Tumgik
#お好み焼き風ニラ玉
doctormaki · 1 year
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ハンブルグに戻り、ほぼ誰もいなくなったもぬけの殻のマンションで、ここ数日暮らす。実に静かで良い。このマンションの立地は丸の内一番地的で素晴らしいのだが、上階や隣人の足音や声が聞こえて、言うなれば、音響が素晴らしく良い。上階のギリシャ人Chrisと共に起き、彼と共に上下階に別れて朝シャワーをし、Chrisが出かけていく足音を聞きながら、左側上階のスウェーデン国籍ナイジェリア人のMinnaがZoomしているのを聞きつつ、隣人の南ア人ゲイのLouisが彼のパートナーとお喋りしているのを聞く毎日。私は神経質なので、他者の生活音がかなりのストレスだった事を、思い知る。
世の中はイースター休暇である。小学生の頃、イースターの頃のヨーロッパ旅行でイースターエッグのチョコレートを貰うのが、小さな喜びだった事を思い出す。私が子供の頃は、チョコレートも飴も、ちょっとした特別感があったものだ。コーヒーも紅茶も、ちょっとした潤いというか贅沢だった。豊かになり、チョコレートが毎日飽きる位に食べられるようになったり、コーヒーが一杯百円で売られるようになったりと、日本の異常な豊かさに驚くと共に、そんな事は長続きするはずが無いと確信している。豊かさの飽和が、民心を貧しくしているというパラドクスは、しかし、アメリカもドイツも同じだ。
日本のバブル崩壊から30年。それでも豊かでいられるのは、過去の現役日本人、祖父母や両親達が頑張ってくれたお陰だと身に染みて思う。私と同世代の団塊ジュニアは、バブル世代の犠牲になって差し上げ、バブルの軽くおバカなノリを冷ややかに見ているが、それは、ほぼ、社会の底辺から見ているに過ぎない。私達の直ぐ後の世代は、就職氷河期でも無いくせに、就職氷河期であった事を主張し、自分達が社会の犠牲者である事を恥ずかしげもなく標榜し、発想力も無く、知的レベルが低く、上(バブル世代)に媚びへつらう事で生き延びようとする組織のコマ程度の人材ばかりが、起用されていく。ハンナ・アーレントの組織的悪のパターンが平和的に実行されているに過ぎぬ。日本の経済力、組織力、民度の低下は、今後ますます酷くなるだろう。そうした危惧も無く、今をこの世の春と謳歌できる楽観主義者と、未だに核家族化における社会的要請(少子化対策)を真剣に受け止めるマジメな方々だけが、せっせと子作りに励み増殖していく。それは、アメリカでも、ドイツでも同じ。
私の周りの知人達は、ほぼ皆、社会不安や将来不安から子を持たない選択をしている。この人には親になってほしいと、こちらが願うような人格者ほど、子を持たない。私の分析では、子供を持つ事とは、親に成らせてもらう事によって、自らの自己成長のために、子供を、ある種の犠牲にしているようなものだと思う。従って、DVなどの負の連鎖は、綿々と続くし、どこかで、負の連鎖のカルマを断ち切り、気付きの機会が無い限り、家は負の意味で没落しゆく。逆に、家が消滅するとは、カルマが終了したという風にも捉えられると思う。十分に、学びの機会を持ち、ついえれば、終わって良いのだ。日本は宗教がいい加減だが、多くの聖職者が子を持たないのは、そういう意味合いがあるのだろうと思う。私は、聖徳太子の好む維摩経が好きだ。在家で在野に在りながら、清くいる。私は、二十代の半ば、病気をしてから、維摩経を心に置いている。
私は、色々な角度から考えても、子供を持たなかった選択を、良かったと思う。どうせ天然記念物並の知性と感性の持ち主なのだから、天然記念物らしく朽ちれば良いのだ。ガハハ。生物とは、ただの遺伝子の箱なのだとしたら、チェコのブルーノでメンデルが発見した法則のように、また、どっかで、突然変異が生まれ、私のように、社会を斜めに観察する人間も、生まれて来るだろう。問題は、小池がほざくような(負の)レガシーではなく、何を足跡として残せるのかという事とも思う。しかしながら同時に、忘却される事の粋美も思ったりする。忘却されていても、本物であったならば、本物を探す者が時空を超えて探し当てるものだと確信している。それは、必ずしも親族や同民族では無いという事も。
春の訪れを日本を思いつつ祝う時、チューリップを紅白に活けてみた。また、研究所での食事が無くなったので、自分の食べたいものを料理して食べられる幸せを感じている。料理を極端に嫌う事や、料理しない事を良しとする事は、私には理解不能だ。自分の体調に合った、身体が季節変化に合わせて求めるものを、食べたいときに食べられないのは苦痛でしかない。食べたいものを、自らが調理して食べられる幸せ。買いたいものが売られていて、それを購入できる幸せ。その背景にある多くの人々の仕事に感謝しつつ、また、食べて下さいと五体投地してくれる生命を、有り難く調理し、美味しくいただく。これ以上の幸せはあろうか。自分が確実に大きな社会のネットワークの小さなゴマ粒に過ぎず、大きなものに生かされていることを思う。毎食、毎食が、感謝でしかない。
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研究所のコックのミヒャエルと、彼の彼女レベッカさんは、私の事をとても好きみたいだ。まぁ、地下回廊に簡易に作られた薄暗く狭いキッチンに、昨年からせっせと通い詰めているのは、研究者でも私だけだしね。。。私は丸山眞男好きなので、市井の小さき名もなき人々の日々の小さき行いこそが、国家の根幹であると信じて疑わない。政治家も学者もアイドルも、みんな、ウンチである。見て社会の病を推測する事はできても、社会を支える根幹は、表立つウンチどもからは、絶対に見えない。大衆とは、実にウンチが好きなんだなぁと感心する。まぁ臭いから、ベムりんみたいに、気になるという事なんだろう。あるいは、自分の中のウンチと呼応するので、ウンチを見て賞賛したくなるのかもしれん。
ワシはウンチはどうでも良いので、社会を動かす、根幹の部分にある、隠蔽された良心を見たい。そして、そこにこそ、社会の希望と未来を見出だしたい。そんなワシに、ミヒャエルは、イースター休みにも関わらず、レベッカと愛犬ペッピーノと共に、車で拙宅まで送り迎えし、自宅に招き、春の料理を振る舞ってくれた。ミヒャエルは北部ドイツ、レベッカは黒い森周辺の南部ドイツ出身。ミヒャエルは、バンコク、リスボンなど世界中を渡り歩いたコックさん、レベッカは2014年台北で開催された25歳以下世界お菓子選手権大会で世界3位を取ったパティシエ。ペッピーノはミックスの捨てられていた犬で推定1歳半。皆、何故か分からんが、ペッピーノなんか身体が壊れそうな位に喜びまくるし、ワシの方が感謝せんならんのに、ミヒャエルとレベッカは、来てくれてありがとうと、感謝して来訪を喜んでくれる。
イースターのためにミヒャエルが作ってくれたのは、春の魚、サワラのソテー。これに森のキノコと白ワイン、玉ねぎを煮込んでとった出汁をベースに、刻んだ玉ねぎと白アスパラと緑アスパラを小口切りし、たっぷりのバターで炒め、春にしか取れない森のキノコをふんだんに入れたところで出汁投入。そして削ったパルメジャーノと黒胡椒で味を整えたスープ仕立てソースを、別フライパンでソテーしたサワラの上にかけて、いただく。食器は、家にある食器で一番高いという、ミヒャエルがお祝いで貰った、美濃焼の器。彼の料理は、優しく繊細で、兎に角、優しく奥深い味わい。研究所で出している料理と異なり、心がこもる料理とは、同じ作り手でも、味わいが異なる事を実感した。この料理を、私は生涯、忘れ無いだろう。
おまけに、何故か、ミヒャエルからは日本から輸入した枯節一本、レベッカからは彼女の作った特大イースターエッグのチョコレートとワシが好きだと覚えていて、ラズベリーとパッションフルーツのジャ��を頂戴する。イースターにも、プレゼント交換するのをワシは知らんかったので、メチャクチャ恐縮。
でも、多分、ワシが作ってあげた、カツオダシのお澄ましとニラ餃子、あんこ玉を作っておいて白玉粉を器用に、トリュフ作る時みたいに白玉で包んで茹でて作った、あんこ入り白玉団子が、美味しくて、嬉しかったって事なんだろうなぁと、しみじみと思う。しみじみと、しみじみと、ワシの心が、彼らの心に触れたのであれば、これこそが、ホンマモンの外交努力である。そして、こうした触れ合いが人知れず継続される事でしか、外交なんて、本当は成立しない事も、ワシは知っている。昨今の、金持ちブリタイ外交官や商社マンが、適当な高級レストランで適当にクッチャベッて外交した気分で喜んでいるのは、ブリと鯛レベルに過ぎぬ。その一晩に使った金額の多い少ないで関係性が計測されてしまい、資本主義の薄っぺらい関係性でしか無くなる。
そうじゃないんだよ。時間を共にするということ。同じ釜の飯を食うとは、共に材料を集め、共に調理する時間を過ごしたという事を含意する。ミヒャエルが、マキに何を食べさせようかと思案しつつ、イースターで閉まる直前の忙しい市場に出向き、ウロウロして食材を買い揃え、前日には、アルコール飛ばしたソースなら食べられるか?と確認のメールをし、当日には朝からワクワクと、ソワソワと、魚を自慢の刺し身包丁で解体し、切り身にしてからバットの上で休ませ、レベッカに運転させて、マキを30分かけて車で迎えに行く。この間、ずーっと、思って貰えた事に、感謝なんだ。その優しさと、かけてくれた時間、思いを寄せてくれていた事こそが、掛け替えの無い友情の証だと、アホなワシは確信する。
ワシが、ケーキを作らなくなって久しいのは、忙しいからを口実にしとるが、ちゃうねん。ワシが掛けた時間が、工業製品の如くに、チャチャッと評価され、つまらない物として消費され、こんなんだったら、〇〇パチシエで買う方がいいじゃんと言われる事に、耐えられなくなっただけ。じゃ、おフランスで修行して、バカ高い価格つけて売っているブリタイ共から、買え。と思っただけ。
でも、もうこんな心的逃走も、春の訪れを以て終了します。他人は、裏切るものよ、信用なんかしちゃダメと、お風呂の師匠は私を諭す。他人に期待して傷つくのは自分だから、他人に期待しない事だよ。社会なんてゲームなのさと、エルちゃんは私を諭す。私は、ずーっと、ずーっと、彼らの言葉を哀しく聞いていた。人間はそんなものなのかと。父はハッキリと、お父さんは性悪説だと、10代のワシに宣言した。だから、ワシは18歳で、性善説を貫くと心に決めた。天邪鬼は、いつの世でも大変です。でも、ワシはやはり、性善説を生きようと思う。他人の、良心に触れようと。触れるためには、自分が良き人でなくてはならない。与えて、与えて、悲しんで、傷付きまくって、泣きまくって、それでも、与え続けられる人になりたい。何故なら、私はやはり、人間を恐れつつも、人間が好きだからだ。芥川の蜘蛛の糸のように、どんな悪人にも良き心があるはず。親鸞の悪人正機説は私はバーカ親鸞と思っているが、何故なら、悪の正当化を許容するから。近代日本をダメにしたのは、極端な悪人正機と他力本願で、親鸞こそが浄土真宗こそが、悪だとワシは思うちょりまんねん。まぁ大衆宗教だから、しゃーないけど、酷いもんだで。
いずれにせよ、ワシはもう、こだわりを捨てるのだ。東大にも日本にも、もはや期待は持てない。つまりだ。究極の個人主義の時代ならば、夏目漱石の超個人主義の時代が到来したのだと理解して、ワシこそが、良き者であり、あろうとし続ける弛まぬ努力をし続けることで、世界の良心になろうと思う。
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karasutoragara · 10 months
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お題: 暑くて食欲が出ないです。家族はお肉が好きです。メニュー浮かばないので、簡単に作れてスタミナのつく夕食のメニューを提案して。
Bard
暑くて食欲がでない時は、さっぱりとした味付けで、食べやすい食材を選ぶと良いでしょう。また、家族皆が好きなお肉をメインにすると、食欲もアップしやすくなります。
そこで、以下のようなメニューはいかがでしょうか。
**メイン**
* 豚バラ肉の照り焼き丼
* 鶏むね肉と野菜のソテー
* 牛肉のすき焼き
* 豚肉のスタミナ炒め
**副菜**
* キャベツとツナのサラダ
* きゅうりの浅漬け
* トマトサラダ
* 冷奴
**汁物**
* 冷たい味噌汁
* 冷やしうどん
* 冷やし中華
**デザート**
* フルーツ
* アイスクリーム
これらのメニューは、どれも簡単に作れるので、暑い日にぴったりです。また、お肉をメインにすることで、スタミナをつけることができます。
**豚バラ肉の照り焼き丼**
豚バラ肉を照り焼きにして、ご飯にのせるだけの簡単レシピです。甘辛いタレがご飯によく絡んで、食欲がなくても思わず食べてしまう美味しさです。
**鶏むね肉と野菜のソテー**
鶏むね肉と野菜をソテーするだけ���簡単レシピです。鶏むね肉はさっぱりとした味付けなので、暑い日でも食べやすいです。
**牛肉のすき焼き**
牛肉と野菜を甘辛いタレで煮込んだ定番のスタミナ料理です。家族皆で楽しく食べられるメニューです。
**豚肉のスタミナ炒め**
豚肉、キャベツ、ニラ、にんにくなどの具材を炒めたスタミナ炒めです。ご飯にのせて食べれば、ボリューム満点のおかずになります。
**キャベツとツナのサラダ**
キャベツとツナ、マヨネーズを和えたさっぱりとしたサラダです。暑い日にぴったりのメニューです。
**きゅうりの浅漬け**
きゅうりを塩漬けにした定番の浅漬けです。さっぱりとした味わいで、食欲をそそります。
**トマトサラダ**
トマト、きゅうり、玉ねぎなどの野菜を和えたサラダです。トマトのさっぱりとした酸味が、暑い日にぴったりです。
**冷奴**
豆腐を湯通しして、ネギやポン酢などで味付けしたメニューです。暑い日にぴったりのヘルシーなおかずです。
**冷たい味噌汁**
冷たい水で作った味噌汁です。暑い日にぴったりのさっぱりとした味わいです。
**冷やしうどん**
うどんを茹でて、冷水でしめた後、お好みの具材とタレをかけたメニューです。暑い日にぴったりのさっぱりとした麺料理です。
**冷やし中華**
麺を茹でて、冷水でしめた後、お好みの具材とタレをかけたメニューです。暑い日にぴったりのさっぱりとした麺料理です。
**フルーツ**
旬のフルーツをそのまま食べたり、ヨーグルトやアイスクリームと合わせて食べたりするのがおすすめです。
**アイスクリーム**
暑い日にぴったりの冷たいデザートです。お好みのアイスクリームを召し上がれ。
このメニューを参考に、ご家族で美味しくスタミナをつけられる夕食を作ってみてください。
ChatGPT Plus
暑い日には、さっぱりとした味付けのお肉料理がお勧めです。以下のメニューは簡単に作れて、家族も喜ぶかもしれません:
1. **冷しゃぶサラダ**
- 豚肉を茹でて冷ます。
- サラダ野菜と一緒に盛り付け、ポン酢やごまドレッシングをかける。
2. **鶏むね肉のガーリックソテー**
- 鶏むね肉に塩、胡椒を振っておき、フライパンでソテーします。
- ガーリックスライスを加え、さっと炒めます。
- レモン汁をかけてさっぱりとした味付けに。
3. **焼き肉風ビーフサラダ**
- お好みの部位の牛肉を薄くスライスし、焼きます。
- 野菜と一緒に盛り付け、焼き肉のタレで食べます。
4. **鶏肉の生姜焼き**
- 鶏もも肉や鶏むね肉を使用します。
- 生姜、醤油、みりんで作ったタレに漬け込み、フライパンで焼きます。
- ご飯と一緒に食べれば、スタミナアップに!
