✿ 大学芋
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今日は新潟大学んとこでお仕事。 近くのいつも行くお店で遅めのランチタイム。 #揚げ物 #揚げ物大好き #唐揚げ #学生の溜まり場 #学生街 #学割あるよ #客層が若い #ボリュームランチ #大盛り無料 #塩唐揚げ #むね肉レシピ #胸肉 #あっさり唐揚げおいしい #ランチ時間が長い #どれも美味しい #お昼には安心 #日替わりランチ #いつもお客さんが多い #鶏肉料理 #鶏肉好き #ご馳走様でした #お財布に優しい (うめこまち) https://www.instagram.com/p/Ci-Igehvsob5_crr1u8vp1Lq3JF0Tiix51s5H80/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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近代イタリア料理の父と言われる、ペッレグリーノ・アルトゥージ。
彼がイタリア料理に果たした���績はとてつもなく大きなものがあります。
それは、「イタリア各地の地方料理を、イタリア料理としてまとめ定義した」ことによるものです。
アルトゥージはロマーニャ地方フォルリンポポリの食料品店の息子の生まれ。家業は継がず、リヴォルノとフィレンツェで銀行家・両替商としてひと財産を築き上げました。当時のイタリアの主人公・ブルジョワであったわけですね。
アルトゥージの趣味は料理で、作ることもそうですが、何より食べることが大好き。食料品店を営む父親譲りのものがあったらしく、若い頃からナポリ、ローマ、パドヴァ、トリエステ、トリノなどなどイタリア各地を巡っては、その土地の名物料理を食べて周りました。
レストランや宿屋、市場、一般家庭にまでお邪魔しては、その料理のレシピについて話を聞き、また調理の様子を観察して記憶。そのレシピのメモを郵送してもらうことを大変好みました。
それら長年に渡る地方観察をまとめた本が1891年にフィレンツェで出版された「料理の科学と美味しく食べる技法」でありました。
この本は爆発的にヒット。
版を次々に重ね、イタリアの各家庭にあるとすら言われるほどの、「国民的料理本」になりました。
アルトゥージの偉大なところは、現在の我々が想像する「イタリア料理」の定番を採用し提示したところにあります。
「ジャガイモのニョッキ」がイタリア人の好物になったのも彼の本の影響だし、「トマトソース」をパスタにかけることを全土に普及させたのも彼の功績です。18世紀までトマトは「有毒」な植物と考えられており、19世紀からようやくジュースやソースとして使われてはいたものの、肉にかけれていた程度で、パスタにかけるという発想は当時の人はなかったのです。
初めてトマトソースをパスタにかけて食べてみたのはナポリの庶民。そのレシピをアルトゥージが入手して料理本に掲載したことで、一気にイタリア全土に広がったのです。今や、トマトソースのないパスタなんて考えられませんよね。
「イタリア料理」の統一運動|尾登雄平(世界史ブロガー・ライター)
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マーケティングを学んだことのある読者なら、大手食品会社ゼネラル・ミルズが1950年代に発売した、「ベティクロッカー」に関する有名なケーススタディをご存じかもしれない。
このケーキミックスは、水を加えて混ぜて焼くだけの優れた商品だったにもかかわらず、当初の売上げは振るわなかった。経営陣はこの状況に首をひねったが、やがてその謎が解けた。この商品を使うとあまりにも簡単にケーキが焼けるために、その購入者が「手抜きをしている」という後ろめたさを感じていたのである。このような顧客理解を踏まえて、同社は原材料からエッグパウダーを取り除き、購入者が卵を割り入れて混ぜるレシピに変えた。この小さな変更によって、つくり手の気持ちが楽になり、売上げの増加につながった。それから70年経ったいまも、ほとんどのケーキミックスはつくり手が卵を加えるレシピのままである。
このストーリーには、自動化された商品やサービスの導入が活発化している現代に通じる教訓がある。企業は、顧客がその商品・サービスだけでなく、それらを使う「自分自身」に対してまで、どのような感情を抱くかを深く理解する必要があるということだ。
AIは私たちのアイデンティティや消費活動にいかなる影響を及ぼすか 顧客や従業員の心理的な障壁に目を向けよ | ギゼム・ヤルチン,ステファノ・プントーニ | ["2024年1"]月号|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー
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たしかに子どもの頃から食っている。
小学生のころ、仲間で野球をやった後に小遣いで食えるものといえば、駄菓子かスガキヤだった。
たしか200円もしなかったと思う。
ソウルフードといえばそうかも知れない。
高校生の頃には今池の地下にエロ映画専門の劇場があるビルの1階にあった店で学校帰りによく食った。
大人になってからもショッピングセンターなんかのフードコートにあったりしたので時々。
亡くなった母が、ここのソフトクリームが好きだった。
そんなスガキヤラーメンをリュウジさんが再現していた。作らざるを得ない。
最後に食ったのはいつだったか。
岡崎市にいる頃だから、もう8年以上昔だ。
リュウジさんレシピでできたスガキヤを食いながら(こんなんだっけかな?)なんて思っていた。
しょうゆ豚骨で魚介だしが効いている記憶はある。
今回作ったものも、たしかにそういったものを入れている。
確かめるにはもう一度食ってみるしかないが、残念ながら東京には店舗がない。
インスタントという手もあるが、スガキヤの店舗は生麺なので、ちょっと違う。
ま、また名古屋に帰るときまでの宿題だ。
「トマトジュースのポモドーロ」「小松菜とナス、トマトのアンチョビ炒め」
なんかオサレな感じだが作るのはおっさんである。
相変わらず盛り付けがあり得ない。
ごちそうさん。
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英国のメディアもフランクル氏の提案に対し、ひとつまみの塩以上の反応を示している。
