◇ALYSI(アリジ)◇パンプスが入荷しました。
定価:63,800円(税込)⇒SALE価格:44,660円(税込)
弊社通販サイト商品ページ⇒http://www.gallery-jpg.com/item/532054104/
SHOW SAMPLE
MADE IN ITALY
素材:牛革
カラー:イエローベージュ
サイズ:39(約25.0cm)
ヒール高さ 8cm、甲周り 約13cm、底幅 約8cm
(平置きの状態で測っています。)
アーモンドトゥのパンプス。
ヒールは安定感のあるチャンキーヒールで高さ8cm。
踵部分はゴム入りで伸縮しホールド力もあります。
着脱も楽に行えるところも高ポイント。
上質な革を使ったシンプルなデザイン。
コーディネートを選ばずに御使い頂けます。
※ご覧頂いている媒体により、色の見え方が多少変わる場合がございます。
※店頭でも同商品を販売しておりますので、通販サイトの在庫反映が遅れる場合があり商品をご用意出来ない場合がございます。予めご了承頂きますようお願い致します。
Gallery なんばCITY本館1F店
〒542-0076
大阪府大阪市中央区難波5-1-60なんばCITY本館1F
【営業時間】11:00~21:00
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【PHONE】06-6644-2526
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7/15(月)
トヨタカレンダーだし夏休み前だし変な時間だし大丈夫だろうとたかを括ってショッピングセンターへ行って白目剥いた。永遠に立駐に停められず、諦めて雨の中屋上の駐車場へ停める。色々と買いたいものがあったのにとにかくどこを見ても人人人で気持ち悪くなって何も買わずにそそくさと後にした。私は人混みと暑さと乗り換えが大嫌い。帰りもまるでバリウムを飲んだあとみたいにアクロバティックに迂回させられまくり、あまりの疲れで夜ご飯前に寝た。もう二度と土日祝の昼下がりのショッピングセンターへは行かないと誓った。
7/16(火)
仕事を定時で終えて、図書館に寄ったあとネイルサロンへ行く。絶対に仕事的にアウトだろうというデザインにしちゃったけどデートだし許して。帰る頃には雨がざんざかふって、目に見えるような湿度を感じながら帰った。
7/19(金)
あづみにモロッコ料���が美味しいと聞いたから一緒にいかないかと誘われ、仕事終わりに待ち合わせる。こういった突然の不思議なお誘いが大好きだし、あづみも礼は急でも何でも誘ったら来てくれるところが好きと言ってくれたのでほんとに私達ってサイコ〜という気分。あづみへのプレゼントが入った紙袋の紐が家から100mぐらい歩いたところで抜けて、慌ててコンビニで小さなセロテープを買う。割れ物が入っていたので、見た目が悪くなる事を諦め何重にもテープで止めるも歩く度に抜ける。普通さあ重たいもの入れる時袋二重にしない?とか毒づきながら、目的地へ。夜でも暑い。あづみは部屋着のようなレモン柄のショートパンツを履いていた。
モロッコ料理は想像以上においしかった。途中でベリーダンスのショーがあって、お姉さんに誘われたので一緒に踊ったらベリーダンサーにならないかとスカウトされた。人生初めてのスカウトである。茉弥と3人で夏に島へ行こうと話していたのに、言い出しっぺのあづみが島は暑いから嫌だと駄々をこねる。ああだこうだいいながら、結局阿智村にでも行こうと話はまとまった。プロポーズの定番、阿智村。
私は普段10時半には寝ているので10時をすぎた頃から帰りたいな〜と思っていたのだけれど、ダラダラ閉店までいた。お家に帰ってすぐに眠りにつく。
7/20(土)
朝一で脱毛に行ったあと、パルコのピーチジョンへ向かう。元下着屋のあづみと今いちばんきてるブランドはサロンバイピーチジョンではないかという話になったのだ。でもピーチジョンってつけ心地があんまりのイメージだったので、私が試してくるから!となった。結論、良かったけど絶対試着して買うべきのブランドという感じ。後は好きなお花屋さんでお花だけ買って帰ろうと思ってたのに、あらこんなところにインティミッシミできてたのね、とふらっと入ってしまったのが運の尽き。何度も3点買ったら1点無料と言われても2点しか買わず、花屋さんへ。昔は興味がなかった向日葵も品種が増えて可愛くて数本いただく。数日後に松崎に会う予定があったので、南国でトロピカルで派手な感じでボリューム少なめの花束作ってくださいと予約してようやく帰る。
ピーチジョンで下着を買ったのは初めてなのに、いきなり1番上のプラチナ会員になっていて打ちひしがれた。使った金額で会員ランク決まるやつ、あれってああこんなにお金使ったんだ……って気持ちになりません?
あと土曜の栄はショッピングモールより全然人がいなくて快適だった。人口密度って大事。
7/21(日)
午後から仕事だったことをすっかり忘れて朝一でマツエクに行く。私は朝に滅法強い。ついでに読み終わった本を返しに図書館へ行き、数冊また借りる。最近は林真理子のエッセイを熱心に読んでいるのだけれど、図書館で借りてごめんなさい……という気持ちになってくる。
日曜だしダラダラ仕事しよ〜と修理したてのダイアナの真っ赤なパンプスを履いて行く。先生から日曜の仕事ごめんねとご好意でいただいた焼き菓子に全く手をつけられていない。最近甘いものがとんとダメになった。
7/23(火)
有休を取ってオープンと同時に県美へ行く。アブソリュート・チェアーズ。かなり皮肉めいた作品が多くて(そもそも現代美術のなかの椅子なるものとタイトルがついているぐらいなので)負のパワーを纏った造形って美しいけど精神力ゴリゴリ持ってかれるなあと思った。ちゃっかりミュージアムショップで椅子を作る時の廃材でつくったタイルと愛知芸術文化劇場限定の近沢レースのハンカチを買う。
その後ベイクルーズストアへ。最近は栄に行ってばかりだ。ゲートタワーができてからずうっと長らく服を買う時は名駅一筋だったのに。
早々にスローブでジャケットを取り置きしてもらい、ボトムスを何点か試す。これからの時期絶対履かないと思いながらも履いたデニムがすごく形が綺麗でうっとりする。ほんとは週末に島に行くから自転車に乗れる楽なパンツが欲しかったのに。私は式典用のパンツしか持っていない。
レリュームに大好きなお姉さんがいるので、地下1階に降りるとちょうど休憩に行かれたとのこと。戻りが13時と聞いて、うーんと唸る。お仕事の休憩中とかですか?と聞かれたので、お花を取りに行かなきゃ行けなくて……と正直に答える。先にお花を取りに行こうかなあ、どうしようかなあとまた1階に上がりルタロンで靴を試着していたらレリュームのお姉さんが休憩を切り上げて帰ってきてくれた。申し訳ない。
散々わがままを言ってえらんでもらった服が可愛すぎてボトムを買いに来たはずなのに結局全身買ってしまった。本当にちょろい。
急いでお花を取りに行ったあと、スローブで取り置きしていたジャケットと試着したデニムも結局買う。爆買い人生。
この世で1番どうしようもない女だと思っていた松崎はかなり丸くなっていて、彼女も色々あったんだなあとしみじみ感じる。
5時だから電車混む前に帰るとさっさと切り上げたら嵐のような女だと言われた。この世で1番どうしようもない女だと思っていた彼女に。ウケる、だから人生やめられないよな。
7/24(水)
仕事終わりに実家に寄ったら痩せたというかやつれた、と母親に言われショックを受ける。やっぱりほうれい線気になるよね?!と頬を摩っていたら土用だからと鰻をもらう。ラッキー。父親に何も言わずに父の好物の南部せんべいをもらった。また食べられないお菓子が増えた。甘いものはいいんだってば、とは言えず。帰り道に即エリクシールのレチノールクリームを買う。お肌ピシピシにしておかないとお盆に会う親戚に嫌味のひとつやふたつ言われるだろう。
太っても痩せても私を揶揄する人達。ダルい。お前らの適正体重いってみろ、何キロになれば文句言わないんだ?62kg?52kg?42kg?32kg?という気分。
7/25(木)
有休をとって最近辞められた派遣さんとランチへ行く。1月からずっと走り続けてきたので絶賛閑散期である。
パン食べ放題のお店で、平日だけどよく混んでいた。夏休みだからだろうか。
妊婦さんなので早々に別れて、家で本を読んだりお昼寝をする。サイコーに気持ち良い。
7/26(金)
明日は3時半起きなので早く寝たいのだけど、19-21時で頼んだ宅配がまだ届かない。宅配を待ってる間にTumblrを書き終えてしまった。
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2023年9月の終わり
酒臭いまんまで副都心線に乗ってる。かかとのゴムが外れてカンカンうるさいヒールが耐えきれずに、朝の池袋でローファーを買いピンヒールを履き捨てた。今の時期、ユニクロにはパンプスがないらしい。『あのこは貴族』の世界はフィクションかと思ってたけどそんなわけがなく、出会った女の子が東京都の一等地生まれの一等地育ちだったことに驚く。私が嬉々として飲みに行く街も「あの辺地元以外の人も来るんだ!」と素直に言う。隣の中学校にはジャニーズがいたらしく、どうりで彼女の立ち居振る舞いはやけに落ち着いているのかなあとか脈絡がない割に的を得てそうな適当を考える。本当に恵まれていて負い目がない子は、マジで根っこからいい子なので余計にしんどい。飲み会で相手に対して印象付けようと少なからず努力する自分、あまりにも健気で可愛くて虚しくて仕方がないじゃないか。どんなにちゃんとした出先向けの格好をしたって、結局どこかで洗練されない私、私自身が一番気になってしまう。こんなのを勝手に気にするのもそれを言い訳にするのも自分自身しかないんだろうなって、わかってるつもりでも無意識にコンプレックスを感じてしまう。反骨精神で生きてきた自分を肯定できなくなる、少し外の空気に触れていたい、電車で隣に座る女の子は、SNSを永遠スワイプしながらずっと貧乏ゆすりしていた。
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3日目終了と寝落ち。
昨日、怒濤の3日連続面接が無事に終了。
つ、つかれた……疲れ果ててしまった……。
寝落ちたので昨日のうちにブログ書けず。
でもやっぱりtumblrやりやすいなぁ。
昨日はエージェント氏と同行面接で、初めて対面した。
イメージと違ったのでびっくりしましたぜ。
面接自体は、まぁまぁうまく行ったはず。
失敗はしていないし、昨日のところはメンタルとかについてまったく聞いて来なかったし圧もなかった。
急遽、市内循環バスで行って、待ち合わせ場所まで歩いて、そこから作戦会議後、現地まで5分ちょっとくらい歩いて。
帰りは、間に合わずバスがなくてダメ元で従兄弟くんにお迎え頼んだら来てくれた。ありがとう……助かったよ……。
ここ2週間ちょっと、暑い中スーツ着込んでパンプスで動きまくっていたので身体が痛い!