以上のようなメニューは比較的短時間で作れ、さっぱりとした味付けが特徴です。お試し下さい!
Bing
食欲が出ないときは、さっぱりとしたものやスパイシーなものがおすすめです。お肉が好きな家族にも喜ばれる簡単に作れてスタミナのつく夕食のメニューをいくつか提案しますね。
- 酸味でさっぱり。 梅しそベーゼそうめん¹:そうめんに梅干しと大葉を合わせたアーモンドベーゼをかけるだけで、暑い日にぴったりの一品になります。アーモンドはすりつぶしてもよいですし、市販のアーモンドペーストを使ってもOKです。
- レンジでOK。 ラー油ぶっかけ肉玉冷やしうどん¹:豚しゃぶしゃぶ用の肉とニラをレンジで加熱して、冷やしうどんにのせてラー油をかけるだけで、ピリ辛でスタミナがつくメニューになります。卵黄を添えても美味しいですよ。
- さっぱり冷麺風! 長芋そうめん¹:長芋を千切りにしてそうめん風に見立てる、一風変わった冷麺です。酸味がさわやかな冷麺風スープをかけて、さらっとのど越しのよい長芋冷麺をお召し上がりください。
- 暑い日はさっぱりレモンレシピ! レモポン炒め²:豚こまとキャベツのレモポン炒めは、下ごしらえの工程も少なく、炒める時間も少なくてすむ暑い日におすすめのメニューです。ポン酢とレモンの味が爽やかな炒め物です。
- 暑い日は冷たいおかず! 南蛮漬け³:揚げた魚や肉と野菜を、酢をきかせた漬け汁に浸した料理です。酢の効果でさっぱりと食べられるので、暑い日の夕飯におすすめです。作り置きにもできますよ。
以上、暑くて食欲が出ない日にもおすすめの簡単に作れてスタミナのつく夕食のメニューをご紹介しました。どれも手軽に作れるレシピなので、ぜひ試してみてくださいね。
ソース: Bing との会話 2023/9/5
(1) 暑い夏におすすめの夕飯レシピ27選!さっぱり系からスタミナ系 .... https://macaro-ni.jp/76245.
(2) 暑い日の夕飯レシピ特集!食欲がない日にもおすすめの .... https://folk-media.com/2481000.
(3) 暑い日の夕飯は簡単にしたい!さっぱり〜スタミナレシピ23選の .... https://delishkitchen.tv/curations/4480.
(4) 暑い日に食べたい!さっぱりおかず&スタミナ料理のレシピ集 .... https://kinarino.jp/cat4/13467.
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recipeclips · 1 year
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Cilantro/Coriander dishes
鶏肉のフォー(Pho Ga) https://urikitchen.net/chicken-pho/ エシャロット 10g (なければ赤玉ねぎ、玉ねぎで代用) レモン 適量 あればライムが最高 パクチー 2本 https://cookpad.com/recipe/2151622 鶏もも肉 1枚 鶏手羽先または手羽元 3本 クローブ2粒 レモン または ライム 適量 http://monngon-hanoi.com/cook/pho_ga.html 鶏もも肉 1枚 鶏ガラ 1本 ひき肉とたっぷり野菜のビーフン https://www.kikkoman.co.jp/homecook/search/recipe/00000015/index.html ビーフン  100g 牛ひき肉 150g にんじん 4cm 生しいたけ 4枚 玉ねぎ  1/2個 にら    1/2束 ひき肉パクチーご飯 https://www.kikkoman.co.jp/homecook/search/recipe/00006303/index.html 豚ひき肉 100g エスニックスープ  トムヤムクンをかんたんバージョンにアレンジ https://erecipe.woman.excite.co.jp/detail/ed3b8388a307d4d1c5f902f6a361ae5f.html 水煮タケノコ小1/2 シメジ1/2パック 白ネギ1/2本
豚しゃぶヤムウンセン(タイ料理/春雨サラダ) https://www.futari-gohan.jp/pork-yam-unsen/ 豚肉(しゃぶしゃぶ用):200g 春雨(乾燥):50g 紫玉ねぎ:1/4個 きゅうり:1/2本 ミニトマト:5個 ライム果汁(なければレモン果汁):各大さじ3 ピーナッツ(刻んだもの):適量 エスニック風焼きそば https://39mag.benesse.ne.jp/housework/content/?id=101365#goog_rewarded 海老のカレー炒め https://erecipe.woman.excite.co.jp/detail/49b3ab0e785651f27ef4527e5e73f681.html カレー粉 ピーマン1個 赤ピーマン1個 ニンニクの芽2~3本 https://erecipe.woman.excite.co.jp/detail/84a42bd63914cf7a9d04f496285f4fc0.html 爽やかな生春巻き ライスペーパー大4~6枚 エビ中4~6尾 豚肉(薄切り)100~150g リンゴ1/6個 サニーレタス3~4枚 ミントの葉4~6枚  キュウリ1/2本  ピーナッツ適量 夏にさわやかノンオイルエスニック鍋 https://oceans-nadia.com/user/746609/recipe/441781 具材は白身魚のほか、鶏の胸肉を薄く削ぎきりにして、しゃぶしゃぶ風にすることも多いです。 豆腐もよく合います。 春雨の変わりはうどんやフォーも。 白いご飯にもよく合い、ごはんにかけていただくこともよくあります。 辛いのがお好みの方は鷹の爪を入れてください。 ライムリーフ(バイマックルー)の香りがやみつきになります。 鶏の手羽中 6本程度 生姜とニンニクのスライス 各3枚 ライムリーフ 5枚 水 1500ml レモンの輪切り 2枚 レモン汁 大さじ2 白菜 小1/4株 しめじ 1パック 生きくらげ 4枚 殻付き海老 6匹 白身魚(鯛や鱸など) 2切れ パクチー 1本 プチトマト 4 春雨 20g トムヤムクン混ぜご飯 https://oceans-nadia.com/user/153045/recipe/451915 ブラックタイガー 10尾(150g) たけのこ(水煮) 60g マッシュルーム 3個(30g) パクチー 2株(20g) 鶏がらスープの素 小さじ2 レタス 適宜 ミニトマト 適宜 レモン 適量 炒めない「 パイナップルチャーハンこと カオパットサパロット風釜飯」 https://oceans-nadia.com/user/751515/recipe/439547 パクチー 40g(好みで調整) パプリカ 50g むきエビ 50g 鶏もも肉 50g 缶詰のパイナップル 2枚 チューブニンニク 1cm 鷹の爪 1/2~1本(好みで調整) ピーナッツ お好みで(最後に砕いてちらす) えびパクチーサラダ 材料(2人分) パクチー…1束(約100g) ゆでえび…10尾 もやし…1/3袋(約70g) ニラ…1/3束(約30g) Aタイ風スイートチリソース…大さじ1と1/2 ナンプラー…大さじ1/2 作り方 パク��ーはざく切りにする。 ゆでえびは殻をむく。ニラは3~4㎝長さに切る。もやしはひげ根が気になれば取り除き、たっぷり沸かした熱湯に入れ、再び煮立ったらすぐにザルにあげて、粗熱をとる。 ボウルにAを入れて混ぜ、❷を加えて混ぜる。❶を加えてさっと和える。 春雨サラダ ヤムウンセン  なるべく早く食べきること https://macaro-ni.jp/48396 ・春雨……30g ゆで時間通りにゆでて、ザルにあげる ・セロリ……1/2本 葉をざく切り、茎を斜めそぎ切り ・パクチー……適量 適当な大きさに手でちぎるか、ざく切り ・きくらげ……3~4枚 水で戻してから、3分ほどゆでて千切りに ・玉ねぎ……1/8個 薄くスライス ※玉ねぎは紫玉ねぎを使うと、より本格的な味になります。 ・プチトマト……4個  くし切りし、4等分に ・豚ひき肉……50g フライパンに水を約大さじ3杯入れ、ひき肉の色が変わるまで炒めておきます。水を入れることで、ひき肉がほぐれて肉汁を封じ込めることができます。 ・エビ……6尾  殻を剥いて、背を開きさっとゆでる ドレッシング ドレッシングはすこし濃いめに ・ナンプラー……大さじ2杯 ・レモン汁……大さじ1杯 ・砂糖……大さじ1杯 ・にんにく……1/2個 みじん切り ・唐辛子(輪切り)……適量 有名中華再現パクチーサラダ https://cookpad.com/recipe/2436226 材料 (2人) パクチー 6本くらい プチトマト 10個くらい ◯ごま油 大さじ2 ◯塩 少々 ◯黒胡椒 好みで ◯ナンプラー 大さじ1 ◯レモン 少々 -----  材料 (2人) パクチー 1/2 pack プチトマト 10個くらい Quinoa (cooked, plain) 1/3 cup Chicken breast, cooked 6 oz topping  2 tsp sesame seed ◯ごま油 大さじ3 ◯塩  1/4 tsp ◯黒胡椒 1/4 tsp ◯ナンプラー 大さじ1.5 ◯レモン 1tsp
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yukalyn · 2 years
