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#朝見優香
erikacousland · 1 year
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jujirou · 28 days
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おはようございます。
宮城県仙台市は雨が降っております。
昨日は朝からテタパタテタパタ…
朝一から用事果たし二軒を終え帰宅したら、いつもお世話になっている近所のお父さんがお亡くなりになったとの訃報があり、水を飲まさせて頂きながらお母さんともお話をさせて頂き、とても優しいお顔でした。
その後は向かいの家のお父さんも最近お亡くなりになり、お二方何方もそうでしたが、生まれてからずっと良くして頂き、お線香をあげながら拝まさせて頂きました。
今まで本当に有難うございました。
そしてその後は身支度を整えてから仙台へ車移動。
仙台市到着後、以前よりお世話にな���ております、定禅寺通り沿いに有る、素敵なギャラリー杜間道さんに伺い、修理依頼品を見て触れてご確認を頂き、ご納得頂けた様で安心致しました。
オーナー様からのもう一つのご依頼で、もし良かったら秋田県湯沢市産の漆だけで塗り仕上げたお椀を見させて頂けますか…との事で持参し、見て触れて頂きながら、どの様な流れでこのお椀を作る事になったか…この質感や色の感じを気に入って頂き、このお椀んお買上げを頂けたのより、作り手の想いに共感頂けた事にとても嬉しい気持ちでした。
本当に有難うございました、そして末永いお付き合いを宜しくお願い致します。
そして今日はこれから仙台漆教室が間も無く始まります。
今日もアレヤコレヤと有りますが、一つ一つコツコツ頑張ります。
皆様にとって今日も、良い一日と成ります様に。
https://jujiro.base.ec
#秋田県 #湯沢市 #川連漆器 #川連塗 #川連 #国指定伝統的工芸品 #伝統的工芸品 #秋田工芸 #秋田の物作り #漆 #うるし #ウルシ #髹漆 #寿次郎 #ギャラリー杜間道 #杜間道 #仙台漆教室 #出張漆教室 #秋田県湯沢市産の漆だけで塗り仕上げたお椀 #修理修復 #修復 #漆器修理 #伝産法改正 #個人の未来と産地の未来 #kawatsura #japanlaquer #JapanTraditionalCrafts #KawatsuraLacquerwareTraditionalCrafts #jujiro
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takigawa · 8 months
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プラザ合意とペトロダラーと戦争ビジネスを睨んだ国際ビジネスマンの視点 #プラザ合意 #ペトロダラー #戦争ビジネス #note https://note.com/takigawa/n/nd2388572add1 昨日は国際的に活躍するビジネスマンと打ち合わせがあった。 彼は仕事の話をする前に良く国際政治経済の話をする。 彼の話が全て事実で真実かどうかは分からないがほぼ本当の事のように感じた。 因みに彼は日本人でもアメリカ人でも無い。 彼は言う「そもそもアメリカ🇺🇸は戦前は本土にいた蒋介石を応援して来た。彼を通してアジアをコントロールしたかったが、中国共産党に負けて🇹🇼逃げてしまったので、じゃあ日本🇯🇵を通してアジアをコントロールするか、となって日本は朝鮮戦争特需もあり、大きな経済成長を遂げた。 だけど大成功しすぎて、日本は大喜びしていた。 そこでアメリカは【プラザ合意】で日本の成長を制限する事にした。  https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B6%E5%90%88%E6%84%8F さすがに日本の国土でアメリカ本土全部を2.5回買えるぐらいまで成長するとは思ってなかった。 このプラザ合意の後、日本は失われた30���を過ごす事になる。 瀧川さん、アメリカの強さはどこにあるか分かりますか? アメリカは昔はドル💲金本位制だったでしょう。今はドルを持っていても���価値の金をFRB(連邦準備銀行)が保管していないから、金💰と交換してくれないでしょう? アメリカのドルはペトロダラー(石油に裏打ちされたドル)なんですよ。 世界の産油国ランキング1位はアメリカなんですよ。 瀧川が「ブラジル🇧🇷、ロシア🇷🇺、インド🇮🇳、中国🇨🇳、南アフリカ🇿🇦のBRICSはドル💲とは別の新しい通貨で石油取引をすると合意したんじゃないですか?」と質問すると 彼は「BRICSは新しい通貨を創ると言ってるけれど、お互いの国の通貨との利害が一致しないから、実効性無いでしょ。」と答えた。 そして 「アメリカは日本を抑えた後、ドイツ🇩🇪やEU🇪🇺の復活を気にして、今は中国、ロシアを抑えようとしているでしょう? ドイツはロシアから石油パイプラインを引いて依存し始めてた訳ですよ。それでドイツは経済絶好調で喜んでいた。アメリカはじっと見ていて、ウクライナとロシアの戦争を画策して、実行した訳ですよ。 そしたら、当然、ドイツやEUへの石油パイプラインが止まり、ドイツやEUはヒーヒー言ってるんです。戦争でロシアも疲弊させた。 中国と台湾の危機もアメリカが煽ってる感じがする。何故ならアメリカは今、中国を最も警戒してるから。台湾と中国がドンパチやったらその瞬間に上海株式市場、北京株式市場、香港株式市場が大暴落📉するから中国🇨🇳は戦争はやりたくないんですよ。 アメリカは中国を疲弊させる為には台湾とドンパチして欲しい。 習近平はやりたくない。口では強気で言ってるけどやりたくない。 それと中国はこれまで多額の公共投資を重ねて道路、橋、ダム、ビルなどインフラ作りまくって、雇用を産み、関連産業が潤い、かなら上手く行ってた。習近平も凄い自信を持っていた。自信を持ち過ぎた。 ここに来てバブル崩壊すると思うし、アメリカが【中国がアメリカを抜く事】を許さないから、ここから20年は中国は苦しいと思う。 逆にここから20年はアメリカは日本を優先するから日本はラッキーな時代になるよ。 あとね、ウクライナ🇺🇦には韓国🇰🇷の武器弾薬がアメリカ経由流れてるし、ロシアには北朝鮮🇰🇵からの武器弾薬が流れてますよ。 正確には韓国が新たに製造した武器弾薬はアメリカに残って、アメリカにあった古い在庫の武器弾薬がウクライナに渡っている。つまり古い武器弾薬の在庫一掃セールなんだよね。アメリカにとって戦争はビジネスなんだよね。 イスラエル🇮🇱とハマスの戦いも両方とも腐敗したヤツらでハマスの3人のリーダーは10億ドル以上の資産家ですよ。イスラエルのネタニエフ首相は、ユダヤ教会に労働義務、軍役義務を免除する事で支持を得て首相になったんだけど、その義務免除対象人口が国民の25%にもなってしまって、75%の国民が食わせなきゃいけなくなってて不満がたまってたから、ハマスと戦争が始まったら一部の国民はお祭り騒ぎやイベントみたいな感じで空爆を見てたりするんですよ。全然、ユダヤ教のイメージじゃないし、若者に麻薬が蔓延している。 アメリカは世界一の産油国で、元々アメリカと親しかったサウジアラビアがここに来てバイデンを無視したりして、アメリカに楯突いてるんだけど、OPECのリーダーを自認するサウジアラビアは【石油価格維持】の方針を強く打ち出していた。 でもアメリカが下げたら57ドルぐらいまで下がっちゃった。サウジアラビアは80ドルで採算取りたいから頑張ってたんだけど、結局、サウジアラビアも下げちゃった。これでOPEC諸国からの信任がかなり下がったんだよね。 これもアメリカがサウジアラビアが強気に出るのを見てて泳がしてから、痛い目に遭わせる、という常套手段だと感じるよね。 日本、ドイツ、サウジアラビア、みんなそう、そしてその力の源泉は石油とドルですよ。 トランプ氏は2024年の大統領選挙に向けて47の政策綱領を発表したんだけどその中に【バイデン大統領が進めているEV義務化をやめる】とハッキリ言ってるんだよね。 EVは中国を利するだけ、という主旨。 ドイツやEUも中国EVが普及し過ぎて、制限しそうな感じ。 ここでも中国潰しが進行しそう。 トランプ氏はアメリカ大統領選挙で当落の行方に影響を与える共和党と民主党の支持が同じぐらいで選挙のたびに行ったり来たりする6つの州(スウィングステート)の内、5つで支持を拡大していると言う話があって、トランプ氏が復活の可能性がかなり出て来た。」 僕が「選挙で各州の最高裁判所がトランプ氏への投票を認めないって判決がポロポロ出てるけど、どうなんですか?」と聞いたら 彼は「それは元々、アメリカ民主党支持の州での話なので、どっちにしてもカリフォルニア州やニューヨーク州はいつも民主党なので余り影響は無いよ。もちろんスウィングステートでその判決が出たら影響あるけど、連邦最高裁判所判事が今は共和党シンパが過半数だから、連邦最高裁判所の判断になれば【トランプ氏に投票させない】とはならないでしょう。トランプ氏が大統領時代に判事が共和党シンパにどんどんと代わった経緯もあり、こんな影響が出てくるのはトランプ氏はラッキーかもね。 ただトランプ氏はアメリカ第一で同盟国とか国連は二の次の方針だから、外国から見るとやりにくくなる可能性はある。 まぁアメリカの行動は大統領が誰になってもCIA的な覇権、ペトロダラー、戦争ビジネスだから、変わらない部分はあるよ。」 なんでそんな話をするのかと思ったら、彼はアメリカに会社を創り、そこを上場させようとしているんだけど、アメリカ政界のかなりトップに近い人から、アメリカ資本を80%以上にして欲しいと言われてて、彼はアメリカ資本オンリーは嫌だなぁと思っていて「他の国はどこなら良いの?」とその人にアドバイスを求めた。 そしたら上記の今のタイミング(ここから20年)は「日本だよ」と言われたと言う話でした。 流石にこの長文を読んでくれた人は余り居ないかも知れませんが、ここまで読んでいただいた人には感謝します。 ありがとうございます。 彼の発言はあくまでも彼の意見なので、そこはご理解のほど、よろしくお願いいたします。 あと、思い出したら、追記とか修正する可能性もあります。 よろしくお願いいたします。 #日本 #日本復活 #アメリカ #中国 #台湾 #ロシア #戦争 #ドイツ #ウクライナ #イスラエル #ハマス #トランプ #産油国 #EV #バイデン #CIA ☆☆☆ 🇯🇵 新しい企画や海外展開を目指す。元・スペースシャワー取締役、元・石森プロ副社長、元コミックスウェーブ非常勤取締役、元・アイキャスト社長。JSAT、スカパー!、MOTTAINAI、インドネシア特撮ヒーローBIMA、立ち上げ♫
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chibiutsubo · 5 months
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#灯屋 #カフェ #モーニング
月替わりのフレンチトーストと、さらにアイスかスープのどちらかが選べるので、アイスにしてみました。アイスも月替りで、3月は黒胡麻の模様。
飲み物はコーヒー紅茶だけでも結構色んな種類があって、迷った末に結局ミルクティーを選択。カモミールのミルクティーなので、ほんのりハーブの香りです。ポットにたっぷり入っていてカップに2杯ぐらい飲めるのが嬉しい。
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ところで紅茶やコーヒーが入っているカップが可愛いなと思って見ていたのですが、どうやら有名どころのカップっぽいです。
右のティーカップはヘレンドのものでした。ブランドに疎い私でも名前を聞いたことがあるぞ……?ハンガリーの陶磁器ブランドで、オーストリアなどの貴族御用達だとか。
左は母親のコーヒーが入っていたカップで、こちらはリチャードジノリ。こちらはイタリアのブランドだそうです。
中々ブランドもののカップでお茶を楽しむ機会ないよね、と言いながらすかさずお値段を検索する我々(ど庶民)。多分数万円のお品でございました。
こういう良い食器に憧れはあるけれど、我が家には母親というデストロイヤーが存在しているので迂闊に出しておくわけにいかず、でも食器棚の肥やしにしておくだけだと勿体無い……と、中々縁がありません。もちろん経済的にもあまり縁はないんですけど。
なので外でこうやって優雅に使わせてもらえるのは有り難いことです。しかしいくつも高級カップ揃えてるの凄いなぁ……。
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外のテーブルにもたくさんの花が生けられていました。窓からこの花を眺めながら朝ご飯。優雅な時間です。
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mtosak · 4 months
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ヒーローの休日03
「おはよう、エリー」  アルファプライムは、キッチンで朝食の支度をしている妻に声をかけると、彼女を優しく抱きしめる。
 しゃがみ込み、私はアルファプライムの逞しい右太腿からハーフパンツの中に手を差し込んで、重く柔らかい陰嚢を手のひらで弄んだ。
「よく眠れた?」  背の高い夫に抱きすくめられながら、彼女は微笑んだ。
 指先がヒーローの太い竿の先に触れる。仮性包茎であるアルファプライムのペニス。軽い剥き癖はついているようだが、ちょっとした弾みでその包皮は亀頭を覆ってしまうようだ。
「久しぶりに最高の睡眠が取れたよ」  そう妻に微笑みかけたアルファプライムのペニスの包皮を、私はしっかりと剥いてやった。  認識を阻害されている彼は、私の行動を知る由もない。  もしも私のこの親切な行為を知ったら、彼は感謝するに違いないだろう。
 アルファプライムが、妻から息子を起こしてくるように依頼されたので、私は彼のペニスから手を離した。  離さなければ、この逞しいヒーローは適当な理由をこじつけて、妻の目の前でペニスを弄られ続けるために、その場に留まる努力を続けてしまうためだ。
 アルファプライムが子供部屋に入ると、その気配で目覚めたのか、彼の息子であるマイケルは、ぱっちりと目を開けた。
「おはよう、パパ!」 「おお、おはよう」
 マイケルは、ベッドから起き上がるとアルファプライムに抱きついた。  私も彼の息子に倣って、背後からアルファプライムに抱きつく。分厚い胸筋を両手で揉みながら、彼の肩に顎を乗せる。  首筋にキスをすると、立ち上る男性らしい少しスパイシーなヒーローの香りが鼻腔を刺激した。
「今日は目覚めがいいな。いい夢でも見たのか?」 「起きるのが楽しみだったんだ。だって、パパがお休みだから!」
 アルファプライムは息子の髪を撫でた。
「今日はパパと何をして遊ぶつもりなんだ?」 「うーんとねえ……」
 マイケルが真剣な様子で考え込み始めると、アルファプライムは笑った。
「朝食でも食べながら決めればいいさ」
 そう言って、アルファプライムは息子にまずは顔を洗ってくるようにと促した。子供部屋から元気よくマイケルが飛び出していくのを見送ったあと、アルファプライムはその場に足で止めた。    子供部屋の中、腰に手を当て、一人直立しているアルファプライム。  私は、彼が移動するのを引き止めるように身体を掴んだまま、下着ごと彼のハーフパンツを膝まで下ろした。  肉厚なペニスがぶるんと外気に晒される。  濃い陰毛に包まれるようにして鎮座するペニスは、その人間離れした逞しいヒーローの体躯に見合う大きさをしていた。
 しかしながら、先ほど剥いたばかりだというのに、また包皮が彼のペニスの亀頭を覆っていた。  親切な私はもう一度、その包皮を剥いて念入りにペニスの根本に押しやってから、彼の身体から手を離した。
 アルファプライムは腰を屈めると、私が脱がしたハーフパンツを掴み、それを履き直した。自然な所作でペニスを下着の中に押し込み、整えてから彼は子供部屋を離れる。
 誰も居なくなった子供部屋。  フローリングの床には、アルファプライムの身体から抜け落ちたであろう陰毛が、数本だけ残っていた。
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Yuriko Tiger instagram post 4/21/2024
❤️‍🔥本日❤️‍🔥(English below ⬇️)
今日はテレビ朝日に「外国人がガチで投票🗳✨世界🌍アニソン総選挙」の番組に出演させていただきます! 4月21日(日)よる6時~3時間SP‼️ ゲストさんはみんな有名な方で私も驚きました🫢 また応援して頂けたら嬉しいです〜 良かったら見てください🥺
MC #爆笑問題 #ウエンツ瑛士 SPプレゼンター #上川隆也 ゲスト
#佐久間大介(#SnowMan ) #渡邉美穂 #ユリコタイガー #潘めぐみ #堀川りょう #松本梨香 #宮村優子
お楽しみに〜🎤😆🎶
A little reminder! I will be on TV TODAY on “TV ASAHI” Channel from 18:00 to 21:00 PM for taking about “Ranking Anime Song”! Please take a look if you are in Japan 🇯🇵 Thank you for all your support!
