幻影が攻撃を惑わせる。    従者の悪魔は抵抗しようとした。    従者の悪魔の前に魔法の障壁が現れる!        従者の悪魔は回避した。  達成値:35 ([6,5,6]+18)        従者の悪魔は抵抗に失敗した。  達成値:22 ([2,6,1,6,2]+5)        ダメージを11軽減!  ([3,3]+9)    ザイノは[狂喜]でなくなった ヨルドは移動した。    ヨルドは[12,11]へ移動した。 死神 : ドレインライフ! ノエの生気を奪い取る!  達成値:26 ([6,1,4,6,1,3]+5)    ノエは抵抗しようとした。    ノエはWillを使用した!        ノエは抵抗に失敗した。  達成値:19 ([1,6,3,6]+3)    ノエに24のダメージ  ([5,4]+17)    死神は24回復した。          ノエは[重傷]になった        ノエは[気絶]になった ノエ : …続…行…不能…っ… 戦車の巨人は移動した。    戦車の巨人は[16,11]へ移動した。 堕ちた皇帝 : ブレッシング! バッフィア (むしろ瀕死の方が堅いわい!) 剛毅なる女戦士は移動した。    剛毅なる女戦士は[12,10]へ移動した。 星の子のディスコードはAPが足りず失敗した。 ヨルドは移動した。    ヨルドは[10,10]へ移動した。 戦車の巨人 : バッシュ! 戦車の巨人は武器を力強く叩きつけた!  達成値:16 ([3,4,4,1,2]+2) バッフィア (むあっ)    バッフィアは防御した。        ダメージを11軽減!  ([]+20) 対象を変更した。    バッフィアに7のダメージ  ([6,3,1,3,3,4]+16) 剛毅なる女戦士は攻撃した。  達成値:29 ([6,2,5]+16)    ザイノは防御した。        ダメージを7軽減!  ([]+13)    ザイノに0のダメージ  ([1,2,2]+20) ゼノンは攻撃した。  達成値:16 ([2,5,3]+6)    星の子のミラージュはAPが足りず失敗した。    堕ちた皇帝のプロテクションはAPが足りず失敗した。    従者の悪魔は回避しようとした。        従者の悪魔は回避した。  達成値:22 ([1,3,6,3,4]+5) ザイノ : 吸血! 従者の悪魔を掴もうとした!  達成値:21 ([1,3,1,5]+11)    堕ちた皇帝のプロテクションはAPが足りず失敗した。    従者の悪魔は抵抗しようとした。        従者の悪魔は抵抗した。  達成値:22 ([4,1,5,1,6]+5)    従者の悪魔に11のダメージ  ([5,3,1,6]+15) ヨルドは移動した。    ヨルドは[8,10]へ移動した。 ザイノ : 吸血! 従者の悪魔を掴もうとした!  達成値:20 ([4,3,1,1]+11)    従者の悪魔は抵抗しようとした。        従者の悪魔は抵抗した。  達成値:21 ([5,2,1,2,6]+5)    従者の悪魔に11のダメージ  ([5,4,3,3]+15) ザイノ : 吸血! 従者の悪魔を掴もうとした!  達成値:23 ([2,2,5,3]+11)    従者の悪魔は抵抗しようとした。        従者の悪魔は抵抗に失敗した。  達成値:17 ([2,3,2,1,4]+5)    従者の悪魔に23のダメージ  ([4,4,5,2]+15)    ザイノは12回復した。  ([]+23)/2 ザイノは[狂喜カウンター]を1つ獲得した。        従者の悪魔は[重傷]になった        従者の悪魔は[気絶]になった    ザイノに3のダメージ  ([3,1]+23) ザイノは[ネクロカウンター]を1つ失った。    バッフィアは4回復した。      ザイノは[烈風]でなくなった Round 5 バッフィア (とりあえず、ノルマ達成!) ノエ : ぐ、っ……ごめ、んなさ… ゼノン : 大丈夫、まだ、ある・・・! バッフィア : 無理するじゃないよ…! ノエ (will詰んでも抵抗失敗したから死神も殺るべきだったな…) 【魂の器】 : 蠕動! 【魂の器】は蠕動している。 教皇の巨鳥 : ダブルショット! 教皇の巨鳥は素早く二回攻撃した!  達成値:24 ([3,6,2]+13) バッフィア : クリスタルスケイル!    バッフィアの全身を結晶が覆う!        ダメージを23軽減!   対象を変更した。    バッフィアに0のダメージ  ([6,4,4,1]+15)    バッフィアに0のダメージ  ([3,6,6,1]+15) ゼノンは攻撃した。  達成値:12 ([2,3,1]+6) 堕ちた皇帝 : プロテクション!    【魂の器】の前に魔法の障壁が現れる!        ダメージを16軽減!  ([5,6]+9)    【魂の器】に25のダメージ  ([2,6,4,4]+15) 死神 : インビジブルアタック! 死神は、敵の死角を突いて攻撃した!  達成値:32 ([4,2,6,2,4,1,3,5]+5)    バッフィアは防御した。        ダメージを11軽減!  ([]+20) 対象を変更した。    バッフィアに4のダメージ  ([5,3,6,5,2]+12) 月の子 : スナイピング! 月の子は集中し矢を放った!  達成値:33 ([5,5,4,6]+13)    バッフィアは防御した。        ダメージを11軽減!  ([]+20) 対象を変更した。    バッフィアに0のダメージ  ([6,1,3]+16) ザイノは移動した。    ザイノは[8,10]へ移動した。 堕ちた皇帝 : ブレッシング!    剛毅なる女戦士は[ブレッシング]になった ヨルドは移動した。    ヨルドは[7,10]へ移動した。 調和のエレメンタル : 調和! ノエが温かい光に包まれる!  達成値:12 ([3,1,1]+7)    ノエは16回復した。  ([5]+11)    ノエは[気絶]でなくなった 戦車の巨人 : チャージ! 戦車の巨人は力をためた!    戦車の巨人は[チャージ]になった 剛毅なる女戦士の攻撃は距離が合わず失敗した。 戦車の巨人 : バッシュ! 戦車の巨人は武器を力強く叩きつけた!  達成値:21 ([4,6,4,3,2]+2) バッフィア : 血統回帰 クリスタルスケイル!    バッフィアの全身を結晶が覆う!        ダメージを23軽減!   対象を変更した。    バッフィアに1のダメージ  ([6,6,3,1,3,1,5,1]+16) ザイノ : 吸血! 【魂の器】を掴もうとした!  達成値:22 ([4,4,2,1]+11) ザイノはWillを使用した! 堕ちた皇帝 : プロテクション!    【魂の器】の前に魔法の障壁が現れる!        ダメージを12軽減!  ([5,2]+9)    【魂の器】に30のダメージ  ([2,1,5,3,6]+15)    ザイノは15回復した。  ([]+30)/2 ザイノは[狂喜カウンター]を1つ獲得した。 ヨルド : 限界稼働……ッ! Marginal operation! 燃えるような赤橙の眼が、対象を睨み付けた。  達成値:23 ([4,4,5]+10)    ヨルドは[暴走]になった ゼノンは攻撃した。  達成値:17 ([5,1,5]+6)    堕ちた皇帝のプロテクションはAPが足りず失敗した。    【魂の器】に42のダメージ  ([5,6,3,3]+15) ヨルドは攻撃した。  達成値:25 ([3,6,6]+10)    堕ちた皇帝のプロテクションはAPが足りず失敗した。    【魂の器】に40のダメージ  ([3,5,4]+18) ザイノ : 吸血! 【魂の器】を掴もうとした!  達成値:23 ([4,4,1,3]+11)    【魂の器】に41のダメージ  ([5,4,1,6]+15)    ザイノは21回復した。  ([]+41)/2 ヨルドの攻撃はAPが足りず失敗した。 ザイノ : 吸血! 【魂の器】を掴もうとした!  達成値:22 ([3,3,2,3]+11)    【魂の器】に42のダメージ  ([6,5,5,1]+15)    ザイノは21回復した。  ([]+42)/2 ザイノは[ネクロカウンター]を1つ失った。 ザイノは[狂喜]になった    バッフィアは4回復した。      ザイノは[血鎧]でなくなった    ザイノは[攻撃力低下]でなくなった    ヨルドは[麻痺]でなくなった    戦車の巨人は[チャージ]でなくなった Round 6 バッフィア : くっ…!まだ行けるよ! ノエ : げほっ…… ゼノン : …………立てるね? ノエ : …いける…っ バッフィア : ノエ、無茶はするんじゃないさ。 キャンセルしました。 ノエ : …大丈夫…貴方ほどじゃない… バッフィア : よし、死神がこっちに移ったさ。 ノエ : …死神も潰したいところだけど…自己回復をしてから…っ… 【魂の器】 : 蠕動! 【魂の器】は蠕動している。 月の子 : スナイピング! 月の子は集中し矢を放った!  達成値:25 ([1,5,5,1]+13)    バッフィアは防御した。 バッフィア (皇帝は厄介だがSP切れがくるな。)        ダメージを11軽減!  ([]+20) 対象を変更した。    バッフィアに0のダメージ  ([2,2,3]+16) 教皇の巨鳥 : ダブルショット! 教皇の巨鳥は素早く二回攻撃した!  達成値:23 ([1,3,6]+13)    バッフィアは防御した。        ダメージを11軽減!  ([]+20) 対象を変更した。    バッフィアに4のダメージ  ([6,2,6,4]+15)    バッフィアに4のダメージ  ([2,6,6,4]+15) ゼノンは攻撃した。  達成値:12 ([3,1,2]+6) 堕ちた皇帝 : プロテクション!    【魂の器】の前に魔法の障壁が現れる!        ダメージを9軽減!  ([2,2]+9)    【魂の器】に33のダメージ  ([2,4,6,5]+15) 死神 : インビジブルアタック! 死神は、敵の死角を突いて攻撃した!  達成値:27 ([3,2,2,2,3,1,6,3]+5)    ゼノンは回避しようとした。    バッフィアは防御した。        ゼノンは回避に失敗した。  達成値:24 ([1,3,2]+18)        ダメージを11軽減!  ([]+20) 対象を変更した。    バッフィアに3のダメージ  ([4,3,6,6,1]+12) ザイノ : 吸血! 【魂の器】を掴もうとした!  達成値:30 ([3,5,5,3,4]+10) 堕ちた皇帝 : プロテクション!    【魂の器】の前に魔法の障壁が現れる!        ダメージを16軽減!  ([5,6]+9)    ザイノは[狂喜]でなくなった    【魂の器】に33のダメージ  ([6,3,1,5,2]+20)    ザイノは17回復した。  ([]+33)/2 ザイノは[狂喜カウンター]を1つ獲得した。 ノエは、ポーションを使った。    ノエは7回復した。  ([4]+3) 堕ちた皇帝 : ブレッシング! ヨルド : (魔導火砲に魔力を通す――! チャージ! ヨルドは力をためた!    ヨルドは[チャージ]になった 星の子 : ポーレン! ザイノを花の香りが惑わせる!  達成値:26 ([5,4,5]+12)    ザイノは抵抗しようとした。        ザイノは抵抗に失敗した。  達成値:24 ([5,4,3,3]+9)    ザイノは[麻痺]になった バッフィア : 大丈夫、もう少しで相手のリソースが…ぐっ 剛毅なる女戦士は移動した。    剛毅なる女戦士は[14,11]へ移動した。 戦車の巨人 : チャージ! 戦車の巨人は力をためた!    戦車の巨人は[チャージ]になった ヨルドは攻撃した。  達成値:21 ([2,6,3]+10)    【魂の器】に42のダメージ  ([2,3,3,2,4]+18) 戦車の巨人 : バッシュ! 戦車の巨人は武器を力強く叩きつけた!  達成値:15 ([2,1,5,4,1]+2) バッフィア : クリスタルスケイル!    ゼノンは回避しようとした。    バッフィアの全身を結晶が覆う!        ゼノンは回避に失敗した。  達成値:29 ([2,6,3]+18)        ダメージを23軽減!   対象を変更した。    バッフィアに12のダメージ  ([3,3,4,5,5,5,6,6]+16) 剛毅なる女戦士は攻撃した。  達成値:27 ([5,3,3]+16)    バッフィアは防御した。        ダメージを11軽減!  ([]+20) 対象を変更した。    バッフィアに1のダメージ  ([1,1,3]+25) ゼノンは���撃した。  達成値:17 ([1,6,4]+6)    【魂の器】に40のダメージ  ([3,5,4,3]+15) ザイノ : 吸血! 【魂の器】を掴もうとした!  達成値:23 ([5,4,2,1,1]+10)    【魂の器】に49のダメージ  ([1,5,6,1,4]+20)    ザイノは25回復した。  ([]+49)/2 ザイノは[狂喜カウンター]を1つ獲得した。 ノエは、ポーションを使った。    ノエは4回復した。  ([1]+3) ヨルドは攻撃した。  達成値:21 ([3,2,6]+10)    【魂の器】に46のダメージ  ([2,3,1,5,6]+18) ザイノ : 吸血! 【魂の器】を掴もうとした!  達成値:21 ([3,4,2,1,1]+10)    【魂の器】に53のダメージ  ([4,3,6,1,6]+20)    ザイノは27回復した。  ([]+53)/2 ヨルドは攻撃した。  達成値:17 ([2,3,2]+10) ヨルドはWillを使用した!    【魂の器】に41のダメージ  ([3,4,2,3,1]+18) ザイノの吸血はAPが足りず失敗した。 ヨルドは攻撃した。  達成値:23 ([4,4,5]+10) ヨルドはWillを使用した!    【魂の器】に44のダメージ  ([4,5,1,3,2]+18) ヨルドは攻撃した。  達成値:23 ([5,4,4]+10) ヨルドはWillを使用した!    【魂の器】に49のダメージ  ([2,3,4,4,6]+18) ザイノは[ネクロカウンター]を1つ失った。    バッフィアは4回復した。      ゼノンは[音楽]でなくなった    ザイノは[音楽]でなくなった    ノエは[音楽]でなくなった    バッフィアは[音楽]でなくなった    バッフィアは[守護]でなくなった    ヨルドは[音楽]でなくなった    ヨルドは[暴走]でなくなった    ヨルドは[チャージ]でなくなった    堕ちた皇帝は[ブレッシング]でなくなった    戦車の巨人は[チャージ]でなくなった    調和のエレメンタルは[音楽]でなくなった Round 7 バッフィア : ここからは粘り勝負だよ! ノエ : ヨルド…!お願い破壊して…っ! ヨルド : 任せろ……ッ! 【魂の器】 : 蠕動! 【魂の器】は蠕動している。 教皇の巨鳥 : ピアース! 教皇の巨鳥が俊敏な一刺しを放つ!  達成値:30 ([2,6,6]+16)    バッフィアは防御した。([5,5,5]+8)    バッフィアのクリティカル!        ダメージをすべて軽減!    バッフィアに0のダメージ  ([2,3,2,2]+17) バッフィア : ゴーレムハート! バッフィアが守護の構えをとる!    バッフィアは[守護]になった 月の子 : スナイピング! 月の子は集中し矢を放った!  達成値:35 ([5,5,6,6]+13)    バッフィアは防御した。        ダメージを11軽減!  ([]+20) バッフィア (エレメンタル…回復…して…して…) 対象を変更した。    バッフィアに0のダメージ  ([2,6,4]+16) ゼノンは攻撃した。  達成値:15 ([4,1,4]+6)    【魂の器】に29のダメージ  ([1,3,1,2]+15) ザイノ : 吸血! 【魂の器】を掴もうとした!  達成値:27 ([1,2,3,5,6]+10)    【魂の器】に45のダメージ  ([6,3,1,1,3]+20)    ザイノは23回復した。  ([]+45)/2 死神は攻撃した。  達成値:22 ([4,3,4,3,1,2]+5)    バッフィアは防御した。        ダメージを11軽減!  ([]+20) 対象を変更した。    バッフィアに0のダメージ  ([5,5,2,2,2]+12) ノエ : 秩序の剣! ノエは光の加護を与える! ゼノンは[powerカウンター]を1つ獲得した。 剛毅なる女戦士は攻撃した。  達成値:25 ([4,4,1]+16) バッフィア : クリスタルスケイル!    バッフィアの全身を結晶が覆う!        ダメージを23軽減!   対象を変更した。    バッフィアに0のダメージ  ([3,3,3]+25) ヨルド : まだだ……ッ! Marginal operation! 燃えるような赤橙の眼が、対象を睨み付けた。  達成値:23 ([5,6,2]+10)    ヨルドは[暴走]になった 戦車の巨人 : チャージ! 戦車の巨人は力をためた!    戦車の巨人は[チャージ]になった 調和のエレメンタル : 栄光の凱歌! 調和のエレメンタルが歌い始めた...。    ゼノンは[音楽]になった    ザイノは[音楽]になった    ノエは[音楽]になった    バッフィアは[音楽]になった    ヨルドは[音楽]になった    調和のエレメンタルは[音楽]になった ヨルド : チャージ! ヨルドは力をためた!    ヨルドは[チャージ]になった 戦車の巨人 : バッシュ! 戦車の巨人は武器を力強く叩きつけた!  達成値:15 ([1,1,4,1,6]+2)    バッフィアのクリスタルスケイルはAPが足りず失敗した。 対象を変更した。    バッフィアに28のダメージ  ([6,3,5,1,3,5,1,6]+16) ノエ : ブレイズブラスト! 対象を射程に捉え、魔弾の一撃を放つ!  達成値:19 ([5,3,2]+9)    死神は抵抗しようとした。        死神は抵抗した。  達成値:21 ([6,2,3]+10)    死神に7のダメージ  ([2,2,5]+9) ヨルドは攻撃した。  達成値:21 ([4,1,6]+10)    【魂の器】に42のダメージ  ([5,3,4,1,1]+18) ゼノンは攻撃した。  達成値:17 ([6,2,2]+7)    【魂の器】に40のダメージ  ([4,6,1,3]+16) ザイノ : 吸血! 【魂の器】を掴もうとした!  達成値:27 ([1,5,4,6,1]+10)    【魂の器】に53のダメージ  ([5,6,2,4,3]+20)    ザイノは27回復した。  ([]+53)/2 バッフィア (あいたぁ!) ヨルドは攻撃した。  達成値:22 ([2,4,6]+10)    【魂の器】に48のダメージ  ([5,3,4,5,1]+18) ザイノは[ネクロカウンター]を失った    バッフィアは4回復した。      ヨルドは[チャージ]でなくなった    戦車の巨人は[チャージ]でなくなった Round 8 ノエ : バッフィア…! ヨルド : 次で終わらせるッ!耐えてくれバッフィア! バッフィア : 流石に…身体が…いや、まだ行けるさ…! バッフィア (willで…凌ぐ!) ヨルド (よし!) ノエ : もう、脆くなってる・・・!もう最後…! ノエ (エレメンタル???????????????) ノエ (見えてる????????) ゼノン (ようせいさんはきまぐれ) ヨルド (仕事をしてくれない) バッフィア (きさまぁああ!) 【魂の器】 : 蠕動! 【魂の器】は蠕動している。 教皇の巨鳥 : ダブルショット! 教皇の巨鳥は素早く二回攻撃した!  達成値:20 ([2,4,1]+13) バッフィア : クリスタルスケイル!    バッフィアの全身を結晶が覆う!        ダメージを23軽減!   対象を変更した。    バッフィアに0のダメージ  ([2,1,6,1]+15)    バッフィアに0のダメージ  ([2,3,4,3]+15) ゼノン : 当たればいい――! ゼノンは攻撃した。  達成値:18 ([4,1,6]+7)    【魂の器】に45のダメージ  ([4,3,5,6]+16) 死神 : インビジブルアタック! 死神は、敵の死角を突いて攻撃した!  達成値:36 ([1,4,5,6,4,3,6,2]+5) バッフィア : クリスタルスケイル!    バッフィアの全身を結晶が覆う!        ダメージを23軽減!   対象を変更した。    バッフィアに0のダメージ  ([4,6,2,4,4]+12) ザイノ : 吸血! 【魂の器】を掴もうとした!  達成値:23 ([1,3,5,4,1]+9)    【魂の器】に56のダメージ  ([5,6,6,3,2]+20)    ザイノは28回復した。  ([]+56)/2 星の子 : ディスコード! 星の子が不協和音をかき鳴らす!  達成値:22 ([1,6,3]+12)    ザイノは抵抗しようとした。        ザイノは抵抗に失敗した。  達成値:20 ([2,4,2,3]+9)    ザイノは[騒音]になった 戦車の巨人 : チャージ! 戦車の巨人は力をためた!    戦車の巨人は[チャージ]になった ノエ : 秩序の剣! ノエは光の加護を与える! ゼノンは[powerカウンター]を1つ獲得した。 ヨルドは攻撃した。  達成値:21 ([3,3,5]+10)    【魂の器】に30のダメージ  ([2,1,2]+18) 剛毅なる女戦士は攻撃した。([1,1,1]+16) 剛毅なる女戦士のファンブル! バッフィア : クリスタルスケイル!    バッフィアの全身を結晶が覆う!        ダメージを23軽減!   対象を変更した。 バッフィアは、ポーションを使った。    バッフィアは9回復した。  ([6]+3) 戦車の巨人 : バッシュ! 戦車の巨人は武器を力強く叩きつけた!  達成値:19 ([1,5,5,3,3]+2) バッフィア : 血統回帰 クリスタルスケイル!    バッフィアの全身を結晶が覆う!    バッフィアはWillを使用した!        ダメージを35軽減!  ([6,6]+23) 対象を変更した。    バッフィアに0のダメージ  ([5,3,4,1,3,6,6,2]+16) ゼノンは攻撃した。  達成値:16 ([2,4,2]+8)    【魂の器】に38のダメージ  ([3,5,1,3]+17) ザイノ : 吸血! 【魂の器】を掴もうとした!  達成値:30 ([4,3,2,6,6]+9)    【魂の器】に52のダメージ  ([4,4,1,6,4]+20)    ザイノは26回復した。  ([]+52)/2 ヨルドは攻撃した。  達成値:23 ([2,5,6]+10)    【魂の器】に38のダメージ  ([4,3,4]+18) ゼノンは攻撃した。  達成値:21 ([3,4,6]+8) ゼノンはWillを使用した!    【魂の器】に41のダメージ  ([6,3,4,1]+17) ザイノの吸血はAPが足りず失敗した。 ヨルドは攻撃した。  達成値:21 ([3,2,6]+10)    【魂の器】に40のダメージ  ([4,2,6]+18) バッフィア : …!自我が! ゼノンは攻撃した。  達成値:18 ([2,3,5]+8) ゼノンはWillを使用した!    【魂の器】に37のダメージ  ([2,5,2,2]+17)    バッフィアは4回復した。   アクティブシーンが終了しました。 ザイノ は全回復しました。 ヨルド は全回復しました。 ゼノン は全回復しました。 バッフィア は全回復しました。 ノエ は全回復しました。 【魂の器】の動きが止まった。 ヨルド : っ……、終わりだ! ノエ : ……ヨルド…っ…! ゼノン : ……………………! 自動スクロールを有効にしました。 ボードイベント同期を開始しました。 イベント同期が完了しました。 バッフィア がログインしました。 ボードイベント同期中。 倒れていた魂の怪物達が消え、器は激しく蠕動している。 どうやら限界を迎えたらしい。 ノエ : ……エーテル波長の異常を確認…これは…… ザイノ 「実体化した術式って、あっけなく壊れる物なんだねえ。」 