ガーディアン紙は「水道のぬるま湯で紅茶をいれる国の科学者が、完璧な1杯のためのレシピを発見したと主張している」と報じた。
デイリー・メール紙も「フランクル教授は自分の発見が確固たるものだと主張した。紅茶がコーヒーの脇役にすぎず、氷を入れて出される国から来たにもかかわらず」と伝えている。
紅茶のいれ方を米科学者がアドバイス、英国人の憤慨に米大使館が対応 - CNN.co.jp
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たまごやき
大好きなあなたのことを考えながら、卵焼きを焼いている。
そんな詩めいた言葉を口に含みながら、よく溶いた卵をフラ���パンへ注いだら、弱火に熱した鉄のうえで薄い黄色がふくふく泡立った。洋食屋のシェフだった祖父直伝の卵焼きのレシピの内容は、たまごと醤油と砂糖、あと塩だけ。あせったらすぐ焦げてしまうので、深呼吸しながら巻いてゆく。出来上がった卵焼きの完成度で自分の気分が分かるのはまた別の話。
そうやって、わたしは今、もうこの世にいない大好きなあなたのことを考えながら、卵焼きを焼いている。
だって、卵焼きを焼くと、あなたの耳のうしろへ鼻を寄せたときと同じ匂いがするから。
あなたはわたしのお誕生日の次の日におうちへ来てくれた。茶色くて、骨が太くて、レッドアンドホワイト、オス、と札がついていた。お店で抱っこしたときはあんなに大人しかったのに、うちにくると暴れん坊になった。ラッキーって名前をつけようとしたら、父親が「こいつはそんな感じじゃない」と言って、すぐに〈チャチャ〉という名前になった。本当に声が大きかったよね。すっごいうるさかったよ。横に住んでるビーグルの男の子と、窓越しによく会話してたよね。散歩がすっごく好きだったよね。行けない日は網戸越しに外を見てたよね。バイクもトラックも本気で追いかけたよね。獣医さんの処方した薬は嫌いだったよね。そうそう、話は戻るけど、あなたをお会計(ペットショップ)してるとき、この子は心臓が弱いから生きられても12年ですって言われたんだよ。わたしは10歳だったから、説明を受ける両親の後ろで指を折って22歳まで数えてみたな。実感湧かなかったな。小さくてかわいいリボンを首につけて、ケーキを持ち帰るときとそっくりの段ボールに入って、空気穴から鼻を出してるあなたを見ながら、約12年のカウントダウンが始まりました。懐かしいね。
大好きだよって何度抱きしめただろうね。
私が悲しかった夜。外の空気を吸いたくて、でも門限が厳しかったからひとりでは出られなくて、「散歩連れて行ってくる」って口実で抱っこしたら、眠そうだったのに一緒に歩いてくれたよね。絶対前を歩いてくれたよね。でもそれはただ、自動販売機のひかりに吸い寄せられていたからだって知ってるよ。歩くたびに背中の毛が羽根みたいにふわふわゆれて、あれ、今思えば癖っ毛だったのかな。いろんなところでいたずらしてたし、オムライスのたまごをつまみ食いしたこともあったよね。勝手にテーブルに登ってティッシュを散らかしてたよね。私がリコーダーの練習をしてたら、エーデルワイスに合わせて遠吠えし出したのにはびっくりしたな。あれ今ネットに流せば話題になるんじゃないかな。いろんな携帯を経由してるからもう画質がびがびだけどね。
梨が好きだったよね。おじいちゃんの焼いたパンが好きだったよね。大きい毛布が好きだったよね。こたつも好きだったよね。ひとりっ子でわがまま放題だったあなたに、弟ができたのはその頃でしたね。黒いチワワのちくわ。妹命名です。手の先だけが茶色くて、ちくわをはめているみたいだったかららしいよ。最初は喧嘩してたけど、ちくわがあまりにもどこ吹く風だから、あなたは早々に諦めていましたね。いいコンビだったよ。お留守番も悲しくなくなったよね。いきなり部屋の電気をつけたら、ふたりでまぶし、って顔してたよね。血は繋がってないのに面白いくらい似てたよ。そしてそのまた次の年、コーギーのまめが来て。まめとは……相性あまり良くなかったよね。おんなじ毛の色してるくせにね。たまに、未知の生命体と交信するみたいに見つめ合ってたね。かわいかったよ。なんだかんだ一緒に寝たりしてたよね。リビングに毛玉がみっつ落ちてる光景、好きだったな。
あだ名たぶん10個くらいあるよ。思い出せないけど。チャチャはチャっくんになって、テレビでもののけ姫が流れた次の日、ヤックルにちなんで、チャックルになったよね。どうせなんて呼んでも振り向くんでしょあなたはね。
変なところ鋭かったよね。動物的勘っていうやつなのかな。
家出しようとしたら、静かに目で行くなって言ってくれたよね。
部活の大会で負けて、頭に顔を押しつけて泣いて、あたまびっしょびしょにしちゃってごめんね。
受験勉強で夜更かししてじゅうぶんに寝かせてあげられなくてごめんね。
うるさいって言ってごめんね。でもそれはほんとにうるさかったからこれでおあいこです。
私が大学生になって、あなたの心臓がいよいよ悪くなって。大好きなおじいちゃんの食パンに包まれた薬を飲んでたよね。たまにぺって吐き出して怒られてたよね。たまに発作を起こしてたよね。つらかったよね。何もできなくてごめんね。
夜寝る前に、こっそりあなたの頭に鼻を寄せて、おやすみ、大好きだよ、って言うようになったのはその頃です。そして、卵焼きの匂いがすると知ったのもそれがきっかけです。ごめんね。でもね、朝起きて、あなたが死んでいたら後悔すると思って。自分勝手でごめんね。嫌だったよね。いや生きてるわ、って思ってたよねきっと。でもさ、そんな���とでわたしのこと嫌いになったりしないよね。警戒心の強いあなたがわたしのお腹でぐーすか寝るくらいだもん。家族だもんね。
わたしがあなたを最後に見たのは、冷蔵庫の前に伏せをしている姿でした。いつも通りでした。この夜が山場だって両親から言われて、覚悟はしてたの。でもどこかで、大丈夫だろうって思ってたのも本当だよ。だってあなた信じられないくらい骨が太いんだもん。叩いたら太鼓みたいな音するんだもん。チワワのくせに8kgもあったんだもん。あっ、体重測るのはわたしの役目だったよね。わたしがあなたを抱いて体重計に乗って、表示された数字から48を引いたら、あなたの命の重さが分かりました。……そんな重くなかったって? ちゃんと重かったよ。そしてね、すっごいあったかかったよ。
