Tumgik
#インド:ヒンドゥー教
vegehana-food · 2 years
Photo
Tumblr media
✿ モーダカ | Modak ・主に西インドと南インドで作られる伝統的な菓子である。米粉もしくは小麦粉を練った生地で、刻んだココナッツやパームシュガー(椰子糖)を混ぜて作った餡を包み、手または専用の型を用いてひだのある宝珠型に成形する。これを植物油で揚げるか、蒸した物である。蒸したモーダカはウクディチェ・モーダク(ukdiche modak)と呼ばれ、熱いうちに温めたギーをかけて食べてもよい。近年では、皮にシコクビエ粉を加えたり、ラドゥーをアレンジしたり、餡にバナナやチョコレートを加えたモーダカも考案されている。 ・後にカルダモンがシナモンに変わったものが仏教とともに中国を通して日本に伝わり、清浄歓喜団という唐菓子になった。 ・ヒンドゥー教の神ガネーシャ神の好物であり神話にもモーダカを多量に食べている場面が存在する。絵画や彫刻ではモーダカを入れた器を持った姿で描かれることもある。このため、ガネーシャ神の別名をモーダカプリヤ(modakapriya、「モーダカを好む者」)という。ガネーシャ神の祭りガネーシュ・チャトゥルティーでは、プージャーは必ず21個のモーダカを供えて終わり、信者にも聖餐(プラサド)としてモーダカが与えられる。神前に供えるモーダカは、小麦粉よりも米粉がふさわしいとされるが、小麦粉のモーダカが用いられることもある。日本の仏教寺院で行われる歓喜天に清浄歓喜団を供える修法もこれを踏襲している。
2 notes · View notes
petapeta · 3 months
Text
ビートルズのacross the universの歌詞の中に jai guru de va om というのがありますがどういう意味ですか? 解る方教えて下さい。
-----------------
ベストアンサー
・Jai(ジャイ)…サンスクリット語(古代ヒンドゥー語)で「~を称える(praise be to ~)」「~に感謝を捧げる(give thanks to~)」。 ・Guru(グル)…サンスクリット語で「(ヒンドゥー教の)導師」。英語では「グールー」。 ・De Va(デーヴァ)…ビートルズが傾倒していたインドの導師マハリシ・マヘシ・ヨギの導師名が「Dev」である。また、マハリシの師、スワミ・ブラーマナンダ・サラスワティもまた「Dev」と呼ばれている。歌の中では「デイーヴァ」と発音されている。 ジョンは「アクロス・ザ・ユニバース」の歌詞の中で特定の個人名を使用するのを避け、「a」を付加して「Deva」とした。 ・Om(オム)…「オム」はすべての根源にある聖なる音であり、ヒンドゥー教で最も短いマントラ(特定の意味をもち、神聖なバイブレーションを発する呪文)の言葉。常にそれぞれの祈りの前または後に用いられる。 、「デーヴァ導師を称えます、オームー…」、または「デーヴァ導師に感謝を捧げます、オームー…」と、ジョンは「超越冥想(TM)」の創始者マハリシを信奉してマントラを唱えていたことになる。
7 notes · View notes
Text
Hinduism is not a modern religion (Essay)
Tumblr media
Lord Shiva
Hinduism has one billion followers, mainly in India. It is a polytheistic religion with a continuous history dating back to the Indus Valley Civilization. However, the core of its doctrine is old-fashioned ``reincarnation'' and ``caste system,'' making it an old-fashioned religion. Social classes also remain fixed.
Hinduism is a religion almost equivalent to Greek mythology or Japanese mythology, and it is a type of teaching that teaches some kind of lesson from individual anecdotes of gods. However, in that case, the lessons will naturally change depending on the god you believe in, and there will be no uniformity.
Among the miscellaneous gods, the most famous is Lord Shiva. Shiva is the supreme god who rules over destruction and creation, but if Shiva has such attributes, what effect does it have on each person's faith and life? There is a well-known story of him having intercourse with his wife, the goddess Kali, and then being killed and reborn, but it is a story that merely recreates sex between ordinary men and women, and can be said to be meaningless. It's a completely useless story.
I've interacted with hippies; their nicknames were often after Hindu gods. "Parvati" etc. But I don't think they seriously believed in gods. It's nothing but fun.
In the first place, the fact that Hinduism is completely unable to break away from ``reincarnation'' and the ``caste system'' shows that even though it has many believers, it is a ``useless'' religion that cannot cope with modern times. Hinduism is nothing more than a collection of folk beliefs.
Rei Morishita
ヒンドゥー教は現代的な宗教ではない(エッセイ)
インドを中心に10億人の信者を持つヒンドゥー教。インダス文明の頃から連綿とした歴史を持つ多神教である。ただその���義の中核は古色蒼然たる「輪廻転生」と「カースト制度」であり、古いタイプの宗教だ。社会的な階層も固定されたままだ。
ヒンドゥー教は、言ってみればギリシャ神話や日本神話とほぼ同等な宗教であり、神の個別の逸話から、なんらかの教訓を読み取るタイプの教えである。だがその場合、当然のことながら、信じる神によって教訓も変わってきて、統一性がない。