バッフィア : はぁ…なんとかなったんだねぇ… ヨルド : どうにか破壊したような物だがな…… ゼノン : 腕が・・・びりびりする・・・・ ノエ : うん…これで…やっと……。 肉塊の隙間から白い煙が噴き出す。 それは人や獣、魔物の姿を象っていた。 あれは...魂だろうか? 壁にへばり付いていた触手が千切れ、萎み始める。 肉がひしゃげ、煙は濛々と立ち込め始めた。 枯れ木の落ち葉の様に魂が解放されていく。 ... 【魂の器】は機能を停止した。 正方形の灰がかった箱の様なものへと成り果てたそれから、 人が這いずり出てきた。 ノエ : …! ヨルド : …… ゼノン : うえ。 バッフィア : 人?かね? * 「私は解放されたのか...この地獄から。」 ノエ : ……喋れるの…? ザイノ 「アンタが元凶かなあ?  ...そうとも見えないけど。」 ヨルド : 何者だ……(構えを解かず警戒しつつ) 男はよろめきながらも立ち上がり、 君達に礼を言った。 * 「私はストゥルトゥス。  【魂の器】を破壊してくれた事、感謝する。」 ノエ : ストゥルトゥス…… ストゥルトゥス 「...この術式の触媒として選ばれたのは私だった。  拘束され、肉塊に沈み込んだ...。」 ストゥルトゥス 「時は永劫の様に感じられ、  様々な者達と私は"一つの存在"として思考を共有していた。」 バッフィア : なるほどねぇ… ストゥルトゥス 「感謝する、現世の英雄達よ  これで私も目的を果たす事が出来る。」 男はそう言うと、術を詠唱し闇へと消えた。 ヨルド : 目的……? ノエ : …消えた… ゼノン : ………きなくさ。 これで、全て終わったのだろうか。 ザイノ 「さあ、戻るとしようか。  皆が待っているよ、英雄君。」 ノエ : ……うん、帰れる… ヨルド : ああ。戻るか。 ノエ : …いこう? バッフィア : はぁ…行こうさぁ ゼノン : 筋肉痛だなこれ…………… ノエ がログインしました。 ボードイベント同期中。 バッフィア がログインしました。 ボードイベント同期中。 アルニメド 「...よって、今回の【魂の器掃討戦】にて功績を挙げた貴殿に、  十区監督官からの礼状と特別功労金を与える。」 十区の広場にて祝勝会が行われ、 君はアルニメドから十区監督官からの報酬を受け取っていた。 バッフィア (50ルド) ヨルド (シーッ) ノエ : ……え、あの…えと…。 ゼノン (これほど重い50ルドもなかなか) ヨルド : 受け取っておけ。正当な評価だ。 ノエ (時間かけたのに!) バッフィア : 草 ノエ (4時間) バッフィア (魂がでてる) バッフィア : あっはっは、だねぇ。 ノエ : …うん、わかった…。 ヘレナ 「おめでとー!」 シリュウ 「此度の戦も拙者の大活躍で終わ���たでござるな!」 ヨルバ 「...俺が何回フォローしたと思ってるんだ。」 グレンデル 「勝ったんだから良しとしようや!さあ飲もうぜ!」 冒険者達はずらりと並んだ料理を楽しんでいる。 君は礼状を懐に押し込むと、彼等の下へ走って行った。 ... 酒が入ったかヒートアップしているイスカナとウスカナ、 それを見て困った様子のアスカナとニッカールが見える。 あの三姉妹のわだかまりはまだ解けないのかもしれない。 ... ノエ (ギルウォ) ノエ (NPC) ノエ (くぁいい) ゼノン (それ) ノエ (かわいいいいいいいいいい) ヨルド : 相変わらずだな。あの連中は。 ノエ : …うん…。 バッフィア (わかる) ヨルド (NPCちょうすき) ボルトロメアは火薬団の連中と大騒ぎし、 その横でレザと研究員が その痩身からは想像できないスピードで料理を平らげていた。 ゼノン : ウェッ ノエ : ……ヨルド…あの人もフードファイター…? バッフィア : あっはっは、まさに宴会だねぇ。 ヨルド : 実は奴らもフードファイターだったのか。 ノエ (同じことを言うな。) ヨルド : 知らん。見た目だけで判断するならばそうだが。 ノエ : …そう…。 バッフィア : 食べたらどこに行くんだろうねぇ ... ルドガメルは料理には手を付けずひたすら経費を計算をしている。 今回の戦闘で使った道具類は 全て彼のポケットマネーで賄ったらしい。 一体どれだけ掛かったのだろうか、彼はしかめっ面だ。 クリップボードにコピ���しました。 ノエ : ……声かけないほうが、いいよ、ね…? ゼノン : あれは声かけても反応しないでしょ…………… バッフィア : というより、使ったっけ…。 ヨルド : そら、返すぞ。(光の恵みの結晶石をルドがメルの元に返した) バッフィア : 多少は明るくなるかね? ノエ : キャンディとか薬はもうないから…返せない…。 ヨルド : さてな。 ... ダリアリは一人で酒を呷っていた。 "原初の獣"を信奉する迷惑者だが、 十区の危機にいち早く対処したのは彼だった。 ... ノエ : ……ダリアリ…。 バッフィア : ま、功労者だからねぇ。 ヨルド : アレも何もしていなければ、問題無いのだが。 不満を語るクワツィーネと それを聞きくつくつと笑うザイノ。 案外、あの二人は仲が良いのだろうか? ノエ (ハ?) ノエ (ファンサか?) ヨルド (可愛すぎるが・・・・・・・) バッフィア (草) バッフィア (大人げない夫婦) ノエ : ……ザイノと、クワツィーネ…? ヨルド : 珍しい組み合わせに見えるが。 バッフィア : 意外…いや、結構お似合いかねぇ? ノエ : …うん、あまり……近づかないタイプかと思ってた…。 ノエ : …お似合い…?そう……。 イストール 「お疲れ様です。」 ノエ : あ、イストール……。 ヨルド : む……イストール。どうも。 バッフィア : お疲れだねぇ。 ゼノン : …………。 バッフィア (本当に) ノエ : ……うん、ありがと……貴方もね…僕のこと、助けてくれて…。 気付けば君の隣にイストールが居た。 相変わらず神出鬼没だ。 イストール 「十区の危機は無事取り除かれました。  冒険者の手によって。」 ノエ : …僕だけじゃ無理だったよ…イストール…。 イストール 「十区は変わらず喧騒を続けるでしょう。  また、新たなる危機が訪れるかもしれません。」 ヨルド : そうか。 バッフィア : ほんとにねぇ。 ノエ : ……そう。 バッフィア : まぁ、それもかねぇ。 ゼノン : だる。 イストール 「その時は頼らせて頂きますよ。」 ノエ : ……うん、役に立つなら使って…。 バッフィア : 程々にねぇ。 ヨルド : そうか。であれば応えよう。 ゼノン : はい・・・。 君は...こう答えた。 ノエが[ ……うん、役に立つなら使って…。]を入力しました そう言うと、彼は宴に消えて行った。 姿を変えて楽しむつもりなのかもしれないが。 バッフィア がログインしました。 ボードイベント同期中。 ノエ がログアウトしました。 バッフィア (ただいま。) ヨルド (おかえりなさい~) ノエ がログインしました。 ボードイベント同期中。 ノエ (eltu) ノエ (ああ、「僕が」そう言うとか!) そして君も、この休息を楽しむのだった。 【ギルドウォーズ_魂の器篇】おわりリトライ回数 0回 バッフィア (+5回) ノエ (偽りのリトライ回数0回) ゼノン (シッ) ヨルド (+5回) ノエ (4時間) ヨルド (激闘だった……しかし最高でしたな……) バッフィア (し”ぬ”…し”ぬ”…) ゼノン (プロナイトほんまありがとうございました) ノエ (めっちゃたのしかった…バッフィアちゃんたいへんだったね…) バッフィア (めちゃ楽しかった) ノエ (貴方がいなければ無理でした案件ですよマジで、ありがとう…最高の12章でした) ヨルド (バッフィアちゃん本当に頼りになる……感謝でしかない) バッフィア (ありがと…ありがと…) ゼノン がログインしました。 ボードイベント同期中。 バッフィア がログインしました。 ボードイベント同期中。 バッフィア (みんなも協力、ありがと…ありがと…) クエストをクリアしました。 50ルド 手に入れた。 75経験点 を手に入れた。 ゼノン : お疲れ様、さあ整理整理……っと バッフィア : 頑張ったね お疲れ様 ヨルド : 高評価であれば良いが ノエ : 次は何…?終わり…?
