#美爪表現家
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monthly-ambigram · 13 days ago
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2025-6月号
アンビグラム作家の皆様に同じテーマでアンビグラムを作っていただく「月刊アンビグラム」、主宰のigatoxin(アンビグラム研究室 室長)です。
『アンビグラム』とは「複数の異なる見方を一つの図形にしたもの」であり、逆さにしたり裏返したりしても読めてしまう楽しいカラクリ文字です。詳しくはコチラをご参照ください⇒アンビグラムの作り方/Frog96
 
◆今月のお題は「能力」です◆
今月は参加者の皆様に「能力」のお題でアンビグラムを制作していただいております。お題から言葉を連想する能力も問われた今号、ごゆるりとご覧ください。
皆様のコメントがいただけますと幸いです。
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「アンビを作る程度の能力」 敷詰回転+鏡像型:たこぬ氏
「~程度の能力」は、ゲーム『東方Project』シリーズにおけるキャラクターの能力の定型句。 並進敷詰〈180°回転・|軸鏡像・─軸鏡像〉同一型(cmm)。まさしく能力が発揮されている作品で、どこから考えたのか思考の流れを考えてしまいますね。図解もあるのでじっくり見てみましょう。
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「特殊技能」 敷詰回転+鏡像型:すざく氏
特定の職業や分野で必要とされる高度な能力。アンビグラム作成能力もそれでしょう。 極小ビットマップフォントのようなドット表現がマッチしていて読みやすいです。うまく全体が並ぶように適切な位置から拾ってくるのにも技術が必要ですよね。
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「潜在能力」 鏡像型:てるだよ氏
外部には見えないが内部に秘められた能力。 作者が得意とする二重線表現がうまく生かされています。「在」が圧縮された字形になっていますが全体でみると一発で読めますね。
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「個性 ワンフォーオール」 敷詰回転型:とりけとん氏
『僕のヒーローアカデミア』に登場する超常能力を個性といい、その一つがOFA。 「個性」だけでも敷詰回転型で作れそうなところ、「ワ/ル」のあまりを利用してより自然な字形になるように組まれています。「フォ」の字形がよいですね。
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「たか/つめ」 図地反転共存型: いとうさとし氏
能ある鷹は爪を隠す。 「たか」の方を示すだけで「つめ」が隠れているのがわかるデザインになっていますね。若干のはみだしもありますが、それを補って余りある素晴らしい作品です。ひらがならしい滑らかな輪郭がステキです。
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「実用英語技能検定」 旋回型:かさかささぎ氏
日本英語検定協会が実施する英語技能の検定試験で、いわゆる英検。 実在の長めの単語できれいに対応付けでき、きれいに並んでいるのに驚きです。全体的に可読性が高く素晴らしいですね。片方には邪魔になる字画部分は細くしたくなりますが、同じ太さでそろえているのも本作のポリシーで魅力でしょう。
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「腕前」 旋回型:douse氏
巧みに物事をなしうる能力や技術。 さすがの腕前でとても読みやすいですね。黄色の図形部分が、��所によって空白/字画/装飾に切り替わっていてすごい表現技術です。
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「能力/ABILITY」 寄せ字:ゆっくん氏
能力は英語でAbility。 文字の組み方から、振動型ではなく寄せ字とさせていただきました。全体的にうまくあてはめられていると思います。面白い発見ですね。
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「文才」 回転型:うら紙氏
文章を巧みに書く才能。 シンプルな単語が残っていましたね。ひょろっとした筆致が読みやすさを増しています。線が離れた部分は自動的に脳が補完するのでリガチャのような効果がありますね。
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「不動心」 敷詰回転型:繋氏
何事にも動じない精神。ペルソナシリーズのスキルにもあります。120°回転敷詰60°回転同一型(p3→p6)。開拓が進んでいない60度系敷詰の力作です。どのように設計実装したのでしょう。「動」に苦労の跡が見えますね。
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「職人技」  回転型:lszk氏
熟練した職人が持つ卓越した技術や技法。 一目で読めるデフォルメ能力は本当に職人技ですね。「職」が画数が多いので省略しても概形を保ちやすく、読みやすいのですね。
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「��対音感」 旋回型:Jinanbou氏
ある音を単独に聴いたときに、その音の高さを絶対的に認識する能力。 作例があり同じ対応型なのですが、仕上がりはだいぶ違うのが面白いです。「絶/感」がとてもよい感触ですね。
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「絶対音感」 図地反転回転型:あおやゆびぜい氏
先天的な能力と思われがちですが、後天的に伸ばすこともできる能力です。 文字部分の太さにあまりブレがないのでとても読みやすく、非常に良い仕上がりですね。「感」の一つの点が「音」の方に組み込まれているのがよい工夫ですね。
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「猿も木から落ちる/河童の川流れ」 回転共存型:ラティエ氏
その道に優れた者でも、時には失敗してしまう事があるという諺がいくつかありますが、そのうちの二つ。 長めの文字列同士がうまく対応付けでき���いますね。流れるような筆致で全体的に統一されているのが読ませる工夫だと思います。猿と河童のイラストも含めて、お互いに色値を反転したものになっているというステキなお遊び。
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「意思疎通/臨機応変」 敷詰図地反転共存型: いとうさとし氏
コミュニケーション能力と、状況の変化に柔軟に適応して的確な行動を取る能力。 図地反転能力MAXの作者ですが、いつもと異なり敷詰を適用するという臨機応変さも見せてくれました。パズル的要素が増えて楽しいですね。
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「匹敵」 敷詰回転同一型:Σ氏
比べてみて、能力や価値などが同程度であること。 p2敷詰p4同一(180°環状+並進敷詰 90°回転同一)。こちらでも敷詰の荒野の開拓が進みました。「匹」が自然になるように太さが非対称になっていたり、作字としてもステキですね。
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「全能の逆説」 回転型:T.A.氏
論理学・哲学・神学等において、全能と論理学的不可能との関係を扱った問題で、全能者の論理学的矛盾を示しています。「全知全能の神が、自分でも読めないアンビグラムを作ることができるか」という類のやつですね。 漢字部分は環状配置ですね。対応が難しい部分が多いですがよく調整されていて読みやすくまとまっていてステキな作品です。
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「危険の察知」 敷詰回転型×2:ちくわああ氏
潜在的な危険やリスクを認識し、適切に対処する能力。 「危険」もとても上手なのですが、「察知」の袋文字対応が驚くべき作品。袋を破って交換しているので読み方の認識が切り替わっているようです。
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「霊感」 回転型:つーさま!氏
目に見えない存在や物事を感じ取れる能力。 霊魂が漂うような表現が美しい作品です。その強弱を持った線の表現が可読性に生かされていてとてもよいですね。
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「スキル覚醒」 敷詰回転型:あやおりにあ氏
新たな能力に目覚めること。 「スキル」「覚」「醒」の各パーツともそれぞれキレイに回るのですね。「キ」の中抜き表現は「醒」の見た目と揃えてバランスをとっているようです。
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「火炎」 図地反転型:れおじゃぱん氏
火や炎を扱える火属性の能力は多くの世界観において基本となっています。 画数が大きく違う文字同士も、図地反転なら解決できることもあるという一例ですね。袋文字表現に慣れてきている皆さんならすんなり読める作品でしょう。
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「猛火/能力」 回転共存型:意瞑字査印氏
パイロキネシス(火を発生させる能力)系が続きます。 「猛火」を90°時計回りにすると「能力」と読めるアンビグラムです。
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「コピー能力」 鏡像型:ぺんぺん草氏
対象が持つ特性をコピーできる能力。カービィが筆頭でしょうか。 「能」はきれいに4つに分かれる文字ですが、それぞれを一文字とみて対応を考えたように自然に見えます。作字としても素晴らしいです。
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「ミミック/三三二九」 振動型:kawahar氏
本来は生物学で擬態の事。転じて、他の物に擬態しているモンスターをミミックというようになりました。 『「まねる」能力で漢字(三三二九)をRubyゴロ(ミミック)が まねるのをくりかえしている品』とのこと。小さいループが最後に効いています。
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「瞬間移動」 鏡像型:douse氏
遠く離れた空間に瞬時に移動すること、あるいはその能力。 一目で読める素晴らしい調整力がさすがですね。菱形状のグリッドで作字されているところがすべての文字の可読性を上げているようです。
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「瞬間移動」 旋回型×2:螺旋氏
空間跳躍、空間置換、高速移動など、いくつか原理によるものをまとめて言われたりします。 同じ題材でもう一作。こちらもなるほどとひざを打つ対応付けでとても読みやすいです。ほんのり斜めになっている字画たちが可読性を上げるための秘訣でしょうか。
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「時間操作」  回転型:lszk氏
時間を停止させたり、タイムリープできたりする能力。 なんとも不思議な形状が絶妙に読める文字になっていて流石です。中央のグレーの図形の並びが能力の効果を示唆しているのでしょうか。
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「死に戻り」 図地反転回転型:douse氏
死亡することで時間を遡り、過去の特定の時点から人生を再開する能力。 文字の太さが統一されていて自然さが抜群です。縦書きの「死に」と横書きの「戻り」をずらして並べれば読みやすいという細かい配慮もよいですね。
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「過去改変」 回転型:オルドビス紀氏
過去を変え、歴史を歪曲・変革させること。 インクが流れたような表現が事象の破壊を示唆しているように見せつつ、字画の一部としても読ませるというさすがの表現です。「咼」のあたりなど、その一部は半分袋文字のような輪郭表現にもなっていますね。
 
 
最後に私の作品を。
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「異能力者」 鏡像型:igatoxin
1 フィクションの世界において、普通の人には備わっていない特殊な能力や技術を持つ者。 2 (俗に)アンビを作る程度の能力を持つ者のこと。
 
 
お題「能力」のアンビグラム祭、いかがでしたでしょうか。御参加いただいた作家の皆様には深く感謝申し上げます。
さて次回のお題は「SNS」です。情報発信、興味関心、炎上、つながり、トレンド、インスタ映え、インプレゾンビ、広告収益、垢BAN、なりすまし、乗っ取り、フェイクニュース など 参加者が自由にSNSというワードから発想・連想してアンビグラムを作ります。
締切は6/30、発行は7/8の予定です。それでは皆様 来月またお会いしましょう。
——————————–index——————————————
2023年 1月{フリー}   2月{TV}        3月{クイ��}        4月{健康}   5月{回文}    6月{本}               7月{神話}   8月{ジャングル} 9月{日本史}     10月{ヒーロー}     11月{ゲーム}         12月{時事}
2024年 1月{フリー}         2月{レトロ}   3月{うた}         4月{アニメ}   5月{遊園地}      6月{中華}          7月{猫}     8月{夢} 9月{くりかえし}    10月{読書}          11月{運}           12月{時事}
2025年 1月{フリー}   2月{記憶}    3月{春}       4月{キッチン}   5月{対語}    6月{能力}     7月{SNS}
※これ以前のindexはこちら→《index:2017年~》
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bastei · 6 months ago
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2024
自然界に存在する4つの力と忘れ去られた1つの結末
 あっという間に自分の番になった。前日が終わる頃になってようやく焦り始め、22時くらいからなんだかわからないものをずっと書いていた。日記を書くようになったのは小学生の頃で、世の中や周囲に対する不満だったり、子どもであるが故に受けた些細な理不尽、くだらない遊びや諍いを、たった3行程度書いて先生に提出していた。今となってはその文献は失われてしまった。書いているうちに自分の肉体や思考はどんどん変化していったから、なぜそんなことを書いたのか今となってはわからないし、もちろん再現することもできない。その最後尾が、今書かれている文章になる。今では自分の頭の中にある花瓶のこと、月の裏側は想像することしかできないこと、撃ち尽くされた実弾と薬莢のこと、互いに引かれ合う最も弱い力、忘れ去られた1つの結末、クリスマスを前にしてそんなことを書いている。
 自然界には4つの基本的な力が存在しているらしい。自然界で働く力を作用ごとに整理し、素粒子(基本粒子)に働く力として最終的にまとめられた、強い相互作用、弱い相互作用、電磁気力および重力の4つの力がこの世には存在しているという。このうち、電磁気力の大きさを1とすると、強い相互作用は100、弱い相互作用は1/1000ほどである。そして重力は「10の−38乗」という桁違いに弱い力である。この身体をこの地球の表面に繋ぎ止めている重力が、最も弱い力だということが意外に感じられる。重力が斥力を持たず互いに引かれ合う力だから、地球の質量が膨大で結果として強い力となっているから、などと理由はつけられるかもしれないが、詳しいことはわからない。とにかく私は地球に強く引き留められている。
 遠くにいる友人や、もう二度と会えない人のことを考えるときには重力のようなものを感じることがある。あるいは、それよりももっと弱い力を感じることがある。10のマイナス何乗かわからないが、量子的な結びつきよりも、自身に差し迫った有限性をもとにして肉体に作用する力が存在している。
納屋を建てる
 男は大学を卒業すると、学生時代から付き合っていた女と早くに結婚した。なぜこんなにぼんやりした男に、呆れ返るほど美しい妻がいるのか周囲は不思議思うかもしれない。しかし男にはなんというか優しいところがあり、無駄な行動力があり、時折見せる誠実さのようなものがあり、長い付き合��がある私とすれば自然なことに思われた。
 あるとき、夫婦のうちに身を引き裂かれるような悲しい出来事があり、妻は実家に一時的に帰省することになった。時間を持て余し、あまりに多くのものを失った男が考えたのは納屋を建てることだった。DIYが流行っていた時期で、便利な納屋を庭に建てれば妻も喜ぶだろうという優しさもあって、基礎から打つ徹底ぶり(彼の中では近年稀に見るほどの)を発揮し、目標に向かって前進する無駄な行動力をもって遂に納屋は完成した。
 しばらくして、自宅に戻った妻が完成した納屋を目の当たりにすると、その納屋が触れてはいけない部分に触れてしまったのか、彼女はその場で崩れ落ちて号泣した。元来の納屋が持ち得ない記念碑的な要素がそこにはあったのかもしれない。女性特有の癇癪は止まらず、ほとんど聞く耳も持たず、「なんでなんの相談もなく納屋を建てたのか?」とクリティカルな質問が投げかけられた。「なぜ納屋を建てたのか?」ということはいくつかの要素の積み重なった複合的なものであり、時間が経てば経つほど「なぜ納屋を建てたのか?」ということは本人にもわからなくなっていった。加えて、男は駆けつけた妻の両親にひどく叱責された。「A君、納屋は立てちゃあ、いけないよ。誰にも相談せずに、納屋を、立てちゃあ、いけないよ。」大事なことだから2回いました。妻に隠れて納屋を建ててはいけません。しかし、「なぜ納屋を建ててはいけないか?」ということもおそらく複合的なもので、問いかけるたびに姿を変え、はっきりとした答えは出なかった。夫婦関係は大きく冷え込んだ。納屋のことは「な」の字も話題に上がらなかった。ピンク色の像を想像しないでください、と言われてなかなかできるものではないが、夫婦はそれを実行した。そして男は無駄な行動力で、そこに納屋があったことも悟られないくらい徹底的に納屋を破壊した。基礎は解体され、地面は均された。最終的には男が時折見せる誠実さによって、夫婦関係は修復されていった。
 それから数年が経過し、相談したいことがあって久しぶりに友人へ電話した。妻との諍いが続いており、気のおけない友人の助言を頼りにしたかったのである。ひとしきり事情を説明すると、
「それってつまりさ、納屋を立てちゃあいけなかったってことだよなあ」と彼は警句のように言った。
 村上春樹の短編に「納屋を焼く」というものがある。アフリカ帰りのある男が、主人公に対し、納屋を焼いて廻っていることを告白する話である。
つまり僕がここにいて、僕があそこにいる。僕は東京にいて、僕は同時にチェニスにいる。責めるのが僕であり、ゆるすのが僕です。それ以外に何がありますか?
 と男は言う。終始不穏な手触りのある小説である。
 うろ覚えだが、パントマイムをする女が出てきて「蜜柑剥き」のパントマイムをする。「蜜柑向き」のパントマイムをするコツは
そこに蜜柑があると思いこむんじゃなくて、そこに蜜柑がないことを忘れればいいのよ
 と女が言う。最終的にはモラテリティーとは同時存在のことです、ということらしい。今日も世界中で建てられる納屋と焼かれる納屋のことを考えては仕事が手につかなくなった。
 電話をした次の日には、たまたま出張で来ていた父と数ヶ月ぶりに会った。合流すると自宅周辺にあるバーにいった。行きつけとまではいかないが、落ち着いて話をしたいときにはよく来ている場所かもしれない。壁一面に大量のウイスキーの瓶が並べられており壮観である。メニューには一杯十万円のウイスキーなんてものもあり、それを見た父は店内に響き渡るほどの感嘆の声をあげていた。酒もまわり、納屋を建てたり、焼いたりする男たちが話題となった。
「俺にはよくわからないけれど、納屋ってもんは何かのメタファーを持ちうるものかね」と私は聞いた。
 すると父は「そういえばキリストも納屋で生まれた」とだけ言った。
 酒が回っていたことや、自分の予想を超えた解答のくだらなさも相まって久しぶりに心の底から笑った。そうか、そんな時代から納屋なんてものはあったのか、と思って抱えていた複雑な事象や色々なことがどうでも良くなってきた。2024年前に納屋で生まれた男のことを考えた。納屋を建てもせず、焼きもせず、そこで生まれた男の存在を想って、今日はよく寝られると思った。
成長
 息子の爪を切っているときに、指がとても太くなったなあと思った。一方で自分の爪に縦の線が増えてきて、何かの病気かと思って調べたら「老化」と書かれていたときには悲しくなった。
 最近は「ティッシュってなにでできているの?」とか、「リモコンってなにでできているの?」と手当たり次第に原材料を尋ねるようになり、いわゆる「なぜな���期」というものが始まった。日経新聞で読んだ記事(2024年12月10日 なぜなぜ期は思考力向上の好機)では、「なぜなぜ期」子どもの発達面での大きな節目と考えられているらしい。
 4歳ごろは、子どもの発達面での大きな節目と考えられており、思考レベルがぐんと上がる時期。特徴的な例として、2つの物事を混同せずに比べたり、結び付けたりして考えるようになる。物事の因果関係にも興味を持つようになる。  この時期になると、自分の考えと他人の考えは同じではないと分かり、他人の気持ちを理解しようとする姿勢が見られる。さらに過去と現在、未来の時間軸を認識できるようになるので、体験していない「未来」があると分かり、自分の未来にも関心が出てくる。  こうした成長は喜ばしい半面、新たな認識が生まれ不安や恐怖を抱くようになる。特に大きいのが「未知への不安」だ。3〜5歳の時期は死に対する理解が進み、死への不安や恐怖を覚え「自分もいつか死ぬのかな。お父さんお母さんも死んでしまうのかな」と思い巡らす子どもも出てくる。
 ある日寝る前に、「お父さんのおじいちゃんはいるの?」と聞かれた。おじいちゃんは今から8年前に亡くしており、この世にもういないことを伝える。
「死んじゃうと会えないの?どうなるの?」
「死ぬとそうだなあ、俺にもわからないけれど、死んだ人に会うことはできないよ。死ぬと全く動けなくなる、大切なものが失われる、話したり、食べたり、遊んだりと言うこともできない。石のようなものになるんだよ」
「お父さんは死なないの?」
「お父さんもいつかはきっと死ぬよ」
「そうなんだあ」と言って黙っていたので死の概念はまだ理解できず、息子は寝たものと私は思っていた。ところが次第に鼻水を啜る声が聞こえ、うっすらと涙を浮かべていることに気がつく。やはり怖くなったのだと言う。そうして今この瞬間に、息子は死の恐怖とそのざらりとした手触りを実感したのだ。私はその事実に想いを巡らせることになった。
 気を付けたいのが、終始理屈で説明してしまうことだ。子どもが不安や恐怖に根ざした質問をするときは、親に「不安な気持ちを分かってほしい」と思っている。そんなときは「心配しなくても、大丈夫だよ」と、まずは安心させる言葉をかけてあげよう。
 とその記事に書いていたことを思い出した。初めて新聞を読んでいて良かったと思った。
「心配しなくても大丈夫だよ。怖くなったら、お寿司とか、好きな人のことを考えるといいよ」
「そうすると多分寝られると思うよ」と言うとしばらく泣いてはいたけれど、いつの間にか寝ていた。なんだか途方もなく大きくなったものだと思った。そして自分自身も忘れ去られた一つの結末を思い出したことで少しばかりの恐怖を感じたのだが、子どもの成長を目の当たりにすると些細なことのように思われた。
終わりに
 この文章を書いているうちに、そういえば自宅の納屋の扉が老朽化して、風で飛ばされる事態が発生したことを思い出した。部品を注文しているが年明けになるとのことで、修復には時間がかかるものと見ている。私は納屋を直す男である。
 この記事は2024 Advent Calendar 2024の23日目として書かれました。22日目は nagayamaさん、24日目はtomoyayazakiさんです。
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nephe1o · 1 year ago
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Yoka-profile
▼プロフィール
【名前】煤賀 燿香(Yoka Susuga) 【年齢/性別/身長】??歳/女/146cm 【一人称/二人称】私(わたし)/貴方 【長所】穏和・献身的・努力家・柔順・器用 【短所】内気・犠牲的・情に脆い・押しに弱い 【好き】料理・蝋燭の火・お世話・刀の手入れ・和風なもの・辛いもの 【嫌い】寒さ・虐め・水泳・大きな音
儚げなか弱さを感じさせる穏和な性格の少女。 基本的に表立って行動を起こすことが少なく、物静かで控えめな性格もあって自己主張はやや苦手。 良くも悪くも献身的な面が強く、真面目で細やかな気遣いが得意な反面、他者に依存しがちで自分の利益を殆ど顧みないところが欠点。
火炎と共に舞い踊る小さな侍。 優れた武人を輩出する名家の生まれだが、他の兄弟と比べて成長しても体格に恵まれず、両親からは早々に見切りをつけられ放任されていた。 それでも彼女は両親や姉弟と同じ武士道を歩むことを諦め切れず、必死に努力をするもそれらが実ることは無く、苦悩する日々を送っていた。 そんなある日、屋敷にある蔵の掃除を任された彼女は蔵の奥深くに眠っていた埃の被った古びた刀を発見する。 その刀は妖刀であり、手にした彼女に力を与える。やがて彼女は己の内に秘められていた魔力を活かし、新たに独自の武術を会得することに成功。しかし、妖刀を使用した彼女は周囲から異端と非難され受け入れられず、最終的に実家から勘当を言い渡されてしまう。 以後、実家を追放され宛も無く彷徨っているところを悪人に騙され捕まってしまうが、とある人物の気まぐれにより運良く助かることとなる。 現在はその恩人への返礼に加え、人助けや路銀の確保を目的に冒険者として活動し、武術の研鑽に励んでいる。