スーツ、オールシーズン用のだけどさ……暑いもんは暑いよなぁ。
結果はわからないから不安はたくさんあるけど、とりあえずゆっくり休もう……。
2023.5.27
(今日はころもさんのお誕生日!! おめでとうございますー(ノ˶>ᗜ<˵)ノ)
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韓国の群衆事故を見て「日本の満員電車で事故が起きないのって凄いんだな」という意見が見られるが、実は「満員電車のプロ」であるはずの電鉄会社も甘い見立てでとんでもない失敗をした事があるんだな。小田急にドアがデカい変な電車がいるが、あれの話である。自分は鉄オタじゃないからそんなマニアックな話じゃないので安心してくれ。因みに2014年に相模大野駅で脱線事故が起きて小田急全線不通になったが、その脱線した電車というのはこれだったんだな。 あの電車は混雑解消と遅延防止の為に作られたが、そのせいで小田急線は大混雑と遅延続出とケガ人の走る地獄エクスプレスと化したのだった…。 構造的欠陥と転倒事故の続出以前Wikipediaを確認したところ、これは停車駅が多い各駅停車用に作られたと書かれていたが(今は削除)、これは間違いで、混雑が酷い急行に使われていた。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E7%94%B0%E6%80%A51000%E5%BD%A2%E9%9B%BB%E8%BB%8Aところが混雑と大遅延を惹き起こし乗客に大顰蹙を買って混雑なんて殆どない各駅停車専用に左遷されたのだな。 座席を縮小させてドアを広くすれば立客のスペースが増えるから余裕が生まれるじゃん、ドアが広いから乗降も早く終わるじゃん、というのがデカドアのコンセプトだ。ところが、バカな工業デザイナーはそのドア前の広大な空間につり革も手すりも付けなかったのだ。しかもドアの上もドア自体もまっ平らなデザインにした。だから普通の電車の2倍以上、面積と収容されている人数的には4倍以上の広大な空間に、手すりにもつり革にもつかまっていない乗客が詰め込まれることになった。ラッシュ時に電車が揺れると手すりのない客の揺動というのは手すりにつかまっている客がブロックしている。でも広大な空間に誰もどこにもつかまっていないのだから、客はずっとつま先で全力で踏ん張り、揺れでよたよたし続ける事になった。強烈な苦痛だ。 当然こういう状態だから雪崩が頻繁に発生する。普通の電車なら一瞬ドドッと動く程度が、この電車の場合は人が大勢倒れるまで行ってしまう。そういうわけで、この電車が終点新宿に着いた後というのは悲惨で、千切れた腕時計、腕時計の金属バンドコマ、メガネ(踏まれてぐちゃぐちゃ)、千切れたボタン、カフス、パンプス、ハイヒールのヒール、血痕などが散乱するという状態になっていた。暴動でもあったんですか?座っていても安心できない。乗客雪崩がロングシートの方に逸れて人が降ってくる事があるからだ。メガネをしていたらイチコロである。金属フレームであったら眼窩を大きく切って出血する事を免れない。吹っ飛んだメガネも拾うのは無理で、向こう側のドア間で苦闘する乗客に蹂躙されてグチャグチャになるのを座視するしかない。雪崩に押し出された小学生は座席下のヒーター付近に押し込まれ、降車駅まで男性客の股間に立っていた。自分の場合はペンチでしか開かない鍵束の鉄リングが伸びて6の字になっていた事がある。転倒した誰かの時計のバンドが入って引っ張ってしまったのだろう。また言語学習で支給された頑丈なバインダーが二つに折れ&押されてぐちゃぐちゃになり買い直した。更に誰のだか知らぬ血がカバンや服についていた事もあった。 90年代前半は混雑が今より酷く、他の路線でもボタンや時計が落ちているという事はままあった。しかしこの電車は頻度が異常というか終点で人が捌けると必ずという頻度であった。また、ドア前の空間につり革を付けないのというのは当時は当たり前で、他の電車も同じだった。だがこの電車は構造が特殊なんだから同じように付けないと雪崩が続出するのは当たり前だ。何故こんな事をデザイナーは考えなかったのか? 遅延防止のつもりが大遅延続出混雑時に大きな駅に電車が到着すると、下りる客の邪魔になるのでドアの前の客は一旦ホームに降りなきゃいけない。この下りる人数というのは普通の電車なら2~4人程度だ。だがデカドア電車ではこれが6~10人程度になってしまう。するとこれが邪魔になって降車がなかなか進まない。更に、小田急には下北沢、登戸という、乗降客が多くてホームが狭い駅があった。(現在は建て替えで両方とも解消)下北では狭いホームに井の頭線の橋脚がそびえるという無茶な構造、登戸は南武線乗り換え駅なのに駅が鉄橋の上にあるという造りでホームが狭い。客が多いので階段を大きくせざるをえず階段ケース横のホームがとても狭い。ここで「一旦降り」客が多いと橋脚の向こうや階段ケースの裏側から階段にくる客の流れが詰まってしまっていつまでも降車が終わらないという事になった。そして電車が出て行った後にも乗客の移動が続き、そこに次の電車が入ってくるので大変危険である。 更に乗車忌避の問題が発生した。デカドア電車では頻繁に乗客雪崩が発生して、転倒に至る事も多い。それ以外の時間ではずっと何にもつかまれずに乗客の大きな揺動に耐えて踏ん張る事になるので非常に苦痛だ。特にヒールやパンプスの女性の苦痛は余りある。更にヒールのある靴では転倒したりヒールがもげるリスクが大きくなる。ヒールがもげたら百貨店の靴修理店が開く時間まで待たねばならないから出勤できるかという問題にもなる。その為にデカドア電車が来ても乗車を見送る客が続出したのだ。この客らは降車客の移動の邪魔にもなるし、次の急行にまとめて乗るので次の急行が大混雑になる。混雑が酷いと乗降に時間が掛かるので遅れてしまう。遅れるとホームにその分乗客が溜まるので更に混雑→遅延というフィードバックが加速されてしまう。 こういう感じで、デカドア電車を先頭に遅延が常態化してしまった。「次の電車は5分遅れです」とアナウンスがあると果たしてデカドア電車で、その電車に乗って数十分デカドアサーフィンエクササイズ(転倒出血付き)するか、その後の急行で大混雑&遅刻するかを選択せねばならない。またこの為に途中駅では入場制限もしばしばしかれるようになった。 You are firedこうして多くの乗客、駅員に怨嗟と絶望と遅刻を、ミスターミニッツには靴底修理の商売繁盛を齎したカサンドラエクスプレスことデカドア電車だが、終わりは突然にやってきた。ある日を境に急行でデカドア電車が来なくなったのだ。戦力外通知、三行半である。彼は各駅停車専属に転属となっていた。小田急では各駅停車は全然混まないので、使えねー奴でも何でもいいのだ。新規投入から半年も経っていない。 小田急では大混雑する急行対策が全てであって、そんな路線で各停にしか使えない縛りの資材を抱え込んでしまった同社の悩みは幾ばくかとも思うが、見立てが甘かったのだから仕方がない。怪我したりメガネや服や時計を破壊された人の身にもなってみろと言いたい。混雑対策にはノウハウの蓄積とその参照が必要なのに銀の弾丸求めてコンセプト優先で足元をおろそかにした工業デザイナーのせいである。3日占領目指して引っ込みつかなくなった頭プーチンかよ。 その後この思い付きだけで出来た愚劣な電車はずっと各停だけで使われていたのだが、今どうなってるのかというと、つり革を付けてドアがあまり開かない改造をされて走っているようなのだ。阿呆である。完全に最初からコンセプトが破綻していたってこった。最初からやるな。 デザイナーのリサーチ不足のせいで多くのケガ人と憤怒と遅刻とふくらはぎの筋力とミスターミニッツのインカムと各停にしか使えない不良資産を産んだのがこのデカドア騒動だった。だが我々の社会はまた過去のノウハウの蓄積を軽視するようになっているように思える。失敗データベースなどにこの失敗は収録されて参照されるようにもなっていない。ゆえにまたいつ次のデカドア電車が現れるやも知れぬ。そういう時我々は声を大にしてこう言うべきである。「おめぇヒールはいてこれに乗ってみろ」
満員電車での対群衆ノウハウを忘れた鉄道会社
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「虚無への供物」中井英夫 1131
第一章
13『凶鳥の黒影(まがとりのかげ)』後編
結局、目白の“ロバータ”っていう喫茶店で、四人は再会します。
亜利夫、
藤木田老人、
久生、
藍ちゃんの四人です。
1954年12月27日です。
雨がいつの間にか白いもののちらつく空模様の午後です。
27日や28日の降水量の記録がないので、はっきりとはわかりませんが、
最低気温は1度前後ですから、雪が降ってもおかしくないでしょうね。
久生の様子が描かれます。
まず、漆黒のアストラカンのオーバー。
アストラカンとは、柔らかい巻毛のパイルで覆われたパイル織物のことです。
ロシアのカスピ海沿岸のアストラカン地方に生息する小羊の巻毛に似せているところからこの名があるそうです。
ただし、ニット生地にも同名のものがあり、ループ糸を編み込んでアストラカン状にしたもので、婦人用のオーバーコートなどに使われているので、どうもこちらの方みたいですね。
で、金と黒の交ぜ織りのスカーフ。
交ぜ織りとは、2種以上の異なった糸をまぜて織ることなので、まさに金と黒の異なった糸で織ったスカーフなんでしょう。
黒い手袋、黒いスエードのパンプス。
クロムでなめした皮の内側を、回転砥やサンドペーパーなどで磨いて起毛したものがスエードで、それつくられたパンプスだということですね。
この当時、銀座でファッションショーも行われるほどの戦後の復興を果たしていて、これを表してるのでしょう。
さて、藤木田は、久生に犯行を予測していたことについて尋ねると、
二十年前、昭和十年の十一月以来だと日付まで答えますが、
具体的な内容は言いません。
引っ張りますね。
一方、藤木田は、東京には遊びに来ているみたいなことをいいますが、
これもどうなんでしょう。
ただ、
この紅司の事件ともつかない変死には、
警察は介入しないと���うことが宣言されるようですね。
つまり、はっきりした答えはわからないということなんでしょうか?