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アメ横でお買い物をした帰り、四川料理や話題の貴州料理が味わえる本格中華のお店。 #中華料理王さん私家菜 へ→ @wangsan945 現地から取り寄せる香辛料を使った、刺激的で旨味たっぷりのお料理を堪能してきました😋 ジューシーコク旨な焼き餃子は、タネが美味しいのはもちろん皮も絶品。 調味料を練り込んでいるのかな?皮にもジュワっと広がるコク深い旨味があって、何も付けずそのままでも十二分に美味しさを堪能できる味わいでした。 正に刺激的で旨味たっぷりな牛肉の激辛煮込み、これは激辛好きには堪らぬ逸品です。 山椒の痺れる刺激と唐辛子のガツンと来る辛味、そして柔らかに煮込まれた牛肉や白菜やキクラゲ等お野菜の旨味のコラボが絶妙に美味。 辛さはかなり刺激的な方だと思うけどコク深い旨味たっぷりなので、なめらかな舌触りとなりまろやかな口当たりとなるのでヒーヒーするような痛みのある辛さではありません。 唐辛子はびっくりするくらいた~っぷり詰め込まれているけど、中の種は抜いているから尾を引く辛さではないので。 このまろやかな辛さが癖になる、箸の止まらぬ病みつきになる美味さです。 お上品に香るニラの香ばしさに、ふわふわなんだけどしっかりとした卵の弾力も感じる食感も堪らぬニラと玉子炒めも。 甘みを感じるニンニクの風味が広がる、シャキシャキ食感も最高な空心菜炒めも本格的な味わいですごく美味しかったし。 ミックスベジタブル?も入ってる、具沢山の五目チャーハンも。 好みの塩系の味わいで、シンプルだからこそ贅沢に思える堪らぬ美味しさでした。 ここのお料理、かなりの本格派で激旨。 どれも超~コク旨で、油のまろやかな美味しさもけっこうガツンとくるんだけどしつこさがありません。 まろやかで滑らかな油でコーティングされた感じの舌触りを感じたり、後味に甘味を感じるコク深い旨味が濃厚に入ってきたりするんだけど。 油っこさを全く感じないので、しっかりとした満足度の高い濃厚な美味しさをサラっといただくことができちゃいます。 家の近所にあったら、絶対にちょこちょこ通っちゃってると思う。 広々とした店内は、中国カラーのアットホームな落ち着いた空間。 入った直後は空いていたけど、しばらくすると団体さんも入ってきて帰る頃にはかなりの賑わいを見せていました。 けっこうな人気店なのかも? 週末とか休日とかは特に、予約を入れてから行った方が良いかもです。 場所は、御徒町駅からアメ横に入り徒歩2~3分ほど。 詳しい情報はお店の公式アカウント(→ @wangsan945 )からor“上野 中華 王さん私家菜”で検索🔎 or店舗情報サイトのURLを貼ったストーリーズもあげているので、ハイライトの“王さん私家菜”からリンクをタップでチェックしてみてね! #wangsan945 #王さん私家菜 #上野中華 #上野居酒屋 #マジ中華 #激辛 #ヘルシー #激辛グルメ #上野グルメ #上野ディナー #四川料理 #貴州料理 #本格中華 #中華料理 #上野宴会 #上野激辛 #WoomyPR #instagood #instalife #instajapan (本格四川中華料理王さん私家菜上野御徒町店) https://www.instagram.com/p/Ce-p5-WpmSZ/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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zensama · 4 years
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#10月14日 #壮年会 #役員会 #その後の飲み会 #サッポロ黒ラベル生ビール #串焼き盛り合わせ #揚げ出したこ焼き #揚げ出し豆腐 #ナンピザ #お好み焼き風ニラ玉 #居酒屋びーだま #二軒目 #サッポロ黒ラベル生ビール #枝豆 #鶏皮酢 #焼鳥盛合せ #日田ハイボール #麹屋伝兵衛 #アンチョビポテト それから三次会へ...その後の記憶なし😨 #過去スタグラム #aftermeetingdrinks #sapporobeerblacklabel #yakitori #paststagram #pastday https://www.instagram.com/p/CGhFWfVAI-D/?igshid=12yxrygdk84yg
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rudolf-blackcat · 4 years
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お昼ごはん(5)
また、再びのお昼ごはんネタ… 卵は、簡単に食べられておいしいので、使うことの多い食材です。 今回は、そんな”たまご”を使ったお昼ごはんです。
ある日のお昼ごはん15 お昼ごはんというより朝ごはん?みたいですが、お昼ごはんです。 ベーコンエッグと、アスパラガスをサッと炒めたのをごはんと一緒にワンプレートで… ベーコンエッグって、定番のたまご料理ですね。 こうやってごはんの上に目玉焼きを盛り付けると、なんかテンションあがる↑ 単純ww (しかし、写真がキレイで好きなアメリカの料理ユニット(spoon fork bacon)さんのロコモコの写真との差がありすぎて凹むなぁ。おいしけりゃ、いいのよ、おいしけりゃ…)
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ベーコンエッグごはん
・ベーコンエッグごはん(ベーコン・たまご・ごはん) ・アスパラガス炒め ・インスタントみそ汁
お昼ごはん16 少し前に、平野レミさんの『ふわふわニラ玉』の動画が話題になりました。 それを見て、ニラがあったので お昼ごはんに”ふわふわニラ玉定食”を作ってみました。 卵は投げなかったですけど、もちろん、すっぴんでwww 簡単だけど、しっかりしたおかずになります。おいしいし、おすすめです! その他のおかずは、前日に茹でていたコウサイタイ(?)の菜の花のごま和えと即席わかめスープです。 わかめスープは、器に顆粒鶏ガラスープと乾燥わかめ・ごまを入れて熱湯を注ぎ、ごま油を垂らしただけです。(味が薄ければ、塩で調整します。)
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ふわふわニラ玉定食
・ふわふわニラ玉(たまご・はんぺん・ニラ) ・にんじんと青菜のごま和え(にんじん・コウサイタイ) ・もち麦入りごはん ・即席わかめスープ(わかめ・ごま)
お昼ごはん17 最初の”ベーコンエッグごはん”に、見た感じ近いですが…”なめたけ丼” です。 この”なめたけ丼”、わが家の定番どんぶりです。見た目ではまったく分かりませんが、実はエスニック風です。 なめたけとエスニック??? 友達が、目玉焼きにスイートチリソースをかけて食べるとおいしいと教えてくれたことがありました。 わが家の”なめたけ丼”は、目玉焼きのっけてガシガシ混ぜて食べる!!!!! それなら、なめたけにきのこプラスしてスイートチリソースで味つけしても、同じじゃない?と思ったのが、きっかけで作ってみました。 作り方は、 白ネギときのこ(数種類入れるほうが、おいしいです。)をごま油で炒め、最後になめたけとスイートチリソースを加えて、炒めあわせます。 ごはんにのっけて、その上に目玉焼きをのせれば できあがり!! これ、意外とおいしいですよ。興味あればゼヒ! わたしが思いつくくらいなので、もしかしたら、似たような料理がタイとかにある?! のかもしれません。(聞いたことないけど…”なめたけ”がタイとかにあるのかも疑問。)
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なめたけ丼
・なめたけ丼(なめたけ・しめじ・えのき・エリンギ・白ネギ・たまご・ごはん)
まだ、しばらく続くのかな、わが家のお昼ごはん作成? とりあえず、頑張らず手抜きしながらいこう!
今日もごちそうさまでした!
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sakyowonder · 5 years
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左京ワンダーコラム038
左京にまつわるエトセトラ.37 はなさかたみお
『一乗寺の憂鬱』
ふつうのラーメンを食べたい。
一乗寺に住んで6年になるが、近所のラーメン屋のラーメンが好きになれない。
私が食べたいものは東京ラーメンのような、鶏ガラとしょう油の澄んだスープで、鹹水の入った黄色い中太縮れ麺、具にはチャーシューとナルト、ほうれん草、メンマ、海苔、刻んだ白葱なんかがのったものがベストである。
味噌ラーメンでもいい。白菜やモヤシ、人参、ニラ、キクラゲ、豚挽き肉か豚こま肉ーーそれらを炒めたものがのった、ニンニクと唐辛子が効いた味噌の風味が濃いヤツだ。バターやコーンもいいが、ワカメがのっててもいい。
西日本にはないタンメンも恋しい。塩味の野菜炒めがのった、ラードと塩、コショウで味つけしたシンプルなラーメン。個人的には、キャベツ、モヤシ、人参、ピーマン、かまぼこ、豚肉が理想の具材だ。ちょっとラー油を垂らすのもいい。
上記のようなラーメンを一乗寺で食べようと思うと、やる気がない定食屋に行かなければならないのだが、しかしやはり違うのである。NMBファンの定食屋も、“no smoking 煙草はほどほどに”と書いた定食屋も、北海道推しに意味のない定食屋も、私が本当に食べたいものとは違うのだ。
況んや、一乗寺にあるラーメン専門店をや、である。
一乗寺のラーメン専門店は、基本的に 1,味が濃いか、2,スープがドロドロしているか、3,量がアホほど多いか、のどれかか、コンボである。
豚骨や鶏ガラ、あるいは鶏を丸ごと煮込んだ粘度の高いスープに、極太の麺、魚粉、味の濃いチャーシューやクタクタの野菜、あらみじん切りのニンニク、背アブラ、理不尽なカウンター席でのルールーーいろいろが過剰で、味も風情も楽しめない。食後はアゴが疲れているし、胃が重たいし、濃い塩分のせいで喉が渇く。
私にとっての理想のラーメンは、映画『たんぽぽ』の世界である。
映画冒頭でラーメン道の先生が赤色のカウンター席で食し方を説くのだが、このしみじみとした感じが欲しいのである。
『最初はまずラーメンをよく見ます。 ドンブリの全容をラーメンの湯気を吸い込みながらしみじみ鑑賞して下さい。 スープの表面にキラキラと浮かぶ無数の油の玉。 油に濡れて光るシナチク。 早くも黒々と湿り始めた海苔。 浮きつ沈みつしている輪切りのネギたち。 そして何よりもこれらの具の主役でありながら ひっそりと控えめにその身を沈めている三枚の焼豚』
派手すぎず、凛として、艶やかさと枯淡とが器の中に共存する心地よい混沌を楽しみたいのである。
最近、どの分野でもマニアの意見ばかりが幅を利かせている。一乗寺のラーメン専門店もそんな風潮の中でできたものだが、全国的に“過剰な”ラーメンがメインになってしまっている。
その結果、あの凛としたラーメンは保護すべき存在になってしまった。20年後が憂鬱である。
過去に戻れたら、映画『幸せの黄色いハンカチ』の高倉健のようにラーメンを食すだろうな。
蛇足だが、カレーに対しても同様の憂いを抱いている。紫色の花をのせたようなオシャレなカレーを出す店が増えてきている。それを否定する気はないのだが、いろいろあってそれでいい、の精神でいって欲しい。
ちなみに私の好きなカレーは、皿の上に白米と焦げ茶色のルー、きつね色の衣からほんのりピンク色の断面をのぞかせるカツがのったカツカレーである。付け合わせは、赤い福神漬けがベストマッチだ。
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◆はなさかたみお 敷居は低いがハードルの高い店『失われた時間と百年の孤独』を経営。1977年生まれ。オススメの左京���ベントは、松ヶ崎涌泉寺の日本最古の盆踊りと八瀬の奇祭 赦免地踊り。あと、岡崎の江州音頭フェスティバル。Let’s 音頭 again!