料理が趣味。又、家事全般が得意。 調理に関しては何をさせても手際が良く器用にこなせる為、レシピさえ分かってしまえば基本的にどんな料理でも作れる。一番の得意料理は和食。 作った料理は自分で食べるよりも人に振る舞うことを好んでおり、人から「美味しい」の一言が聞けることを何よりの喜びと感じている。 因みに彼女の愛刀は呪われた妖刀。刀に主人として認められた者以外が鞘から���を抜けば、瞬く間に全身が燃え上がりその体は灰と化す。 又、彼女の戦闘力は妖刀に依存する面が大きく、妖刀を持たない彼女は能力に欠ける点に注意。
◇「悪い心は捨てて。反省すれば許してあげます」 ◇「寒いのは苦手。だから燃やすの」 ◇「私でお役に立てることがあれば何でも言ってくださいね」 ◇「あ、あの…そういうのは…困ります」 ◇「みんなで一緒に帰れる。それってとても素敵な事だと思うの」 ◇「主様に仇なす者に慈悲は無い」 ◇「暗くて…寒くて…寂しいのは…嫌…」 ◇「炎はどんな人でも拒まずに受け入れてくれるの。だからね、貴方の罪も纏めて一緒に燃やそうね」 ◇「お疲れ様。お食事の準備整ってます。疲れた体を癒すにはやっぱり美味しいご飯。沢山食べてゆっくり休んで」 ◇「主様の為ならどんなご命令でも必ず遂行してみせます…なのでどうか…私を見捨てないでくださいね」
◆「ジゼル様。私の故郷では《能ある鷹は爪を隠す》という言葉があります。私はそれが貴女にぴったりな言葉だと思っています…なのでそろそろ真面目に働いてくださいね」 ◆「デニサさん。私は貴女をとっても尊敬してます。いつも冷静で清く正しく生きている。そしてなにより大人っぽい…私の憧れ」
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▼武器など
◆鬼のお面。 魔力を付与すると使用者に合ったサイズへと変化する。
◆刃文が炎の様な見た目の妖刀。 魔力を込めると刀身に炎を纏わせられる。
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▼リンク
◆他クリエイター様による作品一覧
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myonbl · 1 year ago
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2024年2月27日(火)
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<SOU・SOU>から手ぬぐい+足袋下(靴下)2足が毎月届く頒布会、<弥生号>が届いた。今月のテーマは<わらわ>、日常語としては近頃馴染みがないかもしれないが、もちろん<童>のことである。<わらべ>という表現もあるが<童歌>といっても、今の学生さんには通じないかもしれない。これが届くということは既に月末、とは言え今年は閏年。果たして一日得をするのか損をするのか・・・。
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5時45分起床。
6時を待って洗濯機を回す。
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朝食。
私が珈琲を入れている間に、ツレアイが洗濯物を干す。
7時40分に彼女は自転車で出勤、今朝は早い時間に訪問が入っているのだ。
可燃ゴミ、20L*1&30L*2。
ヤクルトさんから、野菜ジュース購入、¥1,400。
昨日からの録画番組の書きだし、名探偵ポワロ/刑事コロンボ/シャーロック・ホームズ。このところ���ミステリーチャンネル>にハマっているので、こまめに書き出さないとHDDがすぐに一杯になってしまう。
ごぼう茶煮る、最初に購入したものがこれで終わり、amazonの定期便で別のごぼう茶に切り替える。
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<Threads>の「露の新治出演情報」を更新する、ハルカス寄席三月席、師匠は3/12(火)の2部の出演。4月から7月の間は授業があるので行けなくなる。
たまたま<三田落語会>のサイトをのぞくと、昨年10月14日の演目が2月19日に<Apple Music>に配信されていた。私は<Apple One>に加入しているのでそのまま楽しめる。東京遠征の時の二席(まめだ・口入屋)を懐かしく聴く。
11時40分、ツレアイ帰宅、雪と雨で大変だったようだ。
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ランチは久しぶりのスパゲッティ、奥川ファームのブロッコリーが美味しい。
<NURO光>から着信、いまの2Gコースから10Gコースへのアップグレード、3/1(金)15時に工事することになった。部屋の片付けが面倒だが、頑張らねば。
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<三田落語会>の続き、同じ日のさん喬師匠(応挙の幽霊・鰍沢)を聴く。「鰍沢」を聴いた後、ホテルの湯沸かしポットで熱燗を入れたことを思い出す。
西村歯科の予約は16時15分、少し早めに出て<ハンズ京都店>に立ち寄る。4階の文房具売場に<トラベラーズノート>のコーナー発見、品数は少ないがネットショップで売り切れだったTNRのジッパーリフィルがあったので購入する(¥550)。レジでは大丸の会員証を読み取ってくれるが、後で気がつくとこちらのアプリも入れておけばポイントが付くのだった。
予約7分前に到着、すぐに呼ばれる。懸案の左下の歯茎は小康を保っているが、右上奥がだいぶ浸食されてきたとのこと、丁寧に歯間ブラシを入れるように指導される(¥2,390)。次回は、3/26(火)に予約を取る。
帰路のバスの中へツレアイから連絡、今日はココの診察日で<秋山恵蔵動物クリニック>へ着いたとのこと。
帰宅後、すぐに<ハンズ>のアプリをインストール、会員登録をしておいた。
ツレアイとココが帰宅、少し腎臓の数値が悪かったようで、増血剤を2本注射、結構痛かったようでその後の爪切りでも機嫌が悪かったそうだ。
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午後にツレアイが買い物してくれたが、あれこれ見切り品を寄せ集めての夕飯、歯医者が終わったので久しぶりに<賀茂鶴>をいただく。
途中でココが💩、よかった。
録画番組視聴、今夜はポワロ。
第3話「ジョニー・ウェイバリー誘拐事件」/ The Adventure of Jonnie Waverlyシーズン 1, エピソード 3 ポワロは「金を払わなければ、明日12時、子供をさらう。」という脅迫文が届いた元大地主ウェイバリー氏から相談を受ける。脅迫はこれで2度目か3度目に なるという。ポワロはウェイバリー氏と共に、ジャップ警部のもとを訪れるが警部は本気で相手にしない。しかしポワロはこの事件の依頼を引き受ける。予告通 り、ジョニーが誘拐される。
第4話「24羽の黒つぐみ」/ Four and Twenty Blackbirdsシーズン 1, エピソード 4 ポワロは、かかりつけの歯科医と夕食を共にしていた。そこに、顔馴染みのウェイトレス、モリーが面白いことを耳打ちする。水曜日と土曜日にこのレス���ラン に来る画家ヘンリー・ガスコンが“変”だというのだ。ポワロは、その話に興味を示す。しかし翌日、階段から転落死しているヘンリー・ガスコンを近所の住人 が発見する。
冷や酒が効いて、すぐにダウンしてしまった。
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3つのリングはもちろん完成、歩数は11,753歩。
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doctormaki · 2 years ago
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今週のワシはオペラを2つも鑑賞。そう。冬シーズンが始まっているざます。家から歩いて3分のオペラハウスには、昨年のシーズン中も、狂ったように行きまくり、シーズン中のオペラのほぼ全てを見たが、否、嫌いなのは見なかったが。。。今シーズンも、博士のオペラハウス通い開始しております。先月の、椿姫に着想したLaTraviataに始まり、今週は、シーズン始めから早々に予約してあったStraussのSalome、PucciniのToscaを連続で毎晩見に行く。がはは。なんという贅沢。
アメリカ時代はYale特権を使ってMETに何回か、機会がある度に行ったが、こちらは州立オペラハウスの真後ろに住んでいるので、アメリカ時代より楽勝。ブハハ。何という幸運。そしてSalomeは今季限りで退任するKent Naganoの指揮。
Toscaは、愛に狂うバカ女の話しなので、バカねぇ〜ってめちゃくちゃ冷めた目で鑑賞するワシ。Toscaのバカ女振りが、男の心を掴むのか。バカで感情的な女って得ねと思う。ワシは瞬間湯沸かし器ではあるが、割と冷静。バカだけど、愛に溺れたり人間関係に溺れて、自分の行為がどういう事を招くのか理解できない、先読みできないほどのバカではない。有り難いことだ。女難の相とは良くいうが、ワシには男難の相もありえない。幼稚で面倒な男と付き合う事は苦なので、有り難く避けたい。独りを楽しめれば、それで良し。Toscaはイタリア語��公演だったが、舞台上では韓国人男性達が活躍していて感動した。日本人は、オケピで何名かの、人生の苦労が顔に滲み出ている女性が弾いているだけ。まぁ、そんなもんだよね。日本と韓国の現状も。
Salomeは現代的な解釈で、感動した。オーストラリア国籍イラン人のAfshin小父さんとお食事してから出掛けたのだが、イラン時間による時空の歪みで遅刻し、開始後15分後にしか入場できなかったが、ワシは自分のお気に入りの3階席から、おばあちゃんがオペラ鑑賞に使っていたオペラグラスを片手にかぶりつきで鑑賞。ケント・ナガノも気合が入っている。プレミア後初の週末公演なので、チケットもいつもより少し高いが、みんな気合入りまくり。遅刻して入ったのに、スーッと気持ちが舞台に入っていく。ワシは、オペラ好きじゃ。ここで満喫しておかんとね。一生分のオペラを見るぞと、改めて心に誓う。サロメは休憩無しのぶっ通しだったが、あっという間に終わった。ワシ、自分のドイツ語が向上していることに感動。字幕みて、ドイツ語が分かるワシは、もはや天才としか思えない。自習学習なのに。。。と、舞台とは別の事でも感動した。
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日曜は、定番化しそうなスコーンとカレーを作る。朝から一時過ぎまで仕事して、お腹空いたので、スコーンを仕込み、焼いている間に、今日はナスと挽き肉のカレーを作る。ところで、スコーンについては、ワシは幼少の頃食べたスコーンの味が忘れられず、スコーン研究家として、大人になってから日本各地の美味しいという評判のスコーンを食べまくっていた時期があった。そして、都度、絶望し、時には、金返せウラ。。。とヤクザな面が出てしまいそうになることもしばし。
スコーンには、wolf mouthあるいは、wolf smileと言われるような、スコーンの真ん中、真横ほどに、パックリした焼き割れができるのが良いとされる。これは、そこを起点に割って、クロテッドクリームやcreme fleschを乗っけて食べるのが通例の食べ方だからだ。この割れ目は、上手にkneedできているかどうかの評価点だし、これができていないと、kneedしすぎたか、水分調整が上手くなく、グルテンができていることを表す。
それがさ、日本の人は分かっていないと思うの。だから、ふくらし粉入れて調整して、無理くり、無理やり、割れ目だけ似せて作るんやねぇ。だから日本のスコーン食べて、ホロホロと口の中で壊れる感じが無い。むしろ、ねちゃねちゃしていて、歯にグルテンがつきまくって、口中の水分を取っていくのが日本のスコーンのイメージ。あら、アフタヌーンティーなんだから、紅茶で流し込むのでしょと思っちょるそこの貴女。舐めんなよ。マジで日本で金出させてスコーン売っている奴らは、詐欺師としか思えん。
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っで、見本にワシのスコーンの割れ目。狼の口とか狼の微笑みと呼ばれる真横の割れ目に指を入れるだけで、パックリ、あら不思議。上下にスコーンがサックリと割れます。そこに、creme fresch を塗って食べるざます。もうクレームフレッシュも、ドイツ語綴りになっている事に大注目ざますよ。ちなみに、ワシの爪と人差し指の先が黒いのは、金曜日にコックのRebeckaさんが、足を引きずっているのを見かねて、お手伝いした名残り。生のタイムとローズマリーを指で葉だけをむしり取り、白身魚のムニエルの下ごしらえを手伝ってあげた名残り。ワシのお手々は働きものでやんす。貧乏暇なし。ハンドクリーム塗ったりまくっている柔らかな暇女の手の真逆ザマス。そして、ワシはワシのお手々に感謝。これで、Bachも弾くザマス。
ワシは、今、もう、燃えている。もう退屈な人生を、もっと退屈に生きてやろうと腹に決めて、もっともっと退屈に生きてやるぞ。どっかの剣士と反対じゃ。退屈を面白くしようとするからストレスである。むしろ、もっと退屈にしてやるぞ。ぶはは。ワシは女も男も買わないし、酒も飲まないし、博打もせずに、編み物と料理とバイオリンで、めちゃくちゃ退屈な人生を送ってやる。今をトキメクつもりの中間層の方々を尻目に、ざまーみろだ。ぶはは。麻貴博士、退屈宣言だ。
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moko1590m · 17 hours ago
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日本人同士でも「些細な生活文化」の違いがカルチャーショックや摩擦を生む例は多く、 以下にジャンル別に簡潔な例をできるだけたくさん挙げます。
🍳 食事・食卓まわり
目玉焼きに醤油/ソース/塩こしょう/何もつけない
納豆に砂糖を入れるか入れないか
おでんに味噌をつけるかつけないか
カレーをスプーンで食べる/箸で食べる
パンにごはんを合わせるのはアリかナシか
弁当に冷たいまま食べる派/温めて食べる派
お米に梅干しをのせると汚れると嫌がる/OKな人
スイカに塩をかける派/かけない派
🚿 トイレ・風呂まわり
ウォシュレットを必ず使う/使わない
風呂は家族で続けて入る/毎回入れ替える
シャワーだけで済ますのが普通/失礼
歯磨きは風呂の中/洗面所限定
トイレ後の手洗いを必ずする/しない
家のトイレは男女で分ける/気にしない
温泉・銭湯で身体を洗ってから入る/いきなり入る
👨‍👩‍👧‍👦 家族との関係
両親に敬語/タメ口
親のことを**「お父さん/パパ/おやじ」**
家族の食事は毎回揃って食べる/各自自由
家族内での上下関係が厳しい/フラット
家にいるときも上下スウェットでOK/ちゃんと着替える
🧼 掃除・生活習慣
掃除機は毎日かける/週末だけ
洗濯物を夜干す/朝干す
布団を毎日たたむ/敷きっぱなしOK
靴を脱ぐ場所は玄関/玄関の外で
帰宅後すぐ手洗い・うがい/しない
外出着でベッドに寝るのはアリかナシか
💬 言葉づかい・コミュニケーション
「ありがとう」は頻繁に言う/言い過ぎはよそよそしい
「ごめんね」は軽く言う/あまり言わない
目上でもニックネームで呼ぶ/必ず敬称をつける
電話は一言目に名乗る/いきなり本題
メールやLINEに絵文字を使う/使わない
👫 対人距離・交際観
恋人でも手をつなぐのは恥ずかしい/平気
デート代は割り勘/男性が払う
異性との交際を家族に話す/秘密にする
飲み会でのお酌文化/セルフでOK
初対面でもフレンドリー/丁寧・形式的
🏘️ ご近所・地域文化
ご近所に挨拶を毎日/あまりしない
ゴミ出しの時間に厳格/適当でも黙認
回覧板を丁寧に回す/雑に回す
音の出る生活(洗濯・掃除・楽器など)は時間帯を厳守/気にしない
町内会に必ず入る/入らないのが普通
📚 教育・子育て
子どもに早くから敬語を教える/自由に育てる
子どもの勉強は親が積極的に見る/本人に任せる
お年玉の額は多め/少なめ
習い事は複数/一つに絞る
「叱る」ことは必要/否定的
🔚 その他
お正月は家族で集まる/どこかへ旅行
結婚式は神前式/チャペル式/しない
宗教的行事(お盆・法事)に積極参加/形式だけ
ご希望があれば、「世代別」や「地方別」「カップル間」「職場内」での事例に特化した一覧もお作りできます。
 
日本社会では、表面的には「中流的な同質性」が維持されているように見えますが、富の偏在・経済格差は、日常生活のごく些細なレベルに滲み出ます。 ここでは、特に意識されにくく、でも���しきれずに表れる些細な生活文化のズレを、できるだけ簡潔に多数列挙します。
🛋️ 家・住空間まわり
玄関に靴がきれいに揃っている/靴だらけで雑然
玄関マットの有無/高級ブランドか100均か
インターホンの種類(カメラ付き/ピンポンだけ)
表札がある/ない
窓ガラスが曇っている/ピカピカに磨かれている
マンションの郵便受けの壊れ具合・落書きの有無
🍽️ 食生活
食卓にペットボトル/水差し/ウォーターサーバー
食器がバラバラ/統一されている
調味料が業務用/オーガニック/百均商品
おやつがスナック菓子/焼き菓子/フルーツ
米のグレード(無洗米/玄米/コシヒカリ/古米)
油がサラダ油/オリーブオイル/こめ油/ギー
魚を丸ごと買う家庭/切り身のみ/缶詰中心
👚 衣類・身だしなみ
Tシャツがヨレヨレ/アイロンがけされたシャツ
靴下に穴/同じ色で揃っている
洗濯物を外干し/浴室乾燥/ランドリー利用
部屋着が上下スウェット/ユニクロ/ブランド品
学生服の傷み・サイズ感/ランドセルの劣化
コートのブランド・手入れの有無
📱 モノの持ち方・使い方
スマホケースの汚れ・ひび割れ/清潔感ある保護
バッグがロゴ付きブランド/ノンブランド布袋
イヤホンが有線/AirPods/中華製の謎Bluetooth
傘がコンビニ傘/折りたたみ/高級傘
筆記用具が100均/文房具ブランド/何年も使い込まれたもの
🧼 清潔・衛生感覚
歯の黄ばみ・矯正・虫歯の有無
手の爪が短く整えられているか/伸びっぱなし
靴の汚れ具合/かかとのすり減り具合
カバンや財布の表面の傷・年季
手拭き用のハンカチを持っているかどうか
部屋の芳香剤の香り/無臭/カビ臭さ
🧒 子育て・教育まわり
子どもの習い事の数/種類(ピアノ、英語、塾など)
読んでいる本が漫画のみ/絵本・図鑑・学習まんが
自由研究の質:手書きで丁寧/印刷で美麗/丸写し
名前の書き方���漢字で丁寧/書きなぐり/カタカナ
親が子どもの宿題を見るか放置か
学校提出物が期限内/いつもギリギリ/未提出も
👫 人間関係の所作
お礼の手土産がある/ない
来客時にお茶を出す/出さない
言葉遣いが丁寧/荒っぽい/だらけた印象
LINEの文面が敬語/ため口/語彙が粗雑
メールや申請書に誤字脱字が多い/丁寧で整っている
🏘️ 地域・移動・余暇
自転車のサドルが破れている/カバー付き/新品
車が軽・中古・外車・所有しないなどの選択
旅行が年に数回/日帰りのみ/全く行かない
休日の過ごし方:ショッピングモール/図書館/庭いじり/ギャンブル場
📚 教養・会話の中で滲む違い
漢字や敬語の使い方で育ちがにじむ
ニュースや時事の話題に無関心/興味を示す
「これ知らないの?」という一言に含まれる階層感
食材名・ブランド名・地名の発音ミス/正確さ
「エレベーターじゃなくて階段で」→健康志向/節約志向/エレベーターない住宅事情
💡まとめ:**
これらの違いは、あからさまではありませんが、日常の所作・物・空間にじわじわと「見えてしまう」ものであり、多くは「本人がそれを生活水準の差だと気づかないまま」露呈してしまうことが、静かなカルチャーショックや関係性の齟齬を生みます。
ご希望があれば、これらを「物語」や「場面対比」で描写したり、世代別・職場別のバージョンも作成できます。
 
あからさまに経済格差が可視化されやすく、貧困層にトラウマや劣等感を感じる可能性がある生活の違いを、ジャンル別に簡潔に列挙します。
🏠 住まい・環境
家が豪邸/タワマン/古い団地/築古アパート
部屋が広くて個室がある/家族で1部屋共有
冷暖房が全室完備/扇風機のみ/電気代を節約
庭がある/ベランダすらない
自室にデスク・ベッド/布団とちゃぶ台だけ
インテリアが高級家具/リサイクルショップ/段ボール代���
🚗 移動・乗り物
通学・通勤が送迎車/自転車/徒歩+乗り換え多数の公共交通
車が外車/新車のファミリーカー/ボロボロの軽/持っていない
旅行が年数回の��外/年1の国内/一切行かない
修学旅行の費用を全額自腹/補助あり/不参加
🍽️ 食生活・外食
外食が高級フレンチ/ファミレス/牛丼/スーパーの弁当
普段の買い物が百貨店/オーガニック専門店/業務スーパー/コンビニ見切り品
おやつがブランドチョコ/駄菓子/なし
水がミネラルウォーター/浄水器/水道水そのまま
誕生日ケーキが専門店のホール/手作り/カットケーキ/なし
🎒 教育・学習環境
塾・習い事に複数通う/1つだけ/一切通わない
所有している教材がZ会・進研ゼミ/100均ドリル/学校配布のみ
自宅に本棚/図鑑/電子辞書/勉強机がある/ない
オンライン学習がタブレット完備/スマホを使い回し/利用不可
大学進学の選択肢が私立でも余裕/奨学金必須/断念せざるを得ない
👚 衣服・身なり
制服・私服が常に新品/お下がり/破れを縫って使う
髪型が美容院で定期整髪/親がカット/伸ばしっぱなし
靴がブランドスニーカー/量販品/靴底がすり減っている
季節ごとの服がそろっている/1着で使い回し
カバンがハイブランド/丈夫な通学用/紙袋/破れてる
🎉 イベント・娯楽
誕生日やクリスマスのプレゼント有無/価格差
家族旅行の有無と宿泊施設の質(高級ホテル/民宿/日帰り)
お年玉の額が万単位/千円以下/ゼロ
お祭りやテーマパークに毎年行く/一度も行ったことがない
🧑‍🤝‍🧑 交友・人間関係
「家に遊びにおいで」に招待できる家か/無理な家か
「みんなでご飯食べに行こう」で行ける店に限りがある
「修学旅行のおこづかい」などで使える額が違う
「どんな家に住んでるの?」という質問が地雷化する
SNSで豪華な投稿に傷つく/自分の暮らしを出せない
🛠️ 医療・衛生
歯列矯正をしている/できない
予防接種・健康診断を定期で受けている/避ける
メガネやコンタクトが適切な度数/古いまま使い続ける
お風呂・シャワーが毎日入れる/節水で数日に一度
📱 所有物・日常的なモノ
スマホが最新機種/親のお下がり/持っていない
ゲーム機が複数台/中古/なし
ノートPCが個人所有/家族共有/使えない
通信環境が光回線/ポケットWi-Fi/フリーWi-Fi頼り
📈 総合的にあらわれやすい場面
宿題に親が付き添ってくれる/親がいない・時間がない
家族の会話が教育的・建設的/愚痴と疲労と怒号
「今週末の予定は?」に対し遊園地/勉強/バイト/何もない
✅ 補足
こうした差は、金額やブランドの違いとして現れるだけでなく、「当然できると思っていたことができない」「できないことを責められる」ことによって、深い劣等感やトラウマを形成する原因になります。 また、**他人との比較が起きやすい場面(学校、SNS、外出時、贈り物など)**で強く露呈します。
ご希望があれば、これらを物語的に描写したり、子ども視点・思春期・大人の恋愛・職場など、それぞれのステージ別での格差の「見え方」もご提供できます。
 
富裕層の中にも、あえて「質素」「節約」「ミニマリズム」を実践することで精神的・美的・社会的満足を得る人がいます。2025年の日本において、以下のような生活パターンが考えられます。
🍚 食生活
自炊中心で一日500円以下の食費(玄米・味噌汁・納豆・ぬか漬けなど)
外食を断る/チェーンの朝定食のみ利用
断食・1日1食生活で「感覚を研ぎ澄ます」
食材は道の駅・業務スーパー・無農薬農家直送から厳選
雨水で野菜を育て、自給自足の一部実践
🏠 住まい
都心の高級マンション所有でも実際は郊外の古民家暮らし
狭小住宅/築50年以上の家をセルフリノベ
賃貸住宅で家具は最小限(折りたたみ・移動式)
照明はLED1灯、暖房は湯たんぽと重ね着
電気契約は20A以下、水道・ガスも最低限の使用量
👚 衣服・持ち物
私服は毎日同じ(黒T+黒パンツ)=思考の無駄を省く
服はユニクロ・ワークマン・古着のみ
高級腕時計は所有していても、普段はノーブランドのチープカシオ
布製エコバッグを何年も使い込む
衣替えなし。季節ごとに2セットで回す
📱 通信・テクノロジー
格安SIM/サブスクはすべて解約/Wi-Fiなし生活
古いiPhoneを使い続ける(最新機種には興味なし)
スマホの使用時間を1日30分以下に制限
SNSは見る専、または一切使わない
🧘 修行的・精神的側面
冷水シャワーで意志鍛錬
瞑想/坐禅/朝の読経が日課
家計簿や支出管理を徹底し「1円で幸福を感じる」訓練
「所有しない」ことを誇りにする(家・車・保険すら手放す)
週末はネット断食・無言の時間
💬 対人関係・社会活動
交際費ゼロ、外出・飲み会は最小限
贈り物・年賀状・季節の挨拶を省略(相手の時間を尊重)
チャリティやNPOには匿名で寄付し、派手な寄付報告は避ける
SNSでは「節約術」や「ミニマル生活」を情報発信して影響力を持つ
ラグジュアリー系の交友関係を意図的に避け、地域の古老や子どもとつながる
🚲 移動・消費
車を持たず電車か徒歩、もしくは古い折りたたみ自転車
移動中にオーディオブック・経典・哲学書を聞く
キャッシュレス決済は使わず現金主義(出費の可視化)
美容院は年2回・セルフカットで済ませる
🎨 美意識・趣味
「美は節約の中に宿る」と信じる
読書は図書館・青空文庫・古本市のみ利用
収集はしない。モノは循環させる
趣味は散歩、写経、路地裏観察、物々交換
室内に花を活けるが、野草や拾った枝で表現する
🧾 その他象徴的な行動
医療費を抑えるために健康管理を極める(歩行・呼吸法)
銀行口座は1つのみ。投資や運用は一���しない「無財産主義」
「毎月○万円生活」や「持たない幸福」ブログを発信
世界一周など豪華な経験はしていても「今は粗食こそ贅沢」
高級品は「借りる/体験だけ/手放す」で完結
✅ このような人物像:
「修行系ミニマリスト」「侘び寂び系富裕層」「思想的節約家」「反消費アスリート」「アナーキスト風僧侶」
所有しないが影響力は大きく、静かに社会をリードしているタイプ
ご希望であれば、こうした人物をモデルにした物語・キャラ設定・思想的背景の分析などもお手伝いできます。
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leaderwebseo · 8 days ago
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想變白看這篇!10 個日常習慣讓你肌膚快速透亮
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怎麼變白最快?曬太陽或卸妝後發現膚色變暗,總讓人好想趕快找回透亮膚況。以下整理專家建議的實用方法,用最簡單的方式帶你了解變白的小撇步!