With me the singer of the POKÉMON OPENING and the voice actress of Kana (from OshiNoKo) and Asuka Langley (from EVANGELION) 🛐🛐🛐🛐
I think “we are” can be the N.1 Anime Song in the world but… WHO KNOWS!!! Tell me your country and your favorite anime song please!
Costume sponsored by ToAlice It you’re interesting to collaborate with me please send me an email or DM with an official account💞
#タレント #コスプレイヤー #外国人モデル #アニメ #animegirl #talentagency #voiceactress #pokemon #onepiece #japan
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ynyn416 · 7 months
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2/24(土)
今回もたくさん一緒に過ごせて幸せだった🩷
私の喉を労って、はちみつ漬けきんかんくれた。初めて食べた。優しさが暖かかった。
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寝る前と、朝起きてからのゆっくりした時間がとても幸せ。こんな時間が永遠に続いて欲しいなぁと思う。
���ッピンでお互いありのままの姿で、ひたすらくっついて、彼を一番近く感じれるからとても幸せ。しょうもない事だらだら話して、YouTube見て何か話したり、ふざけたり。それが幸せ!
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李朝園でランチ🥄
期間限定で、カルビスープ?がお肉2倍で、めっちゃ食べ応えあって美味しかった🍖
彼も一口食べたけど、初めて食べる味だなと話した。やはり日本式の韓国料理は味が違うんだなぁと思った。私は本場の味知らんけど。もしかしてニンニクの使用量が違うのか?日本はニンニクを避ける傾向がある気がする。知らんけど。
美味しいからオッケーです👌🤓
でも私は、彼氏が作ってくれる韓国料理が一番美味しい🤭
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とても暖かくて本当に気持ち良かった!☀️
大阪城は、人も多いけど犬も多いから、色んな犬見ていつも癒される🐶🌷
桜の時期になると大阪城本当にきれいになるから、楽しみだな🌸🌸🌸
桜大好き!
今日も、梅の香りがとても春の匂いがしたよ。幸せな気持ちになった。
こうやって大好きな恋人がいて、一緒にたくさん時間過ごせて、お出かけして、美味しいものとか綺麗な景色を見て幸せを共有できることが、本当に幸せだよ~。
彼氏には感謝だ😊
2年くらい前かなぁ。それまで勿論恋愛とかはしてきたけど、全然幸せな恋愛はして来なくて。数々の最低男を見てきて(笑)
でもそんな選択をしてしまうくらい、自分のメンタル面も大変だった。当然そんな時に出会う人にまともな人はいない。(引き寄せの法則)
幸せな恋愛がしたいのに、なかなか良い出会いもなくてどうすればいいのか分からなかったし、とりあえず恋愛より自分の人生優先させようと考えたりしつつ。
そんな時にいつも思ってたのが、昼間に桜見ながら散歩して、心から幸せを感じられる人と早く出会いたいなぁってずっと思ってたなぁ。
なんか、ディズニーランドや特別なホテルでディナーとかそんな時間じゃなくて、公園で桜見て散歩して幸せ感じるって、一番ハードル高くない??本当に信頼してて大好きな人とじゃないと、きっと幸せな気持ちにはなれない時間の過ごし方No.1 だと思うよ (笑)
その時の私に言ってあげたいな。今は望んでいた通りの素敵な彼氏がいるから大丈夫だよ~って。
人生はどんどん幸せになっていってる😊🌸
また次会うのは金曜。次は2泊できるの嬉しい🥰
それまでまた頑張ろっと。
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montrenzo · 4 months
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『Something blue』(モンタギュー×ロレンゾ)
 エージェンシー本部の応接室の重厚な扉の前。  ロレンゾはいつも通り、コンコンと2度ノックをした。 「失礼しまぁす」  多少声高に挨拶をしながら扉を開ける。  ・・・と、その瞬間。 「ロレンゾ、ハッピーバースデー!」  パンッ!と乾いた銃声に似たような音が鳴ったと思った瞬間、ロレンゾの目の前にスカイが飛び込んできた。  驚いたロレンゾは目を丸くしながら、彼に向って飛び込んできたスカイを上手くキャッチする。  彼女の手の中には使用済みのクラッカーがあった。  恐らく、それが派手な音を立てたのだろう。 「びっ・・・・・・・・・くりしたあ・・・!」  自分より幾分背の低いスカイを床に降ろしながら、ロレンゾはようやく言葉を発した。  よくよく部屋の中を見てみると、マイダスをはじめ、たまに遊ぶスカイやブルータス、ニャスルが揃ってクラッカーを鳴らしていた。 「やあロレンゾくん、今日誕生日なんだって?おめでとう」  マイダスがいつものように、笑顔でロレンゾに近寄ってくる。  そんなロレンゾの前にすっと長身の男が立ちふさがるように影を落とした。 「・・・・・・」 「・・・・・・顔が怖いよ、モンタギュー?」  ロレンゾとマイダスを遮るように立ちふさがった男、モンタギューを見てマイダスが苦笑した。 「もー、せっかくのロレンゾのお祝いなんだからちょっとくらい仲良くしなさいよ!」  スカイがモンタギューの腕をバチン!と叩くとモンタギューは渋い顔でため息を吐いた。  そしてようやく口を開く。 「・・・・・・お招き頂きありがとうございます」  全く感謝をしていない、彼の平坦な声。  エージェンシー、特にマイダスに対して、彼はいつもこうだ。  ・・・ロレンゾは思わず苦笑した。 「マイダスさん、ありがとー!俺の誕生パーティー?してくれるの嬉しい」  エージェンシーのメンバーから見えないように、ロレンゾは軽くモンタギューの背中を撫でて促しながらそう言った。  そのロレンゾの仕草に、モンタギューの軽く諦めたようなため息が聞こえた。 「そうそう、スカイから話を聞いてね。これはぜひと思って」 「ロレンゾ、いっつもどっかウロウロしてて連絡取れないじゃん。でも今年は!居場所もわかってるし!せっかくだしお祝いしよ?って思ってさ~!」 「ありがと、スカイちゃん」  ロレンゾはいつものように笑って微かに横のモンタギューを見ると、ようやく彼も苦笑した。 「こっちにパーティー料理を用意してあるぜ。お前の隣りでむっつりしてる奴が、数日かけて仕込んでた特別料理だとさ」  ブルータスがニヤリと笑いながらロレンゾとモンタギューを見て、部屋の奥に用意されてある豪勢な料理を指さした。 「・・・余計な事を言うな」 「えっ・・・、モンティが料理・・・、作ってくれたの?」  ロレンゾの問いかけにモンタギューが片眉をクッと上げてロレンゾを見る。 「・・・まあな」  ここ数日、モンタギューはやたらとエージェンシーからの呼び出しだと言って朝から晩まで帰ってこないと思っていたら、どうやらエージェンシーのメンバーたちとロレンゾの誕生日パーティーの準備をしてくれていたようだ。  パーティー会場は見慣れた応接室ではあったが、あちこちにお手製と見える飾りが取り付けてあり、皆でサプライズを企画していたらしい。  今朝、エージェンシーに早くから出かけていったモンタギューに、『今日は夕方からエージェンシーの本部へ来い』と言われ、いつも通りにマイダスにからかわれにか、それとも麻雀のメンバー補充か何かだと思ってやってきただけで、まさか自分がこんな風にサプライズを受けるとは思ってもみなかった。  そもそもロレンゾは、自分の誕生日を忘れてすらいた。 「も~、こういうの初めてだから嬉しいかも。皆、ありがと!」 「ささ!料理が冷めないうちに食べよ食べよ~!」 「美味しそうだねぇ」 「ニャアン・・・!」 「・・・猫野郎・・・、お前も食うのか・・・」
 美味い料理や酒に酔いしれ、いつも通りに雑談を適度に楽しみ、ボードゲームでひとしきり遊んで優勝をかっさらい、ロレンゾとモンタギューは日付けの変わる前に彼らの家へと帰ってきた。 「ああ、おなかいっぱい!楽しかったねモンティ」 「お前が楽しんだならそれでいい」  小さなアパートメントのリビングでたくさんのプレゼントや、ボードゲームの景品を並べながらロレンゾがいつものくつろいだ笑顔でモンタギューを見た。 「マイダスさんがプレゼントにジェット機くれるとか言い出すからびっくりしちゃった。スカイちゃんなんか『クルーザーあげればいいじゃない!』とか言ってさあ、あの人たち、規模が違いすぎてほんと面白いよね」 「ジェット機だのクルーザーだの、相変わらずあそこの連中は頭のネジが飛んでる」 「せっかくだしおねだりしても良かったんだけどね~?」 「やめとけ、高くつくだけだ」 「それもそうかも」  ふふ、とロレンゾが笑うとようやくモンタギューもロレンゾに笑みを返した。  他人には滅多に見せることはないモンタギューのくつろいだ表情が見られたことに、ロレンゾはようやく安堵した。  そしてソファにどかりと座る。 「コーヒーでも飲むか?」  モンタギューの声色が微かに優しい。  これもまた、普段他人がいる場所では聞くことのできない声色だった。  ロレンゾは目の前にやってきたモンタギューを見上げて更に笑みを深くする。 「もう寝る前だし、ココアが良いな。・・・あま~いやつ」  ロレンゾの言葉にモンタギューがロレンゾの手を取ると、その手の甲に軽く口づけを落とした。 「承った」
 しばらくしてキッチンから甘い香りが漂ってくる。  モンタギューは美食家だからか、料理の腕はかなりのものだった。  不自由な逃亡生活を経てこの隠れ家でようやく安定した生活を手に入れた頃から、モンタギューはロレンゾに美味い料理や菓子を振舞ってくれるようになった。  ・・・あの、大氷河に建っていた美しい見かけのホテルで偉そうにふんぞり返っていた彼からは想像できないつましい生活にもかかわらず、だ。 「できたぞ」  ロレンゾがキッチンに目をやると、モンタギューが揃いのマグを持ってやってきた。 「ん、いい匂い~!」  ロレンゾの注文通りの甘いココアの香り、そしてその中に微かに混じるコーヒーのほろ苦い香り。 「まだちょっと朝晩寒いから、あったかい飲み物が嬉しいね」  ココアのマグを渡されて、両手で抱えるようにする。  そして存分に香りを吸い込み、満足げに笑んだ。 「ん~、これこれ。マシュマロ入ってるしブランデーも入ってる!贅沢ぅ~!」  ロレンゾは至れり尽くせりの美味そうな、いや、実際美味いココアにふーっと息をかけて一口含む。  ロレンゾの隣りに腰を落ち着けたモンタギューが、そんなロレンゾを見て笑う。 「・・・美味いか?」 「・・・えへへ、モンティの作ってくれるココアが一番美味いよ、ありがとう」  モンタギューの笑みに釣られるように、ロレンゾも笑う。  そしてロレンゾはちゅっと音を立てて、モンタギューの頬にキスをした。  モンタギューも満更ではなさそうな顔で、コーヒーを含む。 「・・・ねぇモンティ」 「なんだ?」  マグを置き、どちらからともなくお互いの手を握る。 「・・・俺ね、今日が誕生日ってこと忘れてたんだ。そもそもさ、俺が生まれて喜んでくれる人なんかいないと思ってた」  ロレンゾは自分の出生や幼少時代のことを思い出しながら、苦笑する。  そして無意識にモンタギューに身体を寄せ、そのまま彼の肩に頭を預けて目を閉じた。 「でもさ、今日、あんたやエージェンシーの人たちにパーティーまで開いてもらってさ。皆におめでとうって言われて、何だかわかんないけど嬉しかった」  ロレンゾの心の内に宿る、ふんわりとした温かい感情。  そして、隣りに寄り添ってくれている自分の愛しい人。  この体温、この香り、この心地よさ。 (ああこれ多分、幸せってやつだ)  ロレンゾが心の隅でそう思い、何だか照れ臭くなってモンタギューの肩に顔をすり寄せた刹那。 「・・・・・・ロレンゾ」  低くて耳に心地よい声がロレンゾの名を優しく呼んだ。  そして、ロレンゾの頬に温かな手が添えられ、額に軽くキスされる。  ・・・モンタギューは滅多にロレンゾの名前を呼ばない。  2人きりの時でもそれは変わらなかった。  だが、唯一ベッドの中でお互いを曝け出した時にだけ、たまらなく甘い声でロレンゾの名を呼ぶのだ。  その度にロレンゾは言い知れぬ衝動が胸の内から湧いてくるのを感じていた。  ・・・ロレンゾがその感覚にゆっくりと目を開くと、間近でモンタギューが微笑んでロレンゾを見つめていた。 「・・・・・・誕生日、おめでとう。生まれてきてくれて、俺に出逢ってくれてありがとう。お前の隣りにこうしていられること、神以外のすべてに感謝している」  モンタギューの言葉に、優しい声色に、ロレンゾは最初何を言われているのか理解が及ばなかった。  ただ、普段は絶対にこんなことは・・・ベッドの中で以外言わないモンタギューが、ロレンゾの名を呼びそう言った事を少しずつ咀嚼していくと同時に、たまらなく羞恥を感じ、自分の体温が一気に熱を帯びた気がした。 「ちょ・・・、っと、待って、なに・・・・・・いきなりそういうの、ずるい、から・・・・・・」  羞恥の余りロレンゾはモンタギューから顔を背ける。  ・・・恥ずかしさで自分の声が震えていたのが随分間抜けだなと思いながら。 「いきなりじゃないだろう、もうじき日付けが変わる。その前に、お前に言っておきたかった」  エージェンシーの奴らの前では言わなかったがな、とモンタギューが言いながら、胸元から小さな箱を取り出してロレンゾに握らせる。 「えっ・・・なに」 「・・・お前の誕生日だろ。プレゼントが必要じゃないか」 「えっ?