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asa-ko · 7 years ago
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ウイスキーと今後の計画の話し合い
2018.6.21.20:21
こわがらないで、もう八時よ 安心して、まだ八時よ
お話の続きをしましょう
柔らかな闇と動き出す光
あたたかいケーキと あたたかくなる飲み物 ケーキは抹茶色で 飲み物は琥珀色です
喉があつくなって 安心します
こういうとき お水はチェイサーという名前に変わります
ずいぶんと平凡で わけのわからないところまで 歩いてきてしまったという気になります
わたしは 昨年の冬に弾いたピアノを聴いています なにもかもはじまりがなくて はじまりらしいところがしっかりあります
白熱灯は 火のそれよりも 優しい色なのかもしれません それはお日様に近いからかもしれません
今日はもう火を使う気になりません だからこうして気楽にやっています わたしたちは栄養失調で死ぬかもしれないけれど その前になにかべつのことで死ぬかもしれません
今日はピアノを弾きました とても良いラインになりました それはずっと肉付きを帯びて どんどん色気を増していくように思えます
今聴いているピアノは ほとんどの人が下手くそだと言うと思います 音をそこで繋ぎました 道がわからずにてくてくと歩くと なにか知らない場所に行きついたりするものです そこには迷子の音がありました たしかにどこかにたどりつこうとする 迷子の音が聴こえます これをわたしばかりで 美しいと思い続けます 今日の音は たくさんのことが詰まっていたので いつもよりも美しかったし 本当に近い気がしました それでもこのときほど透明な音ではありません そんなことはわたしばかりが感じていることです
今日弾いたラインの ほとんどすべてが この日の迷子の歩みの道を そっくり辿ることで 道という道になり得てきました
線と湯気、道と足跡
今日は名刺がどうしてもすれなくて そのままなぞの会合へと向かいました 思いがけず一人顔を知る女の人がいた気がしました すぐに見えなくなって わたしはなんのこともなくその広場を後にしました
なにか懐かしい気にはなりました
羊だろうと狼だろうと みんな群れて固まることで安住の土地を得ます
正しさも美しさも楽しさも つねに自らの手で更新され 選択されていくものだと思います
なにがみんなにとっての幸せになるでしょう?
そこそこよくできたパッケージを 共有し合うことでなく 皆がそれぞれに何かを掴み取っていくことができる土台
ピアノが高揚モードに入ってきたのでオフしましたよ
個と個があるということをわすれずにおいておいて 個と個の狭間でない場所で なにかを示すことをしていくことがこれからの仕事になる気がします わたしのこれまでの役割はそのままで やり方は変わっていかなくては わたしの身体がもう多分もたないと思います
飲んだくれて墓石になるんですよ
わたしはもうわたしのために生きようと思います それが一番のだいじなことです
わたしは不快を感じたくありません わたしの意識する範囲で何者かが苦しんでいることが不快です 完璧な配列になっていなくては不快です なにもかもが慈しみ合う関係性が成り立っていない場に身をおくことが不快です 意識を広げれば広げるほど不快が大きくなるなら せめて小さな家の中の不快を排除したいだけです 家の中は世界と繋がっています 何もかもがまるっきり関係をたてるところはありません もしあるとすればそれは わたしとあなたという ひとつとひとつが対峙したときのみです 世界の輪郭がぼやけて ほかのなにもかもが見えなくなるとき そういう場所をしっています
それはひとつとひとつのみにありますが それはつらなって 大きなあみになったりします
それがその網の外を排他することになってはいけません
なにってわたしは これからのために考え事をしたいんですよ
今までのように頭ばかりで考えていたら 完璧なように思えたとしても わたしが疲れる計画になってしまうから 頭を麻痺させながら 身体と心に聞くんです
わたしが楽しくて みんなも楽しい しあわせでうれしい計画にしたいんです
キャット ロマンス ロマンティカ
しあわせの食卓 って、もうすでにあったじゃない
ここはテーブルであり、ベッドである
寝食
ねるところからたべるとこまで
ハレの日もケの日も
ここはテーブルでありベッドである ねこであり花であり器である 今日であり昨日であり明日でありその日である あなたであり、わたしである
ねこのくちづけふれずにおいで わたしに教えて だいじなこと
なんて説明したら良いの?
物が時と場所をつなぐ あなたとわたしをつなぐ
教えてわたしの案内人 教えてキスキャット
テーブルを囲いほほ笑みかける 灯りを消して夜に寄り添う
永遠のロマンスを このひと時に小さくこめて
Tomorrow Toyama
河内の意見 ゆるやかであったかいイメージにしたい 制作もゆるやかであったかく 守られているこの状態を持続させる中 熱を持って魅力を曝け出してやわらかに、しなやかに、アピールしていく感じ 連携プレーをもっと組む
女性的なつながり
犬的な社会でなく 猫的な社会 縦社会でなく横社会 このへんのガラスの社会はもともとこれに値する
キャット、なんだったっけ Creative Air Team methodology
CAT
汗だくにならない
物ではなく 人は背後にあるストーリーを買う
富山弁のシーエム(?)
富山ガラス Glass CAT made in Toyama
Glass Creative Air Team
GCAT じいネコ富山
ロマンスにつなげて売っていく いろんな時代の幸せの時がある いつだってそこにあなたとわたしがある
ペット 子供
富山の薬
薬瓶 暮らしの薬瓶 しあわせなきもちになるテーブルウェア、ベッドウェア
こしのひすい、腰の青��リーズがあるなら、 薬瓶由来のものをこもんてーまにするべき
薬瓶の形を抽出するのでなく 薬瓶の概念を抽出し生活雑貨に注入する
乾杯が楽しくなるグラス ワインを冷やす、お花もいれられる大きな瓶 あたたかなきもちになるキャンドルホルダー 空間を包み込む灯りをデザインするランプシェード 普段のお水がおいしくなるグラスとジャー
薬売りはどこへでも
ふだんの暮らしに必要なのは お医者様ではなく 家の中の住民の あたたかく美しいこころである
富山のガラスは 家の中の特効薬に 変わらぬ形をとどめて いつも大切なものを守る 美しい時をかざる
先用後利 「用いることを先にし、利益は後から」とした富山売薬業の基本理念である。創業の江戸時代の元禄期から現在まで脈々と受け継がれている。始まりは富山藩2代藩主の正甫の訓示「用を先にし利を後にし、医療の仁恵に浴びせざる寒村僻地にまで広く救療の志を貫通せよ。」と伝えられている。
富山市は、ガラスのまちへと… ということを決めた時、 産業にすることを先ずの目的にせず、 その環境を整え、広く知識を学ぶこと、価値観や可能性を広げることを試みた。 富山のガラスは、不思議なほどに多様性に富んでいる。 誰もが独自の道を各々に探す 研究所は、技術習得よりも、自己の表現追求に重きを置いた 伝統的なものを引き継いで習得することに囚われることなく、多文化のものも取り入れることに躊躇することなく、国内外の様々な作家を招いての教育に取り組んできた。 工房は、作家たちが各々の制作に取り組みやすくなるような仕組みを作り、県内外からも作り手の集まる場になった。 まちの様々な注文をうけ、たくさんいろいろな種類のガラスの製品を作り出してきた。 たくさんの人びとがガラスの魅力、ガラスの楽しさを感じ、喜んでもらいたいという思いから、体験の工房ができた。