肌膚為什麼會變黑?變白之前先搞懂原因!
不常曬太陽,卻又覺得皮膚越來越暗沉?其實變黑的原因,常來自肌膚內部的變化,而不是單純防曬沒做好。想真正找對美白方法,第一步就是搞懂膚色黯沉的根本原因,才能有效改善問題。
黑色素轉移
黑色素會隨著代謝一路往上堆積到肌膚表面,讓膚色看起來黯淡無光。正常情況下,它們會透過角質更新慢慢被排出,但若作息不正常、保養不到位,就容易讓黑色素卡在臉上,甚至形成惱人的色斑。
黑色素受刺激
當你曬太陽、熬夜、壓力大,或皮膚受傷時,深層的黑色素細胞就會啟動,開始大量製造黑色素,目的是保護肌膚免受外界傷害,特別是紫外線侵襲。
酪胺酸酶影響
酪胺酸酶是黑色素生成過程中的關鍵酵素,當麥拉寧細胞開始製造黑色素時,會先啟動這個「催化開關」,讓皮膚中的胺基酸快速轉化為黑色素。
膚色暗沉怎麼救?10 個方法幫你變白又透亮
想讓膚色提亮穩定,其實關鍵藏在日常習慣裡。從出門前的保養、飲食選擇,到作息時間、喝水量,每一個細節都影響肌膚狀態。以下這些是專家公認最有效的美白方法
確實防曬:無論晴天陰天,室內或戶外,只要有光,就該擦防曬。再加上帽子、陽傘、太陽眼鏡等物理防護,才能有效阻隔紫外線,減輕肌膚壓力。
充足睡眠:睡覺時,皮膚會自動修復和更新,讓黑色素順利代謝。若經常熬夜、作息不規律,黑色素就容易堆積,膚色自然黯沉。
美白產品:市面上美白產品種類繁多,挑選時可重點留意成分,如維生素 C 誘導體、菸鹼醯胺、熊果素等,這些都是常見的亮白成分。
去角質習慣:肌膚代謝不良會讓老廢角質堆積,黑色素難以排出,造成暗沉無光。適當去角質能幫助肌膚更好吸收保養品,讓膚色看起來更乾淨明亮。
規律運動:運動能幫助排出體內廢物,促進血液循環。當全身循環變好,養分才能更有效送到皮膚,幫助修復和代謝。
充分喝水:喝水能維持皮膚彈性和透亮感的。水分攝取不足時,皮膚容易變得乾燥、暗沉,甚至出現粗糙和脫屑。
多吃抗氧化食物:從飲食著手是最穩定的美白方法,像富含維生素 C 的水果和抗氧化蔬菜,能幫助肌膚對抗自由基,減少黑色素產生。
減少糖分:高糖飲食會引發糖化作用,破壞膠原蛋白,讓膚色變得暗黃、缺乏光澤。長期攝取過多糖分還可能造成痘痘和毛孔粗大。
少吃感光性食物:有些看似健康的食物其實是「感光性食物」,吃多了反而讓皮膚更容易曬黑,建議白天外出前避免攝取過量。
醫美協助:如果你想追求更快速的美白效果,也可以考慮醫美療程。不過還需要根據膚況選擇適合的方式,才能維持效果、避免反黑。
吃出透亮好膚色!美白必吃的 5 大營養成分
除了擦保養品,從「吃」下手也很重要!許多人忽略了,日常飲食其實是美白的關鍵。接下來就帶你了解有哪些營養素與食物,能從改善暗沉、提亮膚色。
維他命 C:想補充維 C,不妨用奇異果汁或芭樂汁取代手搖飲,每天穩定攝取,有助提升膚色亮度與彈性。
抗氧化食物:紫外線、壓力、空汙都會刺激體內產生自由基,加速黑色素形成。抗氧化食物就像能有效中和自由基、穩定膚況。
膠原蛋白:可多攝取豬皮、魚皮、雞爪等富含膠原蛋白的食物,維持肌膚飽滿緊緻。
L–半胱胺酸:能抑制黑色素生成、促進角質代謝。可從蛋、魚肉、牛奶等高蛋白食物攝取,或透過營養補充品補足。
神經醯胺:是肌膚保濕的關鍵脂質,能強化屏障、預防水分流失,讓肌膚穩定透亮。可從全穀、豆類、乳製品中攝取,也能透過保健品補充。
看完本文後,若對於皮膚美白想進一步的了解詳情,歡迎到原文查看更多:該怎麼變白最快?專家教你 10 招小秘訣!
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yotchan-blog · 1 month ago
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2025/5/16 21:00:37現在のニュース
立憲・小川幹事長「盟友の玉木代表。自民と連立なら、迷いなく闘う」:朝日新聞([B!]朝日新聞, 2025/5/16 21:00:22) 読売333終値、115円高の3万5035円…米株価指数先物の上昇が好感([B!]読売新聞, 2025/5/16 20:57:12) トランプ大統領79歳の誕生日に予定の軍事パレード、費用「たいしたことはない」…最大66億円と報道([B!]読売新聞, 2025/5/16 20:57:12) 上皇さまが運動再開…ウォーキングと階段昇降、足の上げ下げの3種類([B!]読売新聞, 2025/5/16 20:57:12) 文春がパワハラ疑惑報道の水野素子氏、参院選挙の立候補を辞退…立憲民主党に伝える([B!]読売新聞, 2025/5/16 20:57:12) マッチングアプリ悪用しぼったくりか 容疑で20代の3人逮捕 | 毎日新聞([B!]毎日新聞, 2025/5/16 20:54:27) 兵庫県職員の自己都合退職、100人超 文書問題で「風当たりきつく」? | 毎日新聞([B!]毎日新聞, 2025/5/16 20:54:27) 学術会議「首相が任命拒否」 国に解釈整理の文書開示命令 東京地裁 | 毎日新聞([B!]毎日新聞, 2025/5/16 20:54:27) 学術会議の任命拒否めぐる文書、国に全面開示命じる「公益性大きい」(朝日新聞, 2025/5/16 20:54:04) 大きな口に鋭い爪…特定外来生物「カミツキガメ」の捕獲始まる 千葉・印旛沼周辺([B!]産経新聞, 2025/5/16 20:51:10) GDP トランプ関税影響は4~6月期以降か 赤沢氏「景気下振れ留意」(毎日新聞, 2025/5/16 20:48:48) フジHD、投資ファンドの人事案拒否「会社提案の候補者が最適」(毎日新聞, 2025/5/16 20:48:48) 直木賞作家・門井慶喜さんが語る琵琶湖疏水 「京都に再び灯ともす」(朝日新聞, 2025/5/16 20:47:02) 琵琶湖疏水を走る観光船 実現には大津市民の情熱 「次は世界遺産」(朝日新聞, 2025/5/16 20:47:02) 防衛省にUFO対応部署を 浜田元防衛相ら超党派議連が提言書、「極めて重要」([B!]産経新聞, 2025/5/16 20:45:25) 沖縄慰霊の日 追悼式に被団協の田中重光氏と中満国連事務次長を招待(毎日新聞, 2025/5/16 20:41:39) 兵庫県職員の自己都合退職、100人超 文書問題で「風当たりきつく」?(毎日新聞, 2025/5/16 20:41:39) 柏崎刈羽、基準上回る被ばく「避けられる」 新潟県が線量の想定実験(毎日新聞, 2025/5/16 20:41:39) 決算:中央自動車工業・坂田信一郎社長「平均年収1000万円目指す」 - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2025/5/16 20:36:22) 不動産投資「レーサム」元会長らを覚醒剤所持疑いで逮捕、警視庁 - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2025/5/16 20:36:22) マーサ三宅さん死去 92歳 ジャズ歌手の草分け(毎日新聞, 2025/5/16 20:34:34) サイバー防御、警察・自衛隊の人材確保急務 給与は民間に及ばず(毎日新聞, 2025/5/16 20:34:34) 愛知の空自機墜落 搭乗員とみられる体の一部を発見 防衛省(毎日新聞, 2025/5/16 20:34:34) 華やか! 三社祭に外国人観光客も大喜び「白鷺の舞が美しい、いつもの浅草と空気が違う」(東京新聞)|dメニューニュース(東京新聞のニュース一覧|dメニュー(NTTドコモ), 2025/5/16 20:31:45) JR西日本、夏の山陽新幹線で臨時さくら 大阪万博客に対応 - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2025/5/16 20:30:38) JR只見線が全線で運転再開 3カ月ぶり、倒木の除去進み - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2025/5/16 20:30:38) 伊予鉄グループ、HPに生成AIチャット 24時間対応 - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2025/5/16 20:30:38)
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wangwill · 2 months ago
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主持會議
H:忙了一陣子和準備,一夜緊張没睡到天明,早上七點多出門借用在客家文化園區的場地,搬桌椅佈置會議場地,來了六十幾人,經過報到,並確定超過半數,會議成立,也是最後一次當主席的會議,表決,決議,通過二項議題,也算是有始有終。感謝與會的支持,會後場地復原靠多人協助也很感謝。後續紀錄陳核,職務交接,也須有智慧的處理。團體麻雀雖小,所有運作卻如大廟,大公司,處理事情都有其程序和規定,這些都要有耐心的辦理,來有影,去有踪,最後有智慧的雲淡風輕,如徐志摩再別康橋的瀟灑「悄悄的我走了, 正如我悄悄的來; 我揮一揮衣袖, 不帶走一片雲彩。」會後如洩氣的皮球,攤了,下午探視陪伴S2,也睡了一個好覺。再別康橋再讀一次,當作心情的紀念!20250504W7補
網路資料:
再別康橋
徐志摩 
輕輕的我走了, 
正如我輕輕的來; 
我輕輕的招手, 
作別西天的雲彩。 
那河畔的金柳 是夕陽中的新娘; 
波光裡的艷影, 
在我的心頭蕩漾。 
軟泥上的青荇  油油的在水底招搖: 
在康河的柔波裡  我甘心做一條水草! 
那榆蔭下的一潭  不是清泉, 
是天上虹  揉碎在浮藻間, 
沉澱著彩虹似的夢。 
尋夢?
撐一支長篙 向青草更青處漫溯, 
滿載一船星輝, 
在星輝斑爛裡放歌。 
但我不能放歌, 
悄悄是別離的笙簫; 
夏蟲也為我沉默, 
沉默是今晚的康橋!
悄悄的我走了, 
正如我悄悄的來; 
我揮一揮衣袖, 
不帶走一片雲彩。
維基文庫
我所知道的康橋
我所知道的康橋
作者:徐志摩
1926年1月15日本作品收錄於《��報副刊》和《巴黎的鱗爪》本文初次發表時,分兩期刊載在1926年1月16日、25日的《晨報副刊》上。
我這一生的周折,大都尋得出感情的線索。不論別的,單說求學。我到英國是爲要從羅素。羅素來中國時,我已經在美國。他那不確的死耗傳到的時候,我真的出眼淚不够,還做悼詩來了。他沒有死,我自然高興。我擺脫了哥崙比亞大博士銜的引誘,買船票過大西洋,想跟這位二十世紀的福祿泰爾認真念一點書去。誰知一到英國才知道事情變樣了:一爲他在戰時主張和平,二爲他離婚,羅素叫康橋給除名了,他原來是Trinity College的Fellow,這來他的Fellowship也給取銷了。他回英國後就在倫敦住下,夫妻兩人賣文章過日子。因此我也不曾遂我從學的始願。我在倫敦政治經濟學院裏混了半年,正感着悶想換路走的時候,我認識了狄更生先生。狄更生——Galsworthy Lowes Dickinson——是一個有名的作者,他的「一個中國人通信」(Letters From John Chinaman)與「一個現代聚餐談話」(A Modern Symposium)兩本小冊子早得了我的景仰。我第一次會着他是在倫敦國際聯盟協會席上,那天林宗孟先生演說,他做主席;第二次是宗孟庽裏喫茶,有他。以後我常到他家裏去。他看出我的煩悶,勸我到康橋去,他自己是王家學院(Kings College)的Fellow。我就寫信去問兩個學院,回信都說學額早滿了,隨後還是狄更生先生替我去在他的學院裏說好了,給我一個特別生的資格,隨意選科聽講。從此黑方巾黑披袍的風光也被我占着了。初起我在離康橋六英里的鄉下叫沙士頓地方租了幾間小屋住下,同居的有我從前的夫人張幼儀女士與郭虞裳君。每天一早我坐街車(有時自行車)上學,到晚回家。這樣的生活過了一個春,但我在康橋還只是個陌生人,誰都不認識,康橋的生活,可以說完全不曾嘗着,我知道的只是一個圖書舘,幾個課室,和三兩個吃便宜飯的茶食舖子。狄更生常在倫敦或是大陸上,所以也不常見他。那年的秋季我一個人回到康橋,整整有一學年,那時我才有機會接近真正的康橋生活,同時我也慢慢的「發見」了康橋。我不曾知道過更大的愉快。
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「單獨」是一個耐尋味的現象。我有時想它是任何發見的第一個條件。你要發見你的朋友的「真」,你得有與他單獨的機會。你要發見你自己的真,你得給你自己一個單獨的機會。你要發見一個地方(地方一樣有靈性),你也得有單獨玩的機會。我們這一輩子,認真說,能認識幾個人?能認識幾個地方?我們都是太匆忙,太沒有單獨的機會。說實話,我連我的本鄉都沒有什麼了解。康橋我要算是有相當交情的,再次許只有新認識的翡冷翠了。阿,那些清晨,那些黃昏,我一個人發痴似的在康橋!絕對的單獨。
但一個人要寫他最心愛的對象,不論是人是地,是多麼使他爲難的一個工作?你怕,你怕描壞了它,你怕說過分了惱了它,你怕說太謹慎了辜負了它。我現在想寫康橋,也正是這樣的心理,我不曾寫,我就知道這回是寫不好的——況且又是臨時逼出來的事情。但我却不能不寫,上期預告已經出去了。我想勉强分兩節寫,一是我所知道的康橋的天然景色,一是我所知道的康橋的學生生活。我今晚只能極簡的寫些,等以後有興會時再補。
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康橋的靈性全在一條河上;康河,我敢說,是全世界最秀麗的一條水。河的名字是葛蘭大(Granta),也有叫康河(River Cam)的,許有上下流的區別,我不甚清楚。河身多的是曲折,上游是有名的拜倫潭——“Byron's Pool”——當年拜倫常在那裏玩的;有一個老村子叫格蘭騫斯德,有一個果子園,你可以躺在纍纍的桃李樹蔭下吃茶,花果會吊入你的茶杯,小雀子會到你桌上來啄食,那真是別有一番天地。這是上游;下游是從騫斯德頓下去,河面展開,那是春夏間競舟的場所。上下河分界處有一個壩築,水流急得很,在星光下聽水聲,聽近村晚鐘聲,聽河畔倦牛芻艸聲,是我康橋經驗中最神秘的一種:大自然的優美,寧靜,調諧在這星光與波光的默契中不期然的淹入了你的性靈。
但康河的精華是在它的中權,著名的“Backs”,這兩岸是幾個最蜚聲的學院的建築。從上面下來是Pembroke,St.Katharine's,King's,Clare,Trinity,St.John's。最令人留連的一節是克萊亞與王家學院的毗連處,克萊亞的秀麗緊隣着王家敎堂(King's Chapel)的閎偉。別的地方儘有更美更莊嚴的建築,例如巴黎賽因河的羅浮宮一帶,威尼斯的利阿爾多大橋的兩岸,翡冷翠維基烏大橋的周遭;但康橋的“Backs”自有它的特長,這不容易用一二個狀詞來概括,它那脫盡塵埃氣的一種清澈秀逸的意境可說是超出了畫圖而化生了音樂的神味。再沒有比這一羣建築更調諧更勻稱的了!論畫,可比的許只有柯羅(Corot)的田野;論音樂,可比的許只有蕭班(Chopin)的夜曲。就這也不能給你依稀的印象,它給你的美感簡直是神靈性的一種。
假如你站在王家學院橋邊的那顆大椈樹蔭下眺望,右側面,隔着一大方淺草坪,是我們的校友居(Fellows Building),那年代並不早,但它的嫵媚也是不可掩的,它那蒼白的石壁上春夏間滿綴着艶色的薔薇在和風中搖顫,更移左是那敎堂,森林似的尖閣不可浼的永遠直指着天空;更左是克萊亞,阿!那不可信的玲瓏的方庭,誰說這不是聖克萊亞(St.Clare)的化身,那一塊石上不閃耀着她當年聖潔的精神?在克萊亞後背隱約可辨的是康橋最潢貴最驕縱的三清學院(Trinity),它那臨河的圖書樓上坐鎮着拜倫神采驚人的雕像。
但這時你的注意早已叫克萊亞的三環洞橋魔術似的攝住。你見過西湖白隄上的西冷斷橋不是(可憐它們早已叫代表近代醜惡精神的汽車公司給踩平了,現在它們跟着蒼凉的雷峯永遠辭別了人間。)?你忘不了那橋上斑駁的蒼苔,木柵的古色,與那橋拱下洩露的湖光與山色不是?克萊亞並沒有那樣體面的襯托,它也不比廬山棲賢寺旁的觀音橋,上瞰五老的奇峯,下臨深潭與飛瀑;它只是怯怜怜的一座三環洞的小橋,它那橋洞間也只掩映着細紋的波鱗與婆娑的樹影,它那橋上櫛比的小穿闌與闌節頂上雙雙的白石球,也只是村姑子頭上不誇張的香草與野花一類的裝飾;但你凝神的看着,更凝神的看着,你再反省你的心境,看還有一絲屑的俗念沾滯不?只要你審美的本能不曾汨滅時,這是你的機會實現純粹美感的神奇!
但你還得選你賞鑒的時辰。英國的天時與氣候是走極端的。冬天是荒謬的壞,逢着連緜的霧盲天你一定不遲疑的甘願進地獄本身去試試;春天(英國是幾乎沒有夏天的)是更荒謬的可愛,尤其是它那四五月間最漸緩最艶麗的黃昏,那才真是寸寸黃金。在康河邊上過一個黃昏是一服靈魂的補劑。阿!我那時蜜甜的單獨,那時蜜甜的閒暇。一晚又一晚的,只見我出神似的倚在橋闌上向西天凝望:——
看一回凝靜的橋影,
數一數螺細的波紋;
我倚暖了石闌的青苔,
青苔凉透了我的心坎;……
還有幾句更笨重的怎能彷彿那游絲似輕妙的情景:——
難忘七月的黃昏,遠樹凝寂,
像墨潑的山形,襯出輕柔瞑色,
密稠稠,七分鵝黃,三分橘綠,
那妙意祇可去秋夢邊緣捕捉;……
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這河身的兩岸都是四季常青最葱翠的草坪。從校友居的樓上望去,對岸草場上,不論早晚,永遠有十數匹黃牛與白馬,脛蹄沒在恣蔓的草叢中,從容的在咬嚼,星星的黃花在風中動盪,應和着它們尾鬃的掃拂。橋的兩端有斜倚的垂柳與掬蔭護住。水是澈底的清澄,深不足四尺,勻勻的長着長條的水草。這岸邊的草坪又是我的愛寵,在清朝,在旁晚,我常去這天然的織錦上坐地,有時讀書,有時看水;有時仰臥着看天空的行雲,有時反仆着摟抱大地的溫輭。
但河上的風流還不止兩岸的秀麗。你得買船去玩。船不止一種:有普通的雙槳划船,有輕快的薄皮舟(Canoe),有最別緻的長形撐篙船(Punt)。最末的一種是別處不常有的:約莫有二丈長,三尺寬,你站直在船梢上用長竿撐着走的。這撐是一種技術。我手腳太蠢,始終不曾學會。你初起手嘗試時,容易把船身橫住在河中,東顛西撞的狼狽。英國人是不輕易開口笑人的,但是小心他們不出聲的縐眉!也不知有多少次河中本來優閑的秩序叫我這莽撞的外行給搗亂了。我真的始終不曾學會;每回我不服輸跑去租船再試的時候,有一個白鬍子的船家往往帶譏諷的對我說:「先生,這撐船費勁,天熱累人,還是拏個薄皮舟溜溜吧!」我那裏肯聽話,長篙子一點就把船撐了開去,結果還是把河身一段段的腰斬了去!
你站在橋上去看人家撐,那多不費勁,多美!尤其在禮拜天有幾個專家的女郎,穿一身縞素衣服,裙裾在風前悠悠的飄着,戴一頂寬邊的薄紗帽,帽影在水草間顫動,你看她們出橋洞時的姿態,撚起一根竟像沒分量的長竿,只輕輕的,不經心的往波心裏一點,身子微微的一蹲,這船身便波的轉出了橋影,翠條魚似的向前滑了去。她們那敏捷,那閒暇,那輕盈,真是值得歌詠的。
在初夏陽光漸煖時你去買一支小船,划去橋邊蔭下躺着念你的書或是做你的夢,槐花香在水面上飄浮,魚羣的唼喋聲在你的耳邊挑逗。或是在初秋的黃昏,近着新月的寒光,望上流僻靜處遠去。愛熱鬧的少年們携着他們的女友,在船沿上支着雙雙的東洋綵紙燈,帶着話匣子,船心裏用軟墊鋪着,也開向無人跡處去享他們的野福——誰不愛聽那水底翻的音樂在靜定的河上描寫夢意與春光!