ところで、藤木田は、
事件の起こる前から犯人がわかっている事件として『戸高(とだか)事件』を上げていますが、
調べてみると、
『菅生事件』のような気がします。
市木こと戸高公徳が犯人である公安警察による日本共産党を弾圧するための自作自演の駐在所爆破事件です。
でっち上げの冤罪事件でが、
これを例として差し込んだということは、紅司のことは、事件とも言えないということを暗に示しているのでしょうか。
久生は、
『鏡の国のアリス』『不思議の国のアリス』を例えたのだとごまかしますね。
王様の使者のマッドハッター(いかれ帽子屋)が罪を犯す前に牢屋へはいってるといいます。
なにか思惑があるのか?
というか、たとえが難しすぎますね。
それを聞いていた藍ちゃんが、
この前、たまたま開いたいかれたお茶会で、
マッドハッターには、名前の���じ八田皓吉をやらせればよかったといいます。
アリスには、名前も亜利夫だし、みたてて皆でからっかったといいます。
それを意識しないで亜利夫がアリスの台詞をしゃべるからおかしいといいます。
久生は、そのいかれたお茶会を開いたのが紅司だと聞かされてなにか考えています。
藤木田は、『不思議の国のアリス』がからんで着たことが楽しくてしょうがないみたいですね。
で、
やっと、藤木田の主導のもと推理が始まるみたいです。
まずは、状況の確認。
・二つの出入り口とも内側から鎌錠がかかっていた。
・窓には差し込みのカギささっていた。
・窓の外には厳重な鉄格子がついている。
・空気抜きの高窓には鍵はないが、6cm間隔で鉄格子がついている。
・天井、壁面、タイルの床などに仕掛けはない。
・ただし、死亡時刻には若干の誤差がある。
と、こんな感じです。
これ、密室殺人だとするとどうやるのか?
藤木田は、
紅司君が書こうとしていた「凶鳥の黒影(まがどりのかげ)」と題する小説の前編が、
憎むべき犯人によって自分の体でその前編を書きあげさせられた。
だから、
私達の手で、「凶鳥の黒影(まがどりのかげ)」の後編というか、
解決編を書き上げて、紅司君に捧げようと。
うまいこと言いますね。
以前紅司が書いていた数式と話を思い出しながら、
亜利夫は、「凶鳥の黒影(まがどりのかげ)」には、四つの密室殺人があって、
筋書き通りに進んでいくんだと。
だから、この小説にも四つの密室殺人がと言いたいのでしょうか?
しかし、藤木田はあっさりそれを否定して、密室殺人なんか、あの風呂場だけで十分といいます。
ところで、
藤木田が『ノックスの十戒』について喋っていますね。
推理小説の基本指針に従って書きますと宣言してるわけですから、この十戒を守って書くということなんでしょう。
でも、もし書かなければ、奇書ということにもなるでしょう。
このあたりが、この小説の奇書たる所以かもしれません。
特に今回は、
第三項、犯行現場に、秘密の抜け穴・通路が二つ以上あってはならない。
を上げています。
まあ、たしかに、抜け穴がありましたでは面白くないですから。
とりあえず、
藤木田は久生に現場を見てみるかと聞いてみます。
久生は、マイクロフト・ホームズのように推理だけでいいと言います。
で、
藍ちゃんの部屋のそとにある非常階段が使えるのでは、と尋ねますが、
錆びついてて使えないとあっさり否定されますね。
次に、裏木戸のことを尋ねます。
この裏木戸の外の道は隣家の私道とやらで、
しかも、簡単な掛け金一つでそれも垣根の外からでも簡単にはずせるし、
木戸をでたところは狭い坂道となって池袋へ向かう大通りへ出られる。
外部の犯行ならこの裏木戸からとも考えられるということなんでしょう。
お風呂場の中の蛍光燈が点滅した原因は、
単にグローが古くなっていたかもしれないが、
逆にいえば、何者かがグローを取り替えて古いものを取り付けていたことも考えられる。
また、土間を隔てた物置には、南京錠がかかっていたみたいです。
亜利夫たちが電話を掛けに駅へ飛び出してからあとのことは、
久生の作った時間表を読み上げながら、
死体発見の十一時過ぎの、藤木田さんと橙二郎氏、それに爺やさんの動向を確認します。
それで、ほんの一分くらいだが、死体のそばに誰もいない時間があったかもしれないということが判明します。
久生は、そういう状況がないと紅い毬も出てこないだろうし、お風呂に隠れていた犯人の逃げ出す隙もないと言います。
これで、久生の考えていることが大まかにわかりますね。
風呂場に隠れていた犯人が好きを見て逃げ出したと。
でも、隠れるところなんてないだろうし、
だいたい、赤いゴム毬が出てきたのか。
どうなるんでしょう?
主な登場人物としては、
橙二郎、爺や、蒼司、
それに
亜利夫、藤木田老人、久生、藍ちゃん
ですね。
この中に犯人がいるということでしょうか?