朝。ベッドで寝ていたら、父親が入ってきて。目が覚めたのが先か、父が口を開いたのが先か覚えていないけど、そこで全部を悟りました。父親がわたしに声をかけるときは、決まって大事な話があるときだから。
チャっくんが死んだわ。
一言一句たがわず覚えています。
ベッドから出て、階段を降りて、リビングの柵を跨いで。この柵はね、あなたが脱走するから苦肉の策で設置したやつね。それを跨いで。
頭の横に母、足元に父、おなかのよこに妹。そして心臓の前にわたし。ちくわとまめはどこにいたかな。ごめん二人とも、その瞬間だけは見えてなかったかも。許してね。
死んでたね。
涙が出なくて。だって悲しくなくて。強がりとか薄情じゃなくて、分かってたから。半分だけあなたが死ぬって分かってたから。そっか、死んじゃったかって、あなたの目の前にいるくせにそんなことを思ったわたしのこと怒ってる? ……怒ってなさそうだね。この世の終わりのように泣く母に相槌を打って。初めて見る父親の泣き顔にびっくりして。妹は泣いてなかったったかな。
あまりにも悲しくなくて、普通にお化粧をして、遊ぶ約束をしていた友だちとそのまま遊びに行って、パスタを割り勘して、電車に乗って帰って、恋人に迎えにきてもらって。こうやって文字にしてみたらすごく最低なやつだね。実際そうだよ。母親は不満そうでした。その反応が普通だよ。
だって、悲しくなかったの。当たり前だったから。あなたが生きていようが死んでいようが���わたしがあなたを好きなことに変わりはないし、今まで生きてきた時間は消えないし、思い出もなくならないから。そしてね、あなたが死んでからいまこの瞬間まで、あなたが死んだことを悲しんで涙を流したことはありません。懐かしくて泣いたことはあるけどね。
それは、あなたがぜんぶを連れ去ってしまったからです。
ビルでも建てられそうな隆々とした骨の中で、弱かった心臓を守っていたあなたは、いつだって気丈で跳ねっ返りが強くて。わたしが煌々と電気をつけて勉強するから寝不足だっただろうに、ごはんももりもり食べて。発作のときもどこか豪快で、心配になるような弱りかたはしなくて。ああ思い出した、肉球を怪我してるのに海に入って、血が出てるのに何にも言わなかったよね。気づかなくてごめんね。染みたよね。そんなふうにあなたはずっとまっすぐで。散歩のときはリードを引っ張って。あげく、もうすぐ死にます、なんて診断されて帰ってきて。
好きだったよ。
大好きだったよ。
いや、大好きだよ、今も。
火葬場に行くあなたを、最後にちくわと触りました。まめは連れて行かないでって吠えていました。うまくできた話だよね。泣かせるね。
遺骨になったあなたは、わたしが部活のカメラで撮ったぶさいくな写真を遺影に採用されて、いつもお仏壇はものでいっぱいです。最初はみんなさめざめとお菓子を備えてたけど、今では半分投げやりです。チャっくんにあげとくか〜って軽い感じです。
たまに夢で会いますね。
最初は良かったんだけど、いつしか、夢の中でさえ、なんであなたが生きてるんだろうって思うようになりました。たぶん、わたしにとって、あなたがこの世にいないことが普通になったから。
わたしは、あなたがいないことを悲観的に捉えたことはありません。会いたいなとは思うけど、悲しんで泣いたりはしません。たぶん、これからも。
一月生まれなのに桜が似合うあなたに。
みんなに撫でられすぎてあたまだけ癖っ毛が落ち着いていたあなたに。
悪知恵ばっかり働くあなたに。
ちょっとしゃくれてるあなたに。
しっぽが長いあなたに。
お風呂が大好きなあなたに。
10歳で亡くなったあなたに。
わたしの誕生日プレゼントとしておうちに来てくれたあなたと、その運命に。
耳の後ろが卵焼きなあなたに。
会いたいなと思いながら、さっき、卵焼きをお弁当に入れました。
気が向いたら会いに来てね。今日でもいいよ。そろそろのぼせそうだからお風呂あがるね。明日もお仕事だから早く寝るね。
おやすみ、大好きだよ!
……あれ、なんか伏線回収みたいになった? 職業病かな。うふふ。そうだといいな。
でも本当におやすみ。大好きだよ。
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インプットをやめるな。死ぬぞ。大きく出た見出しだけど、やることは些細で良いと思う。雑誌、中吊り広告、Webサイト、ネット記事、どんな些細な事でも読み込んでみること。あなたがデザイナーなら読み込んで、咀嚼をする。例え、忙殺されていたとしても、気分転換を兼ねて読み込んでみても良いと思う。そして少しでも「アウトプット」をすること。実際にデザインをおこせ、とかじゃなくて、インプットした記事に対しての自分なりの着地点を話すくらいは出来るようにしておく。料理もそうだけど、レシピだけ覚えただけで、美味しいものが作れるとは限らない。例えばセンスによって1回目で美味しく作れたとしても、美味しく作れた理由を「センス」で片付けていると、何度も同じものを作る、別のものを作る時に味が落ちていく可能性がある。これはその人のなり、立場、価値観によって違うことだと思うけど、「センス」というのは何をインプットするか、そしてそのインプットによって、選択や選別をする時に「どれにするか」なのかもしれない。今思えば、Nさんが会社を辞めたのはセンスの枯渇だったり、直近の仕事面の悩みとかではなかったのかもしれないけれど、少なくともこの一連の出来事は、僕自身の強い学びや戒めになったのは間違いない。
デザイナーとしての「ゆるやかな死」|モンブラン|Designer × VTuber
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月の光と海うさぎ【4】
新しい家
新居がある隣町は、田園が広がるのどかな風景の町だった。
父が運転する車の助手席に母、後部座席に私と美夜がいる。私は父の後ろで、美夜は母の後ろで、それぞれ窓に顔を貼りつけてその景色を見つめた。引っ越しトラックが私たちの車に後続している。
「あの家だぞ」と父が言って、私も美夜も急いでフロントガラスを向いた。ざあっと稲穂が続く中に、晴れた空と同じ水色の家があった。
胸がどきどきしてくる。まるでルルが喜んで跳ねているみたいに。実際、心の中にあの陰気な雨は降っていなかった。出窓を見つけたように、私の胸にはさわやかな風が抜けて、爽快なほどだった。
だって、やっとあの学校を解放されたのだ。みんなからのいじめ、先生たちの嫌味、静くんの視線からも逃げおおせた。このすがすがしい光景の町で、ようやく自由を手に入れた!