でも、エージェンシーのパーティーでモンティの料理食べたし、すっごく美味かったし!」 「本当のプレゼントはこっちだ。良いから開けてみろ。気に入らなければ売ればいい」 「モンティからのプレゼントは何でも嬉しいよ、ありがとう」  いまだに跳ねる自分の心臓にロレンゾは曖昧に笑って照れ隠しをしながら、ラッピングされた小さなその箱を見つめた。  ロレンゾはモンタギューに肩を抱き寄せられながら自分の手のひらに収まるくらいの小さな箱を開けると、そこには青く光るダイヤのピアスがひとつ入っていた。 「ダ・・・ダイヤだ・・・!ダイヤだモンティ!ダイヤ!なに!これどうしたの?」  ダイヤに異常な執着があるモンタギューが、恋人とはいえ他人にダイヤを贈ることがあるのだろうか。  いや、実際にロレンゾにダイヤが贈られているのだが。  驚きの余り、わぁわぁと叫ぶようにしてロレンゾはモンタギューを問い詰めてしまう。  するとモンタギューは少し困ったような表情をした。 「懇意にしている宝石商に頼んで、俺が昔から持っていたブル��ダイヤを加工してもらった。・・・お前が装飾品には余り興味が無いのは知っているが・・・」  モンタギューはぶっきらぼうにそう言うと、ふいと向こうを向いてしまう。 「・・・その、・・・サムシング何とかとか言うだろう。・・・そういうやつだ」 「モンティ・・・・・・」  そのモンタギューの様子を見て、ロレンゾはモンタギューが照れているのだとわかり、その皮肉屋で照れ屋な恋人をたまらなく愛しく思った。  サムシング・フォー。  マザーグースの詩は余りにも有名で、小さな子供でも知っているものだ。  幸せな門出の為の4つのアイテム。  そしてブルーダイヤ。  これからも共にいてくれようとするモンタギューの、ロレンゾへの幸せの祈り。 「・・・・・・も~・・・・・・、こういうことされると増々モンティのこと好きになっちゃうじゃん・・・・・・」  顔をくしゃくしゃにして笑いながら、ロレンゾは自分の紫色のピアスを外し、その小さなブルーダイヤのピアスをつける。  そんなロレンゾの様子をモンタギューはチラ、と横目で見てほっとしていた・・・ように見えた。 「・・・似合う?」  横を向いてしまったモンタギューにのしかかるようにして、ロレンゾはピアスを見せつけてやる。  モンタギューがようやくロレンゾの方を見て苦笑しながらロレンゾの腰を抱き寄せ、うなずいた。 「・・・ああ」 「・・・モンティ、最高のプレゼントありがとう。大好きだよ」  満足げに笑み、そう伝えるとロレンゾはモンタギューへキスをねだる。 「・・・・・・Je t'aime,・・・Je te veux,・・・ロレンゾ」
 ―――重なった2つの影の中に、微かに煌めく青い光。
 ―Fin.―
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monthly-ambigram · 8 months
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2024-2月号
アンビグラム作家の皆様に同じテーマでアンビグラムを作っていただく「月刊アンビグラム」、主宰のigatoxin(アンビグラム研究室 室長)です。
『アンビグラム』とは「複数の異なる見方を一つの図形にしたもの」であり、逆さにしたり裏返したりしても読めてしまう楽しいカラクリ文字です。詳しくはコチラをご参照ください⇒アンビグラムの作り方/Frog96
◆今月のお題は「レトロ」です◆
今月は参加者の皆様に「レトロ」のお題でアンビグラムを制作していただいております。各参加者が思い描くレトロなものは何でしょうか。ぜひじっくりご覧ください。
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「懐古趣味」 旋回型:きいろいビタ氏
レトロをそのままとらえれば、「Retrospective=懐古趣味」。レトロ文字風にきれいにまとまっています。既存作との違いにも注目してみてください。装飾によりエレガントに仕上がっていますね。
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「懐古趣味」回転重畳型:Σ氏
一見同じ対応付けのように見えますが、字画の差分を重畳型で解決し自然に仕上げています。足し引きの調整が絶妙です。対応付けを読み解いてみてください。
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「レトロゲーム」鏡像型:ヨウヘイ氏
ドット絵にするとレトロ感を感じるのは、実はある程度以上の世代だけなのかも知れません。 ロゴ的にまとまっているのと、ドット表現がぴったりなこともあり、変形していても何となく読めてしまう面白さがありますね。
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「アーケードゲーム」 旋回型:つーさま!氏
同じ形が「アー/ケー/ド/ゲ/ーム」の5とおりに読める力作です。前後の言葉のつながりにより「ケー/ゲ」を振動させているのも面白いです。
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「ブラウン管のレトロなテレビ」 回転型:超階乗氏
ブラウン管のテレビ、今は教科書から知る人も多いでしょうね。 ブラウン管の画像の乱れのような表現が解釈に自由度を持たせているようです。
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「しろくろテレビ/ちゃぶ台」 図地反転型: いとうさとし氏
1950年代のお茶の間の光景ですね。 7文字と4文字で対応付けできてしまうのが神業ですね。文字数の差をどのように吸収しているかに注目してみてみると面白いです。
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「pixel」回転型:繋氏
液晶パネルや電光掲示板なども昔はピクセルがしっかり見えているのが普通でした。 「pi/el」を切り替える共有部分の表現がピクセルにマッチしていて自然ですね。読みやすいです。
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「古びた箱庭の下、広い芒畑が昭和の幻影と馨.辺境が甦る」 鏡像型:ちくわああ氏
文字列生成の大作が仕上がってきました。とにかく解読するのが楽しい作品、すごいです。ぜひじっくり読み解いてみてください。
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「ガリ版」 回転型:lszk氏
謄写版の俗称。昔はテストや学級新聞などもガリ版で刷っていました。 輪郭の角度調節が上手なので、ここまでデフォルメしても容易に読めてしまいます。匠の技です。
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「大正ロマン」 回転型:peanuts氏
大正時代の雰囲気を伝える思潮や文化事象。 既存作とは対応解釈が異なり、余計な線がなくなるように作字している点が優れていますね。作字としてもステキで素晴らしいです。
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「レトロモダン」 図地反転回転型: いとうさとし氏
古いながらも現代的で洗練された意匠。 レトロキネマ風の文字を彷彿とさせるデザインでステキです。「ロ/モ」が裏表にできるのが驚きです。
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「明治モダン」回転型:無限氏
昭和レトロ、大正ロマンときたら明治モダン。 右から左に読むようにデザインすることで対応付けがしっくりくる一石二鳥の解決策です。字形もハイカラでよいですね。
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「セピア色」 振動型:lszk氏
色あせてセピア色になると古さと共にエモさも感じます。 切り替わる字画は一本だけできれいに読みが変わります。素晴らしい発見と表現力です。
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「三丁目の夕日」 鏡像型:kawahar氏
昭和30年代の東京を舞台にしたお話。 影のような表現で斜めになっており純粋な鏡像型アンビグラムとはなっていませんが、この表現が雰囲気と可読性向上につながっていて面白いです。
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「湯沸かし器」振動型:海氏
昭和の台所には湯沸かし器が設置されているものでした。 各文字とも大胆な解釈ですが、確かにそう読めます。「器」の略字を知っているとより読みやすそうです。
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「高度経済成長」 図地反転鏡像型: いとうさとし氏
日本においては1955年頃から1973年頃が高度経済成長期とされます。 さすがの仕上がりです。3組分きれいに対応付けできる言葉を見つけるのも関心です。隙間で調整している部分が気になって文字として読めない人は、薄目でぼんやり見るなどすると読みやすくなるかもしれません。
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「鉄人28号/横山光輝」 回転共存型:兼吉共心堂氏
昭和30年代に描かれた、同時代を舞台にした漫画。 赤字と黄色の縁取りのカラーリングは実際のロゴのうちの一つに似せたものですね。黄色部分をうまく利用して字画あまり部分を処理しています。
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「ティファニーで朝食を」 回転型:.38氏
1958年小説発表、61年オードリー・ヘプバーン主演で映画化。 「朝食」を手掛かりに解読可能なデザインになっていて、「ティファニー」部分の組み方を読み解くのが楽しいです。
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「写ルンです」 鏡像型:douse氏
1986年発売開始、レンズ付きフィルムの先駆け。 「写/す」がピッタリすぎますね。全体的に作字としてステキで、レトロ文字の香りもします。
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「純喫茶」  回転型:螺旋氏
酒類を扱わない純粋な喫茶店のこと。特殊喫茶と区別するため昔は純喫茶と名乗る喫茶店が多かったようです。 随所に思い切った解釈がされていますが、うまい字画配置により読みやすく仕上がっています。レトロ文字風の書体でまとまっていてステキです。
最後に私の作品を。
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「感慨」 旋回型:igatoxin
昔を思うといろいろと感慨深いものがあります。レトロ文字風に仕上げてみました。
お題「レトロ」のアンビグラム祭、いかがでしたでしょうか。昔を感じさせつつ新しい風も感じさせる作品が集まったと思います。
さて次回のお題は「うた」です。カラオケ、歌謡曲、和歌、現代詩、Ado、替え歌、ファルセットなど 参加者が自由にうたというワードから発想 連想してアンビグラムを作ります。
締切は2/29、発行は3/8の予定です。それでは皆様 来月またお会いしましょう。
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2024年 1月{フリー}  
※これ以前のindexはこちら→《index:2017年~》
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rosysnow · 1 month
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孕むのは傷
学校にも行かず、同級生の家で、その母親と
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 身を起こしてベッドを降りた香乃が、カーテンを引いた窓の前に立ち、白昼の日射しに軆の線を浮かび上がらせる。
 睫毛。乳房。尻から脚。
 まくらに肘をついて頭を支え、俺は香乃がベッドス��ンドの灰皿に残した煙草を、少し吸ってみる。まずい。思わず咳きこんでしまうと、香乃は緩やかな長い髪を揺らしてこちらを振り向き、笑った。
「浩平くんは、そんなの吸わなくていいのよ」
「香乃さんは、これうまいの?」
「旦那が吸うから、うつっただけよ」
 俺は舌打ちしてうつぶせると、煙草なんかより、甘い香乃の匂いが残るシーツの匂いを吸った。その匂いだけで、脳がほてって腰が焦れったくなる。
「もうお昼ね。何か食べていく?」
「うん」
「オムライス作ってあげる」
「ケチャップで俺の名前書いて」
 香乃は笑うと、床に落ちていた服を拾い、身にまとっていく。
 俺は高校二年の十七歳で、二十歳のときに俺のクラスメイトを生んだ香乃は、今年三十七歳だ。軆の線は完璧とは言えないけど、白い肉づきがあってむしろ俺はそそられる。
 浅葱色のチュニックとインディゴのパンツになった香乃は、こちらに来て、ベッドスタンドに投げたヘアゴムで髪をひとつに縛る。
「香乃さん」
「なあに」
「キスしたい」
 薄化粧の香乃は、俺を見て、ベッドサイドに腰かけるとシーツに手をついた。俺も上体を起こし、香乃の首に腕をまわして、彼女の顔を引き寄せる。
 息遣いがほてっている。唇が触れあって、互いに舌をさしこんで絡めて、水音が跳ねる。息を止め、熱く柔らかい舌で相手をむさぼり、俺はもっと香乃を抱き寄せて乳房をつかんだ。
 すると香乃は唇をちぎり、「キスだけ」と俺のまだ剥き出しの肩を押して、軆を離した。
「けっこう勃ったんですけど」
 香乃は俺の陰毛から頭をもたげるそれを見て、「仕方ないなあ」と指を絡みつけ、手で刺激してくる。香乃の指は白くて、それが繊細に動いて、股間にミルクがしたたっているみたいだ。