それは、薬のときにもあった、先用後利の思いがもとにある。 約25年経ち、富山のガラスは、たくさんの人びとの支えによって、思いによって、深く大きくなった。 これから、富山のガラスは、今までよりも、もっと人びとの生活に寄り添い、人びとの暮らしを豊かにすることに、新しい一歩を踏み出していくことを決めました。
市民の方々に支えていただいた恩恵を、返していく より発展させていく ガラスウェアを一大産業にしていく
事前使用システム
使いやすさを感じていただくために 〜日間レンタル可能
おまけ(おみやげ) 編集 富山の売薬の1つの特長としておまけ(おみやげ)を渡すことがあげられるが、江戸時代後期から行われているおまけで人気があったのが、富山絵(錦絵)と呼ばれた売薬版画(浮世絵)で、歌舞伎役者絵、名所絵(風景画)、福絵などいろいろな種類が擦られ全国の家庭に配られた。そのほか紙風船をはじめ、「食べ合わせ」の表や当時の歌舞伎の情報や、紫雲英の種など軽いものを中心に日本中に配った。また上得意には、輪島塗や若狭塗の塗箸、九谷焼の盃や湯飲みなどをおみやげとして渡していた。現在もおまけは渡しているが、高級品の進呈は業界の取り決めによりほぼなくなっている。
北原照久は『「おまけ」の博物誌』(PHP新書)で「おまけ」のルーツを求め、「富山が生んだ日本初の販促ツール」という一章を設けている。wikiより
富山のガラスを買ったら、薬のパッケージ入りのお菓子がつく、など
このガラスがあることで、家の中にしあわせがやってくる、不調(不幸)が回避される、というようなワクワク、あたたかい気持ちになるようなパッケージ、商品を考える。
お菓子が難しいならミニレターセットなどでもいい。
うれしくなるノベルティ
紙風船
小さなグラス拭きの布などでも。
バレンタインのときはそれにちなんだ、アクセサリーに近いもの、クリスマスの時は愛に効く薬、など、シーズンなどによって変えることで、商品そのもののビッグチェンジを毎回しなくても、スタンダードラインはそのままで、喜んでもらえる。
また、「庶民哲学」のような言葉を広めたとされる[10]。例えば、「高いつもりで低いのが教養 低いつもりで高いのが気位 深いつもりで浅いのが知識 浅いつもりで深いのが欲の皮 厚いつもりで薄いのが人情 薄いつもりで厚いのが面の皮 強いつもりで弱い根性 弱いつもりで強い自我 多いつもりで少ない分別 少ないつもりで多い無駄」などである。
ラグジュアリー層にこそ受け入れられる可能性のある、文字入り(手書き風)グラス、など
遊び心のある人に、「お薬グラス」などとして。もちろん、ステムをつけるなどして、安っぽくならないように。ラグジュアリーの中に、ラグジュアリーに浸るのをもうよしとしない、すこし?さらに教養の高い?層を狙う、またそういう人たちが増えることを願って。
海外にも飛翔した「富山売薬」
 この「売薬歌」で「満州支那の奥地よリ メキシコ南洋の果てまでも」と歌われている点についてだが、富山売薬は明治期に日本人の大陸進出などに伴ない、海外にまで進出していった。主として海外へ移住する日本人を追ってのものだったが、明治42年(1909)の『富山売薬紀要』によると、同19年に藤井諭三がハワイで配置売薬を始めたのを皮切りに、土田真雄が韓国へ、隅田岩次郎が清国アモイヘ、寺田久平や重松佐平が上海へと飛翔した。明治40年代の輸出売薬従事者は43名と4社。朝鮮半島、中国大陸、ハワイ、台湾、ウラジオストックなどから、さらに、遠くブラジル、インドにまで、富山売薬は日本人の行くところ、どこへでも進出して行ったのである。
ガラスも海外へ!
ブランドネーム、ロゴ、コンセプト
とやまる
とやま
富玻璃
Ecchu
こしの
越の国
便
BIN TOYAMA
BIN
phial phi・al /fάɪəl/ 【名詞】【可算名詞】 小型ガラス瓶; (特に)薬瓶,アンプル.
Phial of T
phial 【名詞】 1. 薬を入れるビン(特に針から注入できるよう殺菌して密閉した容器)(a small bottle that contains a drug (especially a sealed sterile container for injection by needle)) ちょっとちがうかな
KOBIN
KOBIN ROBIN
ばいやく ちょっといや
Kusuri たぶんだめ
薬瓶をモチーフにしたロゴがあるべき ハートとかつけたい 家庭の病、なんにでもきく!!っていう当初のむだな彼らの自信を、喜んで反映させたい
くすりだちゃ びんっちゃ とやまだちゃ おくすりいるけ のまれんか しとかれ しられ
Koshinoharu 越波瑠 越春 越治(これでもこしのはる、と読む!) 越晴!
おくすりのように人を癒し生活を豊かにする的な〜
過去の歴史より
気をつける?こと
富山売薬最大の試練「売薬印紙税」
 富山売薬はこうして明治以降も伸張・発展を続けた。 しかし、それは厳しい試練にさらされてのものだった。 明治政府は「維新」の言葉からもわかるように、諸事を西欧化に一新することを基本とした。それは医薬・医療制度でも同様であった。政府は明治3年(1870)、衛生上、危害を生ずる怒れのある薬の販売を禁止し、有効な薬の製造を奨励する-との趣旨から「売薬取締規則」を発令し、従来の売薬の取り締まりに乗り出した。  当時、「神仏・夢想・家伝・秘方・秘薬」などの言葉を用い、「万病に効く」といった、あまりにいい加減な「妙薬」なるものが巷に野放し状態だったからである。富山売薬にとって不幸だったのは、西洋医学を第一とする維新政府関係者あるいは当時の有識者らには、漢方薬などとともに富山売薬の和漢生薬類の薬も、巷の「まがいものの薬」と同様に写り、「効果のない気休めだけの薬」との偏見の目で遇されたことである。  こうした政府の偏見で導入されたのが、明治15年(1882)に布告され、翌16年1月1日から施行された「売薬印紙税」だった。明治10年(1877)の西南の役以降の財政破綻の打開と、その後の伝染病対策費捻出のためとされているが、その背景には、「売薬の薬など害にさえならなければ、あってもいいが、なくなっても一向に構わない-」とする政府の売薬に対するいわゆる無効無害主義の立場があった。  新税は、定価1銭から10銭までは1割、それ以上は5銭増すごとに1銭の印紙を製品に貼付することを義務づける形で課せられた。これは売薬業者にとって大変な重税であった。特に当時、全国の売薬で大さな地位を占めていた富山の売薬業界が受けた打撃は深刻で、同15年に富山の売薬生産額672万円、行商人9,700人だったものが、「売薬印紙税」導入後の同18年には生産額50万円、行商人5,000人にまで激減した。わずか3年でおよそ12分の1にまで規模が縮小したのである。まさに壊滅状態に近かった。  「売薬印紙税」は、大正15年(1926)に廃止されるまで、44年もの間、売薬業界を苦しめ続けた。実は、前述した富山売薬人らの海外飛翔も、海外売薬にはこの重税が免除される特典があったからともされる。
 近代薬事法規制度への対応