どんどん近づくほど、新居がびっくりするほど大きな家だと気づいた。一階が車庫になって、その上に二階建ての家があって、実質三階建てだ。遠くから見えた通り壁は水色で、屋根は青、窓���は白、コン���ラストがまるで大空と海原と白雲みたい。周りの稲穂の音も、本物の海みたいだった。
ああ、そうか。海なら心配ない。私の中のルルが海うさぎなら、この家は帰ってきた場所になる。だからきっと、ルルにも友達ができる。私にも友達ができる。ここが私の居場所になるんだ。
新居の前に到着して、大人たちが荷物を抱えていそがしく動きまわる中、私と美夜は家の中を駆けまわって探検した。
いくつもある部屋。木目の階段。大きなベランダ。ぴかぴかのお風呂。トイレだって真っ白だ。
何より嬉しいのは、三階に自分だけの部屋があることだった。今までは美夜と同じ部屋だったから、一気に自分が立派になったような感じがした。私も美夜も「すごい」「すごい」ばかり言うので、母の反対を押し切ってこの家を建てることにした父は、すっかり上機嫌だった。
「自分の荷物は自分でほどきなさいね」
新築の匂いがする自分の部屋で、南向きの窓を開けていると、私の名前が書かれた段ボールが続々と運ばれてきた。私の荷物がすべて部屋につめこまれると、顔を出した母がそう言った。「うん」と私が段ボールに駆け寄り、さっそくガムテープを剥がそうとしたとき、「よかったね」と不意に母が言った。
「えっ?」
「これで、いじめられることもなくなったから」
私は母を見た。母は目は合わせず、そそくさと隣の美夜の部屋に行ってしまった。私は手の中のガムテープを視線を落とし、気にしてくれてたんだ、と思った。
ざざあっと潮騒のような音と共に、涼しい秋の風が舞いこんでくる。そのそよ風がするりと私の長い黒髪を揺らし、深く呼吸すると、白い天井を見上げて自分は救われたのだと思った。
本当にそう思った。段ボールを荷ほどきしたり、住所変更の手続きをしたり、数日、学校に行かなかったあいだは。
そのまま、学校なんて私の生活から消えてしまえばよかったのだ。でも、心が解放感で清らかになって、学校への警戒心さえ流れてしまっていた。というか、何の根拠もなく新しい学校ではうまくいくと思っていた。
新しい中学校には、転入前に母と挨拶に行った。小さな中学校で、学年ごとにクラスはふたつしかないらしい。私は一年二組だと告げられた。田舎なので、特に高齢化で子供が町から減っている。そのため、学校の生徒数も少ないらしく、「でもそのぶんアットホームなんでね」と校長先生はにっこりした。私はその言葉を信じて、ここなら大丈夫そうだと改めて安心した。
アットホーム。確かにそうだったかもしれない。物は言いようだ。
私は分かっていなかった。町にひとつしかない幼稚園、小学校、そして中学校に、エスカレーター式でもないのに一緒に進学してきた子たち。それはひとつの家族であるように、とても密接な関係を作っていた。そのぶん、ホーム外のよそ者に対しては──その危険性を、私はまだ知らなかった。
転校初日、私は黒板の前で丁寧に教室に向かって挨拶したし、できる限りの笑顔だって頑張れたと思う。転校生に奇妙なムードがあるのは、前の学校を去るとき、女の子たちが泣いたことで分かっている。きっとこちらの学校でも、あの空気に押されて誰か私に話しかけてくれるはずだ。
そわそわしていると一時間目が終わり、休み時間になった。ちゃんと答えられるかな。言い間違えたりしませんように。そんな心配をしていると、十分間の休み時間はあっという間に過ぎた。
あれ、と顔をあげて、ふと私は、教室でひとりだけ「違う」ことに気がついた。その違和感が、微妙な被膜を作っていることも。
二時間目が終わっても、私に近づいてくる子はいなかった。無視されているわけではないようだ。みんなのほうも違和感を感じ取っている。そして、どうしたらいいのか分からないというふうに遠巻きに私を見る。
目が合ったら慌ててそらされるので、私から話しかける勇気も持てなかった。だいたい、こちらからみんなに言えることなんて、朝の挨拶で言ってしまった。だから、今度はそれに対してみんなが好奇心を持って尋ねてくれないと、私は誰に何を言えばいいのか分からない。
「え、えーと……み、光谷さん?」
味わうゆとりもなかった給食のあと、昼休みになって、ようやくそんな女の子の声がかかってきた。自分の席で、つくえに伏せって寝たふりすらできずに固まっていた私は、はたと振り返る。
天然パーマっぽい長い髪なのに、どこかおどおどした雰囲気のせいで地味な女の子が、私のかたわらに立っていた。彼女が笑うと、乱杭歯が覗いて、私はぎこちない表情になって「はい」とだけ答えた。
「あ、あの、校内を、あ、案内……させてもらって、いい、かな?」
私はまばたきをして、確かにそれはしてもらわないと困るな、と思った。「お願いします」とうなずくと、「う、うん。じゃ、行こう」と彼女は教室のドアをしめした。
私は席を立ち、彼女についていく。くすくすという笑い声が聞こえた気がした。けれど、ちらと振り返っても、そんなふうに嗤っている人はいっけん見当たらなかった。
彼女は金子さんというらしい。並んで廊下を歩いていると、「お前、ドーモが感染るぞ」と揶揄ってきた男の子がいた。
どうも? 別にそんな挨拶はされなかったけど。そう思って私は首を傾げたものの、やたらと「ドーモじゃん」「うわ、ドーモ」と言われている金子さんが、どうやらこの学校で“生け贄”の立場にあることは察した。
それでも、一生懸命に話しかけてくれるから、私も緊張しつつ金子さんの質問に答えた。前に通っていた学校のこと。おろしたばかりのここの制��のこと。質問されることにただ答えていた。頭が素早くまわっていなくても、おかしなことも悪いことも言わなかったと思う。
なのに、広くない校内をまわって教室に戻ると、金子さんはすっと私を離れて、教室にいた女子グループに私の返答を報告しはじめた。ときどき笑い声が聞こえて、私は急に冷たい手に心臓をつかまれたように、ひやりと不安を覚えた。
あとで分かってくることだけど、金子さんは吃音があって、「どもる」から「ドーモ」と呼ばれているらしい。察知の通り、やはりみんなにいじめられていた。そして、私の情報を流して、いじめっこのグループの仲間になろうとしていたみたいだった。
ちなみに、こちらのほうが田舎町のせいか、勉強の進みが遅かった。前の学校でどこまで進んでいたか訊いてきた数学の先生は、「みんな分からないことは光谷に訊くといいぞ」とかとんでもないことを言った。