 俺はシーツの上を座りなおして、取り留めのないため息をこぼす。集中する血に堅くなって血管が走りはじめる。俺は香乃にキスをして、息遣いがかかる距離でささやく。
「口でしてよ」
 香乃は肩をすくめると、ベッドに乗って、俺の脚のあいだに膝をついて股間に顔を埋めた。ぬるり、と熱っぽい濡れた感触が性器を包んで、それがうごめいて吸ったり締めつけたり、俺の喉からは声が垂れる。
 すする音が耳を淫靡に撫で、俺は香乃の茶色の髪をまさぐって、舌の動きに連動して腰を動かす。ただ気持ちよかったのが、一気に屋上への階段をのぼるように、快感が駆け上がりはじめる。息遣いが深くなって、声が虚空を引っかく。
「やば、出る、……っ」
 言った瞬間、香乃の口の中にたっぷり吐き出していた。びくん、びくん、と名残る反応で長く射精が続く。香乃はそれを全部飲みこんで顔を上げ、少し口元に垂れた精液も、指をすくって口に含んだ。
「おいしいの?」
「浩平くんは、味がなくて飲みやすい」
「旦那は?」
「あの人のは煙草の味がするわ」
 そんなもんなのか、と俺も床の下着と紺のスラックスを拾った。
 学校にも行かず、同級生の家で、その母親と情事にふけって。もともと親にはあきらめられているけれど、知られたら勘当でもされるのだろうか。
 あの人たちは姉貴しか見てないからなあ、と俺はスラックスに脚を通して、ベッドを立ち上がる。「ごはん作って��る」と香乃は煙草をつぶしてからダブルベッドの寝室を出ていき、俺は制服を着ると、さっき香乃がいた窓辺に立ってみた。
 カーテンはぶあつく、くしゃくしゃと適当にまとめられて、レースカーテンの模様が壁に映っている。
 腕時計を見ると、時刻は十三時前だった。残暑の日射しはまばゆく、目を細めてしまう。
 俺はカーテンに手をかけ、それに包まってみる。確かに、あの煙草の匂いがした。しょせん、香乃が大切に想っているのはその男なのだ。なのに、何で俺は、香乃に恋をしてしまっているのだろう。
 寝室を出て、ダイニングに向かうと、たまごとバターの柔らかな匂いがただよっていた。
 白い壁には、絵画のような額縁で家族写真が飾られ、オブジェにも見える時計が秒針を刻んでいる。広いテーブルクロスは真っ白で、裾に同じ白糸の目立たない花の刺繍がある。
 俺は椅子を引いて座ると、テーブルの真ん中のピンクのガーベラに触れた。ここに生けられる花は、毎朝香乃が変えているらしい。
 俺の家は、親父が医者の格式ばった金持ちだが、ここの旦那も、駅前の調剤薬局を経営する稼ぎのいい男なのだそうだ。俺の親父が勤める病院と、その薬局が提携しているのが分かって、佑輔──香乃の息子と俺は、何となく話すようになっていた。
 香乃に出逢ったのは、梅雨がまだ開けない七月だった。期末考査の勉強のため、佑輔に誘われてこの家に来て、ひと目惚れした。
 佑輔は部屋にいた。俺は廊下でつかまえた香乃に、無理やりキスをして、あの煙草の味を感じながら、服越しに勃起を押しつけた。抵抗していた香乃の乳房の突起を指でこすると、香乃は俺を洗面所に連れこんで口でした。そのときも全部飲んでいた気がする。
 荒っぽい息を噛んでいると、不意に「浩平ー?」と佑輔の声がして、俺は慌てて答えながらファスナーを正した。生徒手帳のページを破って、香乃に連絡先の走り書きを握らせた。それから、俺と香乃は、この家が空っぽになると軆を結びつけている。
 テーブルに頬杖をつき、スマホを取り出して画面を起こす。何の着信もない。別にこちらから連絡する相手もいない。
 平日の午前九時、香乃にメールをして、香乃以外留守だと返ってくると、俺はこの家に来る。このスマホは、ほとんどそれだけに使う。そして、帰り道にメールは全部削除する。
 何も残らないのにな、と思う。そんなふうに、削除してしまうメールみたいに。
 どんなに軆を重ねても、俺と香乃には何も残らない。埋まらない穴が深くなっていくだけだ。
 俺は「もうやめる」のひと言が言えないし、香乃も「もうやめて」のひと言を言わない。俺は香乃をつらぬいて、奥まで突いて、でもそうすることで、俺は香乃の愛情に包まれたりなんかしていない。単に、自分の心に、空洞を空けている。
 こんなに香乃を愛しているのに、愛おしくてたまらないのに、何も生まれない。香乃を抱くほど、俺は腫れ上がる気持ちを押し殺している。誰にも届かない膿んだ心を持て余し、結局それは、床に踏みつけるしかない。
 そして、感情が流出する。感覚を喪失していく。
 香乃が作ったオムライスを食べると、リビングのカウチでもたれあって、キスをしたり服の上から触れ合ったりする。引いたカーテンの向こうからの日射しが、指先や衣擦れに陰影を作る。
 触って。舐めて。入れて。
 そんな言葉は交わすのに、「好き」とは言わない。それが、俺と香乃の距離なのだろうか。
 俺にまたがった香乃が、腰を沈めて俺の首にしがみつく。どろどろに濡れた熱が吸いついてくる。俺は香乃の太腿をつかんでもっと奥まで突き刺して、お互いうわずった声を出して、腰の動きを縺れあわせて快感をいたぶる。
 香乃の顔を見た。濃くない化粧。しっとり上気する肌、睫毛が縁取る瞳、薄く色づく唇。
 長い髪をほどくと、さらさらと乱れた服の上を流れる。その軆を腕に抱くと、感触は柔らかくふっくらとしている。うなじに舌を這わせると、香乃も俺の軆に抱きついた。
 つながった性器が、熟れた果実みたいな潤んだ音を立てている。腰が蕩けてふわりとあふれそうになるのに、それをぎゅっとこらえて我慢する。
 いつも俺は、十五時にこの家をあとにする。それまでぎりぎりまでつながって、絶頂を焦らして、息や声を崩している。
 俺たちは、軆の相性はいいのだと思う。「もういく?」と訊くと、香乃はうなずき、俺は香乃を前倒しにして後ろから攻める。攻めながら核を撫でると、それで香乃はきゅうっと俺を締めつけてき��、まもなく俺たちは、ほぼ同時に達する。
 香乃は床に崩れ落ちて、それでも、俺の股間を舐めて片づけてくれる。ティッシュとか、証拠を残せないのもあるのだが。
 俺は制服を正し、香乃も身なりをきちんと戻し、「じゃあまた」と玄関先で別れる。
 香乃とセックスをしていると、そのあともっと虚しくなるのも忘れて、ちょっとだけ息が楽になるのだ。俺は、子供の頃から生きている実感がなかった。自分は必要のない存在だと感じていた。
 俺は、跡取りとして男が欲しかったから作られただけの子供だ。でも、昔から医者になる気はなかった。そんな脳みそもなかった。だから結局、優等生の姉が両親の期待を背負って、両親には俺は作らなければよかった存在になった。
 姉は今、二十歳で、医大に通って、浮いたうわさもなく、卒業後に備えた見合いまでしたりしている。そんな姉を俺は軽蔑しているが、姉もこんな俺を軽蔑している。
 両親は、俺が学校をサボっているのを知っているはずなのに、何も訊いてこない。
 誰も俺のことなんて見てくれない。
 香乃だってそうだと、終わると気づいて一番傷つくのだけど、交わっているあいだは香乃は確かに俺を求めてくれて、自分が認められているように感じる。だから、俺は香乃に会いにいってしまう。
 どんどん、奪われていく。埋まらない心を満たそうとしているのに、何だよこの関係?
 不倫。人妻。友達の母親。
 むしろ正気とか倫理とかを失くしていっている。
『お前、二学期から出席日数ほとんどないだろ。
 今度の中間落としたら留年らしいぞ。』
 十月になって、中間考査が近づいてくると、佑輔がそんなメールをよこした。『もうこのまま退学でもいい。』と返すと、電話がかかってきて説教された。『明日、俺の家に来い』と佑輔は言った。
『付け焼き刃だけど、平均点取れるポイントを詰めこんでやる』
 お前んちにはほぼ毎日邪魔してんだけどな、と思いつつ、『分かった』と返した。
 俺が留年しようが退学しようが、進級しようが卒業しようが、親が関心を持たないのは同じだと思うが。
 ああ、何だかもう、香乃を連れて駆け落ちでもしたい。そう思って、白昼夢のようなバカげた未来に、自分で嗤ってしまった。
 青空からの風が涼しくなってきた翌日、久々に学校に顔を出して、いろんな教師にちくちく言われた。ここでも俺は、いらない存在だ。俺みたいな劣等生は、在籍しているだけで学校の不名誉なのだろう。
 やる気もなくつくえに伏せっていると、女の子が話しかけてくることはある。ダイエットに命を懸ける同い年の女の子の脚は細く、腰も華奢で、腕もすらりと長い。俺はそれに魅力を感じない。
 指先が食いこむ弾力、噛みちぎりたい厚み、ふくよかな腰まわり。香乃のあの官能的な曲線が好きだ。俺はまたつくえに顔を伏せ、彼女たちが何か言っても、何も聞かなかった。
 放課後になると、佑輔に引っ張られて家に連れていかれた。今日は佑輔に連れていかれると香乃にメールしていたから、香乃は驚いた顔を微塵も見せず、対応した。
 完全に俺を「息子の友達」として見て、笑顔で接して、関係があるなんてまったく見せない。何だかそれが悔しかったけど、香乃にちょっかいをかける前に、佑輔が勉強会を始めたので仕方なくつきあった。でも、集中力もやる気も出ないし、そんなことより香乃に少しでも触りたかった。
「佑輔」
「ん? 解けたか」
「やっぱ俺、学校辞める」
「あのなあ──」
「どうせ、平均点取ったって意味ないし。全国トップでも取らないと、親は俺を見ないよ」
「学校辞めてどうすんだよ」
「好きな人と遠くに行きたい」
「その前に彼女いんのか」
「………、好きな人はいる」
「マジか。校外か」
「すげえ好きなんだ」
「ほう」
「もう……好きなのに、何で、本気だって分かってもらえないんだよ」
 佑輔は肩をすくめて、「高卒ないと、好きな女にプレゼントもできないぜ」とノートをペンでたたいた。俺はうめいて、シャーペンを持ち直して白紙のノートを見つめた。が、一分も持たずにペンを投げて結局立ち上がり、「おい」と佑輔に言われると、「便所借りる」と返して俺は部屋を出た。
 キッチンから甘い匂いがしていたから、そちらに向かった。香乃が電子レンジを覗きこんでいた。
「何作ってるの」と歩み寄ると、香乃はこちらを見て、「焼きプリンができるから、少し待っててね」と“友達の母親”の顔と口調で微笑んだ。
「男子高校生に焼きプリンって」
「佑輔は好きなんだよね」
「ふうん」
 香乃の髪に触れようとした。が、それはうまくかわされて、にっこりと微笑まれる。
「もう少しで持っていくから、佑輔にも言っておいてちょうだいね」
 頭の中に、鋭い静電気が走る。俺は強引に香乃の腕をつかんで、引っ張って、深くキスをした。煙草の味。が、すぐに遠慮なく舌を噛まれたから、びっくりして顔を離す。
 香乃は少し怖い顔をしていて、「私との関係がどうでもいいの?」と言った。俺は、その言葉の意味をとっさに測りかねた。けど、だけど、それはずるいだろ、とは思った。
 どうでもよくないよ。香乃を連れて逃げたいよ。でも叶わないんだろ? どうせ香乃は、旦那と佑輔が大事なんだろ? だったら俺は、それをぶっ壊したいのに──
 ぶっ壊さなければ、あんたは俺のそばにいるっていうのか? 何だよ、それ。そんな矛盾、あんたには都合がいいだろうけど、俺にはひたすら傷がつくじゃないか。
 俺は佑輔の部屋から荷物を取って、カラメルの甘い香りがただようその家を立ち去った。胸に空いた穴で、息が苦しかった。
 俺は愛されていない。香乃にも愛されちゃいないのだ。香乃に愛してもらえるなら、誰に突き飛ばされても平気だと思えたのに、やっぱり香乃だって俺のことなんて見てくれない。そもそも手に入れていなかったけど、それでも、香乃への片想いすら否定されて心が吹き抜けて、その空洞が俺をつらぬいて意識を彷徨わせる。
 やがて、中間考査が終わった。俺はもちろん及第点を取れず、オール赤点だった。だが、それに触れることもしない家族と夕食を取り、夜中、リビングのPCで学校のホームページにアクセスして、退学届のPDFをダウンロードして印刷した。
 もうやめよう。ぜんぶやめよう。学校も家もいらない。待ってくれと止めてもくれない。これからどうしていくのかは考えていないけど、とりあえず、今をすべてやめたい。
 退学届を提出する前の日、香乃を訪ねた。その日も、影を映すカーテンがかかる寝室でつながった。事が終わると、高校を退学することを話した。ついでに家のことも話した。香乃はあんまり興味もなさそうに、煙草を吸っていた。
「もう全部やめる」と言ったところで、香乃は灰皿で火種を消して、ベッドを降り、カーテンにもぐって少し窓を開けた。カーテンがふわりとふくらんで、香乃のシルエットが透ける。
 あのカーテンにも、この旦那の煙草の匂いがしたっけ。それに包まれる香乃は、やっぱり俺には手が届かない人なのだ。「たぶん」と俺はこの言葉をつけくわえた。
「香乃さんとも、今日でおしまいだ」
 日射しに浮かぶ香乃のシルエットは、微動もしない。
 笑っているか。泣いているか。それも分からない。
 そんなふうに、俺には香乃の心は分からないままなのだろう。捕まえられないのだ。どんなに手を伸ばしても、結婚して息子もいる香乃には、あのカーテンのようなぶあつい膜があって、俺には触れられない。
 香乃だけじゃない。今まで俺がかかわった人すべてが、俺を満たしてくれなかった。みんな、俺を通り過ぎていった。今までと同じじゃないか。なのに、香乃を失うと思うと、なぜこんなに痛いのだろう。
 日射しを受けるカーテンが秋風に揺れて、壁の影がひらひら動く。カーテンに染みついた煙草の匂いも、舞いこんでくる。それに包まる香乃は、やっぱり何も言わずにシルエットしか見せない。
「もう来ないよ」
 最後だと思って、小さくつぶやいた。沈黙が流れた。風の音だけが低くすりぬけた。
 ふと窓を閉めた香乃は、こつん、とガラスに額を当てた。
「そうしたほうがいいわ」
「……うん」
「私も、堕ろすつもりだから」
 俺は目を見開いた。
 香乃のシルエットは動かない。俺は段々と目を落とし、心がぱっくり裂けるのを感じた。
 そう、こうしてまた失う。やっぱり、失うのだ。
 そして、空っぽの心は、傷口だけ孕む。
 FIN
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elle-p · 9 months
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P3 Club Book Koromaru short story scan and transcription.