 しかし、明治政府が行った、西欧にならった薬事関係法制などの近代化は、富山の売薬業界などには過酷なものであったが、反面、近代国家建設にとっては当然なことであった。明治10年(1877)に太政官布告された「売薬規則」では、薬の品質確保を重点に、製薬を主とする売薬営業者を規定し、さらに製薬せずに販売だけを行う請売業者、実際に薬を売り歩く行商人といった区分を初めて明確にした。製薬を行う売薬営業者は、「薬の品質に個々に責任を負うべし」とされたため、こうした政府の方針に対応して、より良質な医薬品製造のため明治9年(1876)に現在の広貫堂の前身である調剤所広貫堂が設立された。明治10年代に入ると、富山では売薬業者らが共同で次々と会社を設立し、また、薬学校も設立した。  これには政府も呼応し、売薬に対する考えを「無効無害主義」から「有効無害主義」に転換していく。 それが「売薬印紙税」の廃止につながっていくのだが、それに先見ち大正3年(1914)、政府は「売薬法」を制定し、より有効で安全な医薬品製造のため、西欧先進諸国と同様に薬剤師制度を設け、「薬剤師あるいは薬剤師を使用する者、または医師でなければ薬を調製してはいけない」とした。ここで初めて製薬に「薬剤師」の関与を義務づけたのである。  それまでの売薬業者は、行商から帰っては自宅で思い思いに次に配置する薬を自ら製造し、また行商に出かけた。だが、この「売薬法」制定の後は、薬剤師を使用するか、あるいは薬剤師を雇用している会社においてでなければ製造ができなくなった。また、その薬の処方も、従来のように「家伝」「秘方」などと称して秘密にしておくことは許されず、配合成分を公開することが義務づけられた(各業者は一部に家伝などの未公開の薬も扱った)。  ちなみに「売薬」という言葉は、戦時下の昭和18年(1943)に公布・施行された薬事法の制定まで、現在でいうところの「市販医薬品」の意味で法律上でも使用されていた。しかし、薬事法で薬は「日本薬局方医薬品」と「局方外薬品」に大別され、「売薬」は「局方外薬品」と同一に医療品全般に一括されることとなり、法律の文面から「売薬」の文字は消えた。
 「富山売薬三百年」存続の秘訣
 富山売薬の家の次男に生まれ、昭和26年(1951)に単身東京に出て、一代で都内を中心に約150店舗、従業員約600名を擁するドラッグストアを育て上げた人がいる。平成12年(2000)9月に東証2部に株式上場も行なった全国有数のドラッグストアチェーンである株式会社セイジョーの創業者で社長の斎藤正巳氏である。  同社は、他の大手ドラッグストアとは少々趣が異なる。社員1人当たりおよび売り場面積単位当たりの売上高が抜群に高いのだ。徹底した社員教育と説明販売で「薬局の東大病院」の異名をとり、利益率はドラッグストア業界ナンバーワンを誇る。その斎藤社長が、経営に積極的に取り入れているのが「富山売薬三百有余年存続の秘訣」であるという。  斎藤社長は言う。「富山売薬とは本来、個人業者のものだ。いろんなことを勉強していて話題が豊富で、話もうまい。知識プラス説得力もある。説得する貫禄もある。また、話し相手のいないご老人の話も上手に聞いてあげる。だからお客さんは『いい話を聞いた』『この人にまた訪ねてきて欲しいから、この人の置き薬を飲もう』という気になった。値引きも言い出さない。これがただの物販だったら、『もっと安くしろ』『もっと安く薬が手に入るよ』となる。富山の売薬さんは置き薬以外のところで、仲人もしたり、田畑の作り方の指導をしたり、いっぱい『タネ』を撒いてきたのだ。これが富山売薬に限らず、ほんとうの意味での商いではないでしょうか」。  同社の社員教育は、まず徹底した顧客への接客態度に始まる。挨拶から釣銭の出し方に始まり、それから医薬品などに関する知識へと移る。最近では、ロイヤルカスタマー登録という顧客サービス制度も設け、幾度も来店する顧客に関しては、レジなどで名前で呼びかけるように社員教育��ているという。店頭販売において顧客一人ひとりを「個」で捉えるまでに指導しているというのだ。コンピュータによる情報管理でそれがいっそう可能となった。  では、この顧客一人ひとりの「顔」を実際に見て、その一人ひとりに個々に対応してきたビジネスの代表は何か。それは言うまでもなく一軒一軒の家庭を訪ね、その家の人の「顔」と「生活の揚」をしっかりと見て商いを行なってきた、他でもない富山売薬だった。
 「礼儀作法」「教養」「モラル」
 そうした「他人の生活の場」に足を踏み入れるにあたって、富山売薬人たちは砕身の注意を払ってきた。それには決して欠かしてはいけないルールがあった。それは「正直」であり、「勤勉さ」であり、さらに仏壇があれば必ず手を合わせ、その家のご先祖さまにまで敬意を表するといった「礼儀作法」であった。  置き薬を長年愛用してきた、ある地方のお得意先が作った川柳に、「戸を閉めて、またおじぎするクスリ売り」というのがある。富山売薬人にとっては、薬を売ることだけが商いではなかったのである。その前に、いかに礼偽正しく、美しくお客さんの前で振舞うか、自分の身のこなし、一つ一つをいかに洗練されたものにするかが勝負だったのである。その礼儀正しい態度にお客さんも応え、決して粗末に応対はしなかった。かつて、50年間に一度も値引きをしたことがなかったと話した富山の売薬さんは、その秘訣を「それはひとえに、正しい礼儀作法のお陰です」と語った。  富山売薬が三百有余年の風雪に耐えてきた要因に「先用後利の商法」「懸場帳」等などいろいろ挙げられる。そのいずれもが正しいかもしれない。しかし、それを超えて、その基本にあったものは、顧客を「個」で捉え、「個々」に対応し、その際に「正直」「勤勉」「倹約」を旨とし、さらに「礼儀作法」「教養」「モラル」に裏づけされた売薬人個々の「人間カ」だった。ひとえに、この「ヒト」に支えられて、富山売薬は江戸期から明治・大正・昭和という時代の風雪を乗り越えてきたように思えてならないし、この基本は平成の世になっても、その後も、なんら変わらないのではなかろうか。
わっしょいわっしょい
どうどう!
乾杯しましょう
なにも決まっていないけれど!
きっとなにか良いものに決まる気がするよ
とにかくこのあたりまで、こられてうれしい
抱きつきたいきぶんです!なにかに
なにかと楽しみですよん
おやすみなさぁい
とぅるとぅとぅとぅ〜
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onodera3 · 8 years ago
Text
琥珀色の街、上海蟹の朝
ただいま、と声をかけられてこたつでの心地よいうたた寝から目覚めた。 「おかえり、年末年始ゆっくりできた?」 「うん、おかげさまで」 という割にサエさんの声色は暗かった。 ぼくたちは学生時代から付き合って5年、同棲をしてもう2年になる。彼女は美大を卒業したあとフリーランスの挿絵画家として生計を立てている。収入は安定していないが、少しずつクライアントが増えてきて軌道にのりそう、らしい。 ぼくは大学在学中に小説家としてデビューしてから卒業後はサラリーマンと二足のわらじで生活している。小説家といっても人気作家とは程遠く、出した単行本は2冊だけだ。今も伝手のある小さなミニコミ紙に毎月1ページのエッセイを書くだけで、まとまった収入はない。世間からの認知もほぼない。サラリーマンをしていなければ生活していけないくらいなのだから、そんなものだ。 それでもぼくたちはお互いの作品が好きだったし、ふたりで慎ましく生活することに充足している。1DKの狭い部屋に2人のものが少しずつ増えていくことがささやかな喜びだ。 毎年2人で過ごしていた冬休みだったが、今年の秋に結婚をしようという話になり、独身最後の年末年始はお互いに示し合わせて別々に過ごすことにした。ぼくは兄夫婦が両親と同居する実家にのこのこと帰る気になれず、結局1人でこの年末を過ごしたが、サエさんは久々に友人と会うことを楽しみに仕事を早々と終えて実家へと帰省していた。 スーツケースを広げながらサエさんは口を開いた。 「ナオさんこそ1人きりの年末は満喫できた?」 「どうだろう、寂しかったかもしれない」 「かもしれないってなに?」 サエさんは笑いながらつづける。 「まあ同棲してから丸5日離れるなんてことはなかったし寂しくて当然かもね」 ぼくは自分の寂しさを当然のことにされてしまうのが嫌だったけれど、うまく言葉にすることができなくてこたつからノソノソ出たあとフローリングに座って片付けをする彼女の横にゆっくりと腰を下ろした。こたつで火照った足が心地よく冷えた。 余韻に浸ることを拒むようにてきぱきと荷解きをしていた白くて細い手が止まる。 