学校の勉強は進んでいても、私はそれに追いつけていなかった生徒だ。その先生は何を調子に乗っているのか、授業中に問題を答える挙手がないと、集中的に私を当てて「光谷なら分かるよな?」と黒板に呼んだ。
しかし、当然ながら私はまったく分からない。いくら当てられても、決まって答えられない。脳が張りつめて吐き気がして、「分かりません」の声さえ出なかった。
「あいつ、頭悪いんじゃねえの」
そんなささやきは一気にクラスに伝染した。あっという間に、私は頭の悪い無口な子だとうわさを立てられた。
ちなみに、金子さんは私の情報を使ってもいじめっこグループに昇格はできなかった。それでも、いちいち私に話しかけてきて、それを女の子たちに報告することはやめなかった。教室で失笑が聞こえてくると、私はびくりとすくみそうになった。
教室になじめることがないまま、長く厳しい冬に入った。二学期が終わる直前、その日も私は心の中にもやもやしたものを抱えながら帰宅した。
空は灰色で、すぐにでもあたりは暗くなりそうだ。収穫まで豊かだった田園は、今は耕耘されて土が剥き出しだった。周りに何もないぶん、吹き抜ける風音がすごい。
家に入る前にポストを覗いた。新聞の下に藍色の封筒がある。手紙かな、と手に取ってみると、私宛てだった。誰だろう、と裏返して差出人を確認し、目を開く。
『山田静司』
静……くん? え、何で。ここの住所は教えずに引っ越したのに。
とっさに、私を見つめていた静くんの目がよみがえる。じわりと気分が悪くなった。何だろう、いまさら。何も言わずに引っ越したんだから、いい加減つきまとうなって意味だって察してよ。
びゅうっと寒風が長い髪と紺のスカートを巻き上げ、刺すような冷えこみで我に返る。気味が悪いと思いつつ、一応、静くんの手紙はポケットに入れた。インクのにおいが濃い新聞も腕に抱え、暖房と石油ストーブで暖まった家に入る。
今夜の夕食が決まらないのか、母はキッチンにまだ立たず、リビングのソファでレシピ本を見ていた。「ただいま」と声をかけると、こちらに顔を向けた母は「おかえり」と返す。
私は新聞を座卓に置き、「美夜は?」とリビングだけでなく見渡せるダイニングにも目を向ける。
「友達の家に遊びに行ったわよ」
友達。……そっか。そうだよね。できるよね、友達。
母は私のそんな内心を読んだのかどうか、本を膝に置いた。
「希夜は友達できたの?」
「え……、あ、話す……人は、いるよ」
その人は、私の発言を全部、クラスを牛耳るグループに報告しているけど。
「そうなの。いつでもここに連れてきなさいね」
気まずくて黙ってうなずき、「宿題しなきゃ」とその場を離れた。冷たい爪先で階段をのぼり、自分の部屋に入ると、ほっとしたぶんだけ憂鬱が押し寄せる。
何なの。母も分かっているくせに。どうせ私に友達なんかいない。なのに、何で美夜と較べるみたいに訊いてくるの。
ため息をついて、板張りのドアにもたれる。寒いな、と思ってもストーブまでの数歩さえだるい。
そういえば、とポケットに手を突っ込んで、くしゃっと触れた手紙を取り出した。ぼんやりした目つきで、不器用な文字による自分の名前を見つめる。
捨てようかな。あるいは、ポストに返そうか。そうも思ったものの、小さく息をついて封を切った。淡い水色にグレーの罫線が引かれただけのシンプルな便箋に、あんまり綺麗じゃない字が並んでいる。
『希夜ちゃんへ
いきなり手紙なんて書いてごめんなさい。
住所は野中さんにききました。
僕にも教えてほしかったけど、急な転校だったみたいなので、仕方ないですね。
そっちでは元気に過ごしていますか?
希夜ちゃんが、今までみたいな思いをしてないといいなと思います。
僕は相変わらずですが、大丈夫です。
希夜ちゃんに言われた通り、何をされても強くなりたい。
でも、希夜ちゃんがそばにいないのは、我慢できないくらい寂しいです。
もしこっちに来ることがあったら教えてください。
会いたいです。
静司』
私は眉をゆがめると、便箋をたたんで封筒にしまった。
何だろう。何でそう思うのか分からないけど、喉の奥に水疱ができたような不愉快がせりあげてきた。
何というか、……気持ち悪い。野中さんも、ただで静くんに住所を教えたわけではないだろう。そこまでして、私の住所を調べて、手紙なんて──気持ち悪い。
手紙は、ゴミ箱にこそやらなかったものの、本棚の使っていない引き出しに投げこんだ。返事を書く気はなかった。また手紙は来るかもしれない。だが私が無視していれば、いくら静くんでも、いつかあきらめて一方的な手紙なんてやめるはずだ。普通に考えて、気が引けてくるだろう。私が好きなら、迷惑はかけないでほしい。
ようやくストーブをつけて、冷え切っている部屋を暖めた。制服のままでストーブ��前に座り、熱で赤く灯る光を見つめる。冷たくこわばる頬が、その光に染まって溶けていく。
私は教室で、みんな──金子さん以外には、遠くから眺められているだけだ。何をされているというわけではない。確かに友達はいない。しかしべつだんいじめもない。なのに、こんなにも胸がもやもやして、学校に行くことが息苦しい。
同じ種類���ものを感じるのだ。教室にいると、前の学校でけして溶けこめなかった自分ばかり思い出す。深い深い水中で、一滴の油になってしまったみたいだ。
石を投げつけられないか、教科書を破られていないか、そんな心配ばかりしてしまう。誰も私に近づいたりしない。こんなの自意識過剰だ。はちきれそうな不安を、そう思って抑えようとしても、カマイタチのような鉤爪が腫瘍をつぶし、恐怖が膿のようにどろりとあふれる。
まもなく、冬休みになった。雪が降り積もる中で年を越し、三学期が始まった。相変わらずだった。私は勉強ができなくて、そのことを男子はバカにして嗤い、金子さんは私にあれこれ訊いて、報告された女子グループはくすくすと嗤う。
そんな毎日に、私はまた、朝起きてふとんから出るという習慣がつらくなっていった。母が再びいらいらしはじめているのは分かったけど、朝の通学路をとぼとぼ歩いていると、心が締めつけられてルルの軆が強直するのも感じるのだ。
こんなのダメ。私の心に棲むこの子を怖がらせてはいけない。この子が「つらい」と感じたら、私の精神はまた暗く冷たく沈んでいく。
二年生になったら、クラス替えがある。そうしたら、何か変わるのかな。でも、それって状況が好転するの? あるいは悪化するの? この学校の人はみんな家族だ。そして私はよそ者だ。それは揺るぎなく、変わることはない。