雑多な神々のうち、もっとも有名なのはシヴァ神である。破壊と創造を司る最高神であるが、さて、シヴァ神がそのような属性を持つとして、それが各人の信仰に、また生活に、どのような効力があるのだろうか?妃であるカーリー女神と交合して殺され、再生するという話は有名だが、それは一般の男女のセックスを再現しただけの話であり、無意味であるとも言える。なんら役に立たない説話だ。
私はヒッピーの人たちと交流していたことがあるが、彼らはヒンドゥー教の神の名をニックネームにしていたことが多かった。「パールヴァティー」など。でも彼らが神々を真剣に信仰していたとは思えない。お遊び以外のなにものでもない。
そもそも、ヒンドゥー教が「輪廻転生」「カースト制度」からまったく脱却できないということは、ヒンドゥー教は信者が多くても、現代に対処できない「役立たずの」宗教であることを物語っている。ヒンドゥー教は、民間信仰の集積に過ぎない。
10 notes · View notes
Text
Tumblr media
Sean bienvenidos a un nuevo apartado de la cuenta jainistasarqueólogos, para estrenarlo vamos a hacer un reel a modo debate si os parece bien dicho esto pongan cómodos que empezamos. - ¿Por qué hay esvásticas o cruces gamadas en Japón, india, etc.? Me gustaría aclarar que esta publicación no busca incitar la motivación u odio hacia dicho símbolo, voy a explicaros un poco el verdadero del símbolo y de cómo fue utilizado para el mal. La cruz gamada se usa en muchas culturas del mundo desde el neolítico para adorar al sol, además significa buena fortuna o bienestar, es muy usada por el hinduismo, los antiguos griegos, etruscos y de cómo un simple símbolo dependiendo de cómo se enfoque puede cambiar bruscamente de bueno a malo o a la inversa. - ¿Qué opinan ustedes? Leo gustosamente los comentarios, por favor es un debate, se intenta no buscar idolatrías, yo me mantengo neutro. - Espero que os guste y nos vemos en próximas publicaciones, que pasen una buena semana. - Welcome to a new section of the Jainistasarqueólogos account, to release it we are going to do a reel in debate mode if you think this is well said, make us comfortable that we start. - Why are there swastikas or swastikas in Japan, India, etc.? I would like to clarify that this publication does not seek to incite motivation or hatred towards said symbol, I am going to explain a little about the true symbol and how it was used for evil. The swastika is used in many cultures of the world since the Neolithic to worship the sun, it also means good fortune or well-being, it is widely used by Hinduism, the ancient Greeks, Etruscans and how a simple symbol depending on how it is focused can change abruptly from good to bad or vice versa. - What do you think? I read the comments with pleasure, please, it's a debate, we try not to look for idolatry, I remain neutral. - I hope you like it and see you in future publications, have a good week. - アカウントの新しいセクションへようこそ、それを開くために、我々はあなたがそれが良いと思う場合は、議論としてリールを作るつもりですので、自分自身を快適にし、始めましょう。 - なぜ日本やインドなどに鉤十字や卍があるのでしょうか?この投稿は、シンボルに対する動機や憎悪を煽るためのものではないことを明確にしておきたい。実際のシンボルと、それがどのように悪のために使われたのかについて少し説明しよう。卍は新石器時代から世界中の多くの文化で太陽を崇拝するために使われており、幸運や幸福を意味するものでもある。ヒンドゥー教、古代ギリシャ、エトルリアなどで広く使われており、単純なシンボルがアプローチの仕方によって、善から悪へ、あるいはその逆へと突然変化するものなのだ。 - どう思いますか?私は中立を保ちますので、偶像崇拝を探さないでください。 - それではまた、良い1週間を。
17 notes · View notes
kennak · 4 months
Quote
インドで見つかった化石が、文字どおり怪物のような巨大なヘビの新種だったことがわかった。ヘビが苦手な方にとっては今すぐ車の中にでも逃げ込みたくなるような話かもしれない。 4月に学術誌「サイエンティフィック・リポーツ」に発表された研究によると、およそ4700万年前に生息していたこのヘビは体長が推定11~15メートルもあった。大型肉食恐竜のティラノサウ���ス・レックスを上回る長さということになる。ジャンボ機の中で毒ヘビの大群が暴れまわる『スネーク・フライト』というパニック映画があるが、大昔にはジャンボ機の5分の1ほどの長さのヘビがうねうねと這いずり回っていたということだ。 このヘビは、すでに絶滅したマッツォイア(madtsoiidae)科という陸生ヘビの系統に属する。マッツォイア科のヘビは、現在の南米、アフリカ、オーストラリア、南欧、インドにまたがる広い地域に生息していた。およそ1億年存続し、平均気温が28度前後だった地質年代に繁栄したとされる。 新たに確認された新種は、これまでに知られているマッツォイア科のヘビのなかで最大であるばかりか、これまでに生息したあらゆるヘビのなかでも最大級だった。 研究成果を論文にまとめたインド工科大学ルールキー校のデバジット・ダッタ博士研究員とスニル・バジパイ教授は、このヘビの学名を、ヒンドゥー教のシヴァ神の首に巻き付いている神話上のヘビの王と発見国のインドにちなんで「ヴァースキ・インディクス(Vasuki Indicus)」と名づけた。 化石は以前にインド西部グジャラート州の炭鉱で見つかっていた。ダッタとバジパイは椎骨(ついこつ)27点を含む脊柱(せきちゅう)の一部から、これが新種のヘビのものだと特定した。大半の椎骨は保存状態が良く、太古に地を這っていたときと同じ位置にあるものも数点あったという。 各椎骨は長さ約3.8~6.3センチ、幅約6.2~11センチと異様に大きく、大きな円筒形の体をしていたことを示唆する。脊柱は完全に成長した爬虫(はちゅう)類のものと推定され、椎骨はもともとは少なくとも800個はあったと考えられるという。