「何かあった?」 どうして?、とサエさんがきくときは何かあったときで、ぼくはやっぱり、と思いながら、帰ってきても帰省の話しないから、と言った。サエさんは目を合わせない。これも落ち込んだ時の彼女のクセだった。居心地の悪そうな、やることを失った手がぼくの手をちょっとだけ握るとスッと離れていく。サエさんは立ち上がっておなかすいちゃった、と言う。 「ご飯食べながら話すよ」 そう言って台所に向かおうとする彼女の背に声を投げる。 「今日何にする?年末年始で冷蔵庫からっぽだし買い物行かなきゃ」 「あ、帰りに駅前のデリカでお惣菜買ってきたんだよ」 「じゃあ冷凍ご飯あっためよう」 彼女がデリカの紙袋から取り出した惣菜を美しく皿に盛る横でぼくはラップに包んだご飯を2つ冷凍庫から取り出して電子レンジに入れた。 夏に買ったそろいの茶碗を取り出して解凍されて湯気が出ているご飯を盛る。サエさんは無言だったがぼくは彼女が言葉を選ぶのにかける時間を苦にしないので待った。 こたつにご飯を運んで、お茶を淹れているとサエさんが、そうだ、と言った。ぼくが振り向くと小さなビニール袋をかかげて 「美味しそうな小籠包買ってきたの」 と言った。なんだそんなことか、と思うが顔には出さず微笑む。上海蟹の小籠包なんだよ、と心なしか声が弾んでいる。サエさんも器に盛った惣菜と小籠包をそれぞれ温めて、こたつに持ってきて向かいに座った。 どちらからともなくいただきます、と言って箸を持つ。それからはまた無言のままだった。サエさんは美味しそうに目を細めるがこっちを見ることはなくて、ぼくは寂しかった。寂しいかもしれない、なんて言えないくらい、確かに寂しかった。 結局食事中に口を開いても年末に見た歌番組やお笑い番組の話など当たり障りのない話題で終始した。 タイミングは難しい、重い話なら尚更だ。自分が意を決して口を開いても、スルスルと紡がれる言葉が本意とは違うものになる恐ろしさを知っていれば余計に自分の中で組み立ててからでなければ、という思いが勝ってしまう。サエさんは言葉の本質が受け取り方で変わることをよく知っていたし、それを殊更に恐れている。だからわたしは絵を描くようになった���だ、と付き合い始めの頃言っていたことを不意に思い出した。 「あの、」 サエさんは言葉に詰まる。切り出そうかどうか迷っている声色はさっきまでのとりとめもない話がはじまった切欠とまったくおなじだった。 「洗い物済ませちゃうね」 サエさんはこたつから抜け出る。急に繕うように明るくなった声音にまたか、と思う。こうやってなあなあになって、ぼくは彼女を知らないことを忘れていく。それは嫌だった。 「ゆっくりでいいよ」 ぼくはそう言った。実際ここまでに随分ゆっくり待ったのだから同じことだった。思考の流れからぼくをおいてけぼりにするサエさんに対して少しだけ苛立っていた。一緒に何かを共有できるならぼくはそれでいいのだから。 そう、と呟いてサエさんは再びこたつにすぽん、と収まった。小さな体躯だ。 「さみしかった?」 サエさんはそうきいた。 「さみしかったよ」 「わたしもさみしかった。でもそれはナオさんを欠いて時間を過ごしたからではなくてわたしのなかにあるナオさんと同じものが受け入れてもらえなかったから」 サエさんはそう言って口ごもった。温くなったお茶をじっと見つめる。 「もうわたしたちお互いの価値観を違和感なくまるまると自分の中に取り込んで、その価値観が生きていて、わたしたちの心の有り様になっていて、そうやって生きているじゃない」 長い営みの中で違和感は日常に溶けていた。もっと言えば、ぼくたちが何かを表現することはぼくたち以外の世界への違和感の表明で、だからぼくはサエさんの作品が好きだったしサエさんもぼくの文章を好きでいてくれているのだと思う。 「そうだね」 「幼馴染ととびきり美味しいお酒を飲んでいるときにね、ナオさんとわたしの話になったの。無名の小説家と挿絵画家って、大変そうだねって言われたわ。地元で会った人は口々に同じようなことを言った。サラリーマンと主婦だって、教師と看護師だって、どんな仕事をしていてもそこにあるのは2人の関係なのに、そこは誰も見ないのね、あの街でわたし育ったけど、帰ったらひとりだった」 サエさんは泣かずに泣いた。目に涙をためて、それをこぼさずに話した。 「綺麗な街だ、と思ったの」 「サエさんの地元は綺麗だよね本当に」 ぼくは2年前に一度訪れた彼女の故郷を反芻する。 「そこにいたときはわからなかったわ。綺麗に思えるようになったということは、わたしはもうそこにはいないのよ」 ぼくは彼女の疎外感を死ぬまで理解できないのだろう。ぼくたちは似ているけど、それは互いが根本的に異なっているからそう思えるのだ。孤独だな、と思う。ぼくは彼女を見て口を開いた。 「このなかで、いちばんえらくなくて、ばかで、めちやくちやで、てんでなつてゐなくて、あたまのつぶれたやうなやつが、いちばんえらいのだ」 「へ?」 「ぼくはサエさんも、その友だちも正しいと思うよ、どっちがとかじゃなくて。ばかでも、めちゃくちゃでも、ぼくがここにいたい理由はサエさんが帰ってくる場所だからだよ」 だからぼくがいちばんえらいんだよね、と言うと何それ、とサエさんは涙をぽろぽろ零しながら笑った。 「志があるわけじゃないんだ、サエさんみたいに表現だけで食べていこうなんて思ってない。覚悟がないんだ」 それは本当のことだった。小説家になろうと思ったのはたまたま大学の文芸サークルの同期と応募した小さな文学賞を受賞したからだったし、そこから何か書きたいものがあるわけでもなかった。 「でも、なにかを書かずに生きるのも難しい。てんでダメなやつだよ、宙ぶらりんでさ。」 冷めきったお茶を飲む。こたつのあたたかさで火照った頬に彼女の手が触れた。 「君は大きく��ったからあの街をでて、この小さな部屋にいるんだ」 ぼくは君の味方だ、と言う。どちらが間違ったわけでもないから、ぼくは君の味方だ。 「みんな知らない間に大人になっていて、プロ野球選手を目指してた子も、花屋さんになりたいって言ってた子も、そんなことは忘れていたよ」 「寂しかったね」 「大人にならなきゃいけなかったのかな」 「ぼくたちは思ったより大人だよ」 大人になると弱くなるのね、とサエさんはつぶやいた。そうだね、と言う。だから偉いんだよ、と続ける。彼女の手は頬を離れた。 寝ようか、と言って、風呂にも入らず二人でベッドに向かう。彼女の髪からあの街の匂いがして、何故だか胸が痛くなった。 微睡みから目を覚ますとまだ朝日も上っていなかった。おはよう、と声に出すと自分の声なのに存外寝ぼけていて可笑しい。彼女は大きなパーカーを羽織って、散歩に行こうよ、と言った。まだこんな時間なのに、と、ごねるぼくを揺すって、引っ張って、仕方なしにヨレヨレのジャージをタンスから出すぼくを見てサエさんはにんまり笑った。 外気は想像の遥か上をいく冷たさだった。寝ぼけ眼のぼくはカッ、と目を見開いて、さっむい、と言う。ね、さっむいよね、とサエさんは笑う。 だまって外を歩く。二人とも口を開かない。ぼくは口を開いたら体の内側から凍るのではないか、と密かに恐れていた。 しばらく歩いてから、薄明るかった空が色づき始めた。 「どんぐりと山猫」 サエさんはつぶやいた。 「心に折り合いをつけるのは難しくてどうしたって不器用になるね」 「ばかでもめちゃくちゃでも愛しいと思うよ」 「上手にできたらいいな、と思う」 「いちばんえらいよ、サエさんは」 朝日が照らしたサエさんの頬は琥珀色に光っていて、遠くのサエさんの街もきっとそうなんだろうと思う。同じように琥珀色の頬をしたぼくはそっとサエさんの手を握った。 ---------- くるりの同名の曲から。成長したら別れなきゃいけないものが出てくる寂寞にはいつまで経っても慣れない。
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