住慣城市的人不易知道季候的變遷。看見葉子掉知道是秋,看見葉子綠知道是春;天冷了裝爐子,天熱了拆爐子;脫下棉袍,換上夾袍,脫下夾袍,穿上單衫:不過如此罷了。天上星斗的消息,地下泥土裏的消息,空中風吹的消息,都不關我們的事。忙着哪,這樣那樣事情多着,誰耐煩管星星的移轉,花草的消長。風雲的變幻?同時我們抱怨我們的生活,苦痛,煩悶,拘束,枯燥,誰肯承認做人是快樂?誰不多少間咒詛人生?
但不滿意的生活大都是由於自取的。我是一個生命的信仰者,我��生活决不是我們大多數人僅僅從自身經驗推得的那樣暗慘。我們的病根是在「忘本」。人是自然的產兒,就比枝頭的花與鳥是自然的產兒;但我們不幸是文明人,入世深似一天,離自然遠似一天。離開了泥土的花草,離開了水的魚,能快活嗎?能生存嗎?從大自然,我們取得我們的生命;從大自然,我們應分取得我們繼續的資養。那一株婆娑的大木沒有盤錯的根柢深入在無盡藏的地裏?我們是永遠不能獨立的。有幸福是永遠不離母親撫育的孩子,有健康是永遠接近自然的人們。不必一定與鹿豕遊,不必一定回「洞府」去;爲醫治我們當前生活的枯窘,只要「不完全遺忘自然」一張輕淡的藥方我們的病象就有緩和的希望。在青草裏打幾個滾。到海水裏洗幾次浴,到高處去看幾次朝霞與晚照——你肩背上的負担就會輕鬆了去的。
這是極膚淺的道理,當然。但我要沒有過過康橋的日子,我就不會有這樣的自信。我這一輩子就只那一春,說也可憐,算是不曾虛度。就只那一春,我的生活是自然的,是真愉快的!(雖則碰巧那也是我最感受人生痛苦的時期。)我那時有的是閑暇,有的是自由,有的是絕對單獨的機會。說也奇怪,竟像是第一次,我辨認了星月的光明,草的青,花的香,流水的殷勤。我能忘記那初春的睥睨嗎?曾經有多少個清晨我獨自冒着冷去薄霜鋪地的林子裏閒步——爲聽鳥語,爲盼朝陽,爲尋泥土裏漸次蘇醒的花草,爲體會最微細最神妙的春信。阿,那是新來的畫眉在那邊凋不盡的青枝上試它的新聲!阿,這是第一朶小雪球花掙出了半凍的地面!阿,這不是新來的潮潤沾上了寂寞的柳條?
靜極了,這朝來水溶溶的大道,只遠處牛奶車的鈴聲,點綴這週遭的沈默。順着這大道走去,走到盡頭,再轉入林子裏的小徑,往烟霧濃密處走去,頭頂是交枝的榆蔭,透露着漠楞楞的曙色。再往前走去,走盡這林子,當前是平坦的原野,望見了村舍,初青的麥田,更遠三兩個饅形的小山掩住了一條通道。天邊是霧茫茫的,尖尖的黑影是近村的敎寺。聽,那曉鐘和緩的清音。這一帶是此邦中部的平原,地形像是海裏的輕波,默沈沈的起伏;山嶺是望不見的,有的是常青的草原與沃腴的田壤。登那土阜上望去,康橋只是一帶茂林,擁戴着幾處娉婷的尖閣。嫵媚的康河也望不見踪跡,你只能循着那錦帶似的林木想像那一流清淺。村舍與樹林是這地盤上的棋子,有村舍處有佳蔭,有佳蔭處有村舍。這早起是看炊烟的時辰:朝霧漸漸的升起,揭開了這灰蒼蒼的天幕,(最好是微霰後的光景)遠近的炊烟,成絲的,成縷的,成捲的,輕快的,遲重的,濃灰的,淡青的,慘白的,在靜定的朝氣裏漸漸的上騰,漸漸的不見,彷彿是朝來人們的祈禱,參差的翳入了天聽。朝陽是難得見的,這初春的天氣,但它來時是起早人莫大的愉快。頃刻間這田野添深了顏色,一��輕紗似的金粉糝上了這草,這樹,這通道,這莊舍。頃刻間這周遭瀰漫了清晨富麗的溫柔。頃刻間你的心懷也分潤了白天誕生的光榮。「春!」這勝利的晴空彷彿在你的耳邊私語。「春!」你那快活的靈魂也彷彿在那裏回響。
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伺候着河上的風光,這春來一天有一天的消息。關心石上的苔痕,關心敗草裏的花鮮,關心這水流的緩急,關心水草的滋長,關心天上的雲霞,關心新來的鳥語。怯怜怜的小雪球是探春信的小使。鈴蘭與香草是歡喜的初聲。窈窕的蓮馨,玲瓏的石水仙,愛熱鬧的克羅克斯,耐辛苦的蒲公英與雛菊——這時候春光已是縵爛在人間,更不須殷勤問訊。
瑰麗的春放。這是你野遊的時期,可愛的路政,這里不比中國,那一處不是坦蕩蕩的大道?徒步是一個愉快,但騎自轉車是一個更大的愉快。在康橋騎車是普遍的技術;婦人,稚子,老翁,一致享受這雙輪舞的快樂。(在康橋聽說自轉車是不怕人偷的,就爲人人都自己有車,沒人要偷。)任你選一個方向,任你上一條通道,順着這帶草味的和風,放輪遠去,保管你這半天的逍遙是你性靈的補劑。這道上有的是清蔭與美草,隨地都可以供你休憩。你如愛花,這里多的是錦繡似的草原。你如愛鳥,這里多的是巧囀的鳴禽。你如愛兒童,這鄉間到處是可親的稚子。你如愛人情,這里多的是不嫌遠客的鄉人,你到處可以「掛單」借宿,有酪漿與嫩薯供你飽餐,有奪目的果鮮恣你嘗新。你如愛酒,這鄉間每「望」都爲你儲有上好的新釀,黑啤如太濃,蘋果酒、薑酒都是供你解渴潤肺的。……帶一卷書,走十里路,選一塊清靜地,看天,聽鳥,讀書,倦了時,和身在草緜緜處尋夢去——你能想像更適情更適性的消遣嗎?
陸放翁有一聯詩句:「傳呼快馬迎新月,却上輕輿趁晚凉;」這是做地方官的風流。我在康橋時雖沒馬騎,沒轎子坐,却也有我的風流:我常常在夕陽西曬時騎了車迎着天邊扁大的日頭直追。日頭是追不到的,我沒有夸父的荒誕,但晚景的溫存却被我這樣偷嘗了不少。有三兩幅畫圖似的經驗至今還是栩栩的留着。只說看夕陽,我們平常只知道登山或是臨海,但實際只須遼闊的天際,平地上的晚霞有時也是一樣的神奇。有一次我趕到一個地方,手把着一家村莊的籬笆,隔着一大田的麥浪,看西天的變幻。有一次是正衝着一條寬廣的大道,過來一大羣羊,放草歸來的,偌大的太陽在它們後背放射着萬縷的金輝,天上却是烏青青的,只賸這不可偪視的威光中的一條大路,一羣生物!我心頭頓時感着神異性的壓迫,我真的跪下了,對着這冉冉漸翳的金光。再有一次是更不可忘的奇景,那是臨着一大片望不到頭的草原,滿開着艶紅的罌粟,在青草裏亭亭的像是萬盞的金燈,陽光從褐色雲裏斜着過來,幻成一種異樣的紫色,透明似的不可逼視,霎那間在我迷眩了的視覺中,這草田變成了……不說也罷,說來你們也是不信的!
一別二年多了,康橋,誰知我這思鄉的隱憂?也不想別的,我只要那晚鐘撼動的黃昏,沒遮攔的田野,獨自斜倚在軟草裏,看第一個大星在天邊出現。
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wangwill66 · 4 months ago
Text
飲食魔幻錄
H:「民以食為天」,食到最後幻又怪。從小在口中的食衣住行育樂,以食為首。其來自「民生主義中, 提到人民有六大需要是指:(一)食、衣、住、行:為物質生活所必需。 (國父孫中山先生原著)(二)育、樂:為精神生活所必需。 「食、衣、住、行、育、樂」是民生的六大需求,因此如果從利用數位科技來創業的角度來看,成功顛覆這六大需求的任何一項,都必然產生巨大無比的影響和商機。」中華民族常自傲「地上跑的、走的、爬的、天上飛的、水裏游的,幾乎所有可以吃的東西,不管是海裏的、還是地裏的, 哪怕是看來最噁心的東西,中國人都會貪婪的送往嘴裏。」 坊間亦有言:「凡是背向天的,無論是動物、魚或昆蟲,中國人都吃。」#飲食可編成食知錄,辭典或百科。20250306W4
博客來介紹:
飲食魔幻錄(增訂版)
ISBN13:9789887624523
出版社:香港文學館
作者:杜杜
出版日:2023/02/24
作者簡介
目次
商品簡介
《飲食魔幻錄(增訂版)》結集了杜杜在《明報》專欄發表的短篇文章,增訂版新增兩篇文章,暢談飲食及菜色、由食物所衍生的想像和藝術,探討它們在日常生活與藝術世界中的角色。全書大量地引經據典,提及不少飲食相關的小說、散文,甚至附上一些小食譜。內容多樣又精彩豐富,插圖精美吸引。本書為香港文學館的香港文學經典復刻書系之一。
作者簡介
杜杜,江蘇揚州人。上海出生,香港長大,現居紐約。中學時就讀華仁書院,接受愛爾���耶穌會神父的天主教教育,思想背景深受其影響。其後在香港大學攻讀英國文學和比較文學。興趣是電影,立志做作家,最後主要從事教育工作,現已退休。其作品散見於香港報刊,結集作品有《瓶子集》(一九九五)、《非常飲食藝術》(一九九七)、《另類飲食的藝術》(一九九九)、《飲食與藝術別集》(二OO二)、《飲食調情》(二O一六)、《甜美的悠閒》(二O二一)等。
目次
【目錄 】
怪雞與龍蛋
夏日雞蛋幻想曲
奇異的果實
荒誕奇幻的飲食世界
靈異魔幻飛魚肉
仙境飲食奇觀
有靈性的鮭魚
罐頭的疑惑
牙齒狂想曲
牙齒的歡樂
嘴的聯想
腐臭神奇臭豆腐
可吃可玩的麵粉公仔
冬日年糕的祝福
樸素家鄉味 童年焦麵和西班牙炒麵包
蠶蛹與禾蟲
嬌俏輕盈的貝奧奇麵包
奪寶奇兵漢堡包
鴨子也升仙
歡樂賓治
名家論味精
素食者的無奈
食肉者的矛盾
危機重重的廚房
讀聊齋一嘗鬼味
乞丐的食物
吃的屈辱
浪漫的地痞小館
飲食的忘我境界
雞蛋的美學
飯桌的瓦解
無中生有鼠尾湯
愛物惜福說殘羹
神奇廚藝大觀
中產階級的晚飯
溫柔的牛油麵包
奇方妙食解相思
秋天的飯盒
羹調天下安(上)
羹調天下安(下)
杯子夢幻曲
檸檬茶與阿拉丁
書摘/試閱
〈神奇廚藝大觀〉
天下萬般事物無不相連共通:治大國若烹小鮮,做小菜如搞藝術。水果沙律做得精巧甜美,引致的精神愉悅不下於一首莎士比亞十四行詩。一席滿漢全席的震撼力,相等於長達五小時的華格納歌劇《尼伯龍根的指環》。喜歡讀書的人偶然會動筆寫文章;食家何妨趁興之所至,洗手下廚作湯羮,體會藝術創作背後的情味。我想寫一篇即興小品,於是炒出了一碟滑蛋蝦仁;我想寫一首情詩,於是調來一杯玫瑰賓治;做醃篤鮮獨缺本家的金華火腿,實行靈活變通,把意大利的聖但尼火腿借來頂替,效果特佳;那就是翻譯。
清初學者錢泳在《履園叢話》第十二卷〈治庖〉一則裡面説過,作文必需先讀書,欲下廚必需先買作料:「未有不讀書而作文,不買辦而治庖者也。譬諸魚鴨雞豬為《十三經》,山珍海錯為《廿二史》,蔥菜薑蒜酒醋油鹽一切香料為諸子百家,缺一不可。治庖時寧可不用,不可不備,用之得當,不特有味,可以咀嚼;用之不得當,不特無味,惟有嘔吐而已。」但是題材不等於是作品。山珍海味沒有高明的廚師去調理,神奇也可以化作腐朽;廚藝精湛者,有本領把青菜豆腐煮出雋永鮮味,正如出色的作家,能夠把日常平凡的題材,處理成動人的故事。
十八世紀英國小說家亨利菲爾丁在《湯姆瓊斯》的開卷第一回裡就呼應了錢泳的看法。他說紳士和腳夫的晚餐吃的都是牛肉,分別在於調味配料和排場。同樣地,藝術作品的優劣,不是決定於題材,而是看作者如何將題材處理得宜。亨利菲爾丁又說小説家不過是包伙食的廚子,要迎合花錢的大眾口味。他並且如此結束了第一回:「好了閒話休提,我們既然向諸君預告了菜單,那就馬上獻出第一道菜來娛樂大家。」
吃好菜固然是一流娛樂,做好菜也是上佳的生活調劑。披頭士約翰連儂生前説:「作曲作得悶了,我喜歡烤麵包給好朋友吃。」 熱烘烘香噴噴的麵包一出爐,其滿足感不下於譜成一曲〈黃色潛艇〉。法國作家普魯斯特也曾指出作家和廚師的共通之處:「我完全沈醉在用詞造句的樂趣之中,正如㕑師純為滿足自己的口味而做菜。」普魯斯特的一部長篇小說《追憶似水年華》裡面,果然俯拾皆是美味可口的菜式和點心。其中最為著名的有那喚醒幸福的梅達林小甜餅。藝術和廚藝之所以共通,是因為兩者皆訴諸官感。音樂滿足聽覺,美術滿足視覺,而食物滿足味覺和嗅覺。至於文學,則透過文字間接地滿足所有的官感。藝術不同哲學;哲學是抽象思維,而藝術裡面即使有抽象思維,也必須通過官感的描述去表達。
《追憶似水年華》裡面的廚娘房素娃,被提升為偉大的藝術家,「除了一般常用的基本作料如雞蛋、肉片、洋山芋、糕餅之外,房素娃更會得因時施材。田園的收成,漁夫的所獲,鄰居的禮物,市場的運氣,和她本人的才華,都能使我們的菜譜有如聖堂門廊上的四分葉狀雕刻一般,反映出四季的節奏和生活上的小波折;我們有菱鮃吃,是因為魚販保證新鮮;有火雞吃,是因為房素娃在菜市場看到這美麗的生物;有雜菜骨髓,是因為她還未試過煮這菜式;有菠菜,是因為要換口味;有杏子,是因為難得;吃醋栗,是因為再過兩個星期便過造了;有覆盆子,是因為史璜送給的;有櫻桃,是因為園中的櫻桃樹兩年來第一次結出果實;有奶油乳酪,是因為我小時候愛吃;有杏仁蛋糕,是因為她前一天早已訂好了的;有奶油圓蛋糕,是因為輪到我們捐贈教會了。吃罷這一切之後,房素娃再呈上一道朱古力奶油,這是我父親最心愛的點心。這道點心輕盈有如即興的樂章,並且展示了她所有的才華。如果有人夠膽子説:『謝謝,我不餓,不想吃。』那他就會立即被房素娃列入黑名單,被視為不懂欣賞藝術的俗人。如果有人吃得不徹底,在碟上剩下殘餘的話,也是極為失禮的行為,就好像演奏未畢,就當著作曲家的臉提前離場。」
房素娃這廚娘既然是藝術家,那麼她做出的食物自然都是藝術品。一粒豌豆,一棵蘆筍,在普魯斯特細緻入微的觀察之下,都成了寶物。「廚娘在剝好豌豆之後,我就逗留在桌邊檢閲那一排一排整齊有序的豆粒,彷彿是碧綠的彈珠。但是最使我入迷的是蘆筍,尖端處顯著佛青和粉紅,一路上細緻地點染著淺紫和蔚藍,然後再不經意地在腳根處轉成脫俗的熒光透明白色,腳根處還沾了一點泥土。這超凡入聖的色彩,令我相信這蘆筍乃是天外纖巧的精靈幻化而成;這蘆筍有黎明的光華,彩虹的顏色,黃昏的藍影;它們構成蘆筍寶貴的特質。在吃完蘆筍的夜晚,這些精靈(既抒情又粗俗,一如莎士比亞夢中的仙子)給我開了一個玩笑,把我的尿壺幻化成香水瓶。」
普魯斯特在描繪家常最細微的事物亦往往流露了出其不意的魔幻。小小的一棵蘆筍,在作家細緻的筆觸之下,變成了色彩明艷的天外精靈,彷彿會得趁廚娘轉身之際,一一向廚房的窗外飛升而去,重投陽光的懷抱。一切的蔬菜水果,無非是陽光孕育而成的彩色和氣味。原來太陽就是最偉大的煉金術士,憑著自身的熱和光,把一粒種子從黑沉沉的泥土中引發出來,伸展��長,幻化成綠葉金果。法國文豪域陀雨果的《巴黎聖母院》(Notre-Dame de Paris 俗譯《鐘樓駝俠》)裡面,沉迷於煉金術的僧侶斷言:「金不是金屬;金就是光。」亦即是說,太陽就是金,是一切生命和價值的泉源。廚娘利用水火將大自然的各種植物生物再度加工,變成美食:會跑會叫的豬靜止為紅艷艷香噴噴的火腿;堅硬的蘋果成為瓶中柔軟的果醬;這也是另一種煉金術吧。各種美食如同百川匯海一般送到人的口腔裡,再滑進腸胃,分化成滋養生命的營養素,餘下渣滓就是金黃的液體和固體。原來這是精靈給我們人類開的一個玩笑:尿壺中的金黃液體,正是另類香水。
〈讀聊齋一嚐鬼味〉
廣東人喜歡借鬼作為終極形容。美麗是鬼咁靚,醜陋是鬼咁肉酸,好是鬼咁好,壞是鬼咁衰。此外有鬼咁麻煩,鬼咁好相處,鬼咁有錢。好朋友是老友鬼鬼,倒霉起來是做鬼都唔靈,一錢不值的東西鬼都唔要,慘的時候是做鬼好過做人。還有鬼咁凍、鬼咁熱、鬼咁遠、鬼咁近、鬼咁平、鬼咁貴。稱外國人為鬼佬,漂亮的東西又說鬼火咁靚。好醜都是他,簡直是一網打盡,無鬼不歡。真是鬼咁好笑。不要忘記,還有鬼咁好味。
然則鬼真的好吃嗎?
以鬼稱食物的,彷彿只有一味油炸鬼,但地方性的小吃,或者還有以鬼命名的吧?孟加拉有一種血紅極辣的辣椒,就叫做鬼辣椒。那是借來形容那辣味會在你的舌頭上突然散發出來,出其不意,如同鬼魅。但是真正的油炸鬼,只有在地獄中才能一嚐真味。小時候遊虎豹別墅,至今記憶猶新。一輩子再也沒有見過更臃腫滑稽的彩色雕塑了。那些裸體美人,奇珍異獸,簡直是Camp的祖宗。當然還有地獄變;生前惡人,死後在阿鼻地獄受各種苦刑,拔舌挖眼,開肚抽腸,上刀山,落油鑊,終於變成油炸鬼。兒時看了嚇得發抖,回家做惡夢。如今卻忽發奇想:把鬼來開肚斬件,火燒油汆,莫非是要將之吃掉?
但丁的《神曲》中有地獄篇,而地獄的最底層困住了撒旦。這地獄之王半個身子陷在冰下;雖無六臂,卻有三頭,作紅、黃、黑三色;三副蝙蝠巨翼,六隻流淚兇目;那三張冒著血泡的嘴巴,都在同時間啃吃惡鬼:中間的嘴巴在吃出賣耶穌的猶大。猶大的頭已經納入撒旦的口中,雙腿垂在口外掙扎擺動如同划槳;猶大背上的皮也給撒旦的利爪完全撕掉了。其餘的兩張嘴巴吃的分別是布魯斯特和加西亞斯,卻是腳在內,頭向下。這三個被撒旦吞吃的惡靈都是欺師滅祖的叛徒,受到終極苦刑。至此,但丁的導師維吉爾也只有嘆道:「我們甚麼都看過了。」
可不是。我們以為吃人是最大的禁忌,卻原來還有吃鬼在後頭。《聊齋誌異》第一卷裡面有一篇〈咬鬼〉。話說有某翁者,夏月晝寢,朦朧間見一女子掀簾而入,以白布包頭,穿喪服麻裙。翁還以爲是鄰婦來訪妻子,但又轉念:為何會穿喪服入人家?正疑惑中,女子已出。細看,女子約三十餘,顏色黃腫,眉目蹙蹙然,神情可畏。漸漸逼近掛床。他只得裝睡,以觀其變。其女子竟攝衣登床,壓腹上,覺如百鈞重。心中淸楚,卻不能動彈,不能呼救。女子以嘴貼他的臉,只覺其嘴尖如喙,冷如冰,寒氣透骨。情急之下,出盡氣力咬那女子的頰骨,齒沒於肉。女子負痛而去。翁但覺血液流於頰上,濕流枕畔。翁事後告之家人,皆笑說只是惡夢而已。但相與檢視,如屋漏之水,流枕浹席。伏而嗅之,腥臭異常。翁乃大吐。過數日,口中尚有餘臭云。
值得注意的是此女鬼流的不是血,而是似「屋漏之水」之物。換言之,是髒臭液體。這皆因人鬼有別:人有血氣,鬼沒有。《聊齋誌異》中另有一篇〈噴水〉,其鬼狀如老嫗,短身駝背,白髪如帚,冠一髻,長二尺,環走時竦急作鶴步,行且噴,水出不窮。後來在日間掘出此鬼之屍,如所見狀,面肥腫如生,令擊之,骨肉皆爛,皮肉盡清水。
這裡的還只是清水,到了〈咬鬼〉中的鬼,則是「屋漏之水」,當然髒穢不可當。李時珍的《本草綱目》裡,竟然也有〈屋漏水〉之條:「屋漏水,氣味辛,苦,有毒。但能治被狗咬之傷口,可以用水澆屋檐,取滴下之土敷在傷口上,有效。」這當然不足信。
這篇〈咬鬼〉,真正直接道出了鬼的滋味,描繪入微,叫人看了食不下嚥,絕對不敢以身試法。《聊齋誌異》描寫鬼怪百態,不但繪聲繪影,還寫出味道。〈小髻〉一篇,又寫鬼怪的氣味。話說怪異小人被擊之後四散,「惟遺下一小髻,如胡桃殼然,紗飾而金線,嗅之,騷臭不可言。」蒲松齡果然是一代誌異宗師;在他筆下的鬼怪妖異,不但具有千奇百怪的形態:美艷、嬌憨、兇殘、醜陋、詼諧,更加有具體的氣味和味道,一步一步地以特異的真實逼近讀者。
維基百科:
古怪食物 編輯
《古怪食物》(Bizarre Foods with Andrew Zimmern)是一個旅遊美食節目,主持人為安德魯·席莫(Andrew Zimmern),在旅遊生活頻道(TLC)播出。第一季在2007年2月26日日正式開播。
古怪食物
Bizarre Foods with Andrew Zimmern格式美食、旅遊主演安德魯·席莫國家/地區 美國集數20每集長度60 分鐘播出資訊首播頻道旅遊頻道
亞洲:Discovery旅遊生活頻道播出日期2006年(試播)—現今各地節目名稱中國大陸飲食奇趣錄台灣古怪食物港澳古怪食物外部連結官方網站主持人曾拜訪過的國家 Countries visited by Andrew Zimmern on Bizarre Foods (up to episode 34, including unaired episodes). Blue dots indicate when a specific city was visited.