インドの謎化石、ティラノサウルスよりでかい新種の巨大ヘビと判明(Forbes JAPAN) - Yahoo!ニュース
2 notes · View notes
citron-leaf · 6 months
Text
2024.3.31
・久しぶりな話
1年以上空いてしまった。どんなフォーマットで書いていたかすら覚えていなくて多分前とは異なるがなんとなく同じならいいかということで許して欲しい。
なんでこんなに空いてしまったのか考えてみた結果、きっと去年の1月からアナログ日記を始めたからだと思う。元々ここは文章が書きたくて始めた。そこで1日の出来事や思考の整理ができていたためもうここに必要性を感じていなかったのである。しかし、それももう11月くらいからかけていない。この4ヶ月間は休みも休みとは言えないような生活をしていたため文章を書こう!なんて気にはさらさらなれなかったのだ。
今月は比較的余裕があったしなんとなく書きたいことが思いついた気がしたので書いてみている。��時点では無計画である。
・初めてな話
今日初めて遅刻した。もう職場に着いて仕事の準備を終わらせていなければいけない時間に職場の人からの電話で起きた。電話に出た瞬間に寝坊したことを理解した。血の気が引くってこういうことを言うんだなと冷静に感じたのを覚えている。
思い返してみると、私は人生において“寝坊して”遅刻したという経験がない。起きてはいたけど起き上がれず学校に行くのを諦めたり、明日は朝学校行くのをやめようと計画的に遅刻していったりしたことはあったけど、本気で寝坊して遅刻したのは初めての事だった。きっと今までだったら寝坊した段階で諦めて仕事を休むか、行ったとしてもずっと落ち込んで使い物にならないかのどちらかだったと思う。
意外なことに、私は今回のミスでそこまで落ち込んでいない。電話してきてくれたのが仲の良い子だったからというのもあるのかもしれない。もちろん反省しているし私の代わりに仕事を進めてくれた人に感謝をしているし迷惑をかけた人に申し訳ないという気持ちもある。でも落ち込んでいたって仕事に間に合う訳では無いし時間が戻る訳でもないので、職場に到着して一通り謝ったらいつものペースに戻した。
ここで何事も無かったかのようにいつものペースに戻せたのは、普段の私が日々頑張っていたからだと思う。毎日仕事に関係の無い会話も含めてコミュニケーションを取って信頼関係を築いてきたからミスをしても「今日遅刻したんだって?笑」と笑って許してくれるような環境を作れたのだと思う。もしこの環境が作れていなかったら遅刻した者として腫れ物に触るような扱いを受けていたはずで、そうなっていたら今こんなに呑気な文章などかけていない。きっとTwitter(現X)で病み散らかしてることであろう。
真面目では無いし先輩に敬語も使えないしいつまで経っても仕事が出来ないけどこんなことで頑張っていたんだなと感じることがあるのかと不思議な感情になっている。
・時々ある話
仕事を辞めたいという気持ちとまだここで頑張りたいという気持ちが戦っている。いつもは問答無用で仕事を辞めたいという気持ちしかないのだが、時々まだやりたいと思うことがある。
元々やりたかった仕事ではあるし、一緒に働いている人は(一部を除いて)大好きだし、この人たちと一緒に働けている自分を誇りに思うこともある。そういう感情が強く出る時、まだ頑張ろうかなと思ってしまう。
給料も安いし搾取もされてる。パワハラセクハラその他諸々ハラスメントが横行し自分が被害を受けていなくても見ているのも辛い環境ではある。冷静に考えたらこんなところ今すぐにでも辞めた方がいいのはわかる。それでも大好きな人たちが幸せにならない世界が、報われないことが許せなくて、この人たちが幸せになるまで見届けたいという気持ちもある。
そんなことをしていたらいつまで経ってもやめられない。全員が報われる世界などないこともわかっている。全員で幸せになるためにはどうしたらいいのだろうかと考えているうちに時間が過ぎていき、結局仕事は辞められていない。
・頻度の話
インドで韻が踏めるね、ヒンドゥー教だし。
明日からも楽しもうね。おやすみ。
2 notes · View notes
elle-p · 10 months
Text
P3xP4 World Analyze pages 30-31 transcription.
ギリシア神話における夜の女神 “ニュクス”
母なる “夜”
日の出が夜の間から太陽が生まれたように見えることから、夜は太陽の母と考えられた。また、夜空が無数の星々を抱いているように見えることから、夜は星々の母であるとも考えられた。いわゆる “地母神” という言葉は大地が植物や生命を生み出した母とする考え方だが、その大地をも生み出す原初的な母神として “夜” が存在する。いわば “祖母” = グランドマザーと呼ぶこともできるが、より概念的な存在であると考えられる。大地から生まれるものは実際に目にできるが、夜から生まれるものは想像によるものばかり。兄弟であり配偶者でもある “暗黒” エレボスとの間に生まれたのは “昼” の女神ヘメラと “大気” アイテル。ニュクス単独でタナトスやヒュプノスを始め、運命や宿命、不和や復讐、非難や苦悩といった形にならないものを多数生んでいる。ニュクスを含む原初の神々は、主要な神話のようなエピソードがあまり残っていない。
ここでのニュクスは生命に “死” の概念を与え、すべてのシャドウを生み出すきっかけとなった存在とされる。
カオスの眷属
ギリシア神話では世界が生まれるとき、最初に存在したのはカオス “混沌” とされている。これは神として人格を持った存在ではなく、空間あるいは宇宙そのものと言ってもよく、ニュクスはそこに親からというわけでなく発生した。同じように怪物を産む母神として神話に登場する大地の女神ガイアは、カオスを人格神としてその娘という立場になっているなど、より人間的に描かれている。ガイアがティターンやキュクロプス、テュポンなど具体的な怪物を産んでいるのに比べると、ニュクスが産み落とすのは人間でなくとも感じる根源的な恐怖。“眠り”ヒュプノスはそれ自体 “死” タナトスを連想させるが、“老い” ゲラスや “争い” エリス、 “定め” モロスなどもみな死に繋がる恐怖心であり、そうしたものに名前をつけて夜にルーツを求めたのではないかと思われる。“三途の川の渡し守” と言われるカロンも、ニュクスとエレポスの子とされている。
ギリシア神話に登場する “タルタロス” はカオスの子で、二ュクスやエレポスとは兄弟ということになる。
夜の子供たち
怪物的な子供たちの母親であると同時に、ニュクスは “運命” の生みの親としての役割を持っている。死も運命のひとつと考えられる が、モロスやケルも死の運命を表し、“運命の姉妹神” モイライとして有名なラケシス、クロト、アトロポスも生んでいる。“夢”オネイロスや “苦悩” オイジュス、“復讐” ネメシス等も人の運命を左右するものとして同じ系統と捉えられる。