いずれにしてもかなり難しいと思うのですが。
つづく
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今住んでるマンションも実家も四つ辻に位置するから、色んな方向から帰って来れるのが面白い。でもだからかすごい覚えにくい。Googleマップが大活躍って感じ。大体の家はこんなにいろんな方角から来れないもんだからね。4つの方角から帰って来れるし、住所的には大阪市中央区と大都会だからそれぞれの方角にセブンイレブン、ファミマ、ローソン、業務スーパーと全部徒歩5分圏内にあるし、すごい便利だわ。だからこそ余計に混乱するんだよな。実家は田舎だから四角でもあとの二つの道はあんま使わないからそんな問題にはならなかったけど。
そういえばダイソーで買ったこの珪藻土のインソールも良かったなあ。右がインソール入りで左が無し。安物だから、ボコボコして全くクッション性がないのwでもこれ入れたら突然高級なパンプスってくらい歩きやすくなった。
この前実家帰った時、ドクターマーチンあったから、冬はあれ履くつもり。もう一足ぐらいブーツ買っても良いかもしれんけども、冬の靴には困らなそうで良かった。ちな冬服は姉家族が全部持って行ったらしいからないらしいwなんか姪っ子が今年高校生なんだけども、おばちゃんのお下がりでほんまにええんか?て心配になる。姉がいくら子沢山でお金ないとはいえ、思春期の子がアラサーおばさんのお下がり着てるなんて悲しい。つくづく、私は贅沢やったんやなって思う。まあ一番上の姪っ子は幼少期は長女だから全部新品だったんだろうけど。私は幼少期〜小学生までは全部姉のお下がりだったから。大学生でやっとほぼ新品の自分の服って感じ。姉のお下がりも一部着てたけど。幼少期から古着に慣れてるから、古着にそんな抵抗ないんだよな。ずっと古着で自分の服買ってもらえなかったからか、なんか服に執着心が強くて、服をついつい買い込んでしまってたし、今自分で作るようにさえなってしまった。でも姉はずっと新品着てたからか、服あんま気にせず、今は逆に私のお下がり着てるというw
ᙏ̤̫͚
あと最近のポケゴ日記。
レベル40突破しました。なんかレベル41になる条件があることに驚きなんだけども。1日で200匹捕獲が最難関という感じ。他のは確かに時間があれば自然と達成できるやつって感じだけども。コミュディぐらいしか機会ない気がする…でも念願のレベル40台なのでめちゃくちゃうれしいです。
先週は67km近く歩きました。そりゃ腰も痛くなるわ。ポケgoプラプラの特典カビゴンも無事げと。やっぱポケモン本場の日本ではポケゴが捗って楽しいです。ジム置くの結構大変だけどもw実家帰っても家からポケスト回せるのうれしい。できればジムにしたいけども無理かなあ。まあ駅まで行けばジムになってるけども。地元田舎やけどポケゴに執着した老人が発狂しながら攻撃してきそうでこあいw
今日のごはん。久しぶりに念願の台湾料理行きました。春水堂!ここのタピオカはめちゃくちゃ美味しい。今回はジャスミンミルクティーで。懐かしい味。このタピオカはよくテイクアウトもしてました。ラーメンもさっぱり脂っこくないからジャンクな感じが少ないし、スイーツも健康的な感じ。スタバよりこっちの方が明らかにいいと思うんだけども、スタバの方が長居できるからかやっぱ人気あるよねえ。
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帰京して、冬 2019
この12月ははじめの半月だけ日本に戻って、まさに駆け抜けるように過ごした。
うっかり赤信号を渡りそうになった。東京を歩いていたはずなのに、どんな小さい交差点もスクランブル式の、ロンドンでの習慣が顔を出す。目の端に映った歩行者信号が青くなったのを見て渡ろうとしたら、目の前の信号は赤かった。ロンドンで暮らし始めた頃は信号の仕組みに戸惑って、横断歩道ひとつ渡るにも、真ん中の安全地帯で何度か青信号を見送ることも少なくなかった。
自分がその扉を開けたものだから、ドアを引いたまま後ろにいた人に先を譲ったら、とても驚かれてしまった。ジェントルマンの国で、基本的にはレディーファーストが根付いていると言えど、現代のロンドンでは女性も男性も問わずに道を譲り合うことが多い。でもそんな国を知ったあとで戻った日本では、道を譲るという行為がむしろずっと珍しいことのように思った。
鼻をすする音は許されて、思い切り鼻をかむと視線を食らう日本。鼻をかむのは問題ないのに、すすっていると失礼とされるイギリス。レストランで食事が済んだら、席を立ってレジに向かう日本と、庶民的な店ですら席で会計をするイギリス。いくらでもペットボトルで緑茶を買える日本。どこでもミルク入りの紅茶を買えるイギリス。犬も歩けばコンビニに当たる東京。猫も杓子も公衆Wi-Fiに至るロンドン。
そんな、些細なところで、自分の中の「日本」と「イギリス」を見出していく。
きれいに髪を巻いて銀座の裏通りを歩いたら、これから同伴ですかと言われた、スカウトマンだったのだろうか。ソーホーやカムデンでナンパされることはあっても、水商売のスカウトはさすがに経験がない。東京なら安全って思っていたけれど、そんなの嘘だと思った。ロンドンに戻ってすぐのある日、夜11時の家路で、道端の車から降りてきた男の人を咄嗟に警戒した自分に気づく。日本の女性たちがどれだけ無意識に防衛本能を起動していることか、それは東京しか知らなければ、本人すら気づく術がない。
飲食店でのサービスが極めて整っている日本から見れば、ロンドンに驚かされることもたくさんある。ロンドンでは、グラスから飲み物がこぼれに溢れて外側がベタベタで渡されさても、怒ってはいけない。店員がテーブルを拭くという習慣だってちゃんとあるのだけど、日本の掃除のクオリティにはかなわない。カフェで自分が使った食器を自分で戻すのは日本だけ。空いている席に前の人の食器が残っていても、気分を悪くするほどのこともないのがヨーロッパ。
いろんな色がついた薄い酒を永遠に重ねる日本。一発きりっとエールかワインを決めるロンドン。東京の女の子はスカ���トにパンプスにブランドもののハンドバッグ。ロンドンの女の子はスキニーにショートブーツと革のサッチェル。デートは男の子がおごるのがステータスな日本。食事代はきっちり割り勘か交互に持つイギリス。
どっちも良くて、どっちも悪い。わたしの心の中の天秤は、揺れに揺れる。
クリスマスの午後、わたしはプリムローズ・ヒルまで散歩に出かけた。この丘はロンドンの街を一望できる場所で、ロンドンっ子の休日の定番スポットだが、近年ではインスタグラマーや観光客のものになりつつある。朝から雲ひとつない快晴の穏やかな日で、わたしは空いたベンチに座って冬の締まった空気を楽しみながら書き物をしていた。ほどなくして、わたしの座るベンチに日本人3人組が座り合わせてきた。
同じくらいの年頃と思しき男性が「お〜ここ空いてる、水たまりで何か汚ねぇけどいいかな?」と一緒の女性2人に呼びかると、わたしに断ることもなく座って、携帯でクリスマスの音楽を爆音で流しながらお酒を飲み始めた。わたしに退いてほしいんだろうと思ったけど、先に座ったのはわたしだし、と思ってしばらく書き物を続けた。男は電話がかかってきて席を外して、女子2人の会話がしばし流れる。
10分20分たって男が電話を終えて帰ってきた頃、わたしはあらかじめ決めていた帰る時間になったので、あくまで自分のペースでPCをしまって立ち上がった瞬間、男性が秒速で「おっしゃ空いたぜ広がろうぜ!」と大きな声で言った。遠ざかりつつ、あまりの速さに辟易したところで、女性たちが「あの人、日本人じゃない?」と話すのが聞こえる。男性も「え、今の日本人だった?」と繰り返す。
3人の挙動に、ちょうどわたしが思う日本の嫌いな部分が全部詰まっていた。
あなたがたは、この公園静かでめっちゃ好きー!と言ったけれど、あなたたちがうるさいのよ。ベンチで相席になるときには、声をかけるなり、目配せするのが英国式だ。女子2人の会話は、パブでナンパしてもらって彼氏を作りたい話、日本は治安が良くて酔っ払っても大丈夫という話。はて、最近だと諸外国において、日本に旅行する人々に対して’飲み物に薬を盛られる被害に気をつけろ’と注意喚起が聞かれるくらいなのに、のんきなものだ。そして、あなたがたの見立て通りわたしは日本人だけれども、だったら何なのか。
でも日本にだって、たとえば新幹線で隣の席に座ってもよいかと声をかけてくれる人はいる。彼女たちを見て、どこにいるかじゃない、自分がどうあるかなんだな、と思った。環境が人に及ぼす影響も大きいけれど、とはいえ、東京にいる、ロンドンにいるってだけで、人は変わらない。東京で、何を見るのか。ロンドンで、何を思うのか。
ロンドン生活も4年目、と言っても、わたしは今まで定期的に一時帰国を挟んでいて、これまでだったら信号機を見誤るようなことはなく、日本に戻れば瞬時にモードを切り替えられたもので、はたまたロンドンに戻ってもすぐにはギアチェンジをできずに異邦人の感を持ったものだった。でも今回初めて、すぐには東京に適応できなくて、ロンドンには瞬時に馴染める自分が現れた。そこまで来ると今度は、ロンドンという街に嫌気がさす日だって来るだろう。
たとえどこにいようとも、自分がどうありたいか、それを大事にしようと強く思った。
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◇PINKO(ピンコ)◇パンプスが入荷しました。
定価:104,500円(税込)⇒SALE価格:73,150円(税込)
弊社通販サイト商品ページ⇒http://www.gallery-jpg.com/item/PC8902-02S/
2023年SPRING&SUMMER SHOW SAMPLE
MADE IN ITALY
素材:生地使用
カラー:ブラック×ゴールド
サイズ:37(約24.0cm)
ヒール高さ 約12cm、甲周り 約12cm
(平置きの状態で測っています。)
ヒールのアッパー(外側)部分は生地にシワ加工を施した上に、メタルゴールド色の箔をプリントしてヒビ割れを表現したデザイン。
ポインテッドトゥ、12cmピンヒール。
アヴァンギャルドな見た目をした主役級のパンプス。
ショーサンプルならではの、なかなか珍しいデザインです。
在庫ラスト1点です。
再入荷の予定はありません。
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Lily 2022
ちょっとゆうちゃん、なんでこんな変な動画ずっと流してるの? こんなの変えちゃってくださいよお姉さん!