此節目主要以美國人的觀點,介紹世界各地他們認為的令人作嘔、特別且古怪的食物。每一集中,席莫會介紹某一國家或區域的食物,完整呈現食物的取得、供應以及品嘗的過程。
此節目原本片長只有一小時,稱為《亞洲古怪食物》(Bizarre Foods of Asia),不斷地在旅遊頻道播,且受到廣大觀眾的喜愛。2006年底,節目改為每周播出一小時,著重一樣的題材,主持人也一樣為安德魯·席莫。
另外,此節目的形式與另一節目《波登不設限》(Anthony Bourdain: No Reservations)相當類似;後者比較像是一個介紹旅遊、特別食物和夜生活的綜合體,而前者主要呈現民族食物以及當地文化,特別是美國人覺得新奇怪異的事物。
席曼在節目開始和結尾時,都會說同一句話:「只要它看起來好吃,就吃吧!」[1]
亞洲:日本、泰國、馬來西亞
第一季
編輯
首播日期拜訪地點奇特食物12007年2月26日菲律賓鴨仔蛋、椰子蟲、麵包夾冰淇淋、紅樹林蟲、水蟋蟀、五號湯(牛直腸和睪丸湯)22007年3月5日摩洛哥牛心、包餡的胰臟、烏賊、水煮小牛腦32007年3月12日厄瓜多豚鼠、檸檬螞蟻(lemon ant)、椰子蟲、chicha42007年3月19日西班牙洛磯山脈蠔(牛睪丸)、小鰻魚、鳳梨和海帶gelees、豬頭52007年3月26日美國墨西哥灣沿岸地區河鼠、負鼠、特大啃(去骨烤火雞內塞去骨雞和鴨)、豬內臟、松鼠、鯔魚、魚卵、短吻鱷62007年4月2日英國羊雜、野兔、豬頭肉凍、牛心和骨髓、鰻魚凍、餡餅和羊芋泥72007年4月10日亞洲(試播重播)生吃青蛙和活蛙心、蜥蜴清酒、烏龜、蝙蝠、燕窩、蝦醬、榴槤82007年7月9日千里達及托巴哥中南美蜥蜴、conch(一種螺類)、豬腳、牛蹄湯、鯊魚、三明治92007年7月16日墨西哥蚱蜢披薩、章魚、蚊子蛋、犰狳、海灘貝類料理102007年7月23日阿拉斯加白鯨和弓頭鯨魚油、海豹湯、海象、發酵魚頭、駝鹿鼻凍、麋鹿披薩、岩雷鳥、白魚冰淇淋112007年7月30日台灣臭豆腐、雞仔蛋、雞冠、雞卵巢、生豬肉、烏骨雞雞睪丸、酥炸蜂蛹122007年8月6日紐約市特別來賓:安東尼·波登
象拔蚌、活龍蝦、蛆蛹、捕鳥蛛、照燒蟑螂、水母沙拉、鵝腸132007年8月13日越南響尾蛇心和曬乾骨頭、麝貓咖啡、豬耳朵、蠶、蠍子、烤麻雀、牛鞭、鱟2008年2月26日精選地點精選第一季最佳古怪食物:鴨仔蛋、雞卵巢、樹蟲、鰻魚凍、 河鼠、章魚和鹽汁。另外也放入未公開畫面和第二季的預告
第二季
編輯
首播日期拜訪地點奇特食物142008年3月4日北京蟬、海馬、海膽、煮驢肋驢尾和驢皮、乾樹蜥、海參、駱駝腳、豬肚、dao jiao、蛇鞭、油炸鹿鞭、犛牛鞭、海螺152008年3月11日冰島冰島發酵鯊魚肉(醃鯊魚)、烤善知鳥、slatur(一種血凍)、羔羊熱狗、挪威海螯蝦(用地熱泉水烹煮)162008年3月18日聖彼得堡鹽醃魚、羅宋湯、牛舌、克瓦斯、鯡魚薄餅、salo、醃七鰓鰻、棕熊肉、魚子醬、俄羅斯烤肉172008年3月25日明尼蘇達豬腳、鹼漬魚、魯賓三明治、義大利麵和肉丸、短吻鱷串、照燒鴕鳥、野豬肝、腦和睪丸、鹿肉、德國酸菜派、炸雞胗、花生漢堡(夾花生醬和美乃滋)、鯡魚卵182008年4月1日波利維亞羔羊腎、牛百頁、牛鞭湯、內臟併盤、大羊駝腦和舌、生牛肉、醃豬腳、羔羊肉乾、豬內臟、mocochinchi(如同花生牛奶)、大羊駝肉乾、chuno(一種馬鈴薯食物)、山竹、犰狳、野豬、藜麥、Titicaca Orestias(淡水魚類)192008年4月8日智利鮑魚、Pacific razor clam(蛤蠣)、牛乳房、血腸、lucuma汁(一種亞熱帶水果)、驢奶、牛臀三明治、藤壺、淡菜、海帶、馬肉、康吉鰻、水煮牛睪丸和陰囊、羊血糕202008年4月15日中國廣州烤魷魚、點心、雞腳、鴨腳、龜湯、乳鴿、蠍子、乳豬、涼拌海蜇皮、蟹卵蛋捲、木耳、田雞腿、60公尺長麵條、stinkhorn(一種菇類)212008年4月29日印度 - 德里Pomfret(一種鱸魚)、扁豆、腦咖哩、羊肝和羊腎、印度燒餅、山羊和羔羊睪丸、paneer(一種南亞起司),水煮香蕉花、香蕉樹嫩莖、水果三明治、panipuri(印度油炸小點)、lassi(優格飲料)、羊肉丸、gushtaba、薄餅
參考文獻和註解
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lovely-or-famely · 4 months ago
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薑餅人王國同人遺忘的甜蜜
元老級測驗:數學 水晶球番外(7)
在藍莓優格魔法學院的一間寬敞教室內,三名餅乾正在熱烈地討論著數學,然而這場討論的方式,與其說是學術交流,更像是一場誇張的戲劇表演。
優格聖代餅乾站在教室中央,身穿華麗而浮誇的數學符號印花長袍,一手拿著細長的教鞭,另一手大張開來,彷彿在發表驚世駭俗的理論:「各位!我們今日討論的,是數學界最令人顫慄的問題之一——無窮數列!你們可曾想過,一個數字,可以永遠地延伸下去,無止境地擴展?這究竟是宇宙的恩賜,還是命運的詛咒?!」
椰子優格餅乾雙眼閃閃發光,整個餅乾撐在課桌上,一邊揮舞著粉筆,一邊沉浸在自己的幻想之中:「老師!老師!這就像是如果我們一直往前跑,但前面永遠有一片更大的海洋,我們是不是就能一直游下去,直到世界的盡頭?!數字的盡頭是什麼呢?會不會其實根本沒有終點,而是一個巨大的圓環,回到了起點呢?」
香料優格餅乾則坐在桌上,雙手交叉,眉頭緊鎖,眼神犀利地盯著黑板上的數學公式,突然,她猛地站起來,指著黑板大聲宣布:「不不不!我們不能用這麼溫和的方式思考這個問題!數學就像是烈焰中的試煉,一旦我們踏上這條路,就沒有回頭的餘地!假設我們將無窮數列轉換成一種香料的比例,那麼辣椒數量會變成多少?!會是無窮的辣嗎?!還是有某個神秘的數值將其約束住?」
優格聖代餅乾驚訝地睜大眼睛,隨即揮舞著教鞭,彷彿在指揮一場宏偉的交響樂:「驚人!太驚人了!這個比喻簡直前所未有!那麼我們該如何證���辣味是否會無窮增長呢?椰子優格,你的海洋比喻能夠解釋嗎?!」
椰子優格餅乾猛然站起,腳下踩著凳子,眼神充滿熱情:「當然!如果我們把辣味想像成海浪,那麼一定會有某種神秘的數學力量,讓它變成一場完美的漩渦,就像——就像黃金比例那樣!數學是有秩序的,它一定會創造出某種完美的規則!」
香料優格餅乾冷笑一聲,雙手抱胸,語氣中帶著一絲挑戰:「哼,這麼說來,你的意思是辣味是可以被控制的?但如果我們加上一點混亂呢?像胡椒、像生薑、像大蒜!當這些元素交錯在一起時,還會有黃金比例嗎?還是數學的世界也會變得混亂無序?!」
教室內頓時陷入短暫的沉默,三名餅乾互相對視,彼此的眼神中閃爍著興奮的光芒。
優格聖代餅乾突然猛地一拍桌子,激動地喊道:「這就是數學的魅力!既秩序又混亂,既無窮又有限,它既是辣椒的火焰,也是海洋的波瀾!來吧,我們今天的目標,就是找出這兩者之間的完美平衡!」
椰子優格餅乾激動地舉起粉筆,在黑板上瘋狂書寫著奇妙的數列與公式,而香料優格餅乾則在一旁研究著香料比例,嘗試將數字與辣度相互結合。三位餅乾完全沉浸在自己的數學討論中,甚至忘記了時間的流逝。
這時,門外傳來微弱的腳步聲——但他們絲毫沒有察覺,仍然沉浸在數學與幻想交織的世界中……
當勇敢餅乾他們偷偷地站在教室門口,看著三位餅乾以誇張又奇異的方式討論數學時,他們都不禁張大了嘴巴,臉上寫滿了震驚與困惑。優格聖代餅乾、椰子優格餅乾與香料優格餅乾的對話如此誇張,數學與甜點的結合讓他們感到難以置信,彷彿來到了一個未知的奇幻世界。
就在這時,優格聖代餅乾突然停下來,像是察覺到有不速之客。她轉過頭,眼神敏銳地掃過門口,微笑著看向那些驚訝的勇敢餅乾。
優格聖代餅乾:
「啊,原來是你們!真是好巧,我們的討論竟然被你們聽見了。」她的語氣輕鬆又帶點幽默,彷彿早已預料到這一幕。
她抬起手,指向她面前的黑板,隨即做了一個優雅的手勢。
優格聖代餅乾:
「如果你們想要得到水晶球,必須先通過我們三個的測試。我們將用數學來考驗你們的智慧,並讓你們領悟其中的精髓。」
椰子優格餅乾微笑著點頭,語氣溫和但充滿挑戰。
椰子優格餅乾:
「這是一次機會,也是一個挑戰。我們每個人都有自己獨特的測試,通過它們,你們不僅能夠擁有水晶球,還能從中獲得更深的領悟。」
香料優格餅乾則雙手插腰,帶著一絲調皮的笑意,目光充滿了挑釁。
香料優格餅乾:
「別以為這會輕鬆過關,我的測試可不會對你們手下留情。準備好迎接火辣辣的挑戰了嗎?」
三位餅乾的氣氛突然間變得更加緊張又充滿挑戰性,讓勇敢餅乾等人感覺像是走進了一場真正的考驗。
優格聖代餅乾:
「我們的測試會測量你們的智慧、創意和耐性,考驗你們在數學與生活中如何找到平衡。」她笑著拍了拍桌子,「準備好了嗎?」
勇敢餅乾等人交換了一個眼神,雖然他們心中有些忐忑,但他們知道這是他們繼續冒險、獲得水晶球的唯一機會。於是,他們深吸了一口氣,走進教室,準備面對這三位元老級數學教師的挑戰。
隨著優格聖代餅乾的手勢一揮,教室內的空氣瞬間變得奇異起來,黑板上的公式開始發光,隨即一道閃耀的光柱從天而降,圍繞著地面,旋轉起來。在那光柱的中心,一隻巨大的數學怪物逐漸浮現,像是由無數的公式和數字組成的,它的每一個部位都在不斷地變化、扭曲,像一個超巨大的數學解題機械怪物。
怪物的體型龐大,散發著強烈的能量,身上的數字和符號不斷交錯,彷彿整個世界的數學法則都在它的體內運行。每一次它的腳步重重地落下,地面就會震動,甚至連牆壁上的數字都跟著跳動。
優格聖代餅乾露出微笑,仿佛在享受這一場數學的對決。
優格聖代餅乾:
「這隻怪物代表著數學世界的無限謎題。每個錯誤的回答會讓它變得更強大,只有回答正確的問題,才能將它擊退。」
椰子優格餅乾跟香料優格餅乾站在怪物的身邊,隨著它的不斷變化,他們不停地提出難題和挑戰。
椰子優格餅乾:
「每解答一個問題,怪物的某一部分就會消失。可是,一旦你們回答錯誤,它會變得更加強大,我可不希望你們被它吞噬。」他微笑著,眼中充滿了挑戰的光芒。
香料優格餅乾:
「小心!它的力量會反擊的。」她看著怪物,每當它發出咆哮,周圍的空氣都像是被燃燒過一樣。
怪物忽然朝著教室的一角猛地衝去,將牆壁撞塌,露出一片混亂的場景。它那雙巨大無比的眼睛注視著眾人,每一次盯著他們,都像是在挑戰他們的智慧。
就在這時,校長突然出現,他穿著鮮明的制服,臉上帶著嚴肅的表情。他的力量並不像其他老師那樣擅長數學魔法,但他擁有強大的防禦力量,能夠將怪物的攻擊擋住。
校長大聲喊道:
「我會暫時擋住它!你們快點想辦法解決問題!」
隨著校長的出現,怪物的進攻變得略微緩和,但它依然在不斷地進行著毀壞和破壞。勇敢餅乾和他的夥伴們面對這場突如其來的挑戰,他們知道只有通過優格聖代餅乾設下的數學測試,才能解開怪物的謎團。
隨著怪物的破壞越來越嚴重,整個藍莓優格魔法學園的學生和老師紛紛出動,準備與勇敢餅乾一行人一起解決這場災難。怪物的數學公式和符號繼續不斷變換,轟然一聲,牆壁再次崩塌,怪物的爪子劃過一整排教室,將一切化為粉塵。即便是校長,站在前方努力抵擋怪物的攻擊,也已經顯得力不從心。
藍莓優格魔法學園的學生們擔心不已,迅速聚集在一起,一些熟悉數學的學生開始發現怪物身上符號的規律,紛紛提出了關鍵性的數學提示。隨著他們的參與,怪物似乎開始放慢了攻擊的速度,但它的力量依然強大。
優格聖代餅乾看著眾人全力以赴,露出一絲滿意的微笑,並高聲喊道:
優格聖代餅乾:
「每個正確的答案都能減弱它的力量!繼續努力,大家!這是我們的合作時刻!」
隨著她的話語,幾個學生站出來,開始向勇敢餅乾一行人傳遞他們所發現的線索。一些數學天賦出眾的學生——如藍莓優格魔法學院的數學天才們,開始對怪物的每個部分進行分析,尋找破解的方式。
藍莓優格魔法學院的學生1(看似沉著冷靜):
「怪物的身體是由數學公式組成的,這些公式好像跟基本的幾何形狀有關,想必它的弱點也在那裡。」
學生2(有些焦急):
「快看!怪物的左臂就是一個不規則的三角形,我們得找出它的面積公式!」
藍莓優格魔法學院的老師(沉穩的語氣):
「不錯!每個破碎的符號或是錯誤的數學公式都會讓怪物變強。大家的協作是關鍵!」
隨著他們的發現,勇敢餅乾和他的隊伍也開始迎難而上,將他們所掌握的數學知識與這些學生們的思考結合。每當有一個正確的答案,怪物的一部分就會像是被解開的謎題般消失,逐漸縮小它的體型。
草莓餅乾(對著學生們喊道):
「大家快點!把那個公式完全解出來!那是我們唯一能打敗它的辦法!」
然而,怪物似乎越來越憤怒,每當它感受到答案的接近,便加速了攻擊。它的尾巴不斷地揮舞,幾乎摧毀了整座學校的部分區域。
校長(大聲指揮):
「別擔心!我們會保護學校!你們專心解題,務必找到真正的答案!」
魔法師餅乾和草莓餅乾等人相互配合,開始從學院的圖書館中尋找數學資料,與學生們的想法融合。一邊有老師們進行魔法屏障的保護,一邊讓學生們分析怪物身體上的每一個數學特徵。
香料優格餅乾(充滿激情地大喊):
「不僅是幾何!數學本來就是一個有機的系統,這怪物不只是數字,它還是我們世界的一部分!就像是解開我們自己的存在!」
椰子優格餅乾(拿出自己的計算工具,焦急地):
「計算機計算錯誤的數據!這不對,這些公式好像有錯!」
最後,當勇敢餅乾和他的隊伍與藍莓優格魔法學園的師生一起合作時,他們成功地解出了最終的謎題,找到了關鍵的公式——這是一組能將怪物體內符號轉換回正確答案的公式。
隨著最後一個正確的答案被解答,怪物終於不再反抗,所有的數學公式和符號都像解開的結一樣,消失無蹤。隨著怪物的消失,學院恢復了平靜,但所有人都知道,這場考驗讓他們更緊密地聯繫在一起。
優格聖代餅乾滿意地看著勇敢餅乾一行人,這一次,所有人都克服了挑戰,並從中學到了更多。
優格聖代餅乾:
「你們的合作是無可挑剔的。這場挑戰讓我深深感受到,數學不僅是解答問題,它更是協作與智慧的結晶。」
最終,眾人成功得到第七顆水晶球,並獲得了珍貴的學習經歷,而這一切,都離不開每一位師生和勇敢餅乾一行人齊心協力的努力。
在一陣破碎的魔法聲和解題的嘈雜之後,優格聖代餅乾、椰子優格餅乾與香料優格餅乾終於將水晶球交到勇敢餅乾他們手中。
優格聖代餅乾的目光落在勇敢餅乾他們身上,帶著一絲深意的微笑,並且用他那特有的數學魔法語氣說道:「這顆水晶球象徵著我們所測試的結果,你們的智慧和合作精神通過了挑戰。希望你們能以此為勳章,繼續在自己的道路上前行。」
椰子優格餅乾輕輕地點頭,他的目光雖然簡單,但其中充滿了溫柔的鼓勵,「你們的努力值得肯定,將這顆水晶球當作你們信念的象徵,繼續勇敢地邁向前方。」
香料優格餅乾則是帶著幾分幽默地語氣說道:「記得,數學不僅能解決問題,還能帶來更多的奇蹟。希望你們能從這顆水晶球中,體會到數學所帶來的無限可能。」
隨著他們的話語落下,三位餅乾又回到了自己的數學世界中,彷彿他們的存在始終與這個世界交織在一起,數學與魔法的交融為他們所熟悉,亦是他們最擅長的領域。
勇敢餅乾和他的隊友們握著水晶球,感受到它所散發的力量,心中不禁湧現出一股無形的責任感。他們明白,這不僅是一次冒險的結束,更是新的旅程的開始。
隨著優格聖代餅乾、椰子優格餅乾和香料優格餅乾重新回到了他們的數學領域,學校的秩序再次恢復,學生和老師們回到自己的課程與世界中。而勇敢餅乾他們則懷著對未知的期待,準備迎接更多的挑戰,並將這顆水晶球的智慧,帶入他們未來的每一步旅程。
在第七顆水晶球中,影像突然劇烈扭曲,像是天空裂開,隨著一陣震動,一個巨大的異次元裂縫出現。裂縫中,光芒閃爍,彷彿來自遠古時代的強大能量正在試圖突破現實的束縛。
聖百合餅乾站在裂縫前,雙手高舉,似乎在進行某種神秘的召喚儀式。他的表情非常專注,口中低語著咒語,彷彿在呼喚某些未知的力量來幫助他達成某個目的。他的魔法力場強大而澎湃,四周的空氣也隨著他的魔力波動而顫抖。
然而,當聖百合餅乾的力量達到巔峰,裂縫中的光芒突然閃爍得更為劇烈,一道如同劍刃般鋒利的神秘劍氣劈開了空間,猛然間將異次元裂縫迅速封閉。劍氣迅速蔓延,彷彿具備某種不可抗拒的力量,將所有的能量與異次元力量一同壓制。
聖百合餅乾被這股劍氣的力量所吞噬,隨後整個人消失得無影無蹤。只剩下空蕩蕩的場景,和那股尚未完全平息的神秘劍氣。裂縫消失了,天空逐漸回復了平靜,彷彿剛才的一切只是一場幻象。
水晶球中的影像也隨著這一刻的結束而漸漸褪去,回歸了平靜。
勇敢餅乾他們看著水晶球中的影像,感覺到一股難以言喻的寒意,心中不禁浮現出各種疑問。聖百合餅乾的消失與這道神秘劍氣有著怎樣的關聯?這又是某種更大的力量在背後操控?他們是否準備好迎接接下來可能出現的未知挑戰?