そんなニュクスの子供たちの中では “昼” の女神ヘメラが特殊な位置にある。夜と一対になる存在で、昼と夜の境目にだけ地の果てにある館 “タルタロス” で顔を合わせ、交代するというエピソードも用意されている。ヘメラの兄弟 “大気” アイテルも、父親である中の “暗黒” エレボスと対になっているが、天空神としてはガイアの子ウラノスが有名だったせいか、あえてアイテルの物語は創られなかったようだ。
ジンのペルソナであるモロスもニュクスの子であ、りストレガ内の人間関係を示唆するものといえる。
ニュクスの産んだ子供たち
[ネメシス]
復習の女神とされることが多いが、神話における本来の意味は “悪行への報復” であり、ネメシス自身も美しい女神として描かれている。ゼウスに言い寄られるが、さまざまな動物に変身して逃げるエピソードがある。また、森の妖精につれなくしたナルキッソスに、自分しか愛せなくなる罰を与えるのがネメシスで、この逸話はナルシズムの語源としてよく知られている。
[モイライ]
“運命を描く者” ラケシス、“紡ぐ者” クロト、“変えられぬ者” アトロポスの三姉妹を “割り当てる者たち” モイライと呼び、生まれた子供の運命を決めると言われている。もっともこの三姉妹は神話のバリエーションが多く、必ずしもニュクスの娘ではないともされる。
[ヒュプノスとタナトス]
ニュクスの子は多いが、“返り” ヒュプノスと “死” タナトスは特に結びつきが強く、神話でもともに描かれることが多い。タルクロスに居を構え、ふたり一緒に住んでいる。非情な兄タナトスに対してヒュプノスは優しく、母のをとともに人を眠りに誘うという。タナトスは死者の魂を冥界へ連れていく役割があり、トロイア戦争にもヒュプノスとともに現れている。
“怪物” を産む母神
ガイアやニュクスに代表されるように、母神が怪物を産むという神話は数多い。人が神として崇めたものは災害をもたらすような自然現象が多く、恐れるからこそ崇め災厄が起こらないことを願った。したがって、母なる大地から産まれる神々が恐ろしい怪物であるのは当たり前だった。古い時代は母権の強い社会が多く、怪物を産む母神はより強大な力を持つ存在として描かれる。オリエント神話のイナンナやイシュタル、ギリシア神話のガイアやレアなどがその代表に挙げられるが、彼女たちは人に似た神の姿だけでなく、怪物としての姿も持つことが多い。母なる大地もまた時折火を噴き、地を揺るがす恐ろしい存在だったからだ。
同一視される “夜” と “死”
タナトスのように “死” という概念が神として人格を持った存在とされることは珍しくない。世界各地の神話に “死の神” がいて、いわゆる死神に似た働きをする。よく言われるのは死者の魂を冥界へと連れていくというもので、キリスト教でも天使がその役目を担っていることから、そうした働きをする存在を “死の天使” と呼ぶこともある。冥界が川や海に隔たれたイメージが多いため、“渡し守” という役割で象徴的に描かれることも ある。“眠り” が “死” に近しい存在として描かれるのは、死の定義が難しく、死んだと判断された者が生き返ったように見えたりすることがままあったからではないかと考えられる。
キュベレ
現在のトルコにあたるフリュギアの地母神で、非常に古くから広い範囲で信仰されていた。ギリシアでは、ゼウスやハデスらの母である地母神レアと同一視したり、元々信仰形態が似ていたディオニュソスと関連付けてその信仰を取り込んでいる。
クイーンメイブ
ケルト神話に登場する、アイルランド北西部コナハト地方の女王。北東部アルスター地方の英雄クー・フーリンとは敵対関係にあり、何度も戦っている。後に妖精の女王としてティターニアと混同され、オベロンの要とされるこ ともあった。
タナトス
ギリシア神話の死の神で、眠りの神ヒュプノスとは兄弟で双子ともされる。寿命が尽きた人の前に現れ、髪の毛をひと房切ってハデスに献上してから、冥界に連れていく。ただし、英雄はヘルメスの担当で、タナトスは普通の人間を担当していた。
チェルノボグ
ロシアや東欧地域に伝わる “スラヴ神話” における神で、死神としての性質も持っていたとされるが、神話文献自体があまり残っておらず詳しくはわからない。名前は “黒い神” という意味で “白い神” ベロボーグと対立関係に ある。
パールヴァティ
インドのヒンドゥー教で信仰されている女神で、シヴァの妻としても知られる。6つの顔を持つ軍神スカンダや、象に似た姿をした学問の神ガネーシャを生んでいる。パールヴァティ自身も、カーリーやドゥルガーと同一視される怪物的側面がある。
イザナミ
日本神話の女神で、兄弟で夫のイザナギとともに日本の島々と多数の神々を産んだ。神々の中にはイザナミを売に至らしめるヒノカグツチを始めとする怪物的な存在も含まれており、他の地母神と共通する要素があること がわかる。
アヌビス
エジプト神話の死者の神。死の神であるオシリスの息子で、ジャッカルの頭部を持ち死者あるいはミイラを守る存在。“死の天使” の役割を持つものとしては別にウプアウトという犬そのものの姿をした神がいるが、アヌビス と同一視されている。
リリス
聖書に登場する “夜の魔女” で、男性を狙う妖怪。原初の人間アダムの精液から生まれた最初の妻とする説があり、“男を誘惑する夢魔” サキュバスと同一視された。夜の魔物には淫夢で誘惑するものが多く、リリスはその最初にして代表的存在。
神話上の “タルタロス”
[封印された者]
ギリシア神話における冥界のひとつで、ハデスの支配する冥府のさらに下に存在するが、カオスやガイアとともに生まれた原初の神のひとりともされ、ガイアとの間にテュポンやエキドナといった怪物を儲けている。冥界としてのタルタロスは、牢獄としての役割を持たされることが多く、ガイアが生んだ怪物たちのヘカトンケイルやキュクロプスらがここに幽閉された。その後、ゼウスがティターン族をここに閉じ込め、ヘカトンケイルを番人に改めるなど、神話中に何度も登場している。
[落とされた者]
ゼウスが罰としてタルタロスに落とした者には、キュクロプスを復讐のため殺したアポロン、人間に火を与えたプロメテウス、神の秘密を人間に漏らしたタンタロス、巨人ティテュオスらがいる。親族を殺した最初の人間でヘラと通じようとしたイクシオン王や、最初に少年愛を犯したタミュリス、神を騙そうとしたシシュポスやサルモネウスといった人間たちも、死後タルタロスに落とされた。ゼウス以外にも、アポロンやアルテミスらが罪人に罰を与えるためにタルタロスを利用している。タルタロスはいわゆる “地獄” として描かれている。
ヘカトンケイルには、海の妖精テティスに見出された “百本の腕を持つ巨人” ブリアレオスがいる。
シシュポスはタナトスを騙して捕え、幽閉したため、その間は人が死ななかったと言われている。
Tumblr media Tumblr media
3 notes · View notes
nyantria · 1 year
Text
知らないのは日本人だけ。欧米はビジネスの道具として「憎しみ」を操っている=鈴木傾城
2023年7月17日
https://www.mag2.com/p/money/1337107
世界史は意図的に仕掛けた「憎しみ」によって起こっているというのは、小学校の頃から教えておいた方がいい。知らなければ何度でもワナにハマってしまう。戦争の裏側にいる「黒幕」は、今も昔もこの「憎しみ」という強い感情を操り、世界中で金儲けの機会を生み出している。(『 鈴木傾城の「ダークネス」メルマガ編 』)
欧米は「憎しみ」を煽り立てて何をしているのか?