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skgt01 · 5 years
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お花見弁当(おつまみ) ニラと豆モヤシのナムル、エリンギの一本焼き、タコさんウインナー、ワカモレ、千枚漬け風ピクルス、つくね風ハンバーグとピーマン、大葉入り玉子焼き。あと明太子のおあげさんか。色々作ったけど1時間半でこれが精一杯かな。自分の好きな味付けにしてるから当然酒も進む。昨日は友人と良い花見になりました🌸 令和の発表良かったね。 #弁当#手作り#料理#cooking#bento#花見#food#foodie#foodies#foodgasm#foodgram#foodphotography #foodporn#delicious#yummy#yum#tasty#gastronomy#令和#新元号#元号 (上野恩賜公園) https://www.instagram.com/skgt/p/BvsnBRQAfVW/?utm_source=ig_tumblr_share&igshid=s46kdf0nr6k4
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a2cg · 2 years
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対義語と私 ・ デジタル庁事務方トップ石倉洋子デジタル監が知見不足と体調不良を理由に退任するみたいですね。就任に際し「私はデジタルの専門家でもない」と謙遜していました。 ・ 実態はTwitterは2009年開始。自サイトは独自ドメインでWordpressで構築しインスタもfacebookも使いこなすような人であったようです。 ・ 知識に明るく無い人は「門外漢」と呼ばれますが彼女は対義語の「専門家」で間違いないと思います。正しい対義語でなくネットで創作された対義語も面白いものがありますね。 ・ 「やせ我慢」の対義語は「デブ大暴れ」、「進撃の巨人」は「撤退の阪神」、「あばれる君」に「しずかちゃん」、「赤の他人」と「白い恋人」あたりはセンスありますね。 ・ バンドの「Mr.Children」だと「Mrs.Adult」になるのでしょうかね。と言うわけで本日のランチは #大人様ランチ が頂ける #キッチンABC です。 ・ #定食 や #洋食 の店が好きなのですが日曜日にやっている店が少ない中やっているお店を知り初訪問です。 #洋食屋 のメニューは色々あって悩んでしまいます。 ・ そんな中、人気メニューがワンプレートに乗ったメニューを見つけたら頼まざるを得ません。店内は大混雑でしたが、回転が良いのか着席して3分で提供されました。 ・ まずは #ハンバーグ を頂きます。ドミグラスソースのコクと酸味のある旨さとお肉の味わいがベストマッチです。続いては #オリエンタルライス を頂きます。 ・ 豚肉、玉ねぎとニラをニンニクで炒めた #生姜焼き という印象。コクがあって、ご飯が進む味わい。中央に乗った #卵黄 をトロリと混ぜて頂けば最高な味わいです。 ・ 続いては #ナポリタン を頂きます。ケチャップ多めでこれまた美味しい。 #カニクリームコロッケ も中から溢れ出すクリームの味わいと外のサクサクが絶妙。 ・ これだけでも美味しいのですが #タルタルソース でさらに美味しさがパワーアップします。 #赤いウィンナー は切れ込みが入った #タコさんウィンナー ・ そのビジュアルで、ただ懐かしいだけではなく、しっかりと美味いですね。真っ黒な #カレーソース は深みのある欧風な味わいです。 ・ キャベツの千切りやカイワレ、コーンの入った生野菜は卓上のドレッシングをかけて頂けば玉ねぎのドレッシングで、これも美味しい。 ・ そう言えば飲むのを忘れていた #味噌汁 は白味噌で甘めの味わいで豚肉もたっぷり入った #豚汁 のようでした。いやー、ここ自分の好きが全て詰まっています。 ・ ちょっと通って全メニューを制覇したいですね。でも、家からも職場からも遠いので結局は色々なメニューをちょっとずつ楽しめる大人様ランチにしちゃいそうです。 ・ #池袋ランチ #池袋定食 #池袋洋食 #池袋グルメ #池袋カレー #池袋カレーライス #とa2cg (キッチンABC 池袋東口店) https://www.instagram.com/p/Cc1GNYrvkrU/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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nanas-cookbook · 3 years
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挽肉とじゃがいものカレー
手軽ながらもほっこりするカレー。寿木けいさんのレシピより。
材料(4皿分):
挽肉(牛 or 豚 or 合挽) …  200g
玉ねぎ … 1個
じゃがいも … 2個
ニラ( or 青ねぎ) … 1束
塩こしょう … 少々 
オリーブオイル … 大さじ1
クミンシード … 小さじ1
にんにく … 好みの量
生姜(すりおろし)… 好みの量
水 … 適量
中濃ソース … 大さじ3
ケチャップ … 大さじ4
カレー粉 … 大さじ1
しょうゆ … 小さじ2
和風だしの素 … あれば少々
ごはん … 4杯分
玉子 … 4個
作り方(4皿分):
にんにく(好みの量)をみじん切りしフライパンへ。オリーブオイル(大さじ1)、クミンシード(小さじ1)と一緒に中火にかける。香りが立ったら挽肉(200g)を加え、塩こしょう(少々)、カレー粉(大さじ1)をふりかけて焼き色がつくまでじっくりと炒める。
挽肉に火が通るまでの間、玉ねぎ(1個)、じゃがいも(2個)を一口大に切ってフライパンに加える。全体に油がまわったら、具材がすこし頭を出すくらいの量の水を加えて蓋をする。そのまま20分煮る。
具材を煮込んでいる間に半熟茹で卵をつくる。玉子(今日食べる数だけ)を冷蔵庫から出して置いておく。小鍋に��を沸かし、沸騰したら玉子をそっと入れる。そのまま6分茹で、冷水に引き揚げて殻をむく。終わったらニラまたは青ネギ(1束)を刻む。
木べらで野菜をつぶす。水分が少なくなっていたら水を足し、中濃ソース(大さじ3)、ケチャップ(大さじ4)、カレー粉(大さじ1)、和風だしの素(あれば少々)を加えて混ぜる。刻んだニラ( or 青ネギ)を加えて5分煮込む。
5分経ったらしょうゆ(小さじ2)を加えて混ぜる。味見して物足りなければ塩こしょうとカレー粉を少しずつ足して味を整える。
ご飯にかけて、半熟茹で玉子を添えたら完成。
参考レシピ:
カレーの来た道|寿木けい「土を編む日々」
エッセイと融合したようなレシピが素敵。
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beyondx-blog · 3 years
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夕食など
とりあえず,あまり見せるようなものでもないが本日の夕食を晒す。 焼きすぎた感のあるニラ玉と山芋の短冊切り(すり下ろすのがメンドクサイわけではなく,触感が好きだから),キュウリを切ってレタスをちぎっただけのサラダ。なんかほっとくと野菜ばっかりになるな。
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サラダは自家製のマヨネーズで食べる。ちょっと分離気味だけど,使い切りだからドレッシングだと思って気にしないことにする。オリーブオイルをベースに卵黄と塩,米酢とリンゴ酢をかき混ぜたものだ。米酢は少量でも風味が強すぎてダメだな。穀物酢のほうがマシか。
飲み物は,焼酎をあらかじめレモン果汁ごと炭酸水にしておいたもので割る。二つ入れるだけでレモンハイになる。これと浄水器のおかげで新居になってからのペットボトル類の購入が激減している。割といつも飲んでいるのは,ビルトイン浄水器からの還元水素水だ。世間では頭が悪い代名詞的な水素水だけど,還元力などは疑いのないものであり,保存ができないのでペットボトルとかだと意味がないだけの話だった。生成してすぐ飲めばまったく問題ない。なにより効かなくてもただの水だからまったく害がない。
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せっかくだから食器についても少し書いておくと,ニラ玉の入っているのが山本達長氏作の総織部四方皿,山芋の入っているのが草場奈美子氏作の彩磁練上 中皿 曲吹だ。この花柄は裏面にもあり,練り上げ技法,平たく言うと金太郎飴的な手法で作られた作品となっている。 食器の基本はナルミのStylesを中心にそろえているのだが(先のレタスチャーハンの器はStylesではないがナルミのボーンチャイナだ),和食器に関しては,支援の意味も込めて国内陶芸作家のものを選んでいる。まあ,肝心の飯碗については,(主に大きさ的に)なかなかいいのがなく,ナルミのボウルで代用している(薄くてちょっと熱い)。学生時代から丼メシだったので,「茶碗ってこんなに小さかったっけ?」な感じだ。素直に丼を使うかなあ。
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yfuga · 3 years
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2021/02/03 タイマグラの記憶
どうしても今、行かなければという気がした。久々の呼ばれている感覚だった。 山道が怖くて、三陸鉄道に乗った。盛駅に車を置いて。車窓から臨む広い吉浜の海や、大船渡の人々の生活、せっかく電波の無い場所へ行くのだからとスマホを閉じパソコンをしまう。ああ、もう少し荷物を少なくしたかった。軽くて容量のあるバックパックも必要だ。
川井駅に来てくれたトトさんは、ヤマザキショップで買い物をして牛乳一本だけ抱えて出てきた。必要なものだけを手に取るのだな。
タイマグラまでの路は想像以上に雪に覆われてツルツルだった。バンガローのすぐ横の山小屋は機密性ゼロ。家族4人と私で薪ストーブを囲う。大根餅(炒めた大根とニラ、米粉を練る)が美味しかった。
17時、お風呂。薪で沸かすタイプ。「湯加減いかがですか」と生さんが聞いてくれる。桶が床に凍ってへばりついている。シャンプーも凍って出なかった。持ってきたドライヤーは、なんか違う気がして、使わずしまった。
夕飯を食べてすぐ、長男の大樹さんが玉ねぎを炒め始めた。じりじりじりとじっくり、ただひたすら炒めること30分くらい?カレーの玉ねぎはそんなにも時間をかけてじっくり炒めるのか。「飴色になるまで炒める」と文面で見るのと、その様子を横で眺めるのとは全く違うのだな。「ただそれをする」という状態をぼーっとみながら感心した。私ならきっとスマホをみたり動画を流しながら何か効率的に、と考えてしまうだろう。
じゃがいもを外に並べて寝た。
朝、6時にみんな起き始める。ゆたんぽふたつ入れた布団は寒く無い。が、コンタクトレンズが液ごと凍っていたのにはちょっとびっくりした。色々凍っている。なぜか充電できてい無いiphoneは、低すぎる気温のせいだった(翌日はゆたんぽであっためることにした)。
-19.5度、-20度、と騒いでいる陽子さん。-20度になれなれと言って温度計を動かす。facebookで友人たちのマイナス気温自慢をみていた。本当にこの暮らしを楽しんでいるように見えた。
橋まで歩いて行った。枝先に氷がついている。なんと表現したらいいのか。氷に朝日が差し込むと一斉にキラキラと輝き出す。日を浴びた木々も、ピンク色に染まった早池峰山の山頂も、息を飲む美しさだった。
凍った枝が溶けてくると、ピシっという音が響く。
朝ごはんはスパイスのパン、ジャガイモを焼いてスパイスで味付けしたもの、ひじきのナムル(オリーブオイルで炒めて酢につけた?)、生さんの淹れるガブガブブレンド。
シミホドを作る。凍ったじゃがいもをお湯でふやかして皮をむく。ワイヤーに通してネックレスのように輪にする。川へ持って行って木に吊るし水に晒す。2週間といったっけ。雪にぽんと置いて、赤く色付かなければアクが抜けた証拠。それを干して、臼でつついて粉にして保存するらしい。粉を水で溶いて練って三角に整形し、鍋にいれて食べる。食感は「ツカツカ」。
昼、大樹さんの作る肉まん。もちろん生地から。発酵は湯たんぽで。肉はラム肉。ガラムマサラ?少々と、なんか難しい名前のスパイスを入れていた。肉汁がすごい、美味しすぎる。2個食べてお腹いっぱい。
雪が降り出して、散歩に行けないままストーブの前に座って本を読んだりトトさんと話したりして夕方になる。遠野の馬の本や、澄川さんの本、物には心がある(鮭の皮が靴底に)、ダムになった町の本、などを読んだ。
マンボウは何を食べているの?とか、トチの実的な話(扁桃腺のはれに効く日本の薬草)、タロとジロの話、トトさんの木の話(毒を食べたら、なんとか桜の木の炭がいい、ちなみにサクラとは咲くの複数形で、花がいっぱい咲いている木はサクラと呼ばれていた)を聞いたりしていると、自分の知識のなさにちょっと情けなくなった。せめて自分のフィールドの話ができるくらい、勉強しておきたいじゃないか。
生さんの作る、鹿の皮をなめしたものを見せてもらった。エプロンや皮小物を作りたいという。彼の撮る写真は美しいし、美しい世界の中に住んでいたらそれはカメラを常に手元におきたくなるとおもった。
夜、サグカレーに揚げたチーズ、熊肉のステーキ(脂が多くて大変!)、トトさん自家製のワインと陽子さんのコーラ。夜、少し話し疲れたか。凍らないように、コンタクトレンズと一緒に寝た。
朝、8度(今日は何度でしたかと聞いたら、陽子さんがぴったりとあてた。)。ちなみに〜度、というとき、もはやマイナスはつけないが当たり前に氷点下。窓のない納屋で寝ている生君、すごすぎないか?
昨日のように凍った枝先は見られなかった。雪が降っていた。もっと散歩したかったな。なにより良いのは、木々に囲まれていること。自然の音だけが耳に入る環境。独特の静けさがある。この環境が好きだ。
10時頃には家をでた。シエンタに乗って送ってもらう。あっという間だったな、もっと話したかった。心は穏やかで、静かだった。