二軒目に訪れたのはカウンターだけの、真新しい中華の店だった。先客であり店長の友人、端の席に陣取って甲高い声でのべつ幕無し喋り続けていた杏奈が、もう片方の端に座った私とゆりに声をかける。ゆりは苦笑しながらリモコンを手に取り、テレビに映っていた画面を止める。動画をザッピングするゆりが見つけたのは宇多田ヒカルの作業用BGMの動画だった。
あっ、宇多田があるよ。と、ゆり。
いいね。と、私。
いいですねお姉さんそれにしよ! ていうかカラオケしよ! と、杏奈。
宇多田は俺も女性アーティストの中では唯一聴く歌手ですね。と、店長。
一曲目が流れ出す。
(ありがとう、と君に言われると なんだかせつない)
聴き慣れたフレーズを、誰にも聞こえないように口ずさみながら、今年は宇多田ヒカルが流れるのだなと思った。
去年、私とゆりの間を流れたOasisのことも思う。オアシスだね、と、流れる音楽を捕まえようとするかのように天井へと顔を上げた、クリスマスの日のゆりのことを思い出す。去年、向かい合って座った私たちは、今年、肩を並べてカウンターに座っている。
(The flavor of life.)
「初めて会ってからもう一年経つんだね」
「そうだね」
「あっという間だった。今年は何してたんだろう、息してるうちに終わっちゃった」
「小説を書いたでしょ。それに、住む場所を移すことはとてもエネルギーがいることだよ。息してただけなんてそんなことない」
一年ぶりに会ったゆりは髪が伸びて、深いキャメル色をしたイヴ・サンローランのコートを着ていた。神楽坂のスターバックスで待ち合わせ、二人で坂を上り、私がずっと行きたかった一軒目のバーのカウンターにて、私には葡萄のお酒を、ゆりにはジントニックを。
地元での暮らしはどう? と聞かれて、私はお酒を一口飲み下す。口の中に葡萄の香りがいっぱいに広がる。
「私の良さが一切生かされない感じかな」
答えると、ゆりは少し顔をしかめて、わかるよと大きく頷いた。
「持って生まれたものを褒められる場所と、後から獲得したものを褒められる場所の二つがあって、田舎は多分持って生まれたものを褒められる場所なのね。だけど私たちにとっては、後から獲得したものの方が大事でしょう。文章を書くことだってそう」
そう言って、ゆりはジントニックをくっと呷る。
「私が都会にいて、大事だと思っていたことは、あの場所では何にも、取るに足らないものだった」
カウンターに肘をついて、私はぽつり呟く。
「東京に来たらいいじゃない」
ゆりが軽やかに言った。私は振り向いて、えー? と笑う。するとゆりは、いや冗談抜きでさ、と返してくる。
「家賃がそんなに高くなくて、都心にも行きやすい物件ならいくらでも紹介してあげるよ」
悪戯っぽく笑うゆり。
文章を書くこと。
もうどれだけの時間、その行為から遠ざかっていることだろうか。どれだけの間、私は私の手足を封じられ、東京にまで行って初めて本音も喉から出て来れるような、こんな状態になってしまっているのだろうか。故郷の冬に体は冷えて、感情も、思考も、言葉も、喉元と心臓で凍りついてしまう。心は重くなっていくばかり、まるで傘に雪がゆっくり降り積もっていくみたい。
夏の盛りに、私は故郷の町へ戻ってきた。望んだ異動だった。望んで帰ってきた場所だった。家族との時間は穏やかで、あたたかい真水の中に体を浸しているようだった。ここで私は生を取り戻すのだと思っていた。
けれど、どうやら違ったようだった。日を追うごとに私は真水の底へと沈み込み、ぷくぷくと泡を吐いて、吐き出せなかった酸素の分だけ息が苦しくなっていく。手足には錘がついて、水面に上がることも難しく、……
ガタン、と突然音がして、私は体を震わせてキーボードを叩いていた手を止める。
屋根から落ちた大きな雪が窓にぶつかってきたようだ。
東京から戻ってきてすぐに故郷の天気は吹雪に変わった。今年いちばんだという寒気が空に留まり続けて、雪は夜の間も降り続き、この朝を起きると世界は真っ白になっていた。その世界の中をなおも埋め尽くそうとする灰色の雪の群れに視界は烟る。浅いホワイトアウトの予感にも人間一人ではなす術もない。
(さようならの後も消えぬ魔法 淡くほろ苦い)
何の話をしていたんだっけ。
「今日はお友達だけの日だったんですか?」
「ああ、彼女たちは昔一緒にバイトしてた仲間で、もう10年くらい……あれ? みんなってもう30代?」
「にじゅうだいー!」
店長が振り向いた先で杏奈が絶叫する。その声の大きさに思わず瞬きをしてしまう。それからワイングラスに手を伸ばして、ふっと、笑ってしまう。
そんな20代ではなかった。杏奈と私では、過ごしてきた20代の模様は何から何ま��違っていることだろう。綺麗な女友達に囲まれて、水を得た魚のように、機関銃の如く喋り続けている杏奈のことを少しだけ羨ましく思った。そんな20代ではなかった。だけどそれは、そうでしかあり得ないことだ。杏奈と私は違う人間で、違う体を持って、違う視界を持っている。足元に伸びている道も違う。私も杏奈もただ自分の道を通ってきただけで、むしろ、こうして同じ夜に同じ店で偶然にも出会ったことが、それが、奇跡なのだった。
「私ももう29だよやばいよ!」
まるで30代が来たら世界が終わるかのように叫び続ける杏奈にまた笑ってしまう。別に30代が来たって、大丈夫だったよ。日々はただ続いていくだけだよ。そのうちに自分が30代であることにも慣れていくよ。
そうしていろんなことを忘れていくよ。
20代は10年全てを都会で過ごした。雪の降らない冬を知った。スニーカーで過ごせる冬に、からりと晴れ渡る冬に、心の底から感動した。都会に生きて、私が第一に得たものはこの明るい冬で、それが、最上にも近いほど大切なものだった。
心にふたつの冬がある。これだけは、持って生まれないとわからないこと。
都会の冬に身を置いて、その煌めく幸福を噛み締めながら、故郷の深い冬を思い、無心を目指して、私にはこれなのだと、これしかないのだと祈って、長い長い小説を書いていた日々。それしかいらないと思っていた私だけの時間。
記憶の中の故郷の町をあんなに愛していたというのに、今はどうして。
「やっぱり思うんだけど」
帰り道の神楽坂には冷たい雨が降っていて、私の傘にゆりを入れて、飯田橋駅へと向かう。雨音の中にゆりのパンプスが鳴る。歩き出してすぐに、ゆりが私を見ずに切り出す。
「文章を書くには心が動く必要があって、心が動くときっていうのは、人と会ったときなの」
うん、と私は傘の中で頷く。
「だから、今日のことを書いてみて。それでもしも、書けたものが去年よりいいものじゃなかったら、あなたは都会に来ることを考えた方がいいと思う」
ゆりはきっぱりと言い切る。
「自分の能力を維持するために、あなたはもっと苦しむべきよ」
東京はどこに行ってきたの? と、両親の声がする。
東京は、神楽坂に。私は短く答える。
(どうしたの? と急に聞かれると ううん、なんでもない)
ゆりの言葉を手帳に書き記しながら、部屋の中に宇多田ヒカルが流れ続ける。
(降りつもる雪の白さをもっと 素直に喜びたいよ)
(自分のためにならないような 努力はやめた方がいいわ)
(I love you more than you’ll ever know)
風の音に顔を上げる。立ち上がり、カーテンに手を伸ばす。
雪が止むことはない。ここはもうすぐ閉ざされてしまうだろう。
ふと、何もかもは夢だったみたい。神楽坂の喧騒も、赤い灯りも、お酒や料理の味も、杏奈の声も、ゆりの声も、あの夜の全ては、この灰色の雪にかき消されてしまう。
“今日のことを書いてみて”
だけどゆりの声がするのだ。
何もかもを夢だったと、思ってはいけない。彼女のことを夢だったと、片付けてしまってはいけない。
いつやめてしまってもいいと思っていた。もう書けないし、書くこともないと思っていた。私にそこまでの切実さはないと、本当はそんなもの始めから持っていなかったと、だから、私がやめてしまったところで誰も困らないし、誰も気に掛けることはないし、それでいいと思っていた。この真水の世界で私はどうにか私自身の方を順応させて、家族と共に生きていけるならそれでいい、それがいいのだと思っていた。
だけど、まだこんなに、悔しいことが。
悔しいことがたくさんある。
消えていく音の中で、私はひとり、これしかないのだと祈っていた若き私を思い、書いてみてと声をかけてくれたゆりの横顔を思い、画面に向き直り、キーボードに指をのせる。
まだ、雪が止むことはない。
Lily 2022 / 20221219
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「今月の1足」vol.6
こんにちは!
靴下屋エスパル仙台店スタッフのわらさんです。
仙台はすっかり秋モードで、長袖やブーツを身に着けている方をちらほら見かけます。
実家が秋田県なのですが、秋は一瞬ですぐ寒くなってしまうので仙台の気候は過ごしやすいな~~と毎年感じています。笑
今回ご紹介する靴下は秋を感じられるものとなっております🍂
肌寒くなってきた足元にぴったりな靴下です。
ぜひ最後までご覧くださいませ。
スタッフプロフィールは当店のInstagramをぜひご覧ください↴
靴下屋エスパル仙台店Instagram
⇣⇣ Let’s Go ⇣⇣
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Pick up by あみゅー
1×1細リブショートソックス¥715(税込)
(カラーは76.オリーブベージュ着用)
おすすめポイント
★肌にあたる表糸は綿100%。さらっとした履き心地です。
★薄手なので、バレエシューズやパンプスにも◎
スニーカーにも合わせやすく汎用性も◎
★丈は短すぎず、長すぎずなのでロング丈のボトムとも相性◎
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Pick up by konamiko
多色チェックソックス¥1,045(税込)
(カラーは44.ワイン着用)
おすすめポイント
★薄手の綿素材なので今の季節にちょうど良い!