現代の世界が憎しみに溢れているのはなぜか。それは、人間がもともと「憎しみ」という感情を心に持っているからだ。この「憎しみ」に着目した国々があった。広大な植民地を持っていた欧米諸国だ。
全世界を統治した欧米諸国は、支配下においた国が自分たちに刃向かわないように、恐ろしい「仕掛け」を用意した。それが**「分割統治」**である。
1. ある国を力で征服する
2. 国民を宗教や人種で2つのグループに分ける
3. 互いに相手を憎み合わせて消耗させる
4. そして、統治者に刃向かわないようにする
これはイギリスが得意とした統治である。イギリスが植民地を放棄したあとも、対立と憎悪は消えるわけではないので、それがそのまま現代の紛争となって爆発している。
インド国内のヒンドゥー教徒とイスラム教徒。中東のイスラム教徒とユダヤ教徒。スリランカのタミル人とシンハラ人。香港の中国人とインド人。イギリスの支配下にあった国々は、ほとんどがこの分割統治時代の憎しみに今も揺れ動いている。
これを、そのまま受け継いだのはアメリカだが、アメリカは軍事国家なので「憎しみ」の使い方が違い、自分が邪魔だと思っている国の周辺国に対して「憎しみ」を煽り立て、戦争を起こして軍事に介入して破壊と復興で儲ける仕組みを取っている。
「憎しみ」を煽り立てるのはアメリカだが、アメリカに刃向かって来ないように双方が永遠にいがみ合うようにして互いに消耗させる。
ロシアとウクライナはもともと犬猿の仲だが、その「憎しみ」を煽り立て戦争をさせて、アメリカの敵であるロシアを徹底的に疲弊させているのはアメリカだ。
互いに憎しみ合わせ、そして争わせた
世界史は欧米が仕掛けている「憎しみ」による分断によって起こっていたというのは、小学校の頃から教えておいた方がいいように思う。知らなければ何度でもワナにハマってしまうからだ。
たとえば、インドを見てほしい。
インド人はよく自分たちの国を「バーラト・マーター(Bharat Mata)」と言う。「母なるインド」という意味だが、その巨大な国土はしばしば女神に見立てられる。そのために、イギリスが去った後のインド・パキスタンの「分離独立」は、女神の身体を切断するイメージとして捉えられた。
東西パキスタンはインドの腕と見られていたから、分離独立が決まった1947年には、ネルー首相がバーラト・マーターの腕をナイフで切断しようとする風刺画が描かれていた。パキスタンとバングラデシュは、切断された女神の「片腕」だったのだ。
インドがイスラム教徒を取り込めなかったのはなぜか。1877年にインドがイギリスの植民地になってから、統治者イギリスはインドのヒンドゥー教徒とイスラム教徒の対立を、実に巧みに煽って利用していたからだ。
互いに憎しみ合わせ、そして争わせた。
イギリスは、ヒンドゥー教徒を結束させて反英闘争を行ったガンジーに対抗させるために、イスラム教徒やシーク教徒を支援してヒンドゥー教徒と対立させた。
イスラム教徒やシーク教徒は、インドでは少数派だ。だから、強大なイギリス政府のうしろ盾を得てヒンドゥー教徒と対抗するのは合理的な選択だった。
しかし、精神的指導者であったガンジーの融和をことごとくはねつけるイスラム教徒は、イギリスの思惑通りヒンドゥー教徒の激しい憎しみを買った。それが、ガンジーの推進する非暴力主義とは別に、過激なヒンドゥー至上主義者を生み出す元になった。
Next: 分割統治の憎悪がガンジーを抹殺した?そしてルワンダ大虐殺も…
6 notes · View notes
freeze-tag2019 · 4 days
Text
Tumblr media
☞歴史的にも理論的にも、すべてのインド音楽はこの国の精神生活に深く根ざしている。音楽上の原則は精神的な原則であり、音楽上の法則は精神的な法則であり、宗教性によって権威づけられている。美学と信仰はときほどきがたく結びついついる。
インド音楽の歴史の大方は、ヒンドゥー教とイスラム教の聖者たち、彼らの教えと実績のカタログである。
音楽理論書は宗教の教典と区別しがたく、音楽を扱った大量の文献はあるものの、体系化された純粋な音楽理論となるとまったくと言って良いほど存在しない。
-デレク・ベイリー-
0 notes
russellian-j · 14 days
Text
Tumblr media
バートランド・ラッセルの言葉366_画像版 n.2874j (Sept. 13, 2024)
 ピラミッド建設から今日に至るまでの歴史を学ぶことは、人道的な人にとって励みになるものではない。様々な時代に、何が���であるかを理解した人々がいたが、人間の行動様式を変えることには成功しなかった。ブッダはキリストと同様、普遍的な愛を説いたが、結局、インドの住民はシヴァ神を好んだ(選んだ)。聖フランチェスコはその教義においては穏やかだったが、彼の直弟子たちは非常に残酷な戦争における徴兵軍曹となった。人間の本性には、より激しい情熱に向かう強い傾向があり、それに反対する者はほとんど常に憎しみを招き、人々に野蛮さは高貴なものだと感じさせるために、道徳や神学の体系全体が生み出されるのである。
The study of history from the building of the pyramids to the present day is not encouraging for any humane person. At various times there have been men who saw what was good, but they did not succeed in altering the pattern of human behaviour. Buddha, as much as Christ, taught universal love, but in the end the inhabitants of India preferred Siva. St. Francis was gentle in his doctrines, but his immediate disciples became recruiting sergeants in a very savage war. There is so strong a tendency in human nature towards the fiercer passions that those who oppose them almost always incur hatred, and that whole systems of morals and theology are invented to make people feel that savagery is noble. Source: Bertrand Russell: Human Society in Ethics and Politics, 1954, part II: The Conflict of Passions, chapter 1: From Ethcs to Politics, n.4 More info.: https://russell-j.com/cool/47T-2_0104.htm