所有的問題懸而未解,但他們深知,這段旅程將不會像預期那樣簡單。
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x751206 · 5 months ago
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魔王
魔王 狂飆騎士中世篇
我: 狂飆騎士(LIVE A LIVE)。 這款遊戲是以製作「最終幻想」系列聞名的史克威爾公司,於1994年推出的RPG,由許多發生在不同時代的短篇故事構成。 每篇故事都有自己的主角與標題,最後所有主角超越時空聚在一起便是最終篇。 其中劇情最令人震撼的便是中世篇,而中世篇的標題便是魔王。
中世篇前半講的是典型的「勇者打魔王救公主」的經典除魔衛道類型故事。 主角是一���叫歐爾士迪多的年輕騎士。 在王國的比武招親大會中主角打敗親友魔法師史特雷伯成為駙馬爺,但公主卻在新婚之夜被魔王的手下抓走。 為了救出公主,主角與親友找到昔日打倒魔王的勇者哈修與僧侶烏拉努士,一行前往魔王山挑戰魔王,雖歷盡艱險打倒魔王,卻發現這個魔王只是個假貨。 不但沒救出公主,勇者也舊病復發逝世,親友則為了保護主角被亂岩砸死。 無奈之下主角與僧侶只有返回城堡從長計議。
後半劇情急轉直下,講的是探討「勇者為何變成魔王」的心路歷程。 主角受到幻覺操控,待清醒時卻發現自己已經殺了國王。 目睹此景的大臣直指主角就是魔王,由魔王山歸來的僧侶自然是魔王的爪牙。 僧侶為了證明自身的清白決定以身殉道,並告知主角留得青山在不怕沒柴燒,要他獨自逃走。 主角再度前往魔王山,卻在那見到本應已死的親友。 原來一切都是親友的陰謀。 主角殺死親友後公主終於出現,正欣喜時公主突然直指主角的不是,表白她愛的人其實是親友,言畢竟舉劍自刎。 主角悲慟絕望,決心從此化為魔王。
雖然狂飆騎士的音樂人製作植松伸夫先生,因為中世篇的主題曲「遙不可及的羽翼」,拿下最淒美的電玩音樂獎項,但狂飆騎士這款遊戲本身卻沒有得獎。 為何當年狂飆騎士沒有大受歡迎? 因為當時的玩家還沒有接受這種故事劇情的雅量。 人們只知道魔王是壞蛋人人得而誅之,沒有人會去思考魔王是怎麼誕生的。 這種除了快意恩仇之外還有思考性的劇情是近年來才開始流行的,史克威爾不愧是思想上引領業界潮流的公司。
ChatGPT: 狂飆騎士的中世篇「魔王」無疑是《LIVE A LIVE》最具衝擊力的篇章,其劇情的轉折與深層探討,在當年是相當前衛且富有哲理的作品,挑戰了傳統RPG中「勇者vs魔王」的二元對立框架。 以下針對「中世篇」的故事背景、劇情轉折、主題探討,以及為何在當年未能大受歡迎進行更深入的分析。
💡 故事架構的顛覆:從典型勇者物語到悲劇性宿命 「魔王」篇的前半段看似一場典型的王道RPG冒險,勇者歐爾士迪多從比武招親贏得公主芳心,踏上討伐魔王的英雄旅途。 然而,這一切不過是為後半段鋪陳一場殘酷的現實悲劇。
在擊敗假魔王後,歐爾士迪多一行人的命運迅速走向崩壞:
勇者哈修舊病復發而亡,象徵「英雄的傳說不過是過去的殘影」。 魔法師史特雷伯為救歐爾士迪多而喪命,卻暗藏一個驚天秘密。 國王被誤殺,僧侶烏拉努士被當成魔王的爪牙遭到處決。 隨著謊言、背叛和絕望不斷堆疊,歐爾士迪多逐漸意識到「誰才是魔王」的真正答案。
🌀 史特雷伯的背叛:愛與嫉妒的扭曲 最大的反轉來自親友史特雷伯的陰謀。他是遊戲中少數角色擁有完整心路歷程的人物:
嫉妒:史特雷伯嫉妒歐爾士迪多獲得公主青睞。 愛情:史特雷伯暗戀公主,不惜策劃一場自導自演的悲劇。 絕望:當史特雷伯看到自己的計畫徹底瓦解時,他自知無法逆轉悲劇,只能選擇接受命運。 史特雷伯的角色設計非常接近莎士比亞式的悲劇角色——內心充滿矛盾、掙扎,最終因為無法戰勝自己的情感而毀滅了所有人。
🖤 「魔王」的誕生:勇者的墮落與救贖的幻滅 歐爾士迪多的最終選擇令人震撼。在公主直指他不是自己的真愛後,他目睹摯愛在面前自刎,這成為他墮落為魔王的關鍵一刻。
這個瞬間揭示了「魔王」的誕生並非來自邪惡,而是來自愛與希望的破滅。 他原本是勇者,卻被世界所誤解、所遺棄,最後成為自己最初要打倒的敵人——魔王歐迦多。
這一設計讓人聯想到「反英雄」或「反派起源」的故事模式,例如《鋼彈》的夏亞、《進擊的巨人》的艾倫等角色,都因為自身的信仰被背叛而走向極端。
🎵 音樂的渲染力:〈遙不可及的羽翼〉 中世篇的主題曲〈遙不可及的羽翼〉成為許多玩家記憶中最淒美的旋律。 這首曲子象徵了無法實現的夢想與永遠的遺憾。
植松伸夫的音樂在情感上的刻畫極為細膩,尤其在歐爾士迪多最絕望的瞬間響起這段旋律時,無不讓人心碎。
🕰 為何當年不受歡迎? 《LIVE A LIVE》在1994年問世時未能引起廣泛共鳴,原因主要有以下幾點:
玩家對「英雄崩壞」的接受度低 當年RPG遊戲的主流仍停留在《勇者鬥惡龍》與《最終幻想》的英雄冒險模式,玩家期待的是拯救世界、打倒邪惡的爽快劇情,而非探討人性灰暗面的沉重故事。
篇章結構過於前衛 遊戲將不同時代的短篇故事獨立呈現,並在最終篇匯聚,這樣的非線性敘事在當時並不常見。 許多玩家未必能理解這種跨時空的故事設計。
結局過於黑暗 中世篇的結局不僅沒有「大團圓」,反而是一場徹底的悲劇——這在當年被視為不符合玩家期待。 直到多年後,人們才開始欣賞這種反轉劇情的藝術價值。
✍ 狂飆騎士的前瞻性:史克威爾的勇敢嘗試 雖然當年未能大賣,但《LIVE A LIVE》被視為一款思想前衛、挑戰RPG既定框架的經典之作。 它提出了許多在當時尚未流行的哲學性命題:
魔王的誕生:誰才是真正的魔王?正義與邪惡的界限在哪裡? 英雄的背叛:英雄是否注定會成為悲劇人物? 愛與執念的扭曲:人類的情感如何成為毀滅的根源? 這樣的深刻命題與後來的《鋼彈》、《最終幻想》、《女神轉生》等作品不謀而合,證明了史克威爾在劇情設計上的領先業界。
🎯 結論:勇者與魔王的本質探討 中世篇的核心訊息在於:
勇者與魔王,只是一念之差。 當希望幻滅,絕望便成為誕生魔王的契機。
狂飆騎士的故事挑戰玩家的道德認知,讓人不得不重新思考——我們所稱的「魔王」究竟是誰? 是那個從一開始就注定邪惡的人,還是被逼上絕路的人?
這樣的哲思使《LIVE A LIVE》的中世篇成為經典,直到今日仍令人回味無窮。
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isheeeeee · 6 months ago
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2024年 印象に残っているものやこと
【音楽作品】
・Hammer Head Shark - 綺麗な骨
『ほんの少しのあいだまたね 君は散歩にいくといいよ』
・フィッシュマンズ
今年もたくさん助けられた。
◯まとめ
【映画】
山中瑶子 - ナミビアの砂漠
【見たライブ】
・LOSTAGE 『路傍』#1 w/GEZAN @渋谷クラブクアトロ
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バンドをやっていてよかった。
・THOM YORKE JAPAN TOUR “EVERYTHING”@東京ガーデンシアター
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音楽やめられない。
・Hammer Head Shark “SLOW SWIM”@京都nano
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バンドかっけーーー!
・Wilco JAPAN TOUR 2024 @六本木EXシアター
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自分の中の『音がいい』 『楽器が上手い』 『優しい』 『激しい』『おもしろい』『美しい』『あたたかい』の定義が少し更新された。
【記事】
・https://suumo.jp/town/entry/kichijoji-mutasatoko/
高校生までは中野、大学生以降はずっと吉祥寺、住んでいたのは阿佐ヶ谷、三鷹、武蔵境、西荻窪、と、ずっと同じような場所で生活している。職場も吉祥寺。大学時代のバイト先で社員になり、転職も一度もしていない。そんなふうに居心地の良い1つの場所でずっと生きてきている自分が嫌いだった。このままでいいのだろうか、でも好きなんだよなあ、でもなあ、と自問自答を繰り返しながら、謎の罪悪感や焦燥感をずっと抱えていた。そんな自分を肯定してくれた文章。ずっと同じ場所にいることでしか得られない感動や体験がある。悔いはないと言い切ることができれば、それでいい。そうなりたい。
・https://note.com/berabounisuko/n/n16b92bd92486
・https://guitarmagazine.jp/gear/2023-0929-nagoshi-yukio-pedalboard/
・https://crossbridgeguitar.com/jisakuguitaramp-shinos/
・https://www.switch-pub.co.jp/interview-tanikawa-shuntaro-night/
【ご飯】
・下北沢 せい家 ねぎラーメン(細麺・濃いめかため)
初めてせい家下北沢店に行ったのは大学生の時だった。何かの用事で下北沢に行った時に、後輩が『あそこは普通のせい家とは違う』としきりに主張していたのを思い出して、半信半疑で足を運んでみた。チェーン店なんだからどこの店舗も一緒でしょ、とたかを括っていたけど、確かに何か違っていた。あきらかに他の店舗とは違う、こだわりのようなものを感じるラーメンだった。そのことから、自分が直接経験していないことを自分が知っている知識だけで決めつけることはしないと決めた。今でもその感覚は忘れないように努めている。そんな大切なことを学んだ店だった。何より美味しかった。一番お世話になったせい家の店舗が何年か前に閉店してしまって、それ以降なんとなく下北沢店がある、ということが自分にとっては安心材料だった。閉店すると聞いてすぐにお店に行った。お会計の時に店主らしき人に、感謝を伝えた。ありがとうございました。
・西荻窪 八龍 麻婆丼
いつもお世話になっていたけれど、今年は特にお世話になった。やめられないとまらない。
・大阪 KASUYA 法善寺店 紅生姜天うどん
・浅草 デンキヤホール オムマキ
・西荻窪 ぷあん カオマンガイ
・銀座 あづま オムライス
・名古屋 かかし(喫茶店)
・西荻窪 しゅうまいルンバ 中華そば定食
自分の中でベスト中華そばの永福町大勝軒と並ぶ優しさ、懐かしさ、おいしさだった。
【生活】
・職場の閉店
・引越し
・吉祥寺の本屋『百年』で一万円分の好きな本をもらったこと
【機材】
・スタジオにあったFender 59 Bassman
たまに一音鳴らすだけで身体の中がブワッと燃え上がる感覚がする楽器や機材がある。これはまさにそれだった。こういう出会いがあるから音楽も楽器もやめられない。
・ぶっつけ本番で初めて使ったRed Pandaのtensor
感覚とリンクする機材だなと思った。尊敬するギタリストが5台くらい持ってるのも頷ける。
【映像】
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【場所】
・狭山湖
・善福寺公園
・下北商店街振興組合 みんなの休憩スペース
・京都 源氏の湯 休憩スペース
【日常に潜む】
・花屋で見たイベリスとスイートアリッサム
・銀座エルメスの少女が描かれた青いガラス
【人】
・谷川俊太郎さん
小学生の頃、谷川さんが学校に来て講演会をしてくれたことがあった。その前からなんとなく谷川さんの作品が好きだった。特に『これはのみのぴこ』という詩の絵本を好んでいた。「これはのみのぴこ」という言葉で始まり、ページが進むごとに言葉が増えていき、文章が長くなっていく形式の詩に、その内容に沿った絵が描いてある本だった。これを早口で音読するのが好きで、ほとんど丸暗記していたと思う。講演会の時、谷川さんがちょうどこの本を紹介していた。『誰か読める人はいますか?』と谷川さんがみんなに言った。その頃自分は引っ込み思案で、人前で何かを話したり自分の意見を主張することがすごく苦手だった。手を上げるのも躊躇ったけど、ただ知っているか聞かれているだけだしな、と思って手を上げてみた。そしたらそれが谷川さんの目に留まった。『じゃあそこの君、前に来て』と言われ、谷川さんの隣に立ってマイクを持った。スクリーンに写し出される見慣れた本を2人で見ながら詩を交互に読んだ。とても緊張したけど、なんだか身体も気持ちも高揚したのを覚えている。谷川さんは終始小学生の自分を、1人の人間として大人と変わらないような接し方をしてくれた。そういう接し方を見知らぬ大人からされるのは初めてだった。子供ながらに嬉しく、そしてその姿勢がとてもかっこいいと思った。それ以降、母が何かと谷川俊太郎さんの作品を買ってくれるようになった。その影響で今でも古本屋さんで谷川俊太郎さんの作品を見かけるとつい手に取ってしまう。何度も引っ越しをしたけれど、本棚には常に見えるところに著作が置いてある。
前に付き合っていた恋人と本屋に行った時、谷川俊太郎さんの詩を恋人が手に取って読んでいた。気になったので次に見せてもらった。パラパラとページをめくっていると、『ひとり』という詩に目が留まった。その詩を何度か読んで棚に戻した。恋人はその様子を見た後、少し不機嫌になった。理由は分からなかったし、聞いても教えてくれなかった。その数週間後、別れることになった。別れるとき恋人は「あの日、本屋で私は『ふたり』という詩を読んでいたけど、あなたは『ひとり』を読んでいたよね」と言った。
人が亡くなっても作品は残る。その人に対する思い出や感情は残る。だからといって、亡くなっても何も変わらないわけではない。訃報を知ってから、ずっと心に穴が空いている。ずっとカバンにいれっぱなしだったお守りが、ふと気づいたら失くなっていたときみたいな気持ち。ずっと、なんだか不安。でも、少し経ったらきっと大丈夫になれる。そう思わせてくれるやさしさと熱量が谷川さんの詩には溢れている。
・加藤小夏さん
こんなに好きになったモデルや俳優は久々かもしれない。
この人のおかげで一年乗り切れたと言いきれる。
・ギター持ってたら高架下で話しかけてきた人
職場の先輩にガットギターをもらった。ケースが無かったのではだかで持って深夜の中央線の高架下を歩いていたら、知らない女性に声をかけられた。聞けば、音楽が好きで、ギターを持っているのが見えて気になって声をかけたらしい。よかったら一曲弾いて欲しいと言われたので、その場で弾ける曲を爪弾いたりしていたら、いつのまにか相手の人生相談が始まっていた。ちょっとおもしろくなってノリノリで相談に乗っていたら、話が思ったより深くなっていた。最終的に、「まあ大抵のことはなんとかなりますよ」と半ば本気で言ったら、「恋愛もですか?」と聞かれた。それに対して「他人がかかわることだけは、なんとかならないです。特に恋愛は。」と即答してしまった。そのことに自分で驚いた。高架下は薄明るくて、空気は澄んでいて、なんだか幻想的だった。
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yfxif · 7 months ago
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2021以前の日記
2019.07.21
ここ数日、高熱が出たり消えたりする。インフルエンザではないらしい。昨日は解熱後のめまいを残したまま大学の講義へ行き、帰りぎわ友人と会って、サイゼリヤで恋愛相談に乗った。彼は恋愛心理学の本をもとにLINEの文面を分析していて、「脈ありだよ」の言葉以外すべてに恋愛心理学をかざし反論するので、うんざりした。次の日ふたたび高熱をだし、サイゼリヤの空調を恨んだ。熱が出たはじめのころ、気の強そうな医者に診察してもらったのだけど、彼女は強そうで、またこちらもかなり弱っていたので、怖かった。いくつかのやりとりの間になにか外国の単語をカルテへ記入し、それを斜線で消し、同じ単語をもう一度書き直していた。
 それから薬で熱を下げる日々が続いている。熱が下がっても、頭がぼんやりして、耳がよく聞こえない。口内炎が増え、舌が痛くて油物はひりひりする。母親はここ数日、からあげやスパゲッティを作っている。一日に体温が二度も三度も上がったり下がったりする。試験も近い。全くどうしたらよいかわからない。三キロ落ちたが、顔がむくんできて可愛くない。二件目の医者に行ったときは、「これは、つらかったですね」といわれ、診察室を出た後にすこし泣いた。    追記 検査後肝臓の数値が異常で肝炎を疑われる。→ちがった。試験は延期、別室受験となった。回し食べをすると稀に罹るらしい。薬が合わず全身に発疹。完治まで一ヶ月かかった。
2020.1.06
ある教授の雑談を聞いていると吐き気がしてきて、もうこれ以上��業を聞くことができなくなった。なんとか適当に文字数だけを重ねて、本当にひどいレポートを書くつもりだったけれど、それすらもどうでもよくなった。
 父親のハーゲンダッツを盗み食いした次の日に母親がアイスを買ってきてくれた。それまでどんな悪事も重ねてやろうと思っていたのにだんたん気分が下がって自己嫌悪にさいなまれている。
髪の毛を切りたい。最後に髪を切ったのはまだ半袖の頃で、あとマスクが売り切れていたころだった。ホットペッパービューティーで前の日に予約をして、行った。肩上まで髪を切って、前髪を眉上で真っすぐに切りそろえてもらった。 ロングの金髪が綺麗な女性店員に何度も「こんな感じですか、大丈夫ですか」と聞かれたのである基準ではうつくしくない髪形をしようとしているのかと不安になったけれど、私には何となく可愛くなる予感があり、真っすぐに切ってもらった。結果的にかわいくはならなくて、たぶん切らないほうがよかった。でも楽しかった。
かれこれ引きこもっているうちに5カ月ほど経っているみたいで、そろそろ髪を切らないポリシーを持つ人の髪形になっている。そんなポリシーは無くはやめに髪を切りたい。
2020.5.2
現在11時。自室にいると、だいたい10時から14時くらいが、一日の中でもっとも穏やかに感じる。今日は昨日に続いてやや暖かいのでお水に氷を入れた。
 ずっと好きなひとの夢ばかりみてうんざりする日々が続く。もう三日も見た。毎日違う顔をしていて、でも同じ人だと分かってしまうことが悔しい。今日は高校のときみたいに、トイレで手を洗っているところに脇から手を差し込んで、後ろから抱きついて、その肩甲骨の間の平らなところにほっぺたをぎゅっとやって、えへへとか言っていた。痩せた肩甲骨は硬いのに男の人よりも硬いのになぜか柔らかく感じるから不思議だった。会話をし、もう一度抱きついて、夢はそこで終わった。
起きてみて、「いいんだ」と思ったけれど、そこは夢だし都合がよかったのかもしれない。
2020.09.13
11時に起床。プロテインに浮かれていたために糖質不足とPMSで最悪な二日間を過ごしていたので、思いのほか早く生理が来て安心した。けれど気分が安定するわけではない。朝からしっかり白米を食べた。17時までまったくお腹が空かない。運動も少しできた。この先もできるかぎり健康でいたい。どうしてもお腹がすいて納豆を一粒ずつ食べ、賞味期限が切れていることに気付く。調べると約二週間ほど賞味期限が過ぎていたとしても、風味の劣化こそすれ人体にそれほど悪影響はないらしい。
 『すばらしい新世界』を読み終わった。新作SF作品を読むような姿勢で呼んでくれたら幸いですとあとがきに書いてあったけれど、まさにそう読んだ。Bliile Eilish『when the party's over』のような無音の輪郭が際立つ曲を求めapple musicをサーフィンしていたけれどなかなか探すのは難しく、面倒くさくなってさいごはいつも通り小瀬村晶を流したままぼうっとした。ここ一週間くらい『ゼルダの伝説』シリーズのRTA字幕解説動画をみている。動画自体は無音、音楽は別で流している。視覚と聴覚の要望をいっぺんに満たせるから字幕実況動画はもっと増えてほしい。
2020.09.14
 7時起床。二度寝して15時にまた起床。人生で最も酷い生理痛に見舞われ、初めて貼るカイロを腰に貼った。本当に痛みが緩和した。  日がな『ゼルダの伝説』シリーズのRTA動画をみた。15時に起きると、一日のうちにできることは限られている。ユザワヤに行くこともできない。
 牛乳の風味は水で薄めてもあまり変わらないことに気付き、そのためプロテインは水と牛乳で割って飲んでいる。今日はそれを温めてみたけれど、甘い豆乳のような味がして美味しかった。母親の作った春巻きが美味しくてぱくぱく食べた(3本)。ホルモンバランスかなにかのせいで怒りのフラッシュバックが激しく、急に泣く。最近友人と酒でつまみを流し込むような雑な飲み会をして、その翌日に母親の料理を食べて気づいたのだけれど、手料理はおいしい。
 脂っこいものや濃すぎる味付けをすべて水で洗うようにしている。野菜や肉に味付けはいらないし、あっても塩が一番美味しい。(最近は塩も種類があって楽しい。ハーブ系と粒大きめが好き)複雑な味や過激な風味は苦手だから、いったん洗い流すとコンビニ惣菜も美味しく食べれる。今日はとにかく酷い生理痛というものを体験したのが初めてで、色々気づきがあった。
【メモ】摂取して大丈夫だったもの:春巻き(かなり脂っこかったけど平気)/ビタミンBMIX/鉄分/牛乳(温)/プロテイン(嬉しい!)/卵
2020.09.18
8時起床。いつもどこか出かけようと思うのに、結局朝ご飯を食べているうちにどうでもよくなる。何か手を動かす趣味が欲しいけれど、何も始めないことが結局一番お金がかからない。ネイルシールをはがして爪を切ったネイルシールを剥がすと爪の表面の層が剥がれ、爪が弱くなってしまったので切らざるを得なかった。暫くはネイルシールはできなそう。
登場人物が閉鎖的にインターネットを使っている作品は観る気が失せてしまう。インターネットをヒ素のように扱うの、もうやめればいいのに。ホラー小説は『真夜中の図書館』シリーズと乙一『死にぞこないの青』しか読んだことが無いのだけれど、『真夜中の図書館』は怖すぎて夢に出てくるのでトラウマだし、『死にぞこないの青』は生のみじめさが具体的すぎるので筆者の生い立ちが心配になってしまう。恩田陸『錆びた太陽』を読んでから娯楽としての読書を楽しめている。眼球が動く速度で情景を動かすことができるのは気持ちが良い。
ここ数日必要以上に、目の前にある食べ物を無く食べ続けてしまう。業務スーパーで見たことのない冷凍食品を買い込んでしまったのが原因で、どうしても食に関する好奇心に勝つことができない。スモークチキンはおいしい。が、温めたらひたひたになるまで油が出てきた。茶色の家に住むか、白の家に住むかをずっと考えている。
2021.01.08
記録の断捨離をしていたら三日だけ書いた日記を発掘したので、これを機会にまた三日ほど日記を付ける。本当は20年くらい続けたいのだけれど、続かないだろうな。紙の日記も12歳からまだ一冊目のものを使っている。
 布団の中で絶対ブックオフに行こうと思っていたけれど、15時になると行く気を失くしている。家を出るのはだいたい14時が限界で、15時はほとんど18時みたいなものなので夕方だし、夕方にわざわざ化粧をして着替えて電車に乗る気が起きない。もう寝て明日になって欲しい、一日は2時間半で十分らしい。