帰り、タミゼでパンと、さとう衣料店で靴下と珈琲豆とミルを買って帰る。そういえば、トトさんの靴下はびっくりするくらい大きな穴が開いていた、縫って大事に一足を履く、ということを私もしてみようか。
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yukalyn · 3 years
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12/1に新橋にオープンした、カジュアルに気軽に飲める韓国酒場。 #カジカン酒場ちぢみん新橋店 へ→ @chidimin.shinbashi ゴルフレッスン帰りに、新橋界隈にいた飲み友と合流し寄ってみました♬ 本格韓国料理から屋台料理まで、本場韓国の味と気分を楽しめる酒場。 2Fの窓際にあるカウンター席に座ったんだけど、ここのカウンターすっごく広々としている! 開放感もあるので、テーブル席と変わらぬゆったり感で過ごすことができました。 メニューを見ると、全体的にすごくリーズナブル。 韓国料理専門的なお店って料金が意外と高いイメージがあったので、このお得な価格設定は嬉しい&有難く思いますね。 お通しは、カムゲタン? こんな立派な汁もんがお通しで出てくるなんて…。 しょっぱなから本格派、その後のお料理にも期待大でワクワク度が上昇してきます。 お料理メニュー、おつまみはアラカルトで… サムギョプサル、ニラ玉ユッケ、生キムチ、おでん盛りをオーダー。 甘みを感じる脂の旨味が堪らぬ豚肉と、新鮮なお野菜やキムチとのコラボが絶妙なサムギョプサル。 お肉は焼いた状態で出てくるので、あくせくすることなくまったりのんびりと会話を楽しみながら堪能できるのは良いですね。 お野菜はお代わり自由ってところも、かなりのGOODポイントです。 豪快にぶ厚くカットされた濃厚な美味しさが広がるユッケ+ニラの風味とシャキシャキ食感も堪らぬ睨玉ユッケ。 これめっちゃ好きかも、豪快なんだけどまろやかでキレのある贅沢な美味しさにはノックアウトでした♡ 程好い酸味とコク深い出汁の旨味も絶妙な生キムチ。 味はしっかりと浸かっているけど食感はシャッキシャキ、この味わいと食感はくせになる美味しさですね。 一度食べてみたかった、韓国のおでん。 中でもオムク?魚介の練りもの串がすっごく気になっていたので、これが食べることができてすごく嬉しかった♪ 汁はけっこう辛めなのかなと思っていたけど、思っていたよりもサラっとしていてお上品な味わい。 でも出汁がすごく効いていて、なんとも言えぬ奥深いコクが口の中に広がります。 程好いピリっと感もあったりするので、後味にキレがある。 だから盛り合わせにしたから具材はかなりボリューミーだったけど、あっさりサラっといただくことができました。 本当メニューは全体的にリーズナブルなので、量が少なめだったりするのかなとかも思ったけどそんなことはなし。 どれもボリューミーで盛り付けも美しい、味も本格的で抜群の美味しさで満足度はかなり高めな味わい&ボリュームです。 店員さんがめっちゃ感じ良くて、料理やドリンクが出てくるのもスピーディーで気持ち良いところも良かった。 カジュアルな居心地のお店の雰囲気もすごく良かったし、コスパもすごく良いと思うのでまた行きたいって思うし飲み友にも(自慢げに。笑)教えたくなるお店。 2Fはテーブル&広々としたカウンター席になってるんだけど、1Fは立ち飲みスペースになっているので。 2Fでまったりガッツリはもちろん、一人でフラっと的な?ちょい飲みにもぴったりオススメのお店です。 店舗情報を詳しく知りたい方は、お店の公式アカウントから(→ @chidimin.shinbashi )or“カジカン酒場 ちぢみん 新橋店”で検索🔎 or食べログページのリンクを貼ったストーリーズもあげているので、ハイライトの“カジカン酒場ちぢみん新橋店”からリンクをタップしてチェックしてみてね! #chidimin #shinbashi #新橋 #新橋居酒屋 #韓国料理 #新橋韓国料理 #立飲み #新橋ランチ #新橋ディナー #新橋ごはん #新橋グルメ #WoomyPR #サムギョプサル #ニラ玉ユッケ #生キムチ #おでん盛り #韓国おでん #カジカン酒場 #ちぢみん #instagood #instalife #instajapan (カジカン酒場 ちぢみん 新橋店) https://www.instagram.com/p/CXj_47EPVnK/?utm_medium=tumblr
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haruki5513 · 4 years
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にら餃子&きんぴらごぼう とりあえず、、、ビーーーール🍺!!! つまみ、一品料理 自分で作って食べた感想 にら餃子 肉は鶏肉、野菜は白菜キャベツ玉葱ニラを使いました。 味付けは、少しおろしにんにく、おろし生姜、塩胡椒、味の素、ニンニクオイルで仕上げました。 焼きの仕上がりはボリュームあって良かったのですが、種の野菜が細かく切り過ぎて食感が感じにくく、ニラの風味が強く当たってくる感じがしました。また次回食感のある餃子に挑戦します!! きんぴらごぼう 食べやすい大きさに切って、素早く仕上げるのを意識して作りました。 合わせ調味料で味を付けるのもありますが、自分は酒、味醂、砂糖、醤油の順で炒めてます。 野菜から水分を出させないように気をつけながら、強火で素早くフライパンを振りながら作っていきます。そしたらなんと、しっとりシャキシャキのきんぴらごぼうに仕上がります!! #食べ #食べるの好きな人と繋がりたい #食べスタグラム #食べ物 #食べログ #餃子 #ニラ #ニラ餃子 #きんぴらごぼう #きんぴら #料理 #料理好きな人と繋がりたい #料理記録 #料理男子 #料理人 #tsujicho #tsujichogram #辻調卒業生 https://www.instagram.com/p/CGsDSgSsP8p/?igshid=1rr1fqyi36dq8
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find-u-ku323 · 4 years
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『貝ベースの醤油ラーメンを出す、あの店のこと』
 ラーメン屋を閉める決意をしてからというもの、今どき流行らない古めかしい中華そばの店に父と二人で行った少年時代を思い出す夢ばかり見る。  何の変哲もない一杯六百円とかの、メンマ・チャーシュー・ネギが乗ったいわゆる普通の醤油ラーメン。  西陽が傾き加減で入ってきて少しノスタルジックさもあるような古臭い空気感と、時たま子供でも分かるようにして漂う煙草の薄い臭いと、べたついた床。上を見るとメニューがずらっと書いてあって、「どれにしようかな」と悩みながらも結局あのシンプルな中華ラーメンに行き着くのだ。  なんにも特徴のないのが特徴のラーメンだったけれど、そのときの俺はそれで満足だったし、父と言葉を交わさなくても味に集中している時間だけは何か空気が変わったように打ち解けられたような気がした。 「うまいな」  そう、生きて来て父と話した言葉なんて、そんなものである。  そして俺はその店を切り盛りする角刈りのおっちゃんに「また大きくなっとるやん! そうか、賢ちゃんももう今度は中学生かぁ。時の経つのは早いもんやな!」なんて言われてがしがしとひとしきり頭を撫でられたあと、俺が「ごちそうさまでした」と言ったところで、その夢は終わる。  そんな夢想をするくらいなら、サラリーマンをやっていた忌々しき時代の上司に受けたパワハラの夢でも見ていた方が今の自分にとっては百倍もマシであっただろうに……。スマホのアラームを止める手が、今日は一段と重かった。  そうか、もうこんな時間か……。いくら憂鬱でも、身体は何年も続けてきた仕込みと下準備の時間を覚えているし、勝手に手は動く。疲れているのに、心はやるべきことを為そうとしてくる。なのに俺は気持ち悪いざわめきを抑えることは出来ない。一度、便所で食べたものを全て吐き出した。  夜明け前、まだ暗い部屋の外を眺めて、こう思うのだ。 「……こんな店、早く潰れてしまえばいいのに。誰か火つけてくんねぇかな」  いつまで思い出に縋っているんだ、と誰の声だか知らないが、夜明け前の静寂から聞こえてくるのだ。だから、もうあと一週間で店を閉めてやる。  ──この店は蝉のごとく、地面から地上に這い上がることができたのだろうか?  俺は心を無にして、そんな風に振り返ってしまう気持ちを蹴飛ばした。
◆閉店まで 七日
 盆地の夏は蒸し暑く、たとえ朝でも日が昇ればあっという間に三十度は軽く超えてしまう。だから、もっと酷暑になる昼頃になんて、まず出歩いているのは夏休み中の下宿生か、物好きばかりで、店は繁盛しない。  いつもの夏の光景は、仕事を辞めて店を始めた十年前から、何一つとして変わっていない。 「ご馳走様でしたー」 「あいよー」  誰だか知らないが、この辺りに住む学生だろうか。律儀に声をかけてくれるので、こちらとしても気持ちがいい。ここに店を構えてよかったと、改めて思う。  俺は、この店を閉めることを事前に告知しないことを決めていた。もちろん申し訳無さはあるが、客に気を遣われても困る。むしろ、風のように消えて「えっ、あの店辞めちゃったの」と思い出される存在であるかどうかを試すために、誰にも言わずに店を閉める。  俺が出しているのも、夢の中で出てきたような、何の変哲もないように見えるだろう醤油ラーメンだ。もう、メンマもチャーシューもネギもそのままで、子供の頃から慣れ親しんだものにしか見えない。しかし、これこそが俺の答えであり、結晶である。  確かに、「あの店は良かった」と皆の記憶の中にどこまでも棲み着いて苦しめるような、そういうラーメンを作って、今まで来なかった奴らに復讐するということが目的なのは間違いない。  だが、俺にとっては、この答えとなる最高傑作を作っても『アイツ』が来なければ意味なんてないと思っている。 「暑いっすね」 「きょう真夏日だぞ。こまめに水とれ、水」 「ありがとうございます。でも、店長に倒れられると困るんで、程々でいきましょう」  バイトの大学生もこの辺りに居を構えているらしいが、地元とは違う気候にかなりやられているらしい。加えて厨房はこの熱気である。俺は彼を気遣ったが、彼も彼なりに俺のことを気遣ってくれているらしい。 「そりゃどうも。それで、大学はどうよ、友達は出来たか」 「おかげさまで手で数えられるくらいの付き合いしか。でも、それなりにうまくやってますよ」  うまくやる、という言葉の響きで、今の若者はそういう方向に特に賢いなと思った。コミュニケーション能力の鋭さや丁寧さは、今の世代からすると常識に等しいのかもしれない。  ──ならばすれ違いながら生きてきた俺は間違っているのか?  答えはノー、だと思いたい。しかし、現実はそうではないのだろう。昔のことに囚われて今のことが見えなくなって、その結果、未来のことまで見えなくなってしまう性分には、「うまくやる」なんて洒落たことが出来ない。直情的なのに後ろ向き。それならいっそ、チョロQのようにゼンマイ式で後ろに引いて、それから猛スピードで直進できれば、なんて。  ドアの外から見えるのは、あるようでない日陰をうまく渡りながらはしゃいでいるアベックとか、カメラを首にかけて猫を追っている白いワンピースの少女とか、あるいは、あれは家族連れだろうか。帽子をかぶって真っ黒に日焼けした夏の象徴みたいな男の子がこちらを見ているような気がした。  ふと、その男の子に俺の子供の頃を重ね合わせる。  ──お前は麒麟児だ! ラーメンの味が分かるんだろ? 天才さ!  麒麟児、という言葉の意味も分からなかったあのころ、わしゃわしゃされていた俺の髪の毛と、その子の天然パーマがかった頭とか、雰囲気とか、そういう物が似すぎていて、 「店長! お客さんですよ!」  という声がバイトの子からかかるまで、俺は来客にまったく気づけないでいた。  クソ、今日は調子が狂うな……。俺は、眩しすぎる若き煌めきを無視できない。歳を食うのはまったくいいことがないんだよな、とオーダーを取る。
◆閉店まで 六日
 常連の青木さんは、すぐにご飯を済ませようとする。 「いつものヤツ」 「醤油ラーメンと半チャンのセットですね」  オーダーを聞いてから、俺が作ってサーブするまでの間、ずっと青木さんは貧乏揺すりで無言の圧力をかけてくる。別に声を荒げるようなことはしないが、その様子を見ている方はなかなかプレッシャーを感じるものだ。  しかも、バイトの子は青木さんに怒られたことがあるらしい。曰く、『サーブを早くしようとしているのは分かるが、そのせいで半チャンの出来が悪い、もっとパラパラにしろ』とのことだった。ただ、そのときだって味に文句をつけながらも、口にとにかく素早く運んで五分で食い終わっていた。  そう、青木さんに満足してもらえないまま店を閉めるのも確かに不本意ではあるのだ。ただ、遅くては文句をつけられてしまう。つまり俺は青木さんに味とスピードという、いい店の三拍子のうちの二つをいつの間にか鍛えてもらっていたといえる……かもしれない(三拍子の残り一つの『安さ』は、青木さんに言われなくとも、たぶんこの辺りでは一番だと思う)。  半チャンに使うのは、ご飯、卵、長ネギ、塩、油、水。手慣れた手付きで中華鍋へ遠慮のない量のごま油とご飯をどばっと投入し、その上にさらに溶き卵をかける。そして一気呵成の勢いでじゃかじゃかと鍋の中で暴れさせる。うまく炒められれば、そのあと塩・長ネギを加え、火を弱めてひとさじの水を軽くふりかける。最後の炒めを終わるまでに一分とかからない『タマゴ炒飯』とはこれのことである。  一方のラーメンは、朝から仕込んでおいたアサリ・昆布・シジミをベースにしたコクの深い秘伝の醤油スープに、勢いよく湯切りしたちぢれ麺を投入し、先に炒飯を作ったときに多めに切っておいた長ネギ、さらにメンマと、これまた夜が明ける前からトロトロに煮込んでおいたチャーシューを乗せる。要素はたしかにシンプルでサーブまでの手間は果てしなく短いが、それまでの準備がひたすらに長い。しかし、それをやっておくことにより、味にも速さにも自信が出るというもの。手は抜かない。  完成したラーメンと半チャンのセットは、まるでサイモン・アンド・ガーファンクルのようなコンビネーション、明日に架ける橋のような希望に満ち溢れた輝かしさである。  さあ、どうだ、青木さん。今日は俺の作る最後の一杯をお見舞いしてやる。  俺はそんな気持ちで、テーブルに「お待たせしました、ラーメンと半チャンセットになります」てな具合でそれを出した。  このとき、俺は思った。俺にとってはこの人に出すのは最後の一杯になることがもう分かっているけれど、青木さんや他の常連客にとってはいつもの一杯に過ぎない。それなのに、俺は空回りして変なことをやっているのはおかしい。いつものように、手は抜かずに気は程々に抜いて、ナチュラルな一杯を目指すべきなのではないかと……。  ラーメンを口にした青木さんが、麺をすすったときに少し表情が変わった。だが決して言葉にはしない。いつものように、腰の曲がり始めた汚れ混じりの作業着姿で、黙々と淡々と食べ続けている。その横顔を見つめていたバイトの子が、何かに気がついたような表情でポツリと漏らしている。 「青木さん、もしかして怒ってるんじゃないですか……?」  嘘だ。俺は気合を持って今日の一杯、ひと皿を出したはずだ。さっきは空回りしてちゃいけないんじゃないかと思ったが、それだって正しいという確証はないのだ。だから、俺は俺のベストを出しただけなのに……。段々と、分からなくなってくる。  俺の頭が堂々巡りしている最中、青木さんが席を立ち、店中に響き渡るようにデカい声でこんなことを言った。 「ご馳走さん。……一つだけ言わせろ! 半チャンを律儀に出してる時点で、お前はラーメン屋失格だ」  振り返らなかったので顔は見えなかったが、席にあったラーメンは半分程度で残されていた。時間を見ると、サーブしてから丁度五分が経っていた。