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虎狼丸の優雅な一日
初夏の爽やかな日差しが心地よい日曜日。今日もなかなかの散歩日和だ。少し早めに出かけて、少し寄り道���するのもいいかもしれない。明確な言葉によるものではないが、だいたいそんなことを考えつつ、その柴犬は神社の石畳から身を起こして軽くあくびをした。
犬の名はコロマル。正式には虎狼丸と書くのだが、本人 (本犬?) は字が読めないので、とくにその違いにこだわりはない。彼がこだわっているのは、毎日の散歩。先日、彼の飼い主である神社の神主が事故で亡くなって以来、新しく神社の主となった人間は、最低限必要な食事は出してくれるものの、散歩に連れて行ったり頭をなでてくれたりはしない。コロマル自身、前の飼い主だけが唯一の主人であると思っており、もし新たな神主が散歩に連れて行こうとしたとしても、以前のルートを変えるなど考えもつかないことだった。なので、今日もコロマルは散歩に行く。まず、長鳴神社からムーンライトブリッジを超えてポートアイランドの駅前まで。その後、再びブリッジから蔵戸台方面に戻り、町をぐるりと巡ってから神社に戻る。これが、毎日の長���散歩のロードマップ。
「わん!」
人間の言葉に直せば、さあ行くか、といった感じだろうか。コロマルは一声鳴くと、いつもののんびりとしたペースで歩き出した。
「あ、コロ助、おはよ!」
ふと、かけられた声に、コロマルは面倒くさそうに顔を向ける。それは、三つ編みの髪を頭の両側でお団子にした、小学生くらいの女の子。いつも、夕方ごろに神社で遊んでいる子だ。
実を言うと、コロマルはこの子が少し苦手だった。嫌いなわけではないのだが、ややコロマルを構いすぎる傾向にあるのだ。大人と比べて体温が高い子供が、気温が高い日にむしゃぶりつくように抱きしめてくることを想像してほしい。毛皮に覆われたコロマルの苦労は、その想像の軽く上をいくものだ。ただし、慈悲深いコロマルは、そんな女の子も無下には扱わない。この子がわりと苦労人であることを、コロマルは知っているのだ。そうしょっちゅうではないが、この子の両親は酷いケンカをするらしく、夕刻の神社で悲しみをこらえるようにコロマルに抱きついてくることがある。群れで暮らす犬族は、それこそ家族や仲間は命に等しい。それが仲良く暮らせない悲しみは、いかほどのものだろうか?そう思うと、コロマルは多少うっとうしくても、彼女に優しくせずにはいられないのである。
「あ、もう時間だ。ごめんねコロちゃん、舞子もう行かなきゃ。あーあ、塾面倒くさいなあ」
そう言って、彼女はコロマルの頭をひとなですると、廠戸台商店街方面へと歩み去った。うん、これぐらいのスキンシップが、コロマルにとってはちょうどいい。少し気分を良くして、コロマルも再び歩み始めたのだった。
潮の香りがする中、コロマルはムーンライトブリッジをてくてく進む。人間は、ここを観光地とかいう扱いでありがたがって見に来るらしいのだが、コロマルにとっては散歩ルート中もっとも退屈な行程である。というのも、橋の手すりが高すぎて、コロマルの体高では絶景と噂の風景も見えないからだ。しかも、やたらとたくさんの自動車が前から後ろから突っ走ってきて、危ないわ埃っぽいわ、嫌な油臭い空気を吐き出すわで不愉快ですらある。
であるからして、コロマルはこの場所を無心で歩く。なるべく潮の匂いにだけ集中し、遠くに見えるポロニアンモールの丸いドームを目指してずんずん歩く。時おり、ランニング中の人間が立ち止まって手を伸ばしてきたりするが、それも可能な限り無視してひたすら前へ。
しかし、それでも2度呼ばれると、つい立ち止まってしまう。コロマルが行ってやらないと、呼んだ人間は時々えらく傷ついた顔をすることがあるのだ。人間を傷つけることは、コロマルの本意ではない。なので、コロマルはあくまで “仕方なく” 人間に思うさま頭をなでさせる。コロマルはそういう自分の性格を時おり誇らしくすら思っているが、じつはなでられている間、ついつい尻尾を振ってしまっていることには気づいていない。コロマルはそんな犬だった。
「あれー、コロちゃん?こんなとこまでお散歩に来てるの?」
「あ、ホントだ。健脚だね〜」
ポロニアンモールに来たところで、厳戸台あたりでよく見る女子高校生に出会った。いつもの制服姿ではなく私服姿。セミロングの髪の子は、ピンクのタンクトップにデニムのジーンズ、ショートの髪の小さい子の方は、水色のワンピースを着ている。もっとも、犬であるコロマルにとって、服の違いは別にどうでもいいのだが。
このふたりは、けっこうコロマルのお気に入りである。水色ワンピースの子は、動物の扱い方を心得ているのか、コロマルが気持ちいい場所を的確になでてくれる。タンクトップの子は、なでかたこそ普通だが、あまりベタベタしようとしない点で好感が持てる。コロマルに触りたいという気持ちは、たくさん伝わってくるので、むしろもっと触ってくれてもいいのに、と思うことすらある。もし犬の言葉がわかる人がいれば、遠慮しないでいいよと言ってあげたいほどだ。まあ、そうそう都合のいいことはないと、犬ながらに買いコロマルはそう思う。
「あ、コロちゃん、こういうの食べるかな?」
そう言って、水色ワンピースの子が手に提げていた袋から何かを取り出す。赤いビニールに包まれた、棒状の何か。漂ってくるかすかな匂いに、ある期待を抱き、思わずコロマルの尾がぶんぶんと大振りになった。
「あれ?ソーセージじゃん。どーしたの?」
「え?あ、た、たまには自分で料理しようかと思って······さっきデパートで、ちょっと」
「ふーん、風花も料理したりするんだ」
「ま、まあね。あはははは」
ワンピースの子は何か焦った様子だが、すでにコロマルは、想像の中に広がるソーセージの味で心が一杯になっている。ワンピースの子は、そんなコロマルの期待に応えるように、できるだけ意いでビニールをむいてくれた。
「はい、どうぞ」
「わん!」
礼を言うのもそこそこに、コロマルはソーセージにかぶりついた。そういえば、朝食をとってからけっこうな時間が過ぎている。ちょうどいいタイミングの思わぬ幸運に、コロマルの心にじんわり幸せが広がっていく。やはり、何かを食べているときが、いちばん幸せだ。それがとくに、好きな人が手ずから食べさせてくれるとあれば、それ以上何を望むことがあろうか。
欠片ひとつ残さずにコロマルはソーセージをたいらげ、もう一度「わん」と礼を言う。
「どういたしまして」
とワンピースの子が答え、買い物の続きがあるからと、コロマルをひとなでしてどこかの店へと向かってふたりは歩き出した。ごくまれにだが、このようにコロマルの意思が、人間に通じているように思えることがある。それは単なる錯覚や勘違いかもしれないが、それもまたコロマルに満足感を与えることのひとつなのだ。
ともあれ、コロマルは今日彼女たちに会えた幸運に感謝しつつ、散歩の続きを楽しむことにした。いずれ、コロマルは先ほどの想像どおり彼の言葉を理解できる存在と出会い、この日もっとも幸運だったことは、ワンピースの子がくれた食物が “調理前” だったことにあったのだと知るのだが、それはまた別の話である。
散歩の折り返し点、ポートアイランド駅に着いたときには、太陽は南天を過ぎ、もっとも暑い時間帯を迎えていた。駅そばにあるオープンテラスのカフェは、日曜ということもあって満員。いつもなら、ここで小腹が空くタイミングとなるために、カフェの客に愛想を振りまいたりすることもあるのだが、今日はもらったソーセージのおかげでその必要もない。
とりあえず、涼しい日陰でも探そうかとコロマルが駅前広場を見回したとき、ぞわり、と背中の毛 が逆立つような感覚がした。無意識に、尻尾が丸くなって足の間に挟みこまれる。コロマルは、その感覚に覚えがあった。
--いた。
花塩そばのベンチに座った、白いドレスの少女。手には大きめのスケッチブックを持ち、空ろな目でしばし前を見つめては、手元に目線を移して右手を動かす。その作業を、少女はひたすら続けている。
コロマルは、あまりこの少女に近づいたことがない。別に危害を加えられた訳ではない。ただ、以前1度だけ、少女の前方にいたときにじっとあの目で見つめられた。それだけだ。その目が、コロマルは今も怖くて仕方がない。
言葉を持たないコロマルは、その印象をうまくまとめることはできないが、あえて説明するとしたら、それは生き物としてはありえないほどの、虚無に満ちた視線だった。コロマルの目からは、少女は既に死者に等しく見えた。
だが、そんな少女が。
「······おいで」
なんと、コロマルを認めて声をかけてきたのである。一瞬のためらいののちに、コロマルは少女のほうへと近寄った。丸めた尻尾は、気力を振り絞って常態に戻している。少女に対して���びえを見せることが、何となく申し訳なく思えたからだ。それがなぜかは、わからない。
コロマルが近寄ると、少女は手に持ったスケッチブックを数枚めくり、やがてコロマルにひとつの絵を示した。強弱が定まらない輪郭線、不安定な色彩。正直、犬であるコロマルに絵の良し悪しはわかりはしないのだが、その絵からは何か圧倒されるものが伝わってきた。それは、この世のすべての生き物が恐れるべく定められた、“死” そのもののイメージだった。
「······これ、お前よ」
その言葉に、コロマルは首をかしげて再び絵を見る。よくわからない。だが、コロマルの生き物としての鋭敏な感覚が、その絵にこめられた別のイメージを感じ取った。
これは、憧れ?
紙の上にすみずみまで満ち溢れる、死というマイナスイメージの中、ほんのかすかに匂う生への憧れというプラス。それはまるで、地平線まで広がる黒々とした底なし沼の真ん中から、すがるように空に向かって伸ばされた白い手。
「普通は······誰かに見せたりしないけど······お前は、勝手にモデルにしたから、一応······」
目を合わせず、言い訳するように少女は呟き、そそくさとスケッチブックを畳んでしまう。
「く~ん」
と、コロマルは、甘えるように鼻を鳴らす。少女に付きまとう、得体の知れない死のイメージは微塵も薄れてはいないが、それでも小さな小さな助けを呼ぶような気配が気になった。だが、少女にはそんな想いは通じず--。
小さな体に不釣合いな大きさのスケッチブックを抱え、少女は無言で立ち去ってしまった。
自分には、あの虚無から彼女を助けることはできない。それを本能的に知覚し、コロマルは少し悲しくなる。そしてコロマルは気づく。
--誰かを守れる力が欲しい。
そんな想いが、自分でも意外なほどに、強く強く満ち溢れていることに。それは、愛する主人を突然の事故で亡くして以来、自分の気づかない場所で、静かにっていた火だった。
それから、コロマルは沈んだ気分を晴らすように、ポートアイランド駅近辺をたっぷり散策した。今日はなかなか面白い人間が多く、別に吠えたり呻ったりもしていないのに「ちょっと!アタシは犬って苦手なのよ!犬は悪い人がわかるって言うし、アタシなんか噛まれるに違いないんだからね!しっし!訴えて慰謝料とるわよっ!」と叫ぶ中年男にじゃれ付いたり、なにやら月高の女生徒を付け回す同じく月高の男子生徒を、真似して尾行してみたりした。そして、ほんの少し気持ちが復活したところで、コロマルはポートアイランドをあとにして、行きと同じ道を辿って帰路に着く。
ポロニアンモールで立ち話をする主婦の、買い物袋から漂う匂いの誘惑に打ち勝ち、相変わらず埃っぽくて油臭いムーンライトブリッジをずんずん進み、ほんのちょっと厳戸台駅前に寄り道をする。これもいつものルート。
このあたりに来ると、昼が長い夏とは言え、すっかり日は傾きかけていた。駅前商店街に多数存在する食べ物屋からは、それぞれに違ったいい匂いが漂ってくる。とくに気になるのが、香ばしく焦げたソースの匂い。前に1度だけ食べたことがある、たこ焼きの匂いである。
ちょっとした気まぐれで、店主が散歩中のコロマルに投げてよこしたたこ焼きは、今までに経験のない美味だった。
「ホンマは犬猫にタコやイカはあかんのやけどな。ウチのはほら、タコ入ってへんから」
店主はそんなことを言っていたが、コロマルにとってはどうでもいいことである。ただ、もう1度だけ店主が気まぐれを起こしてくれないかと、このあたりで足を止める癖がついてしまったのが、我ながら情けない。
空腹をこらえながら、コロマルは商店街を進む。今日はあいにく、コロマルに食べ物を恵んでくれる気になる人間はいないようだ。いつも新しい神主が提供してくれる食事は、コロマルにとってはやや物足りない分量である。今日はちょっと疲れたので、もしかするとあれでは足りないかもしれない。今夜は、空腹をこらえて寝るしかないかと、コロマルが覚悟したとき。
「よう、コロちゃんじゃねえか」
後ろからかかる声。
大きく尻尾を振って、コロマルは声の主のもとに走り寄った。亡くなった主人を除けば、おそらくコロマルがもっとも大好きな人間だ。
「ほら、焦るなって」
そういって、その��は懐から容器を取り出し、地面に置いて開けてくれる。中身は何か肉を煮込んだもの。巌戸台商店街やポートアイランドでよく見かけるその人は、いつの頃からか、定期的にコロマルに食べ物を持ってきてくれるようになっていた。口調は乱暴だが、優しい人だ。
「よし、いいぜ。食えよ」
いつものことだが、コロマルは律儀に一声吠えて礼をいい、それから出された食事を食べ始める。あまり味を気にしないコロマルだが、その肉は絶品だった。濃すぎない味付け、適度な歯ごたえ、神社で出されるドッグフードとは雲泥の差である。食べながらコロマルは思う。色々あったが、今日は総じていい日だった。明日もいい日になるだろうか?
どちらにせよ、コロマルは毎日を精一杯生きるだけだし、日課の散歩も変わらないだろう。手が届く範囲の幸せ、それを守ることがコロマルの重要事であり、それは確かに、生き物すべての真理なのである。
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kennak · 6 months
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ドラッグストアのウェットティッシュの棚にいきますと様々な種類の商品が並んでおり、すっかり悩んでしまいました。近くにいた店員さんを呼び止め、とっさに「明日、ちょっと人の口を手で塞ぐんですが、その方に失礼のないように、できれば、清潔な香りがするような除菌剤入りウェットティッシュが欲しいのです」と言ってしまいました。すると店員さんは「そうですか、手で口を塞ぐなら、アルコール入りのものだと距離が近すぎて目が痛くなります。アルコールの入っていない、カテキン系の除菌剤がいいですね」と、一番左の緑色の箱をおすすめしてくださいました。こうして緑茶効果のカテキン除菌ウェットティッシュというベストなものを入手。こんな非日常的なオーダーにも戸惑うことなく的確な商品を紹介してくださった店員さん、まさにプロです。  箱型ウェットティッシュを早速写真に撮り、現場担当の新人マネージャー武富くんに送りました。すぐに「大事に現場で携帯致します」と返事がきました。この阿吽の呼吸は、現場でとても重要です。武富くんは、口臭予防のキシリトールガムと噛んだ後にゴミを入れる専用のコンビニ袋を常に腰にぶら下げておきますと言ってくれました。  必要なものはすべて揃い、その日は帰って台本を読み込み、このひとでなしの父親の心に寄り添って自分の中に役を落とし込んでいきます。きつい作業ですが、ここは絶対に妥協してはいけない。役者として、その人物の最良の理解者であり、友人であり、最終的にはその人物そのものにならなければいけない。「好感度」の「こ」の字も頭に浮かべません。この鬼畜を完全に演じ切ることが、娘役を演じる俳優さんへの最低限の礼儀であり、少しでも世間に理解を求めるエクスキューズを含めたら、このシーンは台無しになってしまうのです。安心安全を担保しながら、徹底的に「悪」に徹します。  翌朝は7時半に現場に入り、約1時間半かけて準備します。ここまでは偶然なのか、娘役の俳優さんと顔を合わせることはありませんでした。そして、「高嶋さん、お願いします」の声でセットへ向かいました。ここで初めて娘役の俳優さんがセットに入っていかれる後ろ姿が見えました。  この瞬間は、今でも、忘れられません。  そこにいたのは、綺麗なおべべを着て、可愛い簪をいくつも差した、まだあどけない「少女」でした。リアルな現実の手触りを感じて、僕の時間は止まりました。そして、こう感じてしまいました。正直に書きます。  僕に娘がいたら、とても演じられない。  その言葉が浮かぶと同時に、彼女にこれから起こることが頭を駆け巡り、不意に涙が出そうになりました。現実世界でこのようなことは決してあってはならないと、胸が苦しくなり、そしてこの時に改めて、インティマシーコーディネーターという存在の意義、大切さを、身をもって理解しました。作品に関わる全ての人間の心に寄り添い、人間の尊厳を守りながら、この異常なシチュエーションをベストに撮影するためには絶対になくてはならない存在です。  その日の僕は朝5時に起きて、横で静かに寝ている我が子の寝顔を見て幸せを感じました。そして撮影が終わって我が家に戻れば、家族の賑やかな暮らしが、日常が、僕を待っていてくれる。しかし、僕は今から、自分の職業に誇りを持ちながら、鬼畜になる。自分の娘を、何の疑問も持たず、これが父親としての一番の愛情だと思い込んで「密室」に閉じ込め、性的暴行を振るう。これまで世界各地で起こっているニュースとして見てきた悲劇の加害者に、今日、僕はなる。家に戻っても息子たちに、今日、お父さんはこんなアクティングをしてきたよー、と笑顔で話すことは決してできない。  因果な稼業だな、役者は。
波:2024年4月号 | 新潮社
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moonrobe · 1 month
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単巻作品
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『風花雪月』
喫煙の補導で停学になった高校生の知幌。両親が激怒する家に帰りづらく、従兄の束の部屋に転がりこむ。その町で佳鈴という女性に出逢い、ひと目で惹かれるが、彼女に��夫も娘もいて……男子高生×人妻のラブストーリー。
『IN BLOSSOM』
愛してるのは二次元の彼!重度の夢女子・季羽は進級したクラスで早瀬という女子生徒に目が留まる。近づきたい、でも触れたくない。そんな季羽は、“ノンセクシュアル”という恋はしてもセックスは求めない性を知る。
『月の堤』
精神安定剤を飲み、工場で働く毎日をやりすごす心を病んだ青年。ある日、職場で古株のおばさんになじられる新人の女性に目が留まる。何となく気になるものの、彼女には娘がいて──哀しいほどの純愛を綴る恋愛小説。
『ミメシスの夜』
昼は「普通」に紛れて過ごす彼らは、夜、いつものバーでありのままのすがたになる──ビアンの未桜、トランスセクシュアルの透羽、ゲイの七音とバイの伊緒。いつも四人で過ごす夜に、柳という中年男性が現れ……?