<寸言>  説明の必要はないと思われます。  シヴァ神は、「現代のヒンドゥー教では最も影響力を持つ3柱の主神の中の1人」で「シヴァに関する神話では慈悲深い様を示す描写がある一方で、対照的に恐ろしい性質を見せるエピソードも多く語られ、曖昧さとパラドックスの神などとも表現される」(wikipedia の記述)とのことです。要するに、人間は慈悲にあふれた、穏やかなだけの神や仏では満足できず、「自分の気に入らない人々を処罰してくれる神」を望む人が少なくないということです。
0 notes
tumnikkeimatome · 2 months
Text
トランプ陣営副大統領候補の妻 ウーシャ・チルクリ・バンス氏はエリート法曹界の経歴を持つインド系移民2世
ウーシャ・チルクリ・バンス氏の経歴 ウーシャ・チルクリ・バンス氏は、1986年1月6日にカリフォルニア州サンディエゴで生まれました。 両親はインド系移民のヒンドゥー教徒です。 父親は機械工学の専門家で、母親は海洋分子生物学者および生化学者です。 彼女は名門イェール大学で歴史学の学士号を取得し、最優秀の成績で卒業しました。 その後、ゲイツ・ケンブリッジ奨学生としてケンブリッジ大学に進学し、近代史の修士号を取得しました。 2013年にはイェール大学ロースクールを卒業し、法学博士号を取得しています。 法曹界での活躍 ウーシャ氏は法曹界で輝かしい経歴を持っています。 イェール大学ロースクール卒業後、ブレット・カバノー判事の書記官を務めました。 その後、最高裁判所長官ジョン・ロバーツの下で書記官を務める機会を得ました。 彼女は著名な法律事務所マンガー・トールズ・アンド・オルソンに所属し、高等教育、…
0 notes
moko1590m · 2 months
Quote
東南アジアの主に島嶼部には、、13世紀以降、ムスリム商人によってイスラーム教が伝えられ、神秘主義教団の活動でイスラーム化が強まり、イスラーム教国が生まれた。現在もインドネシア・マレーシアなどイスラーム教徒が多い。  東南アジア島嶼部へのイスラーム教の布教は、ムスリム商人の活動によって、13世紀頃から展開され、インド洋、南シナ海に散在する港市国家などでひろがっていった。現地の人々にうけいれられた背景には、イスラーム神秘主義(スーフィズム)の活動があった。  現在でも、マレーシア連邦(人口の60%)、インドネシア共和国(87%)、ブルネイ(78%)はイスラーム教が国内最大の信者数を有している。   東南アジアの主なイスラーム国家 マラッカ王国 東南アジアで最も早くイスラーム教を取り入れたのは13世紀のスマトラ島北端にあったサムドラ=パサイの王であるが、より本格的な受容は15世紀初頭のマレー半島にあったマラッカ王国であった。マラッカ王はイスラーム教に改宗して海上貿易で繁栄した。マラッカ王国は16世紀にポルトガルに滅ぼされるが、イスラーム教は東南アジアの諸島部に広がり、各地にイスラームの小国家が生まれた。またスマトラ島の北端にはアチェ王国がスリランカなどとの交易で栄えたイスラーム教国であった。   マタラム王国など ジャワ島では、14世紀にヒンドゥー教国のマジャパヒト王国が栄え、ヒンドゥー文化が成立していたが、15世紀ごろから海岸にムスリム商人が来航して交易が始まるとともに港市が建設され、マジャパヒト王国は内陸に追いやられて行き、16世紀にはジャワ島東部にマタラム王国が成立、西部にはバンテン王国が生まれた。これらのイスラーム教国は、スマトラのアチェ王国とともに、いずれもイスラーム商人との香辛料貿易で栄えた。ジャワ島ではヒンドゥー教や仏教と併存しながら次第にイスラーム化が進んだ。   フィリピン またフィリピン諸島にも10世紀にイスラーム教が伝わり、13世紀ごろまでに南部のミンダナオ島やスルー諸島などを中心に定着して、16世紀以降はキリスト教徒のスペイン入植者と激しいモロ戦争を繰り広げることになる。現在でもフィリピン南部のイスラーム教徒はフィリピンからの分離独立を主張している。   POINT  東南アジアのイスラーム化は、軍事的な征服活動としてではなく、イスラーム商人の経済活動の広がりによるものであった。またイスラーム教が東南アジアで広がった背景には、観念的でなく、感覚的なスーフィズムの信仰が、現地の土俗的な信仰と融合しやすかったことも挙げられる。
東南アジアのイスラーム化
0 notes
ishitomosposts · 3 months
Text
0 notes
kennak · 4 months
Quote
新型コロナウイルス感染症のサイクルが再び回転し、新たな変異種が流通しています。 「FLiRT」亜種と呼ばれるKP.2とKP1.1は、昨年の冬に世界的に蔓延したOmicron JN.1の子孫です。 アメリカ感染症協会(IDSA)によると、下流の変異種は米国での新規感染者と入院者数のわずかな増加に関連しているという。 FLiRTの感染者数は英国、韓国、ニュージーランドでも急増しており、新型 コロナウイルス感染症の新たな波に対する懸念が改めて高まっている。 インド SARS-CoV-2 ゲノミクス コンソーシアム (INSACOG) は、5 月 6 日の時点で、インドで流行している KP.2 症例 238 例と KP1.1 症例 30 例を検出しました。
FLiRT、新しい新型コロナウイルスの亜種について | 解説 - ヒンドゥー教
2 notes · View notes
kozuemori · 4 months
Text
Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media
6月に入り、予報ではしばらく過ごしやすい気温になるようです。我が家のバラも2番花、3番花が咲き始めました。繰り返し楽しませてくれますが、少しずつ色や形が控えめになってゆきます。今日は先ほどマントラ入門クラスが終わり、勉強熱心な方々と一緒に聖音の響きを楽しみました。7時からはトランスクラスがあります。こちらも熱心な参加者の方々と、変性意識の中の光を体験したいと思います。
秋学期クラスとワークショップのお知らせは、来週のブログで告知する予定です。今しばらくお待ちいただきますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
・・���・・・・・・・
5月23日に開催したドロップイン・ナイトの様子をダイジェストでお知らせいたします。読みやすいように編集しています。
森:インドの女性の指導霊がいらっしゃっていて、額にビンディという赤いお印がついていますけど…ちょっと厳しそうなお顔をされている、老婦人みたいな素敵な方ですよ。ちなみにご自身はインドに行ったことはあります?
男性:はい、随分昔ですけど。マザーテレサが生きていた頃、あそこの…。
森:カルカッタ?
男性:ボランティアに行きました。
森:カルカッタですよね、確か。
男性:はい。
森:じゃあ、やっと(この指導霊が)出てきたか、って感じですか?(注:何度か参加されている方なので)
男性:(笑)
森:厳密に言えば、マザーテレサはキリスト教系の方ですけどね…あの方も何かお導きがあってインドに…他には(インド国内)のヒンドゥー教寺院とかに足を運んだりされました?
男性:ちょこっと足を伸ばした程度で、あんまり詳しくは行かなかったですね。
森:じゃあその頃は、あまりヒンドゥー教の文化にはご興味がなかったんですね。
男性:そうですね、サラリーマンをやっていたのを辞めて、もっと広く世界を知ろうと思って…そっちの動機の方が強かったですね。
森:なるほどね…じゃあ、そう決めて最初に訪れたのがそこ(カルカッタ)ですか?