◆閉店まで 五日
 昨日の青木さんの言葉は、まるで憲兵に銃を向けられたときの敵国の兵士のような感情を抱かせた。今から俺は死ぬのではないだろうか? そういう凄みさえあったのだ。  やはり俺の店はどこかで何かを間違えていたのかもしれない、と途端に不安にもなるのだ。  なぜ半チャンセットを頼まれていて、それで半チャンを出したらラーメン屋としては失格になってしまうのか、それはなるほど哲学的な問いとしか考えられなかった。  しかし日々はそんな俺のことを放っておいても、セーブポイントから続きがやってくる。どうやら人間というのは、昨日のことをずっと引きずっては生きられないように出来ているらしい。あまりやりたくなかったが、行きがけに度数の低い酒を一缶だけ煽ったら、すっと記憶の中とか頭とか身体から要らない力が抜けていくのを感じた。  ともに歩んできた『アイツ』のことを心配している余裕が今はない。俺は蝉なんだ。きっと死ぬ時くらいは自らの生涯を全うするために地上に出てくるんだ。  開店直後、とある珍客が現れた。 「なんだ、先輩じゃないすか」 「どうせ暇なんだろ。食いに来てやったよ」  この体重115キロという巨漢の男は、真正の食欲における猛者たる風格を漂わせているが、ただの公務員であり、俺が大学時代に部活で大いにお世話になった先輩である。陰では部員から豚とか言われていたが、本当は渾名をゴリ松先輩という。なんということはない、顔がゴリラそのものだから、ゴリラのゴリに、苗字の一部から松でゴリ松……先輩だ。 「まーたあっさりとしたもん作りやがって、もっと豚骨ラーメンとか作れよ」 「うちは豚骨置いてないっすよ、俺なんか豚骨とかインスタントでしか作ったことないから分かんないし」 「おいおい、それで何がラーメン屋だ!」  豪胆に笑って見せる顔が無邪気な子供そのものなので思わず吹き出しそうになる。昔と変わらないその心というのが、俺をひどく安心させるのだ。 「しゃーねーなー、醤油ラーメン一丁! それと餃子!」 「はいはい」  餃子セットは半チャンセットと並ぶ人気商品の一つで、とくに餃子は羽根付きのパリッとした感じに拘りを入れている。臭いが気になる人向けににんにくやニラを使わず、生姜などでその代わりのアクセントをつける。  ゴリ松先輩は営業の最中だろうか、スーツ姿でこの店にすっかり馴染んでいる。それを見て、俺も真っ当にサラリーマンやってたら結局こういう感じになって、どっかのラーメン屋で飯食ってるんだろうなという、そんな違う世界での自分を想像していた。 「あの」 「何?」 「ゴリ松先輩って、何で前の会社から転職したんすか?」 「言ってなかったっけ? 給料はまともに払われてねーし、上司は自分が失敗したのに責任を取ろうともしないしそれを部下に押し付けてくるし、上に刃向かったら左遷だし。ブラック企業ど真ん中よ、俺は人間だからそこから這いずり出てきただけ」  ゴリ松先輩は大学卒業後、某有名一流商社に就職し、華々しいビジネスマン人生を踏み出すかに思われた。しかし現実は昭和の軍隊統制さながらのブラック企業で、悪法も法なりと言わんばかりの労働基準法潜り抜けで精神も身体も限界までこき使われていたらしい。 「あー、一番酷かったのはやっぱアレだな、宴会で土下座させられて仕事でのミスを詰られるやつ。もはや仕事でもねーけど」 「マジすか、飲み会でそんな前にやったこととか根に持たれるんすか」 「そりゃあ、もうあんな職場で働いてるやつなんか頭おかしいやつしかいねえよ。大学卒業しても勉強だけ出来て後はゴミみたいな人間、本当にいるんだな」  先輩は昔からこんなに口が悪い、というわけではないのだ。あの中にいたら誰だっておかしくなるし幻覚のひとつやふたつくらい見るだろう、と尋常ではないほどの汗を拭って苦笑いした。 「そうだ、水、もらうよ」 「ああ、全然構いませんよ」  そういって先輩は小さな袋に入った錠剤を取り出した。 「それ、なんです?」 「もう俺も歳だからね。ダイエットしようと思って。本当は食前に飲まなくちゃいけないんだけど、ついつい忘れるね」  俺は驚いた。正直、もともと放漫な食生活をしていて、前の会社に勤めていたときの自暴自棄な暴飲暴食も重なってかなりの肥満体型にはなっていたが、ダイエットか……。自分の腹の肉が気になるお年頃なのは、俺も同じだったことを思い出させられる。 「そしたら、ラーメンはもう卒業ですか?」 「違えよ、これ飲んだら実質カロリーゼロだから」 「言い訳雑過ぎっしょ……」  昨日とは違って、帰り際にはスープ一滴、餃子のひとかけらも残ってはいなかった。
◆閉店まで 四日
 壁に貼ったカレンダーに、「あと四日」の文字。そう、一日一日を刻んでいくことで、ゆっくりと自らの終わりを生活の実感と一致させていく。今日もジージーと蝉の鳴く声がずっと煩く響いている。  『アイツ』、まだ来ねえな。もう店閉めるまであと四日だぞ、早く来ないと手遅れになるぞ、と虚空に呟く。自分で選んだ未来を後悔しっぱなしでは終わらせられないのだ。そのためには『アイツ』が終わらせてくれないと、何も始まらない。  俺の店はビルの一階にあって、その賃料はそこそこのものだ。話は既につけてあるが、念のため会ってもう一度段取りを確認しておかなくてはならない。迷惑にならないように、早い時間にその人を訪ねた。 「ごめんください」 「ああ、どうも、ラーメン屋の方ですか。先日の話で何かありましたか」 「いえ、特にそういうわけではないのですが、再度、事情の再確認とか、まあ、ご迷惑をおかけするわけにはいきませんから」 「何度でも確認していただければと思います。実は事情が変わった、というときに対応できないと大変でしょうし」  いつ会ってもこのお爺さんは腰が低い。年月を経て銀色になった髪が陽の光にふんわりと輝く。歳を正しくとるとはそういうことで、ちゃんと報われてきた人間の顔をしているという感じを受ける。  俺もこうなりたいな、と思ったことは一度や二度ではない。しかしそれは土台無理というものだ──正しく歳をとるというのは、たぶんきちんとした職に就き、社会の為に汗水を垂らし、たまに適度な休息を取って家族を養い愛することによって、普通の人間として為しうることなのだ、たぶん。俺にはその資格なんて、到底ない。 「どうにもならないとは思わないんですがねえ……私も醤油ラーメン、好きでしたよ。正直、廃業というのは心惜しいものです」  それでも、この大家さんにそこまで言ってもらえるのだから、俺はある意味ではとても幸せ者なのだろうな。 「それで、どうします? 一応、建物は残ってるんで、片付けに入るでしょう。そのときにもう一度引き払うときの条件だけ確認することにしましょうか」 「ええ、それで構いません」 「ありがとう。それでは、日課のジョギングにでも行ってきますよ。最近は妻も一緒に走りたいなんて言ってくるものでしてね」  そういうと、大家さんはそのまま川沿いに走り出していった。そうか、奥さんと一緒に走ってらっしゃるのか。こんな感じで生きている仲睦まじい熟年夫婦というのは、見ているだけでどこか心が癒されるものだ。まるで木々にとまる二羽の雀のように、心細い夜でも寄り添って生きることが出来る、『アイツ』とはそういう風になりたかったな……でも、それもいつかの話だから、今日は今日を生きる。  店はいつものように、繁盛するはずもなく、ただただ空席の目立つ日常だ。この店は別に儲からない。なんなら赤字で、店を維持するのにも金がかかる有様だ。それでいいとは俺は一度も思ったことがない。そして、閉めると決意してからもそれが変わらないのだから、もうラーメン屋に未練なんてない。  ふらっと、そのとき一人の女性が入って来た。 「いらっしゃい」 「あの、ひとりなんですけど、いいですかね」 「構いませんよ。そちらのカウンター席へ」  この店に初めてやって来るお客さんらしい。こんなところにやってくるなんて、相当な物好きしかいないだろうに──半ば同情めいた気持ちも持ちつつ、彼女がこの時期に似合わない薄めながらも長袖のジャケットを椅子にかけたところで、オーダーを伺う。 「ご注文は?」 「……醤油ラーメンの味玉つきで」 「かしこまりました、ラーメン味玉一丁!」  ……お前以外誰もいなくてもオーダーを通すときに叫ぶのは雰囲気づくりだよ、ほっと���。俺はバイトの子にそんな思いを込めて目線を向ける。  味玉は、前の日から煮込んでいることもしばしばあるくらい時間がかかる。きっちり濃い口の甘辛い醤油ベースのたれの味を染みこませて、あっさりした醤油ラーメンに合うようなしっとりとした半熟で仕上げてある。このラーメンと味玉のマリアージュはまさしくヒロシ&キーボー、『三年目の浮気』さながら。たぶん、食べた人は旨すぎて泣くんじゃないか? とすら思う。  そんな風に自分がトッピングやサイドメニューにラーメンと同じくらい拘るのは、ラーメンに自信がないからではないと自分でも信じている──というか、そう思いたいだけなのかもしれないけど。  半袖になったその女性は、一口食べるや否や、自分のスマホでそれを撮り始めた。何かグッとくるものがあったのだろうか、それとも今流行している写真投稿サイトにアップロードするのだろうか、とバイト先の子に言ったら、 「さすがに今どき写真投稿は古いですよ。時代はストーリーに動画を上げるのが鉄板です」  と言われて、おじさんは何を言われているのかさっぱりだった。  味わうようにして食べるということの尊さをそうして如何なる形で知るのだろう、そんな人は、と昔は否定的だったんだけれど、もうこんなに一般的な風景となった今では何も気にならなくなるものだなあ。そんなことを思った。 「食べることって幸せの源流なんでしょうね。ほら、あの人も幸せそうな顔してる」 「食事に集中してもらいたい気もするけど、まあ、あれも一つの形なんだろうな。食べるってことの」 「おっ、店長が珍しく納得した」  何が珍しくだ、俺はかなりお前の言っていることに同意しているぞ──と思っていたら、彼女は綺麗にラーメンを平らげてしまって、それから俺たちのほうに駆けよって来た。 「醤油ラーメンと味玉、ごちそうさまでした。すみません、写真とか撮ってばかりでお邪魔でしたよね。お詫びします」 「いえいえ全然、こちらとしては美味しそうに食べて、美味しそうに写してくれたら本当にありがたいですから……」 「そう言っていただけると本当にありがたいです。……ありがとうございました、ごちそうさまでした」  お金を支払ったその対価としてラーメンと味玉を魂込めて作り提供しただけなのに、その女性はやけに丁寧に礼を言った。そしてまた帰り際に見せた笑顔がまたぺかーっと明るくて、顔も性格も美人っていうのは世に二人以上もいるんだなと、やっぱり昔のことを思い出したものだ。 「どうしたんですか、店長?」 「いや、なんでもない。ただ何となく、あの人、凄いなって思っただけだ」  そのとき、一陣の強い風が町中をひと舐めした。何の予感なのだろう? 俺はとても不思議な気分になった。
◆閉店まで 三日