★ベーシックなチェック柄で取り入れやすく、一気に秋らしくなります🍁
★ローファーやバレエシューズとの相性抜群!
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Pick up by なっぱ
ドローイングフローラルソックス ¥1,045(税込)
(カラーは01.オフホワイト着用)
おすすめポイント
★シンプルな花柄がコーディネートのポイントに。
柄物初心者の方も挑戦しやすいデザインです🌞
★綿素材なので1年通して履ける!
丁度良い厚みでパンプス、スニーカーとの相性抜群!
★足首部分はゆったりしているので、ゴム口のしめつけ感が苦手なかたにもオススメです。
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Pick up by ayaka
30デニールプレミアムタイツ ¥880(税込)
(カラーは46.エンジ着用)
おすすめポイント
★肌に吸い付くような優しいフィット感で履き心地◎
★カラーバリエーションが豊富。着用しているエンジはコディネートの差し色におすすめです。
★ストッキングでは肌寒いという方におすすめ😊
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Pick up by わらさん
単色チェックショートソックス ¥990(税込)
(カラーは45.プラムワイン着用)
おすすめポイント
★ワントーンのチェックがシンプルでかわいい♡
★ゴム口部分までチェック柄なところが推しポイントです。
★他のカラーも本当にかわいくて、全部ほしい、、、。
無地スカートやシンプルなお洋服に合わせやすいです!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
いかがでしょうか。
今月もご覧頂きありがとうございます!
半年間「今月の靴下」にてスタッフレビューを投稿しましたが、今月で一旦終了となります。
また機会があればゆるりと投稿したいなあと思っています。
わらさんでした。
当店はオンライン接客もスタートしました。
ご来店が難しい方はぜひお気軽にお申込みください。
お申込みはこちら
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
#靴下屋
#靴下好き
#autumn
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このままじゃ薄給すぎて一生親元から離れられない!って危機を感じて転職活動始めました。髪の毛を黒に染めたのなんて高校生ぶり。私黒髪似合うなあってちょっと感心してた。青、桃、金、灰、菫、紫、ベージュ。あ、あとミルクティ。欲をいえば緑もやっときたかったけど色落ちがさっいこーに汚いのをお母さんの髪色で知っているのでやめといた。お母さんはイエベだし私と似ずに派手顔だからそれはそれで似合っていたけれど。なんていうの、錆色?忘れられた森属性みたいな色。もう1回桃色でもやって量産型地雷系で生きとけば良かったかな。なにはともあれ墨よりも黒い、ざ!黒!になってしまったのでどうしても第一希望の職場に通りたい。リクルートスーツどこにしまったっけなあ。就活パンプスのヒールは抉れてた気がする。化粧もうすくしなきゃ。無事転職が成功したら飽きるほど相談に乗ってくれた憧れちゃんにモロゾフのプリンかパブロのチーズタルトをお土産にありがとうの花束でも贈ろうと思う。
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06290036
人は歳をとって大人になって、突如生きる意味を考え始める頭の悪い生き物だ。今まではずっと、目の前に道があると言うだけで夢中で進んでこられたのに、途端に道をどう進むのか、どう歩くのか、何も分からなくなる。いい歳になって皆迷子になって、生きる意味を、他者に求める。
親のため、子供のため、恋人のため、社会、会社、世界、己のため。別に理由はなんだっていい。何か理由がないと生きていてはいけない、そんな強迫観念に駆られるのが、大人だった。
いつも不安定だった母は、事あるごとに私に対して、「私の生きる意味はなんだ。」と問うた。その答えはいつも決まって、「私のためでしょ、お母さん。」だった。それ以外の答えは、たとえそれが正しいとしても母にとっては間違いで、秩序を乱すものだった。
「私はどうして生きてるの。」
「私のために、しんどいのに生きてくれてるんでしょ?お母さん。」
「そうよ。あなたを産んだから私は、ずっと色んなものに囚われて、生かされてるの。分かる?生きてるんじゃない、生かされてるの。」
「無理やり、って事?」
「あなたを産んだ時、まさかあなたみたいに出来の悪い子が生まれると思ってなかったの。私を支えてくれる、いい子が生まれると思ってたのに。可愛げもない、頭も悪い、性格はひん曲がっていいところなんて一つもない、今までかけてきた塾とか習い事の金も全部ドブに捨てたのがあなたよ。」
「......。」
私が大人を諦めるには、十分すぎる要素がそこにはあった。大人は、何かがないと生きる理由さえ見つけられずに不安定になる。馬鹿らしい、と冷めた私の目が気に入らなかったらしい母の振りかぶった手が、頬に当たった。
母を家政婦扱いしていた父は、外に女を作って楽しい人生を歩んでいた。いつか酷く酒を飲んで帰宅した日、父がリビングで、その女と電話をしていた。
『あぁ、そうだよ、俺は君のために生きてるんだ。』
『君と、君の子供、俺が大事なのはいつだってそれだけだよ。』
愚かな血が私の中に半分流れている、そう認識した瞬間、晩御飯を全て嘔吐して布団の中で声を殺して叫んだ。思えばそれが、人生で最後の激情だったのかもしれない。言葉にならない感情が喉を焼き切って、耳障りな金切り声に変わって漏れ出る。
世界に対して、怒りも失望もない。ただ、終わらせてほしい。とそればかりを願いながら、終わらせる勇気もないまま、毎日変わらない電車に乗り、存在感のない会社のデスクで、AIに取って変わられそうな仕事を黙々とこなし、一人で帰宅して、生命維持のために食事をして、眠る。
自分を慰めている最中、ふと過ぎる「何のために生きてる?」を、いつも無視して、グチャグチャに丸めて、捨てて、燃やして、脳内から追い出してただ快楽に溺れていた。答えのない問いに、答えを求めずにいられない欠陥を、私の脳に認めたくはなかった。他者に、己の人生へ介入される怖さを、私は身近の人間を見て痛いほど学んでいた。一人で立ち、一人で歩き、一人で休み、一人で死ななければ、私の人生が崩れる。と、折れかけた心に無理矢理板を沿わせ、有刺鉄線で武装して歩いた。
こんな様子じゃ、恋愛、なんて上手くいくわけがない。もはや、意味すらわからない。与えるもの、与えられるもの、それ以上に、人生を変えられることが怖い。その人の生きる理由に、私が当てはめられたとしたら。私は離れられない呪縛に苛まれたまま、その人が狂っていく姿を、見続けなければいけない。
こっちの気が狂いそうだ。
だから私は彼に出会った時、はっきりと伝えた。
「私は、貴方が好き。だから、貴方が私を好きになったら、幸せよ。でも、その先はきっと、ただ落ちていくだけ。愛情が目的を果たすための道具に変わって、その先どうなるのか、分からない。怖い。」
彼はきょとん、とした表情を見せ、そして、へらりと何事もないように笑って、「それなら、幸せを積み重ねて、全て満たされたら死のうか。」と言った。
「貴方の気持ちが変わらない保証はない。」
「それは示しようがないからな、仕方がない。」
「変わらない、好きだ、そんなこと言って皆変わってきたわ。私は愛されるために、皆の気にいる姿で、皆の欲しがるものを何でも提示してきたのに。」
「それでも人は変わるんだよ。人の心は理屈では動かない。Aを押せばAと打たれる、それは機械だけ。」
「理解出来るけど、理解出来ない。」
「怖がりだね。君は諦めたいのに、人間に希望を持ってしまう優しい人だ。」
後日彼が持ってきたノートに、私は一つ一つ、彼と叶えたいことを並べていった。
有給を取って、昼間から映画館に入り浸る。
何でもない日のパーティーをする。
心ゆくまでセックスする。
砂浜でお城を作る。
海で人魚姫ごっこをする。(浮き輪必須)
行きたかったフレンチのディナーに行く。
アビィロード風の写真を撮る。
「君、案外可愛いところあるね。」
「うるさい。だって、どうせなら叶えたいじゃない。」
「...これは?『一日褒められて甘やかされたい。逆のこともしたい。』って。」