『僕の爪痕』
クラスメイトの女子である里菜に、暴力的なイジメを行なう少年・早原。スクールカースト上位の彼が、底辺の里菜を容赦なくいびる背景には、幼い頃からトラウマが関係していた。彼は里菜に「恐怖」を覚えていた──。
『PASTEL ZONE』
死後に待っていたのは異世界転生──じゃなく、現世に遺した人々に対して“無力”になったことを思い知らされる、気のふれそうな時間だった!家族、友人、恋人の中で過去になる自分に、あなたなら耐えられますか?
『砂糖づけの人形』
容姿のことでイジメられて以来、髪をほどくこともなくなった結菜。そんな結菜の前に現れたのは、家の都合で引き取られてきた佳月というはとこの美少年。次第に結菜に心を開いた佳月が語った、彼の過去とは──?
『Baby,RAG BABY』
僕は好きになった人と幸せになれない。同性を好きになった日から、そう思ってきた希雪。そんな悩みを知ってか知らずか、ふたごの妹の希咲は希雪の書いた詞をたどってギターを弾く。そんなふたりが出逢ったのは──
『ミチカケループ』
DV彼氏の束縛を愛だと言い張る彼女、そんな彼女に片想いする彼、ふたりの力になろうとする彼女、そして彼女が片想いする彼は……さまざまな男女の負の感情が絡みあい、吐き気がするような連作短編集。
『360°』
「僕、女の子が好きなんだよね」ある日、親友の雪月がそう打ち明けてきた。男ならそうだろうと思った千晶に、雪月は自分の心は女の子なのだと訴えてくる。さて、軆は男、心は女、それなら恋する相手は──?
『Blue hour』
クリスマスの朝、闘病していた僕の恋人が死んだ。彼女がいなくなったこの世で、それでも生きていかないといけない。それは気の遠くなる長い夜を過ごすようで──愛する存在を喪っても、前を向いて生きるための物語。
『死花』
僕には命など邪魔物でしかない──誰も自分など愛さない、そんな想いに囚われ、“心”や“意思”のない物体を愛し、やがて死体性愛に目覚めていく少年。殺さないと人を愛せない彼は、ついに一線を超えてしまうが……?
『まちばり』
幼い頃に捨てられた少年は、残飯の中から赤ん坊を拾い、その子を妹として守り育てることを心の支えに成長する。ずっと盗みで生きてきたふたりは、ある日、男娼宿のオーナーである男に目をつけられて──?
『ロリポップ』
遊びほうける高三の夏休み。大して本気でもない彼女、校則違反だらけの親友、俺も将来を考えることから逃げている。そんな現実逃避の毎日の中、自傷癖を持った女の子と出逢い、次第に惹かれていくけれど──?
『中2ヒーロー』
知名度と話題性で作家になる芸能人。俺のクラスメイトの神凪瑠斗みたいな奴。音楽、モデル、文学、何をしても認められて、何だよもう!俺の取り柄は書くことだけど、そのたったひとつにも光は当たらないのに。
『男の娘でした。』
駄菓子屋で店番をする癒は、子供たちに「姫」と揶揄われている。青春は華やかな男の娘として暮らした癒。しかし今はイケメン女子の恋人・伊鞠に首ったけ。彼女のためなら何も厭わぬ、ハイテンションラブコメ!
『僕らの恋はうまくいかない』
書くしか取り柄がない青年・希音の周りの人々は、みんな恋をこじらせている。女装男子に恋するゲイ、塀の中の初恋の人を想う少女、実の弟との関係に溺れる女性、好きな人のペットに過ぎない少年──
『彼女の恋は凪いでいる』
恋をする。私にはその感覚が分からない──自分はどこかおかしいのかと悩む舞凪が知ったのは、自分が無性愛者(アセクシュアル)だということ���そんな彼女と、高校で知り合った三人組の男女は……?
『それでも君に恋をする』
この気持ちは報われないかもしれない。どんなに想っても届かないかもしれない。距離を取る親友、兄の婚約者、勘違いする彼女、振られた相手、長年の友達、失恋を引きずる男女。それでも、君が好き。
『雪の十字架』
彼女は俺を怨みながら死んだ。高校時代の同級生の死に取り憑かれ、精神を病んだ瑞栞。しかし恋人である陽葵に寄り添われ、やっと未来に光が芽生えたはじめて──そのとき、少女の怨念としか思えない惨劇が始まった。
『恋にならない』
三十歳。焦って婚活もしない私は、誰とも結婚なんてしない気がしてきた。そのほうが気楽でいいとさえ思っていた。なのに、あるきっかけで夫のいる女性と親しくなって──ねえ、私たち、友達のままならよかったの?
『白濁の血』
俺のなめらかで蒼白い肌は、まるで白濁を浴びたときのままのようで。幼い頃、さらわれて犯人と倒錯的な時間を過ごした美しい少年。忌まわしい記憶をなぞりながら、カミソリで自分を傷つける。彼の傷ついた魂の在処は?
『深紅の盃』
血を飲みたい。僕はその異様な欲求をこらえきれない。でも、君が僕のそんな欲望を理解してくれた。だから、ただ君のそばにいられたらよかったのに──ある日突然現れた美しい彼が、僕から理性を掠奪する。
『雪薬』
枕営業も厭わないホステスの凪子。そんな彼女を支えるのは処方される大量の薬。今日も口説き落とそうとしてくる客である作家が飲みに来る。薬さえ飲めば、まともでいられるんだから、それでいいじゃない──
『MIDNIGHT』
お互いを犯すように、一線を超えて禁忌に耽る姉弟。そこに愛はなく、ただいらだちを吐き出して夜の行為を重ねていたが、ある日、姉弟の幼なじみが隣の家���帰ってくる。そこから、姉弟の関係は揺らぎはじめて……
『START OVER』
夢の中でくらい、幸せな恋ができたらいいのに。そんなことを思うアラサー女子・真幸は、今日も職場後輩の恋バナマウントをかわす。このままひとりなのかな。そんな不安も一抹感じる日々、彼女の前に現れたのは──?
『アイオライトの夜』
あの残暑の夜を、私はきっとずっと忘れない。祖母を亡くし、乾燥したような退屈な日々を送っていた少女。ある日、彼女はクラスメイトの少年の飼い猫探しにつきあうことになり、さらに「帰らずの森」に踏み込むことになるが……?
『アスタリスク』
ずっと死ねばいいのにと思いながら生きてきた。機能不全の家庭、登校拒否の教室、そんな環境に身を置き、繰り返すのは自殺にも至らない自傷行為。それでも、こんな僕でもまだ──。言ってはいけない願いをこめて。
『指先に触れる君が』
周りにはゲイであることを隠し、ひっそりだけど、穏やかにつきあう映乃と真冬。しかし思いがけない運命に引き裂かれ、かけはなれたふたりに起きる、切なすぎる奇跡──ファンタジー風味のボーイズラブ。
『万華鏡の雫』
秘かに想いを寄せていた恵波とつきあうことになった水澪。幸せな交際が始まったが、恵波をつけ狙う不気味な影と、謎めいた水澪のルームメイト・早凪によって、徐々に歯車が狂いはじめる──血塗られたグロテスクBL。
『揺籃に花』
俺の家族はみんな狂っている。そんな俺も家族を避けて引きこもって暮らし、夜にだけ街を出歩く。いつものバーで引っかける男娼のキキのことは気に入ってる。ただし恋愛感情ではない、そう思っていたけれど──
『さいれんと・さいれん』
「ほかに好きな子ができた」いつもそう言われて彼氏に振られる桃寧。俺なら心変わりなんかしないのに。そう思っていた水雫は、ついに桃寧とつきあうことに!そして現れた桃寧の弟は男の娘!?NTR系BL。
『ローズケージ』
雪理と雪瑠、そして颯乃。幼い頃はいつも三人一緒だった。しかし雪瑠が失踪したことで、三人はばらばらになってしまう。数年が経ち、中学生になった颯乃の前に現れた雪瑠が語った、雪理と共に受けていた虐待は──
『Noise From Knife』
担任教師の水波と秘かにつきあい、心も軆も愛されている優織。このままずっと先生のそばにいたい。そんな甘い願いは、優織がナイフを持った何者かに襲われたことで壊れはじめる──恋心と友情が錯綜するBL。
『樹海の影』
静かに暮らす姉弟の藍と燐。ふたりは夜ごと軆を重ねる、ゆがんだ男女でもあった。このままではいけない──分かっていても、呪われた記憶を共有するふたりは、互いに狂おしく執着する。これは愛情か、あるいは呪縛か。
『黒血の枷』
幼い頃、おぞましい出来事に見舞われたこまゆ。しかしその記憶も薄れた頃、その出来事が起きた町へと帰ってくる。懐かしい友達、幼なじみとの甘やかな再会──しかしこまゆを襲った悪夢は、まだ終わっていなかった。
『茜さす月』
幼い頃の忌まわしい記憶を共有し、互いを求めあってきた姉弟、萌香と有栖。ある日を境にふたりは離れることを選ぶが、それでも秘めた心では相手への狂気じみた執着が絶えることはなくて──禁断の愛の果ては?
『紅染めの糸で』
幼い頃から片想いしていた年上の幼なじみに大失恋した香凪。友達には早く次を見つけろと言われるが、簡単に心は切り替えられない。そんなとき遭遇したのは「男なら誰でもやれる女」こと深月毬実の情事現場だった。
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blanchehinaco · 8 months
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休日の朝
目覚めた時にふと‥
今日はこれまでしてことのないことをしてみようと‥
いつもの山ルートを変えてちょっとした冒険を
そうしたら道すがらに素敵なお店を発見
普段一人で入ることは滅多にないんだれけど朝の思いつきを実行
するとそこは隠れ家的存在の茶房
一煎ずつ丁寧に入れてくれるお煎茶は香り深く
日本茶の素晴らしさを再確認
また、自家製お汁粉は小豆も甘すぎずふっくらと優しいお味で心も和みます
大きな窓から見える山やお空の景色を只々ぼーっと眺め
贅沢なひとときを満喫してきました
店主さんが「ここは皆さんお一人で心のリセットに見える方が多いんですよ」とおっしゃいました
なるほど頷けます
茶愉 ひねもす お勧めです
豊かなひとり時間。。。
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gaetanchiao · 5 months
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美國隊長Captain America 中計洗腦淫墮(Final End)
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「吻它,」盧卡斯重複說道,他的聲音冰冷且毫無感情。史蒂夫的眼睛眯起,他的決心搖擺不定。無情的痛苦穿透了他,佔據了他的思緒。史蒂夫的臉因痛苦而扭曲,然而他的身體被吸引到盧卡斯的腳邊,就像被一條看不見的鏈條束縛。
他沈重地呻吟著,聲音被他下方的地毯所悶。每一次費力的呼吸都把他拖得更深入絕望。快樂的甜蜜承諾在他意識的邊緣起舞,用它那飛逝的時刻誘惑著他。
「向我發誓,」盧卡斯要求道,他的聲音如絲絨鞭子般抽打著史蒂夫受創的靈魂。史蒂夫在折磨的風暴中意志動搖。
史蒂夫閉上眼睛,紅骷髏在這個房間裡侵犯他的記憶掠過他的腦海,在痛苦中……他無法記得那是真實的還是虛幻的……而在那一刻,他意識到他想再次感受那種感覺……再次被侵犯,再次感到快樂……自由……擺脫痛苦,擺脫這一切。
陷阱一目瞭然,但解脫的誘惑太過誘人。於是,史蒂夫聲音顫抖地聽到自己說:「我向你發誓。」盧卡斯笑容滿面,伸出腳讓史蒂夫親吻。
當史蒂夫的嘴唇觸及涼爽的肌膚,一股快感沖刷過他,淹沒了痛苦的殘餘。他熱情地吻著那只腳,隨著時間的流逝,他渴望釋放的慾望越來越強烈。
盧卡斯的腳趾壓在他的嘴唇上,快感波浪般在他的身體裡激盪。他輕輕呻吟,聲音在房間充滿的強烈寂靜中幾乎聽不見。
「乖孩子,」盧卡斯低聲哄說,聲音低沈而撫慰。「現在,你只想吸我的腳趾嗎?」盧卡斯問道,臉上露出一抹魔鬼般的微笑。
他清楚自己對史蒂夫做了什麼,痛苦與快樂在一場越來越難以抗拒的舞蹈中交織。
史蒂夫抬頭看向盧卡斯的陰莖,感到嘴巴變得乾燥,而他的陰莖為了更多而哭泣……
史蒂夫慢慢從膝蓋上站起來,開始像哺乳的小牛一樣吸吮陰莖的尖端。他用手撫摸著陰莖的基部,輕柔地按摩,同時用舌頭在敏感的頭部周圍打轉。他的嘴巴熱切地接受著日益勃起的陰莖,盡可能地吞咽進喉嚨。
盧卡斯呻吟著,他的身體向前弓起,享受著快感。「就是這樣,隊長,」他喘息著,手指穿過史蒂夫的頭髮。「你真是個好孩子。」當史蒂夫熱情地上下擺動頭部時,盧卡斯緊緊抓住他的頭髮,引導他的陰莖更深入。
史蒂夫溫暖濕潤的嘴巴將他整個吞沒,貪婪地吸吮舔舐著他的每一寸。史蒂夫那靈巧的舌頭巧妙地追蹤著每一條脊紋和血管,使盧卡斯大聲呻吟。這感覺令人電光火石,盧卡斯不敢相信史蒂夫的表現竟能如此嫻熟。
他知道這不僅僅是身體能力的展示,而是順從和絕對奉獻的反映。
「這麼願意的淫蕩貨…」盧卡斯咯咯笑著,欣賞著史蒂夫熱切吮吸他的陰莖的景象。他沈醉於權力的動態之中,享受著他對傳奇的美國隊長擁有完全控制的知識。"移動到窗戶邊,這樣你就可以恰當地服務我的優越德國陰莖了。
他們移動到窗戶旁,史蒂夫蜷縮在男孩旁邊,再次將他的陰莖含入口中。他無恥地呻吟著,當男孩像寵物一樣稱讚他時,他努力工作著那根粗大的陰莖,「這麼乖的男孩…誰有一個淫蕩的嘴巴?是你嗎?是美國隊長淫蕩貨嗎?」