男性:そうですね。
森:なるほど。その時に気づかなくても後から「あ〜、あの時の出会いがそうだったんだな」とか、一見その、無駄足というか、回り道というか、無関係に見えることが後からになって振り返ってみると全部繋がったりとかして、全てが無駄じゃないんだって気づいたりするんですよね。気づく時と振り返る時と、脇目も振らず邁進して今やるべきことをやっている時というのが、まぁ、交互に訪れたりとかするんでしょうけどね。この指導霊とは、もしかしたらその頃からご縁があるのかもしれないですね。(指導霊が)おっしゃっているのは、浄化についてなんですよね。浄化、気を整えるとかそういう事です。ヒーリングとか、興味あります?
男性:はい、興味はありますけれども。
森:あります?コースは取っていらっしゃらない?
男性:ヒーリングコースを今、やっているところです。
森:じゃあ、そのことを(指導霊が)おっしゃっているんだと思います!それを手伝ってくださるんだと思いますよ。気を整えることをおっしゃっていますね…この方が見せてくださっているのは…パンチャカルマって聞いたことあります?一気にパ〜ンと整えるというよりは、少しずつ部分的に段階を経て、その人に一番適したメニューを作りながらオーダーメイドで浄化することをおっしゃっています。スピリチュアルヒーリングもそうだと思うんですね、オーラとかチャクラとかも関係してきますから…体の隅々までが関わってくるので、一律にマニュアル通りに流れに沿ってやるのではなくて、体つきも性格も違う、その人の状態に合わせてオーダメイドの浄化についておっしゃっています。技術的なテクニックも大事だけれども、元になる考え方というか、ヒーリングの理論体系をこの方が支えている感じがします。厳しい顔の大先生、って感じではあるんですけど、とは言っても「ユーモアも大事よ」ともおっしゃっています。ユーモアもひとつのヒーリングだと言っています。全て笑いに転換するような心の余裕っているのかな、あと、笑いにはセンスが必要ですよね、(指導霊は)ご自身にユーモアのセンスがある、とおっしゃっていますよ。
男性:最近ちょっと仕事にも余裕が出てきたので、少しそうやって、ユーモアを持たせることも始まったかな、と思っています。
森:そうなんですね、そうやって自分も癒すんですって。まずご自身が癒やされていないと人を癒すことができないですよね、基本的に。笑うこともひとつの浄化って言っています。誰もが思わず微笑んでしまうような、温かみのある浄化���広げてください、と厳しい顔でおっしゃっていますね。(笑)技術的なテクニックも大事ですけど、繰り返し聖典的な…アイイスのヒーリングのテキストってありますよね、それを繰り返し読むといいんですって。そうすると最初は見えてこなかったものが見えてくる、もっと腑に落ちて、更なる技術へと繋がっていく、とおっしゃっています。(1枚目の絵を見せる)ぜひ、頑張ってくださいね。
男性:ありがとうございます。
森:それでは次の方ですね。顔の輪郭から描いていきたいと思います…女性がいらっしゃっていて…日本人だと思います。着物を着ているんですよね。若い感じに見えますね。着物を着ているんだけど、普通の着物じゃないですね…巫女さんです。鈴を持っていらっしゃるのでね、ああいうシャンシャン、って鳴る。巫女さんなので、あれですよ、シャーマン的な感じ。神託を降ろしたりとかね、そういう役割をする方ですね。その辺とか、何か興味があったりします?
女性:巫女さんってことは神社ですよね?
森:はい、そうですね。
女性:巫女のアルバイトはしたことあります。(笑)
森:(笑)それって、すごくあることじゃないですよね?
女性:コネがないとできないので。
森:ですよね〜。多分、指導霊がその頃から導いているんじゃないですかね。神社とのコネがあったんですか?
女性:神社の神主さんが、父の同級生で。
森:お父さまがそういうご縁を運んできたんですね。
女性:それ以外は、あまり(巫女や神社に関して)思い当たらないです。
森:それ、結構大きいと思いますよ。(笑)巫女さんが(指導霊に)ついていて、巫女の格好をしたことがあるんですよね、それはなかなかないですよ〜私の知る限り。(笑)どうです?割とその頃から…早いうちから精神世界とか、目に見えないものにご興味がありました?
女性:割と小さい頃にあったんだけど、それを…忘れようとしていた。普通に暮らそうと。で、母が若くして亡くなったんですけど、その時にまた見えない世界にグ〜ッて呼ばれて。それから自己流ですけど、色々勉強したり本を読んだり。
森:すごく近い大事な方が霊界に行かれるっていうことは、それはつまり、こういったスピリチュアリズムというか、霊性開花への招待状なんですよ。すごく大事な絆っていうのかな、それを失って初めてね、一つのドアが閉まったかもしれないけれど、また新しいドアがそれで開くんです。お母さまがその道を示してくださったんだと思います。ご自身はご性質として敏感なところがあると思います。
女性:はい。
森:ですから、それを活かしましょう、とこの方(指導霊)がおっしゃっています。あとね、この方がシャンシャンシャンって…上手く描けないけど(笑)、鈴を持ったりとかしたことはないです?
女性:(笑)ないです。
森:鈴を持っているんですけど、楽器とかは演奏されます?
女性:はい、楽器の演奏は好きです。小さい頃からオルガンを習って、中学はブラスバンドに入ってて、
森:それは鍵盤楽器ですか?なんか、シャンシャンって…金管楽器というか、鈴の音なんで…他には?
女性:クラリネットは長かったです。で、8年前からチェロも習い出しました。
森:すごいですね!でもシャンシャン、じゃないですね〜。(笑)なんだろう…でも、とにかくリズムをとっている感じで、音楽的な、音的なことをおっしゃっているんじゃないかと思うんですね。音と繋がると、もっとインスピレーションが湧くっていうかね、直感と繋がるようなこと…そんなことだと思うんですね、すごく集中するから。楽器演奏ってすごく集中しますよね、音と一体となるから。ですから、アウェアネスの成長を…今、クラスが始まったばかりなのかしら?
女性:はい。
森:それを応援していますよ、(指導霊が)舞いながら。ということで頑張ってください。頑張ってくださいってメッセージ、ちょっとアレなんですけど(笑)要するに指導霊って光なんですね、実際にこういう人物としてここに立っているわけじゃなくて、自分が納得するような親和性のある姿で見せてくれることによって、より身近な存在、興味の範囲で現れる。だったらちょっと頑張ってみようかな、そういうきっかけを作ってくださる、モチベーションになるようなお姿やイメージで見せてくださるんです。先ほど巫女さんのアルバイトをされていたっておっしゃったじゃないですか、それを思い出したら、ちょっと「あっ!」て思いますよね、そういうことをやってくださる、ユーモアのセンスのある方(指導霊)です。こういう感じの方です。(3枚目の絵を見せる)
女性:ほぉ〜。
森:素敵な音色を鳴らしてください!