 その日は、開店から尋常ではない忙しさだった。  何があったなんてことは、確認するヒマもなさそうだった。 「いらっしゃいませ! ここでお待ちいただけますか、すみません、慣れていないものでして」  この店では一切見たことのないような繁盛、行列、人の山。どんなに旨いラーメンだと言い張っても人が寄ってこなかった盆地の小さなラーメン屋に、こんなに人が集まるだなんて。何か、騙されるオチの夢を見ている気分だった。暑さと疲れで頭はずっと痛いが、その心地よい苦痛が俺に確かな生の実感をもたらしてくれた。 「お次のお客様は……二名様! ええ、どうぞこちらへ。そちらは五名様ですか、テーブルが空くまでお待ちいただけますか。すみません」  喉も痛いが、汗を拭いながら叫ぶ。人生のなかでこんなセリフを言うことになるとは思いもしなかった。これ、一度言ってみたかったんだ……。 「どうです、今日は流石にこの人数じゃ回せないでしょう」  大家さんが様子を見るついでに、ラーメンを食べに来てくれたらしい。どうやら奥さんも一緒のようだった。 「そうっすね……これは、バイト増員も考えなくちゃいけない」 「それでも、決めたことはするんですよね?」  『店を閉める』ということを、繁盛している店内で言うわけにもいかないという細やかな配慮にお礼を申し上げたい。俺は「そうっすね。もう決めたことなんで」と気持ちを傾けないように、自分を制御するようにして言った。 「そうですか。まあ、それも貴方が決断したことで、私がやいのやいの言えた話じゃないですものね。とりあえず、今はこの急場を凌いでいきましょう。頑張ってください」  大家さんからの応援は、かなり安心感をもたらしてくれることが分かった。実はこの店で食事をするのは初めてだということで、ラーメンの味を伺ったら「さっぱりしていてとても食べやすいですね」という高評価をいただいた。ますます閉めるのが申し訳なくなるから、本当は大家さんは一番最後に食べてもらうつもりだったのだが、こうなってしまっては仕方のないことだ。  そしてこの混乱じみた行列は午後になっても途切れない。何人捌いても、また後ろに列が出来て、みんな一様に醤油ラーメンを食べて帰るのだから驚きだ。全員が同じメニューを頼むなんて、普通じゃありえない。  これが、もっと昔、それこそ店が開店してすぐくらいの頃だったらな、と俺はまた昔のことを思い返すのだった。ずんどうから香る潮の香りのする醤油の匂いでいろんなことが思い出せるくらいに��、この店にも歴史がある。  実はこの店が全国的に展開している雑誌に掲載されたことがあり、そのおかげで一時期は賑わっていた。当時の看板メニューは今と違って貝ベースの塩ラーメンだったが、今のようなシンプルさの欠片もないゴテゴテした作り方をしていたせいで店の受注能力を大幅に上回り、結果として俺が倒れてしまった。その間にその雑誌での宣伝効果が切れてしまい、今まで見たいな閑古鳥の鳴く店になっていたのだった。  それが、今はこんなことになっているなんて。  思い当たる節なんて殆どないのだけれど、あるとすれば昨日の女性が写真をたくさん撮っていたことくらいしかあり得ない。写真投稿サイトにレビュー付きで載せて、それが一気に情報として拡大した、ということは全くもってありうることだ。それ何て女神?  いやしかし、それならば昨日の今日でこんなに繁盛するものなのだろうか。  俺は、にわかには信じられないといったような顔でこの現状を精一杯もてなすことだけで大変だった。心は全然間に合っていない。 「売り上げ恐ろしいことになりそうですね」 「そうだな……いったい何諭吉だろうな…………」 「給料上がりますかね?」 「まあ、そのうちな」  バイトの子には申し訳ないが、給料が上がる前にこの店は閉まるし、何ならこの売り上げもあんまり意味がない──正直、あんまりラーメン屋で儲けるということにバカバカしさを感じるようにもなってきた。歳かな、と考え直そうとしても、その考えは抜けない。  恐らく翌日もこんな感じだろう。誰かに手伝ってもらわないと久しぶりに過労死しそうだ……そんなとき、頭の中でひとりだけ思い浮かぶ人物がいた。  ──ああ、先輩なら手伝ってくれそうだな。  明日は土曜日で、客足はきょう以上のものになるだろう。ゴリ松先輩なら、土日は休みだし、たぶん副業も許可されているはずだし、後輩からの頼みを断るなんてことはしないんじゃないだろうか……と、甘いながらも色々と考えたのである。  早速、俺はメッセージでゴリ松先輩のアカウントをタッチする。 『先輩! なんか店が繁盛しちゃって、人手が足りないので手伝ってもらっていいですか! お金は出します』  我ながら軽いメッセージだとは思っていた。万が一怒られたらごめんなちゃいすれば、それで済む関係だから、それでもいいやと思っていた。俺と先輩の間柄はそういうものだったし、いつでも即返事が返ってくるのが基本だった。  しかし、いつまで待っても、夜まで待っても言葉は返ってこない。  心配になって電話をかけてみても、留守電になったままだった。  これはどういうことだろうと思って、ゴリ松先輩の会社に電話しようかとも思ったが、さすがに金曜の深夜に電話を受ける人間なんかいないと思って、もう先輩に店を手伝ってもらうのは諦めようと思った。  明日は絶対に修羅場になるだろうに、なんで既読無視してんすか……。俺はそう思っていた。
◆閉店まで 二日
 十年の歴史の中で、こんなに気合を入れて一杯を仕上げられるのは今日くらいのものだろう。それも、沢山の人に。なかなか料理人のはしくれとしてではあるが、誇らしいものがある。なんとなく熱く生きているのは蝉だけじゃなくて俺もなんじゃないか、死ぬ間際にこんなことがあるのなら人生もアリすぎるだろうよ、と思っていた。  やはりというか、昨日連絡のつかなかったゴリ松先輩は来なかった。  そして慢性的な人員不足が続いたまま、昨日よりも大勢の人々がこの店に押し寄せてきた。流石に疲れからなのかぐっすり眠れはしたものの、働きだすと休みも食事も取れないのが結構つらい。同じものを淡々と作るという作業感も相まって、なかなかグロッキーである。  見渡すと、店の中にはアベックや家族連れも多いし、一人で食べに来る人もいる。別に何があったということはないんだろうけど、そういう普遍的で普通で気が狂うほど幸せな時間をこんな自分のどうでもいいラーメンで奪ってしまうことは許されるのだろうか、とか、そんな自己否定にまで考えが至ってしまう。  それでも、店を閉めるという考えに変化はなかったどころか、むしろそうしようと動機が強化された。もうこの状態をずっと続けていくなんてのは到底不可能なんだから、尚更パッと閉めてどこか沖縄にでも高跳びしてやろうという気持ちだったのだ。  この地方特有の蒸し暑さは益々凶暴さを増していて、ずっと家にいたほうが涼しいだろうに、と思うくらいに列はどんどんと長くなっていく。外を覗けばコンクリートから無色透明な逃げ水が噴き出しているようにすら見えた。  ──あれ、俺、なんでラーメンなんか作りたいと思ったんだろう? 安定してたサラリーマンのままだって何にも困らなかったはずなのに。  暑さで少しボーっとしていると、俺の心のなかに潜む悪魔のような存在が俺のほうに囁いてくる。うるさい、俺の勝手だろう、と反論しようものなら、 「そんな風に思っているのは頑張って他力で得た絶頂を味わっているお前だけだ。本当は安定こそが大事で重要な価値観なんだ。それ以外に何を求める」  と口を塞ぎに来るのだ。ラーメンを作るというのは、恐らくその悪魔のいう『安定』とは真逆のことなのだと思う。想像するに、地震や台風、インフルエンザとかで店を開けられなくなることなんてザラにあるのかもしれないし、今までみたいに客が来ない状態がずっと続くように生きているなんてことだってありうるのだ。それは、サラリーマンを辞めなかった世界での『安定』から見ると全く物足りないし、面白くもないのだろうし、逆に言ってしまえば今の絶頂に終止符を打てる俺のことを嫉妬しているということなのかもしれない。 「醤油ラーメン以外も食べる人いないんですかね……」 「まあ、たぶんだけど、この前来た女の人がなんかでウチの写真を載せてくれて一気に繁盛したってことだろうな。ほんと、先輩が来てくれたら助かったんだけどなあ」 「どうしてるんでしょうね」 「どうせ二日酔いだろ。今の職場でもしこたま飲まされてるのは変わらんだろうね、あの性格だし断れないから」  そんな風に俺たちはゴリ松先輩のことを軽くしか心配していなかった。そして、それが彼に対しては真摯な態度だと思っていた。 「ああ、ヤバい! 長ネギを切らした。でも、買いに行くなんて暇はないな……。  よし、仕方がねえや、こっからはネギ抜きになるぞ」 「え、いいんですか。拘り抜いてるのに」 「これくらい平気だ。というか、それしかやれることがない」  厨房は戦場で、冷蔵庫は弾薬庫だった。ネギも弾薬のひとつなのだが、それが切れてしまっては戦えないといった性質のものではない。むしろ心配だったのは、麺とスープの弾切れのほうだった。完売次第閉店ってなわけだが、それが明日まで続くようなら、来るかどうかもわからない『アイツ』に食わせてやれないということを意味するわけだ。それだけは避けたかった。 「分かりました。その代わり、サイドメニューの提供をやめて、ラーメン一本に絞りましょう。そのほうがサーブも早くなりますし、ラーメンの味だけを味わってもらえるようになります」  そう主張するバイトの子の意見を採用して、前もって準備していた味玉以外のサイドメニューを全て提供取りやめにした。味に自信があり、シンプルな構造をしている麺だからこんな芸当が出来るわけだけれど、ここまでのことになると想定していなかったから、ラーメンを作り続けることへの疲れとか大変さを思い知らされた。名店の人たちはこれを毎日続けて繰り返しているんだな……と苦悩し、俺には到底こんなのは続けることができないと改めて思うのだった。  そのとき、ふと携帯が鳴った。 「店長、出なくていいんですか」 「うーん……そうだな。そっち、一人で回せたりするか」 「正直ちょっと厳しいですけど、五分くらいなら」 「なら、頼んだぞ。ちょっと出てくる」  そう言って、俺は店の裏手に出て震えるバイブレーションに応えた。 「もしもし」 「もしもし、すみません、大手市民病院です。横田賢治さんでございますでしょうか?」 「ええ、そうですが。病院が、どうかしましたか」 「こちらの取り違えでなければ、高松亮吾さんのご友人ということですよね──いえいえ、高松さんのご両親にもご連絡したのですが、全く連絡がつきませんもので、こちらから把握した情報でお電話をおかけした次第です。いまは面会謝絶状態なのですが、近く詳しく説明いたしますのでよくお聞きください──高松さんは薬物の過剰摂取が原因とみられる心肺異常を来しておりまして、現在はかなり大変な状況になっています」  ゴリ松先輩が、そんなことをしでかすとは思えず、言葉を失う。 「薬物、ですか」 「そうですね。警察の方からお話を聞く限りでは、MDMAではないかと」  思えば、そんなようなことを見たような気が──ああ、そうだ、あんなに露骨に錠剤を飲んでいたのに気が付かないはずがない。「ダイエットのため」と言われ、確かに痩せていたような気がしていたからそう思っていたけど、今こうして言われてみれば、覚せい剤であるという風にしか見えなくなってくるものだ。  そんな風に冷静に考えられる自分が、ひどく冷徹で無情な人間に思えてきた。あの先輩が薬物を使って倒れているなんて、という気持ちがないわけじゃない。だけど同時に、なんとなく憐れむような目で見てしまう自分がいる……つまり、あのブラックな環境に身を置いていたら薬という浮輪に頼りたくもなるけど、それなしではもう人生という海原を泳ぎ切ることはもう不可能になってしまうのだ、と。 「そうでしたか」 「ショックになられるお気持ちも痛いほどわかります。まずはゆっくり休んでいただき、可能であれば高松さんのご両親にも横田さんからご説明をお願いします」  全く無理難題なことを言い残して、失礼します、と通話が切れた。残された電話番号だけが表示されている携帯のディスプレイに、心を置いて行かれたような気がする。  あんなにラーメンを旨い旨いと言って食ってくれた先輩。部活で挫けそうになったときに助けてくれた先輩。前の職場で悩んでいた時に、自分も苦しいのに相談に乗ってくれて、脱サラを決意させてくれた先輩。それらが全て崩れていくのを見るのがつらいし、たぶん先輩は退院したら何らかの罪に問われて前科者となるのだろう。そうなれば、俺を支えてくれた精神的支柱のひとつを俺はなくすことになる。  ならば、尚更ラーメン屋なんてやっていて意味はあるのだろうか? 常連を失ってまで評判になるようなラーメン屋をしたいわけではない。街の喧騒とは無縁の場所に、来る人の人生を浮かべるようなラーメン屋のほうが俺には合っていて、いつかそこに先輩やバイトの子や『アイツ』を招くことが出来たなら……そんな軽い妄想をして現実逃避をするしかなかったのだ。  時間は、もうほとんど残されていない。蝉は墜落するまでが生なのだ。今から堕ちてどうするんだ、俺、とひとつ気持ちを入れなおして、また戦場に戻る。  暗い時間までずっと店の前には待っている人が絶えなくて、そのおかげで色んなことを考えなくて済んだ。だけど住処の小さなアパートに帰ると、何もない空間で空虚に今からのことを考えてしまうのだ。未来なんて嘯くけれど、そんなのは虚言に過ぎないのだ、と。  結局、誰もがただ一人で代わりのない人生という舞台に立って無頼、自分の後始末は自分でつけなければいけない。  俺は明日、あの店を絶対に終わらせる。性懲りもなく目指していた夢をここに臨終させる。
◆閉店まで 一日(最終日)
 自分で作っていて、ラーメンを食べたいと思うことは、今まで一度もなかった。思えばそこからおかしいわけで、自分で作っていたラーメンに対して「食べたい」と思えないなんて、作っている労力とか材料とか結果として出来た麺そのものに対して可哀想とかそういう次元ではない虚しさすら発生させることなのだ。それは罪である。人に認められるためにラーメンを作るという発想を根本的に転回するのが、本当はアルチザンとしてあるべき姿なのだろうと信じるようになった。  その日は朝から雨だったが、徐々に雲間から陽の光が降り注ぐような、なんともいえない変な天候だった。  それで、またいつも見ている夢とダブるな、と忌々しげな気持ちにもなる。あの中華そばの暖簾を潜ると、雨が降っていても必ず食べた後には晴れているのだ。そういえば、あのおっちゃんはどうしているだろうなあ、俺の頭をがしがしと撫でてくれたおっちゃんはもう流石に死んでるか。俺のラーメン屋人生の最期を晴れで終わらせようとしてくれてるのは間違いなくあのおっちゃんの仕業だと思う。  相変わらず、今日も人が死ぬほどやってくる。来々、万客往来。謝謝。  は、はは、最後にこんなに俺のラーメンに時間を浪費しようってんだから、みんな愚かでみんな面白い人間なんだろう。本当にどうもありがとう。  今日の為に急きょ麺もスープも卵も全部三倍仕込んで、どうせだからと日が明けるまで営業しちまおうと思った。バイトの子には「別に途中で上がっちゃってもいいからね?」と言ったが、「店長がそこまでやるんだったらやらせてくださ��。お祭りみたいで楽しいじゃないですか? ちゃんと手伝ってくれる友達も呼びますから」とむしろ臨戦態勢を約束されてしまった。そしてその通り、近くの大学に通う下宿生の子たちが手伝いに来てくれていることで、一昨日・昨日よりも負担は大きく減っている。  どれもこれも、『アイツ』が来ることを信じてやっているのだ。俺にラーメンだけをさせてくれた恩人がいなくなって、俺はどうしても今持てる最大級の力を注いだ味の結晶を食べさせなければいけないと思ってしまう、囚われてしまうようになった。でもいつまでもそれを待っているわけには行かない、それは歳を取ることによるタイムリミットも関係しているし、もしくはこの不安定な職種においてずっとここにいるという保証があるわけでもないということがあるのかもしれないけれど。だから、今日をその期限として、『アイツ』にそれを味合わせるための挑戦を続けていたのだ。  実は、スープも麺もこの忙しい中でアンケートを取るなどして、細かく調整を加えている。どんなに完成されたラーメンでも、更なるアップデートが必要になってくるはずなのだ。それを体現するための手段なら、俺はどんなに煩雑なことでも鬱陶しがらないことをずっと前から誓っていた。  