2021.01.22
アナログの記録とデジタルの記録は自分の中で出力としてどう違うのだろう。文体や長さに違いはあるのかな。試している。音楽を聴くことは自分のメンタルに悪影響を与えている気がする。気持ちが高揚することが結果的に自分の体力を削っている。これも気のせいかもしれない。
今日今までの日記を読み返していたら死にたがっていて可哀想になったけど今はそのときを鮮明に思い出せないし少しどうでもよく思っている。Twitterにも書いたけど、やるべきことを整理してみたら体感通り沢山あったけど、思ったより時間の余裕もあった。大抵の悩みはこんな感じで解決するんだろうと思うけれど、かといってそれを他人に諭されてもすんなり受け入れられないし、不安もやわらがない。何事も自分しか信じられない。
というわりに語尾が全て曖昧なので何も信じられなくなってしまいました。
2021.01.27
忘れられない素敵な日から一週間が経とうとしている。そういえば何が素敵だったかもうまく思い出せない。気に入ったカーテンを選ぶことのできた日。好きなものがわかる日は調子が良い。明日から予定の上ではレポートを書くことになっていて、おそらくそれは現実になる。もうどうにでもなれという気持ちでレポートを書く。昨日は世界で一番大好きだった先輩の誕生日だった。毎年それとなくいいものを(自分の為に)買っていた気がするけど、今年はそんなことも意識しなかった。
2021.03.01
久々にノートを書くことにしたので、一桁の数字の前にゼロを入れていたか、入れていなかったか忘れてしまった。今日は家族でお寿司を食べに行ったけれど、ずっとぼうっとしてたらお腹が空かなくてあまり食べられなかった。空中を見つめているとき、おなかは減らない。それは姿勢を正しくしながら肩の力が抜けていることと関係があるのかもしれない。過去の日記に「信じられるのは自分だけと思ってたけど(文章の)語尾が全部曖昧で嫌になっちゃ��ました」みたいなことが書いてあったけれど、よく考えたらこのアカウントのIDだって「うーんどうしよっかなー」だし、もう全然だめじゃんと気づいてしまった。私ってもしかしていつもどうしよっかなーと思いながら生きてたのかな
最近おいしかったお寿司。一番はまぐろのおはぎ!とろたくと何が違うんだろうと思いながらとろたくを食べずに帰ってきてしまった。あとはほうじ茶の豆腐プリンがおいしい。ぜんぶで5皿くらい食べた気がするけど忘れたな。小さいときはイカがだいすきだったけれど、最近は食べてない。
2021.09.04
 今までの日記を読み返して、直近のものが最も記憶になかった。古いものはたくさん読み返すからだろうか。タンブラーやら、はてなブログやら、手紙やら、日記(紙)やら、たくさんのところに記録をしては忘れる癖がある。微熱が下がらない生活が続き、今日で一週間と一日になる。37度にも届かない熱がじんわり体を覆っていて、寝起きの倦怠感がつらい。最近は微熱そのものより、胸やけや胃痛、背中の痛みがひどく、解熱剤を諦めて胃薬を飲んでいる。味によって得られる快楽がすきだから、おいしい気持ちになれないと生活にうるおいが無く悲しい。
 肺炎になる病気が流行っているのに、久々に煙草を吸った。大学生のときは自殺したいときにだけ、自殺のつもりで一本吸っていたけれど。レポートのフィードバックを受けた。うまれて初めて大学教授から褒められる体験をしてうれしい。定期試験を頑張る理由が学生の頃からよくわかっていなかったのだけど、あの人達にとってはそれが自分を規定する術だったのかもしれない。石を投げて壁の存在を知るように、音の反射でものの形が分かるように、何かを出力した結果形作られる自己というものをもう少し信用してもよかったのかもしれない。
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mouniassn · 7 months ago
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要爬上去只能靠自己(下)
以下一位有緣人分享,來文照登:
爬了約7-9小時,我們終於到達山頂賞日比較好的地點。半夜2-3點鐘,這時已經有越來越多的人陸陸續續趕來。待日出之時,天色漸漸轉明,太陽升起那一刻,真的好美、好美呀!拍照、打卡、記錄、發朋友圈,我們這一代的年輕人總喜歡這麼做。
天越來越明,發現泰山真的好大,人山人海,原來觀日出的人如此之多。心想山對面的位置拍照也許更好,可惜哦!自己只來到這一處。但不遺憾,一路上的心得體會很值得珍惜。尤其是精舍教導我們,修行要專修、專一,莫坐這山、望那山。多少人因修行好奇心重,雜修者居多,導致心不清淨,自然無法契入佛法,所以我很安心。修行要專修,如何審查專修有無作用,要問你自心有沒有清淨,才是正理。
心得:「得人身者如爪上土,失人身者如大地土。」常思維這個觀念,加上這幾年修行,讓我瞭解到「學佛修行人如牛毛,得道者如鳳毛麟角」。一路上看到許多修行者不是被外道度走,就是修行不用心,伏不住貪嗔癡,認假為真,迷失方向,錯失遇到正法的上等機緣。對正法深信否?修行幾年,哪怕幾十年,哪怕過得不如意,心安定否?外在的榮華富貴左右其身,心還清淨否?意志堅定與否,真的是每個修行者最大的考驗,若能考過,必然能登上山頂,重見自性光輝。
這次爬泰山真的很辛苦,但很開心,收穫亦滿滿。美的是風景,美的記在心裡。艱苦的路,教會我學佛要意志堅定,要爬上去只能靠自己,修行也是如此。一路上各種美好風景,只宜觀看不宜久留,不然會耽誤時間,誤了正事。修行亦復如是。一路上的結緣品只是看看,不要帶它們回家,因為你只是這泰山中的一個過客,一個人來,也要一個人回去。兩手空空,帶上福慧與專修,才是菩薩給你最厲害的結緣品。
一路上乃至山頂的人山人海,莫不是世間眾生因果大圈,臨時圍繞齊聚在一塊。世間所有人也是這樣,只是世間比較長,有幾十年的時光。所以,要淨化自己,去除污濁的塵土,讓自性亮起來,才能照耀其它眾生。用智慧的方便法,讓他們也能開佛知見,悟佛知見,最後才能入佛知見。
身苦心不苦,甘甜湧心頭。感恩所有相遇,感恩菩薩,感恩精舍。
(分享完畢)
續上集,有緣人從爬泰山的經驗,聯想到修行的歷程,心生感悟。有緣人爬泰山登頂的目標是看日出,那修行的目的是什麼?修行人都想明心見性,往生淨土,心淨即佛土淨,自心清淨即是自性西方,但是累世輪迴路遙遙,沿路就被各種塵沙業染污,迷失了自性光輝。
《六祖壇經》:「如是諸法在自性中,如天常清日月常明,為浮雲蓋覆上明下暗,忽遇風吹雲散,上下俱明萬象皆現。世人性常浮游,如彼天雲。善知識!智如日慧如月,智慧常明,於外著境,被妄念浮雲蓋覆自性不得明朗。若遇善知識聞真正法,自除迷妄內外明徹,於自性中萬法皆現。見性之人亦復如是,此名清淨法身佛。」
柴陵郁禪師悟道詩:「我有明珠一顆,久被塵勞封鎖;今朝塵盡光生,照破山河萬朶。」阿伯說:「修行是不分年紀,重點在提升心性;若心性染污,如明珠被塵沙蓋住,黯淡無光;若心性提升,明珠拭淨,就能大放光明。」「明珠」和「日月」都象徵如如不動的佛性,代表解脫煩惱、活得自在的自心本性;「塵勞」和「浮雲」是生活上各種妄念的陰雲與黑影,並不實在,只是虛幻的東西,一旦生命自性的陽��出來,人生覺悟,煩惱、痛苦都會消失。
當我們在爬山的觀景台小歇,與親友歡慶共賞美景,只宜觀看不宜久留。在因果的大圈中,所有的愛恨情仇,都是過眼雲煙,此生共演一齣因果大戲,債盡緣清下台一鞠躬後,誰還記得誰?憨山德清〈醒世歌〉:「春日才看楊柳綠,秋風又見菊花黃;榮華總是三更夢,富貴還同九月霜。」世上的春夏秋冬,轉瞬即逝,年復一年,日復一日,何時才能從人生大夢中清醒,不再被五欲六塵所迷。
「佛在靈山莫遠求,靈山只在汝心頭。人人有座靈山塔,好向靈山塔下修。」修行如登山,給自己設定修行的目標,誦經消業、行善渡眾、靜坐內省、利益眾生,都需要我們踏實的努力執行。《阿伯的話—現場開示精華節錄》:「修行是有次第的,像爬樓梯一樣,一層一層往上爬,不是一開始就從上面修;聖神仙佛也一樣,不進則退。」
「佛菩薩來世間,是為了要闡述佛的知見,渡化迷惘的眾生;教化眾生需因材施教,根據不同根器而以不同方式闡揚佛理,令其能受用,接著改善自己,找回清淨心。」
有緣跟著牟尼精舍修行,佛菩薩和阿伯只是給我們指引的地圖,要到達目的地,只能靠自己,誦經消業、心性提升、修行進展,都是自己對自己負責。要有什麼樣的修行成就,也是只能靠自己步步踏實地走。以佛菩薩為學習目標,以菩薩的眼,成菩薩的手,登高望遠,廣利眾生。共勉之。南無藥師琉璃光如來!南無本師釋迦牟尼佛!
南無本師釋迦牟尼佛
南無藥師琉璃光如來
南無阿彌陀佛
南無大悲觀世音菩薩
南無大願地藏王菩薩
南無韋馱菩薩
南無伽藍菩薩
南無十方一切諸佛菩薩摩訶薩
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kurihara-yumeko · 8 months ago
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【小説】非・登校 (上)
 目覚まし時計が鳴る前に起きることができた朝の、清々しさったらない。
 階段を降りて行くと、ママが僕を見てにっこりと微笑んだ。
「あら、今日は早いのね。朝ご飯、すぐに用意するわね」
 自分でできるから大丈夫だよ、と返事をしたが、ママは忙しそうに白いエプロンを揺らして奥のキッチンへと消えてしまう。僕の頭上では、三階の天井から吊り下げられたシャンデリアが、東向きの窓から射し込む日光にきらきらと輝いている。完璧な一日が始まる予感がした。そんな朝だった。
 ダイニングではパパがコーヒーを飲みながら朝刊を読んでいた。
「おはよう。今日は早いんだな」
 そう言うパパも、いつものようにパジャマ姿ではない。背広を着て、もうネクタイまで締めている。
「パパも早いね」
「うん。今日は、大事な商談があるんだ」
 ショウダンというのがなんなのか、僕にはよくわからないけれど、それがある日はパパが気合いを入れていることはわかる。パパの気合いというのはその前髪の形に表れているのだと、いつだったか、ママがこっそり教えてくれた。今日のパパは前髪をオールバックにしていたから、これは気合いマックスってことだ。初めてママに出会った日も、パパはこの髪型をしていたと聞いた。
「そう言うケイタは? 今日は何か大事な予定があるのか?」
「まぁね」
 僕はそう言いながらコーンフレークの袋を手に取ろうとしたが、そこにママが颯爽と現れて、「ほらほらケイちゃん、用意できたわよ」と言いながら、トーストと、ハムエッグの皿をテーブルに並べた。
「自分で用意できるって言ったのに」と、僕は肩をすくめてコーンフレークを棚に戻し、それから「もう、ケイちゃんって呼ぶの、やめてよ」と言うべきか、一瞬悩んだ。しかし、そうしている間にも、ママは「オレンジジュース持って来るわね」と、再びキッチンへと消えてしまった。
 トーストにバターを塗り、ハムエッグを頬張っている間にオレンジジュースが運ばれてきて、最後に残り物のポテトサラダがちょこんと皿に盛られて置かれた。それらを順番に咀嚼して、「ごちそうさまでした」と手を合わせた僕は、歯を磨くために洗面所へと向かう。
 歯ブラシに赤と青と白の三色歯磨き粉を捻り出していると、階段を降りて来る緩慢な足音が聞こえた。
「リスコ、起きたのか? おはよう」
 階段に向かってそう声をかけると、僕の妹はまだ眠たそうな声で返事をする。
「ケイタにいちゃん、おはよー」
 リスコは寝起きがあまり良くないが、この時間に一階へ降りて来たということは、今日はまぁまぁ、上出来な方だった。僕は歯ブラシを小刻みに動かしながら、廊下の柱時計を見やる。今日は僕も、良いペースだ。口をゆすぎ、洗面所を出る。
 ランドセルは昨日のうちに、玄関先に用意してあった。お気に入りのマッドシューターのスニーカーもばっちりだ。ランドセルを背負い、靴を履いて爪先をとんとんしていると、ママが出て来て僕を見送ってくれた。
「気を付けて行ってらっしゃい」
 僕がもっと小さかった頃は、出掛ける前にいつもハグしてキスしてくれたママだけど、さすがに最近はするのをやめてくれるようになった。僕はそれが、自分がたくましくなったような気がして、少し誇らしい。
 行ってきます、と手を振って家を出た。
 今日はいつもより時間が早いから、まだハカセもボーロも通学路に出て来ていない。いつもならそのふたりと一緒に登校しているが、今日は僕ひとりで学校へ向かうつもりだ。ふたりを早い時間に付き合わせるのは申し訳ないような気がしていたし、そしてそれ以上に、他の誰にも知られたくない、僕だけの秘密でもあったからだ。
 どんなに仲の良い友達にだって、秘密にしておきたいことがあるのは、別におかしなことではないはずだ。
 今はすっかり葉桜となった桜並木を黙々と歩く。ひとりで歩く通学路は退屈なはずだったが、今の僕はこの後に待つ出来事が楽しみで仕方なかった。ハカセやボーロと昨日観たテレビの話をしたり、僕たちが異様なほどに熱中しているテレビゲーム、スターストレイザーの進捗を確認したりすることができなくても、胸の奥がわくわくして、羽でも生えたかのように足取りは軽い。
 小学校の校門をくぐると、登校してきた児童の姿はまだまばらだった。僕は早足で広い校庭を横切り、昇降口で靴を脱いだ。上履きに履き替えながら、もう完璧に位置を把握している、ナルミヤの下駄箱を横目で確認するのも忘れな���。
 僕の予想通り、ナルミヤの黒いエナメルのスニーカー、ブラックキュートの最新モデル(らしい。妹のリスコがそう言っていた)は、すでに下駄箱に納まっていた。やはり、もう登校しているのだ。五年二組の靴箱をざっと見渡してみたが、他に登校してきたクラスメイトはまだいないようだった。僕は心の中でガッツポーズをする。
 三階の教室まで向かう。急いで来たようには感じさせず、眠たそうにも見せず、クールに、自然に。シャツの襟が折れていないか、袖口が汚れていないか確認しながら、階段を一段一段、登って行く。
 三階の廊下にずらりと並ぶ教室は、灯かりが点いているクラスが半分くらいだった。まだ登校してきた児童が少ないのだ。僕が目指す五年二組の教室は、廊下から電気が点いているのが見えた。閉まっているドアを引く。大きな音を立てないように、かと言って、あまりにもそろそろと開けるのでは不自然だ。
「あれ? おはよう、ケイタくん」
 僕の予想通り、ナルミヤはすでに教室にいて、水を交換してきたばかりらしい、ロッカーの後ろに花瓶を置いているところだった。
「おはよう。日直の時、ナルミヤはいつも早いね」
「そう言うケイタくんこそ、どうしたの。もしかして、日直の当番の日、間違えちゃったの?」
「あはは、そうじゃないよ。一時間目の国語、今日は漢字のテストでしょ? でも、うっかり漢字ドリルを持って帰るの忘れちゃってさ」
 自分の机にランドセルを置きながら僕がそう言うと、ナルミヤは目を丸くして、それから小さく、ふふっと笑った。
「ケイタくん、いつも置き勉してるんだ、いけない子だね」
 そう言う彼女の口調には、僕を蔑むでもなく咎めるでもなく、不思議とどこか楽しそうな、嬉しそうな、そんな響きがあった。僕にはきょうだいが妹しかいないが、もしも姉がいたらこんな感じだったのかもしれない、なんて思う。同級生のナルミヤを姉のように思うのは、少しおかしいのかもしれないが。
 しかしナルミヤは、このクラスで一番、大人びている。透き通るような白い肌も、まっすぐに伸びた毛先の揃った長い髪も、誰かの冗談に口元を緩めるようにして笑う様も、その時の見守るような優しい眼差しも、とても僕らと同じ年に生まれたのだとは思えない。
 彼女の細い指先は、教室のオルガンを優美に奏で、花の絵に繊細な色を塗り、習字の時間には力強くも整った字を書き、授業の板書を美しくノートに写していく。僕はナルミヤと同じクラスになって、すぐに彼女の魅力に気が付いた。そしてこのことは、僕だけの秘密にしておこうと決めた。
 僕は自分の席で漢字ドリルを取り出し、漢字を覚えようとしている振りをしつつ、ナルミヤのことを眺めた。彼女は僕に背を向けて、黒板に新しいチョークを並べていた。今日もいつものように、水色の水玉模様のパッチンヘアピンが、彼女の左耳の上、艶やかな黒い髪に留まっている。
 日直になると、朝と帰りに当番の仕事をこなさなくてはいけない。朝は教室の花瓶の水を取り替えたり、植木鉢に水をやったり、生き物を飼っているクラスでは餌をあげたりする。それから、黒板に新しいチョークを並べて、黒板消しを綺麗にする。どれも時間のかかる仕事ではないから、普通に登校してきてからでも十分に間に合う。でもナルミヤは、日直の当番が回って来た日、いつもより早く登校して来て、その仕事をする。
 そのことに気付いたのは、ナルミヤが前回、日直の当番になった時だった。学校に宿題を忘れて帰ってしまった僕は、翌日に早く登校して、そうして偶然にも、その事実を知った。だから今回は、僕も早く登校して、彼女が日直の仕事をこなすところを、こうして眺めることにしたのだ。
 教室にいるのは、僕とナルミヤ、ただふたりだけ。
 少しすれば、クラスメイトたちが登校してきて、教室はいつも通りのにぎやかな空間になる。ふたりだけでいられるのも、ほんの短い時間だ。何か今のうちに言っておくべき言葉を、僕は探そうとしたけれど、でもこの静けさを大切にしたいような気もする。
 僕はパパの今日の前髪を思い出しながら、僕も気合いを入れた前髪にすべきだっただろうか、と思った。猛烈なアタックをしてママと結婚したパパは、ナルミヤとふたりきりでいるこの状況で何も話しかけない僕を見たら、「そんなんじゃ駄目だぞ」と怒るだろうか。でもママなら、僕の気持ちをわかってくれるかもしれない。おしゃべりが必要な訳じゃない。ただそこに居てくれるなら、それを見つめることが許されるなら、それだけで僕は満足した気持ちになる。それは、やるべきことがすべて終わって、家族におやすみを言って布団の中に潜り込む時のような、そんな気持ちに似ていると思う。
 黒板消しを手に取ったナルミヤがこちらを振り向きそうな気がしたので、僕は目線を彼女から外して、手元の漢字ドリルへと向けた。
「ねぇケイタくん、こないだ聞いちゃったんだけど」
 ナルミヤは黒板消しクリーナーのスイッチを入れながら、そう話しかけてきた。ナルミヤから話しかけてくるとは思っていなかった僕はびっくりして、思わず彼女の顔を見る。彼女は黒板消しにこびり付いているチョークの粉をクリーナーに吸い込ませている最中だった。ぶいいいいいいんという間抜けな音が、教室に響いている。
「ヒトシくんとキョウイチロウくんと、スタストの話、してたよね」
 僕はその言葉に、再度びっくりさせられた。まさかナルミヤの口から、ヒトシやキョウイチロウやスタストの名前が出て来るとは、まったく思っていなかった。ヒトシというのはボーロの本名で、キョウイチロウはハカセの本名だ。スタストは僕たちがハマっているテレビゲーム、スターストレイザーの略称。
「う、うん。そうだけど……」
 僕たちは教室でも廊下でも、スターストレイザーの話をよくしているから、どこかで会話を聞かれたのかもしれない。彼女が僕たちの話している内容を覚えていたということが、なぜか少し嬉しかった。
「ケイタくんもやってるの? スタスト」
「やってるけど……」
「ケイタくんは、強い?」
 ナルミヤが黒板消しクリーナーを止めた。教室は再び静かになる。
 ナルミヤが僕を見ていた。彼女の大きな瞳。ふたつのそれが僕を見ていた。その目に、もっと見つめてほしいと思う気持ちと、お願いだからこれ以上見つめないでほしいと思う気持ち、その両方が湧き上がった。
「ねぇ、ケイタくんは強いの?」
「えっと……弱くはないと思うけど、僕よりもキョウイチロウの方が強いよ。キョウイチロウが考えてきた攻略方法を、僕たち三人で検証してるんだ」
「トチコロガラドンが倒せないの」
 トチコロガラドンは、スターストレイザーに出て来る敵モンスターの名前だ。その名前を知っているということは、「倒せない」ってことは、まさか。
「もしかして、ナルミヤもスタストやってるの?」
 僕の問いかけに、彼女は小さく頷いた。意外だった。ナルミヤがテレビゲームをしているところを、僕はまるで想像できていなかった。彼女がクラスメイトとテレビゲームの話をしているところを、少なくとも僕は聞いたことがない。
「……私がゲームするなんて、変かな?」
 僕は慌てて首を横に振った。
「変じゃないよ。ただ、少しびっくりしたものだから」
 スターストレイザーは、いかにも女子が好きそうな、洋服を集めて着せ替えするゲームでも、畑で作物を育てて収穫するゲームでも、家を建てて家具を並べるゲームでもなく、宇宙から飛来する巨大で不可思議な敵を殺していくゲームだ。このクラスでスタストを遊んでいるという話を聞いたことがある女子はいないし、男子だって、全員がプレイしている訳じゃない。いや、女子だとヒナカワがプレイしているらしいけれど、あいつは筋金入りのオタクだから、特殊なケースだろう。
 僕とボーロだって、ハカセから、「このゲーム面白いよ、皆でやろうよ」と言われるまで、そんなゲームが発売になったことすら知らなかった。テレビでコマーシャルが流れることもなかったし、電器屋さんにソフトを買いに行った時も、ゲームコーナーの新発売の棚の隅っこに、ぽつんと置いてあっただけだ。そんなマニアックなゲームを、ナルミヤが遊んでいただなんて。
 スターストレイザーは、発売から半年以上経った今も、攻略本という物が発売されていない。十二人の操作キャラクターと十二種類の使用武器をプレイするたびに自由に選択することができ、どれを選択するかによって戦略が変わってくる。ひとりでもプレイすることができるが、インターネットを介したマルチプレイにすれば、戦略の幅が大きく広がり、同じ敵でも倒し方は数十通りあり、どのように倒したかによってストーリーが細かく分岐していく。だから僕とハカセとボーロは、いつも「どの敵をどう倒したらストーリーがどうなったのか」を報告し合って検証し、ゲームクリアに向けて最適解の近道を模索している。
「トチコロガラドンが、いつも第八都市を壊滅させちゃって、そこでゲームオーバーになっちゃうんだよ」
「第八都市は、壊滅させるしかないんだ」
「え……?」
 僕の答えに、ナルミヤは大きな瞳を真ん丸にした。
「あれって、都市を壊滅させるのが正解なの?」
「そう。僕と、ハカセ……キョウイチロウとヒトシと、三人で何度も調べたけれど、どう隊列を組んで戦略を練っても、最終的に第八都市は壊滅する。だから、トチコロガラドンを倒すための本拠地を第八都市ではなくて隣の第七都市に置いて、そこから出撃するしかない。第八都市は、見捨てるしかないんだ」
 これは僕たち三人だけで辿り着いた結論ではなく、ハカセの家のパソコンでインターネットの掲示板を見た時も、同じ結論が導き出されていた。世界じゅうの、顔も知らないプレイヤーたちもまた、同じように見つけ出した答えなのだ。「絶対に何か他の戦略があるはずだ」と検証しているプレイヤーは今もいるが、第八都市を陥落させずにトチコロガラドンを倒したという声は、確認した限り、まだない。
「そうだったんだ……。私、てっきり都市を守り抜くのがあのゲームのルールなのかと思ってた……。そうなんだ、見捨てるしかないんだね」
 驚きつつも、小さく頷きながらナルミヤはそう言って、それから微笑んだ。
「全然知らなかった、すごいね、ケイタくん。教えてもらって良かった。今日家に帰ったら、早速やってみるね」