この狭い中学校において、私は招かれざる客なのだ。きっと二年生になったって一緒だ。身内で和気あいあいとしていたい一家は、居座る私に白い目を向け、とっとと去って消えろと訴えてくるに違いない。
【前話へ/次話へ】
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240312
頭の方で音がする。雨の音。道路を車が走る音。
竜宮という名のホテルは壁紙のアクセントもカーテンもイスの座面も、ほどよく全部がブルーで、その統一感が心地よかった。
雨は午後にはやむらしい。
水族館へ行く。もともとは小学校だった水族館。
人懐っこいカメがいた。エサをくれると思っているのかひたすらについてきた。
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240313
桂浜で五色石を拾って、植物園に行って、和紙をみに行った。
つかれてしまった。疲れてしまって、言い合いになって、涙が出てきて、呼吸が乱れる。
こうなるって分かっていた。分っていたのに回避できなかった。
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240314
朝、感情の動きがにぶいままホテルの朝食を食べる。
ちょこんとあったすきやきがおいしかった。
図書館へいく。
木がふんだんに使われた建築できっとユニークなデザインなのだろうけれど、図書館として違和感がなかった。
借りても返せないからレシピをメモする。さつまいものオレンジ煮。今度つくってみる。
本に触れているうちに、少しずつ元気になってきて、安心した。
彼は四国カルストの本をみていた���しく、それがよかったようでカルストを目指す。
行けてよかった、ほんとうに。その壮大さに圧倒されてしまった。
目に映るものすべてに感動して、何度もシャッターを押した。
感じたことを全部メモして、線でスケッチした。
少しでもまた思い出せるように。
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2024梅しごとLESSON
今年も一緒に。
“ワンルームでも狭いお部屋でも、少量でも、ひとりでも、かわいく仕込む梅干し”
これをコンセプトに毎年開催している大人気のレッスン。
このレッスンは梅干し、梅酢、ゆかり、梅麹、梅を使ったスイーツ、その他が学べます。
梅の時期は本当に短く儚いです。
抗酸化作用があり身体を元気にしてくれる梅干しを、我々日本人が作って食べなくなったらどうするんだろう。もちろん最新のヴィーガンフードをクリエイトしていますが、このような伝統的なものこそ、私たちのベースに常に据えて生きていきたい。そんな想いをもって毎年開催をして10年以上になりました。
無農薬のオーガニック南高梅を「梅漬け」の状態まで皆で一緒に仕込み、こちらがご用意した瓶に詰めてお持ち帰りいただきます。今年はピンクベージュの蓋が可愛い漬物瓶をセレクト。
梅雨が明けたら梅をご自身でご自宅で干して頂いて、完成です。
今年は特別に干しネットもお渡しします。
梅干し作りの過程でつぶれてしまった梅の利用方法としてわたしが考案した“梅糀”の作り方もレッスン内容に入っています。
こちらで一年かけて熟成したものを、瓶詰めしてお渡しいたします。
オーガニックの梅、オーガニックの赤紫蘇、藻塩で作るスペシャルな梅干しと梅麹。
このレッスンで梅干し、iinaオリジナル梅麹、梅酢、ゆかりの作り方がわかります。
また、梅酢と梅干しを使った
【VEGAN&GF・ブルーベリーレアチーズケーキ】のデモレッスン&ご試食もレッスン内に組み込みました。レシピもお渡しします。
さらに、去年作ったオーガニック梅干しの出来上がりサンプルもお土産にお渡しいたします。
LESSON日程
6/22(土) 残席1
6/23(日) 満席・キャンセル待ち受付中
6/29(土) 満席・キャンセル待ち受付中
6/30(日) 満席・キャンセル待ち受付中
7/3(水) 満席・キャンセル待ち受付中
※満席のところはキャンセルが出る可能性がありますので、ぜひキャンセル待ちのお申し込みをご連絡ください。
時間 12:30~14:30 ※少しすぎる場合もございます
アクセス 吉祥寺駅徒歩5分 (参加確定された方に詳しい場所をお送りしております)
レッスン料 ¥12,000【レッスン代・材料費・梅お持ち帰り瓶1L・梅麹・サンプル梅干し・ケーキレッスン&試食などなど全て含みます】
◉申し込みメール受領後、指定日までの先払いをお願いしております。お振込によってお申込完了となります。
定員 最大5名(基本4名)
持ち物 エプロン、筆記用具、お手拭、マスク、梅漬けの瓶(大瓶)、梅麹(小瓶)、干しネット(60×60)を入れて持ち帰る大きめのお手提げやエコバッグ、液漏れが気になる方は大きめのジップ袋やビニール袋などもお持ちください。
お申込みはこちらから
●レッスン希望日お書き添えの上、お申込みください。
●PCから受信可能なメールアドレスをご入力ください。(携帯のアドレスはセキュリティで弾かれる可能性が高いです)
●お申し込みを複数名でされる場合は参加者全員のお名前とメールアドレスをお書き添えの上、お支払いをまとめてされるか別々でお支払いをされるか明記してください。
●書籍販売をご希望の方はその旨お申込みの際にご記入ください。
(すでに本をご購入で、お持ちいただければサインをいたしますのでご希望の方は遠慮なくお持ちください)
「MODOKI 菜食レシピ」
「vege&spice」絶版
「SUSHI MODOKI」
いずれも税込1650円
「ヴィーガンフード、はじめの一歩!」税込1760円
●メールの着順でお受付いたしますのでキャンセル待ちになってしまうこともございます。
●システム上、自動返信はありません。着順にご返信しております。
●24時間たっても返信がない場合は再度お問い合わせください。
※ご注意※ よくお読みください
容器や材料の準備、梅干しの仕込み等をしてしまいます。開催10日前からレッスン料の50%のキャンセルチャージを設けさせていただいております。また、開催日から1週間前からの参加者都合にてのキャンセルにおきましてはいかなる理由でも100%のキャンセルチャージがかかります。キャンセル待ちの方が入られた場合はかかりません。
出来る限りキャンセルの無いよう、ご予定がご確定の上お申込みくださいますようご協力お願い申し上げます。
エネルギー溢れる梅干しを一緒に作りましょう!