十年という道のりはやはり地下に潜っていて、思ったよりも長くて怠いものであったが、それでも最後に地上へ上がってきて命の尽きるまで暮らしを燃やすということが、こんなに美しく面白いものだとは。 「替え玉ください!」 「はい! 替え玉一丁ォー!」  自分が密かに憧れていた厨房の中の掛け声だって、複数人でやれば普通に楽しい。  色んな人と働く楽しみとか、お客さんとのコミュニケーションとか、お金の勘定とか、結局やっているのは脱サラする前と変わらない人間的に当たり前のことばかりだけど、きっとそれが一番良かったんだろう。  これからはそれを形を変えてやるだけだ。俺はそう自分に言い聞かせた。  ……いや、でも今日はいくら待っていてもゴリ松先輩は来ないんだよな。いつもやっていたラーメン屋が無くなってたら、そりゃあ驚くことになるだろうなあ、青木さんだって、写真を送ってくれた女性だって。もちろんそれがどうということない人だっているのかもしれない。だけど、店には店で紡いでいた歴史とか物語があるのもまた確かなのだ。  そしてそう、俺にも歴史や物語があるのだ。  昔、誰かに聞かれたことがある。確か、元の会社の上司だったろうか。 「横井君はさ、誰に向けてラーメンを作りたいと思ってるの」 「俺は、親父に認めてもらえるような一杯が作れればいいなと思いながら、そういう風なことを前提にしながら、ラーメンを作ることになると思います」 「ふーん。で、君はラーメンなんて儲かりもしないものをどうしても作りたいんだ?」  そうだ、それで俺は喧嘩っ早いし耐え性もないから、すぐに襟首掴んで一発だけ強く頬を、年老いてもうボロボロの頬を殴ったんだった。その眼はニヤニヤと俺のほうを向いていて、今にも「殴ってもいいだろうけど、じきに真実だと分かるだろうに、愚かだねえ」と言いたげだった。  いや、ラーメン屋が儲からないなんてのは、俺が考えるよりもずっと真実に近いことなのだろう。だが、それを分かっていながらラーメンを作ろうという、そんな個人的な動機をビジネスの物差しで当てはめて全否定してくる人間にはとても腹が立ったのだ。  例えば、言葉だけでは出来ないコミュニケーションが食事を通じて出来たという自分の経験を元に何かするのは、そんなに責められるべきことなのだろうか? 何も俺の父に限ったことじゃない。ゴリ松先輩だって、大家さんだって、青木さんだって、あの女性だって、……もっと広げて言うのなら、どこかの国で戦争してる兵士でも、あるいは偉そうなことを言っている政治家も、近くにいるホームレスも、誰も一人で生きてきたわけではない。誰かと食事をした経験くらいあるさ。それだけが俺のモチベーションだったってだけだ。  気づけば、外は闇で、蝉はむしろピりつくような高音で鳴いている。もう終わりが近いことくらい、俺にも分かっていた。知らせなくてはいけない大家さん以外の誰もが俺の決意なんて知らないだろうけど、『アイツ』が来るか夜が明けるまでこの店は動き続けるぞ。  語らい合えるくらい店が静かになってから、そう、何事もなかったかのように、たぶんフラっとやってくるんだろう?  俺の今まであった辛いこと、これから起こる辛いこと、でもその中にある楽しくて面白い本質について、俺のそれに対しての解答としての一杯を挟んで語り合いたいんだ。  なあ、純菜。  俺に言いたいことがあれば、何でも言ってくれよ。だから早く来てくれよ。彼岸からこっちに来て、さ。  ついに一度も文句言ってくれなかったな。ラーメンなんて、とも言わなかったな。何だろうな、俺はとってもそのことに対して申し訳なくて苦しくて、結局何も食べさせてやれなかったんだっていう罪悪感に襲われていて、ああ、もうなんかダメだ。  涙腺が緩むのもやっぱり歳のせいかな。  脱サラするときだけ、ちょっと怒られたけどさ。本当は俺のやりたいことをめちゃくちゃ応援してくれてたんだよな。別居してからも色々面倒見てくれたり、ラーメンの味見してくれたりしたのって、そういうことだよな。そうだと言ってくれたら、それだけでもう嬉しくて飛び上がるような気がする。  蝉の堕ちるまでには食べきってくれよ、麺が伸びるから。線香も花もラブレターも指輪も何もかも渡せなくて、本当に申し訳ないけど。  それと、ありがとう。
 俺の夜はどうやら明けたらしい。  蝉は鳴かなくなり、ぽとりと街路樹のそばに堕ちているのを見つけた。まるで俺だね。疲れ果てた世界の姿を見せてくれてありがとう。狂乱が嘘みたいに、静かに朝は来た。そして、眠っているバイトの子たちに今後の処遇と金とラーメンのレシピを書いた軽くない置手紙を残し、最低限の荷物だけを持って俺は旅に出る。重いずんどう? 好きにすればいい。この場所に縛られるのが馬鹿らしくなっただけだ。俺はまた新しい蝉に憑依するだけの魂なのだから、夢に終止符を打ったらまた新しい麺に出会うのみ。  それでも、この町はすこし幸せの残り香がする。お世話になった人がいっぱいいる。何より、純菜と過ごした年月がここには残っている。  だからこそ、俺はこの町にあの貝ベースの醤油ラーメンを置いて行ったのだ──幸せと永遠の後悔の象徴として。  相変わらずジリジリと焼くような陽射しなのに少し秋の匂いを感じて、背伸びをした。そこに、きっと、いや間違いなく純菜がいるような気がする。 「美味しかったよ」  本当にそこにいるみたいな、そんなホログラムみたいな幻影を見せられているのかもしれない。それが俺に涙を流させていることに、俺はまだ気づいていなかった。
 ラーメン屋を閉めてからというもの、今どき流行らない古めかしい中華そばの店に純菜と二人で行った幸せな時代を思い出す夢ばかり見る。  何の変哲もない一杯六百円とかの、メンマ・チャーシュー・ネギが乗ったいわゆる普通の醤油ラーメン。  古臭い空気感と、時たま子供でも分かるようにして漂う煙草の薄い臭いと、べたついた床。上を見るとメニューがずらっと書いてあって、「どれにしようかな」と悩みながらも結局あのシンプルな中華ラーメンに行き着くのだ。  しかしそのときの俺はそれで満足だったし、純菜と言葉を交わさなくても、味に集中している時間だけは何か空気が変わったように打ち解けられたような気がした。 「美味しいね」  そう、純菜と真に心を交わすのは、デートでもセックスでもなく、この一杯を挟んでいた時間なのだ。  そして俺はその店を切り盛りする角刈りのおっちゃんに「お、今度は彼女を連れてきよったか! もうませてやがるな、最近のガキは!」なんて言われてがしがしとひとしきり頭を撫でられたあと、俺が「ごちそうさまでした」と言ったところで、その夢は終わる。  今ならそんな夢を見たって、魘されない。
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rincrew · 5 years
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チーズの消費量が過去最高を更新し、2019年はチーズ人気が最高潮と言われる中、11月に登場するこの冬絶対食べておきたいチーズ鍋をご紹介します。
【和食 かまくら】フレッシュトマトのクワトロチーズ鍋 ~濃厚チーズインパクト~
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今年は鍋にもチーズをたっぷりいれた濃厚な「チーズトマト鍋」がお楽しみいただけます!
和食居酒屋「かまくら」は とろっとろのチーズをたっぷり鍋にかける「トマトチーズ鍋」が人気のお店。ここ数年、様々なメディアに登場し、海外でも紹介されるまでに。 毎年進化を重ねる「トマトチーズ鍋」ですが、今年はよりチーズのとろとろ感や風味を追及し���フィーリングの良い数種のチーズを加えた濃厚チーズソースでご提供します。 . .
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. 鰹と昆布出汁とホールトマトをじっくりにじっくり煮詰めたスープにジャガイモやキャベツ、しめじなどの野菜、SPF無菌豚の美明豚、そしてフレッシュトマトとチェダーチーズをたっぷり乗せた「チーズトマト鍋」。火を入れて煮詰まったらさらに特製チーズソースを目の前でおかけします。 . .
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特製チーズソースはミルキーなモッツァレラ、芳醇な味わいにしてくれるゴルゴンゾーラ、のびの良いシュレッドゴーダを加えた濃厚でとろとろのチーズソースをゆっくりと鍋にかけ流します。絹のようななめらかなチーズソースと素材の旨味、そしてトマトの酸味が合わさった極上のチーズ鍋をお楽しみください。 . .
. 〆は定番の「トマトチーズリゾット」。旨味が凝縮したスープにお米とチーズ、そして隠し味としてレモンを垂らすことにより最後までさっぱり食べやすくなります。
【商品名】フレッシュトマトのクワトロチーズ鍋 ~濃厚チーズインパクト~ 【価格】一人前 1,680円(ご注文は二人前~)/追いチーズ200円/〆「チーズリゾット」400円 【提供店舗】かまくら 秋葉原店/上野店/池袋店 【提供期間】2019年11月1日~2020年2月28日(予告なく変更する場合があります)
【九州ざんまい 名古屋店】斬新!!「チーズフォンデュ串鍋 」
女性を中心に人気の野菜串が鍋で登場!! 野菜を豚バラで巻いた九州名物「野菜串」を特性のトマト出汁で煮込み、鍋の真ん中にあるモッツァレラなどが入った濃厚なチーズソースにたっぷり付けていただく斬新なお鍋が新登場!! 【具材】 ・レタス巻き/トマト巻き/アスパラ巻き/鶏もも/うずら/エリンギ/ウィンナー/ヤングコーン/ブロッコリー/茄子 . .
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とろとろに溶けたチーズソースにディップしてお召し上がりください。 〆はトマト出汁に具材の旨味が溶け出したスープで作る「トマトチーズリゾット」(500円)がおすすめです。
【商品名】チーズフォンデュ串鍋 【価格】一人前1,500円/追加具材 100円~/追加チーズソース300円 【提供店舗】九州ざんまい 名鉄レジャック店 【提供期間】2019年11月1日~2020年2月28日まで(予告なしに変更する場合があります)
【かまくら仙台店】炙りイベリコ豚のトマトチーズ鍋
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日本酒とのマリアージュを楽しめる「トマトチーズ鍋」
トマトベースの出汁にブロッコリーやジャガイモ、イベリコ豚、そしてシュレッドチーズがどっさりの「トマトチーズ鍋」。まずはお客様の目の前でチーズが芳ばしく香るまで火で炙ります。 【具材】イベリコ豚/フレッシュトマト/ブロッコリー/ジャガイモ/キャベツ/玉ねぎ . .
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具材にも火が通ったところで、2種類のチーズをあわせた濃厚でとろとろなチーズソースをたっぷりと鍋にかけて完成です。 特にイベリコ豚の良質な甘み、チーズと鍋の旨みが相まって記憶に残るリッチな味わいに。お酒とあわせるなら是非日本酒でお楽しみください。おすすめの〆は「チーズリゾット(400円)」です。 . 【商品名】炙りイベリコ豚のトマトチーズ鍋 【価格】一人前1,500円 【提供店舗】かまくら仙台店 【提供期間】2019年11月1日~2020年2月28日まで(予告なしに変更する場合があります)
【九州ざんまい 名古屋店】絶対外さない!!とろける至福の美味しさ!!最強の組合せ「とろ~りチーズの明太もつ鍋」
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明太子とチーズのハイブリット鍋。大人気「明太もつ鍋」の仕上げにお客様の目の前でチーズをたっぷりとかけます。明太子&チーズ好きの方にはたまらない鍋ですね。〆は「チーズリゾットセ��ト(500円)」をご注文いただき「明太チーズリゾット」として旨味が凝縮した最高の〆をお楽しみください。 ■具材:キャベツ/もやし/ごぼう/豆腐/ニラ/もつ/明太子/チーズソース
【商品名】とろ~りチーズの明太もつ鍋 【価格】一人前1,850円(ご注文は二人前~)/追加チーズソース350円/追加明太子300円 【提供店舗】九州ざんまい 名鉄レジャック店 【提供期間】2019年11月1日~2020年2月28日まで(予告なしに変更する場合があります)
【韓韓市場 品川店】人気爆発!!「チーズタッカルビ」
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チェダーチーズとモッツァレラチーズがチキンにとろ~り絡んで絶妙な深い味わいが楽しめます。トッポギやさつまいもなども入っていて甘辛タレがヤミツキです!!〆は絶対美味しい「焼き飯(450円)」をお楽しみください。 . 【具材】鶏もも肉/トッポギ/玉ねぎ/キャベツ/人参/さつまいも/しめじ/えごまの葉/チェダーチーズ/モッツァレラチーズ/
【商品名】チーズタッカルビ 【価格】2~3人前 2,800円 【提供店舗】韓韓市場 品川シーサイド店 【提供期間】こちらは通年販売の商品です
流れ落ちる、絡めるチーズインパクト!!進化が止まらない2019-2020食べるべきチーズ鍋 チーズの消費量が過去最高を更新し、2019年はチーズ人気が最高潮と言われる中、11月に登場するこの冬絶対食べておきたいチーズ鍋をご紹介します。 【和食 かまくら】フレッシュトマトのクワトロチーズ鍋 ~濃厚チーズインパクト~ 和食居酒屋「かまくら」は とろっとろのチーズをたっぷり鍋にかける「トマトチーズ鍋」が人気のお店。ここ数年、様々なメディアに登場し、海外でも紹介されるまでに。 毎年進化を重ねる「トマトチーズ鍋」ですが、今年はよりチーズのとろとろ感や風味を追及し、フィーリングの良い数種のチーズを加えた濃厚チーズソースでご提供します。 . . . 鰹と昆布出汁とホールトマトをじっくりにじっくり煮詰めたスープにジャガイモやキャベツ、しめじなどの野菜、SPF無菌豚の美明豚、そしてフレッシュトマトとチェダーチーズをたっぷり乗せた「チーズトマト鍋」。火を入れて煮詰まったらさらに特製チーズソースを目の前でおかけします。 .
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