女性:ありがとうございました。
・・・・・・・・・・
サンデー・サービス(日曜 12:30〜14:00)詳細はこちらから。
6月30日  担当ミディアム:本村・森
ご参加は無料ですが、一口500円からの寄付金をお願いしています。
当日は以下のリンクよりご参加ください。
0 notes
unicodesign · 5 months
Text
インド建築縦走旅vol3 ジャイプール
インド旅のブログを一向に更新できないままあっという間に1ヶ月以上経ちましたが、思い出しながらのんびり更新中。
3つめの都市ジャイプール。朝3時半のお迎えで飛行機で飛びました(国内線なのでチェックインもすんなりかと思っていたら、インドは国内でも2時間前に空港に行く)空港でドライバーさんと合流し、まずは、郊外のアンベール城に向かう。
Tumblr media
ジャイプールがあるのは広大な砂漠が広がるラジャスタン州、8世紀からヒンドゥー教を信奉するラージプート族が住み、ペルシャやトルコの文化を取り入れた独自の文化を築いていた地域、様々な民族が行き交う要衝地だったことから丘陵地帯に城塞が築かれ、6つの城塞が世界遺産に登録されています。中でも、16世紀、ラージプート族のマハラジャが築いたアンベール城は、都市機能を持ち、ジャイプールに遷都されるまでの150年間、繁栄し続けた都。
朝の光に照らされた城塞を見上げながら歩く。象のタクシーも魅力的でしたが自走。
Tumblr media
かつては王族だけが通ることを許されたという太陽門、スーラジポールをくぐると
Tumblr media
大きな広場。ジャレブ・チョウク。門の上にインドならではのえ「チャトリ」が載っている。
Tumblr media
チケットを入手してさらに上がり、獅子門(スィンポール)をくぐる。赤砂岩の建物と軒天井から壁の小口にまで細かく描かれた幾何学模様の美しいこと。
Tumblr media
またも広場があらわれる。左手にある列柱の建物がディワーネアーム(一般謁見の間)、奥に見えるのがガネーシャ門。
Tumblr media
赤砂岩と大理石のディワーネアーム。
Tumblr media
装飾的な列柱空間。
Tumblr media
そして、世界一美しいというガネーシャ門、
Tumblr media
この奥に現れるのが幾何学模様の庭園。スク・ニワース(歓喜の間)からジャイ・マンディル(勝利の間)をのぞむ。
Tumblr media
スク・ニワース(歓喜の間)、涼やかな白とブルーの空間はマハラジャたちが涼をとるために室内に水が回る造りだそう。
Tumblr media
ジャイ・マンディル(勝利の間)
Tumblr media
目をみはる天井の象嵌細工と、壁は鏡がちりばめられた装飾。別名シーシュ・マハル、鏡の間。
Tumblr media
マハラジャは夜毎開かれる宴をこの場所で楽しんだとか。
Tumblr media
同じ模様でも色の違いで雰囲気が変わる。組み合わせも、大理石、象嵌、ステンドグラスと色々。400年以上前の人々のセンスたるや。
Tumblr media
そして奥の奥にあるのがハーレム、マハラジャの妻たちの住まい。大奥、後宮、呼び方さまざまあれど、妻たちの住まいの位置付けは世界共通だったのか・・・これまでの豪華さに比べると簡素ですが、赤砂岩とお花のフレスコ画が女性らしい。ここに妻たちがひしめきあっていた様子を想像してみる。まさに酒池肉林。
Tumblr media
ハーレムは、マハラジャがどの部屋を訪ねたか知られないような作りになっているんだそう。
Tumblr media
チャトリと幾何学模様の開口部が美しい回廊をぐるりまわって、再び絢爛豪華エリアの中庭へ。奥の山の上にあるのがこのあとゆくジャイガル要塞。
Tumblr media
最後に、ソーハグマンディル。美しい幾何学模様たち。この繊細な穴あき開口部はどうやって作っているのか。。。
Tumblr media
想像をはるかに超えるマハラジャのすごさにため息をつきながら城をあとにするワタシ。と象。
Tumblr media
そして、ジャイガル要塞へ。上から見るアンベール城。
Tumblr media
ジャイプール市街に戻り、シティパレスへ。18世紀に作られて以来、今もなおジャイプールのマハラジャの住まいとなっているというチャンドラマハル。ラージプート様式とムガル様式のミックスだとか。
Tumblr media
中庭に入ると、美しい門が並ぶ。
Tumblr media
いにしえのアンベール城に対して、生きているマハラジャの住まい。マハラジャって現存するんですね。
Tumblr media
そして、パワ・マハル(風の宮殿)、宮殿というけど、奥行きがなくとても薄い。その昔、後宮の女性たちが顔を見せることなく街を見物できる造りだとか。
Tumblr media
ここから、ショッピング!ということで、ブロックプリントの老舗、アノーキ本店へ。手彫りの木版に染料をつけてスタンプを繰り返す、インドの伝統的な染色様式。色々お買い物。
Tumblr media
帰りの飛行機の時間が決まっている日帰りの私たち、お昼すっとばしで巡ってきましたが、最後、どうしてもいきたかったラッシーワラをめざす。WALAはヒンズー語で〜屋という意味。ラッシー屋が軒を並べている。
Tumblr media
きたー。今まで飲んできたラッシーとは見た目から違う。液体というよりシェイクのような??
お昼もとばして、朝からたくさん歩いたあとに飲むラッシーのおいしさといったら!濃厚だけど重くない、甘みと酸味の絶妙さ、最高です。
Tumblr media
大喜び大満足で車に戻った私たちに「一番左の店が一番有名で美味しいんだよ、知り合いだよ」とドライバーさん。ん?私たち行ったの真ん中では???
えーーー!?先に言ってよーと思うも、このラッシーは間違いなく人生で一番美味しかった。(あとで検証するに、有名店と言われる店は、売り切れ店じまいだったのかも?誰も並んでいなかったし)そしてびっくりなのは、この陶器のカップは使い捨てです。
Tumblr media
こうしてジャイプール日帰り旅が終了。無事にデリーへ戻り、いよいよチャンディガルへ移動です。
0 notes