みなさまからのお申込を心よりお待ちしております。
iina
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2024/1/3
1月3日
年末年始の忙しなさの疲れや寒さから体調が良くない感じで、今日はなるべく寝ていよう!の日だったのでそれにしては活動できた。
昨日受け取ったフィルムはちゃんと写っていた。し、思い通り(ねらい通り)の画だったので嬉しかったしまた写真を撮りに行きたくなった。
CONTAXいいな〜と中古カメラを検索してみて予想通りのお値段に、買えなくはないけれど、何となく散漫な感じの欲に落ち着いた。
とりあえずNikonF100が修理から戻ってきてから考えよう。カメラは買えないけど、生活向上キャンペーン中だったので、きっとあれば良いんだろうな、と思っていたものをインターネットで注文した。
もう一度写真を見返すのが今は少し楽しみ。
なるべく寝てみて10時。
途中大掃除に起きたりしたので、眠いのに寝られない。今日はロキソニンを飲みたくなかったので痛みに耐えた!(耐えなくても良い体にしたい。)
初詣に行って散歩してみよう、と湯島天神へ。
芸術(?)の神様の神社を調べたところ、あまり目ぼしいところがなく、まあ学業でも、まあいいか、と行ってみると大行列!初詣ってこんなに人気なの!と受験を控えた身分でもないし、と列を眺めて上野から御徒町まで歩いて帰ってきた。
途中にいくつか初詣スポットがあったけれど、どこも行列。みんなちゃんと神様にご挨拶してえらい。上野は動物園や美術館が営業していたので人も多くて、旗日!という雰囲気。
途中に寄ったナチュラルローソンで店員さんが「明日は紙コップとかがよく売れるはず!仕事始めだからね。」と話していた。帰りの電車は旅行帰りや帰省先から戻ってきた人も多そうだった。
今日から営業を始めたスーパーで、アーモンドミルク1点だけを買ったらレジの金額が明らかにおかしくて「あれ?」と声に出してしまい、それに対して店員さんも「あら?」となり、変な指摘の仕方をしてしまった。
そういえば1日に元日営業をしていたスーパーでカットフルーツを買ったら、バーコードがついておらずレジを通せなかった。陳列されたフルーツ全てにバーコードが無かった様で、少し一大事。時間がかかりそうだったので、その日は買わないで帰った。
お正月に働くってそうゆうこと?
早めに帰れて、一度片付けなどを済ませ、年末に会うはずだった友人に渡したかったお土産などを配送する準備をして、玄関を出ようとしたところ、同じタイミングでお隣さんが出てきて思わず戻り扉を閉めた。会っていたら新年の挨拶をしていたのかな。
時間があるし、と年末年始はつくれるものを増やそうと思っていたことを思い出し、料理の新境地開拓をしようとスーパーをうろうろして疲れてしまった。
結局、新しく創作する思考の余力はなく、今日もぶんぶんチョッパーでカレーをしてしまった。全然もうカレーの気分じゃないので、残りわずかなスパイスの様子に、ほっとしてしまう。
こうゆう時AIに聞いてみるのもいいのか。「レンジで作れるレシピおしえて」。
昨日観た展示に、入口の挨拶文3パターンをAIに書かせた展示があった。文の構成が、挨拶→展示の簡単な概要→展示を取り巻く今日の状況(ここで、しかし、一方で宿の逆説が入る)→追加の事例→鑑賞者への感謝……という感じが共通していた。この構成を入れ替えて挨拶文をつくってみたくなった。
今日は外に出ている時間が短かったのに、部屋にいると薄着に努めて体を冷やしてしまういつもの悪い生活様式。
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料理で一番大事なのは調味料で、その中でも圧倒的に醤油だね。ワイ調べ。ワイはレシピとかほとんど見ない。インプットはSNSと外食。料理は失敗した分だけ学んできた。マイケル・ジョーダンと同じ考え方。一流の人間は人のマニュアルとか見ないの。自分で失敗して、ひたすら失敗を繰り返して、失敗しない方法を見つけるの。それが一流になっていく唯一の道だと思ってる。ハードル上がってるけど、ワイの料理はまだまだ三流以下です。ほらつらい。
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安売り枠
バーモント
熟カレー
こくまろカレー
とろけるカレー
箱単価はバーモントがやや高いが、パッケージサイズが大きいのでグラム単価では安い。
熟、こくまろ、とろけるの3つはコンセプトが同じなんだと思う。一晩寝かせたカレーが何ちゃらが流行った頃に発売されてる。とにかく無難。
こいつらは原材料の種類が多い。原材料の種類が多いほど複雑で美味しくなるわけじゃなく、ボケてマイルドな味になるということなんだなと。
そう考えると、市販のルーを混ぜて美味しくなるは眉唾。
熟カレーはプレミアム熟カレーと名前が変わって、パッケージに高級感が出て特売の頻度は減った。イメージ戦略なのだろうか。味は変わらないし、特売してないだけで価格も最下層枠のまま。
バーモントはパッと見では出来上がりがとにかく黄色い。かといってターメリックが効いてるというわけじゃない。フルーティで甘味が強い。
小学校や子供会のイベントがやたらバーモントだったせいで、不味いイメージだったけど、意外といける。バターを多めに使って華やかに仕上げてやるといい。せっかくフルーティで甘味が強いって個性があるのに、安いこま切れ豚肉とジャガイモだらけのカレーにしちゃうからダメなんだと思う。ルーじゃなくて貧乏を憎むべき。
安いが最下層よりはちょっと高級感
ゴールデンカレー
ジャワカレー
絶品カレー
人は、松竹梅の3ランクを選ばせると竹を選びたがるらしいが、まさにその竹ランク。
安物を使ってない!
我が家のカレーはこれを使ってるから美味い!