「そのままの意味。お姫様にもなりたいし、王子様にもなりたいの。お分かり?」
「はは。仰せのままに、姫。」
彼の両親は、幼かった彼を連れ、綺麗な海の見えるところへ旅行に行った帰り、一家心中を図った。よくある、車中での練炭自殺だった。そして、運良く、運悪く、彼一人が助かった。彼の記憶の中では、仲のいい、家族だったらしい。
だから彼は私に必要以上に家族の話をしないし、聞き出してもこない。人の痛みに敏感な人は、いつだって己の放つ言葉の意味を、力を、ちゃんと把握している。彼に惹かれたのは、そんな些細な気遣いを、当たり前のようにしてくれるからだった。
彼の心の傷を暴いて共有することを、私は助け合い、とは表現しない。彼は彼の中の秩序を守るために理論武装をしているはずだし、私は私の中の秩序を彼に押し付ける気はない。彼は、私の話を真剣に聞いてくれる。彼なりの意見も話してくれる。分からないとか、興味がないとか、流すようなことは決してしない。
それで良かったんだ、と、私は彼に出会ってようやく、今まで周りにいた大人たちの過ちに気付いた。混ざり合うことで一つになる、なんて馬鹿らしいにも程がある。個々が存在し、時折干渉する中で生まれる温かみ、それが永遠になれば、それで良かった。
私は彼と共に、幸せでありたかった。
その思いに、揺らぎはない。はずなのに。
「やっぱり怖い?」
とうに靴を脱いだ彼がビルと空の境界線に座り、目下の死を覗き込んでは人の小ささに驚いていた。縁側に腰をかけたようなその姿に、私は動揺が隠せない。
「ぜーんぶ、やり終えるのに3年掛かったね。案外早かったけど、君はどう?」
「...分からない、」
「ノートがあんなに増えるとは思わなかったなぁ。」
「そうね、」
遺書、は書かなかった。辞世の句、も趣味じゃない。この世に残すものもなければ、残したものを読む人間も、私にも、彼にもいなかった。彼はふらりと立ち上がり、コンクリートを裸足で歩く体験に口角を上げている。
「人をね、信じないぞ。って顔をした君を見た時、今まで色んな人の心ない言葉に傷付けられて、剥き出しのままひたすら歩いてきたんだ、って思ったんだ。」
「......」
「だから、その手を引いたり、引き留めたり、絡めたり、脇道に逸れたり、色んな世界があることを伝えたくて、君の手を取った。」
風が吹いて、彼からふわり、と微かにフレグランスの香りがする。ほんのり甘いホワイトムスクの香りは、私が今日の朝ベッドで眠る彼に振りかけた、お気に入りの香水だった。
「その相手に死んでくれ、って頼まれるなんて、貴方も災難ね。」
「...君に出会ってからの人生、楽しかったよ。人を好きになることで、人生が変わるとは思わないけど、でも、君は確かに、僕の人生を彩ってくれた。だから、幸せをそのまま来世まで持っていこう、って提案も、構わなかったんだ。」
「私のせいで、死ぬの?それとも、私のために、死ぬの?」
「君のためじゃない。僕の幸せのために、時を止めるんだ。」
後ろ手でフェンスにしがみついたまま彼を睨んでいた私を見て、彼は苦笑した。最後まで八つ当たり、と思っているんだろうか。
「今日のワンピースは、海の近くのお店で買ったね。」
「...派手な色はあまり着ないのに、貴方が、楽しそうに選ぶから、夏になるたびこれを着る羽目になった。」
「今日の靴、君の誕生日に僕がプレゼントしたパンプスだね。」
「気に入ってるの。私の好きな色で、履きやすくて。」
「安かったのに。君、同じ靴ずっと履いてるから、気になってさ。」
「安くても、いいの。貴方が私を思って、何の見返りもなく行動してくれたのが、嬉しかった。」
眼下で嫌みなほど煌めく街の輪郭がぼやけて、光の球がゆらゆらと蠢く。頬を濡らす何か。
「ねぇ、」
「ん?」
「私、貴方に死んでほしくない。どうすればいいの?」
私の頬を撫でた彼の顔は困った表情を浮かべている。こんなにも胸が苦しいのは、私の身の丈に合わないような幸せを詰め込んでしまったからだ。誰かの不幸の上にある幸せを、こんなにも嬉しそうに抱きしめてしまったからだ。
「死ぬのは、簡単だよ。ここから飛べば一瞬、車中で5分眠っていれば、そのまま。」
「わかってる、だから貴方が死ぬのは、嫌なの、」
「君と一緒に幸せ持っていけるなら、寂しくないよ。本音は、何?」
「私、死にたくない。幸せが無くなるのが怖くても、それでも、貴方と生きてみたい。」
「...よく言えました。」
彼がひょい、と私を担ぎ上げ、そしてフェンスを乗り越え生きた世界へと二人戻る。同じコンクリートなのにこんなにも違うのか、と、地面に足をついた瞬間へたり込んでしまう。合わせて体育座りになった彼が、私の顔を見て、「鼻水出てるよ。」と笑う。腹いせにワンピースで拭いてやれば、余計笑う彼。
「帰ろう。今日はグラタンにしない?」
「グラタン?」
「そ。初めて食べた君の手料理、エビグラタン。」
「...作るの、手伝ってね。」
「分かった。作りながら、明日は何をしようか、二人で考えよう。」
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生きている
突然の病気発覚から、1か月ちょっと経って、山ほど検査をして山ほど体に管を入れられ、管が一つずつ減って行って、退院した。
コロナのご時世に何病気になっとんねん空気読め、ということも思ったりもするが、こういう面で人間が空気を読めて行動できるのなら、生老病死のうちの4/3は克服できてしまうわけで、まぁ空気を読めないことをどうこう言っても仕方がない。
本当は、症状が気になりだした秋の早めに病院に行っていれば、私も主治医の先生も楽だったかもしれないしコロナ的にもタイミングが多少マシだったかもしれないが。秋はもうあまり覚えてはいないがひどく仕事が忙しくて大変だったので、無理だった。要するに何となく一段落ついたタイミング、色んな仕事で架けた橋がまぁ流れ出したな、というタイミングだったので、嫌な予感しかしない病院にとぼとぼと行ったわけだ。
左足がどうも思い通りに動かない、と自覚がしたのは、多分7月ぐらいだったと思う。コロナ流行による移動自粛期間に毎朝散歩をしてた時にはむしろ超快調で、このまままだと日光街道を通って日光に行っちゃうんじゃなかろうかと心配になるぐらい歩いていた。
自宅から四方八方に向かって、あまり人がいなくて面白そうな道を探して歩きつぶしてどうしようかな…でももう夏になるから歩いたら死ぬんじゃ、と思ったのと、何か足の動きが変だなと思うタイミングがだいたい同じだったように思う。で短い散歩習慣が終わった。
何か歩きづらいな…とは思うが、日常生活に支障が具体的に出てきていたわけではないので、足を引きずって歩いて「どうしたの?」と言われたり。人から見て気になるレベルなのはやっぱりこちらとしてもナーバスになる。更にどんどん、靴が履けなくなった。バレエシューズやパンプスなどの足の甲を覆わないタイプの靴を履くと、靴をばーんと飛ばしちゃう感じになる。今思うと左足に出ていた神経麻痺が原因だとすごく理解できるのだが、当時の私にそんなもの分かるわけがなく、漠然とした不安が積みあがるだけの毎日で、まぁ全然歩けないわけでもないしなーと、忙しい日々に取り紛らせてやり過ごしていたのだ。コロナなのも良くなかった。家から出歩かなくても何とかなることが増えていた。
ただ、パソコンでガシガシと原稿を書いたりしてる時に左手のキータッチのミスが増えていたり、左手の肘が机から何時の間にかズリっとずり落ちたりする時があった。あとは左肩に背負わせているかばんを、何かの拍子に突然「ぼたっ」と床に落としたりしていた。普段から鍛えてないくたびれた中年のオバハンなのでそういうアホなことは全然、老化の想定内、という感じだったのだ。
とはいえ、ある日、打合せで伺った映像作家さんの事務所で脱いだスニーカーを履くのにすごく手間取ってもざもざとしたのを、恐らく気付いてたけど善意でスルーされたのに気づいて、その週末に脳神経外科のクリニックに行ったのだ。そのぐらい日常生活からは逸脱した状態になっていたということだから。
行った脳神経外科のクリニックの割と感じの悪いオッサンの医者から「まぁCT撮んなきゃわかんないからね、診察は来週水曜ね~」と言われ別の検査専門クリニックで土・日とCT&MRTを取った日曜の夜に、クリニックから「もし可能なら明日でも良いから来てほしいんですが」という電話がかかってきた。
ええ、なに?わたし死ぬの?
脳外科のクリニックに行ったのは、Googleで検索すると、足のしびれが続く人は脳外科です、という検索とともに、くも膜下出血だの脳出血だの怖い病名が並ぶ。なので脳外科クリニックに行ったのだが、でも。
すぐに来いということはもう死ぬの…?