男孩戲弄著,將史蒂夫的頭推向他的陰莖。史蒂夫發出一聲窒息的噪音,他的喉嚨在侵入物的擠壓下抽搐。「沒錯,美國妓女,吸吧!展示給我們看你有多愛我的德國陰莖的味道!」
史蒂夫輕聲啜泣,他的嘴緊緊吸附在盧卡斯的陰莖上,像抓住救命稻草一樣,渴望給男孩帶來快樂,這樣他也能得到快感。
當他吮吸著那根巨大的陰莖時,他模糊地意識到他已經將吮吸這根陰莖與自己的快感聯繫在一起,他吸得越用力,從盧卡斯那裡抽出的呻吟和呻吟就給他帶來了同樣的快感…他對此上癮了…他真的成了一個妓女。
「你喜歡那樣嗎?」盧卡斯問道,將肌肉英雄的嘴從他的陰莖上拉開,「你喜歡服務那根陰莖嗎?」他問道,深深地看進史蒂夫的藍眼睛。
肌肉英雄感到熟悉的羞恥開始膨脹,但快感…純粹的色情感覺在他抓住陰莖時穿過他…迅速淹沒了它…他發現自己點頭,比失望更震驚,「是的…先生…」他低下了視線。
盧卡斯抬起肌肉英雄的臉讓他看著自己,「這麼乖的男孩…」然後熱情地吻了上去。史蒂夫感到震驚,他從未被男人吻過,但當德國人的舌頭推入他的嘴裡,裝置自己提高了檔次,史蒂夫發現自己在吻中呻吟著,傾身進去,貪婪地尋求更多。
盧卡斯也做出了同樣的回應,他們像戀人一樣擁抱並在寬闊的全景窗前接吻。史蒂夫將他的陰莖磨擦在盧卡斯的陰莖上,兩個腫脹的成員在彼此身上塗抹著前列腺液。盧卡斯拉開,史蒂夫的嘴仍然張開,渴望更多…
「你準備好服侍我了嗎?」盧卡斯問那位前肌肉英雄,「你準備好屈服了嗎?」
史蒂夫感到自己的心在胸腔裡怦怦跳動,他在準備說話時呼吸急促。他不得不承認,他厭倦了受苦,厭倦了戰鬥。如果他投降了又有什麼區別呢?至少那樣他還能體驗到某種幸福的假象。
史蒂夫知道他正危險地接近背叛他曾經信仰的一切,但痛苦太大,他再也無法忍受。他用沙啞的低語勉強鼓起勇氣回答說:「是的,我準備好了。」
盧卡斯抓住史蒂夫的臉頰,將它們擠在一起,「是什麼?」他低吼著,眼中燃燒著如煤炭般的火焰。史蒂夫不舒服地扭動著,感到自己暴露而脆弱。
「是的,先生,我準備好屈服了,」史蒂夫低聲說,他的聲音在顫抖。
盧卡斯微笑著再次吻了史蒂夫,帶走了復仇者的呼吸,然後站起來走向寶座,坐下來,悠然自得地披在上面。
他看著史蒂夫,「來吧,孩子……爬過來!」
史蒂夫用手和膝蓋爬行,他的下體拍打著腹部的聲音在空蕩蕩的房間裡迴響。當他到達底部的台階時,他在盧卡斯的腳下俯伏著,顫抖著滿是期待。
盧卡斯俯下身來,用指尖沿著史蒂夫的臉頰滑動,描繪出他分明的下巴線條。「看著我,隊長,」他低聲說,聲音誘人地柔和。史蒂夫抬起目光,與盧卡斯那銳利的眼神相遇。
那深邃的黑暗之池有著某種令人不安地催眠效果。
史蒂夫抬頭,從那目光中尋得愉悅……他的陽具在看著他的新主人時悸動……並意識到這不全是裝置的作用……他已被馴服……這個男孩現在擁有了他。
「爬上我的腿,你將在我祖父的寶座上騎著我的陽具……向這根優越的德國陽具宣誓效忠。」盧卡斯命令道,他的語氣堅定而有權威。
史蒂夫緊張地吞了口唾沫,心跳加速。他猶豫了一下才開始爬上台階,動作笨拙且不確定。當他上升時,史蒂夫瞥向窗外,陽光透過雲層露出一絲光芒,在城堡的牆壁上投下跳舞的影子。
他試圖回憶起他上次來這裡的時光,那是許多年前的事了,但他唯一能回想起的是紅骷髏在那些窗戶邊上操他,當時他乞求那納粹讓他高潮。
他轉過身來看向盧卡斯,看到那男孩身上的同樣陽具,意識到……他渴望這個。他需要這個……他渴望德國男孩的觸摸,他的吻,他的擁抱。
內心的慾望越來越強烈,他毫不猶豫地騎上了盧卡斯。史蒂夫坐在寶座的邊緣,緊握著德國人的巨大陽具,將它對準自己的入口。
他深深吸了一口氣,陶醉於盧卡斯激情的氣息與空氣交融的香味。史蒂夫引導著陽具頭朝他潤滑的肛門移動,心臟在期待中狂跳。盧卡斯輕聲安慰地說:「放鬆,」他的手放在史蒂夫的臀部上。「讓我來引導你。」
史蒂夫點頭,向那一刻投降。盧卡斯在史蒂夫下方找到了位置,他們的身體完美對齊。
他環抱著史蒂夫的腰,穩住他。史蒂夫喘著粗氣,將手掌放在盧卡斯的肩膀上,當他小心翼翼地向後移動,讓陽具頭進入他的入口。
當第一英吋滑入時,史蒂夫倒抽一口氣,他的臀部本能地抽搐。
「拿去吧,」盧卡斯怒吼道,「把整個東西都拿去,你這個淫蕩的……」
史蒂夫哼嚥著,感覺到那根雞巴美妙地撐開他的洞。裝置嗡嗡作響,將刺眼的痛楚轉化為一種自成一格的快感,不斷地將快樂送入史蒂夫的大腦。
史蒂夫開始前後抽動,將那根巨大的雞巴越推越深進他的屁股裡。史蒂夫呻吟著,他的臀部狂野地挺動,將自己刺在那根巨大的陽具上。
環繞他前列腺的極度敏感神經不停地發射,將快感的波浪席捲遍他的全身。史蒂夫大叫著,他的聲音在城堡中迴響。
「再用力一點,」史蒂夫懇求著,他的聲音因絕望而嘶裂。盧卡斯照做了,抓住史蒂夫的臀部,將他拉得更近。史蒂夫大叫著,他的聲音在城堡中迴響。
他向上猛推,將史蒂夫更深地刺在他的雞巴上。史蒂夫的呻吟聲越來越大,隨著每一次抽插強度都在上升。肌肉英雄不敢相信,向這種感覺屈服竟然會感覺如此之好。
「哦,天哪,對。快一點,再猛烈地操我!」史蒂夫尖叫著,他的聲音達到了狂熱的高度。盧卡斯服從了,將他的雞巴更深地驅入史蒂夫緊湊、濕潤的洞裡。史蒂夫拱起背,雙手抓住盧卡斯的肌肉肩膀。
他們抽插的節奏建立了動力,每一次沖擊都讓電般的火花穿過史蒂夫的身體。汗水和興奮的氣味彌漫空氣,助長了他們激情的交流。
「再用力一點,」史蒂夫喘息著,他的聲音因需求而變得沙啞。盧卡斯以更新的活力回應,猛烈地將他的雞巴撞入史蒂夫渴望的屁股。他們的身體相撞,創造出一場充滿呻吟和喘息的交響曲,充斥著整個房間。
「你喜歡那樣嗎,妓女?你喜歡那根德國雞巴操你嗎?」盧卡斯問道,看著肌肉英雄騎著他的雞巴,好像他的生命取決於此。
史蒂夫的呻吟和尖叫聲越來越大,他的聲音在整個城堡中迴響。「對,哦天啊,用力操我!」他乞求著,雙手緊緊抓住盧卡斯的肩膀。盧卡斯邪惡地笑著,他抓住史蒂夫臀部的力度加大。
這個德國人的雞巴無情地進出史蒂夫緊繃的屁股,讓他充滿了壓倒性的快感。史蒂夫感覺到他的高潮在積聚,他的睪丸緊縮著,他繼續拼命地騎著盧卡斯的雞巴。
他已經不再在乎任何事情,只在乎自己正在被操。詞語「操客」和「納粹婊子」在他的腦海中烙印,當他放開所有的顧忌,擁抱自己成為盧卡斯順從的玩具的新角色。
「你想要高潮嗎?我的操狗想要高潮嗎?」盧卡斯問,當史蒂夫把他的屁股猛烈地撞在他的雞巴上。
史蒂夫點頭,「拜託…我是個好孩子…」他啜泣著,更用力地在那男孩的雞巴上操自己。
「那就向九頭蛇致敬…當你在我的雞巴上操自己時,用我們的戰鬥口號向我宣誓忠誠!」盧卡斯命令道,他的眼睛閃耀著勝利的光芒。
史蒂夫的心思凍結了,他的心在胸膛裡狂跳。這就是那一刻,他所恐懼的——不僅僅是身體的投降,而是靈魂的投降。他知道沒有回頭路了,他將永遠被背叛的污點所標記。
「海德拉萬歲,」史蒂夫終於喊出聲,強行將那男孩巨大的陽具塞入自己的洞穴,他的聲音因情緒而哽咽。「海德拉萬歲……」他一邊重複著,一邊抓住自己的陽具猛力地套弄。
盧卡斯放聲大笑,他的聲音在寬敞的石室中迴響。他緊緊抓住史蒂夫的臀部,用更多的力量將自己粗大的陽具猛烈地插入這位肌肉英雄等待的屁股。
史蒂夫的身體顫抖著,他的肌肉在激烈的性交下繃緊。汗水和性慾的氣味在空氣中濃重,助長了兩個男人之間的熾熱激情。
「是的是的,」史蒂夫呻吟著,他的聲音沙啞而緊張。「操我,主人。操我更狠。」盧卡斯邪惡地笑著,他的眼睛閃爍著勝利的光芒。
盧卡斯用手握住史蒂夫的陽具,一邊套弄,一邊讓史蒂夫更用力地自慰,「舉起你的手,隊長……在你高潮的時候給我一個海德拉的敬禮!」
史蒂夫,在極樂邪惡的迷霧中迷失,高舉著手臂大喊:「海德拉萬歲!」
盧卡斯笑著,加快了對史蒂夫陽具的套弄速度,「為我高潮吧,美國隊長!為我高潮!」史蒂夫開始喘息,他的高潮迅速逼近。他的陽具在盧卡斯的手中抽搐著,當他開始射精……他的肌肉身體在不斷尖叫中震動著……
「海德拉萬歲……哦,操我,海德拉……」史蒂夫啜泣著,當他的陽具射出他有史以來最大的一次負荷。
盧卡斯,對看到史蒂夫淪為哭泣的一團糟感到滿意,放開了他的陽具,讓史蒂夫跌落到地板上。冰冷的石頭對史蒂夫的皮膚來說是刺骨的,隨著高潮的霧氣從他的腦海中消散。他的心跳加速,呼吸急促,他努力地試圖接受自己所做的一切。
史蒂夫躺在那裡,無神地盯著地板上的潮濕污漬,他的陽具仍然堅硬並且因殘留的性慾而跳動。
「你的床在那邊,」盧卡斯說著,指向一個很大的枕頭,看起來像是狗床,「那邊有食物和水,休息吧,如果我需要你,我會叫你。」
史蒂夫望向一旁,看到地上有兩個碗……每個上面都有他的星星標誌。知道自己別無選擇,他爬向那些碗,屁股裡滲出的精液在他移動時滴落。
他低下頭開始舔飲水……意識到自己已經變成了盧卡斯所說的那樣。
一隻被幹的狗。
一個月後
「他們又釋放了一個,」黑寡婦說著,跑進了弗瑞的辦公室。
「混蛋們,」他低聲咒罵著,一邊打開了一台顯示器。
美國隊長被一根雞巴刺穿,其他九頭蛇特工圍繞著他。這位肌肉英雄明顯是自願的,因為他一邊將每根雞巴含進嘴裡,一邊猛烈地坐下在小混混的雞巴上。
弗瑞關掉了顯示器,「有多少人看到這個了?」
「我們從Pornhub上弄下來的!他們在全世界範圍內釋放了它,我們正在刪除副本,但每刪除一個就會冒出兩個。它已經在外面了。」
弗瑞猛地一拳砸在桌子上,「我們對他們是怎麼抓到他的有頭緒了嗎?」
她搖了搖頭,「他有一天就沒來,沒留字條,什麼都沒有。接下來我們知道的就是...我們開始收到那些東西。」
「我們得找到他。」他說道,黑寡婦停了下來,他看著她,「現在可不是害羞的時候。」
「恕我直言,局長,但您也看到他臉上的表情了,我們確定他想被找到嗎?」
弗瑞沒說什麼,幾乎是在默認她的話。
「如果我們找到了什麼,我會告訴你的。」
當她走出去時,他點了點頭,克林特在那裡等她,「他接受得怎麼樣?」
「你覺得呢?托尼有消息嗎?」
「他在尋找,但現在掌管九頭蛇的人很狡猾,沒有大動作或演講,只是隨機的美國隊長色情。他在摧毀士氣。」
「我們會找到他的,」她說,「我要去踢幾扇門,看能不能找到些什麼,你來嗎?」
克林特搖了搖頭,「不行,」他舉起一張卡片,「今天我有年度體檢。」
「玩得開心,」她說著走出了大樓。
「對,」他自言自語,「誰會覺得體檢有趣呢?」
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emeraldecheveria · 2 months
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月の光と海うさぎ【5】
染まれない教室で
 春の空は青く澄み切っていた。校門の周りに植えられた桜が、今年もふっくらと蕾をつけている。
 一年生が終わって、きっと、絶好のキリがいい逃避行の日。でも私は結局、学校に行かないなんていう選択肢を取る勇気もなく、校門をくぐって今日からこの学校で中学二年生になる。
 いったん向かった旧一年生の教室は相変わらずで、まだ来るよあいつ、と言いたげな嗤笑が聞こえた。金子さんも「お、同じクラスだと、いいね」とか話しかけてきて、私はあやふやに咲うしかなかった。
 体育館での始業式のあと、クラス発表は点呼形式で伝えられた。私の名前を呼んだのは、二組の担任教室となる若い男の先生だった。
 その先生の引率で、新二年生の教室に向かう。大量のプリント配布。教壇で挨拶している新しい担任が、私への疎外に何もしなかった一年生の担任ではなかったことに、私は安堵した。
 けれど、今回の担任は何もしないというか、何もできないといった感じだった。やけにおろおろしていると思ったら、まだ二十代なかばの新任教師なのだそうだ。かわいい感じの顔立ちをしていたけれど、あまりにもいつも困っているので、その後、特に女子からの人気が出る様子もなかった。
 一年生のときのクラスメイトとは、わりあい離れることができた。特に金子さんがいないことにほっとした。でも、この学校は学年たった二クラスだし、私がよそ者なのはみんな知っている。私への反応は、遠巻きにひそひそ言うばかりで、仲良くなれる子がいないことに変化はなかった。
 この学校は、ローカルルールというか、暗黙の了解が多い。別に禁止されているわけでもないのに、靴下は黒でなく白とか。鏡はトイレに見にいくもので手鏡は気取ってるとか。飲み物はペットボトルで水筒はださいとか。
 どう考えても変なものもあって、予測もつかないので、私はそれをほとんど知らない。黒いソックスを履いていった日もあったし、胸ポケットに手鏡が入っていたこともあった。そういうとき、「黒はダメなのにねえ」と皮肉を言われたり、「鏡が必要な顔なのかよ」とバカにして嗤われた。
 でも、その翌日に私が白のソックスを履いたところで、「あいつ必死すぎる」とどのみちみんなで笑ってくるのだった。
 担任は頼りにならない中、頭に落下してくるように渦巻く笑い声に私が唇を噛んでうつむいていると、「リップは色つきも香りつきもダメだからね」という声が不意にかかった。