みたいな自尊心のためのルー。
高いって言っても8皿分つくって50円や100円なんて誤差だけど。
ゴールデンは王道。これが家庭のカレーのスタンダードという印象。でも、意外だったけど記憶の中のゴールデンよりも辛味は強い。
ジャワは個性派。けっこう辛い。
辛さの種類が、唐辛子系のとは違った、胡椒系の尖った辛さがある。挽きたてという感じで、熟やこくまろのマイルドさの対極。
絶品カレーは、味の方向は、一つ上のランクのディナーカレーとザ・カリーを意識してるけど、��ースト別入れとかのアイツらの味に届くわけもなく。そもそもカレーって素材からエキスがでるんだから、材料ケチらなければ、肉の旨みも野菜の旨みもでるんで。
高級枠
ディナーカレー
ザ・カリー
はじめに言っておくと、俺はザ・カリー中辛が1番好きだ。とりあえずこれを使ってとにかくレシピどおり作って欲しい。もしアレンジするなら、肉は牛肉を使い、肉と玉ねぎの分量をレシピより増やしてつくると至高の味。
まあ、豚でも鳥でも野菜が何でも、ルーの力でねじ伏せる旨さがあるんだけども。自分で作ると分量が難しい、しかもちょっと高いスパイスのカルダモンの量がちょうどいい。
ザ・カリーが好きすぎてディナーカレーを忘れてた。ディナーカレーはバターの香りが強い。ファンドボーを売りにするが俺はバターの香りのほうが印象が強い。そして、ザ・カリーとは方向が違うけど、やっぱりスパイスの香りも華やか。香りはディナーカレー、コクはザ・カリー。
問題は、この2つはパッケージあたり5皿分とかで、グラム単価は安売り枠の倍。俺がスーパーでザ・カリーを買おうとすると、妻は嫌な顔をする。高いっていってもだ、こんくらい贅沢していいんじゃないかと思うけど。
追記
妻への文句もあるから匿名で吐き出しただけのクソ記事にブックマークがついてビビる。
トラバやブックマークを拝聴し、いろいろ思うところあったのでいくつか補足する。
バーモントが中価格帯という意見。
本文でもパッケージサイズが大きいのでグラム単価では安いと書いたが、バーモントの大箱は12人用で、熟こくまろとろけるは8人用。
バーモントカレーが大箱12皿用、小箱は6皿用。
ジャワカレーは大箱8皿用、小箱5皿用。
印度カレーはバーモントカレーと同じ。
横浜舶来亭
素直に使ったことがない。
それから、今回はハウスSBグリコの3大メジャーに限定した。
あれとあれを混ぜると美味い、このスパイスを足すと美味い系
最初から取説どおりがいいと思うよ。
味噌ラーメンが好きだからっていって、塩ラーメンに味噌足しても思ったとおりの味になるわけじゃないし。
ケチャップとかウスターソースとか粉チーズとか味噌とか醤油で複雑な味にしたい人は、熟こくまろとろけるを使えばいいし。
コンソメキューブとかローリエとかハーブ系が好きならザ・カリーかディナーカレー。牛スジ煮込んだ時とかは、ハーブ系が効いた欧風のルーが合う気がする。
スパイス系を足すくらいなら、好きな方向の製品を買えばいい。我が家はスパイス系が食べたい時はジャワカレーか、「印度の味」って瓶のやつ使ってる。
激辛が好きな人とは食卓を同じくできないからノーコメント。
安いので十分的なコメント
安い商品のほうが、万人に好かれる味を狙った商品でハズレはない。高価格帯になるほど、ニッチな需要を狙ってきてる。シャンプーとかと同じ。
カレー粉(カレーパウダー)
実家はハウスのカレー粉を常備してたのだけど、廃盤になってた。GABANを子会社にしたからGABANのカレー粉が同じものなのかどうか知らない。赤缶、まだあんまり馴染めない。
市販カレールー総評
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英国人がこよなく愛する紅茶のいれ方を巡り、英米間で250年前のボストン茶会事件以来となる外交論争が勃発している。
発端は米国の科学者で大学教授のミシェル・フランクル氏が、紅茶はひとつまみの塩を加えると完璧な1杯が出来上がると主張したことだった。
フランクル氏は飲料の分子科学に関する著書を執筆した専門家。紅茶の苦味を抑えるためには塩を加える必要があると説いている。
だが最高の紅茶のいれ方は自分たちだけが知っているという認識で悪名高い英国人からは、この提案に対して激しい反発が巻き起こった。
[snip]
ガーディアン紙は「水道のぬるま湯で紅茶をいれる国の科学者が、完璧な1杯のためのレシピを発見したと主張している」と報じた。
デイリー・メール紙も「フランクル教授は自分の発見が確固たるものだと主張した。紅茶がコーヒーの脇役にすぎず、氷を入れて出される国から来たにもかかわらず」と伝えている。
紅茶のいれ方を米科学者がアドバイス、英国人の憤慨に米大使館が対応 - CNN.co.jp
楽しそうだなw
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東京は暑い日になった。
毎日最高気温が5℃くらい上がったり下がったりするから本当に参る。
南の海では今年初の台風が生まれたらしい。
昼飯は昨日の「台湾まぜそば」の肉味噌を家人が残したので、それをガパオライスみたいにでっち上げた。ナンプラーなんかも加えてみたが効果は今ひとつ。
まあでも肉味噌だけで旨いから、これでいい。
さすがに日中は外に出る気にならず。
部屋でただひたすらパソコンと睨みあいであった。
晩飯は家人が出かける代わりに娘が来るというので、結局2人分用意する。
名古屋名物「あんかけスパゲッティ」である。
あんかけスパゲッティの餡は実に手がかかっている。とある有名店のレシピを聞いたが、それこそ1週間くらいかけて作るらしい。
それくらい複雑な味わいなので、平日の夕方に思いつきでできる代物ではないのだ。
ただ、なんとなくそれに寄せようとしてみる。
色んなレシピを試したが、キーになるのはダシダとかビーフコンソメとかの動物性のだしだ。
ぼくが今夜作ったのは一見すると天津飯に見えなくもないが、これはポークピカタが乗せてある。
あんかけスパゲッティのデビューは大学のころにアルバイトの休憩に食いに行ったヨコイという店なのだが、社会人になってからは仕事場近くにあった喫茶店のランチにあったあんかけスパゲッティのポークピカタが気に入っていたのだ。
まだあるかな、とGoogleマップで探してみたが、残念ながら建物はあるものの店はなくなっていた。
そこの店のあんかけスパゲッティはソースがとんでもなく熱く、食うたびに上顎を持っていかれるのだが、他の店よりもちょっとピリリと辛く、太めの麺とも相まって大変に旨かった。
ネットを徘徊するとあんかけスパゲッティの色々なレシピを見かけるが、大事なことを省略しているレシピが多い。
それは麺を炒める工程だ。
あんかけスパゲッティの麺は茹で上げたら一度冷水で締めて、オリーブオイルを絡ませてしばらく休ませるのだ。
それで食べる直前にラードで麺をさっと炒める。
麺も温められるしソースにもよく絡むのだ。
ごちそうさん。
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