まぁでも死ぬなら病院で死なないと面倒らしいしなぁくも膜下出血とか一人暮らしの私が部屋で起こしたら事故物件になっちゃうしな、ぐらいのテンションで恐る恐る行ったら、ひどく感じの悪いオッサン医者じゃなく、すごく感じの良いミドルエイジの女医さんが現れて、ああよかった、来てくださって、と仰った。で、腫瘍ができています、と。
腫瘍。はぁ。私、そんなドラマチックな病気になるタイプじゃないのになぁ…と思ったのだ。
でも、幸い?なことに脳腫瘍のなかでは格段に地味というかよくあるタイプの脳腫瘍で、恐らく悪性でもないだろうと、もちろん調べないと分からないけれど、と。
手術をして取ることになります。脳を開きます。病院なんですが、ご希望はありますか?と言われた。希望の病院なんて分かるわけがないが、一応診察券を持っている大きな病院を2件上げてみたが、うーん。となった。
お医者様は、もしお嫌ではなければ私の母校の大学病院ではダメでしょうか、と言う。聞けば東京医科歯科大なので否を言うことは何一つない(信用に足るという意味で)。その場ですぐに担当医(先生の先輩先生)に連絡をしてくれて、もう翌日の午後に診察予約を入れてくれた、打合せ2件やった後に。
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死ねない女の子たち、30歳くらいの
寝過ごした!と思って大慌てで起きたらまだ六時だった。
月曜の午前を台無しにしてくれるはずだった台風が東京からはとっくに立ち去って、窓の外が白く明るい。
ふざけんな、と声に出してみる。期待していたのに。ぬか喜びさせやがって。ふざけんなよ。社会生活を台無しにしてほしかったのに。ばか。ばかー。
シャワーを浴びて出社の身支度。顔面にパックシートを貼り付けてきびきび動く。ストッキングを穿く。髪を雑にブローする。夜になんとなく作ったまま食べる気がせず、ボウルのまま薄暗い台所に放置していたパクチーのサラダを発見。お昼ごはんにしようと思ってタッパーに詰めていたら、漫画の中で死んじゃった女の人のことを思い出した。
『サプリ』の終盤で、広告代理店でバリバリ働いている女の子で、28歳か29歳で、よく稼いでいる。美容師の卵の彼氏と暮らしていて、彼氏はヒモで、そのヒモには明らかに浮気の気配があって、問い詰めたら出ていっちゃって、その子は興信所に頼んで彼を探していたんだけど、そしたら浮気のことだけじゃなくて、彼女に話していた経歴とか勤務先もみんな詐称だった。彼女のバリバリという働き方はサクサク切り捨てていくことで保たれるバリバリで、執着とかスキとかキライとか情熱とかは非効率的だからって、仕事はもちろん無駄をサクサク省き、プランをサクサク進め、生活でも「迷ったらこの水」とかって決まっていて、すごく効果的に回しているんだけど、嬉しいとか嫌だとかの引っ掛かりがなくてつるんとしちゃって、だからきっと彼氏のことは唯一の引っ掛かりだったんだけど、唯一そこに引っ掛かって生きていられたんだけど、それが全部ウソだった。彼女はすごく落ち込んで、会社をしばらく休んで、でもその後ちゃんと回復して仕事に復帰して、元通りバリバリ上手に仕事を回して、そんなふうにしばらく働いてから、急に首を吊って死んじゃった。
初めて『サプリ』を読んだ時、わたしはまだ21歳とかで、28歳とか29歳の女性は女の子じゃなくて女の人で、大人の女の人がそんなことで死んじゃうのってよくわかんなくて、だって死んじゃうのって子どもみたい。そんな、死んじゃうほどのことなの? って感じで、正直全然理解できなかった。まあ、男の人のことで死んじゃうこともあるのかもな。でもそれってさすがに弱すぎない? なんて思って。
でも、今27歳で、28、9歳の女性なんか普通に女の子に見えて、もちろんそれはわたしが社会的に未熟で幼稚だから人を評価するのにそういう内面的なところを見る割合が大きすぎるせいかもしれないけれど、でも30歳くらいの女の人たちの弱弱しい部分、心の柔らかい部分のことがよーく見えてしまって、みんなそれを抱えきれていないのがなんだか頼りなくって、この年齢になってかえってそんなことばっかりがどんどん目に入るようになってきた。この子たち、この女の子たち、死にうるな、と思うようになった。ぜんぜん、死んじゃうよな。引っ掛かりがなくなっちゃえば、すぐにでも死にうる。
子どもの頃は多分、自分のことがわかんなくて、ぐるぐるになって癇癪を起こしてそれが存在を破裂させちゃって死んじゃうんだけど、大人になると、しぼんで死ぬっていうか。しぼんで、なくなっちゃうと、死ぬ。
なくなっちゃわないように、いろんな固くて強いものを取り込んで内側から支えるんだけど、その固い強いものたちだってなくなっちゃうときはなくなっちゃうので、普通に死にうる。親への責任と��、社会的価値とか、義務とか、目標とか。友達とか。なくなれば死ぬし、なくなりうる。
わたしだっていい大人で、想像力もあって、わたしが死んだらすごく泣くだろう人たちのことを考えると死ねないけど、それさえ考えられなくなったらもしかしたら死んじゃうかもしれない。
死ぬって具体的にどうすればいいかわかんないし、多分死ぬ方法についていろいろ考えているうちに肉体が怖がって引き止めて死ぬのをやめちゃうんだろうけど、それでも、自分を支えるものなんか簡単になくなっちゃうんだ。どうしようもなく。だから次々と新しいものを欲しがるのかもしれない、生き延びるために、生き永らえるために、自分を支えるものと巡り合い続けるために。
このところ、生きるために生活をしていなければならないのが本当に嫌で嫌で仕方なくて、どうしてそんな退行的イヤイヤに占拠されているのかすらわからないけれど(こうなる以前はもっともっと建設的に生活を設計してそれに向かって実践的に邁進していた。大人っぽかったと思う)。存在にガタがきていて、自分の抱えていくことになる痛みや苦しみや孤独が確定してきて、それらを抱えたまま生きていくしんどさが予想できて、考えるだけでどっと背中に重いものが乗る。そういう痛みや苦しみや孤独を甘受してまで敢えて生きていくことで世界が見せてくれる素晴らしさ、みたいなものをもう信用できなくて、だってもうだいたい知ってる。だいたいわかった。世界の素晴らしさとかいうやつのこと、すでにすごくたくさん知っていて、まあいろいろな素晴らしさがあるよね。でも、それらがどんなに圧倒的で奇跡的で独占的で卓越して美的であっても、それを享受するためにこの辛い気持ちを我慢したいかというと、それほどではないとか思ってしまって、それどころか、できればもう全部放り出してベッドで横になって朽ちていきたい。なのに肉体が生きることを強く強く要請するから、その叫びに抗えなくて、もうウンザリだ。何もせずに飢え死ぬまでベッドに横たわってい続けようとか思っていたのに、喉が渇くとかお腹が空くとかで結局のっそりと起き上がってしまう。喉を潤すための水とかお腹を満たすための食料を手に入れようと思ったらこの社会ではどうしてもお金が必要になってしまって、肉体の原始的な要請に半永久的に応え続けるためには社会的なお金が必要だから、やっぱり今の仕事をないがしろにはできないと結論づける他に手立てはなくて、だから朝起きてシャワーを浴びてブローしてパックしてストッキングを履いてパンプスを適当に選んで出かける。
おめおめと生きさせられてしまって、社会生活を営まさせられてしまって、やっぱり死ねない。何か支えが一つなくなるだけで簡単に死にうるけど、同時に、何もなくならないままなら本当にどうしようもなく死ねない。もうどうしても肉体が死なせてくれやしない。
そんなこんなで営んでいる社会生活を台無しにしてくれる台風がわたしに瞬間的なカタルシスをもたらしてくれるはずだったのに、朝起きたら晴れていた。お腹は空いていなかったけれど、キウイを二つに割って三つ食べた。四つめも食べたくなったけれど時間がなかったのでやめた。晴れにムカつきながらも賤しく肉体を満たして生き永らえ、あまつさえキウイを美味しがって、もっと食べたいなどと性欲じみた食欲を出している自分に無性に腹が立って、でもそういう怒りのこともすぐに諦めた。時間がなかったから。家を出るまでに、会社、休んじゃおうかなあって三回くらい思った。思いながらも身支度の手を休めなかった。家を出るべき時刻まであと五分しかなかったから。矛盾に引き裂かれてぐちゃぐちゃの心を、肉体が一つに纏めてやまない。破裂を許さない。
30歳くらいの女の子たち、みんな死んじゃいうるけど、できれば死なないでほしいとは思ってる。みんな死んじゃったらわたしも死んじゃう。あなたがたはわたしの内側でわたしの生を支える固くて強い物なので。わたしは死なせてほしいけど、でもみんなには死なないでほしいこの身勝手な気持ちはなんなんだろう。世界の素晴らしさを知っているせいなのか。
生きることは素晴らしい。他人事なら。人生を生きてほしい。他人には。生きる姿の美しさや、生きることで得られる物ものの素晴らしさをいくらでも言い募れるから聞いてほしい。そして生き永らえてほしい。わたしは、自分自身のことはもういやだけど、それでもどうせ他人から見たらわたしの人生も素晴らしいんだろう。他人事ならば人生は素晴らしいので。他人として自分を生きたい。
自分を自分として生きるための強度が足りない。もういやだ。もういやだーっ。死にたいけど死ねない。どーーしても死ねない。死ねないから強度を増すしかないんだけど、そういう鍛錬が本当にしんどい。背中にどっと重さが乗る。強くなるまでの道程の果てしなさがありありとわかるので、じっとりと湿った重たい岩を背負うような気分になる。そういう気分で常に暮らしているのは辛い。逃げたい。逃げられない。しんどい。しんどくて死にたいのに死ねないのがすごくいやだ。自分の意に反する自分にむしゃくしゃする。ばかやろう。畜生。せめて台風で社会を壊滅くらいさせてくれよ。自分のせいじゃなく、自分は安全なまま、すべてが台無しになる幸福な夢を見せてくれ。たのむよ神様。さもなくば一刻も早く地球を滅亡させてくれ。わたしはもう泣きたくない。
(2017/10/23 12:03)
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