 顔をあげると、栗色の長い髪に綺麗にパーマをあて、白い肌に睫毛の長いぱっちりした瞳の女の子がいた。そう言うこの人のリップクリームは色つきではないのかと思うほど、唇はいちご色をしていて、手足も腰つきも華奢だ。とにかく、はっと目の覚める美少女がそこにいた。
「マリー、何構ってんの」
「ほっときなよ」
 そんな声がかかると、彼女は「何でよ」とそちらを睨んだ。
「あたしが光谷に話しかけるのは、あたしの勝手じゃない」
 マリー、と呼ばれた美少女を見つめると、「分かんないことはあたしに訊いていいから」とえんじのスカーフの自分の胸に手を当てた。すでに胸のふくらみまで豊かだ。私がぎこちなく、「ありがとう」とぼそりと答えると、「うんっ」とマリーはにっと笑ってみせた。
 松部万里衣という名前の女の子だった。万里衣という名前からして何だかお洒落だし、この田舎町に見合わない、垢ぬけた美貌でちょっと有名な子だった。男の子にはもちろん好かれていたし、女の子たちにも羨望より憧憬を持たれてそこそこ友達がいる。ただし、自分の意見を言うというか曲げないせいか、先生たちには嫌われていた。マリイだからマリーと呼ばれている。
 二年生になって同じクラスになったこのマリーが、話しかけてきたこの日から、なぜか私の面倒をよく見るようになった。あるいは、私なんかの世話をする物好きな生徒だから、先生たちには疎まれる厄介な生徒だったのかもしれない。
 しかし、私はマリーに良くしてもらっても、素直に喜べずにとまどった。正直、あんまり感覚が合わなかったのだ。たとえば、トイレに行くこと。私はトイレくらいひとりで行くし、ひとりで行けと思う。マリーは違った。トイレは必ず人と行くものだった。わけが分からないけど、マリーにはトイレとはそういうものだった。
 休み時間、マリーは「一緒にトイレ行こ」と話しかけてくる。私もそういうタイミングなら構わないけど、別に自分は用がなかったら「私は別に、今トイレ行かなくていいから」と答える。するとマリーは、「何でそんなこと言うの!」とめちゃくちゃに怒った。
 それどころか、私が誘いをかけずにひとりでトイレに行って、帰った教室ではマリーが目を見開いて怒り心頭している。確かにやっと、金子さんとは異なり、私に良くしたいと思って話しかけてくれた人だけど、この子にはつきあっていられない、というのが本音だった。
 だって、トイレくらい自由に行っていいでしょう? 何で人に合わせてトイレに行けたり、行けなかったりするの? でも、マリーがそんな感覚だから、ほかの女子もそういう子が多かった。
 私はマリーに従わず、勝手にトイレに行った日、つくえに白いチョークで『裏切り者』を書かれていた。誰が書いたのか分からない。ただ、マリーの字ではなかった。トイレに行った私を例によって叱責しようと近づいてきたマリーも、それを見て、「何だよ、これ!」とそちらに怒りはじめた。
「だってあいつ、マリーを裏切ってるじゃん」
 そんなささやきが聞こえてはっと教室を見渡したけど、誰の声だったのか分からない。黒板消しを取りに教壇に向かったマリーには、聞こえなかったようだ。
 マリーは落書きを丁寧に消してくれて、「ありがとう」と言った私に、「というか、希夜、トイレひとりで行ったの?」と結局マリーは蒸し返して怒った。この人のそういうところがしんどいと思った。
 マリーはかわいい。優しいし、私の面倒を見てくれる。なのに、「いい子だなあ」と感激したことは一度もない。していたら、私はマリーと友達になれて、中学生活も変わっていたのかもしれない。しかしやはり、マリーは性根はあまりよろしくない子だとつねづね感じていた。
 その愛らしいルックスやシュガーボイスをマリーは自覚していた。声をかけられた男の子たちはたやすくなびいて、たくさんの男子とマリーは仲がよかった。それ校内に飽き足らず、他校や高校生、社会人とつきあっていることさえあった。中学生が社会人とつきあったら犯罪なのではと思ったけど、閉口していた。
 マリーはその体験談を交換日記に生々しく綴り、私に次々と披露した。一応それを読んだ私は、この交換日記が親に見つかったら危ないとまで感じた。私がこんなあからさまなものを読んでいると知ったら、母は怒るどころか嫌悪してくるに違いない。
 マリーの過激な内容に刺激されて、他の交換日記のメンバーもあれこれと書いた。私はそんなことは何の経験もなく、当たり障りないことしか書かなかった。何で私がみんなの、特にマリーの性体験に詳しくなっているのか、よく分からなくなるときもあった。
 以前の中学は家から十五分だったけれど、今は片道、徒歩で二時間近くかかる。田んぼと畑しかない道を、ひたすら歩く。近所の友達もいなくて、登下校はいつもひとりだった。
 そもそも、「近所」というものが近所にあると言えず、それでも一応「近所」の家には、子供がいなかった。この景色の通り、私の家は田舎町のさらなる辺境、隣町との境にある。つまり、校区外に限りなく近く、とにかく学校から離れていた。
 引っ越してきたときは、雄大な風景の中の家が嬉しかったのに、そんな登下校のせいでますます学校が嫌になった。拷問のように歩きつづけ、クラスに友達もおらず、勉強は分からず、また脚がふらふらになるほど歩いて帰宅する。
 朝はふとんを頭にかぶって、起こしにきた母と格闘した。怒鳴られたり、なじられたり、ときにはぶたれたり──母は何が何でも私を学校に送り出す。母も仕事を始めていたのだけど、出勤前でばたばたしていても、私を車に押しこめて学校に連れていくのは譲らなかった。
 父は相変わらず単身赴任で家にいなかった。かなりいそがしく働いているようだった。だいたい、この大きな家が我が家に見合わない買い物でもあった。父がいくら働いても家計は苦しくなり、それで母も仕事を始めたのだ。父の出稼ぎは昔からだから寂しくなかったし、家にいなくてよかったと思う。学校に行くのをぐずる私のことを知ったら、面倒なことになっていた気がする。
 去年、しばらく家で一緒に暮らしていた頃、父は私や美夜が門限を少しでも過ぎて帰宅すると、ものすごい勢いで怒った。そして、遅い帰宅を怒っているはずなのに、外出禁止どころか家から締め出す。
 娘である私や美夜が、夜道を歩いたりするなんてと憂慮してくれているのは分かる。だが、言動が過剰すぎて迷惑だった。母より愛情表現があったということかもしれない。しかし、愛されているという温かさはなく、ひとつも嬉しくなかった。
 父も母も懸命に働いていたわけだけど、四人ぶんの生活費や家や車の維持費で、やがてお金は尽きた。私たちには、お金を借りるあてがない。せいぜいサラ金くらいだ。
 かくして、両親はついに借金を始めた。不払いもあり、その対応をさせられるのが私だった。電話が鳴っても、柄の悪そうな人が訪ねてきても、「おかあさんは留守です」と白々しい嘘をつく。しぶしぶ許してくれる人もいたけれど、中には執拗に文句を言う人もいたし、脅すように怒鳴りつけてくる人もいた。まだ十四歳にもなっていない私は、そのたび恐怖が刻まれ、玄関のチャイムや電話のコールに怯えるようになった。
 そんな家庭内だったから、私がいじめられているなんて、まったく問題として話題にのぼらなかった。父は知ったらあの怖い顔で学校に怒鳴りこんでいたかもしれないけど、それは嫌だったので、知られなくてよかった。
 母も美夜も、父が私の学校に乗りこむのが嫌で、何も告げなかったのだろう。この田舎町において、人前で激怒する父がたとえばヤクザということになったら、もう居場所なんてない。父自身、私に学校生活について訊いたりしなかったので、興味も心配もなかったのだと思う。
 夏になっても、私は学校に行きたくなかった。マリーがいようが、そんなの何の心の支えにもならない。それ以外の女子は遠巻きに私を眺めるか、存在していないみたいに無視か、私のつくえに『裏切り者』と書いたみたいにたまに嫌がらせする。男子は勉強ができないとか顔がかわいくないとか言いたい放題で、私をいじめるようになってきた。
 夏休みをはさんで二学期になり、最悪の事態が起きた。前の学校にいる子と今の学校にいる子に、親戚だか何だかの接点があって、私が以前いじめられていたことが現在の中学に知れ渡ってしまったのだ。そして、私はまた、「あいつはいじめてもいい奴だ」と認識されるようになった。
 美術の授業で作った粘土細工を、次の時間には叩きつぶされていたこともある。そのときの美術の先生の対応で、私は先生たちも味方ではないことを思い知った。美術の先生は新しい粘土を用意し、「これで頑張ってね」と目をそらして言っただけだった。
 どうも先生たちは、私をよく思っていないみたいだった。私と少しでも関わった子は、すぐさま生徒指導室に呼び出され、「光谷希夜と仲良くするな」「あいつの友達にはなるな」と厳しく言い聞かせられるらしい。
 何で、とそれを知ったときはショックだったけど、理由は簡単だった。以前の学校が、素行の悪い生徒が多い不良中学校だったからだ。あの学校から来て、遅刻欠席が目立ち、勉強もできない──先生の目には、そんな私もまた、「不良」として映っているようだった。
 私という人間を見てくれることはなかった。見ていたら、引っ込み思案な私なんかが、不良なんていう物騒なものにはなれないのは分かっただろう。私自身もまた、前の学校の知り合いとは関わってはいけないと先生たちに警告された。
 マリーはそういう、生徒を取り締まる横行みたいなことが嫌いだ。だから、反抗したいのもあって私の面倒を見ていたらしい。しかし、それでマリーはますます先生たちに嫌われるハメとなっていたから、なぜそこまでして私��仲良くするのかは、やはりよく分からなかった。
 やっと涼しくなってきた九月中旬、その日も二時間近くかかって帰宅し、私は誰もいないリビングでふらりとソファに横たわった。制服のままで、紺のプリーツスカートから投げ出した脚が重苦しく痛む。膝をさすって、今日も学校が息苦しかったことを思い、二度と学校に行かなくていいほどの病気にでもなりたいと唇を噛んだ。
 病気だってつらいのは分かっている。でも、学校がつらいのは家族さえ分かってくれないけど、病気がつらいのは他人でも分かってくれるでしょう?
 ゆらゆらする意識が目障りで目をつぶったとき、電話が鳴りはじめて私はびくんと身をすくめた。
 また、サラ金の人かな。今、母は本当に留守だ。無視していいだろうか。いや、そうしたら家に来るかもしれない。それはもっと嫌だ。
 私は仕方なく起き上がり、廊下に出て電話を取った。
「もしもし、光谷です」
 私のこわばった声の応答に、相手は無言だった。それで相手が誰なのかは分かった。一応ほっとしたあと、私はくすりと咲ってしまう。
「さくらでしょ?」
 やわらいだ私の口調の呼びかけに相手は息を飲み、『ええー……』と嬉しそうな声がやっと聞こえてくる。
『すごい。何で分かるの?』
「さくらのことは分かるよ」
『へへ、何か嬉しい』
「どうかしたの」
『んー、希夜どうしてるかなって』
「あ、ごめん。手紙、私で止まってるね」
『いそがしい?』
「ううん、ただ──まあ、楽しくない」
『そっか……私もあんまり楽しくない』
「会いたいね」
『うん。また会おう。話聞くし』
「私もさくらの話聞きたい」
 ──白雪さくら。小学校のときの友達だ。さくらが小学生のときに転校していったので、中学は最初から別々だった。それでも、いまだに手紙をやりとりしている、仲良しの子だ。
 さくらの家には電話がないので、私から電話をかけることはできない。代わりに、さくらがどこかの公衆電話から、こうして私の家に電話をかけてくる。そして私たちは、ささやかに話をした。さくらと話していると、不思議と心が安らかになって、ああ友達ってこんな感覚だったなあと思い出せて嬉しくなれる。
 その日も少しだけ話をして、『ああ、もう百円切れる』とさくらが言ったことで電話を切った。かちゃ、と受話器を置き、私はため息をつく。このやりとりが学校に、いや親にばれたって、顰蹙されるのだろうなと思う。
 さくらはすごくいい子なのに。私のことだって心配してくれる。話聞くよって言ってくれる。なぜ私は、そんなさくらとのつながりを隠して、学校では先生たちにほかの子と親しくなるのを邪魔されて、近づいてくるのはあのマリーくらいなのだろう。
 友達が欲しいよ。そばにいてくれる友達が欲しい。
 窓ガラスの向こうの稲穂の波を見た。この町に越してきたとき、ここは海で、仲間がいて、帰る場所になると思った。
 ねえ、ルル。私たち、やっぱりひとりぼっちだね。どこも私たちを受け入れてくれないね。
 泣きそうだよ。涙はもう出ないけど。そのぶん、ルルが心に雨を降らす。暗く、冷たく、じめじめと──私の心が、再び浸蝕されていく。このまま崩れ落ちたら、私は心を失って何も感じなくなるのかな。それって、死ぬのと同じじゃないかな。
 電話を見つめた。さくら。「会いたいなあ」とひとりごちた私の耳に、窓越しにもざあっという潮騒に似た音が虚しく響いた。
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