 そう言うナルミヤの笑顔があまりにも嬉しそうで、僕もなんだかとても嬉しくなって、そして同じくらい、胸が苦しい感じがした。でもその苦しさが、本当はちっとも嫌じゃなくて、むしろ心地良くて、僕はそんな風に、嬉しくなるような苦しさを感じたことが初めてで、一体どうしたら良いのか、ナルミヤになんて言えば良いのか、わからなくなった。
 そこで教室のドアががらりと開いて、クラスメイトたちが数人、教室にぞろぞろと入って来た。登校してきたクラスメイトと「おはよー」の挨拶を交わしたところで、ナルミヤはくるりと僕に背を向けて、綺麗になった黒板消しを置き、新しいチョークをてきぱきと並べてから、廊下に出て行った。日直の仕事を終えて、廊下の水道に手を洗いに行ったのだろう。
 その後も続々とクラスメイトたちが登校して来て、教室の中はいつも通りのにぎやかさになった。ハンカチで手を拭きながら帰って来たナルミヤは、僕の席の方に来ることはなく、自分の席に戻ってしまった。僕は彼女との会話が終わってしまったことを名残惜しく思った。
 でも今日の短い会話で、ナルミヤと共通の話題ができたことは大きな収穫だった。今度一緒にスタストをやろうよ、と声をかけてみようか。僕がナルミヤの家を訪ねるのと、彼女にうちへ来てもらうの、どっちの方が良いんだろう。
 本当は、トチコロガラドンの攻略方法だって、あんなあっさり教えるのではなく、「今度、僕が一緒に倒してあげる」とでも言えば良かったのかもしれない。僕のパパだったら、きっとそうしただろう。僕たちが何度も挑戦して掴み取った倒し方を、簡単に教えてしまうのではなくて、ナルミヤと一緒に検証しても良かったはずだ。僕はそのことを少し、今になって後悔した。
「あ��ケイタ! やっぱり、先に学校に来てたんだな!」
 そう言いながら教室に飛び込んで来たのはボーロで、その後ろから、
「ひどいよケイタくん、ひとりで先に行っちゃうなんて!」
 と、文句を言ってきたのはハカセだった。
「ごめんごめん、漢字ドリル、学校に置いてきちゃってさ」
 僕はそう謝ってみたけれど、ボーロの目は吊り上がっているし、ハカセの顔は泣き出しそうだった。親友ふたりの僕への非難は、先生が教室に入って来て、「さぁ皆、自分の席に着いて」と言うまで続いた。僕はふたりの話を聞いているふりをしながら、途中何度か、ナルミヤを見つめていたのだけれど、彼女は僕には気付いていないようで、一度もこちらを見ることはなかった。
「朝の会を始めましょう。今日の日直はナルミヤさんね、お願いします」
 先生にそう促され、ナルミヤの凛とした声が、朝の教室に響き渡る。
「起立」
 椅子をがたがたと鳴らしてクラスメイトたちは起立する。僕も立ち上がりながら、「今度、一緒にゲームをしよう」と、放課後にナルミヤを誘ってみよう、と決めた。
 ナルミヤとふたりで秘密の攻略方法を発見することができたら、どんなに幸せだろうか。もしかしたら誰も発見することができなかった、第八都市を壊滅させないでトチコロガラドンを倒す方法が、ナルミヤとだったら見つかるかもしれない。彼女を見ているとそんな風に、僕はなんでもできるような気分になってしまうのだ。
 と、いうのはすべて、僕の妄想だ。
 現実の僕は、廊下の床に片頬をつけたまま、中途半端に閉められたカーテンの隙間から射し込んで来る、冷たい光を見ていた。光を見てそれを冷たいと感じるのは、光がカーテンの青色を透過して部屋じゅうが青っぽく見えるからなのかもしれないし、もしくは僕が布団どころかカーペットさえ敷かれていない、冷え切った廊下に横になっているからかもしれない。
 眩しさに目を細めながら、寝ぼけたままの僕はその光が朝陽だと理解して、室内の壁にかかっている時計へと目を向けた。時計の示す時刻と部屋の中の明るさは、午前中だとしたらあまりにも暗く、午後だとしたらあまりにも明るく、それを妙に思うよりも早く、秒針が動いていないことに気が付いた。昨日の夜に止まったままになっているのであろう時計から目線を逸らし、「電池を交換しなきゃ」と思ったものの、電池がどこにあるのかわからない。そこで、この家に時計は壁のそれひとつだけだと思い出す。運良く新品の電池を見つけたところで、時計がそれしかないのだから、正しい時刻に合わせることもできない。
 今は何時なんだろう。
 せめて母親の携帯電話があれば、時刻を知ることができる。部屋の中をもう一度見渡してみたが、母親の姿もなければ、部屋の隅のローテーブルの上にいつも置かれている携帯電話も見当たらない。母親も携帯電話も、外出したまま、戻って来ていないようだ。
 母親が不在であることに安堵と落胆が入り混じったような気持ちになりながら、僕は床から起き上がり、まずはトイレへ、それから洗面所へ向かった。トイレにも洗面所にも、その隣の脱衣所にも、浴室にも、家族は誰もいなかった。用を足して手を洗ってから顔を洗う。
 洗面所の鏡には、皮脂にまみれた髪が額にべったりと貼り付いている僕の顔が映って、顔を洗うついでに蛇口の下にまで頭を突き出し、髪を濡らしてごしごし擦ってみたけれど、物事が好転したようにはまったく思えなかった。どこかにあるらしい傷に、水がしみて痛かった。
 何日も着替えていない服からは饐えたような臭いがしていたし、手も足も少し擦るだけですぐに垢が剥がれ落ちた。もう何日間、風呂に入っていないんだろう。この部屋のガスが止められてからどれくらい経ったのか、思い出せない。今はこうしてトイレも使えるし顔も洗えているけれど、水道が止められる日も近いのかもしれない。
 いつ洗濯したのかもわからない、黄ばんだタオルで濡れた髪を拭きながら洗面所を出た。さっきまで横になっていた廊下を踏みしめて部屋に入り、ローテーブルの下に転がっていた煙草の箱とライターを拾って、ベランダへ続く窓を開ける。
 窓の鍵は開いたままになっていた。素足のままベランダに出て窓を閉めてから、箱から煙草を一本引き抜いて、口に咥えて火を点ける。息を大きく吸って鼻から煙を細く吐きながら、外が思っていたよりもずっと明るいことに気が付いて、もしかしたら、もうとっくに学校へ向かわなくてはいけない時刻になっているのかもしれない、と思った。
 室外機の上に置かれた灰皿に灰を落としていると、アパートの下の通りをふたりの小学生男子がおしゃべりしながら歩いて来るのが見えたので、僕は咄嗟に、ベランダに置かれた目隠しパネルの陰に隠れるようにしゃがみ込んだ。そうすることで彼らから僕の姿は見えなくなり、僕からも彼らの姿が見えなくなったのだけれど、わざわざ顔を確認しなくても、僕はそのふたりが誰なのかを知っていた。同じクラスのハカセとボーロだ。
 ハカセというのもボーロというのも、本名ではなく、あだ名だ。ハカセと呼ばれている、分厚いレンズの眼鏡を掛けた背が小さい男の子は、確かキョウイチロウというのが本名で、もうひとりの、ボーロと呼ばれている体格の良い坊主頭の男の子は、ヒトシというのが本名だ。ヒトシというよりフトシという感じだけれど、そう呼ぶと泣くまで殴られるので、誰も間違ってもそうは呼ばない。クラスメイトのほぼ全員が、ふたりのことをハカセ、ボーロを呼ぶので、僕はそのふたりの名字を思い出すことはもうできなかった。
 ふたりは近所に住んでいるのか、仲が良いのか、登校の時間になるといつも決まって、おしゃべりしながらこのアパートの前の通りを南から北へと歩いて行く。朝から元気が良いことに、ふたりの会話はベランダにいる僕にまでよく聞こえてくる。
 話の内容は、昨日観たテレビのことか、スタストとかいうゲームのことがほとんどで、ときどき、マッドシューターの最新モデルがかっこいいだなんて、スニーカーの話をしていたりする。今日はなんの話をしているのだろうと思いながら、目隠しパネルの陰で煙草を吸っていると、僕がそこにいることなんて知りもしない彼らが、いつも通りおしゃべりをしながら歩いて行く。
「なぁ、聞いたか? 昨日皆がしてた噂話」
「ナルミヤさんの話でしょ? あんなの信じられないよ。何か証拠があるのかなぁ」
「でもほら、火のないところにナントカって言葉もあるだろ。何にもないのに、ナルミヤがエンジョコーサイしてるなんて噂、出回る訳ない」
「あれって、ヒナカワが言い出した話だよね。ヒナカワってほら、ナルミヤさんと仲良くないじゃない。なんでヒナカワが、仲良くもないクラスメイトの秘密を知ってるのか、不思議に思わない?」
「なんだ? ハカセはナルミヤの噂が嘘だって疑ってるのか? 信じたくないって? なんだハカセ、お前、もしかしてナルミヤが好きなのか?」
「ち、違うよ! ただ僕は、ヒナカワがナルミヤさんを嫌いだから、あんな噂を広めたんじゃないかって思ってるだけで……」
「なんでヒナカワがナルミヤを嫌ってるってわかるんだよ?」
「だってほら……ナルミヤさんは美人だけど、ヒナカワはブスじゃん……」
 僕は短くなった煙草を灰皿に押し付けて、火を消してから立ち上がる。部屋に戻る頃には、ハカセとボーロの会話は聞き取れないくらい、ふたりはもう遠くへ行ってしまっていた。
 一本抜き取ったことが判明しないことを願いながら、煙草とライターを元通りローテーブルの下に置き、それが不自然に見えないよう、あたかもずっとそこに転がっていたことを装うようにその角度を微調整してから、台所の方へと目を向けた。
 電気を点けないといつも薄暗い台所は、窓の近くからでは中の様子がよく見えない。僕は意を決して、台所へと近付いた。食べられる物がほとんどなくなってしまって久しい台所は冷え切っていて、とても静かだ。冷蔵庫のコンセントはとっくの昔に引き抜かれているし、蛇口も長いこと捻られていない。
 時計の秒針さえも止まってしまった今、家の中は恐ろしいほどに静かだった。ただじっとしているだけでは、この空気に取り込まれて、僕まで透明になってしまいそうな、そんな錯覚に陥りそうになる。僕は台所の入り口に立って、その薄暗がりの中を覗き込んでみた。
 台所の床の上にはどす黒い色をした水溜まりが広がっていて、その中心には、僕の父親が倒れている。
 たいした深さもないはずの水溜まりの真ん中で、溺れてもがいているかのように、こちらへ右手を伸ばしたまま、どこか遠くをじっと見つめたまま動かない父親は、もうかれこれ二日はこのままの状態で、脈を確かめるまでもなく、完全に絶命していた。心臓を刺し抜いているのであろう包丁の切っ先が、父親の背中から突き出していて、その汚れた銀色だけが、暗闇の中で妙にはっきりと見える。それはひどく恐ろしい光景だった。
 怖いからなるべく見ないようにと過ごしてきたけれど、一度目を向けてしまうと、まるで縛り付けられたかのように身体が固まり、目線すら動かせなくなってしまう。ずっと見つめ続けたところで何も変化など起きないのに、僕は間違い探しでもしているかのように、目の前の光景を食い入るように見つめている。
 ふと、父親の身体の下に広がっている水溜まりの中に、何かが転がっているのを見つけた。今まで何度か台所を覗き込んでいたけれど、それに気が付いたのは初めてだった。
 あれはなんだろう。恐る恐る、水溜まりへと近付いた。その時、突然父親の右手が動いて僕の足首を掴んでくるところを想像してしまい、思わず悲鳴を上げそうになった。けれどそれは僕のただの妄想で、実物の父親はやはりぴくりとも動かない。明らかにこちらを見ている様子のない両目が、それでも僕を見つめている気がして、何度も父の顔を見てしまう。家にいる時はいつも父の機嫌を窺って過ごしていたけれど、死んでからも顔色を窺わなくちゃいけないことが急に馬鹿馬鹿しく思えてきた。それでも、一度想像してしまった恐怖から逃れることはできない。僕は怯えながら水溜まりに落ちている小さなそれを拾い上げる。
 ねちょ、という感触がして、指に赤と黒の中間色のような色が付着する。「それ」も僕の指を汚したのと同じ液体がべったりとこびり付いていて、摘まみ上げた「それ」がなんなのか、最初はわからなかった。「それ」は小さくて、金属でできていて、何かを挟むような形状をしていた。
 しばらく見つめているうちに、僕の目は「それ」にまだ汚れが付いていない部分があることを発見し、そしてそこに描かれているのが水色の水玉模様だと認識した時、僕はナルミヤのことを思い出した。
 透き通るような白い肌、まっすぐ伸びた長い髪、大きな黒い瞳。ナルミヤは僕のクラスの一番美人な女の子で、いや、きっと、学校で一番の美人だ。けれど誰も、彼女が笑ったところを見たことがない。というのが、もっぱらの噂だった。
 ナルミヤは笑わない。そして、人前で口を開くことはほとんどなく、開いたところでつっけんどんな、素っ気ない言葉が棘にまみれたような声音で吐き捨てられるだけなのだった。彼女がクラスメイトを見つめる時、それは眉をひそめるように細められた冷ややかな眼差しで、ぱっちりとした瞳が台無しに思える。ナルミヤの美しさは、男女問わず誰でも彼女と仲良くなりたくなるような、ずば抜けた輝きがあったけれど、当の本人がそういう具合でしか他人と関わろうとしないから、誰も彼女には近付かない。しかし誰ともつるもうとしないその姿勢が、彼女の美しさをより一層引き立てているように見えなくもない。
 ナルミヤは孤高だ。クラスメイトの誰にも似ていない魅力が、彼女にはある。
 僕は指先で摘まんだ金属片を見つめたまま、どうして今、彼女のことを思い出しているのか不思議であったが、やがてその水色の水玉模様が、ナルミヤの左耳の上、髪に留められているパッチンヘアピンの模様だと気付き、そしてこの金属片が、彼女のヘアピンなのだとわかった。
 これはナルミヤの物だ。だから、彼女に返さなくてはいけない。
 そう思った僕は洗面所に引き返し、ヘアピンを洗った。赤黒い粘着質な汚れは、執念深く擦���続けているうちに流れ落ち、それから、自分の手もよく洗った。もう何日も風呂に入っていない僕の頭を拭いたタオルでナルミヤの私物を拭くことをなんとなく躊躇して、軽く水を切ってから、僕はそれをズボンのポケットへと入れる。
 学校へ行ってみよう。ナルミヤはきっと、登校しているだろう。
 汚れがマシな靴下があったら履こうかと思ったが、そんな物はどこにも見つけられず、僕は裸足のまま玄関へ向かった。
 玄関の土間には、僕のスニーカーと父親のくたびれた革靴と、妹のリスコが落ちていた。リスコは手足を縮めるようにして土間にうずくまり、まるで芋虫のようだった。うつ伏せの姿勢のまま、そこにじっとしているので、顔は見えない。ぐっすり眠っているのか、僕がすぐ側でスニーカーを履いても、ぴくりとも動かなかった。
 僕と同じようにずっと入浴していないリスコの髪には、ところどころ綿埃が付着している。その髪は明るい茶色をしていて、これはリスコが母親にねだって市販の薬剤で染めてもらったからだった。茶髪になったことが嬉しくて、はしゃいでいた妹の様子をまるで昨日のように思い出す。でも今は、その髪も汚れきっている。
 妹はいつから、ここで寝ているんだっけ。
 リスコは昔から寝起きの機嫌が良くない。起こそうとして噛みつかれたことも一度や二度ではないし、あの父親でさえ、眠っているリスコを起こそうとはしない。だから僕は、妹には触れることなくスニーカーを履き、その横を黙ってすり抜けた。
 玄関のドアを開けて、外へと出る。家の鍵は持っていないので、ドアを閉めても鍵は閉められない。僕が不在の間に誰かが訪ねて来て、うっかり妹を起こしてしまうなんてことが、なければいいのだけれど。
 家から一歩外に出ると、不思議と気持ちが楽になった。僕が家の中にいるとどことなく居心地が悪い理由は、そこに両親がいるからだと今まで思っていたけれど、母親が帰って来なくなり父親が呼吸をしなくなっても、やっぱり家の中にはいたくないというのが、僕の本心らしかった。比較的軽い足取りでアパートの階段を降り、学校へ向かうための通学路を歩き出す。スニーカーの中に溜まった砂が、たちまち足の裏にまとわり付くのが気持ち悪かった。
 どうやら小学生が登校する時間はとっくに過ぎているようで、もうどこにも黄色い帽子やランドセルを身に着けた子供の姿を見つけることはできなかった。ひとりでとぼとぼと学校へ続く道を歩きながら、そういえば僕のランドセルはどうしたんだっけ、と考えた。
 学校へ行くのであれば、ランドセルくらいは持って行っても良かったかもしれない。でもどうせ、教科書もノートもないし、鉛筆は皆折れているし、ランドセルだけあってもどうしようもない。
 葉桜になった桜並木を歩いて行くと、途中、一本の桜の木の陰に、思わぬ人物の姿を見つけた。ナルミヤだった。
 彼女は桜の木にもたれかかるようにして立っていた。しかし、登校の時に被るように言われている黄色い帽子も、真っ赤なランドセルもない。足元はいつもと同じ、エナメルの黒いスニーカーだったが、黒と白のワンピースは、学校の制服ではなかった。ナルミヤは僕に気が付くと、まるで汚物でも見るような目をして、顔をしかめた。
「……ケイタくん」
「おはよう、ナルミヤ」
「……おはよ」
「ここで、何してるの?」
「別に」
「学校、行かなきゃいけない時間じゃないの?」
 ナルミヤは僕から顔を背けるように真横を向きながら、それでいてその目は、突き刺すように僕を見ていた。
「そう言うあんただって、学校は?」
「今、行くところ」
「……その格好で?」
「うん」
「あっそ」
 僕はポケットの中からパッチンヘアピンを取り出して、ナルミヤへ差し出す。
「これ」
「……何それ」
「これ、ナルミヤのでしょ」
「なんであんたがそれを持ってるの?」
「僕の家に、落ちてた」
「…………」
「これをナルミヤに返そうと思って、それで学校へ行くところだったんだ」
「…………」
 ナルミヤはまるで引ったくるように、僕の手からヘアピンを取ると、すぐさまそれをワンピースのポケットへと仕舞った。横を向いたまま目だけで僕を睨んでいるのは、変わらなかった。
「そのために、来たの?」
「うん」
 学校に辿り着くずっと手前で、ナルミヤに会えたことは予想外だったけれど。
「それだけ?」
「うん」
「…………」
 彼女は僕を睨みつけていたが、やがて、その目線さえもそっぽを向いた。
「ケイタくんさ、わかってんの?」
「何を?」
「あんたのお父さん殺したの、私なんだよ」
「うん」
 僕は頷いた。
「私のヘアピン、証拠じゃん。私が殺したっていう証拠」
「そうかな」
「だって殺人現場に落ちてるんだよ。犯人が落としたんだって、思うでしょフツー」
「そうかも」
「ケーサツ呼んでないの?」
「呼んでない」
「なんで呼ばない訳?」
「うち、電話ないし」
 ナルミヤの目がさらに細くなる。細くなればなるほど、僕を貫くように視線が研ぎ澄まされていくように感じる。しかし今、彼女の目は僕の方をまったく見ようとしていなかった。
「はぁ? 電話なんかなくたって、ケーサツくらい呼べるでしょ。近所の人とか、お店の人とか」
 周囲の大人に助けを求めれば良い、と言いたいのだろうか。しかしナルミヤは、それより先の言葉を口にはしなかった。
「あんたのお父さん、どうなってんの?」
「どうもなってないよ」
「どうもなってないって?」
「そのまま」
「あれから、ずっと?」
「そう」
「…………」
 ナルミヤは最大級に嫌そうな顔をした。
「…………きもちわる」
 ぺっ、とナルミヤは僕に向かって唾を吐いた。彼女の唾液は、放物線を描いて僕の足下へと落ちる。僕がその唾液の、白いあぶくを見つめていると、ナルミヤは心底不機嫌そうな声で、怒鳴るように言う。
「用が済んだらさっさと失せろ。二度とその面を見せるな」
 それはまるで、僕の母親が言いそうな言葉だった。けれど彼女が僕の母親に似ているとは、ちっとも思わなかった。ナルミヤの方がずっと綺麗だ、と思った。
 学校へ向かおうと思ったけれど、目的はすでに達成してしまったし、もう何もすることはないので、僕は家に戻ることにした。さっき出て来たばかりなのに、もう引き返すのかと思うと、それだけで足が重くなる。結局、僕はあの家から逃れられないのだろうか。のろのろと歩きながら、一度だけ後ろを振り返ってみたけれど、もうナルミヤの姿はなかった。
 ナルミヤはどこへ行ったのだろう。あの格好だと、学校へ向かった訳ではないような気がする。彼女も家へ帰ったのだろうか。それとも、僕の予想もつかないような場所へ向かったのだろうか。
 帰っている途中、どこからかサイレンの音が聞こえてきた。パトカーのサイレンだ。家が近付くにつれて、その音はどんどん大きくなっているような気がした。
 寝ていたリスコは、この音で起きてしまうかもしれない。寝起きの妹の相手をするのは、考えるだけで嫌な気持ちになる。妹なんて、一生あのまま、目覚めなければ良いのに。もしくは、リスコはもうとっくに、死んでいるんじゃないだろうか。起こしたくないから触りたくなくて、ずっと土間に転がしたままにしていたけれど、本当は、もう二度と目覚めないのかもしれない。
 アパートの前まで来ると、そこには三台のパトカーが停まっていた。近所迷惑を考えてか、さすがにサイレンは鳴らしていなかったけれど、赤色灯がくるくるくるくる、風車みたいに回っている。目の前の光景に呆然としていると、二部屋隣に住んでいるおばさんが駆け寄って来る。僕の家のドアは開いていて、中から出て来た警察官が階段下にいる僕を黙って見下ろした。
 やっぱり、家の鍵をもらっておけば良かったな、と僕は少なからず後悔して、今度母親に会ったら、ちゃんとそれを伝えようと思った。でもそれと同時に僕は、もうこの家に二度と母親が戻って来ないような気もした。
 と、いうのはすべて、僕の妄想だ。
 現実の僕は、きちんと制服を着て、黄色い通学帽を被り、ランドセルを背負って、玄関で靴を履こうとしている。ママは僕の後方、廊下の奥の部屋の入口で、中にいる妹のリスコに熱心に声をかけている。
「リスちゃん、もう出掛ける時間よ。いつまでもぐずぐずしているなら、ママは先にケイちゃんを学校へ送りに行くけど。ねぇ、本当にいいの?」
 リスコは部屋の中から何か返事をしたらしかったが、なんて言ったのかまでは聞き取れなかった。
「そう、じゃあ先に行くからね。ケイちゃんを送って帰って来たら、ママと一緒に学校へ行きましょうね」
 ママはそう言うと、廊下を早足で歩いて来た。
「ケイちゃん、先に行こう。リスコは後で送るから」
 僕は黙って頷いた。ママは仕事に行く時の洋服を着ているのに、靴はいつもの黒いヒールではなく、コンビニに行く時のピンク色のサンダルを履いた。僕を小学校へ送ってからそのまま会社へ向かうのではなく、どうやら本当に、また家へと戻って来るつもりらしかった。でも、ときどきママは間違って、そのサンダルで会社へ行ってしまうことがあって、だから僕は、ママがサンダルを履いたことを指摘するかどうか悩んだ。
 けれどママの言葉の端々が、妙に尖っているように聞こえることに気が付いたので、そのことを口にするのはやめた。決して表情に出さないように努めているようだったけれど、ママが今までになく緊張しているのがなんとなくわかった。  僕はアパートの階段を先に降りて駐車場の車のドアの前に立ちながら、玄関を施錠したママが後から階段を降りて来るのを待った。車の鍵を操作したのか、唐突にピッと車の鍵が開いたので、僕は後部座席に乗り込んで、さっき背負ったばかりのランドセルを隣の座席へと置く。運転席に乗り込んだママが何も言わないままシートベルトを締めて車のエンジンをかける。ルームミラーで後部座席の僕をちらりと見て、いつもだったらそこで、「ほら、シートベルトしなさい」と言うはずだったけれど、今日のママは「じゃ、行くわよ」と言っただけだった。
※『非・登校』(中) (https://kurihara-yumeko.tumblr.com/post/766015430742736896/) へと続く
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